長戸ひかり:「その辺だけはおばあちゃん譲りなんだ」
御剣凌駕:「実に羨ましいな」
御剣凌駕:「長戸女史の祖母上殿も歌を?」
長戸ひかり:「うん」
長戸ひかり:「……冗談だったのか、わかんないけど。本当なら偉い人に聞かせる歌だったって」
御剣凌駕:「歌が好き、だったのだろうか」
長戸ひかり:「……どうかな」
御剣凌駕:「では、長戸女史はどうだ?」
御剣凌駕:「歌が好きか?」
長戸ひかり:「好き……かも」首をひねる。多少曖昧な返答だ。
御剣凌駕:「……よければ少し歌ってみてくれないだろうか」
長戸ひかり:「ま、またいつかね」
長戸ひかり:「お店の中だし」
御剣凌駕:「む、そうか。それではまたいつか」
長戸ひかり:「……凌駕さんは、やっぱり、“ジュリエット”のことが気になるの?」
御剣凌駕:「いや、今はあまり気にしてはいないな。もう謎は解けてしまったしな」
御剣凌駕:「それよりも今オレが心配なのはそなたのことだ」
長戸ひかり:「くふっ。心配って、どうして?」少し身を乗り出す。
遠藤篤美:アイスカフェオレがなくなったので、水を飲んでいます。
御剣凌駕:「なんとなくなのだが、そなたが悪党に囚われてしまうのではないかという気がしてな」
長戸ひかり:「そんな。悪党って……誰に」
長戸ひかり:「凌駕さんとか?ふふふ」
遠藤篤美:「……最近物騒だしね」
御剣凌駕:「囚えてしまっていいのなら、それも悪くはないがな。そうすれば長戸女史とずっと話がしていられる」
長戸ひかり:「……」早贄事件のことを思い出しているのだろう。
長戸ひかり:「私も……別に、凌駕さんならいいよ」
長戸ひかり:「……なーんて」
御剣凌駕:「そう、例の事件。誰が被害に遭うか分からないからな」
長戸ひかり:「犯人、捕まんないのかな……」
御剣凌駕:「きっとすぐに捕まるさ」
遠藤篤美:「そうあってほしいね」
GM:----
GM:一時間後。穏やかな時間はすぐに過ぎ去り、御剣凌駕は調査を再開している。
GM:遠藤さんも望むならさらに同行していて構いません。
御剣凌駕:カモン!
遠藤篤美:いきますー
GM:——重大な手がかりは既に手にしている。御剣幻耶からの手紙。
GM:▼“ヌイクギ”について 〈情報:軍事〉〈知識:呪術〉 難易度11
GM:手紙の詳しい内容は、後ほど時期が来た時に開示します。内容の要点のみ公開。
GM:“ジュリエット”の一件。調査を始める発端となった謎は、
GM:なぜ、御剣幻耶は、なつめを始めとした家族に隠したまま、文通を続けていたのか?ということでした。
GM:長戸樹里が彼とのやりとりを続けていた理由は、既に知っています。
GM:恋愛感情というよりも、ヒーローへの純然たる憧れ。御剣幻耶は尊敬すべき人生の師のようなものだったでしょう。
GM:……ならば、幻耶にとってはどうだったのか。
GM:手紙には、凌駕に伝えるように、幻耶自身の生い立ちが書かれていました。
GM:例えば……幼少の凌駕に教えたような軍隊格闘術。
GM:それは、かつての戦争で軍部に所属していた父——御剣三郎から学んだものであったと。
GM:そして、彼が16の頃……尊敬していた父の、戦時中の所業を知ったこと。
GM:生体兵器“呪吏”。折木家からの技術提供によって生み出された、恐るべき異界の子。
GM:その時に生きていた最後の実験体……長戸樹里を決死の覚悟で救うことで、家系の過去を精算したかったのだと。
GM:……御剣幻耶が、ずっと手紙のやり取りを続け、長戸樹里の身を案じていた理由は、『罪悪感』です。
GM:“ヌイクギ”によって造られた巫女は、神を呼び招く歌を発する事ができます。
GM:それは常人にとって心地よい声でもありますが、神に呼びかける時は、悲鳴のような苦痛を伴う周波数となる——と書かれています。
GM:死に瀕した生物が、最後に発する音。そうでなければ、彼岸の存在を呼び寄せる事ができないからです。
GM:喫茶店の会話で、長戸樹里の『歌の才能』を受け継いでいる者がいる事を知りました。
GM:以上です。
御剣凌駕:その情報については遠藤女史についても話そう。
御剣凌駕:遠藤女史にも。
御剣凌駕:あ、そうだ。〈芸術:歌〉で判定します。
御剣凌駕:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 5[3,5] → 5
御剣凌駕:遠藤女史の隣で小さく歌を口ずさむ。音程が外れリズムも合っていないような滅茶苦茶な歌だ。
御剣凌駕:怖気づくように歌い止める。
御剣凌駕:「……やはり、ダメだな」
遠藤篤美:「それは何? 最近の流行りなの?」いぶかしげに聞きます。
御剣凌駕:「いや、流行ってはいないと思う」
御剣凌駕:「……億年前の流行歌かもな」
遠藤篤美:「なるほどね」
御剣凌駕:「先ほどの情報。事件の犯人も知っているとしたら長戸女史の身が危ないな」
遠藤篤美:「歌か。長戸さんの歌。お祖母さん譲りの……。彼女は本当に渦中にいるんだね」
御剣凌駕:「ああ、そういうことになる。そばで見張っておいた方がいいかもしれないな」
遠藤篤美:「そうしよう。……自分が危なくなるのはともかく、周りまでどうにかなるとは思ってなかった」
遠藤篤美:「御剣くん、僕はね。どこかで、この日常がずっと平和に続くものだと思ってたみたいだよ」
遠藤篤美:「とんだ甘さだった」悔しげに笑います。
御剣凌駕:「レネゲイドビーイングでもそう感じるのだな」少し驚く。
御剣凌駕:「なに、心配することはないさ。そなたの日常はオレが守ってみせよう」
遠藤篤美:「だからこそ、かな。異常なのは僕だけ、あとは皆『普通』で『平和』そう思ってたんだ」
遠藤篤美:「本当に? ……ありがとう」
遠藤篤美:「でも、僕の趣味としては、『一緒に守る』方がいいな」
御剣凌駕:「そうか。では、オレも遠藤女史の流儀に合わせるとしよう」笑って言う。
遠藤篤美:「改めて、よろしく。御剣くん」すっと右手を差し出します。
御剣凌駕:「ああ。よろしく頼む、遠藤女史」その手を握る。
御剣凌駕:「……ちなみに、さっきの歌だが」
御剣凌駕:「実はかなり恥ずかしかったので、他の者には内緒にしておいてもらえると助かる」
遠藤篤美:「ははは! いいよいいよ、黙っててあげる。ふふふ」
遠藤篤美:「秘密ができちゃったねえ、僕たち」
御剣凌駕:「うむ。分かっていたのだが、なぜかつい歌ってもいいような気になってしまった」
遠藤篤美:「長戸さんには特に内緒だ。ふふふ」嬉しそうにしています。
御剣凌駕:「不覚だ。一生の不覚だ」
御剣凌駕:恥ずかしそうに俯いている。
GM:----
GM:湯津町 路地裏
GM:----
GM:御剣凌駕は、神津島ナギサの様子を見るために、一度その場を後にした。
GM:あるいは、歌を聞かれた事がそれほど恥ずかしかったのかもしれない。じきに戻ってくるだろう。
GM:遠藤篤美は一人行動している。そして彼女が単独で動く時——
スケさん:「……」見慣れた衣服だけの存在が、やや腰を屈めて路地裏に佇んでいる。
遠藤篤美:「やあ、スケさん」軽く声をかけます。
スケさん:「……遠藤篤美くん」くい、と帽子を深く被り直す。
スケさん:「私についての情報は、少しは分かっただろうか」
遠藤篤美:「なかなか、ね。他の事件に関係あるのやらないのやら……」
遠藤篤美:「正直、僕にとっては君が一番の謎だよ」
遠藤篤美:傍に近寄って話しかけます。
スケさん:「……近づかない方がいい。遠藤篤美くん」片手を挙げて制する、ような動きをする。
遠藤篤美:「なぜ? ……何かあったのかな」立ち止まります。
スケさん:「残念ながら、君が私のことを調べるよりも、私が私自身について理解する方が、少しだけ早かったらしい」
スケさん:「そして私は油断していた」ステッキに手を置く。
遠藤篤美:「油断」
スケさん:「思い出したことは3つある」
スケさん:「1つ。私は強い」
スケさん:「2つ。君はUGNだと言ったね。……私達のような『空白』の存在には、必ず目的がある」
スケさん:「あるべき目的を果たすために、レネゲイドが時にその役割を埋める」
遠藤篤美:「目的、か……」
スケさん:「UGN。思い出したよ」
スケさん:「……私の目的は、UGNを討つことだ」
遠藤篤美:「!」
スケさん:ステッキに手を置いているのではない。……それが構えだ。
スケさん:「——そして最後に、3つ。遠藤篤美くん」
スケさん:「私は油断していた」
スケさん:「本当ならば私は、こんな口調では、『ありませんでした』」
GM:——z___ギ ン ! !
GM:一瞬閃いた斬撃が、路地裏を舐める!
GM:カラン
遠藤篤美:「……!!」飛びすさり、斬撃を避けようとします。
GM:間一髪で逃れる。遅れて、抜き放たれたステッキが路地裏に落ちる音。
スケさん:「……」……仕込み杖!
スケさん:「誰もが、為すべき行いを為すために生きている」
遠藤篤美:「……僕は」汚れた膝を払いながら。
遠藤篤美:「僕は、君と話がしたかった」
スケさん:「私もです」
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:----
GM:
スケさん
5m
遠藤
御剣凌駕:《ハンドリング》を使用してその場に現れよう。
GM:参戦したい方はここで登場してよいです!
GM:まだセットアップ前ですのでね
神津島ナギサ:駆けつけるぞ!
GM:
スケさん
5m
遠藤 御剣
神津島
GM:ワーディングの気配は感じられないものの、御剣凌駕の索敵能力がそれを上回った!
GM:常に、あらゆる地点を警戒可能な『目』があること。それが彼の能力の強みである。
御剣凌駕:透明な男の放った斬撃から遠藤を庇うようにして現れた透明な恐竜がその場に転がる。
スケさん:「……」
スケさん:「……3人」
神津島ナギサ:「だ、大丈夫か御剣」
神津島ナギサ:「あの子、倒れちゃったぞ!死んでないよな!?」
神津島ナギサ:騒ぎながらその場に現れます。
スケさん:ひゅう、と風切り音を立てて、剣の切っ先が正中線に戻る。
御剣凌駕:「心配は要らない。太古の昔に既に死んでいる」
遠藤篤美:「御剣くん、神津島さん」
どどんとふ:「弓近いおり」がログインしました。
御剣凌駕:「無事か、遠藤女史。約束通りともに戦いに来た」
スケさん:「丁度良かった」
スケさん:「貴方がたもUGN。そうでしたね?」
神津島ナギサ:「友達、だからな!」
神津島ナギサ:「……」 スケさんを見る。
遠藤篤美:「……彼は……」首を振る。
御剣凌駕:「いや、オレはたまに協力することもあると言っただけで、UGNでは……。ダメそうだな、この言い訳では」
遠藤篤美:「彼は、どうやら敵らしいよ。UGNの」
神津島ナギサ:「やっぱ、あんとき燃やしといた方が良かったか……!」
御剣凌駕:「まあ、もとより遠藤女史を残して逃げるようなつもりもない。相手になろう、透明人間殿」
GM:セットアップ!
GM:第1ラウンド
スケさん:《ミラーイメージ》《ミラーコート》。
スケさん:回避のダイス数が+5個、C値が-1されます。
神津島ナギサ:《エターナルブレイズ》《先陣の火》。
御剣凌駕:回避型だと!?
神津島ナギサ:攻撃力をアップ。行動値は差し引きで+6です。
遠藤篤美:こちらは特になし
神津島ナギサ:神津島ナギサの侵蝕率を+6した(侵蝕率:83->89)
御剣凌駕:こちらもなし。
スケさん:キシッ……
スケさん:ゆらりと動き始める。だが、光の屈折のせいか体術のせいか、その初動が見えない。
GM:最初の手番は、行動値14。スケさんから。
スケさん:《陽炎の衣》《原初の黒:ライトスピード》。
スケさん:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光速の剣》《見えざる死神》《原初の赤:一閃》《混色の氾濫》。
神津島ナギサ:強い!
スケさん:9dx7+10 ガード不可
DoubleCross : (9R10+10[7]) → 10[1,1,3,4,4,5,6,8,10]+10[3,9]+1[1]+10 → 31
御剣凌駕:範囲攻撃か
GM:そうですね。対象は全員!
