G市一人目『vsダブルディール』

vsダブルディール

【Masterscene/01】

GM:----
GM:G市
GM:----
-:――山から吹き降ろす風は、この旧い町並みを通って、眼下の夜景へ。
-:それは人の営みを吹き抜けながら、海へと還っていく。
-:……この街が、G市。
-:私達の街。
GM:----

【Opening/01】

GM:西澄さんのオープニングを開始します。侵蝕率上昇をどうぞ。
西澄燦:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 3[3]+37 → 40

GM:-----
GM:旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所
GM:----
西澄燦:事務所の中は酷く時代がかっていた。
西澄燦:今時の探偵にしてはPCはなく、タイプライター。
西澄燦:事務所の後ろには膨大な事件のファイルされた資料。
西澄燦:一言で言うのならかの時代を切り取り、そのまま貼り付けたような感覚。
西澄燦:ここに初めて訪れるものは思わずタイムスリップしたかのように感じるであろう。
西澄燦:そして、一人の人間がコーヒー豆を火で焙り、焙煎している。
西澄燦:その人物こそがここ『西澄探偵事務所』の探偵。西澄燦-にしずみさん-である……
GM:【西澄探偵事務所 探偵 西澄 燦(にしずみ さん)】
GM:では西澄さんが豆を炙る様を、後ろから覗きこむ少女の姿がある。
湯坂窓子:「サンちゃんよう」
湯坂窓子:「それ、焦げてないかい」
GM:【国立坂東大学 理工学部1年 湯坂窓子(ゆさか そうこ)】
西澄燦:「……」
湯坂窓子:「別に、あたしが飲むわけじゃないからいいんだけどっさ。資料ここでいい?」
西澄燦:しれっと何事もないように火から離す、火は普通にはたいて消す。
西澄燦:「ああ、そこに頼む」
西澄燦:「……マドコ」
湯坂窓子:「なんだろ」
西澄燦:「こう、今のは傍目に見るとすごいハードボイルドっぽくなかった?」
湯坂窓子:「サンちゃんはたまにわけ分かんねえこと言うな~~」
湯坂窓子:「お師匠さんの真似かい?」
GM:――市内の土建関係の殆どを独占する建築会社『湯坂組』の次女、湯坂窓子。
GM:G市では、大規模なものになると建造物にも被害が及ぶ規模の超常事件が少なくない。
GM:よってそれらの捜査を行う、ここ西澄探偵事務所の所長――西澄燦と年齢も近い彼女は、
GM:先代『西澄宗一』の時代から西澄燦と付き合いがある。
西澄燦:「ま、真似じゃないし!あたしなりのハードボイルドって奴だし!」
西澄燦:「おっと……」 思わず地が出てしまったことを恥じる
湯坂窓子:「……で、この資料」
湯坂窓子:「どこ見ても大体猫ばっかだね~~。G市って猫好き多いのかね」
西澄燦:「猫は可愛いからな……多くなるのも仕方がない」
西澄燦:「決して、こう、仕事がないわけじゃないぞ……?」
西澄燦:いそいそと失敗作のコーヒーを淹れながら言う。
湯坂窓子:「あっはっは、それじゃあやっぱりハ~ドボイルドじゃあないぜー?」
湯坂窓子:腕時計を見る。
湯坂窓子:「そうだ、仕事ないなら『綺羅』でごはんにしようよ。コーヒーも……あー……」
湯坂窓子:「もうちょいマシなのが飲める」
西澄燦:「……う、美味い……ぞ」 失敗作コーヒーを飲んだその顔は明らかにヤバイ
西澄燦:「……も、勿体無いから。ちょっと待って」 すごい勢いでマズイコーヒーを飲む
湯坂窓子:じゃあその様子を見て窓子がやれやれと肩をすくめた所で、
GM:場所を移動しましょうw
西澄燦:了解です!
GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル1F 喫茶屋「綺羅」
GM:----
GM:程よく焼かれたトーストと、皿の上に載った3枚のベーコンと目玉焼き。
GM:セットサラダと、コーヒー。「綺羅」のランチAセット。
GM:シンプル極まりない品揃えだが、味の良さと手頃な値段で、西澄燦が幾度も世話になっている味だ。
八戸あきら:「おい西澄ィ!」セットをカウンターに叩きつけながら、中年の女店主が怒鳴る。
西澄燦:「なんだいヤトさん」
八戸あきら:「なんだいじゃねーよ。お前、まァだ探偵なんてヤクザな職業続けてんのかおい?」
八戸あきら:「家賃どうしたよ? もう3ヶ月滞納だぞ!」
GM:【喫茶屋「綺羅」店長 八戸 あきら(はちのへ あきら)】
西澄燦:「う゛……」 目を泳がせながらセットに手を伸ばす。
湯坂窓子:「燦ちゃん、そろそろでかい仕事で稼がなきゃあなー」ズズー
八戸あきら:「そーいうのがヤクザな生き方だっつーんだよホラ! サラダな!」
八戸あきら:「今日は和風わさびドレッシングだからな」
西澄燦:「家賃に関してはもーう少し待ってください! ホントにスイマセン!」 思いっきり頭を下げる!
西澄燦:「いや、でもホラ……元々、あそこ師匠の事務所だし。弟子としては、こう守らなきゃ、と」
八戸あきら:「終いにゃウチのウェイトレスにしてこき使うぞお前」
西澄燦:「ホンットーにスイマセン、マジで頑張ります。」
西澄燦:ウェイトレスは勘弁だ!
西澄燦:「……家賃滞納している時点でかなりアレとか突っ込まないでください」
湯坂窓子:「まーねー。最近はこう、超能力の事件も起こんないしね」カウンターに突っ伏しながら。
湯坂窓子:「平和なもんだよ」
八戸あきら:「だから超能力者だのなんだのって仕事に期待すんのが完全に間違いなんだっつーの」
八戸あきら:「湯坂の!お前もふらふらしてねーで働け!完全に不良大学生じゃねぇかよお前!」
湯坂窓子:「へーい」
GM:――そう。
GM:この街の住民は多かれ少なかれ……それが『ある』事を知っている。
GM:それを前提として、日常を続けている。
GM:レネゲイドウィルス。人外の能力者、オーヴァード。
GM:変貌した世界が、この日常のすぐ側にあることを。
GM:G市……全てのレネゲイド組織にとっての暗黙の中立地帯であるそこは。
GM:オーヴァード覚醒者が人口の2%を占める、“感染率100%の市”。
GM:----
GM:西澄さんのオープニングを終了します。
西澄燦:了解です!

【Opening/02】

GM:では次は、PC4。目黒さんのオープニングです。
目黒錫:はい!
目黒錫:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 3[3]+35 → 38

GM:----
GM:新市街――G市中央公園
GM:----
GM:十分な広さがあり、夜も電灯の光が差し込む。それでいて、物陰に困ることがない。
GM:毎朝綺麗に清掃がなされ、夏の暑さも冬の寒さも、方法次第で凌ぐことができる。
GM:市民の憩いの場。G市中央公園は――ここG市にも他の街と同じく存在する、浮浪者達の理想的な生活空間だ。
GM:彼らはこの広い公園を、彼らのルールでシェアしながら暮らしている。
GM:無論、他の誰かに見咎められない範囲で……だ。
森本:「グロさん、グロさんよ」
目黒錫:「んー、どうしましたモリさん?」 顔に被っていた新聞紙を外しながら
森本:「起きねぇ。ほれ、いいタバコが入ったからよ。この前借りたのはこいつでチャラにしよや」
GM:【浮浪者 森本(もりもと)】
目黒錫:「ほほー、タバコですか。んー、とはいえ遠慮しておきましょ。タバコはあれだ、良くないんデスよ」
森本:「何が良くねえよ。タバコが良くねえことなんかあるもんかよ」
森本:「ふぁ~」
目黒錫:「ヘヘヘ、ワンカップだったら相談に乗ったんですけどね、モリさん」
森本:「あと、そこはそろそろ……場所移動した方がいいかもな」早速自分でタバコを吹かす。
森本:「この週は中央公園の巡回があんのよ。ツキさんならいいけどな」
森本:「ミスミの野郎に見つかったらこええぞ。不良警官だァ」
目黒錫:「巡回……ははぁ。そりゃあ良くない、デスねぇ」
森本:「だからここ3日は別のとこだな、寝るとしたら」
目黒錫:「とはいえ……折角見つけた良い土地ですから。今更離れるのは勿体無い」
森本:「ふぁ~。そう言ってもなぁ~~」頭をボリボリと掻く。
目黒錫:「ふーむ、人避けの結界でも張りますかねえ」ポソッ
GM:と、その時。
???:「おうおう、楽しそうじゃねぇか爺ちゃん達?最近、景気はどうだ」
GM:懐中電灯の光が2人を照らしだす。……話をすれば。警官だ。
GM:やや肥え気味の体型を制服に包んだ中年男性と、
GM:その斜め後ろに立つ、無精髭を生やした長身の男。
月岡裕次郎:「何度か言ってるけど、G市の夜は物騒だから。爺ちゃん達もさぁ、事情は分かるけど」
月岡裕次郎:「こーいう公園だと、おまわりさんも守ってあげらんないから。な?」
目黒錫:「ドーモー。 でもモリさんは兎も角、私(ワタクシ)は爺ちゃんって年齢ではないですよ~?」手をひらひらと振る
月岡裕次郎:「ハッハッハ。そりゃ失礼ってな。一杯飲むか、兄ちゃん」
月岡裕次郎:「緑茶だけどな」ホットの缶だ。手回しがいい。
GM:【G警察署 警部補 月岡 裕次郎(つきおか ゆうじろう)】
目黒錫:「オット、これはありがとうございます、ツキさん。いつも悪いッスねぇ」
目黒錫:ズズズ、と茶を啜ります。遠慮がない。
三角洋平:「……はぁ」コリを気にするかのように、首の後ろを手で押さえる。
三角洋平:「いい加減、あんまこういうとこで寝泊まりしてんじゃねぇぞオッサン」
三角洋平:「俺だって巡回短いのに越したことはないんだからさ」
GM:【G警察署 巡査長 三角 洋平(みすみ ようへい)】
目黒錫:「ハハハ、ミスミさんもどーもー。相変わらずの様子ッスねぇ」
三角洋平:「まぁ、ここんとこ、ぁーっ、毎日だからな、夜勤」伸びをしながら答える。
森本:「ふぁ~」ゴロン
三角洋平:「寝たふりすんな」
目黒錫:「マアマア。モリさんも朝早くからカン拾いで大変なんですから。そう見咎めてやらんでくださいよ」
三角洋平:「目黒さん達さ」皮肉に笑いつつ、その場に屈みこむ。
三角洋平:「“ブロークンラズベリー”って。知ってる?」
目黒錫:「……」
目黒錫:「拾った新聞で、そんな名前が書かれてた気がしますねぇ」
三角洋平:「まー統計上ね。そういう生活してる人がね、いッち番標的になりやすいの」ライターでタバコに火を点けながら。
三角洋平:「あんたらも、そーやってゴロゴロしてるとさ」
三角洋平:「すぐラズベリーになっちまうよ」
目黒錫:「あっはっは。ご忠告ありがとうございますー、ミスミさん」
月岡裕次郎:「いやいや、割りと冗談じゃないよ目黒さん」
月岡裕次郎:「“ブロークンラズベリー”ってのは連続殺人鬼の通称でね。本当はおまわりさん達がなんとかしなきゃならないんだけどさ」
月岡裕次郎:「実際、被害者もほとんど無差別なんじゃないかって話も署では……って」
月岡裕次郎:額をぺしんと叩く。
月岡裕次郎:「こりゃマズイこと言っちまったな。ハハハハ!」
目黒錫:「あっはっは。面白い話が聞けました、ネ」
月岡裕次郎:「……。目黒さん森本さん。なんかあったら、すぐ110番しなさいね。ほら、あそこの公衆電話」
目黒錫:「……ツキさんも気をつけたほうがいいッスよ」
目黒錫:(まァ、十中八九“超能力者”がらみですから、ね)
三角洋平:「情報提供もあれば、まーよろしく」
三角洋平:「意外と目撃情報がなくてねー。あんな派手な犯行のくせしてな」
目黒錫:「りょーかいですよ、ツキさん、ミスミさん」
月岡裕次郎:「そいじゃあな。体は大事にな。この時期、風邪が危ないから」
三角洋平:「死体片付けんのも面倒だしな」
目黒錫:再び新聞を顔に被せ、てをひらひらと振る。
目黒錫:(“ブロークンラズベリー”……面白そうですねぇ)
森本:「ぐーっ、ぐーっ」
森本:狸寝入りのはずが、完全に眠りに落ちている。
森本:警察の追及をごまかす得意技なのだ。
GM:――そして、2人が去った中央公園に。
GM:……コツ
目黒錫:「……おや。今日は来客の多い日ですねぇ」
???:「――失礼する」
GM:目黒の顔に影が落ちる。
???:「目黒錫氏で間違いないかな?」
???:「……『魔術』の情報を扱うとか」
GM:----
GM:オープニングは以上です。
目黒錫:了解です

【Opening/03】

GM:次はPC2、石蕗くんのオープニングとなります。
石蕗条一:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 6[6]+32 → 38

GM:----
GM:新市街――G市センター街 「銀星洞」
GM:----
石蕗条一:その工房は、あまりにも現代的であった。
石蕗条一:おそらく、一般の錬金術が見れば眉をひそめるであろう。
石蕗条一:多数の大型サーバ。ディスプレイには絶えず演算プロセスがスクロールしている。プリンタの音も止まらない。
石蕗条一:そうした最新設備でも、まだ洞の主らに言わせれば「旧式」と言い捨てるであろう。彼らにはまだ足りないのだ。
石蕗条一:新たな技術が!手段が! ――石蕗条一はそうした環境で育ち、当然のように術理を学んでいた。
石蕗条一:というわけで、ディスプレイやモニタと取っ組み合っています。
石蕗宗近:「……例えば、これだ」石蕗宗近はこうして、唐突に話題を始めるのが常だった。
石蕗条一:「……あン?」 珍しくもないので、目線だけで反応する。
石蕗宗近:「目で観測できぬ極小高速の単位。電子世界に於いても、外部からの侵入に対する防護プログラムを働かせることができる」
石蕗宗近:「行使者が影響を及ぼす対象がなんであれ、だ――。物理結界。魔術結界」
石蕗条一:「はァ。まあ、俺たちの反応速度よりも、ずっと速ぇよ・・・な」
石蕗宗近:「障害は数限りなく立ちはだかり、それを完全に予測し尽くすことはできん」
GM:【「銀星洞」錬金術師 石蕗 宗近(つわぶき むねちか)】
GM:【「銀星洞」術師見習い 石蕗 条一(つわぶき じょういち)】
石蕗条一:「師匠の言うことは回りくどいんだよ。新しい”ディスカバリー”?」
石蕗宗近:「違うな。むしろ古い試行の産物といったところか。当時の私が『何を考えて』これを作ったか――」
石蕗宗近:「恐らく、こういうことだ。『あらゆる結界を貫通する攻撃手段は存在するか?』……」
石蕗条一:「は! 酔っ払ってたんだろ。なんだよ? 矛盾理論の、矛の方か?」
石蕗宗近:「この術式の到達は最もシンプルな結果。影響対象の『生命喪失』とする」
石蕗宗近:「条一。これを2AE番の課題とする」
石蕗条一:「……マジに、何考えて作ったんだよ。そして、課題? また”プラクティス”?」
石蕗条一:「この前のが終わったばっかりだろ」
石蕗宗近:「色名は“黒紫”。いずれこの“プラクティス”を終えたなら、答え合わせをしてやる」
石蕗条一:「へ! すぐに終わらせるさ。俺は師匠の弟子だからな」
石蕗宗近:「ふん。お前はまだ私の与えた課題の内EB個までしか終えていない筈だが」顰め面でモニタに向かう。
石蕗条一:「多すぎるんだ。見てな。次は一週間もかからないぜ」 キーボードを叩き始める。
石蕗宗近:「死ぬまでに片付けられるか? お前の本文は研究ではなく、実践(プラクティス)でこそ発揮されるべきだと」
石蕗宗近:「常々言っている……。…………」
石蕗宗近:「…………」
石蕗宗近:「……バグを打ったな条一」
石蕗宗近:「課題を、2つ追加だ」
石蕗条一:「……バレた。いま、修正するとこだったんだよ! くそ」
GM:----
GM:----
GM:----
GM:6年後 旧市街――高級住宅街
GM:----
GM:閑静でありながら、発展した新市街との利便性を決して損なわない、絶妙な立地。
GM:観光地としても知られるここG市では、こういった資産家の邸宅や別荘も多く見られる。
GM:日々の材料調達にも喘ぐ石蕗条一にとってはまさに、影と光――。
GM:……が、この屋敷だけは違う。荒れるままに放置されたかのような、あばら屋めいた邸宅。
GM:彼の調査が実を結んだ。“黒紫”。……矛盾理論の『矛』。
GM:アーティファクト“黒紫の玻璃”がここにあるのだ。
石蕗条一:もしや、平然と不法侵入していてOK?
GM:条一くんがそうしたほうが良いと考えるなら、そうすべきでしょう
GM:“黒紫の玻璃”は絶対致死の秘宝!持ち主にとってもヤバイ代物のはずです
石蕗条一:じゃあ錬金術で「合鍵」を作成し、強制侵入していましょう。
GM:よってこれはむしろ善行の領域であるとも言えますね!
石蕗条一:これは善行だ!
石蕗条一:片手にはごく普通の、業物の西洋剣。油断なく家探しするぞ。
GM:ハック&スラッシュ!……が、それらしいものがありそうな所にある気配がない。
GM:資産家が金目の物を隠す場所といえば大体は決まっているようなものだが――
GM:(師匠の課題にもそれを機械計算で確率体系化したものが存在した)
石蕗条一:「……ふん」 無言で片っ端からひっくり返す。こいつは壊すのが専門の錬金術師だ。
石蕗条一:「マジにないのか? 情報ソースの選択はほぼ間違いなかった」
GM:しかしこの家、外見に違わず『金目の物』といえるものが殆ど無い。
GM:辛うじて生活の痕跡こそあるようだが……
石蕗条一:「どこかで”プロバビリティ”を読み違えたか? それとも、外部要因が加わったのか?」
???:「……」
GM:背後。幽霊のように何かが通り過ぎる気配がある。
石蕗条一:「……!」 振り返り、構える。およそ剣術の体系とは思えない、異様な構え。
???:「    」小さな少女は悲鳴も上げずに、2歩後ずさる。
???:「   。  」
石蕗条一:「……誰だ?」 声は冷たい。アーティファクト所持者なら容赦しないつもりだ。
GM:……そう、少女だ。年齢は条一よりさらに下だろう。中学生ほど。
???:「     」うっすらと涙を浮かべる。
???:「……」
石蕗条一:「おとなしく正体を明かすなら、危害は加えないと約束しよう」 (距離がある。涙? 恐怖しているのか? 擬態か? どっちだ・・・・!)
???:「    、  」散らかされた物品をがさがさと漁る。
石蕗条一:「おい」 あまりにも無防備なので、構えを解く。 「なにやってんだ?」
???:中から何かを取り出す……何の変哲もないスケッチブックだ。
???:「……」
石蕗条一:「あン? 紙? なんだ?」
???:〈おはようございます。〉サインペンで文字を書いている。達筆だ。
???:〈この家にはなにもありません。〉
???:〈お金は、もっていません。〉
石蕗条一:「……ああ……。そういうことか。……違う。俺はそういうのじゃねえよ。って、聞こえてるか?」
???:〈通報はしません。どうか、このまま帰ってはいただけないでしょうか〉
???:「     」
???:〈私は〉 〈和中菜鳥といいます。〉
GM:【私立南川中学校3年 和中菜鳥(わなか なとり)】
石蕗条一:(手がかり。”トレイル”。いまはこいつが)
石蕗条一:「俺は……石蕗。条一。……錬金術師」
和中菜鳥:錬金術師と名乗った条一を、不思議そうに見上げる。
和中菜鳥:〈れん金術師という言葉は知っています。〉
和中菜鳥:〈この家には私しか住んでいません。〉
和中菜鳥:〈だから、身代金は取れないと思います。見逃してほしいのです。〉
石蕗条一:「……あァ? 一人? 保護者は何やってんだ……?」
石蕗条一:「っつーか、身代金なんて取る気ねえよ。おい。俺は不審者だが、危険人物じゃない。そこは把握してくれ。しろ」
和中菜鳥:「……!」ぽたぽたと涙を落とす。
和中菜鳥:〈でも、家を探していました。泥ぼうなのではないですか?〉
石蕗条一:「お、おい。泣くな! 困る。そういうのは困る。……泥棒じゃねえよ!」
石蕗条一:「危険物処理だ。俺は責任を取らなきゃいけない。命に替えても」
和中菜鳥:〈この家にはなにもありません。〉
和中菜鳥:文中に後から書き込む。
和中菜鳥:〈この家には『もう』なにもありません。〉
石蕗条一:「……『もう』? おい。何があった? そうだ。この家、なんでこんなになってんだ?」
和中菜鳥:〈盗まれてしまいました。〉
石蕗条一:「盗まれた……!? おい! 誰がだ? どこの阿呆が!?」
石蕗条一:詰め寄る。
和中菜鳥:「   !  」
和中菜鳥:「……」ガタガタ
石蕗条一:「わ、悪かった。悪い。違うんだ。そういう意図はねえ。頼む、ちょっと落ち着いて……そう」
和中菜鳥:〈わかりません。〉
和中菜鳥:〈10びょうくらいしか目をはなしてなかったのになくなりました〉
和中菜鳥:〈だからわかりません〉
石蕗条一:「……10秒? 10秒で盗まれた? ……ふん。どこかに阿呆がいるようだな……!」
GM:この広い屋敷で姿すらも見せない手際。何より対象がアーティファクト。
GM:何らかの超常的な手段が関わっている事は――間違いないだろう。
GM:特に、この街においては。
和中菜鳥:「…………………………」
石蕗条一:「おい。もうちょっと詳しく話を聞きたいんだが」 可能な限り友好的に笑顔
和中菜鳥:〈私は、もうこの家にいてもなにも意味はないです〉
和中菜鳥:〈行くところがあるので、失礼します〉
和中菜鳥:「……」涙をためた目で条一を見つめる。
和中菜鳥:〈この家はあげます。もう戻りません〉
石蕗条一:「あ、おい。ちょっと待てって。話を聞かせてくれ! 家なんていらねえよ、協力できるかもしれない!」
GM:和中菜鳥は家を飛び出している。このまま追ってもいいが……
GM:……。家の前の通路に警官の巡回がある。運が悪い。
石蕗条一:「ちっ。逃がした。クソ。いつものことだが、ツイてねえ」
GM:今のこの街には、“ブロークンラズベリー”がいる。高級住宅地は厳重な警戒態勢にある……。
石蕗条一:「殺人鬼め。俺に面倒かけるんじゃねえぞ……!」 こっそり引き上げる。
GM:----
GM:オープニングを終了します。
石蕗条一:はーい

【Opening/04】

GM:では最後。つむぎちゃんのオープニングですが。
都築つむぎ:はい!
GM:再び西澄さんにも登場してもらいます。つまり2人の合同オープニング。
西澄燦:了解です
西澄燦:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 1[1]+40 → 41

