G市三人目『vsマスタークウェル』

vsマスタークウェル

前回までのG市――二人目『vsJCN9000』

【Opening/01】

GM:----
GM:某県 国際空港
GM:----
???:[中東では“禁(ハラーム)”と呼ばれている]
???:[お前が入国させようとしている男だ]
空港職員:「……!」
GM:一人の空港職員が、緊張した面持ちで無線機からの声に耳を傾けている。
GM:だが、明らかに同僚との連絡ではない。相手の声が幼すぎるのだ。
GM:そして……彼の立つゲートには、いかなる理由か、他の職員は存在しない。
空港職員:「か、彼は……、一体どのような……オーヴァードなのですか」
???:[とある『調査隊』の足跡を、執拗に追跡し続けている男だ。『起源種』とされている]
???:[……現地では、奴による被害の殆どを『内戦によるもの』として発表しているという。まさに“禁”だ]
???:[主力戦車含む兵器の破壊。兵の死亡。――あるいは、爆撃とされる区画ごとの消滅]
空港職員:「……そ、そんな……ひ、非現実的な」
???:[そういった事を現実にできるのが、俺達オーヴァードだ。……で、だ。機は来たか?]
GM:無線機の声に、職員は滑走路側へと目を泳がせ……
空港職員:「あッ!!!」
???:[――やはりな。今回奴を呼んだのは、かなりの荒療治なんだ……つまり]
GM:――ジャンボジェット機が、滑走路に墜落しつつ炎上している。前触れはなかったはずだ。
???:[こういう後始末を、俺がしなきゃあいけない]
GM:旅客のどよめきが加速度を増して空港内を満たし、職員の本来の無線にも緊急の通信が入る――
GM:が、彼が動くことはない。それが今の彼の『役割』だからだ。
???:[勿論、“ハラーム”はジャームだ。ジャームの振る舞いについては教えたよな?]
???:[大した理由なんてない。機内のサービスが少し悪かったとか、その程度の事だろう]
空港職員:「ひ、ひ……こんな……こんな、酷いことを」ガチガチ
???:[だが安心しろ。日本の航空会社じゃあない]
空港職員:「……ハァーッ、ハァーッ……!身長182cm……あ、浅黒い肌……目は鳶色……」
GM:声をよそに、その職員はブツブツと『それ』の特徴を呟き続ける。
GM:無線の声から伝えられた……通すべき破壊兵器の特徴を。
空港職員:「灰色のシャツ……し、従います……!誘導は、か、確実に……!」
???:[ようく分かっただろう。オーヴァードになろうなんて、二度と考えないことだ。ロクな事じゃあない……]
???:[それに俺達ファルスハーツは、お前達のような“まともな”協力者あってこそ成り立っている]
???:[だから、こういう作戦情報も……協力の一環として教えてやれる]
GM:そこに影が差す。顔を上げた空港職員の血の気が引く。
GM:……服の端が焦げている程度だ。自分の乗っていた便が、爆発炎上したというのに。
???:〈……〉
???:〈お前が『協力者』か?ゲートは合っているよな?〉
GM:こちらに目線を向けていないのが幸いか。アラビア語で紡がれた言葉に、職員は身を強ばらせる。
???:〈着陸の5分が惜しかったからな。少し飛行機から『出て』来た〉
空港職員:「あ、ああ!?はっ!?ど、どうやって……空中、空中で……炎が……」
???:〈……〉
空港職員:「あっ――!アラビア語なら話せますがぶぶゲバブッ!!」
GM:ゴギィギャギャギャギャッ!!!
???:〈悪いが、日本語は分からん〉
GM:……だが、彼が見つめるだけで、職員の体は何か破壊的な力でギチギチとねじれて潰れ。
GM:わずか数秒で、直径5cmにも満たない『棒』と化した。血液すら出ない。
???:[――と、いうことだ。この作戦を知るのは、俺とお前だけ『だった』]
???:[協力してもらって、実に助かったよ]
???:〈……あるのか?例の街に〉
???:[ある。お前が求めていた“遺産”より遙かに難易度は低いはずだ]
???:[“アーティファクト”と呼ばれている。だが、派手にやり過ぎるなよ]
GM:無線機に答えず立ち去った影をよそに、声の主は独り言を漏らす。
???:[……]
???:[……お前の事件は……後始末が、大変だからな……]
GM:----
GM:----
GM:6時間後――G市
GM:----
???:〈平和だなァ〉
GM:男が手をかざすと、道端の郵便ポストが捻れて『棒』となる。
GM:特に意味は無い。道すがら破壊するオブジェクトに、人間と物体の区別もない。
???:〈こんな国では、平和に慣れてしまう。哀れなことだ。誰かが……〉
???:〈誰かが、識らせてやらねばな〉
GM:入国してから既に20は『棒』を作っている。この街でもそうするつもりだ。
???:〈世界は――〉
???:〈平和ではない、と〉
GM:彼は何気なく、通行人の一人に手を伸ばした。殺意すらない。
GM:40代ほどの、中年男だ。
???:〈――運が悪かったな〉
ワタナベ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4

ワタナベ:「………」
GM:男も他のオブジェクトと同様、捻れた醜い肉塊になる――
GM:はず、だったが。
???:〈……? ……??〉
???:不思議そうに自分の右手を見る。
???:〈なんだ?お前は〉
ワタナベ:「知る必要は……ねえなぁー……」 ゆっくりと男に近づいていく
???:〈フー。面倒だ。捩れて……燃えろ〉
GM:ボ  グ ッ ! !
GM:周囲のアスファルトごと、異常力場を纏った炎が融解させる!
GM:範囲は限りなく狭い。だが全く抜いてはいない。“禁(ハラーム)”の名を持つ男は――敵の能力など無関係な『出力』で焼きつくす事を選択した。
ワタナベ:能力を行使された瞬間、ワタナベの口から、服と服の間から、黒い霧が立ち上る。体を焼かれているのに、その歩みは止まることはない。
???:〈……ッ!?な、なんだ〉
???:気怠げに世界を見ていたその表情が、初めて崩れる。
???:〈何故立っていられる……何をした、今!〉
GM:ようやく彼は認識する――この男は――
GM:        危険だ!!
ワタナベ:「はぁーーーーっ……」 一瞬、ワタナベの体が消え、次の瞬間目の前に立っている
???:〈え〉 体を引こうとするも、間に合わない!
ワタナベ:そのまま首をつかむ。黒い霧が、ワタナベと男を覆っていく。
ワタナベ:「いいか……」
???:〈ひ、ヒィ!〉
ワタナベ:「俺は一度、お前は二度。俺は一度。お前は二度だ。」
???:〈や、やめろ……日本語は、分から……ゲバッ!!〉
ワタナベ:黒い霧に触れた部分が、まるで炭化したかのように崩れ去っていく。それは男だけではなく、ワタナベも同じように。しかしワタナベは気に止めることはない。
???:〈あばっ、ババ、ゲバァッ、い、痛ッ、やめっ、おゴッ〉
ワタナベ:「俺は一度、お前は二度。俺は一度。お前は二度だ。」
ワタナベ:頬が取れ、腹が破れ臓物がこぼれだす。だが、ワタナベはやめない。掴んでいる男が、まだ生きている。
???:〈ヒギッ、やめろ――ッ!!お前、お前も……死、死ッ、ウグッ!!?〉
???:首筋を掴まれたまま――中東の、最悪のジャームテロリストが。ジタバタともがく。体組織だったものが、炭屑のようになってボロボロと落ちていく。
???:〈ど、どォォして……、どうして、こんな!?ぐばあああああああ!!〉
GM:バタバタと暴れる足が、次第に力を失っていく。オーヴァードは……生命力が強い。
GM:だが、殺し続ければ誰もが死ぬのだ。
???:〈ィ、ブッ……ガブッ……〉ダラリ
ワタナベ:「俺は一度、お前は二度。俺は一度。お前は二度。俺は一度、お前は二度だ…」
ワタナベ:「バハァァァァァァァァ……」
ワタナベ:ゆっくりと霧が晴れていく。残った人影は一つ。中東最悪のジャームはもういない。
GM:もはや『彼』の存在していた痕跡は、跡形も無い。
GM:G市の風がその空気の残滓すらも吹き流し、“禁(ハラーム)”は――名すら不明のまま、この世界から消滅した。
GM:最初に遭遇した一人が、この男だったという『不運』によって。
ワタナベ:「ハァー……」 そのままフラフラと町の影へと消えていく。
GM:【浮浪者 ワタナベ】
GM:G市。ここは、混沌の満ちる街。
GM:----

【Opening/02】

棕櫚小路群雲:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 7[7]+34 → 41

棕櫚小路群雲:まーまーかなー
GM:----
GM:新市街――県立ひのき台高校
GM:----
GM:昼休みのチャイムが鳴り、生徒達は思い思いに席を立っていく。
GM:自主的に教室を離れようとする者もいる――毎日この時間は、大声で彼らを追い払うものがいるからだ。
棕櫚小路群雲:「あー……」
棕櫚小路群雲:教室のど真ん中でくりくりと前髪を指でいじっている。
海老丸ジャック:「ヘイヘイヘイ!どきなゴミども!」
海老丸ジェイク:「棕櫚小路様に席を空けるんだよォ――ッ!!」
GM:【県立ひのき台高校 2年(ジョック) 海老丸 ジャック・ジェイク(えびまる じゃっく・じぇいく)】
棕櫚小路群雲:「食ってねーなー…最近食ってねーなー……」
棕櫚小路群雲:「最近フォアグラ食ってねーなー」
GM:【県立ひのき台高校 2年 棕櫚小路 群雲(しゅろこうじ むらくも)】
棕櫚小路群雲:「フォアグラを定期的に摂取しないと、ボクのような金持ちは体調を崩すんだ」
海老丸ジェイク:「イェー、やっぱり棕櫚小路様の家系は違うぜェー!」
海老丸ジャック:「それに引き換え、見ろよあの野郎の弁当の貧しいこと!」
海老丸ジェイク:「ウーップス!犬の餌かと思ったぜ!」
棕櫚小路群雲:「ああーん?」
石蕗条一:「・・・・・・・・・・・ほっとけよ・・・」 日の丸
棕櫚小路群雲:「フッフッフーッ……相変わらずだなァーッ!」
棕櫚小路群雲:「石蕗条一!」
GM:【県立ひのき台高校 2年 石蕗 条一(つわぶき じょういち)】
棕櫚小路群雲:「君にもボクの重箱フルスペシャルゴージャス弁当を分けてやろうか?」
石蕗条一:「お前が何食おうと勝手だけどな・・・、俺の食事の邪魔すんな」
海老丸ジェイク:「ヘェ~~イ、じゃあ、もっと教室の隅にでも行きな!」
海老丸ジャック:「棕櫚小路様の視界が汚れるだろうがァ~~!」
棕櫚小路群雲:「ま、放っておきたまえ海老丸兄弟!」
棕櫚小路群雲:「石蕗の貧しい食事風景を眺めながらの昼食というのも、ワビサビという奴だからね!ハッハッハッハッハ!!」
棕櫚小路群雲:『ゴールデン』とショドーされた扇子でパタパタ顔を仰いでいる。
石蕗条一:「・・・・・・・・・・・・」 「いや、ダメだ。絶対にダメだ。こいつから施されることだけは・・・・!」
葦原香乃:「わぁ日の丸弁当!」興味を示す女子生徒がさらに出現!
GM:【県立ひのき台高校 2年 葦原 香乃(あしはら かの)】
石蕗条一:「うるせえ!」 放っておいて欲しい男
棕櫚小路群雲:「ンッ!」
葦原香乃:「やあ」この状況でものんびりしている。
棕櫚小路群雲:「葦原さん!またそんな物に興味を示して……」
棕櫚小路群雲:「ほらっ!見ろっ!ボクの方は三ツ星フレンチシェフが手掛けたイセエビのフライだぞ!」
石蕗条一:「そうだな。あの面白い生き物でも観察してろ」
葦原香乃:「イセエビのフライ……はじめてだぁ……」フラフラ
海老丸ジャック:「棕櫚小路様ァー!こんな頭悪そ~な女、相手にすることありませんぜ!」
海老丸ジェイク:「俺達アメフト部のコネを使えば、チア部の女子だって選び放題だぜ!」
石蕗条一:「・・・・・・少しは変わったかと思えば、こいつは・・・・どうしようもねえな」
棕櫚小路群雲:「分かってないな!海老丸兄弟!」
棕櫚小路群雲:「ボクはこういう、金持ちのスゴさの分かる素直なレディが好きだ!」
海老丸ジェイク:「オーゥ、棕櫚小路様のすごさが分からねー奴なんて、この貧相な日の丸男くらいのものだぜ!」
海老丸ジャック:「その通り!みんな棕櫚小路様を尊敬してますぜェー!HAHAHAHAHA!!」
棕櫚小路群雲:「ワッハッハッハ!ありがとうみんな!」
棕櫚小路群雲:「ま、こっちに寄りたまえ葦原くん。ついでに石蕗にも何か交換してやらないでもないぞ」
棕櫚小路群雲:『ゴールデン』の裏には『上層階級』とショドーされている。
葦原香乃:フラフラとやってきた。「オー……」
石蕗条一:「頭いてえ・・・・・“ナイトメア”だ」
棕櫚小路群雲:しばらく昼食を取ってから、石蕗くんに話しかけたいです。
石蕗条一:ツワブキはさっさと食べ終わって不機嫌そうにしてます。動くとおなかが空きますからね
棕櫚小路群雲:「……海老丸兄弟、少し人払いを頼む」
海老丸兄弟:「「Yes,sir!」」
棕櫚小路群雲:「石蕗」(小声で)
石蕗条一:「・・・・・・・あン?」
GM:(2箇所の扉前で腕組みして立っている海老丸兄弟)
棕櫚小路群雲:「近頃は、何か動きはあったか?その…例の……」
棕櫚小路群雲:「アー……アー…」
石蕗条一:「“アーティファクト”か?」
棕櫚小路群雲:「そうだ!それ!」
石蕗条一:「お前な・・・・これ以上クビ突っ込んでどうしようってンだ」
棕櫚小路群雲:「……とか、警察の事とか…」
棕櫚小路群雲:「クビを突っ込むとかじゃないだろ。警察なんかも信用できないとなったら、これはもう、ボクら全員の問題だ」
GM:あれから、警察の動きはない……例の三角という刑事からの接触すらもない。
GM:故に、今棕櫚小路は情報の袋小路にいる。何が起こっているのか、自分では未だわからないのだ。
石蕗条一:「・・・・・・いいか、前の”ケース”で妙な自信を掴んだのかもしれねえが・・・」
棕櫚小路群雲:「……」
石蕗条一:「オーヴァードとしては成りたての“ニュービー”なんだ。ここから先に進む覚悟があるのか?」
棕櫚小路群雲:「フン……くどい奴だなお前も」
棕櫚小路群雲:「『自己責任』だろ?分かってるさ。」
棕櫚小路群雲:「この間から…考えて分かったが、やっぱりこんな状況でジッとはしてられない」
石蕗条一:「・・・・・。だとしても、だ。どちらにせよ、いまのお前と組むのはリスクがでかい」
石蕗条一:「お前が自分で”トラブル”を解決でもしたら、そのときは考えてもいいけどな(無理だろうと思ってる)」
棕櫚小路群雲:「ボクと組めとは言ってないだろ」
棕櫚小路群雲:「……組むのが不服なら取引だ」
石蕗条一:「あン?」
棕櫚小路群雲:「お前はボクにない繋がりと力を持ってるだろうが、逆もそうだろ?」
棕櫚小路群雲:「ボクがもし、何か有用な情報を手に入れたら」
棕櫚小路群雲:「その時は、キッチリ等価の物を用意してもらうからな」
石蕗条一:「・・・・等価の交換。痛いところをつきやがる」
棕櫚小路群雲:「文句は言えないだろ」
石蕗条一:「そのときは、そうだな。・・・・期待してねえけど、待つことにするか」
石蕗条一:「で、いいんだな?」
棕櫚小路群雲:「それでいい」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「まッ!せいぜいボクのプレミアムな活躍に置いてけぼりを食わない様にな!」
石蕗条一:「・・・・・ふー・・・・。俺は午後から学校をサボる。市外でバイトがあるからな」
棕櫚小路群雲:「そういえば、単位とか大丈夫なのか?お前」
棕櫚小路群雲:「留年しても知らないぞボクは」
石蕗条一:「言うな。・・・・しばらく、なんかあっても手助けできねーぞ。手助けする気があるとかいうわけじゃねーけど」
棕櫚小路群雲:「……了解したよ」
石蕗条一:「じゃーな。帰ってくるまで死体とかになってるなよ」 立ち上がろう。堂々とサボるつもりだ。
棕櫚小路群雲:「くっ、貧乏人のクセに縁起でも無い事を……」
棕櫚小路群雲:「そっちもな!」
石蕗条一:では不機嫌そうにさっさと退出しよう。
GM:入れ替わりに、ジョック双子が入ってきます。
海老丸ジェイク:「イェー!」
海老丸ジャック:「ヒャッフー!」ハイタッチなど決めている。
海老丸ジェイク:「あのナード野郎、こんなエロ本持ち込んでやがったぜェ~~!」
海老丸ジャック:「ヒヒ!クラス連中の前で吊るしあげて、また泣かしてやるかァ~~!」
棕櫚小路群雲:「なんだとッ!見せろッ!」
海老丸ジェイク:「ヘイヘイ、棕櫚小路様!俺らカチグミは、こんなのがなくてもいくらでもリアルで……」
棕櫚小路群雲:「おお…おお……」
棕櫚小路群雲:「え?何?なんだ?」
海老丸ジャック:「オーゥ?」
海老丸ジェイク:「……」肩をすくめる。
棕櫚小路群雲:「!!」
棕櫚小路群雲:バシッと本を閉じる。
棕櫚小路群雲:「……ともかく、吊し上げなんか下品な真似はするなよ!」
海老丸兄弟:「「Yes,Sir!」」
GM:ナードのエロ本は、棕櫚小路群雲にとってはちょっと刺激が強かったようだ……
棕櫚小路群雲:「……は、鼻血が…」MURAKUMOと刺繍されたハンケチで拭っている。
GM:こうして、棕櫚小路群雲の日常は過ぎていく。表面上は……今までと同じように。
GM:----

【Opening/03】

GM:では、西澄さんのオープニング。侵蝕率をどうぞ。
西澄燦:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 8[8]+37 → 45

GM:----
GM:旧市街――高級住宅街 棕櫚小路家
GM:----
GM:……今年に入ってから、この家の依頼は4回目だ。
GM:相当な資産家だということだが、毎回同じ、小口の依頼ばかり。猫探しである。
GM:探偵・西澄燦は、今回もG市内を駈けずり回らされたあげく、やたらと素早い猫をなんとか捕らえた……。
西澄燦:「ハァー……ッ、ハァー……ッ」
春野あゆみ:「ああ、ありがとうございます!間違いなくこの子です!」
春野あゆみ:「……って、西澄さんにはいつものことですから、当然おわかりですよねー……アハハ」
GM:【棕櫚小路家 メイド 春野 あゆみ(はるの あゆみ)】
ロック:「フシャー!」
春野あゆみ:「おお、よーしよーし……」
西澄燦:「あの、すっごい疑問になんですけど」
西澄燦:「なんでこんなに逃げ出すんですか。この子」
GM:【西澄探偵事務所 探偵 西澄 燦(にしずみ さん)】
ロック:「ニャギャー!」
春野あゆみ:「うーん、どうしてなんでしょう……。祥雲お坊ちゃまもとても可愛がってますのに」
春野あゆみ:「はい、好物のステーキ肉ですよ~」
ロック:「ニャーン♪」
GM:【棕櫚小路家 猫 ロック】
GM:西澄の食費の一週間分くらいはしそうなステーキ肉だ!
西澄燦:「…………」
西澄燦:(わっかんないなぁ……なんでこんな肉を、猫に……)
西澄燦:(ヤベェ……ハラ減ってきやがった、ここ最近満足に飯食ってないからな)
棕櫚小路祥雲:「どうしたァ?ロックが見つかったのか?」
GM:奥からのっそりと姿を現す男あり。
GM:筋肉質の四角いシルエット。いかにもスポーツマンらしい体躯を上等なスーツで固めた、この家の次男だ。
GM:【棕櫚小路家 次男 棕櫚小路 祥雲(しゅろこうじ しょううん)】
棕櫚小路祥雲:「フン……仕事が遅いぞ探偵!毎度こうも時間をかけられては困るんだがなぁ~!」
西澄燦:「……どーも、すみません」
棕櫚小路祥雲:「おい春野!報酬を用意させろ!」
春野あゆみ:「ひぃ!かしこまりました!」
GM:ジタバタと駆け出していくメイドの春野。
棕櫚小路祥雲:「……まったく、この俺が出てくる前に気を利かせんか。ドン臭い女だ」
西澄燦:「あんまり、そーいう事は言うもんじゃないと思いますよ」
棕櫚小路祥雲:「なんだ、貴様ァ……ただの庶民の、小汚い探偵がッ!」
棕櫚小路祥雲:「この棕櫚小路祥雲に意見するというのかねッ!」
西澄燦:「あー……」 余計な事言ってしまったなという感じ
ロック:「ニャー」
棕櫚小路祥雲:「おお~~~ロック!無事だったかぁ~~~~~!!ほぉ~~らよしよし!!!よぉぉしよしよし!!」
春野あゆみ:「お、お待たせしましたぁ~っ!」ドタバタ
春野あゆみ:「はぁはぁ、謝礼はこちらに……本日は本当に、ありがとうございました」
西澄燦:「あ。どーも、ありがとうございます」
棕櫚小路祥雲:「フホホホホホ!!おなかの毛がフカフカでちゅね~~っ!カワイイッ!!」
ロック:「フ、フギィ……」迷惑そう
西澄燦:「可愛がり過ぎるのもどうかと思いますよ」
春野あゆみ:「い、言わないでやってください……」ヒソヒソ
西澄燦:「いや、でもねぇ」 普通に思ったことは口に出さずにはいられない
春野あゆみ:「祥雲坊ちゃま、それを言うとお父様相手でもご機嫌が悪くなられて……」ヒソヒソ
棕櫚小路祥雲:「よ~~しよしよしよしよしよし!!」ナデナデ
春野あゆみ:「えーと、あのー……祥雲坊ちゃま?その、謝礼の方……」
棕櫚小路祥雲:「あぁ!?」ピタリ
棕櫚小路祥雲:「……。別に、チップを渡すほどの仕事はしてないだろ!俺は忙しいんだよッ!」
棕櫚小路祥雲:「部屋には入るなよ!ッたく、ファルスハーツが大変なこの時に……ブツブツ……」
GM:祥雲は巨体に猫を抱えながら、廊下の奥へノシノシと歩き去っていった。一方的なクライアントだ。
西澄燦:「あー……」 ガリガリと頭をかく
春野あゆみ:「す、すいませーん……えへへ」
西澄燦:「春野さんは謝んなくて良いですよ」
春野あゆみ:「ええと、チップは出せませんけど、こちら今日のお茶会のクッキー焼いたもの(の、残り)……がありますので」
西澄燦:「ありがたく頂きます」
西澄燦:(ま、それにしてもファルツハーツねぇ……) 手帳を開く
GM:不穏な単語――『ファルスハーツ』。その意味を知っている。西澄燦は、特に。
GM:まず、普通の人間は口にするはずのない言葉……の、はずだが……?
GM:ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
春野あゆみ:「あ、じゃあ事務所までお送りしますので、また……えーと、機会がありましたら」
春野あゆみ:「よろしくお願いします~~」
西澄燦:「あ、こちらこそよろしく」
西澄燦:(この間のダブルディールだっけか? この街も随分賑やかになってきやがったな)
GM:----
GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル1F 喫茶屋「綺羅」
GM:----
GM:トースト。ベーコンエッグ。サラダ。……そして、コーヒー。
GM:「綺羅」のランチAセット――食事の暇すらなく猫を追跡していた西澄にとっては、遅すぎる朝食だ。
西澄燦:「うぅ~……腹減った……」
八戸あきら:「はーッ、またあの棕櫚小路のところでねェ。ほい、ベーコンエッグ!」
八戸あきら:「何やってんだか分かんねーけど、あそこも絶対ロクな家じゃねーなー」
GM:【喫茶屋「綺羅」店長 八戸 あきら(はちのへ あきら)】
西澄燦:「まぁー、金持ちの考える事は良くわかんないからなぁ」
西澄燦:「あの、新市街に住んでる外人もなんかすげーヤバそうだし」
八戸あきら:「とにかく気に食わないね!成金だよ成金!店に来たらその場で追い返してやらァ!」
西澄燦:「おー、頼もしいねヤトさん」
八戸詩衣:「おお、お母さん……い、言い過ぎじゃないかなぁー……」
GM:【喫茶屋「綺羅」 ウェイトレス 八戸 詩衣(はちのへ しえ)】
西澄燦:すごい勢いで食いながら話している
八戸詩衣:「あ、あまり一度に食べると、体に悪いって、きき、聞きましたよぉー……?」
八戸詩衣:「昨日テレビでやってたんです……」
GM:吃りながら喋る少女は、八戸あきらの娘、八戸詩衣だ。
GM:アイドル顔負けの美少女だが、性格が致命的に接客に向いていない。
西澄燦:「詩衣ちゃん、ありがと。ちょいとがっつきすぎたかな」
八戸あきら:「ったく、最近この街もきな臭いねー」ボヤきつつ、ガリガリと豆を削っている。
西澄燦:「そうっすね……って、今日はマドコ居ないの?」
八戸あきら:「おっそうだよ、あたしもそいつを聞こうと思ってたんだ」
八戸あきら:「あの探偵志望とかいう子供もそうだけどよ、最近見ねーじゃねーか。珍しいな?」
西澄燦:「さぁ……あたしにもわかんねーっすよ」
八戸詩衣:「し、心配……ですねぇー!どうしよう!」
八戸あきら:「ま、アイツの事だから、どーせまたぞろ遊び呆けてんだろ……ほっとけほっとけ」
西澄燦:「ま、マドコの事だからなぁ……何かあっても大丈夫だろ」
西澄燦:「ふぃ~、ごちそうさんでした!」 手を合わせる
八戸あきら:「おう!家賃もさっさと払えよッ!」
西澄燦:「へっへっへ……もうちょい!も~~~ちょい、待ってくだせぇ!」
八戸あきら:「ふざけんな西澄お前、猫の報酬程度じゃあまだ2ヶ月も……」
八戸詩衣:「やめてー!喧嘩はやめてー……」
GM:喧騒とともに、西澄の日常は過ぎていく。
GM:まだこの街で、大きな事件は起こってはいない……少なくとも、明らかになってはいない。
GM:----

【Opening/04】

岩鉄友佳:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 6[6]+32 → 38

GM:----
GM:小鳩川――河川敷
GM:----
GM:まだ日も高い昼頃。普通の学生達が学校に通っているはずのこの時間……
GM:徒党を成して河川敷をうろつき回る、チンピラめいた学生達の群れがいる。
GM:とはいえ彼らの顔はまだ幼さを残しており、不良とはいえそう過激な行為に手を染めているわけでもない。
竜崎サトシ:「おうトモ、次はどこ行くべ?隣町のゲーセンとかいいべ?」
GM:ギンギンの金髪に舌ピアスの少年が、半開きの口で集団を振り返る。
GM:【チーム「グレイトドラゴン」 ヘッド 竜崎 サトシ(りゅうざき さとし)】
GM:彼が、この不良グループの頭……チーム名からしても、低知能であることは明らかだが
GM:不思議と人望はあり、彼のチームの雰囲気はどちらかというと、気軽な遊び仲間といった趣が強い。
岩鉄友佳:「……」 携帯音楽プレイヤーを聞きながら、川をぼけーっと見ている。
岩鉄友佳:「……へ?あ、サトシさん……」 隣の奴に小突かれてイヤホンを耳から外し、そちらを見る
GM:【チーム「グレイトドラゴン」 岩鉄 友佳(いわてつ ともよし)】
竜崎サトシ:「トモー、何聞いてんだよォ」
岩鉄友佳:「う……別に珍しいもんじゃ…」 どもる
竜崎サトシ:「何しょぼくれた顔してやがんだァ、おう!しゃーねェー、駄菓子でも喰い行くべ!」
不良たち:「行こ―ぜ行こ―ぜェー!」「いちごガム食いてぇ!」
岩鉄友佳:「……」 黙ってみんなについていく…が、イヤホンはまた付け直す
竜崎サトシ:「元気ねーなートモ!元気出せよ!元気ねぇ時は元気出せよ!」
竜崎サトシ:「何だべ?相談乗るべ?」
岩鉄友佳:「……うす。」 眼を逸らしながら
岩鉄友佳:(サトシさん……色々と構ってくれるのはありがたいんですけど……)
岩鉄友佳:(ホントのこと……言えないよなぁ……)
竜崎サトシ:「あー、おう!ポケモンだべ!今流行ってんだろ?お?持ってる奴いんだろ!」
不良たち:「うす!アドバンス、バッチ持ってますよ!」「兄ちゃんが小ガッコーの頃やってたの、確かどっかにあったっすよ!」
岩鉄友佳:ふと川の向こうの小学校が目にとまって、思考は止まる。歩いてみんなについて行きながらもそちらを見てしまう。
GM:小学校の校庭で遊ぶ子供達の声にも、見える……。声に含まれた、無数の色が。
岩鉄友佳:「……」 音楽を聞くのをやめ、そちらからの音に"眼を凝らして"いる
竜崎サトシ:「じゃ、じゃーあれだー!ワタナベのおっちゃんとこ行って、草野球とかよォー……」
岩鉄友佳:(……はぁ、どうして)
岩鉄友佳:サトシさんの方にまた向き直る。
岩鉄友佳:サトシさんの口から、声と共にオレンジ色の"感情"がぽつぽつと出て来るのが見える。
岩鉄友佳:(どうして、こんな……力、オレなんかに)
岩鉄友佳:「……」 その後も会話の輪の中にはあまり入らず、駄菓子屋についていく。
岩鉄友佳:サトシさんは色々と構ってくれているが他の人とはまだあまり仲良くはできていないのだ。
GM:――キィッ
原紗友里:「よー少年達!こんな時間から何してんの~!」
GM:不良たちの横に、一台の自転車が止まった。その上の少女の名は知っている。
GM:小柄な体に、快活そうなショートカット。
GM:【国立坂東大学 文学部2年 原 紗友里(はら さゆり)】
岩鉄友佳:「……先輩」 顔を上げて、ぼそりと声が出る
竜崎サトシ:「うおっすセンパイ!おひさしぶりッス!!」
不良たち:「お久しーっす!」「ウーッス」「髪切った?」
原紗友里:「今日は一段と元気ないね。どしたの?」やはり岩鉄の様子に違和感を覚えたようだ。
竜崎サトシ:「やー、それが……やっぱポケモンだべ!?なあ!」
岩鉄友佳:「そ……そんなこと…!」 慌ててセンパイに答える
岩鉄友佳:「ない……です」 眼を逸らす
原紗友里:「トーモーちゃんさ~~」ペタペタとお腹や頭を触る。
原紗友里:「ごはん、ちゃんと食べてる?」
岩鉄友佳:「う……なん…ですか」 センパイの口からもオレンジ色の"感情"が吐かれるのが見えてしまい、また目を逸らす
岩鉄友佳:「メシはちゃんと…食べてますよ!」
岩鉄友佳:でもまた答える時にうっかり顔を見てしまう
原紗友里:「そう?でもどーせ他の子はロクなの食べてないでしょ、また」
不良たち:「食ってない」「菓子パンは食ったかも」「食ったっけ?」「食ったか?」
原紗友里:「もー……。仕方ない子達だ。お料理屋さん連れてってあげるからなー。だからトモちゃんも、元気だして」
岩鉄友佳:「……うす。」
岩鉄友佳:「あっ……じゃなくて…」
竜崎サトシ:「行くべ行くべー!センパイのおかげで得したぜー!」
竜崎サトシ:「ヒャッハー!」
岩鉄友佳:「オレは別に元気なくなんか……!」
岩鉄友佳:と言い掛けるが、サトシさんの声にかき消されるw
岩鉄友佳:「……」 顔を赤くしてついていく
GM:----
GM:----
岩鉄友佳:(サトシさんもだけど…センパイも苦手だなぁ……) センパイの口からオレンジや黄緑にころころ変わって次々と宙に浮いていく"感情"を眺めながら
GM:小鳩川――河川敷
GM:----
GM:夕方の河川敷。サトシ達も散り散りに帰り、岩鉄もまた自宅への帰路につく。
GM:横で自転車を押している少女もいる。原紗友里。
原紗友里:「トモちゃん、悩みがあるんだ?」
岩鉄友佳:「……別に。悩みなんて。」
岩鉄友佳:気持ち早足になる
原紗友里:「……でも、サトシとかの事は嫌いじゃないんでしょ。嫌い?」
岩鉄友佳:「……!、別にオレ、サトシさんのこと嫌いなんかじゃ」
原紗友里:「じゃあ、お家のこと?」
岩鉄友佳:「……」 首を横に振る
原紗友里:「……なら、自分のこと?」
岩鉄友佳:「……」
岩鉄友佳:「……センパイ、センパイが中学にいた時って、何かやってたんですか。その……部活、とか。」
原紗友里:「美術部だったかなー。陸上部もやってたし、あと写真部……」
岩鉄友佳:「へ?」
岩鉄友佳:「そんなに…?」
原紗友里:「そうじゃないでしょ。今の話……自分のことなんだ?」
原紗友里:「話そらそうとしたんだ?今」意地悪そうに笑う。
岩鉄友佳:「う……」 眼を逸らす
岩鉄友佳:「別に、逸らそうとなんか……オレ、学校楽しくなくて…だから。」
原紗友里:「サトシと仲良くなってきたから、自分が秘密を持ってるのが……後ろめたい、とか」
原紗友里:「どう?合ってるでしょ」
岩鉄友佳:「……!」 慌てて、センパイの"口元"を見る。今出てきたばかりの感情を。
GM:口調とは裏腹に、楽しんでいる風ではない。彼女なり真剣に、原因を探ろうとしている。
原紗友里:「あたしは、トモちゃんみたいな事……経験したわけじゃないから、偉そうに言えないけど」
岩鉄友佳:「……」 そのオレンジ色の"感情"から、また目を逸らしてしまう
原紗友里:「トモちゃんがそれでダメだと思っているなら、誰かに打ち明けて……解決しないと」
原紗友里:「サトシ達といても、本当の居場所だって思えないんじゃない?」
原紗友里:「――それがどうしても嫌なら……それを知ったら絶対に、誰でも嫌うことだと思う?」
岩鉄友佳:「それは……」
岩鉄友佳:「分からない、です。」
原紗友里:「『打ち明けない』勇気を持ってもいいと思う」
原紗友里:「あたしだって、皆に言ってないことはあるから……」
GM:自転車を押す音がカラカラと響き続ける。
岩鉄友佳:「……?」 不思議そうにセンパイの顔をうかがうが、もう言葉は出てこない。
岩鉄友佳:そのまま黙って、2人で歩いていきます
岩鉄友佳:(話すのと、話さないのと、どっちが……)
岩鉄友佳:オレンジ色の夕日を見ながら、考え込む
GM:----

■トレーラー

情報屋を狙う連続殺人と、それに伴う“ネットワーク”の機能停滞。
UGNハイエイタスが仕組んだこの陰謀は、目論見通りに新たな混沌を呼びよせる。
探偵、中学生、御曹司――彼らの人間関係が交錯する、少女失踪事件。
不可解な謎の答えは庶民の手届かぬ別世界、社交界にある……のだろうか?
……だが、その先に待ち受ける恐怖に、答えは存在しない。
彼らは目撃することになる。G市という街の、深い闇の片鱗を。

ファルスハーツ、侵入。G市の不文律はついに破られる。
三人目。鎮圧のマスターエージェント、その敵の名は“マスタークウェル”!