神津島ナギサ:駆けつけてよかった・・・とりあえずドッジします。
GM:
スケさん
遠藤 御剣
神津島
神津島ナギサ:6dx=>31
DoubleCross : (6R10[10]>=31) → 9[3,4,5,6,7,9] → 9 → 失敗
遠藤篤美:ドッジします
御剣凌駕:こちらもドッジを
遠藤篤美:5dx+2=>31
DoubleCross : (5R10+2[10]>=31) → 7[3,4,6,6,7]+2 → 9 → 失敗
御剣凌駕:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[4,10]+2[2] → 12
遠藤篤美:だめだー
御剣凌駕:失敗ですね
スケさん:——ふっ
スケさん:影のように、3人の背後にあらわれる。
スケさん:4d10+12
DoubleCross : (4D10+12) → 26[8,1,8,9]+12 → 38
スケさん:そしてその時には、過程の認識できない斬撃で刻まれている。
御剣凌駕:戦闘不能だな。《リザレクト》します。
御剣凌駕:1d10
DoubleCross : (1D10) → 4
神津島ナギサ:HPが30の装甲が10。2点残って生存!
遠藤篤美:HP32、装甲10で4点残りました。
御剣凌駕:固いな、神津島嬢!
御剣凌駕:フルートでその斬撃を防ごうとするが、不可視の刃に対応することができない。
スケさん:「……一撃では仕留められない。剣が軽い」
スケさん:振り向こうとする初動だけが見える。
スケさん:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光速の剣》《見えざる死神》《原初の赤:一閃》《混色の氾濫》。
スケさん:9dx7+10 ガード不可
DoubleCross : (9R10+10[7]) → 10[1,2,4,5,5,7,10,10,10]+5[1,2,3,5]+10 → 25
スケさん:再び範囲攻撃。《ライトスピード》の2段目です。
神津島ナギサ:再度ドッジ!
スケさん:「——そういった剣士には、二撃目に繋げる業が必要になる」
神津島ナギサ:6dx=>25
DoubleCross : (6R10[10]>=25) → 8[1,1,2,3,7,8] → 8 → 失敗
御剣凌駕:ドッジだ。
遠藤篤美:ドッジします
御剣凌駕:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[7,10]+4[4] → 14
遠藤篤美:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 9[1,4,7,8,9]+2 → 11
御剣凌駕:失敗。
遠藤篤美:失敗!
スケさん:3d10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 24[8,10,6]+12 → 36
スケさん:出目がやたらといい!
神津島ナギサ:高いw
神津島ナギサ:死にます。リザレクト!
神津島ナギサ:1d10+89
DoubleCross : (1D10+89) → 4[4]+89 → 93
御剣凌駕:再度戦闘不能。《リザレクト》です。
御剣凌駕:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1
神津島ナギサ:神津島ナギサの侵蝕率を+4した(侵蝕率:89->93)
遠藤篤美:リザレクトします。
遠藤篤美:1d10
DoubleCross : (1D10) → 3
スケさん:ひゅん
スケさん:さらに3人の下をくぐり抜けるような動きで、膝を狙って斬っている。
御剣凌駕:再びフルートで斬撃を防ごうとするが、それをかいくぐって斬り裂かれる。
GM:ザザザザ! ——チン!
神津島ナギサ:「くそっ」 膝をつく。
神津島ナギサ:「見え……ねえ!」
スケさん:その動きのまま地を滑り、寝かされていたステッキの鞘に刃を戻す。
遠藤篤美:斬られた瞬間、影が血のように吹き出し、また体内へと戻る。
御剣凌駕:「大した腕前だ。並みの剣士ではないな!」
神津島ナギサ:「褒めてる場合か!」
スケさん:「ありがたく受け取っておきましょう。私は本来、何者だったのか?」
スケさん:「それに繋がる答えかもしれません」
遠藤篤美:「……まだ、そこまでは思い出してないんだ」
スケさん:「……遠藤篤美さん。あなたもそうするのではないですか」
スケさん:「自分を知るために、何よりも役割に向き合わなければならない」
スケさん:「例えば、本を読むとか」立ち上がりながら、ステッキで遠藤を指す。
遠藤篤美:「……僕は」
遠藤篤美:少し弱々しく、何かを言いよどみます。
御剣凌駕:「貴公と一緒にされては困るな」
スケさん:「それは彼女への侮辱ではないですか、御剣凌駕さん」
御剣凌駕:「貴公は本について語るときの遠藤女史を見たことがあるか?」
御剣凌駕:「それはもう輝いた顔をしている。好きで好きで堪らないといったような、な」
御剣凌駕:「それは貴公の言う役割だのに押し付けられたものではない」
スケさん:「ならば逆に問いましょう」
スケさん:「好きとはどういうことだと思いますか」
スケさん:「それは……『自分である』ということ。自分の意志がそれを望むということ」
スケさん:深く身を沈めるように、再び構える。
スケさん:「誰もが自分でありたいと願う。ならば自分の手がかりがない者はどうすればいいのか?……」
スケさん:「探したいと思うのではありませんか。どれほどの手段を取っても……どれほどの旅を経ても」
遠藤篤美:「それが君ってわけかい」
スケさん:「……あなたが自分自身を見つけられているのなら、私は羨ましく思いますよ。けれどこの攻撃は害意によるものではない」
GM:手番は行動値7。遠藤さんと、ナギサちゃんです。
神津島ナギサ:ではあたしから先に動きます。
神津島ナギサ:スケさんは既に同エンなので、マイナーは無し。
神津島ナギサ:メジャーでコンボ『現ツ神ノ焔』。《コンセントレイト:サラマンダー》《結合粉砕》《災厄の炎》をスケさんに。
神津島ナギサ:9dx7+7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[2,2,2,4,7,8,9,10,10]+10[4,4,4,5,10]+4[4]+7 → 31
神津島ナギサ:まずまず!
御剣凌駕:おお、いい出目。
スケさん:出目がいいなあ。ならばガード。
スケさん:《原初の紫:魔人の盾》。
神津島ナギサ:げー!
神津島ナギサ:ダメージを出します。装甲は無視。
神津島ナギサ:4d10+26
DoubleCross : (4D10+26) → 28[9,7,3,9]+26 → 54
神津島ナギサ:神津島ナギサの侵蝕率を+10した(侵蝕率:93->103)
スケさん:40点減らして受けます!14点ダメージ!
神津島ナギサ:つ、つよい!
神津島ナギサ:斬撃を受けて転がった、透明のヴェロキラプトルを見る。
神津島ナギサ:傷を負った御剣と遠藤を見る。
神津島ナギサ:「……友達を」
神津島ナギサ:「あたしの友達を、よくも!」
神津島ナギサ:「何者だか知らねえけど、全部燃やしてやる。あの世で後悔しやがれ!」
スケさん:「……風や炎。雷すら、無秩序に見えて秩序のうちにある……」何事かを口元で囁きながら、居合のようにステッキを腰後ろに回している。
神津島ナギサ:青白い炎の渦でスケさんを取り囲む。そのまま収束し、炎の柱に!
神津島ナギサ:「燃え、つき、ろッ!」
スケさん:「その通り道がある——」ひゅ
スケさん:ぱ ぱ ぱしゅ !!
スケさん:一瞬で、嵐のような斬撃を展開する!それらが炎の燃え広がる、酸素の経路を切り裂き——
スケさん:「——ぬうっ!?」
スケさん:切り裂ききれない!
神津島ナギサ:「……させ、ねえッ!」
神津島ナギサ:「燃えろ!」
スケさん:服の端々を焦がしながら、爆炎に押され、踏みとどまる。
GM:背後では、路地裏の雑多な物品が多数炎上し、破壊を生み出している!
神津島ナギサ:(————強い。こいつ)
GM:透明の男は耐えたが、炎の神の生み出す出力!
スケさん:「……!」抜き放った仕込杖が、僅かに震えている。
GM:ただの技巧の極地で防ぎきれるものではなかった。
GM:14点ダメージだが、割合的には結構ピンチ!次は遠藤さんの手番です。
遠藤篤美:マイナーなし。
メジャーで《コンセントレイト:ウロボロス》《餓えし影》《シャドースクラッチ》《無形の影》を使用してRC攻撃します。
遠藤篤美:対象はスケさん。侵蝕率7上昇。
スケさん:《フラッシュゲイズ》。ダイスを-8個させます。
遠藤篤美:なっ
神津島ナギサ:ひゃわー
遠藤篤美:ということは固定値の7だけになるのでは
御剣凌駕:いや、振れるダイスが0個になったのならその時点で判定は自動失敗ですね
遠藤篤美:ああそうか!
GM:ダイスボーナス含めても8個以下しか振れませんか?
遠藤篤美:ですね、8dx8+7のはずなので
GM:そうとは……それは残念……失敗です
神津島ナギサ:ここでタイタスは…流石に切れないかな
御剣凌駕:あれ
御剣凌駕:ああ、いいのか
スケさん:遠藤が動こうとした、その機に合わせるかのように、
スケさん:「——近づかない方がいい」ステッキの鞘を向ける。
スケさん:「そう警告しました」
遠藤篤美:「……っ」伸ばそうとした影が止まる。
遠藤篤美:「スケさん。……いや、本当の名前があるのかな」
スケさん:「……ふふ」
遠藤篤美:「本当に、戦わないと、駄目なのかい?」
スケさん:「他に手がかりがあるのなら。……たとえば御剣凌駕さん。貴方は先ほど、自分はUGNの協力者だ」
スケさん:「……だから本来関係はないと、そう言いましたね」
御剣凌駕:「その通り」
スケさん:「遠藤篤美さん、神津島ナギサさん。貴方がたも本来はイリーガルのはずだ——」
遠藤篤美:「まあね」
スケさん:「ならば代わりに、『本来の』UGNエージェントをここに差し出す事ができますか?貴方たちの命を助ける代わりに?」
スケさん:「……それは、無理な相談でしょう。この状況で、迷いなくそう答えられる悪党は多くありません」
神津島ナギサ:「かわりに白川達の命を奪うってのか」
神津島ナギサ:「冗談じゃねえ!」
遠藤篤美:「そういう意味じゃない。そういう意味じゃないんだ」
遠藤篤美:「僕らは、友達になれるかと思って、たんだ……ああ、でも」
遠藤篤美:「君の目的を捨てたら、君は君でなくなってしまう、そういうことだよね」
スケさん:「……その通り。それに貴方だってわかっていることでしょう」
御剣凌駕:「……なるほど。それが『役割』か」
スケさん:「私達は人間ではないと」
遠藤篤美:「もう、無理なんだね」
スケさん:「所詮は人間社会の異物であると。彼らとまったく同じ思考と感情を装うことは、叶わないのだと」
遠藤篤美:「でも、それでも、僕は人間の影真似をしていたいんだ」
神津島ナギサ:「……」
スケさん:「……こうしているうちにも、少しずつ思い出せる」
スケさん:「本当なら、私はこうした戦い方ができていたはずだと。本当なら、このような戦いの中の日常に生きていたはずだと」
スケさん:「本当なら……貴方がたのように、絆を結んだ相手にも……刃を向けることのできる、そんな人格であったと」
神津島ナギサ:「……本当なら?」
スケさん:「……」
GM:手番は行動値4の御剣さん。
神津島ナギサ:「——遠藤」
神津島ナギサ:「真似なんかじゃない。遠藤は人間だよ」
神津島ナギサ:それだけ短く言います。
遠藤篤美:「僕が?」余裕の剥がれた顔で返します。
遠藤篤美:「……ありがとう」
スケさん:「……。いいご友人です」
御剣凌駕:「透明人間殿。一つ問いたい」
御剣凌駕:「貴公は、本心からこの戦いを望んでいるのか?」
スケさん:「何が本心か、というのは難しい質問です」
スケさん:「しかし、貴方がたがまったく無関係の、見知らぬ人であれば、もっと心は楽だったでしょうね」
どどんとふ:「御剣凌駕」がログインしました。
御剣凌駕:「それでも貴公は我々と敵するつもりがある、ということなのだな」
スケさん:相手は透明だ。どのような表情を浮かべているかは誰にも見えない。
スケさん:「——UGNを討つ」
スケさん:「なぜ、どこから、このような役割が現れたのか」
スケさん:「……それを思い出したい。戦う内に、少しずつ鮮明になっていく……もうすぐで」
御剣凌駕:「相、分かった。それが貴公の望む道ならば、全力でお相手つかまつろう」
御剣凌駕:マイナーはなし。
スケさん:「そう願います」ひゅる、と剣を鞘に戻す。
御剣凌駕:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》+《絶対の恐怖》+《神の御言葉》+《アニマルテイマー》+《アニマルアタック》
御剣凌駕:コンボ「魔奏デッドリーウェイブ」を使用。
御剣凌駕:命中判定いきます
御剣凌駕:9dx8+6
DoubleCross : (9R10+6[8]) → 10[1,1,2,2,5,6,7,7,10]+3[3]+6 → 19
スケさん:13dx9+6 ドッジ!
