しろい鬼灯をまた灯して

しろい鬼灯をまた灯して

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■Preplay

GM:自己紹介!
GM:PC番号とかありませんが、まずは文月ねむさんからお願いします。
文月ねむ:はい!
文月ねむキャラシート
文月ねむ:文月ねむ、20歳の大学生!
文月ねむ:医学生なので、白衣とか着てたりする。でも身長が低いので小学生に間違われることが多いらしい。
文月ねむ:そんな感じの子です。
文月ねむ:性能はピュアノイ《戦術》《常勝の天才》ジョック。とにかくダイスと攻撃力を上げるから殴ってくれ!
文月ねむ:あと、何かへんな影みたいなやつがいます!
文月ねむ:以上、よろしくお願いします!
GM:では次は森堂くんどうぞ。
森堂左右良:はいさい
森堂左右良キャラシート
森堂左右良:森堂ソウラ、17歳、不良学生概念兵です
森堂左右良:ゲーセン通いであちこちに出没するUGNイリーガル。全体にじゃらつかせたキーホルダーが目印だ。
森堂左右良:能力は《ハロゥズ・パトリオット》。造形物を本物を具現化するモルフェウス/ソラリス能力者で、
森堂左右良:高い創造能力=財産値を武器に、攻撃・防御・支援をほどほどにこなす。
森堂左右良:趣味は面倒事に首突っ込むこと。
森堂左右良:以上!
GM:最後!雨品さんおねがいします。
雨品 みみね:はぁい
雨品 みみねキャラシート
雨品 みみね:雨品巫峰(みみね)、年齢不詳の謎の美女です
雨品 みみね:ある時は遊園地の清掃員、またある時は温泉宿の客、またまたある時は海の家の店員…
雨品 みみね:しかしてその正体は古代種である白蛇のレネゲイドビーイングです
雨品 みみね:戦闘ではキュマイラ・エグザイルの能力を活かした白兵攻撃を行い、さらに《ルーラー》により敵対者を妨害します
雨品 みみね:今回は「一時期信仰の対象になっていた時期がある」、という設定に遂に触れられる予感・・・?
雨品 みみね:以上です。よろしくお願い致します

■トレーラー

その休日、ゲームセンター帰りの森堂左右良は、
法海院と名乗る巨漢が雨品みみねに襲いかかる場面に遭遇する。
折り悪くUGN支部は別件のジャーム事例の応対に当たっており、
その時、雨品みみねの危機に対処できるオーヴァードは限られていた。
――時を同じくして、臨床実習に当っていた文月ねむは、
病院に運び込まれた奇妙な急患の応対に当たることになる。
水口嶺と名乗った少女の体には、蛇のような鱗が生じ始めていた。

ダブルクロス3rd『しろい鬼灯をまた灯して』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

■Opening/01

GM:まずはオープニング。文月ねむさんにご登場願います。
文月ねむ:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 3[3]+31 → 34

某大学病院 大部屋病室

GM:大学病院の3階、病室前。実習は文月ねむ達の班の番だ。
GM:患者と実際に対面し、病状の診察やコミュニケーションなどについて学ぶ必要がある。
教授:「くれぐれも、患者さんに失礼のないように」
教授:「他の生徒との相談はいいが、私語は絶対にしないこと。いいね」
文月ねむ:「は、はい。」
文月ねむ:集団の中で、ひときわ背の低い実習生が唾を飲む。
教授:「私は、診察中に横から口を出したりはしないが、君たちの態度はすべて加減点対象になる」
教授:「手順は先程見せた通りに、肝に銘じて、1つのベッドに2人担当で診るように」
GM:そうして、文月ともう一人の学生は、担当する患者の診察に向かうことになるでしょう。
GM:ベッドに書かれた名は「ミナグチ ミネ」。15歳の女性だ。
文月ねむ:「………。」その名前をちらりと横目で確認し、ベッドのカーテンを開ける。
水口嶺:「……」ショートカットの少女が、身を起こして文月を見る。
医学部生:「おお……カワイイ子でよかったな文月」小声で私語をしてくる!
文月ねむ:「…こんにちは。あなたの診察を担当する、文月ねむです。」医学部生の私語を無視しつつ挨拶する。
水口嶺:「……どうも」ペコリ
水口嶺:「看護師さん?それとも学生とか?」
水口嶺:「いつもの先生と違うし。それに……」怪訝そうな目で、文月の頭から爪先までを見る。
水口嶺:「すごく、ちっちゃいけど」
医学部生:「ぶぷっ!」笑いをこらえる。
文月ねむ:「えと、そうだね……これでも一応、医学生、なんだけど。」
文月ねむ:背後の医学部生を睨みたい気持ちを抑え、できるだけにこやかに対応。
文月ねむ:「ちっちゃくても学ぶべきことは学んでいるから、安心してね。」
医学部生:「ええと、カルテだと皮膚の湿疹?かな?ちょっと、こっちのお姉さんに患部を見せてくれるかな」
水口嶺:「……」とても嫌そうな態度で、自分のシャツの裾に指をかける。
文月ねむ:「……え、と。彼は、後ろを向いていた方がいいかしら?」
水口嶺:「……別に。そういうんじゃ、ないけど」
水口嶺:「気持ち悪いかもしれないから」
文月ねむ:「大丈夫だよ。……見せて、くれる?」
GM:シャツをたくし上げ、胸元まで皮膚を露わにする。
水口嶺:「……ほら」
GM:その白い腹部に、まるで爬虫類の鱗のような模様が走っている。
GM:――そして、事実鱗であるようだった。一枚一枚が整然と並び、艶めいた光沢がある。
文月ねむ:((魚鱗癬……?))
医学部生:「……なんだ?文月。これ……」その場に屈んで、真剣に少女の腹を観察している。
医学部生:「魚鱗癬じゃないな……実際に鱗みたいになってる」
“アスモデウス”:文月の影が微かに蠢く
“アスモデウス”:((蛇憑き、か?))
文月ねむ:((あなたの感覚だと、そう見えるのね。))
文月ねむ:「これが出来たのはいつからかしら?」
水口嶺:「10日……ああ違う、11日前」うんざりしたように答える。
水口嶺:「ねえ、もういいでしょう?別に、治してほしいって言ってるわけじゃないんだから……」
水口嶺:「もう退院させてくれないかな……」
文月ねむ:「……?」
文月ねむ:「どうして退院したいの?」
水口嶺:「どうだっていいでしょ。町で遊びたいだけだよ……」
水口嶺:「……お姉さんには、関係ないし」
医学部生:「ちょっとこれは、先生に聞いてこないと分かんないな」同級生が耳打ちする。
医学部生:「文月、ここ任せてもらっていい?」
文月ねむ:「……うん。」小さく頷く
文月ねむ:((もしかしたら先生にもわからないかもしれない。))
文月ねむ:((こういう、病理学的に不可解な症状を引き起こす”ウイルス”を、私は知っている。))
GM:そうですね。〈知識:医術〉で判定してみてください。
GM:6以上の値が出れば、確信を持つことができます。
文月ねむ:6dx+4 ヒョーッ!
DoubleCross : (6R10+4[10]) → 10[1,3,4,4,7,10]+1[1]+4 → 15

GM:完璧!この症状はレネゲイドによるものと思われます。
GM:アスモデウスが感知したとしてもいいですし、ねむちゃんの素の医療技術で診断して分かったとしてもいいでしょう。
“アスモデウス”:((”もしかしたら”ではない。”間違いなく”、だ。))
“アスモデウス”:影が蠢く。
文月ねむ:((………))自分の影を見下ろす。
文月ねむ:((やっぱり?))
“アスモデウス”:((私の意見では、な。))
水口嶺:「……お姉さん」ふと、何かに気を取られたように窓の方を見る。
文月ねむ:「なにかしら?」はっとして水口さんに向き直る
水口嶺:じっと窓の方を見ている。
文月ねむ:それにつられて窓の方を見る。
水口嶺:パッ
水口嶺:その瞬間、ベッドから跳ぶように、病室から駆け去っていく。
文月ねむ:「ん……?」窓の外には何もない。水口さんに視線を戻すと…「あっ!!」
文月ねむ:急いでそれを追う!病室を飛び出す!
GM:では、少女を追いかけたところでシーン終了です!
GM:オープニングなので当然調達不可。ロイスも後回しでOKです。
文月ねむ:はーい。了解です。こちらはロイス保留で。

■Opening/02

GM:では、次は森堂くんのターン。
GM:ゲームセンターで遊んでいるところからスタートします。
森堂左右良:いえあー!
森堂左右良:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 7[7]+36 → 43

某市 ゲームセンター

森堂左右良:「…………」
森堂左右良:マイイヤホンを耳につけて、画面に集中している。
森堂左右良:上から流れてくる雪崩のような音階に合わせて、両手をめまぐるしく動かしている。
森堂左右良:いわゆる音ゲーだ。画面上部には『PREMIUM』の難易度表示
森堂左右良:やがて、最後の一音が遠くに見え――
森堂左右良:GREAT! GREAT! GREAT! GREAT!    
森堂左右良:「(やべえ、これ行けんじゃねえのk)」 ――――ばすっ
森堂左右良:GREAT! GOOD! ――NORMAL  ――BAD    
森堂左右良:「――っああああああああああああああ」
森堂左右良:曲が終わり、筺体に頭を沈める。 
森堂左右良:評価はS。ステージクリアだが、最上位のSSS成功には到底足りない……。
GM:彼の名は森堂左右良!ゲーセンに入り浸る不良学生である!
GM:今日は休日なので、朝から晩までゲームが可能だ。堕落の宴……!
森堂左右良:「お・・・・・おぼのれェ・・・・・・・」
森堂左右良:「俺のプレミアムアンコールが・・・・・・」
おじいさん:「ホッホッホ、最後の最後に心が乱れおったのう」ギャラリーの一人がゆっくりと拍手しながら笑う。
森堂左右良:「うるせぇやーい。詰が甘いのはお国柄なんだよ」イヤホンを外し、ポケットに手を突っ込む
森堂左右良:ちょうど小銭も切れたところだ。
おじいさん:「どれ……わしにやらせてみい」
おじいさん:「今のお前さんのプレイを見て、興味が湧いた……」なんと、この老人もマイイヤホンだ!
森堂左右良:「はぁ? なんだよ、じいさんがついてけるような・・・」
おじいさん:「ホッホッホ……」
おじいさん:「それは」「どうかな」
森堂左右良:「いや、連コはマナー違反か」大人しく席を譲る。
森堂左右良:「うん?」

GM:NORMAL! NORMAL! BAD! GREAT!
GM:評価B!
おじいさん:「うーむ、やっぱりイマイチじゃのう~」
森堂左右良:「って素人かよ!!」
GM:おじいちゃんとしては確かにすごいが
GM:あんまり大した感じの腕前じゃなかった。
森堂左右良:「そのイヤホンなんだったんだよ・・・・」
おじいさん:「しかし、お前さんのノリの良さ、さすがじゃのう!若いもんはそうでなくてはのう」
おじいさん:「わしもこのゲーセンのゲームを開拓したいと思っておる……初めての町じゃからな」
おじいさん:「一緒に回らんか。コインの方は奢ってやろう。ホッホッホッホ……」
森堂左右良:「はーん。じいさんもなかなかなモンだぜ。ゲーセン、慣れねえと年寄りには雰囲気きついだろ」
森堂左右良:身体を傾け、隣のUFOキャッチャーで商品の置き方を確認してる。
森堂左右良:「(あ、これ取れねえ奴だな・・・・良い位置にあるように見えんだけど)」
おじいさん:「ふーむ、あれは3手といったところじゃな……」
森堂左右良:「いいぜー。今日はもう気力尽きたわ・・・」
森堂左右良:「これとかどうだ? 雑にナマコが襲ってくる射撃ゲーム」
おじいさん:「ホッホッホ……!協力プレイか!いいじゃろう」
おじいさん:「名前を聞いておこう。なんと呼べばいい?」
森堂左右良:「三つコースあるけどどうだ?」 「ん、名前?」 名刺を取り出してぴっと渡す。
森堂左右良:『《ワンコイン・トラブルシューター》 森堂ソウラ』などとポップに書かれた名刺だ。
おじいさん:「フン……ソウちゃんか」
森堂左右良:『※持ちキャラは緑の大地のジャギ』とか書いてある
森堂左右良:「面白そうな相談があったらゲーセンに限らず受け付けてるぜ~」
おじいさん:「面白いことをやっておるようじゃの。……コースは勿論HARDじゃ」
森堂左右良:「よっしゃ分かった」 自分のカードを読みこませて、出てきた四番目の難易度、ベリーハードを押す
森堂左右良:「ファハハーーーー! では、押し寄せるナマコの群れで死ね!」

ボスナマコ:『キューーーーッ!!!』
おじいさん:「うおあああああああ!?」ドンドンドンドンドンドン!!
森堂左右良:「デッサイダーダデーステニーーーー!」 射撃コントローラをめちゃくちゃに撃ちまくる
おじいさん:「ソウ、ソウちゃん!早く換えの弾倉をくれ!」
おじいさん:「もうわしの残りライフは0じゃ!」
森堂左右良:アイテムを取りまくったせいでめっちゃ強化されてる
ボスナマコ:『キュッキューーーッ!!』
森堂左右良:「お前にはまだコンテニューが残ってるだろ・・・」
ボスナマコ:『キュワーーーー!!』謎のシャボン攻撃!
森堂左右良:「連コインという名のナァ~~~~! 」
おじいさん:「ギエーッ死によった!もうこれで1000円じゃぞ……」
おじいさん:「1プレイに4桁使うって、そんな難易度あるのかのう」
森堂左右良:「おらしねーーーー! 俺のプレミアムアンコールを台無しにしてくれやがってーーー!」
森堂左右良:すごく雑に撃ってるので
森堂左右良:正面のシャボンを削りきった直後、画面外から来たやつで死ぬ!
GM:ドカーン!ドカーン!
GM:【GAME OVER】
森堂左右良:「はっ・・・中々やるじゃねえかナマコ」
森堂左右良:「今日はこの辺にしといてやるぜ・・・」
ボスナマコ:『キュワーーーッ!キュワーーッ!』薄暗い画面の向こう側で相変わらずうごめいているナマコ
森堂左右良:「その雑さ、敬意に値する」
おじいさん:「コ、コンティニューするか……?」
森堂左右良:「いや、ヤメだ。たまにはこういう散財もいいもんさ」
おじいさん:「そうしておくかの……。今日はなかなか楽しかったわい」
森堂左右良:「ああ、あんま長居するとじーさんの捜索届が出されちまうもんな」けらけら笑う
おじいさん:「ホッホッホ……失礼なやつじゃの」
森堂左右良:「楽しかったぜ。また出くわしたらよろしく」
おじいさん:「遊んどらんゲームはまだまだあるし、明日もヒマがあれば来るわい。またの」
森堂左右良:「ん、あばよ~」
森堂左右良:「あ、これやるよ。記念に」 ゲーセンの雑なナマコのキーホルダー
おじいさん:「ほう」投げ渡されたキーホルダーを受け取る。
森堂左右良:腹を押すと光るギミックつきだ
森堂左右良:「ゲーム通りに、腹を押すと爆発するから気をつけろ。」
森堂左右良:「冗談だけどな」
おじいさん:「そういえば、オヌシ……キーホルダーをたくさんつけておるのう」
おじいさん:「収集マニアか何かかの?まあ、ありがたくもらっておくわい」
おじいさん:「またの~~」
森堂左右良:「半分趣味で、半分実益だな。じゃーなー」手を振り振り別れる。
GM:では、おじいさんと別れてから10分ほど。
森堂左右良:「くあ・・・・・・・つっかれたな・・・・・」
森堂左右良:「ひさびさにガッツリやった」
GM:ドン! ドン!
???:「……様!……えに……………………!!」
GM:騒がしいゲーセンの外が、さらに騒がしい。
GM:先ほど響いてきた壁を叩く音は、この建物の外壁が叩かれたのだ。
森堂左右良:伸びをしながら、既に出て行こうとしていたところで、それに気付く。
森堂左右良:「台パンか? まだマナー悪い奴がいるもんだな・・・」
森堂左右良:そんなわけないと分かりつつ、外を覗く。
GM:では、そこでシーン終了。
森堂左右良:ういさー
GM:ロイス取得のみお好みで可能。
森堂左右良:謎のじーさん・・・一体何者なんだ・・・・

■Opening/03

GM:次は雨品さんのオープニング。
森堂左右良:ロイスは何もなしでー
雨品 みみね:では登場します
雨品 みみね:37+1d10
DoubleCross : (37+1D10) → 37+1[1] → 38

某市 ファミリーレストラン

GM:どこにでもある、チェーン店のファミリーレストラン。
GM:土地を移るたびに職を転々としている雨品みみねは、ここでアルバイトをしていた。
子供:「あ"――!やだ――!プレミアムチョコケーキじゃないとやなの――!!」
:「だからセットのケーキで我慢しなさいって言ってるでしょ!どうせ食べられなくなるでしょ!?」
:「ほら!セット!ここ!チョコのがあるから!」
子供:「でもこっちのほうがおいしそうなの~~!!」
GM:注文を取りに行った席で親子がもめている。
雨品 みみね:長髪をまとめてポニーテールにし、ウェイトレス衣装を身に纏った姿だ
雨品 みみね:にこにこと笑顔を浮かべながら、客席まで歩いてくる
雨品 みみね:((うー………ん、どうしましょ))
:「いつまでもそれ、持ってないの!もうお母さんが注文しちゃいますからねッ!」
:子供からメニューを奪い取る!
子供:「あ"――!」
雨品 みみね:「…お待たせしました。ご注文をお伺いします」とりあえず接客SMILEだ!
:「すみません、チーズハンバーグセットと、ナポリタンセットと、ドリンクバー2つ」
子供:「プレミアムチョコも~~!!」
:「こらっ!」
子供:「チョコ――ッ!!」
雨品 みみね:これはどっちがお子さんの方でしょうか!
GM:それは聞かないとわからないですね
雨品 みみね:では聞いてみます
雨品 みみね:「はい。ナポリタンセットがお一つ、ドリンクバーがお二つ…」
雨品 みみね:「…お子様の方は、チーズハンバーグセットでよろしいでしょうか?」
:「そうです」
雨品 みみね:「かしこまりました」チラ、と子供の方を見る
GM:やはりチョコケーキを要求しています。
雨品 みみね:「………」
雨品 みみね:伝票を書く手を途中で止め、しゃがんで子供に目線を合わせる
雨品 みみね:「…チョコレート、好きなんだ」
子供:「……うん」
雨品 みみね:「じゃあ…ハンバーグは?」
子供:「好きだけど~」
:「ユウト!お店の人を困らせないの!」
雨品 みみね:母親に微笑み、ユウトくんに視線を戻す
雨品 みみね:「だったら、二つとも楽しんじゃおうよ」
雨品 みみね:「うちのチーズハンバーグはね、上にチーズが乗ってるだけじゃなくて、中にも入ってるの」
雨品 みみね:「ナイフで切ったら、とろ~…り、チーズが出てきてね」
子供:「う……うん……」
雨品 みみね:「熱々のハンバーグと一緒に食べると口の中でもっとトロけて…すっごく美味しいんだから」
子供:「……。ハンバーグに、する……」
雨品 みみね:うんうん、と頷き、さらに耳に口を寄せる
雨品 みみね:「あとね…プレミアムチョコケーキも美味しいんだけど、セットのケーキもあんまり変わらないの」
雨品 みみね:「す…っごく美味しいケーキに、もっと色々足したのがプレミアム、ね」
雨品 みみね:「だから、セットのケーキでも、他のお店のよりずっと美味しいのよ?」
子供:「うん……」
子供:子供はおとなしくなりました。
雨品 みみね:「…これ、みんなにはナイショだから…ね?」ウィンクひとつプレゼント
:「本当に、ごめんなさいね~、うちの子、聞き分けがなくて」
雨品 みみね:「いえ。とてもいいお子さんだと思います」立ち上がり、伝票に最後の品を書き加える
:「ありがとうございます。ウェイトレスさんが手伝ってくれて助かりましたわ」
雨品 みみね:「それでは、料理が出来上がるまでしばらくお待ちください」

雨品 みみね:「ドリンクバーは、あちらのカウンターにコップとお飲み物がありますので、ご自由にお楽しみください」
GM:スタッフルーム内。客からの呼び出しは今のところない。
先輩アルバイト:「……フン。新人のくせに、慣れた対応じゃない。生意気だわ」腕組みをして壁際に立つ先輩ウェイトレス
雨品 みみね:「あ…お疲れ様です」ぺこり、と一礼
雨品 みみね:「その…以前にも、色々やってましたから」
先輩アルバイト:「何ソレ?すぐにこの店をやめるって宣言かしら?」
雨品 みみね:「いいえ!今までの経験を活かして、今はこの職場で」大げさに両手を振りながら否定し
先輩アルバイト:「見てなさい!ここの接客がどういうものか……今日こそはじっくりと見せつけて」
???:「ミミネ様ァァァァァァッ!!!!!」
先輩アルバイト:「きゃっ!」
先輩アルバイト:「な、なによ今の声……?」
雨品 みみね:「……さ、さあ?」
先輩アルバイト:耳を押さえている。
???:「どちらに!!!いらっしゃるのですかッッ!!」
他のアルバイト:「あの、お客様、他の方のご迷惑になりますので……」他の店員が応対している。
???:「ええい!!黙れ黙れ!!」
他のアルバイト:「うわっ!?ちょっと、すごい力ですよこれ!先輩!先輩――ッ!!」
先輩アルバイト:「え、ええ……あたし……?」
雨品 みみね:「あ、あの!あたしが見てきます!」
先輩アルバイト:「――って、さっきの名前……?あっ雨品!あんた!」
雨品 みみね:つかつかと声のする方へ歩いていく
GM:では、雨品さんはスタッフルームから出ていきます。
GM:店の入口前には、山伏めいた格好の2m近い巨漢!
雨品 みみね:((聞き間違い…じゃ、ないわよね、アレ))
???:「ウオオオオオオオ!!!」
他のアルバイト:「ぐえーっ!?ダメだぁ~~っ!!」バターン!
???:「……おお……!」アルバイトを弾き飛ばした男は、顔を上げて雨品を見る。
???:「おお……そのお顔は!」
???:「そのお姿は……ッッ!!!まさしく!!」
雨品 みみね:「あ…あの、お客様?」弾き飛ばされたバイトを横目で追いながら対応!
???:「ミミネ様!このようなところに!」他の客に構わず跪きます。
雨品 みみね:「他のお客様や歩行者の皆様のご迷惑になりますので、店先で、その」
???:「拙者は法海院と申す者!!さあ、あるべき場所へ、お戻りになられませ!!」
雨品 みみね:((ど、どうしよう…前に会った人かしら。どこだろう、覚えてない…))
先輩アルバイト:「ちょっと、ちょっと雨品、どうにかしてよ!」背中に隠れながら小声で囁く。
先輩アルバイト:「あんたの知り合いでしょ!?もうシフトは早退扱いでこっちでなんとかしておくから!」
雨品 みみね:((UFXランド?砂々波海岸?いやでもこの格好にこの口調は…えーっと))
雨品 みみね:頭の中がぐるぐるしているぞ!
雨品 みみね:「えっ、あっ、ハイ!わかりました!」
雨品 みみね:法海院の前にしゃがみ込み、話しかける
雨品 みみね:「あの…とりあえず、ここは目立つので、場所を変えても…?」
法海院:「はっ!無論、ミミネ様に相応しい場ではございませぬ!」
法海院:「さあ、こちらへ!」手を引いてファミレスから連れ去ります。
雨品 みみね:「…一応、今はここが職場なんだけど…あ、ちょっと!?」
雨品 みみね:「す、すいません!後の事、おねがいしまーーーす!」手を引かれるまま連れて行かれてしまう!
GM:では、シーン終了!ロイスも取るかどうかは自由だ。
雨品 みみね:ロイスはとりあえず様子を見ます!以上!

■Middle/01

GM:では、次は合流シーンとして、まずは森堂くんと雨品さん。
森堂左右良:いえさー
雨品 みみね:わっかりました
森堂左右良:1d10+43
DoubleCross : (1D10+43) → 2[2]+43 → 45

雨品 みみね:38+1d10
DoubleCross : (38+1D10) → 38+5[5] → 43

某市 アーケード街

法海院:「さあ参りましょうミミネ様!!しかし、まさか本当に、このような俗界にいらっしゃるとはッ!」
法海院:強い力で雨品さんの腕を掴んだまま、グイグイと引っ張っていく。
雨品 みみね:グイグイと引っ張られていく。当然着替える間などなかったのでウェイトレス姿のままだ
雨品 みみね:周囲の視線がグサグサと突き刺さっている!
法海院:「しかし、耐え忍ぶ時ももう終わりましたぞ!これからは、いつも!この法海院がおります!!」
GM:一般市民からの視線が本当に辛い状況ですねw
雨品 みみね:「あの…そのことなんだけど、耐え忍ぶ…って、あたしが、何を?」
法海院:「……なんと、俗界の穢れすらも苦ではなかったと!?」
法海院:「ガッハッハッハッハ!!さぁすがはミミネ様!!」
雨品 みみね:「ま、まぁ、色々楽しんではいるけど…」
法海院:「しかし、ミミネ様には務めを果たしていただかなければ!ミミネ様も、それをご所望のはず!!」
雨品 みみね:「務め…?」
法海院:「社まではちと遠いですが、これほどの時を耐え忍んでおられたミミネ様ならば、苦でもありますまいッ!!」
法海院:「あるべき場所に還りましょうぞ!」
雨品 みみね:((ああ…やっぱりそっち方面かぁ……))
雨品 みみね:「ちょ、ちょ、ちょっと待って、お願いだから」
法海院:「何か気掛かりなことでもございますかな!」
雨品 みみね:「え、えっとね…そう!じ、実はね!」
雨品 みみね:「あ、あたし、人の世の実情を知るためにいろんな場所を渡り歩いてきたんだけど」そこそこ本当
雨品 みみね:「時には荒事に巻き込まれることもあって…そのせいか、昔の記憶が少しとぎれとぎれな部分があるの」まあまあ本当かも
雨品 みみね:「だから…本当に悪いんだけど、あなたのこと、今は思い出せないの」
法海院:「出会ったことはございませぬ!」
法海院:「しかし、拙者は……ミミネ様を心より信ずる者!」
法海院:「それだけは確かです」
雨品 みみね:「あ、そうなの」えー…という顔
雨品 みみね:「じゃあ…どこで、あたしのことを?」
法海院:「ミミネ様の社!廃れ不在となられましても、この法海院!常に手入れし、参拝を続けて参りました!」
法海院:「いつ、何時ッ!ミミネ様がお戻りになられてもよいようにと!」
法海院:「いつか、いつの日か、必ずと信じッ!!」
法海院:「そして、今日のこの日!感慨無量の念に堪えませぬ!!」
雨品 みみね:「そ、そう…でも、どうしてあの場所が?」
雨品 みみね:((今回はまだ誰にも言ってなかったはずなんだけど…))
法海院:「それはお答えできませぬ!しかし、構わぬことでしょう!」
法海院:「これより、再びミミネ様は神となる!人の信仰を取り戻し、俗界に交わる必要もなし!」
法海院:「さあ参りましょうぞ!」
雨品 みみね:「ちょちょちょちょっと!やめてってば!」
雨品 みみね:振りほど…けるかもしれないが、一般人の可能性がある以上、本気は出せない
法海院:「ぬう……如何なされた!」
雨品 みみね:「いやその…あ、あたしがそういう扱いされてたの、随分と昔だし…」
雨品 みみね:「今の生活も気に入ってるし…仲のいい子も、いるの」
雨品 みみね:「そりゃ、敬ってくれるのは、嫌ってわけじゃない…けど」
雨品 みみね:首を左右に振る
雨品 みみね:「少なくとも今は、そういう立場に戻る気は、無いの」
法海院:「ガッハッハッハッハッハ!」
法海院:「まさか、神たるミミネ様がそのような事を仰るとは!」
法海院:「おもしろい冗談!では向かいましょう!」
法海院:特に抵抗しなければ、このまま街の外まで連れて行かれますね。
雨品 みみね:ならば肉体5の能力値を用いて
雨品 みみね:両脚を踏ん張り、出来る限り相手の手が痛まぬような感じで振りほどきにかかります
法海院:「うおおおッ!!?」
法海院:振りほどかれ、ようやく雨品さんの抵抗が本気だと理解します。
法海院:「ミ……ミミネ様ッッ!!」
雨品 みみね:ある程度浮かべていた笑みは完全に消え、冷たい視線を向けている
雨品 みみね:「…神様を信じるなら、その言葉には耳を傾けるべきね」
法海院:「俗界の中で惑われたか!」
法海院:「なんと……なんという……」
法海院:……ゴスッ!
法海院:背後に負っていた八角棒を取り出し、地面に打ち付ける。危険!
法海院:「ここまで赴き、後には退けぬ!荒行にて鍛えた体!多少強引にでも、戻っていただく!」
雨品 みみね:周囲を見渡す。一般人がいる場では、迂闊に《ワーディング》などのエフェクトは使えない!
法海院:ビュン!ビュン!
法海院:――ゴカン!
雨品 みみね:「…なら、まずはもう一度捕まえてみることね」
GM:傍の建物の壁に、重い八角棒の一撃が打ち付けられる。壁にヒビが入るほどの衝撃!
GM:……いかにこの男が巨体だとはいえ、常人がすぐさま出せるような力ではない。
雨品 みみね:((…ただの人間じゃなさそうね))
法海院:「ミミネ様!お迎えにあがった以上……必ず連れて戻りますぞ!この、法海院がッ!!」
雨品 みみね:「…そんなもの狙ってないで、ここにでもぶつけてみなさい」額をとんとん、と指でつつく
雨品 みみね:一番人気のない方向へ向かって走り出します!追ってきますか?
GM:もちろん追ってきます。
森堂左右良:では、その前に。
森堂左右良:「おまわりさーーーーん」
森堂左右良:と、耳にスマホを当てた姿勢で、二人の間に割り込みます。
法海院:「ヌゥーッ!?」急停止!
森堂左右良:「あーーはい。○○のゲーセンの前っす。はい。なんか鈍器持った僧っぽいやつが、ウェイトレスさん襲ってます」
法海院:「どけい小僧!ミミネ様を……見失ってしまう……!」
雨品 みみね:「ちょ、ちょっとキミ!?」こちらも急停止!割り込んだ人影を振り返る!
森堂左右良:「はい、はい。マジやばげな感じです。壁とか叩いて暴れてるんで」
森堂左右良:軽率に電話しながら、横目で僧を睨んでいる。
森堂左右良:「あ、はい。はい。お願いします」で、電話を切る。
森堂左右良:「状況分かんねえけど、まあでかい男が女性襲ってたら、通報はするよな」
雨品 みみね:「ね、ちょっと、この人、本当に危ないからあなたも逃げた方が…」
森堂左右良:「いや、とりあえずウェイトレスさんのほうこそ逃げて下さいって」
法海院:「小僧~~ッ!!貴様、ミミネ様とこの法海院の間に、割って入るか!」
法海院:「覚悟は!できておろうな!」
森堂左右良:「覚悟ォ? んなもん済ませたよ。今朝起きて歯ァ磨いてたときに」
雨品 みみね:「でもあの人、あたしを追ってきてるから…きみが逃げてくれた方が確実なの」
雨品 みみね:「それに…多分、普通じゃないから。人間の喧嘩じゃ済まないと思う」
森堂左右良:「確実って、いや、それじゃウェイトレスさんの方が危険なままでしょ」
法海院:「――くだらぬ!“木端仏”!見ておるか“木端仏”――っ!」
法海院:「ミミネ様を捕らえよ!!」
森堂左右良:「警察は呼びましたから、ちょっと時間稼げば――」
法海院:裏路地の天に向かって叫ぶ。他に人影はいない……
GM:……否。
GM:ザワ  ザワ   ザザザザ……
GM:路地のどこからともなく、白い紙片が湧き出てくる。
森堂左右良:「おお」
GM:人型に切り取られた小さな紙が、風に舞うように、
GM:しかし明確な指向性を持って、森堂と雨品へと群がりはじめる。
森堂左右良:「うっわ、なるほど、そういうのか」
森堂左右良:「んー。確認するけどウェイトレスさん」
雨品 みみね:「なにこれ?式神…?」
雨品 みみね:「えっと…なぁに?」
森堂左右良:「あんたが実はテロリストで、あいつの神社燃やして逃げてる最中とか、そういうのじゃないよね?」
雨品 みみね:「それをウェイトレス姿でやる人を知ってるんなら教えてほしいわ…もちろん、"NO"よ」
GM:ザザザザザザ――
森堂左右良:「そりゃ確かに」軽く笑い、「信じるぜ」僧に向かって、好戦的に笑う。
GM:無数のヒトガタの群れと、重い八角棒が同時に襲う!
森堂左右良:じゃらんと、小さな円形のキーホルダーを前面に放る。
森堂左右良:「起きろよ愛国者!」 小さなナマコがキーホルダーを媒体に無数に発生し、ヒトガタに衝突!
森堂左右良:爆発して相殺する。
小ナマコ:「キューッ!」
GM:ドゴガカカカカカカッ!!
GM:連続した閃光と爆音が路地裏を照らす!
雨品 みみね:「わっ」ナマコの群れに目を丸くする
森堂左右良:「“ハワイアンパニック” 雑魚敵、シーキューカンバー!」 
森堂左右良:同時に『ワーディング』を展開します。一瞬だけ。
森堂左右良:二人が恐らく倒れないだろうことを確認する。
GM:そうですね。法海院もウェイトレスもオーヴァードです。
森堂左右良:珍しいこともあるもんだなあ~~~
雨品 みみね:本当だな~~~~~
森堂左右良:「で、もいっちょ・・・これ高かったんだぞ、“筺体シリーズ”」
GM:爆炎の上昇気流で吹き上げられたヒトガタは、軌道転換して頭上から襲いかかろうと迫る!
法海院:「ヌオオオオ!この程度の炎、意に介さぬわ――ッ!」一方法海院はなんか普通に突破してくる。
森堂左右良:「ビートパラノイド、プレミアムフィギュア!」 なんか音ゲーで叩く部分の奴を、僧の方に盾として展開。
森堂左右良:「げっ」上の方のやつを見上げる。
雨品 みみね:少年の両肩に手をやり
法海院:「ギャアアーッ!!?」ガシャーン!
GM:勢い良く音ゲー筐体に激突します。
森堂左右良:衝突に合わせてリズミカルな音が出ます。
森堂左右良:BAD・・・ みたいなのが画面に出る。
雨品 みみね:勢いよく地を蹴る!弧を描いた足の一撃でヒトガタを迎撃!
GM:――バチャ!
GM:所詮は薄い紙のヒトガタ!一気に巻き込まれ、叩き落とされます。
GM:敵の第一波は止まった!
雨品 みみね:肩から手を離し、トン、と少年の前に着地する
雨品 みみね:「……………」
雨品 みみね:((スカートでやることじゃなかったわね………))
森堂左右良:「おお、ナイス、ウェイトレスさん!」 翻るスカートを一瞬、目で追いながら指を立てる
雨品 みみね:「ありがと…でも、まさかこんなところで会うなんてね」
森堂左右良:「よし、あいつがビーパラやってる間に逃げとくぞ」
森堂左右良:「手を掴んで路地の方へ先導する。
法海院:「ウオオオオオオ」ゴキギリギャリベギボギギ
法海院:すごい音を立てながら力任せに筐体を解体しつつある。
森堂左右良:BAD!BAD!BAD!
雨品 みみね:「…そうね。今のうちに身を隠しましょ」
森堂左右良:画面に『叩く価値なし』って出て、消える。
森堂左右良:ちなみにナマコや筺体の残骸は粒子になって消えるのでごあんしんください。
GM:では、森堂くんと雨品さんは首尾よく襲撃者から逃れることができました。
GM:どちらか片方だけでは対処できなかったであろう。ナイスコンビネーションだ!

