MD:3/『恐るべき[プレシャス]』
GM:ミドル3。戦闘前にPC同士でゆっくり会話するパートを設けましょう。
キングダム学区 真珠広場
GM:夕方が近づき、強者が集まりつつある公園。
キャレド・クレー:「ううーん、苦味のバランスはこうじゃなくて……フレーバーをもっとナッツ類っぽく……ブツブツ」
キャレド・クレー:キャレドは、拾い集めたチョコで必死に味の分析を試みている。
GM:とはいえ、ここに集う者の目的はあくまで一つ――『本物のチョコレート』だ。
GM:このシーン中は、PCは誰でも任意で〈情報:噂話〉難易度8にチャレンジして構いません。
GM:『本物のチョコレート』の正体がわかります。
天沼チギリ:じゃあやってみるぜ。登場します。
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を1D10(→ 7)増加 (51 → 58)
天沼チギリ:2dx>=8 噂話
DoubleCross : (2DX10>=8) → 4[3,4] → 4 → 失敗
四之宮サヨリ:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 4[4]+48 → 52
四之宮サヨリ:そして噂話!
天沼チギリ:ひぃ~ん!
四之宮サヨリ:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 3[3] → 3
四之宮サヨリ:だめだめ
GM:ノヴァリスの生徒どもの情報収集能力なんてこんなもん
天沼チギリ:アメリアがいないとだめなのじゃ
有崎五派:有崎五派の侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (60 → 66)
有崎五派:噂話!
有崎五派:6dx>=8
DoubleCross : (6DX10>=8) → 10[1,2,4,4,10,10]+10[3,10]+6[6] → 26 → 成功
GM:完璧だ
有崎五派:ま、こんなもんよ(ふぁさ~)
四之宮サヨリ:全てを理解している
GM:では日本在住の過去がある有崎先生は完全に理解しています。
GM:カリーナ・ピガフェッタが取り扱っている目玉商品『本物のチョコレート』とは
GM:ロイズの主力商品たる生チョコレートです。それも、ただの生チョコレートではありません。
GM:ワインとシャンパンが香り立つ"プレシャス"な生チョコレート
GM:イタリア・ウンブリア州の赤ワインをカカオの風味豊かなチョコレートと合わせたガナッシュと、「恋人達のキュヴェ※」という名を持つシャンパンにブランデーを加えて、ホワイトチョコレートと合わせたガナッシュを2層に重ね、チョコレートの器に入れた
GM:生チョコレート[プレシャス]
GM:リアルの世界でもこれを食べたことのある者は少ないでしょう。
GM:※「キュヴェ」とはブドウをアルコール発酵させる容器(キューヴ)からきた言葉といわれ、「生産者のこだわりや特別な想いがこめられたワイン」という意味で使われることが多い用語。
有崎五派:な、なんだって……!?
GM:有崎先生はこの知識を他のPCに披露しても構いません。
有崎五派:スプーンで掬って食べる、特別感溢れたあのプレシャス……!?
天沼チギリ:なんだと…生チョコレートとは…チョコの刺身では…ない!?
四之宮サヨリ:生のチョコなんか食べて……大丈夫なんですか?!健康被害など在ったりは……?!
有崎五派:未開人共め……(過剰な暴言)
天沼チギリ:「キャレド様。これは”本物のチョコレート”の欠片でしたか?」
キャレド・クレー:「た、多分違います……バレンタイン前でみんなチョコレートを買い込んでますから」
キャレド・クレー:「『ロイズ』のチョコレートだけじゃなくて、他の学区のチョコレートも少しずつ混じってるみたいです」
キャレド・クレー:「それに『本物のチョコレート』は海賊部が厳重に管理してるでしょうし……」
天沼チギリ:「なるほど…では”本物”とはいったい…」
四之宮サヨリ:「本物……いえ、このどれもチョコレートであることは間違いないのでしょうけど」
四之宮サヨリ:「本物と語る以上、その他全てが偽物に思えてしまう程のもの」
四之宮サヨリ:「……だとは思うのですが、いまいち想像がつかないというか……」
有崎五派:「──それは当然よ」
有崎五派:「ノヴァリスのスイーツも良くできている。それは確か」突然芝居めいた口調で厳かに語る
有崎五派:「けれど、キャレドが食べた事の無いものを再現できないように」
有崎五派:「見た事のないものを正しく想像する事もできない」
有崎五派:けれど、私は──ある。
有崎五派:「海賊部の触れ込みと、ノヴァリスで流れてる噂から私が想像できるものが一つだけ、ある」
四之宮サヨリ:「……それは、一体どのような?」
キャレド・クレー:「そ、それは一体……なんなんですかっ、先生!」
四之宮サヨリ:少し期待の混じった声で、呟く
天沼チギリ:「ご説明、願えますか?」
有崎五派:「それは──外の世界でのトップオブトップ、ロイズの誇る生チョコレート……"プレシャス"の名を冠するモノよ」
有崎五派:さっ、と。スマートフォンへ画像を表示させる。
天沼チギリ:背伸びしてスマートフォンを覗き込む
キャレド・クレー:「ひっ、な、なんなんですか……これは!?」
キャレド・クレー:「これがチョコレート……!?」
四之宮サヨリ:「プレシャス……貴重を意味する……」
四之宮サヨリ:「これが……チョコレート?」
有崎五派:映し出されるのは美しい造形の、"チョコレートの器"にスプーンが差し込まれ、更に2層のチョコレートを掬う様。
天沼チギリ:「美しい造形ですね。」
四之宮サヨリ:「見たことが無い形というか……これ、スプーンで食べるんですか?」
有崎五派:「そう!私も食べた事は無いんだけど──買ったことはあるから知ってるのよね」
有崎五派:「容器までチョコレートで出来ている特別──いや、プレシャスを体現する期間限定品」
有崎五派:「プレゼント用に買っただけなんだよね……結局渡す勇気出なくてお母さんにあげちゃったし……」ぼそぼそと口の中で呟く
キャレド・クレー:「だ、だめだぁ……」へなへな
キャレド・クレー:「こんなにもおいしそうな見た目のチョコレートに……」
キャレド・クレー:「勝てるわけが……ない」
四之宮サヨリ:「キャ、キャレドさん!」
四之宮サヨリ:「戦う前から諦めては……でも、確かに味の想像が……」
有崎五派:「うっ……でもこのチョコレートを作った人だってあたしらとおんなじ人間なんだから!無理なんて事無いはず!」
四之宮サヨリ:「はい、私たちは可能な限りキャレドさんのサポートを行いますので」
天沼チギリ:「ええ。菓子作りの経験はございませんが…それ以外でしたらどうぞお頼りくださいませ。」
キャレド・クレー:「でも……でも、四之宮さんもこの[プレシャス]が欲しくてここに来たのに」
キャレド・クレー:「"元老"様だってそうですよね……?」
四之宮サヨリ:「……それはそう、なのですが……」
天沼チギリ:「私はこの騒動を抑えるためにここにいます。」
天沼チギリ:「ですから私のことはどうかお構いなく。」
四之宮サヨリ:「……恐らく、この勝負を勝ち取って手に入れられても、少量のみでしょう」
四之宮サヨリ:「それを四人で分ける。そうなると、私の求める量には少し足りないというか……なので」
四之宮サヨリ:「今更にはなってしまいますが、キャレドさんに"プレシャス"に届き得るものを作る事に協力することで」
四之宮サヨリ:「優先的に一部回してもらえれば……と、思っております……虫のいい話かも、しれませんけれど」
キャレド・クレー:「で、でもわたしが[プレシャス]を食べることができても……ただ台無しにしちゃうかもしれなくて……」
キャレド・クレー:「本物の[プレシャス]が手に入ったら、四之宮さんの大事な人に渡してあげたほうがいいのかもしれません……」
キャレド・クレー:「たぶん、それだけ……頑張って手に入れようって思うくらい、大事な人なんですよね」
四之宮サヨリ:「……はい。他に代え難い程に大事な人です」
四之宮サヨリ:「でも、此処に居るのが私ではなくミ……こほん。あの人だったとしても、同じ事をしたでしょうから」
四之宮サヨリ:「それに、大事な人。一人だけじゃないですよ?」
キャレド・クレー:「そうなんですか……?」
四之宮サヨリ:「……今まで頑張ってくれた子たちに、少しでも前を向いてもらえるように」
四之宮サヨリ:(……どれだけ先に、辛いことが待っているとしても、今だけは休めるように)
四之宮サヨリ:「とびっきりに美味しくて甘いものを、届けなければいけませんから」
有崎五派:「私もいーっぱい協力するからさ、キャレドちゃん。ちょっとだけ頑張ってみよ?」サヨリの話に頷きながら混ざる。
有崎五派:「そもそも先生はキャレドちゃんのお手伝いを頼まれてきたんだし~?無理とか言わないで欲しいな~」冗談めかして付け足す
キャレド・クレー:「うう……分かりました……」
キャレド・クレー:「でも、四之宮さんのお友達の皆さんだけじゃなく、あの"元老"様もご満足させるチョコレートなんて……」
キャレド・クレー:「緊張する~~~っ」胃痛で目をぎゅっとする。
天沼チギリ:「ですから、私はどうかお構いなく。」
天沼チギリ:「少なくとも、至上王や美食王よりは甘いですよ。」くすりと笑う。
天沼チギリ:「手を抜けとは言いませんが、肩の力を抜いてお作りくださいませ。」
天沼チギリ:キャレドの両肩に手を置き、優しく揉む。
キャレド・クレー:「きゅん」小動物のような声を上げて失神する。
四之宮サヨリ:「あっ……」
四之宮サヨリ:「どうどう、落ち着いて」身体を支えて、とりあえず膝の上に置いてあげて
四之宮サヨリ:「ところで先生……先程、プレゼント用にと仰っていましたが……」
有崎五派:「う”っ」どこから出たのか分からないうめき声を上げる
四之宮サヨリ:「あ、ああいえ。ノヴァリスの外ではこういったことは身近だったのかなと……」
天沼チギリ:「私も興味がありますね。」
有崎五派:「むむ、なるほど……そういう事ね」
四之宮サヨリ:「私はセルの実験体崩れなので、ノヴァリス以外には疎くて」
有崎五派:「…………」
天沼チギリ:「同じく、私も外の社会には疎いもので。」
有崎五派:「よーし!それじゃあ先生が外のスイーツ事情を教えてあげましょう!」
有崎五派:「まず、"こういうモノ"が身近かどうかって話だけど……どっちとも取れる、かな」
有崎五派:「買うのは簡単。通販ですぐだしね」
有崎五派:「でも、チョコをプレゼントするってのは勇気がいるからね……経験ない人もいるんじゃないかなぁ」
有崎五派:やけに実感がこもった声色で続ける。
四之宮サヨリ:「バレンタインデー……大事な人に感謝を込める日。例えその日以外だったとしても、常日頃からその精神自体は忘れていないつもりですが……」
天沼チギリ:「心付けを渡すのにそこまでの勇気が?」
天沼チギリ:「奥手なのですね、外の方々は。」
有崎五派:「ふふふ、そりゃあ"心"付けだからだよ」
有崎五派:「……ふっふっふ。ウブなガール達にお姉さんから外の文化を一つプレゼントしてあげましょう」
有崎五派:「外のバレンタイン、すなわちチョコを贈る行為には、その人に向けた好意を表す──告白的な意味合いがあるパターンが存在するのだ」指を立てて何故か得意げに
有崎五派:「ま、勿論"友チョコ"とか"義理チョコ"って概念もあるし、サヨリちゃんが言ってる意味で渡す子もいるけどね」
四之宮サヨリ:「こっ……」
四之宮サヨリ:「告白……?!」
有崎五派:「そう!告白!なんの?なんて野暮な事は言わないでよね、愛のに決まってるんだから!」わざとらしく胸に手を当てる
天沼チギリ:「ほう。」
四之宮サヨリ:「そ、そういう形、なのですか……そう……いえ、先生は恐らく日本の出身でしょうし……私もセルの出身自体は同じだから……私が渡すとなると……そういう意味合いが発生してしまい……」ぶつぶつと、小声で呟き続けている
天沼チギリ:「よろしいではありませんか。」
天沼チギリ:「どんな形であれ好意を抱いているのなら、贈り物は何も恥ずかしい事ではありますまい。」
四之宮サヨリ:「それはそう!ですが!心の準備が!あるじゃないですか!」
有崎五派:「サヨリちゃんは誰に渡したいの?」ニヤニヤしながらズイ、と傍へ寄る
四之宮サヨリ:「……ぐ、ぐぐ……いえ、その友、友チョコです、多分それに該当します。委員会の皆さんへお渡しするための……」
有崎五派:「さっきの様子見ると特定個人の顔が浮かんでる気がしたんだけどな~?先生の勘的に!」
天沼チギリ:「人の心は移ろいやすいもの。」
天沼チギリ:「独占したい相手なら早めに唾をつけておくことが肝要ですよ。」
四之宮サヨリ:「がっ……」
四之宮サヨリ:「確かに最近……アリト先生という方と距離が近いように……いやでも、今傷心に付け込んでしまう形になってしまうというのは良くないですし、そもそもの目的として今回は皆のため……」
四之宮サヨリ:頭から煙が出ている、思考がまとまっていない
有崎五派:「どっちも欲張ればいいじゃんね!バレンタインなんだし、それくらい良いっしょ!」
天沼チギリ:「………。」
天沼チギリ:「古来のチョコレートは薬…媚薬として扱われていたとか。」
有崎五派:「チギリさん?」
天沼チギリ:「先生に混ぜてもらいますか?」
有崎五派:「せ、先生はそういうえっちな奴はやってませんので!門外漢門外漢!」両手でバツマーク
四之宮サヨリ:「……コ、コホン」
天沼チギリ:「それは残念。」
天沼チギリ:妖しく笑う
四之宮サヨリ:「天沼さんももし自分が渡す時になったら頭に浮かんで顔真っ赤になっても知りませんから……」
有崎五派:「そうじゃん!チギリちゃんは誰か渡したい人居ないの?」
天沼チギリ:「今はいませんが、そこまで執着する人がいるのなら…」
天沼チギリ:口元を隠す
天沼チギリ:「手段は選びませんよ?」
四之宮サヨリ:(声がマジトーンですね……)
有崎五派:「あっはは……将来の誰かにエール……」ガッツポーズを天に捧げる
天沼チギリ:「ここでつまびらかに開帳しませんが…。」
天沼チギリ:くすくすと笑い声を着物の袖から漏らしている
四之宮サヨリ:「……さておき、理由はどうあれ。大切な人に渡す、という目的に違いはありません」
四之宮サヨリ:「まあ、その。いつかそのような、告白の様な意味を持たせるとして」
四之宮サヨリ:「……今回だけは、それ以外の意味を多めで。皆さんも、それぞれの思いを果たせるように」
四之宮サヨリ:「───勝利しましょう。必ず」迫る時間を前に、改めて心を決める
GM:だが!その決心の矢先――
GM:ズドン!!!
メサイア生徒:「グッギャアアアア!!?」
メサイア生徒:血まみれで吹っ飛んできた殺人鬼風メサイア生徒!ショットガンが全弾直撃したのだ!
四之宮サヨリ:「なっ……またうちの制服……?!」
有崎五派:「ゲーッ!?バイオレンスじゃん!」慌ててメサイア生徒を抱き留める
鈎尾野シルチ:「なんですか……この有様は……!」ジャコッ
鈎尾野シルチ:「騒ぎを聞きつけて駆けつけてみれば……」
鈎尾野シルチ:「キングダム学外の武装勢力がこんなにも……集結して……!」
天沼チギリ:「あなたは…」
一般生徒:「あれは……鈎尾野シルチ!?」
一般生徒:「いやーっ!?勧善懲悪委員会よ!!」
四之宮サヨリ:「勧善懲悪……委員会……?」

鈎尾野シルチ:「円卓も遺産管理委員会も何をやっているのですか!!」
鈎尾野シルチ:ジャコン!!
鈎尾野シルチ:近未来的なフォルムのショットガンをポンプアクションしながら
鈎尾野シルチ:ズドン!!
鈎尾野シルチ:凶暴そうな生徒へと次々と発砲していく!
鈎尾野シルチ:「この大変な時期に、高価な品物で人々を扇動して……騒乱の種をまくなど、言語道断!」
鈎尾野シルチ:「不健全です!!!」
GM:勧善懲悪委員会。このキングダムにあって、救伐騎士団でも聖詠部でもない……『自主的な』治安維持組織だ。
有崎五派:「言ってる事は……間違ってないかも!めちゃくちゃ攻撃的だけどッ!」流れ弾から身を守る為に隠れつつ叫ぶ
四之宮サヨリ:「い、いやまあそうなんですが、些か暴力過ぎではないですか?!」
鈎尾野シルチ:「そういうあなたは何を持っているのですか!その巨大なカバンは絶対兵器でしょう!!」
鈎尾野シルチ:「戦闘準備万端じゃないですかッ!」
四之宮サヨリ:「……いや、これは……その、護身用で……っ!」あからさまに焦りながら、鞄の裏に身体を隠す
天沼チギリ:「あなた方に治安維持活動を許した覚えはありませんよ。」
天沼チギリ:前に一歩歩み出る。
天沼チギリ:「私も、至上王も。」
鈎尾野シルチ:「……!!遺産管理委員会の"元老"様!!」
鈎尾野シルチ:「貴女がいながらこの状況を放置するなんて……まさか貴女ほどのお方がチョコレートに釣られたわけではないでしょう……!」
天沼チギリ:「いいえ。私は騒動を出来るだけ平和裏に収束させるためにここにいます。」
鈎尾野シルチ:「ならば!見るからに殺人鬼的生徒や暴力的武装生徒は先んじて鎮圧するべきなのでは!?」
天沼チギリ:「疑わしきは罰せず。」
天沼チギリ:「武装することはノヴァリスにおいて何ら不思議なことではありません。」
鈎尾野シルチ:「治安維持に最も求められるのは機動力!貴女方がそうして重い腰を上げずにいるから私達が前線で事件に対処しているのです!」
天沼チギリ:「風貌の怪しい生徒もいるでしょう。母体が母体ですから。」
天沼チギリ:「あなたの行動こそが生徒を徒に傷つける治安紊乱行為に他なりません。」
鈎尾野シルチ:「なんですってぇ……!」
四之宮サヨリ:「な、なんだか雲行き、怪しくないですか先生……?」
四之宮サヨリ:「いや最初からか……」半分諦めたような声
鈎尾野シルチ:「いかに"元老"様といえど勧善懲悪精神に反する行い、このシルチ見過ごせません!」
鈎尾野シルチ:「決闘を申し込みます!!こちらはもう一名生徒の応援を呼びますがよろしいですねッ!」
有崎五派:「あ~あ」ため息
天沼チギリ:「申し訳ありません、先生、四之宮様。それにキャレド様。」
天沼チギリ:「勧善懲悪委員会はこういう組織なのです。」
四之宮サヨリ:「……キングダムも大変なんですね……」
天沼チギリ:「これはキングダムの案件。私一人で対処いたします。」
有崎五派:「いやいやいや!危ないっしょ!?先生として行ってらっしゃいは言えないな~!?」
四之宮サヨリ:「……そ、そういう訳には行きません!これから先どんな強敵が現れるかもしれない状態で……!」
天沼チギリ:「……お言葉に甘えます。」
天沼チギリ:「優しい方ですね。お二人とも。」
天沼チギリ:「優しくて…面白い方。」
鈎尾野シルチ:「どうするのですか!一人ですか!二人ですか!三人ですか!」
鈎尾野シルチ:「玉虫色の回答は勧善懲悪ではありませんよ!」
有崎五派:「勿論──4人よ!」当たり前のようにキャレドを数に入れている
鈎尾野シルチ:「四人ですって~~~!?」
鈎尾野シルチ:「もしかしてそこに気絶している生徒まで頭数に含めようという魂胆ではないでしょうね!」
キャレド・クレー:「きゅう……」
四之宮サヨリ:「ええ、私たち四人で……!えっ四人?」
四之宮サヨリ:「気絶してるキャレドちゃんも今頭数入れるんですか先生?!」
四之宮サヨリ:「少なく見積もったほうがお得な気がしますけど?!」
有崎五派:「仲間はどんな時も一緒!みんなで乗り越えるのよ!キャレドの事は私に任せなさい!」気絶しているキャレドを背負いながらサムズアップ
鈎尾野シルチ:「我々が無力な一般生徒を巻き込むことはできないと高を括った上での人質戦略……というわけですか!!!」
鈎尾野シルチ:「不健全不健全!!!不健全警察出動だ!」
四之宮サヨリ:「ああ、あああ……なんかいっぱい集まりそうな気がする……!」
鈎尾野シルチ:「みんな集まれ――っ!」
鈎尾野シルチ:ピピーッ!
一般生徒:「勧善懲悪委員会が集まってくるの!?」
一般生徒:「この行列はどうなっちゃうのよ!?」
GM:ザワザワ……ザワザワ……
GM:――5分が経過した。
鈎尾野シルチ:「……ふう」
鈎尾野シルチ:「私一人で……十分というわけですか……!!」
天沼チギリ:シートを敷いてお茶を飲んでいた。野点である。
四之宮サヨリ:「……ええーと……」
四之宮サヨリ:「どうしましょう、あと数分待ちましょうか……?」
有崎五派:「……………私、大体毎日職員室に居るからさ」
有崎五派:「相談がある時はいつでもおいでね」
天沼チギリ:「先生。もう一杯いかがです?」
有崎五派:「あ、これ美味しい」お茶請けを口に運びながらシルチを観察している
鈎尾野シルチ:「いいえ!私には……たとえ"元老"相手でも心強い味方あり!」
鈎尾野シルチ:「言ったでしょう!一人応援の生徒を呼ぶと……!」
鈎尾野シルチ:「おいでください!先輩――ッ!!」
天沼チギリ:「おや、見世物が始まるようですよ。」
天沼チギリ:ずず、と器を唇に付けて傾ける。
四之宮サヨリ:「ほ、ほんとに来るんですか……?」
"暗礁王"サルガッサム:「仕事の途中なんだが……」ごく普通に、歩いて現れる。
"暗礁王"サルガッサム:「なんの騒ぎだ」

天沼チギリ:ぴたり、と茶を飲むのを止める。
四之宮サヨリ:「あ、来てくれてる……ちょっと安心しました……」
鈎尾野シルチ:「先輩!手を貸してください!勧善懲悪に反する不穏分子発見です!」
"暗礁王"サルガッサム:「……」目を細めて、天沼チギリを見る。
"暗礁王"サルガッサム:「……どうも」
天沼チギリ:「"暗礁王"。」
天沼チギリ:「まさかとは思いますが」
天沼チギリ:「そちらに手を貸すおつもりですか?」
"暗礁王"サルガッサム:「別にそういうつもりはなかったが……」
"暗礁王"サルガッサム:両手に防水容器を下げている。中身は『ロイズ』のチョコレートだ。
"暗礁王"サルガッサム:「見たところ、人数的にはシルチが不利だろう」
天沼チギリ:「ええ。」
天沼チギリ:「弱きに味方する…と?」
四之宮サヨリ:「ちょ、ちょっと待ってください。あ、暗礁王ってあの、血統政変の……?!」
有崎五派:「(暗礁王……めっちゃ顔良ッ!王子様系女子と見たッ)」
"暗礁王"サルガッサム:「双方、どちらも理はある。決闘で決めるというなら戦力の不均衡は望ましくない……」
"暗礁王"サルガッサム:「……まさかこんな小競り合いを政治の場に持ち込むつもりもないだろう……"元老"」
天沼チギリ:「………。」
天沼チギリ:「ええ。ただの小競り合い。ただの喧嘩です。」
天沼チギリ:鞘から大刀を抜く。
"暗礁王"サルガッサム:「最近、考えを改めようと努力している……学生ならば、そういう喧嘩をするのが健全だ」
"暗礁王"サルガッサム:「……仕事の片手間にでも、やってみよう」
天沼チギリ:「アメリアの報告通りです。」
天沼チギリ:「姿勢が変わりましたね。」
四之宮サヨリ:「此方に元老の天沼さんがいるとはいえ、相手取るの、かなりヤバいです!なんとか切り抜けないと……!」
有崎五派:「なーんか……隙あらばどこかで喧嘩が起きるの……懐かしいなぁ……」
天沼チギリ:「よろしい。」
天沼チギリ:「健全、不健全の是非を力にて問うならば、」
天沼チギリ:「私の”剣禅”をお見せいたします。」
鈎尾野シルチ[14]
"暗礁王"[10]
10m
四之宮サヨリ[11/52]
天沼チギリ[6/58]
有崎五派[4/66]
GM:ミドル戦闘を開始します。
■ラウンド1
鈎尾野シルチ:セットアップはシルチから。《光の銃》を使用します。
"暗礁王"サルガッサム:"暗礁王"は《加速装置》を持ってますが、ここでは使いません。
有崎五派:様子見ってワケね……!