都築つむぎ:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 9[9]+46 → 55

GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所……前
GM:----
GM:まるでわざとそうしたかのように、時代のかった木製の扉。
GM:やや掠れかけた『西澄探偵事務所』の文字。
GM:間違いない。都築つむぎは今――目的の『本物の私立探偵』の事務所の前にいるのだ!
都築つむぎ:手袋の裾をきゅっとして、ベレー帽の位置を整える。
都築つむぎ:「ふふん」
都築つむぎ:「……たのもう!」
都築つむぎ:ばたーん!とドアを開けてみる。
西澄燦:奥の椅子に深く座っている……スゴイ雰囲気が出ておりハードボイルドに見える
都築つむぎ:「ふんふん」
都築つむぎ:キョロキョロと部屋の内装を見回します。
西澄燦:「おや、お客さんかな……?」 立ち上がりつむぎさんの方に向かう
都築つむぎ:「……うん。素敵な事務所ですね?」
西澄燦:「用件はなんでしょうか、可愛いお嬢さん」
西澄燦:その立ち回りはクールだ!
都築つむぎ:「ありがとうございます。あなたも可愛いですよ」
都築つむぎ:「私、都築つむぎと申します」
都築つむぎ:「あなたがこちらの事務所のあるじ様でしょうか」
GM:【探偵(?) 都築 つむぎ(つづき つむぎ)】
西澄燦:「今はそうなっております」
都築つむぎ:「やはり。お会いできて光栄です!」
都築つむぎ:ぴょんと跳ねて接近します。
西澄燦:「!?」 ビックリする
GM:彼女の噂は聞いている。
GM:真のハードボイルド……最後の私立探偵……!
GM:あらゆる事件を明晰な頭脳で痛快に解決し、
GM:一切の悪徳を許さぬ揺らがぬ正義、まさに現代のフィリップ・マーロウ!
都築つむぎ:「師匠と呼ばせてください」
西澄燦:「……ちょっと待った、話が見えないぜお嬢さん」
都築つむぎ:「実は私、これでも探偵を営んでおります。うふふ」
西澄燦:「ほう、同業の方ですか……それが何故、私のところに?」
都築つむぎ:後ろを向く。
都築つむぎ:「この道に入ったはよいものの、実は何かと壁にぶつかることも多く」
都築つむぎ:前を向く。
都築つむぎ:「そこで、有能な探偵の方に師事することでスキルアップを図りたいと思いまして」
西澄燦:「なるほど……それで私のところに?」
都築つむぎ:「聞くところによれば西澄様はこの街、いえ、全国でも数少ない正統派探偵だそうです」
都築つむぎ:「教えを乞うにこれ以上の方はいないでしょう」
都築つむぎ:「実際に来てみて確信しました。確かに噂にたがわぬ人物のようです」
西澄燦:「お話は分かりました……」 机に置いたコーヒーを取る、ちょうどつむぎさんから背になって顔が見えない格好になる
西澄燦:(……)
西澄燦:(…………) コーヒーを啜る
西澄燦:(ど、どうしよう……)
GM:では彼女がコーヒーを口に含んだその時!
GM:ドアが破壊されかねない勢いで開く!
八戸あきら:「おい西澄ィ!!」鬼の形相の八戸あきら!
西澄燦:思わずコーヒーを噴く!
都築つむぎ:「おや?」
西澄燦:「あ。ヤトさん……?」
八戸あきら:「お前これから聞き込みだからってさっき家賃待たせといてお前」
八戸あきら:「いるじゃねーか!!払え!!」
西澄燦:「ヤトさん……お客さんがいるんだぜ?」
西澄燦:無駄にクールにする、剥がれる格はギリギリまで保つ努力をする
都築つむぎ:おもむろに虫眼鏡を取り出して八戸さんを観察します
都築つむぎ:「ふむふむ」
都築つむぎ:「あなたは大家さんですね?」
西澄燦:「それに、無いものは出せない……だから少し待っててくれ……」 無駄に気取る
八戸あきら:「なぁにカッコつけてんじゃ薄らボケェ!」パカーン
西澄燦:「いったぁー!」
八戸あきら:スナップの効いた平手!
都築つむぎ:「あらあら」
八戸あきら:「こんなちっちゃな女の子まで連れ込んでこのバカ、子供を盾にしようったってそうは」
和中菜鳥:「……」
西澄燦:「……ん?」 少女に気付く
八戸あきら:「大体お前ウチの豆の代金だってツケなんだからなおい!」
八戸あきら:「毎回毎回焦がしやがって、3階の草間先生からも苦情が……」
和中菜鳥:「……」コソコソ
都築つむぎ:「おや、あなたは師匠にご用ですね?」
和中菜鳥:「   !」コク
都築つむぎ:「やっぱり。そうじゃないかと思いました」
西澄燦:「……ヤトさん、その話は後で聞くよ。本日二人目のお客さんだ」
八戸あきら:「……あら。悪いねお嬢ちゃん」
八戸あきら:「後で下の喫茶でジュース奢ってやるからね。……だが!」
八戸あきら:「それもこれもお前がロクデナシなのが悪い!」ビシッ
八戸あきら:「依頼くらいはちゃんとこなさねーと、今度こそ容赦しねーからな!西澄ィ!!」
和中菜鳥:「……」事務所を出て行く八戸さんを呆然と見ている。
都築つむぎ:「ふむ。師匠はロクデナシだったのですか」
西澄燦:「全然、そんなことはないぜ」 つむぎちゃんにしれっと言う
西澄燦:「……ようこそ、西澄探偵事務所へ。お嬢さん」 何事もなかったようにクールに振舞う
都築つむぎ:「師匠、服にコーヒーの染みができてますよ。早く脱いで洗わないと」
和中菜鳥:〈すみません。着がえるまで待ちますので〉スケッチブックだ。
西澄燦:「……少し待っててください、着替えてきます」
西澄燦:(この子、気が利くなー……) 奥に引っ込んで着替えてくる
都築つむぎ:師匠が戻ってくるまでおもむろに虫眼鏡を取り出して少女を観察してます。
西澄燦:「……お待たせしました」
都築つむぎ:「ふむ。あなたは筆談でお話をするのですね? 習字か何か習ってました?」
和中菜鳥:〈私の名前は、和中菜鳥(わなかなとり)といいます〉
和中菜鳥:〈習字は、小学校の2年までやってました。〉
西澄燦:「ほうほう……」 手帳になにやら書き込む
西澄燦:「それで、ご用件のほうは?」
都築つむぎ:西澄さんの真似をします。
和中菜鳥:〈昨日、私の家の大事なものが盗まれました〉悲しげな顔だ。
西澄燦:「それを捜して欲しいということでしょうか?」
西澄燦:手帳に書き込みながら話を聞く。
和中菜鳥:〈大きな四角い鏡です。お父さんは『コクシノハリ』と呼んでいました〉
和中菜鳥:〈私にとって、とても大切なものなのです。この探てい事務所の事は、生前のお父さんに何度か聞きました〉
西澄燦:「文字はどう書くか、分かりますか? 紙とペンを差し出す」
和中菜鳥:「……」
和中菜鳥:「    、   ?」
和中菜鳥:「……」ペンを置く。
和中菜鳥:〈文字は見たことがありますけど、難しい字だったので〉
和中菜鳥:『黒シノハリ』とだけ書かれている。
和中菜鳥:〈正しく書かれたのを見れば、わかると思います〉
西澄燦:「ありがとうございます」 紙を手に取り手帳に挿む
和中菜鳥:〈私は、依らいの料金は分かりませんし、もってませんけれど〉
和中菜鳥:〈もし見つけ出してくれたら、〉
和中菜鳥:〈私の家をあげます。〉
和中菜鳥:深く頭を下げる。「   」
西澄燦:「……」
都築つむぎ:「……」
西澄燦:菜鳥さんの書いた報酬の文字を見る……
都築つむぎ:「よかったですね師匠。固定資産税だけ納めればよくなりますよ」
西澄燦:「いやいや……家だよ家……」 小声で囁く
西澄燦:「ちょっと……困るぜ」
和中菜鳥:〈だめでしょうか。〉
和中菜鳥:〈けれど、それほど大事なものなのです。本当です。〉
西澄燦:「ンン……ッ!」 軽く咳払いする
和中菜鳥:〈けい察では探せない物だと思います。〉「……」〈よろしくおねがいします。〉
都築つむぎ:「師匠、こういう時はまず保護者の方について聞いたほうがよいと思いますが」
西澄燦:つむぎの囁きに「そうだ!」みたいな顔をする
西澄燦:「その、報酬が貴方の家ということなんですが保護者の方はどうなんでしょうか?」
都築つむぎ:「師匠、そこは『家なんて貰えない』って言ってください」
GM:言われた事そのまんまだw
和中菜鳥:「    」
和中菜鳥:「  、 」答えに窮しているのか?
和中菜鳥:「……」どう表現すべきか迷っている……ようにも、見える。
和中菜鳥:〈ここにはいません。帰ってこないと思います。〉
西澄燦:「…………」
和中菜鳥:〈いえ〉
和中菜鳥:「……」
和中菜鳥:〈帰ってきます、そのためにも、依頼を受けてください〉
西澄燦:「ふむ、依頼のほうはお受けしましょう。報酬に関しては依頼が終わった後で改めてお話を覗います」
和中菜鳥:「   」俯いていた顔をようやく上げて、西澄を見る。
和中菜鳥:〈ありがとうございます。〉
和中菜鳥:深く一礼する。
西澄燦:(帰ってくる家は受け取れないな……) とそれをみて思う
GM:----
GM:では、全オープニング終了。

vsダブルディール

GM:PC1から順に自己紹介をしていただきます。PC1、西澄さん。
西澄燦http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1328018677/225(PC1:オツカレー)
西澄燦:西澄 燦-にしずみ さん-。 G市にいる私立探偵。
西澄燦:コードネームはライトジョーカー。右半分のライトで半人前、軽いのライトと師匠に半人前だという事で付けられた名前です。
西澄燦:ライトニングのライトももじっております。
GM:す、素晴らしく必然性のあるコードネームだ……
GM:他作品との関連性をまったく感じさせない
西澄燦:ええ、全く感じさせない素晴らしいコードネーム。基本的に半人前ですがOPを見るように一人前ぶり続けます。
GM:なるほど、さながらハードボイルドの半分といったところですねハハハ
西澄燦:何か普段はすごいアレだけど、ここぞって時に決めてみたいですね。とても難しいですが。
GM:大丈夫です!きっとできます!
西澄燦:性能は実験体による肉体8と《ハードワイヤード》による高白兵技能を中心に戦います、初期経験点だがドッジも出来るようにしたぞ!
西澄燦:性能はそれだけ!シーカーで一回だけ事件の真相に辿り着く!
GM:これは万能戦闘型!強い!
西澄燦:以上です!
GM:了解です!ぜひ頑張っていただきたい……!
GM:次はもう一人の主人公といっていいでしょう。PC2、石蕗くん。
石蕗条一http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1327801386/103(PC2:ロケット商会)
石蕗条一:PC2、”スキャバーズ”石蕗条一(つわぶき じょういち)です。
石蕗条一:錬金術師! すごい強い武器を作って、殴る。 破壊を専門とするアルケミストです。
GM:スクラップとビルドの2つを備え、まさに全能の勢い
石蕗条一:調査はまったく不得手。邪悪なアーティファクトを探し、破壊する。慈悲はない。
石蕗条一:師匠を過去に殺害しており、わりとシリアスなキャラクターです。
石蕗条一:戦闘では、近づいて殴る!それのみよ!
石蕗条一:以上です。宜しくお願いします。
GM:なんというシリアス力(ちから)だ。アーティファクトスレイヤー……!
GM:そして敵か味方か、なぞの11歳!探偵のPC3、つむぎちゃん。
都築つむぎhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1329606949/135-136(PC3:ふきゅう)
都築つむぎ:都築つむぎ。探偵です。調査を担当しています。
都築つむぎ:シート見ればわかることですが、実際のところはゼノスのエージェントです。名前はプランナー姉様の苗字をいただきました。
GM:某探偵コンビの右のほうポジションですね
GM:見る人が見ればわかる都築の苗字が、果たして今後どう影響するか。
都築つむぎ:レネゲイドビーイングなので外見年齢と実際年齢があっているかどうかは・・・
都築つむぎ:個人的に人間心理に興味があります。探偵業を通じて人間の行動原理に通じていきたい。
都築つむぎ:人の気持ちとかよくわからないので。
都築つむぎ:というか自分のこともよくわかってなかったりする。
GM:なるほど、某探偵コンビの魔人のほうポジションですね
GM:そう考えると確かにとても探偵らしいキャラといえる!
都築つむぎ:探偵っていう概念が起源らしいってお姉さまに言われた。
都築つむぎ:だから探偵になってる。
都築つむぎ:戦闘では《雲散霧消》と《さらなる力》を使います
都築つむぎ:や、役に立てるといいな……!
都築つむぎ:以上です!
GM:ありがとうございます!師弟の絆がまぶしいぜ!
GM:最後は怪しげな浮浪者にして情報屋!PC4、目黒さん。
目黒錫http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1342959914/37(PC4:マァアレダ)
目黒錫:目黒錫です。浮浪者、兼、情報屋。
目黒錫:その正体は……陰陽師の一門『目黒』に連なる陰陽師です。
目黒錫:G市中央公園に居座っているので、いつでも誰でも会いにいける。
目黒錫:シナリオ中、便利屋としてお使い下さい。
GM:目黒は米ットさんが少し作ったキャラシリーズですね
目黒錫:そうですね。元々は憑霊と式神行使を中心とした陰陽術を使う一族、って設定だったんですが
目黒錫:コイツの場合は廃絶した分家筋出身ですので、式神中心の術をつかうものの、ちょっと毛色が異なっております。
GM:とはいえ、G市においては『巨大な陰陽師一族の一派』と認識していただければ、
GM:初めての方も問題なく読めるはずです。単独でも読めるシリーズを目指すぞ
目黒錫:ええ。自分自身実は目黒の人たちと絡んだ事がないので、そこまで深く掘り下げられないという問題もありますw
目黒錫:閑話休題
目黒錫:見た目的には目深に被り、常にへらへらしており、表情を悟らせない。
目黒錫:性格的にも軽薄で、つかみどころがない……って感じですね
GM:年齢は25歳なので、実は相当若いんですねー
目黒錫:結構若いですねー。業界的にはナメられそうです。
GM:浮浪者業界www
目黒錫:なお、術関連の演出は結構グロめに演出しようと思っています。
目黒錫:頑張る。
目黒錫:以上!
GM:ありがとうございます!
GM:トレーラー:http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/10121/1369274566/28(GM:珪素)
GM:----

■トレーラー

G市。レネゲイドに関わる全ての組織が記録を抹消した中立地帯。
そこで日々起こる事件は、すべからく怪異と不可思議に満ち溢れている。
発端は、ささやかな、盗難された思い出の品の奪還依頼。
動き出す2人の探偵。世界の裏を探る錬金術師。そして……陰陽師。
FHセルリーダー西方は、干渉を禁じられたこの地で何を目論むのか。
そして……依頼人、和中菜鳥の過去と目的とは。

絶対致死の秘宝が謎の引き金を引く。
一人目。過去を暴く敵の名は、FH遺産調査セル“ダブルディール”!

ダブルクロス3rd
「G市vs.」一人目『vsダブルディール』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

■ハンドアウト

・PC1(西澄燦)用ハンドアウト
ロイス:都築つむぎ 推奨感情P:親近感/N:不安
あなたはここG市に事務所を構える私立探偵だ。
UGNもFHも存在しないこの街では、不可解な事件に纏わる怪しげな相談事は、
その大抵があなたの事務所へと持ち込まれ、あなたの頭を悩ませる事になる。
だが、この日あなたの身に降り掛かったのは、いつも以上の理不尽だった。
突如として事務所を訪れた素性不明の女性、都築つむぎ。『探偵』を自称する彼女は、
『本物の探偵』の仕事ぶりを見るために、あなたに弟子入りを懇願する。
一体彼女は何者なのか。それすらも分からぬあなたの前に、依頼人が現れる。
それを聞いた都築つむぎも、調査への同行を強く要求するのだが――。

・PC2(石蕗条一)用ハンドアウト
ロイス:黒紫の玻璃 推奨感情P:執着/N:破壊
あなたは高校生を装う傍ら人目を忍んで魔術の工房を営む、錬金術師である。
ここ数週間、あなたが独力で捜索を続けているアーティファクトがG市内に存在する。
石蕗宗近が遺した負の遺産の一、“黒紫の玻璃”。その形状も能力も不明ながら、
『戦力の一切を無視して』敵対者を死に至らしめるという、外法のアーティファクト。
粘り強い調査の甲斐あって、あなたはその所有者の存在の確証を得た。
だがようやく辿り着いた“黒紫の玻璃”は、既に何者かに盗難された後だという。
望ましい事態ではない。あのお節介な探偵が首を突っ込んでこなければいいのだが。

・PC3(都築つむぎ)用ハンドアウト
ロイス:和中菜鳥 推奨感情P:使命感/N:猜疑心
あなたは『探偵』を知るためにこのG市へと訪れた、素性不明の女性である。
この世界では絶滅危惧種とされる本物の探偵が、ここG市に存在した。
そしてあなたの訪問とほぼ同時に、折よく事件を携えた依頼人までもが訪れる。
依頼人、和中菜鳥の依頼は、盗難された“黒紫の玻璃”の奪還。
不可解な手口には、何らかの『人間ではありえない力』が関わっているとのことだ。
あなたにとって願ってもない事態。この調査にはぜひ同行すべきだろう。
未知の領域――探偵、そして人間について、あなたは学ばなければならない。

・PC4(目黒錫)用ハンドアウト
ロイス:西方 推奨感情P:好奇心/N:不信感
あなたは最近G市中央公園に住み着いた浮浪者……を装った情報屋である。
陰陽師たるあなたはその地を動かずして街の動向を探る術に長けており、
その稼業があなたの浮浪者としての生計を助けてもいる。
そんなあなたの元に訪れた、西方と名乗る教授然とした黒スーツの依頼人は、
“黒紫の玻璃”なるアーティファクトの調査を依頼し、あなたはそれを果たした。
出自不明のアーティファクト……ついに『魔術』がこの街に関わる確証を得た。
このG市で何が起こるのか。一人の陰陽師として、ようやく動き出す時が来たようだ。
GM:----
GM:本日の日程は以上。お疲れ様でした。
石蕗条一:お疲れ様でした!
目黒錫:お疲れ様でしたー!
西澄燦:おつかれさまでした!
都築つむぎ:お疲れ様でした!

【Middle/01】

GM:では本日最初のシーンは目黒さんから。オープニングの続きとなります。
GM:登場をどうぞ。
目黒錫:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 6[6]+38 → 44

GM:----
GM:新市街――G市中央公園
GM:----
GM:ここG市に最近流れ着いた素性不明の浮浪者――
GM:目黒錫の裏の顔を知る者は少ない。
GM:例えばそれが、G市において『超能力者』の情報をやり取りするような、情報屋の連中ではなく……
GM:今目黒錫の前に立つ彼のような、市外のよそ者だとしたら尚更だ。
GM:黒スーツに身を包んだ教授然とした男の名は、西方。
西方:「……」顰め面をして、手元の手帳をめくる。
GM:【??? 西方(にしかた)】
西方:「――成る程。つまりこの市における『魔術』の情報については……」
西方:「あなたの側も、まだ調査の段階だった、と。ふむ……。情報が早すぎるというのも困りものだな」
目黒錫:「いやいや、こちらから名乗らないでも情報屋だと知って頂けているとは。私(ワタクシ)の名前もそう知られてるとは思わないのですけどねぇ」
西方:「私自身が調べたわけではないが……まあ、方法については」
西方:「企業秘密とさせてもらおう。フフフ」
目黒錫:「ふーむ。優秀な部下をお持ちなようですねぇ、羨ましい」
西方:「……ともかく、先程話した通りこちらは前金を支払う程の余裕はない。つまりあなたに手付を済ませるわけにはいかないのだが」
目黒錫:「いいえぇ。こちらとしても、面白いコネクションを作る事ができそうで……ワクワクしているのですよ?」
西方:「“黒紫の玻璃”に関する情報を手に入れる事ができたなら、また改めて買い取ろう」
西方:「そちらの本来の調査の片手間で構わないので、調べていただきたい」
目黒錫:「いえ。折角のご依頼です。要望に応えられるようこちらも相応に頑張らせていただきますよ」
目黒錫:「“黒紫の玻璃”……お話を聞くに、相当に面白い代物ですしねぇ」
西方:「……よろしく頼む」
西方:「こちらはこちらで、調べてみよう」
GM:----
GM:一週間後 新市街――G市中央公園
GM:----
GM:――あれから、西方という男はこの公園に現れてはいない。“黒紫の玻璃”など、最初から与太話だったか……
GM:……あるいは、既に目的を達してしまったのか。
GM:しかし、代わりに見知った青年が目黒錫の元を訪れる。石蕗条一。
石蕗条一:1d10+38
DoubleCross : (1D10+38) → 9[9]+38 → 47

石蕗条一:「……よお」 不機嫌そうに声をかけたい。
目黒錫:いつものように、G市中央公園のベンチで新聞紙を顔にかけ、何をするでもなくそこにいる。
目黒錫:「オヤ、その声は……石蕗サンではありませんか」
石蕗条一:「目黒の。いると思ったぜ。……朝っぱらから、今日は“クローズド”か?」
GM:“黒紫の玻璃”の持ち主……あるいは持ち主『だった』と思われる、和中菜鳥についての足取りは掴めない。
GM:事ここに至ってはもはや『地道な調査』では手遅れになる可能性がある。相手が市外に出たとしたら。アーティファクトを起動したとしたら。
GM:目黒錫。得体のしれない情報屋に手を借りる、多少のリスクを負っても――だ。
目黒錫:「いいえぇ。私は何時だって、こうやって“蟲”と話をしているんですよぉ」
目黒錫:「何もしていないように見せて、ナニカしていて、やっぱり何もしていないんです」
石蕗条一:「へっ。お得意のやつか、勤務中なら悪かったな。……しかし、こっちは新しい依頼がある」
石蕗条一:「手はまだ空けられるか?」
目黒錫:「“黒紫の玻璃”」
目黒錫:「……ビンゴじゃないですか?」
石蕗条一:「……あんたはいつだって話が速ェ。オーケー。言いたいことはわかってるだろ?」
石蕗条一:「俺は“壊す”錬金術師だ。そして、そこにアーティファクトがある」
目黒錫:「えぇ。私(ワタクシ)も丁度、それを探そうと思っていたところです」
目黒錫:(壊されると困りますけどね)
石蕗条一:((つまり……仕事か? 他の依頼人がいる? なるほど。絶対にその手の情報はよこさないだろうが……))
石蕗条一:「探し物はそいつだ」
石蕗条一:「どこかのクソッタレが本格的に始める前に、捕捉したい。協力を頼めないか?」
目黒錫:「へへへ、では一時手を組むと致しましょう。勿論、早い者勝ちの恨みっこなし、というところで」
石蕗条一:「……。いつもの通りに。恨むなよ」
目黒錫:「ええ、恨みませんとも。その場合私は『既に破壊されていた』と報告すればいいだけデスから」
目黒錫:「ネ」
目黒錫:「ヘヘヘ。」
石蕗条一:「……ふん」
石蕗条一:「で……具体的に手がかりはあるかい? こっちは関係者と接触したんだが、そっから先がな」
石蕗条一:「……まァ、なんだ。……逃がした」
目黒錫:「いいえぇ。実は、1週間ほど“蟲”を使っているのですが。手がかりなし、というところでして」
目黒錫:「このままでは情報屋の屋台を畳まねばならないとちょっとヘコたれていたところですよ。石蕗さんがいらっしゃって助かりました」
石蕗条一:「よく言うぜ。名前を教える。陰陽師なら、ここから探すのも呪うのも気楽なもんだろ?」
目黒錫:「ええ!それは僥倖。手がかりがあるとないとでは雲泥の差だ」
石蕗条一:「和中菜鳥。どっかの中学生だっつってたな……俺はそういうの、苦手なんだよ」
目黒錫:「壊すの専門ですもの、ネ」
目黒錫:「和中菜鳥。では、蟲の情報収集網に、その名前を登録しておきましょう」
石蕗条一:「ま、そういうこと……こいつは手付金」 目黒にタバコを箱で渡す。内側になけなしの紙幣!
目黒錫:「おや。前の客と比べて気前が良いですネ」
目黒錫:「これは石蕗サンの依頼を優先するべきな気がしてきましたよ」
石蕗条一:「それだけデカい“タスク”だってことだ」
石蕗条一:「この一件、まだでかくなりそうだ。あの余計な探偵が首を突っ込んでこなけりゃいいがな」
目黒錫:「探偵……探偵というと、例の。」
目黒錫:「情報屋としては。探偵サン、というのにも興味はありますねえ」
石蕗条一:「酔狂な探偵がいるのさ。俺とは真逆だ」
石蕗条一:「ま、調べていけば突き当たるかもな。そのときは、なんとか手を引いてもらえるといいが」
目黒錫:「オヤ、そのように言うのもまた珍しいですね、石蕗サン。気を使ってらっしゃる?」
石蕗条一:「……あれも苦手な“カテゴリ”に入るな。 まあいいだろ……今日は学校サボってる。時間を無駄にしたくねえ」
石蕗条一:「捜査に関しちゃ、あんたの指示に従う」
目黒錫:「えぇ。では、また後ほど……そうですね、情報が集まったら蟲をよこしましょう」
目黒錫:「そちらも、何かありましたら。私はいつだって、この公園のこの中心、このベンチにておりますので」
石蕗条一:「……ああ。あの悪趣味な蟲がくるのを、今回は期待して待ってる」
石蕗条一:「またな」
石蕗条一:石蕗も石蕗で調査に出かけよう!
目黒錫:「ええ、ではまたー」手をひらひらと振り、また新聞紙を顔に被せる。
GM:では、ここで2人は2手に別れ、それぞれ調査を行うことができる。
GM:目黒さんは▼西方について 〈情報:FH〉〈情報:噂話〉 難易度10 一週間の予備調査期間があるので、達成値を+3できます。
GM:石蕗くんは▼和中菜鳥について 〈情報:噂話〉 難易度6 和中菜鳥に関する基本的な身辺調査です。
石蕗条一:噂話は無いので、素振りですね。
目黒錫:では、西方さんについて振りましょう。情報噂話で、+1.
石蕗条一:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[2,9] → 9

目黒錫:2dx10+4
DoubleCross : (2R10+4[10]) → 8[1,8]+4 → 12

石蕗条一:女子中学生の身辺を探る、男子高校生
GM:どちらも成功です。まあ今回の情報収集は実際基本的な情報のみですが。
▼西方について
『魔術』を探る人間の一人として、ここ一週間、目黒錫の側でも密かに調査を行なっていた。
しかし、まるでそれを想定していたかのように情報に関しては隙の少ない男であり、
本人の素性については殆ど分かっていないといっていい……が、
その周辺の事情については、かなり精度の高い類推ができている。
恐らく彼自身、『魔術』に対する対抗策を持っている。そして何らかの組織単位で動いている。
市に入り込んでいるのも、彼一人ではないはずだ。
それらの条件を満たす組織はひとつしかない。『ファルスハーツ』と呼ばれる組織。
目黒や石蕗の言う『魔術』を『レネゲイド』というウィルス性の症状として解釈し、
その能力を半ば公然と応用する秘密犯罪組織。西方という男がそれに関わっている可能性は非常に高い。
GM:以上。
▼和中菜鳥について
彼女を寸前で取り逃がした後、取り急ぎ確保に向かう前に手に入れていた所有者の断片情報を繋ぎあわせた。
よって細かいプロフィールまでを把握できるものではないが、何らかの形で捜査に役立つかもしれない。
和中菜鳥。私立南川中学校3年生。あの家は間違いなく彼女の所有物であり――
彼女一人で住んでいる。資産周りの記録からしてもそうだ。収入が殆どない。
かつては家族とともに暮らしていたのだろうが、恐らく、死亡したのだろう。
この状況で彼女が頼りそうな人間については、残念ながらわからない。
“黒紫の玻璃”の入手経路についても不明。
GM:以上。
石蕗条一:(謎だらけじゃねェかよ) ロイスを取りたいです。
GM:どうぞ。
石蕗条一:黒紫の玻璃 執着:破壊○
石蕗条一:以上です
GM:アーティファクト壊すべし……!
GM:目黒さんはロイスはどうですか?
目黒錫:ではこちらも、シナリオロイスをば。 クライエント:西方 推奨のまま、P:○好奇心/N:不信感
GM:このシーンは購入も可能です。
石蕗条一:あ、じゃあ拳銃買います
石蕗条一:石蕗は銃も撃てる説
GM:コワイ!
石蕗条一:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 6[3,6]+1 → 7

石蕗条一:財産を3使って購入します。これで動けないときも安心
石蕗条一:実際は錬成しただけです。以上。
目黒錫:うーむ、一応ボディーアーマー狙いで。
目黒錫:2dx10
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[3,10]+2[2] → 12

目黒錫:買えたよ!?
石蕗条一:スゴイ! スーパー浮浪者!
目黒錫:じゃあ、石蕗さんの前払い報酬で買いました。
GM:2人とも戦闘準備ばかりしおって
GM:そんなに好戦的GMに見えますか!この私が!
石蕗条一:GMの相貌には「戦」「闘」の文字が浮かぶ!コワイ!
GM:では、シーンはこれで終了。
石蕗条一:あ、了解です
目黒錫:OKです

【Middle/02】

GM:次は西澄さんのシーンになります。もちろん今回出たお2人も含めて、自由登場可能。
西澄燦:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 1[1]+41 → 42

都築つむぎ:出ようかな
都築つむぎ:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 7[7]+55 → 62