某市 大通り

GM:商店街を抜けて大通りまで来てしまった。
GM:だが、被害者もオーヴァードであり、加害者もオーヴァード。
GM:R事案であることはあまりにも明確な状況。そうであるかぎり、事件の正確な規模は推定できない。
森堂左右良:「よし、ここまで来ればいいだろ。人の目も……」
森堂左右良:「……無い方が良いか?」
森堂左右良:首を傾げて冗談っぽく聞く。
雨品 みみね:「まあ、巻き込まない方がいいのは確かね」
雨品 みみね:「えっと…どうしよう。このあたりのUGNとはまだ連絡とった事ないのよね…」
雨品 みみね:「ね、キミはどう?」
森堂左右良:「ああ、俺は大丈夫っすよ。今連絡取ってます」
森堂左右良:というわけで街のUGN支部に掛けます。
森堂左右良:「いや、巻き込まないっつうか・・・」苦笑する。衣装が目立つことを指摘したつもりだった。
雨品 みみね:「え?」
雨品 みみね:「……………あ」自分の格好を再確認し、間抜けな声が漏れる
森堂左右良:「先に店戻った方が良いかもな、ウェイトレスさん」
雨品 みみね:「…返さなくちゃいけないしね、これ」
森堂左右良:「いくら魅力的とはいえ、お店のウェイトレスさんに手を出すたぁとんだ破戒僧だぜ、っと、まだ掛からないな・・・」
GM:そうですね。なぜか異様にコールを取るのが遅い。
GM:しかし、もう20秒ほど粘るのなら、受話器がとられるでしょう。
UGN支部長:[やあやあ、森堂くん久しぶりだねえ!]電話越しに少女の声が返る。
森堂左右良:「うぃーす、世話になってます。って、この当辺りの担当アンタだっけか」
UGN支部長:[いやー、森堂くんの名前だったから、ちょっと待たせても大丈夫かなーって思って]
UGN支部長:受話器越しに爆音らしきものが聞こえる。
森堂左右良:「で、えーっと、かくかくしかじかかすがかすがで・・・」
森堂左右良:「・・・・なんか今すっげえ嫌な音が聞こえたんスけど」
UGN支部長:[ん?何がだい?我ら最強を誇るチルドレン部隊は現在大変ヒマを持て余しているのだけど]
UGN支部長:[ああ、森堂くんと遊びたいなあ。ウノやモノポリー……次はツイスターもやりたい……]
森堂左右良:「ジャンル飛んだなオイ!」
UGN支部長:[まあ、歓迎するから遊びにきなよ!]
UGN支部長:銃声が聞こえ、叫び声らしきものも遠くから響きますね。
森堂左右良:「ヒマ持て余しすぎて海外の実験番組みたいな音してんぞ」
UGN支部長:[たのしいよ~~~]
森堂左右良:「うわー超行きてえ~~~~」
森堂左右良:「騒動の二重取りじゃなかったら超行ってる~~~~~」
雨品 みみね:((何が起きてるの…))
UGN支部長:[それに、森堂くんには個人的にも……うわっ、きゃっ!?]
森堂左右良:「支部だめそう?」
UGN支部長:[だめそう。ふっざけんな左翼どういう守りしてンだ!!]
UGN支部長:[あたしが直接行ってぶっ殺してやる!そっちのジャーム野郎か!!]
UGN支部長:[うおォォらああああああ!!!!!ギャリゴギバリギギギギギギブツッ]
森堂左右良:「・・・・・・」スマホを耳から離す。
森堂左右良:最後の方の断末魔はウェイトレスさんにも聞こえただろう。
雨品 みみね:死んだの!?
森堂左右良:さあ・・・
GM:死んではないですが、少なくとも通信機は壊れたと思われますね。
雨品 みみね:「・・・あたしもUGNに知り合いは何人かいるけど」
雨品 みみね:「えっと・・・」
雨品 みみね:「個性的な人ね」
森堂左右良:「この支部だめそう」
森堂左右良:「ここの支部、か……」
GM:別の街に移動して、そちらのエージェントに保護を頼むという手はあります。
GM:どちらにせよ、この街を抜けるまでの間か、他の街からの応援が来るまでの間は
GM:自力でどうにかしなければならないということになるでしょう。
森堂左右良:「どうすっかな、これ……できるとすりゃ隣の区に応援頼むとかか」
雨品 みみね:「そうね…イリーガルでも誰か当てがあればいいんだけど」
雨品 みみね:「あたしの方はちょっと…」
森堂左右良:「それ今俺が聞こうとしたぜ」
森堂左右良:「こっちはな……あ、いや、待てよ」
雨品 みみね:「?心当たり、あり?」
森堂左右良:スマホをいじくりいじくり。「一人いるわ。とりあえずその子に頼むかな」
森堂左右良:「年下に頼るってのも格好つかねえけど、頼りになるしな、あの二人……1,5人」
森堂左右良:「じゃあ、まず店に……ん、待った」
雨品 みみね:((いってんごにん・・・?))
森堂左右良:「ウェイトレスさん、あいつに店で襲われた?」
雨品 みみね:「どういうわけか知らないけど、あたしを探して店にまで来てたわね」
森堂左右良:「…………」難しい顔をする。
森堂左右良:「難しい顔になるな……」
雨品 みみね:「難しい顔になってるわね……」
森堂左右良:「……悪い、一旦戻るのナシ」
雨品 みみね:「……ハイ」
森堂左右良:「戦力補充できないとなると、そこ張られてたらヤバい」
雨品 みみね:「これ以上迷惑かけるわけにもいかないしね…仕方ない、か」
森堂左右良:おもむろに、着てるパーカーを脱いで渡す。「よかったら使う?」
森堂左右良:「・・・選択はそなたに任せよう・・・」
森堂左右良:何故か大仰になる。
雨品 みみね:「えーと…」
雨品 みみね:「…いえ、ここはシンプルにこの衣装でいきたいと思います」
雨品 みみね:「お気持ちだけありがたく……」なぜかへりくだる
森堂左右良:「よろしい・・・いえこちらこそ申し訳ない」流石に気恥ずかしいぞ!
森堂左右良:「なんだこれ」
雨品 みみね:「…なんだろうね」思わず笑みがこぼれる

GM:ではシーン終了。ロイスも調達判定も可能。
森堂左右良:調達まで!
森堂左右良:被害者/ウェイトレスさん/庇護:○/不安/ロイス
森堂左右良:調達は・・・ワイヤーウィップにしとくか
森堂左右良:《砂の加護》を使います
森堂左右良:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 9[1,1,4,4,4,5,6,9] → 9

森堂左右良:財産3つかって購入
雨品 みみね:地元?の子/ゲーマー?くん/感謝:○/負い目/ロイス
雨品 みみね:調達は…とりあえず、応急手当
雨品 みみね:2dx>=8
DoubleCross : (2R10[10]>=8) → 6[2,6] → 6 → 失敗

雨品 みみね:くっここは失敗で。以上
森堂左右良:以上!

■Middle/02

GM:では、次の登場は文月さん。
文月ねむ:1d10+34
DoubleCross : (1D10+34) → 5[5]+34 → 39

GM:展開次第で残りの2人も無論登場可能です。

大学付属病院前

水口嶺:「はぁ、はぁ……!!」
GM:病室を脱走した水口嶺は、病院前の通りを走り続けている。
GM:しかし、曲がりなりにも病人で、しかもスリッパ姿だ。文月ねむの体力でも、まだ追いすがれている。
文月ねむ:「まっ……はぁ、けほっ…待って…!」
水口嶺:「や、やだ……はぁ、はぁ」
水口嶺:よろよろと歩くようになりながらも、まだ文月から離れようとしている。
文月ねむ:追いつくことは可能ですか?
GM:できなくもないです。両者グダグダになりながら追いつけるでしょう。
文月ねむ:走りにくいローファーで足が痛くなる。が、
文月ねむ:なんとかスピードを上げて水口さんを止めようとする。
水口嶺:「うう……あぁ、もう、来な、い、でよう……。実習……あるんでしょ、はぁ……」
水口嶺:もう走る体力もなく、ブロック塀に片手を付きながらフラフラ歩いている状況だ。
文月ねむ:「実習とか、そんなのどうでもいいから…!いや、よくないけど…!」
文月ねむ:「今はあなたの方が大事なの!」
水口嶺:「もう……もう、ほんっとに……!」苦しそうに曲がり角の向こうに逃れようとする。
文月ねむ:水口さんの手を取って止めようとした、その瞬間。
森堂左右良:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 7[7]+48 → 55

森堂左右良:「ん」 ぼす、と自分にぶつかってきた少女に気付く。
水口嶺:「ぐっ」小動物みたいなうめきと共にあおむけに倒れます。
雨品 みみね:43+1d10
DoubleCross : (43+1D10) → 43+5[5] → 48

雨品 みみね:「ちょっと、大丈夫?」
森堂左右良:「うお。おい、大丈夫か、なんだよ、怖い破戒僧にでも追われてたか?」
雨品 みみね:少女に駆け寄り、助け起こします
水口嶺:「はーっ、はーっ……」答える気力もないほど疲れきっている。
文月ねむ:「ぜー…はー………って。」
文月ねむ:「森堂くん!?何でここに!?」
森堂左右良:「あ! 文月――――!」
森堂左右良:「マジでここいたかーーーーー! 久しぶりだな――――――!」
“アスモデウス”:「呼び寄せた甲斐があったな。」文月の影が携帯電話を掴んでいる
森堂左右良:水口さんをウェイトレスさんに任せつつ、近づいて手を握る。
森堂左右良:ぐるぐる回る。
文月ねむ:「わわっ…!」
雨品 みみね:「あら、知り合……い?」ぐるぐる回る二人よりも、"影"から目が離せない
文月ねむ:「ちょ、っと、タンマ、ストップ、お願い、今かなり疲れてるから。」ふらふらの状態でぐるぐる振り回されて目が回る。
森堂左右良:「あー悪い悪い、久々だからテンション上がっちゃってさー」
“アスモデウス”:文月の影が人差し指を唇に当てる仕草をする。水口さんを気遣ってのことだろう。
雨品 みみね:こちらも同じジェスチャーで答える
森堂左右良:ひょいと抱えあげて、また降ろす。「あすもんもお久ー。位置教えてくれて助かったわ」
文月ねむ:「あ、森堂君!」頭をぐいと掴んで「その子、事情、知らないから。」
文月ねむ:背伸びするような形で森堂君に囁く
森堂左右良:「あ、普通のね。分かったOK」 
水口嶺:「……」
森堂左右良:大人しく引き寄せられる。「ウェイトレスさん、その子大丈夫?」
文月ねむ:ぱっと森堂君から離れ、水口さんの元へ
雨品 みみね:「…うん。ちょっと疲れてるだけみたい」
水口嶺:「もう……もういいから、寝かせて……」
水口嶺:「病院でも、何でも……どうでも、いいから……疲れた……」
文月ねむ:「…一旦、休める場所に彼女を連れて行きましょう。」外傷がないのを確認し、ほっと一息つく
水口嶺:汗だくの顔を一度拭って、そのまま目を閉じる。
森堂左右良:「病人?」
文月ねむ:「ええ、病人よ。」
“アスモデウス”:「ああ、窮屈だった。」影が蠢き、声を上げる
森堂左右良:「あすもん、お久ー」
雨品 みみね:「さっきはありがとう」"影"に一声
“アスモデウス”:「フフ、久しぶりだ森堂。それと……」
雨品 みみね:「えと…文月さん?はお医者様?」
雨品 みみね:「あ、あたしは雨品。雨品巫峰(みみね)よ。よろしくね」
“アスモデウス”:「ふむ……。」((私と同じ匂いがするな。))文月の影が、雨品さんを見た気がする。
森堂左右良:「あ、雨品サンって言うのか」今更!
雨品 みみね:((ウロボロス…従者?ううん、どちらでも…ない、かな))同じく、さりげなく視線を向ける
文月ねむ:「改めて、私は文月ねむです。え…と、宜しくお願いします。雨品さん。」((綺麗な人だなぁ……))
雨品 みみね:「そういえば言ってなかったね…森堂くん?」
森堂左右良:「めっちゃ申し遅れた。うん、森堂左右良」名刺を渡そう。ワンコイントラブルシューター。
雨品 みみね:「あ、凄い。名刺あるんだ」受け取った名刺をしげしげと見る
森堂左右良:「最近作ったんだよ。とりあえずこの子は、病室に戻してあげりゃ良いのか?」
文月ねむ:「森堂君、彼女もオーヴァード、でいいのかな?アスモデウスが反応してたけど。」
雨品 みみね:「そっちの彼…?はアスモデウスくんね。よろしく」
森堂左右良:「そういうこと。なんか怪しげな山伏のオーヴァードに追われてたもんでさ」
森堂左右良:「UGNも今ちょっと繋がらないから、文月にちょっと手伝って欲しくて」
“アスモデウス”:「そう、我が名は“アスモデウス”!フフ、よろしく頼む。我が同胞よ。」
森堂左右良:「近くに居るってのは、あすもんから聞いてたからさ」
雨品 みみね:「こちらこそ、よろしくね」
文月ねむ:「……この子は支部か、少なくともUGN傘下の病院に入れた方がいいわ。」
雨品 みみね:「…普通の病人じゃ、ないみたいね」
文月ねむ:「彼女の病気は、レネゲイドウイルスに関連している。それが私と」
“アスモデウス”:「この“アスモデウス”の見立てだ!」
森堂左右良:「マジかよ……支部は今、ヤバそうなんだよ。電話掛けたら怪獣大決戦みたいなノリで切られた」
GM:少なくとも、レネゲイド事件扱いとして認められれば、実習を途中で飛び出したこともUGNが上手く処理してくれるでしょう。
GM:R事案への対処は最優先事項。しかし、逆にこれがレネゲイド事件でなければ、卒業が危うい可能性もある……
森堂左右良:結構重大な事情が追加された!
雨品 みみね:こいつぁ大変だ・・・
文月ねむ:かなり大変だった
森堂左右良:まあ医学部の実地研修だもんなあ・・・・・・
GM:とにかく、必修単位のためにも頑張れ!ねむチャン!
文月ねむ:がんばる!
森堂左右良:ねむねむ頭良いんだな・・・
文月ねむ:ノイマンだからね!
雨品 みみね:ノイマンパゥワ
森堂左右良:ノイマンってすごい。僕はそう思った
森堂左右良:「文月、この子、すぐにでも危ないってわけじゃあないか?」
文月ねむ:「それも…わからない。専門的な調査が行える機材があればいいのだけれど…。」
雨品 みみね:「機材…ねえ。うーん」
“アスモデウス”:「立ち話もなんだ。一旦水口嶺をお前の部屋に連れて行った方がいいだろう、ねむ。」
“アスモデウス”:「ここからそう遠くも無い。」
文月ねむ:「外は人目に付くし、ね。」アスモデウスが話しているところを見られるだけでも危険なのだ。
雨品 みみね:「…そうね。こっちも身を隠したかったところだし」
森堂左右良:「家近いのか? こっちも追われる身じゃあるんで、どっかに避難はしたいんだが」
文月ねむ:「家じゃなくてホテル。」
森堂左右良:「家族とかは大丈夫か」
森堂左右良:「って、ホテル? 文月が一人で?」
文月ねむ:「実習よ実習。宿代も学校持ちだから、それなりに広いわよ。」
森堂左右良:「実習・・・・うん・・・・?」
森堂左右良:(…………臨海学校みたいなやつかな……)
文月ねむ:「4人が腰を落ち着けるスペースはあると思うわ。」
森堂左右良:(まあいいや今は関係ないか)
森堂左右良:「じゃあ頼む。作戦考えないとな……悪いな、雨品サン。ちょっとめんどくさくなる」
雨品 みみね:「ううん。こっちこそ巻き込んじゃってるから」
森堂左右良:(中学生で、ホテル泊まらせて、医者の実習・・・?)
森堂左右良:(すごいエリート校なのか文月・・・進学校はすげえな・・・)
文月ねむ:「あなたたちも追われているなら、早くいきましょう。」水口さんを抱え上げ…抱え………抱えられない。
文月ねむ:「んっ………!んむっ……!!」
水口嶺:「うぐぐ、苦しい……」体格差のために苦しい体勢になる!
雨品 みみね:「…あたしがやるわ」
森堂左右良:「ああ、いや俺がやりますよ」
雨品 みみね:水口さんをひょい、と抱え上げる
水口嶺:肉体5の貫禄!余裕で抱え上げられます。
雨品 みみね:「だいじょーぶ。これぐらい任せて」
森堂左右良:「・・・思ったよりパワーあった・・・」
文月ねむ:「ぜー……はー……あ、ありがとうございます。」
雨品 みみね:「それじゃ、道案内はよろしくね」
森堂左右良:「文月も無理すんなって。適材適所なー」背中をさする
森堂左右良:「とりあえず、簡単な事情は行きながら話すわ」
森堂左右良:「とりあえず解決すべきは、追ってくる山伏とこの子の二つか・・・」
雨品 みみね:「…あの人の方は本当、どうしようかしら…」
文月ねむ:「ん……わかった。じゃあ、ホテルはこっちね。」
文月ねむ:文月が今までいた路地から大通りに出たと同時に、
“アスモデウス”:影の蠢きがぴたりと止む。
雨品 みみね:((しっかりしてるんだ………))
森堂左右良:「相変わらずしっかりしてんなあ・・・」
森堂左右良:それについていくぞ

GM:シーン終了。ロイス取得が可能です。
森堂左右良:ウェイトレスさんを雨品巫峰に改修。
雨品 みみね:「ゲーマー?くん」を「森堂左右良」に修正
森堂左右良:知人/文月ねむ&アスモデウス/信頼:○/劣等感/ロイス
森堂左右良:知人よりは友人か
文月ねむ:知人/森堂左右良/○好意/隔意/ロイス
文月ねむ:おお、ではこっちも友人にしましょう
森堂左右良:やったー友達だー
雨品 みみね:お医者さん/文月ねむ/尊敬:○/負い目/ロイス
雨品 みみね:お仲間さん/アスモデウス/親近感:○/負い目/ロイス
文月ねむ:患者/水口嶺/庇護/○不安/ロイス
森堂左右良:そして調達だー
森堂左右良:何か欲しいものありますか?
文月ねむ:そうですね…防具とか欲しいです。
文月ねむ:ちょっとこっちで着ぐるみ狙ってみます
文月ねむ:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 9[4,7,9]+2 → 11

文月ねむ:オゴーッ!失敗!
森堂左右良:任せておけ!
森堂左右良:素振りで良いかな
森堂左右良:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 4[2,2,3,4] → 4

森堂左右良:…………。
雨品 みみね:応急手当を…しつこく!
雨品 みみね:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[7,9] → 9

雨品 みみね:買えたよ!
森堂左右良:また次回でよろしいか
文月ねむ:だいじょうぶです!
森堂左右良:まだ情報あるんで財産は温存したい。
森堂左右良:すまない!
文月ねむ:ありがとう…!
文月ねむ:私は異常です
文月ねむ:以上です
森堂左右良:以上ー
雨品 みみね:こちらも以上です

■Middle/03

GM:それでは、次は情報収集シーン。自由登場で出てきてください。
森堂左右良:1d10+48
DoubleCross : (1D10+48) → 4[4]+48 → 52

文月ねむ:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 1[1]+39 → 40

雨品 みみね:48+1d10
DoubleCross : (48+1D10) → 48+5[5] → 53

某市 ビジネスホテル

GM:水口嶺を連れた3人は、一旦その場を離れ、文月ねむのホテルに退避していた。
GM:大学からの呼び戻しはまだない。別の市のUGNを介した事件連絡が上手く行っているといいのだが……
GM:……そして、このホテルの部屋も、UGNが用意した拠点ではない以上、当然、完璧な安全は保証されていない。
GM:ここで増援が来るまで安全にやり過ごすことは困難。相手の情報を探り、自分から回避に動く他ない。
文月ねむ:がちゃん、とドアの鍵を閉め、念のためチェーンも掛ける。
森堂左右良:(いいとこだな……)ちょっと居辛そうに壁際に立っている。
文月ねむ:そして窓を施錠し、カーテンを閉める。オーヴァードの追跡者にとっては何の障壁にもならないかもしれないが、無いよりはましだ。
文月ねむ:「雨品さん、水口さんをベッドへ。」
水口嶺:「いいから……もう、自分で動けるから……はぁ、けほっ」
雨品 みみね:「そんなこと言わないで。ほら…」
雨品 みみね:水口さんをベッドに横たえる
水口嶺:「これ、誘拐になるんじゃないの……?別に、こんなところに連れてこなくたって……」
水口嶺:「……ほんと、放っておいてくれていいから……普通に、遊びたいだけなの……」
文月ねむ:「…遊びたい?」
水口嶺:「……おかしい?あたしみたいな年頃なら……普通でしょ……」
水口嶺:「ゲーセンとか……大きい、アパレルショップとか、見て……」
水口嶺:「…………なのに、3日もあんな病院で……バッカみたい、もう……」
森堂左右良:「そりゃ楽しいことだけどさ、病人が無理するもんじゃないぜ」
水口嶺:「病気じゃないってば」不機嫌になる。
雨品 みみね:「本人はこう言ってるけど、どうなの?」ねむさんに
雨品 みみね:「って…関係者以外に言っちゃいけないよね」
文月ねむ:「…それは、調べてみないと分らない。」
森堂左右良:「自覚が無いようなのが、一番怖いんだよ」ちょっと厳しめだ
水口嶺:「おあいにくだけど、あたしは完璧に健康です」
水口嶺:「あの病院だって分かってたはずなのに……珍しい症例だから退院させなかっただけよ、きっと……」
文月ねむ:「ね。病気じゃないって言うなら、お話を聞かせて?」
水口嶺:「……」
雨品 みみね:((珍しい…?))
文月ねむ:「体が痛んだりとか、してない?」
水口嶺:「別に……」目を逸らす。
GM:〈知識:医術〉で判定が出来ます。難易度6。
文月ねむ:6dx+4
DoubleCross : (6R10+4[10]) → 9[2,2,4,6,9,9]+4 → 13

文月ねむ:成功です
雨品 みみね:優秀だ
GM:では、水口さんと追いかけっこをしていた文月さんは、分かっていることだった。
GM:やはり、あの鱗状に変わっている腹の部分に痛みがあるはず。
GM:走っている途中で、何度かその部位を気にして、押さえていた。
GM:今も、患者が正直に答える時の言い方ではないことがわかる。
文月ねむ:「……いたいなら、いたい、って言っていいのよ。」
水口嶺:「言ったらまた入院させるの?ほんと、大した痛さじゃないんだよ。だからいいって」
水口嶺:「こんなことしてたら、時間が……」
文月ねむ:「時間…?」
水口嶺:「時間が……じ、時間が、ムダになるでしょ」
雨品 みみね:「……」
雨品 みみね:「何か、約束でもあるの?」
水口嶺:「みんなだって暇人じゃないんだろうし、あたしなんかに構ってても……仕方ないでしょ」
森堂左右良:「何か、リミットでもあるみたいな言い方だな」
水口嶺:「……。この部屋から出してくれるまで、何も話さないから」
GM:これ以上の情報を聞き出すには、〈交渉〉判定が必要です。
森堂左右良:交渉・・・すなわち社会!
文月ねむ:交渉します!
雨品 みみね:ぬう社会・・・
文月ねむ:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[2,4,8] → 8

森堂左右良:あ、難易度は
GM:まだ明かしてなかった……w 10になります。
文月ねむ:あ、聞きそびれました…申し訳ありません。
森堂左右良:砂の加護する!
森堂左右良:セルフ砂の加護して、交渉判定だ
森堂左右良:技能が無いのできついが・・・
森堂左右良:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[1,3,3,6,7,9,9,10]+8[8] → 18