有崎五派:<活性の霧lv5>攻撃力+15、ドッジダイス-2個、侵蝕3
有崎五派:<タブレット+多重生成>射程視界、対象を3体に変更、シーン5回。侵蝕5
有崎五派:有崎五派の侵蝕率を8(→ 8)増加 (66 → 74)
GM:つよい
有崎五派:こっちは出し惜しみ無し!対象はチギリちゃんとサヨリちゃん!
四之宮サヨリ:うけます!ありがたい!
天沼チギリ:こちらは無し!活性の霧も受けます!
四之宮サヨリ:そしてこちらもなしです
鈎尾野シルチ:ではさっそくシルチから行動するぞ!
鈎尾野シルチ:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《小さな塵》《レーザーファン》!
鈎尾野シルチ:対象はPC全員。攻撃だ!
鈎尾野シルチ:9dx7+5
DoubleCross : (9DX7+5) → 10[1,4,6,6,6,7,8,8,8]+10[1,3,7,7]+6[2,6]+5 → 31
鈎尾野シルチ:相当のやる気!ドッジ-2個も忘れずにね
四之宮サヨリ:うわーっ!ドッジ……ダイスが無い!ガード!
天沼チギリ:ドッジ一応ふるか…
天沼チギリ:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 8[8] → 8
天沼チギリ:無理!
有崎五派:ドッジ!
有崎五派:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 10[7,10]+3[3] → 13
有崎五派:まあ無理よね~
鈎尾野シルチ:4d10+15 装甲有効
DoubleCross : (4D10+15) → 31[8,9,10,4]+15 → 46
鈎尾野シルチ:ダメージダイスもめちゃ回った!これは防具着てても厳しいでしょ
天沼チギリ:しぬ…リザレクト!
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を1D10(→ 8)増加 (58 → 66)
四之宮サヨリ:リザレクト!
四之宮サヨリ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 7
四之宮サヨリ:59!
有崎五派:ダメダメ!リザ~
有崎五派:有崎五派の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (74 → 79)
GM:そのまま次の手番も処理してしまいます。サヨリさんの行動!
四之宮サヨリ:はーい!マイナーでバベル起動。射撃攻撃のダメージを増加します
四之宮サヨリ:メジャーで……どっち狙おう。暗礁王を狙うのは……ちょっと怖いな!首謀者のシルチちゃんにちょっとビリビリしてもらいましょうか
四之宮サヨリ:メジャーでコンソ射撃+コンセ、対象はシルチちゃん!
四之宮サヨリ:9dx7+3
DoubleCross : (9DX7+3) → 10[1,1,2,2,3,5,5,6,10]+4[4]+3 → 17
四之宮サヨリ:また?!
GM:なんでこうなるのか
鈎尾野シルチ:でもシルチちゃんは回避よわよわだからあたっちゃうんじゃないかな
鈎尾野シルチ:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 9[2,4,4,6,9]+1 → 10
鈎尾野シルチ:だめだ~っ
四之宮サヨリ:よ、よし!なんとかなりましたね!
"暗礁王"サルガッサム:なのでカバーリングします。《マグネットフォース》《電磁障壁》《磁力結界》。
四之宮サヨリ:ウワーッ!
"暗礁王"サルガッサム:ガード値は+7D10!ダメージをどうぞ。
四之宮サヨリ:2d10+3d10+1d10+15+22
DoubleCross : (2D10+3D10+1D10+15+22) → 15[7,8]+18[5,8,5]+5[5]+15+22 → 75
四之宮サヨリ:だがこっちもバフを貰っているのだーッ!
四之宮サヨリ:全部有効です!侵蝕は4上がって63!
"暗礁王"サルガッサム:75-7D10
DoubleCross : (75-7D10) → 75-31[2,3,4,7,5,4,6] → 44
"暗礁王"サルガッサム:あっ!こっちは意外と減らない……!
"暗礁王"サルガッサム:ガード値と再生能力で耐えるタイプなので一撃の破壊力には弱いのだよな。
"暗礁王"サルガッサム:《リザレクト》も使えますが、使用せずそのまま退場。
四之宮サヨリ:な、なんとかなった……?!
有崎五派:サヨリちゃんつよ~い!
四之宮サヨリ:ふふ、悪い気はしません……ね
GM:続いてチギリ委員長の手番だ
天沼チギリ:どうしようかな~
天沼チギリ:レーザーファンは至近不可の範囲攻撃なら…
天沼チギリ:マイナーで戦闘移動、シルチさんに接敵します。
GM:何~~ッ
鈎尾野シルチ[14]
天沼チギリ[6/66]
10m
四之宮サヨリ[11/59]
有崎五派[4/79]
天沼チギリ:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《死神の精度》
天沼チギリ:《ブレインハック》くんは重いのでお留守番だ
天沼チギリ:判定!
天沼チギリ:あ、対象はもちろんシルチさん
鈎尾野シルチ:キャアー(もぐコロ)
天沼チギリ:9dx7
DoubleCross : (9DX7) → 10[1,2,4,6,6,8,8,10,10]+6[1,4,4,6] → 16
天沼チギリ:よわよわ…
鈎尾野シルチ:なんでこのセッションはみんなこうなんだ
鈎尾野シルチ:5dx+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 8[1,1,6,6,8]+1 → 9
鈎尾野シルチ:よわよわ返し
天沼チギリ:あっぶねえ…
天沼チギリ:ではダメージ出します!
天沼チギリ:2d10+15+15+15
DoubleCross : (2D10+15+15+15) → 9[8,1]+15+15+15 → 54
天沼チギリ:装甲無視!
鈎尾野シルチ:もちろん耐えられるわけもなし……一発で戦闘不能。
有崎五派:ウォ~!!!チギリ様最強!チギリ様最強!
四之宮サヨリ:やった~!
天沼チギリ:ふふ…助かった…
GM:PCの勝利です。
GM:先生の指揮がよかったからだと思います!
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を8(→ 8)増加 (66 → 74)
鈎尾野シルチ:「"元老"様という絶対的権力……!」
鈎尾野シルチ:「それに屈さず勧善懲悪を追い求めるのが、この私!」
鈎尾野シルチ:ジャコン!!
鈎尾野シルチ:鈎尾野シルチの近未来ショットガンは外観だけのハリボテだが
鈎尾野シルチ:ポンプアクションによって光弾エネルギーが内部にチャージされる!
有崎五派:「な、なんか光ってない!?やばい!?やばいよね!?」あたふたと遮蔽物を探している
四之宮サヨリ:「……まずいです!ここは開いてる地ですから……防ぎようが……!」
天沼チギリ:「どうぞ、お試しあれ。」
有崎五派:(カウンセリングもやってない、完璧なスタイリングとはいかないけど──!)
有崎五派:ポーチから取り出した香水瓶を素早くシェイクし、風向きを確認して噴出する。
有崎五派:嗅覚は人体の感覚器官の中でも伝達の早いモノであり──脳に限らず人体のあらゆる部位で影響を及ぼす事の出来るものだ。
鈎尾野シルチ:「"元老"様とてここで倒れればただの狼藉者!お手向かいさせていただきますッ!!」
鈎尾野シルチ:「どりゃあああ!!」
鈎尾野シルチ:ズドン!ズドン!ズドン!!
鈎尾野シルチ:光弾の連射!その迷いのなさと反射神経は、機動力のある正義を掲げるだけあって相当なものだ。
有崎五派:「ひぃ~ッ!!無理!無理過ぎ!」動きづらいブーツで躓き爆発に巻き込まれる!
天沼チギリ:「───」黒剣が光に飲み込まれる。
四之宮サヨリ:「くっ……まっとうに強いです!こんなの何回も受けたら、私たちは兎も角十字冠の無い先生は……まずい!」
鈎尾野シルチ:「あっそうです!先生!このような非勧善懲悪行為に手を貸さず今すぐ避難すべきなのでは!?」
四之宮サヨリ:「撃ってから言うんですか?!」
鈎尾野シルチ:「撃ってから言います!」
有崎五派:「一回イエスと言ったら最後まで付き合うのがあたしの正義じゃい!てか、撃つにしてもちょっとくらい迷いなさいよ!!」
有崎五派:ギャグ漫画じみた焼け焦げ方をした髪を振り乱しながら立ち上がる。
天沼チギリ:「四之宮様。」
四之宮サヨリ:「……め、めちゃくちゃな……と、なんでしょう天沼さん!」
天沼チギリ:「あの光弾には目潰しの役割もありますが、」
天沼チギリ:「こちらからの反撃も見えにくいということ。」
天沼チギリ:「光の起点に向かって遮二無二撃てば当たりやすいかと。」
天沼チギリ:「それに──」ちらりと、情勢を見極めている暗礁王を見る。
天沼チギリ:「いえ。奮闘をお祈りいたします。」
四之宮サヨリ:「成程……あんまり余裕、無いかもしれませんが……っ」身体の再生を行いながら、武装の展開を並行起動する
鈎尾野シルチ:ズドン!ズドン!
鈎尾野シルチ:散弾の乱射は止まらない。光の嵐が公園を飛び交う!
四之宮サヨリ:(確かに、猛烈な光で上空からの精密射撃は無理そうですね……!)
四之宮サヨリ:砲塔を向けるのは光の来たる正面へ。瞳を閉じて襲い掛かる衝撃に身を委ねる
有崎五派:「なんも見えない!どっち!?どっちが前!?助けてーッ!」素人同然に逃げ回る
天沼チギリ:先生の袖を握り、自分の傍へ。
有崎五派:「わ……ッ」
四之宮サヨリ:「熱っ……右方向に5°修正、そのまま向こうの射撃の隙まで、2、1……」
四之宮サヨリ:「───此処っ!」
四之宮サヨリ:光弾を受けながら、そのダメージの部位で相手の凡その位置を特定
四之宮サヨリ:雷撃を、光を裂くように真正面から打ち込む!
"暗礁王"サルガッサム:「……すごいな」射線に割り込んでいた。
"暗礁王"サルガッサム:バ ヅ ン!!
"暗礁王"サルガッサム:雷撃を蹴り潰すような姿勢で、片足で受ける。
"暗礁王"サルガッサム:「この状態で混乱せず、正確にシルチの位置を狙えるとは……」
"暗礁王"サルガッサム:「……」片足立ちになって、雷撃で焦げた右足を見る。
四之宮サヨリ:「っ……当たってない?!いえ、防がれた……?!」
四之宮サヨリ:光で眩んだ目を擦りながら、戦況を少しずつ確認する
鈎尾野シルチ:「せ、せ、先輩!?大丈夫ですか!?!?」
天沼チギリ:「”暗礁王”。」
天沼チギリ:「小競り合いは楽しめましたか?」
"暗礁王"サルガッサム:「楽しむ気持ちまではまだ理解できないかな……」
天沼チギリ:「そうですか。やはりもう少し穏便な方がよろしいですか?」
天沼チギリ:「アメリアにちょうど暇を出しているので、会いに行っていただければ幸いです。」
"暗礁王"サルガッサム:「シルチに対しては、そうだな……穏便にしてやってくれ」
"暗礁王"サルガッサム:「全日制で、私を慕ってくれる生徒ができるとは思ってもいなかった」
"暗礁王"サルガッサム:「……"鴉飼"に会う暇があればいいがな」
"暗礁王"サルガッサム:両手に下げたままのチョコレートを見る。こちらは無傷だ。
"暗礁王"サルガッサム:「フードデリバリーサービスも始めた。機会があればよろしく頼む」
天沼チギリ:「おや。」
天沼チギリ:「てっきりあなたへの心付けかと。」
"暗礁王"サルガッサム:「仕事中だと言っただろう」
"暗礁王"サルガッサム:「シルチ。あまり"元老"達に迷惑をかけるな」
"暗礁王"サルガッサム:そう言い残して、公園の川に飛び込む。
鈎尾野シルチ:「せ、先輩~……」
天沼チギリ:手を振って見送る。
鈎尾野シルチ:「お、お怪我は大丈夫なんでしょうか……私が攻撃を避けられなかったばかりに……ッ」
四之宮サヨリ:「ひ、退いてもらえた……?」
四之宮サヨリ:その場にへたり込むようにして、大きくため息をつく
四之宮サヨリ:(いや……私も少しは自信がありましたけど……ダメージが通ったとはいえ、あまりにも効いてる気がしなかった……これが暗礁王……)
有崎五派:(世間話して帰っちゃった……ココじゃこんなのほんとに何でもない事なんだ)
天沼チギリ:「助かりました。あれほど守りが固い方は私の得手ではありませんので。」
四之宮サヨリ:「い、いえ!こちらこそ!それより……残ったあの子、なんとか落ち着けないと……」
有崎五派:「お~い!勧善懲悪ガール~!空気的に投降のタイミングだぞ~!」両手でメガホンのような形を作って呼びかける
鈎尾野シルチ:「な、なんですって~~!?」
鈎尾野シルチ:「勧善懲悪に降伏はあり得ない!先輩……先輩の勧善懲悪の志、私が受け継ぎますッ!」
四之宮サヨリ:「あ、煽っ……?!」
鈎尾野シルチ:「ウワアーッ勧善懲悪アタックだーッ!」乱射しながらの突撃を敢行!
天沼チギリ:と、宣言した瞬間。
天沼チギリ:既にシルチの懐に潜り込んでいる。
鈎尾野シルチ:「アアーッ!?」
天沼チギリ:「介錯」
天沼チギリ:「いたします。」
天沼チギリ:大刀による袈裟斬りが綺麗に入る。
鈎尾野シルチ:「うぐう~っ!!」
天沼チギリ:何の変哲もない斬撃。しかし、
天沼チギリ:真価はここからである。
天沼チギリ:シルチの両手が銃から離れ、自らの首を絞め始める。
鈎尾野シルチ:「ぐぎぎ……もはやこれまで……!」
四之宮サヨリ:(こ、こわっ……)
天沼チギリ:「…………。」転送直前で納刀。それに合わせてシルチの手から力が抜ける。
有崎五派:「うぇ!?あ、と、止まった……?」慌てて駆け寄ろうとした姿勢で急停止
四之宮サヨリ:(……心の底から味方で良かった)
鈎尾野シルチ:「"元老"様……そ、それほどの力……」
鈎尾野シルチ:「なぜ勧善懲悪に使わないのですか……」うつ伏せに倒れたまま、動けない。
天沼チギリ:「社会の仕組みはそれほど単純ではありませんよ。」
天沼チギリ:「善を勧めることが悪に繋がることもあり、」
天沼チギリ:「悪を懲らしめることが善を苦しめることもある。」
天沼チギリ:「武器を握る時は選ばなければなりません。」
天沼チギリ:「………いずれ、分かる時が来るかもしれませんね。」
鈎尾野シルチ:「なんと深い……勧善懲悪の哲学……!」
鈎尾野シルチ:「このシルチにはまだ分かりません……目の前の悪を懲悪し、目の前の善を勧善するしかないのです……」
有崎五派:「なんか……私より先生じゃない?チギリちゃん」小さく
四之宮サヨリ:「あれだけの格が無ければ遺産管理委員会の長を務めあげられないと言う事でしょうか……」小さく
天沼チギリ:シルチをベンチに寝かせ、先生たちの元へ戻って来る。
有崎五派:「ノヴァリスで先生やるには一筋縄じゃいかないってワケね……」
四之宮サヨリ:「……先生はそのままでも大丈夫だと思いますよ。むしろそのままでいてくれた方が助かります」
有崎五派:「そうかなぁ?むむむ……ま、今は──」戻ってきたチギリに視線を向けて
有崎五派:「大勝利ー!チームさいこー!」バンザイポーズ
天沼チギリ:先生の歓声を受けて微笑む。
四之宮サヨリ:「ふふ、そういう所が好印象です」
天沼チギリ:「あれほどの目に遭ってながら…楽天家でいらっしゃいますね。」
有崎五派:「そりゃあもう!楽しくなきゃ人生なんてやってらんないもんね!」歯を覗かせて笑う
四之宮サヨリ:「天沼さんもお疲れ様でした。ええと、そういえば……何か忘れてるような……あっ」
有崎五派:「お?」
四之宮サヨリ:「き、気絶していたキャレドさんの様子は?!」
有崎五派:「あ」
天沼チギリ:「………。」
キャレド・クレー:「うーんムニャムニャ……」
四之宮サヨリ:「う、嘘……あの光と音の中で……」
有崎五派:「あっはは……」バンザイした拍子に地面へ落っことしたキャレドを見て苦笑いする
四之宮サヨリ:「フツーに寝ている……」
GM:【獲得CP 198】
有崎五派:大チョコレート持ちだ!
四之宮サヨリ:おチョコ持ち!
■ミッション報酬
累計CP 198/210 NPCカード『キャレド・クレー★3』 解放
【スキル1:つ、つまらないものですが……!】
ダメージ算出直後に使用。対象のキャラクターへのダメージを5軽減する。1ラウンド1回のみ使用できる。
【スキル2:落ち着いてください~!】
いつでも使用できる。対象のキャラクターの暴走を解除する。1シナリオ1回のみ使用できる。
【スキル3:お、おひとつどうぞ!】
未開放
【スキル4:自信作ですっ!】
未開放
キャレド・クレー:「わ、私なんかでよろしければ……お願いします!」
GM:キャレド・クレーがいきなり★2で加入しました。
GM:210に達したらスキル3まで解放されるぞ。
四之宮サヨリ:暴走解除!なかなかレアスキルだ
天沼チギリ:スゲーぜ!
GM:あ、もうちょっと使用タイミング書いたほうがよかった
GM:使えるのはシナリオ1回、一人だけです。まあ暴走なんてそんな何度もなるもんじゃないしね
GM:そしてチョコレートも溜まってきたのでいよいよショップも選択肢が広がるぞ
■ショップ一覧
・ロイズ板チョコレート 20CP
使用者のHPを10回復し、侵蝕率を-2する。使い捨て。
・ロイズピュアチョコレート 30CP
シーン終了時、回数制限エフェクトを一つ指定してもよい。
そのエフェクトの使用回数を最大値まで回復する。使い捨て。
・ロイズ生チョコレート 50CP
シーン終了時、アイテムを一つ指定してもよい。
そのアイテムの全ての使用回数を最大値まで回復する。使い捨て。
・ロイズギフトセット 120CP
セットアップに使用する。シーン中、全てのPCの行動値を+5、HPを+2D10、全ての達成値を+1する。
UGNチョコレートアーマー(装甲値8、行動0)を全員分取得し即座に装備してよい。使い捨て。
GM:これらのアイテムは何度でも購入できるので在庫を気にする必要はありません。
四之宮サヨリ:おお~……!
有崎五派:太っ腹だ……!生チョコレートが一番欲しい所ですかね?
GM:ただしロイズギフトセットに関しては、ひとつの戦闘で2回以上使っても効果は累積しないので注意してね
四之宮サヨリ:生チョコ、ここか次のシーンでおひとつ戴いておきたいです
有崎五派:ウス
天沼チギリ:了解です
四之宮サヨリ:バベルの効果回数があと1回なので
天沼チギリ:生チョコ買っておきますか
天沼チギリ:あと先生の侵蝕がヤバいから
天沼チギリ:板チョコ二個を先生に渡したほうがいいかな
有崎五派:スイーツタイム~~ありがとうございます~~!
四之宮サヨリ:そうですね、板チョコをお二人に……私は低燃費なのでまだまだいけます♡
天沼チギリ:こっちは次のシーンでも問題ないかな
有崎五派:仕事の出来る女……!
GM:生チョコ1個購入でよろしいですね?
天沼チギリ:それと板チョコを先生に2こ!
GM:【獲得CP 108】
GM:【ロイズ生チョコレート×1 ロイズ板チョコレート×2】
天沼チギリ:買った買った
GM:先生は侵蝕を-4、HPを20回復してください
GM:またシーン終了時、バベルの巨塔の使用回数が最大値まで回復します。
有崎五派:HP満タン!侵蝕は75に!
四之宮サヨリ:あ、使用自体は次のシーン終了時でも問題ないですか?
GM:問題ありませんが、回数回復のタイミングはシーン終了時のみなので
GM:次のシーンで回数使い切った時点で回復ということはできませんよ
四之宮サヨリ:確かに2回殴る可能性もあるか……
GM:まあそうそう二回殴るなんてことはないでしょうが
GM:一応仕様としてそういうアイテムだということです
天沼チギリ:あ、じゃあブルーゲイルこっちにクダサイ
天沼チギリ:ミドルで時間凍結しないし
四之宮サヨリ:理解しました!ではここで一度使わせていただきます!
天沼チギリ:1ターンで狩り逃したらブルゲ使ってこっちで倒しに行きます
有崎五派:あ、そうだった!ブルゲ自分で使えないの忘れてたのでそれじゃチギリさんにパスかな?
四之宮サヨリ:お願いします~
有崎五派:パスパス
天沼チギリ:じゃあもらいます
四之宮サヨリ:これが……"生"のチョコ……
四之宮サヨリ:他のチョコは死ということ……?
天沼チギリ:刺身がうまいんだよ、生のチョコは
GM:適当なことを言うな!
GM:生チョコ食ったことないだろ
天沼チギリ:という感じで購入とロイスかな?
GM:そうですね!ここから改めて購入とロイスをしていただきましょう
四之宮サヨリ:ではロイス、天沼チギリさんへ 〇連帯感/恐怖
四之宮サヨリ:購入は高性能医療キット
四之宮サヨリ:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 6[3,6] → 6
四之宮サヨリ:・……ふふふ♡
四之宮サヨリ:買えませんでした……
GM:悲しい
天沼チギリ:わらわが買ってやるのじゃ!
天沼チギリ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 9[6,8,9]+1 → 10
天沼チギリ:フフ…成功!
GM:本物チギリ委員長……!
天沼チギリ:そして使用
天沼チギリ:8+3d10
DoubleCross : (8+3D10) → 8+17[1,10,6] → 25
四之宮サヨリ:流石本物は違うなぁ
天沼チギリ:kore
天沼チギリ:使い捨てじゃないんだっけ?メジャー使うけど…
四之宮サヨリ:そうなんですよね
天沼チギリ:ヤバすぎ
天沼チギリ:これで高性能治療キットは二個あるので
天沼チギリ:四之宮さんが使ったらどうでしょう
四之宮サヨリ:ありがとうございます……!
四之宮サヨリ:3d10+7
DoubleCross : (3D10+7) → 22[7,8,7]+7 → 29
有崎五派:ロイスはチギリchangへ しっかりした子○/大人っぽすぎない?
四之宮サヨリ:モリモリ!
有崎五派:購入どうしようかな、何か欲しいものある人この指とまれ~!
四之宮サヨリ:照準器いただいていて、強化素材も渡っていて……
天沼チギリ:先生が重圧喰らうとヤバいから
天沼チギリ:覚悟のさらしとか?
天沼チギリ:あれ高いか
有崎五派:めっちゃ高い!他に無ければ無理ゲーに挑みます
四之宮サヨリ:ふむふむ
四之宮サヨリ:ブルゲがもう一つあると何かあった時に……といったところでしょうか
有崎五派:さらしは流石に無理過ぎるのでブルゲもう一個いきましょうか
有崎五派:7dx+1>=20
DoubleCross : (7DX10+1>=20) → 8[2,3,4,4,6,8,8]+1 → 9 → 失敗
天沼チギリ:回らなかったね…
有崎五派:流石に何度も上手くはいかない……!
