▼警察の正体 〈情報:警察〉〈情報:裏社会〉〈知識:レネゲイド〉 難易度29
▼JCNの足取り 〈情報:裏社会〉〈情報:ウェブ〉 難易度9
GM:以上です。登場を希望する方はどうぞ。
棕櫚小路群雲:デル!
棕櫚小路群雲:1d10+74
DoubleCross : (1D10+74) → 6[6]+74 → 80
石蕗条一:ここは自分がやるしかない
石蕗条一:1d10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 5[5]+80 → 85
GM:まずは判定してからシチュエーションを決めていきましょう。
石蕗条一:こっちはもちろんJCNの足取り。
石蕗条一:これも実は結構きびしいけど、やるしかない!
石蕗条一:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,4,4,10]+10[10]+4[4] → 24
棕櫚小路群雲:www
石蕗条一:ぬうん
GM:なんだこりゃwww
GM:当然成功です。棕櫚小路くんもどーぞ。
棕櫚小路群雲:警察だ!チャレンジ!
棕櫚小路群雲:素振り!
棕櫚小路群雲:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,2,3,4,9,10]+6[6] → 16
棕櫚小路群雲:ふあっははははははは!
棕櫚小路群雲:金の力をミローッ!財産13使用!
GM:なんなんだこいつらはーッ!
石蕗条一:金のパワーーー!
棕櫚小路群雲:マネーの虎!
GM:信じられない事態が起こってしまいましたが、まずは石蕗くんから。
GM:----
GM:新市街――ミュンヒハウゼン邸
GM:----
GM:古風な趣味を伺わせるこの邸宅にも、ネット環境は存在している。リチャードの仕事に必要だからだ。
GM:デスクでモニタの光を睨むのは情報屋・孟偉。そしてその後ろに立つ石蕗条一。
孟偉:「ヨシ、この程度のログならワタシ、難なく追えるヨ。……石蕗サン、知りたいことなんだったっカ?」
石蕗条一:「JCN・・・というか、鬼灯って学生についてだ」
石蕗条一:「あいつの殺される前後の行動。“トレイル”。何を知ってたか・・・何と取引してたのか、まで調べたいとこなんだがな」
孟偉:「何と取引していたか――それは情報屋の情報の中でもトップシークレット、アル」
孟偉:「けれどJCNはネットで顧客を募集していた情報屋アル……仮に客がいたとしたら、ネット上で接触を試みていたはず」
孟偉:「そして」キーボードを何度か操作する。
孟偉:「見つかったアル。ハンドルネームは“フライデイ”。コイツが少なくとも、窓口アルヨ」
石蕗条一:「・・・なんだ、実はアンタ、結構優秀とか?」
孟偉:「し、心外アルネ!」ボールのような体が椅子の上で跳ねる!
孟偉:「昨日久我サンにも似たようなコト言われたような気がするヨ!」
石蕗条一:「わかったわかった。で、そいつは何者なんだ?」
孟偉:「さすがに身元のわかるような杜撰なやり方じゃあないアル。けれど、一つ確かなことは……」
孟偉:「コイツとJCNの契約は『切れてる』……死ぬ数日前に、契約を完了させていたみたいアル」
石蕗条一:「契約の内容まではわからないか?」
孟偉:「石蕗サン、アーティファクトのコトを気にしてるアルカ?」
石蕗条一:「当たり前だ」
石蕗条一:「ほかに何を気にすることがあるんだよ。この・・・“スキャバーズ”の俺に?」
孟偉:「仮にJCNがアーティファクトの破壊を妨害すると言ったとして……情報屋的にはそれは、JCN個人の意思じゃないアル。分かるカ?」
孟偉:「あくまで依頼人から得られる利益が最も大きくなる動きをするのが情報屋。個人の考えを持ち込んだりしないアルヨ。つまり……」
孟偉:「『その時』、JCNが石蕗サンを妨害したのだとしたら、それは……」画面を指す。
石蕗条一:「こいつが? 俺の”敵”だってわけだ」
孟偉:「依頼人。“フライデイ”の考えってことアル」
石蕗条一:「こいつを追い詰めてインタビューしたい」
孟偉:「……時間がかかるアルネ。少なくとも今回の事件を切り抜けない限り、そう簡単には追えないアルヨ」
石蕗条一:「・・・・ああ。そうみたいだな。クソッ! わかることはそのくらいか?」
孟偉:「鬼灯って学生についての情報アル。大体……石蕗サンも想像ついてるんじゃないアルカ?」
孟偉:「『JCNを名乗る替え玉だったんじゃないか』……実際、ネットワークの間でもそういう意見はあるアル」
石蕗条一:「“ダミー”か?」
孟偉:「――けれど、石蕗サンが受け取った会話のログはJCN以外知り得ない情報だったアルネ」
孟偉:「そして警察の捜査でも、JCNを名乗った送信の履歴と、バックアップデータが自宅から出てきた……」
石蕗条一:「じゃ、本物か、本物のうちの一人かってわけか?」
孟偉:「鬼灯がJCNって証拠はアル。『替え玉』の説は……あくまで状況から見ただけの想像アルネ」
石蕗条一:「死体が“ダミー”とか、そういうことか? 入れ替えトリックなんて、流行りじゃねえよ・・・」
孟偉:「ウーン……でもワタシ、JCNがそういうコトをするメリットも考えられないアル」
孟偉:「“フライデイ”との契約もそうアルけど、死んだ時点で顧客との繋がりは消えちゃうアルヨ」
孟偉:「まっ、ワタシなら、すっごい大口の客のアテでもない限りやらないアルネ」
石蕗条一:「本人だった確率の方が高い、か。・・・わざわざ護衛の仕事まで発注しやがって」
石蕗条一:「クソッ」
GM:では必要な情報は出たので、場面を移します。
石蕗条一:はーい
GM:棕櫚小路くんの情報収集パート。
GM:----
GM:新市街――ミュンヒハウゼン邸 客室
GM:----
GM:明け方近い時刻にかかってきた電話。
GM:いつもの棕櫚小路ならば、非常識だとして怒るだけだろう――
GM:だが、今の彼にとってはこの一本の電話が、何よりも重い命綱なのだ。
メイドの春野さん:[あの、坊ちゃま……ご無事でしたか?大丈夫ですか?]
棕櫚小路群雲:いそいで電話を取る!
メイドの春野さん:[今いる場所を教えていただければ、着替えだけでも……]
棕櫚小路群雲:「大丈夫だ。そういうのは大丈夫だから……」
棕櫚小路群雲:「で、何か情報は入ったのか?」
メイドの春野さん:[えーと、その、警察の情報についてなんですけどー……]
棕櫚小路群雲:「!」
メイドの春野さん:[ちょっとまあ、色々あって、お話してくださるって方が……]
棕櫚小路群雲:「か、かわってくれ!」
メイドの春野さん:[そ、そそそれが、直接会わないと話さないって……]
メイドの春野さん:[一人で来るようにって言ってるんです!どうしましょう!]
棕櫚小路群雲:「何…?くっ……」
メイドの春野さん:[た、逮捕されちゃったりとか!射殺とか!ありませんよね!?ね!?]
メイドの春野さん:[坊ちゃま一人なんて、な、何かあったら……!やっぱりこの話なかったことに]
棕櫚小路群雲:「いいさ!行ってやる……」
メイドの春野さん:[へ?]
棕櫚小路群雲:「大丈夫のはずだ……多分、多分……」
棕櫚小路群雲:「とにかく教えてくれ!金持ちのボクがそう簡単に撃ち殺されたりするもんか!」
メイドの春野さん:[え――っ……!]
メイドの春野さん:[お金持ちなことと撃ち殺されないことってあんまり因果関係なさそうですけど!]
棕櫚小路群雲:「うるさいうるさい!もう、時間が無いんだ、どんな糸口でも逃せない……」
メイドの春野さん:[そ、そうですか、うう……]
棕櫚小路群雲:「危ない橋ならもう渡った、次だって上手くやってみせる……できるはずだ……」
メイドの春野さん:[時間は今からもう待ってるって……朝6時くらいまでに、東G駅の高架下だって……言ってました]
棕櫚小路群雲:「……よ、よぉし…」
棕櫚小路群雲:「行ってくる」
メイドの春野さん:[坊ちゃま……あ、あわわ]
メイドの春野さん:[お気をつけて!ほんとに!!]
棕櫚小路群雲:「言われなくても気を付けるよ!じゃあな!」
棕櫚小路群雲:ぴっと電話を切る。
棕櫚小路群雲:で、待ち合わせ場所に向かうぞ!
GM:----
GM:東G駅 高架下
GM:----
GM:薄暗く、湿ったトンネル。入り口から入ってすぐの右側の壁にはスプレーの落書きがある。
GM:電車はもう動いている。高架の上でガタガタと鳴る線路の音が、トンネルの中にまで反響してくる……
棕櫚小路群雲:ニット帽とマスクを被りグラサンをかけて、きょろきょろと周囲を見回しながら登場。
???:「いい格好だな、お坊ちゃん」
棕櫚小路群雲:「ヒッ!?」
棕櫚小路群雲:「だだだ、誰だ!?」
棕櫚小路群雲:声の方に振り返る!
???:「ビクつくなよ。俺は刑事だ。……本物のな」
GM:安物のトレンチコート。長身に無精髭。……昨日見た刑事だ。
三角洋平:「知りたいんだろ?警察の情報をさぁ」
棕櫚小路群雲:「あーッ!?」
棕櫚小路群雲:「お前は昨日の!」
棕櫚小路群雲:「そ、そうだ!何をたくらんでるんだ!お前達は!」
棕櫚小路群雲:「この金持ちのボクに、説明する義務があるぞッ!」
三角洋平:「まあまあ、いいじゃん、そういう事は」皮肉げに笑い、横倒しに放置されていた冷蔵庫の上に座る。
三角洋平:「座んなよ」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:恐る恐る座る。
三角洋平:「春野さん、いい子だよねぇ美人さんだし」バッグをドサリと置く。
三角洋平:「これ、着替えとお金だってさ。もらっときなよ」
棕櫚小路群雲:「……い、いいって言ったのに!くっ……!」
棕櫚小路群雲:素早く受け取る
棕櫚小路群雲:「いいからはやく本題に入れよ!」
三角洋平:「本題に入るかどうかは君次第なんじゃないかなぁ~、群雲くん?だっけ?」
三角洋平:「いいよねぇー君の家。お金持ちなんでしょ?」
棕櫚小路群雲:「……フン、なるほど」
棕櫚小路群雲:「クソッ…貧乏人め…」ブツブツ
棕櫚小路群雲:財布から黒いクレジットカードを取り出します。
棕櫚小路群雲:「分かったよ!もってけばいいだろ!ホラ!」
三角洋平:「すいませんね、生まれが卑しいもんで」一瞬で取る。
三角洋平:「群雲くん。世間話なんだけどさ」
三角洋平:「UGN。って知ってる?」
棕櫚小路群雲:「今度はなんだよ!」
棕櫚小路群雲:「UGN……?」
GM:シュテルンからの説明で聞いたことにしていてもいいですし、知らなくても構いません。
棕櫚小路群雲:「この、ボクみたいなオーヴァードとかいうのを集めてる組織の一つだろ。ふふ…知ってるんだぞ」
棕櫚小路群雲:「で、それがどうしたんだよ」
三角洋平:「そうそう、で、オーヴァードを集める以外にも、そこには重要なお仕事があってさ」
三角洋平:「オーヴァードの事を知ってる連中の――」
三角洋平:「記憶を消すって仕事があるんだよね。」
棕櫚小路群雲:「……それで社会にはオーヴァードの情報は出ないのか」
三角洋平:「ストライクハウンドやら査察4課……その下のインナーウェイクだか、あとナイトフォールとか?まあ部隊名の色々は俺も知んないけどさ」
三角洋平:「記憶を消す『専門』の部隊ってのもいるわけ。そいつらは日本支部の……あるいはもっと上のレベルの要請で、どこにでも行く」
三角洋平:「どう群雲くん?怖くなってこない?」
棕櫚小路群雲:「そ、そりゃあ…確かにゾッとする話だけど、何の関係があるんだよお前たち警察と!」
棕櫚小路群雲:「まどろっこしい言い方するな!こっちは金を払ってるんだぞ!」
三角洋平:「いや、怖いでしょー……怖いはずだろ。だって」
三角洋平:肩に手を置く。
三角洋平:「あの時の記憶さぁ。ないじゃん、群雲くん」
棕櫚小路群雲:「……!!」
三角洋平:「ハハッ……!ハッハハハハハハ!!いーい顔だよ!そう、そーいう事……」立ち上がり、笑う。
棕櫚小路群雲:「な、なな…なんでお前がそれを…!?」
三角洋平:「記憶処理部隊“ハイエイタス”」
三角洋平:「それが今の……G署ってわけ」
棕櫚小路群雲:「つまり…警察がボクを……!?」
三角洋平:「あいつら全員専門だからさぁ。乗っ取る事も簡単なんだよ。署員の記憶消して、丸ごと」
棕櫚小路群雲:「!!」
棕櫚小路群雲:「なんて事を…考えるんだ……!」
三角洋平:「別にさぁ、あの場にいた奴なら……JCNの殺害容疑かけられるなら、誰でも良かったって話なんだよねぇ」
三角洋平:「情報屋の目を一時的に『殺人犯』に向ける必要があったからさ。オーヴァードなら誰でも」
棕櫚小路群雲:「ううっ……」
三角洋平:「ま、一応一時的に勾留するだけのつもりだったらしいよ?あっちの話だと」
棕櫚小路群雲:「おまえらーっ!!」
三角洋平:「ハハッ!……ハハハハハハハ!!」
棕櫚小路群雲:殴りかかる!貧弱パンチだ!