DoubleCross : (13R10+6[9]) → 8[1,1,1,2,3,4,4,4,4,5,5,6,8]+6 → 14
スケさん:このダイス数でも無理か……!
御剣凌駕:こ、こええええ!
スケさん:というか一個もクリティカルしてない!なんだこれ!
御剣凌駕:では、ダメージ。
御剣凌駕:42+2d10
DoubleCross : (42+2D10) → 42+11[3,8] → 53
御剣凌駕:53点の装甲無視です。
スケさん:一撃で倒れます!……《蘇生復活》!
御剣凌駕:顔を伏せ、フルートを奏でる。禍々しく名状しがたい旋律が周囲を満たす。
スケさん:「……!」聴覚に訴える予想外の攻撃によろめくが、
御剣凌駕:「力を借りるぞ、親友」
スケさん:ひゅう
スケさん:その崩れた体重のまま踏み込み、居合いで凌駕を薙ぎにかかる!
御剣凌駕:大地を揺らす地響きだけが透明の男に近付いていく!
GM:—— バ ヂュ!!
スケさん:「!!!」
御剣凌駕:その剣は見えない巨大な何かによって阻まれる。
御剣凌駕:「礼を言う、ブラキオ」
御剣凌駕:「そして——トリケラ!プテラ!ティラノッ!」
御剣凌駕:地鳴りが透明の男のそばまで接近した次の瞬間、その体がまるでトリケラトプスに跳ね上げられられたかのように吹き飛ぶ!
御剣凌駕:宙を舞ったその体がプテラノドンの翼に触れたかのように斬り裂かれる!
スケさん:軽い剣は、透明の巨体に突き刺さったままだ。故に反応は不可能!
スケさん:「うぐっ」
GM:ベシャ!
御剣凌駕:最後に、落下してきた透明な男はティラノサウルスに噛み付かれたかのように砕ける!
スケさん:実体の見えない透明な血液が、バシャバシャと路地裏を濡らす。
スケさん:その中身がどうなっているか、誰にも観測はできないが。
スケさん:ボロボロの着衣だけが、力なく地面に投げ捨てられる。
スケさん:「……」そして、その衣服が、震えながら地面を掻く。
御剣凌駕:「……まだ続けるか?」
スケさん:「……油断している。私はまだ……。本当の私を思い出せていない」
スケさん:「弱くなっている……自分を失っている……」
スケさん:「ごほっ!」
御剣凌駕:「続けようにも、その体では難しいようだな」
スケさん:「……誰かに教えられたことはありませんか?」
御剣凌駕:「何?」
スケさん:「一度討った相手を前に、慢心を見せるのは」
スケさん:「未熟の証と」
スケさん:クリンナップ。《不死者の恩寵》。HPを回復します。
スケさん:4d10+5
DoubleCross : (4D10+5) → 14[1,6,2,5]+5 → 19
御剣凌駕:フルートを学生服の腰に挿し、歩み寄ろとしていたがその言葉に立ち止まる。
スケさん:——ギュル!
スケさん:細い影が糸のように透明な全身を包み、外側から再起動させる!
神津島ナギサ:「……!」
スケさん:「……一つ、思い出した。」自分の手を見つめるような動作を見せる。
スケさん:「貴方がたは、最後まで続けますか?それとも……」
御剣凌駕:「聞こう」
スケさん:ステッキを、本物の杖のように突き、立つ。
スケさん:「……それとも、ここで止めるか。私は目的を果たしました」
御剣凌駕:「貴公次第だな。向かってくるのならば斬り捨てる」
GM:スケさんを一度戦闘不能にしたため、
GM:最後まで倒すかここで戦闘停止とするかは自由に決定できます。
御剣凌駕:「だが、ここで刃を納めるのならばオレも後は追わん」
神津島ナギサ:(……果たした……?)
遠藤篤美:「……何を思い出したの」
スケさん:「……もしかしたら」
スケさん:「会わねばならない存在がいたということを」
神津島ナギサ:御剣の横でこくりと頷く。事件も追わなければならない以上、ここで正体不明のスケさんと殺し合いをする義務はない。
遠藤篤美:同じく。篤美としては、できれば直接やり合いたくはない。
スケさん:「……」御剣と、ナギサを見る。
神津島ナギサ:「あんたは……結局なんなんだ」
神津島ナギサ:「敵なのか?味方なのか?あたしたちの……」
スケさん:「“早贄事件”」
神津島ナギサ:「!」
遠藤篤美:「……」
スケさん:「それを追うものです。いずれ会うでしょう」
御剣凌駕:「貴公の記憶が戻ることを祈っておこう」
スケさん:「……私の本当の使命。きっと、知っている……あれなら、きっと」
スケさん:再び、影に溶けるように散る。
御剣凌駕:「……行った、か」
遠藤篤美:「……さよなら。"スケさん"」ぽつりと呟きます。
御剣凌駕:構えていたフルートを下ろし、学生服の腰に挿す。
神津島ナギサ:「御剣、遠藤。ケガ大丈夫か?」
神津島ナギサ:「ごめん。あたし、包帯とかばんそうこうとか、何も持ってなくて」
御剣凌駕:「オレならば平気だ」
遠藤篤美:「なんとかね」
御剣凌駕:「……遠藤女史。こう言っても難しいかもしれないが、あまり気に病まないことだ」
遠藤篤美:「……うん」
遠藤篤美:「さっきは、ちょっと恥ずかしいところを見せたね」いつもの飄々とした顔に戻っています。
神津島ナギサ:「大丈夫。あたしもさっき、御剣に恥ずかしいところ見られたから」
遠藤篤美:「でも、ありがとう。二人とも。これは本当だよ」
御剣凌駕:「いや、いいさ。お互い様だ。オレも遠藤女史には恥ずかしいところを見られ……」
遠藤篤美:しーっ、と凌駕くんに指を立ててウィンクしましょう。
神津島ナギサ:くすくす笑う。
御剣凌駕:「……まあ、恥ずかしい同士というわけだ」
神津島ナギサ:「御剣の恥ずかしいところ?ねえ遠藤、どんなのだったんだ?」
神津島ナギサ:「全然想像がつかないや」
遠藤篤美:「内緒にしてくれって言われちゃったからなあー」にまにまとしています。
御剣凌駕:「言うな。遠藤女史。絶対に言うんじゃないぞ!」
神津島ナギサ:笑いながら、ちらりとスケさんが居た場所を振り返る。
遠藤篤美:「ふふふ、友情の板挟みだ」
神津島ナギサ:(……恐ろしく強かった。なんなんだ、あいつ)
GM:----
GM:湯津町 路地裏
GM:----
GM:——同じく、路地裏。
GM:弓近いおりもまた、単独で敵の捜査を続けていた。
GM:あの夜の交戦は危機だったが、敵に刻んだ傷口も深い。
GM:一晩経っても、血の痕跡ならば容易に追跡できる。
弓近いおり:「また襲ってくるなら、……どうしましょう」
弓近いおり:幸い、御剣の応急処置とオーヴァード回復力によって、コンディションは保てている。
GM:オーヴァードの再生能力は千差万別。もしかしたら、手当てを受けた弓近いおり以上の回復力を持っている可能性もある。
弓近いおり:「逃げるしかないかしら」 秋果は置いてきたのだ。
GM:電磁ナイフ直撃のショックで停止した心臓の“予備”を仕込めるほどのエグザイル能力者ならば、なおさらだ。
GM:……幸いにもその数時間、“バーデンバーデン”が襲撃してくることはなかった。
GM:そして長い追跡と情報収集の結果として、この数日間の彼の足取りを、ほぼ掴むことができました。
弓近いおり:ヤッター!
GM:▼“バーデンバーデン”について
GM:——弓近いおりが見込んだ通り、彼はただのならず者ではありません。
GM:明確に、組織で訓練を積んだ戦闘エージェントです。
GM:……ならば、何故訓練を経たエージェントが、これまでの襲撃で常に
GM:“単独”で動いていたのか?
GM:情報を拾い続けた結果……その結論として、“バーデンバーデン”は恐らく前衛型のオーヴァード。
GM:本来ならば、情報収集とサポートを専門とする後衛、“インコグニート”と呼ばれる者がいたことを知ることができます。
GM:しかし、そのエージェントは何らかの原因で消えており、今は“バーデンバーデン”一人。
GM:よって、単独で行動せざるを得ない状態でした。
GM:折木家関係者に仕掛けた攻撃は、“捕獲”を目的としたもの。ならば、何故捕獲を試みたのか?
GM:純粋戦闘エージェントに可能な手段で、足りない情報を補うため。“バーデンバーデン”の目的は、情報です。
GM:……何故これほどの劣勢にあって町に留まっているかは分かりません。さらなる調査が必要となるでしょう。
弓近いおり:どこのエージェントかまでは分かりませんか?
GM:そうですね。それにも関わることですが、“バーデンバーデン”の所属に関しては、厳重な監視網らしきものが敷かれています。
GM:具体的には、【精神】で難易度30くらいの判定に成功しなければ分かりません。
御剣凌駕:それはかなり厳しいな。
弓近いおり:フルでバフ掛けても+12
弓近いおり:無理な数字だ……
弓近いおり:妖精の手めいたエフェクトが必要
GM:また、弓近の追跡していた血痕も途中で途切れています。
弓近いおり:まあ、いつまでもは追えないでしょうが……
GM:この行方も、同じ判定をクリアすれば同時にわかるとします。
弓近いおり:なんてこったぜ
弓近いおり:それは別シーンですか?
弓近いおり:それとも情報収集とは別に可能?
GM:別シーンです!情報収集です。
弓近いおり:了解です。
GM:いや厳密には情報収集ではないのですが
GM:手番を使わなければチャレンジできません。
弓近いおり:では、最後に残っていた血痕の位置に立って周りを調べたりする。
弓近いおり:(……流石にいつまでもは追えないわよね。だけれど……)ブラッドリーディングで血の主の情報を読み取る。
弓近いおり:(訓練は受けてる。だけど、あんな異形タイプのエージェントが、市街地での任務を一人でやるわけがない)
弓近いおり:殺し屋時代のデータベース等を漁っても、この辺りで活動するフリーランスの傭兵に彼の名前は無い。
弓近いおり:「複数人のチームだったら、わざわざあんなのが何度も同じ相手の始末に出るわけないし……」
弓近いおり:「」
弓近いおり:「ああんもう、分からないことだらけだわ」
弓近いおり:「情報屋はどこなのよ、もう」
弓近いおり:「…………私だったわ!」
弓近いおり:あくまバデバデ本人の力による逃走経路を確認し、恐らく協力者がいないことを推測。もとのビジネスホテルに帰ります
弓近いおり:そういえば
弓近いおり:倉庫の方に戻ることって出来ます?
GM:ほほー、いい思いつきですね。
弓近いおり:実質逃げてきちゃったし、確認はしておかないと
GM:またも敵遭遇が怖くないなら見に行くがよいでしょう。面白いことがわかるかも。
弓近いおり:まあ真面目な話、バデバデさんはガン逃げすれば攻撃が届かないので
弓近いおり:そこまで怖くねえ! 戻ります。
GM:----
GM:折木別邸 倉庫
GM:----
GM:調査の中で、弓近いおりはあの日の別邸へと戻る。
GM:あの日の交戦を裏付けるように、ここも確かに“バーデンバーデン”の移動経路上にあった。
GM:そして今は人通りの多い昼間。襲撃には向かないタイミングかもしれない。
弓近いおり:(普通に考えれば大騒ぎか、UGNが来てるか……)
GM:……どのみちワーディングを張られてしまえば、関係のない事柄だが。
弓近いおり:(彼が『早贄事件の犯人』なら話は早いのだけど)
GM:では敷地内に一歩踏み入れた途端、違和感に気づけます。
GM:血の臭いがしない。
弓近いおり:(『やってはならないことをした』。……バデバデが儀式殺人目当てのサイコパスじゃない限り……)
弓近いおり:「………?」
GM:もちろん完全に消えているわけではなく、残り香はあります。
GM:……が、痕跡が消去されたように拭い去られている。
弓近いおり:警備などはないんですね?