雨品 みみね:めっちゃ交渉した
文月ねむ:すげえ
森堂左右良:よくやった!
GM:では何かを聞き出すといいでしょう。ただ、もちろん彼女が知ることにも限界があり
GM:話したくないところもあるので、別の線から探ったほうが簡単な情報はいくらでもあります。
森堂左右良:ふむふむ。
森堂左右良:「ゲーセン行きたいのか?」
森堂左右良:ベッドの端に屈みこんで、目線を合わせる。
水口嶺:「……何?ゲーセンに行きたいと変なの?」敵意のある目だ。
森堂左右良:「いや、気ィ合う思ってさ」ポケットからじゃらじゃらと、それ関連のフィギュアやら人形やら取り出していく
水口嶺:「……!」
水口嶺:「こ、これ、UFOキャッチャーとかで取れる……」
水口嶺:「取れる……やつ」
森堂左右良:「この辺のゲーセンなら、一通り制覇してっからな」自慢げだ
水口嶺:「すごい……あなたが取ったの?」
森堂左右良:「この程度で店員の手は借りねえよ」かははと笑う。
水口嶺:「ゲーセン……その、都会のやつは、システムとか進化しててすごいって」
水口嶺:「なんか、ニュースで見たことあるんだよ……体の動きをセンサーで見てて、画面でゲームできるやつがあるって」
水口嶺:「やってみたいなって……思っててさ……」
森堂左右良:「知りたいならいくらでも連れてってやるさ。俺も人口は増やしてえし」
森堂左右良:「ただ、そういうのやるなら、きちんと病気は治してからな」
水口嶺:「だから、これは……これは、大したことないじゃん」
水口嶺:腹を押さえる。
森堂左右良:「バカお前、ゲーセンなめんなよ」
森堂左右良:「万全の状態じゃなきゃ、本気で楽しめねえよ」
水口嶺:「服、脱がないとわかんないし……別に、皮膚がどうでも、誰にも言われないでしょ」
水口嶺:「いいよ。そういうのは……眺めてるだけでもいいし……」
雨品 みみね:((皮膚……))
森堂左右良:「体力ないと、音だけで消耗しちまうよ。……」
森堂左右良:「……その病気さ、何か罹るきっかけとかあったのか?」
水口嶺:「だからさ!楽しめる体力があるうちに!……あっ」
文月ねむ:「…………。」
雨品 みみね:「時間……ね。そういうこと」
森堂左右良:「……名前なんだっけ?」
森堂左右良:水口さんに。
水口嶺:「……………」
水口嶺:「……水口嶺」
森堂左右良:「俺は森堂左右良。そっちのしっかりしてる子が文月ねむちゃんで、」
森堂左右良:「こっちのウェイトレスさんが雨品みねねサン」
雨品 みみね:「遅くなっちゃったけど、よろしくね」にこり、と微笑む
文月ねむ:「さっきも言ったけど、よろしくね。」ぎこちなく微笑む
森堂左右良:「何を諦めてるのか。もうちょい、事情とか、話してくれねーかな」
水口嶺:「何……いきなり改まって、気持ち悪いよ」
森堂左右良:「言っとくが、この二人は良い奴だぞ」
文月ねむ:「話してくれたら、それを治せるかもしれないの。」
文月ねむ:「原因に心当たりがあるから。」
水口嶺:「……違う。治してほしくなんかない」冷たい声で呟く。
水口嶺:「あなた達は、善意であたしを助けようとしているかもしれないけど、そういうことじゃないんだよ……」
文月ねむ:冷たい声に一瞬びくっと震える。
水口嶺:「……ほんとにいい人なら、あたしのやろうとしてる事を聞けば」
水口嶺:「そのまま帰してくれる?」
森堂左右良:「んー……」
雨品 みみね:口に手を当て、目を細める
森堂左右良:「俺らがお前を解放したとして」
森堂左右良:「水口は何をどうしたいの?」
森堂左右良:「ウィンドウショッピングして、ゲーセン外から見て、それで終わりか?」
水口嶺:「……言った通りだって。他になにもしないよ」
水口嶺:「それとも、悪いことをしそうに見えるから、あたしを軟禁してるの?……そうじゃないと思ってたけど」
森堂左右良:「そのままゲーセン行ってぶっ倒れた水口が、それで悪化してまた病院に戻ってきたら寝覚めが悪いだろ」
水口嶺:「……ふ。それはないよ」
水口嶺:「たぶん、次は、別に連れて帰る人が来る」
雨品 みみね:「別に…?」
森堂左右良:「…………」
“アスモデウス”:((別に連れて帰る人、か))
水口嶺:「……」そのまま寝返りを打つように壁のほうを向いて、
水口嶺:目を閉じます。
森堂左右良:「……あ、寝た」掛け布団を整えてあげよう
雨品 みみね:「相当消耗してるのは確かね…」
文月ねむ:「……森堂君、ありがと。」浮かない顔で水口さんを見ている。
森堂左右良:「ん、何がさ」
森堂左右良:難しい顔をしている。
森堂左右良:「これはまた難しい顔をせざるをえんな・・・」
文月ねむ:「私が話しても、心を開いてくれなかったから。」
森堂左右良:「いや、文月はちゃんと相手のこと考えてただけだろ」
文月ねむ:「……そう、かな。」
森堂左右良:「たまたま趣味っつか、モチベが合っただけだ。頑張ってるのは文月の方だよ」
雨品 みみね:「今回は、上手く気持ちが伝わらなかっただけよ。きっと」
森堂左右良:(無償の善意とか示せねーからなー俺は)
文月ねむ:「……ありがと。」もう一度お礼を言って、わしゃわしゃと両手で髪を掻く。
GM:まだ、情報収集は可能です。手番が残っているのは雨品さん。
GM:調べたい項目を提示すれば難易度を出します。
森堂左右良:「雨品サン、あんたはさ」
雨品 みみね:「?なぁに?」
森堂左右良:「いや、待たせて悪いって言いたかった。あの山伏があるだろ」
森堂左右良:「俺としては、先に隣の区まで送りたい」
文月ねむ:「そうね、そっちのことも調べなきゃ。」
“アスモデウス”:「ここもいつまでも安全とは限らないしな」
法海院の追跡精度について 〈情報:噂話〉〈知識:レネゲイド〉 難易度:8
雨品 みみね:「ええ…いつまでもここにいると、この子にも迷惑がかかるし」
雨品 みみね:ではその追跡制度について、噂話で振ってみますぜ
雨品 みみね:2dx+1>=8
DoubleCross : (2R10+1[10]>=8) → 9[7,9]+1 → 10 → 成功

雨品 みみね:やた
森堂左右良:流石
GM:では、みみねさんにも推測できます。
文月ねむ:やった!
法海院自身は、見たままの直情的傾向。恐らく、彼単独であれば
このホテルに辿り着く可能性も少ないはず。やりすごすことができます。
ただ、雨品さんと森堂くんは、路地裏での戦闘に割って入った「式神使い」の存在を知っています。
法海院のブラフでなければ、あの術は、他の地点にいた別の術者による攻撃。
式神使いの本領は、細かく、隠れ潜みながら行動できる式を活用した、広域高精度の情報収集にあります。
ホテルで待っていれば、あるいは他の市への移動中にも、式神使いには捕捉されると考えた方がいいでしょう。
潔く迎え撃つか、術の特徴から使い手を絞り込むことが必要。
以上です。
雨品 みみね:「ただ、あの人だけならまくのも出来るだろうけど………"木端仏"の方が気になるわね」
雨品 みみね:「あの紙人形、とても仏像には見えなかったし…少なくとももう一人、あたしを狙ってるのは確かね」
森堂左右良:「え、あれ別の術者だったのか」
森堂左右良:「てっきり山伏のサブ技能かと思ってた」
雨品 みみね:「言っちゃ悪いけど…あの力押しと式神の制御、両方やれるようにはとても見えないわね」
雨品 みみね:「あと、自分で出来るならわざわざ他人に呼びかけるようなこと、するとも思えないし」
“アスモデウス”:「直情径行の山伏と老獪な“式神使い”か!フフ、面白い。」
森堂左右良:「…………そりゃそうだ。もしかして割と戦歴豊富か、おねえさん」
雨品 みみね:「まあ……それなりに、ね」
“アスモデウス”:「ハハハ、そうだろう、そうだろうな!」
雨品 みみね:「…あれだけの数を戦闘で使える以上、偵察もお手の物…と考えるのが普通ね」
雨品 みみね:「だから、ここにいても移動しても、見つかるのは時間の問題だと思うわ」
“アスモデウス”:「打って出るか?おびき寄せるか?」
雨品 みみね:「そうね…まあ、あたしが一人で逃げるのが確実なんだけど」
雨品 みみね:「他の人を巻き込まない場所に行く前に捉まっちゃうかも」
森堂左右良:「……他の人を巻き込まなきゃ捕まって良い、みたいなこと言うなよな」
雨品 みみね:「別に、好きにされる気は全然ないわ。ただ…」
森堂左右良:「ただ?」
雨品 みみね:「今回は、本当に私が原因みたいだから…いつも以上に、気になるのよ」
雨品 みみね:「…あなた達を巻き込んで、本当に悪いと思ってる」
文月ねむ:「それは、お互い様ですよ。」
文月ねむ:「わたしも、水口さんの件で二人に頼ってるし…。」
森堂左右良:「俺は巻き込まれるのは大好きだ」
文月ねむ:「私とアスモデウスも雨品さんの件を手伝う。雨品さんと森堂君も水口さんの件を手伝う。」
文月ねむ:「それで、いいんじゃないですか?」
森堂左右良:「好きでやってることだから、謝る必要はないし、ついでに言えばあんたを途中で放り出す気もない」
雨品 みみね:「………そう言ってくれると、少しは気が楽になるわ」
雨品 みみね:「二人…いえ、三人とも………ありがとう」
“アスモデウス”:((それに、この事件が一つの線で繋がっていないとも限らんしな。))

GM:全員の手番は終了したため、シーンはここで終了。
GM:ロイス習得が可能。まだ次シーン以降で情報収集に奔走する時間はあります。
GM:調達判定も可能だ!
森堂左右良:ロイスはなし。調達は再度キグルミだ。
森堂左右良:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[4,6,7,10]+3[3] → 13

森堂左右良:よし! 財産1使って購入!
文月ねむ:調達!ジェラルミンシールド!
文月ねむ:3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 10[2,9,10]+2[2]+2 → 14

GM:こいつらブルジョアだなー
雨品 みみね:ボディーアーマーに挑戦
雨品 みみね:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[3,10]+4[4] → 14

GM:なんだこいつらは
GM:金持ちパーティーか!
文月ねむ:買えたぜー
雨品 みみね:買えちゃったぜ
森堂左右良:ねむねむにキグルミをプレゼントだ
文月ねむ:わーい!大事にするね!
雨品 みみね:私は獣化すると着られないので森堂くんどぞー
森堂左右良:あっ
雨品 みみね:・・・アーマーあるじゃん!
森堂左右良:そうなのだ・・・
雨品 みみね:まあ獣化するまでは着てられるからね!
文月ねむ:水口さんに着せよう
雨品 みみね:その手が
森堂左右良:巻き込む前提!
雨品 みみね:とりあえず購入は以上です!ロイスは無し!
文月ねむ:というわけでロイスは 同行者/雨品みみね/○憧憬/劣等感/ロイス
森堂左右良:以上ー
文月ねむ:これで取得し、以上です。

■Middle/04

GM:次の情報収集シーンを開始します。登場希望の方は出て下さい。
森堂左右良:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 7[7]+55 → 62

雨品 みみね:53+1d10
DoubleCross : (53+1D10) → 53+2[2] → 55

文月ねむ:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 10[10]+40 → 50

某市 ビジネスホテル

GM:水口嶺は短い眠りについているが、話を聞こうと思えば聞くことはできるだろう。
GM:今のところ、法海院が現れる兆しはない。あの様子ならば、近づいてくればそれと分かるはずだ。
森堂左右良:変わらないのか、あのスタンスw
雨品 みみね:また叫びながらなんかどついてるのか…
文月ねむ:社会1のクズみたいな探し方しやがって
GM:もちろん、あの態度の裏に狡猾で用意周到な本性を想定するのも自由ですねw
森堂左右良:狡猾・・・・
森堂左右良:もう狡猾なやつには騙されないぞ
GM:その意気だ……!
GM:敵のこともヒロインのこともわからないことだらけ!さあ探ろう
森堂左右良:とりあえず情報収集したい
雨品 みみね:そうですね。先に情報をナントカ
森堂左右良:山伏の目的、山伏の協力者、ヒロインの病気、ヒロインを連れて帰る人、
文月ねむ:とりあえず、水口嶺を連れて帰る人間について調べたいです。
森堂左右良:あと雨品さんの社についてとか?
文月ねむ:ああ、そうですね。これで5個くらいか…
森堂左右良:私は山伏の協力者かなー。先に受けた依頼だし・・・
森堂左右良:別に依頼を受けたわけではない
GM:法海院の目的と雨品さんの社については、同じ項目でよいでしょう。
雨品 みみね:居所が判明したルートが気になりますね…そこから追跡が始まったわけですし
文月ねむ:難易度によっては戦術を使いましょう
法海院の目的について 〈情報:噂話〉 難易度7
“木端仏”について 〈情報:裏社会〉〈知識:陰陽術〉 難易度11
水口嶺の病気の正体について 〈知識:医術〉〈知識:レネゲイド〉 難易度12
水口嶺を連れて帰る者について 〈交渉〉 難易度8
森堂左右良:目的より協力者のほうが高いのか・・・
森堂左右良:《砂の加護》欲しい人いますか?
雨品 みみね:ここは目的にあたるべきかな・・・
森堂左右良:私は財産もあって木端仏を素振りしたい
文月ねむ:木端仏を開けるなら戦術を使いましょう
文月ねむ:あ、素振りするなら《砂の加護》欲しいです
森堂左右良:戦術もらおうかな
森堂左右良:では、ねむねむに加護を。
文月ねむ:決めてやるぜ…!《戦術》!
文月ねむ:50→56
文月ねむ:判定ダイス+6です!
森堂左右良:侵蝕+3  65  《砂の加護》をねむねむに
森堂左右良:+6・・・こわ・・・
雨品 みみね:ありがたい・・・
森堂左右良:木端仏を振ります
森堂左右良:11dx+1
DoubleCross : (11R10+1[10]) → 10[2,2,2,4,4,7,8,9,9,9,10]+4[4]+1 → 15

雨品 みみね:噂話で法海院の目的を
雨品 みみね:8dx+1
DoubleCross : (8R10+1[10]) → 9[1,2,3,6,6,7,8,9]+1 → 10

文月ねむ:よし、知識:医術使って病気の正体について
文月ねむ:10dx+4
DoubleCross : (10R10+4[10]) → 9[1,2,5,5,5,6,7,8,8,9]+4 → 13

雨品 みみね:凄いのだ・・・
森堂左右良:このトリオはすごいぜ
GM:またぼくらのトリオで情報を抜いたな!
GM:では、森堂くんは何らかの裏社会ルートで“木端仏”について辿り着くかもしれませんが
GM:そういった伝手は持っているでしょうか?
森堂左右良:うーん
GM:ないなら、適当に理由をでっち上げて下さい!情報公開しますよ!
森堂左右良:過去の案件で一緒した人とかから聞いたのだろう
森堂左右良:顔だけは広いぞ!
“木端仏”は、その筋では有名な魔術傭兵。
森堂くん達に見せたように、式神を使役しての戦闘も得意としますが、
彼が活動を始めたのは、レネゲイド傭兵が台頭し始めた黎明期の頃。
むしろ、他のレネゲイド傭兵にはない魔術師というアドバンテージを活かして
“魔術コンサルタント”とも言える知識提供、後方支援によって名を挙げた、最初期の魔術傭兵とされます。
その得意分野は、“木端仏”の名が示す通り、“神に命を吹き込む”ことであるとされていますが、
これの意味するところについては、詳細は不明。とはいえ、裏社会の者にしては非常に知名度の高い存在です。
法海院が一人のコネクションで雇える者かどうかも怪しい。
通名とともに、本名も知られています。化野真実。
以上です。
森堂左右良:めちゃくちゃ詳細なの出てきた!
雨品 みみね:本名まで割れちゃっていいのかな!?
森堂左右良:みゅーこさんか珠姫ちゃんあたりに聞いたのだろう
森堂左右良:ロールは後でまとめてで良いかな
GM:大丈夫でーす。
GM:雨品さんの情報も公開します。法海院の目的。
法海院は、神体である雨品みみねが去ったのちも、“ミミネ様”を信奉し続けてきた者の、最後の一人です。
法海院という名も無論院号であり、俗世を捨て、いずれ神が戻るその日を信じて山伏めいた独自の修行を続けてきました。
過酷な修行のどこかでレネゲイド能力に覚醒したのだろうと推測することができます。
また、言動からして非常に迷うところではありますが、ジャームではないことも分かります。
人々との関わりと絶ち、レネゲイド感染の自覚もなかった彼が、まだジャーム化していない理由があるとすれば、
雨品みみねに結んでいる強固な信仰に他ならないでしょう。
再び、雨品みみねが自らの社に戻り、かつてのように多くの人々の信仰の対象になることを望んでいます。
以上です。
GM:最後は、文月さんの項目。水口嶺の病気の正体について。
彼女が寝ている間に、肌の様子について詳細に調べることができました。
角質が変化し、蛇の鱗のように、滑らかで整然とした構造に変化しつつあります。
体の構造そのものが変化しつつある。調べたところ、腹の内側――
すなわち内臓部分も人のものとは違う状態に変化しつつあり、彼女の痛みはこれに伴うものでしょう。
そして、レネゲイド反応は確かにアスモデウスによって感知されていますが、
鱗状に変化した部分では逆に鎮静している。その周辺、“作り変え”が起こっている部分で活性化が起こっています。
UGNのストックしている症例に目を通したことがあるのならば、
これと同じ特性を持つ、体を作り変えてしまう症状に心当たりがあるかもしれません。
“竜人病”と名付けられた、古墳よりもたらされた病です。
あるジャームが、これを用いて竜化兵を量産し、UGNとFHの混成部隊を追い詰めた記録があります。
以上。
森堂左右良:じゃあ、ホテルの一室か、別のどっかで
森堂左右良:その辺の情報を共有しましょうか
森堂左右良:水口さんのいないところが良いだろうから
文月ねむ:ベランダとか…
森堂左右良:彼女が寝静まったあととか
文月ねむ:もう寝てるのでそのあたらいは大丈夫かな…
雨品 みみね:そうですね。身体を調べてる以上寝てるでしょうし
文月ねむ:あたり
GM:まあビジネスホテルなら各階ロビーなどが空いていていいかもしれません。
森堂左右良:ベランダというか、ちょっと窓際のテラスみたいな領域があるんでしょう、たぶん。
GM:それでもいい!テラスくん!

某市 ビジネスホテル 3階テラス

GM:一応このホテルにもテラススペースは存在する。
GM:しかし町中に建っているため見晴らしがいいとはとてもいえず
GM:あまり人気はなさそうだ。
森堂左右良:「一応、調べられることは調べたけど・・・思ったよりオオゴトっぽい」
文月ねむ:「………そう。」先ほどよりも一層浮かない顔をしている。
雨品 みみね:"難しい顔"で頭を押さえている
森堂左右良:「”木端仏”。フリーのオーヴァード傭兵。どうもその筋だとかなり大物らしい」
雨品 みみね:「傭兵…ね。まさかそんなのに狙われる日が来るなんて…」
森堂左右良:「レネゲイド判明直後から動いてる超ベテランなんだと」
文月ねむ:「オーヴァードの大物傭兵…?そんなのまで雇えるの?」
森堂左右良:「ただの一山伏が個人的に雇える相手じゃない、って感じだったな。何度も確認された」
文月ねむ:「話に出てた山伏も大物ってこと?」
雨品 みみね:「いえ…こっちも昔の知り合いにちょっとあたってみたんだけど、それはないわ」
雨品 みみね:「信仰心が並はずれている以外は、一般人としか思えないもの」
文月ねむ:「なんか、妙ね。」
雨品 みみね:「ええ。彼があたしを狙ってるのは…その、ちょっとした縁からで」
“アスモデウス”:「その傭兵が雨品みみねに肩入れする理由でもあるのか、あるいは…」
雨品 みみね:「どうかしら…今も言ったけど、彼とあたしの接点なんて他の人にとっては関係ないことだし」
雨品 みみね:「あたし自身がオーヴァードとして特別…じゃない、とまでは言いきれないけど…でも、他に凄い人は山のようにいるし」
雨品 みみね:「かといって善意で協力してるとは思えない…あたし自身が知らない理由があるか、彼…法海院の方に何かがあるかね」
“アスモデウス”:「ふむ……」文月の影が顎に手を当てる仕草をする
雨品 みみね:((…縁の方は、ちょっと黙っておこう))
雨品 みみね:人の身に化けてしばらく、御神体として扱われていたあの頃
雨品 みみね:全てが全てを覚えているわけではないが、今思えばとんでもないことになっていたものだ
“アスモデウス”:((その理由が分かれば…敵の行動を操れるやもしれんな…))
文月ねむ:「………そう。」自分で得た情報を、なかなか言い出せずにいる
森堂左右良:「文月。あの子のことで、何か分かったりしたか?」
文月ねむ:「………アスモデウス。」
“アスモデウス”:「ハハハ、なかなかに面白い症状だぞ!」
“アスモデウス”:「皮膚だけではない、“中身”まで変質が始まっている」
文月ねむ:人体の内部を探るには専用の機材が必要だが、文月ねむには“アスモデウス”がいる。
文月ねむ:“アスモデウス”をレネゲイドを感知するCTスキャンとして利用することは十分可能だ。
森堂左右良:「中身? 内側まで鱗みたいになってるってことか・・・?」
GM:爬虫類のような構造の内臓に変化しつつありますね。
雨品 みみね:「鱗に、爬虫類………ねえ」
雨品 みみね:「………」
“アスモデウス”:「やがては全身が変質し、患者を一体の“竜”に変えてしまうだろう。」
文月ねむ:「“竜人病”って言うらしいわ。」
文月ねむ:「UGNの資料にもあった。」
雨品 みみね:「前例はあるわけね」
森堂左右良:「ジャーム化とは違う……のか」
GM:“竜人病”の抗体は、存在します。UGNが特定し、治療実績もある病気です。
GM:しかし、水口嶺が治療を望むかどうか、さらには治療可能なうちに彼女をUGN施設に運び込めるかどうかは、話が別です。
GM:あらゆる病気がそうであるように、完全に進行してしまえば、もはや戻す手立てはないと考えてよいでしょう。
文月ねむ:「抗体はある……あるはず。けど………。」
文月ねむ:「間に合うのかな…。」
雨品 みみね:「それがある場所まで移動しないといけないし…何より、本人の意思ね」
森堂左右良:「掛かってるのがそういう病気で、あの言動」
森堂左右良:「人を竜みたいにして殺す病気なんじゃなくて」
森堂左右良:「人を竜という強い兵隊にするための病気、っていう記録なんだよな?」
“アスモデウス”:「そう!ある種の生物兵器だな。」
森堂左右良:「……それであの言動か」
雨品 みみね:「うーん……」
森堂左右良:「『間に合ううちに遊びたい』『別の人が連れて帰る』」
森堂左右良:「その“別の人”は、あの子が竜人兵になるのを待っている」
文月ねむ:「その、『別の人』って誰なんだろう。」
森堂左右良:「そうだな。それも調べられた方が良い・・・」
森堂左右良:「数日前から病院にいたんなら、全く身寄りなしの戸籍なしってわけじゃないだろうし」
雨品 みみね:「あるいは…直接聞いてみるか、ね」
森堂左右良:「それしかないか・・・」
“アスモデウス”:「竜と蛇、病気と魔術傭兵。ん~、」
“アスモデウス”:「フフ、存外根は深い。」
森堂左右良:「何か感じたか? あすもん」
“アスモデウス”:「逆さ。まだ、感じることが出来ない。真相に至るにはピースが足りんな。」
森堂左右良:「探偵だねえ。流石はノイマン」
雨品 みみね:「じゃあ…そのピースをなんとしても見つけないと」
文月ねむ:「どれくらい猶予があるかは分らないけど…急いで探さないとね。」
文月ねむ:「取り返しがつかなくなる前に。」
森堂左右良:「雨品サン。山伏がアンタを狙う理由は、個人的なものだって言ったけど」
森堂左右良:「山伏本人は、全くそれ以外の背景はないんだよな」
森堂左右良:「どっかの組織の後ろ盾とか、あんたを手に入れる事でなにか特別な力が得られるとか」
雨品 みみね:「それは…まず無いわね」
森堂左右良:「ん……分かった。その線で仮定をしてく。サンキュ」
雨品 みみね:「……うん」
森堂左右良:「……急がなきゃいけない。けど、それ以上に、慎重に動くこと」
森堂左右良:「文月にはあすもんがいるし、雨品サンは場慣れしてるんだろうが」
森堂左右良:「気をつけてくれよ、二人とも。何かあってからじゃ遅い」
文月ねむ:「ん、ごめん。慎重にね。」
雨品 みみね:「ええ、ありがとう。いつも以上に気を付けるわ」
森堂左右良:片手でキーホルダーを弄んでいる。
GM:……日の高い季節だ。まだ夕暮れには早い。それでも眼下には、ちらほらと、街灯の光が灯りはじめている……

GM:ロイスと調達判定が可能です。
森堂左右良:ロイスなし!
文月ねむ:ロイスなし
雨品 みみね:ロイスは無し
雨品 みみね:ブルーゲイルに挑戦
雨品 みみね:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 3[2,3] → 3

雨品 みみね:gununu
雨品 みみね:以上です
文月ねむ:ハードコート買います。
文月ねむ:あ、やっぱ違うのにします
文月ねむ:ブルーゲイルに挑戦します
文月ねむ:3dx+2>=20
DoubleCross : (3R10+2[10]>=20) → 8[1,6,8]+2 → 10 → 失敗

文月ねむ:うーん、失敗!以上です。
森堂左右良:調達は、うーん
森堂左右良:PDWで。範囲攻撃が無い。
森堂左右良:砂の加護だ
森堂左右良:9dx
DoubleCross : (9R10[10]) → 10[1,3,4,5,6,7,9,10,10]+9[1,9] → 19

森堂左右良:良い出目だ
森堂左右良:財産11使って買います
GM:スゲー
雨品 みみね:おかねもち・・・
文月ねむ:凄すぎる
森堂左右良:これが錬成能力だ

■Masterscene/01

大通り沿い マンション屋上

法海院:「いたぞ……いたぞォォォォ!!」
GM:遠く、テラスの人影を認め、巨漢が咆哮を上げる。
法海院:「それにしても、あの小僧!何が目的かッ!なにゆえミミネ様に付きまとう……!」
化野真実:「フーム」
GM:その傍らにあぐらをかいて蹲る影も、同様にホテルの方角を見据えている。
化野真実:「それよりも、あのちっこいのじゃな……あれは、中々」
化野真実:「魔神憑きかのお~~。まったく、古い古い……古い術を使いおる」
法海院:「どちらにせよ、“木端仏”!おぬしの力があればこれこの通り!すぐさま見つかった!感謝するぞ!」
法海院:「ミミネ様を安全に連れ戻せる時は限られているのだろう!今!今すぐッ!」
法海院:「お連れせねばならんッ!!」
化野真実:「まったく。やれやれ……フフフ」
化野真実:「魔術の縁はそのようなものと分かってはおるが……路地裏だけでなく、ここまで因果を繋いでくるか」
化野真実:「しかし、こういう展開も、これで中々……面白いのう~~」
化野真実:「のう、ソウちゃん♥」

■Middle/05

GM:次のシーン。全員登場推奨です。
森堂左右良:1d10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 1[1]+63 → 64

雨品 みみね:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 7[7]+55 → 62

文月ねむ:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 3[3]+56 → 59

某市 ビジネスホテル 3階テラス

GM:先ほどのシーンの続きからとします。3人が情報を共有し終わったところ。
森堂左右良:ふむ
GM:それぞれ、ここに残って少しぼんやりしたり、自分の部屋に戻ろうとして構いません。
文月ねむ:携帯で時間を確認する。
森堂左右良:「ん……じゃあ俺はいったん部屋に戻るわ」
文月ねむ:「……私も。水口さんの様子を見るわ。」
雨品 みみね:「あ、あたしも…一番見られたらまずいからね」
GM:17時2分。水口嶺にどれくらい時間が残っているかはまだ分かりません。
GM:では、全員で3階廊下に戻ることになります。その直後――
森堂左右良:「雨品さん、それで寝るつもりかよ。部屋に備え付けのバスローブとかならあるぞ・・・?」
法海院:「ミミネ!!様ッッ!!!」
法海院:――ガゴ ギャッ!!
GM:別の建物から飛び移ってきたのか?前触れもなく現れる。
文月ねむ:「!」
GM:テラスの鉄柵が踏み砕かれて破壊された。2mの巨体が立ち上がる。
森堂左右良:二人の前に立ちはだかる。
法海院:「……見つけましたぞ!」
文月ねむ:「この人が…例の?」
雨品 みみね:「ええ…どうやら、遅かったみたい」
雨品 みみね:二人を背にしながら、じりじりと後ずさる
森堂左右良:「おーおー、相変わらず周りを気にしねえな・・・・!」
法海院:「今一度、御忠告申し上げる!お戻りなられませい!」
雨品 みみね:「……駄目よ、やっぱり。あたしには、そんな気は全然ないし」
森堂左右良:「つかアンタさ。この人を連れ戻して、どうする気だよ?」
森堂左右良:「山伏は女人キンセーじゃねーのかい」
法海院:「再び神に戻っていただく」
森堂左右良:「……は?」
法海院:「元、そうであったように!皆が祀った蛇神として!」
雨品 みみね:「……ちょっと、ね。やってたこと、あるの……神様」
雨品 みみね:「………もちろん、偽物の」
法海院:「偽物ではない!!!」
“アスモデウス”:「レネゲイドビーイングは時として神や精霊として崇められていたのだ。」
“アスモデウス”:「別段珍しい事ではない。……些か、時代錯誤ではあるがな。」
雨品 みみね:「逆に、そんな信仰から生まれたり………ね」
“アスモデウス”:「お詳しい。」影から笑い声が漏れる
森堂左右良:「マジもんかよ、なんか縁があるな・・・」
森堂左右良:「文月と最初に会った時もそんなやつらだったな」
法海院:「ミミネ様は、幾百年もの歴史を持つ、由緒正しき神!拙者にとっての……ただひとつの!」
法海院:「小僧!巻き込まれれば無事では済まぬぞ!大人しく退けい!」
法海院:八角棒を突き付け、森堂に向かって凄む。
森堂左右良:「で、雨品さんが抵抗しても無事じゃ済まさねーってか」
雨品 みみね:法海院に向かい一歩、二歩と踏み出す
雨品 みみね:「…二人とも、先に行って。この人だけが相手なら、あたしでも少しはやれると思う」
森堂左右良:「冗談、美人を囮にして尻尾巻くようなプレイスタイルじゃねえんだ」
森堂左右良:「…………が」
文月ねむ:「………。」こちらも、退く気は無い。
森堂左右良:背後を見遣る。水口が寝ている部屋がすぐ近く。
森堂左右良:「分かれるって案は、賛成だね」
化野真実:「――もう1人の子が気になるかの?」
GM:ザザザザザザザザ
GM:虚空から声。同時に、周囲から紙が擦れるようなざわめきが迫っている。
森堂左右良:「チッ……!」
雨品 みみね:「……おいでなすったわね」
文月ねむ:「もう一人…!」
“アスモデウス”:「“木端仏”だな。」
化野真実:「安心せい。お前さんらの他に手出しはせぬよ。のう法海院?」
法海院:「? ……お、おう!無論、余人を巻き込むことは望まぬ!」
GM:菱型に切られた紙が法海院の横で渦を巻き、中から老人の姿が現れる。
化野真実:「……それはそうと!」
森堂左右良:「なんで今口ごもったテメェ」
化野真実:「やはりまた会ったのう!ソウちゃん!」
森堂左右良:「んあ?」
森堂左右良:現れた人影に、目を細める。
雨品 みみね:「………知り合いなの?」
GM:ゲームセンターで交流を深めたあの老人だ。
化野真実:「ホッホッホッホ」
森堂左右良:「――――あ! ゲーセンのじーさん!? 」
化野真実:「その通り!まこと、偶然というのは……否、こういったものは偶然ではないのだがの」
森堂左右良:「ゲーセンに来てた変なじーさんだよ。……なんだなんだ、スピリチュアルな文言は御免だぜ」
森堂左右良:「運命の出会いなら美人のスーツが似合うおねえさんとしたいもんだ」
“アスモデウス”:「顔が広いな、森堂!ハハハ!」
森堂左右良:「それだけが取り柄だからな!」 アスモデウスに。
雨品 みみね:「…キミも大変なのね」
化野真実:「美人を両手に侍らせて、よう言う!ホッホッホ!」
化野真実:「ほれ……出すが良い、ソウちゃん。お前さんの式神を」挑発するように手招き。
森堂左右良:「背中に守ってんのさ、勘違いしてんなっての」 ポケットに手を突っ込み、
森堂左右良:人間の頭ほどのサイズの、白くてふわふわした丸い生き物を生み出す。
化野真実:「――並の子供なら、こうして知り合いが現れると、おびえ戸惑うものだがの~」奴子めいたヒトガタを右手で弄ぶ。
化野真実:「魔術の縁が“そういうもの”だと分かっておる。お前さん、巻き込まれ慣れておるな?」
森堂左右良:「廻れ、マックス・ベイ!」 しゃきん、と攻撃的なベーゴマの縁が現れ、回転し始める。
森堂左右良:「ついでにいやあ、意表をつかれるのも慣れっこだ」
法海院:「ヌゥ術者ッ!ならば拙者も全力で相手取ろう!」
文月ねむ:「…やるしかない。」文月の影がざわざわと蠢く。
法海院:「お主の目的も素性も分からぬが、こちらが欲するはミミネ様の御身柄ただひとつ!」
雨品 みみね:左右の壁と天井、床に目をやる
雨品 みみね:((…ちょっと狭い、かしら……))
法海院:「お主らが倒れれば、それ以上は打たぬ!ただしミミネ様は帰していただくぞ!」
“アスモデウス”:「戦の始まりだ。フフフ、楽しくなってきた!」
森堂左右良:「神だかなんだか知らんけどさ、」
森堂左右良:「信徒が神に言うこと聞かせてちゃ真逆だろっつーの」
GM:ミドル戦闘を開始します。

