武器マン
■トレーラー
昨日と同じ今日、今日と同じ明日。このままの日々がずっと続くと思っていた。
だが、――エーッ!?武器が人間になっちゃった!
街中に次々と現れる武器人間たち!
おかげで街は大パニック!
そんな中、少年たちに訪れる一夏の出会いと別れ……武器市場の暴落と破産……。
しかしその裏には恐るべき陰謀と企みも見え隠れして……?
感動のサクセスフル武器ヒューマンストーリー!
ダブルクロス The 3rd Edition 『武器マン』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。
GM:というわけでセッションを始めていきたいと思います!
GM:よろしくお願いします!
シエル・ル・ノワール:よろしくお願いします!
フランシス・ガーランド:よろしくおねがいしますー
円城 鋼:よろしくお願いします。
【Opening/01】
GM:まずはPC2の円城鋼さんのOPからです
GM:最初にさらっとPCの自己紹介をしてもらいましょうか
GM:PC2:円城鋼(http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYk4mAFAw)
GM:よろしくお願いします
円城 鋼:はい、では。
円城 鋼:「鋼。円城鋼だ」
円城 鋼:「…済まない。こういう時にどう挨拶すればいいのか、俺はよく知らないんだ」
円城 鋼:「決して、君を嫌っているとか、機嫌が悪いとか、そういうことじゃない。安心してくれ」
円城 鋼:「…いや、言葉を並べるよりも行動か。ともあれ、よろしく頼む」
円城 鋼:射手座のゾディアックウェポンを与えられた、白兵戦能力に長けたチルドレン。
円城 鋼:淡々とした不器用な物言いをするが、行動自体はド直球。
円城 鋼:※シンドロームはモルフェウス/サラマンダー、Dロイス「砂使い」持ちのカバーリング役。
円城 鋼:※シナリオロイスはゾディアックウェポンぽい娘に[■親近感/猜疑心]。
円城 鋼:※PC間ロイスは後ほど。
円城 鋼:以上、よろしくお願いします。
GM:よろしくお願いします!
GM:それでは早速OPです
GM:キミは自分の家でいつものように目を覚まします
GM:家、あるんですかね?
GM:なんとなく一人暮らしのアパートか何かかと思っていましたが、そんな感じでいいでしょうか
円城 鋼:セーフハウス的な…?能力の特性上、特定の支部にずっといるより、助っ人的にあちこち出るでしょうし、寮住まいではないと思います。
GM:なるほど。では、それで
GM:アパートメント“セーフハウス”の一室
GM:キミがいつものように目を覚まそうとすると
GM:違和感を感じます
GM:リズミカルな包丁の音や味噌汁の良い香り
円城 鋼:「……ん」
GM:そう、これまでのキミの生活とは無縁だった朝ご飯の雰囲気だ
円城 鋼:小さく呻く。体調よし、天気よし、部屋の様子――よし?
円城 鋼:「…え、いや、これは…」
GM:フライパンの上で油の跳ねる音、台所で動き回る気配
円城 鋼:侵入者であるなら対応しなければならない、が。不思議と、漂ってくる香りを嗅ぐと、気分は落ち着く。
GM:次第に朝ご飯は完成しつつあるのか、ちゃぶ台の上にお茶碗が置かれ
GM:射手座のエンブレムが施された赤い神話じみた装束の少女の姿がキミの視界に入る
ゾディアックウェポンぽい娘:「あ、ご主人様、目が覚めました?」
ゾディアックウェポンぽい娘:「もう少しで朝ご飯の準備できますよ」
円城 鋼:「…君、は」
GM:褐色肌で胸の大きい少女はキミに天真爛漫な笑顔を見せる。
円城 鋼:何かを言わねばならない。だが言葉が出てこない。せめて心を落ち着かせようと、いつも圧縮して収納してある剣に触れようと、寝巻きのポケットに手を――
ゾディアックウェポンぽい娘:「もうご主人様ったら寝ぼけてらっしゃるんですか?」
GM:だが、あるべきはずのところにキミの愛刀はない。
ゾディアックウェポンぽい娘:「顔でも洗ってきたらいかがです?きっと目が覚めますよ」
円城 鋼:「あ、ああ…そう、するよ」
円城 鋼:ベッドから出て、洗面所へ。突然現れた女性に、本来ならもっと警戒心を抱くべきなのだが、何故かそういう気分にはならない。
円城 鋼:まるで、長年連れ添った相棒がそこにいるような、そんな感じが――。
GM:キミが洗面所から戻ると朝食の準備は万端整えられている
ゾディアックウェポンぽい娘:「今日の朝ご飯は焼き魚と玉子焼きに煮物と納豆です。純和風の朝食を目指してみました。朝ご飯くらいは日本人らしくってことで」
ゾディアックウェポンぽい娘:「さあ、たーんと召し上がってくださいませ、ご主人様」
円城 鋼:チルドレンの教育施設で食べていた食事とは少し違う、温かみ。それを感じて、思わずお腹がぐぅ、と鳴る。
GM:少女の胸元の弓矢じみたアクセサリーが揺れる。
円城 鋼:「君は、いったい…」
円城 鋼:そう尋ねようとするが、視線は胸元のアクセサリーと、用意された食事を行ったり来たり。
ゾディアックウェポンぽい娘:「おや、お腹が空いてらっしゃいます?遠慮なんてしなくて結構ですからジャンジャンバリバリ食べちゃってください」
ゾディアックウェポンぽい娘:「足りなければいくらでも作りますからね」
円城 鋼:「う…それじゃあ、ええと」
円城 鋼:疑問に思うことは多いが、不意に訪れた“日常”の誘惑には抗えず。
円城 鋼:「…いただきます」
ゾディアックウェポンぽい娘:「いただきますっ」
GM:少女もキミの向かいで手を合わせる。
ゾディアックウェポンぽい娘:「どうですか、ご主人様。お味の方は」
円城 鋼:「…………おいしい」
円城 鋼:ぽつりと、けれどしみじみと。
ゾディアックウェポンぽい娘:「やったあ!ありがとうございます、ご主人様!」
ゾディアックウェポンぽい娘:「腕によりをかけたかいが……いや、元々腕はなかったんですけど、それは言葉の綾というやつで……」
円城 鋼:「初めてかもしれない。こういう朝ごはんを作ってもらったのは」
ゾディアックウェポンぽい娘:「あ、ご主人様、こっちの煮物も自信作なんですよ」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ええ、知ってます」
円城 鋼:少女の言動の所々に、拭いきれない違和感はあるものの、箸は止まらない。
円城 鋼:それに、違和感と同じかそれ以上の、この安心感は一体。
ゾディアックウェポンぽい娘:「私もたまにはご主人様にこういう時間があってもいいんじゃないかと思ったんです」
ゾディアックウェポンぽい娘:「あ、そんなことよりご飯食べ終わったら出かける準備をしてくださいね」
ゾディアックウェポンぽい娘:「お弁当作りますから、二人で遊びに行きましょう」
ゾディアックウェポンぽい娘:「デートといえばやっぱり遊園地ですかね。しかし、映画というのも捨てがたいですね」
円城 鋼:「あ、ああ。けれど今日は、学校も休みだし支部に行く用事も特に…て、遊び、に…?」
円城 鋼:出かけると言えば学校かUGN支部か。そんな選択肢しか無かったところに、思いも寄らぬ言葉を聞いて、頭上にハテナマーク。
ゾディアックウェポンぽい娘:「暗い空間で隣同士……ホラーな雰囲気に手と手が重なって心の距離も……!くー、たまらん!」
ゾディアックウェポンぽい娘:「そんなわけで今日一日はデートでたっぷり楽しみましょう!」
円城 鋼:「あ、ああ…。ええと、それじゃあ…」
円城 鋼:「よろしく、頼む」
ゾディアックウェポンぽい娘:「はい!お任せください、ご主人様!」
円城 鋼:半ば押し切られるように、そう答えながら。空になったご飯茶碗を、おかわり、と言いながら差し出した。
GM:少女は八重歯を見せて嬉しそうに笑う。
GM:こんな感じでキミの奇妙な日常が幕を開けたのだった。
GM:シーン終了です。
GM:では、次!
GM:PC1、夏木宗次さんのOPです。
GM:しんごろさんは侵蝕率を上げるのです
円城 鋼:イエス!
円城 鋼:1d10+32
DoubleCross : (1D10+32) → 8[8]+32 → 40
円城 鋼:侵蝕された。
GM:よしよし。
【Opening/02】
夏木宗次:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 6[6]+41 → 47
GM:では、改めて。
GM:まず最初に軽くPCの自己紹介をしてもらいましょう
GM:PC1:夏木宗次(http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY2_uZEgw)
GM:よろしくお願いします
夏木宗次:「どうも。ぼくが夏木宗次だけど」
夏木宗次:「でも、別に……何か期待されても、大したことができるわけじゃないぜ」
夏木宗次:「……本当だぞ!」
夏木宗次:「実は10億持ってたりとか、そういうの、ねーから!!絶対!」
夏木宗次:「だから、本当、放っといてほしい……誰が何に金使おうとか、勝手だろ……」
夏木宗次:「わ、悪いことしてるわけじゃねぇからな!マジで!」
夏木宗次:悪いことしてます。FHの経済操作エージェントです。
夏木宗次:株式取引に特化した生来の才能を持っており、FHセル母体“サーキット”からの資金を受けて、
夏木宗次:それを何倍かに運用・ロンダリングする役割を担う、セルの増幅器。それが夏木くんです。
夏木宗次:彼は実際に、最近の株式変動で巨額を売り抜けた若きデイトレーダー“100ecu”としてネット上で名が知られており、
夏木宗次:役割としては、これによって若年層の市場参入誘引、およびネット方面からの情報統制を間接的に行なう、
夏木宗次:要は、アマクダリでいうノシトみたいな役割の広告塔も担っていますね。
夏木宗次:ほぼ一般人相当の能力しかない子ですが、今回のセッションではジャンジャン金を使いたいと思います。
夏木宗次:ブヒヒヒ~~ッ!金ならあるぞ~~ッ!
夏木宗次:以上です。
GM:ありがとうございます!
GM:ちなみにシナリオロイスは釣屋敷サウダーデちゃん
GM:何だこの名前は
夏木宗次:ヤバイ名前だ
GM:親の顔が見たいぜ
GM:ヒロインな気もするのでよろしくお願いします
夏木宗次:本当だろうか・・・
GM:それはGMすら知らない・・・
GM:ではOPです
GM:キミはいつものように高校に向かう通学路を歩いています
GM:すると、あなたのもとに少女が近付いてくる
夏木宗次:(……4時ごろになると、駅裏のスーパーで魚が半額になる)
夏木宗次:(売り切れてなかったら、帰りの足で鮭を買って……)
夏木宗次:(……半分残しておけば)少女に目を向ける。
釣屋敷サウダーデ:「あら、あなた確か夏木宗次さんだったかしら」
夏木宗次:「あ?」(……明日の朝メシをお茶漬けにできる)「うん」
釣屋敷サウダーデ:「どうやらまたいつものように庶民的なことに思考を巡らせているようですわね」
夏木宗次:知り合いですね!?
釣屋敷サウダーデ:「あなたと私はクラスメートでほぼ初対面ですけれど、そんなことじゃいつまで経っても私のような立派な億万長者にはなれませんわよ」
夏木宗次:「おっおま……え?何!?」考え事をしていたので反応が遅れている。
取り巻き娘:「さすがですわ、サウダーデ様!」
夏木宗次:「し……失礼だろ!!」
夏木宗次:「なにその言い草!?失礼じゃない!?」
釣屋敷サウダーデ:「あら、ご存知ないのかしら?億万長者が庶民に対して言うことは全て失礼には当たらないんですのよ?」
夏木宗次:驚きのあまり容姿を確認してしまう!どんな感じなのだ!
GM:高貴な家柄を思わせる軍拡競争じみたセーラー服の少女。
GM:ヒロインなので美少女です。
夏木宗次:こんな喩え初めて見た
夏木宗次:(やばい)
夏木宗次:(……すげえ美少女だッ!なんか変な!でもやばい!美少女がぼくの前にいて、なぜか話しかけてきている!)
GM:優雅な長い金髪もどことなく紛争を激化させるような雰囲気を醸し出しています。
夏木宗次:(明らかに只者じゃない……。取り巻きとかいるし)
夏木宗次:こっちはパーカーの両ポケットに手を突っ込んだ気だるそうな少年で168cm!見るからに庶民!
夏木宗次:「……いや。知ってる。そういう軍拡競争じみたセーラー服のやつはな……」
夏木宗次:「………。有名なんだよ。釣屋敷サウダーデ!!そうだろ!?」
夏木宗次:「…………」
夏木宗次:(……なに?この名前!?)指を突きつけたまま。
釣屋敷サウダーデ:「そう、私こそがかの釣屋敷コンツェルンのご令嬢にして!」
夏木宗次:「うん」
釣屋敷サウダーデ:「若干16歳で紛争地域に兵器を輸出ビジネスすることで自らも莫大な富を築いている!」
釣屋敷サウダーデ:「釣屋敷サウダーデ、その人ですわ!」
夏木宗次:「じゃ……邪悪だッ!」
取り巻き娘:「さすがですわ、サウダーデ様!」「またの名を死の商人!」「何、その名前!」
夏木宗次:「ぼくも人のこと言えないけど、こいつぁ悪いぜ――ッ!なぜ自信満々に!そういうことをアピールできるのか!」
夏木宗次:「マジわかんねぇ……なんでぼくなんかに、その、お声を」震え声だ。
釣屋敷サウダーデ:「あら、分からないのかしら?」
釣屋敷サウダーデ:「私があなたにこんな話をしているのは、つまり」
釣屋敷サウダーデ:「庶民に億万長者自慢をして優越感に浸りたいからよッ!」
夏木宗次:「おみそれしました……!!」姿勢がもはやほぼ土下座だ
夏木宗次:(駄目だ……なんか分かんないけど、ぼくがこんなヤツに勝てるわけがない……!)
夏木宗次:(稼業に一片の負い目もない、自信に満ち溢れた態度!)
夏木宗次:(あと、美少女だし……無理だ!)
取り巻き娘:「さすがですわ、サウダーデ様!」「性格が悪いです!」「何、その名前!」
釣屋敷サウダーデ:「夏木くん……夏木くんだったかしら?いえ、あなたの名前なんてどうでもいいわ」
夏木宗次:「せっかく覚えてるのに!合ってるよ夏木で!」
釣屋敷サウダーデ:「夏木……いえ、冬木くん。あなたもこの私に媚びへつらえば、少しはその恩恵に預からせてあげてもいいわ!」
夏木宗次:「ねぇ、わざと?わざと間違えたよね今?」
釣屋敷サウダーデ:「億万長者と良好な関係を築くことの有利さはあなたにも理解できるはすよね?」
夏木宗次:「いや、あんまり……いいよ。ぼく、なんか分からないけど、君といるとすごい体力使いそうな気がするんだよね」
夏木宗次:「君もそう思わない?」
釣屋敷サウダーデ:「まあ、その気持ちは分かるけれど、あなたと一緒にいないとシナリオ的に問題が出てくるのよ」
夏木宗次:「わ、わかったよ……つまり、寂しいやつなんだな、君は」
釣屋敷サウダーデ:「なので、昼休みくらいまでに私との付き合い方を考えておくといいわ!」
釣屋敷サウダーデ:「それじゃ、私はリムジンで登校するからこの辺で!」
釣屋敷サウダーデ:「というか何で私ここまで歩いてきたのかしら!」
夏木宗次:「……そ、そうだね。サウダーデ様……バンザイ!」
夏木宗次:(お昼にお弁当分けてもらおう)持ってきていないのだ!節約のために!
釣屋敷サウダーデ:「へい、リムジン!」
夏木宗次:「それで来るんだ」
GM:彼女はリムジンで颯爽と去って行きました。
夏木宗次:「大変な子だったな……あれが釣屋敷コンツェルンの……」
夏木宗次:「……娘か。実物を見るのは、本当に、だいぶ違う。言うとおりだよ……まったく」
夏木宗次:「付き合い方を考えないといけないよな、上手いこと」
取り巻き娘:「はあ、疲れますわ」「お金だけもらえないかしら」「何、あの名前」
GM:残された取り巻き娘たちは悪口!
夏木宗次:(……鮭の骨は焼いてすまし汁のダシに使うことができる。皮が夕食になるか?大きい切り身なら……)
GM:そして時間は経ち、昼休み!
釣屋敷サウダーデ:「ギニャーッ!?」
GM:少女の無惨な悲鳴が教室に響き渡った!
釣屋敷サウダーデ:「ア……ア……?」
GM:少女はわなわなと震える手で携帯電話を握っている。
夏木宗次:「……あの、釣屋敷……」
夏木宗次:「いや、サウダーデ様。万歳」小さな万歳をしながら近づいていきます。
釣屋敷サウダーデ:「破産……?お父さまの会社が……?私の暗黒ビジネスも……?」
夏木宗次:「お弁当分けてくれない?いつもこの時間になるとさ……」
夏木宗次:「お腹減るんだよね。アハハ」
夏木宗次:「なぜか168cmも身長があるからさ、カロリー的にあれだよね、この時間は」
夏木宗次:「結構厳しいんだ」
GM:彼女は蒼白な顔でキミを見る。
釣屋敷サウダーデ:「武器市場が暴落して株券が紙切れ同然に……」
GM:ざわつく教室。
夏木宗次:「な」
夏木宗次:「ん、」くずおれそうになると同時、バチリと携帯を開く。
夏木宗次:バシ!パパパパパッ!
夏木宗次:机の影、超人的な速さで株価を確認!
GM:確かに彼女の言った通りの株価の動向を示している!
夏木宗次:「……だって、サウダーデ様」
夏木宗次:「本当……、だったな。なんだ、そりゃ」
GM:兵器関連の会社の株価は2円とか3円とかだ!
夏木宗次:ヤバすぎる
夏木宗次:(……なんだ、なんだなんだなんだなんだ)
夏木宗次:(この出鱈目な暴落は。聞いてないぞ)
夏木宗次:(普通の値動きじゃない。テロか。“サーキット”にも予見不能なリスクだ)
釣屋敷サウダーデ:「兵器がいきなり人間になった……?何?どういうことなの?」
夏木宗次:(どうする?損はまだ回収可能な範囲か?)
釣屋敷サウダーデ:「こ、このままでは私の平穏な生活が……」
夏木宗次:「……き、はぁ」深呼吸する。
夏木宗次:「君、あの状況を平穏って呼んでたのか。すごいな」
釣屋敷サウダーデ:「ぜ、贅沢とお金こそが私の日常なのです」
夏木宗次:「いや、でも。すごいね。やばいな。ハハ……ちょっとぼく、帰っていいかな?」
夏木宗次:「母親が危篤になりそうな気配がある」
釣屋敷サウダーデ:「き、決めましたわ!私は自らの手でこの不可解な事件の謎を解明してみせます!」
夏木宗次:「それがいいね」
釣屋敷サウダーデ:「この釣屋敷サウダーデに手を貸したいという方は今すぐここに……」
夏木宗次:「……」周囲を見回す。
GM:だが、彼女のもとに寄ってくる人は誰も居ない。
釣屋敷サウダーデ:「ア……ア……?」
夏木宗次:(…………。だから、駄目なんだ)
夏木宗次:(人間は、落ちる時は一瞬だ。金を持ってるってことは、平穏とやらと引き換えなんだ……)
釣屋敷サウダーデ:「ど、どうして!さっきまであんなに私のことをチヤホヤしていたのに!」
夏木宗次:(釣屋敷。この子はリスク管理がなってなかった……かわいそうだが、それだけの事態だよな)
GM:生徒たちはゾロゾロと教室から出て行く。
GM:彼女は一人になる。
夏木宗次:自分も踵を返して、教室を出ようとする。
夏木宗次:(ぼくには関係ないさ。……)
釣屋敷サウダーデ:「ま、待って」
夏木宗次:「……」
夏木宗次:足を止める。
釣屋敷サウダーデ:「あ、あなた……夏木くん」
釣屋敷サウダーデ:「私のことを助ける気は……」
夏木宗次:「……なんだよ。ド庶民のぼくが、億万長者の問題に」
夏木宗次:「何ができるっていうんだ。本当に、ぼく」
夏木宗次:「10億稼ぐとか、そういう能力があるわけじゃねーからな。マジだぞ」
釣屋敷サウダーデ:「い、いえ……ごめんなさい……」
釣屋敷サウダーデ:「そ、そんなんじゃないの」
釣屋敷サウダーデ:「私、一人ぼっちは嫌なのよ……」
釣屋敷サウダーデ:「お、お願いします……私を助けてください……」
夏木宗次:「……4時から、魚が半額になるんだよ。裏のスーパーで」
夏木宗次:「ぼくにそれを諦めろっていうのか?」
夏木宗次:(……くそ)
夏木宗次:(認められたい。……悪事で金を稼いでようと、人間なら、誰だって)頭を掻く。
釣屋敷サウダーデ:「わ、私も一緒に行くわ!だから!」
GM:少女は頭を下げているか分からないようなギリギリのところで頭を下げている。
釣屋敷サウダーデ:「ほ、他に頼れる人がいないのよ」
夏木宗次:「ぼくは何もできないぜ。でもさ……」
夏木宗次:「例えばここで、宝くじの一等が当選するような、めちゃめちゃ確率の低い幸運があったとして」
夏木宗次:「そいつが当たるように、祈ってやるくらいのことはできるかもな……」
釣屋敷サウダーデ:「そ、それって」
GM:少女は顔を上げ、潤んだ瞳でキミを見る。
夏木宗次:「秘密だけど、ぼくも寂しいやつなんだ」
夏木宗次:「だから……」振り返り、潤んだ目と合う。
夏木宗次:「……ッ、だから!」たじろいで、飛び退く!