GM:ありません。最初の侵入時と同じです。
弓近いおり:倉庫まで入ってそれを確かめます。「……どういうこと?」
GM:死体はありません。
弓近いおり:UGNが見つけて隠滅した? それなら警備の一つもないとおかしい。
弓近いおり:ノコノコ自分が戻れるはずがない。
弓近いおり:「串刺しの六人も。……あのバラバラ死体も」
GM:とにかく、あの夜の出来事はなかったかのように消去されている。
GM:血液反応を察知できる弓近いおりでなければ、僅かに残る痕跡にすら気づかなかっただろう。
弓近いおり:ルミノールウーマンと呼んでくれ
弓近いおり:「(偏執的な消し方だわ。そういえば、秋果も最初の死体を見つけた時……)」
GM:実際、秋果の証言と同じ状況です。
GM:あの時も、一日程度の間はあったかもしれません。
弓近いおり:最初に死体を見つけた時、被害者の血液はひととおり回収していますが、それは残っていますか?
GM:手元にある分ならばちゃんと残っていますね。
GM:彼らの存在が幻覚などではないことは、その証拠が示してくれています。
弓近いおり:(バーデンバーデンは孤立兵。少なくとも、昨日の戦闘時点なら、それは確か)
弓近いおり:(私の幻覚でもない。行方不明者と照らし合わせれば、被害者の身元は分かるかもしれないけど)
弓近いおり:「……捧げられた?」
弓近いおり:各地で殺して、一か所に運び集め、それをまた痕跡ごと隠蔽する?
弓近いおり:不合理だ。だったら最初から隠せば良い
弓近いおり:「まさか、ねぇ…………」
GM:----
GM:シーン終了。ロイス取得、調達判定が可能です。
弓近いおり:ロイスはもう取り終わっている。
GM:4人全員可能だぞ!
御剣凌駕:長戸ひかりにロイスを取ろう。ポジティブは好意、ネガティブは不安で。
遠藤篤美:透明の男への感情を親近感/○隔意に変更します。
神津島ナギサ:御剣君のP感情を憧憬から慕情に変更しておきます。
GM:何——ッ!
GM:私は許さないわ!
弓近いおり:手配師を使って振ろう。目標はブルーゲイル
神津島ナギサ:あっ真昼子さん!
御剣凌駕:オレも驚いているところなのだ。落ち着いてくれ、折木女史。
弓近いおり:7dx+3
DoubleCross : (7R10+3[10]) → 9[1,1,3,4,4,6,9]+3 → 12
遠藤篤美:そして応急手当キットを購入します。
弓近いおり:駄目だった
遠藤篤美:4dx+1=>8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 10[5,5,8,10]+8[8]+1 → 19 → 成功
神津島ナギサ:購入、どうしようかな・・・こちらも応急手当キットをねらいます。
遠藤篤美:成功!
御剣凌駕:ああ、そういえばオレもHPは減っていたな。
神津島ナギサ:5dx=>8
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 10[2,5,5,8,10]+7[7] → 17 → 成功
神津島ナギサ:無駄に!
御剣凌駕:応急手当てきっとを買いましょう。
神津島ナギサ:即使用!
神津島ナギサ:4+2d10
DoubleCross : (4+2D10) → 4+15[8,7] → 19
御剣凌駕:8dx+1>=8
DoubleCross : (8R10+1[10]>=8) → 9[6,6,6,7,8,8,9,9]+1 → 10 → 成功
遠藤篤美:使用します。
御剣凌駕:成功。
遠藤篤美:3+2d10
DoubleCross : (3+2D10) → 3+10[6,4] → 13
御剣凌駕:使用する。
御剣凌駕:1+2d10
DoubleCross : (1+2D10) → 1+12[4,8] → 13
GM:では本日はここまで!お疲れ様でした。
神津島ナギサ:はーい!お疲れさまでした!
御剣凌駕:お疲れ様でした!
弓近いおり:お疲れさまでした~
遠藤篤美:おつかれさまです!
どどんとふ:「御剣凌駕」がログアウトしました。
どどんとふ:「神津島ナギサ」がログインしました。
どどんとふ:「弓近いおり」がログインしました。
どどんとふ:「遠藤篤美」がログインしました。
どどんとふ:「御剣凌駕」がログインしました。
どどんとふ:「GM」がログインしました。
どどんとふ:「弓近いおり」がログインしました。
どどんとふ:「神津島ナギサ」がログインしました。
神津島ナギサ:折木の次女について調べたいです!
GM:▼折木眞魚について 〈情報:噂話〉 難易度7
神津島ナギサ:ひくっ
神津島ナギサ:登場します。
神津島ナギサ:神津島ナギサの侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:103->106)
神津島ナギサ:そして眞魚さんについて調べます。情報:噂話。
神津島ナギサ:5dx+1=>7
DoubleCross : (5R10+1[10]>=7) → 7[1,4,6,6,7]+1 → 8 → 成功
神津島ナギサ:ほっ。
御剣凌駕:さすが
GM:では、時系列的としては、真夜子に会いに行く前
GM:本家の邸宅内で眞魚について探っていたとしましょう。
GM:----
GM:折木家
GM:----
GM:折木暦の次女――即ち、真夜子の叔母ということになる。
神津島ナギサ:(話すどころか……会った事すら殆どないけど)
GM:常に床に臥せっていたが、稀に食事を差し入れるナギサに対しても、穏やかに接していた女性だった。
GM:……もちろん、寝室の外で、日中その姿を見ることはない。
神津島ナギサ:(事件の犯人……どころか、事件が起きてる事すら知らないかもしれないけど)
神津島ナギサ:(万が一ってことも、あるよな。とりあえず話だけは聞いておかないと)
神津島ナギサ:折木邸の廊下を歩く。
GM:障子戸の向こうが、眞魚の寝室だ。存在感はほとんど感じられない。
神津島ナギサ:障子戸の前に正座し、中に呼び掛ける。
神津島ナギサ:「あ、あのっ。眞魚さん……ナギサ、神津島です」
GM:…………
神津島ナギサ:「少しだけ話いいかな……いいですか」
GM:返答はない。
神津島ナギサ:「……」
神津島ナギサ:「……?」
神津島ナギサ:「眞魚さん?」 障子戸越しに何か異変は察知できますか?
GM:さすがにこの時間帯には起きていたはずだ。真夜子と違い、誰かを無視するタイプの人間にも思えない。
GM:……異変はない。動くものがほとんどない、という意味だが。
神津島ナギサ:逡巡した後、ごめんなさい、と一声かけて戸を開けます。
GM:折木眞魚の姿はありません。
神津島ナギサ:失礼にはならないように。ゆっくりと開け、
神津島ナギサ:「……え?」
GM:忽然と消失したかのように、最初からいなかった。
神津島ナギサ:きょろきょろと室内のあちこちを見る。
GM:床には薬の袋が落ちている。一週間ほど前の日付。
GM:……いくら、彼女が滅多に会うことのない存在だったとしても
GM:袋の中……今日まで飲むはずだった分の粉薬は、封すら切られていない。
GM:布団すらも綺麗に片付けられている。無人のように整頓されている――
神津島ナギサ:「なんで、だ」
神津島ナギサ:(攫われたならもっと散らかっていてもいいはず)
GM:折木眞魚はかなりの重病者だったはず。
GM:薬を飲まず、床にも就かず、無事でいるはずがない。
神津島ナギサ:(自分から出て行った——?眞魚さんが?そんなわけない!)
GM:――それも、もしかすると、一週間前から。
GM:……いくら、彼女が滅多に会うことのない存在だったとしても
GM:ナギサも含めて……『家族』が消えたことに誰も気づかなかったのか?
神津島ナギサ:「ごはんの差し入れだってあるんだ」
神津島ナギサ:「一週間。なんで誰も……秋果も、真夜子さんも?
神津島ナギサ:「一週間。なんで誰も……秋果も、真夜子さんも?」
GM:片付けられた部屋に一つだけ落ちた薬袋が唯一の痕跡のようにも思える。
GM:その袋の内側……
神津島ナギサ:薬袋を取ります。
神津島ナギサ:綺麗さっぱり片付いているのに、何故これだけが?
-:『知っている』
-:『ヌイクギ』
-:『灯島』
GM:震える鉛筆の文字で書き残されている。
神津島ナギサ:「…………!」 背筋が凍りつく。
神津島ナギサ:「灯島」
神津島ナギサ:半年間目にしていなかった、故郷の名前。
神津島ナギサ:「……関係あるのか?」
GM:この事件は異常だ。
GM:しかし、そうだとしても、これまでナギサが知り得た範囲で――
GM:この島の名前が現れる余地など、なかったはずだった。
神津島ナギサ:居るはずの人間がおらず、関係ないはずの故郷の名前が出てくる。
神津島ナギサ:心細くなって、つい透明のヴェロキラプトルを探す。
神津島ナギサ:一人だという事を認識したあと、立ちあがります。
GM:……折木眞魚は自力で立ち上がる体力すらなかったはずだった。
GM:予感がする。
神津島ナギサ:「……探さなきゃ。眞魚さんを」
GM:彼女がどこかに拉致されたとしたら、恐らく、彼女はもう……この世にいない。
神津島ナギサ:薬袋の日付。もう手遅れ。そんな言葉をぎりぎりで飲み込む。
神津島ナギサ:「眞魚さんを……見つけてあげないと……!」
神津島ナギサ:部屋を走り去ろうとして、
神津島ナギサ:障子戸越しに扉の中に一礼する。
神津島ナギサ:居候のあたしにも優しい言葉をかけてくれた眞魚さんの笑顔を思い出しながら。
神津島ナギサ:戸を閉めて、走り去る。
GM:----
遠藤篤美:では、バーデンバーデンの所属について判定を試みたいです
GM:▼“バーデンバーデン”の所属 【精神】 難易度30
GM:この判定には財産も使えます。
遠藤篤美:財産点ゼロだ!
遠藤篤美:9dx
DoubleCross : (9R10[10]) → 8[1,2,2,3,4,5,5,5,8] → 8
遠藤篤美:はー!!
GM:登場ダイス振ってないですぞ!
遠藤篤美:すみません!!!
御剣凌駕:あ、無形の影使わないんですか?
遠藤篤美:100+1d10
DoubleCross : (100+1D10) → 100+6[6] → 106
遠藤篤美:あああ
遠藤篤美:すいません、ちょっと慌ててました.
弓近いおり:遠藤さんでも素振りで30は無理ですよ!
GM:いえ、登場前だったのでさっきの判定はなしでいいですよ
遠藤篤美:《コンセントレイト:ウロボロス》《無形の影》使用しても構いませんか?
遠藤篤美:大変申し訳ない!
GM:構いません。
遠藤篤美:ではやり直し
遠藤篤美:9dx7
DoubleCross : (9R10[7]) → 10[1,5,6,6,7,8,8,8,10]+10[4,5,7,8,10]+10[1,3,8]+10[9]+2[2] → 42
遠藤篤美:やった!
GM:く、くそ……!突破された……
弓近いおり:うおおー!