■第1ラウンド

文月 雨品
 森堂

 5m

法海院 化野
【イニシアチブ】
16/16:化野真実
7/8:文月ねむ
6/6:雨品みみね
4/6:森堂左右良
3/3:法海院
化野真実:セットアップはなし。
森堂左右良:なし
文月ねむ:《戦術》《常勝の天才》 56→68
文月ねむ:判定ダイス+6、攻撃力+20。対象は森堂君と雨品さん。
森堂左右良:ウシャーッ
法海院:なし。
雨品 みみね:ありがたい!
雨品 みみね:こちらは無しデス
“アスモデウス”:文月の影が伸び、雨品と森堂の影と“接続”する
森堂左右良:「ああ、そうだそうだ、ひっさびさだぜこの感覚・・・!」
雨品 みみね:「これが………」
化野真実:「色欲の王、アスモデウス」
化野真実:「ホッホッホ……古い。古い古い……古い術よの」
化野真実:「魔神など、今日日流行らぬ」人差し指と中指に挟んで紙片を取り出す。鳥のようにも見える。
“アスモデウス”:「流行る流行らぬは関係なし。勝つか負けるかだ!ご老人!」
化野真実:「蛇神はわしが縛る。お前さんは」笑みを崩さぬまま、背後の法海院に呼びかける。
化野真実:「横の2人をやれ」
法海院:「心得たッ!」
化野真実:《コンセントレイト:オルクス》《茨の縛め》《縛鎖の空間》《完全なる世界》 対象は雨品さん。
化野真実:21dx7+5
DoubleCross : (21R10+5[7]) → 10[1,1,2,3,3,5,5,7,7,7,8,8,8,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,2,4,4,5,5,6,7,7,8,9,9,9,10]+10[1,4,5,6,6,8,9]+6[3,6]+5 → 41

雨品 みみね:ギャーッ
化野真実:命中すれば、硬直、放心、重圧が同時に入ります。
森堂左右良:まずそう?
雨品 みみね:何はともあれドッジします
雨品 みみね:6dx
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,4,4,5,6,10]+4[4] → 14

雨品 みみね:ぐぬぬ・・・
文月ねむ:雨品さんをカバーリング
GM:了解。ダメージを出します。
化野真実:5d10+17
DoubleCross : (5D10+17) → 26[10,6,2,7,1]+17 → 43

化野真実:装甲は有効。
文月ねむ:ハハハ…!装甲12とガード値6!
文月ねむ:18減らして…
文月ねむ:3残る!
GM:やるじゃないか!
化野真実:――ヒラ
化野真実:鳥のような紙片が、ゆるやかに羽ばたいて廊下の天井へ登っていく。
化野真実:と、同時。
化野真実:    ――ビュガ!!
化野真実:足元から、細い紙の帯が走り、雨品を捉えようとする!
“アスモデウス”:「ねむ。」
文月ねむ:た たっ!
雨品 みみね:避け………きれない!腕を前で交差させ、防ごうと───
文月ねむ:紙の帯が雨品を捕えるより先に、ねむが割って入る!
森堂左右良:「! 雨――」
GM:  ヒュヒュヒュ
GM:パシン!!
GM:文月ねむの両足に紙の帯が巻きつき、絡む!
文月ねむ:「う、ぐっ……!」
雨品 みみね:「!ねむちゃんッ!」
化野真実:「ホッホッホ……アスモデウス」
化野真実:「幾何配置の“先読み“か……。どうも、紙使いでは相性がよくない」
“アスモデウス”:「古い術も中々捨てたものではなかろう?」
森堂左右良:「文月! このっ……!」
文月ねむ:「私は、いいから!」前を指さす!
化野真実:「ホッホッホ。若造、何を慄く」
化野真実:「お前さんがたが決め、お前さんがたが受けて立った戦いじゃろう」
化野真実:「その程度の生半な覚悟か?ならばそこの法海院のほうが余程上等よ。うろたえておるヒマは、ないぞ」
森堂左右良:「仕掛けてきてんのはそっちだろ!」
化野真実:ゆらりと両手を動かし、すでに次の術の発動耐性に入りつつある。
化野真実:「逃げればよかろうよ」
化野真実:「お前さんは逃がしてやると言うておる。ソウちゃん」
“アスモデウス”:「左様。ここを切り抜けたければ……」
法海院:「もはや、当たって砕ける!のみ!」
森堂左右良:「有難くって涙が出てくるぜ」
GM:手番は雨品さんです。
雨品 みみね:はい
雨品 みみね:マイナーで《オリジン:アニマル》、《一角鬼》を使用
雨品 みみね
シーン間、素手のデータを変更し、さらに攻撃力を+4

雨品 みみね:「………当たって砕けろ、か」
雨品 みみね:無造作に靴を脱ぎ捨て、廊下の隅に蹴とばす
雨品 みみね:「そうね、他ならぬあたしが原因なんだし。ここまできたら」
雨品 みみね:両の眼が瞬きを止め、さらに両脚のストッキングがひとりでに破けていく
雨品 みみね:………否、両脚を覆う白い鱗が鋭く尖り、ストッキングを内から破ったのだ
雨品 みみね:「やってやるわ」
雨品 みみね:メジャーで《コンセ:エグザイル》+《伸縮腕》。化野真実に射程:視界の白兵攻撃を行います
森堂左右良:(あれは、鱗・・・か?)
雨品 みみね:12dx8+1 命中判定
DoubleCross : (12R10+1[8]) → 10[1,1,2,2,3,5,5,5,6,7,9,9]+6[4,6]+1 → 17

雨品 みみね:きみね
化野真実:《幸運の守護》。
雨品 みみね:あ、待って!
GM:何かありましたらどうぞ!
文月ねむ:ダイス判定+6があるぞ!
雨品 みみね:伸縮腕でダイスが一つ減ってませんでした!
文月ねむ:あ、入ってるのか…失礼。
森堂左右良:完全獣化してないから・・・!
森堂左右良:くっそれを承知の上でホテルで襲ってくるとは
雨品 みみね:すいません、振りなおしてもよろしいでしょうか?
GM:どうしますか?振り直したいですか?
雨品 みみね:よろしければ、振りなおしたいです・・・
GM:わかりました。どうぞ。
雨品 みみね:申し訳ありません。ありがとうございます
雨品 みみね:素で5、DBが1、エフェクトマイナス1のバフ分6で…11個、今度こそ
雨品 みみね:11dx8+1
DoubleCross : (11R10+1[8]) → 10[1,1,2,3,3,4,5,6,8,9,9]+10[1,7,8]+10[9]+3[3]+1 → 34

雨品 みみね:きみね
化野真実:《幸運の守護》。
文月ねむ:増えちゃった
化野真実:15dx+5
DoubleCross : (15R10+5[10]) → 10[1,1,2,3,3,4,5,6,7,7,7,9,9,9,10]+3[3]+5 → 18

森堂左右良:殺せーッ
雨品 みみね:ではなんか申し訳ないですが、命中ということでダメージを!
雨品 みみね:4d10+4+6+20
DoubleCross : (4D10+4+6+20) → 24[2,10,10,2]+4+6+20 → 54

化野真実:当然それは耐えられません。戦闘不能。
“アスモデウス”:「今、決めるがいい。旧き蛇の神よ。」
“アスモデウス”:「次の術式を構築するまで、そう猶予は無いぞ。」
雨品 みみね:「……そういじめないで、悪魔さん」
雨品 みみね:鋭い鱗に覆われた右足で───
化野真実:「やはりお前さんも、力を奮うか。……愚かな」雨品みみねの攻撃準備を前にして、微動だにしない。
雨品 みみね:「………はぁッ!」
化野真実:「――その時点で、所詮は貴様も」言葉を続けようとする。
雨品 みみね:───ハイキック!当然、5mの距離では届かない………が
雨品 みみね:高く上がった足が、グン、と伸び、化野真実の身体に届く!
化野真実:バヅン!!
化野真実:ヒットした箇所が消し飛び、バラバラに吹き飛ぶ!
化野真実:あまりにも容易い手応えだった。
化野真実:「神の紛い物に過ぎん」半分になった口で笑う。
雨品 みみね:「ええ、そうよ。あなたの方がよくわかってるみたいね」
化野真実:「否。分かっておらぬは貴様よ。その力を奮う恥を知れ……」
森堂左右良:「うっわ……変わり身かよ。行っちまえ行っちまえ」
森堂左右良:「んな山伏の依頼受けなきゃならねえほど、貧乏じゃねえだろ、じーさん」
GM:ザザザザザザ……
GM:化野真実の体がほどけ、多数の式神と化して散っていく。
GM:まだ廊下のところどころに式神は舞い飛んでいるものの、直接戦闘体は排除したと見ていいだろう。
GM:《ハンドリング》。最初から本体は登場していませんでした。
“アスモデウス”:「ただの端末か。」
森堂左右良:「いいなー、俺もそれやりてえ」
文月 雨品
 森堂

 5m

 法海院
雨品 みみね:伸びた右脚が元に戻り、再び二本の脚で床を踏む。捲れ上がったスカートが、遅れてふわりと脚を隠す
雨品 みみね:「あの人も、神様には思うところがあるみたいね」
法海院:「ヌゥ……!しかし、恩に着る、“木端仏”!」
文月ねむ:「…まだ、あと一人残っているわよ。」
森堂左右良:「分かってるさ」
法海院:「これで、捕らえたり!」森堂の眼前に迫りつつある!
雨品 みみね:侵蝕率はマイナー・メジャー合わせて10上昇、72に
GM:手番は行動値4。森堂くん。
森堂左右良:マイナーなし。PDWで射撃攻撃。
森堂左右良:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》オートで《砂の加護》。
森堂左右良:15dx8-1
DoubleCross : (15R10-1[8]) → 10[1,1,1,2,2,2,3,5,5,7,7,9,10,10,10]+10[5,6,9,9]+3[3,3]-1 → 22

法海院:《竜鱗》。
森堂左右良:こ、こんの野郎・・・っ!
文月ねむ:オゲーッ!無慈悲!
森堂左右良:3d10+29
DoubleCross : (3D10+29) → 22[10,5,7]+29 → 51

法海院:うっ、でも結構なダメージだな……!
法海院:しかし、純粋白兵型のHPはまだまだあるぞ。装甲で20点減らして生存。
森堂左右良:あ、出目いい
文月ねむ:ホギャーッ、強い
雨品 みみね:オノレーッ
森堂左右良:「起きろよ、俺の愛国者!」 片手でマックス・ベイを回し、投擲!
法海院:「ヌオオオオオオオ!!」雄叫びと共に、下段から八角棒を振り上げる!
森堂左右良:回転プラスチックゴマが、チープな虹色のオーラと共に、異様な迫力と重量と伴って衝突する!
法海院:ガギン! ――ゴギッ!
法海院:「ヌゥ!」何度か迎撃するが、形勢が悪い!
法海院:「なにゆえ、ミミネ様ッ!!」
法海院:「なぜお戻りになられぬ!俗世への未練がおありか!何か果たすべき物事が!」
法海院:ガギャ!
森堂左右良:「まずテメーは人の話を聞けッ!」弾かれてもマックスベイは壁を跳弾し、繰り返し衝突する!
法海院:「お主には聞いておらぬ――ッ!!」
法海院:「家族か!地位か!それとも新たな土地を見出されたか!!」
雨品 みみね:「…俗世への未練ね、確かにそう。言ってしまえばその一言」
法海院:「どうか!どうかこの法海院にお答えくだされ!ミミネ様ッ!!」
雨品 みみね:「でもね、それ以上に、"神様"として誰かを騙し続けるのが嫌なの」
雨品 みみね:「何かを信じることで、救われる人がいるのも、わかる」
雨品 みみね:「だけどあたしは、神様でもなんでもないあたしが」
雨品 みみね:「そんな信仰心で誰かを縛り、誰かに縛られるのが嫌になったの」
雨品 みみね:「もっと広い世界を見てみたいと思った。もっと広い世界でより信じられるものを信じてほしくなった」
雨品 みみね:「だからね、やめちゃったの………神様」
法海院:「……ならば!ウグッ!」マックスベイが上腕を抉る。
法海院:「残された者はどうなりますかッ!!」
法海院:「人に果たすべき責務があるのと同じく、神にもあるのではありませぬか!」
法海院:「拙者は、導かれたかった!蛇神……生まれ変わり、命をさずける神!」
雨品 みみね:「確かに、ちょっといい気になって神様やってたのは、あたしが悪いわ」
法海院:「ずっと奉じてきたそれが、ただの伽藍堂だったと知り!」
法海院:「……!」バギャ!
法海院:ついに防御が弾かれ、ダウンを取られる。
森堂左右良:「…………」
森堂左右良:戻ってきたマックスベイが、ただの掌サイズに戻る。
法海院:「この失望のやり場を……拙者はどうすればいい……!」
雨品 みみね:「でもね、あたしは神様でも人間でもない。生まれ変わりもしないし、命……は、ちょっとわからないけど」
雨品 みみね:「だからね、あなたの信じる神様としては、相手はしてあげられない」
法海院:「それを、できるようになりますぞ!」
法海院:ガシッ!
法海院:八角棒を杖のように突き立て、巨体が身を起こす。
雨品 みみね:「どうしてもやるんだったら、あなたを騙してた詐欺師を捕まえる気でかかってきなさい」
法海院:「……“木端仏”は、神に命を吹き込む名人!彼の者の術式ならば!」
法海院:「ミミネ様!貴方様に、今一度信仰を取り戻すことが出来申す……!真実、神となる!」
法海院:マイナーで戦闘移動。全員にエンゲージ。
法海院:《コンセントレイト:エグザイル》《爪剣》《異形の祭典》《深き傷痕》。森堂くんと文月さんを狙います。
法海院:10dx7+2 リアクション-1個
DoubleCross : (10R10+2[7]) → 10[2,2,3,5,6,6,7,8,10,10]+10[1,4,7,10]+5[1,5]+2 → 27

森堂左右良:ドッジ!
森堂左右良:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,3,5,10]+6[6] → 16

文月ねむ:ドッジ!
文月ねむ:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 5[2,5] → 5

法海院:3d10+18
DoubleCross : (3D10+18) → 13[3,8,2]+18 → 31

法海院:ダメージを受けた場合、次の攻撃の攻撃力が-12されます。
森堂左右良:また嫌な攻撃を・・・
森堂左右良:《砂の結界》でカバーリング。
森堂左右良:16ダメージ×2でリザレクトします。
法海院:では、装甲値ガード値を引いてから二倍でどうぞ。
森堂左右良:装甲値は15!
法海院:横薙ぎの八角棒の一閃!
法海院:ボギッ!!!
法海院:バキベギギゴギッ!
森堂左右良:「はっ・・・・・・!」
法海院:「……見事ッ!!」
森堂左右良:咄嗟に足元の文月さんを付き離し、
文月ねむ:「森堂君…!」
森堂左右良:一人で壁に叩きつけられる。
森堂左右良:《リザレクト》します
森堂左右良:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 1[1]+75 → 76

法海院:「堪えねば、そうまで深く砕かれず済んだものを……。悪魔憑きの女子を庇ったか!」
法海院:バチン!
法海院:再び背中に八角棒を背負う。
雨品 みみね:「左右良君………」
森堂左右良:八角棒に受け止めていたマックスベイの精霊が解けて消える。
“アスモデウス”:「存外固い、どちらも。」
“アスモデウス”:「さてさて、厄介だぞ。」
森堂左右良:「がっふ……お前、正気じゃねえな」
法海院:「そう言われるのは慣れておる!今、打たれたことを恨むか!」
森堂左右良:「黙って聞いてりゃ女々しいったらありゃしねえ――女子にこんなん向けるだけはあるなクソ!」
法海院:「フン。遠くミミネ様の社を離れ、このような市井の地に――」
森堂左右良:(あーくそ、利き腕やられたか・・・・馬鹿力が・・・・!)
法海院:「確かに、お主のような者は神を必要とはせぬのだろう!」
法海院:「知っておる!理解はされぬ!だが、それで構わぬ!」
森堂左右良:「勝手に人に幻想見て、事実が違ったら力づくで自分の意見に従わせようとする」
森堂左右良:「それは信仰でも信念でもねえ、メンヘラっつうんだよ破戒僧」
法海院:「メンヘ……?」
法海院:「よ、横文字か!」
森堂左右良:「まず説法受ける所からやり直せってこった!」

■第2ラウンド

文月 雨品
 森堂

 5m

 法海院
【イニシアチブ】
7/8:文月ねむ
6/6:雨品みみね
4/6:森堂左右良
3/3:法海院
GM:セットアップがある方はどうぞ。
文月ねむ:《戦術》判定ダイス+6。対象は森堂君、雨品さん
文月ねむ:68→74
森堂左右良:なし
雨品 みみね:《ルーラー》を使用。法海院のみを対象に、ラウンド間、あらゆる判定のダイスを-5個
雨品 みみね:侵蝕率は78に、《ルーラー》はシナリオ中あと2回使用可能
GM:手番は文月さんから。
文月ねむ:マイナーなし。《アドヴァイス》を雨品さんに。
文月ねむ:判定ダイス+1、C値-1。
文月ねむ:74→78
“アスモデウス”:「森堂があの僧の注意をひきつけている。」
“アスモデウス”:「意識の外側から思い切り横面を打ちのめせ。」
雨品 みみね:「………ええ。そうさせてもらうわ」
雨品 みみね:口元を隠した右手の指が、僅かに濡れている
雨品 みみね:………法海院目がけて、対象の能力を抑制する毒液を噴射したのだ
GM:続いて雨品さんの手番。
雨品 みみね:マイナー無し。メジャーで《コンセ:エグザイル》+《伸縮腕》。法海院に射程:視界の白兵攻撃を行います
森堂左右良:ヤッチマイナーッ
文月ねむ:いけー
雨品 みみね:素で5、DBが1、エフェクトマイナス1のバフ分7で…12個
雨品 みみね:12dx7+1 C値も下がってる!
DoubleCross : (12R10+1[7]) → 10[1,3,3,5,6,7,7,8,8,9,9,10]+10[2,3,4,5,6,9,9]+2[1,2]+1 → 23

雨品 みみね:うぬ・・・
文月ねむ:う、うん……
法海院:《竜鱗》!
雨品 みみね:ダメージ出します!
雨品 みみね:3d10+4+6
DoubleCross : (3D10+4+6) → 24[7,10,7]+4+6 → 34

法海院:14点通りました。これで倒れる!
森堂左右良:良い出目!
文月ねむ:オオッ!やるぅ!
雨品 みみね:「悪いけど、あたしが今授けられる説法は……」
雨品 みみね:くるり、とその場で右脚を軸に回転し………
化野真実:「後ろ」
化野真実:「来とるぞ」
法海院:「――何ッ!?」式神の忠告に、後れて振り向く!
雨品 みみね:「これだけよ!」勢いを乗せた左足を、叩きつける!
法海院:「うおおおおお!!?」
法海院:ゴッシャア!!
法海院:ホテル廊下に並んでいた植木鉢や消火器を巻き込みながら、派手に倒れる!
法海院:「ぐ……う……」
GM:戦闘不能。ミドル戦闘終了です。
“アスモデウス”:「幕引きか。」
森堂左右良:(見え……)「…………なかった、か」
森堂左右良:折れた右腕を押さえながら、翻ったスカートを見送っていた。
雨品 みみね:鱗が肌を覆うように寝ていき、人の肌に戻る
文月ねむ:「森堂君、怪我は大丈夫?」森堂君に振り返る
森堂左右良:「ん? あーだいじょぶだいじょぶ。率直に言うとめっちゃ痛ぇだけ」
GM:このシーン中は攻撃力が-12だ。
森堂左右良:「シーン終了まで治らなそうなだけだ」
文月ねむ:「シーン……?」首を傾げる
森堂左右良:「とにかく。これでこっちは一件落着……とは言い辛ぇが」
雨品 みみね:「ええ……どうしましょうね、これから」
文月ねむ:「………。」一応、法海院も命に別条がないか見ておきたいです
森堂左右良:「あいつに関しちゃ、雨品さんが好きにすりゃ良いと思うぜ」
GM:ならば、様子を伺おうと屈んだその時。
化野真実:「……法海院で蛇神を捕らえるのは無理じゃったな」式神だ。文月の耳元だけに声が聞こえる。
森堂左右良:「多少は確認したいことも――」
文月ねむ:「!」
化野真実:「しかし、全員の力を見た。お前さんがた2人ならば、十分捕らえられる」
森堂左右良:「あるからな。なあ、雨品サン、ちょっと聞きたいんだが――」気付いてない
文月ねむ:「何をする気!?」立ち上がって周りを警戒する
雨品 みみね:「ええ……え?」ねむちゃんを振り返る
化野真実:「ソウちゃんと、悪魔憑きのお前さんの力ならば……蛇神を捕らえられる。そのままの意味じゃ」
文月ねむ:「私と、森堂君が、蛇神を捕える……?」
化野真実:「そうなる」
雨品 みみね:「どうしたの………なに、言ってるの?」
森堂左右良:「ん……文月、誰と話してる」
化野真実:「そうせぬこともできるがな。もう1人は無事に部屋におる」
“アスモデウス”:「“木端仏”よ。」
化野真実:「あやつの事情を、伝えることもあるじゃろうよ」
森堂左右良:「……やっぱし」
森堂左右良:「依頼じゃないな。狙いは雨品サン本人か?」
化野真実:「……アスモデウスめ」
“アスモデウス”:「いずれはねむの口から洩れる事よ。」
化野真実:「蛇神を捕らえる時」
化野真実:「――やりにくくなるぞ。またの」
雨品 みみね:「……今度は本当に、心当たり無いんだけど……」
法海院:「……」法海院の襟元から、一枚の紙片が滑るように落ちて、力を失う。
文月ねむ:「また…?」
法海院:文月が見た限り、命に別条はない。オーヴァード能力に加えて、元の体力が並外れているということもあるのだろう。
文月ねむ:ホッと一息つく。
森堂左右良:「……」紙片の方を拾い上げる。
GM:まだこのシーンでは情報収集は行っていないため、続けて行うことができます。
GM:紙片はただの紙です。森堂のように具体的なモチーフがなくとも、指向性を与え、動かすことができる。
森堂左右良:ああそれだけか

文月ねむ:調べるべきなのは…前のシーンで残ってた迎えに来るもう一人についてと
文月ねむ:蛇神についてでしょうか
森堂左右良:情報収集、何が余ってましたっけ
文月ねむ:迎えに来るもう一人だけだったと思います
雨品 みみね:そですね。確か全部で4つ、3つはクリアしましたから
雨品 みみね:水口嶺を連れて帰る者について 〈交渉〉 難易度8
雨品 みみね:だけだと思います、あとは
文月ねむ:あと、水口さんがやろうとしていることも聞いておきたいですね
森堂左右良:蛇神と竜人病の関係とか?
蛇神と竜人病の関係について 〈交渉〉 難易度8
森堂左右良:どっちも交渉か!
GM:水口嶺の目的というか、状況の詳細についてもこれですべて明らかになります。
文月ねむ:この二つか…!
雨品 みみね:くっ社会弱者にはTSURAI…
森堂左右良:おお、当たり引いた
文月ねむ:よし、やりましょう。戦術。
森堂左右良:頼むぜ
文月ねむ:《戦術》雨品さん、森堂君対象。判定ダイス+6
雨品 みみね:頼りになる…
文月ねむ:78→84
森堂左右良:蛇神と竜人病のほうを振ろう。戦術だけで。
森堂左右良:11dx
DoubleCross : (11R10[10]) → 10[1,2,3,3,4,5,7,8,8,9,10]+10[10]+9[9] → 29

雨品 みみね:さっきの攻撃で侵蝕率が4上がって82!DB増加だ
森堂左右良:めっちゃ察し良い!
文月ねむ:水口嶺を連れて帰る者について、やります。
森堂左右良:《砂の加護》いります?
文月ねむ:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,4,6,7,9] → 9

文月ねむ:あ、振っちゃった。
森堂左右良:あ、要らなかった
森堂左右良:流石だ
文月ねむ:でも成功です
雨品 みみね:お姉さん安心
GM:では、まずは会話で情報を開示していきましょう。

某市 ビジネスホテル

GM:3人は部屋に戻り、水口嶺の無事を確認した。何らかの攻撃や拉致を受けた様子はなかった。
GM:だが、既にこの拠点は化野真実に把握されていると見ていい。ホテル内にあれだけ式神を展開して、彼女の存在が露見しなかったとは思えない。
GM:逆に言えば、「もう1人の方に手出しはしない」という彼の言葉も真だったということになる……
森堂左右良:部屋に戻って、それを確認します。
水口嶺:「ちょっと……!」ベッドから立ち上がる。
水口嶺:「大丈夫なの?みんな、傷だらけじゃない……!」
水口嶺:慌てて、ホテルの備え付けの救急箱などを漁ろうとしはじめる。
雨品 みみね:「あ、うん。ちょっと色々……ね」
雨品 みみね:唯一無傷だが、破けたストッキングを脱ぎ、裸足で靴を履いている
森堂左右良:「はは、攻撃力が12くらい下がってるだけだから気にしないで良いぜー」
文月ねむ:「……大丈夫。無理しないで。そういうのは医者に任せてよ。」微笑んで、水口さんをやんわりと止める
水口嶺:「色々じゃないって。何か聞かれるかって警戒してんの?」
森堂左右良:「あとめっちゃ痛ぇ」
水口嶺:「別に、事情とか聞かないから……でも、あなた達の方が入院したほうがいいでしょ」
水口嶺:迷った末に、消毒薬を取り出す。
森堂左右良:あ、ついでに
森堂左右良:応急手当とか欲しいです
文月ねむ:こちらに医療トランクがあるので渡しましょう
GM:ではそれを嶺ちゃんが使ったという演出で治療しましょう。
森堂左右良:医療トランク! あの伝説の!
雨品 みみね:応急手当なら一つあるのでお二人どちらか
森堂左右良:では有難く頂きます
文月ねむ:うーん、カバー持ちの森堂君に渡したいですね
森堂左右良:ヤッター!じゃあとりあえず二つ分使います
森堂左右良:1+2d10
DoubleCross : (1+2D10) → 1+7[2,5] → 8