三角洋平:ひらりと躱して、肩を叩きながらすれ違う。
三角洋平:「そう思うなら」
棕櫚小路群雲:「あわっ!?」
棕櫚小路群雲:ずしゃーっと転ぶ。
三角洋平:「どうにかしろよ……。どうにかできるのか?」
棕櫚小路群雲:「くっ……ううっ……」
棕櫚小路群雲:「今に見てろよ…ボクをコケにしたこと、絶対後悔させてやるからな……」
三角洋平:「……そうかい」
三角洋平:「せいぜい頑張れば?ハハッハハハハハ!!」トンネルを悠々と歩き去っていきます。
棕櫚小路群雲:「……ううっ…ぐすっ」
棕櫚小路群雲:着替えのバッグを抱えつつ、泥だらけで去って行きます。
GM:----
GM:新市街――ミュンヒハウゼン邸
GM:----
GM:時刻は朝。普通の人間ならば朝食をとっている頃の時間だが……
GM:泥だらけの無様な姿で玄関を開ける人影。棕櫚小路群雲だ。
棕櫚小路群雲:「……」
石蕗条一:「・・・・なんだこりゃ」 普通に片手間に朝食とっていよう。ただのオニギリだ。
棕櫚小路群雲:「うううう……」
リチャード・ボルドウィン:「ひどい格好デース」こちらも包帯だらけ。流動食を食っている。
棕櫚小路群雲:「聞け石蕗!聞いてくれよぉおおおおおお!」
棕櫚小路群雲:「警察は真っ黒だ…ていうか…あいつら警察じゃない」
石蕗条一:「・・・あン?」
リチャード・ボルドウィン:「ワッツ?」
石蕗条一:「警察じゃねェって・・・? じゃあなんだ? ”バンディット”か何かか?」
棕櫚小路群雲:「あいつらは、UGNの記憶処理部隊なんだ……」
棕櫚小路群雲:「警察内部の人間の記憶を操作して、G署の人間とすりかわったんだ!」
石蕗条一:「UGN・・・は!そっちかよ。クソくだらねえ・・・舐めやがって」
棕櫚小路群雲:「そいつらがボクを嵌めたんだ…情報屋の眼を盗むために……」
石蕗条一:「じゃァ話は早ェーな。推理なんて柄じゃねェんだし、するモンじゃねえ・・・UGNの阿呆ども」
リチャード・ボルドウィン:「シュロコージ、それは本当のことかね?」
石蕗条一:「ぶち壊してやる・・・・・・・・」
リチャード・ボルドウィン:「ツワブキも信用するんデースか?この街にUGN……あり得ない」
石蕗条一:「有り得ない? じゃ、ほかの何かだな」
棕櫚小路群雲:「……?」
石蕗条一:「わざわざ棕櫚小路にその情報をリークして、何が狙いかしらねえが・・・その三角ってやつ」
リチャード・ボルドウィン:「そうじゃあなく、記憶を消すっていう陰謀論めいた……記憶を操る……あー、ソラリス?」
リチャード・ボルドウィン:「…………。いや。僕のこの毒……そして、シュッツが戦った相手……フーム」
リチャード・ボルドウィン:「続けてくれシュロコージ。敵の情報は他には?」
棕櫚小路群雲:「え、えと…後は」
棕櫚小路群雲:「ボクを選んだことには理由は無かった…らしい」
棕櫚小路群雲:「『殺人犯』に情報屋の目を向けれればそれでいいって……」
石蕗条一:「情報屋だァ? ンな理由でお前かよ」
リチャード・ボルドウィン:「すると、警察……いや『そいつら』がJCNを始末した事実への一時的カムフラージュ……というわけか」
リチャード・ボルドウィン:「自分達の正体が露見する前に、一人でも多く情報屋を始末しておきたかった……」
リチャード・ボルドウィン:「そして、そいつが本当なら記憶消去部隊?オーウ……何かマズイ感じがするな」
石蕗条一:「入れ替わりネタで一儲けできるな、少なくとも」
棕櫚小路群雲:「くそう…あいつらボクをなめやがって……」
棕櫚小路群雲:「金持ちなのに!ボクは!」
石蕗条一:「とにかく警察じゃねェんなら、叩き壊しても文句言われねえだろ。先に手を出したのはあっちだぜ」
リチャード・ボルドウィン:「大規模なレネゲイド事件の記録で、似たような事例を見た事がある」
リチャード・ボルドウィン:「巨大な事件が起こった証拠を消す際、先んじて『拡散源』となる情報屋を消去する……その後、徐々に浸透し記憶処理を行なっていくと」
石蕗条一:「で、このバカ騒ぎってわけか?」
リチャード・ボルドウィン:「……G市の情報屋の数は異常だからネー……一人二人始末した時点でこうなる」
棕櫚小路群雲:「『ある事件』って…なんなんだ?」
リチャード・ボルドウィン:「例えばFHの作戦による大規模レネゲイド拡散――都市破壊規模のジャーム事件隠蔽……そういった事例」
リチャード・ボルドウィン:「話が本当なら、この街でも、何か……UGNがわざわざ協定を破って入り込むほどの『何か』が起こっている……」
石蕗条一:「この街の感染率はおかしいって話は聞いてたが、・・・それに・・・師匠の・・・」
リチャード・ボルドウィン:「アーティファクト……か」
石蕗条一:「まあな。そいつらが探してるとしたら、それが一つある。というか、俺がもっとも危険視しなくちゃいけないのが、それだ」
棕櫚小路群雲:「……思った以上にヤバい雰囲気……」
石蕗条一:「そうそう・・・思った以上にヤバイんだ。まだやる気あるか? 棕櫚小路」
棕櫚小路群雲:「ふ、フン!やると決めたからにはやるさ!」
棕櫚小路群雲:「……で、でも、ヤバそうだったらちゃんとボクを助けろよ石蕗!?な!?」
石蕗条一:「・・・・・・・・死ぬほど暇で、死ぬほど手が空いてたらな」
リチャード・ボルドウィン:「それ以前に――連中を叩き潰すと言っていたが、ツワブキ」
リチャード・ボルドウィン:「アテはあるのかね?居場所を掴めるような……何か、布石でも?」
石蕗条一:「・・・・・・・・・。いや。何も」
石蕗条一:(警察と入れ替わってるなら、まずその三角から順番に当たるつもりだった男の顔)
GM:その沈黙を破るように、扉が開く。現れたのはバラクラバで顔を隠した男!
“バラクラバ”:「そいつは――」「心外だな」
“バラクラバ”:「孟や久我から俺のことを聞いていなかったか?俺はこうして仕事を果たしてきたってのにな」
リチャード・ボルドウィン:「ム……?」
石蕗条一:「あン? 新手か? ・・・情報屋?」
“バラクラバ”:「そう、情報屋だ。覆面のな」
棕櫚小路群雲:「……な、なんの仕事だ!」
棕櫚小路群雲:ささっと石蕗の後ろに隠れつつ
“バラクラバ”:「久我から依頼を預かっている。屋敷の襲撃者を確実に捉えられる場所とシチュエーション。その調査だ」
石蕗条一:「棕櫚小路、お前な・・・・。 ま、いい。たいした腕じゃねェか」
リチャード・ボルドウィン:「なるほど、ミハルも手は打っていたか……」
石蕗条一:「これは“ステイブル”・・・確実な情報だと考えていいんだな、情報屋」
“バラクラバ”:「違えば商売にならねえよ」
“バラクラバ”:「だが、こっちからも質問だ。これを手に入れてどうする?」
“バラクラバ”:「屋敷の襲撃犯2人をぶちのめしたところで、大元を潰せるわけでもないんだろ」
石蕗条一:「まあね。どいつもこいつも、ツケを払ってもらわねえと」
“バラクラバ”:「フン。あんたらがやってくれるなら都合はいいんだ。俺としてはな」
石蕗条一:「は! 勝ち馬に乗りたいのか?」
“バラクラバ”:「俺達だってこの事件には迷惑している。勝つにせよ負けるにせよ……」
“バラクラバ”:「『G市の情報屋』として、そろそろ連中の鼻っ柱を折っておかねえとな」
石蕗条一:「こっちも同じ気分だ。“アルケミスト”に対して、舐めた真似をしてくれた分・・・あと、“JCN”の依頼の分」
石蕗条一:「支払ってもらう。等価交換・・・これは正当な“ディール”だ」
“バラクラバ”:「……いいぜ」
“バラクラバ”:「そこの坊主はどうだ?本当なら、依頼主に直接同意が取れればいいんだがな」棕櫚小路を見る。
棕櫚小路群雲:「ボクも…まあ…やるぞ!」
“バラクラバ”:「『まあ』?」
棕櫚小路群雲:「……やる!」
棕櫚小路群雲:「か、金持ちを舐めた恐ろしさを思い知らせてやるんだ!」
石蕗条一:「上等だ」
石蕗条一:「やるか・・・俺はいつでもいいが、棕櫚小路は顔洗って来た方がいい」
“バラクラバ”:「ハン、別にどうでもいいがな。……仮に決行するなら、確実な同意が欲しいってだけだ」
“バラクラバ”:「結論から言う。奴らは警察だ。そして、この2人はチームとして動いている。前線部隊だ」
“バラクラバ”:「俺の仲間にもオーヴァードはいる。こっちの決めたタイミングで奇襲を仕掛ける」
“バラクラバ”:「ワーディングの中で先制攻撃に耐えて立っているのが2人いれば、そいつがお望みのターゲットだ」
石蕗条一:「チーム。2人か・・・・OK」
“バラクラバ”:「どうする?やるなら本当に後戻りは効かねえ」
石蕗条一:「構わない。“変化”だ・・・次への“変化”。俺にはそうするしかない」
“バラクラバ”:「成立だ。久我と孟にはちゃんと伝えろ。予定変更があれば連絡だ」
“バラクラバ”:「場所と時間は……ギリギリまで、伝えない。久我を含めての同意が取れて、当日全員がその場に現れるまでな」
石蕗条一:「了解だ・・・そっちこそ頼むぜ、情報屋」
“バラクラバ”:「上手くやるつもりさ。……じゃあな」
GM:“バラクラバ”は現れたとき同様、ふらりと去っていく。
棕櫚小路群雲:「直接対決か……」
石蕗条一:「ようやく出番、ってとこだな。テンション上げろよ」
棕櫚小路群雲:「はぁーっ…すぅーっ……」
棕櫚小路群雲:「胃薬飲んどこう……」
石蕗条一:「オーヴァード戦闘のコツを教えておこう。……自分が何回死んだか覚えとくことだ。じゃあ、後でな」 石蕗、去る!
棕櫚小路群雲:「何回も死ぬのは前提なの!?」
GM:シーン終了!ロイスと購入が可能です。次はクライマックス戦闘です。
棕櫚小路群雲:最後の購入!
棕櫚小路群雲:シューターズジャケット!
石蕗条一:購入は・・・一応、応急手当。
石蕗条一:いや、対BCスーツにしよう。
棕櫚小路群雲:あ、そうか
石蕗条一:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 5[2,3,3,5]+1 → 6
石蕗条一:だめだー!
石蕗条一:財産使っても無理なので、以上。
棕櫚小路群雲:BCスゥーツ!