ダブルクロス3rd
「G市vs.」三人目『vsマスタークウェル』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

■ハンドアウト

・PC1(棕櫚小路群雲)用ハンドアウト
ロイス:棕櫚小路祥雲 推奨感情P:親近感/N:不快感
あなたはG市随一の名家の生まれとなる、資産家の御曹司である。
前回の“情報屋狩り”事件の後、あなたの日常はとりあえずの平穏を取り戻している。
あなたの人生に関わることなど決してあり得なかったはずのの、殺伐とした奇妙な世界――
だがその経験を通すと、これまで気に留めていなかった事が、違って見えてくる事もある。
次兄・祥雲の不審な動き。そして漏れ聞こえてくる、資産家令嬢の“不可解な”失踪事件。
関わりのないはずの世界……あなたはその世界が、予想以上に自分の近くにあった事を知る。

・PC2(西澄燦)用ハンドアウト
ロイス:ナタリス・キャロル 推奨感情P:好意/N:隔意
あなたはここG市に事務所を構える私立探偵だ。
以前“アーティファクト”に纏わる事件を見事解決したあなただが、
危険の割に得られた報酬は少なく、相も変わらず生活に苦しむ有様である。
そんな中、あなたの命を繋ぐ事件依頼……に繋がるかもしれない相談が持ち込まれる。
自称・助手である湯坂窓子の同窓生として面識のある、ナタリス・キャロル。
G市の資産家とも親交を持つという彼女は、資産家令嬢失踪事件の噂を知らせ、
さらにその事件には“黒紫の玻璃”の時のような、解決不能の謎が含まれていると語る。
資産家令嬢といえば、ここ数日、湯坂窓子の姿が見えないようだが……

・PC3(岩鉄友佳)用ハンドアウト
ロイス:西澄探偵事務所 推奨感情P:有為/N:猜疑心
あなたは市内の中学校に通い、裏では若者グループに属する、ごく一般的な中学生である。
しかしあなたはここ数日、ある少女の行方を追うべく奔走している。
たびたびグループの世話を焼いてくれた少女、原紗友里が、行方不明となっているのだ。
……そして、警察の捜査だけで解決する見込みが薄いこともわかっている。
失踪時の状況、そしてそれが起こった場所については、既に頭に叩きこんでいる。
この事件には自分と同じ、“普通ではない”力の使い手が関わっている……
そして、母がいつか言っていた……そのような時に頼るべき場所も、あなたは覚えている筈だ。

・PC4(ワタナベ)用ハンドアウト
ロイス:原紗友里 推奨感情P:任意/N:任意
あなたは、浮浪者の集団に属することもなく、G市をうろつく一匹狼である。
近頃多少のトラブルこそ増えてきたものの、ここG市はあなたにとっては住み良い街だ。
とはいえ、ここ数日、あなたと親交のある不良グループが、少々騒がしい。
原紗友里――彼らにとって姉のような存在であった少女が、姿を消してしまったのだという。
不良グループはともかく、彼女に対しては、あなたも多少の義理がないでもない。
それに最近のG市には、確かに少々危うい雰囲気もある。首を突っ込む程度の価値はあるだろう。

vsマスタークウェル

GM:トレーラー:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1369274566/71(GM:珪素)
GM:ではまず、PC1!棕櫚小路くんの自己紹介だ
GM:成長報告なんかもあれば報告したらいい勝手にすればいい
棕櫚小路群雲http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1328182109/172(PC1:モヤイ)
棕櫚小路群雲:はいさーい
棕櫚小路群雲:金持ち!ロイヤリティ!ごきげんよう棕櫚小路群雲です。
棕櫚小路群雲:なにやらオープニングからヤバげな気配を醸し出している町一番のカネモチ棕櫚小路家の御曹司の高校生です。
棕櫚小路群雲:性能はベーシックな金持ちマネーパワー+プレディクヴァリポン射撃です。単体火力はそこそこ。装甲も削れる。
棕櫚小路群雲:成長は射撃技能とプレディクションの成長のみ!戦闘面での安定性を磨いたぞ。
棕櫚小路群雲:フルオートショットガンがたくさん欲しい!以上だ!
GM:イェー!
GM:次はPC2の、西澄さんで行ってまいりましょう
西澄燦http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1328018677/237(PC2:オツカレー)
西澄燦:はーい、PC2の西澄です!
西澄燦:OPではグダりクライマックスまでには持ち直したい、今回も
西澄燦:成長は前回の眉川くんの装甲値とガードで凄いムカついたのでもっと後のほうでとるはずだったバリクラを習得
GM:ま、眉川くんは悪くない……!
GM:悪いのはPEのボスデータ!
西澄燦:2話もガード型居たしね!火力自体低いから早々に覚えねばならんと危機感があったわけです。ブッキーの技を見て空間自体殴れるようなった
西澄燦:ついで爪剣を2レベル上昇して火力を上げました
西澄燦:携帯電話と情報収集チームを常備化。情報収集チームはマドコにしてましたが今回は居ないようです、とりあえずその場その場で決めて行きたい
西澄燦:大体こんな感じです、探偵として事件を解決できれば良いな! 以上です
GM:頑張ってほしいものだ……!
GM:ではPC3、初登場、岩鉄くんのご紹介
岩鉄友佳http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1334773481/162-163(PC3:米ット)
岩鉄友佳:うっす
岩鉄友佳:私立南川中学校1年の岩鉄友佳です。いわてつともよし。
岩鉄友佳:私立中学に通ってるくせに不良だ。
岩鉄友佳:オープニングの様子でも分かるとおり、学校をよくサボる程度のなんちゃって不良です。
岩鉄友佳:たぶんサトシさんと紗友里センパイが気にかけてくれた結果グループに誘われたとか、そんな感じ。
GM:岩鉄くんは、普段からあんな感じなんですか?
岩鉄友佳:えっと、そうですね。人と距離を置いてる感じ。超能力者なので。
岩鉄友佳:能力的には、RC型でエンジェルハィロゥとモルフェウスのクロスブリード。
岩鉄友佳:エンジェルハィロゥの能力で感情を視て、モルフェウスの能力でそれをクレヨン型の物体に変えて飛ばして攻撃します。
岩鉄友佳:あと最強と名高いDロイスも積んでる。
岩鉄友佳:そんなところかな。一般G市民枠として頑張ります。
岩鉄友佳:以上!
GM:最後……おお、恐ろしい!PC4、ワタナベさん!
ワタナベhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1327831713/291(PC4:ぺんさん)
ワタナベ:浮浪者のワタナベです
ワタナベ:昔は色々やっていましたが、今は没落して色々物を恵んでもらいながら生きながらえています
ワタナベ:暴力と理不尽が嫌いで、そういう奴がいたら問答無用でぶち殺しに行きます。
GM:なんたる平和主義者
ワタナベ:対抗種は怒りの力で手に入れた感じだと思います。
ワタナベ:能力はレネゲイドを感染した物質ごとこの世から消滅させる黒い霧を操ります。
ワタナベ:もちろん自分もダメージを食らいますが
ワタナベ:私は一度、敵は2度死ぬことになるので実質プラスです。
ワタナベ:町の平和を守るために一生懸命がんばりたいと思います。よろしくお願いします。
GM:本日もとんでもないメンバーばかりが揃ってしまいました

【Opening/05】

GM:では、まずは岩鉄くん&ワタナベさんのオープニング2。登場侵蝕をどーぞ。
ワタナベ:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 3[3]+45 → 48

岩鉄友佳:38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+3[3] → 41

GM:----
GM:小鳩川――大橋下
GM:----
GM:観光地として名高いG市にも、都市の例外なく浮浪者達は存在している。
GM:彼らの拠点の一つは、広大な敷地があり、街に近いG市中央公園。
GM:もう一つは、豊富な水場があり、日差しや雨を避けることのできる、ここ大橋下だ。
GM:――もっとも、『ワタナベ』と呼ばれる浮浪者がどこを拠点としているかなど、誰も知らないし、予測できることでもない。
GM:だが、少なくともこの日、彼はここで日常を送っている……
ワタナベ:橋の下からぼーっと外を眺めている
GM:土手の上から、子供が駆け下りてくる。
GM:あのギンギンの金髪に、見るからに頭の悪そうな顔は……
ワタナベ:「あー……サトシじゃあ……ねぇかあ……」
竜崎サトシ:「ヒャッハー!ワタナベェー!今日は魚取れてんのか!」
ワタナベ:「どう……だろうなあ……。まだ罠は……上げてねえからなあ……。」
原紗友里:「そんな走ると転がり落ちるぞ―!」
竜崎サトシ:「ヒヒーッゲバッ!」つまづいてゴロゴロと転がる。
原紗友里:「よっす、ワタナベさん」
原紗友里:こちらは自転車を停めて、階段側から降りてくる。
ワタナベ:「原かぁー……元気そうだなあ……」
原紗友里:「ワタナベさんはテンション低いじゃないのー!のー!」肩をぶつけたりする。
原紗友里:「ほら、銭湯の券ね?またいくつかもらってきたから」
原紗友里:「いつも水浴びだけじゃ、体壊しちゃうよ」
ワタナベ:「あー……あー……。悪いなあ……いつもよぉ……。」
竜崎サトシ:「ワタナベェー!ガム食おうぜェ~~」
ワタナベ:「いいぜえ……。うめえからなあ、ガムは……」
GM:サトシは服を着たまま川に飛び込んだりしている。
原紗友里:「あのねー、ワタナベさん。ちょっと相談していい?」
GM:河川敷に座って、ワタナベを見上げる原。
ワタナベ:「ああ……いいぜえ……。それくらいしか……できねえしなあ……」
原紗友里:「トモちゃんがさぁー、全然心開いてくれないのよね」
原紗友里:「たぶん、何か隠してることがあって……その負い目なんだと思うんだけど」
ワタナベ:「ああー……前も……言ってたなあ……」
原紗友里:「ワタナベさんも、昔色々あったんでしょ?」
原紗友里:「なんか……いい方法ないかなってさぁー」
ワタナベ:「まあなあ……もうあんまり……覚えてねえけどよ……」
竜崎サトシ:              「ウヒャヒャ―ッ!水の中超苦しーッ!!」
ワタナベ:「そうだなあ……。多分だけどよお」
ワタナベ:「傍に居てやるのが……いいと思うぜ……。すぐには……仲良くは……なれねえだろうけどよ……」
原紗友里:「ま、簡単な方法なんてないよねー、なんでも」苦笑しながら駄菓子を開ける。
原紗友里:「ワタナベさんも、あの子になんかあったら助けてやってね」
ワタナベ:「そうだなあ……一人ってのは……さびしいからな……」
ワタナベ:「ああ……できることは……するぜ……」
原紗友里:「ウヒヒヒッ!キャベツ太郎おいしー!」
竜崎サトシ:「ハァハァ……魚とれた」川の中から這い上がってくる。
竜崎サトシ:「ワタナベも食べようぜ!駄菓子はたくさんあるからよー!」
ワタナベ:「わりいなあ……いつもよお……」
原紗友里:「あッ、そーだ!明日だよ!」
ワタナベ:「あしたぁ……?」
原紗友里:「確か子ども会のバーベキューの機材、うちに返ってくるから……久しぶりにやらない?ワタナベさん」
ワタナベ:「おめえ……」
ワタナベ:「いいやつすぎる……なあ……。ちょっと……心配……だぜ……。」
原紗友里:「……あのさぁー」
原紗友里:「あたしのこと、寂しいやつだって思ってるでしょ……」
原紗友里:「同じ年代の友達いないんじゃね?とか……」
ワタナベ:「急に……どうしたんだよ……。思って……ねえさぁー……」
ワタナベ:「サトシも……いるしなあー……。友達じゃ……ねえのか……?」
原紗友里:「…………いや、まあ、いいんだよ!そう、サトシ達もいるしね!」
原紗友里:「つまり色々あるってこと!イヒヒヒッ!」
原紗友里:「駄菓子がうめーなぁー!」
ワタナベ:「ああ……そうだなあ……」
GM:……そして、翌日。
GM:紗友里が河川敷に来ることは……なかった。
GM:原因不明の失踪――その真相を彼らが知ることになるのは、さらに後の話である。
GM:----
GM:二日後 小鳩川――河川敷
GM:----
GM:岩鉄友佳は、ただの中学生だ。
GM:――いや、『ただの』の粋ではないかもしれない。少なくとも本当にそうであれば、二日で知られる事実はもっと限られていたはずだ。
GM:原紗友里は、二日前の夜、とある資産家のパーティーに出席し……そこで行方不明になったのだという。
GM:誘拐か、家出か。どちらにしても、彼女が『その家を出た』事を目撃した出席者は一人もいない。
GM:家出であれば、警察が本腰を入れて動くこともない……が、その謎が引っかかる。何より、消えたのは他ならぬ、原紗友里なのだ……
岩鉄友佳:「……」 川が流れていくのを見ている
岩鉄友佳:(って……)
岩鉄友佳:(なんでオレ、こんなムキになって調べてんだ……) はぁ、と溜め息をつく
岩鉄友佳:と言いつつも、この2日間で調べた情報を頭の中で反芻しています。
GM:彼女は、『資産家のパーティー』に出席していた……
GM:とある大手旅行代理店の、令嬢だったのだ。彼女は、それを不良グループ相手に口にすることは一度もなかった。
岩鉄友佳:「でも、やっぱ心配だよな……それに…」
岩鉄友佳:「引っかかる、し……」
岩鉄友佳:立ち上がって、河川敷から離れようとします。
岩鉄友佳:「ワタナベさん、どこにいんのかな……」
岩鉄友佳:無意識に声も出る。サトシさんに聞いて来てみたが見つからなかったのだ。
GM:振り返ったところで、こちらに背を向けて川を眺めている浮浪者の姿を認めることができた。
ワタナベ:「………」
GM:恐らく、ワタナベだ。もっとも、この事件に関して頼りになるかどうかはわからないが――
岩鉄友佳:「……いた」
岩鉄友佳:ワタナベさんの方に歩いていく。
ワタナベ:「……」足音に気づいて振り向く。
岩鉄友佳:「あー、こんにちは、っす。」 会釈
ワタナベ:「あー……トモ……かぁ……」
岩鉄友佳:近付きながら携帯音楽プレイヤーのイヤホンを外す。
岩鉄友佳:「サトシさんから…その、聞きました。ワタナベさんがここにいるって。」
ワタナベ:「ああー……そうだなあ……。最近は……ここにいるなあ……」
岩鉄友佳:「センパイのこと、調べるなら聞いてみろって。」
ワタナベ:「ああ……」
ワタナベ:「原は……おとといきたなあ……。」
岩鉄友佳:「ワタナベさん、センパイが…原紗友里が行方不明って聞いてます?」
ワタナベ:「昨日も来るって……言ってたけどよ……。そういえば……来なかったな……」
ワタナベ:「初めて……だなあ……」
岩鉄友佳:「変なんです……センパイ、ある資産家のパーティに行って、そこから出てきてないらしくって。」
ワタナベ:「居なくなっちまった……のか……」
岩鉄友佳:「オレ……心配で。」
ワタナベ:「そうだなあ……」
岩鉄友佳:「ワタナベさんなら何か知ってるかなと思って…すいません。」 そのまま別れて、どこかに向かおうとします。
ワタナベ:「おめえ……ずっと……探してんのか……」
岩鉄友佳:「……オレはただ……何かできることがないかって、そう思って。」
岩鉄友佳:「ワタナベさん、また来ます。」 振り返ってワタナベさんを見ていたのを元に戻す。
ワタナベ:「………」
ワタナベ:「俺も……つれてけ……」
岩鉄友佳:「え?」
ワタナベ:ゆっくりと立ち上がる
ワタナベ:「色々知ってそうな奴は……何人か……知ってる……。」
ワタナベ:「急いで……るんだろ……早く、行くぞ……」
ワタナベ:フラフラと歩いていく。
岩鉄友佳:「……うす。」 抜き去ったワタナベさんの"口元"を見て少し驚いた後、慌てて追いかける
岩鉄友佳:「ワタナベさん、先にオレの行きたいとこ向かってもいいですか?」
岩鉄友佳:追いついて河川敷から出たところで、そう提案します。
ワタナベ:「ああ……いいぜえ……。先に、先にな……」
岩鉄友佳:「どうもっす…確か場所は……"旧市街"のほう、だったはず。」
GM:……岩鉄友佳が、昔母親から教わったことがある。
GM:彼女がなぜそんな事を知っていたのか?……どのような意図があって、友佳にそれを教えたのか。
GM:このG市には――“不可解な事件”を専門に解決する、探偵がいるのだと。
GM:----

【Opening/06】

西澄燦:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 7[7]+45 → 52

GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所
GM:----
GM:もはや……西澄の空腹は限界だ。
GM:猫探しの依頼で、家賃だけはどうにかしたが……その代償はあまりに大きい。
GM:このままでは食いつなげて3日。依頼が来なければ、死が見えるかもしれない……!
西澄燦:「……」 ソファーでぐったりしてる
西澄燦:「…………死ぬ」
西澄燦:「石ってうめぇのかな……」 意識が朦朧としている大変危険
GM:これはやばい。では、ノックの音が聞こえます。
GM:幻聴かもしれない。空腹の限界では依頼電話のベルが鳴っているように思えることもあるのだ
西澄燦:「…………お?」 一応、入り口の方を見る
西澄燦:よろよろと入り口に近づき、ドアを開ける
GM:そしてドアの向こうには……驚くべきことに、人がいた!!
西澄燦:「宗教なら間に合ってるんで……」
ナタリス・キャロル:「開いている?大丈夫かな?」
西澄燦:「なん……だと……神はあたしを見放してなかったようだ!」
西澄燦:「あー、はいはい! 大丈夫です!」
西澄燦:すかさずソファーを勧め、来客用のグラスに冷水を入れる。
西澄燦:コーヒー代は既にない
GM:窓子と同じ大学の女生徒。確か、以前の“ダブルディール”の事件で協力してもらったはずだ。
ナタリス・キャロル:「覚えてるかな? 一度会ってるんだけど」
GM:【国立坂東大学 国際文化学部2年 ナタリス・キャロル】
西澄燦:「えーっと……」 手帳を開く
西澄燦:「ああ、マドコの友人のキャロルさんですね」
西澄燦:「ご用件は仕事の依頼ですか、それともマドコのことで何か?」
ナタリス・キャロル:「いや、正確には依頼じゃないんだけど……妙な噂を聞いていてね」
西澄燦:「噂……ですか?」
ナタリス・キャロル:「いつもだったら湯坂さんに話すのだけど……最近、大学でも顔を見ないから」
西澄燦:(…………)
西澄燦:(ここにも顔見せねーし、どうしたんだマドコ)
ナタリス・キャロル:「まあ、話だけでも聞いてくれると助かるんだけど。探偵さんがどうするのかが気になってね」
西澄燦:「とりあえず、お話のほうをお願いします」
ナタリス・キャロル:「……人が消えたんだ。忽然と」
ナタリス・キャロル:「ある資産家の立食パーティーの最中にね。誰も、彼女の出る姿を見ていないのに」
GM:『人間』の消失事件。“黒紫の玻璃”の時のケースと似ている……ナタリスが話す気になったのは、それもあるだろう。
GM:しかし今回は、消えるモノが違う。何しろ、人間だ。
西澄燦:「……」
西澄燦:(前回は能力で行なった……ただ、今回は人間だ)
西澄燦:(さて、どうしたものか)
ナタリス・キャロル:「もしも調査するんだったら……一応、協力はできるのだけど」
ナタリス・キャロル:「探偵さんは、どうするつもりかな?」
西澄燦:(“来るものは拒まず”……だったかな、師匠が言ってたのは)
GM:探偵たるもの、営業もしなければならない――と、都築つむぎが言っていたかどうかは分からないが。
GM:動くかどうかはともかく、情報の根を常に張らねばならない探偵として、心の片隅には入れておくべき情報ではあるだろう。
西澄燦:(それに今は“何か”があるしな)
西澄燦:「んじゃ、調査しますか」
ナタリス・キャロル:「そう言ってくれると思ったよ」
西澄燦:「まず、協力ついでに何か食べさせてもらえないかな。腹へって死にそうなんだ」
岩鉄友佳:そこでノックの音が聞こえます
岩鉄友佳:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 2[2]+41 → 43

ワタナベ:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 2[2]+48 → 50

岩鉄友佳:(そう、ここだ。西澄探偵事務所。母さんが言ってたのは。)
岩鉄友佳:もう一度ノックしてみる。
西澄燦:ガチャリとドアを開ける。無論、ナタリスには断りを入れてるぞ
西澄燦:「えーっと……」
西澄燦:「依頼人ですか?」
GM:中学生ほどの少年……と、身なりの薄汚れた中年男性だ。
西澄燦:あ、ワタナベに関しては知っていて大丈夫ですか?PC間ロイスだと思うし、有名人っぽいので
西澄燦:PC間ロイスじゃなかったな
GM:そうですね。知っていて構いません。
西澄燦:「……」 ワタナベの方を見る
西澄燦:「何で、ワタナベがここに居るの?」
岩鉄友佳:「依頼……そうです。依頼です。」 ワタナベさんの方を向く探偵さんに。
ワタナベ:「あー……こいつの……付き添いだ……」
西澄燦:「あ、なるほど。分かりました。では中に入ってください」 岩鉄くんに
西澄燦:-モンスター/ワタナベ/感服/脅威:○/ロイス取得
GM:G市を徘徊する、脅威のモンスター……ワタナベ。
GM:「決して喧嘩を売ってはいけない存在」として、裏社会の連中も彼にだけは手出しをしない……
西澄燦:「ワタナベもどうぞ」
ワタナベ:「わるいな……邪魔……するぜ……」
岩鉄友佳:「……?」 一瞬、探偵さんの口から洩れたワタナベさんへの水色の"感情"を見て眼がそちらに泳ぐ
岩鉄友佳:「……あ、はい。」 遅れて事務所に入る
西澄燦:「じゃあ、こっちに座ってくださいね」 ナタリスとは別のソファーを勧める
岩鉄友佳:ソファに座らされるなり、本題に入ります
岩鉄友佳:「オレ、センパイを探したいんです。」 少し身を乗り出しながら
西澄燦:「落ち着いて、何があったんですか?」
岩鉄友佳:「…あ、すいません。」
ワタナベ:「……」椅子に座って西澄さんを見てる
岩鉄友佳:「センパイ……原紗友里が、2日前に行方不明になって。」
西澄燦:「……」 手帳に書き込みはじめる
岩鉄友佳:「色々調べたんすけど……変なんです。まるで消えたみたいに……」
西澄燦:(……消えた、ね)
西澄燦:「もしかして……パーティーに参加してましたか? 原さんは」
岩鉄友佳:「!」
岩鉄友佳:「そう…です!資産家のパーティーに。」
西澄燦:で、ナタリスの方を見る。さっきの話の合わせて原さんが消えた人物その人なのか確認したい。
ナタリス・キャロル:無言で頷く。
岩鉄友佳:「……?」
西澄燦:「分かりました。 原紗友里さんの捜索の依頼を受けましょう」
ワタナベ:「………依頼料は………いいのかあ……?」
西澄燦:「あ、何か前にも同じ事言われたわ……うーん……」 岩鉄君を見る、見るからに中学生
岩鉄友佳:「依頼料は……大丈夫です。母さんには説明してある…んで。」 ちょっと眼を逸らす。
岩鉄友佳:「ここのことも母さんから聞きました。」
西澄燦:「ははぁ……じゃあ、成功報酬ってことでその時、改めてってどうですか?」
ワタナベ:「……お前も、お人好しだなあ……。」
西澄燦:「思ったよりも簡単に見つかるかもしれないですし」 凄いふわっとした金銭感覚
岩鉄友佳:「……お願いします」 金に無関心なことが伝わってきて少し安心して
西澄燦:「では改めて、私は西澄探偵事務所の探偵、西澄燦。よろしくお願いします」 握手を求める
西澄燦:勿論、岩鉄君にです。
岩鉄友佳:「私立南川中学1年、岩鉄友佳、です。」 握手に応じます。視線は西澄さんから出た言葉の方に少し泳ぐ
西澄燦:-依頼人/岩鉄友佳/尽力:○/不安/ロイス ロイス取ります
西澄燦:グゥゥ――…… 腹の音が鳴る
西澄燦:「あ、何か食べるもんないかな……死にそう」
ワタナベ:「腹……減ってんのかあ……」
ワタナベ:「……そろそろ魚が……取れてると思うぜ……。来るか……?」
岩鉄友佳:「だ、大丈夫ですか……?」
西澄燦:「お、おう……大丈夫、大丈夫……」
岩鉄友佳:(ちょっとカッコ良いかもって思ったけど……気のせいだったかなぁ)
西澄燦:「一息、ついたら貰うわ……魚」
ワタナベ:「ああ……そうかあ……」
西澄燦:「じゃあ、キャロルさんもそういう事になったんで改めてよろしく」
西澄燦:-マドコの友人/ナタリス・キャロル/好意/隔意/ロイス シナリオロイス取得
ナタリス・キャロル:「よろしく頼むよ――時に、棕櫚小路家にコネクションはあるのかい?」
ナタリス・キャロル:「彼女の消えたあそこのパーティは、招待制なんだけど」
西澄燦:「げっ……マジで?」
ワタナベ:「棕櫚小路……なあ……」
ナタリス・キャロル:「正確には、招待客とその同行者のみ、だね」
岩鉄友佳:「そのせいでオレも、あんまり調べられなかったんです。」
西澄燦:「コネかぁ……メイドの春野さんじゃだめかな。うん、だめだな」
西澄燦:「あの金持ちは全然、こっち眼中になかったしな……」
ナタリス・キャロル:「そうか、それは好都合だね」
西澄燦:「キャロルさん、何か案が?」
ナタリス・キャロル:「僕は持ってるんだよ、招待状」
ナタリス・キャロル:「僕の力が必要なら、探偵さんの調査を間近で見れるかな、と思ってね」
西澄燦:「え、マジで? すげー! 勿論、必要です!」
ワタナベ:「一緒に行ったら……おめえも……あぶねえかも知れねえぞ……」
ナタリス・キャロル:「大丈夫だよ。僕も、自分の身くらいなら守れる……大した力じゃあ、ないけど」
ワタナベ:「そうかあ……じゃあ……心配ねえな……」
岩鉄友佳:「……?」 2人の会話を見ながら
西澄燦:「まぁ、でも危なくなったら。はやく逃げてね」
西澄燦:「あたしとワタナベは鍛え方が違うから、そこまで付き合わないでね」
岩鉄友佳:「……やっぱ、危ないかも知れないんですか?」
ナタリス・キャロル:「そうさせてもらうよ。戦いは嫌だからね」
岩鉄友佳:「た、戦い…!?」
ワタナベ:「あー……多分……危ねえ……なあ……」
ナタリス・キャロル:「真相によっては、そういうことも十分にあるんだろう?」
GM:G市の場合は、特にその危険性は高いのだ。
GM:『レネゲイドの力』が関わっている場合は、さらに可能性は高い。探偵である西澄は身にしみてわかっている事でもある……
西澄燦:「そういうこと、ちょいと普通じゃない事件が多いからね。その場合は……って感じ」
西澄燦:「しかし……棕櫚小路家かぁ……アレが聞き間違いじゃなかったら。ヤバイな」
西澄燦:「ということで岩鉄くんも危なくなったら逃げるようにね」
岩鉄友佳:(確かに、"普通じゃない"事件ならここを頼るように言われてたけど……)
GM:では、シーンを終了しましょう。ロイスなどありましたらどうぞ。
岩鉄友佳:ロイスとります。
-依頼した/西澄探偵事務所/有為/猜疑心:○/ロイス
-協力者/ワタナベ/信頼/困惑:○/ロイス

ワタナベ:取ります!
ワタナベ
いいやつ/岩鉄友佳/P:尽力○/N:隔意/ロイス
いいやつ/原紗友里/P:庇護○/N:疎外感/ロイス

ワタナベ:以上で!
西澄燦:ロイスはシーン中にとりました。残り1枠!誰を取るのか!
西澄燦:私はないです!
岩鉄友佳:自分もいまの2つだけで。

【Opening/07】

棕櫚小路群雲:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 10[10]+41 → 51

棕櫚小路群雲:ぎゃーす
GM:----
GM:旧市街――高級住宅街 棕櫚小路家
GM:----
GM:いつものように、リムジンで帰宅する棕櫚小路群雲。
GM:執事やメイドが出迎える。以前の“情報屋殺し”の事件のことは、この使用人のうちどれだけが知っているのだろうか?
棕櫚小路群雲:「……日常と、そうでないもの…か」
春野あゆみ:「あっ、お帰りなさいませ坊ちゃま!お履物どうぞ」
棕櫚小路群雲:(ボクは今、どっち側なんだ?石蕗は?)
棕櫚小路群雲:ボーっと、靴を履いて玄関まで歩いて行く。
春野あゆみ:「えーと、坊ちゃま……」
棕櫚小路群雲:「へ?なんだ?」
棕櫚小路祥雲:「おい、春野!」
棕櫚小路祥雲:「さっさと荷物を運べと言っておいただろう!いつまで玄関に置いておくつもりだ!!」
棕櫚小路群雲:「!」
棕櫚小路祥雲:「ああ?帰っていたのか、群雲よ……」
棕櫚小路群雲:ビクッと体が固まる。
棕櫚小路祥雲:威圧するような目で見下ろす次兄!
棕櫚小路群雲:「……は、はい。兄さん」
棕櫚小路群雲:「只今戻りました」
棕櫚小路祥雲:「この前の警察沙汰……よくよく家に迷惑をかけるのが好きなようだな、貴様」
棕櫚小路群雲:「……うっ」
棕櫚小路群雲:「す、すみません…ボクの不徳で、兄さんや、父上に…ご迷惑を……」
棕櫚小路祥雲:「いいか。二度と勝手な真似はするんじゃあないぞ。……おい。運べ!」
棕櫚小路群雲:「承知しています…ハイ……」
棕櫚小路群雲:祥雲の背中に頭を下げている。
GM:祥雲は一瞥もせずに去っていく。常に満ち満ちている圧倒的自信……
GM:それは群雲の虚勢とは、まったく違う性質のものだ。
棕櫚小路群雲:(……関係ない、何もやましい事はない…って言ってやればよかっただろ……)
棕櫚小路群雲:(変わる決心をしたつもりなのに、ボクはまた、こうやって頭を下げている……クソッ)
春野あゆみ:「坊ちゃま……あの、すみません。お荷物を運んでから、お茶をいれますのでね……」
GM:春野も気遣うように下がり、玄関ホールの隅へ。
GM:――だが。
GM:ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
GM:何か……あの『機材』は、見覚えがある。どこかで……
棕櫚小路群雲:「……!」
GM:普通の暮らしをしている人々にとっては馴染みのない、前衛美術と言われても納得できそうな奇妙な形状。
棕櫚小路群雲:「アレ…は…確か」
GM:だが、最近群雲は見た――。とある研究室の中で。
棕櫚小路群雲:「そうだ…!」
棕櫚小路群雲:「あの…」
棕櫚小路群雲:(シュテルンとかいう例の爺さんの家で……)
GM:超能力ウィルス『レネゲイド』。シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼンの研究内容!
GM:そういえば以前から、このような機材の取り寄せは度々あったか?
GM:兄を詮索することなど、この家では許されないことだ……それ故に目に入っていても、意識には登らなかったのか。
棕櫚小路群雲:(やっぱり、あの時以前にも見覚えがあったのは、間違いじゃなかった…)
棕櫚小路群雲:(兄さんはどうしてあんな物を…?)
GM:祥雲が立ち去ったのは、自室ではない。応接室の方だ。
GM:つまり今、誰か来客が来ている……ということではないのか?
棕櫚小路群雲:「……ゴクリ」
棕櫚小路群雲:こそこそーっと、応接室の方に向かいます。
GM:----
GM:旧市街――棕櫚小路家 応接室前
GM:----
棕櫚小路祥雲:「忠告はありがたく受け取らせてもらうが」
棕櫚小路祥雲:「棕櫚小路の問題は、棕櫚小路のもの。園部さんが口を挟むものではありませんよ」
園部新一:「しかし……!」
GM:――祥雲と向かい合って座っている男は、棕櫚小路と付き合いのある資産家、園部新一だ……確か。
GM:巨大な筋肉に覆われた祥雲とは対照的に、彼のでっぷりと太った体躯は、それだけでソファに詰まりそうに見える。
棕櫚小路群雲:(……)
棕櫚小路群雲:わずかなドアの隙間から覗いている。
園部新一:「……原家の娘さんの失踪!君、あれが世間にバレたらどれほどのスキャンダルになるか……」
GM:【弁護士 園部 新一(そのべ しんいち)】
園部新一:「それに、あの機材!君はもしや……」
園部新一:「……ゴクリ」
園部新一:「……。“レネゲイド”……を、研究しているんじゃあないのかね……?」
棕櫚小路群雲:「ッ!?」
棕櫚小路群雲:急に飛び出したその単語の驚きに声が出そうになるが、ギリギリで呑み込む。
棕櫚小路祥雲:「ともかく!原の令嬢の件は、こちらで解決させていただく!」
棕櫚小路祥雲:「不自然な事件、異常な現象、それが起こるならば、全てがオーヴァードの仕業だと?」
棕櫚小路祥雲:「馬鹿馬鹿しい。貴方も、お節介の癖はほどほどにしておく事ですな」
棕櫚小路群雲:(……!!に、兄さんは…知っている、園部の奴も…!)
園部新一:「……ファルスハーツが、この屋敷を狙っている、という噂もあるんだ……」
園部新一:「君ならば知っているだろう。熱心に研究しているようだからね……」
棕櫚小路祥雲:「……」
園部新一:「まさか、例の失踪事件も――」
棕櫚小路群雲:(ファルス……確か、オーヴァードを集めたマフィアだか結社だかいうのか…)
棕櫚小路祥雲:「時間です。そういったお話も、また次の機会に」
棕櫚小路群雲:「!」
棕櫚小路祥雲:「二日後のパーティーは予定通り、開催する。変更は一切できません。それが父上の決定だ」
園部新一:「フー……。なら、私は失礼するよ……」
棕櫚小路群雲:(ヤバいッ!)
棕櫚小路群雲:ササッとドアを離れ、廊下の物陰に姿を隠す。
園部新一:「だが、覚えておいてくれよ……くれぐれも、その力に飲み込まれないようにね……」
GM:祥雲は応接室奥の出口を通って、別館側に向かったようだ。
GM:園部は巨体をユサユサと揺らしながら、入口の方へ戻ってくる。
園部新一:「まったく、祥雲君ならば聞き入れてくれると思ったが……」ハンカチで額をしきりに拭っている。
棕櫚小路群雲:声をかけたい!
GM:見送ってもいいんですよ!
棕櫚小路群雲:フゥーム
棕櫚小路群雲:こうどなしんりせんテストの結果、見送る事とします。
GM:フフ……本当にいいのかな
棕櫚小路群雲:なんだって
棕櫚小路群雲:クソッ!ヤバレカバレだ!
GM:じゃあ見送りますよw
GM:――ともかく、祥雲と園部が何やら不穏な秘密を知っているのは事実のようだ。
GM:彼らが口にしていた『令嬢失踪』……とは、この棕櫚小路家に関係する事件なのだろうか?
GM:『二日後のパーティー』という言葉も聞こえた。恐らく、棕櫚小路家が定期的に開催している立食会。
棕櫚小路群雲:「原家の…令嬢…」
棕櫚小路群雲:覚えはありますか!
GM:個人として知っている事ではありませんが、家として付き合いがある者であれば、
GM:使用人に調べさせるか、または自分で情報収集判定に成功することで、身元は分かるでしょう。
棕櫚小路群雲:じゃあ情報収集してみよう!
GM:自分でやりますか?
GM:〈情報:噂話〉で難易度6としましょう。
GM:使用人に調べさせる場合は、判定なしで成功ですが、誰に調べさせるかで後々大変なことになるかも
棕櫚小路群雲:(屋敷の人間は…使えない…信用できない)
棕櫚小路群雲:(兄さんたちに秘密にする以上、春野さんも…危険に巻き込むわけにはいかない)
棕櫚小路群雲:「ああっ…くそっ!自分の事を自分でやるってのは…なんて面倒なんだ…!」
棕櫚小路群雲:噂話で判定!
GM:イェア
棕櫚小路群雲:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 10[5,6,9,10]+4[4]+2 → 16

GM:\スゲエ/
棕櫚小路群雲:これがノイソラよォーッ!
:▼原家令嬢失踪事件
棕櫚小路家が週二回、その財力を誇示するかのように開催しているパーティー。
二日前、それに出席した、大手旅行代理店の社長、原博己の娘、原紗友里が
忽然と姿を消している。もともと出歩きがちな娘であったこともあり、誘拐犯からの声明などもないため
今はまだ、警察の動きも鈍いが――いずれ、捜査の手が棕櫚小路家に伸びることは間違いない。
そうでなくとも、群雲は一度『彼ら』に目をつけられている状況にある。
……そして、さらに、原紗友里の失踪状況にも疑惑がある。
会場出入口は、棕櫚小路家のガードマンが警護し、当然会場内には複数の人目があった。
席を外したとしても、トイレなどから抜けられる道もない。衆人環視の、いわば密室の中から、彼女はいつのまにか消失していたのだ。
園部はそれを『オーヴァード』や『ファルスハーツ』と結びつけて考えているようだが……?
GM:以上です。
棕櫚小路群雲:(パーティ、消えた原紗友里、兄さん、シュテルンの爺さんの家で見た機械、レネゲイド、ファルスハーツ、警察、UGN……)
棕櫚小路群雲:(ワケが分からない……けれど)
棕櫚小路群雲:(スゴく…嫌な想像ばかり湧いて来る……!)
棕櫚小路群雲:(こんな気持ちで、この家で、この街で暮らしていけるのか?……無理だ)
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「知らなきゃあならない…はずだ」
GM:何かが、不気味なことが、起こっている……それは最近になって起こり始めたことなのか?
GM:違うはずだ。これまでは『気付かなかった』。あの事件を経た棕櫚小路群雲は……世界の変貌した姿を見た。
GM:それは別世界ではない。今も、この……家の中に。
棕櫚小路群雲:「自分の事は…自分で…か」
棕櫚小路群雲:身支度をして部屋を出て行きます。
棕櫚小路群雲:祥雲にロイス!
棕櫚小路群雲:兄/棕櫚小路祥雲/敬服〇/憤懣/ロイス で!
GM:----