森堂左右良:8+2d10
DoubleCross : (8+2D10) → 8+6[2,4] → 14

森堂左右良:…………。
森堂左右良:さっきちょっとダメージの出目良かったからなあ……。
文月ねむ:うん……
雨品 みみね:ごめん……
水口嶺:折れた疑いのある箇所はハンガーを添え木にして、包帯を巻き、三角巾で吊っていきます。
森堂左右良:「めっちゃ助かる……。水口、なんか手慣れてる?」
水口嶺:文月から見れば当然素人だが、素人にしては手馴れている。
文月ねむ:森堂君の応急手当をしようとしたところで、水口さんの手際の良さに驚愕している。
雨品 みみね:「……手慣れてるわね」素直に感心している
水口嶺:「別に……これくらい、普通でしょ」
文月ねむ:「すごいよ。それに、助かっちゃった。ありがとうね。」
水口嶺:「……あなたたちがいない間に、街に逃げてればよかった」
水口嶺:「今気づいた。なんか、バカみたい……」ため息を付いて、医療用具を救急箱に片付けていく。
文月ねむ:「………したいことが、あるんだっけ。」
水口嶺:「……何度も聞いたでしょ」
森堂左右良:「ああ、それ聞きたいんだけどさ。さっき言ってたさ・・・水口を迎えに来るやつのこと?」
水口嶺:「なに?あまりあなた達に関係あるとは思えないけど」
水口嶺:「……“ナタナエル”って人が、迎えに来てくれるよ。多分その時、あたしは動けなくなってるから」
文月ねむ:「…“ナタナエル”………?」
雨品 みみね:「えと、それって確か……」
森堂左右良:「春の七草みたいな名前だな」
雨品 みみね:「……それ、ナズナじゃない?」
森堂左右良:「セリナズナ。」
森堂左右良:「あ、しょうもないこと言ってたら痛みがぶり返してきた……」
雨品 みみね:「……まあ似てなくはない、かな」
GM:あ、では情報を開いた文月さんは既に知っていたとしていいでしょう。
GM:FHエージェントのコードネームとして記憶しています。
GM:“ナタナエル”。文月ねむが知るのは、リストで見た名前のみですが……
GM:問題は、所属するセル。
GM:シャシンシコセル所属。個人の欲望を持たず、他者の願望をただ叶えるだけのセルです。
GM:“個人の欲望”を持たないセルである以上、“ナタナエル”に彼女の願いを叶える他の行動目的があるとは思えません。
GM:そして、裏社会の大物傭兵である“木端仏”を雇い入れた者。それはある程度巨大な組織の資本抜きでは考えられないことです。
文月ねむ:「…“ナタナエル”って人のこと、知ってる?」
水口嶺:「知ってるよ」
水口嶺:「だって、この病気を打ってもらった人だから」
雨品 みみね:「………え?」
文月ねむ:「病気を…打ってもらった…!?」
水口嶺:「だから、ほら……そういう反応になるでしょ」
水口嶺:「面倒だったの。治してほしくない理由もわかったでしょ」
雨品 みみね:「いや、まあ……なんていうか、うん」
森堂左右良:「それで……」大きく息をつく。慎重に。「あんたは、どこぞの戦場にでも投げ込まれるとか?」
水口嶺:「……は?戦場?」
水口嶺:「なんで?」
雨品 みみね:「なんで…って、あなた、ソレがどういうものか、ちゃんとわかってるの?」
森堂左右良:「む……」カマかけを外した、という顔だ。
水口嶺:「……言ったら、また引くでしょ……」
水口嶺:「ますます離してもらえなくなりそうだし」嫌そうな顔
森堂左右良:(つーことは、どの線だ……?)
森堂左右良:「そのまま、見かけどおりに蛇にでもなりたいとか?」
森堂左右良:茶化すように言う。
水口嶺:「そうだよ」
水口嶺:「……あたしは、新しい、蛇神になる」
森堂左右良:口を鎖す。
雨品 みみね:「な………」
森堂左右良:「神様に?」
雨品 みみね:ただでさえ白い肌が、さらに青ざめて見える
森堂左右良:「そりゃあ遠大な夢だな、オイ」
水口嶺:「別に、大したことじゃない。この病気だって――」
水口嶺:「ただ、体が蛇みたいになって、人間の意志を失うくらいのことでしかない」
水口嶺:「……でも、そういう……どこからかやってきた、大したこともない」
水口嶺:「そういうものを、昔の人は神として崇めて、心のよりどころにした」
水口嶺:まぶしそうに、窓の外の夜景に目を細める。
水口嶺:「あたしがそうなるだけ」
文月ねむ:「……神様になりたかったんだ。」
雨品 みみね:左右良の声が届いているのかいないのか、水口嶺をただ見つめている
森堂左右良:「雨品サン」
森堂左右良:「落ち着いて、大丈夫だ。まずは、ゆっくり話から聞こう」
水口嶺:「……うん」文月の問いかけに頷く。
森堂左右良:「茶でも淹れっか」立ち上がり、雨品さんの肩を無事な方の手でたたく。
文月ねむ:「それは、何のため?誰かの為に?それとも、自分の意志?」
水口嶺:「あのさ、勘違いしないでね。別に、無理やりな風習とか、そういうのじゃないから」
雨品 みみね:「あっ」肩を叩かれ、ようやく他のことへ意識が向く
水口嶺:「……っていうか、別にあたしは皆のために神様になるとか、そういう甲斐性もないし」
水口嶺:「でも、お父さんが、蛇神を信じてる」
雨品 みみね:「お…とう、さん?」
水口嶺:苦笑する。
水口嶺:「ほんっと、笑っちゃうよね。バカみたいだよ。もう今時、神社の神様を信じてるのなんて、あの人しかいない」
水口嶺:「……皆、あの人のことを笑ってるよ。あたしも、どうしようもない父親だと思うけどさ」
水口嶺:「あたしのせいなんだよね。長寿の神で、生まれ変わりの神だからって――」
水口嶺:「あたしが、生まれた時から。ずっと……おんなじように、病院暮らしで」
文月ねむ:「……。」
森堂左右良:備え付けのティーパック片手に、台所から出てくる。
水口嶺:「まあ、だからいいんだよ。どうせそろそろ死んじゃう体だったし、最後くらいはさ」
水口嶺:「娘らしいことしたいなって思ったんだ。引いたでしょ?」
文月ねむ:自分たちに襲い掛かってきたあの山伏めいた大男を思い返す。
文月ねむ:八角棒を振るうあの男に、恐怖していた……が。
文月ねむ:今思い返すと、その姿がひどく痛ましく見えた。
文月ねむ:「だめ、だよ。」
雨品 みみね:体中の力が抜け、その場に両膝をつく
文月ねむ:「そんな、自分が犠牲になるような、こと。」
森堂左右良:「そろそろ死んじゃうってことは」
森堂左右良:「その病気を打つ前から、あんまし身体が強くなかったってことか?」
森堂左右良:雑談のように気安く。ただ、茶化すような響きは無い。
水口嶺:「何度か退院できたことはあるけど……ああ、今は平気だよ?」
水口嶺:「病気、打ってるから。今は全然動ける」
森堂左右良:「あれで“全然動ける”か……」文月と追いかけっこしていたことを思い出して。
森堂左右良:「重症だな。そりゃ」
雨品 みみね:震える身体を自ら抱くようにし、顔を伏せる
森堂左右良:「雨品サン」
森堂左右良:目の前に淹れた茶を置こう。
水口嶺:「……ゲーセン行きたいな」ポツリと呟く。
森堂左右良:「それでゲーセンかよ……」
森堂左右良:「ああ、いいぜ。連れてってやろうか」
水口嶺:「神になっちゃうから、なんか、人間の女の子っぽいことしたいじゃない」
水口嶺:「……ふふふ。ようやくかよ」
水口嶺:ベッドから降りて、伸びをする。
水口嶺:「じゃ、行こっか」
文月ねむ:「森堂くん?」
森堂左右良:「…………」文月さんに目を向ける。
森堂左右良:後ろ手で、雨品さんを指差す
文月ねむ:「………。」手を伸ばしかけて、下ろす。
森堂左右良:「この辺のゲーセンだと、○○駅前のモールのだな……」 行き先を、二人にも聞こえるように。
文月ねむ:「森堂君。水口さんを、お願い。気を付けてね。」
森堂左右良:「ああ。任せとけって。この辺は既に制覇してる」
森堂左右良:軽薄に笑う。ただ、文月さんは気付くかもしれない。
水口嶺:「……じゃあね」
GM:そうして、森堂左右良と水口嶺はホテルの一室を後にする。
森堂左右良:水口さんから見えない方。左手は、強く強く、握りこまれている。

文月ねむ:「………雨品さん。」
文月ねむ:そっとその肩に手を置く。
雨品 みみね:手を置いた肩が、震えている
雨品 みみね:「あ……アハハ……」
雨品 みみね:顔は、伏せられたまま
雨品 みみね:「……本当のこと、言うとね」
雨品 みみね:「あ、あたしが、いなくなった後のこと、そんなに」
雨品 みみね:「…深く、考えて、なかったの」
雨品 みみね:「神様とか、仏様とか、他に、いくらでも信じられるものはあるだろうし」
雨品 みみね:「きっと…きっとなんとか、なるんだろう、してくれるだろう……って」
雨品 みみね:「それが……こんな、こんな………」
文月ねむ:「………雨品さん。」名前を呼びながら、雨品さんを正面から抱きしめる。
雨品 みみね:「あ」
文月ねむ:母親が、子供を安心させるように。背丈が違いすぎて抱き着いているような形だが。
文月ねむ:「ねぇ、人間といっしょに暮らしたり、働いたりしてみてさ、」
文月ねむ:「どんなきもちになった?」
雨品 みみね:「あ……うん」
雨品 みみね:「………昔から、この姿になる前から」
雨品 みみね:「長い間、人間の…遊んだり、喧嘩したり、悼んだり、祝ったり…いろんなところを見てきて」
雨品 みみね:「人間じゃないって、神様だって扱われてるのはわかってて、でも、やっぱり、その」
雨品 みみね:「………羨ましく、て」
文月ねむ:「うん、うん……」話を聞きながら背中をさすり、続きを促す。
雨品 みみね:「だから、本当の仲間よりも、人間たちの中に混じって、色んなことをして……」
雨品 みみね:「色んな事が出来て………嬉しかった。楽しかった」
文月ねむ:「そっか。」
文月ねむ:「雨品さんが過去にやったことは、わたしにもわからないけど、取り戻せないと思う。」
文月ねむ:「それこそ、かみさまでもない限り。」
雨品 みみね:「……ええ」
文月ねむ:「でもさ、今は変えられるよ。水口さんがかみさまになろうとしていることも、」
文月ねむ:「法海院さんのことも。」
雨品 みみね:「………」
雨品 みみね:「うん」
文月ねむ:「雨品さんはかみさまの経験もあるし、人間の経験もある。」
文月ねむ:「人間の楽しさを知ってるから。」
文月ねむ:「………ごめんね。わかったようなこと言っちゃって。」
雨品 みみね:「ううん………ありがと」
文月ねむ:「私も、何が正しいのかわからないけど。」
雨品 みみね:「…そうね。あたしにできることは、ちゃんとやらなくちゃ」
雨品 みみね:自分を抱いていた腕で、ねむちゃんの身体を抱きしめる
文月ねむ:雨品さんの頭を撫でる。雨品さんが落ち着くまで、しばらくそうしていた。
雨品 みみね:「……前にもね、人間の子供にこうしてもらったこと、あるんだ」
雨品 みみね:「その子達のこと、思い出しちゃった…」人の眼から零れた涙を、指で拭う
雨品 みみね:「…ありがとね、ねむちゃん」

某市 ビジネスホテル 3階廊下

法海院:「う、……うう」
法海院:うめき声を上げ、床を指でつかむ。だが、それ以上の動きはもはやできない。
法海院:「……ネ……。…………ミネ……」
法海院:「……嶺。……きっと、助……るぞ…………お前の……」
法海院:「………名前……蛇神様の、名前なのだ……」
GM:その背中に、誰かの影が落ちる。
???:「法海院さん」
GM:影めいた、黒いドレスの女だ。それが背を屈めるように法海院を見下ろしている。
???:「あきらめては、なりません」
法海院:「……う……」
???:「ここで倒れてしまえば、法海院さん。あなたの願いは」
???:「その程度の気持ちだったことになってしまいますよ。」
???:「あきらめなければ、何もかもが成せる」
???:「我々はオーヴァードなのですから」
???:《アウェイクン》を使用。
法海院:「……ハッ!?ハァ、ハァ……」
法海院:「……ナ」
法海院:「ナタナエル殿……ハァ、ハァ」
GM:侵蝕率の上昇と、急速な肉体再生による動機。しかし、もはや意識は朦朧としていない。
GM:ドレスの女は、陰鬱に微笑む。
???:「雨品みねねを……“蛇転子”を連れて帰るのですよね」
???:「ぜひとも、そうしましょう」
???:「私は強く願う者の信念を見たい。願いが強ければ強いほど、それが報われると信じたい」
法海院:「……ああ。無論。無論よ!」
法海院:「夢を……夢を見ていた。今更、軟弱な未練よ!」
法海院:「都合の良い奇跡……!そんなものはもはや求めぬ!神はただ、そこに在るべし!」
???:「ああ。素敵な目。いい目をしている……」
???:「その目があるのなら、きっと願いは叶う」
???:「さあ、頑張って?」

某市 アーケード街

GM:夜。夕食時の繁華街には、親子連れや学生の一団が賑わい、昼よりも一層鮮やかな光が森堂たちを出迎える。
GM:先を行く水口嶺は、ただ淡々と、そうした人の営みを眺めている。
森堂左右良:「結構混んでんなー」
森堂左右良:「帰宅と被っちまったか んん・・・」
森堂左右良:「?」
GM:そして、森堂左右良に囁く声がある。
化野真実:「お前さんも、娘の事情を知ったようじゃの」頭のすぐ横に、正方形の紙片が浮遊している。
森堂左右良:「!」
森堂左右良:前を行く水口に気付かれない程度に背筋を伸ばす。
森堂左右良:「アンタかよ、じーさん」小声で
化野真実:「何を驚く。あのホテルにはわしの目を潜ませた。ホッホッホ……どこに向かおうがわしの手の内よ」
化野真実:「さて、どうするソウちゃん。言っておくが――」
化野真実:「あの法海院はこのことを知らん。同じように、水口嶺も法海院が何をしておるかは知らぬ」
森堂左右良:「何の用だ?」率直な態度。やや機嫌が悪い。
化野真実:「ホッホッホ。じじいがデートの邪魔立てはせんよ。……しかし」
化野真実:「できれば、わしも仕事を楽に済ませたい。蛇神を捕らえる“ルート”で行くなら、協力はできる」
森堂左右良:「……確かにまあ、多少は揺さぶられたがな」
森堂左右良:あの話のまるで通じないクソ山伏。
森堂左右良:「あれに奥さんがいるっつうのがまず驚きだぜ」
森堂左右良:理解不能の狂人が、娘思いの不器用な父親にまで落ちてきた。
森堂左右良:咄嗟に水口を引き離すよう動いたものの、ひどくショックを受けていた雨品は大丈夫だろうか。
化野真実:「……フフン。所詮、生まれながらの狂信者などどこにもおらぬのよ」
化野真実:「命の短い娘が生まれ、たかが十数年でああも変われる」
化野真実:「奴の妻がどうなったか、プライベートを詮索する心づもりは毛頭ないがの」
森堂左右良:「ハ。……」
森堂左右良:「確かに、爺さんに協力するのも、悪くねえ選択肢だな」
森堂左右良:「だが爺さん。捕えて、どうする?」
化野真実:「神に戻す。……否。神に“する”と言うべきかの……」
森堂左右良:「そんとき、今の雨品サンはどうなる?」
化野真実:「本人から聞いておらんかったか?」
森堂左右良:「んなこと聞ける感じじゃないだろ」
化野真実:「“元”のようになる。即ち、本来神としてあったように。希薄な自我で、薄く世界を捉えるのみの精神」
化野真実:「元来の“神”に自我はない。伝承の通りの神通力などあろうはずもない」
森堂左右良:「……んなことだろうと思ったさ」
化野真実:「文化の外より訪れた、どうということもないもの」
化野真実:「その異物を、古来の意義通りの信仰対象として根付かせること」
化野真実:「荒事は遊びみたいなもんじゃ。そちらがわしの本業。――“木端仏”の化野真実。何を隠そう、神造りの名人よ」
森堂左右良:「神造り、か。こんな状況じゃなきゃ弟子入りでもしたいとこだがな」
森堂左右良:「――悪ィが、御免だよ。」
化野真実:「何故じゃ?」
森堂左右良:「時計鎖と櫛のハナシを知ってるか?」
化野真実:「オー・ヘンリーの話じゃろう。此度の父娘もそれと同じと言う気かの」
森堂左右良:「自分も他人も巻き込んで、何にもならねえ結果しか残す気が無い」
森堂左右良:「あのハナシ、全く感動できねえんだ」
森堂左右良:「現代っ子なんでね。だから、それを見過ごしたり、利用しようとする気にはなれない」
森堂左右良:「分かったら離れろよ、じいさん。いいから縁側で高みの見物でもしてろ」
化野真実:「……なるほどのお~」
森堂左右良:玩具のライターで、式神を追い払おうとする。
化野真実:「ホッホッホ!」気流に乗るようにひらりと躱す。
森堂左右良:しっしっ
化野真実:「……若い。意地になっとるのう。じゃがバッドエンドを避けようとする姿勢は、ゲーマーとして嫌いではない」
化野真実:式神は翻るように飛び、森堂のライターを持たない方の掌を掠める。
化野真実:少しの重みが、森堂の手の中に落とされる。
化野真実:「奢りじゃ」
森堂左右良:「横文字使うなよ、陰陽師が・・・ん」
GM:重ねられたゲームセンターのコインだ。
森堂左右良:「・・・オマエな・・・」呆れたように肩を竦める。
化野真実:「せいぜい楽しむが良いぞ。ホッホッホッホ……」
GM:声はそれで途切れる。ただの紙切れでしかない式神は、もう雑踏のゴミに紛れてもわからないだろう。
森堂左右良:「ま、有難くもらっとくよ、じーさん」
森堂左右良:「筺体に入れた途端に爆発したらどうすっかな」

某市 ゲームセンター

水口嶺:「……」店内を満たす轟音に眉を顰めながら、音ゲーをプレイする人間を真剣に見ている。
森堂左右良:「――いいか? これだけあると、いくらでも取り放題に見えるだろ?」
森堂左右良:大量のUFOキャッチャーの前で、シリアスに告げる。
森堂左右良:「まず、あれは取れない奴だ。その奥のあれも取れない奴だ」
森堂左右良:「その隣のあれも、まあ、取れない奴だな。あれもそれもこれも、取れない奴だ。まあ、ここから見える奴は、全部取れない奴だな」
水口嶺:「じゃあ、なんで置いてあるのさ」
森堂左右良:「ゲーセン通いはUFOキャッチャーに始まり、やがてUFOキャッチャーに還るのさ……」
水口嶺:「わけわかんないけど。なんか、一番おもしろいゲームとかないの?」
森堂左右良:「どうする、ビーパラやるか?」
森堂左右良:「アマチュア特有の要求に戦慄を禁じえねえ!」席の空いた音ゲーを叩く。協力モードだ。
水口嶺:「これ」
水口嶺:「何をするの?たくさん叩けば勝ち?」
森堂左右良:「そういうのもあるっちゃあるが、これはタイミングゲーだな」
森堂左右良:「なんか好きな曲とかねーの?」
森堂左右良:「イマドキのやつ。病院通いなら暇な時間にいくらでも聴くだろ」
水口嶺:「……ほ」
水口嶺:「星のグラッサージュ……」ベタベタなラブソングだ。
森堂左右良:「……」思わず笑う。「わりと少女趣味だな」
森堂左右良:言いながら選ぶ。メジャーで良かった。
森堂左右良:「よし構えろ。お前は赤と緑だけ押せ! 俺は黄と青と紫とピンクだ。」
水口嶺:「……」真顔でまばたきをする。
水口嶺:「わかった」
GM:曲が流れ始める。
水口嶺:「あー……この曲だ……」
水口嶺:「なんか、ラジオで聞いてたやつと違う感じだな」笑う。
森堂左右良:「なあ水口」
森堂左右良:「超面白くさせてやるから覚悟しろ……!」
水口嶺:「どうかな。ふふ、あたし初心者だもん」

GM:その後、2時間が経つまで、2人は不器用に、あるいは器用に遊んだ。
GM:誰からの妨害もなかった。ごく普通に日常を送る高校生でいた。
水口嶺:「……はぁ、はぁ、見た!?」
水口嶺:「銀ナマコ、当てたじゃん!あたし!」
水口嶺:画面には【GAME OVER】の表示がまだ映っている。
森堂左右良:「見てねーーーーー俺は何も見てねーーーーーー」
森堂左右良:耳をふさいで目を閉じてる。
森堂左右良:「クソ! 俺だって銀ナマスト実績解放したの三ヶ月くらい通ってからだぞ・・・!」
水口嶺:「NORMALで4面落ちだけど、ハハ、もしかして才能あるのかな」
森堂左右良:「ビギナーズラックだ! フランス語で言うと! ビギネァ~ズラックヌ!」
水口嶺:「あははは、ははっ……もうそろそろ出なきゃいけないのか」
森堂左右良:「まあ、初日ならこんなもんだろ」
水口嶺:「もう1コインくらいやりたかったのに」
森堂左右良:「そっち抜けた所にフードコートある。ストリートミュージシャンとかもいる」
水口嶺:「……大人だったらよかったのにな。あと、2時間長くいられたのに」
森堂左右良:「分かってねえなあ。こういうのはな、多少悔いが残るくらいが丁度いいんだよ」
GM:18歳未満は、21時で退店となる。店の張り紙を見て、名残惜しそうに呟く。
水口嶺:「……悔いは残したくなかったけどね。ま、いいや」
水口嶺:「なんかお菓子でも食べようよ」
森堂左右良:「…………」
森堂左右良:「あ、おれ雨粒クレープとか食いたい。」
森堂左右良:「生地にクラッシュフルーツ練り込んである奴」
水口嶺:「……ふ。いいね」
水口嶺:「奢ってくれる?」
森堂左右良:「・・・貸しだかんな」
森堂左右良:「学生の財布を舐めるなよ」
水口嶺:「……」クレープを口にしながら、ぼんやりとベンチに座る。
森堂左右良:夕闇の道を歩く。
森堂左右良:雑多なネオンの光。下手なストリートミュージシャンの自己陶酔の入った歌声。
水口嶺:「本当は、ひとりで来たかったんだけど」
水口嶺:「好きに時間使えるし、話したり気を使わなくて済むし」
森堂左右良:「ゲーセン初めてが、一人とか百年早いさ」
森堂左右良:森堂左右良の日常の風景。
森堂左右良:くちゃくしゃと丸めた包み紙をポケットに仕舞う。
森堂左右良:「自覚はあんのか? あとどれくらいかって?」
水口嶺:「そんなに長くはもたないでしょ。まあ、いいじゃん……」
水口嶺:クレープを食べる速度は、森堂より少しだけ遅い。
水口嶺:「あなたには関係ないことだし。気を遣うのも、遣われるのもニガテなんだ」
森堂左右良:「苦手そうな顔してるよ、お前。ついでにいやあ、いろいろと勘違いされてそーなタイプだ」
森堂左右良:「そんなに神サマとやらになりたいのかよ、ファザコン」
水口嶺:「……それ、あたしのこと?」
水口嶺:「なりたいっていうか、別に、どっちみちあたしが死んだ後のことで、興味もないし」
水口嶺:「…………でも、そうかな」包み紙を丁寧に折りたたんで、ポケットに仕舞う。
水口嶺:「お父さんが信じてる神社には神様がいないんだ」
水口嶺:「あたしがいなくなったら、本当にお父さんは一人ぼっちになっちゃう」
森堂左右良:「櫛と鎖……」溜息と共につぶやく。
水口嶺:「今じゃ……全然変になっちゃって、もう誰も、お父さんのことなんか、好きじゃないかもしれないけど」
水口嶺:「お父さんだからな……」空を仰ぐ。
森堂左右良:「…………」
森堂左右良:「あーもう。アホか。畜生」
森堂左右良:「いいか、水口。俺も」
森堂左右良:「俺も一時期、病院通いだった」
水口嶺:「うん」
森堂左右良:「入院と退院繰り返して、何度か死ぬような思いもして、親に金掛けて貰って」
森堂左右良:「この病気が治るなら、なんだって要らないって、そう思ったことだってある」
森堂左右良:「だが、本当に偶然、出会い頭にパン咥えたブラックジャックにぶつかったみてえな偶然で、治って」
森堂左右良:「治ったら、んな殊勝にはなれなかったよ」
森堂左右良:「俺がベッドで過ごした時間、行事とか修学旅行とか言ってたクラスメイトが超羨ましかったし」
森堂左右良:「積み上がったお土産のキーホルダーや写真じゃ満足できなかった」
森堂左右良:「本物が欲しい。誰にも出来ない経験がしたい。周りの重要なイベントに、置いてかれたくない」
水口嶺:「……うん」静かに相槌を打つ。
森堂左右良:「病気してる時は思いもしなかった望みがさ」
森堂左右良:「隠れてた本当のやりたいことが、山ほど出てきた」
森堂左右良:数歩、先を行く。
森堂左右良:振り向く。
森堂左右良:「俺は言うぜ。――駄目だ、水口」
森堂左右良:「空の神社に祈る父親のために、神様になりたい?」
森堂左右良:「違うだろ。お前の父親が“なんのために神社に祈ってる”か考えろ」
森堂左右良:「周りに狂人と思われて、理解されることを放棄して、自分も他人も容赦なく傷つけて」
森堂左右良:「そいつは神社に尽くしてるんじゃないだろ」
水口嶺:「……そんなの」
水口嶺:足を止める。
水口嶺:「叶わない願いじゃないか。あたしだって……」
森堂左右良:「お前が、一緒に遊んで欲しかったのは誰だよ!」
森堂左右良:馬鹿じゃないのか。馬鹿じゃないのか。全くもってアホらしい。
森堂左右良:雨品も、こいつも、山伏も、なんでちゃんと人の為を思う奴が貧乏くじを引かなきゃいけない。
水口嶺:「あたしだって、死にたいわけないよ。なんなんだろうな……」
水口嶺:「お父さんに、こんなに元気になったよって言えたら、それが一番……一番の恩返しじゃないか!」
水口嶺:「でも、ならないだろ!森堂。あなたはさ……あなたは、治ったからそういうことが言えるんだ」
水口嶺:「……蛇みたいな体で、もう心配いらないなんて言ってやれないだろ!」
森堂左右良:「そうさ。おれは治った。出会い頭みてえな偶然にあって」
水口嶺:「すごいムカつくよ。あんた……恵まれてるところから、説教して」
水口嶺:「それなら、あたしを」
水口嶺:「今すぐに、パンを咥えたブラックジャックにぶつけてみせてよ」
森堂左右良:「ああ」
森堂左右良:「んな奴いるかよ、馬鹿」ぴっと、名刺を放り投げる。
森堂左右良:チープな絵柄、冗談みたいなポップな字体。
森堂左右良:『ワンコイン・トラブルシューター』。ふざけた名乗り。
森堂左右良:「俺が”出会い頭の偶然”だ。……足りなかったあと一コイン分、俺に任せとけ」
水口嶺:「……っ!」
森堂左右良:無言で、乱暴に手を引く。
水口嶺:「バカ……バカみたいなこと、言わないでよ」
水口嶺:「バカ」
水口嶺:「バカみたい」
森堂左右良:「お前らが考え過ぎな分、俺が考えなしでいるのさ」
森堂左右良:顔を逸らし、手を引いていく。
水口嶺:哀しみと困惑がないまぜになった涙が落ちる。
GM:夜の景色が流れていく。そして。

森堂左右良:ロイスを取得します。
森堂左右良:依頼人/水口嶺/救済:○/危機感/ロイス
文月ねむ:購入。応急手当
文月ねむ:5dx+2>=8
DoubleCross : (5R10+2[10]>=8) → 10[2,3,9,10,10]+9[2,9]+2 → 21 → 成功

文月ねむ:おおう、成功。
文月ねむ:森堂君に応急と医療トランクを渡します
森堂左右良:やったー!
雨品 みみね:お、応急手当・・・
雨品 みみね:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[2,6,9,10]+10[10]+8[8] → 28

文月ねむ:…?
雨品 みみね:今回本当にパッとせんな君は
文月ねむ:凄い回ってる
雨品 みみね:というわけでお二人どちらかどぞ・・・
森堂左右良:ジュラルミンシールド。
森堂左右良:あ、いや
森堂左右良:ブルーゲイル買おう
森堂左右良:《砂の加護》
森堂左右良:9dx
DoubleCross : (9R10[10]) → 10[1,3,3,6,8,8,9,10,10]+8[4,8] → 18

森堂左右良:財産2使って購入
森堂左右良:あと医療トランクと
文月ねむ:森堂くんが全回復したら応急貰いたいですね。
森堂左右良:ねむちゃんの分の応急使います
森堂左右良:4d10+14
DoubleCross : (4D10+14) → 23[8,9,3,3]+14 → 37

森堂左右良:全快!
文月ねむ:あっ、応急使います
文月ねむ:雨品さんの分!
文月ねむ:3+2d10
DoubleCross : (3+2D10) → 3+14[5,9] → 17