GM:ソラリスダイスは意外と調達うまくいかないがち
MD:4/『ロイズ・ウォー開戦』
GM:それでは次のミドルシーン。登場希望者はどうぞ。
四之宮サヨリ:1d10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 1[1]+63 → 64
四之宮サヨリ:私登場上手いですね……
有崎五派:有崎五派の侵蝕率を1d10(→ 8)増加 (75 → 83)
有崎五派:げー
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を1D10(→ 6)増加 (74 → 80)
天沼チギリ:登場がうますぎるサヨリちゃん
GM:低侵蝕型に限って登場侵蝕低くなりがちなんだよな
キングダム学区 真珠広場
GM:どうでもいいことだが、4人は昼間からずっと真珠広場にいる。
GM:この広場が会場になってしまっている以上、いつ何時暴動が起こるか分からない上に
GM:カリーナが突発的なイベントを起こす可能性もあり得るからだ。
GM:幸い、このお祭り騒ぎに便乗した露店や屋台が大量に集まってきており
GM:不自由はほとんどない……何も気にすることがなければ楽しくすらある。
GM:だが、バトルロイヤル開催時刻の6時は目前にまで迫っていた。日も落ちている。
社会人:「キングダム名物の王冠焼きいかがですか~」
社会人:「卵たっぷり!ふわふわだよ~」
四之宮サヨリ:「……う、美味しそうなチーズの香り……」
有崎五派:「間食は……敵……間食は……いや今チョコ集めてるんだった……」
キャレド・クレー:「でも、皆さんはそろそろお腹すいてるのでは……」
キャレド・クレー:「私はチョコをたくさん食べてますけど、ずっと戦いをおまかせしてばっかりだったので……」
有崎五派:「た、確かに……二人共朝から何も食べてないんじゃない?」
天沼チギリ:「そうですね。そろそろ栄養補給をしてもいい頃かもしれません。」
四之宮サヨリ:「少量チョコレートはいただきましたが、食事は……それどころではなかったですからね……」遠い目をしている。今までの戦いは本番ですら無かった事を思い出した
キャレド・クレー:「一緒に……っ、食べましょう!せっかく知り合った、な、な、仲間ですから……!」
キャレド・クレー:引っ込み思案のキャレド・クレーも少しずつ心を開いてきたように見える。
四之宮サヨリ:「……はい。是非ご一緒に。本番が始まる前に皆で士気を高めましょう」
有崎五派:「んふふ、そうね~。私達仲間、チームだもんね~?」嬉しそうにキャレドの頭を撫でながら同意する
キャレド・クレー:「えへへ……」
有崎五派:「じゃ~ここは先生の奢りと行きますかぁ!」意気揚々と財布を取り出して屋台の方へ
社会人:「へいらっしゃい!おっ、先生のお客さんですか!」
有崎五派:「はいは~いそうです!美味しそうな香り……4人分頂けますか?」
社会人:「まいどあり~!空いてるお席へどうぞ~!」
有崎五派:「お~いみんな~!座って食べよ~!」3人へ手を振って呼びかける
GM:一行は、裸電球が吊るされたテント内の簡素な席へと案内される。
GM:椅子は飲料のケースの上にベニヤ板を乗せたようなものだ。
天沼チギリ:「ご馳走になります。先生。」
天沼チギリ:しずしずと先生の後に続いて入店する。
四之宮サヨリ:「ありがとうございます。お世話になってしまい……」
キャレド・クレー:「先生、ありがとうございます……!」
有崎五派:「いいのいいの!みんな頑張ったからお腹いっぱい食べなさいな!」
GM:紙皿の上に乗った王冠焼きは見た目こそ質素だが、焼きたての卵とチーズの香りが食欲をそそるぞ。
キャレド・クレー:「むぐむぐ……おいふぃです!」
有崎五派:「あ、おいし……なんか地元を思い出すなぁ……」しみじみ。
四之宮サヨリ:「む、これは……なかなか……屋台でこのクオリティ……流石キングダムといったところでしょうか……」
天沼チギリ:「美味しいです。こうした屋台も…風情がありますね。」
????:「少ないなァ~~~」
????:一行のテーブルの隣。背を向けてテーブルに向かっている生徒が、おもむろに言う。
????:「本当に満腹になれるのかァ~~?その程度で……」
????:「満足できるのか?なあ~~、先生……!」
????:バサッ!!
????:その生徒の傍らには、既にうず高く積まれた紙皿がある!枚数にして30枚以上!
有崎五派:「わーお。いっぱい食べるのね……の割に痩せ型じゃない!?なに!?どうやってんの、それ!?」
有崎五派:もしゃもしゃと王冠焼きを口へ運びながら観察していたががたりと立ち上がって詰め寄る
????:「大活躍は聞いてますよ。メサイアの生徒に勧善懲悪委員会まで、しかも試合前にぶちのめしたときた……」
????:「ご挨拶しとこうと思いましてね」
????:「このキングダム連合学院で……ウマいものが現れたとなりゃ」
????:「主役は。あたしら美食クラブしかあり得ない」
有崎五派:「ふっ……なるほど。美も努力の賜物……そう簡単に教えてはくれないってワケね」
有崎五派:「それと、貴方が挨拶するべきはこっちの子たちだから」背後の3人を手で示す。
ロトカ・G・クイジナート:「美食クラブ……"製菓"の部門料理人、ロトカ・G・クイジナート」

有崎五派:(製菓部門……!)
四之宮サヨリ:「美食クラブ……あの美食王配下の?!」
天沼チギリ:「これはこれは…美食王には世話になってます。」
ロトカ・G・クイジナート:「"元老"様。ご挨拶が遅れてしまい申し訳ありませんね」
ロトカ・G・クイジナート:おかわりが運ばれてきた王冠焼きを、目にも留まらぬ早業で一口で平らげる。
天沼チギリ:「健啖家でいらっしゃる。」
ロトカ・G・クイジナート:「ですがロイズ生チョコレート[プレシャス]は、本気を出して穫りにいきます」
四之宮サヨリ:「……!」
ロトカ・G・クイジナート:「公正に勝負したいところです。よろしいでしょう?」
天沼チギリ:「ええ。」
天沼チギリ:「折角の機会です。公正な勝負をいたしましょう。」
ロトカ・G・クイジナート:「そちらは?」サヨリを見る。
四之宮サヨリ:「……メサイア合コン委員会、副委員長。四之宮サヨリ」
ロトカ・G・クイジナート:「っぱメサイアか……遺産管理委員会は中立っつっても」
ロトカ・G・クイジナート:「まさか学外の生徒と組むなんて前代未聞の話だ……何か特別な事情でもあんのか?」
四之宮サヨリ:「……特別なことなんてありませんよ」
四之宮サヨリ:「ただ、私はそのチョコがどうしても欲しい。それだけです」
ロトカ・G・クイジナート:「それならよかった。病気で死にかけの妹にどうしても食わせたい……って事情だったら」
ロトカ・G・クイジナート:「さすがのあたしでも負けてやらなきゃならなかった」
ロトカ・G・クイジナート:さらに一枚の王冠焼きを平らげている。
有崎五派:「ぜ、善良……キングダム……大事にしなさいよこの子……」
四之宮サヨリ:「どこまでも優しい方なのですね、でも、その上で」
四之宮サヨリ:「正面から挑むつもりです。美食を極めた貴女方が相手であっても、この一戦だけは負ける訳にはいきません」
天沼チギリ:「こちらからも推すパティシエがおりますので。」
天沼チギリ:キャレドの背中を撫でる。
キャレド・クレー:両陣営の威圧感で小動物のように震えている。
キャレド・クレー:「あわわわ……」
ロトカ・G・クイジナート:「……そこの"元老"様はご自由な立場なんでしょうが、うちの"美食王"様は繊細なお方でね」
ロトカ・G・クイジナート:「円卓が半ば公認しているチョコ争奪戦に諸王が踏み込んで場を荒らすのは、円卓に良い印象を与えないだろうってお考えで」
ロトカ・G・クイジナート:「……ご自身じゃ出てこられない。"外"の最高級チョコレートなんて、文字通り喉から手が出るほど欲しいだろうに」
ロトカ・G・クイジナート:「だからあたしが手に入れて、献上して差し上げるのさ!」
天沼チギリ:「円卓は…そうですか。それは何より。」
天沼チギリ:円卓が動いていない。つまり至上王も興味を示していないと言うことだ。
天沼チギリ:…今のところは、だが。
有崎五派:「………………キングダムにも、こんな……うう……」ぽろぽろ涙を流して口を手で抑えている
ロトカ・G・クイジナート:「おい大丈夫かそこの先生」
ロトカ・G・クイジナート:「情緒がおかしいぜ」
天沼チギリ:「キングダムの優秀な生徒が見れて感激しているのですよ。」
天沼チギリ:「今まで遭遇した生徒は一癖も二癖もありましたので。」
四之宮サヨリ:(それはそれとして、このままだとメサイアの印象だけ大変なことになるのでは……?)
四之宮サヨリ:(私が……私が防衛ラインにならないと。メサイア生徒として……!)
有崎五派:「大丈夫よ、ありがとう。貴方の戦い、応援してるわ」目の端に溜まった涙を指で拭う
ロトカ・G・クイジナート:「あんたと戦うんだよ!」
有崎五派:「そういやそうだった」
四之宮サヨリ:「そ、そうですよ先生!こちらも負けられませんからね!」
天沼チギリ:「ロトカ様、他の勢力は動いていませんか?」
ロトカ・G・クイジナート:「自覚してんのか先生?そこのメサイアは置いといても、遺産管理委員会の"元老"に先生の支援能力が入ったとなりゃ――」
ロトカ・G・クイジナート:「このバトルロイヤルじゃ、間違いなくあんたらが優勝候補だ。実力もたっぷりアピールしちまったしな」
ロトカ・G・クイジナート:「開始直後に全員がまずあんたらを潰しにかかるだろうなァ」
四之宮サヨリ:「……確かに、開催前に少し騒ぎになり過ぎたかも……」
有崎五派:「そりゃチギリちゃんもサヨリちゃんも凄い子たちだけど……なーんか先生ってだけで過大評価じゃない?」首を捻る
天沼チギリ:「先生というのはそういうものです。」
キャレド・クレー:「で、でもこれまでの戦いを勝てたのだって、先生の指揮がよかったからだと思います!」
有崎五派:「アロ……キャレドちゃん……!」
天沼チギリ:「子どもしかいないこのノヴァリスで唯一の大人。」
天沼チギリ:「子どもと違い、ある種の力もあり、頭も回る。」
天沼チギリ:(だけど、容赦はない。)
天沼チギリ:「それが概ねの生徒が抱く大人へのイメージでしょう。」
有崎五派:(んー……。そうあるだけで特別、ってのはあたしの思う先生とは違うイメージなんだよなぁ)
有崎五派:少なくとも、忙しそうに職員室で働く先輩たちが尊敬に値するのは"大人"だからではない。
四之宮サヨリ:「……私たちは、"優しく善良な大人"への憧れが少なからずあります」
四之宮サヨリ:「原因については、語るまでも無いとは思いますが……その」
四之宮サヨリ:「有崎先生は、その中でもそれに近いものではないか、と。過大に夢見てしまう所が在るのは私も否定しません」
四之宮サヨリ:「……私としては、過大ではない評価だとは思いますが」その人となりは、出会ってから僅かな時間でも明らかだ
有崎五派:「夢見てって……貴方達ももう少しすれば、大人になるんだよ?」あはは、と笑いながら
有崎五派:髪をかき上げ、少しだけ照れ臭そうに。
有崎五派:「まーでも、憧れられるってのは悪い気分じゃーないし」
有崎五派:「貴方達が成長した先にある"大人"が悪いモンじゃないってのを見せるのも私の仕事かな?」
有崎五派:「あんま期待され過ぎても困るけど、まあ頑張ってそれに答えてみますよ」冗談めかして締めくくる。
ロトカ・G・クイジナート:「感動的だねェー……期待させてもらうよ」
天沼チギリ:「……。」
ロトカ・G・クイジナート:席を立つ。
ロトカ・G・クイジナート:「あー、食った食った」
ロトカ・G・クイジナート:「腹二分目……ってとこか」サメのような歯で笑う。
ロトカ・G・クイジナート:「あたしと当たる前に倒れてくれるなよ。"先生"」
有崎五派:「ら、ライバル認定……!?私の柔らかいトコ刺激してくるじゃん……!」
有崎五派:(それはそれとしてダイエット法は本当に知りたい……勝ったら教えてくれるかな?)
キャレド・クレー:「ま、負けません……よね……!?先生……!」
キャレド・クレー:しがみついて震えている。
有崎五派:「そりゃ当然!先生ですから!」
有崎五派:「でも、あんたも頑張んのよ?私はあくまでチョコを手に入れる協力をするだけなんだから」
有崎五派:「おいし~の期待してるからね」震えるキャレドの頭を撫でながら笑う
キャレド・クレー:「ひぃ~~っ、頑張りますぅ……」
有崎五派:「ふふ、えらいぞ~」
四之宮サヨリ:「しかし、間違いなく強敵ですね。ロトカ・G・クイジナート……」
四之宮サヨリ:「美食クラブが本気で獲りに来たとなれば、一筋縄でいくものではありません」
天沼チギリ:「戦略を考える必要がありそうですね。」
有崎五派:「ふーむ……あたしはその辺りはからっきしだなぁ」
GM:予定にはありませんでしたが、事前戦略を立てても構いません。
GM:〈情報:ノヴァリス〉難易度10で一度ずつ判定してもらい、
GM:成功回数だけ、この後に予定されているバトルロイヤル突破判定で使える戦略ポイントを1獲得できます。
四之宮サヨリ:おお……!?
有崎五派:す、すげぇ
天沼チギリ:お、やったあ!
天沼チギリ:では戦略を立てよう!
四之宮サヨリ:やってみましょう
四之宮サヨリ:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 3[2,3]+1 → 4
四之宮サヨリ:……
天沼チギリ:コネを使って判定。
天沼チギリ:5dx+2 情報:ノヴァリス
DoubleCross : (5DX10+2) → 10[1,6,7,9,10]+7[7]+2 → 19
天沼チギリ:成功!
GM:キングダムの頭脳!
四之宮サヨリ:あっコネの存在を失念していた……!
四之宮サヨリ:しかし振ってしまったので見守ります、キングダムの頭脳があれば安心だ!
有崎五派:情報:ノヴァリス!
有崎五派:コネ使用!
有崎五派:9dx+1>=10
DoubleCross : (9DX10+1>=10) → 9[1,3,4,4,6,7,7,8,9]+1 → 10 → 成功
有崎五派:あっぶな!
四之宮サヨリ:頼れる~~~
GM:無駄のない成功!
GM:では戦略ポイントを2獲得しました。この使い方については後ほど説明しましょう。
GM:屋台の席で、4人は勝ち抜きのための戦略会議をしていたが……
GM:5時50分。公園に園内放送が響く。
カリーナ・ピガフェッタ:〈ピンポンパンポーン!〉
カリーナ・ピガフェッタ:〈こんちはー!カリーナだよ〉
カリーナ・ピガフェッタ:〈みんなお祭りは楽しんでるかな!?いよいよメインイベント!『本物のチョコレート』争奪戦――〉
カリーナ・ピガフェッタ:〈ロイズ・ウォーの開催だぞ!〉
GM:ゴゴゴゴゴゴゴ……
GM:"海賊部"の巨大飛空船が高度を下ろし
GM:公園の出入り口を全て封鎖してしまう。
カリーナ・ピガフェッタ:〈参加しない人は事前にお知らせした安全エリアに避難してね~っ〉
カリーナ・ピガフェッタ:〈参加者が安全エリアに入ったらリタイア扱いになっからね!〉
天沼チギリ:「では各々方、ぬかりなく。」
天沼チギリ:屋台の席を立ち、大刀を構える。
カリーナ・ピガフェッタ:〈あとは自由!戦いでも話し合いでも……〉
四之宮サヨリ:「はい、全力で戦い抜きましょう」
有崎五派:「ひぃ~……緊張する……」キャレドと共に震える
キャレド・クレー:「が、頑張り……ます……!」
カリーナ・ピガフェッタ:〈最後に残ったやつが勝者だっ!!〉
四之宮サヨリ:「───ここからが、本番です」
カリーナ・ピガフェッタ:〈『本物のチョコレート』!!欲しけりゃくれてやる!!〉
GM:爆音。夜空に、立て続けに花火が打ち上げられる。
GM:公園の生徒たちは、本物のチョコレートを目指し、夢を追い続ける。
GM:世はまさに、大バレンタイン時代……!!
GM:ロイズ・ウォー本戦が開催されました。
GM:この判定は、シナリオクラフト形式でプライズポイントを蓄積していきます。クリアまでの必要ポイントは8。
GM:ただし、必要な判定は常にランダムで決定されます。
GM:必要な判定は〈白兵〉〈運転〉〈射撃〉〈芸術〉〈RC〉〈知識〉〈交渉〉〈調達〉のいずれか。難易度は常に9です。
GM:またラウンド終了時には、参加者生徒からの攻撃を受け、敵味方全員が2D10のHPダメージを受けていきます。
GM:ここで活用できるのが戦略ポイント。
GM:戦略ポイントを消費すれば、その手番における必要判定を任意のどれかに変更することができます。
GM:ロイズ・ウォーを戦いながら戦略ポイントを稼ぐという判断も可能です。〈情報〉で難易度10。
GM:以上のルールで進行していきます。質問などございますでしょうか。
有崎五派:苦手なモノは戦略ポイントでカバー可能……!完全に理解しました
天沼チギリ:こちらはOKです!
四之宮サヨリ:理解しました!社会と違い無敵の精神をお見せしましょう
GM:ではプライズポイント判定だ 最初の判定はこれ!
GM:choice(白兵,運転,射撃,芸術,RC,知識,交渉,調達)
DoubleCross : (choice(白兵,運転,射撃,芸術,RC,知識,交渉,調達)) → 白兵
GM:白兵。どなたかが判定するか戦略ポイントを消費するまではこの技能は変わりません。
GM:あと書き忘れていましたが、最大達成値は20とします。設定しないと瞬殺されちゃうパターンがあるからね
天沼チギリ:白兵は私にお任せを…
有崎五派:た、頼りになる生徒!
四之宮サヨリ:お願いします!私は白兵ダメダメ女!
GM:サヨリさんが待機を選択するなら、行動値6チギリさんの判定です。
四之宮サヨリ:ああそっか、行動値順!待機宣言します!
天沼チギリ:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》
天沼チギリ:白兵判定します。
天沼チギリ:10dx7
DoubleCross : (10DX7) → 10[1,2,2,3,4,4,5,5,7,8]+10[3,7]+10[9]+1[1] → 31
天沼チギリ:やった!
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を4(→ 4)増加 (80 → 84)
四之宮サヨリ:MAX!
有崎五派:す、すげーッ!
GM:コンセントレイトを使える判定が出ちゃったからな~
GM:この結果からも分かる通り実は戦略ポイントはかなりでかい!今回はバトルロイヤル形式なので
GM:判定ごとに敵を出していきましょう
GM:公園内のスピーカーがけたたましいベルの音を鳴らす。ロイズ・ウォー開戦の合図だ。
GM:全員が開始までこの広場に残り続けた猛者だ。開始直後に仕掛けるような者はそうはいないが……
ハリエッド・ルスハレー:「よう……先生チーム」
ハリエッド・ルスハレー:ゆらりと現れた、ヘルメット姿の女がいる。
ハリエッド・ルスハレー:「ずいぶんとチョコを荒稼ぎしたって話じゃねえか……」
天沼チギリ:「その風貌。」
天沼チギリ:「すがる末日姉妹会の生徒ですか。」
ハリエッド・ルスハレー:「……」ゴゴゴゴゴ
有崎五派:「穏やかな組織名と目の前の子の物騒さが結びつかないんだけど……!?」
実況生徒:「皆さんこんにちは。実況生徒よ」
解説生徒:「解説生徒だぜ」
解説生徒:「今日はロイズ・ウォーの有力候補について解説していくぜ」
四之宮サヨリ:「あの人は……それに何処かで聴いたことのありそうな実況解説まで……」
解説生徒:「ところで実況生徒、ロイズ・ウォーについて知ってるか?」
実況生徒:「いいえ、知らないわ」
解説生徒:「ロイズ・ウォーっていうのは『本物のチョコレート』の争奪のために」
解説生徒:「様々な手段で勝敗を競い合う自由形式のバトルロイヤルだぜ」
解説生徒:「そのためこの真珠広場には多種多様な分野のエキスパートが集結していると言われてるんだぜ」
実況生徒:「へえ、そうなんだ。じゃああのヘルメット姿の生徒は誰なのかしら?」
解説生徒:「あれはハリエッド・ルスハレー。今はメサイア学園すがる末日姉妹会の信者なんだぜ」
実況生徒:「『今は』?気になる言い方するのね解説生徒」
解説生徒:「ハリエッドは元はキングダム転売部の生徒だったんだ。あれはその成れの果てなんだぜ……」
ハリエッド・ルスハレー:「皆が善き人でありますように……」
ハリエッド・ルスハレー:ぶつぶつと唱えながら、『救済棒』を振りかぶる。
ハリエッド・ルスハレー:「『本物のチョコレート』を転売して神の名のもとに全額寄付!救済ポイント大幅アップだぞッ!」
有崎五派:「本質が変わってねえ!」思わず口調が乱れる
四之宮サヨリ:「……そ、その、先生……あの人もメサイアなんですが……いや元はキングダムだったはずで……その……」
四之宮サヨリ:言い訳がどんどん苦しくなっていく
四之宮サヨリ:「ってそれどころじゃない!天沼さん!」
ハリエッド・ルスハレー:ブオン!
天沼チギリ:(棒術。)
ハリエッド・ルスハレー:手近にいたチギリの側頭部を打ち据えるような軌道!
天沼チギリ:(リーチは短いですが間合いに入った時の連打は侮れない。)
天沼チギリ: フッ
有崎五派:「大丈夫。あたしの中のメサイアはサヨリちゃんがいる限りギリ耐えてるから……」
天沼チギリ:既に三歩半後退している。
解説生徒:「うまい!」
ハリエッド・ルスハレー:僅かに間合いを離されただけが、回避され片足分たたらを踏む!
天沼チギリ:そして大刀を腰に差し、柄に右手を添える。抜刀術の構え。
天沼チギリ: ヂャ ッ
天沼チギリ:腰の捻りで刀を抜く。
天沼チギリ:そしてその勢いのまま、柄頭で相手の頭を強く突く。
ハリエッド・ルスハレー:「あがががっ!?」
ハリエッド・ルスハレー:ヘルメットに網目状にひびが入るような衝撃!
天沼チギリ:「いちいち斬っていては」
天沼チギリ:「大介錯の刃が鈍りますので」
ハリエッド・ルスハレー:「ぐっ……転売の企業努力も……」
ハリエッド・ルスハレー:「楽じゃない……ぜ……」バタッ
実況生徒:「決着――っ!」
解説生徒:「さすがは遺産管理委員長、巨大な武器に全く振り回されない無駄のない体捌きだったんだぜ」
キャレド・クレー:「やっぱり"元老"様はほんとに強いです……!」
四之宮サヨリ:「……お見事です。こちらも見習わなくては」
天沼チギリ:「──作戦通り」
天沼チギリ:「浮いた駒を狩り、周囲に牽制出来ましたね。」
四之宮サヨリ:「ええ。これで、多少は次の襲撃迄の時間を稼げるはず!」
有崎五派:「かっくぃ~!シュッとやってバシッと!さっすがチギリちゃん!」大げさな動きで真似している
実況生徒:「優勝候補の先生チーム、危なげなく快勝!」
実況生徒:「今後の活躍にも期待が高まるわね、解説生徒」
解説生徒:「これからも楽しみなんだぜ」
GM:一度成功したため判定が変更されます。
GM:同じやつが出るとちょっと困っちゃうけどどうなるかな
GM:choice(白兵,運転,射撃,芸術,RC,知識,交渉,調達)
DoubleCross : (choice(白兵,運転,射撃,芸術,RC,知識,交渉,調達)) → 知識
GM:知識だ!
天沼チギリ:知識が得意な人は…
四之宮サヨリ:フ……
四之宮サヨリ:私の精神は……9
GM:めちゃくちゃ賢いやん
有崎五派:な、なんだって……!?
天沼チギリ:先生待機でサヨリちゃん判定かな
有崎五派:ですね、頼れる生徒に任せちゃお~
GM:待機ルールだと行動値遅いほうが実は待機処理では先に動くんですけど
有崎五派:あっそうなんだ……!
GM:まあ今回は厳密に行動順管理する判定ではないですし
GM:普通にサヨリちゃん動いた後で先生動けるとしても大丈夫でしょう。
GM:先生待機でサヨリちゃんの手番だ。難易度は同じく9!
四之宮サヨリ:助かります、ありがとうございます……!
天沼チギリ:ありがたや…
四之宮サヨリ:素振りの力をお見せしましょう!これこそ……知識の暴力!