棕櫚小路群雲:6dx+2
DoubleCross : (6R10+2[10]) → 9[2,3,4,5,8,9]+2 → 11
棕櫚小路群雲:成功!装備!
棕櫚小路群雲:以上!
【Masterscene/03】
GM:----
GM:新市街――G警察署
GM:----
木崎浅彦:「……?」スクロールするデータに目を通していた青年が、一瞬目を止める。
飛騨七瀬:「どうしたのー?木崎くん」
木崎浅彦:「鬼灯沙更宅から押収したデータに……この一箇所だけですが」
木崎浅彦:「微妙な、日付の矛盾点が」
飛騨七瀬:「……。分からないわねぇ。木崎くんが言うならそうなのかもだけど。どういう事になるの?」
木崎浅彦:「……失礼ですが、我々が始末したJCN」
木崎浅彦:「――本物だったのでしょうか」
三角洋平:「本物でしょー、本物本物」
GM:缶コーヒーを手に、デスク背後を通りすぎようとしていた男が、皮肉めいて言う。
三角洋平:「まさか、天下のUGN様がぁ……初動捜査のミスなんて?あるわけないですもんね?」
飛騨七瀬:「あらあらー……私達に何か言いたいのー?」
飛騨七瀬:「三角『くん』」
三角洋平:「別に……?ただ、情報屋狩りとか、そういう……他の街と同じノリで、好き勝手やってると」
GM:若い巡査から視線を外さず、背中越しに缶をゴミ箱へ投げ捨てる。
三角洋平:「足元すくわれるかもよ、このG市だとさ」
GM:----
【Climax/01】
GM:クライマックス戦闘です。全員登場。
石蕗条一:1d10+85
DoubleCross : (1D10+85) → 1[1]+85 → 86
久我瞠:1d10+98
DoubleCross : (1D10+98) → 10[10]+98 → 108
久我瞠:わああ
棕櫚小路群雲:1d10+80
DoubleCross : (1D10+80) → 2[2]+80 → 82
棕櫚小路群雲:まだいける!まだいけるぞッ!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:1d10+99
DoubleCross : (1D10+99) → 1[1]+99 → 100
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:ここで調子が出てきたぞ
GM:----
GM:新市街――G市センター街 路地裏
GM:----
GM:人気は少ないものの、G市内でも比較的治安の良い一角――だが、この日は違った。
GM:喧騒と怒号が飛び交う、殴り合いの喧嘩。
GM:その様子は激しく、既に流血沙汰すら起こっている。
飛騨七瀬:「はーい、警察ですよー。どうしましたー?」
GM:そう――不自然なほどに。
チンピラ:「ナニモ」「イジョウナシ、サ」
チンピラ:「テメーラヲ除イテナ!ギャハハハハハ!!」
飛騨七瀬:「……。野良め」
GM: ド ン ! !
GM:赤色の爆風が、路地を丸ごと覆い尽くす。周囲の警官が催涙性の煙にまかれ、バタバタと意識を失う。
GM:そして――
GM:----
GM:新市街――G市センター街 雑居ビル屋上
GM:----
“バラクラバ”:[……こっちの仕掛けは、以上]
“バラクラバ”:[健闘を祈る]
GM:通話が切れる。タイミングは……今!
棕櫚小路群雲:「……ゴクリ」
石蕗条一:「よし」 軽く屈伸!
久我瞠:「行こうかー」自然体
棕櫚小路群雲:「深呼吸深呼吸……」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「んんー、年寄りに無理はさせないで欲しいもんだねえ」剣を軽く振る
石蕗条一:「ああ。――いく」 ここは空間を斬って、真っ先にエントリーだ! むろん、狙うは奇襲の一撃。
石蕗条一:飛騨!オヌシの首をいただくーッ!
GM:真っ先に降り立つ石蕗!だが同時に着地音!
GM:背後に降り立った人間がいる!
屋久島一郎:「おい」
屋久島一郎:「こいつは殺していいのか」
GM:小柄な老人だ。だが鍛えあげられた肉体と、その眼の凶光は明らかに常人ではない。
石蕗条一:「あン?」 急旋回してレネゲイド警戒
飛騨七瀬:「んー……あまり物騒なことはしたくないんだけどなぁー」
GM:若い女巡査の方も、笑顔のまま武装を取り出す。
GM:何の変哲もないダートだ。だが、その武器は下手な銃弾よりも危険だ……
久我瞠:斥力跳躍でふわりと降下。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:白衣をたなびかせて着地
棕櫚小路群雲:こそこそこそーっとパイプをつたいつつ降りてくる。
久我瞠:「石蕗くん行動早過ぎだって。囲まれちゃってるじゃん」
石蕗条一:「2人か。テメーらだな。俺の・・・依頼人と。ああ・・・その・・・・・・、・・・に、舐めた真似してくれたのは」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「物騒なことは勘弁してもらいたいのはこちらも同じなんだがねえ」
石蕗条一:「悪かったな。どうせぜんぶ壊すんだから・・・ちょうどいいだろ? ほかの“ロケーション”がよかったか」
飛騨七瀬:「……で、どーする気?」
久我瞠:「いいや、ぶっ殺せるならなんだっていいよ」
石蕗条一:「気が合うな。俺もどっちでもいい。・・・どーする気かって? 永遠にその質問投げてろ、阿呆」
石蕗条一:「叩き壊す」
棕櫚小路群雲:「い、色々話してもらうんだからな!」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「あー、なるべく。原型をとどめてくれよ。壊しすぎると素材にならん」
石蕗条一:「そーするよ。ってか、アンタが気をつけた方がいいんじゃねえのか」
飛騨七瀬:「そう言ってくれてよかったよ。正当防衛だねぇー、おじいちゃん」
屋久島一郎:「楽しめそうだ。特に……そこの」シュテルンを拳で指す。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:剣を装備。
屋久島一郎:「今度こそ、最後までやらせてもらおう」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「ハッ!!若造が抜かすもんだ!!」
屋久島一郎:「若造だと?……クハッ、SOGのような若造組織が……ぬかしていろ」
屋久島一郎:「ブチ壊す」
GM:【UGNハイエイタス “十三歩”屋久島 一郎(やくしま いちろう)】
飛騨七瀬:「うふふふ、ごめんねぇー」
飛騨七瀬:「かわいそうだけど、私の能力って……加減が効かないから」
GM:【UGNハイエイタス “ソーシャルサタイア”飛騨 七瀬(ひだ ななせ)】
GM:戦闘を開始します。
GM:----
GM:第一ラウンド
GM:----
飛騨
10m
石蕗 棕櫚小路
久我 シュテルン
10m
屋久島
GM:まずはセットアップです。久我くんから。
久我瞠:なし!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:なし
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:衝動判定を
GM:そうでしたね衝動判定だ……
GM:難易度は8。衝動判定お願いします。
石蕗条一:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[3,6,7] → 7
石蕗条一:失敗。暴走。
久我瞠:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 9[2,3,4,8,8,8,9] → 9
棕櫚小路群雲:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,2,4,6,10,10]+9[6,9] → 19
棕櫚小路群雲:成功
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:12dx
DoubleCross : (12R10[10]) → 9[1,1,2,4,4,5,5,6,6,7,9,9] → 9
石蕗条一:2d10+86
DoubleCross : (2D10+86) → 3[1,2]+86 → 89
久我瞠:2d10+108
DoubleCross : (2D10+108) → 10[8,2]+108 → 118
久我瞠:高い・・・
棕櫚小路群雲:2d10+82
DoubleCross : (2D10+82) → 9[4,5]+82 → 91
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:2d10
DoubleCross : (2D10) → 19[9,10] → 19
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:おげえ
棕櫚小路群雲:アバーッ!?
石蕗条一:「・・・・・・・・テメーら程度に用はねえ。アーティファクトは壊す。すべて・・・壊す・・・」
棕櫚小路群雲:「やるぞ…やってやる…ボクの『新兵器』で…!」
飛騨七瀬:《虚無の城壁》。ガード値を上昇。
石蕗条一:セットアップはなし。
棕櫚小路群雲:なし!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:ないねー
飛騨七瀬:「無線増援は……さすがにジャミングかしら?」
飛騨七瀬:「情報屋の鉄砲玉ってところねー?まあ、それならそれで構わない……」
飛騨七瀬:飛騨を囲む機雷のようにダートが浮遊。
屋久島一郎:「最初にすべきことは……」
屋久島一郎:《先陣の火》。行動値+20。
屋久島一郎:「シンプルがいい。行くぞ!」
石蕗条一:「は!・・・やってみるといい」 解放衝動ゆえの余裕感!
GM:手番は屋久島から。マイナーで《白熱》《氷の回廊》!エンゲージ!
飛騨
10m
石蕗 棕櫚小路
久我 シュテルン
屋久島
棕櫚小路群雲:「ひっ!?こいつ…速い……!?」
屋久島一郎:「屋敷の時に、手の内は見た」
屋久島一郎:「『そこ』……だ!」
屋久島一郎:対象はシュテルン。
屋久島一郎:《コンセントレイト:ソラリス》《腐食の指先》《アドレナリン》《紅蓮の衣》《クロスバースト》《オーバードーズ》《インフェルノ》、で攻撃します。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:わおー
屋久島一郎:16dx7+5
DoubleCross : (16R10+5[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,5,5,5,6,6,6,7,7,9,10]+10[3,5,9,9]+5[3,5]+5 → 30
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:リア不
棕櫚小路群雲:うっ
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:行動済みはやだー
棕櫚小路群雲:まだ全力も出せないし
棕櫚小路群雲:ここは庇った方がいいですか?
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:かばってもらいたい所存
石蕗条一:これは棕櫚小路くんの出番・・・!火力ならシュテルンさんを期待したい!
棕櫚小路群雲:ふふ、しょうがねぇなぁ~
棕櫚小路群雲:ヤッテヤンヨ!
棕櫚小路群雲:行動破棄カバー!
屋久島一郎:「そう、お前は避けんだろう――」
屋久島一郎:「そいつが隙だ」
棕櫚小路群雲:「わ、わあああ!」
屋久島一郎:4d10+57
DoubleCross : (4D10+57) → 23[5,10,4,4]+57 → 80
棕櫚小路群雲:錯乱してタックルをしかける!
棕櫚小路群雲:「ヘブゥーッ!?」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「むっ!!シュロコージ!!」
棕櫚小路群雲:返り討ちにあい死亡!《リザレクト》!
棕櫚小路群雲:1d10+91
DoubleCross : (1D10+91) → 7[7]+91 → 98
屋久島一郎:《紅蓮の衣》が噛んでいるため、ガード扱いのカバーにはダメージが増加します。さらにシーン中、装甲値が-10(この攻撃には-20)。
屋久島一郎:「……」炎熱に焦げ付いた拳を振る。
屋久島一郎:「なんだ?このゴミは」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「無茶しおって!!」
石蕗条一:「カウントしとけよ、棕櫚小路。・・・だが、まあ・・・たいした根性だ」
久我瞠:「わーお頑張ってるじゃん」
棕櫚小路群雲:「……い、イハイ…ふぁが折れてる……」
屋久島一郎:「ガキに助けられたな……ええ?『ジジイ』」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「ハッ!!こいつをただのガキ呼ばわりしているようじゃボケ始めてる証拠だな!!」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「その内痛い目を見るぞ!!」
GM:手番は久我くんです。
久我瞠:「僕も頑張らないとね、あは」 マイナーで《魔眼槍》
棕櫚小路群雲:殴られて気絶してます。行動済み中。
久我瞠:やたら禍々しい黒いナイフを作るよ
久我瞠:118→123
久我瞠:メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》+《無形の影》
久我瞠:「君は僕を狂気の底に落とすことが出来る人?」屋久島を狙う
久我瞠:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[2,2,4,5,5,6,7,9,9,10]+10[5,6,7,10]+5[2,5] → 25
屋久島一郎:《リフレックス:ソラリス》《アドレナリン》。
屋久島一郎:16dx8+5
DoubleCross : (16R10+5[8]) → 10[1,2,2,3,3,3,5,5,7,7,8,9,9,10,10,10]+10[2,2,4,6,6,10]+5[5]+5 → 30
久我瞠:ああ駄目だ
屋久島一郎:回避。拳法じみた変幻自在の足さばきで避ける。
屋久島一郎:「素人め……」
屋久島一郎:「おい、俺を狙うなら、ちょっとは面白みのある相手をよこせ」
久我瞠:「……あ」空振る 「いい感じだね。今日こそは行けるかも」
久我瞠:123→129
GM:行動値10。シュテルンの手番。
石蕗条一:シュテルンさん!殺ってくれ!この悪魔をーっ!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「面白みのある相手か!!いいだろう!!用意してやる!!」
棕櫚小路群雲:コロセーッ!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:マイナーで侵蝕する悪意
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:憎悪:屋久島
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:《コンセントレイト:ウロボロス》+《無形の影》 グレネードランチャーで
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:飛騨を攻撃だ!!