目黒錫:面白そうなタイミングがあったら出ましょう。
GM:場所は西澄さんに決めてもらいましょうか。
GM:事務所から始めるか、いずこへ調査に出ているか。
西澄燦:あ、事務所からはじめます。ちょっと言いたい事がある
GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所
GM:----
都築つむぎ:持ってきた水筒から麦茶を注いで飲んでいます。
西澄燦:「つむぎ……だっけ?」
都築つむぎ:「はい? なんでしょう」
都築つむぎ:そういえば菜鳥ちゃんはどうしたのかな
西澄燦:「あー……確か、依頼者の報酬の時『家なんてもらえない』って言うと良いっていったよね」
都築つむぎ:「言ってましたっけね」
西澄燦:「アレは絶対に言っちゃあいけない言葉だ」
都築つむぎ:「ほほう? どうしてです?」
西澄燦:「報酬をあちらが言い出す場合はその分の“覚悟”を見せている時だ」
西澄燦:「それに対して、“貰えない”“受け取れない”なんてのは覚悟に応えられないって言ってるのと変わらない」
西澄燦:「そのつもりがなくても、ね」
都築つむぎ:「?」
西澄燦:「覚悟に応えられない奴は信用してもらえない」
都築つむぎ:「どう考えても受け取ることなんてできないのにですか?」
都築つむぎ:「いえ……というより師匠、なぜ依頼を受けることにしたのですか?」
西澄燦:「探偵が依頼を受ける理由は一つしかないよ」
都築つむぎ:「後見人のいない未成年から、家はおろかどんな報酬をとることもできないと思いますけど」
西澄燦:「あー……そういうことじゃない」
西澄燦:「探偵が依頼を受けるのは“頼られたから”だ」
都築つむぎ:「依頼されたから?」
西澄燦:「探偵って言うのは依頼人にとって最後の手段、だからこそ決して断ってはいけない」
西澄燦:「それに、報酬って言うのは最後に手に入れるものじゃない、最後に手に入っているものだよ」
都築つむぎ:「ふむ……よくわかりませんが、それが師匠の『探偵としてのルール』なのでしょうか
西澄燦:「……これは『ホンモノの探偵』の言葉だ」
都築つむぎ:「師匠がロクデナシと言われるゆえんはわかったような気がします」
西澄燦:「これが出来る奴と出来ない奴の差が“ホンモノ”と“ニセモノ”の差……そう、言っていた」
西澄燦:今までにない真面目な表情で語る。
都築つむぎ:見つめかえす。
GM:では、そこで扉が開く。
湯坂窓子:「おっす」
西澄燦:「お、マドコじゃないか。どうした?」
湯坂窓子:「……聞いたよ。また変な依頼人なんだってねー。もしかしてその子がそう?」
都築つむぎ:「む! あなたは先ほど師匠とお食事していた方ですね?」
西澄燦:「……これはあたしの弟子になりに来たらしい」 手帳を開いて書き込んでいく
湯坂窓子:「弟子」目を丸くする
湯坂窓子:「はー、人生色んなことがあるもんだね」
都築つむぎ:「まったくです」
西澄燦:「……」 なんともいえない顔
湯坂窓子:「あたしは湯坂ソーコ。よろしくね」
湯坂窓子:缶ジュースを飲みながら軽く挨拶する。
都築つむぎ:「都築つむぎと申します」
都築つむぎ:「どうやら師匠は人名に使われている漢字を勝手に訓読みにする癖があるようですね?」
湯坂窓子:「あはは、そうかも」
湯坂窓子:「ま、サンちゃんが探偵ならあたしは助手みたいなもんだからさ。参考に出来る部分があれば遠慮なくしなよ」
都築つむぎ:「助手!」
都築つむぎ:「さすがは正統派と言われるだけのことはありますね」
湯坂窓子:「『みたいなもの』だけどねー。こういう調査についてくと、あたしが面白いから」
湯坂窓子:「それだけ」
西澄燦:「大した助手だな、勉強しろよ」
GM:湯坂窓子は不良大学生なのだ。
都築つむぎ:「おお ではさっそく参りましょう」
都築つむぎ:「(私にとっても)好都合なことに、師匠は依頼を受けるようですから」
湯坂窓子:「……ってなわけで、依頼人のこととか依頼内容とか教えてくれれば、あたしの方で手がかりになりそうな人は探してくるよ」
湯坂窓子:「大学の学生とかが相手だと、サンちゃん一人じゃあ接触難しいからな~」
西澄燦:「んじゃ、マドコいっちょ頼むわ」 ざっと説明する
都築つむぎ:「だそうですよ師匠。よかったですね」
西澄燦:「なんつーか、ムギ? お前、全然弟子っぽくないぞ」
都築つむぎ:「何をおっしゃいますか師匠?」
湯坂窓子:「敬意を払えよー。あっはっは」つむぎの頭をポンポンと叩く。
西澄燦:「じゃ、あたしはあたしで調べてくるわ」 壁にかけてある帽子を被り、外へ向かう
都築つむぎ:あそうだ 購入できます?
GM:そうですね、今のタイミングで欲しいものがあれば
GM:さっそく購入してみてください
都築つむぎ:1dx+1 携帯電話。
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 10[10]+5[5]+1 → 16

都築つむぎ:「師匠! 出かけるまえに、これを」
西澄燦:「……ああ、ありがと。携帯止められてたわ」
湯坂窓子:「サ、サンちゃん……」
都築つむぎ:「やはり。ガスが止まるのも時間の問題ですね」
西澄燦:「ま、なんとかなるって。じゃあ、行くか」
GM:----
GM:新市街
GM:----
GM:G市新市街……ここには表からも裏からも、情報が集まってくる。
GM:特に『情報屋』なる人種は、このG市においては想像以上に――それこそ、探偵の何倍もの数が存在する。
GM:日々発生する不可解な事件。市民の一部はその正体の情報を欲し、それをやり取りするネットワークが……密かに発達しているのだ。
都築つむぎ:「菜鳥さんの家はどのあたりなのでしょう。気になります」
GM:菜鳥さんの家は旧市街ですね。現場を調べるならあちらですが、
GM:『犯人』が旧市街と新市街のどちらを拠点にしているかならば、新市街の可能性のほうが断然高いでしょう。
都築つむぎ:ふうーむ
西澄燦:「気になるのは分かるけど、先に目的のブツについて聞き込みしなきゃならない」
都築つむぎ:じゃあ『コクシノハリ』についてですかね
都築つむぎ:「えーと、コクシの……針? 梁? 玻璃?」
西澄燦:「『黒シノハリ』ね……」 電話をかける、ツワブキくんにだ
石蕗条一:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 6[6]+47 → 53

石蕗条一:電話をかけられる。
西澄燦:「あー、ブッキー。暇?」
石蕗条一:「……誰だ、そいつは? クソッ」
石蕗条一:「暇じゃねえよ。切るぞ」
西澄燦:「あ、マジ?『黒シノハリ』って奴知ってるかどうか聞きたかったんだけど」
都築つむぎ:「師匠、新しい携帯からかけてるのですから、名乗ってください」
西澄燦:「あー、そうか。あたしだ、探偵の西澄だ」
石蕗条一:「おい……なんだ? 優秀すぎる助手でも雇ったのか?」
西澄燦:「まぁ、弟子希望の子がいる」
西澄燦:「で、何か知ってる?」
石蕗条一:「へ! 世の中は確実におかしくなっていってるな。そして――」
石蕗条一:「その件には手を出すな」
石蕗条一:「俺が手を出すなって言ってるんだから、わかれよ」
西澄燦:「ああ、そう言うなら手を出すしかないな」
石蕗条一:「人の話聞いてたか?」
西澄燦:「聞こえてるよ、分かるから手を出すしかないって思ったわけで」
西澄燦:「大抵、ブッキーがそういう時は凄いろくでもない事だしな」
石蕗条一:「……これはこっちの問題だ。アンタらと何の関係がある?」
石蕗条一:「“ビジネス”か?」
西澄燦:「ま、そういう事。依頼されたら動くしかない」
石蕗条一:「……それはつまり、俺以外にアレを探してるやつが、少なくとも2人以上いるってことだな」
西澄燦:「さぁ、そっちの事情は知らないからな」
石蕗条一:「……どこかで合流できるか? こっちはこっちで情報屋を雇った」
石蕗条一:「この“パターン”……気になる。思ったよりヤバイことになってるかもしれねえ」
西澄燦:「分かった」
石蕗条一:「首を突っ込む以上……役に立ってもらう。お互いにな。場所はどこだ?」
石蕗条一:(情報は引き出すだけ引き出す。最後のところで、どうにかするしかねえ)
西澄燦:「新市街の駅前、来てくれるんなら待つ」
石蕗条一:「わかった。こっちも情報やに声をかけてみる。……あんまりウロつくなよ。探すの面倒だから」
西澄燦:「はいはい、そっちこそ早く来る事を祈ってる」
石蕗条一:ブツッと唐突に切れる。
石蕗条一:こいつのモノの使い方は、だいたいこんな感じだ。
GM:----
GM:新市街――東G駅
GM:----
GM:G市の中でも最も発展した駅、東G駅。
GM:交通の拠点としてのみならず、待ち合わせスポットとしても用いられ――
GM:観光地としての利用客も多く、新幹線もこの駅で止まる。
GM:駅前の銅像。そこに集う有象無象の待ち合わせの中に、この日は探偵達が紛れる。
目黒錫:1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 5[5]+44 → 49

石蕗条一:もしや目黒さん、さきに到着している展開!?
目黒錫:では、石蕗さんが現れる前に、到着してやりましょう
目黒錫:人混みの中、まっすぐに西澄さんに向けて歩いていく。
西澄燦:「あ、ムギ。これからくる石蕗条一って奴は凄いうさん臭いから注意して」
西澄燦:手帳を見て言う
都築つむぎ:「む、あの方でしょうか?」
目黒錫:「初めまして。西澄サン、でよかったですね」
都築つむぎ:「どう見ても路上生活者! 胡散臭いです」
西澄燦:「……」 手帳を開いてページを捲る
西澄燦:「この人は違うよ、あたしが西澄だけど、アンタは?」
目黒錫:「あら、失礼しました。そちらのちびっ子さんがそうかと」
目黒錫:「えェ。私は、目黒。目黒錫というモンです」
都築つむぎ:「ふむ、私と師匠を間違えるとは、まだまだのようですね」
目黒錫:「ハハハ、これは手厳しい」
西澄燦:「目黒さん……ね。アンタがブッキーが言ってた情報屋?」
目黒錫:「おや、聞いておりましたか。なら話は早い」
目黒錫:「私も石蕗サンに協力をお願いされている身でして」
西澄燦:「へぇ……あ、名前の漢字はどう書くの?」 ページをちぎってペンとともに渡す
目黒錫:「黒い目で、目黒ですネ」
西澄燦:「フルネームで書いてくれるとありがたいね」
目黒錫:「錫は元素記号Snの錫」
目黒錫:「以後、お見知りおきを~」
西澄燦:「了解、こちらこそよろしくね」 手帳になにやら記入して手を差し出す、握手
目黒錫:もちろん握手に応じる。
石蕗条一:「…………ふん」 白いパーカー姿の、目つきの悪い高校生が登場!
西澄燦:「あ、ムギ。アイツが石蕗条一ね」
石蕗条一:「陰陽師の名前を知ったんだ。タダじゃ済まねえかもな」
都築つむぎ:「陰陽師? ツワブキさんのことですか?」
石蕗条一:「その際には、そろそろ余計なことに首を突っ込まない癖を身につけてることを祈る……あァ? そっちは?」
西澄燦:「この子が弟子希望の子」
都築つむぎ:「私、都築つむぎと申します。師匠のもとで探偵をやっております」
都築つむぎ:「今日から。」
目黒錫:「おや、ブッキーサン。折角情報屋と名乗っているのです、そう情報(テノウチ)をばらさないでくださいよ」
石蕗条一:「すぐに分かるだろ。有名すぎるぜ、あんたの実家……おい」 ツムギに釘を刺そう
石蕗条一:「あんまりその探偵と仲良くしすぎると、頭の中が鉛になっちまうぜ。俺は石蕗条一。錬金術師」
都築つむぎ:「ああ、錬金術師の方でしたか」
西澄燦:「おいおい、あたしは錬金術師じゃないぜ」
石蕗条一:「あんたの頭の中がコチコチの鉛だって言ってんだ。“ディテクティブ”。……まあ、いい」
目黒錫:「探偵……それに探偵の弟子。いやあ、いいですねえ。コネクションの築きがいがあるというものです」
石蕗条一:「事件の話を進めたいんだがね」
目黒錫:「ええ、勿論。その為に呼ばれてもいないのにはせ参じた訳ですからねぇ」
都築つむぎ:「それで師匠。この方たちと協力するのですか?」
西澄燦:「まぁね、協力というか競争って感じかな」
西澄燦:「ま、今の所はってところだけど」
石蕗条一:「アンタら、アレの性質をわかって言ってるのか? アレは、兵器……そう。兵器だ」
石蕗条一:「邪悪な目的以外で使う方法を考えつくなら、ぜひ聞かせて欲しいね」
都築つむぎ:「兵器?」
目黒錫:「絶対致死のアーティファクト、でしたか。いやァ、恐ろしい代物ですね」
西澄燦:「さて、ね。持ち主に返すのがあたしの仕事」
西澄燦:「それに知らないから知っている奴に話を聞きたかったんじゃない」
石蕗条一:「持ち主だと? そっから先は知ったことじゃないとでも言いたいのか? クソッ。なら教えてやる!」
西澄燦:「……」 手帳になにやら記入している
石蕗条一:というわけで、黒紫の玻璃について、知っていることを話します。
石蕗条一:「……つまりあらゆる障害、結界を無力化し、対象を殺す。師匠がそういう風に作ったなら、そうなんだろ」
西澄燦:「なるほどね」 手帳を閉じる
都築つむぎ:「それほどのものを、ツワブキさんの師匠が個人で制作したと?」
石蕗条一:「多分な」 曖昧!よくわかっていないのだ。
目黒錫:「ふぅーむ。そのような恐ろしい代物、一体どのような曰く付の遺産かと思えば……まさか、石蕗サンのお師匠様作だとは」
目黒錫:「いやはや。恐ろしい師匠をお持ちのようですねぇ」
西澄燦:「ホントにブッキーが絡むととんでもないな」
西澄燦:「両者が納得する答えはとりあえず思いついた」
石蕗条一:「……そうだな」 師匠のことは濁す! 「で、なんだよ。納得する答え?」
西澄燦:「そっちが中身を壊す、こっちが外を貰う。これなら矛盾はしない」
西澄燦:(……普通はこれで解決する。普通はね)
目黒錫:(さて……どう立ち回ったものか)
石蕗条一:「……中身は壊す。それで間違いないな?」
石蕗条一:(そのために協力するっていうなら、それでいい。なんだって利用してやる)
石蕗条一:(アーティファクトはすべて壊す)
西澄燦:「“今の所は”それに協力するって事で」
都築つむぎ:(意外に大事になってきましたね)
目黒錫:「……ではでは。私の方からも一つ、情報(テノウチ)をお教え致しましょう」
目黒錫:「この件……というか、“黒紫の玻璃”を追って」
目黒錫:「FHのセルが……潜入しているようですねェ」
都築つむぎ:「ファルスハーツ」
石蕗条一:「……あいつらか。気に入らねェな」
石蕗条一:「そっちも調べる必要があるな。ロクなことに利用しねえ」
目黒錫:「それも恐らく、部下を扱える……恐らく、セルリーダークラスの人物が、直接乗り込んできている」
目黒錫:「壊したり、持ち主に返したりしたいのなら。思いのほか時間はないようですねぇ?」
西澄燦:「だから協力するし、急ぐ」
石蕗条一:「……畜生。新しい“パースペクティブ”が必要だ。別の視点が」
石蕗条一:「結局のところ、名探偵……アンタらの力が必要ってことだ。はじめるか?」
西澄燦:「もちろん、いつもの通り頼むよ。ブッキー」
石蕗条一:「……やめろその呼び方」
西澄燦:(知らなければ問題はない……知った上で求めるのなら“理由”は絶対に知らなければならない)
西澄燦:(和中菜鳥……彼女が『黒紫の玻璃』をどう認識しているのか知る必要もある)
西澄燦:(――探偵は“真実”を見つけなければならないから)
石蕗条一:(すべて壊す。すべて壊す。すべて・・・・・)
GM:今回の会話を経て、情報収集の方法に
GM:「ファルスハーツという方面から探る」「和中菜鳥自身に聞く」が加わりました。
▼“黒紫の玻璃”の能力について(1) 〈交渉〉 難易度8
▼盗難の手口について 〈交渉〉〈知識:レネゲイド〉〈知識:魔術〉 難易度8
▼容疑者の人数について 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉〈情報:FH〉 難易度10
GM:現在情報収集できるものは3つ。〈交渉〉が技能に含まれているものは、
GM:和中菜鳥自身から聞き出す必要があるものを指します。
都築つむぎ:菜鳥さん黒紫の玻璃の能力知ってるのか・・・
西澄燦:社会2 噂話3 裏社会2 財産が3です
石蕗条一:知識:魔術は、知識:錬金術で代用できませんか?
GM:できるとしましょう。というか、アーティファクトである以上そちらのカテゴリの方が近いですね。
石蕗条一:じゃあ、盗難の手口について調べますか。ダイスは1個ですが、いちばん確率は高いです。
都築つむぎ:固定値4はでかい
GM:では、どうぞ。
都築つむぎ:目黒さんは容疑者の人数やったほうがいいかもしれませんね。面識ないし
石蕗条一:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 1[1]+4 → 5 → ファンブル

西澄燦:ブッキー……
石蕗条一:お約束の固定値ファンブル
GM:ノーッ!
目黒錫:やってしまったw
石蕗条一:「……………苦手だ」
都築つむぎ:じゃあ【精神】が高い私が挑戦しましょう
都築つむぎ:6dx 〈知識:魔術〉
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[3,4,8,9,10,10]+2[1,2] → 12

GM:おお!では▼盗難の手口について はアンロック。
GM:他に情報収集に挑戦するお方がいればどうぞ。
西澄燦:じゃあ、黒紫の玻璃の能力について調べましょうか
西澄燦:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 10[8,10]+6[6] → 16 → 成功

西澄燦:すげぇ
目黒錫:おお
目黒錫:では、▼容疑者の人数について を 〈情報:噂話〉で。
目黒錫:2dx10+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 2[1,2]+1 → 3

GM:では前者2つが公開されます。一端事務所に戻り、菜鳥から直接聞き出します。
GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所
GM:----
和中菜鳥:「……」
GM:和中菜鳥は、事務所のソファに落ち着かなさげに座っている。
西澄燦:「和中さん、急にお呼びして申し訳ない」
西澄燦:「『黒シノハリ』……いえ、『黒紫の玻璃』について詳しくお話を聞きたくて来て頂きました」
西澄燦:正確な名称が書かれた紙を添えて差し出す
和中菜鳥:「    」コク
和中菜鳥:〈わかりました。話せる〉 手が止まる。
和中菜鳥:〈書ける範囲なら、たぶん答えられます〉
西澄燦:「どんな些細な事、不思議なことでも良い。知っている事をお願いします」
和中菜鳥:「   」暗く目を伏せて俯く
和中菜鳥:〈あの鏡は〉
和中菜鳥:〈人間を吸い込む鏡です〉
西澄燦:「……」 手帳になにやら書き込む
西澄燦:「人間を吸い込む、鏡」
和中菜鳥:〈私の父と兄は、あの中に〉文字が震えている。
和中菜鳥:〈だから、取り返さないといけませんわたしのかぞくを〉
西澄燦:「だから、帰ってくると言っていたんですね……」
和中菜鳥:「……………………」唇を噛む。
和中菜鳥:〈おねがいします。私には他に、何もいりませんから〉
和中菜鳥:「……」
西澄燦:(ブッキーの話とつじつまは合っている、あらゆる障害を無効化して対象を取り込み。殺害する)
西澄燦:「……吸い込まれた、いなくなった時期については覚えていますか?」
和中菜鳥:〈4年前です〉〈そのときから、一人で暮らしています〉
和中菜鳥:〈声も〉
和中菜鳥:「    」
和中菜鳥:〈出なくなりました〉
西澄燦:(ブッキーが絡んでるとなればそのヤバさは間違いなくブッ飛んでる、可能性は恐ろしく低い……)
西澄燦:(でも、やるしかない)
西澄燦:「……ありがとうございます。話してくれて助かりました」
和中菜鳥:「……」再び目を伏せる。
GM:情報収集に▼和中菜鳥の家族について(1) 〈情報:噂話〉 難易度7 の項目が加わりました。
GM:和中家周囲の住人から、家族消失の顛末を聞くことができます。
西澄燦:了解です。
西澄燦:「後は、お任せ下さい」
和中菜鳥:〈ありがとうございます。〉
GM:続いて、▼盗難の手口について 〈交渉〉〈知識:レネゲイド〉〈知識:魔術〉 難易度8
GM:これについても菜鳥から聞き出すことができます。
都築つむぎ:じゃあ黙って聞いてたことにして口を挟もうか
GM:構いません。つむぎちゃんが判定に成功している項目ですしね。
都築つむぎ:「確かに、それは警察じゃ探し出せないですねえ、師匠」
西澄燦:「そうだな、ムギ」
都築つむぎ:「しかし、犯人はそんな危険な物をどうやって盗み出したのでしょうか?」
和中菜鳥:「   」スケッチブックをかさかさと漁る。
和中菜鳥:〈10びょうくらいしか目をはなしてなかったのになくなりました〉
和中菜鳥:〈だからわかりません〉
GM:以前、西澄に見せたページをつむぎにも見せる。
都築つむぎ:「相当の早業ですね」
和中菜鳥:〈位置関係をかいた方がいいでしょうか〉
都築つむぎ:「そうですね。これはどう考えても計画的犯行ですから」
都築つむぎ:「これから盗むという仮定のもとに考えれば、盗難の手口が掴めるかもしれません」
GM:和中菜鳥はスケッチで位置関係を示す。
GM:部屋の入口付近に菜鳥。彼女は廊下を見ている。“コクシノハリ”の部屋には、他に出入り口はない。
和中菜鳥:〈鏡が消える前に、ろう下から音がしました〉
和中菜鳥:〈だから私はそっちを見ていて〉
都築つむぎ:「……窓はありますか?」
和中菜鳥:〈窓も、ありませんでした〉
都築つむぎ:(音は菜鳥さんの注意を逸らすための陽動?)
都築つむぎ:(姿を見えなくするエフェクトは存在が確認されていますね)
GM:廊下側から音が鳴った。古い屋敷。直前に犯人が鳴らしてしまったものである可能性が高い。
GM:その位置から一瞬にして和中菜鳥の側をすり抜け、目標物を取り、再び和中菜鳥の側を通って消える。
GM:それほどの長時間《ワーディング》をされて意識を失っていたのならば、時間の飛んだ自覚があるはず。
GM:ハヌマーンの超高速移動ならば衝撃波が発生する。エンジェルハィロゥの透明化ならば、音を鳴らしてタイムラグなくそこに到達する事の説明がつかない。
都築つむぎ:(時間……)
都築つむぎ:(時?)
GM:――完全に、一秒足りとも気づかれることなく「盗みだす」時間を確保せねばならない。
都築つむぎ:(まさか……しかし、それ以外に考えにくい……『時を停める』能力……!)
GM:都築つむぎのレネゲイド知識はそれを知っている。『時間を凍結する』レネゲイド現象!
GM:間違いない。敵のエフェクトのひとつは、それだ。
都築つむぎ:(時間停止中であれば『黒紫の玻璃』の機能が発動しない可能性もある……これが答えでしょうか??)
和中菜鳥:「……」和中菜鳥は上目で都築つむぎを見上げている。
和中菜鳥:〈なにか分かりましたか。〉
都築つむぎ:「いやあその……」
都築つむぎ:「時間でも止めない限りは不可能犯罪ですねえ」
和中菜鳥:「……?」
都築つむぎ:「つまり、菜鳥さんの家にあった『黒紫の玻璃』と同等の『なにか』……」
都築つむぎ:「そんなものがあるとしてですが、その力をもって盗み出したという可能性はあります」
和中菜鳥:和中菜鳥は「大丈夫だろうか?」みたいな表情で都築つむぎを見ている。
都築つむぎ:「たとえば自由に出入りできる鏡とかがあるとすれば、菜鳥さんに見つかりそうになったらその中に隠れることができるし」
都築つむぎ:「一瞬で『黒紫の玻璃』を取ったあと、中に潜ってやり過ごすことも可能」
都築つむぎ:「人間を吸い込む鏡がある以上、そういったものの存在を否定はできないですし」
和中菜鳥:「  」初めて納得したように頷く。
和中菜鳥:〈そうですよね〉
都築つむぎ:「だとするなら、手法から考えるよりも、『黒紫の玻璃の存在を知る可能性がある人物』」
西澄燦:「……」 なにやら手帳に書き込む
都築つむぎ:「『菜鳥さんの家の構造を把握できる人物』」
都築つむぎ:「そういった方向から推理するべきかもしれません」
GM:結論は出た。……敵の情報源から当たっていくべきだ。
GM:情報屋のルートから、▼“黒紫の玻璃”の情報ルート 〈情報:裏社会〉〈情報:ウェブ〉 難易度7 を調べられるようになりました。
都築つむぎ:あ、ロイスを取りたいです
西澄燦:いい加減シナリオロイスの感情を決めよう
都築つむぎ
和中菜鳥/好奇心○/不安
西澄燦/好奇心○/不可解

石蕗条一:こっちもロイスをとっておきます。
石蕗条一:都築つむぎ 好奇心○:不信 で。PC間ロイスだ!
西澄燦
都築つむぎ/慈愛:○/隔意/ロイス
石蕗条一/信頼:○/脅威/ロイス
和中菜鳥/尽力:○/不安/ロイス

目黒錫:PC間ロイスを取ってしまおう
目黒錫:探偵/西澄燦/○好奇心/隔意
GM:では、購入もありましたらどうぞ。
GM:つむぎちゃんも、購入したのが携帯なので、またここで購入してもOKです。
都築つむぎ:おお よいのですか
都築つむぎ:ボディーアーマー狙います
都築つむぎ:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[3,8]+1 → 9

都築つむぎ:無理
石蕗条一:ボディアーマーッ
石蕗条一:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 7[7,7]+1 → 8

石蕗条一:無理でした
西澄燦:2dx+2 ボディアーマー
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 10[7,10]+2[2]+2 → 14

西澄燦:弟子にあげる
目黒錫:応急手当
目黒錫:2dx10
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[7,9] → 9