四之宮サヨリ:10dx
DoubleCross : (10DX10) → 10[3,3,3,7,8,9,9,10,10,10]+10[4,5,10]+4[4] → 24
有崎五派:回してるぅ!
天沼チギリ:強すぎ~
GM:なんてことだ
GM:またも圧倒的成功。6/8が既に進行されてしまった……!
GM:先陣を切ったハリエッド・ルスハレーの後にも、無謀なチャレンジャー生徒が何人か挑みかかってきたが
GM:考えなしの連中に負けるような先生チームではない。次々と勝利を収めていた。
GM:しかし今、川にかかった大橋の向こうから
八坂ヤルチ:「……」
八坂ヤルチ:ザッ、ザッ、ザッ……
八坂ヤルチ:スーツ姿にメガネを掛けた不穏な雰囲気の生徒が接近しつつある。
八坂ヤルチ:「噂の先生チームですな」
四之宮サヨリ:「……貴女は?」
八坂ヤルチ:「八坂ヤルチ……」
実況生徒:「八坂ヤルチって何者なのかしら?」
解説生徒:「キングダムの一般生徒だぜ。しかし彼女は知識の暴力においては相当な実力者だと言われているんだぜ」
有崎五派:「知識と暴力、絶対結びついてほしくないんだけど……」
八坂ヤルチ:「他の参加者には運命力で環境に刺さって勝てていたのでしょうが」
八坂ヤルチ:「貴殿達の役割では、この八坂ヤルチの論理に勝つことは」
八坂ヤルチ:「あり得ない」
解説生徒:「役割論理部!恐るべきロジカルさで敵を責め立てる……恐怖の部活なんだぜ!」
四之宮サヨリ:「……なんて自信、既に勝利の論理を組み立てて……?!」
八坂ヤルチ:「貴殿達のパーティーには必然力が足りてませんな」
八坂ヤルチ:「いわばボーナス」
四之宮サヨリ:「ボ、ボーナス……?」
天沼チギリ:「気を付けてください。」
天沼チギリ:「役割論理部の恐ろしさは知識に裏打ちされた圧倒的攻撃力。」
天沼チギリ:「”フルアタック”と呼ばれるそれは数多のクイズ大会を荒らしました。」
有崎五派:「受け止めきれない攻撃を飛ばしてくるってワケね……。サイクル戦は不利よ、サヨリちゃん!」
八坂ヤルチ:「四之宮サヨリの役割は」
八坂ヤルチ:ただ歩いてきたのではない。既にインファイトの姿勢に入っているッ!
八坂ヤルチ:「遠距離からの支援砲撃」
八坂ヤルチ:「つまり、こうして懐に入ってしまえばまず一体――」
八坂ヤルチ:中国武術めいたワンインチパンチをサヨリの腹部へと繰り出している!
四之宮サヨリ:「えっ……雷撃!」
四之宮サヨリ:超至近距離のヤルチを狙い撃つように、頭上から雷が落ちる!
八坂ヤルチ:「ギャッ」
四之宮サヨリ:「……先制攻撃くらい出来るに決まってるじゃないですか!」
四之宮サヨリ:「というか得意技です!」
四之宮サヨリ:「それに至近距離も撃てなかったらこんな使いづらい武器使ってませんよ!」
天沼チギリ:「四之宮様、役割論理部は高耐久です。」注意を促す。
八坂ヤルチ:「なるほど。この距離でも受けに回れるとは……」
八坂ヤルチ:「異教徒ながらなかなかの戦いぶりですな」
八坂ヤルチ:「しかし総合的にロジックすれば私の勝ち以外はあり得ない」
四之宮サヨリ:「ま、未だ隠し玉が……!」
八坂ヤルチ:「この距離では控えのチームメイトと交代できないでしょう――」
八坂ヤルチ:再びインファイト!さっきとまったく同じ戦術だ!
八坂ヤルチ:「つまり高威力で攻め続ければ」
八坂ヤルチ:「必ずサイクルが崩れるというロジカルな帰結ですな!」
四之宮サヨリ:「でもさっき麻痺して動けなかったから、先制でもう一発撃って怯ませ続ければ何とかなるんじゃ……」
四之宮サヨリ:「雷撃」
八坂ヤルチ:「ウギャーッ!!」
四之宮サヨリ:「あっひるみましたね」
有崎五派:「必然力……足りなかったようね」
解説生徒:「これは完全に勝利が決まったようなものなんだぜ」
四之宮サヨリ:「……どうします!控えと交代しますか!私はこのまま居座りでも結構ですよ!」
四之宮サヨリ:「今日は何か……天の恵みがあるような気がします!」
八坂ヤルチ:「くっ……!」膝を突く。
八坂ヤルチ:「ここまでの激戦で役割論理部の他の部員は全滅……」
八坂ヤルチ:「戦えるのは私一人だけだったというわけですな」
四之宮サヨリ:「あ、貴女……そんな状況なのに一人で戦いを挑んで……」
四之宮サヨリ:「勝利こそが自らの役割と……そう信じて……」
八坂ヤルチ:「四之宮サヨリ……貴殿にはこの八坂ヤルチを倒したヤバいオーヴァード……」
八坂ヤルチ:「ヤーヴァードの称号を与えますな」
天沼チギリ:「ヤーヴァードは役割論理部が気に入ったオーヴァードに与える最高峰の称号ですよ。」
四之宮サヨリ:「いやそれはいらないです。なんか……いろんな人に勘違いされそうで……!」
八坂ヤルチ:「私は……ここまでですな……」バタッ
八坂ヤルチ:八坂ヤルチは たおれた!
有崎五派:「立派だったよ、あんた……」戦士に敬礼
四之宮サヨリ:「とりあえず、横に設立されている医療部センターに届けておきましょう……」
実況生徒:「バトルロイヤルで出た負傷者は海賊部が回収し手当てしているようね」
解説生徒:「リタイアの申請も医療部センターでできるから無理はしないほうがいいんだぜ」
有崎五派:「システム自体は理性的なんだ……」異常空間から解き放たれて正気にもどった
四之宮サヨリ:「成程、じゃあとりあえず放置で……大丈夫です、所持金を毟ったりはしませんから」
天沼チギリ:「いじっぱりな性格でしたね。最後まで戦いをあきらめないとは。」
GM:最後は有崎先生!立て続けに最大達成値が出てしまって残りの進行値はわずか2だ
有崎五派:判定項目は一体……!
GM:choice(白兵,運転,射撃,芸術,RC,知識,交渉,調達)
DoubleCross : (choice(白兵,運転,射撃,芸術,RC,知識,交渉,調達)) → 芸術
GM:芸術だ!
有崎五派:ふ……ふふ!まずいわ!
有崎五派:固定値はそれなりにあるけどダイスが3つしかない……!
天沼チギリ:ここは…ポイントを使って得意分野に変えてはいかがでしょう!
四之宮サヨリ:使いどころ!
天沼チギリ:交渉がよさそうですね変えるとしたら
有崎五派:芸術に背を向けるのは若干悔しいが……ここは成功を取る!戦術ポイントを使って交渉へ変更してもいいですか!
GM:大丈夫です!
有崎五派:ではいきます!技能は交渉!
有崎五派:8dx+1
DoubleCross : (8DX10+1) → 10[1,1,1,2,4,7,8,10]+1[1]+1 → 12
有崎五派:い、一回回った……!
GM:うおお、成功だ そしてロイズ・ウォーも見事勝ち抜いてしまった
有崎五派:やった~!
GM:ランダムとは言え簡単に設定しすぎたかな~。でもサクサクいくぶんにはいいか
解説生徒:「実況生徒、いよいよ強豪同士がぶつかるんだぜ」
実況生徒:「え?どの生徒とどの生徒かしら。ハイレベルな戦いが見れそうで楽しみね」
解説生徒:「ああ。片方は注目の先生チーム。そしてもう片方は……」
解説生徒:「DDD所属、ショコラティエ糖坂。この戦いの優勝候補の一角だぜ……!」
ショコラティエ糖坂:「……来たな」
ショコラティエ糖坂:腕組みをして、丘の上に佇んでいる。
ショコラティエ糖坂:長いコートが風にはためく。そして片腕には
ショコラティエ糖坂:奇妙なデバイスが装着されている――そこに『ロイズ』の板チョコレートをセットする!
ショコラティエ糖坂:「待っていたぞ、先生チーム!!」
天沼チギリ:「む……あれは」
ショコラティエ糖坂:「いでよ俺のモンスター!!」
ショコラティエ糖坂:「ロイズ・ピスタチオ・ドラゴン!!」
四之宮サヨリ:「ま、まさか……あれは!」
ショコラティエ糖坂:Dessert Dragon Duelists(デザート・ドラゴン・デュエリスツ)所属、ショコラティエ糖坂!
ショコラティエ糖坂:ショコラショコランを経由して普及してしまった『ヘイラッシャイザー』のスイーツ版を操り
ショコラティエ糖坂:日夜強大なスイーツドラゴンを研鑽する恐るべき部活である
ロイズ・ピスタチオ・ドラゴン:「ギシャアアアアアアアアアッ」
有崎五派:「……………………………………………」
四之宮サヨリ:「噂には聞いていましたが……実在するなんて、スイーツドラゴン……!」
天沼チギリ:「ぬかりました。カードはアメリアに渡して、手元にありません。」
天沼チギリ:「クロスモンスターズやヘイラッシャイザーなら対抗できるやもしれませんが…。」
有崎五派:「な、な、な、なに……それ……!」
四之宮サヨリ:「食べ物をリソースとして召喚されるドラゴンです!」
有崎五派:「カワイイじゃない!!!!」
ロイズ・ピスタチオ・ドラゴン:「カリウム……鉄……銅……」
ロイズ・ピスタチオ・ドラゴン:「必須脂肪酸……!」
四之宮サヨリ:「本来は寿司のみと聞きましたが、スイーツでの召喚もここまで普及していたとは……!」
四之宮サヨリ:「その破壊力は上級レネモンレベル!さらにロイズのチョコを使用したとなれば……」
ショコラティエ糖坂:「ハハハハハハハ!!どうだァ!!」
ショコラティエ糖坂:「考えたことはなかったか!?これほどまでの美味を誇る『ロイズ』のチョコレート!!」
ショコラティエ糖坂:「これを軍事力に転化すれば……」
ショコラティエ糖坂:掌を空に差し出し、握り込む。
ショコラティエ糖坂:「世界すら手中に収めることも夢ではないと!」
ショコラティエ糖坂:「ましてこの戦いの優勝商品、生チョコレート[プレシャス]ともなれば!」
ショコラティエ糖坂:「ハハハハハ……『神』のごときドラゴンが生成されるに違いあるまい!!」
キャレド・クレー:「ひ、ひどい……チョコレートをそんな目的のために……」
有崎五派:「軍事力って、あんたねぇ!」
有崎五派:「せっかく美味しいチョコレートとして生まれてきたのに……!戦いの道具にするなんてあり得ないッ!」
天沼チギリ:「キャレド様。ショコラショコラン生ならギアを持っていませんか?」
天沼チギリ:「あれに対抗するには同じ力が必要です。」
キャレド・クレー:「持ってませんよ!?」
キャレド・クレー:「いくらショコラショコラン生だってみんながあんなの持ってるわけないじゃないですか!」
キャレド・クレー:「だってお菓子作るのに必要ありますか!?あれが!?」
ロイズ・ピスタチオ・ドラゴン:「ギシャアアアッ……!!!」
四之宮サヨリ:「しかし……ならどうやって対抗すれば……!」
ロイズ・ピスタチオ・ドラゴン:「ピスタチオはアルコールとの相性もイイゾ……」
実況生徒:「さすがは優勝候補、あの先生チームも追い詰められています!」
解説生徒:「この状況を打開するには敵の能力に合わせた戦略が必要だぜ」
天沼チギリ:「………。」あたりを見回す。探すのは腕に同じようなデバイスを着けた生徒。
天沼チギリ:そして、見つける。奇襲を仕掛けて気絶させ、奪い取ったデバイスを先生に投擲!
不幸な一般生徒:「ギャフン!」
不幸な一般生徒:寿司職人部 本鰹ツリコ……再起不能
天沼チギリ:「しばしお借りします。」
有崎五派:「うわッ!?」慌ててキャッチ
天沼チギリ:「それで、召喚を。」
四之宮サヨリ:「……目には目を、歯には歯を!」
天沼チギリ:「大丈夫。あなたの傍にはパティシエがいます。」
キャレド・クレー:「それ使うんですか!?」
キャレド・クレー:「しかもそれどっちかというと寿司用のデバイスじゃないですか!?」
解説生徒:「寿司ドラゴン用の『ヘイラッシャイザー』でスイーツドラゴンの召喚を試みるのは危険な賭けなんだぜ」
四之宮サヨリ:「いえ……問題ありません!私がシステムをリアルタイムでハッキングします!」
四之宮サヨリ:【電子使い】タブレットを操作すると共にヘイラッシャイザーのシステムに侵入。スイーツに適合するように調整する!
GM:四之宮サヨリがシステムに侵入する!
四之宮サヨリ:「これで……一戦闘分は……なんとかなるはず……!」息を切らす。本来は得手ではない故に、消費も凄まじいのだ
有崎五派:「キャレドちゃん!味見用のロイズ板チョコ、2枚くらいまだあったよね?」デバイスを機敏な動きでセットする
キャレド・クレー:「は、はい……!これでよろしければ!」
天沼チギリ:「邪な想いで造られたスイーツが世に蔓延るのが嫌ならば、」
天沼チギリ:「今この場で作ってお見せください。本物のスイーツドラゴンを。」
有崎五派:「借りるよ、これ……!ここまで来たんだもん、手ぶらで帰れないよね!」デバイスへ板チョコをセット!
『ヘイラッシャイザー』:〈ヘイラッシャイ!〉
有崎五派:「今のあんたは寿司職人じゃない!パティシエよ!」
『ヘイラッシャイザー』:〈ヘイ、チョコレートオマチ!〉
GM:ギュオオオオオオオオオ
GM:電子的ノイズが空間に走り
GM:板チョコをもとにしたドラゴンが生成される!
ロイズ・ミルク・ドラゴン:「キャル―――ン!!!」
ショコラティエ糖坂:「フン……何を召喚したかと思えば」
ショコラティエ糖坂:「ただの通常販売の板チョコレート[ミルク]とはな」
ショコラティエ糖坂:「俺のロイズ・ピスタチオ・ドラゴンは」
ショコラティエ糖坂:「シチリア産ピスタチオを使用したピスタッキオ チョッコラートを元に召喚している……!」
ショコラティエ糖坂:「攻撃力!防御力!そしてカリウムや必須脂肪酸が違うわ!!」
ロイズ・ピスタチオ・ドラゴン:「ギャシャアアア―――ッ!!」
ロイズ・ミルク・ドラゴン:「キュイーッ!?」
有崎五派:「忘れてるんじゃないかしら。通常販売は企業を支える大黒柱」召喚したドラゴンに優しいまなざしを向ける。
有崎五派:「大丈夫!あんたならやれる!今や北海道という最強の地に君臨するロイズも、"ただの"ミルクチョコレートから始まったんだから!」
キャレド・クレー:「あ……あ!先生、見てください!」
有崎五派:「!」
GM:土煙の向こうには……もう一つの影!
ロイズ・ミルク・ドラゴン:「シャアアァ――ッ!!」
有崎五派:「あ、あんた……?」
キャレド・クレー:「ロイズ・ミルク・ドラゴンが……2体同時に!!」
天沼チギリ:「今です、スイーツ融合を!」
有崎五派:「どうやんの!?あ、えっと……こ、これか!?」デバイスのボタンを勘でプッシュ!
『ヘイラッシャイザー』:〈ヘイラッシャイ!炙りサーモンオマチ!〉異常挙動により音声がバグっている!
四之宮サヨリ:「く……ヘオラッシャイザー融合システム、強制解放!」
有崎五派:「融合召喚──!ロイズの大黒柱の力……見せて頂戴!」
四之宮サヨリ:「デバイスの底力、見せてみなさい……!」
GM:ドドドドドドドドド
ショコラティエ糖坂:「ヌゥーッ、この圧力は……!?」
GM:ド ン
有崎五派:「ロイズ・ミルク・ドラゴン……!」
????:「グルルルルルッ……」
????:出現したのは、双頭を持つ神々しいチョコレート色ドラゴン……!
????:カカオの産地にこだわったロイズの『起源』をその名に関するドラゴン!
ロイズ・オリジン・ダブルヘッド・ドラゴン[カカオ80%]:「グオオオオオオォォォォォン!!」
ロイズ・ピスタチオ・ドラゴン:「ギャーッス!?」
ショコラティエ糖坂:「チョコレート同士の、融合だとォ……!こんなことがあり得るというのか……!」
有崎五派:「このビターな香り……いける!」ぐ、と拳を握る
四之宮サヨリ:「……凄まじい圧の濃厚さ……これが……!」
キャレド・クレー:「私達の心に……こたえてください!チョコレートドラゴンさん!」
有崎五派:「先達を、前身を侮った者は必ず衰退を辿るのよ!歴史の起点、その重みを味わいなさい!」
有崎五派:「ロイズ・オリジン・ダブルヘッド・ドラゴン!貴方の力を見せて!」
ロイズ・オリジン・ダブルヘッド・ドラゴン[カカオ80%]:「ロイズ・エクアドル・ストリーム!!!」
ロイズ・オリジン・ダブルヘッド・ドラゴン[カカオ80%]:ズビャアア――ッ!!!
ロイズ・オリジン・ダブルヘッド・ドラゴン[カカオ80%]:南米エクアドルの風をも思わせる灼熱のブレスが
ロイズ・オリジン・ダブルヘッド・ドラゴン[カカオ80%]:ロイズ・ピスタチオ・ドラゴンを消し飛ばす!
ショコラティエ糖坂:「お……俺の、ロイズ・ピスタチオ・ドラゴンが……」
ショコラティエ糖坂:LP4000→0
ショコラティエ糖坂:「完敗だ……」
有崎五派:「負けても、死んだわけじゃない。貴方の実力は本物よ」手を差し伸べる
ショコラティエ糖坂:「チョコレートを軍事力に転用しようとした俺の野望は……どうやら間違っていたようだな」
ショコラティエ糖坂:「また1から再出発だ……」手を取る。
有崎五派:「力だけじゃない、貴方の相棒の美味しさの方も大事にしてあげて」熱い握手を交わして背を向ける
ショコラティエ糖坂:「……」
ショコラティエ糖坂:その背中を見送って
ショコラティエ糖坂:自分の『ヘイラッシャイザー』に装填されているチョコレートを見る。
ショコラティエ糖坂:それは今、ドラゴンの姿からピスタッキオ チョッコラートに戻っていた。
ショコラティエ糖坂:「フ……」立ち去っていく。
キャレド・クレー:「や、やりましたね、先生……!」
有崎五派:「うん……!なんかめちゃくちゃ頭痛いけど、勝ったのよね、私たち!」
四之宮サヨリ:「……ええ、正真正銘、私たちの勝利です……!」
天沼チギリ:「ギアは外してくださいませ。元の持ち主にお返しに上がりますので。」
四之宮サヨリ:「ハッキングもここまで。残ったわずかな時間ですが、ドラゴンさんにお別れを……」
ロイズ・オリジン・ダブルヘッド・ドラゴン[カカオ80%]:「……」有崎に向かい、重々しく頷いてみせる。
有崎五派:「立派よ、貴方。ごめんね、あたし達の目的の為に……」そっと顎を撫でてほほ笑む
有崎五派:「私、貴方の香りはきっと忘れない」すぅ、と息を吸い込む。
有崎五派:「歴史を支えてきた、カッコいい香りがするもの」
ロイズ・オリジン・ダブルヘッド・ドラゴン[カカオ80%]:ドラゴンに表情はないが、その時は言葉に応えて笑ったのかもしれない……
ロイズ・オリジン・ダブルヘッド・ドラゴン[カカオ80%]:チョコレートドラゴンは電子的ノイズによってドラゴン空間に送還され、板チョコレート2枚が現実世界に戻ったのだった。
有崎五派:静かにデバイスを腕から取り外し、チギリさんへ返す。
有崎五派:「代わりにお礼言っておいてくれる?親切に貸してくれてありがとうって」
天沼チギリ:「……はい。お伝えしておきます。」
解説生徒:「ちなみに本鰹ツリコは頑固一徹の寿司職人でスイーツの蔓延を許せぬあまりこのロイズ・ウォーに参戦してたんだぜ」
実況生徒:「そうだったのね解説生徒」
GM:すべての障害を突破した先生チーム。
GM:だが、最後に立ちはだかるのはやはりあの生徒だった。
ロトカ・G・クイジナート:「さっきの退場アナウンスを聞いたか?」
ロトカ・G・クイジナート:シートを広げて、大量の弁当をムシャムシャと食べ続けている。
ロトカ・G・クイジナート:その周囲にはおびただしい数の生徒が倒れている。異様な光景だ……!
ロトカ・G・クイジナート:「残ってるのはあたしと……あんた達だけだ」
四之宮サヨリ:「……やはり相対することになりますか、美食クラブ……!」
有崎五派:「宣言通り勝ち残るなんて……やるじゃない」
天沼チギリ:「流石でございますね。」
ロトカ・G・クイジナート:「戦うだけなら救伐騎士団に勝てねえ、人望でお掃除部に勝てるわけでもねえ」
ロトカ・G・クイジナート:「だが食い意地のかかった勝負なら」立ち上がる。
ロトカ・G・クイジナート:「美食クラブが最強なんでな」
有崎五派:「ふふっ。美食クラブ、楽しそうなトコじゃない」ほほ笑む
有崎五派:「けど──私らの友情パワーも負けてないもんね!私らだって本気でチョコが欲しいのよ!」シャドーボクシング
ロトカ・G・クイジナート:「フン、そこの四之宮のやつの言う『どうしても欲しい』って話か?」
ロトカ・G・クイジナート:「どうしてチョコが欲しいのか」
ロトカ・G・クイジナート:「胸張って言えることなら言えばいいじゃねえか。コソコソ隠してる時点で、あたしに言わせりゃ『弱い』んだよ」
有崎五派:「む……!」不満げ
四之宮サヨリ:「……」
四之宮サヨリ:先生を手で制し、一歩前へ
四之宮サヨリ:「───私が"本物のチョコレート"を得たいのは、委員会の皆の為」
四之宮サヨリ:「どうしようもない真実に傷ついてしまった皆に……少しでも、前を向いてもらうため」
四之宮サヨリ:(……それは、私も含めてだ)
ロトカ・G・クイジナート:「……なんだと?どこの委員会だテメー」
四之宮サヨリ:「言ったでしょう。それとも、他のビッグネームに押されて忘れていたというなら……もう一度教えしましょう」
四之宮サヨリ:「メサイア合同カタコンベ保全委員会副委員長、四之宮サヨリ!」
ロトカ・G・クイジナート:「……ハハ!確かに忘れちまってた。最初に会った時に聞いてたかな?」
ロトカ・G・クイジナート:「まあいいや。合コン委員会の連中を慰めるためにチョコが欲しいのか?」
四之宮サヨリ:「いいえ。たとえ本物のチョコレートだとして、それだけで済むとは思っていません」
四之宮サヨリ:「……それだけ、大きいものです。真実は、何処までも残酷なものですから」
四之宮サヨリ:「───でも、前を向く活力になる」
四之宮サヨリ:「落ち込んだ時には、とびっきりの甘くて、美味しいものを」
四之宮サヨリ:「だから……これは私の意地で、エゴです。本物じゃなくてもいいかもしれない。けれど。私は"本物"を届けたい」
ロトカ・G・クイジナート:「イイ心がけだ。理由を聞けて良かったよ」
ロトカ・G・クイジナート:「あたしが『本物のチョコレート』を手に入れたところで」
ロトカ・G・クイジナート:「誰かが傷つくわけでもねーし、病気の妹が死ぬわけでもねー」
ロトカ・G・クイジナート:「だったら"美食王"に喜んでもらいたい気持ちはそっちと互角ってことだよなァ!?」
ロトカ・G・クイジナート:「勝負だ四之宮サヨリ!恨みっこなしだぜ!たとえ食い物の恨みだろうとな!!!」
四之宮サヨリ:「望むところです!勝った方が……"本物"のチョコレートを手にする!」
天沼チギリ:「いい啖呵でした、四之宮様。」
天沼チギリ:「こちらも心置きなく剣を振るえるというもの。」
天沼チギリ:隣に立って大刀を構える。
有崎五派:「そうそう!こういうの!これが正しい青春って感じじゃない!?」嬉しそうに手をパタパタさせながら頷く
有崎五派:「ほんとならどっちかに肩入れってのも大人としては正しくないかもだけど……新人だから、大目に見てよね!」
四之宮サヨリ:「……本当は、意図が無くても同情を買うみたいになってしまうから。あんまり声高に言うものじゃないと思っていましたけれど」
四之宮サヨリ:「ロトカさんがまっすぐで気持ちいい方で、本当に良かった」
四之宮サヨリ:「さぁ、始めましょう。ロイズウォー。決戦……です!」
GM:ミドル戦闘を開始します。
ロトカ[8]
美食クラブA[3]
美食クラブB[3]
10m
四之宮サヨリ[11/64]
天沼チギリ[6/84]
有崎五派[4/83]
■第1ラウンド
GM:セットアッププロセスがある方はどうぞ。
GM:NPC側はセットアップ行動はありません。
四之宮サヨリ:こちらもありません
有崎五派:侵蝕は重めだが、Dロイスに甘えて行動!