夏木宗次:「その、下心だからな!君、顔はいいしさ!」
夏木宗次:「そういう、弱みに付け込もうって……ぼくは、そういう作戦で言ってるわけ!」
夏木宗次:「分かるよな!?そういうアレで、助けるんだよ!」
釣屋敷サウダーデ:「……ええ。分かったわ。ありがとう、夏木くん」
夏木宗次:「なんだよもう……調子狂うよ、君といると」顔を赤らめて、額を押さえる。
GM:少女も口元をほころばせる。
釣屋敷サウダーデ:「さあ、そうと決まったら早速調査よ!まずは国防総省あたりがいいかしら!?」
夏木宗次:「とにかく、原因を調べるだけは調べよう。……何が起こってるって言ってた?」
GM:少女はキミの手を取って遠くを指差した。
夏木宗次:(うおお……!)免疫がない!
釣屋敷サウダーデ:「チンプンカンプンよ。兵器が突然武器になるとか、暴れ出すとか」
釣屋敷サウダーデ:「……?」
釣屋敷サウダーデ:「どうしたのかしら、夏木くん」
釣屋敷サウダーデ:「具合でも悪い?」
夏木宗次:「い、いや」
夏木宗次:「兵器が武器に!?何て!?」
夏木宗次:「ウェポンがアームズじゃん!」
GM:少女の端正な顔がキミの顔を覗き込んでいる。
釣屋敷サウダーデ:「あら、夏木くん、見かけによらず英語も堪能なのね」
釣屋敷サウダーデ:「でもその分なら問題なさそうね!」
夏木宗次:「そういう、だから君といると疲れるってそういうことなんだよ!」
夏木宗次:「腹も減ってる。……弁当の一つでもさ、本当は分けてもらいたいよ」
夏木宗次:ドキドキしている!美少女とこんなにお近づきに!
釣屋敷サウダーデ:「あげるわ、お弁当」
GM:重箱に入ったお弁当を差し出す。
夏木宗次:「……」
夏木宗次:「思えば、今はもうこいつだけが釣屋敷の総資産か……」
夏木宗次:「いいのかな」
釣屋敷サウダーデ:「……そう、こんなものが今の私の全財産よ」
釣屋敷サウダーデ:「私を助けてくれるお礼」
釣屋敷サウダーデ:「今はこんなものしかあげられないけれど、それでよかったら」
夏木宗次:「一緒に食べようよ」
夏木宗次:「こんな豪華な飯、はじめてだ」
釣屋敷サウダーデ:「……一緒に?」
釣屋敷サウダーデ:「そんなこと言われたの私、初めてよ」
夏木宗次:「ははは、何だろうな、本当……」箸を取りながら。
釣屋敷サウダーデ:「お父さまともお母さまとも一緒のご飯を食べたことなんてないし……」
夏木宗次:「……解決するといいよな。君のこと」
夏木宗次:「上手くいくようにさ。ぼく……頑張りたいよ、たぶん。そう思う」
釣屋敷サウダーデ:「ふ、二人で食事をする際の礼儀作法なんて心得ていないけれど、それでよかったらご相伴に預かろうかしら」
夏木宗次:「頼むよ。カニとか、教えてもらわないと食べ方がわからない」
釣屋敷サウダーデ:「はあ、これだから庶民は!いいこと、カニというのはこのカニスプーンを使って!」
釣屋敷サウダーデ:「……お礼なんて言わないわよ。今は、まだ」
夏木宗次:「……うん」豪華な弁当に、箸をつける。
GM:では、シーンを終了します。
GM:次のシーン!
夏木宗次:クラスメイト/釣屋敷サウダーデ/好意:○/なんだこいつ/ロイス
GM:なんだこいつ
【Opening/03】
GM:PC3、フランシス・ガーランドさんのOPです!
フランシス・ガーランド:はいなー
GM:まずは簡単に事故紹介からお願いします
フランシス・ガーランド:了解です。
GM:PC3:フランシス・ガーランド(http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY4fuZEgw)
GM:よろしくお願いします
フランシス・ガーランド:「はじめまして。私はフランシス・ガーランド。靴を持たないドロシーさ。よろしく」
フランシス・ガーランド:「プロジェクト・アダムカドモンという言葉を聞いたことはあるか?いや、ないならいい。知っているのならば、その成果の一つが私だと思えばいい」
フランシス・ガーランド:「あの忌々しい計画で、私にはこれが取り付けられた。巨人と呼ばれ恐れられたジャームの右腕、だそうだ」
フランシス・ガーランド:外套の隙間から、ドッジボールほどの大きさの拳が覗く。背中より生える第三の腕だ。
フランシス・ガーランド:「一応、現在はUGNイリーガルとして登録されている。が、レネゲイドの隠匿も、FHとのいさかいも私には興味がない」
フランシス・ガーランド:「...私がUGN寄りなのは、キリタニが私に謝りにきた、その程度の理由だ」
フランシス・ガーランド:と、言う感じの少女です。
GM:ふむふむ。
フランシス・ガーランド:性能的にはエグ×キュマ白兵。それなりの情報収集技能・それなりの調達力・それなりの防御力・それなりの攻撃性能って感じです。
フランシス・ガーランド:ミドルからエフェクト(壁に耳有り等)を使うことで、少し高めに侵蝕率を管理し、クライマックスでアージエフェクトを早めに使う算段です。
フランシス・ガーランド:帰還手段はメモリーと自前の防御エフェクト。上手くいくといいなあ。
フランシス・ガーランド:よろしくお願いします!
GM:ありがとうございます!
GM:ちなみにシナリオロイスは“オフューカス”蛇神ザジ。
GM:キミのアダムカドモン友達です。
GM:俗に言うアダ友というやつですね。
フランシス・ガーランド:知り合いとのことなので、推奨ロイス通りに取得しておきます。
フランシス・ガーランド:ザジとは……アダ友だヨ……!
GM:了解です。
GM:では、OPを始めていきましょう。
フランシス・ガーランド:あ、懐旧を表にします。
GM:お、了解です。
フランシス・ガーランド:では、侵蝕率ダイスを。
フランシス・ガーランド:1d10+30
DoubleCross : (1D10+30) → 5[5]+30 → 35
GM:平均的だ。
GM:OPはまず回想シーンから始まります
GM:プロジェクト・アダムカドモンが崩壊し、キミが自由になった日の記憶です。
GM:収容所じみた実験施設には悲鳴と爆音が響いている。
GM:究極のオーヴァードとして作られていた“ダインスレイフ”が暴走し、出会うもの全てを皆殺しにしているのだ。
GM:これがプロジェクト・アダムカドモンの終わりであった。
フランシス・ガーランド:「………」死んだ目で呆、としている。
GM:キミが閉じ込められていた檻の扉も爆発の影響か、ドアが開いているようだ。
GM:今ならば、容易くここから抜け出すことが出来るだろう。
フランシス・ガーランド:「……ぁ」ドアが開いていることに気付き、少し体がこわばる
GM:では、その時誰かがそのドアを開けて入ってくる。
フランシス・ガーランド:戸惑いと、爆音の恐怖で足が竦む。
蛇神ザジ:「おい、こんなとこで何してんだ!ぼさっとしてたら殺されちまうぞ!」
GM:蛇のような瞳をした薄緑色の肌の少年だ。
フランシス・ガーランド:「……ザ、ジ」
フランシス・ガーランド:「…でて……いいの……?」
蛇神ザジ:「きしし、自由だぜ、自由!」
蛇神ザジ:「目の前にそいつがあるんだ、掴まない手はないさ」
フランシス・ガーランド:「今度こそ……白い服の人たちが……私たちを殺、す、か……も」
蛇神ザジ:「来いよ、フランシス。一緒に逃げよう」
フランシス・ガーランド:「じ、ゆう……」
蛇神ザジ:「殺されそうになったら返り討ちにしてやりゃあいい」
フランシス・ガーランド:「……」力なく垂れ下がる、第三の腕を、ぎゅっと握る。
GM:薄緑色の肌の少年はキミに手を差し出す。
フランシス・ガーランド:「……ザジ、優しい、ね」
フランシス・ガーランド:差し伸べられた手に、第三腕をそっと乗せます。
蛇神ザジ:「俺は自由ってやつをするんだ。仲間は多い方がいいだろ?」
フランシス・ガーランド:「……つれてって、ザジ」
蛇神ザジ:「きしし、じゃあ、決まりだな」
蛇神ザジ:「連れてってやる。俺たちは自由だ」
GM:少年は蛇のような瞳で笑う。
フランシス・ガーランド:「……うん」
フランシス・ガーランド:「私たち、これで、自由」
フランシス・ガーランド:死んだようだった目が、心なしか輝きを取り戻す。
蛇神ザジ:「そう、自由。もう誰にも命令されたりすることもない」
蛇神ザジ:「さあ、行こうぜ。あの野郎、見境なく殺しまくってるみてえだからな。脱出経路を考えなくっちゃっと」
GM:少年はキミの手を握ったまま歩き出す。
フランシス・ガーランド:「……」手を引かれるままに、ついていきます。
蛇神ザジ:「なあ、フランシス。ここから出たら何かやりたいことはあるか?」
蛇神ザジ:「俺、一度ハンバーガーってやつが喰ってみてえな!」
フランシス・ガーランド:「……わかんない、でも」
GM:少年はキミを勇気づけるように他愛もない話をする。
フランシス・ガーランド:「ザジがそういうなら、食べてみたい、かな」 ぎこちない笑みで返す。
蛇神ザジ:「おっ、じゃあ、一緒に喰おうぜ!金はねえけど、まあ、なんとかなるよな!」
フランシス・ガーランド:「おかね……お金っていうものが、必要なんだ?」
蛇神ザジ:「おう、なんかよ、外だとそいつがなきゃ食べ物も喰えないらしいんだ。物知りだろ、俺」
フランシス・ガーランド:「物知りだ……」 「まずそれを、なんとかしなきゃ、ね」
蛇神ザジ:「ああ!どうやったら手に入んのかなー?やっぱ道端に落ちてたりすんのかな」
GM:キミとザジはそうして手をつないで話をしながら施設からの脱出を果たした。
GM:それが今から
GM:何年前?
GM:何年か前のことだ。
GM:そして時は流れて現在。
フランシス・ガーランド:この数年で、ザジとはぐれた私は、社会の荒波にもまれ
フランシス・ガーランド:再び、死んだ魚のような目を獲得した。
GM:ダメだー!?
フランシス・ガーランド:今回はスレた精神性もついでについてきた。
GM:悪化してる!
GM:では、そんな死んだ魚のような目をしたある夜。
GM:キミはざわつくレネゲイドの何かに引き寄せられてたのか、街の郊外の森っぽいところに来ていた。
フランシス・ガーランド:黒の外套に身を包み、足音を殺して森へ。
GM:夜だというのに、多くの人が集まっているような気配がある。
GM:そしてその集団に指示をする何者かの声。
蛇神ザジ:「はーい、集合!集合ー!」
フランシス・ガーランド:「……(普段は人気のない場所だが。こんな所で集会か?穏やかじゃないな)」
蛇神ザジ:「今日からお前らは自由だ!自由に生きろ!」
GM:武装した集団に声をかけるのはフードをかぶった少年。
GM:歳の頃はキミと同じくらい。
フランシス・ガーランド:「……!」聞き違えるはずもない。その声には、聞き覚えがある。
GM:フードの舌からは蛇のような瞳と、薄緑色の肌が覗く。
ガシアスブレード:「し、しかし、いきなり自由と言われても……」
呪われし者の銃:「やることが分からん」
蛇神ザジ:「何をしたっていいんだよ!お前らは自由なんだからさ!」
蛇神ザジ:「もう誰に命令されることもない!好きなことを好きなようにやれ!」
妖刀:「む、それでは拙者は人が斬りたいでござるな」
蛇神ザジ:「あ、法律に違反するのは極力なしで……」
フランシス・ガーランド:「……なんだ、今回はこいつらにハンバーガーを食わせようっていうのか?」 物陰から出てこよう
フランシス・ガーランド:「久しいね、ザジ。はぐれてもう何年になる?」
蛇神ザジ:「って、あれ?お前フランシスじゃねえか!」
蛇神ザジ:「よお、元気だったか!?」
フランシス・ガーランド:「元気、と聞かれればそれなり、だろうな。私を異形呼ばわりする者共の目から忍び、それなりに暮しているよ」
蛇神ザジ:「あー、まあ、世間の風は冷てえからなー」
蛇神ザジ:「でも、変わりないみたいで良かったぜ。あ、ちゃんとメシ喰ってるか?あんま身長伸びてねえんじゃねえ?」
フランシス・ガーランド:「懐かしいな。二人でお金を下さい、と聞いて回った時の事。成程、確かにお金は大切だったな、あのときは身を以って分からされたよ」
蛇神ザジ:「ああ!もうビックリしたよな!毎日メシを喰うだけでも大変でさー!」
リキッドブレード:「あの、ところで我々はどうすれば……」
蛇神ザジ:「いっけね!忘れてた!」
蛇神ザジ:「じゃあ、あとは各自流れ解散で!これからは自分の力で強く生きるように!以上!」
フランシス・ガーランド:「……待て。ザジ、事情は知らんがそれはあんまりだろう」
蛇神ザジ:「いけるって!だって俺たちもそうだったじゃん?」
GM:ザジは蛇のような舌を出してきしし、と笑う。
フランシス・ガーランド:「私たちは確かにそうだが、私たち以外がそうだったとは限らん」
フランシス・ガーランド:「そこのリキッドブレードっぽい娘が困惑しているだろう。せめて最低限の活動指針ぐらい与えてやれ」
蛇神ザジ:「活動指針なー」
蛇神ザジ:「じゃあ、人助け!人助けしながら平和に暮らすこと!」
蛇神ザジ:「おっ、俺結構いいこと言ったんじゃない?」
射出式スタンガン:「人助けとはいったい……」
蛇神ザジ:「じゃあ、そんな感じで!」
蛇神ザジ:「ほら!解散だ、解散!」
GM:武器っぽい外見の人たちはゾロゾロと去って行く。
フランシス・ガーランド:「お前のその無計画さは時に救いになることは認めるが、多くの場合困惑を……っておい、解散するな!」
蛇神ザジ:「よし、これで一仕事終わったな」
フランシス・ガーランド:「……」
蛇神ザジ:「さーて、次はどこがいいかな」
フランシス・ガーランド:「……改めて聞くが。あれらは、なんだ?」
蛇神ザジ:「あいつらは俺たちと同じだ」
フランシス・ガーランド:「……プロジェクト・アダムカドモンの遺児、と?」
蛇神ザジ:「そうじゃない」
蛇神ザジ:「戦闘のためにいいように使われるだけで自分の意思も奪われて何も分からずにずっとそうしてきたやつらだ」
蛇神ザジ:「俺にはその声が聞こえた。だから助けた」
フランシス・ガーランド:「……ザジ。お前のその無計画さは、確かに他者の救いとなることがある」
蛇神ザジ:「おう!」
フランシス・ガーランド:「だが。今回も、私のときの様に、彼らの手を引くのならば。責任を持ってやるといい」
フランシス・ガーランド:「でなければ、お前の善意は毒となり、社会を蝕むぞ」
蛇神ザジ:「そうしたいのは山々なんだけどよー、助けてやらなきゃならない奴らの数が多すぎてなー」
蛇神ザジ:「それにあいつらだって何も考えずに暴れ回ったりはしないって」
フランシス・ガーランド:「……だといいがな」
蛇神ザジ:「ま、そんなわけで俺は他にもやることあるからこの辺で!」
蛇神ザジ:「また今度一緒にハンバーガーでも喰おうぜ!」
フランシス・ガーランド:「待て」
フランシス・ガーランド:連絡先を書いたメモ書きを渡したいです。
GM:了解です。
蛇神ザジ:「お、何だこりゃ」
フランシス・ガーランド:「私の携帯番号だ。ハンバーガーを食う気になったら連絡を寄越すといい」
蛇神ザジ:「あー、あれか!電話を持ち運べるってやつだな!オッケー!ありがとな!」
蛇神ザジ:「じゃ、またなフランシス。自由、楽しめよ」
フランシス・ガーランド:「あぁ」 目を細めて
フランシス・ガーランド:「私たちは、自由だからな」
蛇神ザジ:「おう、自由だ」
GM:蛇のような瞳を細めて笑う。
GM:ザジはシーンから退場する。
フランシス・ガーランド:「……次に会うときにハンバーガーが食べられることを願っているよ、私は」そう、ポツリと呟いて
フランシス・ガーランド:自分も去りましょう。
GM:では、シーン終了。
【Opening/04】
GM:次のシーン!
GM:PC4、シエル・ル・ノワールさんのOPです
シエル・ル・ノワール:シエル・ル・ノワールの侵蝕率を+7(1d10->7)した (侵蝕率:30->37)
GM:まずはさらっとPCの自己紹介からお願いします
GM:PC4:シエル・ル・ノワール(https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY9tH0FAw
シエル・ル・ノワール:「やっほー、私はシエル・ル・ノワール。世界を回って絵本を描いているよ」
シエル・ル・ノワール:「でも、裏では暗殺系業務のFHセル“クーデグラ”に所属しているFHチルドレン。世界を回りつつ殺しもやっているんだ」
シエル・ル・ノワール:「訓練過程で昔の事を忘れてたりするけどあまり気にしてない、でも少しだけ寂しいので自分の思ったことを絵本に残してるんだ」
シエル・ル・ノワール:「なんか、私の使う武器は実際に使うまでどんななのかよく分かんないから対処しづらいって話。あはは、残念だね、こんなに楽しい仕掛けなのに」
シエル・ル・ノワール:というような明るい女の子です、よろしくお願いします。
シエル・ル・ノワール:性能は隠密して射撃するだけ、攻撃力はミドルで2d10+33という性能だ!
シエル・ル・ノワール:社会性は一切ない、なぜならメルヘンに生きる絵本作家だから。芸術家なので虚弱だぞ!
シエル・ル・ノワール:以上です!
GM:ありがとうございます!
GM:ちなみにシナリオロイスは“マスターアームズ”極剣一郎となっております。
GM:怪しげなマスターエージェントです。
シエル・ル・ノワール:推奨通り、尽力:○/猜疑心で取得します。Pが表です
GM:了解です。
GM:それではOPを始めていきましょう。
GM:キミは普通に……
GM:普段はセルの待機部屋かどっかにいる感じでしょうかね?
シエル・ル・ノワール:呼び出されたのならそういう感じですね!メモ帳とかにアイデアを書き留めて待機します。
GM:では、呼び出しました!
GM:新たな仕事の依頼です。
GM:キミの目の前に現れたのは金髪のボサボサ髪の白衣の男性。
GM:腰や肩、背中にはいくつもの刀剣をぶら下げている。
極剣一郎:「私が極剣一郎……“マスターアームズ”と呼ばれている」
GM:武器は高級そうだが、赤貧そうな見た目で白衣の下はよれよれのTシャツ、足元もサンダルです。
シエル・ル・ノワール:「どうも!“クセジュ”シエル・ル・ノワールです」 メモをしまう
極剣一郎:「シエル・ル・ノワールくんか。なるほど、いい武器をしている」
GM:男は身振りを混じえながら話をする。
極剣一郎:「早速だが、任務の話をしよう」
極剣一郎:「もちろん暗殺の依頼だ」
シエル・ル・ノワール:「暗殺、ほほう……相手は一体誰なんですかね?」
極剣一郎:「近頃UGNやFHを中心にして起きている武器や兵器が突然レネゲイドビーイング化するという事件は知っているかね?」
シエル・ル・ノワール:これは知っていてもいいですか?