目黒錫:カエター
GM:では、以上でシーン終了。次はマスターシーン。

【Masterscene/02】

GM:----
GM:新市街――ハイツ里西
GM:----
GM:階段前。小さく息を殺しながら、うずくまって潜む青年の影がある。
GM:膝と腕で抱えるように保持しているのは、この日常の風景とまったく不釣り合いな武器――
GM:黒鞘の日本刀だ。
眉川比恋:「……撒いたか?」
眉川比恋:「んな訳無いよな……くそっ……無いなぁ~この状況……」
眉川比恋:「こんな鏡と引き換えってのは……」
GM:彼のすぐ右手には、風呂敷に包まれた巨大な板のようなものがその鏡面を下に、寝かせて置いてある……。
GM:【??? 眉川 比恋(まゆかわ ひれん)】
眉川比恋:「もうちょっとで清盛最終回見れるってのに……クソッ!」
GM:青年は携帯電話を操作し、何者かに連絡を取る――。
眉川比恋:「出てくれよ、望月さん……!」
GM:数度のコール音……そして。
望月棗:[――この街は]
望月棗:[何と至福の街で或る事でしょう……!斯様に猫が多いとは]
GM:【??? 望月 棗(もちづき なつめ)】
眉川比恋:「いやそういう場合じゃないんっすよ!今回は!マジで!!」
眉川比恋:「例の“黒紫の玻璃”……ちょっと、相当ヤバイっすよ。今も追われてる」
眉川比恋:「……」
望月棗:[もふもふが無限に回収出来ます。此れこそが永久機関……?……失敬]
眉川比恋:「俺達以外にもいる……」
眉川比恋:「アーティファクト?で良かったんでしたっけこれ?」
眉川比恋:「『これ』の存在を知ってる奴がいるってことじゃないっすかね……!?それ以外に考えられない」
望月棗:[ふむ。些か拙い様ですね]
眉川比恋:「でしょう!?だからこう、なんか救援的なあれをですね……」
望月棗:[其方には、猫は御座いますか?是であれば直ぐに]
眉川比恋:「え!?じゃあいなかったらどうなるんですか俺は!?」
望月棗:[……腕を信じて居ります故]
眉川比恋:「す、スゲー都合のいい言葉っすね!!とにかく!」
GM:気配を感じ、弾かれたようにその場から離れる――否。
GM:躊躇なく、地上6階の高さから『飛び降りる』。
眉川比恋:「しばらく『こいつ』は持ち帰れないっすよ!連中を撒く時間が……!」
望月棗:[……此方からも全力は尽くします。其れまで小父様の期待を裏切りませぬ様]
眉川比恋:「猫……」
眉川比恋:「ど、どっかにいねーの!?猫!」
GM:----

【Middle/03】

GM:次は引き続き情報収集シーン。
▼和中菜鳥の家族について(1) 〈情報:噂話〉 難易度7
▼容疑者の人数について 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉〈情報:FH〉 難易度10
▼“黒紫の玻璃”の情報ルート 〈情報:裏社会〉〈情報:ウェブ〉 難易度7
GM:調べられるのは以上3項目です。登場をどうぞ。
西澄燦:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 8[8]+42 → 50

石蕗条一:たぶん役に立たないので、誰かがしくじるまで出ぬ!
都築つむぎ:じゃあ出ますかね
都築つむぎ:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 8[8]+62 → 70

目黒錫:役に立たないながら、一応努力しよう。
目黒錫:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 5[5]+49 → 54

GM:今回は特にご希望がなければ
GM:情報収集をクリアしてからシーンを作る形式で行きましょう。まず判定をどうぞ。
西澄燦:どれも技能あるし、いける可能性は十分にある
目黒錫:補正はないものの、▼“黒紫の玻璃”の情報ルート いきましょう。
目黒錫:2dx10
DoubleCross : (2R10[10]) → 6[5,6] → 6

目黒錫:財産点つかえます?
GM:使えます。
目黒錫:使えるなら1使用で成功。
西澄燦:じゃあ、容疑者の数を調べましょう
西澄燦:2dx+3>=10 技能:噂話 容疑者の人数
DoubleCross : (2R10+3[10]>=10) → 4[3,4]+3 → 7 → 失敗

西澄燦:財産を3消費して達成値10
都築つむぎ:じゃあ菜鳥さんの家族について
都築つむぎ:自動巡回ソフトと要人の貸しでダイスが増える
都築つむぎ:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,6,7,8,8,10]+9[9] → 19

GM:すごい!
GM:ではシーンは、▼容疑者の人数について から作りましょう。
GM:西澄さんが判定成功したので、湯坂さんルートの情報収集が功を奏したということにしましょうか。
GM:----
GM:新市街――国立坂東大学
GM:----
GM:西澄燦と同年代の男女が、広大なキャンパスを行き交う。
GM:G市で最も巨大な大学、国立坂東大学。
GM:湯坂窓子は……授業には殆ど出席していないが、何故かここの学生の間では顔が利く。
西澄燦:学食へ向かう、そこで待ち合わせしている。
湯坂窓子:「やっほ。調子はどう?」
湯坂窓子:「進んでる?」
西澄燦:「ボチボチ、そっちは何か掴んだ?」
西澄燦:「何でも奢るぜ」
西澄燦:おおよそ、財産3点分の支払い
都築つむぎ:「師匠、お金ないのにまたそんな」
湯坂窓子:「じゃあ外でお菓子買ってよ。食べながら説明しよう」
目黒錫:「おや、奢ってもらえるんですか?嬉しいですねぇ」
西澄燦:「了解、グロさんは未成年にたかっていいのかい?」
目黒錫:「マァ、プライドを持ってたら浮浪者なんてやってはいませんよぉ?」
湯坂窓子:「……」横目で浮浪者を見る。
湯坂窓子:「……このおじさんは誰なのかな」
西澄燦:「ああ、知り合った情報屋の人。ブッキーの親戚みたいなもん」
目黒錫:「あ、初めまして~。私、目黒錫といって情報屋をやっております」てをひらひら。
湯坂窓子:「うへぇ……いや、あたしは外見でとやかく言うつもりはないけど」
目黒錫:ちなみに見た目は兎も角、臭いとかはそんなしないぞ。理由はある。
石蕗条一:1d10+53
DoubleCross : (1D10+53) → 1[1]+53 → 54

湯坂窓子:「とりあえず合わせたい人は外に……」
GM:そこで足が止まる。店内に入ってきた青年に気付いたのだ。
石蕗条一:「……で? 捜査の進展を聞こうか」
石蕗条一:白いパーカー、黒いシャツ!登場する。
目黒錫:「おや、石蕗サン。ドーモー」
湯坂窓子:「……条ちゃんじゃん」
石蕗条一:「…………帰れ」 知り合い、でいいですよね?
湯坂窓子:「またサンちゃんの探偵に付き合わされてるのかい?」探偵絡みなので当然知り合いです。
石蕗条一:「西澄に言ってくれよ。こいつが余計な案件にばっかり首を突っ込む」
都築つむぎ:「帰れって……」
湯坂窓子:「いいのいいの!あはは!条ちゃんはこういうキャラだからね」
西澄燦:「んじゃ、揃ったしマドコいっちょ報告頼む」
石蕗条一:「で、“盗難事件”の方は? ……俺はさっぱりだ。どこから手をつけていいかわからねえ」
湯坂窓子:「その盗難事件絡み。……うちのキャンパスに耳のいい子がいてね」
湯坂窓子:「たぶん、知ってる。図書館にいこう」
GM:----
GM:新市街――国立坂東大学 図書館
GM:----
GM:大学構内に存在する、広い図書館。
GM:一般図書スペースに入構制限はなく、坂東大の学生以外でも利用できる。
湯坂窓子:「目立つ子だからすぐわかると思うけど……あ、いた」
GM:湯坂はその一角、無数に本の積まれたテーブルに走りよっていく。
湯坂窓子:「やあやあナタリス。ハロー?今日はお話聞いてもいいかな?」
ナタリス・キャロル:「湯坂さん。構わないけど、今度は一体どうしたの?」
GM:【国立坂東大学 国際文化学部2年 ナタリス・キャロル】
石蕗条一:「物理書籍か。“オールド”だな……」
都築つむぎ:「何、あの量」
湯坂窓子:「ええとね、高級住宅地の周りの事件についてなんだけれど」
湯坂窓子:「あの辺りの事件で、何か知ってる?盗難事件――犯人らしきグループの目撃情報があったりとか」
ナタリス・キャロル:「また変わったことしてるね、君は」
湯坂窓子:「いやー、それほどでも」
石蕗条一:「……変わってようがいまいが、どっちでもいい。結論だ。クソッタレな泥棒があそこにいたのか?」
ナタリス・キャロル:「……この人たちは?」
西澄燦:「マドコの友人でこういうものです」 名刺を出す
都築つむぎ:「探偵です」
都築つむぎ:「こっちの二人は学生と住所不定無職です」
目黒錫:「どーもー、初めまして。私、目黒錫という情報屋です。以後お見知りおきをー」
石蕗条一:「……あァ……社会見学でも、どっちでもいい」
目黒錫:「都築さんは辛らつですねぇ。あまり住所不定無職を強調されると辛いところ」へらへらしながら。
石蕗条一:「は! どっちでもいいだろ。目黒の。心にもないこと言うんじゃねェーよ」
目黒錫:「ハハハ、違いないですねぇ。私、常にG市中央公園におりますので。御用の際は、なんなりと。」てをひらひら。
西澄燦:そのまま手帳を取り出してなにやら書き込む
ナタリス・キャロル:「探偵……へえ。初めまして、僕はナタリス・キャロル。国際の2回生です」
ナタリス・キャロル:「ちょっと見えてきたよ。湯坂さんが何に首を突っ込んだか」
湯坂窓子:「う、嘘!?なになに、何が見えたの……??」
都築つむぎ:「今のやりとりだけで見抜くとは……『ただ者』じゃあないですね!」
西澄燦:「はいはい、話進めるよ。ということで一つお願いします」
ナタリス・キャロル:「……その犯人かどうかは知れないけど、明らかに不審な人たちなら見かけたよ」
西澄燦:「人たち、複数か。何人か分かる?」
都築つむぎ:「ほほう、不審とはどのような点ですか? 目黒さんのような感じですか?」
目黒錫:(私のような感じの人なら、G市中央公園に行けば沢山会えますけどねぇ)
ナタリス・キャロル:「刀を持った青年と、和服の少女。仮装でもなければ普通は見かけない装いだ」
目黒錫:「それはまた、露骨に怪しい。」
西澄燦:「……」 なにやら手帳に書き込む
ナタリス・キャロル:「黒いスーツ姿の男と合わせて、合計3人。住宅街では明らかに浮いていたけど、これ、臭わないかな」
湯坂窓子:「というかそれ犯人確定だ」
石蕗条一:「……は! 仮装強盗団? そいつは傑作だ」
目黒錫:「!」(黒いスーツの男……西方さんですか)
石蕗条一:「追いつめて“ディール”――取り引きに持ち込む」
石蕗条一:「舐めた真似しやがって」
都築つむぎ:「犯人確定? なぜですか?」
湯坂窓子:「なぜも何も……どう思う、サンちゃん」
湯坂窓子:「探偵の勘的に」
西澄燦:「怪し過ぎて清々しいね」
目黒錫:「ふむ。では、情報(テノウチ)を一つ、お教えしましょう……間違いなく、犯人ですねぇ、彼らが」
西澄燦:「へぇ、根拠は?」
湯坂窓子:「…………」 「そりゃまたどうして」
目黒錫:「その黒いスーツの男こそ、件のFHのセルリーダーと目される人物だからですよ」
目黒錫:「同じさがしモノ」「シチュエーション」「人物」 「これだけそろえば、まず間違いないでしょう、探偵サン」
石蕗条一:「……目黒の。それもアンタの情報網か? それとも隠してた札か? どっちにしろ……」
石蕗条一:「そいつを追い詰めるしかない」
西澄燦:「そりゃそうだ」 肩をすくめる
目黒錫:「いいえぇ。隠していただなんて、とてもとても。ただ私は、ちょーっとばかりカッコイイところを見せておかないとな、と思っただけですよぉ」
GM:▼FHダブルディール 〈情報:裏社会〉〈情報:FH〉 難易度9 が開示されました。
都築つむぎ:(胡散臭いですねえ)
石蕗条一:「胡散臭いな」 口に出すタイプ
目黒錫:「お褒め頂き至極恐悦。へへ、へ」
石蕗条一:「だが、まあいい。調べる方針ができた。新しい”パースペクティブ”だ。先に進める」
西澄燦:「んじゃ、ナタリスさん。協力感謝する」
ナタリス・キャロル:「探偵さん、事件なら解決をお願いするよ。もし本当にそんな犯人グループが居るのなら、怖くて夜も出歩けないから」
西澄燦:「探偵としてきっちり解決させてもらうから安心しな」
GM:では、場面を切り替えて次の情報へ。
GM:▼“黒紫の玻璃”の情報ルート を開示します。
GM:場所は中央公園にしましょうか。
GM:----
GM:新市街――G市中央公園
GM:----
GM:その名の通り、地理的にも市の中心部に位置する巨大な公園……G市中央公園。
GM:ここは目黒錫がその素性を隠し情報を集積するための拠点でもある。
GM:西方という男がどのように『それ』に接触を図ったかは不明なものの、
GM:『魔術』に関連する情報を扱い得る『情報屋』のデータならば、この短時間でも十分、集めることは可能だ……。
GM:----
――ここG市関連のローカル掲示板上で、“JCN9000”あるいは単に“JCN"のハンドルネームを用いて書き込んでいる人物。
それが超常的な事象の絡む情報であったとしても、代金さえ振り込めば正確極まるレスポンスを返す、『ネット上の情報屋』。
西方は、目黒以外の情報屋に接触していた可能性も高い……“JCN”の正体はG市の情報屋の中で最も謎だが、
故にどのような方法で“黒紫の玻璃”を知っていたとしてもおかしくはない。可能性は高いといえる。
GM:……という感じの情報を、公園で目黒さんの口から伝えてください。
目黒錫:了解ですw
西澄燦:「で、クロさんの方は目星ついた?」
目黒錫:「そうですね……恐らく西方サンは、私以外の情報屋を使い、“黒紫の玻璃”の情報を仕入れたんでしょうねぇ」
目黒錫:「そして、情報の少ない“黒紫の玻璃”の情報ですら販売する事ができる情報屋、となると限られる訳です」
石蕗条一:「アンタ以外に情報屋? は! そいつは商売敵だな」
目黒錫:「G市には沢山いますよぉ?G市での個人情報の取り扱いは紙クズ同然だと思ったほうがいいですよー、石蕗サン」
目黒錫:「そして、まぁ、そんな“すごい情報屋”に、心当たりは……あると言えば、あるんですよねぇ」
西澄燦:「クロさん、それは教えてくれるのかな?」
目黒錫:「いいですよぉ、勿論お代はサービスです。私、探偵サンとコネクションを持てるのが嬉しくてデスねぇ」
石蕗条一:「どっちでもいい。個人の情報がどうだろうが。で、そいつは?」
目黒錫:「おっと、石蕗サン、失礼。その名は……“JCN9000”」
西澄燦:「……」 なにやら手帳を取り出して書き込む。
石蕗条一:「ハンドルネームかよ。できれば本体を突き止めたいモンだけどな:
目黒錫:「匿名掲示板にのみ現れる、凄腕の情報屋ですよぉ。代金次第で抜けない情報はない、って言われてます」
都築つむぎ:「あー……」
西澄燦:「ムギ、何か知ってる?」
都築つむぎ:「知り合い(オリジン:サイバーのRB)の間で一時期話題になりましたね」
GM:そうですね、つむぎちゃんもこれは知っていて構わないでしょう。
都築つむぎ:「直接は知りませんけど」
西澄燦:「へぇ」 手帳になにやら書き込む
石蕗条一:「そいつを辿るか? 直接そのクソッタレ3人組を捕まえた方が速いとは思うけどな。調査の判断は任せる」
都築つむぎ:「私たちが『過去の依頼者のことについて教えて』って頼んだら聞いてくれるものでしょうかね、その人は」
目黒錫:「私のように口の軽い情報屋も早々いないですよぉ、あっはっは」
西澄燦:「情報屋捕まえるより、三人組捕まえたほうが良いんじゃない? 目的はあくまで取られたブツだし」
GM:では、ここでシーンを切り替えます。
GM:確かに“JCN”を捕まえるには時間がなさすぎる依頼。
GM:とはいえ、ファルスハーツがこの街の『アーティファクト』について知り得る手段はあった……という事だ。
GM:----
GM:最後は▼和中菜鳥の家族について(1)。現場の高級住宅街に移動します。
GM:----
GM:旧市街――高級住宅街
GM:----
GM:地道な聞き込みを続け、最終的にはここに立ち戻ってきたわけだが……。
GM:『犯人は現場に戻る』とはいえ、かのファルスハーツがそこまで間抜けな事をするはずもない。
GM:結果、4人が思い思いの方法で捜査することになるのだが。
石蕗条一:「駄目だな」 真っ先に諦める
近所のおばちゃん:「何をやってるの、あなたたち」
近所のおばちゃん:「和中さんのとこのご親戚?」
都築つむぎ:「いえ、探偵です」
近所のおばちゃん:「探偵。何か事件起こしたの?菜鳥ちゃんが」
都築つむぎ:「いえ。実はある保険会社から調査の依頼を受けておりまして」
都築つむぎ:「和中さんの家庭のことについてご存知で?」
近所のおばちゃん:「……まあ、前からここには住んでるから、ある程度は……」
近所のおばちゃん:「あまり言いふらすような話じゃないんだけど」
近所のおばちゃん:「だから、ごめんなさいね」
都築つむぎ:「そうですか。和中さんのご家族に失踪宣告が出されているという話は聞いたことはございますか」
近所のおばちゃん:「……失踪?」怪訝な表情を浮かべる。
近所のおばちゃん:「誰かがそう言ってた?」
都築つむぎ:「ここでは特定の個人の名前を出すことはできませんのでお答えはできませんが、当然失踪宣告は保険会社としては死亡扱いとなります」
都築つむぎ:「その真偽も含めて調査を依頼されているわけでございまして」
近所のおばちゃん:「いや、だから死亡も何も」
近所のおばちゃん:「死んでるじゃないの。4年前に」
都築つむぎ:「死んでいる? 確かですか?」
近所のおばちゃん:「……自殺したのよ。父子家庭だったのに、お父さんもお兄さんも、どっちも」
近所のおばちゃん:「同じ日に。そういうのはそっちの記録に残ってない?」
近所のおばちゃん:「昔から住んでる人なら……皆知ってるわよ」
都築つむぎ:「葬儀は行われましたか? あいにくこちらとしては届け出を受けておりませんもので」
近所のおばちゃん:「した……はずよ。菜鳥ちゃんが喪主だったわけじゃあなかったと思うけど、確か町内会長さん辺りが代わりに」
都築つむぎ:ふむ……
近所のおばちゃん:「……本当に保険会社の人?」
都築つむぎ:「いえ、ですから探偵です」
近所のおばちゃん:「いえ、だからその依頼をしてきた人が。怪しいんじゃないかしら」
都築つむぎ:「怪しい、ですか……」
都築つむぎ:(菜鳥さんが嘘をついているとは思えない……が)
石蕗条一:(怪しい……確かに。やつを締め上げるべきか…?こいつらの目をかいくぐって?現実的じゃない)
近所のおばちゃん:「じゃあ、私は掃除の途中だから……。お役に立てなくて、ごめんなさいね」
GM:近所の女性はそそくさと門の中へ引っ込んでいった。怪しげな雰囲気を感じ取ったのだろう。
都築つむぎ:「いえ、ご協力ありがとうございました」
石蕗条一:(やはり人間は無視だ。アーティファクトは壊す。シンプルな結論……それだけだ)
GM:----
GM:本日はここまで。ロイスと購入判定が可能。
石蕗条一:ボディアーマー!
石蕗条一:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 4[3,4]+1 → 5

石蕗条一:無理。以上。
都築つむぎ:応急手当
都築つむぎ:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 9[8,9]+1 → 10

都築つむぎ:成功だ
西澄燦:2dx+2 ボディアーマー
DoubleCross : (2R10+2[10]) → 10[1,10]+6[6]+2 → 18

西澄燦:ブッキー……あげるよ
石蕗条一:西澄さん!
石蕗条一:やさしい探偵さんっ……! いただきますっ……!
石蕗条一:ロイスは無しなので、以上となります。
西澄燦:ロイスはなし、以上です
都築つむぎ:以上で結構です!
GM:本日の行程は終了!お疲れ様でした。
石蕗条一:お疲れ様でしたー!
都築つむぎ:お疲れ様でした。
西澄燦:お疲れ様でした
目黒錫:お疲れ様でしたー
目黒錫:すいません、次回開始時に購入とロイスを取らせていただきます
目黒錫:クライエント/石蕗条一/○好奇心/隔意/ロイス
目黒錫:購入判定、自動巡回ツール
目黒錫:2dx10
DoubleCross : (2R10[10]) → 5[3,5] → 5

目黒錫:買えた。
GM:目黒さん的には
目黒錫:蟲を市中に放って情報収集をしてるイメージですね
GM:やっぱりそうですよねw
目黒錫:噂話が+1される程度の操蟲術ですね、今は。
目黒錫:だんだん時間がたつ(経験点が上がる)につれて、市中の蟲たちとの新密度が上がって
目黒錫:力が馴染んでいく予定でございます。
GM:それは頼もしい……!

【Middle/04】

GM:----
GM:『vsダブルディール』前回までのあらすじ
GM:・石蕗条一の師、石蕗宗近の創りだした、絶対致死のアーティファクト、“黒紫の玻璃”。
GM:・“黒紫の玻璃”を盗難された中学生、和中菜鳥が西澄探偵事務所を訪れる。
GM:・実行犯はFHセル、ダブルディール。目黒錫との接触あり。
GM:・西澄燦に『弟子入り』を志願した謎の少女、都築つむぎの目的とは?
GM:・“黒紫の玻璃”は対象の肉体を吸い込む『鏡』のアーティファクト……
GM:・……だが、『鏡に吸い込まれた』和中菜鳥の家族の死因は、自殺だった。
GM:・街の謎を暴け。
GM:----
▼FHダブルディール 〈情報:裏社会〉〈情報:FH〉 難易度9
▼“黒紫の玻璃”の能力について(2) 〈知識:錬金術〉 難易度12
GM:現在可能な情報収集は上記の2つです。
GM:これをクリアすれば、犯人に接触できる可能性は大きく高まるでしょう。
GM:シーンプレイヤーは西澄さん、先のシーンで収集された情報については、既に聞いていて構いません。
西澄燦:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 9[9]+50 → 59

西澄燦:話は聞いた事にしましょう
石蕗条一:出ます
石蕗条一:1d10+54
DoubleCross : (1D10+54) → 3[3]+54 → 57

都築つむぎ:やすむ
目黒錫:休みましょう。多分役に立てない。
GM:では、場所の指定より先に
GM:いや、やっぱり事務所で一度顔を合わせて
GM:情報を共有するシーンを設けましょう。
GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所
GM:----
西澄燦:「……なるほどね」
石蕗条一:「さすが専門家ってのは違う」
石蕗条一:「あの……中学生の家族は自殺したことになってる。それから”ダブルディール”」
GM:それに関しては、
GM:西澄さんがつむぎちゃんの報告を受けて、裏を取ることも出来ました。
GM:父・和中邦彦。兄・和中雅俊。決して『鏡に吸い込まれた』などという死因ではない。
GM:首を吊っての自殺。死体も確認されているし、葬儀後に火葬された事を多くの人が覚えている――
西澄燦:GMに質問なんですけどこの街の一般人(非覚醒者)って《ワーディング》効きますか?
西澄燦:メビウスみたいに効果がないとかそういう設定ってありますかね
GM:フフフ……。実は、レネゲイド組織に属するPCがいるのならば、オープニングで説明しようと思っていましたが、
GM:「効かないことがよくあります」。仮にエフェクトの使えない非覚醒者であっても、
GM:潜在的に『感染』しており、《AWF》に似た効果が現れるケースが多いと考えてください。
西澄燦:なるほど、了解です。
石蕗条一:ワーオ
GM:その点を取ってもこの市は異常という事です。無論、住民であるつむぎちゃん以外のPCは
GM:この事については認識していて構いません。
石蕗条一:「……俺は混乱してきた。この材料で推理になるか? “ハードボイルド”見習い」
西澄燦:「推理ね……判断するにはちょいと材料が足りない。この街でなかったのなら立つ推測もあるんだけど」
西澄燦:「それはそうと、ブッキーも“錬金術”見習いみたいなもんででしょ」
石蕗条一:「“見習い”? ……“なり損ない”だ」
石蕗条一:「もう少し探ればいいのかよ」
西澄燦:「そういうこと、専門外の所はいっちょよろしく」
石蕗条一:「壊す以外はからっきしなんだけどな……。わかったよ。やってみる。やりゃいいんだろ!」
石蕗条一:精神1でダイスボーナスなし。それでも財産が3、スキルが4ある以上、やってみるしかないか
GM:そうですね、情報収集に成功したら、場面を変えましょう。
石蕗条一:よーし、やるぞー
石蕗条一:1dx+4
DoubleCross : (1R10+4[10]) → 9[9]+4 → 13

GM:おお!
石蕗条一:カッ! そのとき石蕗に電流走る
西澄燦:ジェネシフトしていいですか?
GM:ジェネシフトもOKです!
西澄燦:1d10+59
DoubleCross : (1D10+59) → 2[2]+59 → 61

西澄燦:完璧、ダイスボーナスゲット
GM:では、西澄さんから先に情報開示しましょうか。
GM:ここから調べに行っても、既に調べをつけていたとしても、どちらでもかまいません。
GM:どうしますか?
西澄燦:3dx+2 裏社会 ダブルディール
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 7[1,1,7]+2 → 9