有崎五派:<活性の霧lv5>攻撃力+15、ドッジダイス-2個、侵蝕3
有崎五派:<タブレット+多重生成>射程視界、対象を3体に変更、シーン5回。侵蝕5
有崎五派:有崎五派の侵蝕率を8(→ 8)増加 (83 → 91)
有崎五派:対象はチギリちゃんとサヨリちゃん!
四之宮サヨリ:受けます!パワーアップ!
天沼チギリ:うーん、なし!
天沼チギリ:あ、いや
天沼チギリ:ブルーゲイル使おう。
天沼チギリ:そして活性の霧受けます!
天沼チギリ:侵蝕は84→89
天沼チギリ:行動値は6→11に
GM:サヨリちゃんから行動をどうぞ。
四之宮サヨリ:はい。流石にロトカちゃんを此処で落とせると思って無いから……まずは取り巻きを落とす!
四之宮サヨリ:マイナーでバベル起動!ダメージ増加!
四之宮サヨリ:メジャーでコンソ+コンセ、対象は美食クラブ生徒!
四之宮サヨリ:10dx7+3
DoubleCross : (10DX7+3) → 10[1,1,3,3,3,3,6,8,9,10]+6[2,5,6]+3 → 19
四之宮サヨリ:コンセ抜かした判定に勝てない
四之宮サヨリ:当たれーっ!
GM:なんでこんななんでしょうね
ロトカ・G・クイジナート:とはいえ心配しなくていいですよ。ロトカはガード型だから。ガード。
ロトカ・G・クイジナート:《自動触手》も叩き込んでやるぞ
四之宮サヨリ:あっ取り巻きに使っちゃってます!
GM:あ、ほんとだ
GM:手の内を無駄にバラしちゃった
美食クラブ:美食クラブは《イベイジョン》なので全然当たります。固定値は9。
四之宮サヨリ:よーし
四之宮サヨリ:ダメージ!
四之宮サヨリ:2d10+3d10+1d10+15+22
DoubleCross : (2D10+3D10+1D10+15+22) → 10[9,1]+9[1,7,1]+2[2]+15+22 → 58
四之宮サヨリ:だいぶ下振れしたがどうだ……?!
美食クラブ:耐えられるわけがない!消し飛びます。
四之宮サヨリ:まずは一人!侵蝕は4上がって68
ロトカ・G・クイジナート:次は行動値8のロトカの番!と言いたいところだが
ロトカ・G・クイジナート:待機します。
四之宮サヨリ:むむっ
GM:続いて天沼チギリ委員長。
天沼チギリ:あ、まって
天沼チギリ:行動値11になってるよ
天沼チギリ:ブルゲで
GM:ほんとだ
GM:見落としてました。じゃあ待機するまでもなくチギリ委員長が先でしたね
天沼チギリ:ではどうしましょうね…
天沼チギリ:ブレインハックを組み合わせるか迷う…
天沼チギリ:決めました。いろいろ温存します。
天沼チギリ:マイナーで戦闘移動、接敵。
天沼チギリ:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》
天沼チギリ:取り巻きを攻撃しましょう。
GM:むむ
天沼チギリ:これなら安いぜ
GM:やりよる……!まあ《自動触手》も見えてるもんな
GM:判定をどうぞ
天沼チギリ:10dx7
DoubleCross : (10DX7) → 10[1,1,4,5,7,9,9,10,10,10]+10[1,2,5,5,6,9]+5[5] → 25
天沼チギリ:まあ…並み!
美食クラブ:もちろん命中だ。
天沼チギリ:ダメージ!
天沼チギリ:3d10+15+15 装甲無視だぞ~
DoubleCross : (3D10+15+15) → 26[8,8,10]+15+15 → 56
天沼チギリ:出目すごっ
美食クラブ:これは耐えられるわけがない!もちろん戦闘不能です。
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を4(→ 4)増加 (89 → 93)
ロトカ・G・クイジナート:ロトカの手番。そうなるとこのラウンドはこっちも抑えめでいいな……
ロトカ・G・クイジナート:マイナーで《骨の剣》《螺旋撃》。
ロトカ・G・クイジナート:サヨリさんを《伸縮腕》で攻撃します。
ロトカ・G・クイジナート:7dx+6
DoubleCross : (7DX10+6) → 9[3,4,5,5,8,8,9]+6 → 15
ロトカ・G・クイジナート:リアクションはC値+1です。
四之宮サヨリ:くっ……螺旋撃のせいで可能性すら潰される……!
四之宮サヨリ:ガード!ライフで受けます!
ロトカ・G・クイジナート:グッド!ダメージを出すぞ
ロトカ・G・クイジナート:2d10+15
DoubleCross : (2D10+15) → 13[4,9]+15 → 28
ロトカ・G・クイジナート:装甲は有効!
四之宮サヨリ:1残った!立ってる!
ロトカ・G・クイジナート:やるね~
天沼チギリ:すげえ!
有崎五派:副委員長最強!
GM:最後は先生の手番!ここで行動すると侵蝕100超えちゃいそうですが
GM:どうする!
有崎五派:ぐぐ……次のセットアップでもガッツリあがるしここはステイ!生徒の力を信じます
GM:了解!じゃあ演出に入りましょう。
ロトカ・G・クイジナート:「料理対決じゃあないなら、楽なもんだ……」
ロトカ・G・クイジナート:「お客様を気にする必要がないからなァ!かかれ見習いッ!」
美食クラブ:「イエス、マム!!」
美食クラブ:包丁を構え果敢に突撃する美食クラブ部員!
美食クラブ:迷いのない動き!返り討ちにされる危険をまったく考慮していないように見える。
四之宮サヨリ:「まずは取り巻きから削ります……天沼さん!」
天沼チギリ:「ええ。」
実況生徒:「おお、来るわね先生チーム、2大アタッカーのコンビネーション!」
四之宮サヨリ:「バベル、機動展開……雷撃、開始!」
四之宮サヨリ:展開された砲塔が天へと向け光を放ち、正面───
四之宮サヨリ:美食クラブ部員の眼前を遮るように落雷。その動きを著しく制限する!
天沼チギリ:「この一撃で倒れた方がよろしいですよ。皆々様。」
美食クラブ:「ハッ!」「シィーッ!」
美食クラブ:機敏な反応だ。落雷に突っ込む寸前で停止!
四之宮サヨリ:「……今です!」
美食クラブ:だが、裏を返せば足を止めざるを得なかったということでもある――
天沼チギリ:落雷による土煙が晴れた頃には、
天沼チギリ:既に眼前に天沼の姿がある。
美食クラブ:「美食剣"薄造り"!」
美食クラブ:反射的に繰り出した美食剣技も
天沼チギリ:群衆を薙ぎ払う胴斬り。
美食クラブ:一閃で包丁の刃ごと砕かれる!
美食クラブ:「ヌゥーッ……!」
天沼チギリ:「では、」
天沼チギリ:「介錯いたします。」
ロトカ・G・クイジナート:「バカなやつめ!包丁を折られるなら手首の方を斬られりゃいいもんを……!」
天沼チギリ:立っている美食クラブの部員も、
天沼チギリ:折れた包丁を自らの肚に当てようとする手を止めるのに必死になるだろう。
美食クラブ:「うぐぐぐぐ~~~ッ」
美食クラブ:「こ、これが"元老"様……!」悶えながら呻く。
天沼チギリ:「あとはロトカ様に任せて降参なさいませ。」
天沼チギリ:「活け造りになりたくなければ。」
美食クラブ:「こ……」反射的にそう発するが、それ以上は口にできない。
美食クラブ:厨房では料理人クラスの権威は神に等しいからだ!
ロトカ・G・クイジナート:「降参」
天沼チギリ:納刀する。
ロトカ・G・クイジナート:「まったくえげつないことを……」
天沼チギリ:と同時に部員たちも自由になる。
ロトカ・G・クイジナート:「そいつが遺産管理委員会のやり方なんですかね?"元老"様」
天沼チギリ:「私の、やり方です。」
ロトカ・G・クイジナート:「じゃああたしもあたしのやり方で」
ロトカ・G・クイジナート:先程『降参』と発したはずだが
ロトカ・G・クイジナート:戦闘態勢に入っている。
ロトカ・G・クイジナート:「やってやろうか――」
天沼チギリ:「降参、というのは彼女らへの指示だったわけですか。」
天沼チギリ:「お優しい人。」
四之宮サヨリ:「……来ます、注意を!」
有崎五派:「……!」
ロトカ・G・クイジナート:「代わりに言ってやったんだよ」
ロトカ・G・クイジナート:左手を開いて見せる。そこには人間の口が開閉している。
美食クラブ:「……!!!」「……!!」
美食クラブ:一方で、先程戦闘不能になった美食クラブ部員の顔面からは
美食クラブ:『口』が消失していた。
ロトカ・G・クイジナート:「こいつらの口でな!さーて……」
ロトカ・G・クイジナート:ガバアアア
ロトカ・G・クイジナート:胴。腕。背中。脚。
ロトカ・G・クイジナート:ロトカの肉体のあらゆる部位が、
ロトカ・G・クイジナート:獰猛な獣――あるいは幻獣の『口』と化して裂ける。
有崎五派:「な、な……!?」あまりの異形っぷりに思わずのけぞる
ロトカ・G・クイジナート:「四之宮サヨリ!注意すべきはあんた自身だったな!」
ロトカ・G・クイジナート:バ ヅ ン ! ! !
四之宮サヨリ:「……?!」
ロトカ・G・クイジナート:恐竜めいた大顎がサヨリを捉える!
ロトカ・G・クイジナート:ロトカ自身の長い蹴り足が『噛みついた』のだ。
四之宮サヨリ:「がッ……」
四之宮サヨリ:重い衝撃と共に食い込む刃の如き歯。口から血が零れる
ロトカ・G・クイジナート:「こっちの方は覚えてるぜ……!先生、あたしの体型維持の秘訣を知りたいらしいな?」
ロトカ・G・クイジナート:ギチッギチッギチッ
ロトカ・G・クイジナート:「このままこいつの手足を食いちぎったら、どこにカロリーが行くと思う!?」
有崎五派:「ま、まさか……!?」口を失った生徒達へ視線をやる
ロトカ・G・クイジナート:「美食クラブにはヤバい幻獣食材が何匹もいる」
ロトカ・G・クイジナート:「そいつらを『食わせてやる』のもあたしの仕事ってわけだ!!」
有崎五派:「乙女的にはずるいと言いたいけど……ペットのお世話をちゃんとするのはえらい!!」悔しそうな顔で
実況生徒:「逃げないと骨ごと噛みちぎられるわ!」
四之宮サヨリ:「っ……これ、くらいでっ……!」
有崎五派:「じゃない!サヨリちゃん、それ大丈夫なの!?」
解説生徒:「この状態から逃れられる生徒はそう多くないんだぜ」
四之宮サヨリ:「……バベル!」
四之宮サヨリ:脳波を以て自らの武装に命令を送る。雷撃の先は───
四之宮サヨリ:"自らの頭上へ"
四之宮サヨリ:衝撃、轟音。自らに嚙みついたロトカを、無理やりにでも引き剝がすため……!
ロトカ・G・クイジナート:「ッがはッ!?」
ロトカ・G・クイジナート:サヨリの頭を飲み込みつつあった脚に直撃を受け、硬直する。
ロトカ・G・クイジナート:ほとんど一瞬のことだ。機会を逃してしまえば――
四之宮サヨリ:「~~~~っ……!」
四之宮サヨリ:衝撃は自らへも同じ。吹き飛ばされるように距離を取る
ロトカ・G・クイジナート:ガチン!!
ロトカ・G・クイジナート:逃れたサヨリの眼前で大顎が閉じる。
ロトカ・G・クイジナート:そのまま元の脚の形状へと戻った。「……兵装のパワー任せって負け惜しみの一つも言いたいとこだが」
ロトカ・G・クイジナート:「パワーを取り回す発想力がありやがる。いまので仕留められねーとはな……」
四之宮サヨリ:「事実です。私の力の殆どは……っはぁ……武器に、依存している」
四之宮サヨリ:息を切らしながら、立ち上がる
四之宮サヨリ:その姿は、まだ。リザレクトが開始していない
実況生徒:「両者凄まじい応酬ね、解説生徒」
解説生徒:「ああ。自爆覚悟で自分自身を撃った四之宮の判断は結果的に正解だったんだぜ」
四之宮サヨリ:「能力も……耐久力も、人並みですけど。でも……精神力だけは……他の誰にも、負けるものですか」
有崎五派:「……ッ(これに、慣れなきゃいけないの?)」
キャレド・クレー:「サ、サヨリさん……」
天沼チギリ:「前に出ないように。キャレド様。」
天沼チギリ:「間合いに入れば──守り切れません。」
キャレド・クレー:「は、はい……!引っ込んでますっ!」
天沼チギリ:「……先生も。」
有崎五派:「う……でも……」
四之宮サヨリ:「ご心配なく……とは、言えませんね」
四之宮サヨリ:はは、と軽く笑って
ロトカ・G・クイジナート:「どうした先生!さっきまではいいテンションに見えたけどな!」
ロトカ・G・クイジナート:「オーヴァード同士の喧嘩はこうなる!こんなのどっちもかすり傷みたいなもんだ」
四之宮サヨリ:「存分に心配してくださって結構、です」
四之宮サヨリ:「でも、同じくらい信じてください」
有崎五派:「あ~~~~~~~~もう!」パシッと頬を叩く。
有崎五派:「かすり傷、なるほどね!そんなの知らないもんね!あたしは先生なんだから、心配はしてなんぼ!」
有崎五派:サヨリへ駆け寄り、ポーチを開く。
有崎五派:「言われなくても信じてるっての!あたしが心配してんのは──乙女の肌に跡でも残ったらどうすんのよ!」
ロトカ・G・クイジナート:「なんだァそりゃ……?」
四之宮サヨリ:「…………」唖然とした表情で、その姿を見て
有崎五派:「さっさと勝って!勝手にハラハラしてるあたしの心臓をいたわるつもりがあんならね!」
天沼チギリ:「……オーヴァードにそのような心配をする人は初めて見ました。」
四之宮サヨリ:「……っ、ふふ」
四之宮サヨリ:「───はい、その信頼に応えましょう」
有崎五派:「あんたも!あんま無茶したら治せない傷が残るかもしんないんだからね!」これはロトカへ向けて
ロトカ・G・クイジナート:「先生ってのは変なやつだな」
天沼チギリ:先生を見上げる。何処か当惑したような、あるいは呆れているかのような表情。
四之宮サヨリ:「ええ、本当に」
四之宮サヨリ:「私たちが思っていた以上に我儘で……」
四之宮サヨリ:「……それ以上に、生徒想いです」
■第2ラウンド
ロトカ[8]
天沼チギリ[6/93]
10m
四之宮サヨリ[11/68]
有崎五派[4/91]
ロトカ・G・クイジナート:ロトカは何もなし。
四之宮サヨリ:なし!
天沼チギリ:なし!
有崎五派:出し惜しみは無し!やるぞ!
GM:先生……!
有崎五派:<活性の霧lv5>攻撃力+15、ドッジダイス-2個、侵蝕3
有崎五派:<タブレット+多重生成>射程視界、対象を3体に変更、シーン5回。侵蝕5
有崎五派:有崎五派の侵蝕率を8(→ 8)増加 (91 → 99)
有崎五派:対象は頼れる生徒の二人!
四之宮サヨリ:受けます!パワーアップ!
GM:チギリ委員長の行動値も6に戻ります。
天沼チギリ:受けます!
天沼チギリ:行動値6だぜ。かなしみ
GM:それではサヨリさんの攻撃から!
四之宮サヨリ:はい!
四之宮サヨリ:マイナーでバベル起動、ダメージ増加!回復しておいて良かった!
四之宮サヨリ:メジャーでコントロールソート射撃+コンセ!勝負です!ロトカさん……!
四之宮サヨリ:10dx7+3
DoubleCross : (10DX7+3) → 10[1,3,3,4,5,8,9,10,10,10]+10[2,5,5,8,9]+10[2,10]+10[9]+3[3]+3 → 46
四之宮サヨリ:ここにきて……回る!!
ロトカ・G・クイジナート:ガード!《自動触手》で今度こそお陀仏だ!
四之宮サヨリ:ダメージ!
四之宮サヨリ:5d10+3d10+1d10+15+22
DoubleCross : (5D10+3D10+1D10+15+22) → 33[10,7,4,6,6]+24[7,10,7]+2[2]+15+22 → 96
四之宮サヨリ:上振れ!
ロトカ・G・クイジナート:ええ~っこんなに!?
四之宮サヨリ:全部有効!どうだ……?!
ロトカ・G・クイジナート:これは生き残れるか怪しいぞ……まず《がらんどうの肉体》!
ロトカ・G・クイジナート:96-8d10
DoubleCross : (96-8D10) → 96-42[3,5,5,10,10,1,4,4] → 54
ロトカ・G・クイジナート:これにガード値14を引くから、まだそこそこ残る!
四之宮サヨリ:く、強い……!
ロトカ・G・クイジナート:でもこれで《がらんどうの肉体》は品切れだ
ロトカ・G・クイジナート:そしてサヨリさんには18点のHPダメージを返す。リザレクトしてもらおう!
四之宮サヨリ:そして……自動触手のダメージを貰います!
四之宮サヨリ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8
四之宮サヨリ:重い!攻撃侵蝕と合わせて12上昇!
四之宮サヨリ:80!
ロトカ・G・クイジナート:ロトカの手番!でもこの状況で何かしようとしてもな~
ロトカ・G・クイジナート:マイナー《螺旋撃》は同じ。
ロトカ・G・クイジナート:狙うのはやはりサヨリちゃんを優先だ。《伸縮腕》!
ロトカ・G・クイジナート:7dx+6
DoubleCross : (7DX10+6) → 8[1,1,3,6,6,7,8]+6 → 14
ロトカ・G・クイジナート:C値+1!
四之宮サヨリ:避けられない!強いぞ螺旋撃……!ガード!
ロトカ・G・クイジナート:2d10+15
DoubleCross : (2D10+15) → 8[3,5]+15 → 23
四之宮サヨリ:リザレクト……!
ロトカ・G・クイジナート:装甲があれば耐えられなくもないダメージだが
四之宮サヨリ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 9
ロトカ・G・クイジナート:フフフ……リザレクト直後は辛かろう
四之宮サヨリ:登場上手いのにリザは下手!89!
四之宮サヨリ:く……強い!
GM:次はチギリ委員長の手番。行動をどうぞ。
天沼チギリ:了解!たぶんブレインハックはいらない…な
天沼チギリ:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《死神の精度》
天沼チギリ:いや、うーん、どっちみち100越えるのか
天沼チギリ:いや、温存しよう
天沼チギリ:ブレインハック乗せると最悪次のシーン出れなくなる
天沼チギリ:このままでいきます!
GM:その意気やよし!判定をどうぞ
天沼チギリ:10dx7
DoubleCross : (10DX7) → 10[1,2,2,3,3,4,4,4,6,8]+5[5] → 15
天沼チギリ:ウワーッ!
GM:なんなの今回は
GM:戦闘になるとなぜみんなこうなるのか
ロトカ・G・クイジナート:まあ回避はしないよ……ガードしたほうがよっぽど軽減できるし
ロトカ・G・クイジナート:《自動触手》も品切れだ。
天沼チギリ:ダメージ出します。
天沼チギリ:2d10+15+15+15
DoubleCross : (2D10+15+15+15) → 15[9,6]+15+15+15 → 60
天沼チギリ:装甲無視です
ロトカ・G・クイジナート:ガード値は14、残りHPは10なので、完全撃破。
天沼チギリ:あぶねえ…!
ロトカ・G・クイジナート:復活エフェクトもありません。《異世界の因子》を構えていたんですが
四之宮サヨリ:ああ因子……!
ロトカ・G・クイジナート:コピーして意味のあるエフェクトを誰も使ってくれなかった!!
四之宮サヨリ:初手でブレインハックしてたら使われてたかもしれないということ……!
有崎五派:こわ~……
ロトカ・G・クイジナート:《死神の精度》は前提エフェクトあるし……ダイス増やしてもコンセ型じゃないし……
ロトカ・G・クイジナート:そうです 初手でブレインハックしてたらこっちで使う予定でした
四之宮サヨリ:恐ろしい……!
GM:とにかく、見事撃破だ
GM:VICTORY
ロトカ・G・クイジナート:全身が蠢き、多様な生物の顎が開く。
ロトカ・G・クイジナート:「やっぱり食い物が絡む戦いはいい……こいつらもやる気が出るッ!」
四之宮サヨリ:(私の手数は最初から一つしかない。なら……)
ロトカ・G・クイジナート:「四之宮サヨリ!もう一回立ってみせろ!まだまだ行くぞォァッ!!」
ロトカ・G・クイジナート:全身異形の怪物と化したロトカが迫る。今の彼女は全身が幻獣の攻撃器官に等しい。
四之宮サヨリ:「はい!全力で……ぶつかってあげます!」
四之宮サヨリ:ロトカに向かい落雷が幾つも落ちる。しかし、その全てが捉えられない
ロトカ・G・クイジナート:「ギャハハハ!遅い遅い!」
四之宮サヨリ:(……速い!肉体能力も上がってる……!)
四之宮サヨリ:「でも……甘く見ましたね!」
四之宮サヨリ:当たらないのは最初から織り込み済み。先の全ての雷撃は……
四之宮サヨリ:ロトカの進む先を誘導するための罠、全ては最大の一撃を打ち込むため……!
四之宮サヨリ:「落ち……ろぉ!!!」
解説生徒:「なるほど、連続した雷で空中に電位差の道を作ったんだぜ……!」
四之宮サヨリ:待っていたかの如く、進むロトカの頭上に今までと比にならない規模の落雷
四之宮サヨリ:文字通りの、今出せる全力
四之宮サヨリ:(これを耐えられたら私には後は無い、けど……!)
ロトカ・G・クイジナート:「そいつが最大出力……ってか!?」
ロトカ・G・クイジナート:避けられない。雷が直撃する。
ロトカ・G・クイジナート:だが同時に、長い尾のような器官が高速で伸びて
ロトカ・G・クイジナート:サヨリ本体を打ち据えている!なにかの巨大生物の『舌』だ。
四之宮サヨリ:「くぁ……っ?!」
ロトカ・G・クイジナート:「グギィィィッ!!」真昼のような雷撃が直撃!
四之宮サヨリ:全力を出した反動。一切の回避行動を取れず壁まで打ち付けられる
四之宮サヨリ:「……が、頑丈……です、ね」
ロトカ・G・クイジナート:「そっちこそ……!」立ち上がろうとするが、
ロトカ・G・クイジナート:強靭な肉体を持ってしても上手く立ち上がれない。筋肉が麻痺している。
四之宮サヨリ:瞳だけは闘志を燃やすも、身体は全くついて来ていない。膝を突いたままだ
実況生徒:「これはダブルノックダウンかしら?解説生徒」
解説生徒:「いいや、ロイズ・ウォーに引き分けはないんだぜ」
四之宮サヨリ:(そう、後はない)
四之宮サヨリ:(……あくまで"私"には!)