GM:構いませんよ。
シエル・ル・ノワール:「ああ、結構大きな事件になってる感じですね。非常にメルヘンで私としては素晴らしいんだけど」
極剣一郎:「そんなメルヘンチックな話ではないぞ。意思を持った武器たちは皆好き勝手に動き回っている。当然所有者のことなどお構いなし」
極剣一郎:「私もほとほと迷惑しているんだ!」
GM:男はボサボサの金髪をかきむしりながら言う。
シエル・ル・ノワール:「おおっと、それはそれは。失言、失言」
極剣一郎:「それにそう、このまま事件が進めばいずれはキミの武器も」
GM:男はキミの懐を指差す。
極剣一郎:「だから、そう、キミにはこの事件の犯人を“暗殺”してもらいたい」
シエル・ル・ノワール:「目星はついているんですか?私じゃあ“探して”殺すのはちょっとむずかしいです」
極剣一郎:「そうだ……そうすれば私は神にも等しい力を……こんな生活ともおさらばだ……」
GM:男はうつろな目でブツブツとつぶやく。
シエル・ル・ノワール:「ん?……ん、何か言いました?」 不穏な言葉に反応!
極剣一郎:「あ、ああ、目星!目星ね!」
極剣一郎:「ある程度こちらでも調査は進めているが、まだ犯人を特定するには至っていない」
極剣一郎:「キミの職分とは異なるだろうが、まずはその犯人探しからスタートしてもらうことになるだろう」
極剣一郎:「もちろんこちらでもできるかぎりの支援はする」
極剣一郎:「頼まれてくれるかな?」
GM:男は神経質そうな口調で言う。
シエル・ル・ノワール:「ん、分かりましたよ。マスターエージェントから直々の依頼っていうのも中々無いですし」
シエル・ル・ノワール:「それに私もこの事件にはちょっとばかし興味があるので」
極剣一郎:「そう言ってもらえると助かるよ!」
極剣一郎:「それじゃあ契約は成立だ」
シエル・ル・ノワール:「あ、それで個人的にちょっと聞きたいことがあるんだけど」
極剣一郎:「きっちりとこの事件の犯人を暗殺してくれたら報酬はいくらでも……。ん、何かね?」
シエル・ル・ノワール:「さっき言ってた神がどうのこうのって何?」
シエル・ル・ノワール:「神にも等しい力だっけ?」
極剣一郎:「……それは依頼に関係する質問かね?」
シエル・ル・ノワール:「ただの好奇心かな」
極剣一郎:「……キミは何のために武器を持つ?そう、それは力を手にするためだ!」
極剣一郎:「力!それはUGNだろうとFHだろうと変わらない1つの真理だ」
極剣一郎:「その力が積もり積もれば、やがては神にも匹敵する場所まで辿り着くはずなのだ」
極剣一郎:「まあ、私の個人的な人生の最終目標の話さ。ちょっとした欲望だ。気にしないでくれたまえ」
GM:男は早口でまくし立てた後にずり落ちた眼鏡を直す。
シエル・ル・ノワール:「いやいや、ちょっといい話聞けたのでありがとうです」
極剣一郎:「それでは依頼の方は頼んだよ。成果を祈っている。キミの武器に幸運を!」
GM:そう言って男は汚れた手を差し出す。
シエル・ル・ノワール:「は、お任せあれ!」
シエル・ル・ノワール:手をつかむ!
GM:男は満足そうに微笑む。
GM:男はガシャガシャと音を立てる無数の武器を引きずりながら退出する。
シエル・ル・ノワール:「ふむ、では仕事に向けて色々準備しますか。解決しないと大変だしね」
シエル・ル・ノワール:「でも、キミがレネゲイドビーイングになったら少しはキミのことを私以外の誰かが分かってくれるかもね」 と懐のケースに触れる。
シエル・ル・ノワール:何もなければこのまま退場します!
GM:オーケーです。
GM:最後に念のため補足しておきたいのですが、依頼はありましたがこのシナリオでは誰を暗殺するかはシエルさんに任せられることになります。
シエル・ル・ノワール:了解です!
GM:シナリオの展開次第で、どうするかを決めるとよいと思います。
GM:というわけで改めてシーンは終了です。
GM:OPはこれで全員分終了!
GM:ここでPC間ロイスを取っていきましょう。
フランシス・ガーランド:通常通り1→2→3→4→1 ですか?
円城 鋼:はーい。
GM:ですね。
GM:既に知り合いだったということにしてもいいし
GM:セッション中に会った時の感情を今から設定しておいてもいいです
シエル・ル・ノワール:夏木くんがよければ知り合いということにしたいです!協力してもらいにいきたい!
夏木宗次:シエルさんは
夏木宗次:以前から顔見知りの方がいいですか?
シエル・ル・ノワール:その方が接触しやすいというだけですので、好みの問題で大丈夫です
夏木宗次:じゃあ、お互いコードネームは知ってる感じにしましょう
夏木宗次:暗殺セルの仕事人と、経済セルの情報統制担当
シエル・ル・ノワール:了解です、直に接触はないということですね。>夏木くん
夏木宗次:基本的に普通に暮らしてますからね……w
フランシス・ガーランド:さて、どうしようかな
円城 鋼:フランシスとは知り合いと仮定して、○誠意/不快感、とかどうでしょ。皮肉っぽい言動の中に、人の良さを垣間見てる感じ。
フランシス・ガーランド:知り合いですねー!おっけーです。 >円城さん
フランシス・ガーランド:どこかの任務でご一緒したことがある、とかですかね。
フランシス・ガーランド:こちらはシエルさんのコードネームと、暗殺者であることくらいは知っててもいいでしょうか?
フランシス・ガーランド:別に知ってても積極的に敵対することはないですし。むしろ何も知らないと警戒することになりそう。
シエル・ル・ノワール:いいですよ、直接敵対はしたことはないけどこういう奴がいるって感じですかね>フランシスさん
フランシス・ガーランド:そういう感じでお願いします!
夏木宗次:円城くんはまだ会ったことはないからな……!
夏木宗次:あ、円城さんは、敵として損害を受けたことがあるとかにしようかな……!どうでしょう、円城さん
円城 鋼:OKですよー。こちらとしては、「UGNチルドレンとFHエージェント」としては敵対関係だけど、夏木個人のことは決して嫌ってないと思います。<損害を受けた
シエル・ル・ノワール:-/100ecu/有為:○/脅威/ロイス コードネームの方でなつきくんのロイスを取得します。
夏木宗次:警戒対象/緋の砂/誠意/脅威:○/ロイス
円城 鋼:というわけで、フランシスに○誠意/不快感でロイスを。
フランシス・ガーランド:FHチルドレン/“クセジュ”/○興味/隔意/ロイス 同年代に絵本を武器にするFHチルドレンの存在がいることを聞いたことがあり、興味を持っています。
GM:これで全員PC間ロイスは取り終わりましたね。
夏木宗次:オッスオッス
GM:では次からミドルフェイズに入って行きたいと思います。
【Middle/01】
GM:ミドルフェイズ1シーン目。
GM:シーンプレイヤーは夏木くん。
GM:侵蝕率を上げるがいいのです
夏木宗次:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 4[4]+47 → 51
GM:キミは釣屋敷サウダーデとともに事件の調査をするため街へと向かいました。
釣屋敷サウダーデ:「歩き疲れたわ、夏木くん!リムジンは呼べないのかしら?」
夏木宗次:「呼ばないよ勿体な……や、そういう金はねーよ!」
夏木宗次:「本当だぞ!」
釣屋敷サウダーデ:「本当かしら?」
GM:じっとキミの顔を見る。
夏木宗次:「……!」
夏木宗次:「あ、あのさ」じりじりと視線を避ける。
釣屋敷サウダーデ:「隠し財産の一つや二つ持っているのではないの?」
夏木宗次:「ぼくは、ド庶民だぞ。見ての通りの」
釣屋敷サウダーデ:「それは知っているわ」
夏木宗次:「金、持ってるように見える?しまむらのパーカーだよこれ」
釣屋敷サウダーデ:「ええ、品性の欠片も感じられない服ね」
夏木宗次:「すっげー遠慮ないね君……!」
釣屋敷サウダーデ:「むしろ私は今初めてパーカーという服の種類を知ったわ!」
夏木宗次:「えっ、君、パーカー着たことないの!?」
釣屋敷サウダーデ:「私くらいになると服は常にロレックスかエルメスだから……」
夏木宗次:「種類じゃねえよ!!」
夏木宗次:「それは!種類じゃね――よ!!」
釣屋敷サウダーデ:「ロレックスって服の種類じゃないの!?」
釣屋敷サウダーデ:「じゃあ、私は今まで何を着て生きてきたというのよ!」
夏木宗次:「さあ……全裸なんじゃないの……」
釣屋敷サウダーデ:「たぶん……全裸ではないわね……」
夏木宗次:「あ、そこの自信もないんだ……」
夏木宗次:「ハァ、ハァ……なんかぼく、不必要に疲れてると思わない……?」
釣屋敷サウダーデ:「今夜はグッスリと眠れそうね、夏木くん」
夏木宗次:「……じゃあ、妥協案でさ。バス乗っていこう。っていっても目的地もわかんないんだけど」
釣屋敷サウダーデ:「……バスってお金が要るのかしら?」恐る恐る
夏木宗次:「ま、まあ、要るよ……でもそれくらいはぼく、出すからさ、ほんと」
夏木宗次:「めったにない事なんだぜ……。これだけで夕食が一品増えるんだもんな」
釣屋敷サウダーデ:「ほ、本当にいいの?見返りを期待されても何もできないわよ」
夏木宗次:「そんなこと言わないよ。無一文だって知ってるんだからさ」
釣屋敷サウダーデ:「……お願い、します」
夏木宗次:(かわいい……)
夏木宗次:ダン!
夏木宗次:バス停に拳を打ち付ける!
夏木宗次:(――とか思ってんのか夏木宗次!ダマされるなよ!)
夏木宗次:(しおらしく見えても、死の商人だからな、こいつは!それに……!)
夏木宗次:(ぼくにこんな美少女の彼女なんて、できるわけないんだからな!認識しろよ!)
GM:というわけで二人のバス代を無事に捻出できるか判定してみよう!
GM:〈調達〉で難易度は7だ!
GM:失敗したら歩いていけ!
夏木宗次:え?なんですか?7?
GM:えっ
夏木宗次:7……それって、カスって意味でしたっけ?
GM:いや、二人分なのでちょい難しめに・・・
夏木宗次:こんなの失敗したら世界の笑いものだぁ~。不安だな~~
夏木宗次:2dx+11
DoubleCross : (2R10+11[10]) → 9[6,9]+11 → 20
夏木宗次:……アッ!いけないいけない!
夏木宗次:ぼく、固定値だけで既に11あったんだ!
夏木宗次:いやあうっかりうっかり!
GM:どういう固定値だーッ!
夏木宗次:というわけで金はありました。
GM:では、キミはあっさりとバス代を捻出することができた。キミにとってはカスのような金額だ。
夏木宗次:こいつ本当にカスだぜ
GM:キミは釣屋敷サウダーデと一緒にバスに乗った。
夏木宗次:(席が近い)ドキドキ
釣屋敷サウダーデ:「やっぱりリムジンとは乗り心地が違うわね。……文句は言わないけれど」
夏木宗次:「そりゃそうさ。ぼくにとっちゃこっちのが普通なんだぜ」
釣屋敷サウダーデ:「こんな狭っ苦しいところに押し込められなきゃならないなんて庶民はやっぱり大変ね」
釣屋敷サウダーデ:「……あ、今のは文句じゃないわよ」
夏木宗次:「悪かったね。狭っ苦しい上に」
夏木宗次:「隣がこのぼくでね!」
夏木宗次:「うんざりするよな。お嬢様にとっちゃ!」
釣屋敷サウダーデ:「そ、そんなこと言ってないじゃない!」
釣屋敷サウダーデ:「……夏木くんには隣にいてもらわないと困るもの」
夏木宗次:「……っ」
夏木宗次:(比喩だよ。まったく!)
夏木宗次:「……。そ、そそそそうかい。じゃあ、何だ、もう」
夏木宗次:「これからどこに行くの?……というか」
夏木宗次:「何を調べるか、だけど」
釣屋敷サウダーデ:「そうね、とりあえずは事件よ、事件!」
釣屋敷サウダーデ:「兵器がいきなり人間になるだなんて言われてもわけが分からないけれど」
釣屋敷サウダーデ:「とりあえずはそこから調べるしかないんじゃないかしら?」
夏木宗次:「兵器が人間。そうだ、もう驚かないぞ」
夏木宗次:「さっきそれで茂みに頭から突っ込んだからな……我ながらいいリアクションだったよ!マジで!」
夏木宗次:「しかし、軍需企業の暴落……筋は通りそうだ」
釣屋敷サウダーデ:「あの庶民じみたリアクションは実に愉快だったわ!」
夏木宗次:「自分で言うのもなんだけど」
夏木宗次:「庶民はそうそうぼくみたいなリアクションしないと思うな……」
夏木宗次:そう返しつつ、パチリと携帯電話を開く。
釣屋敷サウダーデ:「しないの!?だって、億万長者もしないわよ……?」
夏木宗次:(調べさせてみるか。FHにとっても、これは重大な案件のはずだ)
釣屋敷サウダーデ:「そうなると消去法で……」
GM:ふと、彼女が窓の外を見る。
釣屋敷サウダーデ:「あれ、何?」
夏木宗次:言葉につられてそっちを見ましょう。
GM:彼女の視線の先にあるのは禍々しい武器を構えた人間たち。
GM:その殺気はキミたちの乗るバスへと向けられている。
夏木宗次:「ほんとになんだこれ!?」
GM:《ワーディング》が使用される!
GM:バスは急ブレーキして停車!
夏木宗次:「えっ、やばい、くそ!」
釣屋敷サウダーデ:「きゃっ!?」
夏木宗次:「動かせる奴いないか、すぐに!」
GM:彼女はそのまま気を失う!
夏木宗次:釣屋敷さんが、もし通路側なら
夏木宗次:倒れないようにこっちに引き寄せてやりたい
GM:では、キミは意識を失った彼女の体を引き寄せる。
夏木宗次:「うおあ!触……」
夏木宗次:「や、緊急避難だ!本当に緊急事態だからな!」
夏木宗次:「マジで!」
夏木宗次:自分で釣屋敷ちゃんに触れた感触にびっくりする!
夏木宗次:(――まずは、こいつらがぼくを攻撃するとして)カチカチカチ
夏木宗次:(近くに雇える“戦力”があるかどうかだ。そうでなきゃ、終わりだ)
夏木宗次:(ぼくに戦闘能力は……ない)
GM:武装集団は着実にバスへと近付きつつある!
夏木宗次:くそう!こういう時に助けてくれる人がいたらな~!
夏木宗次:か弱い金持ち2人を助けてくれるヒーローが!
夏木宗次:どうですか!
GM:武装集団はバスに迫り、各自が手に持った武器を振りかぶる!
GM:その時、炎熱した剣が彼らを遮った!
夏木宗次:(間に合わない……くそっ!)
GM:ここで一旦シーン終了!
夏木宗次:イエス!
夏木宗次:購入はできますか
GM:次のシーン!
夏木宗次:ノー!
GM:あ、購入はしても構いません
夏木宗次:えっ、今日は購入していいのか!
夏木宗次:じゃあアンチマテリアルライフル買います。
GM:好きなだけ買え!
夏木宗次:2dx+11>=35
DoubleCross : (2R10+11[10]>=35) → 10[3,10]+4[4]+11 → 25 → 失敗
夏木宗次:大変だ……
GM:ハハハ!
夏木宗次:財産点を10点も使わなきゃ
夏木宗次:買えない……
GM:無様よのう!
夏木宗次:……あれ?
GM:えっ
夏木宗次:なんだろう、ぼくの財産点
夏木宗次:あっ、そうかそうか!
夏木宗次:セッション始まったばかりだから
夏木宗次:103点もあったんだ~~!
夏木宗次:なあんだ、じゃあ余裕余裕
GM:???
夏木宗次:いやあ、申し訳ございませんGM殿!
夏木宗次:ぼくの早とちりで、混乱させてしまい……
GM:さっさと買え!!
夏木宗次:というわけで財産を10点投じて、アンチマテリアルライフルを購入しました。
夏木宗次:財産103→93
GM:ア……ア……?
GM:というわけで購入は終わり……
GM:改めて次のシーンです……
【Middle/02】
GM:シーンプレイヤーは鋼くん……
GM:侵蝕率をあげなさい!
円城 鋼:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 2[2]+40 → 42
円城 鋼:うむ!
GM:では、時間軸的にはOPの続き。
GM:ゾディアックウェポンぽい娘に連れだされたあなたは
GM:遊園地のコーヒーカップでグルグル回ったり、二人でベイマックスを見て手を重ね合わせたり
GM:公園のベンチで彼女の作ったお弁当を二人で食べたりし
GM:一日を遊び尽くして彼女と一緒に夕暮れ時の河原を歩いています
円城 鋼:※ここまでハンドアウト通り
ゾディアックウェポンぽい娘:「いやー、今日は楽しかったですね、ご主人様」
GM:射手座のエンブレムが施された赤い神話じみた装束の少女は言う。
GM:この子、こんな格好で出歩いたんだ。
円城 鋼:コスプレでギリギリ通るッテ!ダイジョブだって!
ゾディアックウェポンぽい娘:「毎日ずっとこうだといいんですけどね。ねえ、ご主人様」
円城 鋼:「楽しい…うん、そうだな。少し疲れたけど――確かに、楽しかった」
円城 鋼:もしこれが、誰か知り合いの女性と出かけていたのなら、きっと披露と緊張ばかりで楽しくはなかったのだろうけれど。
円城 鋼:「それに――君と一緒だと、なんだか、安心した」
円城 鋼:そう、まるで、長年愛用したゾディアックウェポンを握っている時のように!
ゾディアックウェポンぽい娘:「えへへ。そう言っていただけると私も嬉しいです」
ゾディアックウェポンぽい娘:「さて、お家に帰ったらまた美味しい晩御飯を作りますね」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ご主人様、何か食べたいものはありますか?何でもご要望にお応えしますよ」
円城 鋼:そうだな、と普通に返答しかけて、ふと足を止める。
GM:その時《ワーディング》が展開される。危険な気配だ。
GM:おそらくは、誰かが危ない目に遭っている。
円城 鋼:君は、一体何者なのか。そう問いかけようとした、だが――
円城 鋼:「…!」
円城 鋼:《ワーディング》が展開されたことを感知した瞬間。ゾディアックウェポンっぽい娘の手を取って、駆け出す。
ゾディアックウェポンぽい娘:「……あ、ちょっと、ご主人様!」
円城 鋼:その手の感触は、とても馴染み深いものであるように感じられた。
ゾディアックウェポンぽい娘:「待って……待ってください!」
GM:少女はキミの手を振り払い、足を止める。
円城 鋼:「あ…ごめん、なんだか思わず――」
ゾディアックウェポンぽい娘:「……本当に行ってしまわれるんですか?」
円城 鋼:まるで、そうすることが当然であるかのように身体が動いたことを、不思議に感じながら。
GM:少女は寂しそうな顔でキミを見る。
円城 鋼:その視線に、何か心にグサリと刺さるものを感じる。だが。
ゾディアックウェポンぽい娘:「ええ、分かっていました。ご主人様がそういうお方だということは」
ゾディアックウェポンぽい娘:「でも、できればもう少しだけこうしていたかった」
ゾディアックウェポンぽい娘:「だってご主人様、他人の幸せを守ることばかりで、自分の幸せなんてまるで気にしないんですもの」
ゾディアックウェポンぽい娘:「私だって少しは心配したくなります」
GM:ふてくされるように言う。
円城 鋼:「それが、俺の役目だから。…うん。こういうのが“日常”なんだと思うと――少し、惜しいけれど」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ええ、分かっております。私がお仕えするご主人様はそういうお方ですよね」
円城 鋼:「…ああ、君は、やっぱり――」
ゾディアックウェポンぽい娘:「行きましょうか、ご主人様」
円城 鋼:何故こうなっているのか。何が起こっているのか。それはわからないが。
円城 鋼:「ごめん。そして――ありがとう」
円城 鋼:普段、懐にある重み。それは今感じられない。
ゾディアックウェポンぽい娘:「いいえ。今日一日ご主人様とご一緒できて楽しかったです」
GM:少女は恭しく手を差し出す。
円城 鋼:それが今、こうして自分と言葉を交わしているのだと。それを感じながら。
円城 鋼:その手を握って、再び駆け出す。
GM:キミの手の中で少女の姿は一振りの剣へと変わる!