GM:そういう手か!いいでしょう
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:12dx7-1
DoubleCross : (12R10-1[7]) → 10[3,3,4,5,5,7,7,7,7,8,8,10]+10[1,1,3,6,7,8,8]+10[8,9,10]+6[3,5,6]-1 → 35
飛騨七瀬:割と厳しいが……普通のガードで防ぐ!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:4d10+9
DoubleCross : (4D10+9) → 32[9,3,10,10]+9 → 41
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:出目もいい
飛騨七瀬:ゲーッそんなにダメージだとは……ヤバイ
飛騨七瀬:ガード値で12、装甲値で8軽減して21点。かなり食らった……!
飛騨七瀬:そして命中しているので憎悪も付与されます!これは辛い!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「精神を弄ることが大好きな男と昔仕事をしたことがあってねえ」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「さあ、悪夢を見るがいい」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「素敵な相手を用意したぞ若造」
飛騨七瀬:「何を……!」
飛騨七瀬:グレネードランチャーの爆風に空中ダートが数本叩き落とされるが、それでも健在。しかし……!
飛騨七瀬:「……」
飛騨七瀬:「何を、したのー……?」
GM:飛騨の手番。
飛騨七瀬:屋久島一郎を攻撃。マイナーで《斥力の矢》《ダークマター》《猛毒の雫》。
飛騨七瀬:《コンセントレイト:ソラリス》《罪人の枷》《瞬速の刃》!
飛騨七瀬:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[2,2,3,4,5,6,7,7,8,8,9,9,9]+10[2,3,7,8,8,8,9]+10[1,1,5,9,10]+10[8,9]+10[2,9]+3[3]+4 → 57
屋久島一郎:「カッ!!」
屋久島一郎:《リフレックス:ソラリス》《アドレナリン》。
屋久島一郎:16dx8+5
DoubleCross : (16R10+5[8]) → 10[2,2,4,5,5,5,5,5,6,8,8,9,9,9,9,9]+10[1,2,6,6,7,8,9]+10[5,10]+2[2]+5 → 37
屋久島一郎:「貴様ッ!!」
屋久島一郎:咄嗟に跳躍するが、完全に想定外の奇襲!右脛に一列にダートが突き刺さる……
屋久島一郎:……飛騨七瀬のダートだ!
飛騨七瀬:6d10+8
DoubleCross : (6D10+8) → 26[3,2,1,8,3,9]+8 → 34
屋久島一郎:装甲で8軽減!26点のダメージ!
屋久島一郎:「この期に及んで小細工か!クハハハハハハッ!」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「リクエストに応じたまでだねえ!!」
屋久島一郎:「貴様は……どうだ、小僧!」構える石蕗を横目で捉える!
屋久島一郎:「手負いだぞ。当てられるか!」
GM:ラウンド中のあらゆる達成値は-6されています。さらに邪毒LV4!石蕗の手番!
石蕗条一:「人間は専門外だが、まあ・・・そうだな。あがいてみりゃァいい。この剣の前で」
石蕗条一:正直辛いけど、こいつを殴る以外にない!
石蕗条一:マイナーで《インフィニティウェポン》。赤い剣を創造。 89→94
石蕗条一:《コンセントレイト:モルフェウス》+《カスタマイズ》。いまはこれが限界。 94→98
石蕗条一:11dx8
DoubleCross : (11R10[8]) → 10[1,2,2,3,3,3,4,4,7,9,10]+7[2,7] → 17
石蕗条一:「少し試運転する。相手になってくれよな。・・・途中で死ぬなよ」
屋久島一郎:《リフレックス:ソラリス》《アドレナリン》!
屋久島一郎:16dx8-1
DoubleCross : (16R10-1[8]) → 10[1,1,2,3,3,3,4,4,4,5,6,7,9,10,10,10]+6[1,3,5,6]-1 → 15
屋久島一郎:ば、バカな……
久我瞠:やったー
石蕗条一:まさか・・・!だが、ヒットが確定したら《錬成の掟》を使用。ダメージを+5します。 98→103
石蕗条一:違った、98→102
GM:ヌゥーッ……ダメージを!ください!
石蕗条一:2d10+18
DoubleCross : (2D10+18) → 9[7,2]+18 → 27
石蕗条一:「循環・抽出・凝固・・・結合。構成・・・・!」
石蕗条一:すごい質量の剣を叩きつける。
屋久島一郎:19点のダメージ。厳しい……!
屋久島一郎:「ゴッ……ブッ!!」
屋久島一郎:「いいぞ……動きは素人だが」
屋久島一郎:「“重さ”は及第だ……貴様も……喰らってやるとするか……!」
石蕗条一:「どこまでこいつの”ファンクション”を引き出せるか・・・俺もまだ、試してる最中なんだ。相手になってもらおうか」
屋久島一郎:「試し撃ちのまま、死ね!」
GM:クリンナップ!屋久島に邪毒12ダメージ……苦しい!
GM:----
GM:第二ラウンド
GM:----
飛騨
10m
石蕗 棕櫚小路
久我 シュテルン
屋久島
GM:セットアップ。
GM:屋久島は《先陣の火》が終了。行動値6に戻ります。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:なし
飛騨七瀬:《虚無の城壁》。ガード値+12。
石蕗条一:なーし
屋久島一郎:《扇動の香り》。対象は……
屋久島一郎:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2
屋久島一郎:棕櫚小路を狙います。ラウンド中、棕櫚小路を含む攻撃にダイス+5個。
棕櫚小路群雲:なし!
久我瞠:なーし
GM:最初の手番は行動値11、久我!
久我瞠:待機
GM:では行動値10のシュテルン
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:最後の侵蝕する悪意を使用
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:憎悪:飛騨
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:グレネードランチャー 《コンセントレイト:ウロボロス》+《無形の影》
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:飛騨を攻撃
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:おっと
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:ついでだ
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:《フラットシフト》を組み合わせよう
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:侵蝕値0
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:12dx7-1
DoubleCross : (12R10-1[7]) → 10[2,3,4,5,5,6,6,6,7,7,9,9]+10[2,3,7,9]+10[3,10]+6[6]-1 → 35
飛騨七瀬:《魔人の盾》。多分ここで使って問題無いだろう……!
GM:ダメージをどうぞ!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:4d10+9
DoubleCross : (4D10+9) → 25[5,2,9,9]+9 → 34
飛騨七瀬:ガード装甲20点+《魔人の盾》で20点軽減。
飛騨七瀬:ダメージ0。憎悪は喰らいます。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「防いだか…まあいい。君に自殺する自由をあげよう」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「人は皆、自分のことを許すことはできない…」
飛騨七瀬:「……意味のわかんない技術ねー……」
飛騨七瀬:「加減が効かないのは……困るわねぇ……!」
GM:行動値10、飛騨!
飛騨七瀬:《ダークマター》《猛毒の雫》!
飛騨七瀬:《コンセントレイト:ソラリス》《罪人の枷》《瞬速の刃》。自分を攻撃!
飛騨七瀬:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[1,2,2,2,3,4,5,5,5,7,7,9,10]+10[1,6,9,10]+10[2,10]+10[7]+2[2]+4 → 46
飛騨七瀬:ゲーッ、なんでこんな出目が……
飛騨七瀬:頑張って防ぎたいところ
飛騨七瀬:5d10+8
DoubleCross : (5D10+8) → 30[6,10,1,3,10]+8 → 38
飛騨七瀬:18点ダメージ。こっちに温存しとけばよかった……!
石蕗条一:いい出目だ!
久我瞠:憎悪恐い
GM:邪毒LV4、達成値-6が付与された!しかもダメージも受けており危険!
飛騨七瀬:「くっ……。っ……!」
飛騨七瀬:「確かに……なるほど?」
飛騨七瀬:「ステイト・オブ・グレイス……オーヴァードのテロリスト……」
飛騨七瀬:「案件、先に回すべきだったかしらねー……。“孟偉殺し”で『逮捕』しておくべきだった」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「テロリスト?失礼な、私はまっとうな研究者だよ」
屋久島一郎:「馬鹿げた組織に身を置いて、今更言い訳か?聞き苦しいぞ」
屋久島一郎:「上の思惑など知らぬが、所詮SOGも、情報屋も……」
屋久島一郎:「コソコソと小賢しく立ちまわるだけの、くだらぬクズだ。滅んで構わん」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「ハハハッ!!そちらの事情は私も知ったことではないからねえ!!降りかかった火の粉は払うだけだねえ!!」
GM:手番は行動値9。石蕗です。
棕櫚小路群雲:このイニシアチブで
棕櫚小路群雲:一応BCスーツを脱いでおこう。
棕櫚小路群雲:これで屋久島より先に行動できる!
石蕗条一:「・・・・気に入らねえな。テメーらは・・・等価交換を無視した。無関係な奴を、無関係な理屈で」
石蕗条一:攻撃対象は飛騨ですね。
石蕗条一:屋久島には当たらない恐れがある。拳銃で撃ちます。
石蕗条一:《コンセントレイト:モルフェウス》&《カスタマイズ》&《クリスタライズ》。で、狙います。
GM:どうぞ!
石蕗条一:102→110
石蕗条一:13dx7
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,1,2,3,3,4,5,6,7,8,8,8,10]+10[1,3,4,4,10]+10[9]+1[1] → 31
飛騨七瀬:ガード!ダメージをどうぞ!
石蕗条一:あ、拳銃なので命中-1。達成値30です。ダメージは変わらないけれど。
石蕗条一:4d10+15
DoubleCross : (4D10+15) → 26[10,5,10,1]+15 → 41
石蕗条一:装甲無視です。
GM:グワーッ!それは……ダメだ!
石蕗条一:「・・・・こういうのは・・・どうだ。水破。兵破」
石蕗条一:弾丸が途中で矢に変わる!装甲を貫いて突き刺さります。
飛騨七瀬:「う……ッ……」
飛騨七瀬:飛騨七瀬が膝を……突く!
屋久島一郎:「倒れるな」
屋久島一郎:瞬間、屋久島が拳を振り、飛沫を飛ばす。《奇跡の雫》
屋久島一郎:「見苦しいぞ」
飛騨七瀬:「はーっ……くそっ、現場から離れすぎたかしらー……?」
石蕗条一:「・・・テメーらは俺の主義に反する。よって俺が”ペナルティ”を与える」 解放暴走中ゆえの、悠々としたリロードだ。
飛騨七瀬:「仕方ない……脳ごと、消させてもらうわー……あなた達の記憶」
飛騨七瀬:ふらふらと構え直す!ピンチなのは変わらず!
GM:そして手番は行動値6!棕櫚小路!
石蕗条一:やっちまえーっ
久我瞠:殺せー
棕櫚小路群雲:ウオオオオ
棕櫚小路群雲:「……う」
棕櫚小路群雲:ようやくフラフラと目をさます。
棕櫚小路群雲:「よ、よくも…やってくれたな…くそっ公務員のくせに!」
棕櫚小路群雲:マイナーでジェネシフト!
棕櫚小路群雲:1d10+98
DoubleCross : (1D10+98) → 9[9]+98 → 107
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:やれー
屋久島一郎:「横から喚き散らすな……ゴミめ!」
屋久島一郎:「俺が『ゴミ』と認識している間が幸運だぞ――蹴り散らされない事だけ祈りながら、うずくまっていろ」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「もういっぺん言ってみろ」
棕櫚小路群雲:「今、ボクの事を何て言った!お前!!」
屋久島一郎:「ゴミだ」
屋久島一郎:「技を奮うに値しない」
棕櫚小路群雲:メジャーで《プレディクション》+《マルチウェポン》+《ヴァリアブルウェポン》+《腐食の指先》+《オーバードーズ》
棕櫚小路群雲:ガシャン!!
棕櫚小路群雲:両腕に、大型の釘撃ち銃のような武器を抜き、構える!
棕櫚小路群雲:使用武器はフルオートショットガン×4+ショットガン1!
棕櫚小路群雲:4dx-5
DoubleCross : (4R10-5[10]) → 6[1,4,5,6]-5 → 1
棕櫚小路群雲:あぶねえ!回避は不可!
GM:達成値は1ですが、ファンブルではないですねェー
棕櫚小路群雲:対象は屋久島!