【Middle/01】

ワタナベ:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 10[10]+50 → 60

棕櫚小路群雲:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 8[8]+51 → 59

西澄燦:1d10+52
DoubleCross : (1D10+52) → 6[6]+52 → 58

岩鉄友佳:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 5[5]+43 → 48

GM:----
GM:旧市街――棕櫚小路家前
GM:----
GM:事実上の密室からの脱出トリック。
GM:加えて『屋敷』が絡んでいるとなれば、屋敷自体になんらかの仕掛けがある……という真相が古典的なところだろうか?
GM:パーティーは二日後だが、外側からだけでも下見をしておく必要はある。侵入経路があるとしたらどこか。逆に、脱出は。
GM:西澄の調査に、岩鉄、ワタナベの2人も同行している。邪魔にならなければいいのだが……?
西澄燦:「相変わらずデカイ屋敷だな」 屋敷を観察しながら
岩鉄友佳:「……探偵さん、中には入らなくていいんですか?」 不審そうに
ワタナベ:「………」
西澄燦:「今入ったら、通報されるよ。パーティーの二日前に捕まったら洒落にならん」
西澄燦:「ここは無駄にセキュリティに金かけてたし……」
GM:しかし、そんな事を話している矢先
GM:西澄さん達の前に、あからさまに屋敷を伺う不審な動きをする若者が。怪しすぎる……泥棒か?
西澄燦:「おい、そこのアンタ」 普通に近づきます
棕櫚小路群雲:「うわっ!?」
棕櫚小路群雲:「な、なんだお前らッ!?」
西澄燦:「……ってアンタ、ここの坊ちゃんじゃないか。どうしたんだ、こそこそして」
棕櫚小路群雲:「なぜボクの名を……って、ン…?アンタ見覚えあるぞ」
棕櫚小路群雲:「確か、少し前にも家に出入りしてたよな。えーっと……」
棕櫚小路群雲:「トリマーの人?」
西澄燦:「……」
棕櫚小路群雲:「……ハズレ?」
西澄燦:「……殴るぞ」 ドスの利いた声で
棕櫚小路群雲:「ヒッ!?怒るなよォッ!?」
棕櫚小路群雲:大げさな身振りで顔の前に手をかざしつつ。
西澄燦:「探偵だよ、探偵……アンタの家の猫を何度も見つけてやったんだがなぁ……」 溜息をつく
棕櫚小路群雲:「ああ!それだ!」
ワタナベ:「………」
棕櫚小路群雲:「何やってるんだよ、こんな所で。またロックが逃げたのか?」
西澄燦:「違ぇ、捜してるのは猫じゃない」
岩鉄友佳:「ちょっ……何やってるんですか探偵さん!」 遅れて近付いて行こう
西澄燦:「ああ、岩鉄くん。コイツ、ここの家の息子……ええっと、なんだっけ名前」
棕櫚小路群雲:「金持ちのボクに対してなんだその態度は!しかも、ボクの名前を忘れただと!?」
ワタナベ:「……群雲、だ……」
西澄燦:「あ、そんな名前だっけ」 手帳にメモする
棕櫚小路群雲:「とんでもない奴め…棕櫚小路群雲!だ!」
棕櫚小路群雲:「この高貴な響きをよく記憶しておきたまえッ!」
岩鉄友佳:「棕櫚小路群雲さん、っすか。」 ポンポンと口から出て来る金色の"感情"を呆れて見ながら
西澄燦:「はいはい……で、アンタこそなにやってんの? 新しい遊び?」
棕櫚小路群雲:「……ボクは…」
棕櫚小路群雲:「どうでもいいだろ、たまには散歩したい時ぐらいある」
棕櫚小路群雲:「こっちの番だ」
棕櫚小路群雲:「猫じゃなければ、探偵のアンタが、ウチで何を探してる?」
西澄燦:「そうだな……」 一歩さらに近づく
棕櫚小路群雲:「!」身構える
西澄燦:「もうすぐ、パーティーやるんだろ。その付き添いなんで下見に来ただけだよ」
棕櫚小路群雲:「……後の連中は?」
岩鉄友佳:(あー、疑われてるなぁ) 群雲さんの方を見つつ
西澄燦:「私と同じ付き添いだよ。最近、ここで変な噂があったしね」
西澄燦:「ま、参加者の護衛って思ってくれれば良いよ」
棕櫚小路群雲:「……!」
ワタナベ:「……」
棕櫚小路群雲:「知ってるのか…アンタたちは」
棕櫚小路群雲:「原紗友里」
岩鉄友佳:「……」 ぴくりと反応する
岩鉄友佳:「センパイを知ってるんですか?」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「なんとなく分かったよ」
棕櫚小路群雲:「キミたち、ボクと協力しないか?」
岩鉄友佳:「……えっ?」
棕櫚小路群雲:「恐らく、知りたがっている事は同じだろうと思う」
ワタナベ:「お前が味方だって……証拠は……ねえだろお……」
棕櫚小路群雲:「証拠だと!このゴージャスな立ち振る舞いが証拠だ!」
棕櫚小路群雲:「……とはいかないが」
西澄燦:「理由が知りたいね」
棕櫚小路群雲:「……」
岩鉄友佳:「………」 群雲さんの口元に目線がいっている
棕櫚小路群雲:「原紗友里の失踪には、ボクの兄が絡んでいる可能性が、あるんだ」
棕櫚小路群雲:「例の事件にはボクにも知らない事が多すぎる。だから知らなきゃいけないと思ってる」
岩鉄友佳:「……オ、オレは」
岩鉄友佳:「オレは……信じられると思います。この人の言ってること。」
棕櫚小路群雲:「……?」
ワタナベ:「………」
岩鉄友佳:「……あ。」 しまった、という顔
ワタナベ:「そうかあ……。」
西澄燦:「なるほど。依頼人がそういうなら、“そう”だ」
岩鉄友佳:「えっ、いいんですか?その…根拠とかないかも知れないのに…?」
ワタナベ:「………」
西澄燦:「岩鉄君がそう思ったなら、それが根拠だ。なにかあるんだろ?」
岩鉄友佳:「……!」 探偵さんの言葉に込められた黄緑色の"感情"も見て、更に動揺している。
棕櫚小路群雲:「よく分からないけれど…」
西澄燦:「ま、協力するってことで」 手を差し出す、握手の意向。無視しても構わない
棕櫚小路群雲:「ああ……」
棕櫚小路群雲:握手します。
棕櫚小路群雲:「で……」
棕櫚小路群雲:「アンタは探偵だろ?それは知ってる、それでどうやらそっちの子が依頼主だよな?」
棕櫚小路群雲:「……そこのオッサンはなんだ?」
ワタナベ:「……ワタナベだ。」
棕櫚小路群雲:「……ワタナベか」
棕櫚小路群雲:「じゃない!アンタは何なんだよ!?何役なの!?」
ワタナベ:「原には……借りが……ある……」
ワタナベ:「だから……付いていく……」
棕櫚小路群雲:「原紗友里の知り合いなのか?」
ワタナベ:「ああ……そうだあ……」
棕櫚小路群雲:じろじろワタナベの恰好を観察している。
西澄燦:「ワタナベ知んないの? 都市伝説ワタナベ」
棕櫚小路群雲:「……し、知ってるよ!知ってるとも!」
棕櫚小路群雲:「あのー、アレだろ、高速道路を夜な夜なダッシュで逆走するとか」
岩鉄友佳:「……知らないんですね。」
棕櫚小路群雲:「なぜ分かる!?」
岩鉄友佳:「いや、流石に今のは……」 冷たい目線
棕櫚小路群雲:「……ともかく、一先ずここを離れよう。少し屋敷を離れて話したい事がある」
西澄燦:「岩鉄君はどうする、それでいい?」
岩鉄友佳:「え?ああ、もちろん……です。」
ワタナベ:「………行くかあ……」
岩鉄友佳:あ、じゃあ屋敷を離れる時にちょっと西澄さんに話しかける
岩鉄友佳:「……探偵さん、なんでさっき信じたんですか?……その、オレのことを。」
西澄燦:「決まってるじゃない」
岩鉄友佳:「決まってる?」
西澄燦:「探偵は依頼人を信じるのは当然だろ」 笑って返す
西澄燦:「何があってもあたしは岩鉄君の味方だよ」
岩鉄友佳:「……!」 黄緑色の"感情"が目に映る
岩鉄友佳:「それでも…すごいです。依頼人ってだけで、そこまで信用できるなんて。」
岩鉄友佳:思わず西澄さんから…西澄さんの言葉から目を逸らしてしまう。
岩鉄友佳:(ああ、この人はマジ信じてるんだ……)
岩鉄友佳:(いい……人だなぁ)
西澄燦:「探偵を頼ってくるなんて、まぁ、よほどの事がないとないしね」
西澄燦:「そういう“最後の手段”なら、信じられなければいけない」
西澄燦:「“信じられるにはまずは信じること”」
西澄燦:「ってまぁ、師匠が言ってたことなんだけどね。上手く出来てるかどうかわかんないけど」
岩鉄友佳:「信じられるには……まずは信じる…」
西澄燦:「そうそう。ま、覚悟が必要だけどね」
西澄燦:「信じぬく覚悟ってやつが」
岩鉄友佳:「……その、探偵さんは出来てるって…オレ思います。」
西澄燦:「うん、ありがとう。岩鉄君」
GM:----
GM:新市街――オーガニック・カフェ「Supreme」
GM:----
GM:――4人は、群雲行きつけの超高級カフェの特別個室へと通されている。
GM: 喫茶屋「綺羅」とは比較にならない、落ち着かない高級感……!
棕櫚小路群雲:「マカデミアンナッツシロップクラッシュホワイトビスケットジェラートオンショコラフラペチーノのグランデを。」
ウェイター:「かしこまりました」ペコォ~ッ
西澄燦:「…………」 メニューを開く
西澄燦:そっと閉じる
西澄燦:「水」
ワタナベ:「あー……水……」
岩鉄友佳:「……」
岩鉄友佳:「オレも水、で。」
ウェイター:「本日のオススメは、『真鴨と春野菜のゆるやかな微風の前奏曲』ですが」
ウェイター:「Coffeeのお供にでも、如何でしょうか」ニコッ!
棕櫚小路群雲:「じゃあそれも人数分頼む」
岩鉄友佳:チラッとワタナベさんの方を見る
ワタナベ:「………」見返す
ウェイター:「かしこまりました。それではごゆっくり……」ペコリ
GM:ウェイターは去って行きました。
GM:これは恐らく、食べ物が出てくるまでに30分以上はかかるタイプのカフェ。
GM:十分、邪魔が入らず会議をする時間はあるはずだ……
棕櫚小路群雲:「……さて」
棕櫚小路群雲:「ここはVIPルームだ。他人の耳に気兼ねなく話せるはずだぞ」
棕櫚小路群雲:「ボクがまず聞きたいのは…キミだ」岩鉄くんの方を見る。
岩鉄友佳:「……センパイは、原紗友里は…無事なんですか。」
棕櫚小路群雲:「……それは分からない。ボクからはどうにも言えないが、出来うる限りの事をして無事に救い出したい」
棕櫚小路群雲:「キミは原紗友里とどういう関係なんだ?」
岩鉄友佳:「どうって……えっと。」 眼が泳ぐ
棕櫚小路群雲:「…なんだよ?ハッキリしろよ」
ワタナベ:「……友達だって、言ってたぜ……原のほうは……な……」
棕櫚小路群雲:「まっ…!まさか!そっちの関係なのか…!?その年で!?」
岩鉄友佳:ムッとした顔で群雲さんをにらむ
棕櫚小路群雲:「友達…か。」
岩鉄友佳:「……そう、です。」
棕櫚小路群雲:「フーッ……」ちょっと安心している
西澄燦:「……じゃあ、次はこっちの質問だ」
西澄燦:「群雲。アンタは今回の事件、どこまで知っている?」
棕櫚小路群雲:「……」
西澄燦:「何か、心当たりでも良い。取っ掛かりが欲しい」
棕櫚小路群雲:「原紗友里の失踪、あれは家の兄が絡んでいるかもしれないと言ったけど……」
棕櫚小路群雲:「あれじゃ語弊がある」
棕櫚小路群雲:「本当は…ボクの兄、棕櫚小路祥雲が、主導した可能性があるんだ……」
ワタナベ:「………」
西澄燦:「その根拠は何だ? あるんだろ」
棕櫚小路群雲:「何のためにそんな事をしたのかは、まだ、分からない……」
棕櫚小路群雲:「直接この耳で聞いたんだ。家にやってきた客と、その事でもめていたのを」
ワタナベ:「………」
西澄燦:メモを取る
棕櫚小路群雲:「それと……あー」
岩鉄友佳:「……?」 群雲さんの口元を見て疑問を浮かべる
棕櫚小路群雲:この人たちがオーヴァードって知らないですよね
GM:そうですねw
GM:「都市伝説ワタナベ」を知っているならその関連で推測できてもいいですが、
GM:前回知らない事は確定したので、本当に知りません。
棕櫚小路群雲:しかし!
棕櫚小路群雲:平然と出してくるぞ!ステイツ経由の情報なので管理意識が軽い!
棕櫚小路群雲:「アンタらは、オーヴァードって分かるか?」
ワタナベ:「ああ……」
岩鉄友佳:「オーヴァード……?」 聞き慣れない名前を聞いて聞き返す
西澄燦:「超能力者だろ、この街じゃそう珍しくない」
棕櫚小路群雲:「……だったら話は速いな」
棕櫚小路群雲:「ボクの兄は、市内に住んでるオーヴァードの科学者から器材を入手して、それを調べてる」
棕櫚小路群雲:「これもなんのためかは分からない……でも、ひょっとしたらこの二つは何か繋がってるのかも」
岩鉄友佳:「超能力者の…科学者、ですか?」
西澄燦:「その科学者って……ファルスハーツか?」
棕櫚小路群雲:「いや違う。所属は確か……ステイトオブ…うんたらとかいう…」
西澄燦:「ああ……テロ組織のアレか。師匠も何度かやり合ってたな」
棕櫚小路群雲:「ああ!そうだ!ファルスハーツ!」
棕櫚小路群雲:「兄さんはファルスハーツを向こうに回してるらしい事も聞いたんだ」
GM:----
GM:園部新一:「……ファルスハーツが、この屋敷を狙っている、という噂もあるんだ……」
GM:園部新一:「君ならば知っているだろう。熱心に研究しているようだからね……」
GM:棕櫚小路祥雲:「……」
GM:----
棕櫚小路群雲:「それも、今起こしている行動が絡んでると思う…」
西澄燦:「……ファルスハーツのカウンターである“UGN”がこの街には居ないからな。ファルスハーツ相手じゃちょいと分が悪いな」 ここでUGNの名前を出すぞ!
西澄燦:「この間の“ダブルディール”みたいな小規模じゃない限り、な」
岩鉄友佳:「ファルスハーツ?ステイト?UGN…?」
ワタナベ:「………」
岩鉄友佳:「何なんですかそれは。探偵さん。」
西澄燦:「ああ……岩鉄君にも説明しておくよ。今回の事件で関係ありそうだしね」 ……という事で基本的な事を教えるぞ
GM:ファルスハーツ――オーヴァードの力を利用し、世界の表や裏に根を張る、巨大なテロ組織。
GM:構成員は『セル』と呼ばれる小規模な活動集団を形成し、目的と行動の独立性故に全体像を把握することが最も難しい組織である。
GM:それらオーヴァード犯罪者に対抗するための、世界的ネットワークが、UGN――
GM:彼らは国家や警察機構とも時に協力し、組織だった動きによってFHやSoGといったオーヴァードの脅威から『日常の世界』を守っている。
GM:しかし、超能力者ある所には遍く存在するとも言えるこの2つの組織が、何故かこのG市においては、存在しない。
GM:……いや、しなかったというべきだろうか。棕櫚小路群雲は、それを知っている。
西澄燦:「……ま、こんな所だ」 手帳に書かれていることを読み上げた
岩鉄友佳:「……超能力者の、組織…ですか。」 呆気にとられた顔
棕櫚小路群雲:「……ボクは、敵がUGNでもFHでも関係ない」
棕櫚小路群雲:「ただ、知らなければならないんだ。自分の家族と、この街に何が起きてるのか。そう思ってる」
岩鉄友佳:「……」 群雲さんの口元にまた目が行っている
棕櫚小路群雲:「これがここまで話したボクの動機だ。信用に足るかどうかは…こっちにはないよな。決定権は」
岩鉄友佳:「……さっきも言いましたけど、オレは信じますよ。」 気まずそうに、群雲さんから眼をまた逸らしつつ
ワタナベ:「………」
西澄燦:「依頼人が信じる以上、探偵のあたしは信じるよ」
西澄燦:「それにあたし自身、“そういう”のは嫌いじゃない」
ワタナベ:「俺も、それでいい……」
棕櫚小路群雲:「……なら」
棕櫚小路群雲:「アンタらにもう一つ話す事がある」
棕櫚小路群雲:「これはボクの信用に対する保障だ……どっちみち、これを知らさずにアンタらを危険に巻き込むのも嫌だ」
棕櫚小路群雲:「探偵は…さっきこの街にはUGNは無いと言ったけど」
棕櫚小路群雲:「実はある」
ワタナベ:「………」
西澄燦:「……」 黙ってきいている
棕櫚小路群雲:「警察だ…警察になりかわってるんだよ。UGNの記憶処理部隊とかいうらしい」
棕櫚小路群雲:「クソッ!思い出しただけで腹が立ってきた!」
棕櫚小路群雲:「そいつらが、警察内部の人間の記憶をいじって、このG市に忍び込んでるんだ……」
岩鉄友佳:「え……!?」
GM:――UGN“ハイエイタス”。群雲の聞いたその話が、どこまで真実かは分からないが……
GM:現実として、群雲達は彼らに『殺されかけた』。秩序を守る立場のUGNが……街の敵に。
ワタナベ:「……そうかあ。」
西澄燦:「おいおい……やってる事がファルスハーツ染みてるぜ」
棕櫚小路群雲:ともかく前回の事件の事を洗いざらいに話します。
棕櫚小路群雲:あ、PCに関わる事は除いてです!w
西澄燦:「……なるほどね、“情報屋殺し”はそういうことだったわけか」
岩鉄友佳:「でも、そのUGNがいるなら安心……なんじゃないんですか?」
岩鉄友佳:西澄さんの方を見て質問する
西澄燦:「いや、岩鉄君。この場合、そうじゃない」
西澄燦:「群雲の様子をみると群雲と明らかに敵対しているようだ」
ワタナベ:「………」
GM:“情報屋殺し”の事件自体は、探偵の身である西澄さんは言うまでもなく知っています。
GM:実際、これによって情報屋と“ネットワーク”が機能停止したことで、彼女の仕事にもだいぶ支障が出てきている。
西澄燦:「……これは、想像以上に早く対処しなきゃならないな」
西澄燦:「まず、棕櫚小路家はファルスハーツと敵対している。ついで、群雲自身もUGNと敵対している」
西澄燦:「UGNが警察として潜伏しているなら、その特性上。原紗友里失踪の事も掴んでいる可能性もある」
西澄燦:「どちらかが動く前に事件を解決しないと……ちょいと厄介だな。一方が動き始めたら確実にもう片方も動くはずだ」
棕櫚小路群雲:「ああもう!なんでこんなにこんがらがってるんだ!頭が痛い!ボクは金持ちだぞ!」
ワタナベ:「………」
岩鉄友佳:「家出だと思われてるから動かないのかと思ってました。けど、そうじゃないかも知れないんですね。」
西澄燦:「そういう事だね、UGNは何らかの“目的”をもってこの街に来たはずだ」
西澄燦:「なら“目的”に関わらない事は基本的に後回しにするはずだ……なら」
西澄燦:「それが“目的”に関わる事なら? 群雲の話を聞く限り過激な手段をとる連中だ……相当にヤバイ」
西澄燦:(その目的がなんなのか……ブッキー絡みの“アーティファクト”か?)
ワタナベ:「ああ……やべえ……なあ……」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:(いややっぱなんなんだろうこいつ……)
西澄燦:「……さて、岩鉄君」
西澄燦:「ここまでこうして話したように今回の件は危険だ」
西澄燦:「よほどの“力”が無ければキミを連れて行くのは難しい」
岩鉄友佳:「……」
西澄燦:「探偵として依頼人の安全は出来るだけ保障したいんだ」
岩鉄友佳:「……探偵さん。」
西澄燦:「なんだい」
岩鉄友佳:「……オレ、ふだんいるチームの中でも、打ち解けられなくって」
岩鉄友佳:「センパイはそんなオレに、いつも話しかけてくれて、構ってくれて」
岩鉄友佳:「だからオレ、今度はセンパイのためにオレが何かできることないかって……そう思うんです。その……」
岩鉄友佳:右手の掌を上に向けて出し、握る。
岩鉄友佳:手を開くと、その中に黄緑色のクレヨンが作り出されている。
岩鉄友佳:テーブルの上に置きます。
ワタナベ:「……」
棕櫚小路群雲:「なんだ?」
西澄燦:「ははぁ……」 手に取る
西澄燦:「これが、キミの“力”なんだね?」
岩鉄友佳:「……はい。」
岩鉄友佳:「オレの力で、センパイを助けられますか?」 西澄さんの眼を見ます。
西澄燦:「いや」
西澄燦:「こういう時は、こういうんだぜ」
西澄燦:「“オレの力でセンパイを助けます”だ」 笑って言う
西澄燦:「あたしは出来ると思うぜ。この“力”はそれだけの“覚悟”がある」
岩鉄友佳:「……!」
岩鉄友佳:「…ありがとうございます。オレ…」
西澄燦:「その先は、取っておきな。あたしよりも先に言うべき人に言ってから、だ」
西澄燦:「ちょいと格好をつけすぎたな。こっちも頼むよ、岩鉄君」
岩鉄友佳:「はい…!」
棕櫚小路群雲:「……フン。言っておいてやるけど、自己責任だからな」
棕櫚小路群雲:「いざという時は、誰も助けちゃくれないぞ」
棕櫚小路群雲:(受け売りだけど)
ワタナベ:「……」
岩鉄友佳:ロイスを取ります。
岩鉄友佳:-探偵/西澄燦/信頼:○/嫉妬/ロイス
GM:では、このシーンで得られた情報を元に次以降情報収集シーンを作りましょう。
GM:その他、まだ情報共有や会話が必要な場合は続きをどうぞ
棕櫚小路群雲:コウニュウッ!コウニュウッ!
GM:購入・ロイスも可能。
GM:物騒な話の流れが見えてきたため、武器類も購入できます。
西澄燦:棕櫚小路群雲/見所がある:○/カネモチ/ロイス
西澄燦:これでとります
棕櫚小路群雲
同行者/岩鉄/共感〇/心配/ロイス
同行者/西澄/信用〇/貧乏人/ロイス
同行者/ワタナベ/感服/なんなんだよ!〇/ロイス

棕櫚小路群雲:ロイス取得!
ワタナベ:ぼうぐとかいる?
西澄燦:防具はガードエフェクトないとな……倒れる
西澄燦:2dx+2<=13 両手剣相当の鉄板入りグローブ
DoubleCross : (2R10+2[10]<=13) → 8[7,8]+2 → 10 → 成功

西澄燦:ちがう、打ち間違え。購入失敗
GM:あ、不等号が逆でしたね
西澄燦:以上です
棕櫚小路群雲:フルオートショットガン購入!
棕櫚小路群雲:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 8[2,4,5,8]+2 → 10

ワタナベ:1dx+2
DoubleCross : (1R10+2[10]) → 8[8]+2 → 10

ワタナベ:買えねえ
岩鉄友佳:1dx>=20 フルオート
DoubleCross : (1R10[10]>=20) → 4[4] → 4 → 失敗

棕櫚小路群雲:くっ、財産10使って購入!
GM:カネモチめ!
棕櫚小路群雲:フハハハハハ!
棕櫚小路群雲:例のシュテルン邸で手に入れた大型ネイルガンを改造したのだ。
GM:なんたる日曜大工財力か!
棕櫚小路群雲:これが真のカネモチのイクサだ!
GM:----
GM:会議が終了してしばらく経ってから、ようやくウェイターが料理を持ってきた……
GM:40分も経っている。
ウェイター:「お待たせしました……こちら、『真鴨と春野菜のゆるやかな微風の前奏曲』が4つ」コト…
ウェイター:「『マカデミアンナッツシロップクラッシュホワイトビスケットジェラートオンショコラフラペチーノ』のグランデ」
ウェイター:「そして、『ハープの音色輝くアルプスの涙(水:560円)』が3つでございます」
ワタナベ:「………」
西澄燦:「…………」
岩鉄友佳:「……」
GM:----
GM:シーンを終了します。
西澄燦:了解です

【Middle/02】

GM:さて、この合流シーンで、いくつか収集すべき情報の内容が分かりました。
▼UGNの動向 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉〈情報:警察〉 難易度7
▼棕櫚小路家のパーティー 〈情報:財界〉〈情報:噂話〉 難易度6/13
▼FHの動向 〈情報:FH〉〈情報:噂話〉 (難易度非公開)
GM:情報収集シーン。これを踏まえて、登場するかどうか決めてください。
西澄燦:1D10+58 出ます
DoubleCross : (1D10+58) → 4[4]+58 → 62

棕櫚小路群雲:出るぞッ
棕櫚小路群雲:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 7[7]+59 → 66

岩鉄友佳:うーん
岩鉄友佳:出ようかな
岩鉄友佳:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+5[5] → 53

GM:----
GM:では、ちょうど項目が3つあるので、皆さんまず判定してみましょう。
西澄燦:岩鉄君はどれくらいいけます?
岩鉄友佳:えーっとコネがあるけどまだ60%越えてないので
岩鉄友佳:3dx+4ですね。
棕櫚小路群雲:棕櫚小路くんはパーティについて行きたい
西澄燦:そうですね、棕櫚小路君はそれでお願いします
西澄燦:じゃあ、岩鉄君はUGNお願いできますか?
岩鉄友佳:了解です
棕櫚小路群雲:いくぜっ
棕櫚小路群雲:噂話だ!
棕櫚小路群雲:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[1,2,7,8,9]+2 → 11

棕櫚小路群雲:財産2使用!成功だッ!
岩鉄友佳:では自分
岩鉄友佳:情報:噂話で、コネ:噂好きの母親(コネ:噂好きの友人相当)を使おう。
岩鉄友佳:3dx+4>=7
DoubleCross : (3R10+4[10]>=7) → 10[8,8,10]+2[2]+4 → 16 → 成功

岩鉄友佳:余裕
西澄燦:3dx+5 噂話,情報収集チームを使用1/3 FHの動向
DoubleCross : (3R10+5[10]) → 9[2,4,9]+5 → 14

西澄燦:微妙だなー
GM:ではまず、項目の順に行きましょう。
▼UGNの動向
改めて調べてみた感じでも、UGN(警察)は今回の失踪事件に対して、やはり動きを見せていない。
オーヴァードであるならば、今回の事件について不審を抱くのが当然の成り行きのはず……
やはり岩鉄の仮説のように、「事件の存在を知りつつも動いていない」可能性はあるだろう。
ともかく、今回は彼らの動きに警戒する必要は然程ないと言える。いつまでも動かないはずもないが――しばらくの間は。
GM:これは先程UGNの動向についての話が出たため出てきた項目なので、
GM:直接セッション達成には関わらない情報項目ではあります。それでは、次。
▼棕櫚小路家のパーティー
棕櫚小路邸において、週2度の頻度で行われている社交パーティー。
会場は常に邸内大ホールにおいて行われ、著名人などを招いてのイベント等も定期的に行われる。
その財力を他に見せつけるための、成金気質がありありと現れたパーティーだが、G市名士の出席は多い。
……特徴は、『招待制』であること。棕櫚小路が認める『ランク』の資産家しか出席を許されないということだ。
そしていくら群雲といえど、招待券を発行する権利はない。
群雲自身の『同行者』として西澄らを招き入れる最終手段はあるが、これも他の家族に怪しまれる可能性がある。
基本的には西澄達が考えている作戦が最善手になるだろう。
そして、パーティーが始まるよりも前に、邸内を捜査できるのは……4人の中では群雲のみとなる。
GM:群雲くんのみの単独シーンに限り、▼棕櫚小路邸内の捜査 が可能になりました。
GM:ここまでが難易度6の情報。
棕櫚小路群雲:やるしかねーズラ
――そして、スキャンダルにこそなっていない……即ち、世間に対して『もみ消されている』事実であるが、
実はこのパーティーにおける失踪事件は……初めてではない。
2年前にも一人、参加していた子供が姿を消している事件があったという。
群雲の父や長兄など、当時から家中の権力を握っていた者の中では、“ブロークンラズベリー”の犯行なのではないか、などと
様々な憶測が飛び交っていたようだが、今となっては真相は藪の中だ。
GM:以上です。これが難易度13の情報。
▼FHの動向
そして、西澄さんが足で調査をしたところ、FHについても何か新たな動きがあったことがわかります。
最近ニュースにもなった、航空機の謎の空中爆発。これは整備不良によるものと報道されていたが……
その筋の情報からすると、この空港からG市に至るまでの『ルート』を辿るようにして、
何らかの力で「ねじ壊された」オブジェクトが多数確認されたという目撃情報があった。
この2つを結びつける事ができたのは西澄さんの勘ではありますが、
テロ組織であるFHがG市で作戦行動を起こそうとしている事を鑑みると、オーヴァードが『入国』した可能性が高い……
そして、彼らはセルという単位で動く以上、確実に、その仲間であるオーヴァードも、ここG市に潜伏している。
それが棕櫚小路家に関係あるのか……?
GM:以上です。難易度非公開だったのは、
GM:これはワタナベさんが判定すると一発成功だったからですw
西澄燦:でしょうねw
GM:3人はこの情報を共有してもいいし、各々自由にシーンを演出しても良い
棕櫚小路群雲:共有したって事にします?
棕櫚小路群雲:西澄さんの事務所辺りで。
西澄燦:そうですね、そうしましょうか。
岩鉄友佳:はーい
GM:-----
GM:旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所
GM:----
西澄燦:水を出します、水道水を冷やしただけの奴
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「兄さんや、父さんが、そんな事を隠していたなんて……」
棕櫚小路群雲:「覚悟はしてたつもりでも……キツいな…ちくしょう」
棕櫚小路群雲:ソファでぐったり俯いてます。
岩鉄友佳:「群雲さん…」 ソファに座って、そちらを見ている。
西澄燦:「デリケートな問題って奴だな。しかし、まぁ……どうしたモンか」
西澄燦:「二年前か、関わりがあるなら探る必要があるな」
棕櫚小路群雲:「……調べるならボクがやる」
西澄燦:「了解だ、任せるよ」
棕櫚小路群雲:「屋敷内の事を一番知る必要があるのは、それを欲してるのはボクだ」
棕櫚小路群雲:「……今更逃げ出せない」
岩鉄友佳:「……」 群雲さんの口元を見る。青緑色の"感情"が見える。
西澄燦:「OK。じゃあ次に移ろう」
岩鉄友佳:「……UGNは、っていうか警察の動きは、噂になってる……らしいっすね。」 メールを見ながら
岩鉄友佳:「この事件に関しては動いていないみたいです。」
岩鉄友佳:「ファルスハーツっていう方に関してはさすがに分かりませんでした。」
西澄燦:「そうか、……ならこっちに関しては余裕があるね」
西澄燦:「ファルスハーツの関係者がこの街に入ってきているらしい」
西澄燦:「この間の飛行機事故。それを引き起こした可能性のある奴だ」
GM:これに関しては大々的にニュースで報道された事件なので、
GM:相当世間から隔絶されていない限り、知っている情報です。
岩鉄友佳:「え?あの事故が……!?」
西澄燦:「なにかを“ねじ壊す”そういった力の使い方をするらしい」
西澄燦:「そういうことらしいよ」
棕櫚小路群雲:「うげげっ、おぞましいやつだな…」
西澄燦:「それに、既にファルスハーツはこの街に潜伏している」
西澄燦:「この街にいる、奴らがソイツを手引きしたってワケだ」
岩鉄友佳:「ねじ壊す……ですか。超能力者…オーヴァードってそういうことも出来るんですね。」 顔をしかめる
西澄燦:「みんながみんな平和的ってワケじゃないからね。 テロを起こしたりするような奴らなら必然と“そう”なる」
西澄燦:「“壊す”くらいしか出来ない奴がね」
棕櫚小路群雲:「しかし、呼びつけたりしたって、何のために?」
西澄燦:「さぁ、それは分からないけど……奴らは“何か”を起こそうとしている、そのために呼んだ」
西澄燦:「そのくらいかな、今の所は」
棕櫚小路群雲:「UGNと、FH……。この街で何が起こるんだ……」
GM:----
GM:他に行動またはロールがなければ、これでシーン終了。
GM:ロイスと購入は可能です。
西澄燦:ロイスは埋まった、購入のみ。両手剣相当の(以下略
西澄燦:3dx+2>=13
DoubleCross : (3R10+2[10]>=13) → 8[1,4,8]+2 → 10 → 失敗

西澄燦:足りんなぁ……、次からは応急手当に変えるか
棕櫚小路群雲:購入!またもフルオート!
棕櫚小路群雲:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[2,4,5,8,9]+2 → 11

棕櫚小路群雲:財産9消費して購入!
GM:フフ……そんなにカネを使っていいのかな
棕櫚小路群雲:フヒッフィィ~!カネならいくらでも出すぞォ~
岩鉄友佳:両手剣相当の(略)に挑戦してみておきます
岩鉄友佳:1dx>=13
DoubleCross : (1R10[10]>=13) → 6[6] → 6 → 失敗

GM:----

【Middle/03】

GM:次は登場自由。ただし、
GM:先程明かした通り、屋敷内を捜査するのならば群雲くんの単独シーン。
GM:情報収集と同時進行はできません。
GM:その他必要だと感じたシーンがあれば、ご希望次第でどんどん挿入します
棕櫚小路群雲:群雲は屋敷内捜査で行きます。
GM:了解。では他の方も、群雲くんの単独でよろしいですね?
岩鉄友佳:そうですね。
ワタナベ:OKです!
GM:じゃあ、侵蝕率を上げてくだサーイ
棕櫚小路群雲:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 6[6]+66 → 72

棕櫚小路群雲:ヒェー
GM:----
GM:旧市街――高級住宅街 棕櫚小路家
GM:----
春野あゆみ:「園部さん、あの、大丈夫ですか……?もっと大きいソファの方がよろしいですか?」
園部新一:「フー、プフーッ、いやいや結構!ありがとう、春野くん」
GM:……
GM:応接室の方では、今日も園部が棕櫚小路家を訪れている。
棕櫚小路群雲:「!」
GM:祥雲の姿は……見えない。帰ってくるのにまだ時間はあるか。
GM:彼の自室だけではない。会場となる大ホール。
GM:他にも調べておくべき物事は多い……全ての段取りを、自ら決断しないといけない。
棕櫚小路群雲:「……よし」
棕櫚小路群雲:じゃあまず、例の機械が運ばれた部屋について調べましょう。
GM:おお、一手目で祥雲の部屋に向かいますね?
棕櫚小路群雲:祥雲の部屋だろうか
GM:----
GM:旧市街――高級住宅街 棕櫚小路家 祥雲の部屋
GM:----
GM:ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
GM:本人が不在だとわかっていても伝わる、この威圧感……。
GM:前に近づくことすら許されない……普段ならば、そう感じていた扉だ。
棕櫚小路群雲:「……クッ」
棕櫚小路群雲:(震えるなよ……やらなきゃならないんだろ……)
棕櫚小路群雲:「……」
GM:無論、厳重に施錠されている。群雲だけで解錠する事は可能か?……メイド長か、春野の協力を借りれば開けることができるだろう。
GM:――判定でこじ開ける場合、【感覚】で難易度8の判定が必要です。
棕櫚小路群雲:くっキツイがやるぞ!
棕櫚小路群雲:判定!
棕櫚小路群雲:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 5[2,2,5] → 5

GM:ガチン!
棕櫚小路群雲:オゴーッ!
GM:……一手失敗しました。再チャレンジは可能です。
棕櫚小路群雲:「あっ!……」
棕櫚小路群雲:ワンモアだ!
棕櫚小路群雲:ウォオオーッ!
棕櫚小路群雲:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[8,9,10]+1[1] → 11

棕櫚小路群雲:イエスッ!
棕櫚小路群雲:掌から釘をカギ穴に押し当てるように精製し、
棕櫚小路群雲:即席の鍵を作って開錠する。
GM:事象に関する特性・構造等の『知識』をレネゲイドの深層から無限に引き出し得る『ノイマン』という特性……
GM:目覚めたばかりの棕櫚小路群雲が、その力を十全に使えるだろうか?
GM:だが今は、その力の一端を使うことができたようだ。扉を開け、中に入る。
棕櫚小路群雲:使った釘は、掌のなかで小さく爆破、隠滅しておく。
棕櫚小路群雲:「……やった!」
棕櫚小路群雲:小さくガッツポーズ。
GM:二手目。車のエンジン音が敷地内に入ってきた音が、かすかに聞こえる。
棕櫚小路群雲:「!?」
棕櫚小路群雲:急いで部屋に入る。
▼レネゲイド機材の種類について 〈知識:機械知識〉〈知識:レネゲイド〉 難易度6
GM:ゴォォ……ン
GM:室内は、シートの被った大型機材が、ところ狭しと空間を圧迫している。
GM:これが祥雲の生活空間なのか?……少なくともかつては、そうではなかったはずだ。
棕櫚小路群雲:「……!」
GM:これほどまでの事をする目的が、何かあるはずだ。
棕櫚小路群雲:(……ッ!呆気に取られてる場合じゃない!)
棕櫚小路群雲:判定!
棕櫚小路群雲:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 8[2,2,3,7,8] → 8

棕櫚小路群雲:イエス!
GM:時間がない!……見る!自らの直感と照らし合わせ、判断する!
棕櫚小路群雲:「これ…は……」
GM:……違う。何か、妙だ。あのシュテルンの屋敷にあったような機材もある……だが。
GM:より機構の洗練された、研究用でもない『異なる機材』がある。兵器めいた。
棕櫚小路群雲:「この形状はなんだ…?」
棕櫚小路群雲:(まさか…いや、そんな……)
棕櫚小路群雲:(兵器…なのか?)
GM:シュテルンの研究を見た限りでは、このような、研究とは関係のないものは作ってはいなかったはず。だが……
GM:細かな表記だが、シリアルナンバーと製造元らしきものがある。『F.H.axion』
棕櫚小路群雲:「アクシ…オン…?」
棕櫚小路群雲:素早くメモしよう。
棕櫚小路群雲:あと大まかな形状もゴージャスメモ帳にスケッチしておく。
GM:ゴージャスメモ帳。
GM:それはそうと、三手消費しました。玄関の扉が重々しく開く音。
GM:ここに残って捜査や行動を続けることもできます。どうしますか?
棕櫚小路群雲:「!!」
棕櫚小路群雲:こそこそと逃げましょう。
棕櫚小路群雲:「ハーッ…ハーッ……」
GM:扉を元通り閉め、ナントカ痕跡を残さず脱出に成功しました。
GM:廊下の角を曲がった辺りで、祥雲の大きな足跡が近づいてくる。
棕櫚小路群雲:(なんだったんだ…アレは……)
春野あゆみ:「あのぉ……祥雲坊ちゃま、園部さんがお待ちで……」
棕櫚小路祥雲:「知ったことか、しばらく待たせておけ!俺は優先してやることがある……!」
棕櫚小路祥雲:「部屋には絶対に近づけるなよ。いいな」
GM:バダム!
春野あゆみ:「……」
GM:ここから先は、先ほどまでと違ってある程度時間に縛られず調査ができますが
GM:それでも時間経過でなくなるイベントフラグはあります。次の調査を決定しましょう。
棕櫚小路群雲:では
棕櫚小路群雲:パーティ会場ホールに!
GM:----
GM:旧市街――高級住宅街 棕櫚小路家 大ホール
GM:----
GM:ここはパーティー以外では基本的に使われない部屋だ。
GM:家族や使用人は注意を払っていないし、当然、祥雲がここに乗り込んでくる事もないだろう。
GM:ゆっくりと捜査することができる。
棕櫚小路群雲:キョロキョロと見回している。
棕櫚小路群雲:ほとんどパーティに出ていない群雲にはなじみの薄い部屋だ。
棕櫚小路群雲:別に出席を禁じられているわけではない。
棕櫚小路群雲:ただ、名士の人々に自分が「棕櫚小路家の息子」として顔を合わせなければならないのに耐えられないだけだ。
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:内装や壁や床を調べてみよう。
GM:立食パーティーのため、「原紗友里の位置」も決まっていたわけではない……しかし
GM:何らかの手がかりはあるはず――。
▼会場内の異変 【感覚】【社会】 難易度9
GM:これは成功するまで挑戦できる事が保証されていますが、やはり手番を消費するのに注意。
棕櫚小路群雲:社会!
棕櫚小路群雲:いくぞっ
棕櫚小路群雲:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[2,7,7,8,9] → 9

GM:おお、一発成功!四手目。
棕櫚小路群雲:一撃決殺よぉーっ!
GM:……カーペットの上に、何か光るものが点々と落ちている。
棕櫚小路群雲:「!」
GM:何か……接着剤のような粘性の液が固まったような、そんな雰囲気だ。
GM:定期的に使用人が清掃しているはずだが、それでも落ちない程に凝固した物質なのだろうか。
棕櫚小路群雲:拾い上げよう。
GM:拾い上げる事はできませんねw ただし、
GM:削りとって破片を持ち帰れば、今後は4人でこれについて情報収集できます。
棕櫚小路群雲:「んっ…!なんだこれ…」
棕櫚小路群雲:「剥がれない…ボンドか何かか……?」
棕櫚小路群雲:(……一応削って持ち帰ろう)
GM:ガリガリ…!
GM:粘液物質の獲得に成功。
▼会場内の異変(2) 〈知覚〉 難易度11
棕櫚小路群雲:くっ難しくなってきやがって
棕櫚小路群雲:行くぜ!
棕櫚小路群雲:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[4,7,9]+1 → 10

棕櫚小路群雲:ウグゥ
GM:四手消費しました。次の手番。
GM:いや、これで五手か。
棕櫚小路群雲:そのよう…だぜ
棕櫚小路群雲:まだいけますか!
GM:勿論行けます。どうぞどうぞ。
棕櫚小路群雲:もういっちょ!
棕櫚小路群雲:3dx+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 7[5,6,7]+1 → 8