GM:《ワーディング》の中心へと向かったキミは武器じみた集団がバスを襲おうとする場面を目撃する!
円城 鋼:柄を握り込む。少女の柔らかな手とは違う、無骨で、そして熱い手応え。
GM:ここで夏木くんも登場を!
円城 鋼:跳躍。――全く違う感触から、同じものを感じ取りながら。
GM:武装集団はバスに迫り、各自が手に持った武器を振りかぶる!
円城 鋼:灰を撒き散らして、バスと集団の間に着地。
武器マンたち:「邪魔をするなァ!」「斬る!」「叩き潰す!」「殺してやる!」
GM:武器じみた人間たちは口々に物騒な台詞を吐く。
GM:その様子は明らかに正気を失っている!
GM:まるでジャームだ!
円城 鋼:「――」 彼らに返答する前に、バスの車内を窓越しに確認する。
夏木宗次:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 9[9]+51 → 60
夏木宗次:ほとんどの乗客は意識を失っているが、
夏木宗次:同年代ほどの、気だるげなパーカー青年だけが動けている。円城と、窓越しに目が合う。
円城 鋼:「君は…オーヴァードか。この状況に心当たりは?」
円城 鋼:敵か味方かはともかく、どうやら彼が襲われているように見える。守るべき者は誰なのか、見定めるような視線。
夏木宗次:「……は」
夏木宗次:(……嘘だ。UGN!?ワーディングを感知したとしても、早すぎる)
夏木宗次:(元から現場近くにいたか、事件を察知してたかだ!そして、こいつは……!)
夏木宗次:「いえ、ぼくにも……さっぱり……!」
夏木宗次:「でも、とにかくこの――」寄せていた釣屋敷を、はたと気付いたように見る!
夏木宗次:「……!そうだ!こいつを、守りたいんだ!一緒に来ていたんだ!助けて!」
夏木宗次:(……ごまかせるか!?こんな安い手で!どういう冗談だ……!)
円城 鋼:「――分かった。なら――」
円城 鋼:取り繕うような少年の物言いに、少し引っかかるところはあるものの。オーヴァードではない連れがいて、彼らに迫る者がいる。
円城 鋼:「君たちは、何だ。俺はUGNの円城。この場で一騒ぎ起こそうと言うのなら――相手になろう」
円城 鋼:手に手に武器を持った集団に、名乗りを上げ、問う。
夏木宗次:(“緋の砂”!12人の一人!“サーキット”のターミナル4つ……こいつ一人に!)
夏木宗次:(……。円城っていうのか。ぼくと同じくらいの年かよ)(背もちっちゃい)
武器マンたち:「グルルルル!」「刺し殺してやる!」「俺の斧で首をはねたい!」
GM:武器じみた人間たちは完全に暴走しており話にならない!
円城 鋼:「――流石に多勢に無勢か。君、いざ言う時は、彼女を連れてここから――」
フランシス・ガーランド:では、登場します。
フランシス・ガーランド:1d10+35
DoubleCross : (1D10+35) → 7[7]+35 → 42
円城 鋼:逃げろ、と夏木に言いかけたところで。(登場待ち)
GM:武器じみた人間たちは容赦なく襲い掛かろうとするが!
フランシス・ガーランド:先走り、円城君に飛びかかろうとした武器マンの一人が、横殴りに吹き飛ばされる!
夏木宗次:「こんどは何だよッ!?」
コンポジットボウ:「バカなーっ!?」
GM:吹き飛ばされ爆散するコンポジットボウ男!
フランシス・ガーランド:そこには、明らかに白兵攻撃の射程外から伸びる……長く、巨大で、三つの間接を持つ巨大な腕。
夏木宗次:「化物?新手……!?」
フランシス・ガーランド:「……やはりこうなったか。友人の尻拭いをする羽目になるとは、やれやれだ」
フランシス・ガーランド:ストっと、バスの付近に着地!
武器マンたち:「な、何だこいつ!」「誰だって構わねえ!」「俺のトンファーキックの餌食にしてやる!」
フランシス・ガーランド:「円城、久しいな。事情は大体想像できる、手を貸そう」
夏木宗次:「な、仲間なのか」円城に恐る恐る聞く。
円城 鋼:「…これは君の関係か、ガーランド。そうしてもらえるなら有難い。あの通り――」
円城 鋼:背後のバスの中、なぜかガクブルしている夏木を指して。
円城 鋼:「突然襲われて怯えているオーヴァードがいて、正直、難儀している」
円城 鋼:ああ、と夏木に頷きながら。
夏木宗次:「……まあ、仰るとおりだよ。ぼくはどうせ、襲われてビクビクしてるだけのオーヴァードさ……」
夏木宗次:「悪いけど、現場からは離れさせてもらうからな。お礼はその、……後でするよ」
フランシス・ガーランド:「ああ……その事だが、一つアドバイスがあるよ、キミ」
夏木宗次:「……うおっ」異形腕の子がフレンドリーに来たのでビビる!
フランシス・ガーランド:「何かを守りたいのならば、武器を持って戦うといい。キミにはその力が既にあるようだから」
フランシス・ガーランド:第三腕で、へたり込む彼を無理矢理立たせよう。
夏木宗次:「……ない。ぼくにはない。そういう力は」首を振る。
夏木宗次:「……」
夏木宗次:「ぼく自身には」体の影に隠していた携帯の画面に、目を向ける。
夏木宗次:『送信済』のメッセージ。
シエル・ル・ノワール:シエル・ル・ノワールの侵蝕率を+9(1d10->9)した (侵蝕率:37->46)
シエル・ル・ノワール:送信から数秒後影もなく、突然現れる。事件の様子見をしていた。
シエル・ル・ノワール:「おっと、ちょっと手伝わせて貰うよ。いいかな?」
夏木宗次:(……“クーデグラ”の一人。まさか今の時点で、一番近いところにいるヤツが)
夏木宗次:(こんな大物だとは思わなかった)
夏木宗次:(状況は想定外だろうが――そっちもプロだろう。上手くやってくれ。2分しか雇えない。今は!)
フランシス・ガーランド:「……キミは?」
シエル・ル・ノワール:「雇われのオーヴァードってところかな、知人からの依頼でね」
円城 鋼:「…確か、どこかで…」
円城 鋼:資料か何かで顔を見たことがあるような気は、するが。今は思い出している時ではない。
円城 鋼:「…まあいい。手数が多いに越したことは、ないから」
フランシス・ガーランド:「知人……ふむ」
フランシス・ガーランド:夏木くんの顔を見て。
夏木宗次:「……何だよ」挑戦的視線!
フランシス・ガーランド:「なんだ。あるんじゃあないか、力」
夏木宗次:「知らないね。宝くじにでも……」
夏木宗次:「……当たったんだろうさ」
円城 鋼:フランシスたちのやりとりに、思うところはあるものの。
円城 鋼:「お喋りはここまでだ…来るぞ!」
GM:では戦闘の前に4人は〈知覚〉で難易度7の判定をしてください
夏木宗次:ヒエ~ッ!知覚は苦手なんだ~~!
夏木宗次:調達を!調達をくれェェェーッ!
シエル・ル・ノワール:7dx>=7
DoubleCross : (7R10[10]>=7) → 10[3,6,7,7,9,10,10]+10[1,10]+2[2] → 22 → 成功
シエル・ル・ノワール:フハハハ
夏木宗次:4dx>=7
DoubleCross : (4R10[10]>=7) → 10[1,1,4,10]+9[9] → 19 → 成功
夏木宗次:( 'д')やってみたらできた
円城 鋼:1dx>=7
DoubleCross : (1R10[10]>=7) → 5[5] → 5 → 失敗
円城 鋼:駄目だった!
フランシス・ガーランド:やっべ知覚ひっくい
フランシス・ガーランド:1dx10+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 9[9]+1 → 10
フランシス・ガーランド:成功!
GM:では、鋼くん以外の三人は気が付く。
GM:あなたたちから離れた位置に白衣で金髪ボサボサ髪の男が佇んでいる。
GM:男は武器じみた人間たちを見ながら何事かブツブツとつぶやく。
???:「なるほど。この程度の精度を出すことは可能か。いいぞ……これならば十分に戦力になる……。あとは……このまま数を揃え……そして私は神にも等しい力を……」
夏木宗次:鋼くんは敵の軍勢を一手に引き受けていて、そういう余裕はなかったはずだ……だが暇な夏木くんは気づいた!
シエル・ル・ノワール:「……ふぅん」
夏木宗次:「…………」
夏木宗次:「怪しすぎ!」
フランシス・ガーランド:「……見るからに怪しいのが混じってるな」
???:「大丈夫だ……今ならば誰からも怪しまれてはいない……くくく……」
GM:男はそのまま《瞬間退場》を使用してシーンから退場する。
夏木宗次:「あっ、瞬間退場だ」
夏木宗次:「ということは、確実にあいつは何らかの敵対人物だ……。間違いない……」
GM:だが敵対人物を怪しむ間もなく武器じみた人間たちは己の武器を構えてキミたちに襲いかかる!
フランシス・ガーランド:「一人だけ逃げたやつがいる、アイツが黒幕だろう、って事だな」
夏木宗次:「……くそ、本当、頼むよ!オーヴァードだからって、ぼくは殴ったり蹴ったり、できないんだ!」
夏木宗次:「マジだからな!」
夏木宗次:釣屋敷さんを背負うのにも四苦八苦してる始末!ブザマ!
シエル・ル・ノワール:「先にこいつらを何とかしてからの話だけどね!」
円城 鋼:ゾディアックウェポンを構えて待ち構える…! #集中
武器マンたち:「ウオーッ!」「体がたぎるぜ!」「俺のドリルで天を突きたい!」
夏木宗次:「あれ、本当に武器なの?」
フランシス・ガーランド:「兎も角、片付けるとしようか。話はそれからだ」 第三腕“トト”を高く構える。
GM:武器じみた人間たちは個性豊かな武器を振りかぶる!
GM:戦闘開始だ!
GM:敵は百鬼夜行Aのトループが二体と百鬼夜行Bのトループが二体!
夏木宗次:結構多いなー。大変だ!
GM:エンゲージはそれぞれAとBが同一!
円城 鋼:単体攻撃しかできなんだよな…
GM:PCたちは全員が同エンゲージ
GM:エネミーとの距離は5メートルです
GM:エネミーの行動値は全員が9!
GM:説明は以上です。
百鬼夜行A1 5m 百鬼夜行B1
百鬼夜行A2 百鬼夜行B2
5m
夏木 円城 フラン シエル
GM:では、早速戦闘を開始していきましょう
GM:まずはセットアップからです
シエル・ル・ノワール:なし
円城 鋼:こちらは無し。
夏木宗次:なし
フランシス・ガーランド:ないです。
GM:エネミーも全員なしです。
GM:では、行動値順に処理していきましょう
GM:まずは行動値16の
GM:行動値16もあんの!?
GM:シエルの行動からです
夏木宗次:バ・・・バカ行動値速すぎ!
シエル・ル・ノワール:ピュアエンハイですからね!
フランシス・ガーランド:早い……!
シエル・ル・ノワール:「さてさて、じゃあちょっと試させてもらおうかなっ」
シエル・ル・ノワール:オートでウェポンケースからヘヴィマシンガンを装備します。
シエル・ル・ノワール:懐から大きめのケースを取り出し、
シエル・ル・ノワール:マイナー《陽炎の衣》 侵蝕値46→49
シエル・ル・ノワール:メジャー《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》 対象は百鬼夜行A1で
GM:了解です
GM:命中判定をどうぞ
シエル・ル・ノワール:8dx8+6
DoubleCross : (8R10+6[8]) → 10[1,2,3,4,8,8,9,9]+10[2,3,6,9]+5[5]+6 → 31
GM:百鬼夜行Aは《イベイジョン》持ちなので達成値は16で固定です
GM:なので攻撃は命中。
GM:ダメージをお願いします
シエル・ル・ノワール:「何が出るかなっ、竜か、槍か、弓か。どっれかな~」
シエル・ル・ノワール:4d10+2d10+33
DoubleCross : (4D10+2D10+33) → 15[6,3,1,5]+8[4,4]+33 → 56
GM:あっ
GM:装甲値は有効でしょうか
シエル・ル・ノワール:有効です!
シエル・ル・ノワール:ケースが開いたその瞬間に攻撃は完了している、武器マンの群れがいる場所が突然爆発する。
夏木宗次:「……!」
GM:有効でもこんなのダメだ!戦闘不能!
シエル・ル・ノワール:このケース自体が武器なのかもしれないし、ケースを開く行動自体が何者かの攻撃動作に繋がるのかもしれない。
夏木宗次:(見えない!追えない!なんだ、これ……!)
夏木宗次:(速さか!?ディレクションなのか?こんなの……敵に回ったら、ぼくなんか一発で死ぬぞ!くそっ!)
フランシス・ガーランド:(……大きなケース、この攻撃方法。聞いたことがあるな。確か……FH)
シエル・ル・ノワール:「おっと、これは竜がでた。今日はゴキゲンだね」
夏木宗次:バスの隅で冷や汗を流し、縮こまっている。
GM:爆発に巻き込まれ、ドリル男は粉々に砕け散る!後に残されるのはグラサンだけだ!
夏木宗次:ドリル男――ッ!
ドリル:「……あばよ、ダチ公」
GM:百鬼夜行A1は戦闘不能!
円城 鋼:兄貴は死んだ!
シエル・ル・ノワール:もういない!
GM:いや、まあ、兄貴らしいこと何もしてないんですけどね、こいつ
夏木宗次:なぜ兄貴と呼んでしまったのか?謎・・・
GM:さあ、次は行動値9の夏木くんの番です
夏木宗次:Bの方を狙った方がいいでしょうかね
夏木宗次:こいつのリアクションとか耐久力を見定める感じで
シエル・ル・ノワール:侵蝕値49→53
シエル・ル・ノワール:悪く無いですね。
夏木宗次:特に問題なければB1を狙いますよ~
夏木宗次:マイナーで5m下がり、ウェポンケースからアンチマテリアルライフル装着。
夏木宗次:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》。
夏木宗次:対象はB1で。
GM:了解です
GM:命中判定をどうぞ!
夏木宗次:9dx8
DoubleCross : (9R10[8]) → 10[1,1,1,4,4,7,8,9,10]+10[1,2,10]+2[2] → 22
夏木宗次:まあまあ
GM:こちらも《イベイジョン》で回避の達成値は16で固定!
GM:攻撃は命中です
夏木宗次:バス車内に隠れ、携帯画面を開いている。
夏木宗次:縮こまっているのは、そうする必要があるからだ。
夏木宗次:「――民間軍事会社」
夏木宗次:「『クリスタル警備保障』。こいつらは、別に違法な活動をしているわけじゃない」
夏木宗次: バギャン!!
夏木宗次:3d10+20
DoubleCross : (3D10+20) → 23[10,8,5]+20 → 43
夏木宗次:武器人間の一画が、謎の爆発で吹っ飛ぶ!
GM:出目がいい!
夏木宗次:「……ただ、活動に伴って」
夏木宗次:「まったく会社と無関係の、謎のテロ事件が併発する確率が」
夏木宗次:「少しばかり高いだけだ」
GM:装甲は有効でしょうか?
夏木宗次:有効です!すいません
夏木宗次:ガードが不可なだけですね、アンチマテリアルライフル
GM:ふむ……これは死ぬ!
フランシス・ガーランド:「狙撃?新手か……?敵ではないようだが、一体どこから」
夏木宗次:「……この、釣屋敷ってやつ」
夏木宗次:「兵器輸出会社のご令嬢なんだよ」
夏木宗次:「護衛の一人や二人、ついていておかしくない」
フランシス・ガーランド:「……何故か顔が見えないのが、不自然だがな?」 (あの少女がFH。となると、知り合いのこいつも?)
パイルバンカー:「分の悪い賭けは……嫌いじゃなかった……」
GM:パイルバンカー男は攻撃に巻き込まれ爆死!
GM:百鬼夜行B1はこの攻撃で戦闘不能です!
GM:次は行動値9のエネミー2体の行動です
GM:まずは百鬼夜行Aから
夏木宗次:あっ侵蝕あげ忘れ
夏木宗次:60→64
GM:マイナーで《破壊の爪》+《形状変化:剛》を使用
GM:メジャーで《オールレンジ》+《伸縮腕》で対象は
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4
GM:シエルを攻撃。
GM:命中判定いきます
GM:12dx+6
DoubleCross : (12R10+6[10]) → 10[2,2,2,3,6,6,6,6,8,8,9,10]+2[2]+6 → 18
GM:命中の達成値が18です。
シエル・ル・ノワール:1dx+1>=18 ドッジ
DoubleCross : (1R10+1[10]>=18) → 5[5]+1 → 6 → 失敗
シエル・ル・ノワール:ダメージ下さい。
GM:ダメージいきます
GM:2d10+18
DoubleCross : (2D10+18) → 15[8,7]+18 → 33
GM:33点。装甲は有効です
円城 鋼:あ、カバー入ります?
シエル・ル・ノワール:これはダメ、リザレクト!
シエル・ル・ノワール:カバーはいらないです、あんまり侵蝕率上がらないので
シエル・ル・ノワール:シエル・ル・ノワールの侵蝕率を+10(1d10->10)した (侵蝕率:53->63)
円城 鋼:イエッサー。
GM:すごい上がった
円城 鋼:一瞬でフラグを立てて達成した。
GM:槍男の槍がシエルの体を貫く!
槍:「その心臓貰い受けヒャーッ!」
シエル・ル・ノワール:「おっとと……これは痛いなぁ。あははっ」 心臓を貫かれる!
槍:「!?」
シエル・ル・ノワール:「でも、はやく戻さないと。その腕貰っちゃうよ」 ケースを開こうとする
GM:槍男は慌てて飛び退く!
槍:「チッ、やりやがるな、女。この俺が仕留め損ねるとは」
夏木宗次:(怖すぎ!だろ!!)
夏木宗次:(ぼくに恨みとか向かないよな……契約中の負傷だからな。頼むよ……マジで!)
GM:続いて百鬼夜行Bの行動!
GM:まずはマイナーで5メートル移動してエンゲージする
夏木宗次:やったね
GM:ウワー、離れてる
GM:そしてメジャーで《インスタントボム》《貪欲なる拳》《爪剣》《踊る髪》を使用して攻撃
GM:対象は
フランシス・ガーランド:こっちきた!
GM:1d2
DoubleCross : (1D2) → 2
GM:えーっと、夏木くんがいないから
GM:フランシスに攻撃!
フランシス・ガーランド:くっ!こいやー!
GM:命中判定いきます
GM:11dx+6
DoubleCross : (11R10+6[10]) → 10[1,1,2,2,3,4,7,9,9,10,10]+10[3,10]+5[5]+6 → 31
フランシス・ガーランド:なんぞコレー!?
GM:《爪剣》の効果でドッジのダイスは――1!
フランシス・ガーランド:ドッジ!
フランシス・ガーランド:6dx10
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[1,2,4,4,5,10]+9[9] → 19
フランシス・ガーランド:頑張ったよ……ダメージをどうぞ!
GM:ダメージいきます
夏木宗次:これは武器人間の方が回りましたね
夏木宗次:C値10なのに、大した奴だ
GM:4d10+8
DoubleCross : (4D10+8) → 28[9,9,9,1]+8 → 36
GM:36点、装甲無視。
フランシス・ガーランド:《リザレクト》。
フランシス・ガーランド:1d10+42
DoubleCross : (1D10+42) → 10[10]+42 → 52
GM:さらに《踊る髪》の効果でバッドステータスの硬直が入ります
フランシス・ガーランド:わぁい
GM:ギター男のギターがキミの体をえぐる!
フランシス・ガーランド:“トト”で反応するも、叶わず吹き飛ばされる。
ギター:「一言で言うなら、ロック」
GM:言葉の意味は分からない!