屋久島一郎:ガード……とはいってもガード値は全くありません。
屋久島一郎:ダメージをどうぞ。
棕櫚小路群雲:「――ッうううあああああああ!!!」
棕櫚小路群雲:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 8[8]+47 → 55
棕櫚小路群雲:大量の釘状に生成された爆薬が屋久島に突き刺さる!
GM:ゴ ッ バ オ ン ! !
屋久島一郎:「!!!!」
棕櫚小路群雲:「一発一発は…カスみたいな威力でも」
棕櫚小路群雲:「まとめてならどうだッ!!」
屋久島一郎:裏路地を横薙ぎにぶっ飛び、配管を砕きめり込む!首が異様な方向に捩れる!
屋久島一郎:「な……ん……だ、と……!!」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「わ、わあ…!」
飛騨七瀬:「自分が……言ったそばから……」
飛騨七瀬:「けれど」
棕櫚小路群雲:「き、効いたぞ!?石蕗!や、やった!?効いたぞ!?」
石蕗条一:「当たり前だ。テメーもオーヴァードならな。で、レッスン2だ・・・気を抜くなよ!」
棕櫚小路群雲:「へ?」
飛騨七瀬:《奇跡の雫》。屋久島を再生させます。
石蕗条一:「相手を粉々にして、二度と動かなくするまでな!」
飛騨七瀬:「――所属エージェント全員がソラリス能力者。それが……」
飛騨七瀬:「それが……ハイエイタス……!簡単に殺せるとは、思わないことねぇー……!」
屋久島一郎:「……ただの……」ガラガラと瓦礫を除けながら立ち上がる。
屋久島一郎:「“JCN殺し”の目眩まし……オーヴァードというだけで選んだ……」
屋久島一郎:「ボーッと突っ立っていた、取るに足らんガキ……」
屋久島一郎:ゴキリ、と首を直す。
棕櫚小路群雲:「あわわあわわわわわわ……」
屋久島一郎:「馬鹿が……大人しく一週間やそこらブチ込まれていた方が」
屋久島一郎:「死なずに済んだぞ……小僧」
棕櫚小路群雲:「ぞ、ゾゾゾ……ゾンビ!」
石蕗条一:「フツーのオーヴァードは2、3回死んだくらいじゃ死なないもんだ」
久我瞠:「ふつーはね」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「棕櫚小路君。君もさっき生き返っていたからねえ」
棕櫚小路群雲:「ヒッ!?ヒィイーッ!?ぞ、ゾンビだッアンデッドだッ!アウアウアウアウ……」
棕櫚小路群雲:まるで周囲の声が聞こえていない。
GM:手番は屋久島!
屋久島一郎:《コンセントレイト:ソラリス》《腐食の指先》《アドレナリン》《紅蓮の衣》《クロスバースト》《オーバードーズ》!
屋久島一郎:「くたばれ」
屋久島一郎:あ、そうだ《ポイズンフォッグ》も残ってました。これも入れて範囲攻撃だ!
屋久島一郎:16dx7+5
DoubleCross : (16R10+5[7]) → 10[3,3,4,4,4,5,5,6,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,2,6,7,9,9,10]+6[2,3,3,6]+5 → 31
石蕗条一:暴走中でした。リア不
棕櫚小路群雲:一応回避!
屋久島一郎:対象はPC全員ですね。リアクションをどうぞ。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:リア不
棕櫚小路群雲:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 7[3,4,7,7]+1 → 8
久我瞠:ガード
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:ガードは危険だ
GM:そう、ガードすると逆にダメージが跳ね上がるぞ
久我瞠:《紅蓮の衣》か!
久我瞠:じゃあ頑張る ドッジ
GM:受けると危険なソラリス拳法
久我瞠:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[3,4,7,9,9]+1 → 10
屋久島一郎:4d10+32
DoubleCross : (4D10+32) → 24[9,8,6,1]+32 → 56
屋久島一郎:装甲値は-20で算出、シーン中-10で持続!
石蕗条一:屋久島に 執着/憤懣○でとって、即昇華!蘇生!
棕櫚小路群雲:屋久島にロイス取得&復活!
久我瞠:棕櫚小路くんのロイスを切って復活しよう。こいつはクズじゃなくなった
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:ハイエイタスのロイスをてタイタス昇華して復活
屋久島一郎:二歩踏み込み、破裂するかのような熱反応の速さで拳を横薙ぎに振るう!
屋久島一郎:「まとめて、死ね!!」
屋久島一郎:ダ ン !
棕櫚小路群雲:「ギャボォーッ!」
石蕗条一:「・・・・は! こんなネズミ花火で・・・吹き飛ぶかよ。阿呆が・・・!」 解放衝動ゆえの余裕直立。灼かれた端から錬成治療。
久我瞠:「ッ……!! あは! いい感じじゃんあんた!ああ痛い!!」血まみれ!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「くふふふ、いいねえ。久しぶりに死ぬかもしれないと思ったよ」
棕櫚小路群雲:「く、くそぅ…ゾンビ人間め…もう一回爆破してやる……」
GM:2ラウンド目終了の前に、久我の手番!
屋久島一郎:「さあ、誰が立つ!小童ども!!」
屋久島一郎:「貴様らを、染みにしてやるぞ!!」
棕櫚小路群雲:「う…うう……怖い……けど……」
棕櫚小路群雲:「今更怖気づいてられない……!チクショウ!」
久我瞠:マイナーで《斥力跳躍》
久我瞠:ふわっと飛んで飛騨のエンゲージに移動
久我瞠:メジャーで接敵
飛騨
久我
10m
棕櫚小路
石蕗 シュテルン
屋久島
久我瞠:「……すっごい悔しいところだけどあのおっさんに攻撃当てられそうにないし」
久我瞠:「君の方にするね」
久我瞠:以上で
飛騨七瀬:「この守りを」
飛騨七瀬:「抜けると思って―?……」
久我瞠:「やってみないとわかんないね」
GM:終了。敵2人は邪毒で12ダメージを受けます。
GM:《奇跡の雫》は回復量が心もとないので……
GM:----
GM:第三ラウンド
GM:----
飛騨
久我
10m
棕櫚小路
石蕗 シュテルン
屋久島
飛騨七瀬:《虚無の城壁》。
石蕗条一:なし!
屋久島一郎:1d4
DoubleCross : (1D4) → 3
屋久島一郎:久我は射程外なので振り直し。
屋久島一郎:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2
屋久島一郎:棕櫚小路に《扇動の香り》。
棕櫚小路群雲:なし!
久我瞠:なし
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:なし
GM:攻撃は久我さんから。どうぞ。
久我瞠:がんばろう
棕櫚小路群雲:やっちめえ!!
久我瞠:《コンセントレイト:ウロボロス》+《無形の影》
久我瞠:シュッツのロイスを切ります
久我瞠:あのおっさんはヤバイ
久我瞠:ダイス+10
石蕗条一:KiLL!
久我瞠:20dx7 対象飛騨
DoubleCross : (20R10[7]) → 10[1,1,1,2,2,4,4,5,6,6,6,6,6,6,6,7,7,9,9,9]+10[3,4,4,10,10]+10[2,9]+4[4] → 34
久我瞠:微妙だなあ
飛騨七瀬:ガード力には自信がある!《虚無の城壁》の力でガード!
久我瞠:4d10+13 装甲有効
DoubleCross : (4D10+13) → 27[9,1,8,9]+13 → 40
GM:あっ全然ダメだ!
GM:ガード装甲値は20!残りHPは3なので……
GM:極限貫通!倒れます!
石蕗条一:邪毒とのダメージに耐えきれるかーっ
久我瞠:「………」ナイフで貫く。躊躇なく心臓を狙う
飛騨七瀬:「……っ!!」
飛騨七瀬:「……し、信じられないわねー……」
飛騨七瀬:「ただの学生じゃ、なかったの……?」
久我瞠:「……あはは」心臓に突き刺したままグリグリする
飛騨七瀬:よろめく。外見からはほとんど分からない、小さな傷だが、
飛騨七瀬:ドクドクと血が流れ出している。壁を伝って、血の帯が流れる。
棕櫚小路群雲:「わ、わあーっ!」
飛騨七瀬:「……し、信じられない……」
久我瞠:「ブロークンラズベリーの真似してみたんだ。どうだった? あは」
飛騨七瀬:「ちょっとかっこいい子かなー……って、…………思ったのに……」
久我瞠:「面白いことしてくれたね」ナイフを引き抜く
棕櫚小路群雲:「久我!こ、殺すのはやめといてくれよ!?」
石蕗条一:「いや。棕櫚小路。あれはあいつの権利だ。あいつが“リターン”を受け取る権利がある」
棕櫚小路群雲:「え…で、でも……」
久我瞠:ミンチにする作業に入っていいですか!
久我瞠:ダメならおとなしくします。
GM:そうですね。
GM:ここで久我瞠の固有能力を皆さんにも公開します。
GM:久我くんは、既に倒した敵、またはデータを持たないエキストラであれば
GM:自由に殺害シーンを設けて、いつでも、殺害することができます。
GM:今回は戦闘中なのでシーンは分かれませんが、
GM:このようなシチュエーションでも当然プレイヤーが望めば殺害自由です。
棕櫚小路群雲:「話も聞かなきゃいけないし…それにこいつらは、じ、実行犯ってだけで……」
石蕗条一:「気に入らなきゃ、次はお前があいつより先に相手を殺せるレベルまで強くなることだ」
棕櫚小路群雲:「……そんな」
石蕗条一:「別に、久我を倒してお前があいつを殺す権利を得てもいいんだぜ。もっとも・・・」
石蕗条一:「いまは自分の身の安全を確保した方がいいだろ? なあ、シュッツ・・・!」
屋久島一郎:「……」ゴキッ
棕櫚小路群雲:「ううっ……!」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「まあ、そうだねえ。こういう世界もあるということだよ。棕櫚小路君。」
久我
10m
棕櫚小路
石蕗 シュテルン
屋久島
GM:手番は行動値10。シュテルン。
久我瞠:ではこちらはミンチにする作業に入ります
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「ああ、素材としてキレイに残しておいてくれれば彼女の死も無駄にならないからねえ。頼むよ。」
久我瞠:「……」話など耳に入らぬ
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「あー、望み薄かな」
棕櫚小路群雲:「あ…あう……ッ」
石蕗条一:「あいつはそれに相応しい“リスク”を犯した。罪のない人間に罪を着せる。他人を殺す」
石蕗条一:「いま、それをかなり安い支払いで購っている。俺の師匠だったら・・・ま、殺すなんて優しさは見せなかっただろうな」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「残りは君だけだよ若いの」
屋久島一郎:「残り?残りは貴様らの方だ」
棕櫚小路群雲:「あ、アンタも!助けにいってやらないのかよ!?」
屋久島一郎:「所詮、死んだ人間は戻らん。感傷を吐くつもりもないが……」
屋久島一郎:「食い散らかしてくれる!」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:《コンセントレイト:ウロボロス》+《無形の影》 暴走剣で攻撃
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:12dx7-3
DoubleCross : (12R10-3[7]) → 10[1,2,3,3,3,5,6,7,8,8,9,10]+10[1,3,4,7,10]+10[3,10]+6[6]-3 → 33
屋久島一郎:空気が破裂するかのような急速移動。
屋久島一郎:《リフレックス:ソラリス》《アドレナリン》。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:微妙か
屋久島一郎:16dx8+5
DoubleCross : (16R10+5[8]) → 10[1,2,3,4,4,7,7,7,7,8,8,8,9,9,9,10]+10[2,2,4,8,8,8,9]+10[3,5,10,10]+10[2,9]+7[7]+5 → 52
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:おう ヨケラレタ
棕櫚小路群雲:ウゲエーッ!
石蕗条一:強いぜ!
屋久島一郎:「クハッ!!」
屋久島一郎:「――鈍い!!」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「中々やりおる!!」
屋久島一郎:「……」避けたその動きのまま、シュテルンの頭部へと拳を振りかぶる!その瞬間……
GM:行動値9、石蕗の手番!
石蕗条一:ここはタイタスアタックも噛ませよう。残りロイス4で縮こまるのは130点キャラのやることじゃない!