棕櫚小路群雲:フニャーッ!
棕櫚小路群雲:財産さえ使えれば…こんな奴らに…!
GM:ワハハーッ
GM:どうなさいました………?お客様……
GM:さあ さあ お気を確かに…!がっかりするには及ばない……!
GM:お客様の情報収集は成功するまで手番消費が可能……!
棕櫚小路群雲:うう、やめどきが分からないぜ…!
GM:どうぞ………存分に夢を追い続けてください……!
GM:我々は………その姿を……心から 応援するものです……!
棕櫚小路群雲:ああ…っ…!ああっ…!
棕櫚小路群雲:ボロ…ボロ…
棕櫚小路群雲:ではここで気持ちを切り替え
棕櫚小路群雲:園部氏にアプローチしてみましょう。
GM:引き返して応接間でいいでしょうか?
棕櫚小路群雲:それで!
GM:----
GM:旧市街――棕櫚小路家 応接室前
GM:----
春野あゆみ:「あっ、坊ちゃま!お帰りになられてたんですか?」
GM:応接室前には、メイドの春野さんが。
棕櫚小路群雲:「……」キョロキョロ
棕櫚小路群雲:明らかに挙動不審。
GM:園部新一はまだ待っているようだが、時計を気にしているのがここからでも見える。
GM:祥雲が降りてこなければ、このまま帰るかもしれない。
春野あゆみ:「……坊ちゃまー?」
棕櫚小路群雲:「……わっ!」
棕櫚小路群雲:「お、おどかすんじゃあないッ!このトンチキ!」
春野あゆみ:「ひえっ、脅かすつもりなんかなかったですよう」
春野あゆみ:「あっ、そちらの応接室には園部さんが……なんでも、祥雲坊ちゃまにご用とかで」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「春野さん頼みがある」
春野あゆみ:「はい?」
棕櫚小路群雲:「今からボクがする事を、春野さんは見なかった事にしろ。いいな」
春野あゆみ:「は、はぁ……で、できる限りなら!がんばります!」
棕櫚小路群雲:と、応接室に入って行きます。
園部新一:「ん?君はー」
棕櫚小路群雲:「……園部さん、だよな」
棕櫚小路群雲:「確か弁護士の」
園部新一:「おお、そうだ……!ええと、弟の!名前が出てこないな。どうも、園部です」
棕櫚小路群雲:「ええい!どいつもこいつも!」
棕櫚小路群雲:「棕櫚小路群雲だ!ちゃんと覚えろよ!」
園部新一:大仰に挨拶し、名刺を差し出す。
棕櫚小路群雲:名刺を受取る。
園部新一:「ははは、すまないすまない」
棕櫚小路群雲:「……いいか園部さん、時間が無いんだ。まどろっこしい話は抜きにするぞ」
園部新一:「……」
棕櫚小路群雲:「祥雲兄さんは原沙友里をどうしたんだ?部屋で何を調べてる?パーティで何をした?」
棕櫚小路群雲:「……ボクは知ってる。もう調べたんだ」
園部新一:「祥雲くんが……かね?」眉を動かす。
棕櫚小路群雲:「アンタはこの事について、どこまで知ってるんだ」
園部新一:「……。いや、丁度いいところに来てくれたのかもしれない。私も、原紗友里の失踪事件については調べていてね――」
園部新一:「あの事件には、『ファルスハーツ』という、一種の結社が関わっていると……推測しているのだが」
棕櫚小路群雲:「……ファルスハーツが」
園部新一:「祥雲くんには聞き届けて貰えなかった……。慶雲くんや当主様では、私程度ではそうそう会えないだろうし、参っていたところだ」
棕櫚小路群雲:「……どうして原さんを狙ったんだ?」
棕櫚小路群雲:「……」
園部新一:「その様子。君もファルスハーツについては知っているようだね?」
園部新一:「祥雲くんから聞いたのか――ともかく、私もG市で事件を取り扱う職業にいる以上、彼らについて少しは知っているつもりだ」
棕櫚小路群雲:「ああ、ついこないだ知ったばかりだけど…」
棕櫚小路群雲:「園部さん」
園部新一:「なんだね」
棕櫚小路群雲:「取引をしないか?ボクはアンタを買いたい。」
棕櫚小路群雲:「兄さんや父さんのやろうとしている事を、ボクも知らなきゃならないんだ」
園部新一:「その代わり、私が知っている限りの情報を君に提供する……かね?」
棕櫚小路群雲:「ああ、その為には手段は択ばない」
園部新一:「ふーむ、私はそういうつもりではなかったのだが……ともかく!これは君達棕櫚小路家の進退に関わる事件であるのは確かだ」
園部新一:「スキャンダルがバレたらどうなる?FHは政財界にも食い込んでいる……棕櫚小路家が彼らに寄生され、吸い尽くされる可能性すらもある」
棕櫚小路群雲:「……!」
棕櫚小路群雲:「この家が…!?」
園部新一:身振り手振りを交えながら、立ち上がって語る。
園部新一:「……そうだとも。時折ニュースで見る、資産家とマフィア……裏社会の癒着」
園部新一:「それは決して、別世界の事件ではないのだ!……いや、なお悪い。FHには確かな力があるのだから」
棕櫚小路群雲:「オーヴァードの力か…」
棕櫚小路群雲:「園部さん。アンタは何が目的なんだ?今日も何故祥雲兄さんに会いにきた?」
園部新一:「……私は、自分の身を守りたいだけだよ。恥ずかしい話だがね」
園部新一:「この街の資産家どもも、大部分はそうだろう。私は彼らの意見の代理人といってもいい」
園部新一:「棕櫚小路家の及ぼす『力』は、このG市では絶対……。君達が没落すれば、特に私は、危ういのだよ」
棕櫚小路群雲:「棕櫚小路家が落ちれば…食指は町中に……そういう事…か」
園部新一:「――資産家令嬢失踪の事件が、仮に世間に知られるところまでいけば、どうなる?」
園部新一:「それをネタに君達を強請ってくる組織が……FHかもしれないのだ。私は、彼らの潜入の証拠も掴んでいる」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「園部さん、やっぱり力を貸してくれ。」
棕櫚小路群雲:「利益の問題だけじゃない、誰かがこの家を、この街を守らなくちゃならないはずだ」
園部新一:「……うむ。だが、君の力はどうだ?群雲くん」
棕櫚小路群雲:「……ボクの力は、個人としても、オーヴァードとしても…」
棕櫚小路群雲:「認めたくないが…三流さ」
棕櫚小路群雲:「でも、ボクは何人か、そういう事に立ち向かえる人間を知ってる」
棕櫚小路群雲:「そして、彼らには仲間がいる。お互いに信頼している人間が……彼らの繋がりで、街を守るんだ」
園部新一:「いいだろう。その心意気については、私も信頼しよう!」
棕櫚小路群雲:「!」
園部新一:「……だが、フゥーッ……相手は生半可な力ではないぞ。君は“マスターエージェント”という存在を知っているかね?」
棕櫚小路群雲:「マスター…エージェント?」
園部新一:「そう、『マスター』だ。FHは世界的な組織ではあるが、強力な『個人戦力』に対して特別な称号が与えられることがある」
園部新一:「それが『マスター』。無数のエージェントの中、一つの分野のトップであると認められたものだけが……」
園部新一:「その分野に関わる“マスターエージェント”を名乗る事が許されるのだ。そして、恐らく君の相手は、それだ」
棕櫚小路群雲:「……」
園部新一:「“マスタークウェル”。少し前のことだが……それがG市に潜伏しているという情報は、然るべき筋には出回っている」
棕櫚小路群雲:「マスタークウェル……」
園部新一:「鎮圧(クウェル)。詳細は不明だが……私は勿論、君一人で立ち向かっても相手にすらならない事は確かだ……」
棕櫚小路群雲:「ボクが勝てなくても」
棕櫚小路群雲:「倒せる人間は、オーヴァードだらけのこの街のどこかに居るはずだ」
棕櫚小路群雲:「そいつを見つけ出して、交渉する」
棕櫚小路群雲:「そして、力を合わせて勝つ」
棕櫚小路群雲:「オーヴァードの能力が相性次第なら…できるはずだ」
園部新一:「……それが最も現実的だろう」
園部新一:「祥雲くんでなく、君がやってくれるというのならば、私にとってもありがたい話だ」
園部新一:「いいかね、これは君の家を守るための事でもある……。やらなければならないのだよ」
園部新一:「……また新たな情報が入れば、君に流してもいい。失礼していいかな」
棕櫚小路群雲:「……分かった」
棕櫚小路群雲:「園部さん」
園部新一:「なんだね?」
棕櫚小路群雲:「信じてくれて、ありがとうございます」
棕櫚小路群雲:頭を下げて、部屋を出て行く。
棕櫚小路群雲:眼の色が変わる!やるべき事が見つかった顔だ!
春野あゆみ:「坊ちゃま、えっと、ロイヤルミルクティーとお茶菓子を」ガラガラ
春野あゆみ:「あれっ、園部さん帰られました!?」
棕櫚小路群雲:「……ああ」
棕櫚小路群雲:「もう一度言っておくけど、春野さんは何も見なかった!いいな!」
春野あゆみ:「は、はい!実際何も見てません!」
棕櫚小路群雲:「よし!」
棕櫚小路群雲:コソコソと部屋を後にする。
GM:----
GM:次の行動方針をどうぞ。時間制限はこれでとりあえず無し。
棕櫚小路群雲:じゃあ、例のホールの知覚をたっぷりやらせてもらうぜ~ッ!
GM:じゃあ、もう時間制限はないので、自動成功でいいでしょうw
棕櫚小路群雲:ヒャッハー!
GM:----
GM:旧市街――高級住宅街 棕櫚小路家 大ホール
GM:----
GM:染み付いて固まった何かは、点々とどこかに繋がっている。
GM:もちろん、マンガやドラマにあるようなわかりやすい繋がりではない。途切れている場所もあるし、方向を見失ったりもする。
GM:例えばあの探偵ならばこの程度の追跡は一瞬で片付くのだろうが、御曹司の群雲にとっては非常に難儀な作業だ……。
棕櫚小路群雲:「んん~?」
棕櫚小路群雲:「ああ~?」
棕櫚小路群雲:「クソッ!また途切れてる!……なぜ金持ちのボクがこんな地味な作業を…ぶつぶつ」
GM:これはどこまで繋がっているのだろう?ホールを出ているのは確かだ。
GM:……清掃済みの床の、かすかな隙間に染み込んでいるものも、どうにか追跡し……
GM:……そして、洗面所前にまで辿り着く。パーティー中は、出席者にも開放されていたはずだ。
棕櫚小路群雲:「ここか…」
GM:窓もない部屋であり、ここから密室は崩れない……筈だが。
GM:本来はここでさらに知覚判定ですが、これも時間をかけて自動成功。夜になりました。
棕櫚小路群雲:ヤッター!
GM:――床の隅。普段の清掃では見過ごされているのか?……『あれ』と同じ性質の粘液が溜まっている。
GM:しかも、異常に量が多い。一部はまだ固まっておらず、液状のままだ。
棕櫚小路群雲:「?」
GM:例えばこれが血……であったとすれば、ここで傷口が開いて、大量の液体が溜まり
GM:そしてホールに向かうまでに点々と落ちた……というような状況であれば、これまでの調査結果と合うだろうか?
GM:とはいえこの粘液は明らかに血液ではない。
GM:点々と落ちる液体は、ここで行き止まり……追跡は終わりだ。
棕櫚小路群雲:「……???」
棕櫚小路群雲:「一応、探偵に知らせておこう」
GM:----
GM:シーン終了です。購入・ロイスがあればどうぞ。
棕櫚小路群雲:購入!
棕櫚小路群雲:フルオート
棕櫚小路群雲:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 7[1,2,3,6,7]+2 → 9

棕櫚小路群雲:くっさすがに温存しようv
GM:オーゥ……
棕櫚小路群雲:以上だ!
GM:ムラクモ・イズ・ベリープアー
棕櫚小路群雲:ノー!アイムリーッチ!!
GM:それでは本日分の行程は終了となります。
GM:失踪事件の真相とは!?FHの恐るべき計画とは……!?
GM:お疲れ様でした!
棕櫚小路群雲:お疲れ様でしたー!
西澄燦:おつかれさまでした!
ワタナベ:お疲れ様でしたー!

【Middle/04】

GM:----
GM:『vsマスタークウェル』前回までのあらすじ
GM:・G市名家、棕櫚小路家主催のパーティー会場内で、資産家令嬢の失踪事件が発生。
GM:・姿を消した原紗友里は、超常の力を持つ中学生、岩鉄友佳の友人であった。
GM:・不良グループの“遊び仲間”でもある都市伝説・ワタナベと共に調査に乗り出す2人。
GM:・同じ頃、探偵・西澄燦も、留学生ナタリス・キャロルより、出口なき消失事件の謎を聞く。
GM:・棕櫚小路家内部にも事件に疑念を抱くものがいた。三男、棕櫚小路群雲。
GM:・園部新一が警告する『ファルスハーツ』、そして“マスタークウェル”は、本当に存在するのか?
GM:・過去にも発生していた会場内からの消失事件。どのようにして一人の人間を、会場の外へと連れ出せたのか。
GM:・不審な動きを見せる棕櫚小路祥雲の目的とは。
GM:・街の謎を暴け。
GM:----
ワタナベ:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 10[10]+60 → 70

ワタナベ:オゴーッ
棕櫚小路群雲:おやすみじゃい
西澄燦:1d10+62 誤差圏内でようか
DoubleCross : (1D10+62) → 5[5]+62 → 67

岩鉄友佳:でる!
岩鉄友佳:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 9[9]+53 → 62

GM:----
GM:新市街――大通り
GM:----
GM:棕櫚小路群雲が、屋敷の捜索を行っている間――
GM:西澄ら3人も、既にG市入りしているとされる“敵”の足取りを追っていた。
GM:いくつかは既に片付けられてしまっているようだが、例えば街灯などに『捻れた』力のベクトルがかかった痕跡が確かにある。
GM:これに関しては、目撃情報通りだが……
西澄燦:「これはなんとも……情報通りだな」
岩鉄友佳:「これを……その、誰かがレネゲイド能力で?」
西澄燦:「そ、この街に入ってきた奴がやったってことだね」
ワタナベ:「………」
GM:                 ……カチャン  カチャン
GM:先程から、ワタナベには『音』が聞こえている……
GM:鋭敏な感覚を持つ者にのみ捉えられる、どこか位相の違う響き。
GM:……だが、こちらに危害を加えてくるような様子でもない。どこか遠くで聞こえている音だ。
ワタナベ:「気にすることでも……ねえかあ……?」
西澄燦:「どうしたの? ワタナベ」
ワタナベ:「何でも……ねえ……。ちょっと『音』が……聞える……だけだあ……」
岩鉄友佳:「音?」
GM:  カチャン  カチャ…
GM:細い鉄の棒を打ち付けるような音――という感じだろうか。
西澄燦:「ふぅん……その様子だと今は問題ないって感じ?」
ワタナベ:「ああ……」
岩鉄友佳:「……?」 耳を澄ましてみている
GM:そして、こちらも気にするほどの事ではないが、もう一つ……現実の位相の方で、聞こえる音もある。
GM:羽音だ。これは耳を澄ませた岩鉄にも聞こえた。
GM:前方区画の公園の影からだ。小型犬ほどの影が飛び出す。
昆虫ジャーム:「バチチッ」
岩鉄友佳:「なっ……!?」
昆虫ジャーム:それは巨大なトンボめいた昆虫だ。希薄なワーディングの気配がする。
昆虫ジャーム:「ヂチッ」
ワタナベ:「………」
西澄燦:「……デカイな」
GM:   ――z__ギ ャ !
GM:恐るべき高速で迫る昆虫!
GM:レネゲイドの存在が、レネゲイドを引き寄せる!知性を持たない非人間のジャームもこの法則に従うのだろうか?
岩鉄友佳:「!?」 足がすくんで動けないでいる!
昆虫ジャーム:「ヂヂヂヂヂュイ!」
西澄燦:岩鉄君の前に出る。
ワタナベ:服の中からシューシューと音を立てて黒い霧が立ち昇り始める。
ワタナベ:「ハァー…………」
GM:└――ギ ュイ ッ!
GM:ジャームは直角に方向を転換し、攻撃衝動のままにワタナベの首へ突進する!
ワタナベ:ワタナベは避けも防ぎもしない。棒立ちのままだ。攻撃は命中する。
GM:                         ガチン!
昆虫ジャーム:「ギィチッ!ガチッ!」高速突進は首の皮膚を裂いただけで止まる!ガチガチと顎を鳴らすが……
ワタナベ:攻撃を受けると同時。ジャームの体を両手で鷲掴みにしている。そして動けなくなったジャームの体を、濃い黒い霧が覆っていく。
ワタナベ:「……じゃあなあ。」
昆虫ジャーム:「……ブジュ!」
GM:所詮は小型犬程度の質量。消失する。
岩鉄友佳:「い、今のは…?」
西澄燦:「これがワタナベの能力ってこと」
西澄燦:「相変わらず、おっかないね」
ワタナベ:「……行くぞお……。驚いてる……時間が……勿体ねえ……」
GM:             ……   カチャン カチャン
GM:----
GM:新市街――大通り
GM:----
GM:わずかに残る破壊痕跡からその方向性を推測し、「目撃証言」の中で今は消失している曖昧なものに関しても、脳内で取捨選択して追う。
GM:それを可能とするのは、探偵としての経験則だ――。大通りを向かった先、交差点前のここまで、相手は進んだはずだ。
GM:……そして、ここはワタナベにとって、最近覚えのある場所でもある。……多少はだが。
西澄燦:「あー……」 立ち止まる
西澄燦:「ここで……終わってるな」
岩鉄友佳:「…?」
岩鉄友佳:「終わってる…ですか?」
ワタナベ:「……」
西澄燦:「ここで痕跡が終わってるんだよ、飽きて破壊活動を止めたのかね」 痕跡の終わった辺りで調査し始める。
西澄燦:「あ、ワタナベ。ここら辺とか“ねじ壊す能力”のことでなんかピンとくることない?」
ワタナベ:「……死んでる……」
西澄燦:「あ?」
岩鉄友佳:「?」
ワタナベ:「……多分……。俺が、殺した……」
西澄燦:「……待て、ちょっと待て」 眉間をおさえる
西澄燦:「…………」
西澄燦:「………マジで?」
岩鉄友佳:「え?えっと……」
ワタナベ:「ここで……この間、一人……。多分……そいつだ……」
西澄燦:「……ここでワタナベが情報にあった“ねじ壊す能力”のFHエージェントを殺した」
岩鉄友佳:「……」 ワタナベさんの口元から出る青緑色の"感情"を見ながら茫然としている
西澄燦:「そういう……事で良いんだな。ワタナベ」
ワタナベ:「ああ……」
西澄燦:「勿論、お前が“能力”を使って殺したんだよな……」
ワタナベ:「……」
西澄燦:「……なんつーか、伝説ここにありって感じだな」
西澄燦:「ワタナベと敵対した奴は生きて戻ってくる事は出来ない。FHエージェントも伝説の一部になっちまったな」
GM:都市伝説「ワタナベ」。岩鉄も聞いたことのない――いや、聞いたことが仮にあったとしても、
GM:……冗談として聞き流していたであろうことだ。
GM:彼は超能力者で、それも――桁違いに『強い』。
岩鉄友佳:「伝説…ですか」
西澄燦:「そ、G市都市伝説“ワタナベ”。その伝説の体現者こそ、そこのワタナベ」
岩鉄友佳:「はぁ……」 イマイチピンときてない
西澄燦:「まー……これからどうしようかね、良い方向で考えれば危険人物が一人減った。悪い方向で考えれば手がかりはなくなった」
西澄燦:「とりあえず、群雲のヤツと一回合流するしかないかな」
ワタナベ:「行くかあ……」
GM:3人は追跡を諦め、踵を返して事務所に向かう。
GM:……その時。
GM:        カチャン
GM:カチャ
GM:細い鉄の棒でアスファルトを叩くような音が、ワタナベと『すれ違った』。
ワタナベ:「………」振り向く
GM:先ほどまで、確かに遠く彼方にいたはず――。姿は見えない。
???:「ソノ『追跡』ハ」
???:「違ウ」
岩鉄友佳:「……ワタナベさん?」
???:「……原サユリ ヲ、追ウナラ……違ウ、相手ダ」
GM:                  カチャン、カチャン……。
GM:遠ざかっていく。危害を加えてくる様子はなかった。
GM:だが分かったことがある。この、金属を鳴らすような音。
GM:これは足音だ。
西澄燦:「……何か、聞こえたか?」
ワタナベ:「違う……原を追うなら……違う相手だ……」
ワタナベ:「そう……聞えた……」
西澄燦:「了解、ここは“ハズレ”か」
岩鉄友佳:「へ?」 西澄さんの方を見る
岩鉄友佳:「オレには何も"視え"ませんでしたけど……」
西澄燦:「まぁ、能力者にも色々あるってことだよ。岩鉄君」
西澄燦:「キミしか感じる事が出来ないものがあるように、他の人にしか見えない、聞こえないものもある」
西澄燦:「そういう話」
岩鉄友佳:「あー、それがワタナベさんの能力、ってことですね。」
西澄燦:「純正の野生って方が近いかもね、私はちょいと対極の存在なんでそういう感覚が“鈍い”」
西澄燦:「じゃあ、話もここまでにして戻ろうか」
GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所
GM:----
GM:とりあえず、事務所で群雲の報告を待つことにした西澄達だが、すでに先客がいる。
ナタリス・キャロル:「おっと、お帰りかな……なにか分かったかい?」トーストとコーヒーを摂っている。
西澄燦:「あ、ああ……」 この事務所で食事と言うありえない光景を見て動揺する
GM:どんだけ困窮してるんだww
西澄燦:そういうシーンしか描写されてないんだもの!
ナタリス・キャロル:「下の喫茶屋で貰ってきたんだけど、これすごく美味しいね。あんな額で買えるものなんだ」
西澄燦:「お、おう……」 ろくに金を払った記憶が無いので目が泳ぐ
西澄燦:「えっと……あ、岩鉄君とワタナベも入ってきて」
ワタナベ:「………」入る
西澄燦:「この後、群雲のヤツも来るからそこでまとめて報告しよう」
岩鉄友佳:「は、はぁ……」 入口で今のやり取りを見てた
西澄燦:「ささっ、こっちのソファーでね!」 まくし立てて微妙な空気を変えようとする
GM:基本的に西澄一人か、あるいは窓子を含めて二人という程度の事務所にこれだけの人数がいるのは、中々珍しいことだ。
GM:……だが、パーティーへの潜入作戦を前に情報を確認する意義はある。全員で群雲を待つ。
GM:というところで、登場をお願いします。
棕櫚小路群雲:ヘイ!
棕櫚小路群雲:1d10+72
DoubleCross : (1D10+72) → 9[9]+72 → 81

棕櫚小路群雲:ギャボーッ
岩鉄友佳:ワタナベさんとソファに座ったところで、部屋の外の足音に気付く
棕櫚小路群雲:では入ってきます。
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「戻ってきてやったぞ。」
西澄燦:「お疲れさん。まぁ、こっちに来て座りなよ」
西澄燦:バンバンと別のソファーを叩く
岩鉄友佳:「……大丈夫、ですか?」 群雲さんを見て心配そうに声をかけます。
棕櫚小路群雲:疲労の色は見えるが、出て行った時ほど落ち込んでいる様子は無い。
棕櫚小路群雲:ソファに付き、小さく息をつく。
棕櫚小路群雲:「話すべき事は…かなりある」
ワタナベ:「そうかあ……」
西澄燦:「オーケー、ゆっくりで良い。 話してくれる?」
岩鉄友佳:「……」 真剣な目で群雲さんを見ている
棕櫚小路群雲:では、先のシーンで手に入れた情報を共有します。
棕櫚小路群雲:祥雲の部屋で見た機械のスケッチを見せ、
棕櫚小路群雲:『アクシオン』という名前についても伝えます。
GM:形状は据付型の支援火器めいていますが、ただ人間が運用する兵器ではないようです。
GM:少なくとも、類似の兵器からこれの用途については捜査できます。これを情報収集項目に加えます。
ワタナベ:「……兵器」
棕櫚小路群雲:その他、屋敷内に残された粘液?についてと、
GM:粘液についても、成分などを推測することができます。持ち帰ってきたサンプルがあるので、いくらか方法はある。
GM:これも情報収集できます。
棕櫚小路群雲:FHと祥雲はなんらかの関係があり、さらにFHは棕櫚小路家を内部から支配する事で、街を手中に治めようとしているかもしれないということ、
棕櫚小路群雲:そして、すでにマスタークウェルというエージェントが街に潜んでいるという噂を伝えます。
ワタナベ:「マスター……クウェル……」
西澄燦:「マスター……ね」
岩鉄友佳:「知ってるんですか?」
ワタナベ:「俺は……しらねえ……」
西澄燦:「ああ、マスターって言うのはFHエージェントの中で特定分野におけるスペシャリストの事だよ」 ざっくり説明する
西澄燦:「この場合はクウェル……鎮圧って意味かな、これ。そのスペシャリスト」
棕櫚小路群雲:「ボクの家だけの問題じゃない。原紗友里や岩鉄だけの問題でもない」
棕櫚小路群雲:「これは、多分……街全体の危機だ」
西澄燦:「……だな」
岩鉄友佳:「……」
棕櫚小路群雲:「誰かが守らなきゃならない。気付いた誰かが」
棕櫚小路群雲:「言っておくがボクはやるぞ。お前たちはどうなんだ」
ワタナベ:「……今までと……変わらねえ……」
西澄燦:「ま、あたしもやる事は変わらない。依頼は完遂する」
西澄燦:「探偵として、この街を愛する者としてね」
ワタナベ:「この街を……舐めてる奴は……殺す。それだけだ……」
岩鉄友佳:「……!」 ワタナベさんの口から出た赤色の"感情"に驚いている
岩鉄友佳:「……オレは…」 群雲さんの方を見る
棕櫚小路群雲:「……石蕗や久我の奴といい、なんでアンタらはそうサラっとしてるんだろうな…」
岩鉄友佳:「……オレは、街がどうとか、そういうのは正直分かりません。何て言うか、スケールがでかくって。」
棕櫚小路群雲:「……」
岩鉄友佳:「そんな大きい事件が起こってるっていうのもピンと来てないんです……でも。」
棕櫚小路群雲:「けれど、この街で住む限りは」
棕櫚小路群雲:「きっと、キミだって他人事じゃいられないぞ」
岩鉄友佳:「……」
棕櫚小路群雲:「怖くてもやらなきゃあ、怖いままだ。」
棕櫚小路群雲:「この世界を知って日が浅いけど……ボクには少なくともその事だけは、よく分かった」
岩鉄友佳:「この世界……ですか。」
岩鉄友佳:「……オレ、こんな能力持ってても、ずっとこの街は平和だって思ってました。事件なんてないって。」
棕櫚小路群雲:「裏の顔だ……街の、世界の」
棕櫚小路群雲:「でもあるんだ。その世界は。それを知ってしまってから、ボクは全部が怖くてしょうがない。どんな時も、自分がどちらにいるのか分からない」
岩鉄友佳:「……」
棕櫚小路群雲:「……だから戦うぞ。怖いから戦うんだ」
棕櫚小路群雲:「自分の事も…街の事も、目を逸らし続けたら、ずっと怖いままだ」
棕櫚小路群雲:「……ボクが自分の言葉で自信の持てる真実はこれが全部だ。もう後は何も言えない」
岩鉄友佳:群雲さんの方を恐る恐る見る。緑色の"感情"と、群雲さんの決意に満ちた顔を。
岩鉄友佳:「……オレは…」
岩鉄友佳:「……オレは、センパイを助けます。それがオレの目的です。」
岩鉄友佳:「……でも。」
岩鉄友佳:「それだけじゃなくて、この世界のことを知ってもらいたくないって思いました……サトシさんにも、センパイにも。」
岩鉄友佳:「だから、オレも戦います。この街を本当に平和にすればいいと思うから。」
西澄燦:「オーケー、それがキミの見つけた真実か」
棕櫚小路群雲:「……そうか」
西澄燦:「探偵としてその真実を守ろう」
岩鉄友佳:「……真実?」
西澄燦:「キミが考えて導き出したこっち側に対する答えって事さ」
西澄燦:「キミは自分自身で関わり方を見つけた。それがキミにとってこっち側での一番大切な思い」
西澄燦:「ま、そういう事」
岩鉄友佳:「オレの……答え。」
棕櫚小路群雲:「その感じ方、関わり方はボクら一人一人バラバラな物だと思う。」
棕櫚小路群雲:「けれど同じ方向を向いているなら、協力しあう事は出来るはずだ」
棕櫚小路群雲:「……一緒に戦おう。街の敵と」
ワタナベ:「やるかあ……」
岩鉄友佳:「……はい。」
西澄燦:「よし、戦意は十分だな」
西澄燦:「んじゃ、次はこっちの情報だ」 手帳を開く
西澄燦:「FHエージェントは調査の結果、ワタナベが既に殺してた。ちなみにコイツは普通にハズレくさい」
西澄燦:「後、何か常識外の馬鹿でかいトンボが襲ってきた。こいつもワタナベが殺した」
棕櫚小路群雲:「殺……!?」
西澄燦:「以上!」 手帳を閉じる
棕櫚小路群雲:「ストップストップ!待て待て待て!ウェイッ!」
西澄燦:「はい、質問があるならどうぞ」
岩鉄友佳:「……」
棕櫚小路群雲:「こいつ!」
棕櫚小路群雲:「ホントになんなの!?」
西澄燦:「G市都市伝説“ワタナベ”」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「“ワタナベ”」
西澄燦:「ああ、死体はワタナベが殺すと消滅するから残ってないぜ」
岩鉄友佳:「探偵さん、微妙に答えになってない気がするんですけど…」
西澄燦:「まー、それはしょうがない。あたしもどう説明すれば一番良いか分からん」
棕櫚小路群雲:「いや、もういい」
棕櫚小路群雲:「……なんか、そういうものなんだな。“ワタナベ”」
西澄燦:「理解が早くて助かる。“そういうもの”さ」
ワタナベ:「………」
棕櫚小路群雲:「釈然とはしてないけどな!!」
GM:情報収集ができます。
▼棕櫚小路家の兵器について 〈情報:軍事〉 難易度9
▼祥雲の収集対象について 〈情報:財界〉〈情報:噂話〉 難易度9
▼粘液の成分分析について 〈知識:レネゲイド〉〈情報:学問〉 難易度9
▼G市内から手引きを行ったFHについて 〈情報:FH〉〈情報:噂話〉 難易度13
西澄燦:ダイス3、固定値5 技能噂話!
ワタナベ:精神6だから粘液かなあ
ワタナベ:知識:G市が使えるのはないのですか!
GM:粘液で知識:G市は使えません
岩鉄友佳:ダイス5、固定値4、技能噂話。
棕櫚小路群雲:FHについて行こう!金も使えるし!
ワタナベ:へへへ・・・噂話の代わりとしてとかはどうっすかね
GM:噂話の代わりならいいでしょう。
西澄燦:ふぅむ、コネで最低でも固定値+2されるから兵器行きましょうかね
ワタナベ:まあ普通に岩鉄君が噂話振ったほうがいいな…
ワタナベ:粘液を調べましょう。
岩鉄友佳:財産使える群雲さんは粘液か兵器かな?
ワタナベ:金なら俺も割りと有るぞ
ワタナベ:6pだ!
西澄燦:粘液は知識使えるからワタナベにいってもらいましょう
西澄燦:棕櫚小路くんは当初の予定通りFHについてお願いします
岩鉄友佳:じゃあ自分が祥雲の収集対象か
GM:項目は決まりましたか?
棕櫚小路群雲:いくぜ!
GM:待ってください
GM:調べるのは皆さんそれで構いませんね
棕櫚小路群雲:オットォ?
ワタナベ:OKですぜ
西澄燦:……仕掛けがあるのか
GM:その通りです。
棕櫚小路群雲:なんだと…
GM:棕櫚小路くんの行動に対してトラップが発動します。
GM:難易度が上昇します。【精神】で難易度30。
岩鉄友佳:!?
棕櫚小路群雲:エーッ!?
GM:さらに、相手のとある行動で難易度が+20されます。
GM:難易度50です。
ワタナベ:棕櫚小路ー!
棕櫚小路群雲:wwww
ワタナベ:か、金の力さえあれば…!
棕櫚小路群雲:うおーっ!くっあー!
棕櫚小路群雲:ざけんなーっ!
西澄燦:あー……、これって棕櫚小路が調べる行動に対するカウンターでしょうか
西澄燦:棕櫚小路の情報収集限定か他の人にも調査難易度がそのまま跳ね上がったままになる感じでしょうか
西澄燦:前者と後者どっちですかね
GM:いえ、これは最初に提示された難易度がダミーというトラップなので、
GM:誰が試みても、試みた瞬間に妨害が入るというトリガー情報収集です。
西澄燦:ああ、元々この難易度だったという事ですね。
GM:なので、今後も難易度は50のまま!です!
棕櫚小路群雲:他にはトラップは無いのでしょうか
GM:ありません。
GM:他の方は、ノンビリと情報判定にチャレンジしていただいて構いません
GM:群雲君の不運を嘲笑ったりしつつ
ワタナベ:チャレンジだぜ
ワタナベ:でやーっ
棕櫚小路群雲:カネの力を過信した報いだというのか……?
西澄燦:3dx+2>=9 情報収集チーム2/3 予定通り兵器について
DoubleCross : (3R10+2[10]>=9) → 10[3,7,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

ワタナベ:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,2,5,6,7,8,10]+4[4] → 14

ワタナベ:成功だぜ
棕櫚小路群雲:見さらせ?ッ!
棕櫚小路群雲:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[3,6,6,8,9,9] → 9

岩鉄友佳:5dx+4>=9
DoubleCross : (5R10+4[10]>=9) → 8[1,5,7,7,8]+4 → 12 → 成功

GM:いやー、皆さん成功ですね!よかったよかった
GM:一人を除いて!!
棕櫚小路群雲:バ…バカな……
棕櫚小路群雲:カネの…カネの力が……
棕櫚小路群雲:ウォオオオオオオーッ!
GM:▼棕櫚小路家の兵器について
GM:ネットや事務所内の資料などから軍事兵器についてあたっていた西澄だったが、
GM:ナタリスがふと、写真を見て呟く。
ナタリス・キャロル:「……あれ、“アクシオン”?」
西澄燦:「知ってるのかい?」
ナタリス・キャロル:「……ウチとも取引があるデカい会社だよ。部品を買ってる」
ナタリス・キャロル:「なんで、そんな兵器みたいなものを用意しているのかは分からないけど」
西澄燦:「……アクシオン」 手帳に重要そうに情報を追加する!
ナタリス・キャロル:「やっぱり、興味深いね。どう関わっているんだろう」
GM:アクシオンは、表の世界にもホームページがあります。簡単に検索して辿り着くことはできる。……表には。
GM:しかし、『F.H.axion』の表記は、明らかにその所属を示している。……『F.H.』。
GM:製品の特徴からして、同名他社という線もなさそうだ……
西澄燦:「ファルスハーツセル……“アクシオン”。 ハッ、笑えないジョークだ」
GM:最も構造が近そうなのは、屋内作業用の自律駆動ロボット。
GM:レネゲイド由来の技術と思われる、技術レベルを数段飛ばしにしたような製品ならば、他の企業にもいくつか見られるが――。
GM:……この『アクシオン』の兵器の場合、自分自身で判断して動き、砲撃する事ができる。人を介さない『兵力』だ。
西澄燦:「笑えないが……出来すぎているぜ」
西澄燦:サッと手帳に要点をまとめる
GM:少なくとも、棕櫚小路の見たこれは、FHの製品であることは間違いない。
GM:棕櫚小路家付近では警戒すべきだろう。以上です。
西澄燦:「よしっと……大体こんなもんだな。ありがとな、ナタリス」
西澄燦:手帳を懐にしまって、こんな感じでOKです
▼祥雲の収集対象について
シュテルンから実験機材を、FHからは兵器を取り寄せていた棕櫚小路祥雲――
棕櫚小路家への不審な搬入記録を、パーティーまでの残り少ない日にちを使って4人は洗い出しました。
基本的に、最近運び込まれたのは『FH』と『SoG』の2種類の機材。
しかし、岩鉄はその中に妙な注文が紛れている事に気づく。
もっとも、これは祥雲が一方的に探しているのみで、現在棕櫚小路家にあるわけではないようだ。
……品の名は“杏贄の轡”。
GM:▼“杏贄の轡”について を調査できるようになりました。
岩鉄友佳:「……なんだこれ。」 その品名が書かれたメモを見て眉間に皺を寄せてます
ワタナベ:「読めねえ……」
岩鉄友佳:「でも、あの屋敷にないならこれは関係なさそうかな…」 ぼやく
岩鉄友佳:以上で
GM:あ、【精神】で難易度7に成功したら読みが分かることにしますw
GM:知識人プレイをしたいキャラは挑むが良いぞ
岩鉄友佳:2dx>=7
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 6[3,6] → 6 → 失敗

岩鉄友佳:読めない
ワタナベ:読めないといったからには読めない!
GM:そうですね、ワタナベさんは確定で読めないことになりましたw
西澄燦:振って良いなら振りますが……
西澄燦:3dx>=7
DoubleCross : (3R10[10]>=7) → 9[3,4,9] → 9 → 成功

GM:おお……!
西澄燦:読める……読めるぞ! 手帳を開いて
GM:「キョウシのクツワ」と読みます。『杏』は『杏色』の暗示であろうことも推測できるでしょう。
棕櫚小路群雲:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,5,6,6,7,10]+3[3] → 13

棕櫚小路群雲:漢検2級棕櫚小路
GM:漢検2級なんだ……!しかしこっちは『色の暗示』にはたどり着けません。そもそも知りませんしね。
西澄燦:ははぁ、前回のコクシのハリと同じように“あの”師匠産のアーティファクトかぁ、やっぱり
棕櫚小路群雲:「まっ、上層階級としては当然の教養だね…気取った名前だとは思うが」
西澄燦:「“キョウシのクツワ”……ああ、“杏色”って事か。なるほどね」
岩鉄友佳:「心当たりがあるんですか?」
岩鉄友佳:「"杏色"……?」
棕櫚小路群雲:「……?何か知ってるのか?」前髪をくりくりしつつ
西澄燦:【杏贄の轡……ブッキー関連のブツ、黒紫の玻璃と同列】ササッとメモを取る
ワタナベ:「………」
西澄燦:「ああ、前にこれと似たような雰囲気のブツを見た事があってね」
西澄燦:「同列のモンならろくでもないブツさ」
岩鉄友佳:「それを、祥雲さんが探してた…?」
西澄燦:「えーっと、群雲はブッキー……石蕗条一知ってるんだっけ? アイツが捜してるブツの一つだね」
GM:----
GM:石蕗条一:「“アーティファクト”か?」
GM:石蕗条一:「・・・・・。だとしても、だ。どちらにせよ、いまのお前と組むのはリスクがでかい」
GM:石蕗条一:「お前が自分で”トラブル”を解決でもしたら、そのときは考えてもいいけどな」
GM:----
棕櫚小路群雲:「!」
西澄燦:「“アーティファクト”って言うんだったっけ? ソレ関係はブッキー以外には壊せないから注意しな」
棕櫚小路群雲:「……成る程な」
棕櫚小路群雲:「フン。丁度いいさ。いつまでもあんな貧乏人に先輩面させておくのも癪だったしな」
棕櫚小路群雲:「あいつに先んじて尻尾を掴んで、対等だと認めさせてやるぞ!」
GM:----
GM:▼粘液の成分分析について
GM:一方、粘液に関しての分析を試みたワタナベは、ある事実を発見している。
GM:……ワタナベのレネゲイド特性――シンドロームは、『ウロボロス』。
GM:レネゲイドに感染した物体や生命体があれば、ウロボロスはそれを補食し、模倣・解析することができる……
ワタナベ:「………」
GM:どの程度『それ』ができるかは個人差があるが、少なくともワタナベは、自分自身のレネゲイドからこの物質に対する『捕食』の反応を感じ取った。
GM:これは、相応に濃度の高いレネゲイド感染がなされている。ジャームか、それに匹敵する汚染濃度の物質から分泌されたもの。
GM:性質的には『唾液』と見ていいだろう。しかし、普通の生物が分泌した唾液が……トイレで群雲が目撃した程の量になるだろうか。
GM:何か、この大元が異常であることは間違いない。しかもそれは、棕櫚小路家の大ホール付近に『いた』。
ワタナベ:「……でけえ生き物か……?」
GM:トイレ付近で大量に唾液が流れる事があり、それがホールまで垂れていたのか……?
ワタナベ:「唾液……食事か……?でけえのを……隠せるか……?」
GM:以上です。
GM:……残るはFHの情報のみです。
GM:ですが、今“杏贄の轡”についての情報項目も新たに出現したので、
GM:これらの調査を次以降のシーンに回しても構いません。どうしますか?
岩鉄友佳:回さないとどうなるんですか?
西澄燦:……ここ、か? いや、もう一回チャレンジは棕櫚小路の侵蝕値的にきついか
棕櫚小路群雲:もうワンシーンくらいなら出ても構わないよ!
岩鉄友佳:難易度50ですからねぇ
棕櫚小路群雲:しかし勝算がない…
ワタナベ:俺も無理だぞ50なんて!
西澄燦:今の状態だと、謎があんまのこらないんだよな……“杏贄の轡”の情報を見てから決めたい。
岩鉄友佳:切り札を切るかどうかは探偵さんに任せます
岩鉄友佳:じゃあ次のシーンか。
GM:そうですね。情報共有のロールなどあったらしていただいて、そこからシーンを切ります。
GM:ロイス・購入も可能。
岩鉄友佳:また探偵事務所ですかね。
棕櫚小路群雲:「クソッ!ダメだ!どこもかしこも、金を積んでも、棕櫚小路の名前を出しても、ウンともスンとも言わない」
ワタナベ:「調べたぞ……。」
西澄燦:「あたしも終わったぜ」
岩鉄友佳:「そっちも何か分かったんですか?」 西澄さんと一緒に待っている
西澄燦:「ワタナベからどーぞ」 先は譲るスタンス
ワタナベ:「唾液だ……ジャームか、それくらい、ヤベエのの……」
ワタナベ:「量が多いのは……でかいのか……そこまでは……わからねえ……」
西澄燦:「マスタークウェルに謎のジャーム……ね」 手帳に書き込む
棕櫚小路群雲:「ジャームだって?…確か、ぼうそうしたオーヴァードの慣れの果て……怪物の事だよな。」
棕櫚小路群雲:「そんなのがウチの屋敷に……ゾゾーッ」
GM:しかし、ワタナベの懸念している通り――それほど巨大な頭部を持つ生物であれば、
GM:参加者たちの目に留まらないはずがない(仮にパーティー中に存在したとするならばだが……)
GM:他の街であればワーディングの発動によって誤魔化せるかもしれないが、それでもここG市は『数割』という高確率でこのエフェクトが効かないのだ。
棕櫚小路群雲:「しかも唾液って……ボクはガッツリ触りまくってしまったんだぞ…オゲーッ」
西澄燦:「ふぅむ……群雲がその様子だと徹底的に隠されている感じだな」
棕櫚小路群雲:「……まあな」
棕櫚小路群雲:「ボクは屋敷の中で誰が何をしてるかなんて、多分全体の10%も分かってない……特に兄さんたちのやる事は」
岩鉄友佳:「マスタークウェルって人が街に潜んでるのとは別に、謎のジャーム……怪物が棕櫚小路家にいた……?」
西澄燦:「あー……これ、巨大にしろ大量にいるにしろ気づかれないのはありえねーな。何かトリックがある」
岩鉄友佳:「ちょっと待って下さい。」 群雲さんに
棕櫚小路群雲:「なんだよ?」
岩鉄友佳:「確か、2年前にも似た様な事件があったんですよね。」
岩鉄友佳:「そんなに前からいたってこと…ですか?そんなに大きい怪物が」
棕櫚小路群雲:「そうだな……その事もこの間知ったんだ」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「確かに、ボクだけじゃない…家内の誰の目にも触れさせないのは…多分不可能だ」
西澄燦:(まずは自分の姿を消して、音を消す。それかその場にいた全員が知覚出来ないように強制する……のどちらか?)
ワタナベ:「頭を使うのは……探偵……お前に、任せる……」
棕櫚小路群雲:「春野さんあたりが騒ぎ出しそうなものだしな……」
棕櫚小路群雲:「だったらやっぱり、何か屋敷の中に仕掛けがあるのかな……」
棕櫚小路群雲:「どっちにせよ気味が悪すぎる……オエエ…」
岩鉄友佳:「2年前の方は、その…怪物とか、祥雲さんの『機材』とかが関係あるか、分かりませんけど。」
岩鉄友佳:たどたどしく群雲さんに自分の意見を言ってます
棕櫚小路群雲:「『機材』…か」
棕櫚小路群雲:「アクシオンとかいうのについては、誰か何か分かったのか?」
西澄燦:「ああ、アクシオンね。ちゃんと調べたよ」
棕櫚小路群雲:「よくやった!後でハーゲンダッツを買ってやる!」
西澄燦:「ま、これだ」 サクッと携帯を弄ってアクシオンのページへ飛ぶ
西澄燦:「これが大企業アクシオン」
ワタナベ:「企業……」
西澄燦:「で、それにF.H.を付け足すと……ファルスハーツセル、アクシオンってオチだ」
棕櫚小路群雲:「なんだって!?」
岩鉄友佳:「え…!?」
岩鉄友佳:「えっと、それってつまり……その企業が、兵器を作ってる?」
棕櫚小路群雲:「正体を隠してさえない……!?FHのセルっていうのは、単体でここまで影響力を持っている物なのか?」
西澄燦:「棕櫚小路邸にある兵器はFHセルアクシオンの自律稼動型の兵器ってワケだ」
西澄燦:「ただの兵力だな。相手のカードは“マスタークウェル”、“謎のジャーム”、“自律兵器”だ」
西澄燦:「ここまで、デカイ奴はそうそういないが……ま、やるしかない」
棕櫚小路群雲:「そんな危険な物をどうして祥兄さんは屋敷内に……」
棕櫚小路群雲:(そして慶兄さんや父上が、それを知らないなんて事が…あるのか?)
ワタナベ:「自律兵器かあ……」
西澄燦:「まぁ、現段階の情報だと“マスタークウェル”と他の二つは敵対してるって考えて大丈夫そうだ」
ワタナベ:「レネゲイドじゃねえのは……苦手だなあ……」
西澄燦:「……大切なモノを守るために兵器を入れたって考えるのが自然だな」
西澄燦:「多分、“謎のジャーム”ってのはそれほどにデカイ存在なんだろ」
棕櫚小路群雲:「……何が潜んでるんだ…一体」
西澄燦:「二年前からそのジャームがいるとしたら……今回の件でボロが出たので急遽入れたって感じだろう」
GM:棕櫚小路家、恐らく祥雲が“謎のジャーム”を保有している。2年前から。
GM:そして、搬入した兵器群はその護衛……。この時点での西澄の推理は、これだ。
岩鉄友佳:「そっか。兵器とか機材が屋敷に運ばれたのは最近でしたね。」
西澄燦:「そういう事、今はまだ。そうとしか見えない……」 帽子を深く被る
GM:……事実。様々な事実が、この事件に絡み合っている。
GM:例えば、“黒紫の玻璃”の事件で――和中菜鳥の真実を見ぬく角度は、ある一点しかなかった。
GM:この事件においても、西澄は既にそれを洞察(シーク)しているか、それとも……。
GM:----
GM:購入やロイスがありましたら、手早くどうぞ。
ワタナベ:ロイスはないぜ。購入は、皆がほしいものがあれば
西澄燦:3dx+2 応急手当
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 10[3,6,10]+8[8]+2 → 20

西澄燦:ぐあー! 両手剣買えばよかった、ファック!
岩鉄友佳:じゃあこっちで両手剣チャレンジしときましょうか。
岩鉄友佳:2dx>=13
DoubleCross : (2R10[10]>=13) → 8[5,8] → 8 → 失敗

棕櫚小路群雲:購入!ショットガンに妥協しようかな…
ワタナベ:なら俺もだぜ
棕櫚小路群雲:ワタナベさんショットガンお願いしますです!
ワタナベ:オーケー
ワタナベ:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 7[5,7]+2 → 9

ワタナベ:2点使っても問題あるまい。財産を使うぞ!
ワタナベ:あげるぜ
棕櫚小路群雲:ヤッター!
GM:オラッ群雲ヤロウさっさと購入しろオラッ
棕櫚小路群雲:じゃあこっちは懲りずにフルオート!
GM:何ィー!群雲のくせにナマイキだ
棕櫚小路群雲:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 9[1,4,6,7,8,9]+2 → 11

棕櫚小路群雲:ウッまた微妙…
棕櫚小路群雲:財産9使って買います!そして出ない!