御剣凌駕:おお、さすがだ。
遠藤篤美:侵蝕率が5上昇します
弓近いおり:ならば私も出ましょう
弓近いおり:103+1d10
DoubleCross : (103+1D10) → 103+8[8] → 111
弓近いおり:wakatteta
GM:----
GM:湯津町 路地裏
GM:----
GM:――弓近いおりは、さらに追跡行を続けている。
弓近いおり:「…………」不機嫌そうな表情。先程から、同じ場所をぐるぐると回っている。
GM:“バーデンバーデン”。この敵が今回の事件の……残る僅かな穴を塞ぐピースになる気がする。
弓近いおり:「むー」ぷくーと頬を膨らませる。血を追う能力には優れているものの、それだけでは足りない。
GM:ブラム=ストーカーによって探知できる血液は、あくまで生体反応の痕跡。
GM:例えば散布されたレネゲイド痕跡を探索できるエフェクトと組み合わされば、もっと精度を高めることができる。
GM:もちろん弓近いおりがその知識を知っているだけでは、不可能なことだ。
弓近いおり:彼女の感覚はあくまで通常の物質向け。レネゲイド痕跡を探知する能力は欠けるのだ。
遠藤篤美:「……いた。弓近さん」路地裏の入り口、逆光に照らされた影が立っている。
弓近いおり:「……あら」
遠藤篤美:「探してたんだ。そろそろ、情報を共有した方がいいかなって」
弓近いおり:肩越しに振り返る。「遠藤ちゃん。どうしたの?」
遠藤篤美:「ずっと一人にしておくのも、ちょっと心配だしね」
弓近いおり:「そっちにも何か変化があったのね。……だけど、ちょっと待って」
弓近いおり:「んー。あとちょっとで、見つけられそうな気が……ちょっとで! 気がするのよ。気がするわ」
遠藤篤美:「何か手がかりがあったんだ?」近寄ります。
弓近いおり:「バデバデの痕跡よ。血で追ってたんだけど、この辺りで消えてるのよ」
遠藤篤美:「ふうん……」辺りを見渡し
弓近いおり:「何かの痕跡を、完全に消すことなんて出来ないわ」
弓近いおり:「血を流せば薬品が。薬品が蒸発すれば残留物が。それを拭き取れば布が残る」
弓近いおり:「……たぶんレネゲイドでやったんだと思うんだけれど。私、正直、苦手だわ」
遠藤篤美:「布を燃やせば完全犯罪だね。でも、それはなさそうだ」
遠藤篤美:「レネゲイドか。……僕に任せてもらってもいいかな?」
弓近いおり:「出来るの?」
遠藤篤美:「やってみる。何せ僕はレネゲイドビーイング、元はといえばレネゲイドそのものだし」
GM:遠藤さんのレネゲイド特性ならば、僅かなレネゲイドの痕跡……『影を辿る』ことができます。
GM:無論それだけでは完璧な精度にはなりませんが、弓近がここまで集めた情報と合わせることで
GM:より正確に、現在弓近が追っている対象の位置がわかるでしょう。
遠藤篤美:では、目を閉じ、影を痕跡に沿って添わせます。
弓近いおり:「影が……水みたいに」
GM:逃走方向を変えている。何者かの追跡を撒こうとしている。
GM:壁を伝って隣のビルの屋上。さらに2つ飛んだ建物。
遠藤篤美:「……もっと遠く、もっと、もっと先……」
弓近いおり:痕跡をたどる遠藤さんの影を追っていく。
GM:そして再び路地――人目につかぬよう、町の隙間に潜む蜘蛛のように。
弓近いおり:「逃げてるわ。誰から……?」
遠藤篤美:「物陰がお好きかな」ふっと笑います。
GM:レネゲイドと血液の道が途切れた。スパイクを打ち込んだ僅かな痕跡を見つけ、再び辿る。
GM:さらに陰。さらに裏……。
GM:----
GM:湯津町 廃レストラン
GM:----
GM:……そして辿り着く。ガラス窓には『テナント募集』の張り紙が張られている。
弓近いおり:やや息を切らして。「ここ……で終わってる」
GM:商店街の片隅、日常を送る人々は誰も気に留めないだろう。
弓近いおり:窓の隙間から慎重になかを覗きます
GM:施錠されている様子もありません。そして、確実に“バーデンバーデン”はいるでしょう。
弓近いおり:いるのか!
GM:います。勿論発見しますよ!
“バーデンバーデン”:「フーッ……!チィッ!」
“バーデンバーデン”:カチャ
弓近いおり:「!」
“バーデンバーデン”:暗い店の奥に響く呼気と、細いスパイクを義肢のように床に突き立てる音が聞こえる。
弓近いおり:手をかざして遠藤さんを制止する
遠藤篤美:影が動きを止め、静かに弓近さんの後ろに下がる。
弓近いおり:「(ここがアジト? いえ、一時的な隠れ家……?)」
“バーデンバーデン”:「……あの日のヤツか」
弓近いおり:姿を隠すも、バレていることに気付き、窓から両手だけ出す。
“バーデンバーデン”:「そう簡単に……殺されると思うか」
弓近いおり:狐の形に「さあ、どうかしら。通りすがりの狐さんかも。こんこん」
弓近いおり:影絵めいたトボけ方だ
“バーデンバーデン”:「死ね」ジャコン!
GM:一触即発状況!
弓近いおり:「冗談の通じない男の人ね。分かってたけど」
弓近いおり:身体に紅の電荷を纏う。だが二度目の遭遇戦は望むところではない
遠藤篤美:「……っと。ここか」ぱたぱたと影を追って走ってきた篤美本体が追いつきます。
GM:どちらも負傷が深いことは、お互い分かっている。
GM:……だが、戦闘するために追撃してきたのならば、今は弓近が有利だ。遠藤篤美がいる。
弓近いおり:「ねえ、バーデンバーデン」
弓近いおり:「ここで戦うのは私の本意じゃないわ。——結構ギリギリなんじゃない? あなた」
“バーデンバーデン”:「……6人」
“バーデンバーデン”:「ガキが6人殺されている。オマエは無関係なのか?ヘラヘラしている場合か?」
弓近いおり:「関係しているけど、当事者じゃないわ」
弓近いおり:「あなたと同じように」
遠藤篤美:「……」影の手をゆらゆらと不定形にさせ、様子を窺っている。
“バーデンバーデン”:「……」白黒反転した瞳が、暗闇の奥から弓近達を見据えている。
“バーデンバーデン”:敵意に満ちた目だ。だが、まだ構えたスパイクを打つ気配はない。
弓近いおり:「そして、事件の解決を望むものよ。あるいは真相を」
“バーデンバーデン”:「ヤツらは生贄。折木の術だ。あのガキと一緒に動いていて、何も知らないままでいたのか」
“バーデンバーデン”:「連中は……やってはならない事をした。分かってるだろう」
弓近いおり:「へえ、そうだったの。神様でも呼び出す気かしら」
弓近いおり:暗に知っていたことを仄めかす
“バーデンバーデン”:「真面目に」ガシャン!
“バーデンバーデン”:「――答えろ!」蜘蛛めいたシルエットが、数歩分近づく。
“バーデンバーデン”:「オマエも、ヤツらの仲間か?所属はどこだ?」
弓近いおり:「…………」
弓近いおり:「私はフリーよ。《ジ・エレイソン》——世界最高の殺し屋の弟子」
“バーデンバーデン”:「……」ギロリと、後ろの遠藤を睨む。
“バーデンバーデン”:「最初の攻撃を覚えているぞ。オマエは奴らの一味だろう」
遠藤篤美:「所属は、UGNイリーガル」注意深く口を開きます。
“バーデンバーデン”:「……」
弓近いおり:「そうね。今は」遠藤さんを引き寄せる「この子たちと一緒に動いているわ」
“バーデンバーデン”:「………………」
“バーデンバーデン”:「……ふざけているのか」ぼそりと呟く
“バーデンバーデン”:「UGN?UGNだと……?」
遠藤篤美:「まさか。ここで嘘をついて誤魔化す気はないよ」首を振ります。
弓近いおり:眉をしかめる。
“バーデンバーデン”:「……いいか……。俺は最初に名乗った。コードネームは“バーデンバーデン”。聞いた覚えもないのか?」
弓近いおり:「うすうす、思っていたのだけれど……」
弓近いおり:「あなた、もしかして、UGNエージェント? 」
GM:御剣凌駕:「所属か……。世界中あちこち旅していたが、どこかに帰属するということはなかったな。あ、今は日本に戻って少し離れたところにある高校に属しているな」
御剣凌駕:「そうそう、たまにUGNと協力することもある」
“バーデンバーデン”:「……ふざけているのか」
GM:――この時、“バーデンバーデン”は、何に対して『ふざけているのか』と言ったのか。
GM:それは、自分と敵対する存在が、よりによって『UGN』の名を出したことだった。
弓近いおり:「まさか、支部つきじゃないわよね。遊撃兵?」
GM:何故、戦闘へのインタラプトを受け続けながらも、“バーデンバーデン”は……
GM:交戦開始時には常にワーディングを展開していたのか。
GM:戦闘訓練を積んだプロであるとするなら、弓近曰く『プロではない』そういった動きをする理由はひとつしかない。
GM:民間人を巻き込まないため。そういった目的で動いている者である、ということ。
GM:非殺傷の“捕獲杭”。前衛特化型のオーヴァードだとしたなら、そういった攻撃を必要とする者はそもそも少ない。
“バーデンバーデン”:「……それは、俺の方が聞きたいことだ」
“バーデンバーデン”:「オマエら、遊撃兵か……。どこから『UGN』なんて出てきた」
弓近いおり:「『やってはならないことをした』。……倉庫の時、そう言ったわよね」
弓近いおり:「『見てはいけないものを見た』なら分かるのよ。あなたが犯人側としてね」
弓近いおり:「やる? 何を? 血をこっそり取ったこと? そこまで細かいことにこだわる意味は?」
弓近いおり:「それに。そもそも、あなたはどうやって私たちに気付いたの?」
弓近いおり:「簡単だわ。あの時、秋果が連絡していた。——UGNに」
弓近いおり:「…………まあ、その時点なら、あくまで推測にすぎなかったけど」
遠藤篤美:「なるほどねえ……いやはや、すっかり誤読してた」眼鏡を押し上げながら。
弓近いおり:肩を竦める。「ん、そういうだからもう安心して良いわよ、篤美」
“バーデンバーデン”:「まだだ」カチャン
遠藤篤美:「弓近さん、名探偵になれるよ」
弓近いおり:「……まだ何?」
“バーデンバーデン”:「……“インコグニート”が殺られた。俺と分断されて、情報担当のオーヴァードが」
“バーデンバーデン”:「殺ったヤツがこの街にいる。いいか、もう一度聞くぞ。……オマエにだ」遠藤にスパイクを向ける。
弓近いおり:「そう? 照れるわ……」 暢気に遠藤さんに笑みを向ける。
“バーデンバーデン”:「オマエはこの街のUGNイリーガルなのか」
遠藤篤美:「そうだよ。この街に住んで、高校に通ってる」
“バーデンバーデン”:「……クッ、カハハハハハ!!」
“バーデンバーデン”:「ふざけているな……こ、こんなふざけた話があるのか」
弓近いおり:「そう。バデバデちゃん。私、そこが引っ掛かってるのよ」
“バーデンバーデン”:「いいか」遠藤の眼前に、異形の顔面を近づける。
“バーデンバーデン”:「この街にUGNの支部はない」
遠藤篤美:「僕は真面目だよ。学生証を見せたっていい……!」一歩引きます。
弓近いおり:「!」
遠藤篤美:「……何?」
“バーデンバーデン”:「……イリーガルだと?」
“バーデンバーデン”:「オマエらがオーヴァードで、そういう連中を集めた組織があるのかもしれない」
“バーデンバーデン”:「そいつらがUGNを名乗ったとして……それを誰が証明する?」
“バーデンバーデン”:「『イリーガル扱い』の、オマエらに」
遠藤篤美:「…………」目を見開いて黙り込みます。
弓近いおり:『じゃあ、あなたが『孤立』している理由って……」
弓近いおり:UGNエージェントでありながらイリーガルの顔も知らず、支部と連携が取れてない理由。
“バーデンバーデン”:「……分断を受けている。連中は俺を逃すつもりはないんだろう」
弓近いおり:その、前提こそが間違いだった。
“バーデンバーデン”:「情報封鎖を破る奴は、殺られた」
“バーデンバーデン”:「何もかも、敵の支配下だ」
弓近いおり:「……とりあえず杭を降ろしてくれるかしら」
GM:Dロイス「工作員」。UGNエージェントですら、互いに連絡を取れず、弓近達が正体を掴めないほどに。
GM:例えば殺人の痕跡を払拭し、“バーデンバーデン”を追わせないようにしたように。
弓近いおり:「仮にUGNが偽者だとしても、篤美は被害者だわ」
GM:誰からも怪しまれずに、家の中に食い込んでいたように……
GM:……既に、潜んでいる。
遠藤篤美:「僕の……はは、僕は……最初から?」軽くふらつきます。
遠藤篤美:「参ったな。完全にやられてた、ってわけか」
“バーデンバーデン”:「……」杭を下ろす。
“バーデンバーデン”:「……UGNを名乗るクソどもがのさばっているのなら、ソイツらを潰す」
“バーデンバーデン”:「どこだ」
弓近いおり:「酷い話だわ。」篤美さんの頭をぽんぽんと叩く。「……結構大変よねこれ」
GM:GM:実際、ナギサも遠藤も、事件のたびに任務をあてがわれるような、多忙なイリーガルではありません。
GM:逆に言えば任務をこなした数は少ない。イリーガルが駆り出されるような大規模事件が起こってこなかったということでもあります。
GM:――大規模事件は起こっていなかった。事件扱いされる必要がなかった。
遠藤篤美:「本当、参るよ。世間知らずのレネゲイドビーイングをすっかり騙して……ねえ」弱々しく笑います。
GM:そして、イリーガルを動かすこともなかった。動かなければ真相に触れることもない。
弓近いおり:「ステージが変わったわ」
弓近いおり:バデバデさんを背に、よわよわしい様子の遠藤さんの頬を両手で撫でる。
弓近いおり:「それだけの話よ。大丈夫、篤美は何も変わってないわ」
遠藤篤美:「……そう、かな。うん、そうだね。ただ、僕は……」
遠藤篤美:「今、とても怒ってる」ぎゅっと顔を強張らせる。
弓近いおり:「うん。良い反応だわ」手を放して笑う。
“バーデンバーデン”:「……そいつらを潰す!」もう一度吠える。
弓近いおり:「つまりここは、ジャームにまるごと支配された街とか、そういうものと捉えればいいってことよね? バデバデ」
“バーデンバーデン”:「いいか。もう待っていられる段階じゃない。俺も……」ギシッ
“バーデンバーデン”:ツギハギめいた細い肉体を、軋むように動かす。
“バーデンバーデン”:「……回復次第、打って出るつもりでいた。ジャームに支配された街。その通りだ」
弓近いおり:「ジ・エレイソンから、そういうパターンはたまに聞いてたわ」
弓近いおり:「馬鹿。落ち付きなさいよバデバデ」
“バーデンバーデン”:「……。落ち着いていられる理由がオマエにあるのか」
遠藤篤美:「僕にはない」真っ直ぐにバーデンバーデンを見つめます。
“バーデンバーデン”:「連中には強力な情報隠蔽手段がある……!だが今、オマエらと俺が接触し、隠された『生贄』は二度発見された」
“バーデンバーデン”:「隠蔽が綻び始めている。……そうなれば連中は行動する。否応なく」
遠藤篤美:「潰す。そうだね。僕を、それに神津島さんを欺いた奴らに、鉄槌を食らわせてやらないと気が済まないよ」
弓近いおり:「篤美の言う通りよ。動く前にもう二人、味方につけておく子がいるわ」
弓近いおり:「他に、この町のUGNに気付いている人って、いないかしら?」
遠藤篤美:「そうだ。バデバデ君。僕たちは一人のレネゲイドビーイングと接触した」
“バーデンバーデン”:「……」
遠藤篤美:「彼は、『UGNを討つ』ことが目的だと言っていたよ。心当たりはある?」
“バーデンバーデン”:「知らん。インコグニートが生きていたら、そういうことを言うだろうな」
遠藤篤美:「生きていたら……か」
“バーデンバーデン”:「俺は行く。……今更誰も信用できねェ」
遠藤篤美:「わかった。でも、注意しておいた方がいい。彼は、強い」
“バーデンバーデン”:「……」答えないが、僅かに止まることで、忠告を受けたという意思表示をしたのだろう。
“バーデンバーデン”:バ ギ ン ! !