夏木宗次:「ロックかな!?それ!?」
フランシス・ガーランド:「……成程、騒音という意味か。ならば納得だよ」 頭から血を流しながら立ち上がる。
ギター:「一言で言うなら、リフ」
夏木宗次:「あっ変わった!音楽詳しくないんだよぼく!」
GM:GMも音楽には詳しくない!
フランシス・ガーランド:「楽器を武器にするモノに奏でられる音など、騒音に違いない」
円城 鋼:「…ギターは武器だったのか。そうか、確かそういう資料が…あった、ような――」
夏木宗次:「真面目だね君は……!」
GM:さて、それでは次は行動値8の鋼くんの番です
円城 鋼:はーい。近くにいるBを殴るしかないですね。
円城 鋼:マイナーなし、メジャーで…
円城 鋼:9dx+2@7
DoubleCross : (9R10+2[7]) → 10[1,3,4,5,6,8,8,10,10]+10[2,7,8,9]+10[2,5,9]+6[6]+2 → 38
GM:《イベイジョン》のためにそれは命中!
円城 鋼:あ、組み合わせ宣言してなかった。C:モルフェウス/ペネトレイト/カスタマイズ/炎の刃です。
GM:了解です
GM:ダメージをどうぞ
円城 鋼:4d10+15
DoubleCross : (4D10+15) → 28[10,4,10,4]+15 → 43
円城 鋼:装甲無視、43点。
GM:それは……堪え切れない!
円城 鋼:赤熱した大剣を一振り。熱波と高温の灰が、斬撃とともに武器男たちを襲う!
GM:ギター男はギターごと切り裂かれて死亡する!
ギター:「一言で言うなら……一言で言うなら……音楽用語……何だ……一言で……ウギャーッ!?」
夏木宗次:「君も知らなかったんだね!?」
円城 鋼:「…よく分からないけれど、文字通り、真白に燃え尽きたな」
GM:GMの音楽知識のなさが反映された形となり、百鬼夜行Bは戦闘不能!
GM:最後に行動値3のフランシスの番です
フランシス・ガーランド:では、マイナーで《破壊の爪》。
フランシス・ガーランド:異形の腕をぐっと握り締めます。
フランシス・ガーランド:「……残る敵は、そこか」
GM:だが、バッドステータスの硬直があるかぎり、そう簡単には動けぬはず!
フランシス・ガーランド:侵蝕値+3
フランシス・ガーランド:「だが、届く」 「――この“トト”ならば」
フランシス・ガーランド:メジャー!《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》!
フランシス・ガーランド:6dx7+4
DoubleCross : (6R10+4[7]) → 5[2,2,2,3,4,5]+4 → 9
GM:あ、その……
フランシス・ガーランド:カッコよく避けてね☆
GM:《イベイジョン》で回避の達成値は16で固定で……
槍:「その負傷でよくこの間合いを取った!だが、惜しかったな!」
GM:槍男は大槍でフランシスの腕を弾く!
フランシス・ガーランド:「……ふむ、まだ温まり切っていないか。雑な攻撃になってしまったな」
槍:「その腕、生来のものではないな。狙いがずれたのはそのせいか。次は殺す気でこい」
フランシス・ガーランド:「それはそうと、円城」
フランシス・ガーランド:「今のは結構恥ずかしかったから、見てみぬ振りをしてくれると助かるかな」
GM:槍男は再び槍を構え直している。
GM:これで行動は全員終了。
GM:2ラウンド目に入ります。
GM:再びセットアップからです
GM:百鬼夜行Aは何もなし
シエル・ル・ノワール:なし!
円城 鋼:雇用終了まで、あと1分…!
円城 鋼:こちらもありませぬー。
フランシス・ガーランド:ありません!
GM:このラウンドでケリをつけられなければシエルさんは帰る!
夏木宗次:なし!
夏木宗次:なんてこった……私が2分なんて言ってしまったばかりに
夏木宗次:油断しないでくれ、頼む……
GM:では、再び行動値16のシエルさんからです
夏木宗次:とはいえ実際の所、侵蝕には結構な差があるので
夏木宗次:陽炎込みの攻撃が重いシエルさんと、アンチマテリアルライフル使っちゃう私は待機して
夏木宗次:相手に攻撃させてもいいかもしれないですね
夏木宗次:皆さんの判断次第ですけども
シエル・ル・ノワール:そうですね、悪く無いです。
円城 鋼:自分が1発殴るor殴られるようにすれば、バランスは丁度ですかねー。
シエル・ル・ノワール:エンゲージで固まってるこちら円城くんはカバーがあるので管理しやすい
夏木宗次:なるほどなるほど
フランシス・ガーランド:なるほど、いいんではないでしょうか
シエル・ル・ノワール:ということで戦術上待機を選択します。
夏木宗次:FH組2人が待機の方針でやりましょう!
夏木宗次:私も戦略的待機!
GM:では、槍の攻撃手順!
GM:マイナーはもう使ってあるので
GM:メジャーで《オールレンジ》+《伸縮腕》を使用して攻撃
GM:1d4
DoubleCross : (1D4) → 2
GM:鋼くんだ!
円城 鋼:おっと了解、どうぞ!
GM:命中いきます
GM:12dx+6
DoubleCross : (12R10+6[10]) → 9[1,2,3,3,4,4,4,5,7,8,9,9]+6 → 15
GM:む、低いな。
GM:達成値15です
円城 鋼:ん、ん…ガードかな、ここは。
円城 鋼:というわけで、ダメージを。
GM:いきます
GM:2d10+18
DoubleCross : (2D10+18) → 15[7,8]+18 → 33
GM:33点。装甲値は有効。
円城 鋼:ガードで3点引いて、30点。HP6へ。
槍:「刺し貫かせてもらうぜ、サジタリウスの小僧!」
GM:鋭い槍先がキミの体を穿つ!
円城 鋼:「――貫かれた。だけど、それだけだ…!」
円城 鋼:高温の灰が傷口を覆い、焼き潰すことで止血する。
槍:「……チッ、しぶてえな。星剣の使い手ってのは伊達じゃねえか」
GM:槍先を下げ、男は次の手を警戒する。
GM:次は行動値8の鋼くんの番です
円城 鋼:ん、フランシス、行きます?それなら一旦待機します。
フランシス・ガーランド:いきますいきます
夏木宗次:それがよかろうでしょう!
フランシス・ガーランド:では、自分のターンでよいでしょうか?
GM:では、次は行動値3のフランシスの番です
フランシス・ガーランド:やった!マイナーはなしで
フランシス・ガーランド:メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》
フランシス・ガーランド:6dx7+3
DoubleCross : (6R10+3[7]) → 10[2,5,5,6,9,10]+10[4,10]+1[1]+3 → 24
GM:攻撃は命中!
GM:ダメージをどうぞ!
フランシス・ガーランド:3d10+10 装甲有効
DoubleCross : (3D10+10) → 24[9,10,5]+10 → 34
GM:その攻撃は……
GM:ギリギリ落ちる!
槍:「来るか、マギウスの女ッ!」
フランシス・ガーランド:「ふむ、折角の円城がくれたチャンスだ、今度こそ逃がしはしない」
フランシス・ガーランド:背中より伸びたる巨大な腕が槍をへし折り、本体をぶち抜く!
GM:男は素早い槍さばきでキミの攻撃を弾こうとするが、それはかなわない!
槍:「カハッ……!」
槍:「……なかなか、やるじゃねえか。現代の武人ってのも案外悪くねえもんだ」
GM:男はニヒルな笑いを残し、消滅する!
フランシス・ガーランド:「今度こそ命中のようだな。望み通り殺す気でやったぞ、感謝しろよ伊達男」
槍:「ああ、礼を言うぜ。久方ぶりに良い勝負ができた」
GM:これでエネミーは全て戦闘不能!
GM:戦闘終了です!
円城 鋼:イェア…!
フランシス・ガーランド:やったぜ。
夏木宗次:「……ハァ、なんとかなったか……?」
GM:敵が全滅すると同時に解除される
夏木宗次:「……さっさと逃げなくて、悪かったよ。そうする前に片付けられちゃったけどな」
GM:と、その時1人の少年が現れる。
蛇神ザジ:「な、何だよ、これ!どうしてこうなってんだよ!」
夏木宗次:「いきなりうるさいな!なんだ!?」
GM:蛇のような瞳をした薄緑色の肌の少年、蛇神ザジだ
夏木宗次:「緑!」
フランシス・ガーランド:「……キミのやった善行の後始末さ、ザジ」
蛇神ザジ:「……こんなんじゃ、自由になった意味全然ないじゃねえか」
夏木宗次:「あ、お知り合いで……」
円城 鋼:「彼らは――君が、“ああした”のか」
円城 鋼:或いは、自分の愛剣も――とは、心の中でだけ。
シエル・ル・ノワール:「へぇー、キミがやったの?」
GM:彼は地面に落ちた砕けた武器の破片を握りしめる。
フランシス・ガーランド:「キミは善意に基づき行動し、そして彼らは壊れ、ああなった」
蛇神ザジ:「……助けてって声がしたんだよ。じゃあ、俺はどうすりゃよかったんだ」
フランシス・ガーランド:「言っただろう。君のその愚かさは誰かの救いとなることもあれば、毒となることもあると」
フランシス・ガーランド:「……播かれた毒は、除かねばならない」
蛇神ザジ:「お前も……お前もそうだったのか、フランシス」
GM:その時、ザジは突然苦しみ出す!
蛇神ザジ:「ぐっ……!またこれか!ふざけやがって……!」
フランシス・ガーランド:「手伝ってやるから……って、ザジ、どうした」
GM:少年は自らの胸をかきむしる
GM:なんらかのレネゲイド的な影響であることは間違いないだろう
円城 鋼:「…?何だ、彼は一体…」
蛇神ザジ:「まだだ……まだ俺にはやることがある……!」
フランシス・ガーランド:「ザジ……ザジ、大丈夫か、ザジ!」
蛇神ザジ:「来るな!」
シエル・ル・ノワール:「とりあえず捕まえた方がいいんじゃない?やらないならやるよ」 ケースを開こうとする
フランシス・ガーランド:「待て!こいつは!」
夏木宗次:「ちょっと。待った」シエルさんを止め、囁く。
夏木宗次:「(2分を過ぎてる。これ、追加報酬とかは出さないぞ)」
GM:少年は《神出鬼没》を使用
GM:辺りに影でできた無数の蛇が現れ、少年の姿を覆い隠す
GM:次の瞬間、少年の姿は消えている
フランシス・ガーランド:「……ザジ」
蛇神ザジ:「俺がお前をあそこから連れ出したのも迷惑だったのか。なあ、フランシス」
GM:少年は痛む体を押さえつつシーンから退場する。
シエル・ル・ノワール:「おっと、逃げられちゃったか」 ケースを開く……振りを止める。ここで攻撃するつもりは最初からない
フランシス・ガーランド:「……」
夏木宗次:「…………」
フランシス・ガーランド:「友人、なんだ」
シエル・ル・ノワール:見たかったのはフランシスの反応だ、話している彼女が彼に対してどういう感情を持っているか観察するためだ。
夏木宗次:「は、さすがプロで……」掴んでいた手を恐る恐る引っ込める。
夏木宗次:「……。変わった色の友達がいるんだね。いや、人種差別的な意味じゃなくてさ」
円城 鋼:「そう、か。…なら、ガーランド」
円城 鋼:「彼が何かをしようとしているなら、止めないと。それに――」
フランシス・ガーランド:「分かっている。あの阿呆が、阿呆なことをしているなら、止めなくてはならない。あの糞忌々しい阿呆め……!」
円城 鋼:「…武器が意志を持って、人の形になる。まるで御伽噺だけど、襲ってきた彼らと、そして――」
円城 鋼:ゾディアックウェポンを握る手に、力を込める。
円城 鋼:「…この目で見て、手で触れた。何かとんでもなくおかしなことが、もう既に起こっている」
シエル・ル・ノワール:「あ、友達のキミに一つ聞きたい事あるんだけど」>ガーランドに
シエル・ル・ノワール:「彼は、元々こういう事を出来る力を持っていたの?」
GM:フランシスは知っていても構いませんが
GM:あなたが知っている彼は他のオーヴァードよりも少し武器に干渉する力が強かった程度で、レネゲイドビーイング化させるほどの力は持っていませんでした
フランシス・ガーランド:「……彼に、そんな力は無かったはずだ」
夏木宗次:「ちょっと!ちょっと、いいかな!」
夏木宗次:「……あのさ。まずぼくら、全然お互いのこと知らないと思うんだよね」シエルを横目で見る。「多分だけど」
シエル・ル・ノワール:「そうだね、全然知らないね」夏木くんを横目で見る。「多分」
夏木宗次:「……ぼくは夏木宗次っていうんだけど。えっと、そっちが円城……くん?でいいよね」
円城 鋼:「…それも、そうか。俺もこの街に長く居るわけじゃないけれど、ガーランド以外とは初対面だ」
フランシス・ガーランド:「ちなみに、所属を明かす気はないかい?ナツキ君」
夏木宗次:「所属!?何?」
夏木宗次:「いや、高校生だよ……普通に……他のなんかに見える?ハハ」
円城 鋼:「…?君は、この街の支部に所属しているんじゃ、ないのか?」
円城 鋼:名前の確認には、ああ、と頷きながら。
夏木宗次:「してない。そもそも、ぼくのスペックなんて、ワーディングに耐えられる程度しかない」
夏木宗次:「イリーガル登録も無意味だし、事件に巻き込まれない限り、認知されない」
円城 鋼:「そう、か。…まあ、いいんじゃないか。君は結局、逃げなかったし――」
円城 鋼:「彼女を見捨てたりしなかった。それが何か理由があったにしても。君は、悪い奴じゃないと、俺は思う」
円城 鋼:夏木がその腕に抱く少女を見て、頷く。
夏木宗次:「……ぼくのことは、いいから」
夏木宗次:「そっちのお嬢さん2人は?どっちも外国人?すげーな!」
フランシス・ガーランド:「……ふむ、円城がいいというのならいいという事にしようか」
夏木宗次:「すっごい嫌な感じ!こっちの子嫌いだ!」
円城 鋼:「俺が言うのも何だけど、ガーランドはもう少し愛想というものを――」
釣屋敷サウダーデ:「ムニャムニャ……夏木くん……トリュフが……食べたいわ……」
夏木宗次:「無茶言わないでよ!?寝言で!」
GM:釣屋敷サウダーデは夏木くんの腕の中で穏やかな寝息をたてている
円城 鋼:と言いかけたところで、夏木と少女の漫才じみたやりとりに、クスリと。
フランシス・ガーランド:「生憎、かわいげなどというものは施設に置いてきた。もう瓦礫の中で探しても見つかりやしないさ」
シエル・ル・ノワール:「なんか武器の人たちと闘ってた、敵対してるって分かっていればいいじゃない?」
シエル・ル・ノワール:「あ、私はシエルっていう絵本作家。ちょこちょこ本も出してるよ」
夏木宗次:「絵本作家でその、なんか……すごいね」
夏木宗次:(殺し屋だもんな)
円城 鋼:「…ひとまず、移動しようか。よければ色々、話を聞きたいところだし」
フランシス・ガーランド:「……私は“ウィケッド”フランシス・ガーランド。 “UGN”イリーガルだ。よろしく、お二人とも」
フランシス・ガーランド:UGNを気持ち強調して。
夏木宗次:「お2人共ってことは」
夏木宗次:「やっぱりさっき聞いた通り、その円城クンもUGNってわけだ……頼もしいよ」
夏木宗次:「専門家だもんな」
シエル・ル・ノワール:「あははは、どーも。よろしくね」
円城 鋼:「ああ、よろしく」
円城 鋼:どこか余所余所しい2人と、何かを察したようなフランシスの態度に、内心疑問符を浮かべながら。
夏木宗次:「正直、このまま一直線に帰宅したいとこなんだけど」
夏木宗次:「……思いがけないところで、『武器』の事件の取っ掛かりを見つけられた」
夏木宗次:「多分、逃したらぼくはここから、何もできなくなる。……捜査させてもらってもいいかな」
夏木宗次:「……って、ただの高校生が、何かできるって話でもないけどさ!マジでね!」
シエル・ル・ノワール:「よーし!じゃあ事件解決まで仲良くしようね!」
シエル・ル・ノワール:「はい、握手握手!」
夏木宗次:「(……ちょっと)」ヒソヒソ
夏木宗次:「(きみ、ついてくるの)」
シエル・ル・ノワール:「(いらないなら帰るよ)」
夏木宗次:「(金をそうそう使えないんだよ。3時間も4時間もだと、財産吹っ飛ぶじゃないか)」
シエル・ル・ノワール:「(大丈夫、大丈夫。今回はなんとかなり格安で雇えるよ!)」
夏木宗次:「(……裏がありそうだな)」
フランシス・ガーランド:「情報は提供しよう。無論協力もする。ただ、一つ頼みがある」
フランシス・ガーランド:「……ザジ。あの蛇男がジャームでないのなら、殺さないで欲しい」
フランシス・ガーランド:「あんな阿呆だが、友人なんだ」
夏木宗次:「……。分かってるよ」
円城 鋼:「ああ。…友達は、大切にしないと」
円城 鋼:フランシスの頼みに、素直に頷いて。
フランシス・ガーランド:「……いいかい?シエル」 正直、正体を察しているので一番確認を取っておきたい相手。
シエル・ル・ノワール:「あー、それは状況によるとしか言えないよ」
シエル・ル・ノワール:「例えば」
シエル・ル・ノワール:「その人を殺さなくちゃ、誰かが死ぬっていうんならそれは殺さなきゃ駄目なんじゃない?」
シエル・ル・ノワール:「だから確実に殺さないなんて保障はできないよ、殺すかもしれないんだもん」
シエル・ル・ノワール:「ま、すぐに殺す殺さないで言えば殺さない事は出来るかもしれないけどね」
シエル・ル・ノワール:「ただの絵本作家の言葉だけど」
フランシス・ガーランド:「……その言葉が聞けただけでも感謝するよ、シエル」
シエル・ル・ノワール:「あはは、こんな言葉で感謝されるなんて嬉しいねっ」
フランシス・ガーランド:「あれが、間接的に人殺しになったとして。それでもあれは、私の手を引いてくれた存在だからな」
フランシス・ガーランド:「……誰かの手にかけられる姿を見て、私は私の姿を保っている自信がない」
夏木宗次:「な、仲良しが一番だからね……?」
夏木宗次:「ほら、2人とも頼りになるわけだしさ。……特にぼくにとってはだけど」
夏木宗次:「とにかく、ザジは死なせないように努力するよ。シエルも……」横目で見る。
夏木宗次:「……そうは、殺さないんじゃないかな。そんな気がするよ」
フランシス・ガーランド:「二人を、信用することにする」
夏木宗次:「ぼくは不信感要素あるかなあ!?」
シエル・ル・ノワール:「オッケー、仲良くいこうよ」
フランシス・ガーランド:「オーケーだ」 改めて(普通の方の)右手を差し出す。
シエル・ル・ノワール:「よろしくねっ、フランシス!」 握手!
夏木宗次:おずおずと握手。
フランシス・ガーランド:「よろしく、シエル、ナツキ」
フランシス・ガーランド:ロイスを取得しても良いでしょうか。
GM:どうぞ
フランシス・ガーランド:フランシスさんはPC間路椅子なので。 多分FH/夏木宗次/○信用/脅威/ロイス
夏木宗次:では、フランシスさんをちょっと先に行かせて、シエルさんとまた内緒話したいです
フランシス・ガーランド:あと、GMの許可が出たのでシエルさんの感情を 興味 → 信用 にします。信用表。
夏木宗次:言葉に違わぬ感情!
GM:おお、信用した
フランシス・ガーランド:まず、こちらが信用しよう。でないと話にならない。
フランシス・ガーランド:信頼ではなく、信用なのです。
GM:なるほど。
GM:では、あとは夏木くんとシエルの会話ですね
フランシス・ガーランド:では、一通りの確認を終えた後、フランシスは先に姿を消します。
夏木宗次:じゃあ、まずこっちから切り出します。
夏木宗次:「2億出す」
夏木宗次:「……それで一日は十分だろ。割引価格だっていうなら、大目に見てくれよ」
シエル・ル・ノワール:あ、確認しておきたいんですが夏木くんはこっちの事情に巻き込まれたいですか?マスターアームズの依頼なんですけど
夏木宗次:シエルさん次第ですが、言ってくれれば協力しますよ!
夏木宗次:承認欲求が強いからね!
シエル・ル・ノワール:じゃあ、協力モードにしましょう!