【Middle/05】

GM:シーン切り替えます!登場希望キャラは侵蝕上昇どうぞ。
岩鉄友佳:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 3[3]+62 → 65

西澄燦:1d10+67
DoubleCross : (1D10+67) → 5[5]+67 → 72

GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所
GM:----
▼“杏贄の轡”について 〈知識:魔術/錬金術〉〈情報:魔術/錬金術〉 難易度10
▼G市内から手引きを行ったFHについて 【精神】 難易度50
西澄燦:先に岩鉄くん振ってください。結果見てから振ります
岩鉄友佳:…げ。キョウシのクツワの方も結構厳しいな。
岩鉄友佳:2dx>=10
DoubleCross : (2R10[10]>=10) → 4[1,4] → 4 → 失敗

岩鉄友佳:ダメでした…
西澄燦:3dx+2>=10 情報収集チーム3/3
DoubleCross : (3R10+2[10]>=10) → 10[6,7,10]+6[6]+2 → 18 → 成功

西澄燦:成功! シーカーはこのまま使って大丈夫ですかね!
GM:大丈夫です。情報見てからにしますか?
西澄燦:見てからにします!お願いします!
▼“杏贄の轡”について
情報屋ネットワークの停止している今、過去情報のサルベージには非常に苦労したが――
やはり、祥雲がこの存在を知るに至った「“杏贄の轡”の情報が流れていた事実」が、過去に存在している。
およそ2年前。“アーティファクト”の中にはその美しさから、骨董品や美術品としての価値を見出されていたものもいくつかあるが……
“杏贄の轡”もまた、一時資産家達の間で『出品』されていた経歴を持つ品である。
当然、闇オークション母体は現在は消滅。したがって、当時の落札者も不明。
……だが、当時の記録からこのアーティファクトの情報断片めいたものは入手できた。
“轡”の名の通り、これは装着することで肉体に新たな『口』を生み出すものだ。
それが何を目的としているのか、実際の効果として何が起きるか――そこまでは分からない。それこそ、石蕗条一の分析の助けでもなければ。
そして現状では、それも難しいだろう。彼のサポートを受ける時間はない。既にパーティーは当日にまで迫っている。
GM:以上です。
西澄燦:「だー! なんで、こんな時にブッキーいねーんだよ!」
西澄燦:「……チッ、この噂どおりの特性ならある仮説が成り立つ」
岩鉄友佳:「仮説…?」 西澄さんの説明を聞いて
西澄燦:「師匠なら完璧な真相が見えるだろうが、これを信じるしかない」
西澄燦:「ああ、多分このアーティファクトは対象を“喰う”特性がある」
岩鉄友佳:「対象……えっと、装着した人のことですか?」
西澄燦:「違う、狙った人物の事だ」
西澄燦:「装着することで口を生み出し狙った人間を捕食する。これなら身につけるだけでワタナベが言った“謎のジャーム”になる事が出来る」
岩鉄友佳:「えっ、でも祥雲さんが探してるってことは棕櫚小路家の中には無いんじゃ……あっ!」 と、そこまで自分で言って気付きますね
西澄燦:「資産家のパーティーならちょっと変なものでもアクセサリーや骨董品といったステータスになる。持ち込みは当然、身につけていても問題はないだろう」
西澄燦:「そして、パーティーの中で犯行を行なう。“黒紫の玻璃”と同じモノなら効果は即効だ。傍目には消えたようにしか見えない」
西澄燦:シーカーを使用する! 残った情報について調べます!
GM:了解です。
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM:情報公開を終わります。
西澄燦:了解です。
西澄燦:目を閉じて精神を集中し、ある情報を“推理”した。
岩鉄友佳:では、探偵さんが何らかの情報をつかんだことには気付かず、
岩鉄友佳:こちらは事務所のソファで座って考え込んでます。
岩鉄友佳:「センパイ……」
西澄燦:-マドコの友人/ナタリス・キャロル/好意:○/隔意/ロイス→タイタス
西澄燦:そして、ナタリスに向かって殴りかかります。
岩鉄友佳:「!?」
岩鉄友佳:「た、探偵さん!?」
ナタリス・キャロル:殴られたまま紙のように吹き飛び、壁にぶつかる。
西澄燦:「テメー……“誰”だ?」
西澄燦:つかつか歩いて、胸倉を掴みます。
ナタリス・キャロル:「……痛た……暴力は嫌いなんだけど」
岩鉄友佳:「……!」 西澄さんの口から出る"感情"を視て体をこわばらせている
西澄燦:「あたしはな、依頼人は疑わない」
西澄燦:「そして、危険にも晒さない」
西澄燦:「テメーはなんなんだ? 何のためにここへきたんだ」
西澄燦:「いや、分かってる……テメー、流してたのか?」
西澄燦:「あたし達とあたし達の掴んだ情報を……ッ!」
???:[予測以上の]
???:[――推理力だな。172cm。西澄燦]
GM:声はナタリスからではない。PCのスピーカーからだ。
???:[“彼女”について見破った点だけじゃあない。……“杏贄の轡”についてもだ]
西澄燦:「ああ、クソ! やりやがったな!」
ナタリス・キャロル:「……やれやれ」手を払い、その場に立つ。
西澄燦:「あたしの“推理”通りならアンタに情報戦で勝てるわけがねぇ!」
岩鉄友佳:「……!?」 事態が分からず動けないでいる。PCからの声は耳には入るが"視え"ない
西澄燦:「岩鉄くん立て! こいつらは――FHだ!」
ナタリス・キャロル:「……一つ、聞きたいんだけどさ。いつから怪しんでたのかな?」
岩鉄友佳:「…!?」
岩鉄友佳:両手に赤色と水色のクレヨンを錬成して構える!
ナタリス・キャロル:「ボロは出さないようにしてたつもりなんだけど」
西澄燦:「ボロねぇ……完璧だったよアンタ」
西澄燦:「完璧すぎるのがいけなかったのさ」
西澄燦:「あたし達を働かせ上手い事、情報を手にいれ情報収集としては完璧だった」
岩鉄友佳:「……オレも、気付けませんでした。」 眼をナタリスさんから逸らさない
西澄燦:「だけどな“協力者”としてきたのに働かねーのが、おかしいんだよ!」
ナタリス・キャロル:「なかなか難しいことを言うね……やっぱり、得意なこと以外はまるで駄目だな……」
???:[ハハッ……慎重になりすぎたのが、拙かったみたいだな、『ナタリス』]
西澄燦:「ま、それにな」
西澄燦:「ヤトさんは目の前で飯くわねーとすっげーキレんだよ!」
???:[……。やはりお前は、自らの得意とする分野で働くべきだ]
西澄燦:「テメーの正体は分かってるぜ」
ナタリス・キャロル:「……そうだね。無理するべきじゃなかった」
西澄燦:「“マスタークウェル”!!」
ナタリス・キャロル:空気が濁る。ワーディングが展開されるが、
ナタリス・キャロル:それは平常のオーヴァードのそれより遥かに淀み、“重い”。
ナタリス・キャロル:「ご名答。僕はナタリス・キャロル……じゃあ、ない」
岩鉄友佳:「なっ……!?」 手にしたクレヨンがボロボロと崩れ落ちるのを見て驚愕する。
“マスタークウェル”:「――“マスタークウェル”さ」
カイ・ハイドフェルド:[俺は“ソースハウンド”という名で通っている。そして『彼』は俺のチームだ。今はな]
カイ・ハイドフェルド:[172cm。155cm]
カイ・ハイドフェルド:[お前達の情報を、知っているぞ]
GM:【FHエージェント “ソースハウンド”カイ・ハイドフェルド】
“マスタークウェル”:「僕はこれしか出来ないんだけど……それは確実にさせてもらうよ」
“マスタークウェル”:「“マスタークウェル”の名をもって、君たちを“鎮圧”する」
GM:【FHマスターエージェント “マスタークウェル”ノエル・シェリントン】
GM:----
GM:to be continued
シーカー:(反転)
GM -> 西澄燦:市内から手引きしたFHのエージェントについて公開します。
GM -> 西澄燦:エージェントの名前は、カイ・ハイドフェルド。コードネームは“ソースハウンド”。
GM -> 西澄燦:特定のセルは持ちませんが、流動的にエージェントの構成を変えて作戦指揮を執ることで、
GM -> 西澄燦:実質的にセルリーダー的役割を果たしています。“禁(ハラーム)”および“マスタークウェル”は彼の配下。
GM -> 西澄燦:本人の戦闘力は低いものの、凄まじく情報操作に優れた指揮官型。情報探索の妨害の巧みさからもそれを推し量ることができます。
GM -> 西澄燦:もっとも、これらの情報はメタ的なもので、現在キャラクターとしての西澄さんが理解できる事は、
GM -> 西澄燦:“「ねじ壊す能力者」の背後に、既にG市入りしている情報収集型エージェントがいる。非戦闘型と思われる”程度でしかありません。
GM -> 西澄燦:……しかし、この場で分かることは『もう一つ』あります。
GM -> 西澄燦:西澄さん達がこれまで動いて得た調査結果を、自分自身は労せず手に入れている人がこの場に一人居ますね?
GM -> 西澄燦:実は、彼女は『彼女』ではありません。
GM -> 西澄燦:男です。以上。

【Masterscene/01】

GM:----
GM:旧市街――???
GM:----
GM:地下。しかし、この場に置かれて、それを即座に理解できる者は少ないだろう。
GM:……気分が悪い。叫び声を上げようとしたが、ヒュルヒュルと奇妙な息遣いにしかならない。
GM:苦しい。どうやら体が固定されて、全身に痺れのような感覚が不快に残っている。
???:「医者になりたいと思ったことはあるかな?」
GM:……誰の声だろう。混濁する記憶から、直前の出来事を引き摺り出す。
GM:そうだ、自分は……あの会場で。
???:「医者に、なりたくてね……。といっても、まったく興味本位のことでしかないが」
???:「常々、疑問に思っていることがある。それを解消したいのが目的なんだがね」
-:「な、」
-:「ヒュー、ヒュー、な、にを……る、んですか」
-:「誰、ですか」
GM:息が苦しい。異常だ。呼吸が――。
???:「……眠りから覚めて、『眠る前の自分』と今の自分が同じかどうか」
???:「あるいは、生まれる前、細胞の段階での自分の意識がどうだったか。君も考えた事はあるんじゃないか?」
-:「……う、ウウーッ」
GM:苦しい。苦しい。体が……動かない。
???:「人間は……人間の生命活動は」
GM:冷徹に、背後から、声が囁く。
???:「どれだけの『小ささ』で、維持することができるだろう?」
???:「……ギロチン刑にかけられた頭が、数秒の意識を持つという『伝説』がある」
???:「けれど、もう少し長く生かす場合の事を言っているんだ。指先、腕……」
???:「……腎臓。消化器系。まだまだ切り詰めることができる……適切な処置をすれば、それでも数時間程度は持つ」
-:「……!……!」
GM:目を見開く。後ろからの声。そして――今、体が縛り付けられているベッドの、視線の先に。
GM:『誰か』が座っている。マネキンのような綺麗な姿勢で、椅子に。
-:「い……ウ……!ヒュ、ー、嫌だ、いやだ……」
GM:軽い体がガタガタと揺れた。
GM:麻痺していたのではないのだ。ただ、単に……
-:「いやだよぉ……あ、ああ……!!」
???:「――どうかな?初めてにしては上手いこと『切り離せた』と思うんだ」
GM:座っているのは、首から胴体の『中身』までを、そっくりと抜き取られた……
GM:自分自身の……
GM:----

【Middle/05】

GM:----
GM:2年後 旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所
GM:----
ワタナベ:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 3[3]+70 → 73

ワタナベ:ワーディングが張られてすぐ、事務所の扉がゆっくりと開いて一人の男が入ってくる
ワタナベ:「………」
岩鉄友佳:「ワタ……ナベさん…!」
西澄燦:「来たな、ワタナベ!」
ワタナベ:「おめえが……クウェルかあ……」
“マスタークウェル”:「……そうだよ」
ワタナベ:「……そうかあ……」
カイ・ハイドフェルド:[……。少し待て、“マスタークウェル”]
カイ・ハイドフェルド:[お前らもだ。現時点で……互いにとって、明確なことが一つあるだろう?探偵]
西澄燦:「そうだな」
カイ・ハイドフェルド:[俺達は『令嬢失踪事件』との関わりはない。……依頼を持ち込み、捜査していたわけだからな]
西澄燦:「そこで質問だ、“杏贄の轡”の特性をアンタは知っている。何故だ?」
西澄燦:「アンタはさっき、あたしの推理を認めた。それは答えを知っている証拠」
カイ・ハイドフェルド:[いくら俺でも、“アーティファクト”についての情報は100%の確証で調べられるわけじゃあない]
カイ・ハイドフェルド:[仮説だ。俺がクウェルから得た情報を元に組み立てた仮説。……だが、お前は推理でそこに辿り着いた]
カイ・ハイドフェルド:[……それに100%ではないとはいえ、俺はお前たちより少々『深い』ところまで調べる事はできる]
カイ・ハイドフェルド:[説が一致した以上、真相に近い事だけは確かだ]
西澄燦:「ああ、なるほどね」
岩鉄友佳:「探偵さん……こいつらがFHって…」 警戒してます
ワタナベ:「………まだ……待つか……?」
カイ・ハイドフェルド:[――そう願いたいところだ。『ワタナベ』とか言ったな?]
ワタナベ:「………」
カイ・ハイドフェルド:[“マスタークウェル”はやり合うための手駒じゃあない。ここでお前らを『鎮圧』して事務所を出て行くなら簡単だろう]
カイ・ハイドフェルド:[……が、この一件の後もお前らに探られ続けるようでは、こちらの策も破綻する]
カイ・ハイドフェルド:[……『取り決め』を行いたい。どうする探偵]
西澄燦:「『取り決め』……ね」
西澄燦:「ま、聞くだけ話は聞いてやるよ。何を決めるつもりだ?」
カイ・ハイドフェルド:[棕櫚小路家の処遇について][だ]
西澄燦:「……やっぱり、その話か」
カイ・ハイドフェルド:[……知っての通り、俺は棕櫚小路家に根を張りつつある。今後の調査本拠だ]
カイ・ハイドフェルド:[首尾よく屋敷に誘い込んだ上で戦えれば、こんな交渉の余地などなく潰せたところだが、今はそうも行かん]
カイ・ハイドフェルド:[……俺達は『FH』だ。乗っ取ると決めた以上、ここで“マスタークウェル”がやられようが、俺は必ずやる人間だ。必ずやる]
カイ・ハイドフェルド:[だが、クウェルがここで負けた場合、手を引いてもいい。『命を奪わない』という取り決めがあれば――だ]
ワタナベ:「おめえが……約束を守る……保障は……ねえ……」
西澄燦:「保障はないが、面子は立つ」
岩鉄友佳:「……て、手を引くっていうのは」 声を震わせながら、スピーカーの方に声をかける
カイ・ハイドフェルド:[――俺が負けた場合、棕櫚小路祥雲所有の『自律兵器』を一斉爆破する]
西澄燦:「はぁ……」 頭をガリガリと掻く
カイ・ハイドフェルド:[周囲に被害の及ばない、強制停止のための機能自爆だが、連絡すれば確認は容易だろう]
カイ・ハイドフェルド:[祥雲はFHに対する信頼を失う。こちらが潜入させていた兵器も、それで無効だ]
岩鉄友佳:「……棕櫚小路家から手を引いたら、この街からもいなくなるんですか?」
岩鉄友佳:恐怖を押し殺して聞くぞ!
西澄燦:「……その場合は新しいねぐらを捜すんだろ?」
カイ・ハイドフェルド:[……。そこまでは、俺の決めるところだ]
カイ・ハイドフェルド:[だが……加えて、この“杏贄の轡”の事件……お前らに『やる』]
カイ・ハイドフェルド:[俺達も同様にこの事件を捜査していた。……“マスタークウェル”を、戦力として使わせてやる。解決も同然だ]
カイ・ハイドフェルド:[……。……]
GM:スピーカーの声が、数秒間沈黙する。
カイ・ハイドフェルド:[……。構わないな、“マスタークウェル”?まだ報酬の内だ]
“マスタークウェル”:「責任を被せられる立場は、困るな……だから、こんなマスターの名前なんてのは過ぎたものなんだ」
“マスタークウェル”:「まあ、そうするしかないなら、全力でそうするしか無いだろう?」
ワタナベ:「……一つ……」
ワタナベ:「あの……捻る奴を……送ったのは……お前らだな……」
カイ・ハイドフェルド:[…………。フン]ワタナベの質問に返す。
カイ・ハイドフェルド:[答えない。だが仮に俺が仕組んだことならどうする?]
カイ・ハイドフェルド:[それを『許せない』と考えるのなら、この俺本人を追跡して……始末しに来ればいいだけのことだ]
ワタナベ:「今までと……変わらねえ……」
岩鉄友佳:「……探偵さん。」
岩鉄友佳:「探偵さん、センパイは、"キョウシのクツワ"に喰われてるかも知れないけど、まだ無事かも知れないんですよね?」
西澄燦:「ああ、無事な可能性は残ってる」
岩鉄友佳:「だったらオレ、出来る限りのことをやります。こいつと……戦わないといけないんですよね。」 マスタークウェルをにらむ
西澄燦:「そういうことさ、覚悟は決まったようだね」
岩鉄友佳:コクリとうなずく
西澄燦:「“ソースハウンド”、アンタの居場所が分からない以上……こっちは“乗るしかない”」
西澄燦:「OKだ、『“マスタークウェル”の命の保障』乗ってやる」
カイ・ハイドフェルド:[……『互いに殺さない』事が取り決めだ]
“マスタークウェル”:「そっちについては、心配しないでいいよ。僕の力なら、まかり間違っても殺せなんてしないだろうから」
カイ・ハイドフェルド:[だが155cm。レネゲイド戦闘は信念や……ましてや、見せかけの覚悟じゃあ勝てない]
カイ・ハイドフェルド:[勝敗を隔てるのは厳然たる、才能だ。その口に見合う才能が、あるか?――戦闘の才能が]
カイ・ハイドフェルド:[今までに一度も『戦ったことがない』なら、希望を持ってもいい。だが……“マスター”の名は、生半可ではないぞ]
岩鉄友佳:「……」 歯軋りをする。何も言い返せない。
“マスタークウェル”:「自信はまったくないんだけどね。……君たちが僕で相手になることを祈るしかない、かな」
西澄燦:「テメーなぁ……なにを偉そうに言ってんだ」
ワタナベ:「………」
西澄燦:「戦いに一番重要なのは意志を貫く“覚悟”に決まってんだろうが!」
西澄燦:「“覚悟”のねー奴は、絶対に勝つ事はできねー! 断言してやる!」
西澄燦:「つーことで、岩鉄……いや、トモ」
カイ・ハイドフェルド:[違うな。事実として適正の差が……]
カイ・ハイドフェルド:[……]
西澄燦:「こいつらにトモの“覚悟”ってやつをみせてやれ」
カイ・ハイドフェルド:[……。いや、押し問答だな。止めるとしよう]
カイ・ハイドフェルド:[頼んだぞ。“マスタークウェル”]
“マスタークウェル”:「期待しないで待っていてもらえると助かるよ」
岩鉄友佳:「……大丈夫です。"視せ"てもらいました。」 手には黄緑色のクレヨンが復活している。
ワタナベ:「……これから……わかるだろ……その……事実って奴は……」
棕櫚小路群雲:じゃあそのあたりで、ドアを開けて登場したい
棕櫚小路群雲:1d10+81
DoubleCross : (1D10+81) → 5[5]+81 → 86

棕櫚小路群雲:「ちょっと待て。FH」
カイ・ハイドフェルド:[…………。なんだ。取り込み中だ]少し不機嫌な声になる。
西澄燦:「バカヤロー、こいつは主賓だぞ」
棕櫚小路群雲:「……ボクは棕櫚小路群雲。『棕櫚小路家』の群雲だ」
棕櫚小路群雲:「さっきまでの話は聞いてた……お前が立ち去る前にこれだけは聞け」
棕櫚小路群雲:「人の『家』を……この町を…お前の持ち物か何かみたいにほざいてるんじゃあないぞ……!」
棕櫚小路群雲:「お前の部下も、お前も、必ずブチのめす……そして『取引』をするというなら…上に立つのはこっちだ」
カイ・ハイドフェルド:[……口喧嘩は嫌いじゃあ無いが、反論はしないでおいてやる]
カイ・ハイドフェルド:[168cm。お前が今ここで『勝て』ば、まずお前の家の2つの問題の内1つを解決できる]
カイ・ハイドフェルド:[守りたいなら、自分の力で、2つを解決して――証明してみせろよ]
棕櫚小路群雲:「フン……ああ、丁度良かったとも……」
棕櫚小路群雲:「……ボクは一度、自分より偉そうにしている人間を、思いっきり叩きのめしてみたかったんだ」
棕櫚小路群雲:「……相手になってやるぞ…FH!」
GM:戦闘を開始します。
ワタナベ:棕櫚小路君にロイスを取りたいな
ワタナベ:いいやつ/棕櫚小路群雲/P:親近感○/N:猜疑心/ロイス
GM:----
GM:第一ラウンド
GM:----
 ジャーム
 クウェル

   5m

棕櫚小路 西澄
岩鉄 ワタナベ
ジャーム:「フシュー……!」事務所の窓から、細身の人型じみたジャームが滑り込んでくる。
ジャーム:“ソースハウンド”の兵と見て間違いないだろう。
カイ・ハイドフェルド:[……探偵。お前の勘が良すぎたせいで]
カイ・ハイドフェルド:[ロクな奴を手配できなかった。まあ、この培養ジャームも使いやすい部類ではあるがな]
西澄燦:「全く……培養ジャームって……」
西澄燦:「テメー……本体見つけたらぜってーボコボコにしてやるからな」
GM:ところで、パーティー潜入まで情報収集に成功できなかった場合、
GM:会場内で、自律兵器2体+クウェルの状況で奇襲されていました。当然、兵器相手の方が高難易度です。
“マスタークウェル”:「ジャームと組むの、苦手なんだけどな……」
カイ・ハイドフェルド:[安心しろ。俺が、得意だ]
カイ・ハイドフェルド:[……下で働いてもらう分には、ジャームのほうが余程わかりやすくていい]
GM:セットアッププロセスです。岩鉄くんから。
岩鉄友佳:セットアップなし。
カイ・ハイドフェルド:こちらもセットアップはなし。
ワタナベ:なし
GM:7d10+31
DoubleCross : (7D10+31) → 47[7,9,10,2,8,6,5]+31 → 78

GM:ではマスタークウェルどうぞ。
棕櫚小路群雲:なし
“マスタークウェル”:《カームダウン》。シーン内全員のあらゆるダイスを-6個。
西澄燦:あー!もう!
西澄燦:なし!
棕櫚小路群雲:ゲェーッ!
“マスタークウェル”:「これで全員止まってくれるなんて上手い話は……まあ、なさそうかな」
棕櫚小路群雲:「……!体が…!重い!」
ワタナベ:「おめえ……」
西澄燦:「……重いな」 手を握ったり、開いたりしている
西澄燦:「……だが、動けないわけじゃない」
カイ・ハイドフェルド:[……“マスタークウェル”が『鎮圧』するのは、レネゲイドだ]
カイ・ハイドフェルド:[自分自身の侵蝕活性を抑えれば、完璧な潜入工作員にもなる……誰にもオーヴァードとは感知されない]
カイ・ハイドフェルド:[絶対の自信があるコマだったんだ……クソッ……]忌々しげに呟く。どこか、関係ないところで苛立っているようにも聞こえる。
GM:最初の手番は、岩鉄くんからです。
岩鉄友佳:マイナーなし
岩鉄友佳:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》+《光の手》+《砂の刃》+《パラライズ》
岩鉄友佳:対象はマスタークウェルとジャーム。
岩鉄友佳:2dx7+4 命中判定
DoubleCross : (2R10+4[7]) → 3[1,3]+4 → 7

西澄燦:ぎゃー!
棕櫚小路群雲:ぎゃおおおん!
ジャーム:ジャームは《イベイジョン》。達成値は1。
“マスタークウェル”:ドッジ不可。そのままリアクションしません。
ジャーム:ならば《崩れずの群れ》。カバーリングします。
岩鉄友佳:「くっ……!」 先ほど探偵さんの"感情"から作った黄緑色のクレヨンをマスタークウェルの近くの床に何とか放る。
岩鉄友佳:本来なら床が黄緑色に染まり、敵の足ごと固めるのだが……
ジャーム:猿めいた機敏さで、ジャームがマスタークウェルを突き飛ばし、割り込む。
ジャーム:「シュア!」
岩鉄友佳:1d10+3 装甲有効
DoubleCross : (1D10+3) → 1[1]+3 → 4

岩鉄友佳:命中で硬直付与です。
ジャーム:当然生きています。しかし硬直状態にはなった。
“マスタークウェル”:「……っ。もう少し繊細にやってくれないかな」
カイ・ハイドフェルド:[良い反応と言ってくれ。どこの街の研究成果だったか……素体性能は悪くないようだな]
カイ・ハイドフェルド:続けてカイの手番。事務所内の電子機器が次々とジャックされ、異質なレネゲイド領域を展開します。
カイ・ハイドフェルド:《解放の雷》《導きの華》《要の陣形》。
西澄燦:「この野郎……人の家のモン勝手に使いやがって……」
カイ・ハイドフェルド:[……悪党に期待し過ぎだぞ!お前らは!]
カイ・ハイドフェルド:この場にいる2人の次のメジャーアクションの攻撃力を+6、C値を-1、達成値を+8。
ワタナベ:俺と西澄さんかな・・・?
GM:行動値は10。ワタナベの手番です。
ワタナベ:西済さんかりょくどんなもん?
ワタナベ:多分俺は当たればジャームは殺せる。
西澄燦:固定値11点
ワタナベ:ふむ
ワタナベ:とりあえず殴るか。ダイスは1個しか触れないからちょっと不安だが
ワタナベ:ファンブルしなければ当りはする筈だぜ
ワタナベ:ということでマイナーでエンゲージ
 ジャーム
 クウェル
 ワタナベ

   5m

棕櫚小路 西澄
   岩鉄
ワタナベ:《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》+《原初の赤:ブラッドボム》。ここで
ワタナベ:ラズベリーのロイスを切ってダイスを+10個する。これで11個だ。
GM:な、なんてことを……!
棕櫚小路群雲:ヒューッ!
西澄燦:マジで!?
ワタナベ:油断はしない。何かあるやもしれん
ワタナベ:それに後のことを考えるのは、俺の性に合わん。ここで殺す
ワタナベ:11dx7+3
DoubleCross : (11R10+3[7]) → 10[1,2,3,3,3,4,4,4,6,9,10]+5[3,5]+3 → 18

西澄燦:ひどい
ワタナベ:きっといてよかった
ジャーム:《イベイジョン》は1!避けられません
“マスタークウェル”:リアクションなし。
ワタナベ:ダメージを出すぞ。いいのかな
ジャーム:カバーリングします。《崩れずの群れ》。
ワタナベ:クウェルに肉薄し、辺りに黒い霧を撒き散らす。
ワタナベ:「ハァー……面どくせえ……」
“マスタークウェル”:「……疾い――!」
ジャーム:「キシャ!」再び割り込む!クウェルを守り切る構えだ!
ワタナベ:では行くぞよ。
ワタナベ:6d10+12
DoubleCross : (6D10+12) → 34[5,8,1,1,10,9]+12 → 46

ワタナベ:「覚悟しろ……俺は一度、お前は二度。俺は一度、お前は二度だ。」
ジャーム:「ブ……グ」
ジャーム:ダメージ2倍!これでは《ブラッドボム》を待つまでもなく飛散します
ワタナベ:対抗種とオーバーカウンターのダメージを受けるぞ。
ワタナベ:2d10+3
DoubleCross : (2D10+3) → 14[4,10]+3 → 17

ワタナベ:HPは13まで減った。
カイ・ハイドフェルド:[……][『ワタナベ』……!]
“マスタークウェル”:「……もう少し手心を加えてくれないかな」
ワタナベ:霧に触れた瞬間、ジャームはまるで灰が風に運ばれるかのように、体が細切れになり、宙に消えていく
棕櫚小路群雲:「こ、これが…“都市伝説”…か…!」
ワタナベ:「次は……お前だ……」
カイ・ハイドフェルド:[ジャームの命は……『取り決め』に入らない事にしてやる]バキッ
カイ・ハイドフェルド:ボールペンか何かを砕く音が、スピーカー越しに聞こえる。
 クウェル
 ワタナベ

   5m

棕櫚小路 西澄
   岩鉄
西澄燦:「殺すなよ。ワタナベ」
西澄燦:「そいつまで殺すと、アイツは引けなくなる」
ワタナベ:「ああ……」
GM:手番は行動値9。“マスタークウェル”。
“マスタークウェル”:マイナーなし、メジャー《アースシェイカー》《サイレンの魔女》《援護の風》。命中でシーン中のあらゆるダイスを-3個。
“マスタークウェル”:PL4人を対象にします。
“マスタークウェル”:4dx@9+10
DoubleCross : (4R10+10[9]) → 10[1,3,9,9]+6[1,6]+10 → 26

岩鉄友佳:リアクション不可
ワタナベ:よけらんねえ
GM:カームダウン怖すぎる
西澄燦:9dx+8 《ゲットダウン》 72→74
DoubleCross : (9R10+8[10]) → 10[1,3,3,5,5,7,8,8,10]+6[6]+8 → 24

西澄燦:ウワァアアアアアアアア!!!!!!
ワタナベ:惜しい
棕櫚小路群雲:惜しい
GM:あ、西澄さんカームダウン食らってます?
西澄燦:a,
GM:振りなおして構いませんよw
西澄燦:e?
西澄燦:honnto!
ワタナベ:なぜアルファベットで
西澄燦:3dx+8
DoubleCross : (3R10+8[10]) → 10[1,1,10]+5[5]+8 → 23

西澄燦:しね!
GM:wwww
棕櫚小路群雲:ワアオ
棕櫚小路群雲:どーしよっかなー
西澄燦:棕櫚小路センパイ……カバーお願いしやす……
棕櫚小路群雲:いや
棕櫚小路群雲:ロイス切って殴ろうかと思って
ワタナベ:侵食値を見るんだ
棕櫚小路群雲:で、一回殺して西澄さんでトドメが刺せないかなって
ワタナベ:死んでしまうぞ
西澄燦:それは……まぁ、それもアリかな。
GM:あと、今回はちゃんとこちらは取り決めを守るので、
GM:倒れても『とどめを刺される』事は絶対にありません。念のため。
棕櫚小路群雲:いや、復活する仮定の話ですw
西澄燦:復活はしないと思うが……
西澄燦:カバーしない方向ですかね
棕櫚小路群雲:オス!
“マスタークウェル”:3d10+9 装甲無視
DoubleCross : (3D10+9) → 13[7,5,1]+9 → 22

棕櫚小路群雲:「……!」
ワタナベ:「いてえ……」
“マスタークウェル”:空気がさらに重みを増す。催涙効果が蔓延し始めているのだ。
西澄燦:38→16 生存
ワタナベ:リザレクトするぞ。
ワタナベ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 8

ワタナベ:90になった。
棕櫚小路群雲:生存
西澄燦:マスタークウェル……私にリザレクトをさせないとは……おかげで侵蝕値が上がらん
棕櫚小路群雲:残り4
岩鉄友佳:HP23→1
カイ・ハイドフェルド:[――鎮圧完了だ。これで、こちらが倒しきれるとも言わないが……]
カイ・ハイドフェルド:[そちらが、こちらを倒すことはできなくなった。]
棕櫚小路群雲:「ゴホッ……ゴホッ……!クソッ!」
棕櫚小路群雲:「……偉そうに…ほざくな……!」
“マスタークウェル”:「いや、完了じゃあない。そう直感できるよ」
ワタナベ:「おめえ……」
“マスタークウェル”:「でも。何度動こうとも、そのたびに抑える。それが鎮圧するということだ」
西澄燦:「舐めやがって……」
岩鉄友佳:「く……う……」
カイ・ハイドフェルド:[……ここまでやって、まだ不安があるのか?“マスタークウェル”]
“マスタークウェル”:「僕は臆病なんでね。警戒に越したことはない」
GM:全員が攻撃を受けたので、全てのダイスを要する判定に、『-9個』のペナルティがかかります。
GM:これはリアクションも同様。次は棕櫚小路くんの手番です。
棕櫚小路群雲:イエス!
棕櫚小路群雲:マイナーで接敵
 クウェル
棕櫚小路 ワタナベ

   5m

 西澄 岩鉄
棕櫚小路群雲:メジャーで《プレディクション》+《マルチウェポン》
棕櫚小路群雲:対象はマスタークウェル!
GM:ほーお、攻撃ダイスはどうやって振るおつもりだい、ぼうや!
GM:ペナルティは-9個よ!
棕櫚小路群雲:「ハァッ……ハァッ……!」
棕櫚小路群雲:催涙効果で眼を真っ赤に腫らしながら、ふらふらと前に出る。
カイ・ハイドフェルド:[……探偵]
西澄燦:「あん?」
カイ・ハイドフェルド:[『覚悟』でどうなる?その状態が]
カイ・ハイドフェルド:[もう、身動きは取れないぞ。……]
西澄燦:「まぁ、見てろよ」
棕櫚小路群雲:「……守るんだ…ボクが、棕櫚小路家を…この町を……!」
西澄燦:「それでも動くさ」
棕櫚小路群雲:「初めてできた…ボクの生きる意味を…!」
棕櫚小路群雲:G市のロイスをタイタス化&昇華!
カイ・ハイドフェルド:[…………]
棕櫚小路群雲:ダイス+10個だ!
西澄燦:「アイツには……『覚悟』があるからな!」
棕櫚小路群雲:震える両腕で、二丁の銃のような機械を構える。
岩鉄友佳:「すごい……」 群雲さんから出てくる"感情"を唖然と見ている
ワタナベ:「………」
棕櫚小路群雲:「…………舐めるな…!」
棕櫚小路群雲:使用武器はフルオート×2
棕櫚小路群雲:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 10[1,5,5,10,10]+4[2,4]+3 → 17

棕櫚小路群雲:回避不可!
“マスタークウェル”:回避はもともとできません!そのまま受けます!
棕櫚小路群雲:2d10+20
DoubleCross : (2D10+20) → 9[7,2]+20 → 29