“バーデンバーデン”:レストランの床板を割り、“バーデンバーデン”の姿が射出されて消える。
弓近いおり:「……とんでったわ。……せっかち……」
遠藤篤美:「……ふう」大きく息をつきます。
遠藤篤美:「神津島さんたちに早く伝えないと。……ちょっと気が滅入るね」
弓近いおり:「あんまり気にしたら駄目よ。いざとなったら、みんなまとめて弓近庵に雇ってあげる」
遠藤篤美:「ほんと? それはいいな。情報屋ってのも、興味あるんだ」
弓近いおり:「……本当?」軽口にのられてちょっとびっくり。「人を雇ったことはないけど頑張るわ。あなたは才能ありそうだし」
遠藤篤美:「……今まで、本に籠ってばかりだったからね。もうちょっと外に出なきゃっていうのが、今回の教訓かなって」
弓近いおり:「そうね。——じゃあ手始めに、この町の檻から出てみましょうか」
遠藤篤美:「うん」軽く頷き、一歩を踏み出す。
GM:――『家に取り憑いている怪物を殺してほしい』。
GM:正体が分からない、怪物。
GM:折木秋果の不安は正しかった。それが、弓近の殺すべき敵。
GM:-----
GM:シーン終了。ロイス取得と調達判定が可能です。
神津島ナギサ:遠藤さん達が辿り着いた情報は私は認識できてないので、ロイスは無し。
神津島ナギサ:応急手当きっとを調達します。
神津島ナギサ:きっと・・・
遠藤篤美:ロイスはなし。応急手当キットを購入します
神津島ナギサ:5dx=>8
DoubleCross : (5R10[10]>=8) → 10[2,3,4,8,10]+6[6] → 16 → 成功
神津島ナギサ:そして即使用。
遠藤篤美:4dx+1=>8
DoubleCross : (4R10+1[10]>=8) → 7[2,3,4,7]+1 → 8 → 成功
神津島ナギサ:19+2d10
DoubleCross : (19+2D10) → 19+9[4,5] → 28
遠藤篤美:今使用します。
神津島ナギサ:ほぼ全快!
遠藤篤美:13+2d10
DoubleCross : (13+2D10) → 13+5[1,4] → 18
弓近いおり:バーデンバーデンのロイス内容を敵から馬鹿に
遠藤篤美:うーむ
神津島ナギサ:馬鹿w
弓近いおり:殺し屋の弟子ですが、正義の秘密結社に二回も勘違いで殺されかけた件
弓近いおり:ウオオーッ ブルーゲイル!
神津島ナギサ:このラノベは売れるぞ~
GM:殺し屋の弟子ならなおさら正義の秘密結社に殺されるべきだと思うのですが……?
弓近いおり:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 9[2,4,5,9]+3 → 12
弓近いおり:クソア!
弓近いおり:以上!
GM:最後の大情報が揃った!クライマックスシーンです!
GM:全員登場なのだ。
神津島ナギサ:神津島ナギサの侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:106->116)
神津島ナギサ:う、うわあ
御剣凌駕:89+1d10
DoubleCross : (89+1D10) → 89+10[10] → 99
遠藤篤美:111+1d10
DoubleCross : (111+1D10) → 111+1[1] → 112
遠藤篤美:ほっ
弓近いおり:1d10+111
DoubleCross : (1D10+111) → 2[2]+111 → 113
神津島ナギサ:運を吸われた
弓近いおり:おお、てっきり10出すかと思ったが
GM:----
GM:折木家
GM:----
GM:――折木眞魚は、この家にはいなかった。
GM:いつから?どのように隠蔽されていたのか?
GM:例えば、オルクスやソラリスによる微弱な認識障害かもしれない。しかし、どこから?
GM:そんな大掛かりな芸当を……一体誰が、この折木家に対してできたのか。
神津島ナギサ:「ただでさえUGNの目が光ってるんだ」
神津島ナギサ:「いったい、どこの誰が……」
GM:では、大きな音を立てて廊下を歩く音が近づいてくるのが分かる。
神津島ナギサ:(……そうだ、UGN。流石にこの事は連絡しないと!)
GM:焦っているような動きだ。
神津島ナギサ:ポケットから携帯を取り出しながらそちらを見ます。
神津島ナギサ:ポケットから携帯を取り出し、支部の番号をコールする。
白川真尋:「ナギサちゃん?」
白川真尋:「何があったの?」
神津島ナギサ:「……!!!」
白川真尋:電話の向こうから声。
神津島ナギサ:「白川!」
神津島ナギサ:「よかった。大変なんだ」
神津島ナギサ:「折木の、叔母さま……眞魚さんが」
白川真尋:「……眞魚さんが?」
神津島ナギサ:「眞魚さんがいないんだ。どこにも!布団とかも、全部片付けられてて!」
白川真尋:「ナギサちゃん、あなた自身は、なんともないの?」
白川真尋:「『杭の男』に襲われたりしたわけじゃ、ないのね!」
神津島ナギサ:「うん。バデバデとは会ってないよ」
神津島ナギサ:「かわりにスケさん……いや、これはいいか。とにかくあたしは大丈夫!」
白川真尋:「…………それなら、良かった」
神津島ナギサ:電話に向かってこくこく頷きます。
白川真尋:「落ち着いて、安心して待っていてね。すぐに向かうわ」
神津島ナギサ:「うん、わかった。白川も気をつけろよ」
白川真尋:「ごめんね。ずっと見てあげられればいいのに」
白川真尋:「『杭の男』や……『早贄事件』の処理とか、急な案件が同時に来て」
白川真尋:「ナギサちゃんに何かあったら、って、本当に――」
神津島ナギサ:「ううん、いいんだ。その気持ちだけで」
神津島ナギサ:「と、友達も……えへへ。いっぱいできたからさ」
白川真尋:「そう、よかったわね」
神津島ナギサ:「実は、ずっといっしょに調査してくれてたんだ。だから大丈夫」
白川真尋:「……」
白川真尋:「その報告も聞きたいわ。じゃあ、今向かうわね」
GM:通話は切れる。同時に、後ろの廊下をうろついていた足音も止まる。
神津島ナギサ:「……?」 廊下を振り向く。
神津島ナギサ:「真夜子さん?」
神津島ナギサ:「……秋果?」
折木秋果:「ナギサ、か!?」
神津島ナギサ:「!」
折木秋果:「……姉様は、姉様はどうした」
神津島ナギサ:そっちに駆けよります。
神津島ナギサ:「え、真夜子さんなら学校の前で会って……もうすぐ帰って……」
折木秋果:「そうか……帰りが遅いんじゃないかな」
折木秋果:「でも、学校に行ってたのか。それなら良かった」
神津島ナギサ:「うん。……いや、良くない。良くないんだよ!」
神津島ナギサ:「眞魚さんがいないんだ!」
折木秋果:「……?」
折木秋果:「いや、そんな……何言ってるんだ?ナギサ、ご飯は運んでなかったのかよ!」
神津島ナギサ:一週間前の日付の薬袋をずいと見せます。
神津島ナギサ:実際、ご飯はどうしていたんでしょう?いつもあたしが運んでいた・・・?