シエル・ル・ノワール:「あ、それに関しては調査費用をそっちでもってくれるだけでいいよ。ホントに」
夏木宗次:「……本ッ当に」
夏木宗次:「胡散臭い!なんなの!?すっげー怖いんだけど君!」
シエル・ル・ノワール:「そうかなぁ。あ、言い忘れたけどもうこの事件の犯人を殺せって依頼を受けてるからなんだけど」
夏木宗次:「~~、って事は、二重依頼か……。別に、いいだろ。取ればいいじゃんか」
夏木宗次:「そういうの、すっごい嫌いなんだよねぼく。自分は強いから、金の力なんて必要ないと思ってるんだろ」
シエル・ル・ノワール:「いや~、違う違う。だってそれは分かんないから」
シエル・ル・ノワール:「もし、キミがこの事件の犯人だった。とかね」
夏木宗次:「……!」
夏木宗次:(怖!!!何この子、超怖いよ!)
夏木宗次:冷や汗をダラダラと流す。
シエル・ル・ノワール:「そんなの受けて、片方が駄目だったらさ困るじゃない。普通。嘘はあんまりつきたくないし」
夏木宗次:「……3000万やるから」
夏木宗次:「ザジくんを殺さないでおいてくれって言ったらどうする」
シエル・ル・ノワール:「それ、犯人でもって事でしょ? 難しいんじゃないかなぁ」
シエル・ル・ノワール:「だって、殺し屋が金で依頼を反故にしたら誰も信用してくんないよ」
シエル・ル・ノワール:「そしたらうちの子みんな死んじゃうもん」
夏木宗次:「……それもそうか。ほんと、ぼくってやつは」
夏木宗次:「いいとこないよなぁ……」手で額を抑える。
シエル・ル・ノワール:「あ、すごいいいこと思いついたよ!」
シエル・ル・ノワール:「……ウチのセルをキミが買い取れば問題ないよ。すごいでしょ!えへへ!」
シエル・ル・ノワール:「それくらいはあったらいいよね、お金。“100ecu”」
夏木宗次:「……っ、か、」
夏木宗次:「かか、考えとくよ……くそ……。なんだこれ……」
夏木宗次:(……でも、そういう状況じゃない限りは)
夏木宗次:(絶対頼もしい。“トツカ”が始末屋なら、“クーデグラ”は殺人屋だ。……ぼくはすごく運がいいか、すごく運が悪いか)
夏木宗次:(どっちかだな)
シエル・ル・ノワール:「あ!」
シエル・ル・ノワール:「それが無理な場合も、なんとか出来る案を思いついたよ」「聞く?」
夏木宗次:「本当怖いけど、聞くよ!すっかり君のペースだよねこれ!」
シエル・ル・ノワール:「ごめんごめん!でも、私が思いついたことこれが最後だからっ」
シエル・ル・ノワール:「えーっとね、戦う前に金髪の白衣の男の人いたじゃない?」
夏木宗次:「いた。超怪しいヤツ」
シエル・ル・ノワール:「ザジって子が犯人でも、その子を殺す前にそいつ殺せばいいよ」
夏木宗次:「つまり君の言いたいことは、あれか」
夏木宗次:「代わりの犯人を立てる」
シエル・ル・ノワール:「そういうこと。ただ、この場合はこっちで処理する必要があるからお金はかかっちゃうけどね」
シエル・ル・ノワール:「大体このぐらい」 マスターアームズの依頼分と同じ額を提示する
夏木宗次:「……っ、うえ~~」
夏木宗次:「ぼくさ、こういう仕事してて、絶対向いてないと思うんだけど」
夏木宗次:「桁の多いお金を見ると、恐怖で気分悪くなるんだよね」
シエル・ル・ノワール:「いや~、怖いって思うことはその力を知ってることだから向いていると思うよ」
夏木宗次:「……。リーダーにもそう言われたことがあるよ」
シエル・ル・ノワール:「少なくとも、何も思わないよりはいいんじゃないかなっ」
夏木宗次:「その時になったら考えるさ。頼んだよ、“クセジュ”」
夏木宗次:シエルにロイスを取得します。
シエル・ル・ノワール:「オッケー!その時は“王様の耳はロバの耳”って言ってね」
夏木宗次:傭兵/クセジュ/有為/死ぬほど怖い:○/ロイス
GM:では、シーン終了です。
【Middle/03】
GM:次のシーンは四人が情報交換をして調査に向かうシーンになります
GM:場所は鋼くんのセーフハウスとマクドナルドという意見が出ましたが、どちらがいいでしょうかね?
夏木宗次:マック行きたい!(マクドナルド理論)
フランシス・ガーランド:じゃあマックでw
夏木宗次:ならば登場します……!ミャンペネ購入したいミャン!
夏木宗次:1d10+64
DoubleCross : (1D10+64) → 7[7]+64 → 71
GM:マック派の意見を取り入れた結果、場所は繁華街のマクドナルドということで。
GM:シーンプレイヤーはフランシスにしましょう。
円城 鋼:マックじゃない、マクドだ!(関西理論)
GM:それ以外のPCも全員登場で。
シエル・ル・ノワール:シエル・ル・ノワールの侵蝕率を+4(1d10->4)した (侵蝕率:63->67)
フランシス・ガーランド:1d10+63
DoubleCross : (1D10+63) → 3[3]+63 → 66
円城 鋼:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 4[4]+57 → 61
GM:そんなわけであなた方はお互いの状況について話し合うためにマクドナルドにやってきました。
GM:揚げたてのフライドポテトやこんがりと焼けたお肉の匂いがあなたたちの食欲を誘う。
フランシス・ガーランド:では、マクドナルドを集合場所に指定し、3人を呼んだことにしましょう。
フランシス・ガーランド:シーンプレイヤーだし!
夏木宗次:「チキンクリスプ。水もお願いします」迷わない!
フランシス・ガーランド:「チーズバーガーセット。飲み物はコーラで」
円城 鋼:「彼女と、同じものを」
円城 鋼:入るの初めてで、フランシスと同じものにしようと思って店員を困らすマン。
釣屋敷サウダーデ:「こんなお店入って大丈夫?わ、分かってると思うけど私はお金ないのよ、夏木くん」とても警戒している。
夏木宗次:「う、そうか……釣屋敷がいるんだよな、どうしよう」
夏木宗次:「まあ、いいよ。ぼくのチキンクリスプを食べてればいいさ」
釣屋敷サウダーデ:「そ、そう!このチキンクリスプというのが美味しいのね!」
ゾディアックウェポンぽい娘:「いらっしゃいませ、ご主人様。ご一緒に私もいかがですか?」
夏木宗次:「なんだこの子」
円城 鋼:「…!?」
ゾディアックウェポンぽい娘:「やーん、もう。反応悪いですよ、ご主人様ー」神話じみたマクドナルド制服を着た褐色肌の少女は言う。
円城 鋼:慌てて上着のポケットを確かめる。そこには圧縮して格納したゾディアックウェポンが…ない!
夏木宗次:「ぼくらも変だけど、店員さんも変みたいだね。あはは」フランシスちゃん辺りに話しかけてよう。
フランシス・ガーランド:「……お前はお前で、そいつを巻き込むのか?」
円城 鋼:「巻き込むと言うより――説明すると少し長くなる。説明は、席で構わないかな」
円城 鋼:「それと、なんだか周りの視線が痛い気がするから君も一緒に…!」
円城 鋼:ゾディアックウェポンっぽい娘の手を握って席につこう…!
ゾディアックウェポンぽい娘:「きゃっ、ご主人様ったら人前で大胆な」
シエル・ル・ノワール:「へぇ~、隅におけないねぇキミも」 アイスティーを持ってる
GM:というわけであなた方は席に着きました。
GM:テーブルの上にはハンバーガーやポテト、水などが広げられている。
夏木宗次:「一応君はこれ、食べてて」釣屋敷ちゃんが喋ると大変そうなので、チキンクリスプをあげよう。
釣屋敷サウダーデ:「固い!この鶏肉、固いわ、夏木くん!これ何肉!?」サウダーデは興味津々にチキンクリスプにかじりついている。
夏木宗次:「だ、だから鶏肉だよ……!やっぱり喋るね、君!」
フランシス・ガーランド:「……二名ほど増えて、さらに珍集団化したな」
夏木宗次:「……でしゃばって悪いけどまず、ぼくらの事情から話すよ。ぼくらの方は幸い、特に秘密とか気にすることないからね」
円城 鋼:「あ、ああ。頼む」
円城 鋼:ゾディアックウェポンっぽい娘に色々世話を焼かれながら、夏木の話に耳を傾ける。
夏木宗次:「こっちの子が、釣屋敷コンツェルンの令嬢様」食べている釣屋敷ちゃんを手のひらで示す。
夏木宗次:「武器の人間化は、どうも……町内とかそういうレベルじゃない。国内全域か、ヘタしたら世界規模なのかもしれない」
釣屋敷サウダーデ:「鶏肉だけでなくパンも固いわ!夏木くん、本当にパンなのかしら、これ!」彼女は夢中でチキンクリスプにかじりついている。
フランシス・ガーランド:「……釣屋敷コンツェルン。確か……武器輸出関連の企業だったか」
夏木宗次:「……釣屋敷重工業とか、後は取引関係の色々――兵器株が、一気に暴落したって話なんだ。夕方にはニュースになるレベルだ」
夏木宗次:「武器が人間に……って話も出てたし、間違いない。君たちの追ってる、同じ事件が原因なんじゃないかと思う」
夏木宗次:「それが解決できないと、釣屋敷はすごく困る。今がはじめて接触できた手がかりなんだ……ぼくらに関しては、以上」
フランシス・ガーランド:「成程、武器が、人間に……」
円城 鋼:「――そう、か。さっきの集団といい…俺だけじゃ、なかったんだな」
フランシス・ガーランド:「……あ。」ゾディアックウェポンぽい娘を指差しましょう。
円城 鋼:こくり、とフランシスに頷く。
夏木宗次:「円城クンの武器も人間化してるの?」
夏木宗次:「えっと……や、武器を持ってたとしたら。だけどさ」(緋の砂――確かこいつの武器って……)
円城 鋼:「俺も――まあ、武器に縁のある生活をしてる。釣屋敷がの会社で作っているようなのとは、ちょっと違うけれど」
円城 鋼:「けど――この通り、とてもいい子だ。間違っても、誰かを襲うような――俺の大切な相棒は、そんなものじゃ、ない」
ゾディアックウェポンぽい娘:「何故にこうなってしまったのかは正直言って私にもさっぱりですが、人を襲っている輩もいるようですし、ずっとこのままというわけにもいかないのでございましょう」
円城 鋼:「うん。まるで絵本の出来事みたいだ、と最初は思ったけれど。…こうして言葉を交わして、普段とは違う接し方が出来るのは、悪くないと思う」
シエル・ル・ノワール:「へぇ……いいね!そういうの」
シエル・ル・ノワール:「みんなキミみたいな子ばかりだったらいいのにね」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ええ、それはもう。わたくしは良妻賢ウェポンを自負しておりますから」
フランシス・ガーランド:「ファンタジーか、メルヘンか。絵本の題材にするには少し題材が物騒かもしれんがな」
円城 鋼:「…彼女の言う通り、俺も剣を持つ者として、さっきみたいなことが世界中で起こるなら、見過ごせない。俺が――俺たちがここに居る理由は、それだ」
夏木宗次:「あ、なるほど……」ゾディアックウェポンぽい娘を見た。「そっちのお嬢さんが、武器ご本人……」
夏木宗次:「……」
夏木宗次:「……なんで店員なの!!?」
ゾディアックウェポンぽい娘:「何をおっしゃいます。店員だろうがなんだろうが、ご主人様をおもてなしするのはこの私の役目です」
円城 鋼:「…………夏木、世の中には、分からないままでもいいことがあるんだ」
円城 鋼:正直自分でもどうかなーとは思うけど、こうして気遣いをされて悪い気分はしないのだ…!
夏木宗次:「いくらなんでも就職が早すぎじゃないかな……!とにかく、その」
夏木宗次:「証拠はこうやって揃ってるわけか。目の前に」
夏木宗次:「少なくともこの子が現れてる間は、この現象は継続してる」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ふふふ、ファーストフード店の従業員になりすますくらいこの私がエフェクトを使えば朝飯前……」
GM:釣屋敷サウダーデはそんな少女のことを複雑そうな顔で見ている。
円城 鋼:「…!」
円城 鋼:これ以上何か妙なことを口走る前に、ゾディアックウェポン娘の口を手で塞ぐ。
ゾディアックウェポンぽい娘:「ひゃん!?んー!んー!」口を塞がれます
フランシス・ガーランド:「……さて、では次はわたしの番だが」 話題逸らし。
フランシス・ガーランド:「この件と、深いかかわりがあると思われる人物を私は知っている。先ほどの鱗の少年……名を蛇神ザジという」
夏木宗次:「友達だってね。そこまでは聞いた」
円城 鋼:口を塞いだまま、フランシスに、こくこくと頷く。
フランシス・ガーランド:「ああ。忌々しいことに……私の無二の友人だ」
フランシス・ガーランド:「といっても、会ったのは随分と久しぶりのことだがな。この数年で奴がどのような生活をし、力を得たかまでは知るところではない」
フランシス・ガーランド:「わたしの知るヤツは……少なくとも、武器を人間に変えるような技術は持っていなかった」
夏木宗次:「まあ、そんな事できるヤツなんてそうそういるわけないけど」釣屋敷ちゃんを気にする。
夏木宗次:「実際起こってるってことは、それができる誰かがいるってことだもんね」
フランシス・ガーランド:「だが、武器の心が聞こえる……などと言っていたことはあったな。それが妄言の類だと、当時は思ったものだが」
シエル・ル・ノワール:「さっきもそういうこと言ってたねぇ」
フランシス・ガーランド:「兎も角、ヤツはこの事件に深く関わっている。何らかの形で接触を取るべきだろう、とは……私も、思う」
フランシス・ガーランド:最後だけ、歯切れが悪い。
フランシス・ガーランド:「……以上だ」
夏木宗次:(……できれば、助けてやりたいな)水を飲みながら。
シエル・ル・ノワール:「じゃあ、次は私になるのかな?といってもあんまり話すことないんだけど」
夏木宗次:「というか、君が一番謎なんだけどね。客観的にね!」
シエル・ル・ノワール:「世界を旅するちょっと不思議な絵本作家!うん、実にミステリアスでいいね!」
夏木宗次:「その年で!?キャラ濃すぎない!?」
夏木宗次:(しかも殺し屋だよ!大丈夫かよ君!?)
シエル・ル・ノワール:「ほら、天才ってそういうものでしょ?平凡な天才など存在しない!」
円城 鋼:「…君たちも仲がいいな」 冴え渡る夏木のツッコミに感銘を受けた!
フランシス・ガーランド:「……あんまり突っ込みを入れると身から錆が出るぞ、ナツキ」
シエル・ル・ノワール:「ま、この街に来たのはちょっとしたお使いでね。この事件をさくっと解決した後に終わらせるつもり」
シエル・ル・ノワール:「ちょっと街が騒がしいからね、先にお使い済ませてバイバイってしたいとこなんだけど」
シエル・ル・ノワール:「そうそう、それと取材!次回作のね!」
夏木宗次:(……全っ然、信用出来ない……。今回の雇い主は、ぼくじゃないみたいだしな……)
夏木宗次:(でも、ぼくにとっての生命線は今、“クセジュ”が一番確実だ。金を出すことでしか、ぼくは身を守れない)
釣屋敷サウダーデ:「なるほど……。話している内容はよく分からなかったけれど、つまりこの人たちも私のことを助けてくれるというわけなのね、夏木くん!」
夏木宗次:「そ、そうだね……?」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ご主人様、この女ひょっとしてバカですね?」
夏木宗次:「直球!」
夏木宗次:「言わない!直球!」
円城 鋼:「オブラートオブラート!」
釣屋敷サウダーデ:「あ、でも私、今あなた達に払ってあげられるお金ないのよね……」不安そうに言う。
釣屋敷サウダーデ:「そういう意味では確かに私はバカだったわ……」
夏木宗次:「金じゃないよ。利害の一致なんだ」
フランシス・ガーランド:「……まあ、間接的に助けるという意味では事実の一側面ではある」
夏木宗次:「……。そ、それと」釣屋敷ちゃんの顔色を見ながら。
夏木宗次:「友情……とか?」
シエル・ル・ノワール:「え~、そこは愛とか言っちゃおうよ!」
釣屋敷サウダーデ:「友情?それって一円にもならないのに人を助けたりすることがあるというあの伝説の!?」
GM:キラキラした瞳で夏木くんを見ている。
夏木宗次:「そうだよ!友達!だから協力するってわけさ!」半ばヤケになって言う!
釣屋敷サウダーデ:「友情……愛……友達……なんて素晴らしいのかしら……」
夏木宗次:「さっきは君、ぶっ倒れてて気付かなかったかもしれないけどさ!」
夏木宗次:「……すごい奴らが揃ってる!事件解決なんてすぐさ!多分ね!」
フランシス・ガーランド:「確かに。友情とは一円にもならないのに事件の尻拭いをしてやったりお節介を焼いてやる行為だ、な」
フランシス・ガーランド:「忌々しいが、それには確かに人を縛る力がある」
円城 鋼:「…く、はは。なんだ、素敵な友達じゃないか、夏木。だが、うん」
円城 鋼:「そう言い切る君を手助けする、というのも、俺が動く理由にしてもいいな」
夏木宗次:「………。ありがとう。円城クン、君はいいやつだよな」
夏木宗次:「最初に信じて動いてくれて、ありがとうね。……マジで。今更のお礼だけどさ」
釣屋敷サウダーデ:「そう。なんだか少しだけ安心したわ」
釣屋敷サウダーデ:「よろしくお願いします、円城さん、ガーランドさん、ノワールさん」
フランシス・ガーランド:「お前を友人と呼ぶ彼を大切にしろよ、釣屋敷。こちらこそよろしく、だ」
シエル・ル・ノワール:「よろしくね、サウダーデ!」握手!
夏木宗次:(……なんだ釣屋敷、まともな挨拶もできるんじゃないか)ほっとしたように見る。
円城 鋼:「ああ、改めて――よろしく、頼む」
円城 鋼:目の前の皆に。そして。
円城 鋼:隣の、褐色肌の少女に、その手をしっかりと握りながら。
釣屋敷サウダーデ:「これが庶民の握手……。不思議と悪い気分じゃないわ」
シエル・ル・ノワール:「あははっ!庶民、庶民だって!はじめて言われた!」
ゾディアックウェポンぽい娘:「事件解決まで頑張りましょうね、ご主人様」
GM:というわけでこのシーンは一度切って、次のシーンから情報収集を行いたいと思います
円城 鋼:イエッサー!
GM:購入やロイスの取得がある方は今のうちにどうぞ
フランシス・ガーランド:はいなー
夏木宗次:HEY……I WANT KOUNYUU……
夏木宗次:実はわたくし、他の人間の判定に自身の財産ポイントを供与できるエフェクト、「フローズンリリー」を取得しており
夏木宗次:つよいです
シエル・ル・ノワール:2dx+11>=10 スニーキングスーツ
DoubleCross : (2R10+11[10]>=10) → 9[4,9]+11 → 20 → 成功
夏木宗次:ちょっとシエルさん!
GM:買った!ハヤイ!
夏木宗次:いや、買っちゃったのは仕方ない……つまり、普段より強い武器を買えると言いたかったんです!
フランシス・ガーランド:まずは回復したい。 ……ふふふ、ここは贅沢に簡易手術キットでも。
夏木宗次:あと、これによって、購入が4人で行えるというのを有効に使えると思うんですよね
シエル・ル・ノワール:普段より強い武器と言われてもヘヴィマシンガンは最強クラスの武器ですしお寿司
円城 鋼:夏木くんにロイスを結ぼう。○友情/不安、あたりで。
夏木宗次:じゃあそこは、医療トランクを狙うのはどうでしょう。
夏木宗次:シーン分割すれば回復量は同じですし、他の人にも使えるかもしれないですから……
フランシス・ガーランド:なっなにー!あの医療トランクをー!?