文月ねむ:すいません、いじょうです…。

■Climax/01

GM:クライマックスシーン。全員登場をお願いします。
文月ねむ:84+1d10
DoubleCross : (84+1D10) → 84+4[4] → 88

森堂左右良:クライマックスだぜ!
森堂左右良:79+1d10
DoubleCross : (79+1D10) → 79+7[7] → 86

雨品 みみね:82+1d10
DoubleCross : (82+1D10) → 82+4[4] → 86

某市 アーケード街

森堂左右良:(とりあえず雨品とねむに頭下げて協力して貰わねえと)
森堂左右良:(三重依頼かよ、我ながら節操無いな全く・・・!)「――っと」
GM:水口嶺の手を引いて走る森堂左右良の前に、やがて立ちふさがるものが居る。
GM:……杖を突いた、白髭の老人。はじまりの魔術傭兵の一人、化野真実。
化野真実:「ホッホッホ……」
化野真実:「水口嶺を、助けることに決めたか。結構結構」
森堂左右良:「ハ。最初からそのつもりだったよ、俺は」
森堂左右良:「実は全部、俺の掌の上だったのさ。知らなったか?」
森堂左右良:もちろん虚勢だ。
水口嶺:「あ……」
水口嶺:「化野さん。ナタナエルだけじゃなくて、あなたまで……?」
化野真実:「……まあ、待て。わしはこやつと話がある」
化野真実:森堂の耳元で、式神がささやく。
化野真実:「おぬしも、多少なりとも調べたのならば知っておろう」水口嶺に聞かせないための会話。
森堂左右良:「……?」
化野真実:「あの法海院の心をギリギリで保っておるのは――信仰じゃと」
化野真実:「娘は助かる見込みがなく、この世との繋がりはもはや神にすがる他ない」
化野真実:「水口嶺を救うと決めたならば、代わりの“神”を立てる必要があるぞ……必ずのう」
森堂左右良:「何が言いてえ」
化野真実:「法海院が今持つ絆は蛇神のみということよ。全て失えば、あれよ、なんと言ったか……ジャームになる」
森堂左右良:「……そこまで追い詰められてんのかよ、あのクソ親父」
化野真実:「蛇神を捕らえぬ限り、水口嶺の父は救えぬ。道は一つしかないわい」
森堂左右良:(話が通じなかったのは、ありゃ性格だけじゃなかったのか)
森堂左右良:(……)
森堂左右良:「水口が生きればいいだろ」
化野真実:「……ン?」
森堂左右良:「実の娘を諦めてる方がオカシいんだよ。これだけファザコンの娘、父親にとっちゃ神より偉大であるべきだろ」
森堂左右良:(……問題は)
森堂左右良:(リュウジン病とやらは言い)
森堂左右良:(こいつの素の病を治す術を、おれは知らねえってことだ)
化野真実:「……なるほど。面白い」化野真実本体が呟く。
化野真実:「そいつを試してみるか?わしと、お前さんで」
化野真実:ゆらりと動く。背後の植え込みから、鳩の群れが飛び立つように、式神の群れが舞う。
森堂左右良:「雨品さんを神に仕立て上げて云々なら知らねえぞ」
森堂左右良:「お前も言っただろ。神にした所で都合の良い神通力なんて生まれねえって」
化野真実:《ワーディング》。
森堂左右良:「!」
化野真実:「……お前さんの式神を、出せ」
化野真実:「ソウちゃん」
森堂左右良:水口さんは起きてます?
GM:いいえ。ワーディング持続中は意識を失います。
化野真実:くたびれた老人一人が立っているだけだが、無数の目に監視されているような威圧感がある。
化野真実:応戦しなければ、圧殺される。
森堂左右良:水口さんを受け止めつつ、ポケットからくしゃくしゃの紙を出す。
森堂左右良:包装紙には、水玉模様の、クレープをディフォルメしたマスコット。
森堂左右良:「起きろ(ハロー)――フライング・クレープ・クリーチャー」
森堂左右良:巨大な、白と黄色とフルーツ模様のナマズめいた、
森堂左右良:怪物がすぐ横に現出する。「――俺は式とは違う」
森堂左右良:「テンション次第さ。俺のがどう本物になるかは、俺ですら分からねえ」
化野真実:「本物ではない」
森堂左右良:「なに?」
化野真実:「ひとつ。ひとつだけ、神の本質を教授しよう」
化野真実:「本物のナマコクリーチャーは爆発しない。あまつさえ、現実の事物を傷つけることもな。それはお前さんも分かっておるはずじゃろう」
化野真実:「その本物は、筐体のプログラムの中にある」
森堂左右良:「…………」
化野真実:「それができるのだと想像することが信仰。ゆえに――」
化野真実:「何かができるということは。他の何かができぬということ。神も悪魔も、なにかを想い、力を持ってはならぬのよ」
森堂左右良:「無思考で、無力こそが神? 笑える……」
GM:臨戦状態で向かい合った、両者の《ワーディング》。
GM:無論、その異変を真っ先に感知した者たちがいる。
“アスモデウス”:「これが――完成形か。」森堂の影から声がする。
“アスモデウス”:「成程、隙が無い術式だな。どれ!力を貸してやろうか!」
森堂左右良:「! あすもんか!」
文月ねむ:「先ッ!にッ!行かないでよッ!」1テンポ遅れて、影の主人がこの場に転がり込む!
森堂左右良:「ね・・・文月!」
文月ねむ:その服はところどころほつれ、腕や足には数か所の切り傷や擦り傷。恐らく、誰かと交戦していたのだろう。
文月ねむ:その誰かは…
雨品 みみね:「………あぅ……ッ!」
法海院:「ミ!ネ!ネ!様ァ―――ッ!!!」
法海院:頭上から咆哮が降ってくる!打ち下ろされた六角棒がアスファルトを砕く!
雨品 みみね:間一髪で避けるも、勢いよく地面に叩きつけられる。ボロボロになった制服は、返すと言っても受け取ってはもらえないだろう
“アスモデウス”:「右斜め前方。…遅かったか。」
“ナタナエル”:「……すばらしい願い」そして、3人よりやや遅れて、陰鬱に笑みを浮かべた黒い女性が現れる。
“ナタナエル”:「今、あなたの願いは叶う。法海院さん……心からうれしく思います」
化野真実:「来たのう」今にも雪崩かかりそうだった式神を一瞬止めて、片目を見開いて乱入者達を見やる。
森堂左右良:「文月! 雨品! 大丈夫かって……うっわ、全員集合かよ!」
化野真実:「左様。これで、全員集合。……そこでソウちゃん。先のアイデアを試してみるとしよう」
森堂左右良:「十二時間くらいズレてんだろ……なんだって?」
化野真実:ゲーセンのコインを弾く。
化野真実:宙に舞い、硬質な金属音とともに落ちる。
化野真実:「今じゃ」
化野真実:「――解け!!」《ワーディング》を解除。
森堂左右良:「!」 咄嗟にワーディングを解く!
法海院:「……ン?」一瞬の空気のゆらぎに、足を止める……
水口嶺:「……っ。……? お父さん……?」
法海院:「………………………………嶺」
法海院:「な、なぜ」武器を取り落として狼狽する。
法海院:「どうして、お前がここに……」
森堂左右良:「――――」 何か言いたいのを堪えて、事態を見守る。
“ナタナエル”:「そう願ったためです」
“ナタナエル”:「彼女は法海院さん。あなたのために、蛇神に変じようとしているのですよ」
“ナタナエル”:「そして、人間をやめてしまう前に、街で遊んでみたいと」
“ナタナエル”:微笑みを崩さない。
“ナタナエル”:「その願いを叶えました。」
法海院:「……ま、待て、ナタナエル殿……き、き、聞いて、いないぞ」
森堂左右良:「……なんだ? お前……」不吉な様子の女性に警戒心を強める。
法海院:「聞いて……いないぞ」
“ナタナエル”:「でも、大丈夫!法海院さん」両手を合わせて、首を傾げる。
“ナタナエル”:「あなたの願いは本物なのですから。神無き神殿に、本物の神が欲しい。それだけが願いだったのでしょう」
“ナタナエル”:「たとえ、実の娘程度が犠牲になったところで、その一途な想いがゆらぐことはない」
“ナタナエル”:「そう信じています。そうですよね?法海院さん」
水口嶺:「お父さん、お父さんこそ、なんでこんな……ところに……来て……!」
水口嶺:「なにをやって……!」
法海院:「う、ううっ、ううう~~~っ……!」両膝を付く。
法海院:「ミミネ様……ミ、ミミネ様のために……拙者は……!」
森堂左右良:「――違うだろうが」
森堂左右良:「何のために神に縋ったのか、思い出せよ」
森堂左右良:「じゃねえと、メンヘラ発言は撤回しねえぞ」
“ナタナエル”:「さあ、ここにすばらしい障害がある。彼らを排除しなければ、あなたの願いも、娘さんの願いも叶いませんよ?」
“ナタナエル”:腰の後ろに手を組んで、傍らで屈みこむ。
“ナタナエル”:「彼らは雨品みねねを連れて帰ることも、娘さんが蛇神になろうという想いも、踏みにじろうとしています」
“ナタナエル”:「さあ、頑張って?」
法海院:「……それは、それだけは……………そ、その願いは」
森堂左右良:「させねえよ! 雨品も! 水口も!」
法海院:口元を震わせながら、水口嶺を、雨品みみねを、順に見る。
法海院:「それだけはできぬ」
“ナタナエル”:「……」
法海院:「そこの小僧の、い、言うとおりだ……何を犠牲にしても」
法海院:「心の支えに唾を吐きかけようと。今までの何もかもが、水泡に帰したとしても」
法海院:「嶺だけは!!犠牲にできぬ!!」
文月ねむ:「……!」
雨品 みみね:「あなた………」
法海院:「娘だけは!!こんな、神に縋るなど、拙者だけで良いではないか!」
法海院:心が折れ、震える足を踏ん張り、よろよろと六角棒を拾い上げる。
法海院:「できるはずもない!ナタナエル殿――拙者の願いは、叶わない!」
森堂左右良:「は――」僅かに笑みが浮かぶ。「賭けは、俺の勝ちか? じーさん」
化野真実:「ホッホッホ……やはり、いいものじゃのう」
化野真実:「協力プレイは」
森堂左右良:「ん?」 今更気付く。あれ、このじーさんマジで協力してくれてんの?
水口嶺:「お父さん!ごめん、あたし……お父――」駆け寄ろうとした瞬間、糸が切れたように倒れる。
“ナタナエル”:「だめですよ。法海院さん」《ワーディング》。
文月ねむ:「水口さん!」
文月ねむ:水口さんを咄嗟に支える。
“ナタナエル”:「昔のあなた自身に、申し訳ないと思わないのですか?」
“ナタナエル”:「真剣に救いを願い、望んでいたあなたに」
“ナタナエル”:「きっと、叶えます。法海院さんは神を手に入れ、娘さんは神となり――」両手を広げる。
“ナタナエル”:「心の底からの願いが、報われることになりますね?」
森堂左右良:「文月・・・ナタナエルってのは」
森堂左右良:「どういう奴なんだっけか」
“アスモデウス”:「フフ、ハハハハハ!取り違えるな、天使殿!」
“アスモデウス”:「それは、お前の望み、お前の欲望だろう?」
“ナタナエル”:「そうであればいいなと思います。そのためにここまで力を尽くしましたもの」笑う。
“ナタナエル”:「娘さんが、町で遊びたいというので……邪魔立ても入らぬように」
“ナタナエル”:「ああ、なんと言いましたか……すべてを焼きつくし、殺したい、そういう願いを持った方がいました」
“ナタナエル”:「UGNの支部の方々に、それを叶えてもらうことにしました」
“ナタナエル”:「町で、ただ普通の女の子みたいに遊びたい。そんなちっぽけな願いのために、ここまで本気になれるのですから」
“ナタナエル”:「……私の欲望でないはずがありません。そう見えますか?」
“ナタナエル”:陰鬱な表情は変わらないが、やや嬉しそうにすら見える。
森堂左右良:「…………」
森堂左右良:UGN支部の報告を思い出す。
森堂左右良:「お前、嫌いなタイプだな」
森堂左右良:タイミングの悪い・・・都合の良い、危機。
“アスモデウス”:「取り違えるな、と言ったはずだ。」
“アスモデウス”:「お前は自分の力で人間が歪むのを見るのが好きなんだろう?」
“アスモデウス”:「天使らしい傲慢で吐き気のする趣味だな!ハハハ!」
森堂左右良:「ちっぽけだの、過去のあなたにどうのだの、――俯瞰してんじゃねえよ」
森堂左右良:「おい、クソ山伏のクソ親父!」
法海院:「…………」
森堂左右良:「目ェ覚めたならこっち手伝えよ」
森堂左右良:「男手が足りねえんだよ。こちとら不良学生に医者の卵にウェイトレス」
“ナタナエル”:「心の底からの願いを感じられない。欲望を叶え終えてしまった――」
“ナタナエル”:――キュイン!
“ナタナエル”:レーザーにも似た直線の閃きが、ナタナエルの周囲を屈折するように不規則に瞬く。
森堂左右良:「しか――」
法海院:すでに、ナタナエルの背後から跳びかかっている。六角棒を振り下ろそうとしている。
文月ねむ:「何を……!」
“ナタナエル”:「“木端仏”さん」
GM:――パ ァ ン!!
GM:横合いから飛来した力が、法海院を遠くまで吹き飛ばした。
化野真実:「まったく、度し難い女よ。到底付き合いきれぬわい」
文月ねむ:「………。」
森堂左右良:「なっ――」
化野真実:「これが仕事でなければのう」にやりと笑う。
化野真実:高速で式神を射出した袖口から、焦げたような煙が立ち上っている。
化野真実:「……ま、荒事は得意分野ではない。適当~~~~に、やらせてもらうかの」
森堂左右良:「敵か味方かはっきりしろよ、じーさん!」
森堂左右良:「前会った傭兵はもっと分かりやすかったぞ!」
森堂左右良:「淑やかで・・・こう、魅力的で・・・豊満な・・・あとバルベルデの死神で・・・」
化野真実:「わしはリアリストでのう~。依頼の範囲で動く。その他のことは知らん」
化野真実:「それだけよ。ンン?それとも、ソウちゃん」
化野真実:「こんな老いぼれ一人に勝つ自信もないのかのう?」
文月ねむ:「雨品さん。…手伝ってくれる?」
雨品 みみね:「……それ、どっちかっていうと」
雨品 みみね:髪留めを無造作に外し、投げ捨てる。
雨品 みみね:「こっちの台詞よ、ねむちゃん、左右良くん」
森堂左右良:「――言われずともってやつだ」
雨品 みみね:「元はと言えば、あたしがまいた種。許されるはず、ないけど」
雨品 みみね:「今はただ、あの二人のために………力を貸してちょうだい」
森堂左右良:「雨品…………」
森堂左右良:「文月、あのオッサンはよっぽどじゃねえと死なねえだろ」
森堂左右良:「さっさと片して、治療頼む」
文月ねむ:「…うん。そうだね。」頷いて、目を閉じ、再び開ける。
文月ねむ:「…アスモデウス。やれる?」
“アスモデウス”:「勿論だとも!天使を相手にするとは。心が躍るようだ!」
“ナタナエル”:「……私が、憎いですか?私を傷つけたいでしょう?」
“ナタナエル”:「すばらしい信念。心からの願い」
“ナタナエル”:「それが本気の心であると、ぜひ信じさせてください」
“ナタナエル”:「さあ、頑張って?」
“アスモデウス”:「では、望みどおり!」
文月ねむ:「怪我人を増やすやつは怪我人にしてやるッ!」
森堂左右良:「ちょっと違うな」
森堂左右良:「なんでかな――そこから、引きずりおろしてやりたくなった」

GM:まずは衝動判定から。化野真実が強力なワーディングを展開する。難易度9です。
森堂左右良:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[2,3,4,8,9]+1 → 10

雨品 みみね:《ヒューマンズネイバー》と思い出の一品の効果でダイスと達成値を+1
雨品 みみね:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 10[1,3,7,10,10]+10[8,10]+10[10]+9[9]+3 → 42

GM:すごい!
雨品 みみね:荒ぶる意志の力
森堂左右良:け、決断的~
文月ねむ:8dx
DoubleCross : (8R10[10]) → 10[3,3,5,7,9,9,10,10]+6[2,6] → 16

文月ねむ:84+2d10
DoubleCross : (84+2D10) → 84+3[2,1] → 87

文月ねむ:!?
文月ねむ:いや、助かるけど!?
雨品 みみね:86+2d10
DoubleCross : (86+2D10) → 86+16[8,8] → 102

雨品 みみね:こちらのダイスも荒ぶる
森堂左右良:2d10+79
DoubleCross : (2D10+79) → 12[7,5]+79 → 91

森堂左右良:むむ。100は越えなかったか
化野真実:「結界」
化野真実:――コッ!
化野真実:杖を立て、軽く打ち付けると、人々の喧騒が一瞬で静まる。

■第1ラウンド

ナタナエル
 化野

 10m

森堂 文月
 雨品
【イニシアチブ】
16/16:化野真実
7/8:文月ねむ
6/6:雨品みみね
6/6:森堂左右良
3/8:“ナタナエル”
GM:・第1ラウンド
GM:イニシアチブ順に処理していきます。
化野真実:《支配の因子》。
化野真実:PC全員の攻撃力が-20されます。
森堂左右良:!?
化野真実:「――蛇神。魔神使い。式神使い」
化野真実:「まったく……ホッホッホ」
化野真実:「古い。古い古い古い……」
化野真実:「どれもこれも古い!」
化野真実:ザカカカカカカカカッ!!!
GM:3人を遠巻きに囲むように紙片が組み上がり、鎖のような結界を構築する。
GM:まだ何も影響を及ぼしていないように見える。
GM:まだ。
文月ねむ:《戦術》《常勝の天才》。対象は雨品さんと森堂君。
文月ねむ:攻撃力+20、判定ダイス+6。100%超えると+24、ダイス+7になります。
森堂左右良:ヤベエー
雨品 みみね:パワー・・・
森堂左右良:ピュアノイの暴力VSピュアオルの暴力
“アスモデウス”:「……!」文月の影が二人に伸びる…が、
“アスモデウス”:“接続”が弱い。
文月ねむ:「何か、してるのね…!」
化野真実:「悪魔の手の内は分かるぞ。ホッホッホッホ……」
化野真実:「もっとも、わしの出力では打ち消すくらいが精一杯じゃがの」
森堂左右良:「うっげ、マジかよ、あすもんが・・・」
雨品 みみね:「…向こうも本気ってわけね…」
雨品 みみね:((…これで本気だと、いいんだけど))
GM:魔術は事前準備の戦い。戦闘距離に入る前に、2者の攻防は既に始まっている!
GM:雨品さんと森堂くんのセットアップはありませんか?
雨品 みみね:残り2回の《ルーラー》を使用します
雨品 みみね:対象は化野とナタナエル、このラウンドの間、あらゆる判定のダイスを-6します。レベルアップ済み!
雨品 みみね:侵蝕率は108に
森堂左右良:待った!
文月ねむ:おっと、侵蝕を上げます。87→99に
森堂左右良:俺はこのブルーゲイルを使うぜ!
森堂左右良:侵蝕&行動値を5上げる。
【イニシアチブ】
16/16:化野真実
11/6:森堂左右良
7/8:文月ねむ
6/6:雨品みみね
3/8:“ナタナエル”
“ナタナエル”:では、ナタナエルのセットアップ。
“ナタナエル”:《波紋の城塞》。ナタナエル及び化野の装甲値を+12。
文月ねむ:ウゲェーッ!
“ナタナエル”:「……」薄く、微笑みを浮かべて全員を眺めている。
森堂左右良:こ、この野郎!
“ナタナエル”:かすかな線としてしか認識できない、周囲を巡る“軌道”が、一段階その半径を広げる。
“ナタナエル”:攻撃を仕掛けてくるような兆しは見えない……
森堂左右良:「ワイアンドコーイズ・・・・」
森堂左右良:フライングクレープクリーチャーの身体の表面の水玉が、高速で上から下に流れ始める。
森堂左右良:「まだだ、まだ上がる、俺のBPMは・・・!」
雨品 みみね:「…凄いわね、左右良くん」
雨品 みみね:「…さて、あたしの方は」
雨品 みみね:「どこまで効いてくれるかしらね?」
雨品 みみね:いつの間にか、化野と"ナタナエル"の身体に、僅かに液体が付着している
“ナタナエル”:ナタナエルは、特に気に留めた風もない。
化野真実:「下衆め……」化野真実の側は、あからさまに不快感を示す。
雨品 みみね:対象のレネゲイドに作用し、その働きを抑制する蛇の毒である
雨品 みみね:「行儀が悪くて、ごめんなさい」
化野真実:「この期に及んで、力を振るうことを恥じぬ……」
化野真実:「元あったような在り方に戻してくれるわ」
化野真実:手番は化野真実。
雨品 みみね:唇に残ったそれを、長い舌で嘗める取る
化野真実:《コンセントレイト:オルクス》《茨の縛め》《縛鎖の空間》《完全なる世界》。そして《拡散する世界》。
化野真実:対象は全員!
文月ねむ:ウワーッ!
化野真実:15dx7+5 ルーラー適用済み
DoubleCross : (15R10+5[7]) → 10[1,1,2,2,4,5,5,7,8,9,9,9,10,10,10]+10[2,4,4,5,6,6,8,9]+10[5,9]+4[4]+5 → 39

雨品 みみね:ひええ・・・
森堂左右良:いちいちこの野郎してくれるわーっ!
化野真実:命中すれば、ミドルと同様、硬直重圧放心を受けます。
森堂左右良:雨品さんを庇う!
文月ねむ:ガード!
森堂左右良:まずはドッジ!
森堂左右良:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[7,9,9,10]+1[1] → 11

雨品 みみね:か、庇ってもらっていいのかなあ
雨品 みみね:8dx とりあえずドッジ
DoubleCross : (8R10[10]) → 7[2,2,2,5,5,6,6,7] → 7

森堂左右良:侵蝕が欲しいんで大丈夫です(ブルーゲイルもそのため)。
雨品 みみね:わかりました…!
森堂左右良:《砂の加護》で雨品さんをカバー。
化野真実:4d10+17
DoubleCross : (4D10+17) → 18[7,3,1,7]+17 → 35

文月ねむ:あ、丁度死ぬ
文月ねむ:1d10+99 リザレクト
DoubleCross : (1D10+99) → 7[7]+99 → 106

森堂左右良:装甲も来てないので、素通し70
森堂左右良:1d10+98
DoubleCross : (1D10+98) → 2[2]+98 → 100

GM:《砂の結界》を使った状態で98でしたか?
森堂左右良:そうです
文月ねむ:開始時点で91、ブルーゲイルで96、結界で98ですね
GM:では、お2人は硬直・重圧・放心を受ける!
森堂左右良:ありがとうねむねむ!
化野真実:「ホッホッホッホ……さあて」
化野真実:「遊んでやろう……この程度しか付き合えぬがな」
化野真実:ザ ァ!!
GM:猛吹雪のような式神の群れが、全員に殺到し、生命力を容赦なく奪っていく。
GM:破壊力自体は然程ではない……が、的確に手や武器に絡みつき、物量で攻撃行動を縛る。
森堂左右良:「雨品さん! 一歩下がって」
森堂左右良:言うが早いか、ウェイトレス服の襟を引いて背後に回す。
“アスモデウス”:「あの結界を維持しつつ、この出力が出せるのか。」
文月ねむ:「うぐっ…うっ!」
雨品 みみね:「あっ、ちょっと!?」
化野真実:「片手間じゃよ、まったく……ホッホ」
化野真実:「そもそも、魔術師が戦うなどあってはならんというのに」
化野真実:「人使いの荒い女じゃよ」
“ナタナエル”:「……ふふ」
GM:手番は行動値11。森堂くん。
森堂左右良:背面をフライングクレープクリーチャーが受け、座り込んだ雨品さんの正面に立って残りを受ける
雨品 みみね:「左右良くん!?」
森堂左右良:「大丈夫だ! 怪我は! ない・・・ちょっと吐きそう!」  露骨に生命力を座れた声で応える。
“ナタナエル”:「素敵な気勢です。まだまだ頑張れますよね?」
森堂左右良:「ほどほどにしとくぜ・・・あんたに好かれない程度にな」
森堂左右良:マイナーでPDWの効果を発動。 次の攻撃を範囲(選択)に。
森堂左右良:化野さんにロイスを 尊敬/隔意○ で取得。 即昇華してデバフを全解除。
森堂左右良:ん、そうか
森堂左右良:これ支配の領域も一緒に解除出来ますよね?
文月ねむ:アッ
GM:そうなります!
森堂左右良:やったー
森堂左右良:メジャーで 《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《クリスタライズ》 オートで《砂の加護》
文月ねむ:ねむが100%になったから判定ダイス+7、攻撃力+24だよ森堂君!
森堂左右良:ヤベエー
森堂左右良:素振り11+侵蝕3+戦術7でダイス21か
森堂左右良:では振ろう
森堂左右良:21dx7-1
DoubleCross : (21R10-1[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,4,5,5,6,6,6,6,6,7,8,9,9,9,9,10]+10[1,1,3,5,7,8,8]+10[1,7,8]+4[3,4]-1 → 33

“ナタナエル”:回避。
“ナタナエル”:4dx-5
DoubleCross : (4R10-5[10]) → 10[5,7,10,10]+10[5,10]+2[2]-5 → 17

化野真実:《幸運の守護》。
化野真実:15dx+5
DoubleCross : (15R10+5[10]) → 10[1,2,2,2,2,3,3,3,3,6,7,8,8,9,10]+5[5]+5 → 20

森堂左右良:くんなー
森堂左右良:よっし!
文月ねむ:アブネェーッ
雨品 みみね:こわいー
化野真実:《領域の盾》。ナタナエルをカバー。
森堂左右良:この野郎ーっ!
文月ねむ:じ、ジジイ~~ッ
雨品 みみね:ヌウーッ…
森堂左右良:4d10+45
DoubleCross : (4D10+45) → 19[4,2,7,6]+45 → 64

森堂左右良:装甲無視!
化野真実:当然、これを2倍ダメージで受けては耐えられません。倒れるしかない。
F・C・C:「creeeeeee………」
森堂左右良:フライングクレープクリーチャーが札にまとわりつかれ苦しげに鳴く!
化野真実:「ホッホッホッホ!」
化野真実:「古い古い古い!」
化野真実:「予測不能の式神。その程度はとっくの昔~~に編み出された魔術のひとつよ」
森堂左右良:「――雨品サン」
森堂左右良:「わかれっぱなしだったから聞き損ねたんだけどさ、あんた、後悔してる?」
雨品 みみね:「え……?」
森堂左右良:「許してもらえないとか。力を貸してとかさ……」
森堂左右良:「少なくとも、俺に関しちゃマジでさ。気にすることはないんだぜ――」
雨品 みみね:「………」
森堂左右良:「俺はいつだって好き勝手に動いて、それで勝手に楽しんでるだけだ。何より」
森堂左右良:「こんな紙キレ、俺にはまるで響かねえ――浅いぜ、爺さん!」
化野真実:「……ふん?」
化野真実:化野真実が一歩踏み出した……
森堂左右良: 札まみれの中から、右腕一本を自由にする。
森堂左右良:「眠れ(グッナイ)、俺の愛国者(パトリオット)!」
F・C・C:「creeeeeeee――――――」
森堂左右良:巨大なクレープモンスターが消え、札の拘束から抜けたその内側に、一丁の銃が浮かぶ!
森堂左右良:化野も見覚えがある。ナマコを撃っていた、あのゲームのコントローラー!
化野真実:「ホッホッホ。やれやれ」
森堂左右良:「筺体シリーズ、シーキューカンバースレイヤー!」
森堂左右良:――乱射! 乱射、乱射!
化野真実:「古い術よ……!」右手を打ち振り、さらなる仕掛けを、
GM:バヂッ!バ シ ャ ン ! !
森堂左右良:雑なゲーム特有の、理屈も物理法則も無視した弾幕を張る!
化野真実:「……!」森堂の方が早い!陰陽師の輪郭が、弾痕で大きく抉れる!
化野真実:「なるほど……これは、確かに……ホッホッホ」
化野真実:「巻き込まれ慣れておる!」
森堂左右良:「あすもん、ヘェールプ!」
森堂左右良:一度能力を解除したことで、敵の拘束から脱しているのだ。
“アスモデウス”:「あいわかった!」
“アスモデウス”:無防備になった森堂に迫る札を影が防ぐ
GM: バ ツ ン !
GM:ついに化野も、姿を保っていられずに無数の紙片と散る。
“ナタナエル”:「……すばらしい」
“アスモデウス”:「フフ…ハハハハ!全く持って興味の尽きぬ男!」
GM:だが同時に、その式神がナタナエルを護ってもいる。
化野真実:「アスモデウス……」ひらひらと舞う残骸が、声を発する。
森堂左右良:「うげっ、まとめてブチ抜くつもりだったんだけどなあ」
“アスモデウス”:「…?」
森堂左右良:「これだから社会人は嫌だね。きっちりしやがって・・・」
化野真実:「何を楽しむ。東方の主座ともあろうものが何故に人に憑いた」
“アスモデウス”:「ンン…フフフフ。さて、何故かな?」
化野真実:「仮初の悪魔だとしても、お前さんは神の道理のわからぬものではあるまい――」
“アスモデウス”:「悪魔の行動原理なぞ単純よ。必ず、神の反対の行動を取ること。」
化野真実:「――人の望みのとおりにか。度し難い身の程知らずどもよ」
“アスモデウス”:「下界を俯瞰し、何もしないのが神であるなら、」
“アスモデウス”:「その中に混じり、精一杯快楽を貪るのが悪魔なのさ。」
“アスモデウス”:「こちらの方が、よほど楽しそうだろう?」
化野真実:「……」紙片は浮力を失い、地面に落ちていく。
化野真実:化野真実は戦闘不能。
“ナタナエル”:「……さあ、雨品みみねさん」
“ナタナエル”:「あなたの望みを聞かせてください」
ナタナエル

 10m

森堂 文月
 雨品
GM:行動値は7。文月さんの手番。
文月ねむ:《アドヴァイス》!
文月ねむ:対象は雨品さんにしましょう
文月ねむ:決めてくれ!
文月ねむ:判定ダイス+2、C値-1だ!
森堂左右良:コロセーッ!
森堂左右良:コロセーッ!
“アスモデウス”:化野も、化野の式神も、もはやいない。
“アスモデウス”:文月の影が大きく伸びる。目指すは…“ナタナエル”の足元!
“ナタナエル”:「……」キュイッ ――キッ
“ナタナエル”:不審な風切り音をともなって、ナタナエルの周囲には何かが旋回し続けている。
“アスモデウス”:“ナタナエル”と文月の影が混ざり、そして、
“アスモデウス”:「――ここだ。ここが急所。」
“アスモデウス”:“ナタナエル”の体に黒い点が浮かび上がる。
文月ねむ:「あれを狙って、雨品さん。」
雨品 みみね:"ナタナエル"の黒い点を、交差する影を、そしてねむの顔を見る
文月ねむ:「…やれる?」
“ナタナエル”:ただじっと、雨品と文月の攻撃を待っているように見える。
雨品 みみね:「…言ったでしょ」視線を、"ナタナエル"の方へ
文月ねむ:「じゃない…。これは私のお願い。やって欲しい。」
雨品 みみね:「できることは、ちゃんとやらなくちゃ………って」
雨品 みみね:「そのお願い、確かに聞いたわ」
雨品 みみね:「…"神様"なんかじゃない、あたし自身が」
雨品 みみね:手番、よろしいでしょうか
GM:手番は雨品さんです
雨品 みみね:マイナーで《オリジン:アニマル》+《完全獣化》+《一角鬼》
雨品 みみね:シーン間、素手の攻撃力を+6、【肉体】判定ダイス+6、素手の攻撃力を7、射程を5mに。侵蝕率は12上昇し120
雨品 みみね:「左右良くん、「後悔してる?」ってことだけどね」
雨品 みみね:全身の肌が、さらに白く、純白に染まっていく
雨品 みみね:「…確かに、"神様"やっちゃってたのは、ちょっと後悔…かな」
雨品 みみね:白い肌が、鱗へと変わっていく
森堂左右良:「ん……」距離をおいて座り込んでいる。
森堂左右良:片目を細める。
雨品 みみね:「でもね…人間を好きになって、人間みたいに名乗って、人間みたいに生きてきたこと」
雨品 みみね:髪の黒が剥がれ落ち、その下の白が露わになる
雨品 みみね:「それは、後悔してない。したくない」
森堂左右良:変貌に目を丸くしていたが、
雨品 みみね:頭と首の、腕と胴の、両の脚の境目が、曖昧に
雨品 みみね:「"神様"としてのあたしじゃなくて、"あたし"としてのあたしだったから」
森堂左右良:「……そりゃよかった」ふっと笑い、胡坐をかく。
雨品 みみね:ボロボロになっていた制服が耐えきれず、不快な音を立てて破けていく
雨品 みみね:「今、あたしがやりたいのは」
雨品 みみね:妖しく光る赤く丸い目が、"ナタナエル"に向けられる
雨品 みみね:「"神様"なんかじゃない、"あたし"として、あの二人の力になること」
森堂左右良:「!」
雨品 みみね:"神"でも"人"でもない、白い峰ろ靈が、そこにいた
雨品 みみね:メジャーで《コンセ:エグザイル》+《伸縮腕》を使用。"ナタナエル"に白兵攻撃を行います
雨品 みみね:ここで "人間"/法海院/憧憬/悔悟:○…でロイスを取得し、感情を反転させタイタス化及び昇華し不利な状態を解除したいと思います
GM:了解しました。どうぞ。
雨品 みみね:P感情は憧憬から尽力に
雨品 みみね:《戦術》《常勝の天才》で攻撃力+24、ダイス+7、《アドヴァイス》でさらにダイス+2個、C値-1
雨品 みみね:肉体8の獣化で6、伸縮腕がレベル上昇でマイナス無しなので合計23個
森堂左右良:やってしまえ!
雨品 みみね:23個でC値6、降ります
文月ねむ:いけーッ!
雨品 みみね:振ります!
雨品 みみね:23dx6+1
DoubleCross : (23R10+1[6]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,3,5,6,6,6,6,6,6,7,8,8,9,10,10,10,10]+10[1,1,3,4,4,6,6,7,8,8,9,9,9,10]+10[1,3,4,4,4,4,5,6,10]+10[2,7]+4[4]+1 → 45