GM:じゃないや
GM:まだ調査してなかったw
西澄燦:あぶねぇ
GM:とはいえ、まったく成功ではあるので西澄さんに選択権があるのは同様です。
石蕗条一:見事なジェネシフによりファンブルも回避
西澄燦:こういうときの勘は大事だ
西澄燦:では調べをつけていた体でお願いします
GM:やはり調べ物は専門!既に調査を完了していたのだ!
GM:ならば場面は同じく西澄探偵事務所。
GM:----
……ファルスハーツ。
その名は、西澄燦にとってみれば、馴染みのない名前ではない。
ここG市においても、何度かその組織と関わりがあると見られる輩が事件を起こしてもいる。
他にも……少々の理由はあるが。
“黒紫の玻璃”を盗難したセルは、“ダブルディール”と呼ばれるセル。
FHにおけるポジションとしては、戦闘を行う前線部隊では全くない。むしろその後方、『調査研究』を担うセル。
この変貌した世界には――それそのものがレネゲイドとしての強力な力を発揮する、原理不明の『遺産』と呼ばれるアイテムが存在する。
……例えば、石蕗条一が偏執的に追い、破壊を求める『アーティファクト』と呼ばれる一連の構築物が、それに近い。
“ダブルディール”は、これら遺産や、伝承に基づくレネゲイドビーイングの存在、成り立ちを調査し、
可能であればその存在を回収、独自の観点の研究レポートとともにツータイムなどの中央研究機関へ送る。
構成員は3名。
セル内唯一の前線戦闘要員、“グラーシーザ”の眉川比恋。
彼の動きに先立って遺産の存在調査を行う『探偵』――“クノッソス”の望月棗。
そして、得られた結果から遺産そのものの性質の考察を行うセルリーダー、“スペクトハンター”西方。
……FHのセルの例に漏れず、他のセルとの連携行動が見られる事は少ないため、
戦闘セルに比べれば、まだ危険度は低い。
そして彼らは、情報によればまだ街を出てはいない。回収要員が本隊への合流に手間取っているのが理由のようだ。
本来ならば、“黒紫の玻璃”を手に入れた時点で彼らがこの市に留まる理由はなかったはず。
これに関しては、こちらの運が良かったといえる……が、当然、彼らがいつまでも足止めされているはずもない。
GM:以上です。
GM:----
西澄燦:「以上が“ダブルディール”について」 手帳を広げて調査内容を話す
西澄燦:「まだこの街にいる、急げば間に合う」
西澄燦:手帳を閉じる
石蕗条一:「そいつらを捕捉して締め上げればいいわけだな」
西澄燦:「そういうこと。あたしの方は終わった。そっちは?」
石蕗条一:「ああ。推測するに……」 黒紫の玻璃について、推測できたことにしたいです!
GM:では、時系列は少し戻って、
GM:銀星洞でアーティファクトについて調査していた、という場面を挿入しましょう。
GM:何故なら、アーティファクトの真の本質に繋がる手がかりは、師匠が遺したもの以外は皆無に等しい。
石蕗条一:了解です!
GM:----
GM:新市街――G市センター街 「銀星洞」
GM:----
石蕗条一:師匠がいた頃に揃っていた設備はほとんど売り飛ばしてしまい、旧式しか残っていない工房。
GM:修理屋「銀星洞」の内部。錬金術の『工房』としての「銀星洞」。
GM:ここには、石蕗条一以外が立ち入ることはない――。アーティファクトを破壊するにあたって、最も重要な存在がそこにあるからだ。
GM:石蕗宗近の死後、唯一つ残された、完全自作の情報集積サーバー。
GM:軍用コンピューターめいた恐るべき多重のプロテクトの底には、師匠の遺した膨大な『アーティファクト』の情報が今も眠っている。
GM:無論、手がかりが何一つなければその“サルベージ”すら不可能なほど暗号化された情報だが、
GM:例えば西澄燦……。彼女のように、「足で探る」事で得られた、対象のアーティファクトへの情報さえ揃えば。
GM:----
石蕗条一:「“イラーダ”、“アマル”、“アクラネヤ”……これで当たりか? サルベージできそうだな」
石蕗条一:「師匠らしいパスワードだ」
石蕗条一は果てしない苦労とともに、“黒紫の玻璃”の詳細を“サルベージ”した。まだ推測の段階とはいえ、
恐らく間違ってはいない。結論から言えば、“黒紫の玻璃”の本来の効果は……『絶対致死』などではない。
それは『鏡』の形状が暗示するとおり、『それを見たものにとっての“真実”を垣間見せる』アーティファクト。
だが、これは錬金術の秘奥の産物。ましてや石蕗宗近のアーティファクト……。
例えば、それを所有する和中邦彦らが常人の精神であったと仮定して、
この鏡が写す“真実”をそのまま直視してしまったとしたら、どのような事が起こるか。
――どのような“真実”を突きつけられたかはもはや推測するしかないことだが、
彼らが『自殺』したという近隣住民の話は、恐らく正しい。これは対象を吸い込むアーティファクトなどではない。
『絶対致死』の秘宝。対象が自らの意志で“真実”を欲し、この鏡を覗きこむ限り。
そして結果として、自身が自らの死を望む限り。
その攻撃は防御も回避も不可能。自分自身が結界を解くならば、無限の結界を張り巡らせても意味は無いからだ。
故に絶対致死。
GM:以上です。
GM:----
石蕗条一:では、以上の情報を明らかにぎこちない説明で語ります。
西澄燦:顔をしかめています。
石蕗条一:「……クソッタレなアーティファクトだ。必ず壊す必要がある」
西澄燦:「当人にとっての“真実”を見せるアーティファクトね……」
西澄燦:「そいつはよくないね、破壊する事は確定」
石蕗条一:「協力の意志を見せてくれて感謝するぜ。……それはあんたの“モラリティ”か?」
西澄燦:「ま、“探偵”としてって奴だよ」
石蕗条一:「酔狂なやつだ。まるで骨董品……俺には理解できないな」
西澄燦:「それはお互い様って奴かな」 軽く笑う
GM:▼和中菜鳥の家族について(2) 〈交渉〉 難易度13  最後の情報収集が可能になりました。
石蕗条一:「俺とあんたは真逆だよ。……次の調査にかかるか」
西澄燦:「もう一度、あの子の周りについて調べる必要がありそうだね」
石蕗条一:「……任せる。苦手だ」 情報収集は次のシーンですかね
GM:そうですね。シーンを一旦区切ります。
GM:ロイスと購入判定をどうぞ。
石蕗条一:ロイスは西澄さんにとっておきます。 連帯感:隔意○
西澄燦:すごい服を買おう
西澄燦:3dx+2>=10
DoubleCross : (3R10+2[10]>=10) → 7[1,4,7]+2 → 9 → 失敗

西澄燦:だめ!ロイスはなしです
石蕗条一:こちらは応急手当キット。
石蕗条一:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 6[2,6]+1 → 7

石蕗条一:無理。ここは大人しく終了しておきます。
GM:貧乏野郎どもめ!次だ!
GM:一応、最後の情報収集が控えてはおりますが
GM:シーンを作りたい方がいればここで新しく作ってもOKです。
GM:独自に調べたいことがあれば調べてもOK。
GM:ご希望がなければ西澄さんのシーンとなります。
都築つむぎ:うーん、和中さんがしゃべれない理由を調べたいのですが
目黒錫:独自に……
GM:なるほど、それは良いですね……!
GM:▼和中菜鳥の家族について(2) 〈交渉〉 難易度13 を調べれば、
GM:同時に分かるとしましょう。
都築つむぎ:なるほど じゃあ次は私も出ましょう
石蕗条一:石蕗はとくに思いつかないですね。特になしです。

【Middle/05】

GM:では、西澄さんとつむぎちゃんのシーン。
GM:場所は探偵事務所か、和中家のどちらかとします。
目黒錫:うーむ、こちらも特になし。
都築つむぎ:家に乗り込みます?
西澄燦:では家に行きましょうか
GM:----
GM:旧市街――高級住宅街
GM:----
西澄燦:1d10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 10[10]+61 → 71

都築つむぎ:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 1[1]+70 → 71

GM:整然と立ち並ぶ家々の中で、その家だけが異形めいている。
GM:元々の構造が脆かった、というわけではないだろう。
GM:住む者のいなくなった家や、使われなくなった道具は、すぐに劣化していくという。
GM:この家に住むのは……一人残された娘、和中菜鳥と。
GM:絶対致死のアーティファクト、“黒紫の玻璃”だけだったのだ。
和中菜鳥:〈おもてなしもできませんけれど〉スケッチブックの古いページだ。少しかすれている。
和中菜鳥:〈お茶を入れてきます〉
和中菜鳥:和中菜鳥は一礼して、台所に向かおうとする。
西澄燦:「どうも、お構いなく」
西澄燦:止める
都築つむぎ:「お茶なら用意してあります! こんなこともあろうかと」
都築つむぎ:水筒を取り出して言う
和中菜鳥:「    」驚いたように都築つむぎを見る。
西澄燦:「ムギは気が利くな」 頭を撫でる
都築つむぎ:「もっと褒めてもいいのですよ」
和中菜鳥:「……」〈それで〉
和中菜鳥:〈調さの方は進てんしましたでしょうか〉
都築つむぎ:(……さてどうしましょうか)
都築つむぎ:(あなたのご家族は自殺していたことがわかりました、と)
都築つむぎ:(言っていいものでしょうか?)
西澄燦:(言わない方が良い)
都築つむぎ:「そういえば犯人らしき人の目撃談がありましたね師匠」
西澄燦:「あったな、三人組っていう話だったか」 手帳を開く
都築つむぎ:「もう少しすれば素性とかもつかめるのではないでしょうか?」
西澄燦:「という感じで調査は進んでいます」
西澄燦:「ただ、もう一度お聞きしたい事があるのですがよろしいでしょうか?」
和中菜鳥:〈はい〉少し緊張したように顔がこわばる。
都築つむぎ:「さきほどのスケッチブックのページ!《おもてなしもできませんけれど》と書かれてましたが!」
都築つむぎ:「ページが古びていましたね? 前にお客様が見えたときにも使いまわしましたね? そうでしょう」
和中菜鳥:〈はい〉返答は同じだ。このページも使いまわしている。
都築つむぎ:「やはり!」
西澄燦:という感じで判定を初めて良いですかね。
GM:いいでしょう。
西澄燦:私は後だしします。いざとなったらシーカーかロイス切る構え
都築つむぎ:「…………」
都築つむぎ:2dx 交渉
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[3,9] → 9

都築つむぎ:駄目だ
西澄燦:シーカーを使用して判定を成功させる事は可能でしょうか?
GM:シーカーは確かに使えます!が!
GM:使ってしまっていいのかな……!
GM:確かに『判定』はこれで最後です。
西澄燦:……じゃあ、ダメだったらロイス切る方向で行こう
西澄燦:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 7[2,4,7] → 7

西澄燦:だめだ……分が悪い
都築つむぎ:ダメですねえ
GM:もちろん次以降に回してもOKですし、
GM:他のキャラクターが登場して事情を聞いても可。途中登場はいつでもできます。
都築つむぎ:ここは固定値が1点ある目黒さんの出番……!
目黒錫:出ていいんですか!?
目黒錫:接点なさすぎて迷ってましたけどw
GM:こういう時のために蟲さんがいるんじゃないですか
目黒錫:よし、では出ましょう
目黒錫:54+1d10
DoubleCross : (54+1D10) → 54+2[2] → 56

目黒錫:えーと、ジェネシフトしてもよかですか
GM:構いません。
目黒錫:56+2d10
DoubleCross : (56+2D10) → 56+9[5,4] → 65

目黒錫:では、裏でこそこそと嗅ぎまわることにしましょう。
目黒錫:台所のコバエとか、そういった蟲より情報が収集できないかチャレンジ。
目黒錫:3dx10+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 9[2,8,9]+1 → 10

GM:惜しい……!
目黒錫:だめだったかー
目黒錫:では、二人の了解の下、こっそりと周辺で情報収集を行うものの目ぼしい情報は無かった、というところで。
石蕗条一:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 10[10]+57 → 67

石蕗条一:やってやらぁー!先に振って、ダメだったら、片隅でちょこんと話をきいていたということでいいですか?
GM:いいですよ!
石蕗条一:交渉はなし。DBは1。
石蕗条一:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[2,5,10]+10[10]+10[10]+8[8] → 38

石蕗条一:おっと
石蕗条一:また使ってしまったか
GM:アイエエエエ……
GM:(失禁)
西澄燦:キター!リアル特異点!
西澄燦:ブッキーよ、ボディアーマー以上の働きをしてくれたな……
石蕗条一:じゃあ、説明はぎこちないが、すさまじい真剣さで事情を聞こう。
GM:アーティファクトの関わる、“クリティカル”な事情。
GM:彼女が何らかの虚偽を言っているのだとしたら、それを看過することはできない――アーティファクトに関わる以上。
石蕗条一:「なあ……頼む。必要なんだ。いま、ここで、誰かがやらなきゃいけない。……それは俺だ」 中学生に頭を下げる石蕗
和中菜鳥:「……」
和中菜鳥:〈私の父と兄は、あの中に〉以前見せたものと同じページだ。
和中菜鳥:〈人間を吸い込む鏡です〉しかし、スケッチブックをめくる指先が、少し震えている。
石蕗条一:「それは違う。違うんだ。頼む……このままいったら、取り返しのつかないことになる。お前も」
和中菜鳥:「……」目を強く瞑る。
和中菜鳥:「    、   」口を開こうとするが、声が出ない。
和中菜鳥:「……」
石蕗条一:「何もかもだ。そういうやつになりたいのか? そういう自分への”変化”を求めてるのか?」
和中菜鳥:〈この声は、ショックで出なくなったと〉
和中菜鳥:〈お医者さんが〉
和中菜鳥:〈父と兄が〉
和中菜鳥:「…………」
石蕗条一:「……ちゃんとしてくれ。俺もちゃんとする」 聞くしかない。
和中菜鳥:〈鏡の中に〉書きかけて、線をグシャグシャと引いて消す。
和中菜鳥:〈     首をつりました。私の目の前で〉
都築つむぎ:(『しゃべれない』のは、精神的な要因でしたか)
和中菜鳥:〈でもどうしたらいいかわかりませんだって、そうなったのは〉
和中菜鳥:〈あの日〉
和中菜鳥:〈しまってあったかがみを出してしまったのは〉
和中菜鳥:「………」
都築つむぎ:「鏡、取り返したいんですか?」
石蕗条一:「……そうか。よく向き合ったな。って、俺の師匠なら褒めたかもしれない」
和中菜鳥:〈本当はわかってい〉途中で書く手が止まる。
和中菜鳥:「……」
和中菜鳥:つむぎの質問に、首を縦に振る。
都築つむぎ:「なぜ?」
和中菜鳥:「……」
和中菜鳥:〈さいごの思いでだからです〉
石蕗条一:「最後の?」
都築つむぎ:「その、他の思い出でもよいのでは? 危険な物なのでしょう?」
和中菜鳥:「……」和中菜鳥は口をつぐむ。
GM:「シーカー」を使うことができます。
西澄燦:では使いましょう
GM:G市キャンペーンにおいては、「主人公」の役割を持つ人物には
GM:それぞれ、シナリオ中に可能な固有行動を設定しています。
GM:西澄さんの場合、「シーカーで獲得した情報を、非公開にしておくことができる」というのがそれです。
GM:つまり、シーカーで得た情報は一旦秘話機能で西澄さんに公開されることとなります。
都築つむぎ:それは新しい!!
目黒錫:おお
石蕗条一:なんと!
GM:これは西澄さんの探偵としての能力、特にこの場合、和中菜鳥の心理を「察する」能力の再現ですね。
GM:もちろん石蕗くんについても、固有行動は設定してあります。
西澄燦:『“黒紫の玻璃”が何故、最後の思い出なのか』
GM:では、これを西澄さんに伝えます。
西澄燦:ありがたいですね
目黒錫:質問です。「シーカー」の発動タイミングはこちらで察する事ができますか?
目黒錫:それとも、今回はデモンストレーション的に「つかえます」という宣言があっただけですか?
GM:はい、今回はデモンストレーションですね。
GM:ですが大体の場合、材料が揃ったにもかかわらず、埋められていないピースがある場合に、
GM:「シーカー」のみで獲得できる情報がある、というシナリオにする予定ではあります。
GM:もちろん、普通の情報収集においても、「シーカー」で得た情報は秘匿しておく事が可能です。
目黒錫:了解です。
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM -> 西澄燦:(情報公開)
GM:情報公開はこれで終わりです。
西澄燦:了解です。
石蕗条一:じゃあ、黙って腕を組んでる。
都築つむぎ:「正直、壊してしまったほうが――」
西澄燦:手帳を開く。
西澄燦:とあるページを開いて文字に横で引く。
西澄燦:「やめだ」
都築つむぎ:「……」
石蕗条一:「何をだ?」
和中菜鳥:「……!」西澄を見る。
西澄燦:「依頼は破棄する」
都築つむぎ:「……え?」
都築つむぎ:「『黒紫の玻璃を取り戻す』のは止めですか?」
和中菜鳥:「   」
和中菜鳥:〈たんていさん〉
和中菜鳥:文字が震えている。
和中菜鳥:〈わたしは〉
西澄燦:「わたしは……何だ?」
西澄燦:スケッチブックを取り上げる
和中菜鳥:無言で涙を流す。もはや言葉を話す機能はその喉にないのだ。
和中菜鳥:必死で、スケッチブックを取り返そうと手を伸ばす。
都築つむぎ:「師匠?」
西澄燦:「あたしは“探偵”だ。“探偵”西澄燦だ」
西澄燦:「アンタは誰だ?」
西澄燦:「本当に、喋れないのか? 誰とも関わらなかっただけじゃないのか?」
和中菜鳥:「……」
和中菜鳥:言葉を返すことはない相手。だが、スケッチブックに伸ばす手が止まる。
西澄燦:「一人でいるアンタに誰も手を差し伸べてくれなかったのか?」
和中菜鳥:首を横に振る。
西澄燦:「じゃあ、アンタは何で手を取らなかったんだ」
西澄燦:「怖かったのか? 失う事が」
西澄燦:「手を取った相手がいなくなる事が」
和中菜鳥:首を縦に振る。
西澄燦:「……悲しい事だけど、世の中に絶対ははない。あるものはいずれなくなる」
西澄燦:「そして人は一人じゃ生きられない」
西澄燦:「これはアンタが辿り着いた〝真実”だ」
和中菜鳥:「………………………………」
西澄燦:「……だけどアンタはまだ知らない事がある」
西澄燦:「それに気付くまでアンタの依頼を叶える訳にはいかない」
GM:西澄さんの携帯電話が鳴ります。
西澄燦:そして携帯を取る
湯坂窓子:[見つけたよ]
湯坂窓子:[黒スーツの男と、和服の女の子。2人]
湯坂窓子:[言われた通りの特徴だね。あたしも確認した。新市街四丁目。かささぎビルの前]
西澄燦:「流石、マドコだ。愛してるぜ」
湯坂窓子:[頼むよ。あたしじゃあ危なっかしいことはできないから]
西澄燦:「了解、すぐに向かう」
石蕗条一:「……きたか?」 無感動に立ち上がる
西澄燦:何もなければ携帯を切る。
石蕗条一:「次の犠牲者が出る前に終わらせる」 もとより石蕗には依頼云々は関係ない。壊すと決めたら、壊す!
都築つむぎ:「依頼は破棄したのでは? どこへ行くのですか?」 ゆらりと立ち上がる。
西澄燦:「それはそれ、だ」
西澄燦:スケッチブックになにやら書いて渡す。
都築つむぎ:「?」
西澄燦:「これが埋められたら依頼は達成する」
西澄燦:「――あたしの報酬はそれで良い」
和中菜鳥:「……」西澄を見上げる。
和中菜鳥:スケッチブックを開き、その中を見る。
西澄燦:中には一言。『人が生きる目的とは?』
GM:----
GM:シーンを終了します。ロイスと購入判定をどうぞ。
都築つむぎ:石蕗さんに取ろう 誠意○/疎外感で
西澄燦:3dx+2 ボディアーマー
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 9[1,6,9]+2 → 11

石蕗条一:2dx+1 応急手当キット
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 8[5,8]+1 → 9

石蕗条一:入手! 以上です。
都築つむぎ:ボディーアーマー行くか
都築つむぎ:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 10[4,10]+6[6]+1 → 17

都築つむぎ:買えた 師匠どうぞ
西澄燦:ありがとう、非常に嬉しい
西澄燦:そしてSロイスは依頼人、和中菜鳥に指定
GM:おお……!
西澄燦:よろしいでしょうか!
GM:いいでしょう!どうぞ!

【Climax/01】

GM:では次のシーン。クライマックスです!
GM:----
西澄燦:1d10+71
DoubleCross : (1D10+71) → 9[9]+71 → 80

石蕗条一:1d10+67
DoubleCross : (1D10+67) → 8[8]+67 → 75

目黒錫:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 7[7]+65 → 72

都築つむぎ:1d10+71
DoubleCross : (1D10+71) → 9[9]+71 → 80

GM:----
GM:新市街――かささぎビル前
GM:----
GM:駅近くの通りは、若者が多く闊歩し、多少個性的なファッションも、人混みに紛れて消えてしまう。
GM:そんな中で彼らの姿を捉えたのは、湯坂窓子の観察眼と、人脈があってこそだろう。
湯坂窓子:「……!」ビルの物陰。4人の姿に気づき、声を出さずに手招きで呼ぶ。
西澄燦:ひっそりとマドコのところにいく
都築つむぎ:双眼鏡を取り出します。
石蕗条一:不機嫌そうな顔で近づく。
都築つむぎ:きょろきょろする。
湯坂窓子:「あっちにいる」指さした先には、確かに黒スーツの男が手元の手帳に目を通している。
目黒錫:「……えぇ、間違いないですねぇ。私に依頼を持ちかけた、西方サンその人です」
湯坂窓子:「……サンちゃん、と条ちゃんはまだいいけど」
湯坂窓子:「他の2人は?さすがに危なくないかい」
都築つむぎ:(ふむ……)
都築つむぎ:「窓子さんはあの人たちが危ないと知ってるようですね?」
都築つむぎ:「なぜ?」
湯坂窓子:「この街で、サンちゃん絡みの事件が起こるなら」
湯坂窓子:「それは超能力者だからだよ」指先からさらさらと砂を出す。
湯坂窓子:「あたしも、そうだけど」
都築つむぎ:「……なんと」
石蕗条一:「……」 砂を一瞥。
石蕗条一:(警戒に値する相手だ)
目黒錫:(……やれやれ。この街には驚かされますねぇ。当然のようにオーヴァードが闊歩している)
都築つむぎ:「では、服装だけの伝聞情報で『犯人確定』と断じたのも、その能力ゆえに?」
湯坂窓子:「……さーねー?」
都築つむぎ:(怪しい……)
西澄燦:「ま、いくならさっさと決めてね。ここでしくじったらただのアホだ」
都築つむぎ:「ふむ。まあ、いざとなったら逃げましょう。あの方たちに聞きたいこともありますし」
湯坂窓子:「荒事になるって決まったわけじゃないけどね。気をつけて」
湯坂窓子:湯坂窓子は去っていく。薄情なようだが、それが『足手まといにならない』一番の方法だと知っているのだ。
石蕗条一:「……やるか」 ここはさっさと近づいていきたい。やると決めたら、やる!
西澄燦:「そうだね」 戦闘態勢をとる
西方:「……やはり興味深い街だ。だがこれ以上の調査は……確かに」
西方:「FHが調査を放棄したのも理解できる――」手帳に書き込みながら、小さく独り言を呟いている。
石蕗条一:「止まれ。動くな」
石蕗条一:要求のみ簡潔に伝えるスタイル。
西方:「……」独り言をすぐに打ち切り、静かに手帳を閉じる。
西方:「言われなくても、動いてはいない。要求は何かな?」
石蕗条一:「“黒紫の玻璃”。あれはどこだ? 差し出すならお前に興味はない」
都築つむぎ:ところで和服の女の子はこの場にいないのですか!
GM:いえ、います。登場してください。
望月棗:直ぐ後ろに控え、遠慮がちに佇んでいる。
目黒錫:「ドーモ、西方サン。お久しぶりですー」
石蕗条一:「……緊張感ってのがねえな、アンタは」
目黒錫:「いやいや、めっちゃしてますヨ緊張。なんたって、元依頼主を売ってこの場にいるんですから、ネ」
都築つむぎ:「なぜ?」
都築つむぎ:「依頼料を貰えなかったから?」
目黒錫:「私(ワタクシ)としては、ね。出て行くモノよりも、留まるモノに興味があるからですよ、都築サン」
都築つむぎ:「さっぱりわかりません」
西方:「いいや、私は依頼人でもない……。前金を準備できなかったわけだからね」
西方:「あれは個人として質問しただけという事にしよう。そして“黒紫の玻璃”の件についてだが」石蕗の方へ向き直る。
西方:「こちらにはない。だがいずれ来る。君達も待つかね?」
石蕗条一:「あれは身内の恥でね。返却してもらいたい」
西方:「………。それは難しい相談だな。君は“黒紫の玻璃”の危険性についてどれほど理解している?」
石蕗条一:「危険性なんてモンで、俺は俺がやることを判断しないが……最悪だ。一刻も早く破壊する必要がある」
都築つむぎ:「はい! 人を吸い込むらしいです」
西澄燦:「ムギ、それは違う」
都築つむぎ:「でも、覗いた人を死なせるっていうなら魂を吸い込まれるようなものだと思いませんか?」
西澄燦:「そりゃ、そうか」
石蕗条一:「……ああ。ばらまかれたアーティファクトはほとんどクソッタレだ。誰かがやるしかない。誰かが」
西方:「……ならばそれを我々がやっても同じ事だ。危険性を把握しているなら話は早いね?」
西方:「然るべき機関で管理する必要がある。このような街に放置しておくのではなく」
石蕗条一:「俺がやる。その必要がある。他の誰かの手に渡る”リスク”は、すべて破壊する」
都築つむぎ:「あなたたち、それを破壊するつもりなのですか?」
目黒錫:「管理、っていう言葉からは……使用する前提っていうニュアンスを感じますねぇ」
西方:「……。するかもしれない。だが、それは調査と研究が終わった後の事になるだろう」
西方:「『怪異』を見届ける。それが私、“スペクトハンター”の欲望であり、唯一の行動原理だ」
都築つむぎ:(”見届ける”。共感を覚えます)
西澄燦:「OK、“見届ける”ね。そんなもんは暴走と変わらない」
西澄燦:「欲しければ、力ずくってやつか」
石蕗条一:「俺がアンタらを信用する理由がどこにある? その根拠があるとしたら、現物だけだ。いますぐに――」
石蕗条一:「壊させろ! ダブルディール!」 すでに臨戦態勢だ。話なんて聞いちゃいない!
GM:では、その2人の間に鋭く割り込む影がある!石蕗を狙った一閃!
石蕗条一:「……クソッ!」 凌げるなら、適当な業物の日本刀を召喚して防ごう。
望月棗:「小父様、危険です。御下がり下さい……無用な警告でしたか」
眉川比恋:「……遅れて!」チン、と鍔が鳴る。既に納刀までを済ませている!
眉川比恋:突進の余韻でザラザラとアスファルトの上を滑り、止まる。「すいませんね!ホント!」
目黒錫:「おっと、石蕗サン。大丈夫でしたか?」
西澄燦:「ブッキーはその程度じゃなんともないよ」
石蕗条一:「……どうにかな。薄緑は砕けちまったが」 錬成した日本刀を捨てる
目黒錫:「ええ、それはよかった。石蕗サンに死なれては、つまらないですからねぇ」
都築つむぎ:「む、あなたが窃盗の実行犯ですね? そうでしょう?」
眉川比恋:「そうだと言ったら?俺はあんた達に関わりたくない。楽しみにしてる大河ドラマがあるからな」
眉川比恋:「物騒な超能力者なら尚更だよ……!そこ、どいてくれるか?」
都築つむぎ:「ちょっと聞きたいんですけど、なんであの家に目的のものがあるってわかったんですか?」
望月棗:「探偵ですので、其の程度は」
都築つむぎ:使われたのがかなり過去だというのに、そこを辿ったというのか……
西澄燦:「アンタも探偵、ムギも探偵。探偵も安売りが過ぎるな」
望月棗:「申し遅れました。望月探偵事務所の、望月棗と申します。なっちゃんとお呼びください」
西方:「“黒紫の玻璃”。現物はここに来た。……君達がどうしてもそれをしたいというなら、FHらしいやり方で決めるとしよう」
西澄燦:「止めさせてもらうぜ、“スペクトハンター”」 帽子を深く被る
石蕗条一:「……ふん。どっちでもいい。壊す……アーティファクトはすべて壊す」
西方:「……私の好むやり方ではないがね。私は、“スペクトハンター”の西方」
眉川比恋:「……そういう流れっすか?」異様に低い前傾の構えで、刀の柄に手を添える。
眉川比恋:「眉川。“グラーシーザ”」
望月棗:「やれやれ、私も向いては居ないのですが」懐から取り出した猫じゃらしを、正眼に構える。
望月棗:「仕方在りません。“クノッソス”も罷ります」
GM:【FHダブルディール “グラーシーザ”眉川 比恋(まゆかわ ひれん)】
GM:【FHダブルディール “クノッソス”望月 棗(もちづき なつめ)】
GM:【FHダブルディール セルリーダー “スペクトハンター”西方(にしかた)】
石蕗条一:「“スキャバーズ”石蕗条一! 銀星洞の後継者だ!」
都築つむぎ:「都築つむぎ。探偵です。あと、今日は依頼は受け付けてません」
目黒錫:「今はただ、目黒錫と名乗りましょう。流しの陰陽師です……以後、お見知りおきを。」周辺に血を垂らすと、どこからとも無く、ムカデや蜂、蜘蛛や蛾が集まってくる。
都築つむぎ:「うわ。すごい数ですね」
西澄燦:「――二代目探偵-ジョーカー-“ライトジョーカー”西澄燦、ブツは返して貰うぜ」
都築つむぎ:「………………二代目?」
西澄燦:「やめる?」
GM:戦闘開始です。
GM:そして、ここで石蕗くんの固有行動について説明します。
GM:石蕗くんの固有行動は、『アーティファクトを破壊する権利』です。
石蕗条一:やはり・・・!
GM:アーティファクトを所有する敵、あるいは今回マップにあるように
GM:『アーティファクトそのもの』がターゲットに存在する場合、石蕗くんが攻撃しない限り
GM:それを破壊することはできません。今回はアーティファクトの破壊そのものは勝利条件ではありませんが、
GM:今後この特性が役に立つシナリオもあるかもしれません。この行動に特に侵蝕上昇やメジャー消費などは必要ありません。
GM:石蕗くんは通常攻撃でアーティファクトに止めを刺せば、常にそれを破壊することができます。
GM:もちろん、「敢えて破壊しないでおく」事も自由です……!
石蕗条一:エンゲージに移動して、宣言すればいいということですか?
GM:そうですね、大体のケースでは宣言と一緒に、攻撃もしてもらうことになります。
GM:その攻撃でHPを0にすれば破壊成功ということですね。復活エフェクト等も無効化します。
石蕗条一:了解です。今回はとりあえず接近するのが先決か・・・!このアーティファクト、攻撃してきそうだし。
GM:----
“黒紫の玻璃”
 望月 眉川