棕櫚小路群雲:ガラララララ!!!
“マスタークウェル”:「……動く、か……!」
棕櫚小路群雲:大量の釘形の銃弾が、クウェルの全身に突き刺さる!
棕櫚小路群雲:「貫き通す『覚悟』……か…」
棕櫚小路群雲:「今のボクにはまだ…こうやって…『突き立てる』ことしかできない」
棕櫚小路群雲:「……でも、『覚悟』だ」
“マスタークウェル”:「またこの手の攻撃か。……本当、ついてないな、僕は」
棕櫚小路群雲:釘が一斉に炸裂!
“マスタークウェル”:そのダメージは耐えられません。HP0。
カイ・ハイドフェルド:[……チッ]
“マスタークウェル”:《リザレクト》します。
GM:マスタークウェルが倒れたので戦闘終了です。
GM:このリザレクトは侵蝕率を上昇させませんが
GM:一度戦闘不能になったので、クウェルはHP1で復活してもらいます。
GM:現在の侵蝕率は78とします。
棕櫚小路群雲:「ハーッ……ハーッ……グスッ」
西澄燦:「これが『覚悟』だ、“ソースハウンド”」
棕櫚小路群雲:ジャキッと、クウェルの額に銃口を向けます。
棕櫚小路群雲:「取引は…僕らの勝ちだ。FH!」
“マスタークウェル”:ひらひらと両手を上げる。空気の淀みが引いていく。
岩鉄友佳:「!?」 体が軽くなる
岩鉄友佳:「勝った……?」
カイ・ハイドフェルド:[負けを認める。……パチ]
カイ・ハイドフェルド:スピーカー越しに、何らかのショート音めいた音が聞こえる。
ワタナベ:「………」
カイ・ハイドフェルド:[兵器は爆破した。使用人にでも確かめさせてみればいい]
棕櫚小路群雲:「!」
棕櫚小路群雲:「……やった…」
西澄燦:「一つ、問題は消えたな」
ワタナベ:「次……会ったら……」
ワタナベ:「その時は……容赦しねえ……」
カイ・ハイドフェルド:[……いいだろう。会ったらの話だがな]
西澄燦:「……捨て台詞のついでに質問するぜ、“ソースハウンド”」
カイ・ハイドフェルド:[なんだ]
西澄燦:「アンタ、今回の事件の犯人に気付いているんじゃないのか」
カイ・ハイドフェルド:[……いいや。こういう事は現場に出なければ分からない事もある……それに、仮にそうだとして]
カイ・ハイドフェルド:[ここで俺が犯人の名を言ってしまったら、それこそお前の面目が立たないだろう……探偵]
西澄燦:「なるほどね……そう言われたら引き下がるしかないな」
カイ・ハイドフェルド:[こちらで得ている情報は送信しておいた。閲覧はできるか?]
西澄燦:「……それが“リターン”か」 情報を閲覧するぞ
GM:……西澄達の立場では踏み込むことのできなかった、2年前の事件についての詳細が記されています。
岩鉄友佳:「その情報を見れば、探偵さんが推理できる……?」
カイ・ハイドフェルド:[共通点といえば、年齢が近いことと……いや、そうではないな]
カイ・ハイドフェルド:[『身長』か。後は、推理しろ……]
西澄燦:「言われなくても……見つけるさ」
▼2年前の失踪事件
棕櫚小路家で失踪した某家子息は、表向きは行方不明として扱われており、氏名も公表されていない。
――だが、同時期、G市にほど近い街で、激しく損壊した遺体が遺棄される事件が起こっている。
こちらも死体の身元は不明。
死体は、胴体の後ろ半分――『背骨』から首にかけての広範囲を抉り取られ、内蔵を抜き去られた状態で、
かつ、残された部位は、半分になった胴体に繋がる両腕、そして腰から下などは『繋がったまま』という奇怪な状態にあった。
公園内に無造作に投棄されていたことから、殺人鬼には“ハウスマン(雑役夫)”と一時名付けられたが、死体が身元不明だったこともあり、
現在は“ブロークンラズベリー”の影に隠れている事件だ。
カイ・ハイドフェルド:[……分かるか?俺が調べた限り、発見された死体と、失踪した少年の体格は同じだ]
西澄燦:「……ああ」
西澄燦:「“中身”を、抜かれたのか……」
カイ・ハイドフェルド:[…………。今になって、動き出した理由があるわけだ]
カイ・ハイドフェルド:[情報屋ネットワークの停止――]
カイ・ハイドフェルド:[……ネットワークは。不可解な事件が発生した時は互いにその情報を共有し、そして探偵。お前のような人間にも流す]
カイ・ハイドフェルド:[大抵は正義とは程遠い連中だが、UGNやFHがいない分、奴らの存在が抑止力となっていたわけだ]
西澄燦:「そうだな、この間まではそうだった」
カイ・ハイドフェルド:[……UGN。今回ばかりは、やり方が過激すぎる。FH以上……だ]
西澄燦:「テメーも街に物騒なもん持ち込もうとしたけどな……」
カイ・ハイドフェルド:[連中も『何か』を狙っている。G市の連中が動き始めることで……情報が現れる『何か』を]
西澄燦:「……『アーティファクト』の事だな」
カイ・ハイドフェルド:[そうかもしれないな。そして今のところは、“杏贄の轡”がそうして現れた一つということだ]
西澄燦:(前の事件は“黒紫の波璃”だった……偶然の可能性は少しずつ、なくなってるな)
西澄燦:「答えは期待してねーが、アンタの目的も……ソレか?」
岩鉄友佳:「……」
棕櫚小路群雲:「アーティファクトを全て破壊すれば」
棕櫚小路群雲:「……この町をFHやUGNの連中が踏み荒らすこともなくなるのか?」
カイ・ハイドフェルド:[俺の狙いについては言う事はできないし、そこのクウェルに質問しても無駄なことだ]
西澄燦:「だろうな」
カイ・ハイドフェルド:[……が、可能性はあるだろう。むしろアーティファクトの力を使って、組織を排除したほうが早いかもしれないがな]
棕櫚小路群雲:「……『アーティファクト』を、使う…」
ワタナベ:「……アーティファクトが……なくても……」
ワタナベ:「……この街で……好きには……させねえ……」
岩鉄友佳:ワタナベさんの言葉に、静かにうなずきます。
ワタナベ:「ここは……俺達の……街だ……」
ワタナベ:「………」
棕櫚小路群雲:「……”ワタナベ”」
棕櫚小路群雲:「アンタは怪物かもしれないが…立派な奴だ」
西澄燦:「変なことを考えるのはやめときな、アレを使おうとすればヤバイ奴が殺しに来るぜ」
棕櫚小路群雲:「知ってるさ。あの貧乏人の事は…少し考えてみただけだ」
棕櫚小路群雲:「……そうだな。自分たちの力でできるはずだ。信じよう」
棕櫚小路群雲:(でももし…この町の人間を守るために、手段を選べない状況になれば……ボクは…)
棕櫚小路群雲:(お前とも戦うぞ。石蕗)
岩鉄友佳:「群雲さん……?」 心配そうに声をかける
カイ・ハイドフェルド:[……忠告しておく]
カイ・ハイドフェルド:[お前たちが今持っている『情報』は、お前たちの想像以上に価値と力がある]
カイ・ハイドフェルド:[155cm、岩鉄友佳。お前のような、ただの学生ですら……だ]
岩鉄友佳:「……!?」
カイ・ハイドフェルド:[……『アーティファクト』に関する情報がその一つだが、それ以上にヤバイのは]
カイ・ハイドフェルド:[『警察がUGNであること』だ]
カイ・ハイドフェルド:[ネットワークも、警察が情報屋狩りをしていた事実は知っていても、それを仕掛けた組織の正体までは知らない]
カイ・ハイドフェルド:[お前らの内……誰かが、この市を混乱状態に陥れたければ。この事実を証拠とともに流すだけでいい]
西澄燦:「ご忠告どーも」
カイ・ハイドフェルド:[軽々しく流すな。仲間にもだ。お前たちのための忠告でもあるが、俺のためでもある]
棕櫚小路群雲:「……分かったよ」
ワタナベ:「………」
カイ・ハイドフェルド:[……通信は切る。後は、クウェルと協働しろ。どの道、『招待券』は捜査に必要だろう]
カイ・ハイドフェルド:[直接会ったなら、勝負は受けて立つぞ。……ワタナベ]
GM:スピーカーから微かに聞こえ続けていた、整然としたノイズが停止したことが分かった。
GM:ブラックドッグ能力による支配。だが、これでマスタークウェルも指揮系統から外れたことになる。
ワタナベ:「………」
岩鉄友佳:「……ふぅ、ビビりました……」
棕櫚小路群雲:ドサーッと、半壊したソファに座り込む。
棕櫚小路群雲:「……うう…まだ全身がだるい…デザート付き岩盤セラピー行きたい……」
西澄燦:「はぁー……めんどくせー奴だったぜ」
“マスタークウェル”:「あれで苦労してるんだよ。あの子も」
西澄燦:「で……あー、“マスタークウェル”テメーの名前は何だ」
“マスタークウェル”:「……まあ、それくらいは明かさないと信は得られないよね」
“マスタークウェル”:「ノエル。ノエル・シェリントン」
ノエル・シェリントンhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1330776747/171(PC5:DT)
ノエル・シェリントン:「よろしく」
西澄燦:「んじゃ、少しの間だけよろしくな。ノエル」 普通に握手する
ワタナベ:「……」
ワタナベ:「もう……悪さ……すんなよ……」
ノエル・シェリントン:「僕らなんて、存在自体が悪だとは思うけどね。まあ、敵対するつもりはないよ」
岩鉄友佳:こちらも群雲さんと同じソファに座りこんでいる。
岩鉄友佳:「……パーティまで、もうあんまり時間ないんですよね…」
西澄燦:「時間はねーが、用意はこれで出来た」
岩鉄友佳:「……はい。」
棕櫚小路群雲:「……よし」
西澄燦:「つまり後は乗り込むだけだ。いっちょ頼むぜ、みんな」
棕櫚小路群雲:「ああ……犯人を突き止めよう。そして原紗友里を助けるんだ」
ノエル・シェリントン:あ、応急手当キットを調達してもいいでしょうか。
GM:購入は可能です!
棕櫚小路群雲:最後のフルオート!
棕櫚小路群雲:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 10[3,3,6,7,10,10]+7[2,7]+2 → 19

棕櫚小路群雲:財産1消費で購入!
西澄燦:3dx+2 応急手当キット二個目
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 5[1,2,5]+2 → 7

西澄燦:財産、1点使って成功
ノエル・シェリントン:5dx>=8 応急手当
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 8[3,4,8,8,8] → 8 → 成功

岩鉄友佳:2dx>=8 応急手当
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 8[4,8] → 8 → 成功

西澄燦:欲しい人にあげます
ワタナベ:応急手当とっても意味ねえしなあ、俺。
棕櫚小路群雲:欲しいですー
西澄燦:じゃあ、二つ渡す
棕櫚小路群雲:ありがとナス
西澄燦:貧乏人から搾取するカネモチ
棕櫚小路群雲:使用!
棕櫚小路群雲:4+4d10
DoubleCross : (4+4D10) → 4+28[3,10,8,7] → 32

棕櫚小路群雲:出目もいいぜ
ワタナベ:自分でも買っておくぜ
ワタナベ:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 8[5,8]+2 → 10

ワタナベ:OK
ワタナベ:では2つ使う
ノエル・シェリントン:懐から手当キットを出して、ワタナベさんに投げ渡す。
ワタナベ:一応もらっておくぜ。バックファイアでは死ぬけど、相手の攻撃をギリギリ耐えられるかも知れぬ
ノエル・シェリントン:「まあ、これくらいしか持ってないけど。侘びだと思って貰っておいてくれないか」
ワタナベ:「………貰う」
ワタナベ:8+4d10
DoubleCross : (8+4D10) → 8+12[1,5,5,1] → 20

岩鉄友佳:もう一個調達できたんで、それも使ってもらおうかな。
岩鉄友佳:いや、自分で使うか。一応。
岩鉄友佳:1+2d10
DoubleCross : (1+2D10) → 1+10[9,1] → 11

西澄燦:「はいよ……これで出来たぜ」 棕櫚小路を治療
棕櫚小路群雲:「……礼を言っておいてやる」
棕櫚小路群雲:「でも、借りは返すからな」
西澄燦:「楽しみにしてるぜ。“ムラ”」
棕櫚小路群雲:「な……ぼ、ボクの高貴な名前を省略するな!……ちゃんと群雲さんと呼べ!全く……貧乏人はなれなれしいから……」
西澄燦:「はいはい」
棕櫚小路群雲:「……フン」
棕櫚小路群雲:(あだ名で呼ばれたのなんて、初めてだな……)
岩鉄友佳:「……」 あきれた目で群雲さんの口元を見ている
GM:----
GM:20分後 旧市街――櫻木ビル屋上
GM:----
GM:“マスタークウェル”――ノエル・シェリントンは携帯電話を手に、屋上に立っている。
GM:しかしその機器はその実、FHの独自技術が満載された通信機器であり、カイ・ハイドフェルドとの通信回線を繋ぐ連絡手段でもある。
カイ・ハイドフェルド:[……UGNの目論見を破壊し、奴らが『手出しせざるを得ない』案件を作る――それが“禁(ハラーム)”のプランだったが]
カイ・ハイドフェルド:[今となっては不可能だ。“マスタークウェル”。お前の存在を任務終了までUGNから隠し通す事は、恐らく俺でも無理だろう]
ノエル・シェリントン:「だろうね。まあ、僕もこうなることを考えなかったわけじゃない」
カイ・ハイドフェルド:[……何を言ってる……!]歯ぎしりのような音が聞こえる。
カイ・ハイドフェルド:[お前はそう考えていたかもしれん。とんでもない悲観主義者だからな。だが!]
カイ・ハイドフェルド:[絶対の自信が……あったんだ……クソッ!] 何かに拳を打ち付ける音。
ノエル・シェリントン:「計画なんて、最悪の予測を立てて進めるものだろう。君のことだから、次善はもう策を立ててるんだろう?」
カイ・ハイドフェルド:[…………………。どこから漏れた?『マスタークウェルの存在』を……知ってる連中が、既に大量に居る]
ノエル・シェリントン:「UGNがやるとも思えないね。僕を密かに狩るなら、紛れを大きくするはずがない」
カイ・ハイドフェルド:[そうだ。UGNじゃあない。何かがいる。軽々と、俺の策の上を行った『何者か』が]
ノエル・シェリントン:「やれやれ。本当、一筋縄ではいかない街だね」
ノエル・シェリントン:「……君の身内も、この街で倒れたんだっけ?」
カイ・ハイドフェルド:[……それは言うな。思うところはない]
カイ・ハイドフェルド:[……次善の策は、決まった。『現地協力』で行く。ここからは、自分から存在を明かしていくべきだ]
カイ・ハイドフェルド:[西澄、ワタナベ。……奴らだけじゃあない。G市のオーヴァードと、他に先手を打って手を結べ]
ノエル・シェリントン:「ごめんごめん……そうだね。僕だけでやれることなんか、たかが知れてる」
カイ・ハイドフェルド:[探偵にはああ言ったが……俺から情報が漏れている可能性がある。俺自身は、このG市から手を引く。]
カイ・ハイドフェルド:[――やり残した『一つ』を済ませてからな]
カイ・ハイドフェルド:[当初の任務の達成は、お前の能力と判断次第だ……できるな、“マスタークウェル”。信頼しているぞ]
ノエル・シェリントン:「やれるとは断言しない、断言できない。だけど」
ノエル・シェリントン:「全力をつくすよ、“ソースハウンド”」
カイ・ハイドフェルド:[……頼むぞ。まさか俺がいながら、サポートできない事態になるとはな……]
ノエル・シェリントン:「ま、一人は慣れてるよ。そういう性質だからね」
カイ・ハイドフェルド:[一人じゃあダメだ。ここからはな]
カイ・ハイドフェルド:[仲間を作れ]
ノエル・シェリントン:「そうだったね。仲間を集めなきゃならないんだった。苦手なんだけどな……」
カイ・ハイドフェルド:[フン。何にでもそう言う奴だ、お前は……通信を終わる。次回以降は定期連絡のみとしろ]
ノエル・シェリントン:「了解」
GM:通信が切れ、再び屋上に静寂が戻る。風が屋上を撫でる。
GM:----
GM:本日の行程は終了。お疲れ様でした。
西澄燦:お疲れ様でしたー
ノエル・シェリントン:おつかれさまでした。
ワタナベ:お疲れ様でしたー!
棕櫚小路群雲:おつかれさまでしたー!

【Middle/06】

西澄燦:1d10+74 このセッション,確かシーン休んだ事がない
DoubleCross : (1D10+74) → 2[2]+74 → 76

西澄燦:ほらね、低い
岩鉄友佳:すごい
GM:かっこいいぞ!
棕櫚小路群雲:うらやましいでヤンス~
ノエル・シェリントン:出ます
ノエル・シェリントン:1d10+81
DoubleCross : (1D10+81) → 10[10]+81 → 91

岩鉄友佳:自分は控えてた方がいいかな
GM:----
GM:旧市街――高級住宅街 棕櫚小路家
GM:----
GM:パーティー当日。“マスタークウェル”の同行ができる以上、西澄達の予定は変わらない。
GM:招待客の付き添いとして会場内に潜入し、調査する。
GM:2年前。そして原紗友里の時の犯行。犯人は少なくとも、このパーティーに『顔を出せる』立場の者でしかあり得ないからだ。
執事:「……ナタリス・キャロル様。西澄燦様」 表情に乏しい執事が、名簿に名を書き記す。
執事:「さらに後から付き添いの方として、岩鉄友佳様と……ワタナベ……『渡辺』様か『渡邉』様でしょうか?」
執事:「下のお名前は?」
西澄燦:「……渡辺一郎で」
執事:「……」
執事:無言で西澄達を見る執事。
ノエル・シェリントン:微笑みかけてみせる。
執事:「……お付き添いの方がいらっしゃいましたら、こちらでお呼びいたしますので、ご確認をお願いします。お手数ですが」
ノエル・シェリントン:「ええ、御苦労をかけます」
西澄燦:やりとりをなんともいえない顔で見てる
GM:ところで、2人の今の格好はどのような感じですか?
ノエル・シェリントン:普通にドレス着てますね。露出は少ない、紫と濃紺のドレス。
西澄燦:いつもの服です。空気は読まない
西澄燦:こちとら貧乏人ゆえな! フォーマルなぞもっとらん
ノエル・シェリントン:あ、じゃあ購入判定して着せたいです
ワタナベ:ヒュー!
GM:やさしいw
GM:じゃあ構いません。通常の購入判定の回数には含めませんので。
西澄燦:ま……まぁ、買えたら着ますよ……スーツなら……そう、スーツ
ノエル・シェリントン:7dx>=5
DoubleCross : (7R10[10]>=5) → 9[2,5,6,6,8,8,9] → 9 → 成功

GM:じゃあどんな格好なのか
GM:ノエルさんが決めて構いません。
西澄燦:どんな服を買ったんだい? ハニー
ノエル・シェリントン:おう。緑と黒のドレスだ。
西澄燦:ひぃぃいいい! ドレス!!
GM:色はハードボイルドじゃないですか
ノエル・シェリントン:いつもの格好に近いと顔も割れていようからな。化粧とかもして印象を変えておくと良い。
西澄燦:帽子は被っちゃダメでしょ、これ
ノエル・シェリントン:ドレスハットとかあるじゃないですか
西澄燦:ないな! 帽子外そう
西澄燦:すごい慣れない感じで、すごい微妙な顔してる
GM:というわけで、2人は大ホールに通されます。
GM:棕櫚小路群雲も、既にこの家に戻っているはず。
GM:……パーティーに出席するかどうかは、分からないが。
海老丸ジャック:「ヒュー!マブいぜ!」
海老丸ジェイク:「どこの家の子だい?アメフト部の俺達とファックしないか?」
GM:あからさまにダメそうなジョック共だ!
西澄燦:「……おい、何か言われてるぞ。“ナタリス”」
ノエル・シェリントン:「光栄です。ですが先約がありまして」にこやかに答える。
海老丸ジャック:「おいおい、俺達はこの家の三男、群雲様にも顔が利くんだぜ」
海老丸ジェイク:「仲良くしておいた方がいいだろォ~?」
ノエル・シェリントン:「ええ、その素敵な群雲様にお誘いを受けておりますので、申し訳ありません」
海老丸ジャック:「オーゥ……」
海老丸ジェイク:「マジかよ」
GM:うるさい双子は、肩を同時に竦めて2人を見送る。さすがに、そこまでの度胸はないという事か。
ノエル・シェリントン:「……はあ」
ノエル・シェリントン:「……まったく、柄じゃあない。次は君がやってくれよ」
西澄燦:「勘弁だ、ああいう手合いはどうにも苦手でね」
GM:その時、2人の頭上から影が差し掛かる。
棕櫚小路祥雲:「おい」
GM:2mにも届きそうな巨体。鋭い眼光が2人を見下ろす。
ノエル・シェリントン:「はい?」ゆったりと振り返る。
棕櫚小路祥雲:「……群雲と言ったか?」
棕櫚小路祥雲:「お前らを呼んだのか?あのガキが?」
ノエル・シェリントン:「いえ、申し訳ありません。本当は慶雲様に御招待を頂いているのですが」
ノエル・シェリントン:「咄嗟にあのような偽りを。失礼いたしました」
棕櫚小路祥雲:「……!!」尊大な姿勢は崩さないものの、その一言に明らかに動揺する。
棕櫚小路祥雲:「兄貴の……客か……」冷や汗が流れる。
ノエル・シェリントン:「キャロル社のナタリスと申します。こちらは私の秘書の西澄です」
棕櫚小路祥雲:(……)
西澄燦:「……」 頭を下げる
棕櫚小路祥雲:「兄貴は向こうの席にいる。……案内をするか?」
ノエル・シェリントン:「いえ、まだ同行者が揃っておりませんので。後ほどご挨拶を致します」
園部新一:「どうしたんだね、祥雲君」
園部新一:「……このお嬢さん達は?」
棕櫚小路祥雲:「兄貴の客だ。挨拶が遅れたな、俺は棕櫚小路祥雲。次男だ」
ノエル・シェリントン:恭しく一礼する。
西澄燦:横目で見て、似たような感じで一礼する。
園部新一:「ふーむ。私は弁護士の園部新一だ」
園部新一:「三男の群雲君を探しているのだが、会場で見かける事があったら伝えてくれんかね」
ノエル・シェリントン:「ええ、承りました」
???:「あ、園部さーん!お久しぶりです!」背後から声!
西澄燦:そっちの方を見る
???:「いや、招待券は実は前回の奴だったんですけど、執事さんとは馴染みなんでうわああああああ!!?」
???:「ぎゃああああ――ッ!?サンちゃん!!?」
西澄燦:「……」 知らない振りする
湯坂窓子:「何してんの!!?」
GM:【国立坂東大学 理工学部1年 湯坂窓子(ゆさか そうこ)】
西澄燦:「何って……みりゃあ、分かるだろ。“ナタリス”の付き添いだよ」
西澄燦:(……死にたい)
ノエル・シェリントン:「……湯坂さん。大学で顔見ないと思ったら、こんなところで会うなんてね」
湯坂窓子:「……」恐ろしいものを見たような顔で、ナタリスと西澄を見比べている。
西澄燦:「マドコの方こそ……何やってたんだ、マジで」
湯坂窓子:「あー……えっと、お父さんと喧嘩して、ちょっと放浪の旅を……」
GM:そういえば、湯坂が姿を消したのは、失踪事件の起こった日の少し前からだっただろうか。
棕櫚小路祥雲:「……くだらん!」
棕櫚小路祥雲:「騒ぎ立てるなよ。いくら兄貴の客だろうと……」
棕櫚小路祥雲:「狼藉があれば、この祥雲がつまみ出すぞ」
GM:棕櫚小路祥雲は、苛立った様子でその場を立ち去る。
ノエル・シェリントン:「……言ったろう。人間って、興味のない人の顔は覚えないって」
ノエル・シェリントン:「そうやって化粧して、少し髪型いじってれば分かりゃしないんだよ」
西澄燦:「……そうだな、この状態は屈辱的だが正論だ」
湯坂窓子:「……???」
西澄燦:「まぁ、マドコよ……ウチに来るなら寝床くらいは貸すぜ」
西澄燦:「貸すものがソレしかねーだけだけどな」
湯坂窓子:「まあ、なんだかんだでなんとかなってるしね~」
湯坂窓子:「ちょっと、贅沢な食べ物が懐かしくなって来たんだけどさぁー」
西澄燦:「お前は一体何モンなんだ、羨ましい限りだぜ」
湯坂窓子:「あたしがいつもどこから情報持ってきてると思うのさ」
湯坂窓子:「ツテはいくらでもあるんだよーん」
春野あゆみ:「どうもどうも、皆さんカクテルなどはいかがですか」
春野あゆみ:ガラガラと配膳ワゴンを押してメイドがやってくる。(群雲の知り合いだと気づいていない)
西澄燦:「カ、カクテル……?」 あからさまにどうようしている
湯坂窓子:「いただきまーす♪」ワゴンの上から当然のように一つ取って飲み始める。
春野あゆみ:「いかがですか?……あれ?」
西澄燦:「……水をもらえないだろうか」
春野あゆみ:「もしかして、ロックの時の……探て」 まずい!
西澄燦:「“ナタリス”、頼む」
ノエル・シェリントン:「失礼」グラスの中身を少し、床に零す。
ノエル・シェリントン:「申し訳ないが、拭いておいて貰えると助かります」
春野あゆみ:「あっ!」
春野あゆみ:「お拭きします、えへへ、おまかせください」
ノエル・シェリントン:「では、あちらに挨拶に行きましょう」その場を離れる。
ノエル・シェリントン:「……次こそは君の番だからな」小声で耳打つ。
西澄燦:「……分かったよ」 ついていきながら返す
GM:……容疑者はこの会場内にいる。それが客か、使用人か。……それとも、棕櫚小路の人間かは分からないが。
ノエル・シェリントン:「僕に捜査能力なんて無い。君の推理が頼りだからね」
西澄燦:「その仕事は任せな」
GM:勿論、これまでの経緯は群雲から聞いているとしてもいいです。
GM:そしてそれとは別に、この場は街の有力者が集まる場でもあります。
GM:今回の事件とは関係なくとも、G市における重要人物に接触できる可能性もあります。
西澄燦:重要人物……
GM:つまり、「○○という立場の人に会いたい」と言っておけば、会える可能性があるわけですね。
GM:勿論、今の潜入で出会ったり、名前が出た人物にも再び会うことはできます。
西澄燦:ふむ……
西澄燦:「マドコよ、“これ”関係で何か情報ある?」 手帳から切り離したページを渡す、内容は『令嬢失踪事件』
湯坂窓子:「……失踪だって?」
西澄燦:「覚えがないなら忘れて良い」 裏面にはマドコが把握できる範囲内で事件のあらましが大雑把に書いてある
湯坂窓子:「……。原紗友里か……同じ大学っぽいけど、覚えてないなぁー……」
湯坂窓子:「あんまりこういうのに出席するタイプじゃなかったのかね。だから狙われた」
西澄燦:「覚えてない、か。この時のパーティーにはマドコは居たか?」
西澄燦:「ああ、そういえば招待券は前回の奴っていってたな。ってことは居なかったか」
湯坂窓子:「あー、そういえばそう言ったね。これがその時の招待券になるのかな」
湯坂窓子:「だから、あんまり前回の事は教えてあげらんないよ」
西澄燦:「なら、二年前……はどうだ?」 試しに聞いてみる
西澄燦:「どうやらその時も似たような事件があったらしい。昔の事だから覚えていないかもしんないけど、引っかかってる事があったら頼む」
湯坂窓子:「2年前だと、まだ高校生だ……とりあえず、被害者のデータとかあるかい?」
西澄燦:「あいよ」 “ソースハウンド”から提供された被害者情報を渡す
湯坂窓子:「っつってもなー。名前すら分かんないんじゃなー」
湯坂窓子:「逆に聞くけど、なんか……そっちで、手がかりとかないのかい?今回の被害者との共通点とか」
西澄燦:「どちらも同じ『身長』、とりあえず狙う基準の目星は『サイズ』だ。方法もどうすれば出来るか分かってる」
湯坂窓子:「……。151cm。そうか。ちっちゃいね」
湯坂窓子:「今回のも、149cm。……背が低いのが、関係あるのかい?するとどうなる?」
西澄燦:「……なぁ、マドコ。今回のパーティーにそんぐらいの身長の奴って何人居る?」
湯坂窓子:「ちょっと見た感じでは……まさかその子にぴったりマークして守る気?」
西澄燦:「まぁ、それも人数次第って所だ。カバーできないなら……犯人を見つける」
湯坂窓子:「……背の低い子を狙うのは、なんでだと思うんだい」
西澄燦:「犯行動機に関わるものか……犯行の最低条件かだ」
西澄燦:「まず、この二つが考えられる」
湯坂窓子:「具体的にはわかんねーって?ふふーん」
湯坂窓子:「あたしは分かっちゃったぜ」
西澄燦:「……どうにも、慣れねー格好だから考えがまとまらねー」
湯坂窓子:「少し前の大道芸に、あったでしょ。バッグの中に女の子が入って……みたいなのさぁー」
湯坂窓子:「でっかいスーツケースがあれば、人に見られずに会場を出て行く……っつーこの犯行が!」
湯坂窓子:「できるんじゃねーの!だから小さい体のやつを狙った!」バシッ!
西澄燦:「……ああ」
西澄燦:「……マジで喰うのか」
湯坂窓子:「へ?」
GM:ちなみに、当然会場にそんな巨大なケースやバッグを持ち込んでいる招待客はいません。
GM:人も多い。そのような物を持ち込めば、一瞬で目立つような環境なのだ。
西澄燦:「そりゃあ……小さいほうがいいよな」
西澄燦:「なぁ、マドコよ。“これ”見たことないか?」 キョウシのクツワについてのディテールを書いたメモを渡す
湯坂窓子:「……なんだこりゃ?これ、開くようになってるけど……口とかにつける奴?補助器具とか」
西澄燦:「まぁ、そんな感じのモンだ」
湯坂窓子:「さすがにこーいうのを持ってる奴はないなー。見えてないだけかもしんないけど」
湯坂窓子:「……さっきから話が見えないんだけど。なんかあるわけ?……超能力とか?」
西澄燦:「……見えてない、ね」
西澄燦:「……ブッキー絡みのブツだ」
西澄燦:「覚えがないならいい……、そのぐらいの『身長』が入る体格の奴を片っ端からあたって行く」
西澄燦:購入判定でもしておこう、ここでは購入制限ありますか?
GM:「事前に用意していた」事になります。ただしPAAとかアンチマテリアルライフルとか
GM:あまりにあんまりな奴はさすがに購入できません。
ノエル・シェリントン:何か欲しいものあります?
西澄燦:3dx+2>=13 両手剣
DoubleCross : (3R10+2[10]>=13) → 4[1,1,4]+2 → 6 → 失敗

西澄燦:どうやら今日のは私はダメらしい。
ノエル・シェリントン:では買ってあげようじゃないか
ノエル・シェリントン:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[2,3,5,7,9,10]+5[5] → 15

西澄燦:駄目だ、パワーが喰われている
GM:クウェルさんだけ成功ですねw
ノエル・シェリントン:着せたドレスグローブが戦闘用調整の特別製なのだ。
西澄燦:酷い! クライマックスになったらバサァ→いつもの服をやろうとしたのにw
ノエル・シェリントン:クライマックスまで着るんだな……!
西澄燦:ドレスのまま闘う事になってしまったようだ、屈辱的だ
西澄燦:ありがたく、頂戴します
GM:素晴らしい
ノエル・シェリントン:「ところで、そいつの調子はどうだい。どっかの工業セルの作品らしいんだけど」手袋を指す。
西澄燦:「ああ、しっくり来る。良い感じだ」
西澄燦:「だがな、この格好は屈辱的だ」
ノエル・シェリントン:「似合ってるよ」
西澄燦:「お前、絶対楽しんでるだろ」
ノエル・シェリントン:「まさか。僕だってやりたくてやってるわけじゃないよ」
西澄燦:「嘘つけ。ノリノリじゃねぇか」 ジト目
ノエル・シェリントン:「言い寄る男をあしらう事にかい。何度も言ってるじゃないか、替わってくれよ」
西澄燦:「アンタ目当てに来るんだから頑張ってくれ。それにあたしはこういう場所での立ち振る舞いは分からん」
西澄燦:「世辞抜きでアンタは美人だからな」
ノエル・シェリントン:「君目当てに来てると思うけどな。一人で居てみなよ、どんどん寄ってくるさ」
西澄燦:「勘弁してくれ、片っ端から殴りたくなってくる」
西澄燦:「まぁ、万が一にもそんな事はねーし一人になるつもりもない」
ノエル・シェリントン:「僕はいきなり殴られたけどね」
西澄燦:「代わりにアンタの攻撃をちゃんと喰らったじゃねーか。一回と一回、チャラだ」
西澄燦:ちゃんと戦闘時、私は攻撃してないですからね! 結果論!
ノエル・シェリントン:「一回の重さが違うとは思うけどね。まあ、それは僕の至らなさだからいいんだけどさ」
西澄燦:「なんつーか……それもわざといってんのか?」
ノエル・シェリントン:「……そう思わせてるんだったら、僕の言葉が薄っぺらいってことだな」
ノエル・シェリントン:「どうしたらいいいんだろう」
西澄燦:「とりあえず、性別をはっきりさせるところからはじめよーぜ」
ノエル・シェリントン:「見ての通り男だよ。分かるだろう」ドレスを翻す。
西澄燦:「ぜんっぜんわかんねー、育ちの良いお嬢様って感じだ」
ノエル・シェリントン:「育ちはれっきとしたFHの研究所なんだけどな」
西澄燦:「研究所……ね。なぁ、一ついいか? 個人的な興味だ」
ノエル・シェリントン:「何かな?」
西澄燦:「……お前の“欲望”だ、言いたくなかったら言わなくて良い」
ノエル・シェリントン:「……恙無く生きること。今の状況に安寧すること」
ノエル・シェリントン:「保持、とでもいえばいいのかな。まあ、大したものじゃあないよ」
西澄燦:「平穏とかじゃあないのか? 意外だな」
ノエル・シェリントン:「平穏に生きられないのは、自覚してるからね。そうしたいのはやまやまなんだけど」
ノエル・シェリントン:「そうさせてくれないってのは、実体験で分かる」
西澄燦:「……もし、お前が本当に抜けたくなったら手を貸してやる」
西澄燦:「どうにも、お前のその“諦め”が気にくわねー」
ノエル・シェリントン:「僕は好きなんだけどな。君のこと」
ノエル・シェリントン:「まあ、お気に召してもらえるように頑張るとするよ」
ノエル・シェリントン:ロイスを取ります。-探偵/西澄燦/好奇心:○/隔意/ロイス
GM:クウェルさん初ロイス!
西澄燦:「好き、ねぇ……ま、素直に受け取っておくぜ」
西澄燦:「後は……マドコにひでぇ事しやがったらゆるさねーからな」
ノエル・シェリントン:「そもそも、出来るとも思えないけどね。ほら、彼女よく分かんない所あるし」
ノエル・シェリントン:「その辺が面白くもあるんだけどね」
西澄燦:「……あの称号のお前から見ても、マドコはアレなのか」
ノエル・シェリントン:「……控えめに言ってそうだね」
ノエル・シェリントン:-友人/湯坂窓子/好奇心:○/不安/ロイスで取っておこう。
西澄燦:「ただの友人として付き合ってくれるならこっちからはいう事はないな。仲良くしてやってくれ」
ノエル・シェリントン:「そうさせてもらうよ。友達少ないんだよね」
西澄燦:「悪いけど納得したわ」
ノエル・シェリントン:「全然分かんないんだよね。女の子の盛り上がる話題」
西澄燦:「ああ、そっち? あたしもそれはわかんねーわ」
GM:何気ない会話をしながらも、彼女達は備えている。
GM:新たな事件の発生に。“ハウスマン”……街のどこかに潜む殺人鬼に。
GM:そして、一方――別の『視点』で探る者達は。
GM:----

【Climax/01】

棕櫚小路群雲:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 8[8]+93 → 101

棕櫚小路群雲:うぎゃん
ワタナベ:1d10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 4[4]+90 → 94