“ナタナエル”:ガード。ダメージをお願いします。
雨品 みみね:5d10+13+24 諸々有効
DoubleCross : (5D10+13+24) → 33[6,5,3,9,10]+13+24 → 70

“ナタナエル”:《テラーウォール》。ダメージを6d10軽減。
文月ねむ:ウワーッ!?
“ナタナエル”:「磁場発生装置」。ダメージを10軽減。
“ナタナエル”:「FHバトルコート」。エフェクトによるダメージを5軽減。
森堂左右良:なんか見覚えのないやつばかり!
“ナタナエル”:70-6d10-15
DoubleCross : (70-6D10-15) → 70-29[2,8,4,7,6,2]-15 → 26

雨品 みみね:DOIHI-
文月ねむ:フル武装じゃねーか!
“ナタナエル”:装甲で15+12=27点軽減します。ダメージ0。
雨品 みみね:泣いていい?
文月ねむ:な、なんだと…!?
森堂左右良:おかしいと思ったんだ・・・行動値3・・・
“ナタナエル”:――キュイン!
“ナタナエル”:雨品みみねの突撃を、不可視の力が遮る。
“ナタナエル”:砂粒。微細に分解された細かな砂粒が、ナタナエルの周囲を多重旋回し、防壁となっている。
雨品 みみね:頭部周辺の鱗を逆立て、勢いをつけた上での伸長…普段の倍以上の力を出した、はず、だった
“ナタナエル”:「――すばらしい願い」ゆっくりと拍手をする。
“ナタナエル”:ただの砂礫ではない。何らかの装甲や複合防壁を、形を留めないほどに分解して
“ナタナエル”:見えない、流動的な守りとして身にまとっている。
森堂左右良:「マジかよ……っ!」
“アスモデウス”:「………なるほど。弱点を突いても攻撃が届かなければ無意味、という訳か。」
雨品 みみね:届かない、それ以上進めない…進めば、逆にこちらの身を裂かれる
“アスモデウス”:“ナタナエル”との接続が切れ、文月の影が元に戻る。
雨品 みみね:しばしその場に止まった後、頭部が元の位置へ戻っていく
“ナタナエル”:「あなた達にまだ危害を加えていない私であっても、心からの本気で……傷めつけ、破壊したいと願っているのでしょう」
“ナタナエル”:「ああ、素敵。……それだけ強い想いがあるのなら、決して止まったりはしませんよね?」
“ナタナエル”:「あなた達は諦めませんね?私を殺したいですか?」
“ナタナエル”:「私からもお願いしましょう。ぜひ、その心が――」
GM:行動値3。ナタナエルの手番。
“ナタナエル”:マイナーはなし。《アウェイクン》。対象は化野真実。
ナタナエル
 化野

 10m

森堂 文月
 雨品
“ナタナエル”:「嘘偽りのない欲望だと、信じさせてください」
森堂左右良:ヤベエー
化野真実:「さあて……」ナタナエルの粒子を編みこまれて、地に積もった式神の群れが復活する。
化野真実:「第2ラウンドじゃの。ホッホッホッホッホ!」

■第2ラウンド

ナタナエル
 化野

 10m

森堂 文月
 雨品
【イニシアチブ】
16/16:化野真実
7/8:文月ねむ
6/6:雨品みみね
6/6:森堂左右良
3/8:“ナタナエル”
雨品 みみね:タイミング遅れましたが、侵蝕率は先程のメジャーアクションで124になりました
化野真実:「……先程から聞いておれば。フン」
化野真実:「嘘偽りを吐くなよ。蛇神」
化野真実:「“人間”として助けたいじゃと?ならば何故“蛇”の力を使う」
化野真実:「神の分際で人を騙り、あまつさえ人より盗んだ信仰と力を奮って恥じぬ」
化野真実:「神造りの端くれとして、わしは貴様ら“レネビ”を許さぬ。消えよ」
化野真実:《絶望の領域》。
化野真実:対象はPC3人。このラウンド中、あらゆる判定のダイスを-10個。
雨品 みみね:「あなた、話をちゃんと聞いてた?」
雨品 みみね:如何なる仕組みか、蛇の口から人の言葉を発している
化野真実:「ホッホッホ。わしと口喧嘩するつもりか?」
化野真実:「付き合うぞ。何を反論する。何を主張する」
雨品 みみね:「あたしは"あたし"として、って言ったの」
雨品 みみね:「"人間"じゃない、もちろん"神"でもない」
雨品 みみね:「"かがち"と崇められようと、"ばけもの"と恐れられようと」
雨品 みみね:「あたしは"あたし"でしかないから」
化野真実:「それが嘘偽りだというのだ」
化野真実:「結局は人の真似事をしてのうのうと暮らす目論見じゃろう。今の言葉がどうであろうと、そちらに流れる積もりじゃろう」
化野真実:「人とも神とも違う生き方を見いだせるか?」
雨品 みみね:「そうね、確かにあたしがやってるのは人間の真似事」
雨品 みみね:「…神様やってた時と何も変わってない。嘘偽りで鱗を隠して、被る皮が神から人になっただけ」
雨品 みみね:「でもね、どうしようもないの」
雨品 みみね:「自分が何者かわかっていても、過去の罪を悔やんでも、誰かに否定されても」
雨品 みみね:「人の世に、惹かれてしまったから」
雨品 みみね:「ええ、そう。あたしが後悔していなくても、それはあたしだけのこと。人を騙しているのは確か」
雨品 みみね:「そんなあたしが許せないんだったら、皮を剥ぐなり身を裂くなり、好きにすればいいわ」
雨品 みみね:「…もちろん、全力で抵抗するけどね」
GM:セットアップ順は文月さん。
文月ねむ:二人が話している裏で、胡坐をかいている森堂君の肩に手を置く。
文月ねむ:「森堂君。まだ、行ける?」
森堂左右良:「ん……」やや身体は重い。「……まだラウンド2。日常だ」立ち上がる
森堂左右良:「ちょっとあまりの神っぽさに、見蕩れてただけだ」
文月ねむ:「………。」気怠そうに立ち上がる森堂君を見て、目を僅かに伏せる。
森堂左右良:「デッサイド・ダ・デーステニィー! いい加減隠居しやがれ、ジジイ」
文月ねむ:「森堂君。一つだけ依頼、していい?」
森堂左右良:「受けた。なんだ?」
文月ねむ:「あいつらを何とか倒して、私や、雨品さんを……」
文月ねむ:「水口さんも、法海院さんも、」
文月ねむ:「みんなを、日常に帰して。」
森堂左右良:「…………」
文月ねむ:「それと、終わったらさ、みんなでゲーセンいこうよ。二人だけデートなんて、ずるいし。」
文月ねむ:と言ってから、依頼の数を指で数える。
文月ねむ:「あはは、依頼、5こになっちゃった。」
森堂左右良:表情を引き締める。目の前に居るのは、彼女が、ここまで言う相手ということだ。
文月ねむ:「ね、お願い。私とアスモデウスも、ちょっと無理するからさ。」
森堂左右良:「数え方が違うぜ、ねむちゃん」
森堂左右良:「依頼は、んーと、あのクソ山伏の分だけかな」
森堂左右良:「水口は本人から依頼受けてるし、これも削除。」
森堂左右良:「ねむちゃんや雨品サンを日常に、ゲーセンデート?」
森堂左右良:「――それはさ、報酬って言うんだぜねむちゃん!」
森堂左右良:「超やる気出てきた!」
文月ねむ:「まったく、もう。」腰に手を当て、呆れたようなポーズ。
文月ねむ:「……こんな、お願いばっかの、わがままなやつの依頼、訊いてくれてありがとう。」
森堂左右良:両手を打ち合わせて、銃をくるくる回す。
文月ねむ:「全力で行くよ。」
文月ねむ:ここで、森堂くんをSロイスに指定します。
森堂左右良:!?
森堂左右良:指定されたー!
文月ねむ:よければ、Sロイスを昇華して《常勝の天才》の回数を増やしたいです!
GM:やりやがれ……!
文月ねむ:そしてセットアップで《戦術》《常勝の天才》します。
文月ねむ:判定ダイス+7、攻撃力+24。対象は森堂君と雨品さんです。
“アスモデウス”:文月の影が、森堂くんと雨品さんの影と深く、深く“接続”する!
森堂左右良:「きた、きたきた・・・・・・・ッ!」
“アスモデウス”:「さぁて、もう一戦と行こう。“木端仏”。」
化野真実:「……ホッホッホ。面白い」
化野真実:「青春じゃのう~~」
“アスモデウス”:「悪魔には悪魔の意地があってな。一泡吹かせてやる。」
化野真実:先の攻撃で飛び散った式神が、時間をかけて、再び収束しつつある。攻撃のためだ。
GM:次のセットアップは雨品さん。
雨品 みみね:最後の《ルーラー》を使用。化野と"ナタナエル"を対象にし、このラウンド間、あらゆる判定のダイスを-6
雨品 みみね:侵蝕率は130に
文月ねむ:あ、こちら侵蝕上げ忘れました。
文月ねむ:アドヴァイスで106→110、セットアップで110→122です。申し訳ない!
雨品 みみね:がぱり、と大きく開いた口から、毒の液を噴射する
雨品 みみね:文月と、"アスモデウス"の力を受け取ったそれは、"ナタナエル"の防壁を、かろうじて穿つ
“ナタナエル”:「……私の壁をすり抜けましたね」手の甲にわずかに毒液が付着している。
“ナタナエル”:「まさか、ここまで……もしかしたら、あなたがたなら」
“ナタナエル”:「すべての障害を前に、心折ることなく……本物の願いを見せてくれる。きっと……」
森堂左右良:(しかし、なんというか、雨品サン・・・)
森堂左右良:「いいなあ・・・かっけえな・・・」 ぽつりと。
GM:セットアップは森堂くん。
森堂左右良:なし!
“ナタナエル”:《波紋の城塞》。2人の装甲値を+12。
GM:では、最初のイニシアチブ。化野真実の手番。
化野真実:《コンセントレイト:オルクス》《茨の縛め》《縛鎖の空間》《完全なる世界》。
化野真実:Choice[森堂,文月,雨品]
DoubleCross : (CHOICE[森堂,文月,雨品]) → 文月

化野真実:文月さんを狙います。
文月ねむ:こっちきたーっ!
化野真実:15dx7+5
DoubleCross : (15R10+5[7]) → 10[2,3,4,4,5,5,6,6,6,6,6,7,8,9,10]+10[4,5,6,7]+2[2]+5 → 27

森堂左右良:最初からーっ!
文月ねむ:ドッジしてもダイス振れないな…ガード!
GM:カバーリングはありませんか!
文月ねむ:カバーしなくていいよ!
文月ねむ:ロイスは攻撃に回してほしい!
化野真実:ではもうダメージを出してしまいますね
森堂左右良:ほんとか! ほんとだな!
森堂左右良:了解!
化野真実:3d10+17 硬直+放心+重圧
DoubleCross : (3D10+17) → 14[2,10,2]+17 → 31

文月ねむ:法海院にロイス取得。○庇護/恐怖。これをタイタス化、昇華して復活。
化野真実:「さあ、次は」
化野真実:「お前さんよ!アスモデウス!!」
化野真実:ダン! ――ダン!ズダン!!
化野真実:紙片の群れの所々に、焼けたような穴が生まれる。
化野真実:周囲の式神を灼く高速で、式神の“弾丸”を飛ばしたのだ。
文月ねむ:「うっ…くうっ……!」あれを、受けるんだ。そう思うと足が震える。
文月ねむ:「けど……!」自分が攻撃を受け、雨品さんや森堂君が攻撃する。それが、最適解。
文月ねむ:それが、日常に帰る道!
森堂左右良:「ねむちゃ……っ!」 また先ほどのように、手を伸ばそうとする。
文月ねむ:「前を見てッ!!」
森堂左右良:「!」
文月ねむ:「私の依頼、受けたんでしょう!」血を吐く。白衣が赤に染まる。
文月ねむ:「け、けほっ!受けたなら、叶えてよ……!」
森堂左右良:「っ~~~~」一瞬、表情を歪める。
化野真実:「……哀れな小娘よの~~」
化野真実:「魔神の判断をその幼さで為す辛苦、察するに余りあるぞ」
化野真実:「さあて、来い!」
森堂左右良:「ああ、くそ」
森堂左右良:「情けねえ……」 銃把を握り直す。
GM:手番は行動値7。文月さん。
文月ねむ:マイナーなし。《アドヴァイス》を森堂君に。
文月ねむ:判定ダイス+2、C値-1。
文月ねむ:122→126
雨品 みみね:赤円の双眸で二人、否三人を見る
文月ねむ:「叶えてよ!森堂君!」
森堂左右良:人の為に傷つくのは好きだが、自分の為に誰かが傷つくのは嫌だ。
森堂左右良:だから。「任せろ。」
森堂左右良:もうこれ以上、誰も傷つけさせたりしない。
GM:手番は行動値6。雨品さん。
雨品 みみね:マイナー無し
雨品 みみね:メジャーで《コンセ:エグザイル》+《伸縮腕》
雨品 みみね:判定の前に左右良くんのロイスをタイタス化、昇華し不利な状況を打ち消します
雨品 みみね:P感情を感謝から憧憬に
雨品 みみね:"ナタナエル"を対象に白兵攻撃を行います
雨品 みみね:肉体9の獣化で6、伸縮腕がレベル上昇でマイナス無し、そこに+7で合計22個
雨品 みみね:22dx7+1 命中判定
DoubleCross : (22R10+1[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,7,7,7,8,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,2,3,3,3,5,6,7,8,9,9]+3[1,2,3,3]+1 → 24

雨品 みみね:これだからー
“ナタナエル”:そういえば、すいません
雨品 みみね:あれ
“ナタナエル”:先ほどのリアクションの時、《ルーラー》の効果乗せてなかったんですよね
文月ねむ:ああー、そうだった。
“ナタナエル”:なのでドッジはできません。ガードしておきます。
文月ねむ:なんか妙にダイスが多いと思った
“ナタナエル”:まあ仮に振れてもFHバトルコートのおかげでほとんど回避なんてできないんですけど
森堂左右良:www
文月ねむ:ww
化野真実:というわけで、《領域の盾》でこれはカバーします。
文月ねむ:敬老~~~ッ!
雨品 みみね:ではダメージを出します。
雨品 みみね:3d10+13+24
DoubleCross : (3D10+13+24) → 15[9,5,1]+13+24 → 52

雨品 みみね:色々と友好
雨品 みみね:有効ね!
森堂左右良:友好的に敬老してくれるわーっ
化野真実:もちろん爆発四散!戦闘不能になります。
雨品 みみね:((左右良くん…かっこいいわよ、キミ。とても))
雨品 みみね:"ナタナエル"を、睨む
雨品 みみね:((その強さ、ちょっとだけ、わけてね……))
森堂左右良:「雨品さん! 気にするなよ!」
森堂左右良:「自分の持ってる力を使うのに! 知らねえ他人の言うことに従う必要なんざ、これっぽちも、ねえ!」
雨品 みみね:ぐぃ、と身体を縮め
雨品 みみね:……一瞬、左右良の方を、見てから
雨品 みみね:勢いよく頭部を伸ばす。今度こそ、あの壁を突き破るために
化野真実:「!」
化野真実:式神の軍勢がカバーに入る。
雨品 みみね:大好きな人間の、力になるために。それが、同じ人間に牙をむくことでも
化野真実:ナタナエルの絶対の防御を知っているはずの“木端仏”が。
化野真実:一枚の防壁のように整然と並び、雨品を弾き返そうとする――
雨品 みみね:防壁に、逆立つ鱗が突き刺さる
化野真実:無数の式神が、バリバリと引き裂かれる。
雨品 みみね:弾かれぬよう、退かぬよう、あの二人のため、三人のため
雨品 みみね:全ての力を振り絞る
化野真実:「……紛い物が」
化野真実:「人間をまね、人間の領分だった力をも用いる」
化野真実:「忌々しい……」全てが破壊され、散乱する。
GM:ふたたび戦闘不能。残るはナタナエルだけ!
“ナタナエル”:「……やはり、やはり、素晴らしい力!」
“ナタナエル”:「強く願う心があれば、その願いを叶えるために、どこまでも努力できる……」
雨品 みみね:しかし散乱する防壁に阻まれ、"ナタナエル"までは届かない
“ナタナエル”:「あなたの強い願いを見つけたのですね。雨品みみねさん」防壁の向こうで、ナタナエルが首を傾げる。
“ナタナエル”:「あなただけの心を、どうか忘れないで」
“ナタナエル”:「ずっと」
雨品 みみね:「…あなたに、言われなくても」
雨品 みみね:侵蝕率は4上昇し134に
森堂左右良:「さて」
森堂左右良:マイナーなし
森堂左右良:メジャーで先ほどと同じコンボ。水口さんのロイスを昇華し、ダイス+10。絶望の領域を相殺!
森堂左右良:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《クリスタライズ》《砂の加護》
森堂左右良:んー
森堂左右良:初期ロイス・悪友のロイスを切る。
森堂左右良:C値-1。
森堂左右良:21dx6-1
DoubleCross : (21R10-1[6]) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,3,3,4,5,5,5,5,6,6,7,8,10,10]+10[5,6,9,9,9,10]+4[2,3,3,4,4]-1 → 23

文月ねむ:C値5だよ!
文月ねむ:アドヴァイスで-1されてるから!
GM:振り直しなさい!
森堂左右良:忘れてたーーー!
森堂左右良:あとダイスも増える!
森堂左右良:23dx5-1
DoubleCross : (23R10-1[5]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,4,4,4,5,5,5,6,6,7,7,9,10,10,10,10]+10[1,1,3,5,6,6,7,7,9,9,9,9]+10[1,2,4,4,4,5,6,6,8]+10[2,2,5,8]+10[9,9]+2[2,2]-1 → 51

文月ねむ:よっし!コロセーっ!
“ナタナエル”:当然、ガード。
雨品 みみね:左右良くん・・・!
森堂左右良:6d10+45
DoubleCross : (6D10+45) → 25[3,3,2,6,10,1]+45 → 70

“ナタナエル”:そして「磁場発生装置」。
森堂左右良:装甲無視!
“ナタナエル”:装甲は先程見せた通り合計27ありますが、これが無視されてしまう!
“ナタナエル”:ダメージは-10。倒れます!完全防御型なので復活エフェクトはなし!
森堂左右良:侵蝕は11+ブーストアーマー分2で126に。
森堂左右良:「ビーパラ」 ひょい、と、糸のついた円柱が無数に浮かび、
森堂左右良:「プレミアムアンコール」  ――ナタナエル目掛けて落ちてくる。
森堂左右良:そして、同時に森堂も走り出す!
森堂左右良:「隠れてんなよ、黒幕女」
森堂左右良:「んな『偽物』に!」  ナタナエル周辺に浮遊している粒子に触れ、
森堂左右良:「堕とせ、弾道弾(パトリオット)!」本来の『形』に戻して、引き剥がす!
“ナタナエル”:「……それは!」
“ナタナエル”:分解し、全方位に拡散された、装甲部材。
“ナタナエル”:同じ物質変成の力を持ち、何より、その『本物』の形を取り戻させるハロゥズ・パトリオットの能力ならば。
森堂左右良:「引きずり下ろしたぜ」 にやりと笑い――その背後から、やや遅れて、流星じみた弾丸が落ちてくる。
“ナタナエル”:「こんなことを――」
“ナタナエル”:ゴバン!バギャ!!
“ナタナエル”:余裕を崩し、咄嗟に逃れようとしたように見えたが、それだけだった。
“ナタナエル”:巨大円柱に弾き飛ばされるように吹き飛び、4度地面を跳ね、倒れる。
森堂左右良:「は・・・・・・」
森堂左右良:軽薄に笑って、背後を振り向く。
森堂左右良:視界には、雨品さんとねむちゃん、あすもん。
森堂左右良:「叶えたぜ。ねむちゃん」
文月ねむ:「おつかれさま。」にっと笑う
文月ねむ:水口さんの病気は、どうなるんだろう。法海院さんは…
文月ねむ:これが終わっても、不安はいっぱいだ。
森堂左右良:「見てたろ、俺の雄姿――」意気揚々と戻ろうとし、途中で足をもつれさせて、すっ転ぶ。
森堂左右良:「あ、キツ」 能力の濫用、駄目、絶対
文月ねむ:「あっ」森堂くんを支えようとして、一緒にすっころぶ
雨品 みみね:「………大丈夫?」助け起こそうと、手を差し伸べる
森堂左右良:「っと、」ねむさんを受け止めつつ。「悪いっす、雨品さ・・・」
森堂左右良:手を取ろうとする。
雨品 みみね:そう、手だ。蛇に手は無い。
雨品 みみね:獣化は解除され、人間の姿に戻っている
森堂左右良:「……………」
文月ねむ:「………。」
雨品 みみね:「?どうかした?」
雨品 みみね:「……………」
雨品 みみね:「あ」
文月ねむ:「え、と……。」かぁ、と顔が赤くなる。
雨品 みみね:バッ、と、凄い勢いでその場にうずくまる
雨品 みみね:「あ……アハハ……ごめんね、最近やってなかったから…」
文月ねむ:「森堂くん!あっち見てなさい!雨品さん、私の白衣着て!汚れてるけど!」
森堂左右良:「グキッ」
森堂左右良:首をひねられてそのまま倒れ込む。
文月ねむ:「ぎゃーーーっ!?や、やっちゃった!?」
森堂左右良:「ありがとうございます……そうか……神かよ……」
森堂左右良:白髪美女の姿を最後に、そのまま意識を失った。
文月ねむ:途中で授業を抜け出した私の単位はどうなるんだろう。あと、森堂君の首、大丈夫かな。
文月ねむ:ほんとうに、不安でいっぱいだ。

■Backtrack

GM:バックトラックを開始します。
GM:今回のEロイスは……
GM:なんと!
GM:0個です。
雨品 みみね:アッハイ
GM:気分で始めた単発にそんなものはない!自力でがんばれ!
文月ねむ:よっしゃー!
文月ねむ:頑張って素振りで戻る!
文月ねむ:2倍!
文月ねむ:126-8d10
DoubleCross : (126-8D10) → 126-37[3,6,10,1,1,9,4,3] → 89

文月ねむ:も、戻れた…!
森堂左右良:それでも倒さなきゃいけない侵蝕率があるんだー!
森堂左右良:二倍! 二倍で振る!
森堂左右良:126-6d10
DoubleCross : (126-6D10) → 126-35[7,5,10,3,1,9] → 91

文月ねむ:森堂君もおかえり!
森堂左右良:よ、良かった・・・・・
雨品 みみね:二倍で振ります・・・
雨品 みみね:残り4個・・・つまり8個だ
雨品 みみね:134-8d10
DoubleCross : (134-8D10) → 134-53[7,5,8,7,6,9,5,6] → 81

森堂左右良:ありがとう雨品さん・・・
文月ねむ:ヤッターッ!雨品さんもおかえり!
雨品 みみね:毎回怖いこの瞬間
森堂左右良:やっぱりギリギリの計算なんてするもんじゃないね!
文月ねむ:ひやひやしたぜ…!
GM:全員帰還したな!よし!
GM:Dロイスは以下の2つ。
【“ナタナエル”】
「装着者」

【化野真実】
「生ける伝説」
文月ねむ:生ける伝説!何持ってきたんだろうな…
森堂左右良:3倍ぶりなら平均3でもなんとかなると思ってはいたが
GM:シナリオ経験点は10点!文句は言わせない!いつもの4点を合わせ、基本点は16点となるでしょう。
森堂左右良:やったー!
雨品 みみね:嬉しい
森堂左右良:19点。
文月ねむ:19点!
雨品 みみね:同じく19点です
GM:じゃあ私も19点ー!
森堂左右良:なかよし!
【経験点】
アスハルさん:19点
猫口さん:19点
銀河忍風さん:19点
(珪素):19点
GM:ということで、本日はここまで。エンディングは金曜21時からはじめましょう。
GM:お疲れ様でした。
文月ねむ:ありがとうございました!
文月ねむ:おつかれさまでした!
森堂左右良:デスネー。
森堂左右良:ありがとうございました!
雨品 みみね:ありがとうございました!お疲れ様でした!

■Ending/01

某市 アーケード街

GM:人の声と、雑踏が戻ってきた。
GM:先程までの激戦の痕跡も、所々に走るアスファルトの亀裂程度のもので、商店街を行き交う群衆があえて足元に目を向けることもない。
森堂左右良:「ぐ……」 首を押さえながら周囲を見渡す。
森堂左右良:「まずくね?」
森堂左右良:目を閉じながら、雨品さんに近づきます。
文月ねむ:自分の服を見る。血や損傷でボロボロだ。「…そうね。特に、」雨品さんを見る
雨品 みみね:「ど、どうしましょ……」
森堂左右良:「雨品さん、手、手貸して!」
雨品 みみね:「え?う、うん」
雨品 みみね:左右良くんの方へ手を差し出す
森堂左右良:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[3,4,4,7] → 7

森堂左右良:財産点3使って「すごい服」を購入。
森堂左右良:雨品さんの手を掴み、その裡に隠し持ったキャラフィギュアの服を錬成。
雨品 みみね:「えっ、えっ?」
森堂左右良:黄金の粒子が一瞬にして長身を包んだりすればいいと思う。
文月ねむ:「わぁ…!すごい、服を作っちゃった…!」
雨品 みみね:「あ、ありがと………」
雨品 みみね:礼を言いつつ、どのような服か確認を・・・
森堂左右良:森堂が持っているのは当然、ゲーセンの格闘キャラクターのフィギュアである。
森堂左右良:では、そうですね・・・・
森堂左右良:無駄に深いスリットの入ったチャイナドレスっぽい何かという感じ。
文月ねむ:「………。」
文月ねむ:「森堂君。こういうの、好きなの?」森堂くんを見上げる
森堂左右良:「…………………」
森堂左右良:すっ、と切れ長の目になる。
森堂左右良:「俺は、自分がやりたいと思うことを、好き勝手にやるだけさ」
雨品 みみね:「………」
文月ねむ:じとっとした目で無駄にかっこいい台詞を吐く森堂君を見つめている。
雨品 みみね:「ま、まあほら、無いよりいいから…うん」
雨品 みみね:「…少なくとも通報はされないはず…」ものすごく小さな声で
森堂左右良:「あっぐっこんな状況なのに抑え目に笑う雨品さんにすごい罪悪感が押し寄せてっ・・・・!!」
文月ねむ:「そんなに罪悪感感じるのならやめとけばよかったのに……。」
森堂左右良:「いや待て、さっきまでの攻防を見りゃ分かるだろ、俺の能力は継続性はそんなにない!」
雨品 みみね:「え待ってこれも消えるの?」
森堂左右良:「早めにそのへんの店で普通の服を買ってくれ!」
雨品 みみね:「そ…それじゃとりあえず移動しましょ、移動!」
雨品 みみね:「あの二人もそのままにしておけないし…」
森堂左右良:「金なら……金なら……」  女性服ひとそろい。バイト何カ月分。ゲーセン何回分。だろうか。「――あるっ!」血涙
森堂左右良:UGNイリーガル任務報酬用の口座はあるのだ。
森堂左右良:わちゃわちゃしながら適当に休める場所に移動したい。
文月ねむ:「急いでいこっか。むっ……ぬぬっ……!」水口さんを何とか支えながら移動したいですね。
雨品 みみね:法海院を支えながら、周囲の視線に耐えつつ二人に続きます
雨品 みみね:((…この髪ばっかりはどうしようもないわね))
森堂左右良:「くっそ、俺かよ・・・・それしかないよな・・・!」
森堂左右良:山伏を背負って移動します。
森堂左右良:「あの女は・・・」振り向く。
GM:雑踏が光景を分断していた。その向こうでどうなっているかはわからないが――
GM:意識を失った女が倒れていれば、多少なりとも騒ぎになっていておかしくなかっただろう。
GM:すなわち、撤退させた者がいることになる。あの一撃で倒れたナタナエル以外の何者かが。
森堂左右良:「あんのじじい・・・! 仕事盤石すぎんだろ!」
”アスモデウス”:「影も形も無い。あのご老人が逃がしたか。」
”アスモデウス”:「フハハ!一筋縄ではいかん式神使いだ!」
森堂左右良:じゃあどうしよう
森堂左右良:ねむちゃんちに移動しましょうか

某市 ビジネスホテル

GM:文月ねむ達は、再びこの部屋に戻ってきた。今は一人増えている。
水口嶺:「……。お父さん……」
水口嶺:ベッドに寝かされた法海院の横で膝を突き、呆然と見ている。
森堂左右良:二人の後に、ぜーはー言いながら、少し遅れて入ってくる。
森堂左右良:「雨品、これ」  借りていた部屋から男用のバスローブを持ってくる。
文月ねむ:「大丈夫。命に別状はないわ。」医療トランクを法海院さんに使ってます。
雨品 みみね:「あ、ありがとう…ちょっと着てくるから」
森堂左右良:「とりあえずこっち着て。丈はあうだろ。そろそろ限界迎えそう」
雨品 みみね:バスローブを受け取り、バスルームに入っていく
森堂左右良:バスルームの扉が閉まるのを確認すると、壁にへたり込む。
水口嶺:「あたしがしたことは……」
水口嶺:「……考えたり、覚悟したことは、結局無駄だったのかな」
文月ねむ:「……。」水口さんに振り返る。
文月ねむ:「無駄じゃ、ないよ。」
水口嶺:「なんか、そういう気休めとかはいいから」力なく笑う。
水口嶺:「でも、なんか、死ぬ前にわかってよかった」
水口嶺:意識のない父親の手を握る。何がわかったのかを、口に出すことはないのだろう。
森堂左右良:「……UGNに連絡は取った」
森堂左右良:脂汗を拭いながら、「鱗の方は、問題ない」
水口嶺:「……そっか。良かった」
森堂左右良:「そっから先は…………」
森堂左右良:口ごもる。あれだけ言っておいて、まともな難関には、自分はあまりにも無力だ。
水口嶺:「まあ、それでも、良かったよ」なんでもなさそうに言う。
水口嶺:「あの時さ、初めて思ったもん、あたし」
水口嶺:片手で頬杖をついて、森堂の顔を見る。
水口嶺:「――信じて、頼れるものがいるって」
水口嶺:「いいなって」
水口嶺:「……。たぶん、神様が必要な時って、そういうことなんだろうな……」
森堂左右良:「……やめろよ。お前、な」
森堂左右良:「気休めだろ。そっから先に行かなきゃ意味ないだろ。孝行するんだろ」
森堂左右良:「よく知らねえけど、どんな病気だって……」
水口嶺:「いいって、もう」苦笑して、森堂の背中を叩く。
水口嶺:「もう強がらなくても、あたしは大丈夫だから」
雨品 みみね:「…何か」バスローブに着替え、浴室から出てくる
雨品 みみね:「何か、無いの?もう…」
文月ねむ:「………。」
文月ねむ:水口さんに近寄って、その肩に手を置く。
文月ねむ:((アスモデウス。また、“視れる”?))
”アスモデウス”:((………。))影がわずかに蠢く。
文月ねむ:「お願い。まだ、諦めないで。気休めに聞こえるかもしれないけど…」
文月ねむ:「私は、あなたの命を諦めたくない。」
文月ねむ:知識:医療で水口さんの病状を診察したいです。
水口嶺:「そう思うのは自由だけどさ……」
GM:では、チャレンジしてもらいます。メジャー一回、タイタスなしの一発勝負です。
GM:ダイス・エフェクトボーナスは最終侵蝕率を基準にしてOK。
GM:難易度はこれからGMが決めます。
GM:4d10
DoubleCross : (4D10) → 14[2,2,8,2] → 14