円城 鋼:と、そうですね。回復アイテムは調達しておきたい。
夏木宗次:で、円城くんはシエルさんを範囲攻撃化できるフラググレネードをお願いしたいです。購入難易度12。
夏木宗次:医療トランクは購入難易度20ですね。これをフランシスさんに買ってもらうとして
フランシス・ガーランド:では、医療トランクを狙います。
フランシス・ガーランド:なんか折角データあるのに勿体無いので、コネ:手配師 使用。
夏木宗次:私は、同エンゲージ用のヘヴィマシンガンを狙ってみます。購入難易度24。
円城 鋼:なるほど、そいつがあれば便利そうですね。<フラググレネード
フランシス・ガーランド:また、キリタニコネクションの効果で達成値+3
夏木宗次:すごい
円城 鋼:では、難易度12で…
フランシス・ガーランド:7dx10+4>=20
DoubleCross : (7R10+4[10]>=20) → 10[1,3,4,5,6,7,10]+10[10]+6[6]+4 → 30 → 成功
円城 鋼:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 7[1,5,7] → 7 → 失敗
円城 鋼:5点足りず。
夏木宗次:フランシスさんすごい(2回め)
フランシス・ガーランド:一人で買えました☆
夏木宗次:じゃあ、円城くんに財産5点をつぎ込みます。
円城 鋼:傭兵すごい(白目)
夏木宗次:財産93→88
夏木宗次:私もヘヴィマシンガン。
円城 鋼:ありがとう、ありがとう…!
夏木宗次:3dx+11>=24
DoubleCross : (3R10+11[10]>=24) → 9[8,9,9]+11 → 20 → 失敗
夏木宗次:4点つぎ込みます。財産88→84
円城 鋼:では、フラググレネードを入手。シエルに渡しましょう。
夏木宗次:私のウェポンケースもつけちゃうよ!
夏木宗次:ウェポンケースは残り4個。今持ってるアンチマテリアルライフルとヘヴィマシンガンを入れて、空きは1個だ。
フランシス・ガーランド:GM、医療トランクは使用しても良いでしょうか?
GM:構いませんよ。
フランシス・ガーランド:では、医療トランクを利用。
フランシス・ガーランド:10+2d10
DoubleCross : (10+2D10) → 10+11[6,5] → 21
シエル・ル・ノワール:じゃあ、貰ったウェポンケースにフラググレネード入れます
GM:他にロイスの取得などがなければここで一度シーンを切りたいと思います
シエル・ル・ノワール:OKです
夏木宗次:あ、円城くんのロイス感情を変えます。
夏木宗次:ポジティブの誠意:○に。
GM:お、了解です
円城 鋼:イエッサー
フランシス・ガーランド:『もしもし……キリタニ、私だ。事件に巻き込まれた。手傷を負ったので医療用トランクをひとつ輸送して欲しい』 とTel。
フランシス・ガーランド:※キリタニコネクションの演出
霧谷雄吾:「ククク……フランシスさんもなかなか悪ですね」
フランシス・ガーランド:『この程度、何が悪なものか。あのときのお前の悪行に比べればな』
霧谷雄吾:「ごめん……」
GM:という感じであっさりと医療用トランクを送ってくれました
GM:では、このシーンはこれで終了。
【Middle/04】
GM:次のシーンは情報収集シーンになります。
GM:シーンプレイヤーはシエル。
シエル・ル・ノワール:シエル・ル・ノワールの侵蝕率を+3(1d10->3)した (侵蝕率:67->70)
フランシス・ガーランド:出ますー
GM:他のPCも何かやりたいことがあれば登場してください。
フランシス・ガーランド:1d10+66
DoubleCross : (1D10+66) → 6[6]+66 → 72
夏木宗次:好きな食べ物は、購入!
夏木宗次:1d10+71
DoubleCross : (1D10+71) → 3[3]+71 → 74
GM:鋼くんはどうします?
円城 鋼:ん、リサーチなら出ておきませう。
円城 鋼:1d10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 7[7]+61 → 68
GM:では、全員登場ですね。
GM:情報収集項目は共有メモにも張り出しましたが、以下の通り
・釣屋敷サウダーデについて〈情報:FH〉〈情報:噂話〉〈知識:金融〉難易度8
・ゾディアックウェポンぽい娘について〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度7
・“オフューカス”蛇神ザジについて〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8 難易度15
・“マスターアームズ”極剣一郎について〈情報:FH〉〈情報:軍事〉難易度9
・武器がレネゲイドビーイング化する事件について〈情報:FH〉〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
GM:・“オフューカス”蛇神ザジについては難易度が二段階あり、達成値によって別の情報が用意されていますが高い方は抜かなくてもシナリオを進めることはできるので諦めることも可能です
GM:というわけで調べたい項目から調べていくといいと思われます
フランシス・ガーランド:ザジについて調べたいです!
夏木宗次:私の場合、素の出目はそんなでもないので
夏木宗次:ここはキャラクターに正直に釣屋敷チャンを攻めてみましょう。
シエル・ル・ノワール:マスターアームズについて調べます
円城 鋼:では、自分はゾディアックウェポンっぽい娘について。
夏木宗次:3dx+3>=8 情報:FH、情報収集チーム1/3
DoubleCross : (3R10+3[10]>=8) → 6[3,6,6]+3 → 9 → 成功
フランシス・ガーランド:コネ:UGN幹部を使用。また、コネを利用したことでキリタニコネクションの効果で達成値+3
フランシス・ガーランド:エフェクト使用。《コンセントレイト:エグザイル》《壁に耳有り》。万全を期す。
円城 鋼:コネ:UGN幹部を使用。
夏木宗次:本気だ……!
フランシス・ガーランド:8dx7+4
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[2,4,4,5,6,6,10,10]+10[4,8]+10[7]+4[4]+4 → 38
円城 鋼:5dx+2>=7
DoubleCross : (5R10+2[10]>=7) → 6[1,1,3,5,6]+2 → 8 → 成功
円城 鋼:よし、クリア。
フランシス・ガーランド:調べすぎちゃったなー!あいつのこと調べすぎちゃったなー!
円城 鋼:大事な友達だから仕方ないなー!
シエル・ル・ノワール:2dx+1>=9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 9[1,9]+1 → 10 → 成功
シエル・ル・ノワール:お、素振りで成功した。
GM:ゲーッ!みんな成功!
GM:では、順番に情報を開示していきましょう
フランシス・ガーランド:侵蝕率は+3されます。
GM:釣屋敷サウダーデについて
釣屋敷コンツェルンのご令嬢で自身も紛争地域に武器を輸出して莫大な富を築いている才媛。だが、武器が人間化する今回の事件によって破産し一文無しになっている。軍拡競争じみたセーラー服を着て、髪型を紛争を誘発するようなセットにした金髪の美少女である。胸は比較的大きめ。残虐なビジネススタイルのせいで多くの人から恨みを買っている。
GM:彼女については以上です
夏木宗次:そうか、おっぱいが大きめなのか……。
夏木宗次:有益な情報が得られました。ありがとう
シエル・ル・ノワール:人から恨みを買っていることにふれてはどうか?
GM:うむ。
GM:次は・“オフューカス”蛇神ザジについて
GM:まずは難易度8の情報から
プロジェクト・アダムカドモンの実験によって蛇遣い座のゾディアックウェポンとその使い手を人工的に作り出そうとした失敗作。結果的に蛇の力と武器に干渉する力だけが残っている。武器が人間によって奴隷のように扱われていることに怒り、「Eロイス:愚者の契約」の力で願いを叶えることによって武器や兵器たちをレネゲイドビーイング化させて自由を与えようとしており、武器をレネゲイドビーイング化させている張本人である。
GM:次に難易度15の情報を。
彼の武器に対する思いはソラリスのエネミーエフェクト《蝕む声》によって彼の過去のプロジェクト・アダムカドモン時代の記憶を増幅することで作為的に植え付けられたものである。また「Eロイス:愚者の契約」を使って願いを叶え武器をレネゲイドビーイング化する代償として急激に侵蝕率が上昇し続けており、このままでは確実にジャーム化するであろう。
GM:さて、次に・ゾディアックウェポンぽい娘について
射手座のエンブレムが施された赤い神話めいた装束の少女。円城鋼の身の回りの世話をし、彼に平穏な日常を送らせようとしている。その正体はなんと武器がレネゲイドビーイング化する事件の影響で意思を持ったゾディアックウェポンである。そのため、今回の事件が全て解決すれば再び彼女は物言わぬ剣へと戻る。
円城 鋼:な、なんだってー
夏木宗次:ありえない……
夏木宗次:ゾディアックウェポンぽい娘ちゃんが、ゾディアックウェポンだったなんて……
夏木宗次:何かの間違いでは。開示情報はこれで合っています?
GM:残念ながらこれが真実です
円城 鋼:そうか…そうなのか…。
夏木宗次:悲しい物語だぜ
GM:そして最後に“マスターアームズ”極剣一郎について
FHのマスターエージェント。欲望のまま武器を購入することに資産のほとんどを費やしてしまうため多くの武器会社にかなりの負債があり、武器会社を一方的に逆恨みしている。また、お金がないためセルには彼以外の戦力は存在しない。あらゆる武器を自在に操る力を持つソラリス、モルフェウスのクロスブリードで個人の戦闘力は高い。「Eロイス:究極存在」によって正面からの武器攻撃は全て無効にするため隠密状態以外での武器を使用したダメージは一切受けない。もし1点でもダメージを受けた場合、このEロイスの効果は解除される。
GM:つまりマスターアームズは武器を使った攻撃に対しては無敵!
シエル・ル・ノワール:oh,情けない……
GM:キミたちに勝利する術はない!
夏木宗次:なんてこった~
フランシス・ガーランド:強すぎる……
GM:ハハハ、打ち震えるがいいぜ
GM:そしてこの情報が開示されたことで新しい情報収集項目が増えます
円城 鋼:くっ…どうすればいいというのだ…! #ラスト一行
GM:・“マスターアームズ”極剣一郎の計画について〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度24
GM:ちなみにこれも調べなくてもシナリオは進行可能な項目だったりします
GM:さて、これで全員情報収集判定は終わりましたね
フランシス・ガーランド:はーい
夏木宗次:手番よさらば
GM:あとは演出や会話がなければ一度シーンを切ることにしましょう
夏木宗次:釣屋敷ちゃんと会話したーい
GM:どんな会話ですか?
夏木宗次:情報を得たので、恨みを買ってないかどうかとか、そういう関係の話ですね。
GM:なるほど。なるほど。
GM:では、場所は……夜の公園のベンチとかでいいかな
夏木宗次:そうですね。
夏木宗次:携帯電話を閉じる。
夏木宗次:(……日本最大の調査機関。当然、警察ってことになる)
夏木宗次:(金で動く奴は少ないけど。まあ、それなりの情報はもらった)
夏木宗次:(まずは、釣屋敷が標的かどうかってところをハッキリさせなきゃだからな――)
夏木宗次:「ねえ、釣屋敷」
釣屋敷サウダーデ:「こんな時間に外にいるのも初めてね……。ん、何かしら」
夏木宗次:「君、家が兵器企業だって話……してたと思うんだけど」
夏木宗次:「君自身は、どうしてたの?その……おうちの仕事についてさ」
釣屋敷サウダーデ:「もちろん私自身もビジネスを手掛けていたわよ」
夏木宗次:「すごいな」
釣屋敷サウダーデ:「それくらいでなければ釣屋敷コンツェルンの跡取りとは言えないもの!」
釣屋敷サウダーデ:「……まあ、それも今となっては意味のないことだけれど」
夏木宗次:「いや。すごいなっていうのは、そういうビジネスの才能があるっていうのも、そうなんだけどさ」
夏木宗次:(……何を言おうとしてるんだ。ぼくは。馬鹿)
夏木宗次:(人のことを言える立場か)
夏木宗次:「………………………罪悪感、とか」
夏木宗次:「そういうのは、ないの?」
釣屋敷サウダーデ:「罪悪感?ものを売って代わりにお金を受け取る。正当な手順を踏んでいてどこに罪悪感なんて感じる隙間があるのかしら」
GM:さも当然のように言う。
夏木宗次:「……人が死んじゃう商品なわけじゃん。兵器を買うってことは、何割かは実際にそれで撃たれてる奴がいるってことだよね」
釣屋敷サウダーデ:「それはそうだけれど……。売ったものの行き先なんていちいち考えていたらビジネスはできないわ」
釣屋敷サウダーデ:「でも、そう。……あなたが言うのなら私はまた何か間違っていた……のかもしれないわね」
夏木宗次:「……いや」
夏木宗次:「いや、そうだよ。正しい。本当は……釣屋敷みたいにさ」
夏木宗次:(そうだ。正統な手順を踏んだ、ビジネスなんだから)
夏木宗次:(“100ecu”のせいで、誰が破産しようが……金がどこに流れようが。ぼくが気にすることじゃない……)
夏木宗次:(……釣屋敷サウダーデは恨みを買っている。ぼくと同じ……くそ。嫉妬してるだけだ。これじゃあ)
夏木宗次:頭をガシガシと掻く。
夏木宗次:「いや、いいんだ別に。他に話題が、あんまりなかったからさ」
釣屋敷サウダーデ:「私は、私のしたことに自信を持っていたし、今でも何が悪かったのか分からない。私のビジネスで誰が破産しようが気にもしなかったし、売った武器で誰が死のうが知ったことじゃなかった」
夏木宗次:「だから……」言葉を止める。
釣屋敷サウダーデ:「でも、少し……少しだけ考えてみることにするわ」
釣屋敷サウダーデ:「幸い、今はビジネスもできないし考える時間はたっぷりあるもの」
夏木宗次:「やめたほうが」
夏木宗次:「……」また言葉に詰まる。
GM:釣屋敷サウダーデはキミに笑いかける。
夏木宗次:「…………………。あの、さ、釣屋敷」
釣屋敷サウダーデ:「何かしら?」
夏木宗次:「これからどうしようか、ぼく達。ぼくも、今更家に帰れないよ」
夏木宗次:「ネット喫茶は高いし、マックかな」
釣屋敷サウダーデ:「マクドナルドってさっきのハンバーガー屋さんでしょう?あそこ宿泊施設もやっているの!?」
夏木宗次:「ハンバーガー一個で3時まではいられるんだ」
夏木宗次:「そこから2時間清掃が入るから、5時になったらまた入店する」
釣屋敷サウダーデ:「それって勝手にお店に居座るってこと?それに寝具もなしってこと?貧乏臭い……」
釣屋敷サウダーデ:「でも、いいわ」
釣屋敷サウダーデ:「どうせ私は屋敷も差し押さえられてしまって行くところなんてないし」
釣屋敷サウダーデ:「夏木くんと一緒ならそれでいいわ」
夏木宗次:「ぼくと一緒なら……。いや、なんでだよ」弱々しくツッコミをする。
釣屋敷サウダーデ:「あ、当然一緒にいてくれるのよね!?私一人でハンバーガー屋さんに居座るなんて図々しいことできないわよ」
夏木宗次:「年頃の男と一緒になんて、怖いでしょ。釣屋敷としちゃあ」
釣屋敷サウダーデ:「年頃の男……」
釣屋敷サウダーデ:「あ」
GM:夏木くんの顔を見つめていた釣屋敷サウダーデは突然赤面して顔をそらす。
夏木宗次:(え!?なんだよ!)こっちも動揺する!
夏木宗次:(ちょっと、今更そういう反応かよ……!絶対意識してないと思ってたのに……)
釣屋敷サウダーデ:「そ、そういえばそうだったわね!」
夏木宗次:「そ、そうだよ!」こちらも顔を隠す。
釣屋敷サウダーデ:「べ、別にいいわ。なら、私一人でも。なんとかなるわよ。たぶん……」
夏木宗次:「そ、そうだよな……。一人でいさせてやるのが紳士ってやつ……だよ。多分」
夏木宗次:「じゃあ、ぼく、行くから。それでいいよね……?」
釣屋敷サウダーデ:「……夏木くん、その、あなたさえよければ、一緒にいてくれないかしら」
夏木宗次:「ぼくさえ良ければ?」
夏木宗次:「……い、いいけど」
夏木宗次:「いいけどさ!」
釣屋敷サウダーデ:「夏木くんも嫌でしょうから、隣とかでなくていいから……」
釣屋敷サウダーデ:「やっぱり一人だとどうしていいか分からなくて……」
夏木宗次:(……やっぱり、釣屋敷。こいつ)
夏木宗次:(ああいう事を言っていても……無意識でわかってるんだな)
夏木宗次:(自分が嫌悪される側の人間だってことを。いくら金を持っていても、表に混じっていけない人種だってことを)
夏木宗次:(――それに、釣屋敷)
夏木宗次:(今……見ていて、気付いたことがある)
夏木宗次:(意外といいおっぱいを)バギュア!!!
夏木宗次:自分の頬をぶん殴る!!
夏木宗次:「性!!欲!!NO!!」
釣屋敷サウダーデ:「あ、泊まるところはさっきのハンバーガー屋さんでいいけれど、お風呂はどうすればいいのかしら」
夏木宗次:ベキャッ!!
夏木宗次:左の頬も殴る!
夏木宗次:「妄想!NO!!」
釣屋敷サウダーデ:「さすがにハンバーガー屋さんに入浴施設はないわよね……」
釣屋敷サウダーデ:「夏木くん?」
夏木宗次:「……大丈夫。邪念を振り払った。じゃあ、行こう」
釣屋敷サウダーデ:「ええ、その辺もきっと夏木くんに何か考えがあるのよね。行きましょう」
夏木宗次:私のロールは以上です!
GM:夜の公園を出た2人は宿泊施設のマクドナルドを目指しました。
GM:他にやることがある人はやってください!
フランシス・ガーランド:えーっと、医療トランクを使っても良いでしょうか……
GM:ふむ、構いません。
フランシス・ガーランド:2d10+21
DoubleCross : (2D10+21) → 7[5,2]+21 → 28
フランシス・ガーランド:もうちょっと。
フランシス・ガーランド:あと購入もしたいです!
フランシス・ガーランド:他にロールしたい人がいれば後回しにします。
GM:おお、購入判定もどうぞ。
円城 鋼:HPが低い(現在6)なので、応急手当キットを使って回復しておきましょう。
GM:このシーンは長くなってしまったので、あとは購入とロイスで一度シーンを切る構えです。
円城 鋼:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 6[2,3,6] → 6 → 失敗
円城 鋼:うむ、ダメだった。
夏木宗次:あ、円城さん……!
夏木宗次:購入計画を手助けしてもらいたかった……
円城 鋼:む…あ、そうか、防具とかの購入が。
夏木宗次:でも、大丈夫です!財産があるから
夏木宗次:2点を消費して、円城くんに買わせてあげます。財産84→82
円城 鋼:すまぬ…すまぬ…
フランシス・ガーランド:手配師使わずにいっちゃおう。アームドスーツを狙います。
夏木宗次:フランシスちゃんにはアームドスーツ 難易度15をやってもらいたいです。
フランシス・ガーランド:はいな。
フランシス・ガーランド:4dx10
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[3,8,9,10]+10[10]+10[10]+9[9] → 39
フランシス・ガーランド:!?
シエル・ル・ノワール:なんだっけ……アンリマテリアルライフルに挑戦すればいいのかな
夏木宗次:いえ、シエルさんはブラックアビス 難易度20 で
夏木宗次:ぼくはPDW 難易度30 を買います
シエル・ル・ノワール:2dx+11>=20 ブラックアビス
DoubleCross : (2R10+11[10]>=20) → 7[5,7]+11 → 18 → 失敗
夏木宗次:財産2点で成功させます。財産82→80
フランシス・ガーランド:あ、なんか一人で買えました……ので装備します。
シエル・ル・ノワール:OK、では成功
夏木宗次:フランシスちゃんはブラックアビスをもらってね!
フランシス・ガーランド:貰っていいでしょうか!