天沼チギリ: ず しっ
天沼チギリ:威圧感が場を埋める。
天沼チギリ:天沼が刀を振り上げ、上段に構えたのだ。
ロトカ・G・クイジナート:「……!」
ロトカ・G・クイジナート:這いつくばった姿勢のまま、上を見上げることはできないが
ロトカ・G・クイジナート:その圧力だけで、何が行われているかは察知できたことだろう。
四之宮サヨリ:「ロトカさん。私とあなたは引き分け……ううん、私の負け、でしょう」
四之宮サヨリ:「……でも、"私たち"の勝ちです」
ロトカ・G・クイジナート:「なるほど……」
天沼チギリ:ギロチン台にいると錯覚するような濃厚な死の気配。
天沼チギリ:「介錯」
天沼チギリ:「いたします。」
ロトカ・G・クイジナート:「キングダムで起こってる出来事なら……最後に裁定するのはあんたってわけですか……"元老"様」
ロトカ・G・クイジナート:「あたしの負けだ……」
天沼チギリ:「それはどの”口”が言いました?」
ロトカ・G・クイジナート:「……言ってくれますね……邪悪なお方だ」
ロトカ・G・クイジナート:「美食クラブはロイズ・ウォーから棄権します」
天沼チギリ:「………」納刀する。
天沼チギリ:周囲の草木が再び呼吸を始める。
ロトカ・G・クイジナート:どっと冷や汗を流し、大地にうつ伏せに体を預ける。
四之宮サヨリ:ロトカと全く同じタイミングで、仰向けに倒れて
四之宮サヨリ:「~~~~~~~勝ったっ……」全力を出した後の、力の抜けきった笑顔で
有崎五派:「えら~~~~い!!」倒れた二人の生徒の間に飛び込むようにして自分も横たわる
ロトカ・G・クイジナート:「うえっ、なんだよ」
有崎五派:「大怪我する前に降参出来てえらいぞ~~このこの~!」動けないのをいいことにつんつんやっている
ロトカ・G・クイジナート:「や、やめてくれよォ……こんなザマじゃ"美食王"様に申し訳が立たない」
有崎五派:「なんでよ?一生懸命やったじゃない。結果が出ないとダメなんて、王様がそんな度量の狭いこと言わないっしょ?」ロトカの言葉に
有崎五派:「チギリちゃんもありがとね!ちゃんと待ってあげて、えらい!」笑顔を向ける
天沼チギリ:「………はぁ。」
天沼チギリ:「先生は、変わった大人です。」
有崎五派:「サヨリちゃんも頑張ったぞ~~!先生がいっぱい褒めてあげよう」こちらも動けないのをいいことに頭をわしわしやっている
四之宮サヨリ:「ふ、へへ……ありがとう、ございます……」年齢、背格好より少し幼い笑顔を見せながら、為すがままにされる
天沼チギリ:「いずれ品質の良いチョコをショコラショコランから流通させます。」
天沼チギリ:「それで今回はご勘弁を。」
キャレド・クレー:「わ、わ、私が……つ、作る予定です、あの、チョコレートを食べて」
キャレド・クレー:「再現できるかもしれなくて、頑張ってるので、あの」
天沼チギリ:「彼女も一流のパティシエです。遺産管理委員会として保証します。」
ロトカ・G・クイジナート:「フン……”美食王"様は本物の美食じゃないと満足しねーんですよ」
ロトカ・G・クイジナート:「ただ、戦って負けた以上は……そういうことに期待しときましょう」
有崎五派:「キャレドちゃんはすっごいんだから!アタシが保証する!きっと、良いバレンタインになるから!」
キャレド・クレー:「……ついに」ごくりと生唾を飲む。
キャレド・クレー:「つ、ついに……手に入っちゃう、んですね。『本物のチョコレート』……!」
有崎五派:「そ、そうか……あたしら勝ったもんね……!?」同じくごくり
四之宮サヨリ:「……そっか。戦うことに夢中で、ちょっと忘れちゃってました」
天沼チギリ:「そうですね。ようやく…」
実況生徒:「解説生徒、現在ロイズ・ウォーに残っているチームはいくつかしら?」
解説生徒:「それはだな実況生徒、今残ってるのは1チームだけなんだぜ」
実況生徒:「え!?1チーム!?じゃあそのチームが優勝ってこと?」
解説生徒:「ああ、ロイズ・ウォーを勝ち抜いた栄えある優勝チームは……先生チーム!」
解説生徒:「堂々の戦いぶりだったんだぜ!」
GM:ワー ワー
有崎五派:「いえ~い!大勝利~!!」寝ころんだまま三人に向けて両手を上げる
GM:【獲得CP 468】
■ミッション報酬
累計CP 468/280 NPCカード『キャレド・クレー★4』 解放
【スキル1:つ、つまらないものですが……!】
ダメージ算出直後に使用。対象のキャラクターへのダメージを5軽減する。1ラウンド1回のみ使用できる。
【スキル2:落ち着いてください~!】
いつでも使用できる。対象のキャラクターの暴走を解除する。1シナリオ1回のみ使用できる。
【スキル3:お、おひとつどうぞ!】
判定の直前に使用する。その判定のダイスを+3個する。1ラウンド1回のみ使用できる。
【スキル4:自信作ですっ!】
ダメージ算出の直前に使用する。そのダメージのダイスを+3D10する。1ラウンド1回のみ使用できる。
キャレド・クレー:「ええっ!?いいんですか!?私なんかにこんな……恐れ多いです……!」
GM:キャレド・クレーの全スキルが解放されました。
GM:想定より相当CP稼がれちゃったな……美食クラブは範囲攻撃で倒されてくれると思ってたから
■ショップ一覧【所持CP 378】
・ロイズ板チョコレート 20CP
使用者のHPを10回復し、侵蝕率を-2する。使い捨て。
・ロイズピュアチョコレート 30CP
シーン終了時、回数制限エフェクトを一つ指定してもよい。
そのエフェクトの使用回数を最大値まで回復する。使い捨て。
・ロイズ生チョコレート 50CP
シーン終了時、アイテムを一つ指定してもよい。
そのアイテムの全ての使用回数を最大値まで回復する。使い捨て。
・ロイズギフトセット 120CP
セットアップに使用する。シーン中、全てのPCの行動値を+5、HPを+2D10、全ての達成値を+1する。
UGNチョコレートアーマー(装甲値8、行動0)を全員分取得し即座に装備してよい。使い捨て。
GM:現在のリソースを考慮して、購入アイテムを選択してください。
天沼チギリ:まず板チョコを5つ買って先生に全部つぎ込みましょう
天沼チギリ:侵食89になって大分余裕ができるので
有崎五派:ええっ!そんなに良いんですか!
四之宮サヨリ:チョコアーマーも欲しいですね
四之宮サヨリ:というかギフトセット!
天沼チギリ:板チョコ5つとロイズギフトセットで220
四之宮サヨリ:あと158
四之宮サヨリ:あっ、生チョコもうひとついただいてよろしいでしょうか
四之宮サヨリ:二回殴ったのでまた回数が……その……
天沼チギリ:生チョコを四之宮さんにね
天沼チギリ:これで270
四之宮サヨリ:残り108!
天沼チギリ:あ、板チョコ欲しいかも
四之宮サヨリ:回数制限使った方いますか?
天沼チギリ:今侵蝕はいいんですけど
天沼チギリ:HPは満タン欲しい
天沼チギリ:板チョコ追加して290かな
天沼チギリ:残り88
天沼チギリ:あとは万一クライマックス2に備えて
天沼チギリ:生チョコとピュアチョコ買うのはどうでしょう
天沼チギリ:これで残り8になると思う
有崎五派:ほくほくだ~~!
四之宮サヨリ:成程。もしもの時の為の杖!
GM:購入は終わったかな?皆さん今持ってるチョコの申告と効果の適用をしてくださいね~
天沼チギリ:すいません、チョコ食べる前に
天沼チギリ:侵蝕101になってるので今十字冠の処理してもいいですか?
GM:卑劣な委員長だぜ いいでしょう
天沼チギリ:やったぜ!
天沼チギリ:では減少させます
天沼チギリ:101-10-1d10
DoubleCross : (101-10-1D10) → 101-10-8[8] → 83
天沼チギリ:ここからチョコ食べて81
四之宮サヨリ:めっちゃ下がってる!
【十字冠(クロス・クラウン)】
このアイテムを所持している間、あなたは以下の効果を得る。
・侵蝕率が100%を超えた状態でHPが0になった場合、即座にそのシーンから退場する。
・侵蝕率が100%を超えた状態では、新たにシーンに登場することはできない。
・侵蝕率が100%を超えている間、シーンの終了時に侵蝕率を-[10+1D10]する。
・例外処理
ex1.あなたがDロイス【遺産継承者:深海都市の夢】を取得している場合、上記の効果はあなたの侵蝕率が110%以上の時に適用される。
ex2.あなたがDロイス【不死者】を取得している場合、上記の効果はあなたの侵蝕率が120%以上の時に適用される。
・このアイテムは破棄できず、エフェクトやアイテムの効果によって破壊されない。
有崎五派:板チョコ5枚貰って侵蝕-10、HPは満タンに!体重計が怖いわ~
天沼チギリ:HPそういえば25から動いてないんだった
天沼チギリ:HP25→28です
四之宮サヨリ:ふんふん
四之宮サヨリ:生チョコを使用します!バベルの回数回復
GM:これでみんな調整は終わったかな?今回は購入チャンスはないのでロイス取得だけだ
四之宮サヨリ:回復アイテムの使用は可能ですか?
GM:今持ってる分の回復アイテムならもちろんOKです
四之宮サヨリ:わーい!
四之宮サヨリ:高性能医療キット!
四之宮サヨリ:3d10+9
DoubleCross : (3D10+9) → 8[6,1,1]+9 → 17
四之宮サヨリ:しょぼっ
四之宮サヨリ:チンチロなら強い目
天沼チギリ:チギリの分もおつかいよ
四之宮サヨリ:やったあ
四之宮サヨリ:3d10+17
DoubleCross : (3D10+17) → 19[6,3,10]+17 → 36
四之宮サヨリ:MAXの33!
四之宮サヨリ:ラストロイスはキャレドちゃんに 〇期待/不安
有崎五派:ロイスの数え間違いで1枠空いてたので取りたかったキャレドちゃんへのロイスを取得しておきます
有崎五派:キャレド・クレー 勇気出して偉い!○/もっと自信持ちなさいな
CMX:『エキシビジョン・ゲーム』
GM:クライマックス!全員登場だ
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (81 → 85)
四之宮サヨリ:1d10+89
DoubleCross : (1D10+89) → 2[2]+89 → 91
四之宮サヨリ:最後まで登場上手かった
有崎五派:有崎五派の侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (89 → 94)
キングダム学区 真珠広場 仮設大ステージ
GM:先生チームはロイズ・ウォーに勝利した。広場の中心部、海賊部の手による仮設ステージの壇上で
GM:生チョコレート[プレシャス]の授与式が行われる予定である。
GM:特に控室などがあるわけではない。ステージ下から準備を見守っているだけの段階だった。
キャレド・クレー:「あ……あの、皆さん!」
キャレド・クレー:「すみません、ちょっとお時間よろしいでしょうか……!」
天沼チギリ:キャレドに振り返る。
四之宮サヨリ:「あら、どうかしましたか?」
有崎五派:「ん?」ワクワクした様子で準備を見守っていたが、体を捻って振り返る
キャレド・クレー:「あの、チョコレートを作っていて」
キャレド・クレー:「皆さんが戦ってくださっている間、まだ試作なんですけど」
キャレド・クレー:「わたしは全然役に立たないので、せめてこれだけはと思って、やったんですけど」
キャレド・クレー:布に包まれたチョコレートを他の3人に見せる。本当に何も装飾のない、ただの『板』のチョコレートだ。
天沼チギリ:「では……」
天沼チギリ:チョコを一かけら手に取り、口に運ぶ。
有崎五派:「うそ、良いの!?役得じゃない!」
四之宮サヨリ:「お一ついただきましょうか。ふふ、とても美味しそう」
GM:チョコレートを試食する。
GM:今回集めたチョコレートの欠片に、『ロイズ』以外のチョコレート製品も混じっていたためか?風味は『ロイズ』とはかなり異なるが
GM:それでも十分に美味しいチョコレートが完成しているように思える。
キャレド・クレー:「ど、どうでしょうか……!カカオはアップルシード産の最高級品を使って」
キャレド・クレー:「砂糖もクリムゾンの本物を使ってるんですけど、あの」
キャレド・クレー:「さすがに『ロイズ』の原材料とは、かなり違うので……」
四之宮サヨリ:「……!」
天沼チギリ:「ロイズのものとは風味が違います。…が、」
天沼チギリ:「独自の味わいがあります。」
有崎五派:「ん~!美味しい!」口に入れた途端に表情筋が緩む
四之宮サヨリ:「これは……とても美味しいです!ショコラショコラン製のお菓子はいくつか食べた事ありますが」
四之宮サヨリ:「その中でも……間違いなくトップクラスの出来かと思います」
天沼チギリ:「ええ、円卓に饗しても遜色のない出来だと思います。」
有崎五派:「きちんとした厨房も無しにこれ……天才じゃない!?うちのキャレドちゃん天才ですよ~~!」おどけて声を張る
キャレド・クレー:「ありがとう……ございます……!」目をぎゅっとつぶる。
キャレド・クレー:「この一ヶ月、ずっと研究してたんです……!この試作品を作る時間があったのも、皆さんが戦ってくれたおかげで……」
有崎五派:「その"皆さん"も、キャレドちゃんが勇気出して職員室に来てくれたおかげで集まったんだから!偉い!」
キャレド・クレー:「えへへ……た、頼ってよかったです。先生のこと……」
有崎五派:「チギリちゃんも、サヨリちゃんもありがとね。私ノヴァリス来てから、今日が一番楽しかったかも!」
四之宮サヨリ:「……ふふ。きっとこれからも、もっと楽しい事が待ってますから。期待していてくださいね」
キャレド・クレー:「あ、あの!それでっ!」
天沼チギリ:「……なんでしょう?」
キャレド・クレー:「み、皆さんが私のチョコレートを信じて……じ、自信を持たせてくれました……から!」
キャレド・クレー:「だから、その……!」
キャレド・クレー:「これからやることも、ま、任せてもらえるでしょうか……!」
キャレド・クレー:「授与式の場に、立たせてほしいんです!」
有崎五派:「…………!」驚きのあまり2、3歩下がる
四之宮サヨリ:「はい、私は構いませんが……皆さんはどうでしょう?」既に答えが分かっているかのように、笑顔で皆に問うて
天沼チギリ:「ええ、勿論。」
有崎五派:「勿論!いいに決まってるじゃない!みーんな頑張ったんだから、誰にだって立つ資格はある!」
キャレド・クレー:「っ、ありがとうございます!!」素早く頭を下げる。
カリーナ・ピガフェッタ:「おーい!!」壇上から声がかかる。
カリーナ・ピガフェッタ:「授与式の準備終わったよ!みんな来て~」
有崎五派:「はいは~い!この子が立ちま~す!」キャレドの手を引いて寄っていく
天沼チギリ:「行きましょうか。」
キャレド・クレー:「あわ、わわわ……」
四之宮サヨリ:「さ、せっかく壇上に立つのですから、背筋を伸ばして」
GM:ステージ壇上。場を盛り上げるカリーナのいくつかの口上の後で
GM:キャレドの目の前に『本物のチョコレート』が差し出される。『ロイズ』の生チョコレート[プレシャス]だ。
カリーナ・ピガフェッタ:「いやー、ありがとね~。キャレドちゃん達のおかげで興行は大成功!」
カリーナ・ピガフェッタ:「キングダムのお店も儲かったし!今の情勢で暴れたい生徒を一箇所にまとめられたしね」
キャレド・クレー:「あ、あ、ありがとうございます」
天沼チギリ:「なるほど…”ガス抜き”ですか。」
天沼チギリ:「確かにノドスの事変を受けて生徒に混乱が広がっているようでした。」
GM:海賊部の略奪行為は、その実他校との合意の上で行われる『軍事演習』だ。
GM:彼女らのやり方は、直接的に暴動を鎮圧する救伐騎士団とは異なる。戦意や闘争心を発散させる手段であれば、キングダム随一のノウハウがあった。
天沼チギリ:「手段は野蛮ですが…結果としては上々ですね。」
有崎五派:「私から見たらかなり物騒だったけど……それでも、あっちこっちで暴れるよりはよっぽど良いもんね……」感心した様子で頷く
四之宮サヨリ:「……成程。確かに理に適っています」
四之宮サヨリ:「あの一連の事変後……何もない、なんてことはあり得ませんから」
キャレド・クレー:「あの、カリーナ船長!ロイズ・ウォーを勝ち抜いたので、お、お願い……ひとつだけ、お願いしたいことがあるのですがっ!」
カリーナ・ピガフェッタ:「ほ?」
カリーナ・ピガフェッタ:「チョコレートの他にほしいのがあるの?」
キャレド・クレー:「……そうです!だって、『ロイズ』がどれだけ美味しいチョコレートだって」
キャレド・クレー:「それをみんなに知らせるカリーナ船長みたいな人がいたからこそ……こ、こんなに人が集まったんだと思います!」
キャレド・クレー:「ですが!特別なチョコレートを欲しい人は、この会場にもまだたくさんいるはずなんです!」
キャレド・クレー:「わ、私達がもらってしまう分……『本物のチョコレート』を受け取れないたくさんの生徒が!」
カリーナ・ピガフェッタ:「でも、『本物のチョコレート』は物理的に1個しかないんだよ。カリーナももっと売りたいのはやまやまなんだけど~」
キャレド・クレー:「それを、わ、私が……!ショコラショコランが作ります!」
キャレド・クレー:「海賊部の皆さんに、それを宣伝していただきたいんですっ!!」
カリーナ・ピガフェッタ:「……」ふと笑顔を消す。
カリーナ・ピガフェッタ:「なるほどね……そういう目的でロイズ・ウォーに参加してたんだー?」
カリーナ・ピガフェッタ:「でも、だめ!」
カリーナ・ピガフェッタ:「優勝商品は『本物のチョコレート』だけ。それ以上はカリーナの仕事じゃないもんね」
キャレド・クレー:「あうう……そんなぁ……!」
キャレド・クレー:耳が下がり、尻尾も下がり、へなへなと小さくなっていく。
有崎五派:「むむ……宣伝かぁ……先生の立場で生徒の活動に顔を突っ込み過ぎるのも……」ブツブツと呟きながら考えこむ
四之宮サヨリ:「でもこれだけ美味しいものを既に作れるのですから、自然に口コミで広がりそうなものですが……」
天沼チギリ:「………。」
有崎五派:「二人とも、力になってあげられないかなぁ……?せっかく、あんなに美味しいチョコなんだし……」
キャレド・クレー:「こ、今回のことで……わかったんです……」
キャレド・クレー:「ロイズ・ウォーで会ったみんな……"元老"様や、先生のことは気にしても……」
キャレド・クレー:「ショコラショコランの私のことなんて、見向きもしてない……」
有崎五派:「…………」
キャレド・クレー:ステージに手を突いて、打ちひしがれている。
キャレド・クレー:「私達がおいしいチョコレートを作っても」
キャレド・クレー:「『ロイズ』みたいなブランド力があるわけでも、みんなに知られてるわけでもなくて……」
キャレド・クレー:「バレンタインデーが来るまでに、みんなに知ってもらう方法は、他に思いつかなくて……」
天沼チギリ:「膏粱船長。」
カリーナ・ピガフェッタ:「んー?なーに?」
天沼チギリ:「不可能とおっしゃいますか?」
カリーナ・ピガフェッタ:「あのね?カリーナは海賊だよ?」
カリーナ・ピガフェッタ:「なんの理由もなしにサービスなんてしてあげられないな~」
カリーナ・ピガフェッタ:「それに、円卓配下の部活が特定の学校に肩入れするのってよくないんじゃない?」くすくすと笑う。
天沼チギリ:「ではあなた方の好むやり方で」
天沼チギリ:「決めませんか?」
天沼チギリ:「エキシビジョンマッチ。」
天沼チギリ:「膏粱船長 VS 優勝チーム。」
四之宮サヨリ:(な、何か不穏な流れに……)
天沼チギリ:「我々が勝った暁には、」
天沼チギリ:「ショコラショコランの製造する”本物の”チョコレートの流通に手を貸してもらいます。」
カリーナ・ピガフェッタ:「へえ~~~」
カリーナ・ピガフェッタ:「面白い!」小柄な体に似合わない、獰猛な笑みを浮かべる。
天沼チギリ:くるりと振り返る。
天沼チギリ:「皆様も、」
天沼チギリ:「”本物の”チョコレートが味わいたいでしょう?」
天沼チギリ:その言葉は、観客に向けて。
一般生徒:「そ、そうだそうだー!」
一般生徒:「あたし達にもチョコレートをくれッ!」
不良生徒:「そのチョコレート私達も食ってみたいぜー!」
GM:ワー ワー
天沼チギリ:タイミングの良すぎる客の盛り上がり。
天沼チギリ:恐らく、”サクラ”が混じっている。
カリーナ・ピガフェッタ:「インドア派かと思ったら……やるじゃんね!"元老"ちゃん!」
カリーナ・ピガフェッタ:マイクを取る。
カリーナ・ピガフェッタ:「ロイズ・ウォーはまだ終わってない!!」
カリーナ・ピガフェッタ:「わたしは海賊部の船団船長だけど……このロイズ・ウォーの場じゃ」
カリーナ・ピガフェッタ:「勝負して勝ったやつが要求を通せるんだよなぁ!!」
四之宮サヨリ:「く……まあ何かひと悶着在るだろうなと思っていましたが……!」
有崎五派:「授与式はまだ始まってない、って事ならルールは健在ってわけね!」腕をまくる
キャレド・クレー:「あ、あわわ、わわ、あわぁ……」
キャレド・クレー:ボロボロ泣きながらファイティングポーズを取ろうとしている。
キャレド・クレー:自分で戦うつもりなのだ!
>
有崎五派:「な~に泣いてんの!あたしら今まで無敗のチームなんだから、もっと堂々としてなさい!」がし、とキャレドの肩を掴んで脇へ寄せる
天沼チギリ:「構えてくださいませ、膏粱船長。」
天沼チギリ:「彼女は今、不可能を可能にしようとしています。」
天沼チギリ:「その気概、海賊部として負けるわけにはいかないのでは?」
カリーナ・ピガフェッタ:「え~~?手加減しないけど、それでもいーの?」
四之宮サヨリ:「もうここまできたら……どうにでもなれ、です!」少しの溜息の後、堂々とキャレドの方へ向いて
四之宮サヨリ:「キャレドさん!全力で支えます!荒波に乗る覚悟は良いですか?!」
四之宮サヨリ:「これが本当の最後……文字通りのラストマッチ!貴女の欲望を通すために……勝ちましょう!」
カリーナ・ピガフェッタ:「ここまで頑張ってきた気概はすごいな~ってカリーナ思うけど」
カリーナ・ピガフェッタ:「やるからには一番『派手』にやらないと」
カリーナ・ピガフェッタ:「観客が盛り上がらないよね!」
GM:ド ズ ン !!
GM:ズ ア ア
GM: ゴ ォ ォ
GM:カリーナが言い放つと同時に
GM:ステージの背後に三隻の飛空艦隊が降下する!




カリーナ・ピガフェッタ:「海賊部の『膏粱船団』」
カリーナ・ピガフェッタ:「船長相手に要求を通したいなら……まとめて戦ってもらおうか!」
カリーナ・ピガフェッタ[13]
膏粱船団補給艦[3]
膏粱船団駆逐艦[10]
膏粱船団護衛艦[8]
10m
四之宮サヨリ[11/91]
天沼チギリ[6/85]
有崎五派[4/94]
GM:両陣営の戦意、そして会場の熱気が共鳴し、さらなるレネゲイドの励起をもたらす!
GM:衝動判定です!難易度は9!
四之宮サヨリ:11dx
DoubleCross : (11DX10) → 10[1,1,3,3,5,7,9,9,10,10,10]+10[2,3,10]+7[7] → 27
四之宮サヨリ:完璧ですね
有崎五派:4dx>=9
DoubleCross : (4DX10>=9) → 8[2,4,7,8] → 8 → 失敗
有崎五派:げー
天沼チギリ:4dx
DoubleCross : (4DX10) → 10[2,7,9,10]+4[4] → 14
天沼チギリ:成功!
天沼チギリ:85+2d10
DoubleCross : (85+2D10) → 85+14[4,10] → 99
天沼チギリ:ウゲエ!