  10m

 西澄 石蕗
 目黒 つむぎ
都築つむぎ:西方さんは戦闘しないのか……
西澄燦:今回は衝動判定が無いのか……
GM:いえ、ありますよw
西方:「『コクシ』。『告死の玻璃』。“玻璃”といえば通常、硝子細工全般の事を指すが……」
西方:「“死”に関わる玻璃となると、地獄への罪を決める浄玻璃鏡、との繋がりがあるか」
都築つむぎ:(『黒紫の玻璃』――覗いてみれば私の覚醒以前の記憶も読み取れるかもしれないけど、リスクが大きいし)
西方:「伝承上でもそれは、真実を指し示す鏡でもある……」
目黒錫:「成程、真実を見通す閻魔の鏡と関連付けましたか。中々ポエットですねぇ」
西方:「……私が“黒紫の玻璃”をここで破壊しないと決めた理由が一つある。自身を害する存在をアーティファクトが感知した時」
西方:「そこに防御機構が働かないと、確証を持つことができないからだ」
眉川比恋:「……!」横目で背後の、布に包まれた鏡を見る。自ら振動し、動いている。
石蕗条一:「だから、なんだ? 防衛機能が100や200あろうが……課題に回答するぜ、師匠。ぶっ壊す!」
“黒紫の玻璃”:衝動判定です。難易度は9。
“黒紫の玻璃”:さらにEロイスを使用します。"自虐の刃"!
“黒紫の玻璃”:衝動判定に失敗した場合、自身への「憎悪」を受けるEロイスです!
石蕗条一:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 9[7,9]+1 → 10

西澄燦:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 8[3,5,7,8]+1 → 9

西澄燦:あぶないあぶない
都築つむぎ:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 10[1,1,2,4,5,8,8,10]+1[1]+1 → 12

目黒錫:4dx10+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 6[1,2,4,6]+1 → 7

目黒錫:おいィ!
都築つむぎ:タイタス昇華したまえ
石蕗条一:アブナイ!
目黒錫:侵蝕値も低いので自ターンでタイタス使いますか……
西澄燦:2d10+80
DoubleCross : (2D10+80) → 12[5,7]+80 → 92

石蕗条一:2d10+75
DoubleCross : (2D10+75) → 13[7,6]+75 → 88

都築つむぎ:2d10+80
DoubleCross : (2D10+80) → 10[2,8]+80 → 90

目黒錫:65+2d10
DoubleCross : (65+2D10) → 65+12[7,5] → 77

目黒錫:しかし120%まで上がらないとこいつ全く火力ない
石蕗条一:まった!
石蕗条一:目黒さんは一個まえのシーンで72まで侵蝕率があがっていたような気がします
石蕗条一:つまりこれで84侵蝕率で、グッと120%が近づく計算
目黒錫:確かに変な気がします。ちょっと確認
GM:あ、では確認の時間を取りますね
目黒錫:あ、そうか。ジェネシフト分足し忘れてた
都築つむぎ:あ、クライマックス登場の侵蝕値あげてないっぽいですね
目黒錫:あ、クライマックス分か
石蕗条一:そうでした、クライマックス分でしたね。これでいける!
目黒錫:申し訳ないです
GM:さっきの衝動判定にダイスボーナスはありましたか?
GM:あったならその分を振り足しても構いません。
目黒錫:1d10+1
DoubleCross : (1D10+1) → 9[9]+1 → 10

都築つむぎ:ないはず
目黒錫:あ、ないない
GM:ないのかよww
目黒錫:ダイスボーナスも無かったw
石蕗条一:「……壊す」 意志で押さえ込んだ。
西澄燦:「このくらい……問題はない」
都築つむぎ:「うーん……“自傷”の衝動?」
GM:じゃあこのまま始めましょう。
GM:----
GM:第一ラウンド
GM:----
“黒紫の玻璃”
 望月 眉川

  10m

 西澄 石蕗
 目黒 つむぎ
GM:セットアップ行動がありましたらどうぞ。
都築つむぎ:ないぞー!
西澄燦:ないです
石蕗条一:もちろんなし
目黒錫:ないです
望月棗:《フルディフェンス》します。
都築つむぎ:あらあら
眉川比恋:セットアップで《クイックダッシュ》を使用。4人にエンゲージします。
石蕗条一:この野郎ーッ!邪魔だーッ
都築つむぎ:2人は白兵か。これはこの子をなんとかしないとねえ
“黒紫の玻璃”
 望月

  10m

  眉川
 西澄 石蕗
 目黒 つむぎ
眉川比恋:「いい加減……に!」全身から溢れた血液の空中に膜を作り、
眉川比恋:そこに飛び込むように高速移動、一瞬で肉薄している!
眉川比恋:「して欲しいんだって!こういうのは……!」
石蕗条一:「剣術家ってやつは、これだから」 おおよそ剣術の定石とはかけ離れた、異様な構えをとる。
眉川比恋:マイナーアクション!《赫き剣》《赫き鎧》《破壊の血》!!
眉川比恋:全身に浴びた血液で既に武装している。目にも留まらぬ速さで、柄に構えた手が霞む!
眉川比恋:攻撃力防御力と引き換えに多大なHPを消費!そして――
眉川比恋:《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドバーン》《鮮血の一撃》《血の宴》《瞬速の刃》!範囲攻撃!!
眉川比恋:21dx7+8
DoubleCross : (21R10+8[7]) → 10[1,2,3,4,4,4,6,7,7,7,7,8,8,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,2,3,5,7,7,7,7,8,9,9,9]+10[1,4,4,5,6,7,7,8]+10[4,8,10]+10[5,9]+10[8]+1[1]+8 → 69

都築つむぎ:つよっ・・・
西澄燦:ガードを選択する
石蕗条一:お、おじゃ~~~っ
都築つむぎ:盾はない。ドッジ。
都築つむぎ:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[7,8,8,10]+3[3] → 13

石蕗条一:6dx 一応ドッジ
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,2,4,7,9,10]+5[5] → 15

目黒錫:ドッジ。
目黒錫:できない。
目黒錫:リア不である。
眉川比恋:――チン!
眉川比恋:「…………がはっ!」金属音が鳴る。鍔鳴りだ。
眉川比恋:7d10+38
DoubleCross : (7D10+38) → 42[5,6,9,2,9,4,7]+38 → 80

石蕗条一:「……ちっ」 微動だにせず受ける。構えは崩さない・・・そして《リザレクト》。
石蕗条一:1d10+88
DoubleCross : (1D10+88) → 7[7]+88 → 95

都築つむぎ:どう考えても無理だ 《リザレクト》。
都築つむぎ:1d10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 7[7]+90 → 97

西澄燦:1d10+92 《リザレクト》
DoubleCross : (1D10+92) → 9[9]+92 → 101

西澄燦:どうにもこの日の出目は走る
目黒錫:「アーハー、ハー……あなたも同じ、血を使うオーヴァード……」だらだらと血を流しながら、笑う
目黒錫:《リザレクト》。
目黒錫:1d10+84
DoubleCross : (1D10+84) → 5[5]+84 → 89

目黒錫:ぽたぽたと染み出した血が地面にしみこみ、そこからまた蟲が湧き出てくるのだ。
眉川比恋:「き、気持ち悪ィー……!」
眉川比恋:手にべっとりとついた自分の血を、ズボンで拭う。まだやる気だ。
都築つむぎ:「酷い!」
都築つむぎ:「オーヴァードじゃなかったら死んでいます!」
西澄燦:「伊達じゃない、か」
西澄燦:口元に垂れた血を親指で拭う
GM:では、最初の行動値9の手番……の直前!イニシアチブ!
眉川比恋:「……悪いが、急ぎの用がある!」
眉川比恋:「出し惜しみはなし!だッ!」
眉川比恋:《時間凍結》!HP-20!
石蕗条一:「勝手にしろ。何度でも、何度でも……その攻撃。俺には関係ない!」
眉川比恋:《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドバーン》《鮮血の一撃》《血の宴》《瞬速の刃》!
眉川比恋:21dx7+8
DoubleCross : (21R10+8[7]) → 10[1,1,2,3,3,3,3,4,4,5,6,6,6,7,7,7,9,9,9,10,10]+10[2,2,3,3,3,5,7,10]+3[2,3]+8 → 31

眉川比恋:高速の斬撃が、行き帰りで二撃!
都築つむぎ:4dx ドッジ。
DoubleCross : (4R10[10]) → 6[2,3,5,6] → 6

目黒錫:リア不だ。
西澄燦:11dx+8 《ゲットダウン》
DoubleCross : (11R10+8[10]) → 10[1,1,2,4,5,6,8,9,10,10,10]+7[3,5,7]+8 → 25

西澄燦:本来は2低い、命中だ
西澄燦:101→103
石蕗条一:6dx 回避
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[2,3,3,3,9,10]+10[10]+5[5] → 25

石蕗条一:「何度でも」 無理!直撃
石蕗条一:「何度でも……だ」
眉川比恋:4d10+38
DoubleCross : (4D10+38) → 27[5,3,10,9]+38 → 65

眉川比恋:「ゲボァッ!ちくしょう!!」――チン!
都築つむぎ:1d10+97 《リザレクト》
DoubleCross : (1D10+97) → 4[4]+97 → 101

石蕗条一:1d10+95 血を噴いて《リザレクト》。
DoubleCross : (1D10+95) → 9[9]+95 → 104

目黒錫:1d10+89
DoubleCross : (1D10+89) → 7[7]+89 → 96

西澄燦:眉川非恋にロイス取得、親近感/脅威:○昇華
眉川比恋:「な、何度でもやってやるよ……!まだ倒れねーんっすか、あんたら!?」
眉川比恋:恐るべき切り返しの速度だが、負担も並大抵ではない!常人であれば致死量を超える出血である。
石蕗条一:「お前に興味はねえよ」
都築つむぎ:「大丈夫ですか?」
西澄燦:「ままならないね……よっと」 構えを再び取る
GM:行動値9!誰が行動するか、慎重にどうぞ!
都築つむぎ:私からいきます
都築つむぎ:《フルディフェンス》と対決する。
眉川比恋:眉川比恋がよろめく……その、一瞬!
眉川比恋:「望月さん!」
石蕗条一:望月さん!
望月棗:オートで《帰還の声》。眉川比恋の《時間凍結》を復活。
都築つむぎ:おお
石蕗条一:まだ動かすとは恐ろしいぜ
望月棗:「まだ、惜しまぬ努力の余地が在ると愚考します」
眉川比恋:「う、嘘だろ……リアルに死にかけてますよ俺!?」
眉川比恋:「本当ですって!!」よろめきながら刀を構える……
西澄燦:酷い子だ
目黒錫:酷い!外道!
GM:イニシアチブの行動は一人につき一回!……次のイニシアチブに再び動きます!
都築つむぎ:む。
都築つむぎ:どうしようか 《フルディフェンス》《運命の切り替え》をくぐって眉川さんを殺せます?
西澄燦:GM側のDTさんのダイス目は良い
石蕗条一:石蕗の達成値には期待できない
目黒錫:自分はもう一発食らって侵蝕値100にしたいので、石蕗さん先にどうぞ。
石蕗条一:じゃあ、眉川くんをがんばって斬ろう。全力でやる!
石蕗条一:マイナーで《インフィニティウェポン》! 礎の赤剣を錬成。 104→109
石蕗条一:メジャーで《コンセントレイト:モルフェウス》+《カスタマイズ》+《クリスタライズ》。 109→117
石蕗条一:対象は眉川くん。
GM:こいッ!
石蕗条一:13dx7
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,1,3,4,5,5,6,6,6,7,8,8,10]+10[3,4,8,10]+10[4,10]+6[6] → 36

眉川比恋:ガード!新世界の《破壊の血》の威力だ……!
石蕗条一:では、命中が確定した時点で「錬成の掟」。攻撃力を5増加。117→121。
眉川比恋:ヌゥッ
石蕗条一:「――構築!」 ダメージを出します。
眉川比恋:「くそっ!こっちに来るな……よ!」応戦!
石蕗条一:4d10+31
DoubleCross : (4D10+31) → 32[8,10,4,10]+31 → 63

石蕗条一:「……展開」
石蕗条一:およそ剣術の理念とはかけ離れている、とにかく全力で一撃をぶつけるためだけの動作。
眉川比恋:「――ッ!!」
石蕗条一:思い切り体をひねり、紅い剣を叩き込む。それのみ!防御は考えない!
眉川比恋:こちらも全身の血液を刃のようにぶつけ、反応装甲のごとく衝撃を相殺する。
眉川比恋:血液の余波がかすめ、石蕗条一の頬に切り傷を刻む!
石蕗条一:装甲は無視。空間の歪みが陽炎のように立ち上った。
眉川比恋:あつ装甲無視!ヤバイ!
眉川比恋:や、ヤバイ……このHPはヤバイ!
石蕗条一:《クリスタライズ》で装甲無視だ!耐えられるかなーッ
眉川比恋:生存している、が!
眉川比恋:硬質化した血液の装甲が、その一瞬ただの液体と化して飛散するのだ!
眉川比恋:「がはァッ……!! ……ッ!!」
眉川比恋:「信ッッじ、らんねぇ……! なんて威力……」
石蕗条一:「人間を壊すのは……ああ。上手じゃないんだ。斬り残したら勘弁しろよ? クソッタレ!」
石蕗条一:空間ごと破壊! 断層のみが残った。
石蕗条一:「こいつを圧縮して、この形にしておくには苦労してるんだ。気をつけてくれよな」
西方:「……いいや、威力で抜かれたわけではない。物質形成の解除。『魔術』側のアプローチが得意とするレネゲイド応用だな」
西方:後方で冷静に分析する西方!無慈悲!
望月棗:「成程、流石は小父様です」メモを取る。
眉川比恋:「俺が死にそうなのはいいんですかね!?」
西澄燦:「相変わらずブッキーは訳わかんない技使うな……」
GM:次のイニシアチブ!……では、都合により《時間凍結》をパスするので
GM:同じく行動値9!さあ誰だ!
目黒錫:「……いやはや、お見事。石蕗サン」
目黒錫:んでは、先に行きましょうか。《時間凍結》パスされちゃったので。
石蕗条一:ドーゾッ
目黒錫:まず、“黒紫の玻璃”にロイスを取って昇華。憎悪を打ち消します。
都築つむぎ:ではおねがいします ツワブキさんをこき使うのはしのびない
目黒錫:-依頼の品/“黒紫の玻璃”/執着/無関心○/ロイス
目黒錫:「……オット。冷静さを欠いては……蟲のコントロールは出来ませんからね、は、は、は」
眉川比恋:「…………。お前……」
目黒錫:マイナー 《ブラッドコントロール》
眉川比恋:「……いや、魔法使いと戦うのは」
眉川比恋:「初めてじゃあない、しな。一応」納刀状態のまま、居合の姿勢。
目黒錫:メジャー。《アニマルアタック》《要の陣形》《蝕む赤》《紅の刃》《コンセントレイト:ブラムストーカー》
目黒錫:「まだです。まだ、この土地は……“馴染んでいない”。私はよそ者で、まだ、これが限界というところですか」
石蕗条一:「……俺の一撃で沈まなかったのは不幸だったな。目黒の呪を喰らう羽目になる」
西方:「……目黒?」怪訝な表情を浮かべる。
目黒錫:この場合ってエンゲージは慣れてる3人に対象取れるのかな
GM:取れます。射程にも問題はないですしね。
目黒錫:了解です
目黒錫:では、敵勢力3人を対象に。
目黒錫:8dx7
DoubleCross : (8R10[7]) → 10[1,1,2,5,5,6,10,10]+5[1,5] → 15

目黒錫:ひでえw
望月棗:容赦はしない……《リフレックス:オルクス》《束縛の領域》。
西方:「こちらは科学としてのアプローチだが――」
望月棗:20dx@7+2
DoubleCross : (20R10+2[7]) → 10[1,2,2,3,4,4,4,5,5,5,5,6,7,7,7,7,7,9,9,10]+10[2,3,3,4,5,6,7,8]+10[6,9]+5[5]+2 → 37

西方:「そういった干渉を妨げる術は、ゼロではない。……私には不可能でも、もう一人いるのだからね」
西方:西方はまったく戦闘に参加する素振りはない。余裕の傍観だ!
望月棗:「思考を殆ど持たぬ蟲であれば、或る程度は」
望月棗:「……逸らさせて頂きました。然様な悍ましきもの、か弱い乙女には似合いませぬ故」
眉川比恋:「ケホッ、さっすが望月さん……もうダメかと思いましたよ……って、いうか」
眉川比恋:「俺にさっき使ってくれませんでしたよね……?」
望月棗:「……れねげいどの操作が不得手でして。そう、何時も都合良くと言う訳には」
眉川比恋:「嘘だ!絶対嘘だ!ちくしょう!」
目黒錫:赤く染まった雀蜂の大群が襲う……ものの、その大群は逸れ、宙を漂うばかり。
目黒錫:「……これが、限界ですか。いやはや、情けない限りですねぇ」ニット帽を目深に被りなおす。口元には笑み。
西方:「……『馴染んでいれば』話は違ったかもしれないな。この精度……」
西方:「……やはり興味深い。『魔術』に関わる情報屋として、あなたの名前は知っていた――」
目黒錫:「知っているのは、私じゃなくて『目黒』ですよ――私はただの、目黒のゴミ処理係、デスから」
石蕗条一:「やりやがる……」
都築つむぎ:私は待機しようかな。さらなる力は師匠に撃ったほうがいいだろう
GM:待機されるとこっちも辛いんですよね。《時間凍結》が撃てないのは変わらない。
GM:というわけで、手番は西澄さんに回ります。
西澄燦:正直、抜ける気がしない
西澄燦:とりあえず本気で殴るか
西澄燦:拳をグッと握り、独特の構えを取る
西澄燦:《コンセントレイト:エグザイル》《双剣》《命の剣》 ドッジダイス-1
眉川比恋:「拳で……俺の装甲を抜くか?」液状に戻され、足元に広がった血溜まりが、再び体を這い登っていく。
眉川比恋:「やめたほうがいい」
西澄燦:11dx7+5 対象は眉川
DoubleCross : (11R10+5[7]) → 10[2,3,5,6,6,9,9,9,10,10,10]+10[4,5,6,6,10,10]+10[6,8]+5[5]+5 → 40

石蕗条一:ワーオ
眉川比恋:装甲は有効なので、ドッジしてみましょうか!
西澄燦:「やるしかないから、殴るだけさ」
眉川比恋:14dx+4
DoubleCross : (14R10+4[10]) → 10[1,2,4,5,5,5,5,6,7,8,9,10,10,10]+9[5,6,9]+4 → 23

望月棗:《妖精の手》。
眉川比恋:「格好を……つけるなよ!探偵!」
眉川比恋:1dx+24
DoubleCross : (1R10+24[10]) → 9[9]+24 → 33

眉川比恋:おお、これは……
望月棗:《妖精の手》《妖精の輪》。
西澄燦:ク、クソが……
眉川比恋:「うおおおおおおおっっッゴボァッ!!!」
眉川比恋:1dx+34
DoubleCross : (1R10+34[10]) → 9[9]+34 → 43

眉川比恋:回避!血を吐きながら、一瞬の超高速移動!!
眉川比恋:「……ごほっ、ゴホッ……もう、動けねえ、って……!!」
望月棗:「否、探偵は格好をつけるものです」
西澄燦:「話が分かるね」
眉川比恋:一方眉川は地面に這いつくばる無様!全身に裂傷!
石蕗条一:ロイスが・・・・ロイスがあれば・・・
西澄燦:うーむ、切ってもいいんだけど……50%
石蕗条一:この賭けに勝てば、一手を減らせる可能性はありますが、リスクもでかいですからね
西澄燦:いや、ブッキーのロイスを昇華して達成値を上げよう
西澄燦:40+1d10
DoubleCross : (40+1D10) → 40+5[5] → 45

石蕗条一:ブッキーのロイスが燃え上がった
眉川比恋:「……ゴホッ!!」さらに吐血!様子がおかしい!
望月棗:「……此れは」
西澄燦:「格好ってのはこうつけるもんだ……!」
眉川比恋:「当てて、やがったのか……!!」
眉川比恋:「――あのスピードの機動を!」
望月棗:「上回られましたか。御見事です」
西澄燦:5d10+17
DoubleCross : (5D10+17) → 20[10,4,1,1,4]+17 → 37

西澄燦:眉川の心臓目掛けてぶん殴っていた!
眉川比恋:残りHPは9!文句なしに戦闘不能!
西澄燦:相変わらず低い!
都築つむぎ:一応ブラッドバーン分は残ってたわけね
都築つむぎ:「ふむふむ……たしかに恰好良いです」
石蕗条一:「……ふん。やるな、”ハードボイルド”」
目黒錫:「……素晴らしい。素晴らしい腕前ですねぇ、西澄サン」
西澄燦:「これで、ダウンだ……“グラーシーザ”」
眉川比恋:「……ッくそ!!もう一度だ!!」だが、立ち上がる!服の内側には大量の輸血パック!
眉川比恋:「こういう経験は初めてじゃあないからな……!俺だって俺なりに考えてる!」
眉川比恋:「やるぜ。まだアーティファクトは渡せねえな……!大河も……清盛も見てねえ!」
眉川比恋:《不死不滅》で復活!
眉川比恋:刀を抜き、4人に差し向ける!戦意十分!
石蕗条一:「ああ。それは壊す。お前が心配する必要はねえ」
西澄燦:103→111
西澄燦:「おっと、もう1ラウンドか? 付き合うぜ」
眉川比恋:「そうだな。まだ撃てるぜ……これなら!」
都築つむぎ:復活エフェクトは不死不滅です?
眉川比恋:あ、そうですね。送信エラーでした。《不死不滅》で復活!
眉川比恋:イニシアチブ!《時間凍結》!!
眉川比恋:《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドバーン》《鮮血の一撃》《血の宴》《瞬速の刃》!
眉川比恋:最後の範囲攻撃!もちろん4人全員が対象です。
眉川比恋:21dx7+8
DoubleCross : (21R10+8[7]) → 10[1,1,2,3,4,5,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,8,9,9,9]+10[1,1,4,4,6,6,6,6,8,10]+4[1,4]+8 → 32

都築つむぎ:5dx ドッジ。
DoubleCross : (5R10[10]) → 7[2,5,5,6,7] → 7

西澄燦:11dx+6 《ゲットダウン》
DoubleCross : (11R10+6[10]) → 10[2,2,2,2,3,6,7,8,9,10,10]+10[9,10]+4[4]+6 → 30

西澄燦:ぐあー……惜しい
西澄燦:111→113
GM:残念……!
石蕗条一:ドッジ
石蕗条一:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 8[1,1,2,2,2,7,8] → 8