西澄燦:1d10+76
DoubleCross : (1D10+76) → 6[6]+76 → 82

岩鉄友佳:1d10+73
DoubleCross : (1D10+73) → 6[6]+73 → 79

ノエル・シェリントン:1d10+91
DoubleCross : (1D10+91) → 6[6]+91 → 97

GM:----
GM:旧市街――高級住宅街 棕櫚小路家 大ホール
GM:----
GM:……岩鉄友佳は今、棕櫚小路家の会場前に居る。
GM:漏れ聞こえてくる客達の声。普段の暮らしから想像もつかない豪奢な内装。
GM:まるで非日常に放り込まれたような感覚のこの屋敷の中で、ただの中学生である岩鉄には……隣のワタナベだけが頼りだ。
執事:「岩鉄友佳様、でよろしいですね」
執事:「そちらの方が――」 無感情にワタナベを見る執事。 「渡辺一郎様」
ワタナベ:「ああ……そうだあ……」
執事:「かしこまりました。今、キャロル様をお呼びいたします」
岩鉄友佳:「……」 ワタナベさんの後ろでおとなしくしている。
GM:執事が恭しく一礼すると同時、後ろの方でメイドが慌ててホールに呼びに行くのが見える。
ワタナベ:「……心配……すんな……」
岩鉄友佳:「……うす。」 コクリとうなずく
ワタナベ:「胸張れ……。助けるんだろ……おめえが……」
岩鉄友佳:「……」 しばらく間を置いて、
岩鉄友佳:自分に声をかけてくれるワタナベさんの声を"見上げ"て、またうなずきます。
岩鉄友佳:(そうだ……オレが…助けるんだ!)
ワタナベ:「………」
岩鉄友佳:執事さんは眼の前にいませんよね?
GM:いません。
岩鉄友佳:じゃあちょっと手持無沙汰なので、ワタナベさんに話しかける。
岩鉄友佳:「……ワタナベさんが、その……怒る、のは。」 言葉を選びつつ話しかける
岩鉄友佳:「何に対して……なんですか?」
ワタナベ:「……難しいこと……聞くな……」
岩鉄友佳:「オレ……"視て"たんです。ワタナベさんがこの街のことを話す時に…」
岩鉄友佳:「でもオレの力で分かるのってそこまでで、何に怒ってたのか分からなくて。」
ワタナベ:「………」
ワタナベ:「ここは……いい街だ……原や……おめえみたいなのが……沢山いる……」
岩鉄友佳:「……」 薄い黄緑色の"感情"が出ては消えるのを黙って"視て"います
ワタナベ:「いい街だ……それが……傷つくのは……見たくねえ……」
ワタナベ:「傷付ける奴を……許せねえ……それだけだあ……」
岩鉄友佳:「街が……傷付く…ですか。」
ワタナベ:「おめえも……そうだろ……」
岩鉄友佳:「オレは…」
ワタナベ:「原が……傷付くとこは……見たくねえだろ……」
岩鉄友佳:「オレはただ、センパイには知って欲しくなくて…街の裏の顔ってやつを。」
岩鉄友佳:「街が本当に平和になれば、センパイが知ることもないって思って。それで。」
岩鉄友佳:「許すとか、許さないとか……オレ、分かりません。」
岩鉄友佳:「……」
ワタナベ:「そうかあ……」
ワタナベ:「それでも……戦うって……決めたんなら……」
ワタナベ:「同じだ……俺も……お前も……。一緒に……やってやろうじゃ……ねえか……。」
岩鉄友佳:(ワタナベさん……)
岩鉄友佳:「……はい。センパイを助けましょう。まずは。」
GM:----
GM:……ややあって、西澄とノエルも彼ら2人に合流する。
GM:西澄は既に、先に会場入りして、調査を進めていたはず。
GM:推理の助けになったと思いたいところだが――。
執事:「他にお連れの方はいらっしゃいませんね?」名簿に記入しつつ、執事が静かに問いかける。
岩鉄友佳:とりあえず、ワタナベさんと静かにしてます。
ワタナベ:「………」
ノエル・シェリントン:「ええ。こちらで全員です」
西澄燦:「………」 ノエルの隣に居るが何も言わない
執事:「では、会場へどうぞ。ごゆっくり、お楽しみください」一礼してその場を離れる執事。
GM:――会場内に、『原紗友里失踪事件』の関係者が4人。
GM:そして、棕櫚小路群雲……この手のパーティーに出席したことは少ないとのことだが
GM:今、この会場に『来れる』のだろうか?
岩鉄友佳:「えと…探偵さん、群雲さんは?」
西澄燦:「まだ会ってねーが……間に合うようにするだろ」
岩鉄友佳:「じゃあ……時間までどうします?」
岩鉄友佳:「オレも何か、調べた方が……」 周りに聞こえないように話す
西澄燦:「いや、その必要はない」
西澄燦:「あたしもそろそろこのカッコにうんざりしてきた、さっさとはじめようぜ」
GM:普段のジャケット姿からは想像もつかない、緑と黒の女性らしいドレスなのだ。
西澄燦:「パーティーをな」 というわけで犯人の下に向かいます。
岩鉄友佳:「え……!?」
ノエル・シェリントン:「……もう分かってるのかい」
西澄燦:「ああ」
ワタナベ:「………」黙って付いていく。
GM:西澄は迷いなく歩を進める。
GM:……全ての情報は揃った。
GM:このパーティー会場で『条件』を満たす人間は、見る限り一人しかいなかったはずだ。
棕櫚小路群雲:「……待てよ」
棕櫚小路群雲:と、一行の進む道中に、壁に寄りかかって立ちふさがります。
西澄燦:「お、どうやらこれで全員だな」
西澄燦:「あたしの言ったとおりだろ? トモ」
棕櫚小路群雲:「フン…当たり前だ」
棕櫚小路群雲:「ボクにだって、最後まで見届ける義務がある。これからのためにも……」
棕櫚小路群雲:言いつつもやはり表情は硬い。
岩鉄友佳:「はい……それで、犯人は…?」
棕櫚小路群雲:「……ああ、教えてくれ、探偵。この家で何があったのかを」
西澄燦:ではここで犯人の下へ辿り着き、犯人に向かって指をさす。
棕櫚小路群雲:「!!」
西澄燦:「ああ、教えてやる。こいつが『令嬢失踪事件』の犯人」
GM:ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
西澄燦:「――園部新一。犯人はアンタだ」」
棕櫚小路群雲:「なん…だって……!?」
GM:西澄の指差す先……その巨体は、まさしく。
園部新一:「な……」
園部新一:「いきなり何を……君……!しっ、失礼だぞ!!」
西澄燦:「……失礼、か。あたしはこういう場所は苦手でね」
園部新一:「む、群雲くん!なんだね彼女達は……!」
棕櫚小路群雲:「園部さん…黙って話を聞いてくれ」
GM:窓際のテーブル。他の参加者達はいない。……群雲達だけだ。
棕櫚小路群雲:「どういう事だ!探偵!」
ノエル・シェリントン:「推理を聞かせてもらってもいいかな。最初から」
岩鉄友佳:「……」 黙って成り行きを見守っている。園部さんを睨みながら。
ワタナベ:「………」
西澄燦:「OKだ……」
西澄燦:「まず、何故今になって犯行をはじめたか……これはあの男が言った様に“情報屋殺し”が起こったからだ」
西澄燦:「“情報屋殺し”についてはこの街の裏事情を知る人間なら知りえる事件だ、園部さんアンタも知っているだろ?」
西澄燦:「なんていったって“マスターエージェント”が潜伏している情報を知っていたんだからな」
西澄燦:「この程度は当然知りえているはずだ」
GM:----
GM:園部新一:「祥雲くんから聞いたのか――ともかく、私もG市で事件を取り扱う職業にいる以上、彼らについて少しは知っているつもりだ」
GM:----
西澄燦:「そして、“マスターエージェント”が潜伏しているという情報を手に入れたアンタは犯行を行なう際にこう考えた」
西澄燦:「事件の犯人をFHに仕立て上げれば良いと」
園部新一:「し、仕立てあげるだと……?一体何のことだか……!」
ノエル・シェリントン:「少し静かにしてくれないかな。最後まで聞きたいんだから」
西澄燦:「方法は……そうだな、たとえばの話だが……」
西澄燦:「何らかの証拠をある場所に残す……そして、その場所にFHが繋がるようなものがあった場合……」
西澄燦:勿論、棕櫚小路家に残された固形物……ここに運び込まれたアクシオンの自律兵器の事を指す。
西澄燦:「犯人はFHと考えてもおかしくはない」
西澄燦:「ここまでがアンタの書いた筋書きだ。こっちも色々あっちこっちに考えさせられたよ」
園部新一:「群雲くん。どういう事だね……」
園部新一:「なぜ、こんな者を会場内に入れている!?君は私と協力関係にあったはずだ……!」
棕櫚小路群雲:「……」
園部新一:「FHの企みを暴き、棕櫚小路家を守る!そうだろう!」
棕櫚小路群雲:「確かにボクは一度あんたを信じた」
園部新一:「こんな戯言、何の根拠もない!……FHがこの家を狙っているのは、確かなことなんだ!」
棕櫚小路群雲:「だが、今の探偵の言葉、筋は通ってるんじゃないか。園部さん」
棕櫚小路群雲:「最後まで聞こう。そして、もう一度アンタを信じるかどうか…ボクは選ぶことにする」
岩鉄友佳:「確かに……どうしてこの人だと分かったんですか?」 園部さんを無視して探偵さんに話しかける
西澄燦:「なにもなければアンタの筋書き通りに動いていただろうよ」
西澄燦:「だがな、アンタの誤算は二つ」
西澄燦:「一つはこっちが“本当に”マスターエージェントを見つけたこと」
園部新一:「なん……だと……!?」
西澄燦:「もう一つは……」 ノエルを見る
西澄燦:「マスターエージェントが“こっち”についた事だ」
園部新一:「バカな!!そんなことが、あるわけがない……マスターエージェントだぞ!?」
ノエル・シェリントン:「……僕個人なんて、いくら舐めてもらってもいいんだけどさ」
ノエル・シェリントン:「“マスターエージェント”を舐めたのは、やりすぎたんじゃないかな」
園部新一:「ま、まさか……うっ、き、君が……!?」
園部新一:「キャロル社の、ナタリス……」
ノエル・シェリントン:始めに会った時と同じように、恭しく礼をする。
ノエル・シェリントン:ただし眼からは社交の色が消え、冷ややか。
園部新一:「“マスタークウェル”……!」
西澄燦:「――ここまで説明したが……質問がなければ次にいくぜ」
ワタナベ:「………」
西澄燦:「犯人は犯行に“杏贄の轡”を用いた」
西澄燦:「特性は装着者に新たな口を生み出すアーティファクト」
西澄燦:「およそ、二年前から流通していた代物だ」
西澄燦:「そう、二年前……二年前にもこの場所で失踪事件が起きた」
西澄燦:「被害者は今回の『令嬢失踪事件』の被害者同様小柄……」
西澄燦:「なぁ、園部さん……」
西澄燦:「アンタの体、ちょいと大きいような気がするんだよな」
西澄燦:「ちょうど、“被害者の人間”が入ってそうな具合にな……!」
GM:----
GM:湯坂窓子:「でっかいスーツケースがあれば、人に見られずに会場を出て行く……っつーこの犯行が!」
GM:湯坂窓子:「できるんじゃねーの!だから小さい体のやつを狙った!」
GM:----
園部新一:「戯けた……事をォ……!」
園部新一:「証拠は何もない!どうやって、この私が!」
園部新一:「犯人だと証明する!!」
西澄燦:「アンタの無実を証明するのは簡単だ」
西澄燦:「アンタが“杏贄の轡”を身につけていないことをあたし達に証明出来ればな……!」
園部新一:「……」
GM:ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
西澄燦:「なぁ、つけているんだろ……」
西澄燦:「“杏贄の轡”」
棕櫚小路群雲:「……ハッキリと、答えてくれ。園部さん」
岩鉄友佳:「……」 じっと視ている
園部新一:「………………」園部新一は、上等なコートの前のボタンを開く。
園部新一:その下、シャツのボタンまでもを。
GM:巨大な腹が顕になる……そこには。
園部新一:「ク、カカカカカカッ……!なぜだ……」
園部新一:「なぜ、分かった……フ、フヒヒッ」
GM:腹そのものに生えた『口』。その周囲を覆っているのは――
GM:“杏贄の轡”。
岩鉄友佳:「やっぱり……アンタなのか…!」
GM:それは通常の『口の装飾具』として想像されるようなサイズではなかった。
GM:それとも、融合に伴って大きさを可変させたのか。園部新一は巨大な腹に装着し、自分の体そのものを『口』としていたのだ……!
西澄燦:「あたしは西澄燦。西澄探偵事務所の二代目――」
西澄燦:「“探偵”だ」
西澄燦:「答えは十分か? 誘拐犯」
棕櫚小路群雲:「……」
西澄燦:「――いや、“ハウスマン”園部新一ッ!」
園部新一:「ハァァ…………。次の分の『加工』は……FHに犯行を擦り付けた後、と……考えていたが」
園部新一:「もはや関係ない……この会場の人間。全員喰らい殺してやる」
GM:【猟奇殺人鬼 “ハウスマン”園部 新一(そのべ しんいち)】
棕櫚小路群雲:「さぞかし、滑稽だったろうな。ボクはアンタ思い通りに」
棕櫚小路群雲:「焚きつけられてたワケだ……」
岩鉄友佳:「次の加工はまだ…ってことは……」 ビビらず睨むぞ
岩鉄友佳:右手を強く握る
西澄燦:「ムラ、用意は出来ているだろうな」 無論、一般人の避難用意だ! お前に任せる!
棕櫚小路群雲:「ああ……」
棕櫚小路群雲:爆薬をパッと空中に振りまき、
棕櫚小路群雲:派手な光と音の連続で目くらましをかけてから……
ワタナベ:「ハァー………」
棕櫚小路群雲:「ワタナベ!頼んだ!」
ワタナベ:黒い霧が周囲を囲む様に這い、床が崩れ落ちる。
GM:ゴ  ガ  ン ! !
GM:----
GM:旧市街――高級住宅街 棕櫚小路家 地下
GM:----
園部新一:「……」
GM:ワタナベの能力で塵と化し、崩落した土煙の中。
GM:巨大な肥満体のシルエットが立ち上がる。
ワタナベ:「……これで……食えねえなあ……」
園部新一:「………………。ずっと……医者に……なりたくてね」
園部新一:「いや、哲学の領域かもしれない……人間を人間たらしめる本質……」
園部新一:「最小の単位を知りたい……。それを求めている事に『気付かされた』だけなんだ……プフ、フフフファ」
GM:園部の体から、不気味なゴボゴボという音が響く。
岩鉄友佳:「……!?」
園部新一:「どうやら私の体には、内臓と呼べるものがないようでね――」
園部新一:「病に侵された内蔵を切除した……その数日後だよ。“杏贄の轡”の存在を知ったのは」
園部新一:「この欠落に適合したのだ……。アーティファクトは、その本質に近しい者と……」
GM:泡立つような音と共に、園部の腹から……巨大な肉塊が這い出す。
GM:否。それは『園部の腹』そのものだ。巨怪な大口を持つ、意志持つ肉塊。“杏贄の轡”。
“杏贄”:「……ゴボッ、ゴボッ」
GM:戦闘前に、《血色の蛇》が使用されます。従者相当のユニット“杏贄”が出現。
“杏贄”:「ゴボボッ……ベシャシャ」さらに、“杏贄”は異様な肉を吐き出す。
GM:背骨に内蔵の絡まった、人間の頭部……に見える。
園部新一:「おお、おお……参ったなぁ……腹から……出てしまった、じゃア、ないかぁ~~」
園部新一:「大切に、しまっておいたのにィ~~」
岩鉄友佳:「!」
GM:もはや園部新一は、肥満巨体ではない。頭部と腕。そして腰を細い背骨だけが繋ぐ、
GM:アンバランスな、やじろべえめいた異形だ。アーティファクトの侵蝕を、数年に渡って受け続けた結果!
岩鉄友佳:「あれは……!?」
棕櫚小路群雲:「貴様……!この人たちを…全員…!」
ワタナベ:「ロクでもねえ……力だなあ……」
園部新一:「……フフ、フフフォッ……も、戻さないと……もどさないともどさないと」
“杏贄”:「ゴボッ、ボボッ」
西澄燦:「ホント、ろくでもねぇ」
岩鉄友佳:「……」
岩鉄友佳:「……おい。」 声に怒気がこもる
岩鉄友佳:「……センパイも…そうするつもりだったのか……?」
園部新一:「そう……とも」
園部新一:「意識のあるうちの『頭』をね……フ、フフフ。ベッドに置いて」
園部新一:「『自分の体』を見せてやるのさ……他の誰も体験できない、素晴らしい……フフフ、ハハッ」
岩鉄友佳:「……ワタナベさん。」 隣にいるワタナベさんに
ワタナベ:「………」
岩鉄友佳:「オレ、さっきはああ言ったけど、今はこう思うんです。」 声を振り絞る様に
岩鉄友佳:「…………許せない」
ワタナベ:「……そうかあ……。」
岩鉄友佳:-敵/園部新一/執着/憎悪:○/ロイス
ワタナベ:「安心しろ……。俺も……同じ気持ち……だからよお……!」
ワタナベ:-敵/園部新一/執着/憎悪:○/ロイス
岩鉄友佳:ワタナベさんの感情を"視て"、それを元に赤いクレヨンを作り出す
GM:戦闘を開始します。
GM:----
GM:第一ラウンド
GM:----
    頭部1 頭部2
頭部3 園部 “杏贄” 頭部4
    頭部5 頭部6

      5m

   西澄 群雲 岩鉄
   ワタナベ ノエル
GM:衝動判定です!難易度は9!
棕櫚小路群雲:きやがったぞちくしょー!
西澄燦:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 7[2,3,3,7]+1 → 8 → 失敗

西澄燦:2d10+82
DoubleCross : (2D10+82) → 10[7,3]+82 → 92

岩鉄友佳:2dx+1>=9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 4[2,4]+1 → 5 → 失敗

岩鉄友佳:79+2d10
DoubleCross : (79+2D10) → 79+10[7,3] → 89

ワタナベ:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[2,5,6,8,8,10,10,10]+5[5,5,5]+1 → 16

ワタナベ:94+2d10
DoubleCross : (94+2D10) → 94+10[4,6] → 104

ノエル・シェリントン:9dx+1>=9
DoubleCross : (9R10+1[10]>=9) → 10[1,1,2,4,4,6,6,9,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

ノエル・シェリントン:2d10+97
DoubleCross : (2D10+97) → 13[3,10]+97 → 110

棕櫚小路群雲:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[4,7,8,9,9,10,10]+4[2,4] → 14

棕櫚小路群雲:2d10+101
DoubleCross : (2D10+101) → 7[6,1]+101 → 108

GM:まずはセットアップ……ですが、
GM:今回の戦闘、オートで“杏贄の轡”が園部に《融合》した状態から開始とします。
GM:これは従者の“杏贄”とは別。もちろん、このアーティファクトとしての“杏贄の轡”を攻撃することも可能ですが
GM:このメンバーにはアーティファクトを破壊できるキャラは存在しないので、HPを0にしても戦闘からは脱落しませんし、
GM:《融合》が解除されることもないと思ってください。もちろん、勝利条件に“杏贄の轡”の撃破は入りません。
“杏贄”:最初は行動値24の“杏贄”。ありません。
GM:では、岩鉄くんから順にセットアップ処理をどうぞ。
岩鉄友佳:なし
ワタナベ:ねえ!
ノエル・シェリントン:《カームダウン》。全員のあらゆる判定ダイスを-8個。110→113
GM:ヌゥーッ、容赦がない
棕櫚小路群雲:-8!
岩鉄友佳:はわわ
棕櫚小路群雲:棕櫚小路くんやることなくなっちゃう!
西澄燦:カバーリングマシンとか……
園部新一:園部は、焼け石に水ながら《戦術》。
棕櫚小路群雲:それはそれで侵食的には助かるんですが、攻め手的には大丈夫でしょうか
ワタナベ:僕は無敵です
西澄燦:とりあえず、雑魚がカバーリングしてくるだろうからこのラウンドは攻撃しなくていいんじゃないですかね
西澄燦:わたしはセットアップなし
棕櫚小路群雲:ではそれで!
棕櫚小路群雲:なし
頭部:頭部はすべて行動なし。
棕櫚小路群雲:「くっそ…この技…ボクにもキツいんだよ……!重い!」
GM:手番は“杏贄”からとなりますが、
園部新一:園部が動きます。《加速する刻》。
園部新一:「ゼハッ、ゼハーッ……」
園部新一:マイナーアクション。腕部が異常形状に変化。《滅びのかぎ爪》。
園部新一:そして、メジャーアクション。
園部新一:手近な頭部を掴み、空になった腹部に押し込んでいきます。
園部新一:「フフッ、グフッ……。いただきまぁぁす……」
棕櫚小路群雲:「あいつ…何を…!」
園部新一:Eロイス"餓えの淵"。頭部6を補食しました。
園部新一:メジャーアクションでユニットを取り込み、あらゆる判定ダイスを+2個するEロイスです。
園部新一:さらに園部は"餓鬼の晩餐"を備えています。
園部新一:上記の効果に加え、1体取り込むごとに、最大HPが+50されるEロイス。
    頭部1 頭部2
頭部3 園部 “杏贄” 頭部4
    頭部5

      5m

   西澄 群雲 岩鉄
   ワタナベ ノエル
西澄燦:耐久力とダイス数を上げてくるタイプか、めんどくさいな
西澄燦:ノエル対策といったところか。この構成
GM:《加速する刻》の行動手番終了。“杏贄”の手番。
“杏贄”:マイナーアクションで移動。群雲達のエンゲージに接敵。
    頭部1 頭部2
  頭部3 園部 頭部4
     頭部5

      5m

    “杏贄”
   西澄 群雲 岩鉄
   ワタナベ ノエル
岩鉄友佳:う、動いた!?
“杏贄”:「……ゴボゴボ」
ワタナベ:「………」
GM:胃袋そのものがのたうつような姿だが、想像を遙かに越えて速い。
GM:超自然めいた機動だ。そしてその巨大な『口』が開く。
“杏贄”:《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《かりそめの剣士》《亡者の一撃》《爪剣》《忌まわしき砲弾》。
“杏贄”:20dx7+3 ドッジ-1個
DoubleCross : (20R10+3[7]) → 10[1,1,1,2,2,2,2,3,4,4,6,6,6,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,2,4,5,6,7,10]+3[2,3]+3 → 26

ワタナベ:避けらんねえ
GM:低いかな……!一応、先のEロイスは園部本体が使用した扱いなので、
GM:こちらにダイスとHPボーナスは適用されません。
西澄燦:《カームダウン》分は入ってますかね
GM:《カームダウン》分の修正もちゃんと入っています。
GM:こいつにはレネゲイド鎮静の効果はかなり薄い。アーティファクトの力そのものなのだ。
西澄燦:それでこのダイス数か……避けらんないな
棕櫚小路群雲:カバーリング欲しいのはどいつだぁ!
西澄燦:ワタナベでいいんじゃないかな>カバーリング
ワタナベ:ほしいほしい
棕櫚小路群雲:では差し上げよう
ワタナベ:このままではワタナベは死んでしまう
棕櫚小路群雲:回避不能!ワタナベをカバー!
西澄燦:暴走中につきリアクション不能
ノエル・シェリントン:回避不能。
ワタナベ:不能でござる
岩鉄友佳:暴走リア不
“杏贄”:3d10+31
DoubleCross : (3D10+31) → 23[5,9,9]+31 → 54

“杏贄”:装甲は有効です。
岩鉄友佳:わぁ
西澄燦:1d10+92
DoubleCross : (1D10+92) → 2[2]+92 → 94

“杏贄”:「ゴバババッ……!バ!」
棕櫚小路群雲:「この…状況…ッ!」
GM:飢餓衝動のままに暴れまわる“杏贄の轡”!まさにそれ自体が一個の猛獣だ……!
棕櫚小路群雲:「ワタナベ!どけっ!」
棕櫚小路群雲:ワタナベを突き飛ばしカバーリング!
ワタナベ:「あー……」
西澄燦:「はぁ……」 吹っ飛ばされて、立ち上がる
GM:ワタナベを突き飛ばされた棕櫚小路も深く肉を食いちぎられ、西澄もまた巨肉に弾き飛ばされる。
ノエル・シェリントン:「……嫌になるね。鎮圧できる気がしない」
“杏贄”:「バハーッ!」
岩鉄友佳:1d10+89
DoubleCross : (1D10+89) → 4[4]+89 → 93

ノエル・シェリントン:アーティファクト/“杏贄の轡”/執着/嫌悪:○/ロイスで取得し、タイタス昇華。
棕櫚小路群雲:死亡!で祥雲のロイスを昇華復活
園部新一:「おお、戻ってこい……私の……“杏贄”」
“杏贄”:“杏贄”はバックファイアでHPを3点消費。以上。
GM:手番は行動値15、岩鉄。
岩鉄友佳:「くっ……」 立ち上がる。
棕櫚小路群雲:「ごほっ…ごほっ!」
西澄燦:「ムラ、大丈夫か?」
棕櫚小路群雲:「こ、このボクがこのくらいでやられるか・・・ゲボッ」
岩鉄友佳:待機しないで、ジェネシフト&攻撃かな。
ワタナベ:頼んだ
岩鉄友佳:マイナーでジェネシフト
岩鉄友佳:93+2d10
DoubleCross : (93+2D10) → 93+12[4,8] → 105

棕櫚小路群雲:「この状況…悔しいがおそらくワタナベとマスターエージェントの殲滅力が頼りだ…」
棕櫚小路群雲:「攻撃の準備を…頼む……!」
ノエル・シェリントン:「任される立場は困るけど……そうも言ってられないみたいだね」
岩鉄友佳:メジャーでコンボ「フレッシュサンチマンタルグラッセ」。
岩鉄友佳:《コセントレイト:エンジェルハィロゥ》+《光の手》+《砂の刃》+《クリスタライズ》+《マスヴィジョン》!
GM:対象は誰にしますか?
岩鉄友佳:あっ、違う
岩鉄友佳:《パラライズ》も組み合わせて園部のエンゲージを対象!
GM:了解です。判定どうぞ。
岩鉄友佳:園部新一のロイスをタイタス化、ダイス+10。
岩鉄友佳:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[1,1,1,4,5,6,6,7,8,10,10,10]+10[2,3,9,9,10]+10[4,8,10]+6[2,6]+4 → 40

GM:強いなー……!どうしたものか
園部新一:《歪みの体》。ガード。
頭部:頭部は全員《イベイジョン》ですが、当然《カームダウン》状況下では無抵抗状態。
岩鉄友佳:ダメージを出します。
GM:どうぞ!
岩鉄友佳:5d10+36 硬直付与。ガード値-5でダメージ算出。装甲無視。
DoubleCross : (5D10+36) → 33[9,6,6,7,5]+36 → 69

GM:うげえ……なんだそのダメージ!?
岩鉄友佳:「ワタナベさん……その"赤色"、お借りします!」 クレヨンを園部の足元の床に投げつける!
岩鉄友佳:園部の足元の床が赤く染まり、足元ごと固める!
岩鉄友佳:ワタナベの怒りの感情がレネゲイドに直接ダメージを与えるのだ。
園部新一:……とりあえず、園部は13-5=8点軽減。さらに4点消費するので、差し引き4軽減。
頭部:頭部はヤバい!ワタナベさん前提のHPだったのに……!
園部新一:「ゴブッ……ボボッ、ボッ……」
園部新一:「なんだ、この色は……!」
園部新一:「い、『色』が!私の中に……染み、込んで……ウ、ウウウ!」
棕櫚小路群雲:「効いてる…!スゴイぞ!」
岩鉄友佳:「ハァ……ハァッ……効いてる…!?」
西澄燦:「効いてる、効いてる。良い調子だぜ、トモ」
棕櫚小路群雲:「……!でも…気を抜いちゃダメだ…!」
園部新一:「力……。君達は皆、力を持っているのか……」
園部新一:「私と同じようなレネゲイドの力を!」
ワタナベ:「同じに……すんな……」
棕櫚小路群雲:「ダメージを与えられたオーヴァードは、どんな対策を打ってくるか分からない!」
岩鉄友佳:侵蝕105→121
GM:手番はワタナベ。行動値10。
ワタナベ:頭部を打ち殺しに行きたいが、ここは待機としよう。
GM:では行動値9。クウェル。
ワタナベ:西澄どんにこいつを始末してほしい
ノエル・シェリントン:マイナー《ライトスピード》。113→118
ノエル・シェリントン:メジャー1度目。《抗いがたき言葉》《キリングパフューム》+《援護の風》。リアクション不可、命中でシーン中の判定ダイスを-6個。
ノエル・シェリントン:対象は園部新一。
GM:つ、強い……!
ノエル・シェリントン:「どうも……少しは、頑張らなきゃいけないみたいだ」
ノエル・シェリントン:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 9[4,9]+2 → 11

園部新一:リアクション不可。
ノエル・シェリントン:ダメージはありません。ダイスペナルティのみ。
ノエル・シェリントン:118→127
ノエル・シェリントン:メジャー2度目。《アースシェイカー》《サイレンの魔女》。
ノエル・シェリントン:敵全員を対象にします。
ノエル・シェリントン:あ、すみません。さっきの達成値は技能がないので9でした。
ノエル・シェリントン:2dx+2
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 7[6,7]+2 → 9

ノエル・シェリントン:こちらは命中でシーン中ダイスを-4個です。
ノエル・シェリントン:127→132
GM:このダメージならさすがに死なないかな……!ですが、一応ドッジ可能なやつはドッジします。
GM:園部は今、ダイスが-14個だから……
GM:ダメだ!従者のマイナスも合わせるとどうにもならない!
園部新一:ので、ガードしておきます。《歪みの体》。
頭部:頭部は当然なにもできず。
“杏贄”:技能はないですが回避。 7dx
“杏贄”:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,4,5,7,9,9,10]+1[1] → 11

ノエル・シェリントン:天井に開いた穴から地下室に空気が流れる。
ノエル・シェリントン:流れた終着点で、空気が淀み沈む。
ノエル・シェリントン:1d10+6 装甲無視
DoubleCross : (1D10+6) → 4[4]+6 → 10

GM:全員生存。園部はフィードバック分の4点のみダメージ。
GM:しかし体はボドボドだ!えーと、園部は全部ダイスペナ受けてますが
GM:何個マイナスでしたっけ
ノエル・シェリントン:-18個ですね。
GM:あ……?あ……?
ノエル・シェリントン:「無理を通してはみたけど。これで、全員止まるといいんだけどね」
西澄燦:「殆どの奴は止まったみてーだな」
園部新一:「……」太い足が膝を折り、地に伏す。
園部新一:「……あ……?」
園部新一:「ち、『違う』……!こ、この力は……私達と……ち、違うぞ……」
園部新一:「何を、ゴボッ、起こした……。れ、レネゲイドの……体が……」
GM:綺麗に切り取られていた腹部の『切断面』から、真新しい血が流れ出している。
GM:アーティファクトの力の不条理。レネゲイドによる辻褄合わせが、機能しなくなっている。
ノエル・シェリントン:「逆だよ。何も起こさなくするんだ」
ノエル・シェリントン:「レネゲイドなんてそもそも、人間に要らないんだよ」
園部新一:「ひ、ひ……!」
棕櫚小路群雲:「この能力が…レネゲイドの鎮圧だというなら……そうか…!ウィルスにどっぷり侵蝕している奴ほど…効くはずだ」
“杏贄”:「……グボボッ」
ノエル・シェリントン:「“アーティファクトそのもの”には、どうもあまり効かないようだ。そっちは任せるよ」
西澄燦:「了解だ。ま、おかげでこっちも影響下にあるんだけどな」
GM:“杏贄”にはまだ《カームダウン》分しか有効でない。次は群雲の手番。
西澄燦:行動放棄カバーリング……
岩鉄友佳:さっきカバーリングしてた!
棕櫚小路群雲:行動はきずみよ!
GM:そういうことだったとは……。では園部の手番です。
園部新一:「フーッ、フーッ……ブヂッ、ギジッ……パリ」
園部新一:マイナーの行動はなし。メジャーでは"餓えの淵"。
園部新一:HPを+50。ダイスを+2個。
園部新一:「……人の知り得ぬ裏」
園部新一:「裏の世界で……王のごとく振る舞える力……君達もそれを持っているだろう……」
園部新一:「フーッ、フーッ……この中にも……きっと、きっと、いるぞ……」
園部新一:「私と同じ……欲望のままに、力を奮う殺人鬼が……!」
ワタナベ:「………」
園部新一:「『いる』んだ……。この、G市には……!!グチャ、ベチャ……」
園部新一:頭部5は消滅。
    頭部1 頭部2
  頭部3 園部 頭部4

      5m

    “杏贄”
   西澄 群雲 岩鉄
   ワタナベ ノエル
GM:手番は西澄。
棕櫚小路群雲:「だとしても、今、アンタを止めなくていい理由にはならない」
棕櫚小路群雲:「ボクたちは今この町のためにやるべきことを、必ずやり遂げてみせる……そして前に進む!」
園部新一:「本当にそれが、街の望むことかね……群雲くん」
園部新一:「私はそうは、思わない……」
棕櫚小路群雲:「なんだと…?」
西澄燦:では見学室の会議どおりに待機を選択、力を溜める
頭部:頭部の手番。
頭部:頭部はマイナーで移動せず、メジャーで攻撃エフェクトのみを使うルーチンです。
頭部:《コンセントレイト:エグザイル》《無機なる四肢》。
頭部:しかし、現在振れるダイスは10個が限度なので、
頭部:すべての頭部は攻撃判定ができません。鎮圧されます。
GM:園部の周囲に転がる頭部も、レネゲイドの侵蝕のためか……異様な蠢きを見せているが
GM:全て、動こうとする端から、止められていく。
ワタナベ:「ひでえ……力だ……」
GM:『彼ら』は動いてはいるものの、既に元の人間ではないのだろう。“杏贄の轡”の傀儡……そして“ハウスマン”の餌でしかない。
GM:待機手番は、西澄→ワタナベの順での処理となります。
ノエル・シェリントン:「さて。自信はないけど、試してみようか――いつもは一人だったから、初めてなんだけど」
ノエル・シェリントン:《カームダウン》の効果を解除。
西澄燦:「お、軽くなった」
岩鉄友佳:「……体が。」
ノエル・シェリントン:風が渦巻き、空気の淀みに濃淡の差が起きる。
ノエル・シェリントン:自分とその周囲にのみに、淀みのない領域、“目”が生じる。
西澄燦:「……ノエル、お前ホントに酷いな」
ノエル・シェリントン:「よかった。上手く行ってるようだね」
ワタナベ:「………」
西澄燦:3d10+94 ジェネシフト
DoubleCross : (3D10+94) → 16[4,2,10]+94 → 110

西澄燦:なんつーか……こわい。2d10だったらちょうどだったぞ……
西澄燦:メジャー:《コンセントレイト:エグザイル》《爪剣》《命の剣》《バリアクラッカー》 対象は杏贄
ノエル・シェリントン:暴走解除しなくていいのかい
西澄燦:11dx7+5 ドッジダイス-1
DoubleCross : (11R10+5[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,6,7,10,10,10]+10[1,7,7,10]+5[5,5,5]+5 → 30

ノエル・シェリントン:あ、ジェネシフトか失礼
西澄燦:100超えないと命の剣が使えん
西澄燦:「ブッキー……技、借りるぜ」
“杏贄”:回避する他なし!がんばります
“杏贄”:15dx
DoubleCross : (15R10[10]) → 10[2,2,3,3,4,5,6,7,7,8,9,9,9,10,10]+9[9,9] → 19

西澄燦:集中し、機能を“目”に集約させる。
西澄燦:過去に見た技を解析し、模倣する……空間の揺らぎを感知し、空間ごと殴りつける!
“杏贄”:「グ……」
西澄燦:4d10+26 ガー不能,装甲値無視
DoubleCross : (4D10+26) → 25[8,1,9,7]+26 → 51

“杏贄”:通常は死角となる角度!飛び掛かってくる質量が……見える!
西澄燦: ド ン ッ !
西澄燦:110→122
“杏贄”:「ゴバァ――ッ!!」
“杏贄”:肉塊は攻撃をカウンターで叩き落とされ、地に落ちる。
西澄燦:「ぶっつけにしては……上手くいったかな」
“杏贄”:「シューッ……!」
GM:……確かな手応え。だが、こいつの耐久力が尋常でないことも、今の一撃で分かる。
GM:アーティファクトによって動く、生命のない存在。もっと徹底的に破壊しなければ、倒すことは困難だ。
岩鉄友佳:「まだ動いてます……!」
西澄燦:「威力自体はブッキーには及ばないな、ちょいと足りなかったか」
“杏贄”:「ゴボッ、ボッ」血泡を裂け目から噴き出しながら、のたうつ。
ワタナベ:「面倒くせえ……」
西澄燦:「悪ぃな」
GM:待機手番はワタナベ。
ワタナベ:マイナー無し。
ワタナベ:メジャー:《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》+《原初の赤:ブラッドボム》。対象はアーティファクト!お前だー!
GM:くっ許せないぜ
GM:《カームダウン》も切れ……どうなるというのだ
ワタナベ:9dx7+3
DoubleCross : (9R10+3[7]) → 10[1,1,3,3,5,5,6,6,9]+2[2]+3 → 15

西澄燦:ひどい
ワタナベ:しょべえ
GM:へへへ……
GM:こっちの回避ダイスもカームダウン解除されてるので、実際回避しちまうぜ~?
ワタナベ:やってみろ!
“杏贄”:15dx
DoubleCross : (15R10[10]) → 10[2,2,2,3,4,4,5,5,6,6,7,9,9,9,10]+10[10]+1[1] → 21

ワタナベ:あかん
ワタナベ:んー
ワタナベ:7ださなだしなあ
GM:同値では無理なのだ。どうする!
ワタナベ:これは止めておいたほうがいいと思うな。かわされるでござる。
GM:いいでしょう。では回避成功。
“杏贄”:「……ゴボッ」
“杏贄”:ワタナベの攻撃発動は『受け身』だ。そして予想よりもアーティファクトが速い。動き出す……!
ワタナベ:黒い霧が立ち昇るが、杏贄には当たらない。
棕櫚小路群雲:「ま…ずい…!」
西澄燦:「んー……ちょいと面倒だな、こいつは」
ワタナベ:「あたらねえ……」
GM:第一ラウンド終了です。
GM:----
GM:第二ラウンド
GM:----
    頭部1 頭部2
  頭部3 園部 頭部4

      5m

    “杏贄”
   西澄 群雲 岩鉄
   ワタナベ ノエル
GM:まずはセットアップ。行動する方はどうぞ。
棕櫚小路群雲:なし
西澄燦:なし
ワタナベ:なし
岩鉄友佳:なし
園部新一:《戦術》。
“杏贄”:なし
頭部:なし
ノエル・シェリントン:うーん、撃つべきか
西澄燦:カームダウンなしで-10個……撃たなくていいんじゃないですかね
ノエル・シェリントン:いや、ここは使おう。使うためのエフェクトだ。
棕櫚小路群雲:お任せします
西澄燦:頭部の動き封じるだけなら今の状態で十分ではある。
ノエル・シェリントン:頭部は-4個ですよ今
岩鉄友佳:あ、そっか
西澄燦:あー、それはだめっすなぁ
GM:そうですね。今のところ《アースシェイカー》分しか受けてはいません。
ノエル・シェリントン:《カームダウン》。ダイスを-8個。
ノエル・シェリントン:先ほどまでの侵蝕はミスでしたので、134→137です。
GM:では、最初の手番。行動値24“杏贄”。
“杏贄”:マイナー。エネミーエフェクト《堕落の爪》。ダメージを受けた場合、侵蝕率が+3されます。
“杏贄”:《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《かりそめの剣士》《亡者の一撃》《爪剣》《忌まわしき砲弾》。
“杏贄”:20dx7+3 ドッジ-1個
DoubleCross : (20R10+3[7]) → 10[1,1,1,1,1,4,4,5,6,6,7,7,7,8,8,8,8,9,10,10]+10[1,2,3,3,3,5,6,7,9,10]+10[2,2,7]+10[10]+10[8]+10[9]+10[8]+10[7]+3[3]+3 → 86

GM:ナイスクッキング!
GM:さすがだぞ杏贄、さすが高性能従者
西澄燦:暴走中のためリアクション付加
岩鉄友佳:わー
棕櫚小路群雲:一応回避
岩鉄友佳:リア不
ワタナベ:ドッヂ不可だぜ
棕櫚小路群雲:あ、できねえ!
棕櫚小路群雲:不可!
“杏贄”:9d10+31
DoubleCross : (9D10+31) → 70[8,6,9,7,8,7,10,9,6]+31 → 101

ノエル・シェリントン:回避不能。ワタナベを行動放棄カバー。
西澄燦:ナタリスのタイタスを昇華。復活
岩鉄友佳:ワタナベさんのロイスをタイタス化して昇華復活……の前に!
岩鉄友佳:《鏡の盾》!アーティファクトにダメージを60点返す!
“杏贄”:そ、そのダメージは……ちょっと……!
“杏贄”:いや、意外とダメージ食ってなかった。まだ生きてはいます
ノエル・シェリントン:園部新一にロイスを取って昇華復活。犯人/園部新一/感服/脅威:○/タイタス
棕櫚小路群雲:棕櫚小路家のロイスを昇華!
棕櫚小路群雲:&岩鉄、西澄にロイス取得!
岩鉄友佳:侵蝕121→129
ノエル・シェリントン:137→140
西澄燦:122→125
岩鉄友佳:「……てやる」
岩鉄友佳:「ぶっこわしてやる!こんなもの!」 まだら模様にアーティファクトが染まる!
“杏贄”:「ゴボ、ボボバババッ!!」バシャシャァッ!
西澄燦:「良い“覚悟”だぜ……トモッ!」
GM:肉塊が裂け、胃液らしきものが流れ出す!
GM:先の西澄の一撃に勝るとも劣らぬ破壊力!無敵のアーティファクトが……揺るぎ始めている!
ノエル・シェリントン:「余計な小細工を効かせたのが悪かったのかな。どうにも止まってくれない」
園部新一:「フ、フフ……その力だ……」
園部新一:「できるだろう?それで!殺すことも……願いを実現することも!」
園部新一:「なぜしない!金で実現できることなど、所詮クズだ!」
園部新一:「何か……満たすべきものを、満たさなければならない!」
GM:岩鉄くんの手番の前!
GM:園部が《加速する刻》!
園部新一:「ゼハーッ、ハーッ……バリッ、ベシャ」
園部新一:もはや自分自身の口で、頭部を食らっている。肉を嚥下し、骨を吐き捨てる。
園部新一:"餓えの淵"。HP+50。ダイス+2個。
棕櫚小路群雲:「……!これが…人間なのか?人間を…こんな風にしてしまえるのか…?『アーティファクト』は…!」
    頭部1 頭部2
  頭部3 園部

      5m

    “杏贄”
   西澄 群雲 岩鉄
   ワタナベ ノエル

岩鉄友佳:自分の手番かな
GM:そうです。
岩鉄友佳:「そんなに……言うなら……」 園部の口から出る黄色の"感情"を掴み、手の中でクレヨンに変える
岩鉄友佳:「オレ…は!願いをかなえてみせる!この力で!」 手の中のクレヨンが増える。黄色のクレヨンが。
岩鉄友佳:マイナーで暴走解除
岩鉄友佳:メジャーで《光の手》+《砂の刃》+《パラライズ》+《クリスタライズ》+《マスヴィジョン》
岩鉄友佳:対象は園部と頭×3
岩鉄友佳:「自分の"黄色"で……壊れろ!」
岩鉄友佳:2dx+4 命中判定
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 6[2,6]+4 → 10

園部新一:《歪みの体》、ガード!
岩鉄友佳:大量のクレヨンを一度に投げつける。
頭部:なにも!できない!!
岩鉄友佳:2d10+36 硬直付与。ガード値-5でダメージ算出。装甲無視。
DoubleCross : (2D10+36) → 14[7,7]+36 → 50

岩鉄友佳:相手を黄色に染め上げていく。
岩鉄友佳:侵蝕129→143
頭部:頭部は耐えられない!全て破壊されます。
園部新一:園部は先ほどと同様の計算で、4点軽減してダメージ。
園部新一:こちらもまだ生き残っている……!
園部新一:「フーッ、フーッ……ウブッ、ゲブッ!」
岩鉄友佳:「センパイ…を…助…け……」 片膝をつくぞ
棕櫚小路群雲:「岩鉄!」
園部新一:園部もまた、白目を剥いて痙攣している。ボトボトと吐瀉物らしきものを吐き出している。
園部新一:「ゲボッ、ボッ……」
GM:甚大なダメージ。そして、手番は行動値10。ワタナベ!
  園部