GM:難易度は14。低いぞ!
文月ねむ:おおっ、これは
森堂左右良:「ねむちゃん・・・?」
森堂左右良:「出来るのか」
GM:――いくら“アスモデウス”の助けがあるとはいえ
GM:情報をもとに判断し、真に戦略を組み立てるのは、あくまでも文月ねむの力でしかない。
GM:水口嶺の腎臓の病気は、“まとも”な病気だ。竜人病のように、確実な対処が見つかった怪異ではない。
GM:医者の卵でしかない文月ねむが、アスモデウスの助けを借りて、どれだけのことができるか。
GM:その、臨床実習だ。
文月ねむ:マイナーで《オリジン:レジェンド》を使用。精神判定達成値+4。
文月ねむ:判定します。
森堂左右良:オートで《砂の加護》
森堂左右良:森堂の「本物化」は、生命体には干渉できない。
森堂左右良:「……頼む……!」 無力な子供のように、傍らで呻く。
文月ねむ:14dx+8>=14
DoubleCross : (14R10+8[10]>=14) → 10[1,1,3,3,3,3,6,7,7,8,8,10,10,10]+10[4,7,10]+6[6]+8 → 34 → 成功

GM:成功です。
文月ねむ:((思い出せ、考えろ、脳髄から絞り出せ。))
”アスモデウス”:((原因は視えた。腎臓の傍の腫瘍。))
雨品 みみね:両手を握り、祈る
雨品 みみね:もし、本物の"神様"がいるならば─────
文月ねむ:((難解な手術になるけど、取り出すのは可能なはず。))
”アスモデウス”:((だが、手遅れな状態になっているのは、彼女の体力が手術に耐えきれないからだ。))
文月ねむ:((だが今は?))
”アスモデウス”:((彼女は歩けるほどに健常になっている。竜人病の副作用だな。))
文月ねむ:((そこから導き出される解は?))
”アスモデウス”:((竜人病が作用しているうちに手術に踏み切り、病原を切除する。))
”アスモデウス”:((可能な人員は?))
文月ねむ:((UGN、ホワイトハンド))
文月ねむ:「……。」彼女の体から、手を放す。
文月ねむ:「確実に、とか……必ず、とは言えないけど。」
文月ねむ:「その病気、治る可能性がある。」
水口嶺:「……でも、実習生なんでしょ、あなた」
水口嶺:「なんでそういうことが言えるの?」
文月ねむ:「そうね、私はただの実習生。」
文月ねむ:「けど――」
”アスモデウス”:ざわざわ、と文月の影が蠢く。水口さんにも見えるように。
森堂左右良:「――本当か!? 治るって!」
森堂左右良:合間を切るように、身を乗り出して、水口の手を掴む。
水口嶺:「え、でも、いや……」
森堂左右良:「良かったな! お前さ・・・!」
水口嶺:「こ、このお姉さんが勝手に……言ってることかも」目を逸らす。
森堂左右良:「ばっか、おまえ、文月が言ってんだぞ」
森堂左右良:「見た目ちっこいけど、めっちゃくちゃ頼りになるんだからな、このおねえさんは!」
雨品 みみね:((…ここは、左右良くんに任せてみましょ))影に、そっと囁く
水口嶺:「……そう。そうかな」
森堂左右良:「な! 治せるんだろ! なあ!」
水口嶺:「そうかな……」
文月ねむ:「私はただの実習生だけど、治せるかもしれない人たちは知っている。」
森堂左右良:「な! ホラ!」 目を輝かせ、ちょっと上を向き、笑う。
文月ねむ:「竜人病のことについても、詳しい人たちよ。」
水口嶺:「信じたいものを信じて、いいのかな」
水口嶺:「……生きてられるって」
水口嶺:「人間のまま、生きていいって……」
森堂左右良:「ははっ、あったりまえだろ!」
森堂左右良:ばしばしと肩を叩こうとして、流石に自重して床を叩く。
森堂左右良:「マジな話さ。すんなりとは行かねえかもだけど」
文月ねむ:「………ね、治ったらゲームセンター、行きましょう。」
森堂左右良:「俺たちも協力する」
雨品 みみね:「…自分が、自分のままで生きられるって」
雨品 みみね:「あたしは、素敵なことだと思う」
雨品 みみね:「だから…お願い」
雨品 みみね:「本当に、勝手な事、ばかりだけど」
雨品 みみね:「…もう少し、頑張ってみて」
水口嶺:「……はっ、あははっ」絞り出すように笑う。
水口嶺:「なんだろうね……なんで人間って、疑っちゃうんだろうな」
水口嶺:「裏切られるって思ってるのかな……あたしが……みんなの願いを裏切って、死んじゃう人間だから」
水口嶺:「……」
森堂左右良:水口の頭に手を置く。
水口嶺:「……よく、考えてみたら……あのさ、実習生の先生」
文月ねむ:「……?」
水口嶺:「あたし……誰かを信じて裏切られたことってなかったよ」
水口嶺:「ナタナエルさんも、森堂も、お父さんも……。………ミネネ様も」
水口嶺:「信じていて、よかったと思う」
文月ねむ:「…………。」最初の名前を聞いて、複雑な顔になる。が……
文月ねむ:「わたしも、裏切らないよ。絶対。」それを隠すように、笑顔を浮かべる。
水口嶺:「……そうする」
森堂左右良:「よし、じゃあ俺はお前が元気になったら裏切ってやろう」
雨品 みみね:「な…なに、言い出すの?」
森堂左右良:「ゲーセンにつれてくフリをしてカラオケボックスに連れてってやる」
森堂左右良:軽口モードだ。
文月ねむ:「カラオケもいいかもね。」くすくす笑う
水口嶺:「……いいや」口元で笑う。
水口嶺:「森堂は、きっとあたしをゲーセンに連れて行くよ」
水口嶺:「そう思う」
森堂左右良:「…………」くは、と笑う。「言うじゃねえかこのヤロウ」
森堂左右良:水口の頭を撫でて、屈んで目線を合わせる。
森堂左右良:「なんで裏切られたことないか、分かるか?」
水口嶺:「運が良かったから?」
森堂左右良:「おまえが、最初から良いやつだったからさ」
森堂左右良:「だから皆、おまえの為に動いた」
水口嶺:「また、適当なことばっかり言うな……ほんと……」ため息をつく。
森堂左右良:「ひねくれやがって、おにいさんは悲しい」 立ち上がり、肩を竦める。
水口嶺:「……実習生さん」
水口嶺:「病院に、連れてってよ」
水口嶺:「まだ望みがあるなら、それが……」
水口嶺:「……それが、あたしとお父さんの、願いだから」
森堂左右良:「ん」携帯を見る。「ねむちゃん、こっち向かってるってさ」 無論、UGNがだ
文月ねむ:「うん。そろそろ来るって。……行く準備しよっか。」
水口嶺:「そうだね……お父さんも、運んでもらわないと……あっ」
水口嶺:立ち上がって、何かに気付いたように、森堂を見る。
水口嶺:「言ってなかったっけ?」
森堂左右良:「ん? 何がだよ」
水口嶺:「ありがとう」きょとんとした真顔のまま言う。
水口嶺:「じゃ、あたし、行くから」
森堂左右良:「…………どう、」「いたしまして」
森堂左右良:頬を掻き、身体を斜めに。視線を逸らす

GM:UGNの医療班が到着した。法海院がオーヴァードであり、
GM:かつ、水口嶺がレネゲイド秘匿にかかわる竜人病に侵されている以上、治療行為は彼らの管轄となるだろう。
GM:文月ねむが医療班に経緯と治療法を説明している間、少しの間、雨品と法海院だけが部屋に残される。
森堂左右良:扉の外で所在なさげに座っている。
森堂左右良:「あのヤロウ・・・雨品さんに手ェ出さねえだろうな・・・」  ぼやいている。
法海院:「…………ミミネ様」意識を失っていたと思われた巨体が、呻くように声を発する。
雨品 みみね:「……気づいてたのね、あなた」
雨品 みみね:「いつから?」
法海院:「……ずっと、先頃から」
法海院:「…………」
法海院:「娘に、合わせる顔もない。安心させる一言を、かけてやることもできなかった……」
雨品 みみね:「…でも、娘さんのために、何かをしようとしてたわ」
雨品 みみね:「たとえ、父娘ですれ違っていても」
雨品 みみね:「互いを想い合っていた…いいじゃない。それで」
雨品 みみね:「…合わせる顔が無いのは、あたしの方」
法海院:「……ミミネ様。いま一度、はっきりと……言葉を、お与えくだされ」
法海院:「ミミネ様が、俗界に――人の世にありたいと、強く思っておられることはわかり申した……」
法海院:「……ならば……」
雨品 みみね:「………………」
法海院:「神は、お嫌でしたか……苦しく罪悪に苛まれる、暮らしでしたか」
雨品 みみね:「……あたしが、この姿になる前から」
雨品 みみね:「白い蛇だ、神様の遣いだなんだ、って扱われてて」
雨品 みみね:「…それが、いきなり人の姿になったんだもの」
雨品 みみね:「大騒ぎになるのも、当然よね」
雨品 みみね:視線を、法海院から天井へと
雨品 みみね:「…騙してたのは、後悔してる。"神様"の役を押し付けられて…ちょっとは、嫌になってたかも」
雨品 みみね:「でもね」
雨品 みみね:法海院の顔を、真っ直ぐと見つめる
雨品 みみね:「あたしを信じて、誰かが救われること」
雨品 みみね:「誰かの助けになれること…それはね、全然嫌じゃなかった」
雨品 みみね:「…嬉しかったわ。人間のために、何かが出来るんだ…って」
雨品 みみね:「…それを、"神様"じゃなくて"人間"としてやりたいと思って出て行ったのは」
雨品 みみね:「あたしの我儘だけどね…」
法海院:「そうでしたか……」ベッドから起き上がれる負傷ではない。
法海院:「そうでしたか……それは」
法海院:「……それは、よかった……」
法海院:「ミミネ様。私も」
法海院:「私も、救われましたぞ。たとえ、神体がなくとも」
法海院:「運命からの見返りが、何もなくとも」
法海院:「……それでも、ミミネ様。ほかでもない、あなた様に」
法海院:「ミミネ様。拙者は信仰を捨てます」
法海院:目を閉じる。
法海院:「これで、蛇神のミミネは、もう……誰も知ることのない……」
法海院:「もう、永劫、誰も信仰することのない」
法海院:「……忘れられた神になりました」
雨品 みみね:「…ねえ。一つだけ、聞いてもいい?」
法海院:「……ええ」
雨品 みみね:「あなたの娘さん…嶺ちゃん、っていうのよね」
雨品 みみね:「…"ミネ"って、その…」
法海院:「……何も、気にすることなどございませぬ」
雨品 みみね:「………そう」
法海院:「それに、娘には、真の加護がございました」
雨品 みみね:「そうね。それは、本当にそう思うわ」
法海院:「神ではない、みみね様に救いをいただいた」
法海院:「やはり」
法海院:「あの名をつけて、よかった」涙が流れる。
雨品 みみね:首を、左右に…振ろうとして、やめた
雨品 みみね:「うん」
雨品 みみね:「あたしが、"あたし"として助けようとして」
雨品 みみね:「…あの三人が、あたしと、あなた達を助けてくれた」
雨品 みみね:「…よか……っ」
雨品 みみね:顔を、両手で覆う
雨品 みみね:「…………ぅ………」
雨品 みみね:ぽたり、ぽたりと、涙が膝の上に落ちていく
法海院:「あなたが、あなたとして」
法海院:「それが、みみね様にとって、もっとも重要なことなのですな」
法海院:「地位や、家族や、他人の事柄ではなく」
法海院:「……あなたらしくあれるということ……。だから、偽ることを捨てたと……」
雨品 みみね:手で涙を拭い、頷く
雨品 みみね:「…そのために、この姿だけは捨てられないけど」
雨品 みみね:「でも、"峰ろ靈"があたしであるように」
雨品 みみね:「この姿も、確かに"あたし"だから」
法海院:「いいや」
法海院:「神では、なくなりました」
法海院:「もう、そう呼ぶ者はおりません。……縛られることもなく、神ではなくあなたとして人を救ってくだされ」
雨品 みみね:「…そうだったわね」
法海院:「負い目に追われず、これから、あなたの!」
法海院:「あなたのための、生を!どうか!」
雨品 みみね:立ち上がり、頭を下げる
雨品 みみね:「…ありがとう。あたしは、今」
雨品 みみね:「あなたに、救われたわ」
法海院:「……おさらばです。ミミネ様」
法海院:「いずれ、人として、また」
雨品 みみね:「ええ」頭を上げ、微笑む
雨品 みみね:「…縁があることを、祈ってるわ」

某市 ビジネスホテル前

GM:水口父娘がホワイトバンドに搬送されてから5分ほどが経った。
GM:同時並行のジャーム事件の処理を終えたUGN支部は迅速に動き、事件の痕跡を跡形もなく消し去った。
GM:明日からは、文月ねむの実習が再び始まり、森堂左右良にはもう一日の休日が待っているだろう。
GM:そして、雨品みみねには、彼女の日常が待っている。
GM:既に時刻は11時を回っていた。ただ、車だけがホテル前の道路を行き交う。
森堂左右良:「くあ~~~~~~~~~~~~」
森堂左右良:足先まで下げた両手を、重いきり背後に伸ばす
森堂左右良:「働いた働いた・・・・・・流石に今日は帰るか」
文月ねむ:「んっ…!はぁ……。」同じように大きく伸びをする。
森堂左右良:「ねむちゃんもかなーり夜更かしちまったなあ」
文月ねむ:「そうね……。明日早いしちょっと心配かも……。」
森堂左右良:「もういい。明日も休もう。そして明後日も。その次も。永遠の自主休校。そして全ては無に帰るのみ・・・」 寝言モード
文月ねむ:「あ、雨品さんは大丈夫?バイト、してたんだっけ。」
雨品 みみね:「そうだけど…どうかしら」
雨品 みみね:「あたしが原因で騒ぎになったから…クビ、かもね」
森堂左右良:「うわ、そりゃ残念。冷やかしに行こうと思ってたのに」
雨品 みみね:「ふふ、こっちも残念」
雨品 みみね:一歩、二歩、三人から離れるように歩を進める
雨品 みみね:「…ねえ、みんな」
雨品 みみね:「少しだけ…話、聞いてくれる?」
文月ねむ:「……?」
森堂左右良:「ん」
雨品 みみね:「…前に関わった事件でね」
雨品 みみね:「レネゲイドビーイングが、ある人物の姿を模していたの」
雨品 みみね:「…当然、本人じゃないわ。当たり前よね…でも」
雨品 みみね:「その時一緒にいた子は、それが本人のように接してたの」
雨品 みみね:「その子、言ってたわ…『レネゲイドビーイングがその人に近い形を取っても、決して本物にはなりえない』」
雨品 みみね:「『でも、その人物であろうとしていたから、本物として対峙した』…って」
森堂左右良:「…………」
森堂左右良:片目を閉じる。本物。
雨品 みみね:「…"神様"、やってた時にね。仲良くしてくれた、子供たちがいたの」
雨品 みみね:「男の子と…女の子ね。君たちより、ずっと年下だった」
雨品 みみね:「その子たちは、"神様"なんて関係なく、"あたし"と接してくれた…」
雨品 みみね:「…その時かな。"神様"じゃない、"人間"の立場で、この世界を見てみたくなったのは」
”アスモデウス”:影が、わずかに揺らぐ
森堂左右良:「いいことだ」
森堂左右良:「神様ってやっぱ。どっか遠いトコあるからさ」
森堂左右良:「俺も、あんたみたいに気さくな神様系と会ったのは初めてだったよ」
雨品 みみね:「そうね…うん。それから会った人たちは、みんな、もっとずっと、近くに感じたの」
雨品 みみね:夜空を、見上げる
雨品 みみね:「…本当に、色んな人に会ったの!」
雨品 みみね:目を閉じ、今までのことを思い出す
雨品 みみね:「…色っぽいって言ってくれた子、一緒に働いて仲良くなった子」
雨品 みみね:「会ったばかりのあたしを信じて、頼み事を引き受けてくれた子」
雨品 みみね:「この髪を綺麗だって言ってくれた子に、失礼だけど…どこか憎み切れない人」
雨品 みみね:「とても大きな存在に、力を合わせて立ち向かった子たち」
雨品 みみね:「…蛇が嫌いなのに、あたしと友達になってくれた子」
雨品 みみね:そこまで言うと目を開き、二人に歩み寄り
雨品 みみね:「…そして、あなたたち!」
雨品 みみね:二人の手を、取る
文月ねむ:「わっ」ちょっと驚きつつも手を取られる。
森堂左右良:「おう」
森堂左右良:びっくり
森堂左右良:雨品さんのキラキラした瞳を、やや頬を染めて見つめる。
雨品 みみね:「…彼とは、順番が逆だけど」
雨品 みみね:「あたしは、左右良くんが、ねむちゃんが、"アスモデウス"が、みんなが見てくれた」
雨品 みみね:「"あたし"のままで、生きていこう…って」
雨品 みみね:「改めて、思った」二人の手を離し
森堂左右良:「…………なんか」 大変だったんだな。そう言い掛けて、口をつぐむ。
雨品 みみね:「だから、本当に…」
雨品 みみね:両腕で、二人をいっぺんに抱きしめる
雨品 みみね:「ありがとう」
森堂左右良:「おおう」  間抜けな声しか出せない。
文月ねむ:「むぎゅ!?」
森堂左右良:「あ、くあー……!」 
文月ねむ:「……ん。ねぇ、また会おう?」
森堂左右良:(うわっこれ思ったよりヤッバい)
森堂左右良:(色々と感触)「……最初っから言ってるだろ」
森堂左右良:「俺は、と、と、と……好きに、やりたいって思ったことをやっただけだ」
雨品 みみね:「…それでもね、どうしても言いたかったの」
雨品 みみね:二人から、ゆっくりと離れる
森堂左右良:「あー……」名残惜しげに、手を伸ばす
森堂左右良:「なあ別に、好みの問題だけどさ」
雨品 みみね:「なぁに?」
森堂左右良:「髪染めるの、控え目にしてもいいんじゃねえかな」 「……って、思ったりする」
森堂左右良:まだ白髪ですよね?
雨品 みみね:はい
雨品 みみね:「…そう?」
森堂左右良:「目立っちまうだろうけどさ。そっちのが、こうしてみるとしっくりくる」
森堂左右良:「ま、またそのうち会うときは、考えてみてよ」
森堂左右良:へらーっと軽薄に笑う
雨品 みみね:「…ええ。それじゃ、色々試して、見てもらいましょうか」穏やかに、微笑み返す
雨品 みみね:「左右良くん…ねむちゃん、"アスモデウス"も」
雨品 みみね:「きっとまた…みんなで、会いましょう?」
森堂左右良:「ん、またな。楽しかったよ、サンキュ」
文月ねむ:「うん。またお話したり、どこかに遊びに行ったりしようね。」
”アスモデウス”:「……フフ。達者で、我が同胞よ。」
”アスモデウス”:「いや、今は”人間の立場”、か。この言葉は適切ではなかったな。」
雨品 みみね:「知り合いとか、友達に、そんなの関係ないわ」
雨品 みみね:「あなたとあたし…それだけで、いいのよ」
雨品 みみね:「…それだけで、よかったのよ」
”アスモデウス”:「………。」
雨品 みみね:「…じゃあ、あたしは行くわ」
”アスモデウス”:「達者でな、雨品みみね。」初めて、雨品の名前を呼ぶ。
雨品 みみね:「…あなたも。"アスモデウス"」
文月ねむ:「……。」ちらっと自分の影を見て、それから雨品さんに向き直る。
文月ねむ:「またね。」手を振って雨品さんを見送ります。
森堂左右良:ふらふらと手を振る。
雨品 みみね:「…絶対、また会おうね」
雨品 みみね:みんなに手を振り…やがて、背を向けて歩き出す
雨品 みみね:後ろ姿の白い髪が、闇夜の中に消えていく

■Ending/02

某市 ゲームセンター

GM:蛇神の事件から、2日後。
GM:森堂左右良は、放課後の時刻を、再びゲームセンターの喧騒の中で過ごしていた。
森堂左右良:GOOD! NORMAL! GOOD! GOOD! NORMAL! GREAT! NORMAL・・・・・
森堂左右良:「うぐぐぐ……駄目だ……」
文月ねむ:「ああ、惜しい……。」
GM:その後ろで森堂のプレイを眺めている小柄な少女は、文月ねむだ。彼女の実習期間も終了している。
森堂左右良:「これはまさか」
森堂左右良:「レネゲイド筋肉痛か? 調子がでねえ……」
森堂左右良:ぐったりと筺体に凭れかかり、倒れ込む。
文月ねむ:「ちょっと、森堂君大丈夫?」倒れ込んだ森堂君をつんつんする。
森堂左右良:「ねむちゃんも、無理に付き合わなくても良いんだぜー」
森堂左右良:「なんかどっか行きたい所あればさ・・・連れてくし・・・」
文月ねむ:「いいんだよ。私にはちゃんと目的があるし。」
森堂左右良:「?」 ぐるんぐるんと肩を回しながら、次のゲームへ。
文月ねむ:「次はどんなゲーム?」
森堂左右良:「あ、これやるか? スプラトーン」コンビプレイも出来る、ファンシーなシューティングだ
文月ねむ:「やるやる!」
文月ねむ:「えーと……こう?」ぎこちなく筐体の前で銃型コントローラーを構える。
森堂左右良:「ああ、違う違う。銃の底をこうだな……」と、手を下から支える感じに。
森堂左右良:「手ェ、ちっさいなー」
文月ねむ:「ん。」森堂君と密着して頬が赤くなる。
森堂左右良:「あ――ん、こんな感じだな!」
森堂左右良:こころなし早めの動きで離れ、銃を構える。
文月ねむ:「あ、こうか。ありがと、森堂君。」
森堂左右良:「OPが始まる。説明文ちょっと多いぞこれ、」
森堂左右良:「ちと待つが良い」
文月ねむ:「あ…意外とストーリー面白そう。」流れるムービーを目で追う
森堂左右良:上から流れていく。スシやごまあえで消費しつくされ、無限養殖機構が作られたイカがやがて人類に反旗を翻し……
森堂左右良:「今の内に言っとく」
森堂左右良:ふと、ぽつりと落とすように。
森堂左右良:「今回は、ホント、ありがとな。文月」
文月ねむ:「………私の方こそ、ありがとう。」
森堂左右良:「いや、戦いの時は、そりゃ持ちつ持たれつじゃん?」
文月ねむ:「……?」
森堂左右良:「そのあとだよ。水口のほう」
文月ねむ:「ん。そう、かな。実際、私何もしてないよ。」
森堂左右良:「んなことねえよ。だって俺、あの時点で」
森堂左右良:「見境なく首突っ込む趣味をやめるかどうかの、瀬戸際だったからさ」
森堂左右良:あっさりと言う。
森堂左右良:「英語で言うとアイデンティティの喪失だ」
文月ねむ:「…私は、やめてほしくないな。その趣味。」
森堂左右良:くっ、と小さく笑む。「だから、助かったってさ」
森堂左右良:「その場のノリで助けるって言った相手に、何もできずに放り捨てたら」
森堂左右良:「そんな俺は死んだ方が良い」
文月ねむ:「ん、森堂君の助けになってたら、嬉しい。」
森堂左右良:「まあ、いっつも紙一重ではあるんだよな~~~~」
文月ねむ:「…これからも、色んなことに首突っ込む?」
森堂左右良:「まあな。俺は、俺がいない場所で、何か重要なことが進むのが死ぬほど嫌なんだ」
森堂左右良:「その欲望を満たす代わりに、巻き込んでくれた相手を助ける」
森堂左右良:「“ワンコイン・トラブルシューター”はそういう原理だ」
森堂左右良:「……だから、あんたや、雨品さんみたいに」
森堂左右良:「真っ直ぐに、人に善意を示せる相手は、すげえなって思うよ」
文月ねむ:「そうかな……。」照れたように頬を掻く
文月ねむ:「……森堂君。あのね、」
森堂左右良:「だから――ん?」
文月ねむ:「これからもさ、何か自分一人で出来そうになかったり、手に負えないとか、そういう“依頼”があったら」
文月ねむ:「私に頼って欲しいな。」
森堂左右良:「…………」
文月ねむ:「今の原理だと、君を助ける人がいないよ。」
森堂左右良:「は?」
文月ねむ:「だから私が、君の“ワンコイン・トラブルシューター”になる。」
森堂左右良:がぃん。適当に打ったシューティングが、無為な効果音を起こす。
文月ねむ:と言った後、顔を真っ赤にする。
森堂左右良:「……いやいやいや! 駄目だろ、おまえ、分かってんの?!」
森堂左右良:「今回はたまたま近くに居たからだけだよ! 俺が人を巻き込んでたら、本当は本末転倒なんだからな!?」
森堂左右良:「あんたはワンコインじゃ買えねーよ!」
文月ねむ:「君が君らしくなくなるのが嫌なのは、君だけじゃないよ。」
森堂左右良:「…………っ?」
文月ねむ:「わたしは、森堂君が森堂君らしくしているところが好きなの。」
森堂左右良:「…………」既にゲームは始まってしまっているが、何一つ撃てていない。
文月ねむ:「私がいないところで君が君らしくなくなるのは、許さないんだからね。」
森堂左右良:無意識下で、致命的なダメージが来る敵だけを撃ち落としている。
森堂左右良:「……俺、基本、紙っぺらだぜ?」薄い行動原理。
森堂左右良:「あんただって、怖い目に遭うぞ」
文月ねむ:「……怖い目なんて、もう慣れっこよ。」
森堂左右良:「…………」
森堂左右良:銃を構えたまま、片目を押さえる。
森堂左右良:ステージが変わる。光の反射の具合が代わり、文月さんの背丈だと、画面が見えづらくなる。
森堂左右良:森堂は目元を押さえたまま、銃を撃たない。雑魚敵が、画面を埋め尽くしていく。
文月ねむ:「わ、たくさん出てきた。」
森堂左右良:ひょい、と
森堂左右良:ねむさんの小さな身体を抱えあげる。
文月ねむ:撃とうとしても、画面が見えづらく狙いが着けられない。と思った矢先。
文月ねむ:「んうっ?!森堂君!?」
森堂左右良:「あーーーもう、アホらしーーーーーなーーーー我ながら!」
森堂左右良:抱き上げたまま、器用に制射! 敵を撃ち落としていく。
森堂左右良:「ほら、これなら見えるだろ! 迎撃、迎撃!」
文月ねむ:「へっ?わ、わかった!」銃型コントローラーの引き金を引きまくる
文月ねむ:「………すごい恥ずかしいんだけど!」
森堂左右良:軽いアイコンタクトで指示しながら、ステージを続ける。
森堂左右良:「はっはっは! 奇遇だな! 俺も割と!」
森堂左右良:周りの奇異な、視線を感じるが、それ以上にテンションが上がっている。
森堂左右良:「あーあー、全く、そりゃ年下にこんな心配かけてちゃ巻き込まれ以前の話だっての!」
森堂左右良:そして無駄に研ぎ澄まされていく射撃テクニック!
森堂左右良:「ほら、右上! 頼んだ! でかいの!」
文月ねむ:「……右上っ!」撃ち抜く!
森堂左右良:巨大なイカがイカ飯を撒き散らしながら墜落していく。
森堂左右良:「サンキューねむ! 愛してる!」
森堂左右良:言いながら、反対側から出てきた怪物を既に三機落としている!
文月ねむ:「!」公衆の面前で、お姫様抱っこされて、さらに「愛してる」なんて言われてしまった。耳まで真っ赤に染まる。
森堂左右良:ねむちゃんの反応をまるで意に介さず、あっという間にステージ(イージーモードだった)がクリアされていく。
文月ねむ:「あの、森堂くん、嬉しいけど、その、すごく……」語尾がだんだん小さくなる。画面を見る余裕がない。
森堂左右良:やがて、画面に堂々と「congratulation!」の文字が出た。
森堂左右良:「ふぃー」
文月ねむ:「恥ずかしい。」
森堂左右良:満足げにその場で一回転し、文月さんを降ろす。
文月ねむ:「ん、わ。」ぎこちなく着地。
文月ねむ:周りの視線が集中している気がする。というか、あんなことしてたら間違いなく目立つ。
森堂左右良:「おつかれ」
森堂左右良:手を差し出す。
文月ねむ:「恥ずかしいって言ってるのに。」抗議するも、顔は怒っていない。
文月ねむ:その手を握って立ち上がる。
森堂左右良:周りの視線には応えない。彼にとって、注目は求めるものではなく、集めるものだ。
文月ねむ:勝手な男の子だ。けど、楽しそうな横顔を見ていると不思議と許してしまう。
森堂左右良:自分にはただ、隣で一緒に楽しんでくれる人がいれば良い。
森堂左右良:「これからもよろしくな、ねむちゃん」
文月ねむ:「………うん。」にこっと笑う。
文月ねむ:「よろしく、ソウラくん。」
森堂左右良:文月ねむをSロイスに指定します。

『しろい鬼灯をまた灯して』 終