石蕗条一:だめ!
目黒錫:4dx10 ドッジ。
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[7,8,8,9] → 9

目黒錫:ダメダネ。
眉川比恋:4d10+38
DoubleCross : (4D10+38) → 22[3,5,8,6]+38 → 60

眉川比恋:認識不能な超速度の居合!それはまるで時間を止められたかのように、反応不可能だ!
眉川比恋:――チン!
石蕗条一:眉川くんにロイス! 憐憫:殺意○ を取得して即昇華!蘇生!
目黒錫:西方さんへのロイスをタイタスにして昇華。復活。
都築つむぎ:眉川さんに 好奇心/憐憫でロイスとってタイタス昇華 立ち上がる
西澄燦:つむぎのロイスを昇華して復活
眉川比恋:「ジャーム化が近いぜ、こーいう技を使うとよ~~~ッ!」
眉川比恋:「ゴホッ!!ケホッ!!」
GM:次!手番はなっちゃんです!
都築つむぎ:《フルディフェンス》したのでは
GM:……が、《フルディフェンス》でしたね!次!
石蕗条一:「速いな。さすが剣術屋ってところか? まあいい」
眉川比恋:「やりたくて剣術屋じゃねえよ!くそ!死ね!」
眉川比恋:「倒れろ!俺だって半分倒れてんだろ!」
“黒紫の玻璃”:“黒紫の玻璃”が行動します。行動内容は……
“黒紫の玻璃”:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

都築つむぎ:なんだ?
“黒紫の玻璃”:《コンセントレイト:ソラリス》《堕ちる絶望》。対象は石蕗くん。
石蕗条一:こい!
“黒紫の玻璃”:9dx7
DoubleCross : (9R10[7]) → 10[4,4,5,7,7,8,8,8,10]+10[1,2,3,4,8,9]+10[7,8]+10[5,8]+10[9]+10[8]+3[3] → 63

“黒紫の玻璃”:〈意志〉でリアクションしてください。
“黒紫の玻璃”:命中した場合には、難易度12の衝動判定。
石蕗条一:ひどいw
“黒紫の玻璃”:しかもこの判定には当然、
“黒紫の玻璃”:"自虐の刃"が乗ります!さあリアクションだ!
石蕗条一:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 7[2,4,5,7]+1 → 8

石蕗条一:だめ! 侵蝕率上げます。
GM:あ、意志のリアクションと
GM:衝動判定の判定は別ですよ。もう一度意志でどうぞ。
石蕗条一:あ、なるほど。衝動判定します。
石蕗条一:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[3,4,5,10]+10[10]+10[10]+2[2]+1 → 33

石蕗条一:凄まじい意志で衝動は押さえ込んだ。
石蕗条一:2d10+121
DoubleCross : (2D10+121) → 6[1,5]+121 → 127

GM:なんて意志だww
石蕗条一:ダメージを寄越せーっ
GM:ダメージ……?
GM:そんなもの、ウチにはないよ……
石蕗条一:なかったw じゃあ憎悪だけ受け取って、終了。
GM:あ、憎悪も衝動判定に成功したので受けはしません。
石蕗条一:了解。
“黒紫の玻璃”:あくまで「自身が攻撃する」アーティファクトではない。相手に相手自身を殺させるアーティファクトなのだ。
“黒紫の玻璃”:分厚い布で覆われた鏡が布越しに怪しい光を放つが、石蕗条一の精神を侵蝕するには至らない。
石蕗条一:「この・・・・野郎! クソッ! 俺の真実の姿が? なんだって? この野郎……ふざけるなよ」
西方:「……。この街については、それを知る価値があるはずだ。個人的にはそう思う」
石蕗条一:「壊す。壊す、壊す、壊す、壊す……すべて壊す」
西方:「だが、実力で止めるしかないな。ここに至っては」
眉川比恋:「俺が……やるんでしょう!ちくしょう!」ふらつく足で刀を取る!
都築つむぎ:「では師匠、実力であの人を止めてください」
GM:手番はつむぎちゃん!
都築つむぎ:じゃあ《さらなる力》撃つか。師匠に。
西澄燦:いや、目黒さんに撃ってくれ
目黒錫:ロイス・侵蝕値共に余裕あります
都築つむぎ:お
都築つむぎ:ふむ まあ当たれば毒で倒せるか。
目黒錫:(当たれば)
都築つむぎ:マイナーなし メジャーは《散滅の腕》+《原初の白:さらなる力》
都築つむぎ:対象は目黒さんだ
西澄燦:こっちは固定値で相手の装甲値winwinだから倒し切れない可能性が高いんですよ
都築つむぎ:「私の能力はですね……こんなんです」
都築つむぎ:足元に広がる影。
都築つむぎ:影が広がっていき、触れた紅い蟲が再び活動を始める。
目黒錫:「ほほう、これは……興味深い術ですねぇ……」
目黒錫:「助かります。都築サン……では、汚名返上と参りましょうか」
都築つむぎ:「術ではありません。エフェクトです」
都築つむぎ:「疲弊したレネゲイドを代謝して、新しいものに入れ替える」
目黒錫:「フム、確かにそう呼ばれていますものねぇ、現代では。失礼しました」
目黒錫:では、改めて。
目黒錫:マイナーで《ブラッドコントロール》。 ダイス数は一つ増えて+4
西澄燦:ファンブルの可能性があるし振ったほうがいいんじゃないですかね
目黒錫:あ、そうだった。
目黒錫:お願いします。
都築つむぎ:それもそうだ
都築つむぎ:8dx+4
DoubleCross : (8R10+4[10]) → 6[3,4,5,5,6,6,6,6]+4 → 10

目黒錫:難易度対決なので、ガードを宣言すればいいのかな
GM:そうですね。使用技能が回避でない場合は明記されていませんが
GM:ガードで問題ないでしょう。
目黒錫:では、改めて自分の手番で!
GM:さあどうする!
眉川比恋:「そ、そっちも奥の手かよ……」
目黒錫:マイナーで《ブラッドコントロール》
目黒錫:メジャーは前回と同じコンボ。《アニマルアタック》《要の陣形》《蝕む赤》《紅の刃》《コンセントレイト:ブラムストーカー》
目黒錫:さらにクライエント:石蕗さんのロイスをタイタスに。ダイスを+10します。
目黒錫:20dx7
DoubleCross : (20R10[7]) → 10[1,1,2,3,3,4,5,6,6,6,7,8,8,8,8,9,9,9,10,10]+10[1,1,1,3,4,5,6,6,8,10]+10[4,7]+5[5] → 35

目黒錫:対象は前回と同じ。
望月棗:オートで《闘争の渦》。《束縛の領域》を復活。
望月棗:そして間髪容れずに使用、迎撃する。《リフレックス:オルクス》《束縛の領域》。
望月棗:20dx@7+2
DoubleCross : (20R10+2[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,5,5,5,6,6,7,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[2,4,4,5,5,6,9,10,10]+10[3,4,10]+10[9]+5[5]+2 → 47

目黒錫:かてねえw
西澄燦:もう!もう!
眉川比恋:「望……!」
西方:「……二度目、だな」
西方:「これでこちらの切り札を2つ切らされた、という事になる――。だがこの調子で持つかな?」
望月棗:「……正直に申し上げて、限界が。此の望月棗めに、斯様な無茶をさせないで下さると助かるのですが」
望月棗:「未だ、動けますか?」
眉川比恋:「はぁ、はぁ……!そろそろ、撤退してくれると助かるんですけどね!」
目黒錫:「……これでもまだ、届きませんか。少々自信喪失、といったところですねぇ」
石蕗条一:「……どっちにしろ、この”ディール”はおしまいだ。壊し尽くしてやる」
GM:ではクリンナッププロセス!
眉川比恋:《不死者の恩寵》!ようやくHP回復できる……!
都築つむぎ:恩寵?
眉川比恋:4d10+10
DoubleCross : (4D10+10) → 23[6,3,7,7]+10 → 33

眉川比恋:想定以上の回復量だ!まだ頑張る眉川くん
石蕗条一:なーし
都築つむぎ:ないぞ
目黒錫:ないですね
西澄燦:なし!
GM:では1ラウンド目終了です!
GM:----
GM:第二ラウンド
GM:----
“黒紫の玻璃”
 望月

  10m

  眉川
 西澄 石蕗
 目黒 つむぎ
GM:まずは、セットアッププロセス。
都築つむぎ:ありません。
石蕗条一:何もなーし!
目黒錫:なしです!
望月棗:なし。《フルディフェンス》は使用しない。
西方:「……“黒紫の玻璃”……やはり、防衛機能が目覚めつつある。」
西方:「これが『真実』を見せるのはそれを望んで覗きこんだ時のみ、だが……」
西方:「……何か、別の細工があったか?」
“黒紫の玻璃”:"楔の呪い"。
“黒紫の玻璃”:戦闘不能からの復活以外にタイタスを使用できなくなります。
目黒錫:ぎゃあ
“黒紫の玻璃”:憎悪も回復できないぞ!
眉川比恋:手番は行動値25。眉川比恋。
眉川比恋:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2

石蕗条一:「解放されていく。放っておけないな」
眉川比恋:「……。そうかい」
眉川比恋:「こいつを一番壊したがっているのはあんたみたいだな。悪いが狙う……」
眉川比恋:《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》《ブラッドバーン》《鮮血の一撃》《血の宴》《瞬速の刃》。
眉川比恋:21dx7+8
DoubleCross : (21R10+8[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,5,7,8,8,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,3,6,7,7,9,9,9]+10[1,1,5,7,8]+10[9,10]+3[2,3]+8 → 51

石蕗条一:「やってみろ」 ドッジ!
石蕗条一:7dx
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,7,9,9,10,10,10]+6[3,5,6] → 16

石蕗条一:だめ!
GM:カバーなどはありますか!
西澄燦:……
都築つむぎ:カバーしようか・・・
都築つむぎ:どう思われます?
西澄燦:ブッチーは正直、どう?ヤバイ?
石蕗条一:まだなんとかなります!
GM:ではこのままダメージを出してしまいましょう。
石蕗条一:大丈夫!
眉川比恋:6d10+38
DoubleCross : (6D10+38) → 38[5,8,1,8,8,8]+38 → 76

眉川比恋:「どう!!だ!!」
眉川比恋:「ゴハッ!!」――チン!
石蕗条一:死亡。 黒紫の玻璃を昇華して復活!
石蕗条一:「甘い。壊すといったら――俺は、壊す」
眉川比恋:「強情な、奴だ……!ジャーム化してないか?」
石蕗条一:「てめーに心配される筋合いはねえよ。消えろ」
西澄燦:「ブッキーはこれで平常運転さ」
西方:「引き際を間違えないでくれ、眉川くん。次の動き次第では望月くん共々撤退する」
眉川比恋:「分かってます……!あっちが退いてくれればいいんだけどな……!」
GM:手番は行動値9!誰から動きますか!
石蕗条一:ここで目黒さんが眉川を仕留め、石蕗は黒紫を破壊しにいければ上々ですね。
目黒錫:それでいきましょうか
目黒錫:しかし問題は、邪毒ダメージメインの人なので、火力が全くないことだ……
目黒錫:ええい、ままよ。
目黒錫:フルコンボするか迷う……
目黒錫:とりあえずマイナーは《ブラッドコントロール》。120になる。アージ解禁だ。
GM:おお……!
目黒錫:そしてやれるんだからやりたくなってしまう性。
目黒錫:《アニマルアタック》《蝕む赤》《紅の刃》《コンセントレイト:ブラムストーカー》+《鮮血の修羅》
目黒錫:ですね
GM:判定するがいい!
目黒錫:10dx7
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[1,1,1,3,6,7,8,8,10,10]+10[1,2,7,8,10]+10[7,8,8]+10[1,2,10]+10[9]+4[4] → 54

目黒錫:!?
石蕗条一:コロセー!
目黒錫:侵蝕値は132になります!
目黒錫:あ、対象は眉川比恋
目黒錫:です!
眉川比恋:くっ……ここは……
眉川比恋:ガードにしよう。出目が低いのを期待すべし
目黒錫:6d10+12 諸々有効
DoubleCross : (6D10+12) → 21[1,4,6,5,3,2]+12 → 33

目黒錫:低いよぉ……
眉川比恋:23点軽減して、10点通る!まだ生きてる!
眉川比恋:だが瀕死だ!ヤベェ!
目黒錫:邪毒lv4、クリンナップ時40ダメージ。
GM:うわあ……!
目黒錫:ぞぶり、と。ようやく届く、毒虫の針。激痛。
目黒錫:それも、一つや二つではない。無数に突き立てられていく。
目黒錫:肌は赤く腫れ上がり、体の節々からは力が抜け。ただ、痛みだけが残る。
眉川比恋:「く……っ!!」
眉川比恋:「時間……稼ぎに、すぎなかったか……くそっ……」
眉川比恋:刀を取り落とし、膝を突く。
目黒錫:「は――ふぅ。ようやく……当たりましたねぇ……」
目黒錫:「猶。早めの降参をお勧めしますよ――“孵化しますので”」
目黒錫:そう。毒虫に限らず……害をなす蟲、様々の要素が植えつけられているのだ。
西方:「確かに。そういう性質の術だったかな……動けるか、眉川くん」
眉川比恋:「なっ……だ、だから無理に決まってるじゃないっすか!?」
眉川比恋:「とっくに無理っすよ!さっきから言ってますよ!!」
西方:「……君の自己申告はあまり当てにならないからな」
西方:「望月くんはどうだ。何かできる事は残っているかな」
望月棗:「いえ。殆ど御座いません」
望月棗:「潮時が近い、とは愚考しますが」
目黒錫:(えぇ、やはり馴染んできた……大きくレネゲイドの動く戦闘行為でこそ、やはりレネゲイドは土地と交わる)
GM:では同じく行動値9。さあどうする……!
石蕗条一:石蕗はどうしようかな。省エネコンボで眉川を斬るくらいしかないかな。
GM:一応、今回の勝利条件ですが、“黒紫の玻璃”単体には攻撃能力は実際存在しないため
GM:眉川くんを撃破すれば望月さんも撤退し、戦闘終了します。
石蕗条一:いや、やっぱりフルコンボでいこう。つむぎさんに名案がなければ、石蕗が斬りかかります。
GM:つむぎさんはいます?
都築つむぎ:はいはい
都築つむぎ:あれ、じゃあ持ち逃げされると?
GM:いいえ、撃退した扱いになるので持ち逃げにはなりませんよ。
石蕗条一:殺ってもいいですか?
目黒錫:じゃあ放っておけば毒で死ぬかも……
都築つむぎ:あ
都築つむぎ:まあ私は何もできませんからね
西澄燦:ヤバイなら、二回動いて殴りますよ
石蕗条一:じゃあ、やろう。《コンセントレイト:モルフェウス》+《カスタマイズ》+《クリスタライズ》。Eロイスで3個振れるし、いける!
石蕗条一:127→135
石蕗条一:対象は眉川くん。
石蕗条一:13dx7
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,4,4,4,5,5,7,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,2,4,9,9,10]+10[2,8,9]+10[2,8]+6[6] → 46

眉川比恋:「…………!」
眉川比恋:14dx+4
DoubleCross : (14R10+4[10]) → 10[2,2,2,4,4,4,5,5,6,6,7,7,9,10]+5[5]+4 → 19

望月棗:《妖精の手》!
石蕗条一:「……展開」 赤い剣が陽炎を放つ。
眉川比恋:「う、おおお!」
眉川比恋:1dx+24
DoubleCross : (1R10+24[10]) → 9[9]+24 → 33

望月棗:まだ!《妖精の輪》《妖精の手》!!
眉川比恋:1dx+34
DoubleCross : (1R10+34[10]) → 7[7]+34 → 41

眉川比恋:「――ガハッ!!」が、さすがに体力限界!時間停止機動も途中で途切れ、転倒する!
望月棗:「殆ど手は御座いません……此の程度までしか」
望月棗:「後は……耐久力を頼みにして居ります」
石蕗条一:5d10+31 装甲は無視。
DoubleCross : (5D10+31) → 23[4,1,9,3,6]+31 → 54

眉川比恋:「耐久力って!ちょっと望月さん!」
眉川比恋:当然、耐えられるはずもない。そのまま行けば絶命必至の攻撃だが……!
石蕗条一:空間の断層が、まっすぐ眉川の位相を引き裂いた。
西方:「降参だ」
石蕗条一:「あン?」 剣は止まるかもしれない。
西方:「要求通り、こちらはアーティファクトを諦めよう。完全にリソースが尽きた」
望月棗:「“だぶるでぃーる”の戦力は、此れで全て。最早打つ手は御座いません」
西方:「専門ではない……のでそちらも自慢にはならないかもしれないが、まさかFHが、街の人間相手にここまで削られるとは」
目黒錫:「ふむ、それで。こちらがそちらを、殺さぬ理由は?」
西方:「殺す理由があるのならば、そちらが既にそうしているのではないかね」
西澄燦:「あたしはソレを渡してくれるんならやりあう理由はない」
石蕗条一:「目黒の。……やりたいなら、アンタがやれ。人間を殺すのは専門外だ。アーティファクトは壊す。それだけだ」
石蕗条一:赤い剣が独特の軌跡を描き、石蕗の手に収まる。
目黒錫:「別に、どちらでも良いのですけれど。今、そこの……“グラーシーザ”くんには、蟲の卵がうえつけられておりますので」
目黒錫:「……放っておけば、まあ、死にますねぇ」
眉川比恋:「……………」
眉川比恋:「……ま、マジっすか……」
望月棗:手を合わせる。
都築つむぎ:十字を切る。
目黒錫:「ちなみに、内臓を食い破って穴と言う穴からムカデが這い出してきます」
西方:「嘘ではないだろうな。まず、これを渡そう」滑らせるようにして、“黒紫の玻璃”を渡す。
石蕗条一:渡された”黒紫の玻璃”を見送る。西澄さんが手を出さないなら、石蕗が受け取りたいが、どうでしょう?
目黒錫:「……ふむ。他の方々は、特に理由がないそうですねぇ」
目黒錫:「では、私の方から、一つお願いが」
西方:「……。可能な限りは聞こう」目黒さんに答える。
目黒錫:「名刺か、連絡先の分かるものが一つ。頂きたいところです」
西方:「『名前と場所』……フフフフ、なるほど」
西方:「構わない。私のようなもので良ければね。連絡はこちらでいい……」連絡先のみの名刺を投げ渡す。
目黒錫:「えぇ、ありがとうございます――今回はこのような形になってしまいましたが。今後とも、ご贔屓に」 手をひらひらと振る
望月棗:「此方こそ、何時でも御依頼を御待ちして居ります」
西澄燦:「ブッキー、あの件覚えてる?」
石蕗条一:「なんだよ」
西澄燦:「ブッキーが中身を壊して、あたしが外を貰うって話」
西澄燦:「機能だけ壊せるんなら、そうして欲しい。出来なかったらまぁ、残骸だけでも頂戴」
石蕗条一:「覚えてる。どうしたいんだ? お前はどんな”変化”を望む? 骨董品のスタイルを貫く”ハードボイルド”」
石蕗条一:機能だけ破壊することってできますか?>GM
GM:可能です。それも含めて、「壊すことと壊さないこと」を選択できる固有行動であると考えてください。
西澄燦:「どんな“変化”って決まってるさ……あたしは“ライト”ジョーカー」
西澄燦:「あの子の未来を明るく変えたいのさ」
石蕗条一:了解。では、アーティファクトとしての機能だけを破壊します。 赤い剣を一閃させます。
石蕗条一:「……勝手にしろ。俺は”スキャバーズ”。錬金術師。お前の選択による変化を祝福する」
GM:石蕗宗近のアーティファクトを壊す技術を持つのは、ただ一人。唯一にして最後の弟子の石蕗条一のみ。
GM:“黒紫”を冠したアーティファクトは、職人じみた精巧さで魔術的機能を破壊され、それで完全に停止する。
石蕗条一:「“タグイェル”。変化。それこそが・・・俺たちの求めた全て」
西澄燦:「ありがとさん、ブッキー。愛してるぜ」 空っぽになった“黒紫の玻璃”を受け取ります
目黒錫:「あぁ、卵の孵化を防ぐ方法ですが。今から1時間ほど、業務用冷凍庫にて安静にしていて下さいな。気温が低ければ卵は孵化しません」
眉川比恋:「業務……用……」
目黒錫:「なお、凍死した際は責任をもてませんので、あしからず。耐久力に期待、ですねぇ」
望月棗:「冷凍庫を用意ですか。中々難儀な……時間は掛かるでしょうね」
西方:「一日以内に用意出来ればいいな。……そう、そして、もう一つ」4人に向き直る。
石蕗条一:「・・・・チッ。勝手にしろ。課題は終わりだ・・・俺は帰る。適当にコメディでもやってろ!」
西方:「言い忘れていたことがあった。錬金術師の石蕗くん。――君にも関係の深い話だ」
石蕗条一:「……あァ?」
西方:「……私が個人として研究を進めようと考えた材料」
西方:「“黒紫の玻璃”が映す『真実』。……和中菜鳥の家族が何を見て、死に至ったのかについて」
GM:----

【Backtrack】

GM:バックトラックに入ります。
石蕗条一:ウオオッ
GM:今回のボスが所有していたEロイスは4つ。
GM:いや、3つですね。ですが4つ分です
【“黒紫の玻璃”】
"楔の呪い"
"自虐の刃"
"自虐の刃"
GM:以上。振ってください!
都築つむぎ:振らない。
西澄燦:ふる
西澄燦:113-4d10
DoubleCross : (113-4D10) → 113-25[4,9,8,4] → 88

石蕗条一:ふります!
石蕗条一:135-4d10
DoubleCross : (135-4D10) → 135-21[10,2,5,4] → 114

目黒錫:振るぜ!
目黒錫:132-4d10
DoubleCross : (132-4D10) → 132-15[4,2,2,7] → 117

西澄燦:88-3d10 一倍
DoubleCross : (88-3D10) → 88-17[3,4,10] → 71

都築つむぎ:5d10-112 1倍
DoubleCross : (5D10-112) → 27[8,8,5,5,1]-112 → -85

目黒錫:117-6d10 2倍。
DoubleCross : (117-6D10) → 117-19[9,1,4,2,2,1] → 98

目黒錫:あっぶねえ
石蕗条一:一倍振り! ロイスは4個。
石蕗条一:114-4d10
DoubleCross : (114-4D10) → 114-24[2,7,7,8] → 90

西澄燦:よし、ギリギリ5点
都築つむぎ:5点
石蕗条一:グッド! 5点!
目黒錫:3点です
GM:シナリオ達成点は7点。いつもの4点に、Eロイスの4点
GM:さらに望月棗のDロイス"亜純血"でさらに1点。
GM:基本点は16点です。ここに、今獲得した経験点を足してください。
石蕗条一:21点でフィニッシュです
都築つむぎ:21点です
目黒錫:19点、Sロイスもなし
西澄燦:16+侵蝕5点+Sロイス5点=26点
【獲得経験点】
オツカレーさん:26点
ロケットさん:21点
ふきゅうさん:21点
マァアレダさん:19点
(珪素):29点
GM:以上です。エンディングはまた後日。本日の行程は終了となります。
GM:お疲れ様でした。
目黒錫:おつかれさまでしたー!
西澄燦:おつかれさまでした!
石蕗条一:お疲れ様でした!
都築つむぎ:おつかれさまでした!