GM:いいえ。そんなわけはありません。
GM:家の全員が、「他の誰かが運んでいたはず」「他の誰かが会話していたはず」と
GM:思い込んでいただけです。
折木秋果:「な、んだ……これは」
折木秋果:「これ……どういうことだ」
神津島ナギサ:「わかんないよ、あたしだって……」
神津島ナギサ:「でも、UGNを呼んだんだ。すぐに白川が来るって」
折木秋果:「あ、ああ、そうか。UGNがいた……」思考を切り替えようとするように、頭を掻く。
折木秋果:「そうだ。こういう事件の専門家なんだ。彼らなら解決できる。きっと」
神津島ナギサ:「うん。それに、あたしだってイリーガルだ」
神津島ナギサ:「秋果もあたしの傍から離れるなよ。何かあったら、あたしが守ってやるから」
折木秋果:頷く。
折木秋果:「……姉様も」
折木秋果:「もしかしたら、UGNに相談に行ったのかもしれないな。」
折木秋果:「ここ最近、色々な事があったから」
神津島ナギサ:「……そっか。だから帰りが遅いのかも」
GM:そこで、先ほどとは違う軽い足音が鳴る。
GM:ナギサは分かる。白川真尋のものだ。
白川真尋:「ナギサちゃん!」
神津島ナギサ:「! 白川!」
白川真尋:「大丈夫だった?」秋果には目もくれず駆け寄る。
神津島ナギサ:こちらも駆け寄ります。
神津島ナギサ:「うん、あたしは大丈夫!」
折木秋果:「……!僕は、そうだ」
折木秋果:「ポップレクイエムに伝えてみる。協力してくれるか、分からないけど……」
神津島ナギサ:「あ、そうか」
神津島ナギサ:御剣と遠藤。二人にも連絡しておいた方が良いかもしれない。
白川真尋:「……ナギサは、待って」引き止める。
神津島ナギサ:明らかに犯人がどこかにいて、そいつは折木の人間を何時の間にか連れ去る事が出来るくらい、侵食している……
神津島ナギサ:「ん」
白川真尋:「イリーガルのお仕事として。まずは、報告。でしょう?」
神津島ナギサ:「あ、う……そうだな。ごめん」
神津島ナギサ:「……ごめん。ほんとは全部ないしょにしようと思ったんだ。“関わるな”って言われそうで」
神津島ナギサ:「でも非常事態だし、全部話すよ。ちょっと長くなるけど……いい?」
白川真尋:「ナギサちゃんのこと、心配して言ったのに……いいのよ。知ってることを、おねがい」
神津島ナギサ:これまでの事を全部話します。御剣達と一緒に捜査した事。釘の男、バーデンバーデン。
神津島ナギサ:6人と1体の犠牲者。ジュリエット。真夜子さんと当主の会話。ヌイクギ。
白川真尋:「……」何も言わず、ナギサをそっと抱き寄せる。
神津島ナギサ:UGNを討つという謎の男スケさんに襲われた事。それらもすべて。
神津島ナギサ:「わ」
白川真尋:「……そう。良かった。本当に良かった」
白川真尋:「ナギサちゃんが生きていてくれて」
白川真尋:「……全部、わかったわ。折木家にお邪魔するのは今日までにしましょう」
神津島ナギサ:「……駄目、なのか?ここにいちゃ」
神津島ナギサ:白川を見上げる。
神津島ナギサ:「あたし、真夜子さんと友達になりたくて……なれそうで。だからもうちょっとくらい……」
白川真尋:「……折木真夜子」
白川真尋:「汚らわしいわ。あんな……山師程度の娘が。信じ……られない」
神津島ナギサ:「白川?」
白川真尋:「……本当なら、本当なら、もっとしっかりした家に預けるべきだったわ……」肩が震えている。
白川真尋:「あの女から何を言われたの?死んで当然よ。そう思うわよね」
神津島ナギサ:「え、え?」
神津島ナギサ:「そ、そりゃあまあ、ちょっと苦手だったけど……でもそんな、死んで当然なんて、思った事ないよ」
神津島ナギサ:「どうしたんだ?急にそんな……」
白川真尋:「……出ましょう。この家はもう私達に必要ないわ」
白川真尋:「ねえ――あなたは、もっと大事にされなければならない子なのよ」
神津島ナギサ:「……?」
白川真尋:「準備は整っているわ。大丈夫……次こそ、きっと大丈夫よ」
白川真尋:手を掴み、強引に引こうとする。
神津島ナギサ:「ちょ、ちょっと待って」
神津島ナギサ:「その……本当に、お世話になったんだ」
神津島ナギサ:「最後に挨拶くらい、だめかな」
白川真尋:「駄目よ」
神津島ナギサ:「そうだよ。秋果にだって」 後ろを振り向こうとする。
GM: ……ドザッ
GM:秋果の去った廊下の向こうで、何かが倒れる音がする。
神津島ナギサ:「?」
神津島ナギサ:「秋果?」
白川真尋:「あなたのための居場所は、ここではないもの」
白川真尋:「ホノヒメ」
御剣凌駕:屋敷の扉が開き、学生服の腰にフルートを挿した長身の少年が入ってくる。
神津島ナギサ:「白……川……?」
御剣凌駕:「ここにいたか、神津島嬢」
神津島ナギサ:「!」
神津島ナギサ:御剣の方を見る。
御剣凌駕:「白川女史も一緒か。ちょうどいい。そなたに聞きたいことがあったのだ」
GM:……御剣凌駕の背後。秋果を昏倒させた者が倒されている。
GM:ナギサの知る『UGNエージェント』の一人だ。
白川真尋:「……あなたは」
白川真尋:「何?」硝子めいた瞳に御剣を映す。
御剣凌駕:昏倒させたエージェントのそばから立ち、フルートを腰に挿し直す。
神津島ナギサ:「御剣!おまえ、そ、その人……UGNの人だぞ!」
神津島ナギサ:「バカ!どうしてこんなこと……!」
御剣凌駕:「自己紹介は前にしたと思ったがな。御剣凌駕。竜の道を行く者だ」白川に言う。
御剣凌駕:「ああ、すまない。それはあとで説明しよう。それよりも今は、彼女への質問が先だ」
御剣凌駕:「……少しだけ、昔話をしようか。神津島嬢も聞きたがっていたろう?」
御剣凌駕:ナギサの方を見て言う。
神津島ナギサ:「う、うん。御剣の昔話……聞きたいけど」
神津島ナギサ:不安そうに御剣と白川を交互に見る。
御剣凌駕:「あれはエジプトにいた時のことだった」
御剣凌駕:「そこで発明家兼宗教家だという老人に会い、機械のいじり方を習っていた」
御剣凌駕:「ある日、老人は最終試験だと言ってオレをピラミッドの中に閉じ込めた」
御剣凌駕:「ピラミッドの中には床一面に機械が散らばっていて、壁の火時計が時間を刻んでいた。時間までに脱出できなければ酸素がなくなって窒息死する仕組みだ」
神津島ナギサ:ごくりと唾を飲み込む。
御剣凌駕:「オレはどうにかしようと必死になって床のガラクタを繋ぎ合わせようとしていた。だが、答えは違った」
御剣凌駕:「残り時間もなくなりかけたところでオレは壁にあった火時計の出力を上げて爆発させ、ようやく壁を吹き飛ばした。右腕には酷い大火傷を負ったが、窒息死は免れた」
御剣凌駕:「つまるところ老人はオレにルールの内側にばかり囚われるなと言いたかったのだろう。これみよがしにルールが用意されていれば人はそれ自体には目を向けないものなのかもしれないな」
神津島ナギサ:「なんだそりゃ。ひっどい爺さんだな……」
御剣凌駕:「まあ、おかげで機械いじりは少し上手くなった」
神津島ナギサ:「……いや、でもそれと今の状況、何の関係があるんだよ!」
白川真尋:「――大嘘よ。この男の右手に、そんな後遺症があるように見えた?」
神津島ナギサ:「……」 右手を見る。
白川真尋:「ただの口先だけの詐欺師だわ。ナギサちゃん。世の中にはね」
白川真尋:「こういう、悪い人間がいっぱいいるわ」
白川真尋:「正しい神様から生まれてこなかった人間」
御剣凌駕:「オレからの質問がまだだぞ、白川女史」
白川真尋:「……」
神津島ナギサ:「で、でも……御剣は……」
神津島ナギサ:「い、いいやつで……」 ごにょごにょと語尾が小さくなる。
御剣凌駕:「神津島嬢から彼女のいた島の話を聞いて、どうにも不自然なことがあった」
御剣凌駕:「灯島、だったか。なぜそなたは神津島女史を元いた島から連れ出した?そして、なぜ彼女をわざわざ折木の家に預けた?」
神津島ナギサ:「……」
神津島ナギサ:袋の内側に書かれていた事を思い出す。
白川真尋:「UGNエージェントとして当然でしょう?」
白川真尋:「レネゲイドウィルス感染者の保護よ」
御剣凌駕:「まさか。それならばこんな家でなく、もっといい環境を与えたろう?UGNならばいくらでもそれが可能だ」
御剣凌駕:「……監視対象を、一箇所に集めておきたかったか?」
御剣凌駕:「教えてくれ、白川女史」
御剣凌駕:「そなたたちにとって神津島ナギサにいったいどんな価値がある?」
白川真尋:「……言ったところでわからないでしょうね」
白川真尋:ナギサの両肩に、そっと手を乗せる。
御剣凌駕:「では、UGNを名乗るそなたたちはいったい何だ?」
白川真尋:「この世の何よりも大事なものよ」
神津島ナギサ:「ちょっ……ちょっと待ってくれよ」
神津島ナギサ:「ふたりとも、何の話してるの?」
神津島ナギサ:「だって、白川は白川で、UGNで……御剣は、友達で……」
白川真尋:「……ナギサちゃん。この男は、嘘しか言わないわ」
白川真尋:「折木真夜子と同じようなねじ曲がった心を、レネゲイドで無理矢理通している」
白川真尋:「恐竜の幽霊?」
白川真尋:「幻覚よ。ソラリスシンドロームなら、嘘を信じ込ませることができるのよ」
神津島ナギサ:「な、なんでそんな事言うのさ!」
神津島ナギサ:「御剣はいいやつなんだよ。真夜子さんだって、そんな人じゃなくて……悪い人じゃないんだよ!」
神津島ナギサ:「御剣も、どうしちゃったんだよ。どうして急にこんな……」
御剣凌駕:「そうか。ナギサのためにも、そなたも素直に認めてくれればと思っていたのだがそうもいかないようだ」
白川真尋:「今分かったわ。この男が――“バーデンバーデン”でもなく折木真夜子でもなく、この男が」
白川真尋:「この男が、私達の世界の異物だったのよ」
御剣凌駕:「決定的な証拠があればいいか、白川女史?」
白川真尋:「……」黙して答えない。だが、目が言っている。
白川真尋:『あるはずがない』。
御剣凌駕:「そなたたちが作ったルールは実によく出来ていた。だが、それも既にほころび始めているようだ」
御剣凌駕:「もうじき、そのルールごと砕け散る時間だ」
御剣凌駕:「紹介しよう。『本物の』UGNエージェントだ」
GM:――バ キ ン !!
GM:硬質な衝突音が、白川の背後で響く!
神津島ナギサ:「——え」
白川真尋:「…………………」髪を揺らめかせ、背後を――
白川真尋:――庭の方向を見る。
“バーデンバーデン”:「シィィィーッ…………」
GM:氷の盾とスパイクが衝突して、共に砕けている。
神津島ナギサ:「バーデン、バーデン……!」
白川真尋:「2人だけ?」
神津島ナギサ:咄嗟にバデバデから距離を取る。白川の横から、白川と御剣の間に。
御剣凌駕:「1人で来たのか?それでは少し説得力に欠けてしまうな」
白川真尋:「バカな人達ね。その数で勝てるの?」
神津島ナギサ:「ま、待て……待てよ!なんだよこれ!」
白川真尋:「いいのよ」微笑む。
神津島ナギサ:「なにを……なにを話してるんだよ……!」
白川真尋:「こんな邪魔者は、すぐに死んで、溶けて、消えるわ」
白川真尋:「折木真夜子と同じように、苦しんで死ぬ」
神津島ナギサ:「…………………!!」
神津島ナギサ:「真夜子さんを」
神津島ナギサ:「どうしたッ!」
神津島ナギサ:無数の蒼火球を浮かべ、攻撃準備を行う。
白川真尋:「どうしたの?怒ることないでしょう」頭を撫でる。
白川真尋:「あんな女、消えたほうがいいって思っていたでしょう?」
白川真尋:「当然の末路よ……私達のホノヒメを……」
白川真尋:「……友達だなんて」
弓近いおり:「彼から」
神津島ナギサ:「……白川。おしえて」
弓近いおり:いつの間にか、白川の背後から声がする。
弓近いおり:バーデンバーデンの派手な襲撃に隠れるように、いつの間にか現れている。
弓近いおり:「聞いていたのよ。一番、簡単な見分け方を」
遠藤篤美:「神津島さんは怒って然るべきだと思うね」すっ、と物陰から現れます。
弓近いおり:胸元からスマホを取り出し、ぴっと録音を鳴らす。
弓近いおり:【“バーデンバーデン”:「ガキが6人殺されている。オマエは無関係なのか?ヘラヘラしている場合か?」】
弓近いおり:「見知らぬ相手の死に憤ってたら、そいつは大体、UGNエージェントだって」
弓近いおり:「——で、あなたは誰なのかしら?」
白川真尋:「……」
遠藤篤美:「僕と同じように。いや、もっとかな」視線をナギサさんに向けます。
神津島ナギサ:「……白川。おしえて」
神津島ナギサ:「真夜子さんは?」
GM:ガシン!!
GM:虚空から現れた存在が、弓近に斬りかかる。
神津島ナギサ:「——弓、近!」
弓近いおり:「ーーーーッ!」 こめかみから赤い線を引いて吹っ飛ぶ。
小島聖:「やー、すごいよ」
小島聖:「さすがだな。ご名答。コングラチュレーション。大正解」
弓近いおり:くるくる回りながら、受け身を取って着地。
小島聖:「インコグニートに手一杯だったせいで――学校の磔死体が見つかって」遠藤を横目で見る。
弓近いおり:赤い線は血ではない、雷光。既に纏っている。
小島聖:「長く持たないな―と思ってたけど、ここまで早いか」
小島聖:ヘッドホンをつけた、パーカー姿の少女。UGNの、実働エージェントの一員……と、思われていた。
弓近いおり:「もっと前だと思うわよ」
弓近いおり:倒れている秋果の前に立とう。
折木秋果:「ポ…プ、レク……」
弓近いおり:「私を呼ばれちゃったのが、最大のミスだわ」
弓近いおり:「秋果。——へへ、助けてあげるわ」
小島聖:薄く笑って、壁に寄りかかる。
小島聖:「まあこうして全部バレたわけだけど、準備は大体終わってるんだよね実際」
弓近いおり:「暗殺者らしくないとか、プロっぽくないとか、さんざん馬鹿にしたの後悔させてあげるんだから」
遠藤篤美:「僕は怒ってるよ。珍しく……いや、生まれて初めてかもしれない」白川と小島をゆっくり交互に見ます。
小島聖:「クギヌイの贄を夜晒しにして、呪吏を生む。『巫女』の呼ぶ霊は『依代』に憑いて実体をもつ」
遠藤篤美:「怒りを、ありがとう。僕の人生の根幹を揺るがしてくれて……」
小島聖:「折木眞魚さんは全部喋ってくれたよ。協力的だったなあ。最後はまあ、アレしちゃったけど」
小島聖:「……お」咥えていたロリポップを取り出す。
弓近いおり:「ほーら。篤美まで怒らせたわ。静かな子を怒らせたら怖いのよ」
小島聖:「怒ってんの?遠藤ちゃん。へえーっ、初めて見た」
遠藤篤美:「ふざけるな、ってとこかな。準備が終わってようがどうだろうが、構わないのさ。僕が君たちを、貪る」
遠藤篤美:影はざわざわとざわめき、刺々しいシルエットとなっている。
白川真尋:「……。手を、出さないで。“リーダー”」小島を手で制する。
白川真尋:「4人だけ?知ってるでしょう。篤美ちゃん」
白川真尋:「私達の支部は、人出が……十分、足りているのよ」
GM:庭からの“バーデンバーデン”の射撃支援がない。
弓近いおり:「……バデバデ?」
GM:それどころか、何かがぶつかり合う音が、断続的に庭の方から響き始めている。
GM:小島聖がいつの間にか浸透していた。認識を欺瞞する――FH工作員。
GM:既に折木家は無人ではない。
御剣凌駕:「これは……少々厄介なことになったかもしれんな。援護を期待していたのだが」
白川真尋:「あなた達の始末は彼らがやってくれる。……さあ、行きましょう。ナギサちゃん」
弓近いおり:「あなたたちの目的は何なの?」
GM:庭からの無数の敵意。……包囲されている!