石蕗条一:クラスメートをタイタス昇華。ダイスを+10して攻撃します。
石蕗条一:マイナーでようやく暴走解除。メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》&《カスタマイズ》&《クリスタライズ》。
石蕗条一:110→118
石蕗条一:23dx7
DoubleCross : (23R10[7]) → 10[1,3,4,4,4,5,5,6,6,6,6,8,8,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,1,1,2,2,3,3,5,5,6,9]+1[1] → 21
石蕗条一:タイタスの意味なしw
GM:こりゃあ無残
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:うげえ
屋久島一郎:16dx8+5
DoubleCross : (16R10+5[8]) → 10[1,2,3,4,4,4,5,5,6,6,6,7,7,10,10,10]+6[3,3,6]+5 → 21
屋久島一郎:《リフレックス:ソラリス》《アドレナリン》で同値回避……!
石蕗条一:ここはもう一個タイタス!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:同値
棕櫚小路群雲:ワウ!!
石蕗条一:JCNのロイスをタイタス化し、達成値を増やします。
石蕗条一:1d10+21
DoubleCross : (1D10+21) → 10[10]+21 → 31
屋久島一郎:そのダメージは……
屋久島一郎:耐えられません!落ちる!!
石蕗条一:まだダメージは出してませんよ・・・
石蕗条一:もっとも、確実にこれより高くなるんですけどねェーッ!
GM:あ、本当だww
石蕗条一:4d10+31
DoubleCross : (4D10+31) → 27[7,4,7,9]+31 → 58
棕櫚小路群雲:ヒィーッ!
GM:ますます無理!
屋久島一郎:残りHPは8。装甲無視なのでそのまま喰らいます。
石蕗条一:「・・・・展開。リリース」 空間を歪曲させ、座標それ自体を足場に跳躍!
石蕗条一:回転しながら、大質量の剣を歪曲とともに叩き込みました。
屋久島一郎:「チィッ!」飛びかかった攻撃の瞬間、予想外のインタラプトを受ける!
屋久島一郎:「……ッ!ガ………ッッッ!!」
屋久島一郎: ――ズシャ!!
屋久島一郎:「……キッ、ごときが……ッ!」
GM:上半身と下半身が分断されている。だが、それでも生命活動ができる……
GM:それが彼らの生命力。オーヴァードなのだ。
石蕗条一:「世界を・・・・敵に回す覚悟はあったか? 本当に? テメーが?」
屋久島一郎:「……」しかし、もはや復活エフェクトはなし。戦闘終了です。
棕櫚小路群雲:「そ…そいつも殺すのか…石蕗……」
棕櫚小路群雲:「な、なあ……」
石蕗条一:「まさか。俺はそこまで優しくない。・・・・・・・インタビューだ」
棕櫚小路群雲:「……!そうか……」
石蕗条一:「・・・・・・・・・お前、甘すぎだ。いつかヤバイことになるぜ」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「まあ、殺さないってのも悪いことではないからねえ」
GM:----
【Backtrack】
GM:バックトラックに入ります。
GM:今回登場したEロイスは1つ。
【“雪ぎ白穂”】
"否定の壁"
GM:2つ分振ることができます。
棕櫚小路群雲:振る!!
石蕗条一:振ります!
久我瞠:ひゃはー振るぜー
棕櫚小路群雲:121-2d10
DoubleCross : (121-2D10) → 121-15[9,6] → 106
石蕗条一:118-2d10
DoubleCross : (118-2D10) → 118-4[3,1] → 114
久我瞠:130-2d10
DoubleCross : (130-2D10) → 130-14[7,7] → 116
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:131-2d10
DoubleCross : (131-2D10) → 131-17[7,10] → 114
石蕗条一:低いw でも一倍ぶりを試すとき。
GM:大丈夫なのでしょうか……?
石蕗条一:いや、2倍ぶりにしよう・・・
石蕗条一:114-6d10
DoubleCross : (114-6D10) → 114-45[9,6,10,10,3,7] → 69
石蕗条一:戻りすぎィ!
GM:無用なアドバイスをしてしまったw
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:114-5d10
DoubleCross : (114-5D10) → 114-24[2,3,5,10,4] → 90
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:一倍で帰還
棕櫚小路群雲:安定の1倍!
棕櫚小路群雲:106-4d10
DoubleCross : (106-4D10) → 106-26[5,9,8,4] → 80
久我瞠:7d10-116 一倍振り生還者でダイス+3
DoubleCross : (7D10-116) → 38[3,7,8,5,7,2,6]-116 → -78
石蕗条一:経験値3点! ガッチャ!
棕櫚小路群雲:一倍で帰還!
棕櫚小路群雲:経験値5点!カッツェ!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:5点だぞ ド新人
久我瞠:5てん
GM:経験点にも理由があるかもしれないじゃないッスか
GM:シナリオ達成点は8点とします。で、いつもの4点とEロイスの2点
GM:Dロイスは飛騨七瀬と屋久島一郎の"記憶探索者"。計2点。
GM:基本点は16点となりますので、ここに侵蝕経験点を足します。
石蕗条一:19点デース!
棕櫚小路群雲:イエーイ!
棕櫚小路群雲:21!
久我瞠:21点!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:21点
ロケットさん:19点
モヤイさん:21点
鳩子さん:21点
ぽぽさん:21点
(珪素):27点
GM:以上です。エンディングを後日に回し、本日の行程は終了!
GM:お疲れ様でした!
棕櫚小路群雲:イエース!お疲れ様でした!
久我瞠:お疲れ様でしたー!!
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:お疲れ様でした お休みなさい
石蕗条一:お疲れ様でしたー!
【Masterscene/04】
GM:----
GM:新市街――G警察署
GM:----
GM:時刻は夜。それでも何人かの職員が残っているべきこの時間帯に――人影は2つしかない。
GM:署長デスクの上に、足を組んで座る女性の影。手元の通信端末は、警察のものではない。
遠野玲子:「……」
遠野玲子:「……。通信途絶。2人ともやられちゃったかな。ね?」
木崎浅彦:「あの2人を上回る――オーヴァード能力者が存在したと?」
遠野玲子:「ふふふ、そういう事かな。いやー参った参った!」
GM:『署長』――遠野玲子はデスクから降り立って数歩進み、モニタに向かい続ける青年へと振り向く。
遠野玲子:「失敗しちゃった!」
遠野玲子:「ごめんね」
木崎浅彦:(…………………)
木崎浅彦:「……。至急対応を行いましょう。対象候補を絞り込み、“指名手配”を行えるようにします」
木崎浅彦:「各署への手配を直接操作すれば、15時間程で完了します」
遠野玲子:「いーや……いい。それはいい」背を向けたまま、気怠げに手を振る。
遠野玲子:「そういう事したらさ……。そいつら、私達相手に戦うしかなくなっちゃう」
遠野玲子:「勝てるとは限らないじゃない」
木崎浅彦:作業に取り掛かろうとしていた手を瞬時に止める。まるで機械じみた切り替えだ。
木崎浅彦:「今回の『攻撃』を行なったことで、無秩序に存在していた情報屋の数は、ある程度絞り込めたといえます」
木崎浅彦:「……戦果としては……やはり、失敗ですが」
遠野玲子:「苦しいよねぇ。けれど、まあ……いいよいいよ」
遠野玲子:「本来のやり方で行く。ここからは……じっくりと」
遠野玲子:「部隊を使い潰したとしても――“始まりのアーティファクト”の情報は絶対に、破棄しないといけない」
【Ending/01】
GM:----
GM:石蕗くんのエンディングを行います。
GM:----
GM:旧市街――鬼灯家
GM:----
GM:死亡した鬼灯更沙の家。新築の高層マンションの一室だが……錬金術師に解除できないセキュリティではない。
GM:高台に埋もれるように聳えるマンションからは、新市街を一望できる。あの探偵の事務所と似た景色だ。
石蕗条一:「プログラムの偽造は専門外だが・・・時間さえあれば、民間セキュリティくらいはな・・・」
石蕗条一:偽造カードキーで侵入!
GM: ピン!
GM:部屋のセキュリティも通過できた。ある種の経験が役立つ日というのも来る。
GM:この時間に家族の在宅はないというのも確認済みだ。702――鬼灯更沙の部屋へと入る。
石蕗条一:「さて、いくらなんでも情報をそのまま残しておくはずはないと思うが、何か見つかるか・・・」素早く侵入だ。
GM:例えば、電子的な形で情報が残っている事はあり得ないだろう。
GM:警察が――正確には“警察を装った”連中が、既に捜索を完了しているはずだ。
GM:だが、鬼灯更沙の自室に踏み入った石蕗の目を引くものがあった。……石蕗だけに。
石蕗条一:「・・・・あン?」
GM:――壁に掛けられた、四角い3色のコースター。白と青、褐色。
石蕗条一:「・・・・・! 変化の三色か? だが、黒じゃなくて・・・青」
石蕗条一:こいつを調べてみよう!
GM:そう、その一色だけが違う……が、心当たりはあるかもしれない。
GM:――今提示できる情報は3つ。“褐”。“白”。“蒼”。
石蕗条一:「無意味とは思えない・・・・アーティファクト。“色”か・・・・」
GM:どの色を最初に調べたいと思ったか……仮に、その情報の力が本物だったというなら
GM:既にあの時『読みきって』いた筈だ。もしも何かメッセージを隠しているとしたら……
石蕗条一:一番気になる“白”から見てみます。
GM:では手に取った瞬間分かるでしょう。ただのコースターの材質構成ではない。
GM:中に何かを仕込んでいる。錬金術師――もしくはモルフェウス、と呼ばれる者でしかわからない。
石蕗条一:「・・・・手が込んでやがる」
GM:記録媒体とすれば、サイズから考えても電子的な媒体でしょう。
GM:すぐそこのPCで再生する事も可能なはずです。
石蕗条一:「罠の可能性もあるが」 躊躇なし!
石蕗条一:どうせ情報では劣った身だ。容赦なく再生する!
GM:モニタがメッセージを映す。
GM: ――ガリッ!
JCN:――あたしは生きている。
JCN:――また会おう。おやすみ。
GM: ガリッ……ギギン!バヂッ!
GM:PCのシステムごと巻き込んで、データは消去される。
石蕗条一:「・・・・・・だろーな」
GM:メッセージの日付は……つい、今朝だった。鬼灯更紗が死亡した『後』に残されたメッセージ。
石蕗条一:「少し安心したぜ。情報収集に関しちゃ、当てにはなるってことがわかった・・・」
石蕗条一:念のため、ほかの色のコースターも窃盗していきたい。
GM:勿論それらには何も仕込まれてはいませんが、いいでしょう。
GM:何か役に立つ時が来るかもしれません。
石蕗条一:コースターがひとつだけ失われているより、ぜんぶ無い方が自然だ!
GM:“JCN”は、情報消去のために外部から現れたUGN――ハイエイタスの追求を逃れるべく、『死んだ』。
GM:それが見た目通りの意味でないことを知っている人間は少ない……今は。
石蕗条一:ちなみに、次回でこのコネをコネ:ハッカーとして常備化したいのですが、可能ですか?
GM:いいでしょう。コンタクトが取れるシチュエーションであれば、活用できます。
石蕗条一:了解です。では、迅速に引き上げましょう。
GM:――そして石蕗はそれを利用することすらをも躊躇しない。
GM:“アーティファクト”の破壊。目的はJCNの『前回のクライアント』……“フライデイ”。
GM:----
GM:エンディングを終了します。
石蕗条一:押忍!お疲れでした!
【Ending/02】
GM:----
GM:新市街――ミュンヒハウゼン邸
GM:----
GM:ハイエイタスのエージェントの内、女性警官……飛騨七瀬は本物の殺人鬼の凶刃に倒れた。
GM:だが、もう一人――屋久島一郎と名乗る男はどうなったか?