  5m

 “杏贄”
西澄 群雲 岩鉄
ワタナベ ノエル
ワタナベ:待機かな
GM:では、群雲の手番。
棕櫚小路群雲:待機!
GM:皆して待機しおって
園部新一:では園部が動きます。
園部新一:あれ、ちょっと待った……
園部新一:動けません。待機します。
岩鉄友佳:…!?
GM:まずい、これだけ食ったのに……!?
GM:ダイスがまだ差し引き……いえ、GM情報なので開かせませんが
GM:とにかく西澄さんの手番のようです。
西澄燦:ふむ、園部の後に《カームダウン》は切ったほうが良いですね。行動放棄に出来る
ワタナベ:うんむ。
ノエル・シェリントン:カームダウン下で頑張ってくれ!
棕櫚小路群雲:またやることねえ!
西澄燦:じゃあ、ワタナベのロイスを切って不利な状態を解除。ダイスペナと暴走解除
GM:なるほど。暴走も同時に解除する方針で来ましたか。
GM:さあおいでなさい!
西澄燦:メジャー《コンセントレイト:エグザイル》《爪剣》《命の剣》《バリアクラッカー》
西澄燦:11dx7+5 ドッジダイス-1
DoubleCross : (11R10+5[7]) → 10[3,3,4,4,4,5,6,8,8,10,10]+10[3,3,3,9]+3[3]+5 → 28

“杏贄”:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 9[1,2,5,6,7,9] → 9

“杏贄”:回避失敗。
西澄燦:「もう……一発行くぜ!」
西澄燦:3d10+26 ガー不,装甲値無視
DoubleCross : (3D10+26) → 12[1,10,1]+26 → 38

“杏贄”:残りHPは15。沈みます……!
“杏贄”:……が、《不死不滅》!
西澄燦:西澄の拳が振るわれる、空間ごと爆砕!
西澄燦:125→137
“杏贄”:「   」 バ シャ アッ!!
GM:西澄の一撃は過たず“杏贄”に直撃し、その質量を砕く!
西澄燦:「……ち、まだ起き上がるかよ」
GM:……が、西澄の感覚はまだそれを理解している!死んでいない!
岩鉄友佳:「再生した…!?」
“杏贄”:「ギャッ……ギャギャギャッ!」
“杏贄”:液状の血が、泡のように“杏贄の轡”を取り込んだのみの存在。
“杏贄”:既に園部の肉とも呼べないが、アーティファクトそれ自身で存在を続けている。まだ……機能停止しない!
西澄燦:「ったく……仕方ねぇ。消えるまで殴り続けるしかねぇな」
GM:手番は園部……だが、クウェルに押さえつけられ、こちらも何もできない。
園部新一:「こ、こんなことが……。私の、私の……“杏贄”……」
園部新一:「ぐう、うううう……!!」
GM:行動放棄。エンゲージしても範囲に巻き込まれるだけだ。
GM:群雲の待機手番となります。
ノエル・シェリントン:「っ……ここか」頭を抱えながら、指揮を揮うように腕を振る。
ノエル・シェリントン:《カームダウン》を解除!
棕櫚小路群雲:「体が動く…!…よし!」
棕櫚小路群雲:マイナーなし。メジャーで《プレディクション》+《マルチウェポン》+《ヴァリアブルウェポン》
棕櫚小路群雲:6dx+5
DoubleCross : (6R10+5[10]) → 6[2,2,3,4,5,6]+5 → 11

GM:対象はどちらですか
GM:……って聞く前に!どうなんですか
棕櫚小路群雲:あ、違う。
棕櫚小路群雲:えーっと、フルオートショットガン×4を使用!なので修正は+1!
GM:達成値は7になります。
棕櫚小路群雲:で対象は杏だ!
“杏贄”:《歪みの体》。ガード。
棕櫚小路群雲:回避不可!侵食は121
棕櫚小路群雲:に!
棕櫚小路群雲:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 8[8]+40 → 48

棕櫚小路群雲:装甲は有効
“杏贄”:《不死不滅》のレベルは3。
“杏贄”:そして《歪みの体》と武器を合わせたガード値は12。
“杏贄”:……死亡します。復活エフェクトはなし。
“杏贄”:「……」
“杏贄”:「グバ!」
“杏贄”:群雲の叩き込んだ連撃に、泡が弾けて散った。
棕櫚小路群雲:「止まった…!これで後は…!」
棕櫚小路群雲:「アイツだけだ!」
GM:――カチャン!
GM:金属製の、美しい曲線を描く“轡”が落ちる。杏色の……アーティファクト。
園部新一:「街を……フ、フフ。愛しているのだね。君も」
棕櫚小路群雲:「……君も?」
棕櫚小路群雲:「ふざけるなよ。お前のどこが……!」
園部新一:「……この街は、素晴らしい」
園部新一:「私だけではない。……誰もが、そうなのだろう」
岩鉄友佳:「素晴らしいって……どっちが?」 歯軋りをしながら、聞く。
岩鉄友佳:「表の顔ですか?それとも……裏の」
園部新一:「――考えたことはないかね」
園部新一:「この街ではあの恐ろしい“ブロークンラズベリー”が跳梁し……そして、君達超能力者が……」
園部新一:「……私が、“ハウスマン”の名を付けられた時でさえ、そうだった……」
園部新一:「いくら人が死んでも、街の『闇』が表れ出る様を目の前にしても」
園部新一:「……G市の住人は『なぜか』、この街を離れようとは……しない」
棕櫚小路群雲:「……!」
ワタナベ:「………」
園部新一:「……なぜだろうなぁ。理由は、私にも……」
園部新一:「ここで生まれ育った私にも、分からない……」
園部新一:両手を見て、呟く。空洞になったその腹が戻ることはもはやない。“杏贄の轡”と共に。
棕櫚小路群雲:「ボクには…分かる。」
棕櫚小路群雲:「それはきっと、この町に住む人々が、この町の事を、ここで暮らすことを、誇りに思っているからだ」
棕櫚小路群雲:「それはきっと、支えあっている人間の強さだ。支えられている強さなんだ」
園部新一:「……」
棕櫚小路群雲:「……奪う人間には、分からない。お前にはきっと、分からない」
  園部

  5m

西澄 群雲 岩鉄
ワタナベ ノエル
GM:待機手番。ワタナベさんです。
ワタナベ:マイナーでエンゲージ。
  園部
 ワタナベ
  5m

西澄 群雲 岩鉄
  ノエル
ワタナベ:メジャー:《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》+《原初の赤:ブラッドボム》。
ノエル・シェリントン:ここで《援護の風》。ダイスを+3個!だ!140→142
ワタナベ:グッド
棕櫚小路群雲:テリーマン…!
ワタナベ:「ハァー……」
ノエル・シェリントン:「万が一にも、こっちまで流れては困るからね」追い風が吹き荒ぶ。
ワタナベ:12dx7+3
DoubleCross : (12R10+3[7]) → 10[1,3,3,3,3,6,6,6,7,7,8,8]+10[1,5,9,10]+10[2,9]+10[10]+5[5]+3 → 48

園部新一:回避はやはり不能。《歪みの体》
ワタナベ:「欲望のままに……殺すか……」
ワタナベ:ダメージを出すぞ。
ワタナベ:9d10+15
DoubleCross : (9D10+15) → 60[7,6,7,6,8,10,1,9,6]+15 → 75

ワタナベ:「同じだなあ……俺とよ……」
園部新一:差し引き9点軽減!66点ダメージ……!
棕櫚小路群雲:ヒエーッ
園部新一:多大なダメージだが、大量の捕食が効いてる。まだ、生きている!
ワタナベ:そしてここから追加ダメージだ。
GM:ウワーッ
GM:(楳図かずお絵)
ワタナベ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 23[5,3,4,5,6] → 23

岩鉄友佳:すげぇ
GM:や、ヤバいダメージ……。一気に死が見えるところまで持ってかれたぞ
ワタナベ:ワタナベの体から立ち昇った黒い霧が園部に纏わり付き、肉体を崩壊させていく。
園部新一:「……君は……君は、なんなんだ……ァガッ」
園部新一:「ガッ!……こ、こんな……レネゲイド……」
岩鉄友佳:(ワタナベさん……マジ怒ってる……)
園部新一:ボロボロと崩壊していく。四肢が。表皮が。苦痛に悶えつつも、崩壊は止むことがない!
ワタナベ:「お前の言った……殺人鬼と……同じだ……。俺は……やりたいようにやる……」
園部新一:「なぜッ……なぜだ!知りたい!ゲブッ!」
園部新一:「し、知りたいだけだったのに……飢えを……満たすことの、」
園部新一:「何が……」
ワタナベ:自分のダメージも出すぞ。
ワタナベ:2d10+3+23
DoubleCross : (2D10+3+23) → 15[5,10]+3+23 → 41

GM:すごいダメージwww
GM:これだけで並のボス一回殺せそう
ワタナベ:もちろんHPは0になる。これがどういう意味かわかるかな!
GM:わからぬ……
岩鉄友佳:えっ?
棕櫚小路群雲:まさか
ワタナベ:「おめえのことなんか……知るかよ……」
ワタナベ:《原初の黒:ラストアクション》!お前は死ぬってことだよ!
ノエル・シェリントン:ひいいい
西澄燦:ろくでもないな
ワタナベ:マイナー無し。
GM:わああああああ!!
ワタナベ:メジャー:《コンセントレイト:ウロボロス》+《原初の赤:災厄の炎》+《原初の赤:ブラッドボム》。
棕櫚小路群雲:悪魔…!
ワタナベ:9dx7+3
DoubleCross : (9R10+3[7]) → 10[1,4,5,5,6,6,7,9,9]+10[5,5,9]+6[6]+3 → 29

ワタナベ:そこそこだ。
園部新一:《歪みの体》……!
ワタナベ:7d10+15 ダメージ!
DoubleCross : (7D10+15) → 48[6,9,2,10,9,4,8]+15 → 63

園部新一:9点軽減、54ダメージでギリギリ生きているが……!
ワタナベ:追加ダメージを食らうがいい
ワタナベ:「おめえが殺してきた奴らと……同じように……俺はてめえを……殺す。それだけだ」
ワタナベ:5d10
DoubleCross : (5D10) → 28[2,8,9,5,4] → 28

GM:なんで……こうなるんだ……
GM:メインプロセス開始時に155点のHPがあったんだ……
園部新一:残りHPは12。-16点のオーバーキル。死亡です。復活エフェクトはありません。
ワタナベ:自分のダメージを出すぞ。
ワタナベ:2d10+3+28
DoubleCross : (2D10+3+28) → 17[8,9]+3+28 → 48

岩鉄友佳:な、なんかワタナベさんも100近いダメージ受けてるような・・・
西澄燦:「飢えを満たしたい……ね」
西澄燦:「それで自分が喰われちゃ世話ねぇゼ」
ノエル・シェリントン:「やれやれ、本当に……なんなんだろうね、この街」
ノエル・シェリントン:「なんでこんなものが、その辺にのさばっているんだい」
西澄燦:「さぁ? この街だからだろ」
ワタナベ:「………」
棕櫚小路群雲:「『そういう事』、なんだろうな」
園部新一:「わ……私が……アアアアアア!!ガッ、アガ、ガァッ……」
園部新一:「……ッ、ヒューッ……ヒューッ……」
棕櫚小路群雲:「園部さん」
棕櫚小路群雲:「……もういい。アンタも休むんだ」
園部新一:「ゴポッ……。私、だけでは、ないぞ……」
園部新一:「…………」
棕櫚小路群雲:「……?」
園部新一:「いた、んだ……この街には……。こんな……ものじゃあない…………………」
園部新一:「……。最悪の、殺人…鬼…………」
棕櫚小路群雲:「殺人鬼……」
園部新一:「……気付かされたん、だ………………その、殺しを……見て……」
棕櫚小路群雲:久我くんの事を思い出します。
園部新一:「……“ブロークンラズベリー”も、きっ、と………」
園部新一:「………」
棕櫚小路群雲:「……ブロークンラズベリー…じゃないのか!?」
西澄燦:「……そいつの礼にお前の質問に答えてやるよ、“ハウスマン”」
園部新一:白濁した目が、胡乱に西澄を見上げる。
西澄燦:「人間の最小単位は魂に決まってんだろ」
西澄燦:「人間としての魂がなければどんな姿でも人間じゃあない、逆に持っているならどんな姿だろうと人間だ」
園部新一:「……」
GM:園部新一は、均一な塵となって崩れる。
GM:地下に広がる血液も、ワタナベの攻撃の余波で分解された。
GM:“ハウスマン”が存在した証拠は――“杏贄の轡”のみだ。
ノエル・シェリントン:「しまった、聞きそびれたな……一つのことしか出来やしない」
岩鉄友佳:「探偵さん!」 何とか立ち上がって声をかける
岩鉄友佳:「センパイは、どこに!?」
岩鉄友佳:「センパイを……探さないと…!」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:轡を拾い上げ、
棕櫚小路群雲:西澄に渡します。
西澄燦:「……それが、答えか?」 受け取る
棕櫚小路群雲:「これは、アンタがあの貧乏人に渡してくれ」
岩鉄友佳:「……」 ピタッと止まって群雲さんを見る
棕櫚小路群雲:「この町にこんな物はいらない。いや、あっちゃいけない」
ワタナベ:「………」
棕櫚小路群雲:「欠落を埋めようとする人の欲望を過剰な力で暴走させる……」
棕櫚小路群雲:「こんな物で守る平和や、真実なんて偽物だ。少なくとも、ボクはそう感じた」
西澄燦:「……なるほど、ね。コイツは確かに頼まれた」
棕櫚小路群雲:「言っておくが」
棕櫚小路群雲:「ちゃんと、ボクの活躍の様も伝えるんだぞ!多少尾ひれをつけてもいい!」
棕櫚小路群雲:「あいつが歯噛みして悔しがるようにな!」
岩鉄友佳:「……」
西澄燦:「ハハッ…了解だ。そいつも伝えておく」
西澄燦:「随分と男前になったぜ、ムラ」
棕櫚小路群雲:「……フン。ボクは元々ハンサムだ」
棕櫚小路群雲:「……いい仕事だったぞ。探偵」
岩鉄友佳:「群雲さん。」 横から群雲さんの手を取り、手に持っているものを渡す。
棕櫚小路群雲:「……ん?」
岩鉄友佳:「さっきの言葉…その……オレも、そうだと思います。」
棕櫚小路群雲:渡されたものを見よう
岩鉄友佳:「凄いと思いました……群雲さんの言葉も、心も。」
岩鉄友佳:そう言って見せたのは、強固な意志を象徴するかのような……"金色"のクレヨン
棕櫚小路群雲:「フ、フン……どうせならもっと高級品を用意しろよな」
棕櫚小路群雲:「もらっといてやるが……」
棕櫚小路群雲:「何かあったら、この家に来いよ。岩鉄」
棕櫚小路群雲:「……少なくとも、ボクは味方だ」
岩鉄友佳:「……ウス!」 群雲さんの方は見ずに大声で答えておく
GM:----

【Backtrack】

GM:バックトラックに入ります。
GM:今回登場したEロイスは5つ。
【“杏贄の轡”】
"餓えの淵"
"餓えの淵"
"餓えの淵"
"餓えの淵"
"餓鬼の晩餐"
GM:5つまで振る事ができます。どうぞ。
ワタナベ:ふるー
ノエル・シェリントン:振ります
ワタナベ:136-5d10
DoubleCross : (136-5D10) → 136-32[4,9,4,5,10] → 104

西澄燦:137-5d10 振ります
DoubleCross : (137-5D10) → 137-35[7,5,8,10,5] → 102

ノエル・シェリントン:142-5d10
DoubleCross : (142-5D10) → 142-37[10,7,8,4,8] → 105

GM:ええー……何この出目の良さ……
岩鉄友佳:146-5d10
DoubleCross : (146-5D10) → 146-22[4,3,10,3,2] → 124

棕櫚小路群雲:振る!
棕櫚小路群雲:121-5d10
DoubleCross : (121-5D10) → 121-19[2,1,6,1,9] → 102

ワタナベ:一倍で行きまーす
ワタナベ:104-5d10
DoubleCross : (104-5D10) → 104-22[3,8,4,4,3] → 82

ワタナベ:5点だどーん
西澄燦:102-4d10 一倍
DoubleCross : (102-4D10) → 102-21[5,7,2,7] → 81

西澄燦:5点だ
棕櫚小路群雲:一倍!
棕櫚小路群雲:102-3d10
DoubleCross : (102-3D10) → 102-11[2,2,7] → 91

棕櫚小路群雲:5!だぜ!
ノエル・シェリントン:105-4d10 一倍
DoubleCross : (105-4D10) → 105-31[10,7,6,8] → 74

ノエル・シェリントン:5点!
岩鉄友佳:1倍
岩鉄友佳:124-5d10
DoubleCross : (124-5D10) → 124-31[3,8,8,3,9] → 93

岩鉄友佳:5点だドン
GM:シナリオ達成点は今回も8点。いつもの4点に、Eロイスの5点を足します。
西澄燦:つまり17点
GM:Dロイスは2つあります。カイの"工作員"。クウェルの"実験体"。
GM:の基本点19点に、侵蝕経験点を足していただきます。
棕櫚小路群雲:24(twenty four)!
西澄燦:24点
ワタナベ:24点!
ノエル・シェリントン:24点
岩鉄友佳:(あれ…クウェルさん…?)
岩鉄友佳:24点!
【獲得経験点】
モヤイさん:24点
オツカレーさん:24点
米ットさん:24点
ぺんさん:24点
DTさん:24点
(珪素):40点
GM:以上です。エンディングは明日21:00から。
GM:本日の行程は終了となります。お疲れ様でした。
岩鉄友佳:おつかれさまでしたー!
西澄燦:お疲れ様でした!
ノエル・シェリントン:おつかれさまでした!
ワタナベ:お疲れ様でしたー!
棕櫚小路群雲:おつかれさまでしたー!

【Ending/01】

GM:----
GM:旧市街――高級住宅街 棕櫚小路家
GM:----
GM:――パーティー中の、突然の崩落は、事故としてすら扱われなかった。
GM:使用人たちの噂によれば、長男の慶雲が何らかの手を回したのだという。
GM:確かに誰もが『目撃した』事故を、まるで無かったことのように隠匿するその手腕。
GM:2年前の事件も、同じように……。
GM:群雲が立つのは、いつもと同じ玄関の風景。
GM:しかしこの家には……。群雲すらも想像だにできない、何か恐ろしい『力』が渦巻いているのではないか。
棕櫚小路群雲:(何も変わらない…か、でもそんなはずは無いよな)
棕櫚小路群雲:(こうやってこの家で隠されていく事実を、必ず探り当ててやる。それが例え……)
棕櫚小路群雲:「……」
春野あゆみ:「坊ちゃま、どうしました?お昼のご用意、できてますけど……」
棕櫚小路群雲:「……ああ、そうか。分かった。春野さん」
棕櫚小路群雲:「メニューはなんだ?今日は魚料理の気分なんだ」
GM:……エンジン音が近づき、扉の外で停車した。
棕櫚小路群雲:「!」
GM:この足音は、次兄――祥雲。
GM:けたたましい音とともに、玄関が開け放たれる。
棕櫚小路群雲:ピタリと足を止め、振り返ります。
棕櫚小路祥雲:「……」
GM:ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
GM:レネゲイドの研究成果を買い、そして今回……FHと通じていた男。
棕櫚小路群雲:「……おかえりなさい。祥兄さん」
棕櫚小路祥雲:「……どうした。群雲」だが、いつもと同じだ。高さから見下す目。何の負い目もない。
棕櫚小路祥雲:「挨拶する暇があるなら」
棕櫚小路祥雲:「道を開けてろ。俺は忙しい」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「失礼しました」
春野あゆみ:「わ、私は……!お昼の準備をしてきますので!」
棕櫚小路祥雲:「……フン」
棕櫚小路群雲:いつも通りに、道を開ける。
棕櫚小路祥雲:そのまま歩き出す。ポケットに手を突っ込み、群雲など気にかけず。
棕櫚小路群雲:では、祥雲とすれ違う瞬間。
棕櫚小路群雲:「兄さん!」
棕櫚小路祥雲:「…………」
棕櫚小路群雲:「ボクは…」
棕櫚小路祥雲:「……。何だ?」プレッシャー。押しつぶすような気迫!
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「ボクは、この家の、棕櫚小路家の人間としてこの町に生まれた事を、誇りに思っています」
棕櫚小路祥雲:「どういう意味だ。貴様」
棕櫚小路群雲:「だから……棕櫚小路家の人間として、その誇りを守るために、精進して参ります」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:振り向き、祥雲に向き合います。
棕櫚小路祥雲:「どういう意味だと、聞いたはずだぞ。群雲」
棕櫚小路群雲:「……兄さんにも、そうであって欲しい」
棕櫚小路群雲:「ただ、それだけです。」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:ジッと、祥雲を見据えている。
棕櫚小路祥雲:拳を突き出し、握る。
棕櫚小路祥雲:「この力が、何のためにあると思う?……何故あると思う?」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路祥雲:「……『支配者として、選ばれた者だから』か?」
棕櫚小路祥雲:拳に、ギチギチと力が込められていくのが分かる。
棕櫚小路祥雲:「俺はそうは思わん」
棕櫚小路祥雲:「――なぜ、俺が。棕櫚小路の者が……そうであるのか」 カチャン
GM:握られていた手が開く。米粒のように丸められた、車のキー。
棕櫚小路群雲:「……!」
棕櫚小路祥雲:「この力の真実。兄貴が、親父が、何を隠しているのか」
棕櫚小路祥雲:踵を返す。
棕櫚小路祥雲:「何を犠牲にしても、それを探ってみせる。そのためには……」
棕櫚小路祥雲:「この家を敵に回しても……構わん!」
棕櫚小路群雲:「ボクにも…覚悟はあります」
棕櫚小路群雲:「……ボクは町を守ります。それが、支えられている者の果たすべき責任のはずです」
棕櫚小路群雲:「兄さんとボクの見ている先は、近いようで違う……でも」
棕櫚小路群雲:「もし、轡を並べることが出来たなら……」
棕櫚小路群雲:「必ず、この全力で、兄さんのお力添えとなります」
GM:祥雲は既に、扉の奥へと姿を消している。
GM:それでもその後姿へと、決然と言葉を投げかける。
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:(そうだ、例え……)
棕櫚小路群雲:(家族を、この家を、敵に回す事になっても……)
GM:----
GM:エンディングを終了します。

【Ending/02】

GM:----
GM:小鳩川――大橋下
GM:----
GM:原紗友里は、西澄探偵事務所の働きで、園部宅から無事救出された。
GM:丸五日近くの監禁と恐怖で、相応に衰弱しきっていたが、
GM:外傷はなく、入院で身体は回復するだろうとの話だ。
GM:……心の傷までは、まだわからないが。
GM:この街には『闇』が潜んでいる。理由なく、街の人々を毒牙にかける、理不尽な存在が。
GM:夕陽に照らされた、美しい町並みの中に――まだ。
岩鉄友佳:「……」 川の土手に体育座りしながら、携帯音楽プレイヤーを耳にかけて遠くを見ている。
ワタナベ:「………」ぼけっと遠くを見てる
竜崎サトシ:「ヒャハハー」2人から離れたところで草むらをゴロゴロ転がりまわっている。
ワタナベ:「原……」
ワタナベ:「生きてて……よかったな……」
岩鉄友佳:「へ?」 耳からイヤホンを外してワタナベさんに眼をやる
岩鉄友佳:「あ、はい……」
ワタナベ:「傍に居てやれよ……あいつの……」
岩鉄友佳:「……」 今度は離れたところにいるサトシさんを眺めはじめる
ワタナベ:「一人は……寂しいからなあ……」
岩鉄友佳:「……オレ、この力のこと、センパイにどうしても言えなくって」 ワタナベさんの方は見ずに
岩鉄友佳:「それどころか、隠してるってことも、言えなくって。言うのが怖くって。」
ワタナベ:「そうかあ……」
岩鉄友佳:「……センパイには、隠し事があるのは気付かれてましたけど。」
岩鉄友佳:「ずっと……言う勇気が出なかったんです。センパイに……嫌われたくなくって。」
岩鉄友佳:「……」
岩鉄友佳:「……」
ワタナベ:「言うのも……言わないのも……お前の……自由だ……」
ワタナベ:「ただ……」
岩鉄友佳:「ただ?」
ワタナベ:「おめえが原を……守るってんなら……」
ワタナベ:「大切に思ってんなら……」
岩鉄友佳:「……」 ワタナベさんの方に向き直ります。眼は真剣だ。
ワタナベ:「その事は……伝えとけ……。」
岩鉄友佳:「……はい。」 うなずく。
岩鉄友佳:と、同時にワタナベさんの言葉を"視る"。
岩鉄友佳:「"信じられるにはまずは信じること"……探偵さんが言ってました。」
ワタナベ:「………」
岩鉄友佳:「オレ、自分の感情だけは"視え"ないけど……分かります。」 右手の中から黄緑色のクレヨンを取り出す。
岩鉄友佳:「今のオレの言葉、これと同じ色をしてんだなって。ワタナベさんと同じ、この色。」 それをかかげ、眼を細めて見つめる。
岩鉄友佳:「……センパイのことも、信じないと。今ではそう思ってるんです。」
ワタナベ:「そうかあ……」
竜崎サトシ:「どーしたよワタナベ!トモと話してんのかァー!」
岩鉄友佳:「だからオレ、ちゃんと伝えてきます。どうしても言えない理由があること、それでも信じて欲しいって思ってること。それに……」
ワタナベ:「………」
岩鉄友佳:立ち上がって、笑顔を作って
岩鉄友佳:「オレが傍にいる……いたい、ってこと。」
ワタナベ:「ああ……言ってこい。」
岩鉄友佳:「ワタナベさん。ありがとうございました!」 お辞儀
竜崎サトシ:「ワタナベー」サトシが駆け寄ってくる。
竜崎サトシ:「センパイが入院しちまってよ、これからメシとか大変だと思うけどよォォ~~」
竜崎サトシ:「元気だせよな!また遊びに連れてきてやるからよォー!」
ワタナベ:「ああ……。ありがとよ……」
竜崎サトシ:「ヘッヘ……おっ、トモ」岩鉄を見る。
岩鉄友佳:「はい。なんすか?」 顔は明るい
竜崎サトシ:「元気出てる感じじゃね?もしかしてポケモンでも買ったべ!?」
岩鉄友佳:「い、いや……ポケモンは買ってませんけど…」 苦笑する
岩鉄友佳:「そうだサトシさん、今から一緒にセンパイのお見舞いに行きませんか?」
竜崎サトシ:「おう、これからその予定だったもんよ!行くべ行くべ!」
岩鉄友佳:サトシさんについて、病院に向かったところで退場します。
GM:夕暮れの河川敷には、ワタナベが一人残される。
GM:川向こうには、星のように灯る光。また夜が来る。静かで美しい、G市の夜が。
ワタナベ:岩鉄の去った方向を見て、園部の言葉を思い出す
GM:----
GM:園部新一:「ゴポッ……。私、だけでは、ないぞ……」
GM:園部新一:「いた、んだ……この街には……。こんな……ものじゃあない…………………」
GM:園部新一:「……。最悪の、殺人…鬼…………」
GM:----
ワタナベ:「そいつが……居たとしても……」
ワタナベ:西澄、棕櫚小路、そして岩鉄の顔が脳裏に浮かぶ。
ワタナベ:「この街には……あいつ等が居る……。」
ワタナベ:「それに……俺も……」
ワタナベ:言葉が止まり、ゴホゴホと咳き込む。
ワタナベ:手を開く。口に添えた手が、赤く染まっている。
ワタナベ:「……もうしばらくは……な……」
GM:----
GM:エンディングを終了します。

【Ending/03】

GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル1F 喫茶屋「綺羅」
GM:----
GM:令嬢失踪事件の解決。今回は報酬も受け取ることができた。ひとまず今月は、西澄はまだ大丈夫だ。
GM:……だが、不安材料はまだある。“杏贄の轡”。そして、“G市最悪の殺人鬼”。
GM:未だ複雑な謎を抱えたまま、彼女はいつもの様に1階の「綺羅」のドアを開ける。
八戸あきら:「おう、来たな西澄!」
八戸あきら:「Aセットでいいか。それともコーヒーだけかよ」
西澄燦:「あー……Aセット」
八戸あきら:「オーケー、詩衣!さっさと配膳しろよー」
八戸詩衣:「あっはっはい!」西澄の前にセットを置く。
GM:新鮮なレタスとベーコンの挟まれた、トーストサンド。
GM:チーズ入りのスクランブルエッグと、たっぷりのサラダ。
GM:日替わりのスープ。ポテトに、分厚い肉……
八戸あきら:「おいそれあっちの客のだろ!」
八戸詩衣:「そ、そうでしたぁー、こっちCセットでした……!」
西澄燦:「……ん?」 そちらの方を向く
ノエル・シェリントン:「ん……ああ、戻ってたのかい」本を読んでいた顔を上げる。
西澄燦:「お前……」 嫌そうな顔をする
GM:ちなみにCセットは、「綺羅」最高級のセットであり、
GM:この事務所に暮らして長い西澄でも、未だ一度もありつけたことがない。
ノエル・シェリントン:「おっと、ありがとう。美味しそうだ」微笑んでCセットを受け取る。
ノエル・シェリントン:「いやさ、完全に胃袋掴まれちゃって。絶品だよこれ」
西澄燦:「まぁ、いいけど……」
西澄燦:ムラからいくらか押し付けられた金銭、過程はどうあれ高校生から貰ったという点についてプライドがズタズタであるが……
西澄燦:……こうして金が払える、タダ飯を食うよりもはるかに罪の味が少ない。
西澄燦:施しは……タダではない……プライドを売っているのだ……
GM:なんということだ。
西澄燦:「ヤトさんの飯は美味いからな……で、“ナタリス”」
西澄燦:「そのためだけに来たのか?」
ノエル・シェリントン:「そうだよ、って言っても信じてもらえないだろうから言わないけど、半分はこれだよ」
ノエル・シェリントン:「あと半分、依頼したいことがあるんだよね。このスープも素晴らしいな……」
八戸詩衣:「えへへぇ、ありがとうございます」
西澄燦:「依頼……ね、内容次第だな」
ノエル・シェリントン:「見つけてほしい人がいるんだよね」
西澄燦:「……名前は?」
ノエル・シェリントン:「それを調べて欲しいんだよ」
ノエル・シェリントン:「飽くまで知り合いの話なんだけどさ、秘密にしてたはずの個人情報が晒し者にされてるらしくて」
西澄燦:「そいつは穏やかじゃないな」
ノエル・シェリントン:「その最初に流した人を探って欲しいんだよね。急ぎじゃなくていいんだけど」
西澄燦:「なるほどね……晒し者にされた被害者は誰だい? 話したくないなら黙っててもいいが……」
西澄燦:「流した奴を調べる限り、分かっちまうことだぞ。これ」
ノエル・シェリントン:「――ノエル・シェリントン。もう、流れること自体は気にしてないってさ」
ノエル・シェリントン:「ただ、お礼がしたいみたいだからね」
西澄燦:「了解だ、大変だなアンタも」
西澄燦:「いや、ノエルって奴だな。大変なのは」
ノエル・シェリントン:「依頼料はまあ、相場分かんないけど出せると思うよ」
ノエル・シェリントン:「あと前金として、これあげるよ、似合うと思うから」紙袋を渡す。
西澄燦:「何だ?」 受け取って中身を見る
ノエル・シェリントン:パーティで西澄さんの着てたドレスですね。
西澄燦:「……」 顔を離して見なかったことにする
西澄燦:「お前……楽しんでただろ」
ノエル・シェリントン:「え?女の子がドレスを着て何が悪いのかな?」
ノエル・シェリントン:「似合うと思うんだけど。合わせる“アクセサリー”とか、持ってるんじゃないの?」
西澄燦:「まだ持ってるが使う気は“ない”。機会があればゴミ箱行きさ」
ノエル・シェリントン:「……そう」
西澄燦:「ナタリスは興味あるんだっけか“アクセサリー”に」
西澄燦:「……“奪う”か?」
ノエル・シェリントン:「僕はそんな物騒なことしないよ」
ノエル・シェリントン:「興味は……どうだろう。少なくとも、自分で身に付ける気は全くないよ」
ノエル・シェリントン:「まあ、何か進展があれば教えてくれるかな。僕もちょくちょく顔を出すからさ」
西澄燦:「“自分で”は、ね……」
西澄燦:「分かった。……ああ、“あの”事は今回の面子以外には黙っておく」
西澄燦:「自分の事は自分で話すんだな。……ブッキー辺りにはマジで気をつけろよ」
ノエル・シェリントン:「ありがとう。探偵さんは、守秘義務が大事だもんね」
ノエル・シェリントン:「……本当この街、怖いなあ。無事でいれる自信なくすよ」
西澄燦:「それをお前が言うかね……」 手帳に依頼の事をメモする
ノエル・シェリントン:「……御馳走様。ランチ美味しかった、また来るよ」
八戸あきら:「はいはーい、ありがとねー♪」
ノエル・シェリントン:「じゃ、また」さりげなく2人分の代金を置いて、店を後にする。
西澄燦:「……」 嫌そうな顔をする
八戸あきら:「あら、西澄の分まで払ってもらっちまって、こりゃCランチ頼んだ方が良かったなぁ西澄ィ!」
西澄燦:「冗談……今度、アイツが来たら返しておいてくれ」 自分の分は自分で払っておくぞ
八戸あきら:「……ま、あんたならそーだよな。今日もAランチで我慢しときな!」
GM:程よく焼かれたトーストと、皿の上に載った3枚のベーコンと目玉焼き。
GM:セットサラダと、コーヒー。いつものセットだ。
西澄燦:「我慢もなにも……」 トーストを齧る
西澄燦:「腹が減ってる時に食う飯は最高だぜ」
八戸あきら:「ハッ、いい事言うじゃねえか」
西澄燦:「こいつが“満たされる”ってことだぜ。“ハウスマン”」
西澄燦:――これにてひとまずの事件は解決。
西澄燦:依頼人の探し人であるセンパイも見つかり、トモも“覚悟”したようだ。
西澄燦:いずれは揃って信頼という名の“報酬”をあたしの前に出してくれるだろう。
西澄燦:この街の闇は深く、底知れないが。いずれ全てはあたしは“真実”を見つける。
西澄燦:――これはあたしの“覚悟”そして“記録”
西澄燦:『令嬢失踪事件』 完
西澄燦:手帳に記し……閉じる。
GM:----

【Masterscene/02】

GM:----
GM:旧市街――県境
GM:----
GM:小高い丘からG市を見下ろす、真新しい民家。
GM:だが……家主として登録されている男は、現実の戸籍には存在しない。
GM:これはFH――正確には“ソースハウンド”が潜入にあたって手配した、無数の拠点の一つ。
カイ・ハイドフェルド:「……まさかここまで不本意な結末になるとはな」
GM:モニタに向かうのは、中高生程の、小柄な少年。
GM:この若年にして、FHでも上位と目される、情報収集専門エージェント。
GM:――彼こそが、“ソースハウンド”カイ・ハイドフェルド本体。
カイ・ハイドフェルド:「引き際……か」
GM:                 カチャン カチャン
GM:この拠点も、すぐに引き払わなければならない。
GM:収集データの整理。各方面への伝達。G市は『中立地帯』――あらゆる痕跡を消去すべし。
GM:室内には無機質なタイピング音が続く。
GM:         カチャン、カチャン
GM:……しかし、この『音』はタイピングのそれではない。軽い鉄の棒が突き立つような音。
GM:情報収集に特化した、FHエージェント……“ソースハウンド”ですら。
GM:    カチャン
GM:この世界とは別の領域から近づく音を、感知することは不可能だ。
カイ・ハイドフェルド:「――だが“マスタークウェル”。奴が残っていれば……」
GM:          カチャ
GM:カチャン
カイ・ハイドフェルド:「……」
GM:指を止める。
GM:『音』は彼のすぐ背後で、停止していた。
???:「終ワッタカ?」
カイ・ハイドフェルド:「……」
カイ・ハイドフェルド:「…………来たな。306cm」
GM:少年は椅子を回し、不敵な笑みとともに振り向く。
???:「潜入策ハ中断シタヨウダガ」
???:「ソノ記録ヲドウスル?」
GM:背後の存在が訝しげにモニタを眺める。そこに映る映像を。
カイ・ハイドフェルド:「それなりの対価で、“アクシオン社”への補填を行う必要がある」
カイ・ハイドフェルド:「“ライト――いや今は“ライトジョーカー”だったかな。奴の『経過観察』だ」
カイ・ハイドフェルド:「俺も、無作為にあの探偵を選んだわけじゃあない。これであちらへの言い訳は立つだろう」
???:「ナルホド」
カイ・ハイドフェルド:「次善策では、あるがな……まさか、ここまで読み切れない要素ばかりが重なるとは」
???:「“ワタナベ”、“ハウスマン”――確カニ、情報追跡ノ困難ナ類デハアッタ」
???:「勢力ニ属サヌオーヴァードガ相手デハ、サスガノ“ソースハウンド”モ、分ガ悪カッタカ」
カイ・ハイドフェルド:「……そういう問題とも違う。手数は有限だ。情報は狙いを絞って集める必要がある」
カイ・ハイドフェルド:「その意味では……奴らに焦点を当てられなかった、俺の力不足だ」
カイ・ハイドフェルド:(――それだけに、狙いを絞った一点を抜かれたのは、痛い。何者だ?)
GM:拳を握りしめる。投入した人材は“マスタークウェル”。
GM:本来ならば……彼らのような脅威対象を調査するまでもない潜入計画だった。
カイ・ハイドフェルド:「……それよりも、だ。本格撤退の前にこちらの仕事を済ませておく必要がある。準備は?」
???:「予定通リダ」
???:「G市全テノ地理ヲ、把握シタ。コチラハ、イツデモ行動可能ト考エテイイ」
カイ・ハイドフェルド:「頼むぞ、306cm」
???:「……“ソースハウンド”」
???:「自分ハ、『306cm』トイウ名デハナイ」
カイ・ハイドフェルド:「フン……これが俺の癖でな」
カイ・ハイドフェルド:「ならば、すぐにも行動してもらうぞ」
カイ・ハイドフェルド:「“マスターチェイス”」
GM:----
GM:【今回の謎】
GM:3-1:原紗友里の消失トリックとは?
GM:3-2:西澄探偵事務所の助手、湯坂窓子はどこへ消えたのか?
GM:3-3:棕櫚小路家乗っ取りを画策する、ファルスハーツとは?
GM:3-4:棕櫚小路家次兄、祥雲の目的とは?
GM:3-5:“マスタークウェル”に与えられた任務とは?
GM:3-6:誰が“マスタークウェル”の情報を暴いたのか?
GM:3-7:猟奇殺人鬼“ハウスマン”の正体とは?
GM:3-8:“G市最悪の殺人鬼”は存在するのか?
GM:3-9:アーティファクト、“杏贄の轡”の能力とは?
GM:3-10:FHマスターエージェント、“マスターチェイス”は何者なのか?
GM:3-11:なぜ、人々はG市を離れないのか?
GM:【解決した謎】
GM:1-7:FHマスターエージェント、“マスタークウェル”は何者なのか?
→国立坂東大学2年、ナタリス・キャロルとして潜伏。本名はノエル・シェリントン。

GM:3-1:原紗友里の消失トリックとは?
→アーティファクト“杏贄の轡”を用いた、犯人自身の体内への捕獲。

GM:3-2:西澄探偵事務所の助手、湯坂窓子はどこへ消えたのか?
→単なる家出。事件性はなかった。

GM:3-3:棕櫚小路家乗っ取りを画策する、ファルスハーツとは?
→世界の裏に根を張るレネゲイド犯罪組織。乗っ取りの実行犯は“ソースハウンド”。

GM:3-4:棕櫚小路家次兄、祥雲の目的とは?
→棕櫚小路家の謎と、力の秘密の解明。

GM:3-7:猟奇殺人鬼“ハウスマン”の正体とは?
→弁護士、園部新一。この街に殺人鬼はまだいる。

GM:----
GM:街の謎を暴け。

三人目『vsマスタークウェル』 終

to be continued