弓近いおり:「神様を呼んで。楽しく一緒にお弁当でも食べたいのかしら」
弓近いおり:包囲に警戒を割り振りながら軽口を叩く。
白川真尋:「正しい神様の世を作りなおすこと」
神津島ナギサ:「…………おねがい、白川。教えて」 白川から距離を取り、まっすぐ目を見る。
白川真尋:「――昔、火の神様が生んだ、正しい一族があったわ」
神津島ナギサ:「…………」
白川真尋:「天孫族と呼ばれた氏族よ。彼らは火と、灯りを奉じた……。いつか自分たちの神様は蘇って、今の神様と代わってくれると」
白川真尋:「……神様がこの世に蘇らない限り、皆は貧しく、世界から見捨てられたままだわ」
白川真尋:「ホノヒメ。そうでしょう?私達を哀れんでくれるのよね……?」
白川真尋:「だからあなただけは、いくら、この世界が嫌だからって」
白川真尋:「……死んではいけないの」
GM:神津島ナギサの6度の脱走のあと、白川真尋は来た。
GM:そのままでは、もしかしたら『世界の外』に逃げてしまうかもしれないと考えた、島の人間は……
GM:神津島ナギサを、新たな『世界』へと逃した。
GM:暗く陰鬱な“島”とは異なる人生で。異なる命を。
GM:……しかし。
GM:何からも逃れられてはいなかった。
神津島ナギサ:「…………」
神津島ナギサ:「…………白川、おねがい。教えて……」 白川から距離を取り、まっすぐ目を見る。
神津島ナギサ:「……真夜子さんは?」
白川真尋:「まだわからないの?」ナギサの目線に合わせるように、腰をかがめる。
白川真尋:優しく微笑む。
白川真尋:「死んだわ。ここに来る前……ヌイクギにするようにね、私が指示してきたの」
白川真尋:「嬉しいでしょう」
神津島ナギサ:「……」 涙が一筋頬を伝う。
神津島ナギサ:“ホノヒメ”ではなく、“ナギサ”と呼んでくれた。
神津島ナギサ:自分を島から連れ出してくれた。
神津島ナギサ:住む場所を用意してくれた。学校の制服の手配をしてくれた。
神津島ナギサ:はじめて見る携帯電話の使い方を教えてくれた。
神津島ナギサ:白川さんのロイスをタイタスにします。
白川真尋:「いつもあなたの事を、大事に思っていたわ。ホノヒメ」
神津島ナギサ:-恩人/白川真尋/信頼:○/不安/ロイス → -/白川真尋/憧憬/嫌悪○/タイタス
小島聖:「フ!面白いよね。……でもこういう面白い奴らが、案外働くんだ」
小島聖:「アタシのセル、人手が必要だからなあ。それに」
神津島ナギサ:「全部……」
小島聖:「……たかが7人か8人くらいが死ぬだけで、神の力が呼べるなんて」
小島聖:「すごい面白いよね」
神津島ナギサ:「——うううあああああああッッッッ!」
神津島ナギサ:他の三人を巻き込む事などお構いなしに火炎の渦を巻き起こす。庭が炎に包まれる。
神津島ナギサ:「ふーッ……ふーッ。ふーッ!」 涙が蒸発して消える。
GM:ド ゴ バ ! ! !
神津島ナギサ:「あたしが……あたしが!全部ッ!灰に……してやる!」
GM:全てを燃やし尽くさんばかりの豪熱で燃え続ける炎!だが――
神津島ナギサ:「あの世で後悔しやがれ!」
御剣凌駕:「構わん。いくらでもやれ。いくらでも怒れ!」学生服の端を焼き焦がされながら言う。
GM:――z__バシ!
GM:ギシ! バチャ!
GM: ガギン!!
弓近いおり:「わっ!? ——ちょっと、ナギサちゃん!」
GM:槍が、銃弾が、茨が、爪が、全周囲から殺到し、その威力を抑える!
遠藤篤美:「うん、怒るといいよ。いっそ気持ちいいや」影で炎から本体をカバーしている。
小島聖:「分からないのか?脳筋神様」
神津島ナギサ:「ふーッ!ふーッ!!」
小島聖:「君らは包囲されてるんだよ。いい?FHエージェントってのはさ」
弓近いおり:あちち、と指先を振りながら飛び離れる。「って、この数……!」
小島聖:「ちゃんとした訓練してるんだ」
小島聖:「一人ひとりが、君たちより上で」
小島聖:「で、それが十何人かな?チェックメイト。そういうこと」
神津島ナギサ:「うるさい!うるさい!うるさい!」
神津島ナギサ:「全部、全部だ!全部!」
小島聖:「ふ、はは!ジャームまですぐかな!そしたら君の願いもいけるじゃないか、“ヒスタッチ”!」
御剣凌駕:ナギサと背中合わせに立つ。
白川真尋:「……そうね」優しい眼差しで、怒り狂うナギサを見つめる。
御剣凌駕:「白川女史。先ほど一つだけ尋ね忘れていたな」
御剣凌駕:「友を欺き人に害を成す貴様らに、オレが怒っていないとでも思ったか?」
御剣凌駕:「オレも、オレの友も、死ぬほど怒り狂っているんだ!」
御剣凌駕:荒々しくフルートを構える。
白川真尋:「どうでもいいわ。あなた達の怒りなんて」気温が低下していく。
白川真尋:「私達の一族の、火灯りさえない悲しみに比べたら――」
御剣凌駕:「オレは、人の命を奪おうとする輩を決して許さん。滅びの運命などもう二度と御免だ」
GM:今度は、全員の照準が凌駕へと向けられる。
御剣凌駕:視線を伏せ、口元にフルートを運ぶ。
小島聖:「あ、そーだ。君は似た能力者だったかなあ」
小島聖:「実はアタシ達、『呼ぶ』儀式だけなら一回テストしてるんだよ」
小島聖:「でも透明だったら、何が来たのかも分かんないよね。……自分の呼んでるものがなんなのかわかってる?」
小島聖:「なんだったんだろうね?」キャンディを咥えたまま、こちらも御剣を切断すべく構え……
スケさん:「――私だ」
GM:ひゅう
御剣凌駕:「分かっているとも。それは滅びだ」
GM:小島聖の横を抜けて、タキシード姿の『透明な』存在が現れ、エージェント達の攻撃を切り伏せた。
御剣凌駕:「貴公たちのな」
スケさん:「その通り。そして」トン
弓近いおり:「?」
スケさん:剣を持たぬ方の腕で抱えていた少女の体を、優しく下ろす。
折木真夜子:折木真夜子。……生存している。
神津島ナギサ:「…………!」
折木秋果:「姉、様」
神津島ナギサ:駆け寄ります。
遠藤篤美:「……スケさん。いや……」首を振る。
神津島ナギサ:「真夜子、さん!」 抱きつく。
弓近いおり:「ん、……だれ?」
スケさん:「……さて」ヒュンヒュンと剣を返す。
スケさん:「私の使命は確か、『UGNを討つ』事でしたね」
御剣凌駕:「前に話したことがあったろう。くだんの、透明人間殿だ」弓近に言う。
スケさん:「幸いにも、ここに十何人でしたか?沢山の仕事がある」
“バーデンバーデン”:「シャア!!」――バギン!!
弓近いおり:「あー。さっきもちらっと篤美が言ってた……本当に味方だったの」
“バーデンバーデン”:射出音の反動とともに、“バーデンバーデン”も地に降り立つ。
“バーデンバーデン”:「……何をやってる!オマエら!」
“バーデンバーデン”:「戦え!殺すべき奴を、殺せ!」
小島聖:「……っ、なんだ……それ」
弓近いおり:「バデバデ。あなた、本当にUGN?」呆れ顔
白川真尋:「……」白川真尋もたじろぐ。あまりにも予想外の援軍。
遠藤篤美:「ああ、彼らが『UGN』だよ」両手を広げます。
スケさん:「……いくらか引き受けましょう。私の仕事を取られるわけにはいかないので」
スケさん:「――そして」顔を向けず、ステッキで弓近を指す。
弓近いおり:「?」
スケさん:「何故、戦場でそんなにもぼんやりしていられるのですか?」
弓近いおり:首をかしげる「私?」
スケさん:「あなたとは初対面ですが、あなたは信じられないくらい」
スケさん:「殺し屋に向いていない」
弓近いおり:「またそれ? なんだか、今回は本当にいろんなひとに同じこと、・・・・・・・・・・・・・・・・・」
スケさん:「やめたほうがいいでしょう。……今、すぐにでも」
弓近いおり:「………………」
スケさん:「では」透明な男は、それだけ言って戦闘の渦に飛び込んでいく。
弓近いおり:「あ!」
弓近いおり:思わずその手に手を伸ばす
弓近いおり:背に
御剣凌駕:「話した通り、変わった人物だろう?」
弓近いおり:「…………なんで?」
折木秋果:「……来た」
折木秋果:「来て、いたんだ」
御剣凌駕:「……弓近女史?」
弓近いおり:凌駕くんを向かずに応える。
弓近いおり:両目の端から涙が零れ落ちる。三カ月泣き腫らしても枯れなかった。
折木秋果:「父様が……頼んだんだ……」
弓近いおり:「なんで。なんで、ここにいるの?」
弓近いおり:「あはは。ねえ! 秋果! 秋果!」
弓近いおり:バチ。バチバチ。————ガガガガガガ!
御剣凌駕:「さあ。役割があると言っていた。大事な使命を果たさねばならないのだと」
御剣凌駕:「……もしや知り合いか?」
弓近いおり:全身から紅の雷が放出される。踊るように、焼き払われた地面を撫でる。
弓近いおり:「ねえ、信じられないわ! いえ、信じるわ! 秋果の、秋果のお父さんのこと!」
遠藤篤美:「もしかして、知ってるのかな。弓近さんは」独り言めいて呟きます。
折木秋果:「現場は作るものだって」
遠藤篤美:「彼の、本当の名前」
折木秋果:「文字通りのことだなんて、思わない、じゃないか……」
弓近いおり:「この世にとうに神はなく! ここに憐みを!」
御剣凌駕:「……彼の名前、か。彼自身、記憶はないがどうしてもやらねばならないことがある気がするのだとそう言っていたのだ」
御剣凌駕:「知っているものが、ここにいたのだな」
弓近いおり:泣きながら笑い、踊る。「——知ってるわ。知ってるに決まってる。彼は私の恩人よ。大好きな人」
小島聖:「……フッ、まったく、白けちゃうよ」
小島聖:庭で続く“バーデンバーデン”と透明な男の猛攻から逃れ、4人の前に現れる。
弓近いおり:「私たちは勝てるわ。何一つ問題なくこの状況を、打ち破れる」
神津島ナギサ:真夜子さんを背に庇い、一歩前に出る。
小島聖:「……やれるよねぇ、“ヒスタッチ”」
白川真尋:「……やれる?」
白川真尋:「やらなければならないのよ」
白川真尋:こちらは最初から、“バーデンバーデン”達を意に介してすらいない。焦点は、ナギサ一人だけだ。
弓近いおり:「やれる? 違うわ。殺られるの」
弓近いおり:「——世界最高の殺し屋と、その唯一の弟子を敵に回して」
弓近いおり:「たとえ神でも、殺されずに済ませる事なんて出来ないわ」
小島聖:「なら試してみよっか?来るよ。神が!」
GM:何かが近づいてくる。悲鳴のような振動が。
GM:――否。悲鳴そのものが。
神津島ナギサ:「真夜子さん、もう大丈夫。何があってもあたしが守るよ」
神津島ナギサ:「あたしは……火の神」
神津島ナギサ:「ホノヒメだ」
“麗しきジュリエット”:「「「アアアアアアアアキィィィアアアアアアアア」「ヒィィィィキ」ガアアァ」コキ「ィィィィク」キィィィィィィ」」」
“麗しきジュリエット”:無数の口が接合されたような異形。
“麗しきジュリエット”:無数の断末魔を記録し奏でるためだけに作り出された、旧日本軍の生体兵器。
“麗しきジュリエット”:「「「キャアアアアア」「アアアァァアアアアア」「ヒイイィギイイイァアアアア」ェェェェェェ」」
GM:御剣凌駕。神津島ナギサ。遠藤篤美。弓近いおり。全ての運命が集まり、戦いが……始まる。