四之宮サヨリ:2d10+91
DoubleCross : (2D10+91) → 15[5,10]+91 → 106
有崎五派:有崎五派の侵蝕率を2d10(→ 11)増加 (94 → 105)
四之宮サヨリ:うわーっ
有崎五派:ひぃッ
GM:カリーナの操る『船団』は特殊な扱いのトループです。
GM:行動値とHPとは独立して、全ての能力値は「1」として扱います。侵蝕率ボーナスも持ちません。
GM:また、エフェクトを使用しない行動放棄カバーができません。
GM:ただし通常のトループと違い、それぞれが相当なHPを持っています。艦船だからね
天沼チギリ:ウゲー!厄介だぜ!
GM:質問がなければ戦闘開始だ!
有崎五派:ぶっ飛ばしてやる!(完全支援型)
GM:広場に集った生徒達の誰もが、その光を目にしただろう。
GM:夕日が落ちきった夜空を覆い、十字に走る大閃光!
GM:セイクリッド・ピラーがもたらす神聖二重冠の光である!
【神聖二重冠(ダブルクロス)】
クライマックスフェイズ中に限り、あなたが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。
あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。
■第1ラウンド
GM:NPCはセットアップありません。行動をどうぞ。
天沼チギリ:セットアップありません。
有崎五派:当然当然当然!やるぜ!
有崎五派:<活性の霧lv5>攻撃力+18、ドッジダイス-2個、侵蝕3
有崎五派:<タブレット+多重生成>射程視界、対象を3体に変更、シーン5回。侵蝕5
有崎五派:有崎五派の侵蝕率を8(→ 8)増加 (105 → 113)
天沼チギリ:受けとります!
四之宮サヨリ:受け取ります!
有崎五派:対象はチギリちゃんサヨリちゃん!行け~ッ!
四之宮サヨリ:ロイズギフトセット使用!全員チョコアーマーを装備します!
GM:チョコアーマーってなんなんだろうね(疑問)
四之宮サヨリ:なんなのでしょう……
有崎五派:身体がベトベト~
GM:行動値も全員+5されるぞ。
天沼チギリ:行動値6→11、達成値+1、HPは…これ最大値だっけ?
GM:最大値が上がるようにも見える書き方だな
GM:一応回復のみとさせてください。
天沼チギリ:了解です。
GM:では最初の手番!行動値16のサヨリさんだ。
四之宮サヨリ:はい、マイナーでバベル起動。ダメージを増加させます
四之宮サヨリ:メジャーでコントロールソート射撃、コンセントレイト、神機妙算!二重冠はセーブします
四之宮サヨリ:対象は敵エンゲージ範囲!
四之宮サヨリ:12dx7+3
DoubleCross : (12DX7+3) → 10[1,1,2,3,3,5,6,6,6,7,8,9]+10[3,6,7]+10[8]+3[3]+3 → 36
カリーナ・ピガフェッタ:回避ーっ!
カリーナ・ピガフェッタ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 3[1,2,2,3]+1 → 4
膏粱船団補給艦:回避。艦隊は《イベイジョン》でしか避けられません。つまり達成値2。
膏粱船団駆逐艦:命中
膏粱船団護衛艦:命中。《マグネットフォース》。
膏粱船団護衛艦:カリーナ・ピガフェッタをカバーリングします。
四之宮サヨリ:ダメージ算出!
四之宮サヨリ:4d10+3d10+1d10+22+18
DoubleCross : (4D10+3D10+1D10+22+18) → 24[7,9,2,6]+16[4,6,6]+2[2]+22+18 → 82
四之宮サヨリ:ダメージ倍率が先生のお陰でちょっと伸びてる!
四之宮サヨリ:全部有効です!侵蝕は113
GM:ウギャッ、強すぎでは!?
GM:脱落者こそいませんが、特に護衛艦はめちゃくちゃ削れてしまった!
GM:最初の手番でこんな範囲火力をカバーリングさせられることになるなんて
GM:続いて行動値13、カリーナの手番。
天沼チギリ:待った!
天沼チギリ:《時間凍結》!
GM:なんだってェェ――ッ
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を5(→ 5)増加 (99 → 104)
天沼チギリ:HP28→8
GM:行動を認めるしかない……!
天沼チギリ:襲い掛かるぜ!
天沼チギリ:マイナーで戦闘移動、カリーナと船団のエンゲージへ
カリーナ・ピガフェッタ[13]
膏粱船団補給艦[3]
膏粱船団駆逐艦[10]
膏粱船団護衛艦[8]
天沼チギリ[11/104]
10m
四之宮サヨリ[16/106]
有崎五派[9/113]
天沼チギリ:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》《死神の精度》
天沼チギリ:100%だから威力とダイスが伸びるぜ!対象は護衛艦!
カリーナ・ピガフェッタ:待った!その判定前に
カリーナ・ピガフェッタ:《目つぶしの砂》をかけちゃうぜ!ダイス-6個!
天沼チギリ:ウワッ目が
カリーナ・ピガフェッタ:ニャハハ!
天沼チギリ:ウーン仕方ない。相手はドッジが貧弱!
天沼チギリ:このまま殴る!
天沼チギリ:6dx7
DoubleCross : (6DX7) → 10[1,4,5,10,10,10]+10[6,7,9]+10[7,9]+10[10,10]+6[4,6] → 46
天沼チギリ:伸びたわ
GM:なんで~~~
GM:6個減らしたのに~~
膏粱船団護衛艦:ひーん 《イベイジョン》で受けます
天沼チギリ:ダメージ!装甲貫通!
GM:すごい変換したね今
天沼チギリ:気にしない!
GM:修正するなら今のうちですよ
天沼チギリ:5d10+15+18+20
DoubleCross : (5D10+15+18+20) → 35[5,6,7,9,8]+15+18+20 → 88
天沼チギリ:修正はしたぜ!
膏粱船団護衛艦:だ、だめだあ
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を8(→ 8)増加 (104 → 112)
膏粱船団護衛艦:HP200点あったけどこれは耐えきれない。破壊されます。復活エフェクトもなし……
天沼チギリ:ただ…補給艦やらがフリーになってしまったようだな…
GM:行動値は13!げんきよく行動します。
カリーナ・ピガフェッタ:メジャーアクション!《アドヴァイス》を駆逐艦に。
カリーナ・ピガフェッタ:次のダイスを+6個、C値を-1します。
GM:次の行動はチギリ委員長!
天沼チギリ:フーム
天沼チギリ:補給艦を殴ります。
膏粱船団補給艦:ば、ばかな
膏粱船団補給艦:私はまだ何もしてないのに!
膏粱船団補給艦:鎌倉殿になりたいと思ったこともない
天沼チギリ:補給艦という名前が悪いのじゃ!
膏粱船団補給艦:そんな……
天沼チギリ:絶対に潰さなきゃならんという予感がある
天沼チギリ:マイナーなし。
天沼チギリ:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》
天沼チギリ:対象は補給艦!死ヒャァ~!
膏粱船団補給艦:ウギャー!お母さ~ん
天沼チギリ:12dx7
DoubleCross : (12DX7) → 10[1,2,2,2,6,6,7,8,9,10,10,10]+10[2,2,2,8,8,9]+10[1,7,10]+10[3,8]+5[5] → 45
天沼チギリ:回った!さっきとほぼ同じじゃないか
カリーナ・ピガフェッタ:お母さんだよっ!
カリーナ・ピガフェッタ:《イベイジョン》で自動命中する補給艦をかばいます!
カリーナ・ピガフェッタ:《砂の結界》。
天沼チギリ:ゲッ…そんなエフェクト持ってたのか…!
天沼チギリ:これは予想外
カリーナ・ピガフェッタ:船長が船団をかばわないとは言ってないぜ!
天沼チギリ:ダメージ出します
カリーナ・ピガフェッタ:どうぞどうぞ
天沼チギリ:5d10+15+18 装甲無効
DoubleCross : (5D10+15+18) → 24[8,1,9,3,3]+15+18 → 57
カリーナ・ピガフェッタ:うーん、HPは27しかないので倒れちゃうんだなこれが
カリーナ・ピガフェッタ:復活エフェクトもなし。
天沼チギリ:おっ戦闘終了か?
カリーナ・ピガフェッタ:フフフ…
四之宮サヨリ:むむっ!
膏粱船団駆逐艦:まだ俺がいることを忘れるなよ!
有崎五派:な、なにやってんだよ船長!
膏粱船団駆逐艦:補給艦なんかを倒しにかかったことを後悔させてやるぜ
天沼チギリ:戦闘は終わらないと言うことね
天沼チギリ:では次のイニシアチブにDロイス使います。
膏粱船団駆逐艦:え!?そんなことまで!?
天沼チギリ:駆逐艦に憎悪付与。対象は…補給艦。
膏粱船団駆逐艦:や、やめろ~!お前を倒したくないんだ
天沼チギリ:この反乱、下手人は駆逐艦にございます
膏粱船団駆逐艦:なぜこんなことをさせるんだー
天沼チギリ:カリーナ様におかれましてはどうぞ厳正な裁きを
膏粱船団駆逐艦:《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》!
膏粱船団駆逐艦:ただエンゲージが同じなので、選択する武器はひとつだけです。
天沼チギリ:あ、その前に
膏粱船団駆逐艦:装甲無視のレーザーランチャーで同エンゲージの補給艦を狙う。
天沼チギリ:有崎さんの手番があるかな
GM:先生は駆逐艦より遅いはず
有崎五派:いや、私の行動値は上がって9です!
天沼チギリ:あ、ごめんなさい!見間違え!
膏粱船団駆逐艦:では判定します。
天沼チギリ:どうぞどうぞ
膏粱船団駆逐艦:7dx6
DoubleCross : (7DX6) → 10[2,3,3,6,7,9,10]+10[1,5,7,9]+10[1,6]+5[5] → 35
膏粱船団駆逐艦:4d10+8
DoubleCross : (4D10+8) → 20[8,4,3,5]+8 → 28
膏粱船団駆逐艦:あれ?全然火力出てない
膏粱船団駆逐艦:マルチウェポンが機能してないとこんなもんなのか
天沼チギリ:仕留めそこなったか…駆逐艦
膏粱船団補給艦:すみません、生き残っちゃいました……エヘヘ
膏粱船団駆逐艦:仲間を殺すなんて……できねーぜ!!
天沼チギリ:身内だからと言って容赦するな!
GM:ここまででまずアタッカー組まとめて演出しちゃいましょう。
カリーナ・ピガフェッタ:「みんなー!!『興行』の時間だぞーっ!」
カリーナ・ピガフェッタ:カリーナの一声で、統制の取れた船団がサヨリ達へと砲口を向ける……!
膏粱船団駆逐艦:ドカン! ドカン! ドカン!
膏粱船団駆逐艦:威圧的な破裂音!ただの威嚇射撃だが、尋常の生徒はこれだけで恐怖するだろう。
四之宮サヨリ:「成程、確かに威圧的です」
四之宮サヨリ:「武器の巨大な音というものは、それだけで勝負を決めてしまう場合もありますから」
有崎五派:「(身をもって実感中……!)」僅かに足が震える
天沼チギリ:「四之宮様、頼みます。」
四之宮サヨリ:チギリの言葉に静かに頷き、先生の方を向く
四之宮サヨリ:「戦術支援をお願いします。大丈夫……私を、信じて」
有崎五派:「…………大怪我、しないでね」
有崎五派:「貴方の最高を引き出して見せる。サヨリちゃんのカッコいいとこ、先生はこっから見てるから!」
キャレド・クレー:「はぅ!はぅぅ!」砲撃音が鳴り響くたびに痙攣している。
キャレド・クレー:「ご、ご、ごめんなさい皆さん……!わ、私が出すぎたことを……言ってしまったせいで……」
キャレド・クレー:「ま、ま、またご迷惑ばかりをっ……!」
四之宮サヨリ:「それならキャレドさん。全部終わった後にもう一つ、約束を取り付けても?それでチャラということにしましょう」
キャレド・クレー:「わ、私にできることでしたら……なんでも……!」
キャレド・クレー:そこらにあった座布団のようなものを頭の上に押し付けて震えている。
四之宮サヨリ:「はい、言質は取りました♡では……」
四之宮サヨリ:「……相手が船なら、此方は嵐を起こします」
四之宮サヨリ:「船団の皆さま、巻き込まれぬようご注意を……!」
四之宮サヨリ:タブレットを操作。巨大な鞄が展開され、天を衝く一つの砲塔と化す
四之宮サヨリ:「こと音の大きさでしたら、私が負ける訳にはいきません。何故なら……!」
四之宮サヨリ:ド ォン!
四之宮サヨリ:砲塔から、それだけであるならば船団を上回る程の───爆音が響く
四之宮サヨリ:撃ち出されたのは実弾では無い。共に戦った者達ならば理解できる、閃光
四之宮サヨリ:「放つのは雷!吹き荒れる嵐の前触れ!人が畏れる轟音の化身、です!」
四之宮サヨリ:幾つもの雷鳴が響く、轟く。船団を囲うように襲い掛かる
カリーナ・ピガフェッタ:「なるほどねーっ!船の天敵!」
四之宮サヨリ:「脳波にレネゲイド!リソースの大量消費!一船だけでもここで……っ!」
GM:カッ
GM:閃光。それに遅れて響く爆轟。
GM:カリーナを護るように陣形を組む大艦船の装備が
GM:その絶大な出力に爆ぜ、砕け、削り取られていく……!
海賊部生徒:「1番動力炉で火災発生ですわ!」
海賊部生徒:「出鱈目な口径の雷撃砲……!」
カリーナ・ピガフェッタ:「あ、あぶねーっ!!」
カリーナ・ピガフェッタ:猫のように頭を抱えて脅威を避けていた。
有崎五派:「でっかいの入った……!」
四之宮サヨリ:「……っ、墜とせない……!」
天沼チギリ:「心配いりませんよ。」
カリーナ・ピガフェッタ:「一人で飛空艦を落とせるようなやつがいたら」
カリーナ・ピガフェッタ:「海賊部の商売上がったりだっつーの!」
カリーナ・ピガフェッタ:「反撃だーっみんな!」
四之宮サヨリ:(でも、機械を使ってくれている以上、狂わせられる箇所が必ずある……!)
GM:ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
GM:地響きのような駆動音が鳴動する!だが
GM:バチン! ドカッ!
GM:四之宮サヨリに刻まれたダメージは大きい……!迅速な攻撃行動はできない。
天沼チギリ:護衛艦に載っている部員たちは気づくだろう。
天沼チギリ:計器が一斉に作動を止めた。
海賊部生徒:「あら?計器の表示がおかしくなくて?」
海賊部生徒:「高度がさっきと同じですわよ――」
天沼チギリ:そう思った次の瞬間、
天沼チギリ:ぱかり、と
天沼チギリ:船が両断された。
海賊部生徒:「ぎゃあああああ――ッ!?ですわ――ッ!!」
天沼チギリ:計器が作動しなかったのは、
天沼チギリ:既に船としての体裁を保ってなかったから、である。
天沼チギリ:「介錯」
天沼チギリ:「いたします。」
カリーナ・ピガフェッタ:「う、うっちょ~~~ッ!?」両目を剥いて驚く。
カリーナ・ピガフェッタ:「そんなことある~!?」
四之宮サヨリ:「……せ、切断できるものなんですか?!刃渡り何倍以上も……!?」
天沼チギリ:「雷撃で脆くなっていたのですねえ。」
天沼チギリ:「お膳立てがよかったからでございます。四之宮様。」
有崎五派:「あっはっはっは!!ノヴァリス、サイコ~!」やけになって大はしゃぎ!
カリーナ・ピガフェッタ:「"元老"ってやっぱつえー……!」
カリーナ・ピガフェッタ:「でも二度同じ手はできないでしょ!」
カリーナ・ピガフェッタ:崩された陣形を立て直し、再度攻勢に出ようとしている。
天沼チギリ:崩れ落ちた護衛艦の甲板を蹴り、
天沼チギリ:駆逐艦を経由して
カリーナ・ピガフェッタ:「撃」
カリーナ・ピガフェッタ:「て!」
天沼チギリ:補給艦の上空へ。
カリーナ・ピガフェッタ:弾丸の嵐が、下から上に向かう嵐のように
カリーナ・ピガフェッタ:天沼チギリを襲うが――
カリーナ・ピガフェッタ:「! 補給艦はだめ!」
GM:――ズギャ ッ!!
カリーナ・ピガフェッタ:最初の接触で見せたような、暴風めいた跳躍!
天沼チギリ:「───」
天沼チギリ:不意のインターセプト。空中で身を捩り、
カリーナ・ピガフェッタ:チギリとの間に割り込み、マントの内側から二丁拳銃を向ける!
天沼チギリ:狙いを補給艦からカリーナに変える。
天沼チギリ:袈裟斬り一閃。
カリーナ・ピガフェッタ:「ぐえええーっ!!」
天沼チギリ:「念のため」
天沼チギリ:「駆逐艦を”斬っておいて”正解でした。」
カリーナ・ピガフェッタ:今度は彼女自身が稲妻のように、空中から真下へと叩き落される。
天沼チギリ: ギ ギギ
天沼チギリ:砲塔がひとりでに狙いを付ける。
天沼チギリ:補給艦へと。
海賊部生徒:「動作異常!照準システム動作異常ですわーっ!!」
海賊部生徒:「こ、これが遺産管理委員会の"元老"……」
天沼チギリ:船を渡り歩く瞬間。”大介錯”の呪いめいた斬撃を加えておいたのだ。
GM:ド ゴ シャ!!!
GM:駆逐艦のレーザー兵器が補給艦の艦橋を貫通する。
天沼チギリ:「……主砲は距離が近すぎて撃てませんか。」
天沼チギリ:「仕留め損ねました。」
キャレド・クレー:「あ、あひぃぃ……!先生~~っ!!」
キャレド・クレー:有崎に抱きついて震えている。
有崎五派:「大丈夫……!怪我なんて絶対させない……!」必死にチギリを視線で追いながらも、自らも震える身体でキャレドを抱える
四之宮サヨリ:「に、人間技じゃない……」
四之宮サヨリ:「いや、そもそも私たちオーヴァードですけど……!」
天沼チギリ:3人の元に着地。
GM:サヨリの落雷が戦端を開いてから、ほんの一瞬の出来事だった。
GM:切断され、あるいは炎上する大艦隊。瞬時にして勝負がついたかのように見える。
有崎五派:「チギリちゃん怪我は……してないか、良かった……」へな、と足から力が抜ける
天沼チギリ:「……私に心配は不要ですよ。」
天沼チギリ:「……。」心配されたのはいつぶりだろうか。
キャレド・クレー:「か、勝ったんでしょうか?私達」
四之宮サヨリ:「……いえ、まだです!」
天沼チギリ:「まだ船は二隻残ってます。」
有崎五派:「……"船団丸ごと"だものね」
四之宮サヨリ:「船団が相手だったので雷撃が有利に働いたのは僥倖でした。でもまだ油断はできません……!」
天沼チギリ:ロイス取得
天沼チギリ:有崎五派/〇庇護/隔意/ロイス
GM:手番は有崎先生。どうしますか?
GM:先に言っとくけどEロイスはない!
GM:そういう不穏な要素はないお話だから
有崎五派:純粋な学生同士のドンパチって訳ですね
有崎五派:でも、このまま後ろで見てて終わりは先生として非常に良くない!やりますよ、私は!
天沼チギリ:あ、侵蝕上げておこう
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を4(→ 4)増加 (112 → 116)
GM:過酷な戦闘してないやつは笑うなってわけね
有崎五派:<狂戦士lv1>対象が次に行うメジャーアクションのダイスを+4個、C値-1。侵蝕5
有崎五派:<タブレット+多重生成>射程視界、対象を3体に変更、シーン5回。侵蝕5
有崎五派:有崎五派の侵蝕率を10(→ 10)増加 (113 → 123)
GM:過酷な侵蝕率……!
有崎五派:覚醒の秘薬は……やばそう!
有崎五派:対象は生徒二人!後は頼んだ!
GM:了解。では手番は補給艦に。
膏粱船団補給艦:こいつの役割は一つしかない!
膏粱船団補給艦:《ラストファクトリー》。
膏粱船団補給艦:戦闘不能と引き換えに、護衛艦、およびカリーナ・ピガフェッタを蘇生させます。
天沼チギリ:ゲゲーッ!
膏粱船団補給艦:18d10
DoubleCross : (18D10) → 95[8,4,8,7,8,2,3,3,9,5,9,9,8,1,1,7,2,1] → 95
有崎五派:なんじゃそりゃ!?
四之宮サヨリ:?!
天沼チギリ:ヤバすぎ
膏粱船団補給艦:どちらもHPは95回復!
四之宮サヨリ:95?!
GM:これが船団のダメージコントロールよ!
膏粱船団補給艦:ギ……ゴ、ゴ
GM:辛うじて残った補給艦が動き出す。だが、見るからに搭載火器には劣り
GM:その上先程の攻撃で艦橋を損壊している。まともな戦闘行動ができるとは思えない、が……
海賊部生徒:「補給艦放棄ーッ!」
海賊部生徒:「物資を放出いたしますわ!!」
膏粱船団補給艦:ガ コ ン !
膏粱船団補給艦:タンカーめいたコンテナが大きく口を開く!
膏粱船団補給艦:そこから雨のように射出されるものがある!……食料品だ!
海賊部生徒:「来ましたわ!恵みの雨……!」
カリーナ・ピガフェッタ:「もぐもぐ!うめーっ!」
カリーナ・ピガフェッタ:「生き返っちまうよ~~~っ!!」
膏粱船団補給艦:ガシャン! バキバキバキ……!
膏粱船団補給艦:補給艦の船体そのものも、モルフェウス能力により解体され
膏粱船団補給艦:真っ二つになった護衛艦を自身の構造材で繋ぎ止める!
四之宮サヨリ:「嘘、船が……合体、いえ、補強……?!」
天沼チギリ:「綺麗に斬りすぎました。」
カリーナ・ピガフェッタ:「よく食べて……よく育つ!」口を拭いながら立ち上がる。
カリーナ・ピガフェッタ:「艦隊も、そして船長も!」
カリーナ・ピガフェッタ:「それが膏粱船団!!」
有崎五派:「なな……そんなおもちゃみたいな……ッ!?」
キャレド・クレー:「ふ、不死身なんですか!?船団なのに~~ッ……」
天沼チギリ:「もう一発、お願いできますか?四之宮様。」
天沼チギリ:「今度は”助っ人”もご用意いたします。」
四之宮サヨリ:「……ええ!底の底まで、全部出してやりますよ!」
四之宮サヨリ:「勝つまでとことんやってやります!気合だけが得意分野なので……!」
有崎五派:「……(私は、何が出来る?)」再び空を覆った艦船を見上げ、唇を噛む。
有崎五派:先生は、そうあるだけで特別。それが、大人の姿なら──私はまだ大人じゃない。
有崎五派:(けど、今は!子供が踏ん張ってるんだから、せめて!大人の振りくらいしなくちゃ積み重ねた年が泣くってもんでしょうが!)
有崎五派:「サヨリちゃん、チギリちゃん!あともう少し、やれる?」髪を束ねていたゴムを外し、振り乱す。
天沼チギリ:「やれます。」
四之宮サヨリ:「勿論!最後まで!」
有崎五派:私にはクレバーな解決法も、特別な指揮能力も、鍛え上げた剣もない。
有崎五派:「よし。じゃあ先生の秘蔵っ子をあげる!正式なカウンセリングはしてないけど──」
有崎五派:「そんなの無くたって、今日一日で貴方達がどんなに良い子かは私──充分!分かったもの!」
有崎五派:ポーチから取り出した複数の香水瓶を器用に開け、調合していく。
有崎五派:本来は相手を深く知り、その性質に合わせなければ調合出来ない"オーダーメイド"。
有崎五派:「サヨリちゃんには清廉かつ力強いホワイトフローラル。チギリちゃんには控えめだけど長く、静かに香るオレンジ×チョコレート!」
有崎五派:調合を終えた香水を二人へ軽く振りかける。有崎のレネゲイド因子が付与されたそれは、通常よりも高く脳に、精神に作用し
有崎五派:その子の最高を引き出す──!