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:手術台を用意して鼻歌を歌いながら解剖準備を始めよう
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「な、なあ、爺さん。こいつを……殺すのか?」
屋久島一郎:「……」不機嫌そうに目を閉じている。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「そうだねえ、科学の発展には犠牲がつきものだということは君にもわかるだろう。棕櫚小路君」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「安心したまえ。無駄に苦痛を与えたりするのは趣味ではないからねえ。」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「彼の命で新たなる発見があればそれは未来にとって良いことだからねえ」
屋久島一郎:「テロリストの科学発展にか?バカめ。文明を破壊するしか能のない連中が」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「それは見解の相違というものだねえ。君たちだって見方を変えればテロリストと何ら変わりないだろう。人の記憶をいいように操って。都合が悪ければ殺す。」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「何が違うのかな?」
屋久島一郎:「ほざいていろ……それを正しいと盲信するなら、言葉に意味はあるまい」
屋久島一郎:「互いにな!」
棕櫚小路群雲:「……っ……警察のじいさん!アンタはそれでいいのかよぉ!」
棕櫚小路群雲:「殺されそうなんだぞあんた!もっと、こう…なんか無いのかよ!」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:ビシッっと人差し指を立てて振る。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「棕櫚小路君。君も選ばれた側の人間ならそのへんは理解できるのではないかな」
棕櫚小路群雲:「理解できる…わけないだろ……な、なんでそんな、理屈で人をバラバラに、したり、出来るんだ……」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「そうか…ふむ。」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「では聞こう棕櫚小路君。彼は君を殺そうとした。その彼を君はどうしたいのだね?」
棕櫚小路群雲:「……」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「私はSOGの主流派ではないが、SOG的に言えば君は選ばれた人間だ。選ばれた人間には義務と責任が生じる。」
棕櫚小路群雲:「警察のじいさん。アンタ、この街で警察が何をしようとしてるか、知ってるのか?」
棕櫚小路群雲:「ボクはまずそれが聞きたい。」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「なるほど…まず聞くか。いい姿勢だ。」
屋久島一郎:「……聞いてどうする?そっちのジジイはどの道興味もなかろう。『科学』とやらが優先だ」
屋久島一郎:「お前にしたところで……所詮、何もできまい」
棕櫚小路群雲:「いいから答えろよッ!出来るかどうかなんて、やってみないで分かるもんか!」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「んふふ、確かに君には興味はない。が、棕櫚小路君の考えには俄然興味がわいてきたね」
屋久島一郎:「答えると……思うのか?」
屋久島一郎:「いや、違うな……『答えられると』思うのか、お前は」
屋久島一郎:「俺達の部隊は『記憶処理』こそが本領だ」
棕櫚小路群雲:「なんだって…?」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「んふふ、なるほどねえ」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「随分としっかりした組織だ」
屋久島一郎:「短期間での度重なる戦闘不能、あるいはジャーム化に伴う『ある一定の侵蝕率上昇』――」
屋久島一郎:「そいつがトリガーの一つだ。もっとも、次以降『生け捕り』を試みたところで無駄なところだがな」
屋久島一郎:「そして……今、俺が覚えている情報は……」
屋久島一郎:「……」
屋久島一郎:「……?」初めて表情を崩します。困惑の表情。
屋久島一郎:「――どういう事だ? UGN……処理部隊……こんな事まで……記憶できているはずが……」
棕櫚小路群雲:「……!おい!どこまで覚えてるんだ!答えろ!」
屋久島一郎:「待て、小僧!……ッ、どういうことだ、これは……!」
棕櫚小路群雲:「1人で困惑するなーッ!!」
屋久島一郎:「……。そもそも……UGNの作戦行動で――裏社会のオーヴァードといえど、先制攻撃による殺害任務……こんな例が、あったか……?」
棕櫚小路群雲:「……?」
屋久島一郎:「……小僧。答えろ。何かこの街には……あるのか」
屋久島一郎:「絶対的に消去しなければならない……レネゲイドに関わる再優先目標、が」
棕櫚小路群雲:「何か……?別に……先生によるとこの街はレネゲイドウィルスの感染率が高いとか……言ってたけど……」
棕櫚小路群雲:「あっ」
棕櫚小路群雲:「もしかして、あの…アレか?石蕗の言っていた……」
屋久島一郎:「所属組織すらもロックされていないというのに……その先は覚えていない。何故、俺達はこの街に来た?」
棕櫚小路群雲:「アーティ…ファクト……?」
棕櫚小路群雲:「……ていうか…おい、もしかして」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「ほう、噂程度に捉えていましたが、信憑性が跳ね上がりましたねえ」
棕櫚小路群雲:「アンタも……記憶をいじられてたんじゃないのか?」
棕櫚小路群雲:「さっきからおかしいぞ……話も、態度も」
屋久島一郎:「……。どうだろうな。知っていたとしても、もはや答えてやることはできんがな……!」
屋久島一郎:「自動記憶消去の発動と、元々の記憶操作……その区別など不可能だ」
棕櫚小路群雲:「……」
屋久島一郎:「だが確実な事は、俺の記憶は『目的』のレベルから先を消去された。先の敗北の時点でな」
棕櫚小路群雲:「つまり、もう、お前に答えられることは、何もない……のか?」
屋久島一郎:「そういう事になる。確かめてみるか?拷問でもするか?」
棕櫚小路群雲:「……」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「意味のない苦痛に興味はないね」
棕櫚小路群雲:「ちょっと待ってろ、アンタも、シュテルンの爺さんも」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「んふふ、待つとも」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:すごく嬉しそうだ
棕櫚小路群雲:と、手術室を出て、小型のトランクを持って、すぐに戻ってきます。
棕櫚小路群雲:ガタン、手術台にトランクを置く。
棕櫚小路群雲:「これは……この機械と」肩にかけた釘打ち機を指し示す。
棕櫚小路群雲:「この……警察の爺さんの代金だ。足りないって事は無いはずだぞ」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:金額を確認する
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「確かに…、だが私は金にはさほど興味はない。」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「しかしながら、棕櫚小路君。君は決断した。」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「その決断には責任が伴うということを理解しているのかね?」
棕櫚小路群雲:「……責任なんてまだ分からない」
屋久島一郎:「おい、小僧!」
屋久島一郎:「何を考えている?俺を利用するつもりなら……そいつは、バカな考えだ」
棕櫚小路群雲:「黙ってろ!!」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「少し黙っていたまえ若造」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「選ばれた者には義務と責任が生じる」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「ノブレス・オブリージュというやつだねえ」
棕櫚小路群雲:「……ボクはここでこいつを見殺しにしたら、帰ってからも、この手術室の事を何度も思い出す事になる。きっとそうだ」
棕櫚小路群雲:「そんなのは嫌だ。後悔したくない。だから今の感情に従ってみる」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「君はそこの素材の命を金で買うという。責任はわからないでは済まされない。私は彼にまた狙われるかもしれないのだ」
棕櫚小路群雲:「……その時はその時で、きっとなんとかするさ」
棕櫚小路群雲:「ボクは金持ちだ…いや、ボクは棕櫚小路群雲なのだから」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「…んふふ、いい。」
屋久島一郎:「……」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「君は中々素晴らしい」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「まだまだ未熟ではあるが、それこそが選ばれた人間の採るべき道だ」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「弱者の命などは君が選択し選んでやればいい」
棕櫚小路群雲:「……」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「いいだろう、確かにその金額で彼を売り渡そう」
棕櫚小路群雲:「アンタとも、また会うかもしれないな」
棕櫚小路群雲:と、屋久島を連れて、手術室を出て行きます。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「棕櫚小路君。君さえよければウチの組織に入らないか?私は歓迎するぞ」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:と後ろから声をかけます
棕櫚小路群雲:ピタッと止まって
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「君には個人的に興味がある。」
棕櫚小路群雲:「……先生やアンタにはすまないけど、断るよ」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「そうか、残念だねえ。だがまあ困ったことがあればいつでも来てくれたまえ。」
棕櫚小路群雲:「選ばれた存在になんて、ボクはまだなってない」
棕櫚小路群雲:「これから、なってみせる」
棕櫚小路群雲:バタム、と部屋を出て行きます。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「んふふ、私には家族はいないが…。孫というものがいればああいう子が望ましいねえ」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:とコーヒーを淹れてルッキングチェアでくつろぎます。
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:「アーティファクトか、SOG的にどう動くのかは判らないが。これに手を出さないという事は有り得ないねえ。」
シュテルン・カッツェ・ミュンヒハウゼン:ということで孟偉に連絡をとって情報収集を依頼しておきます
GM:なるほど。孟偉も今回生き残ったので、アーティファクトの情報を次回までに集めてくれるでしょう。
GM:――選民組織、ステイト・オブ・グレイス。
GM:既存の倫理では『悪』とされる彼らもまた、このG市には息づいている。
GM:UGNからもFHからも、盤外に存在する男の一手が、勢力図を動かす一手となるか……
GM:それはまだ、誰にもわからない。
GM:----
GM:----
GM:新市街
GM:----
屋久島一郎:「……俺を始末しておくなら、今のうちだぞ」
屋久島一郎:「小僧。お前はこの拘束を解く権利も買った。だが、外した瞬間……」
屋久島一郎:「お前の頚骨がどうなるのかも、俺は保証できん」
棕櫚小路群雲:外しましょう。
棕櫚小路群雲:「……行けよ。」
屋久島一郎:「……」
棕櫚小路群雲:「どこへなり、行ってくれ」
屋久島一郎:「チッ」
棕櫚小路群雲:「ただし」
棕櫚小路群雲:「もう一度ボクや、ボクのクラスメイトや、学校に余計な事をするようなら」
棕櫚小路群雲:「その時は……容赦しないからな……!」
屋久島一郎:答えず、そのまま歩き出す。
屋久島一郎:背を向けたまま言う。
屋久島一郎:「ゴミと言ったことだけは」
屋久島一郎:「――訂正してやる。小僧」
棕櫚小路群雲:「……」
棕櫚小路群雲:「ハァーッ……」
棕櫚小路群雲:言ったのを見届けて、ずるずると門の柱によりかかってへたり込む。
棕櫚小路群雲:「なんで金持ちのボクが…こんな疲れなきゃいけないんだ……」
GM:ではパタパタと駆け寄る足音が。
メイドの春野さん:「坊ちゃま!」
メイドの春野さん:「坊ちゃま!坊ちゃま!大丈夫ですか!?」
棕櫚小路群雲:「!?」
棕櫚小路群雲:「は、春野さん!?」
メイドの春野さん:「そうですよ春野ですよ!もう、こんな格好になるまで……!」
棕櫚小路群雲:「や、やめろ!服をパタパタするなッ!」
メイドの春野さん:「心配だったんですよぉ」
棕櫚小路群雲:「……しなくていいって言ったのに…!」
棕櫚小路群雲:「でも…まあ、着替えは、役に立ったかも…かな……」
メイドの春野さん:「わ、私だって正直……こ、これで怒鳴りつけられなくて済むなとか、お掃除しなくていいかもとか」
メイドの春野さん:「最初……最初思ってたんですけど!でも、やっぱり!心配じゃないですか……!」
棕櫚小路群雲:「……」
メイドの春野さん:「お屋敷に坊ちゃまの姿だけなくて……電話も、普段じゃ考えられないくらい……必死で……」
棕櫚小路群雲:「分かった分かったよ。春野さん」
棕櫚小路群雲:「心配かけて悪かった……帰ろう。」
メイドの春野さん:「ええ、坊ちゃま」
メイドの春野さん:「あったかいお紅茶が入っていますよ」
棕櫚小路群雲:「フン、当然だ。それが女中の務めだからな」
棕櫚小路群雲:「……ぐすっ…」歩きながらちょっと涙ぐんでいる。
GM:――これまでの世界と日常を破壊するかのような、圧倒的な事件。
GM:その中で見せた棕櫚小路群雲の変化は、彼に、そして周囲に、何かをもたらすだろうか。
GM:『成長』と呼ぶには不確かすぎる一歩。だが、彼の物語もまた……この街の中で、動き始めていた。
GM:----
GM:エンディングを終了します。
棕櫚小路群雲:イエス!おつかれさまでしたー!