【Ending/01】

GM:エンディングを開始します。
GM:----
GM:アーティファクト――“黒紫の玻璃”をめぐる戦闘は終わった。
GM:秘宝の機能は完全に破壊され、それを両者が奪い合う理由は、もはやどこにもない。
GM:だが……。
西方:「……『真実』」
西方:「君が求めたものが『変化』だというのならば、私の人生が求めるものは、それだ」
石蕗条一:「……あんたがそれを知ってるって言いたいのか」
石蕗条一:「それともただの時間稼ぎか? がっかりさせてくれるなよ」
西澄燦:「……」 黙ってみている
西方:「……私が知るのはそれに繋がる一端でしかない。望月くん、『冷凍庫』の手配を」
望月棗:「承知致しました」和服の少女は姿を消す。
都築つむぎ:「そういえば『黒紫の玻璃』は本来は真実を見せるアーティファクトなのでしたね」
西方:「……そう。そして実は、和中菜鳥の父――和中邦彦が見たものについても、どういうわけか話が伝わっているようだ」
目黒錫:(へらへらとしながら傍観している。問答に興味があるようだ)
石蕗条一:「……ネットの情報屋か? 何を掴んでやがる」
眉川比恋:「あの情報屋っすか……あまり、信用しないほうがいいんじゃないっすかね。出処不明の話は」
西方:「そうかね?何か『隠したい物事』があっての虚言だとすれば、それは既に真実の一端だよ」
西方:「……まず君達に言っておこう。眉川くんは“黒紫の玻璃”の奪取時に、既にその鏡面を『見ている』」
石蕗条一:「しかし、無事だった」
西方:「その通り。何が見えた?」
眉川比恋:「………………」
眉川比恋:「普通に」
眉川比恋:「普通に、俺の姿でしたよ。あれはレネゲイドに反応する防衛機構を持った、ただの鏡だった。……俺にとっては」
都築つむぎ:《イージーフェイカー:真偽感知》を使っていいですか?
GM:問題ありません。
都築つむぎ:じゃあ使用して、本当かどうか確かめます
GM:彼は嘘をついていません。本当です。
都築つむぎ:「ふむ。となるとオーヴァードには真実を見せない……とか?」
眉川比恋:「……あの子に気付かれずやらなきゃあいけなかったから、注意が不足してた。一瞬、映っちまった……けれど」
眉川比恋:「なんてことはなかった。その鏡がただものじゃあないってことは知ってるが」
石蕗条一:「だったら、鏡はあの……あれの家族に何を見せたって言いたいんだ」
目黒錫:「おかしいですねえ?人間を自殺に追い込むほど、残酷な真実を見せる、という触れ込みのはずなんですけどねぇ」
眉川比恋:「……『真実』っていうのは、なんだ?俺が聞きたい」
西方:「私の知る答えを言おう」
西澄燦:「……」
西方:「『何も映さなかった』。それが――」
西方:「あれが彼女の家族に見せた、答えだったという」
都築つむぎ:「『何も』……まさか?」
石蕗条一:「師匠のアーティファクトだ。機能だけは偽物のはずがない」
西方:「そこから先は分からない。しかし……あの鏡が、先程『自傷の衝動』で暴走を促した時」
西方:「その対象は……君一人だったな。“スキャバーズ”君」
石蕗条一:「……ああ。俺だけだった。防衛機能としては、まさに正しい反応だと思ったが……」
西方:「今回の私の動きはFHの作戦行動ではない。私個人の動きだ」
西方:「勿論UGNへの対抗行動でもない。君達は知らないかもしれないが、この街。G市には――」
西方:「そのどちらの組織からも、公式な干渉が禁じられている」
都築つむぎ:「ふんふん」
目黒錫:「……ははぁ、なるほど。この土地の地脈が何らかの組織に“染まっていない”のは、その辺りが原因ですか」
西方:「あの鏡は何を映すものだったのか?例えば、我々と……君のような、『街の人間』の間で何が違うのか?」
西方:「……それを突き止めようと思ったのだがな」
西方:機能を失った鏡を、複雑な表情で見る。
石蕗条一:「それはつまり、この街が――あんたは」
石蕗条一:「いや。材料が足りない。何を組み立てるにも……そう」
西方:「だが良い。これもまたひとつの結末だ」
西方:「“スペクトハンター”は……確かに、この怪奇(スペクト)の結末を見届けた」
西澄燦:「満足したか?“スペクトハンター”」
西方:「いいや。不満足だよ。まったくもって」肩をすくめ、苦笑する。
西方:「だがそれが結末ならば、仕方のない事だ。再現不能……取り戻しようのないものだからこそ、遺産なのだ」
石蕗条一:「勝手に見届けろ。そして消えろ。二度とこの街に来るな。アーティファクトに手を出すな」
目黒錫:「そう邪険に扱うものじゃないですよ、石蕗サン。昨日の敵は今日の友、ってこともあるじゃないデスか~」
石蕗条一:「あんたは黙ってろ。くそ」
眉川比恋:「……アーティファクトに手を出すな、か」刀を肩に担ぐ。
眉川比恋:「じゃあ、ついでだ。あんたにとって悪いニュースをひとつやるよ、“スキャバーズ”」
石蕗条一:「……これ以上、まだ悪いニュースがあるのか?」
眉川比恋:「……俺は作戦通り“黒紫の玻璃”を手に入れた。後は合流するだけだった。10分とかからない仕事だったが」
眉川比恋:「それがこれだけかかった。理由は……まぁ、ここまで言えば分かるんじゃねぇかな~~」
石蕗条一:「……おい。誰に追われてた?」
眉川比恋:「何者かに『襲撃を受けた』。そいつ……いや、そいつ『ら』か。アーティファクトを狙っていた」
目黒錫:「! 不明の別勢力、ですかァ……ふうむ」
都築つむぎ:「UGNの人たちじゃないですか?」
眉川比恋:「誰だったんだろうな?正体は俺も分からない。けれど、そいつ」
眉川比恋:「槍を使う。腕を一回落とされた。逃げるしかなかった……」
眉川比恋:「白い、槍だ」
石蕗条一:「・・・・“ランケア”。白い槍。ふん」
石蕗条一:「あんたらじゃなく、先にそいつと仲良くなったほうが良さそうだ」
都築つむぎ:「え?」
西方:「君の望み通り、私達はこの街に手出しをしない。今後は」
西方:「だが、何が潜んでいるのか……」
GM:町並みを振り返る。ビルの立ち並ぶ、美しい観光地。
西方:「私達にそこまでは、分からない」
眉川比恋:「……俺は帰る。帰って大河の録画……溜まってるやつ、見るさ。じゃあな」
都築つむぎ:「体の心配をしたほうがいいと思いますが」
都築つむぎ:「まあいっか」
石蕗条一:「さっさと消えろ」
目黒錫:「“ブロークンラズベリー”やその“別勢力”、”謎の情報屋”……まだまだ底を見せませんねぇ、この街は」
GM:ダブルディールは立ち去る。残された“黒紫の玻璃”は……もはやただの鏡だ。
GM:それはもはや人の命を奪うことも、『真実』を映し出すことはないのだ。
西澄燦:抱えた鏡を見る。
GM:そこには、覗きこんだ西澄燦の姿だけが映る。
GM:他のものを映すこともなく、映すべきものを映さぬこともなく……。
GM:それが真実。
西澄燦:「一難去ってまた一難、ね」
石蕗条一:石蕗は不機嫌に立ち去る
西澄燦:「さて、あたしの『真実』は見つけられるかね」
都築つむぎ:「え? 師匠何か探してたんですか?」
西澄燦:この答えには笑って返す。そのまま立ち去る
目黒錫:あ、では西澄さんが去る前に名刺を渡したい。
西澄燦:ではすれ違い様に受け取ります
目黒錫:では、去る背中に声をかけよう。
目黒錫:「私はG市中央公園に当面滞在する予定です。情報がご入用でしたら……是非、お越しください」
目黒錫:名刺『 情報屋 兼 陰陽師  目黒錫  住所:G市中央公園の中央ベンチ 』
都築つむぎ:(うさんくさい……)
目黒錫:「よろしくお願いしますネ……名探偵、サン」
GM:----

【Ending/02】

GM:西澄さんとつむぎちゃんのエンディングを行います。
GM:----
GM:旧市街――櫻木ビル5F 西澄探偵事務所
GM:----
GM:依頼は完了した。西澄燦と都築つむぎは、この時代がかった事務所に戻る……。
GM:そして、依頼人も。彼女らの報告を聞くために。
和中菜鳥:「……」
西澄燦:「答えは見つかった?」
和中菜鳥:「…………」首を振る。
和中菜鳥:〈まだわかりません。けれど〉
和中菜鳥:〈必ず、いつか払います。だから、そうするためには〉
和中菜鳥:「…………」
和中菜鳥:〈“人が生きる目的”を見つけるためには〉
和中菜鳥:〈生きなければいけない。〉
和中菜鳥:〈そういうことなんですね。〉
西澄燦:「そういうこと」 笑って、箱を取り出し、机に置く。
西澄燦:「今のアンタなら大丈夫だ、改めて依頼を受け……今、完了した」
和中菜鳥:「    」
和中菜鳥:〈ありがとうございます。〉
和中菜鳥:〈やっぱり、兄の言っていたことに、まちがいはありませんでした〉
西澄燦:箱を差し出す、中には“黒紫の玻璃”
和中菜鳥:〈西澄さんは本当に〉
和中菜鳥:〈優しい探ていさんです。〉
西澄燦:「はは、どうもありがとね」 表情は柔らかい。
都築つむぎ:(…………)
和中菜鳥:〈本当はわかっていました。お父さんもお兄ちゃんも戻らないことを〉
和中菜鳥:鏡を抱きしめるように抱える。
和中菜鳥:〈けれど、この鏡が、私の家族の心を吸い取って〉
和中菜鳥:〈それがまだ、この中にあるのだと〉
和中菜鳥:〈信じたかった。〉
西澄燦:「そう信じたから、追いかけようとしたんだね」
西澄燦:ということでここら辺でシーカーの情報を明かします。
西澄燦:言葉の端々から伝わる感じという演出。
シーカー:(反転)
GM -> 西澄燦:『最後の思い出』……という、引っかかる単語。それが西澄さんの推理の裏付けとなります。
GM -> 西澄燦:元々、中学生一人で暮らしていた彼女の生活ぶりは不明瞭でした。
GM -> 西澄燦:手入れのされていない家。高級住宅地に住み、私立中学に通っていながら――
GM -> 西澄燦:自分で言うように、『客人をもてなすことすらできない』。
GM -> 西澄燦:幼い少女一人。名義上の後見人はどこかにいるのでしょうが、彼女自身が父の遺した財産を運用できていない事は明らかです。
GM -> 西澄燦:恐らく……彼女の家にはもはや、生活していくだけの財産がない。
GM -> 西澄燦:残った資産は『この家そのもの』だけなのでしょう。だから依頼報酬として提示できるものは、それしかなかった。
GM -> 西澄燦:和中菜鳥は、父と兄のを死に至らしめた“黒紫の玻璃”に、罪悪感とともに執着を感じていたのでしょう。
GM -> 西澄燦:もはや自活することすらままならなくなった彼女は、このアーティファクトを使って、
GM -> 西澄燦:自殺するつもりでした。盗難時に彼女が“黒紫の玻璃”を出していたのは、そのためです。
GM -> 西澄燦:故にこれが『最後の思い出』となります。以上です。
都築つむぎ:師匠とは対照的に、完全に無表情でやり取りを見ている。
和中菜鳥:〈もう私は、この足では進んでいけないと思っていました〉
和中菜鳥:〈私が持っているものは、今では本当に、あの家だけです。だから探ていさんに、お金でお礼を払うことはできません〉
和中菜鳥:〈思い出にしがみつかないで、親戚をたよろうと思います〉
和中菜鳥:鞄の中から書類を取り出します。家の権利書。
和中菜鳥:〈約束通り、これを依らいの代金にしてください〉
西澄燦:「違うよ」
和中菜鳥:「?」
西澄燦:「今回の依頼の報酬は答えを埋めてきて欲しい」 スケッチブックを指す。
西澄燦:「報酬はどんなに遅れても構わない。ただ、絶対に見つけて欲しい」
和中菜鳥:「……」
西澄燦:「そしてその時、あたしに答えを教えてくれ。アンタ自身の言葉で」
和中菜鳥:「……」涙を浮かべて、スケッチブックのページを見る。
西澄燦:「アンタの人生の“真実”を」
和中菜鳥:〈人が生きる目的とは?〉
和中菜鳥:静かに立ち上がって、深く一礼する。
和中菜鳥:言葉で伝えられない分、長く、静かに頭を下げて。
和中菜鳥:和中菜鳥は事務所から去る。
西澄燦:手帳を開き、何かを書き込む。
都築つむぎ:「……まあ、生活に困窮するようなことはなさそうで何よりです」
西澄燦:「満足した?」
都築つむぎ:「何のことですか?」
西澄燦:「あたしを見て探偵としての何かを見つけたのかって事」
都築つむぎ:「…………そうですね。疑問が山ほどあります」
西澄燦:「へぇ」
都築つむぎ:「今回の場合『報酬』は手に入ったといえるのでしょうかね……」
都築つむぎ:背を向ける。
西澄燦:「手に入るよ、絶対」
都築つむぎ:「そうですか。気になるといえば、和中さんの家に『アーティファクト』が来た経緯も気になりますね? もっとも、それは石蕗さんの領分でしょうか」
西澄燦:「別に。その時が来たらまた調べる事になるよ」
都築つむぎ:「彼女の動機については納得できますね。大切なものを喪失したときの精神の防御方法ですね。本当……あの年齢では受け止めるのには重すぎます」
都築つむぎ:「しかし、私が一番気になった点は」
都築つむぎ:振り向く。
都築つむぎ:「あなたのことです」
西澄燦:「そう?」
都築つむぎ:「“スペクトハンター”西方さんの言で決定的になりましたが――」
都築つむぎ:「師匠はこの町の人間ではありませんね」
都築つむぎ:「彼は言っていましたね。『黒紫の玻璃』が反応したのは石蕗さん一人だったと」
都築つむぎ:「外から来た彼らには反応しなかった。それは私や目黒さんも同様……その差異を知りたいと、そう言っていましたね」
西澄燦:「……普通に、流れてここに居着いただけだよ」
都築つむぎ:「彼ら“ダブルディール”と師匠に面識があった様子はない……にも関わらず、なぜ師匠のことを他所者だと知っていたのか?」
都築つむぎ:「それは……いえ、ここではどうでもいいことですね」
都築つむぎ:「私が気になっているのは……“私が噂に聞いた探偵・西澄とはあなたのことなのか?”」
都築つむぎ:「和中さんの兄が生前言っていたという“優しい探偵”とはあなたのことなのか?」
都築つむぎ:「興味が湧きます」
都築つむぎ:無表情で、まっすぐに視線を向けながら。
西澄燦:「あたしは噂なんて知らない、誰がどんな風に言っているかなんて知らない」
西澄燦:「ただ、言える事は――」
西澄燦:「あたしは西澄燦。そして」
西澄燦:「――探偵だ」
都築つむぎ:「…………そろそろ帰る時間のようです」
都築つむぎ:「携帯電話は差し上げます。それではまた……師匠」
西澄燦:「じゃあ、またな。ムギ」 携帯を見せる
GM:高台の旧市街。その窓からは、夕日に沈むG市の町並みが見える。
GM:一つの依頼が、終わった。
都築つむぎ:(『二代目』か……)
GM:----

【Ending/03】

GM:では、石蕗くんのエンディング。
石蕗条一:押忍
GM:----
GM:新市街――G市センター街 「銀星洞」
GM:----
GM:……石蕗条一に言わせれば『旧式』の設備とはいえ、
GM:無論そこには、まだ彼が使用出来るPC類は辛うじて存在している。ネット接続も可能だ。
GM:そして接続が可能ならば、それに辿り着く事ができるはずだ。
GM:情報屋。『JCN』。
石蕗条一:ガレージみたいな店舗奥のスペースで、接続を試みています。
石蕗条一:「こっちが探してることがわかれば、あるいは、向こうから・・・・」
GM:『JCN』に到達するいくつかの手順を経て、
GM:石蕗条一はひとつのチャットルームに到達する。
GM:可能性は低いが……相手が本物なら、これを嗅ぎつける。
GM:ハンドルネームはどうしますか?
石蕗条一:「スキャバーズ」。そのまんまです。
石蕗条一:余計な小細工は無意味と割り切っている。
-:システムメッセージ:「スキャバーズ」さんが入室しました。
-:システムメッセージ:「0009ncj」さんが入室しました。
JCN:0009ncj:おはよう?(23:21:16)
石蕗条一:スキャバーズ:挨拶はいい(23:21:25)
石蕗条一:カスタマイズを利用したタイピング速度は実際ハヤイ
JCN:0009ncj:そうだったね。じゃあ依頼の話から入るかな。(23:22:03)
石蕗条一:スキャバーズ:聞きたいことが2つ3つある。下手すると増える(23:22:19)
JCN:0009ncj:何が知りたい?(23:22:20)
石蕗条一:スキャバーズ:G市の事件。一家自殺。”ダブルディール”。黒紫の玻璃(23:22:47)
石蕗条一:スキャバーズ:あんたはどこから知った?(23:22:50)
JCN:0009ncj:お金がかかるよ。(23:22:59)
JCN:0009ncj:すごくかかる。その情報なら、1000万よりは上かな。(23:23:08)
石蕗条一:スキャバーズ:覚悟してる。……なんだってやる。それで壊せるものがあるなら。(23:23:10)
JCN:0009ncj:良い答えだ(23:23:11)
JCN:0009ncj:でもダメ。ところで君のIPは知ってるぜ。石蕗条一くんだろ?つまり、分かるよね?(23:23:13)
JCN:0009ncj:アーティファクトを破壊されたら、困る連中がいる。そういう連中がいなくなると、あたし達も困る。(23:23:30)
石蕗条一:スキャバーズ:その連中は間もなくいなくなる(23:23:40)
JCN:0009ncj:そうさ、戦わなければね。(23:23:52)
JCN:0009ncj:これだけは教えてあげる。この街には君の『敵』がいる。(23:23:57)
JCN:0009ncj:“白”のアーティファクト。君もいずれ出会う。(23:24:01)
石蕗条一:スキャバーズ:何か勘違いしてるな。(23:24:07)
石蕗条一:スキャバーズ:俺に『敵』はいない。アーティファクトは壊す。道具は壊す。それだけだ。(23:24:10)
石蕗条一:スキャバーズ:アーティファクトに使われる人間も同じ道具だ。壊す。それだけだ。(23:24:15)
JCN:0009ncj:だからいいのさ。あたし達にとっては……都合がいい。(23:24:16)
JCN:0009ncj:アーティファクトに使われる人間は、(23:24:22)
JCN:0009ncj:道具と同じ。誰かが、使ってやらないとね。(23:24:26)
石蕗条一:スキャバーズ:わかった。あんたのお友達に伝えてやってくれ。(23:24:36)
石蕗条一:スキャバーズ:壊す、と(23:24:37)
JCN:0009ncj:了解。その依頼は、受けよう。(23:24:40)
-:システムメッセージ:「0009ncj」さんが退室しました。
石蕗条一:「ふー・・・・・・・・最悪だな。クソッタレ。人間か……」 独白しよう。
石蕗条一:「苦手分野だな。 ――――殺人鬼、か。こいつ、使えるか?」 手段を選ばぬ錬金術師、石蕗条一だ。
GM:何かが動き出している。石蕗条一は、深く思索を巡らせる――。
GM:工房。かつてはアーティファクトに満ちていた実験室。だが今はそこに、アーティファクトはない。
GM:代わりにそれは、この街の中にある。この街がより広い、アーティファクトの実験室となって、
GM:それを狙っている連中がいる……。
GM:----
GM:エンディングを終了します。
石蕗条一:お疲れ様でした!

【Ending/04】

GM:----
GM:新市街――G市中央公園
GM:----
GM:『仕事』を終えた目黒錫は、再びこのねぐらへと帰る。
GM:今回の収入は、労力に比べれば少ないものだ。だがいずれ……長期的にはこの繋がりが『プラス』になる。
GM:名と脈の繋がりを知る陰陽師――目黒錫には、その発想ができるのだ。
森本:「う~~、あァ、呑んだ呑んだァ」
目黒錫:「ハハハ、真っ赤じゃないですか。飲みすぎですヨ、モリさん~」ワンカップの山。一緒に飲んでいる
森本:「っへっへっへ。いつ死ぬか人間分からねえんだから。楽しまなきゃあ~~ヨ~~ッ」
森本:「特にこの街じゃあなあ!」
目黒錫:「……ハハハ、全くですネ。笑えない冗談ですよ」
目黒錫:「“ブロークンラズベリー”……実に、興味深いですねぇ」
森本:「どうやって殺すか知ってるかァ、グロさん」
森本:「……『すりつぶす』んだとよォ。人間をォ。ひっへっへっへ」
森本:「スーパーで見る挽肉!あれよ!あれ!」
目黒錫:「人をミンチにしちまうから“ブロークンラズベリー”ですか。可愛らしい名前して恐ろしいですねぇ」
森本:「しかもよォ、ケーサツはまだ公表してねぇけど!なんやら現場に血で書いてるってなぁ……」
目黒錫:「……へぇ?そいつは、初耳ですねぇ」
森本:「……あ?」
森本:「そーいや、今日ツキさん来たっけかぁ」
森本:「へっへっへ、酔っ払ってっからワケわかんねぇなあ俺も」
目黒錫:「……言われてみれば。見てない……ですか」
GM:……その時。
GM:巡回の自転車の音が聞こえてくる。
森本:「おっ、来たかね」
目黒錫:「おぉ。今日は遅かったですねぇ」
GM:ライトが2人を照らす。だが……それを持っている警官は
GM:月岡ではない。
???:「こんばんは~。大丈夫ですか?」ウェーブのかった髪の、柔らかい雰囲気の婦警だ。
???:「風邪とかひいちゃいませんかー?」
目黒錫:「……ふぅむ?始めてみる顔……ですね。 こんばんはァ」
森本:「へっへっへ、なんだ。新入りさんかね。可愛いねぇ!」
???:「あら、ありがとうございまーす」
目黒錫:「ハハハ。春はまだ命の危険性がないですからねぇ。心配するなら冬ですよ~?」
???:「あははは、そうですねー。いや、ただの巡回にと思ったら」
???:「ふむ」顎に手を当てる。
???:「これはなかなか……」目黒錫をジロジロと見る。
目黒錫:「おっと、これはこれは」
目黒錫:「……もしかして、お客サマでしたかぁ?」
???:「…………。かっこいい人ですね~~。うふふふふ」
???:「今度お茶でもいかがです?」屈みこんで微笑む。
目黒錫:「あっはっは、お世辞がお上手ですねぇ。勿論、是非一杯お願いしますよ」
目黒錫:「お名前をお伺いしても?」
???:「うふふふふ。飛騨七瀬、と申します」
GM:【G警察署 巡査 飛騨 七瀬(ひだ ななせ)】
飛騨七瀬:「では、ご挨拶もすみましたのでー。お体に気をつけてくださいね?」
目黒錫:「飛騨サン、ですねェ。 ……私(ワタクシ)、目黒錫と申します。以後お見知りおきを。婦警、サン」
飛騨七瀬:「……それと」
飛騨七瀬:「――非合法の個人情報のやり取りは、刑事罰の対象になりますので」笑顔のまま。
飛騨七瀬:「そういった方をもしお見かけしたら、通報をよろしくお願いしますね?」
目黒錫:「おっと。これはこれは」
飛騨七瀬:飛騨は鼻歌交じりに自転車で去っていく。
森本:「ひひひひ、いいねぇ。婦警にも今時、ああいう垢抜けた子がいるもんだねェ」
目黒錫:「……本当に。G市には色々な人々が集まるものですねぇ……」
目黒錫:「いや。実に、興味深い土地だ」
GM:一つの事件が終わっても、街は変わらず動き続ける。
GM:G市。それが彼らの街。
GM:対決は、続く。
GM:----

【Masterscene/03】

GM:----
GM:新市街――G警察署
GM:----
GM:深夜の警察署。部屋に残っている署員は2人だけだ。
GM:月岡裕次郎と三角洋平。
GM:“ブロークンラズベリー”事件の報告書作成は、もはや彼らの毎週の恒例行事と化している。
月岡裕次郎:「中華丼だな。三角」背もたれに頭を預けるようにして瞳を閉じていた月岡が、唐突につぶやく。
三角洋平:「……何がですか」
月岡裕次郎:「今くらいの時間は、中華丼だろ」
三角洋平:「……ハァ」
三角洋平:「深夜2時っすよ。だから太るんじゃないですかね」煙草に火を点け、呆れたように煙を吹く。
月岡裕次郎:「いいからコンビニだコンビニ。行ってこい」
三角洋平:「冗談じゃねぇよ。一人で行ってくださいよ。……ったく」
月岡裕次郎:「……」
月岡裕次郎:「……誰か今。自動ドアの音しなかったか」
三角洋平:「知りませんね」
月岡裕次郎:「いや。足音だ。忘れ物じゃねぇよな。この時間によ」
三角洋平:「……知りませんよ」
GM:今やその足音ははっきりと聞こえてくる。
GM:それも一人ではない。複数の足音が、廊下を。
GM:――バタン!
???:「はいこんばんは」
GM:長い黒髪の女性だ。まるで我が家に踏み込むかのように堂々とした足取りでデスクへと向かう。
月岡裕次郎:「……っ、なんだてめえ」
月岡裕次郎:「おい三角!」
三角洋平:「だからもう、知りませんって……」
???:「――市内調査の方はどうなってるの。今」彼らに視線すら向けず、背後の男に向けて声をかける。
???:「今のところ、“JCN”から得られた情報との齟齬はありません」
???:「今後も信用を続けるべきソースではありませんが……」
GM:エリート然とした眉目秀麗な青年。手元の携帯端末を凄まじい速さで操作しつつ答えている。
???:「少なくとも、市内への浸透には用立ちました」
月岡裕次郎:「……っの野郎、無視しやがって!」椅子を蹴り、弾かれたように跳びかかる!
GM:――が、次の瞬間、月岡の巨体は。
GM:ダ  ン !!
月岡裕次郎:「がぁっ!?あっ!?」
GM:おそるべき速さで割り込んだ小柄な影になぎ倒され、地面に叩き伏せられている。
???:「おい」
GM:酷薄な眼光の老人は、恐ろしい力で月岡を締め上げ、指一本すら身動きを許さない。
???:「こいつは殺していいのか」
???:「駄目でしょ。普通に駄目……だって殺人じゃん?」署長のデスクの上に腰掛けつつ、答える。
???:「私達が殺していい連中は、この世で2種類だけ。この街でもそのルールは守ってもらうから」
???:「……マスターエージェント。本当にいるンだろうな」
???:「はい。確実です」
???:「“マスタークウェル”。まずはその動向の追跡を行いましょう」
GM:そして、扉を開けてさらに一人……この部屋へ侵入する。
???:「あらあら」
???:「いきなり何やってんの、おじいちゃん……物騒でしょ? 私達は穏便に進めなきゃー」
GM:ウェーブの髪の……婦警。
???:「穏便にー。まずは、そう」
???:「記憶処理からかしらね?」
月岡裕次郎:「……ッ、な、んだ……てめえら……!!」
月岡裕次郎:「こんな……こんなことして、いいと思ってンのか……!!」
???:「え?いやいやいや」
???:「不干渉協定を破って?警察署を乗っ取って?」
???:「で、一般人に記憶処理でしょ?」
???:「どう考えても良いわけないじゃん?ねえ?」
三角洋平:「……」
三角洋平:煙草をもみ消し、灰皿に叩きこむ。
三角洋平:「大した悪党っぷりっすね」
三角洋平:「『相変わらず』」
???:「ありがとう三角くん。君のお陰で、スムーズに事が運ぶ」
???:「まあ、明日の朝には……明日?」
???:「2時間後には完了します。データ上も、記憶上も」
???:「……そうね。明日の朝には」
???:「私達全員、正式なG署の署員になってる」
???:「くだらん小細工だがな。必要ならば、そうする」
???:「まずは……“マスタークウェル”か」
???:「喰う」
???:「ふふふふ……」
???:「かっこいい男の子、たくさんいるといいなぁ~~」
月岡裕次郎:「……何……ケホッ、」
月岡裕次郎:「何、なんだ……てめえ……ら……!!」
???:「そうねえ、自己紹介しないと」
GM:署長のデスクの上に座り、彼女は微笑む。
???:「――『労働厚生省の者』です」
GM:----
GM:【今回の謎】
GM:1-1:アーティファクト、“黒紫の玻璃”の能力とは?
GM:1-2:依頼人、和中菜鳥の本当の目的とは?
GM:1-3:探偵の弟子、都築つむぎは何者なのか?
GM:1-4:連続殺人鬼、“ブロークンラズベリー”の正体とは?
GM:1-5:FHセル、“ダブルディール”とは?
GM:1-6:G市内にアーティファクトを狙う者が存在するのか?
GM:1-7:FHマスターエージェント、“マスタークウェル”は何者なのか?
GM:1-8:謎の情報屋、“JCN9000”の正体とは?
GM:1-9:“黒紫の玻璃”が映す、街の真実とは?
GM:1-10:この街で何が動き出しているのか?
GM:【解決した謎】
GM:1-1:アーティファクト、“黒紫の玻璃”の能力とは?
→“真実”を垣間見せる。自らが自らを殺すが故に『絶対致死』。

GM:1-2:依頼人、和中菜鳥の本当の目的とは?
→“黒紫の玻璃”による『自殺』。それは防がれた。

GM:1-5:FHセル、“ダブルディール”とは?
→西方率いる、遺産調査セル。目黒錫はコネクションを得た。

GM:----
GM:街の謎を暴け。

一人目『vsダブルディール』 終

to be continued