有崎五派:「いっておいで!きっと、上手くいく!最高の気分をプレゼントしてあげたんだから!」
キャレド・クレー:「サヨリさん……"元老"様……!」
天沼チギリ:「………。」
四之宮サヨリ:「……ああ、この香り」
天沼チギリ:「ありがとうございます。先生。」
天沼チギリ:「正しいか、間違っているか、」
天沼チギリ:「強いか弱いか、私には分かりかねますが、」
天沼チギリ:「その在り方は、とても好ましい。」
天沼チギリ:「そう思います。」
有崎五派:「────!私も!私も、チギリちゃんはとーっても!好ましい!」嬉しそうに
天沼チギリ:その言葉を受けて、
天沼チギリ:口元を着物の袖で隠した。
四之宮サヨリ:「とても勇気が湧いてきます」
四之宮サヨリ:「きっと、私に一番合うものを作ってくれたんだって……詳しくない私でも、理解できるほどに」
四之宮サヨリ:「それだけ、私を見てくれた。信じてくれた……大人として。先生として」
四之宮サヨリ:「……ええ、ならば。今なら不可能でも可能に出来てしまいそう……それだけの自身が、湧いてきます……!」
有崎五派:「きっと、それはサヨリちゃんの持ってるほんとの力だから。貴方なら、できる!」ぐ、と拳を握って見送った
GM:敵は大船団!だが対する少女達の心はまだ折れてはいない!
GM:ラウンド終了。
■第2ラウンド
GM:セットアップがある方はどうぞ。
天沼チギリ:なし!
四之宮サヨリ:なし!もうアイテムも使い切った……!
カリーナ・ピガフェッタ:《ファンアウト》。
カリーナ・ピガフェッタ:護衛艦と駆逐艦を5m後退させます。
四之宮サヨリ:うぐっ!
有崎五派:まずーい!!
有崎五派:こちらは流石に温存かな……!生徒に託しました
膏粱船団駆逐艦[10]
膏粱船団護衛艦[8]
5m
カリーナ・ピガフェッタ[13]
天沼チギリ[11/116]
10m
四之宮サヨリ[16/113]
有崎五派[9/123]
GM:最初の手番は行動値16のサヨリさんです。
四之宮サヨリ:あっ、行動値シーン永続上昇……!
四之宮サヨリ:ぶちかまします
四之宮サヨリ:神聖二重冠の効果使用。侵蝕を10上昇させ、達成値を30上昇
GM:うおお
四之宮サヨリ:マイナーでバベル起動。ダメージを3d10上昇!
四之宮サヨリ:背後の船団に向けて……雷撃を開始します!
四之宮サヨリ:メジャーでコンソ、コンセ、神機妙算!
四之宮サヨリ:さらにお一つ貰ってよろしいですか、キャレドさん!
キャレド・クレー:もちろんですっ!
四之宮サヨリ:ダイス上昇!妨害なければぶっぱなします!
カリーナ・ピガフェッタ:そうだ妨害!
カリーナ・ピガフェッタ:《砂の目潰し》をくらえーっ!
カリーナ・ピガフェッタ:ダイス-6個です。
四之宮サヨリ:ウギャー
天沼チギリ:ダイスは差し引き-3か…!
四之宮サヨリ:先生の支援でさらに+4!
四之宮サヨリ:13dx6+33
DoubleCross : (13DX6+33) → 10[1,1,2,3,3,4,5,6,7,8,8,10,10]+10[1,1,4,8,8,9]+10[1,6,8]+5[3,5]+33 → 68
膏粱船団駆逐艦:そのダメージを食らうと駆逐艦は沈んでしまうので……
膏粱船団護衛艦:カバーリングやむなし!《マグネットフォース》でカバーリングだ!
GM:攻撃はどちらも命中。
四之宮サヨリ:でもこれで……落ちてもらいます!
四之宮サヨリ:あ、ダメージロール追加はどうしましょうか
四之宮サヨリ:チギリさんに回す?
天沼チギリ:いえ、ここで使いましょう
四之宮サヨリ:では……自信作、お願いします!
天沼チギリ:どうぞ、回しちゃってください!
四之宮サヨリ:7d10+3d10+1d10+3d10+22
DoubleCross : (7D10+3D10+1D10+3D10+22) → 38[7,7,10,5,3,5,1]+9[2,6,1]+9[9]+18[8,8,2]+22 → 96
膏粱船団護衛艦:さっき見せた通りHPは95!
膏粱船団護衛艦:死んじゃうよ~~っ
膏粱船団護衛艦:ムギュウ
膏粱船団護衛艦:スクラップになりました。
四之宮サヨリ:これで……片方!侵蝕130!
四之宮サヨリ:すみません、後は頼みます……!
GM:続いて行動値13のカリーナの番!
カリーナ・ピガフェッタ:《アドヴァイス》を駆逐艦に!これだけだ
カリーナ・ピガフェッタ:このターンはもう目潰しもない……真っ向勝負!
GM:行動値11、チギリ委員長どうぞ!
天沼チギリ:残念ながら駆逐艦に攻撃は出来ない…
天沼チギリ:マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《オールレンジ》で
天沼チギリ:カリーナさんを攻撃!
天沼チギリ:十字冠は温存かな
天沼チギリ:行きます!
天沼チギリ:12dx7
DoubleCross : (12DX7) → 10[2,2,2,3,4,6,6,6,7,7,8,10]+10[2,5,5,8]+10[8]+1[1] → 31
カリーナ・ピガフェッタ:船長の気合見せたる!うおーっ!
カリーナ・ピガフェッタ:4dx+1
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[3,5,8,10]+6[6]+1 → 17
カリーナ・ピガフェッタ:だめだあ
天沼チギリ:あぶねえ!
天沼チギリ:ではダメージ!
天沼チギリ:4d10+15
DoubleCross : (4D10+15) → 19[6,7,1,5]+15 → 34
天沼チギリ:倒れなされ!
カリーナ・ピガフェッタ:34……!装甲込みでも倒れちゃうんだよな
カリーナ・ピガフェッタ:今度こそ戦闘不能だ。
カリーナ・ピガフェッタ:「あむあむ……うまいっ!」巨大なマシュマロを食いちぎりながら立ち上がる。
カリーナ・ピガフェッタ:「そっちも気合入れ終わったかな!?」
カリーナ・ピガフェッタ:「膏粱船団は食料が命!次からは補給艦から狙うなんて野暮はやめなよ、"元老"ちゃん!」
天沼チギリ:「キャレド様。」
キャレド・クレー:「ひゃ、ひゃい!なんでしょう!」
キャレド・クレー:毛と尻尾が一斉に逆立つ。
天沼チギリ:「戦う気概はまだありますか?」
天沼チギリ:「私は…船団に手を出せません。あなた様の力が必要です。」
キャレド・クレー:「そんな……"元老"様がおっしゃるならどんなことだって!」
キャレド・クレー:「わ、私が自分で戦えなくて……ごめんなさい!」
天沼チギリ:「いえ」
天沼チギリ:「不可能を可能にすると仰ったのです。」
天沼チギリ:「自ら戦うと、そう」
天沼チギリ:「”解釈”」
天沼チギリ:「いたします。」
天沼チギリ: ズ パンッ
天沼チギリ:キャレドを袈裟掛けに斬る。
天沼チギリ:不思議と痛みはない。
キャレド・クレー:「はえ!?」
天沼チギリ:しかし、力を奮う欲求に駆られるだろう。
天沼チギリ:たとえ相手が、
天沼チギリ:あのように恐ろしげな船団であっても。
キャレド・クレー:「か、体が……体が求める!」
キャレド・クレー:「暴力という快楽を!」
キャレド・クレー:「ウワアアアーッ!!」
キャレド・クレー:とてとてと船団に突撃していく……!
有崎五派:「わ、私のキャレドちゃんがバイオレンスにーッ!!」
カリーナ・ピガフェッタ:「おいー!危ないよーっ!?」
天沼チギリ:「さあ、四之宮様。合わせてくださいませ。」
四之宮サヨリ:「いやあれ危なくないですか?!」
天沼チギリ:「心配ご無用。”大介錯”の与えるのろ…力で身体能力も上がっています。」
海賊部生徒:「なんですのあれは!?」
海賊部生徒:「なんでもいい!とにかく迎撃ですわ!!」
GM:護衛艦と駆逐艦が、突出したキャレドに砲撃しようとしている!
四之宮サヨリ:「いや、それでも巻き込まないようにするのが精一ぱ……ああもう!」
四之宮サヨリ:「不可能を可能にするって言った手前、引き下がれません……!」
四之宮サヨリ:神聖二重冠が発動し、十字の冠が強く煌めく
四之宮サヨリ:その形はシンプルだ。天を貫かんとする塔の先に、輝く十字
四之宮サヨリ:しかしてその輝きは、聖塔にも似て───
四之宮サヨリ:
四之宮サヨリ:とあるセルの実験体だった彼女は、巨大兵器を脳波で操る操縦者としての調整を受けたチルドレンである
四之宮サヨリ:しかしその成果は芳しくなく、所謂失敗作の烙印を押されていた
四之宮サヨリ:慣例であればそのまま使い潰され、廃棄される。そんな決まり切った運命だった
四之宮サヨリ:その最中で彼女を救ったのが、珍しくも彼女に適合した武器の存在
四之宮サヨリ:分類名:バベルの巨塔
四之宮サヨリ:一種の古代兵装であり、轟音と共に発される雷は巨塔すらも粉砕すると云われるもの
四之宮サヨリ:扱える者も数少ない巨砲である、が……現代において、同等の威力を誇る兵装は多数開発されている
四之宮サヨリ:それらと比べれば、この武器は火力の割には非常に扱いづらい部類に入るだろう
四之宮サヨリ:そもそも現代人が一人で扱えるよう出来ていないのだ
四之宮サヨリ:……今でも、彼女はその武器を振るい続ける
四之宮サヨリ:それは、自身の存在価値に対する執着なのかもしれない。いや、確かにそうでもあった
四之宮サヨリ:でも、今は……それだけじゃない、意味も込めて
四之宮サヨリ:
四之宮サヨリ:「聖塔、同期」
四之宮サヨリ:手を合わせる。天に祈るように、目を閉じて
四之宮サヨリ:「届け、届け。何処までも、何処までも───」
四之宮サヨリ:バベル。それは天へ届かんとした人間への罰の証
四之宮サヨリ:しかし、それでも。不可能を可能にすべく、人は祈り、その手を伸ばし続ける
四之宮サヨリ:「……Audire precor tonitrua longinqua」
四之宮サヨリ:爆発的な光が、戦場を覆った
四之宮サヨリ:
四之宮サヨリ:続く轟音が護衛艦へと落ちて。その計器の一切が動きを停止する
四之宮サヨリ:「キャレドさん……トップへの一撃は、お任せ、します」息を切らして、前を向いて
四之宮サヨリ:Audire precor tonitrua longinqua。彼女がカタコンベで侵入者を撃退した時、いつも祈りを込めてこの言葉を発する、その意味は
四之宮サヨリ:この雷鳴おとが、彼方まで響きますように
GM:広場に響き渡っていた駆動音や砲撃音が、その瞬間消え失せていた。
GM:そして閃光が晴れた時には、護衛艦はその体積の半分近くを消し飛ばされている。
カリーナ・ピガフェッタ:「……!」
四之宮サヨリ:「船団の竜骨に向けて、ぶっこんでやってください……!」
カリーナ・ピガフェッタ:「カリーナの護衛艦が……つぶれちまったよ!なんつー威力……!」
キャレド・クレー:「ガルルーッ!」
キャレド・クレー:その隙を突いて飛びかかるキャレドの小柄な体!
カリーナ・ピガフェッタ:「うわああ!油断した~ッ!」
キャレド・クレー:「ガルル~~ッ!くたばれ~~ッ!!」
キャレド・クレー:カリーナに馬乗りになり、引っ掻いたり髪の毛を引っ張ったりする……!
カリーナ・ピガフェッタ:「痛い!痛い!痛い!」
カリーナ・ピガフェッタ:「痛いよ~~!」
カリーナ・ピガフェッタ:「ひーん」
カリーナ・ピガフェッタ:「悪かった。カリーナのまけだ!ゆるせ」
天沼チギリ:カリーナが戦意を失った頃に、
天沼チギリ:納刀。
天沼チギリ:「キャレド様。敵の大将を討ち取るとはお見事にございます。」
天沼チギリ:ロイス取得、キャレド・クレー/〇愉快/不安/ロイス
キャレド・クレー:「ハーッ、ハーッ、ハーッ……」
キャレド・クレー:「勝ちましたよ。"元老"様」
キャレド・クレー:「わたしひとりで」
天沼チギリ:「見ておりました。会場の皆様も見ていたでしょう。」
キャレド・クレー:「も、もう安心して帰れますよね。"元老"様……」意識が朦朧としている
天沼チギリ:「ええ。」
天沼チギリ:(これで──)
天沼チギリ:(キャレド・クレーが一切戦っていなかったとは言わせない。)
天沼チギリ:(代表者が力を以て相手を打ち破るさまを、観客の全員が見ていた。)
天沼チギリ:(裁定は下りました。)
四之宮サヨリ:「……ああ、もう。そういうこと。乗せられてしまいました、ね」
四之宮サヨリ:自分の指先を雷で焦がしながら、ふふと笑む
有崎五派:「ナイスファイト、ナイスファイトよキャレドちゃん……!あとは……!」
海賊部生徒:「船長撃沈!船長撃沈!」
海賊部生徒:「されど我ら意気軒昂ですわ!」
天沼チギリ:「まだ来ますよ。油断なさらぬよう…。」
海賊部生徒:「海賊部膏粱船団駆逐艦!『食い倒れ』号!」
海賊部生徒:「その底意地の見せ所ですわッ!」
GM:ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
GM:船団も残るは一隻……!
GM:これを打ち破れば、ロイズ・ウォーは終結する!
天沼チギリ:天沼チギリの侵蝕率を4(→ 4)増加 (116 → 120)
GM:駆逐艦の行動に移ります。
膏粱船団駆逐艦:choice(サヨリ,チギリ,五派)
DoubleCross : (choice(サヨリ,チギリ,五派)) → チギリ
膏粱船団駆逐艦:エンゲージ離してよかった!《コンセントレイト:ノイマン》《マルチウェポン》でチギリ委員長を攻撃。
膏粱船団駆逐艦:7dx6
DoubleCross : (7DX6) → 10[1,2,4,4,4,8,10]+2[2,2] → 12
膏粱船団駆逐艦:ゲ~~ッ
天沼チギリ:koreha
膏粱船団駆逐艦:C値低下が何の役にも立ってない
天沼チギリ:ワンチャンあるのでは…!
膏粱船団駆逐艦:いちおうガード不可装甲無視です。
膏粱船団駆逐艦:マルチウェポンに「大口径機関砲」が入っているのだ
天沼チギリ:4dx+1 ドッジ
DoubleCross : (4DX10+1) → 10[2,6,10,10]+7[4,7]+1 → 18
天沼チギリ:避けれてしまった
GM:www
GM:まいったね。演出は次のラウンドとまとめてやるか
天沼チギリ:あ、活性の霧ないんだった。でもいいか…避けれたし…
GM:行動値9の有崎先生はございますでしょうか?
有崎五派:侵蝕がいい加減ヤバいのでステイします!
GM:留まることも勇気!
GM:では次のラウンドに移行します。
■第3ラウンド
GM:セットアップある方はどうぞ。
四之宮サヨリ:ありません!
膏粱船団駆逐艦:とはいっても船団は能力値1のトループだから
膏粱船団駆逐艦:船長の支援がないと起動すらしないんだけどね
天沼チギリ:なしです!
有崎五派:アドバイスのダイス増加も大事だったのか……
有崎五派:<活性の霧lv5>攻撃力+18、ドッジダイス-2個、侵蝕3
膏粱船団駆逐艦[10]
5m
天沼チギリ[11/120]
10m
四之宮サヨリ[16/130]
有崎五派[9/123]
有崎五派:これを一人分だけ!対象は足の速いサヨリちゃんにしようかな
四之宮サヨリ:シュピーン
四之宮サヨリ:受けます!
GM:ではさっそくそのサヨリちゃんの手番どうぞ!
四之宮サヨリ:マイナーで最後のバベル起動。ダメージ増加します
四之宮サヨリ:メジャーでコンソ、コンセ!駆逐艦!お覚悟!
膏粱船団駆逐艦:ヒ~ッ
四之宮サヨリ:13dx7+3
DoubleCross : (13DX7+3) → 10[1,2,3,3,4,4,5,5,9,9,10,10,10]+10[3,6,9,9,10]+10[3,3,9]+5[5]+3 → 38
膏粱船団駆逐艦:《イベイジョン》で自動命中。
GM:ダメージダイスをどうぞ。
四之宮サヨリ:キャレドさんのバフもいただいて……いきます!
四之宮サヨリ:4d10+3d10+1d10+3d10+22+18
DoubleCross : (4D10+3D10+1D10+3D10+22+18) → 34[7,10,10,7]+7[2,4,1]+5[5]+14[6,7,1]+22+18 → 100
GM:ウソ……ダメージでかすぎ!?
膏粱船団駆逐艦:こんなの耐えられるわけない。HPはまだ68あったのだが……撃沈です。
GM:船団全滅!プレイヤーの勝利です。
有崎五派:うぉ~~!やった~~!チーム最強!
四之宮サヨリ:やった~~~~~!侵蝕はこれで134!
海賊部生徒:「射角よし!コンデンサ電圧よし!」
海賊部生徒:「砲撃!砲撃――ッ!」
海賊部生徒:「"元老"様……胸をお借りしますわ!!」
膏粱船団駆逐艦:ガガガガガガガガガガガ!!!
膏粱船団駆逐艦:嵐のような大口径機関砲!そして絶え間なく照射されるレーザー兵器!
膏粱船団駆逐艦:突出した天沼チギリに対して、それらの兵器が飽和的に襲いかかる!
天沼チギリ:ふと、
天沼チギリ:機関砲の音が止んだ。
海賊部生徒:「SHIT!ジャムか何かですわ!?」
天沼チギリ:大刀の鞘が機関砲の撃鉄を的確に射抜き、
天沼チギリ:破壊せしめたのである。
海賊部生徒:「刀の鞘!?一体どこから……どうやって!?」
天沼チギリ:「四之宮様。」
天沼チギリ:「作戦があればお早めに。長くは持ちません。」
四之宮サヨリ:「……はい!今なら撃ち抜け……っ、く」
四之宮サヨリ:だらり、と鼻血が垂れ落ちる
四之宮サヨリ:「……はーっ、ぁ、っ……!」回復を多少挟んだとはいえ、丸一日戦い通して身体への負荷が相当なものとなっているのだ
キャレド・クレー:「サヨリさん!」正気を取り戻したキャレドが
キャレド・クレー:サヨリにチョコレートを投げる!
キャレド・クレー:「自信作です!レネゲイドの力は元気の力!海賊部の人たちがおいしいごはんで復活できたなら……!」
キャレド・クレー:「私のチョコレートだって、力になります!!」
四之宮サヨリ:「……ええ。こんなに美味しいもので、力が出ないなんて嘘……!」ばきり、とチョコを思いっきり噛んで、飲み込む
有崎五派:そっとサヨリの顔を伝う血をハンカチで拭う。
有崎五派:鉄の香りをかき消すように、穏やかな甘い香りが漂った。
有崎五派:「サヨリちゃん。私もここから見てるから」
有崎五派:「貴方の──カワイイを、響かせて。飛んでくる埃も、汚れも、私が全部払って綺麗に飾ってあげるから」
有崎五派:雷鳴が轟いて、振り返る貴方の可愛い笑顔だけを楽しみに──ここで、待ってるから
四之宮サヨリ:柔らかな香りに。す、と呼吸を落ち着けて
有崎五派:「やっちゃえ、四之宮サヨリ!」に、と白い歯を見せて笑う。
四之宮サヨリ:「ああ、もう……本当に」その表情に、自然とこちらも笑みが零れる
四之宮サヨリ:「待っている人が、居てくれるなら」
四之宮サヨリ:「帰らないわけには、いきません、ね……!」
四之宮サヨリ:今度ははっきりと、視線は正面を捉えて
四之宮サヨリ:「───チギリさん!!」
四之宮サヨリ:自分の腕を天へと掲げる。これだけでいい
四之宮サヨリ:彼女は、絶対に意図に気付いてくれる
四之宮サヨリ:(そう思えるだけ、今日は一緒に戦いましたから……!)
天沼チギリ:「──はい。」
天沼チギリ:さ、と大刀を振り上げる。
海賊部生徒:「コラーッ!あなたがたがいい雰囲気の会話してる間にメンテナンス完了ですわ!!」
海賊部生徒:「今度こそお死にあそばせ!!」
海賊部生徒:機関砲を再び連射開始!!
四之宮サヨリ:───銃弾の音を掻き消す様に、光が、雷鳴が落ちる
四之宮サヨリ:先程よりは小さく、とても船体を貫けるほどではなく
四之宮サヨリ:しかして、その雷は破壊の為でもない。それは───
四之宮サヨリ:「私の全部……預けます、最後……決めてください!」
天沼チギリ:───二度、雷神を斬った刀があった。
天沼チギリ:元は越後老津の百姓が所有し、雷雨の際頭に掲げて逃げたところ、
天沼チギリ:すっかり雨と雷は晴れ、刀に血糊があったという。
天沼チギリ:後にこの刀は上杉謙信の手に渡り、
天沼チギリ:鉄砲兵を鉄砲ごと両断したのだという。
天沼チギリ:刀の名は竹俣兼光。異名は”一両筒”。またの名を──
天沼チギリ: ゴ ォ ン
天沼チギリ:”雷切”
天沼チギリ:天沼の剣が雷を”千切り”、雷神と”契る”。
天沼チギリ: 大 介 錯 ・ 雷 切
天沼チギリ:剣を振り下ろす。
天沼チギリ:機関砲とレーザー砲が両断され、電熱によって焼け焦げる。
海賊部生徒:「ですわーッ!?」
海賊部生徒:「なんてこと……!この艦の戦闘機能が、全部……」
海賊部生徒:「たった一閃で沈黙させるとは……!」
GM:物理的に切断された兵器群だけではない。四之宮サヨリの付加した高電圧が、制御システムをダウンさせていた。
海賊部生徒:「クルーを総動員しても、復旧には10分……いや、20分」
海賊部生徒:「……どうやら、敗北を認めるしかないようですわね……」
カリーナ・ピガフェッタ:「膏粱船団の負けーっ!」倒れたまま叫ぶ。
カリーナ・ピガフェッタ:「ロイズ・ウォーを勝ち抜いた先生チームが、船団まで倒した!!」
カリーナ・ピガフェッタ:「……円卓にだって文句はつけられない!完全勝利だ!!」
天沼チギリ:投げ放った鞘を回収して、納刀する。
有崎五派:「こ、今度こそ……勝った?勝利?完全勝利……ビクトリー!?」
四之宮サヨリ:「……はい。完全で、完璧な……勝利、です!」
キャレド・クレー:「勝った……勝った……!!」
有崎五派:脱力し、地面へ膝を付く。
キャレド・クレー:「勝ったーっ!!」
有崎五派:「みんな……みんな……頑張った!えら~~~い!!」地面へ膝を付いたまま、諸手を上げて大喜び!
バックトラック
GM:バックトラックに入ります!
GM:今回はEロイスはなし。Dロイスも一つだけです。
GM:"暗礁王" 遺産継承者
四之宮サヨリ:2倍で振ります!ありがたいことにロイスはマックス!
四之宮サヨリ:134-12d10
DoubleCross : (134-12D10) → 134-69[4,1,9,2,4,9,9,10,5,2,6,8] → 65
天沼チギリ:等倍!
天沼チギリ:120-6d10
DoubleCross : (120-6D10) → 120-35[7,6,9,3,6,4] → 85
天沼チギリ:帰還!5点!
四之宮サヨリ:3点帰還!
有崎五派:ロイスはマックス!Dロイス:生還者の効果で+3個!
有崎五派:倍振りしますわ~ッ!
有崎五派:126-15d10
DoubleCross : (126-15D10) → 126-87[10,2,7,3,4,1,4,10,9,6,5,5,3,9,9] → 39
有崎五派:元に戻った
有崎五派:倍振りで3点!
GM:いつもの5点と、シナリオ点はほのぼの単発だから8点くらいかな。
GM:+Dロイスの14点と侵蝕経験点だ。
四之宮サヨリ:17ロイズ!美味しくいただきます
天沼チギリ:19点!
有崎五派:満腹ですじゃ~~
GM:違った
【経験点】
寝さん:17点
猫口さん:19点
もやし炒めさん:17点
珪素(GM):18点