【Ending/03】
GM:----
GM:新市街――G市センター街 裏路地
GM:----
GM:夜の踏切の前に立つのは、この時間帯は久我程度しかいない。
GM:ほとんどの住民は表通りの踏切を使う。交通量の少ない……格好の路地だ。
GM:踏切の向こうには男が立っている。ハンチング帽に髭面の、痩せ型の男だ。
五十嵐修:「どうでしたか久我さん、犯人について、分かったことでも?」
久我瞠:「僕が犯人じゃないってことは証明したつもりだったんだけど、君のとこにはどう伝わってるのかな」
五十嵐修:「警察が“ブロークンラズベリー”の犯行を模倣した。そして情報屋を殺していた」
五十嵐修:「……俺だって、まあ情報屋の端くれですよ。この件に関しちゃ真偽の区別はつけられるつもりだ」
久我瞠:「そう。じゃあ僕は無罪だったってことでいい?」
五十嵐修:「俺は儲かりませんがね。このままじゃあ何の記事にはできねえ。相手がデカすぎる」
五十嵐修:「ってわけで、これからもせいぜい協力しましょうや。“ブロークンラズベリー”を追わせておけば、相手も尻尾を出すかもしれませんしねぇ」
久我瞠:「僕は結構感情で動くからさ、物事をちゃんと考えたりするの苦手なんだけどね、」
久我瞠:「君は僕を使って何かしたいの?」
久我瞠:「記事を書く以上のことがあったりする?」
五十嵐修:「は、まさか俺ごときが久我さんを利用して何かするとでも?」
五十嵐修:「残念ながら、俺はそういう大それた野望なんて持っちゃいない、つまらない男でね。……こうやって稼げれば、それでいいんですよ」
久我瞠:「ふーん。じゃあ今のところ信じておくよ」
五十嵐修:「――それに、久我さん」
五十嵐修:「“例のジャーム”。まだ……見つかってないんでしょう」
久我瞠:「………」ほとんど肯定の意味の沈黙
五十嵐修:「久我さんのお姉さんを殺した『そいつ』の正体は俺にもまだ分かりませんが、こうして総当りすれば、いずれ当たる」
五十嵐修:「俺が情報を集めて……久我さんが殺し、俺が隠蔽する。いいじゃないですか。よくできてる」
久我瞠:「……ははは。姉さんの話はやめてよ」
五十嵐修:「……そうっすね」
五十嵐修:「ま、しばらくは“ブロークンラズベリー”でいましょうよ、お互いに」
GM:ガタガタとうるさい音を立てて、電車が2人の間の線路を横切る。
久我瞠:「………」
久我瞠:では踏切が開かない内に立ち去ります。
GM:既に久我は背を向けている。そしてそのポケットに、着信を知らせる振動が響く。
久我瞠:「………はい」出る
GM:相手の名は――石蕗。知っている名だ。少なくとも、数日前から。
石蕗条一:「……俺だ。石蕗。ああ、その……久我……先輩、って呼んだ方がいいか?」
久我瞠:「なんでもいいよ。別に君の好きなように呼びなよ」
久我瞠:「で? なんの用? わざわざ電話掛けてくるほどの用事なのかな」
石蕗条一:「じゃあ、久我。 用事ってか、提案がある」
久我瞠:「提案?」
石蕗条一:「・・・・俺たちはこの街で、ほとんど孤立しているといってもいい。そう思わないか?」
久我瞠:「そうだね……後ろ盾がほとんど無い」
石蕗条一:「だが、他の連中に遅れをとりたくもない。・・・違うか? 俺はそう思ってる」
久我瞠:「遅れを取りたくないのは君だけかも。僕に追い求めるモノはないから」
久我瞠:「でも、舐められるのは嫌かな」
石蕗条一:「そうかもな。……だけど、どっちでもいい。提案するのは“同盟”だ。久我。俺たちの利害は、確実に衝突しない。・・・いまのところ」
石蕗条一:「俺は壊したいアーティファクトを壊す。アンタは殺したいやつを殺す。そのために手を組めると考えた」
久我瞠:「なるほどねー」
久我瞠:「……石蕗くんは信用できそうな人だし。いいよ。乗ってあげる」
石蕗条一:「……俺が信用できるって、それ、俺がこの手の駆け引き苦手だって意味か」
石蕗条一:「その通りだけどよ」
久我瞠:「あはは。僕も面倒な駆け引きは嫌いなんだよね」
石蕗条一:「なら、それでいい。この“同盟”には、もう一つ重要なポイントがある」
久我瞠:「なにかな?」
石蕗条一:「お互いの学校生活を守るってことだ。プライベートだろ?……棕櫚小路がもう少し慣れたら、あいつにも飲ませよう」
久我瞠:「学校生活ねえ。僕にとってはタダの暇つぶしなんだけど、いいよ。面白そうだし」
石蕗条一:「そうしてくれ。俺にはやるべきことがある。アンタが俺を殺しにこない限り、俺は“同盟”を破らないと誓おう」
石蕗条一:「話したいことってのは、以上だ」
久我瞠:「もしかして僕が君の事殺すと思ってたの?心外だね!あははは」
久我瞠:「世間で言われてるような無差別殺人鬼じゃないんだよね、僕」
久我瞠:「ま、とにかく。君の言いたいことはわかったよ」
石蕗条一:「・・・殺す相手に条件でもあるのか?」
石蕗条一:「いや、無意味な詮索だ。忘れてくれ」
久我瞠:「殺す相手はジャームだけって決めている」
石蕗条一:「……ジャームだけを?」
久我瞠:「うん。ジャームだけ。理由はそのうち教えてあげる」
石蕗条一:「……そのうち、な。そのときには、俺の事情もはなす必要があるかもしれない」
石蕗条一:「とにかく、対等だ。俺たちの“同盟”は。宜しく頼むぜ・・・」
石蕗条一:特に問題なければ通話終了の構え。
久我瞠:「了解。こちらこそよろしくねー」
久我瞠:では通話終了で
石蕗条一:了解!終了!
GM:錬金術師。殺人鬼。彼らは一人だけで戦えるだけの力はない――今はまだ。
GM:情報を集めるためには、絆が。絆を保つためには同盟が必要だ。
GM:そして……
久我瞠:「……あーあ。また、『戻って』きちゃった」
久我瞠:「いつになったら全部忘れられるんだろうね」
GM:----
GM:エンディングを終了します。
【Masterscene/05】
GM:----
GM:新市街――???
GM:----
GM:そして……この街の同盟は、彼らだけではない。
GM:ビルとビルの隙間。路地ですらない都市の間隙に、申し訳程度の資材が積まれている。
GM:所在を推し量る事すら不可能なこの場所には、5分ほど前から定期的なリズムが響く。
???:「……」カチッ
???:カチッ、カチッ、カチッ、カチッ
GM:フルフェイスヘルメットでその顔を隠した男は、手に拳銃を弄んでいる。
GM:撃鉄を起こし、鳴らす。苛立つ心を表すかのように、その行為をただ繰り返しているだけだ。
???:「……機嫌が悪そうだ、“フルフェイス”」
GM:廃材の隣に座ったのは、さらに奇妙な男。
GM:ビジネスマンのようなスーツ姿だが、その顔面は……まるで映画の殺人鬼めいた、ホッケーマスクで覆われている。
???:「どういう理由なのかを教えてもらえれば、アドバイスができるのだがな」
???:「……長期的なストレスは体に良くない。上手い解消法が必要だ」
“フルフェイス”:「うるせェぞ……“フライデイ”」
“フルフェイス”:「今日集めたのは、その話だ。結果次第で……俺のストレスとやらも解決するだろうよ」
GM:スーツの男のほうが、ふと顔を上げる。
“フライデイ”:「2人来たな。“バル・マスケ”は今日は来ないか?」
“フルフェイス”:「必要がないだけだ。……用があるのはお前だ、“ハロウィーン”」俯いたまま、押し殺した声で名を呼ぶ。
GM:ふわりとマントが翻り、降り立つ姿がある。
“ハロウィーン”:「うん」
“ハロウィーン”:「――なにか用?」
“フルフェイス”:「先日の“ブロークンラズベリー”の一件……お前、“イヤーバッシュ”を殺す必要はあったか?」
“フルフェイス”:「居合わせた『返り討ち組』2人もだ。分かるよな?俺が一番嫌いな、不必要な殺しだ……」
“ハロウィーン”:「……」
GM:カボチャマスクにマントの人物は、しばらくクルクルとその場を回っていたが、やがて答える。
“ハロウィーン”:「……うん。謝るよ。やりすぎちゃったな、えへへ……」
“ハロウィーン”:「ボク頭悪いからさっ、全部“ブロークンラズベリー”だと思っちゃったんだよね。ごめんごめん」
“フルフェイス”:「“バラクラバ”!お前がこいつをよこすからこうなるんだ!」
“フルフェイス”:「責任の一端はテメェにもある。分かってるな?」
“バラクラバ”:「――責任?責任だと?俺にはそいつが分からねぇな、ボス」
“バラクラバ”:「今回の件……“ハロウィーン”が3人殺したとしてだ。それで『仮面同盟』に不利益があったか?」
“バラクラバ”:「俺の世界じゃ、損失を被せる事が『責任』だ。そして今回の件の損失は……ゼロだ」
“バラクラバ”:「どのみち、あの場に“ブロークンラズベリー”は現れなかったわけだしな」
“ハロウィーン”:「えへへ、そうなんだよね」
“バラクラバ”:「それと、情報屋ネットワークには義理もある。俺が戦力を送らないわけにはいかねぇさ」
“フライデイ”:「“バラクラバ”の言う通りだ。情報屋ネットワークの連中の重要度はさらに上がった」
“フライデイ”:「……JCNが死んだ以上、彼らに繋がりを持つアドバンテージを逃すわけにはいかない」
“フルフェイス”:「……」
“フルフェイス”:「いいか、勝手な真似はするなよ、“ハロウィーン”。俺は無駄な殺しが嫌いだが……」
GM: ――バキン!!
GM:鋭い音が、ビルの合間を突き抜ける。
GM:既に“ハロウィーン”は槍を薙ぎ終わっている。虚空じみた無色の白い槍。
GM:“フルフェイス”は背を向けたまま、『手』でその一撃を掴んで止めている。肘先を突き破るようにして生える、褐色の干からびた腕。
“ハロウィーン”:「ねぇ、なめないでよ。ボクを」
“フルフェイス”:「……」ギリ
“ハロウィーン”:「謝ったんだから、命令するな」
“ハロウィーン”:「……今、言おうとしたことを知ってるぞ。ボクの家族と……アーティファクトに手を出したら」
“ハロウィーン”:「殺す。誰でも全員殺す」
“バラクラバ”:「……『喧嘩』はやめろ。巻き込まれるとこっちが危ない」
GM:ホッケーマスクの男は顔を上げることすらなく、手帳をパラパラとめくり続けている。
“フライデイ”:「その通りだ。情報屋、蒐集家、脱走者――立場は色々とあるだろう」
“フライデイ”:「だが、私達が共有する『ひとつ』だけは忘れてはいけないな」
“フライデイ”:「『アーティファクトを集める』。その大目標を達成するまでは、私達は同盟のままだ」
“フライデイ”:「だから互いの顔も、立場も知らぬままでいい……。解散だ、“フルフェイス”」
“フルフェイス”:「……。チッ」
“フルフェイス”:「終わりだ。散れ」
GM:……そうして再び、どことも知れぬ場所から、素性も知らぬ怪人達が、街へと姿を溶けこませる。
GM:…………
GM:----
GM:そして……他の3人が去った後、残る1人が独りごちる。
“ハロウィーン”:「……あのアーティファクトは、後回しがいいかな」
“ハロウィーン”:「また近づける仕事が来るまでは、変な動きをしない方がいいもんね」
“ハロウィーン”:「それに石蕗くんなら、いつでも会える――」
GM:幼さすら残る口調。そしてマントの下から、硬く撒かれた一片の羊皮紙を取り出す。
“ハロウィーン”:「――“瑠璃色世界図”」
GM:それは他の『仮面同盟』すら知ることのないアーティファクト。
GM:その抽象じみた地図に示される、色とりどりの光点の意味を知るのは……
GM:“白”の槍の使い手。“ハロウィーン”だけだ。
“ハロウィーン”:「さーて」
“ハロウィーン”:「次はどのアーティファクトにしようかなっ」
GM:----
GM:【今回の謎】
GM:2-1:“JCN9000”を名乗る鬼灯更沙とは?
GM:2-2:情報屋狩り事件の真犯人とは?
GM:2-3:棕櫚小路群雲のレネゲイド能力とは?
GM:2-4:白い槍の“ハロウィーン”の正体とは?
GM:2-5:“ハロウィーン”は何故、囮作戦の場に現れたのか?
GM:2-6:情報屋狩りの目的とは?
GM:2-7:三角洋平の不穏な動きの真意とは?
GM:2-8:久我瞠の姉を殺したジャームはどこにいるのか?
GM:【解決した謎】
GM:1-4:連続殺人鬼、“ブロークンラズベリー”の正体とは?
→県立ひのき台高校副生徒会長、久我瞠。
GM:2-2:情報屋狩り事件の真犯人とは?
→G警察署を内部から乗っ取ったUGN記憶処理部隊、“ハイエイタス”。
GM:2-3:棕櫚小路群雲のレネゲイド能力とは?
→ささやかな雷管を具現化するだけの能力……今のところは。
GM:2-5:“ハロウィーン”は何故、囮作戦の場に現れたのか?
→“ハロウィーン”もまた、情報屋“バラクラバ”が差し向けた刺客だった。
GM:2-6:情報屋狩りの目的とは?
→何らかの『巨大な事件』の消去。それが目的。
GM:1-6:G市内にアーティファクトを狙う者が存在するのか?
→存在する。その名も『仮面同盟』。
GM:----
GM:街の謎を暴け。
二人目『vsJCN9000』 終
to be continued