シエル・ル・ノワール:パスします
夏木宗次:3dx+11>=30 PDW
DoubleCross : (3R10+11[10]>=30) → 9[8,9,9]+11 → 20 → 失敗
フランシス・ガーランド:ありがとうございます。
夏木宗次:財産10消費。ジアさん80→70
夏木宗次:ウェポンケースに入れて、ケースの空きは1。
GM:購入はこれで全員オッケーですかね
フランシス・ガーランド:OKです。ロイスもなし。
夏木宗次:そうですね。
GM:では、特に問題なければシーンを切りたいと思います
シエル・ル・ノワール:OKです
円城 鋼:OKです。
GM:シーン終了です。
【Middle/05】
GM:次のシーンも引き続き情報収集のシーンになります。
GM:シーンプレイヤーは鋼くんにしましょう。
円城 鋼:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 7[7]+68 → 75
GM:朝、あなたは自分のセーフハウスでいつものように目を覚まします。
GM:すると布団の中に何か自分以外の柔らかい感触がある。
GM:目を開けると目の前に少女の顔があります。
ゾディアックウェポンぽい娘:「うーん、ムニャムニャ……」
GM:眠りにつく前、彼女は明らかにこの場所にはいなかったはずだが、なぜかこうなっています。
円城 鋼:「………………」
ゾディアックウェポンぽい娘:「スヤスヤ……」
円城 鋼:よし、状況を整理しよう。一人で寝てたはずが、隣でゾディアックウェポンっぽい娘が寝ている。
ゾディアックウェポンぽい娘:「あ……ご主人様。おはようございみゃす」
GM:少女は目を開けてあなたに朝の挨拶をする。
円城 鋼:「ああ…おは、よう…?」
円城 鋼:律儀に挨拶を返して、そして。
円城 鋼:「※■△◎■▼△※#!?」
円城 鋼:日本語では表記不能な感じの叫び。
ゾディアックウェポンぽい娘:「すぐに朝ご飯の支度をしますね。今日も事件の調査、頑張りましょご主人様ー!?どうなさいました!?」
GM:キミの日常はそんな騒々しい感じで始まった。
GM:と、言うわけで再び調査フェイズです
GM:何かしたい人は登場するとよいでしょう
フランシス・ガーランド:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 10[10]+75 → 85
シエル・ル・ノワール:登場しよう
シエル・ル・ノワール:シエル・ル・ノワールの侵蝕率を+9(1d10->9)した (侵蝕率:70->79)
夏木宗次:ミャンペネ購入したいミャン!
夏木宗次:1d10+74
DoubleCross : (1D10+74) → 9[9]+74 → 83
GM:だから誰なんだミャンペネは
夏木宗次:ぼくを……ミャンペネを愛してくれよ
円城 鋼:うむ、では集合場所には朝っぱらから凄く疲れた顔の鋼と、そんな鋼と腕を組んでニッコニコ顔のゾディアックウェポンっぽい娘が。
夏木宗次:こっちはマック宿泊を終えた金持ち2人だ
円城 鋼:×金持ち ○元金持ち
釣屋敷サウダーデ:「夏木くん、マクドナルドってお肉だけでなく、テーブルも固いのね。甘く見ていたわ」
夏木宗次:「君、やわらかいテーブル使ったりすることあんの……?」
釣屋敷サウダーデ:「知らないの、夏木くん。ホテルのスイートにあるテーブルは概ねグニョグニョなのよ」
夏木宗次:「そ、そうなのか……!?」
夏木宗次:「知らなかった……金持ちってそうなのかよ……」
GM:そんなわけで残る情報収集項目は以下の二つ
・武器がレネゲイドビーイング化する事件について〈情報:FH〉〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
・“マスターアームズ”極剣一郎の計画について〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度24
GM:です。マスターアームズについては調べても調べなくてもよい
フランシス・ガーランド:マスターアームズについて、はこちらで担当しましょう。
GM:情報収集をする方は順番にどうぞ
フランシス・ガーランド:「……男連中はやたらと疲れた目をしているな」
円城 鋼:「今度からは鞘を用意するか…いや、いっそ新聞紙で包むとか…」
円城 鋼:フランシスの疑問に、よく分からない答えを返す。
フランシス・ガーランド:「……全く意味が分からんぞ、お前らしくもない」
釣屋敷サウダーデ:「ふふ、また庶民と億万長者の差が出てしまったわね。あなたも早くグニョグニョのテーブルを使えるように頑張るといいわ」
夏木宗次:「嫌だ……!」
円城 鋼:情報収集をする組と、購入判定をする組、ですかね。<このシーンでやること
フランシス・ガーランド:んでは、“マスターアームズ”の計画について、UGNで振ります。
フランシス・ガーランド:コネ:UGN幹部を利用。情報:UGNのダイスが+2されます。エンブレム:キリタニコネクション の効果が発動。達成値+3。合計4です
釣屋敷サウダーデ:了解しました。
釣屋敷サウダーデ:判定をどうぞ
フランシス・ガーランド:エフェクト使用。《コンセントレイト:エグザイル》《壁に耳有り》
フランシス・ガーランド:9dx7+4
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[1,1,1,1,4,6,8,8,9]+5[4,4,5]+4 → 19
夏木宗次:財産5点使用!フローズンリリー!
フランシス・ガーランド:おっとー、足りないなー!
夏木宗次:財産70→65
フランシス・ガーランド:あれっ、こんな所にお金が!?
夏木宗次:誰のお金だろう~~?
フランシス・ガーランド:不思議だなー、でもヨカッター!
GM:!!?
フランシス・ガーランド:なお、エフェクトにより侵蝕率+3。
円城 鋼:マネーイズパワー…!
夏木宗次:(……金を回して)携帯のメールチェックをしているだけのように見える。
夏木宗次:(調査機関の納期を縮めた。マンパワーだ。感謝してくれよ)
夏木宗次:(……って言っても、ほとんどガーランドの力だったけどさ!)
フランシス・ガーランド:「……む、もう少し時間がかかるかと思ったが……キリタニが余計な気を回してくれたか?まあいい」
GM:ば、バカな。達成値24の情報がこんなにもあっさりと……
GM:そんなわけで情報を開示します
GM:・“マスターアームズ”極剣一郎の計画について
蛇神ザジをエネミーエフェクト《蝕む声》によって操り、極剣一郎の持つ「Eロイス:愚者の契約」を使わせることで蛇神ザジの持つ武器に干渉する能力を強化し、武器をレネゲイドビーイング化させる。そうしてレネゲイドビーイング化させた武器を、武器を操る自らの能力によって支配することで武器兵士軍団を作り出す計画である。同時に武器市場の制圧も成されるため “マスターアームズ”は武力的にも経済的にもFH内で上位の存在となる。利用した蛇神ザジはFHの暗殺セルを使って始末した後、「Dロイス:工作員」によって証拠を全て隠滅する手筈になっている。
GM:情報は以上です。
フランシス・ガーランド:「現場証拠、エフェクト痕跡、それに目撃情報。裏が取れた……蛇神ザジを裏で操っているFHのマスターエージェントがいる」
フランシス・ガーランド:「名を……極剣一郎?また酷い名前のヤツだな」
夏木宗次:「柔らかいテーブルでどうやって筆記とかしてるんだよ!」向こう側では夏木くんと釣屋敷ちゃんが言い合っている!
釣屋敷サウダーデ:「字を書くのは召使いがするものでしょう。夏木くんは常識をくつがえすつもり!?」言い合っている。
シエル・ル・ノワール:「へぇー、どんな計画?」 興味津々
フランシス・ガーランド:「蛇神ザジのレネゲイド能力を増幅し武器人間を作らせ、それを自らの支配下に置き軍を作る、というものらしいな」
フランシス・ガーランド:「武器市場の制圧と、軍事力の拡大。両方の面で効果がある。この計画が完了すれば、極剣一郎は相当な地位を手に入れるだろう」
シエル・ル・ノワール:「ふーん……ふふっ、悪いねぇ」
円城 鋼:「名前は兎も角、これで全貌と黒幕は見えた。となれば、事件の出口も遠くは無い、か――」
円城 鋼:――終わってしまえば、もう会えないのだろうな、と。名残惜しさを感じている自分に、内心驚く。
フランシス・ガーランド:「……あの阿呆。悪い友人に唆されおって」
シエル・ル・ノワール:「じゃあ、いいお友達がなんとかしてあげないとねっ」
フランシス・ガーランド:「……協力してくれるか、シエル」
シエル・ル・ノワール:「え、私?」
フランシス・ガーランド:(……円城は、FHと戦う理由がある。UGNだからな)
フランシス・ガーランド:(だが……シエルと夏木は、無理に巨大な敵と戦わずとも……ザジを殺せば、この事件は止まる。恐らくこちらのほうが、簡単だろう)
GM:では、そこでシエルの携帯端末に連絡が入る。
シエル・ル・ノワール:「おっと、ごめーん。ちょっと席外すねー」
GM:相手は“マスターアームズ”極剣一郎だ。
極剣一郎:「やあ、シエル・ル・ノワールくん」
極剣一郎:「あれから私のセルでも調査を続けていてね」
シエル・ル・ノワール:「ふんふん、どんな感じなの?」離れてから電話にでるよ!
極剣一郎:「暗殺対象の現在地を特定することに成功した」
極剣一郎:「そこで早急に現地に向かい、対象を暗殺してほしい」
シエル・ル・ノワール:「オッケー!」
シエル・ル・ノワール:「あ、そうそう。一つ聞きたいんだけどいいかな?」
極剣一郎:「ああ。何かな?」
シエル・ル・ノワール:「うーん……ちょっと貴方がどこにいるか知りたいんだけど」
シエル・ル・ノワール:「この間みたいに、顔出してたりするとちょっとびっくりしちゃうからさ」
極剣一郎:「私も暗殺の成否を現場で遠くから監視しているつもりだ。その方が何か起きた時に対処はしやすいからね」
極剣一郎:「それだと何か不都合はあるかね?」
シエル・ル・ノワール:「いやいや、大丈夫大丈夫。問題はないです!」
極剣一郎:「そうか。ならば、その段取りで進めてくれ。現場の座標もすぐに送信しよう」
シエル・ル・ノワール:「はいはーい。……あ、そうだ!これは質問じゃなくて確認なんだけど」
極剣一郎:「ああ。何だね」
シエル・ル・ノワール:「対象は『この事件を引き起こしている犯人』でいいんだっけ?」
極剣一郎:「ん?ああ、もちろんだとも。依頼の内容に変更はないよ。暗殺対象は今回の事件の犯人だ」
シエル・ル・ノワール:「…………ふふっ!」
シエル・ル・ノワール:「ありがと!大丈夫、これで全部オッケー!」
極剣一郎:「ああ、そうかい。それではよろしく頼むよ。キミの武器に幸運を」
GM:電話は切られる。
シエル・ル・ノワール:携帯電話をポケットに戻す、笑顔だ!
GM:同時に、蛇神ザジの座標が送られてくる。場所は郊外の工事現場のようだ。
GM:シエルはこの情報を他の三人に伝えますか?
シエル・ル・ノワール:いやぁ、悩んじゃうなぁ~っ!
シエル・ル・ノワール:伝えたら死ぬかもしれないし、伝えなかったら死ぬかもしれない。
GM:ちなみに教えなかったとしても、一応フランシスのもとにザジから電話がある予定なのでどうするかはシエルさんにお任せします。
シエル・ル・ノワール:おお、それじゃあ伝えない方向でいこうかな。
GM:了解です。
GM:では、シエルが電話を終えて戻ってくると同時にフランシスのもとにも電話がかかってくる。
GM:見慣れない電話番号だ。
フランシス・ガーランド:「……」 出ます。
蛇神ザジ:「あーあー。これちゃんと繋がってるか?」
フランシス・ガーランド:「ザジ。ああ、聞こえているよ」
GM:聞き慣れた声。相手はキミの友人の蛇神ザジのようだ。
蛇神ザジ:「そっか。使い方合ってたか」
フランシス・ガーランド:「……その様子だと、まだ無事なようだな。心配をかけさせおって」
GM:彼の息遣いはどことなく荒い。
蛇神ザジ:「あー、悪い。用っていうか、相談事?」
蛇神ザジ:「会って話したいことがあるんだよな。俺、いまいちどうすりゃいいかわかんなくなっちまって」
GM:少年はきしし、と笑う。
フランシス・ガーランド:「聞く。なんでも聞いてやる。だから」
フランシス・ガーランド:「早く、こっちへ来い。お前の立場は、お前の思っている以上に危ういんだぞ……!」
蛇神ザジ:「あー、悪い。場所言うからこっちまで来れるか?」
蛇神ザジ:「割りと動くのしんどくてよ」
フランシス・ガーランド:「……そうか。すぐに行くから場所を教えろ」
蛇神ザジ:「おう。……悪いな。フランシス。迷惑かけて」
蛇神ザジ:電話で郊外の工事現場の位置が伝えられる。
フランシス・ガーランド:「謝罪は後でゆっくり聞いてやる!すぐに行くからな、死なずにそこにいろよ!いいか、ちゃんと待ってろよ!!」
蛇神ザジ:「……あー、分かってるよ。助けに行きゃあいいんだろ。もうちょい待ってろ」
GM:最後に彼のうわ言のような声が聞こえ、電話は切られる。
フランシス・ガーランド:「郊外の工事現場だ!」 叫び、一人で走り出そうとする。
ゾディアックウェポンぽい娘:「ご主人様、いかがなさいます?」
円城 鋼:フランシスの叫びを聞いて、少女の手を取り、立ち上がる。
夏木宗次:「待ってよ!工事現場に何がいるって?」
円城 鋼:「ガーランドが、あそこまで自分の地を出している。なら、相当な事があるんだろう」
円城 鋼:だったら、と一拍置いて。
円城 鋼:「理由は後で聞けばいい。兎に角――行くよ、俺は」
ゾディアックウェポンぽい娘:鋼が手を取った瞬間、少女は再び剣の姿へと変わっている。
円城 鋼:返答の声は無い。だが、柄から手に伝わる熱が、「仕方ないですねぇ…」と、呆れ気味に、そして優しく言っている気がした。
フランシス・ガーランド:「ザジが危ないんだよ!」
夏木宗次:「待ってって!」
夏木宗次:「円城クン、……だから」息を切らし、円城の肩に手を置いている。
夏木宗次:「……ぼくも一緒じゃないと、嫌だ。役立たずになっちゃうだろ……こういうの」
円城 鋼:「何を言ってるんだ、夏木。君が、役立たずなんかであるものか」
円城 鋼:そして、今度は自分が、半ば呆れ気味に。けれど、親愛の情を込めた言葉で。
夏木宗次:「……。人から認められたくて、仕方がないことがある」
夏木宗次:「秘密にしてるんだ。金を持ってると、色んなのが寄ってくるからさ」
夏木宗次:「ぼくは100ecuだ」
円城 鋼:「――そう、か」
円城 鋼:声色に、熱と、そして冷たさが垣間見える。
夏木宗次:「……本当は。いくらでも金があるんだ。それしかないけど、ぼく」
円城 鋼:何の話をしているのかよく分かっていないであろう、釣屋敷を一瞥。そして再び、夏木――FHエージェント“100ecu”に視線を戻す」
円城 鋼:「――俺には、君が彼女を大切に思っているように見えた。なら、君が金持ちだろうが、貧乏人だろうが――俺の敵だろうが、味方だろうが」
円城 鋼:「俺は、君の友達として君を助けたいし――頼らせてもらいたい」
夏木宗次:「……はは」
釣屋敷サウダーデ:「100ecuってあの伝説のデイトレーダー?夏木くんが?いくらでもお金があるって……」
GM:少女は震える声で言う。
夏木宗次:「……。そうだよ、釣屋敷。ずっと秘密にしてなんて、いられないよな……」
夏木宗次:「ここまでずいぶん金を使ったよ。いずれバレることだったさ」
釣屋敷サウダーデ:「それじゃ今までのは何?そばでずっと私のことを嘲笑ってたの?あなたはいくらでもお金がある癖に」
釣屋敷サウダーデ:「信じられない。あなただけは……。夏木くんだけは私の味方だと思っていたのに」
夏木宗次:「……そう、に」
円城 鋼:「――君には、そう見えたのか?彼が――夏木が、君を騙すために、ずっと演技をしていたと」
円城 鋼:言外に“違うだろう”という意思を込めて、呟くように、口を挟む。
夏木宗次:「いや、円城。釣屋敷の言うとおりだ」
夏木宗次:「そうに、き、決まってるだろ。……釣屋敷。ぼくのことを散々、貧乏人だってバカにして」
円城 鋼:更に何か言いたそうに口を開くが、夏木の様子――特にその目を見て、言葉を仕舞いこむ。
夏木宗次:釣屋敷さんを指差す。「はは!思い知ったか!この世にはな、ぼくみたいに!」
夏木宗次:「普通の人間でございみたいな顔して!本当は、バカみたいに稼いでる奴が――いくらでもいるんだ!」
釣屋敷サウダーデ:「……そう。そうなのね」
GM:釣屋敷サウダーデは泣きそうな顔でキミを見る。
夏木宗次:「そんなのに比べたら」
夏木宗次:「釣屋敷。君の稼業なんかより……ぼくの方が……よっぽど、ずっと悪党だよ!どうだ!」
釣屋敷サウダーデ:「……さようなら。夏木くん。今までありがとう」
GM:釣屋敷サウダーデは振り向くと、その場から立ち去る。
夏木宗次:「……ははは、ざまあみろ」
夏木宗次:「ははは……」
GM:夏木くんは好きなタイミングで彼女のロイスをタイタスにしても構いません。
夏木宗次:「……。お、思惑どおりさ。これでぼくだけでみんなを助けに向かえるってもんだ」
夏木宗次:「そうだろ、円城クン……いつまでも一緒になんか、いちゃあいけないよな、ぼく達も」
夏木宗次:「……FHエージェントなんかと」
円城 鋼:「…夏木。そちらで言う俺達のような立場の子供に、どう教えているかは知らないが。俺は先生から、こう教わった」
円城 鋼:「人の縁、絆というのは、蜘蛛の糸のように脆く、強く、そして複雑だ、と」
円城 鋼:「だから――自分ひとりで、勝手に終わりだなんて決めないでくれ。俺も、そして多分彼女も――」
円城 鋼:「君は、いい奴だと思ってる」
円城 鋼:過去形ではなく、現在形でそう告げて。ゾディアックウェポンを手に、フランシスを追って再び駆け出す。
夏木宗次:「……じゃあ、教えてくれよ」背中を見ながら、独り言を呟く。
夏木宗次:「『いい奴』はこういう時、どうすればいいんだ……」
夏木宗次:(……褒められたい。『ぼくの力のおかげで、君の問題を解決してやったぜ』って……)
夏木宗次:(円城クンやクセジュみたいに、一人で何でもできるような自信を)
夏木宗次:(そんなことのために、もう、2億だ……ぼくは。この金だけで、何人の人間を救えたと思ってるんだ……)
シエル・ル・ノワール:「ふふっ、悩んじゃってるかな~」 ひょっこり現れる、話は聞いていた!
夏木宗次:「……関係ないだろ。“クセジュ”」
夏木宗次:目元を掌で隠している。
シエル・ル・ノワール:「そうだね、関係ないね。じゃあ、これはひとりごとっ」
シエル・ル・ノワール:「『我、何をか知る』『わたしは何を知っているだろうか?』」
夏木宗次:「“クセジュ”か。君みたいなすごい奴にとっちゃ」
夏木宗次:「……この世のほとんどの奴が、なんにも知らないアホに見えるんだろうね」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ。さて、それはどうなのかな?」
シエル・ル・ノワール:「私はなーんにも分かんないし、自分の事だってよくわかんない」
夏木宗次:「そういう態度だよ。“クセジュ”。君は、ぼくに説教しに来たのかもしれないな。でもさ」
夏木宗次:「相手が自分より賢いかもなんて思ってたら」
夏木宗次:「そんな言い回し、できないだろ」
シエル・ル・ノワール:「ふーん?キミはそうやっていっつも自分とだれかを比べて楽しいの」
夏木宗次:「苦しいだけだよ。でも、そうせずにはいられないんだ。ぼくは……普通の奴だからさ」
夏木宗次:「いつも、そういうことばかり気になる。ぼくより愛されてる奴とか、認められてる奴とか」
夏木宗次:「……そういうものばかりが見える」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ、キミはそういう風に自分がわかってるんだ!」「じゃあ、勿論どうなりたいかもわかってるよね?」
夏木宗次:「じゃあ、そうなれるようにしろって?……してるさ!」
夏木宗次:「ぼくの稼いだ金の力で、こんな事件、一発で解決して!」
夏木宗次:「褒めてもらうんだよ!『君のおかげだ』って言われるために、やろうとしてるんだ!」
夏木宗次:「君からも!円城クンからも!ザジも金で助ける!それでガーランドもぼくを褒めてくれるだろ!」
夏木宗次:「釣屋敷……だって……!」
シエル・ル・ノワール:「うんうん!じゃあ、解決しようよ!」
シエル・ル・ノワール:「解決すればだれかが褒めてくれるかもしれない。でも解決しなきゃだーれも褒めてくんないよ?」
夏木宗次:「……君は」
夏木宗次:「なんでぼくなんかに関わってるんだよ。君の仕事があるんだろ。……時間の、無駄じゃないか」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ、そうかな?そうなのかな?」
シエル・ル・ノワール:「キミはそう思ってるけど私はそうじゃないかもしれないよ?なんでそんな風に言うの?どうして?」
夏木宗次:「……ウザいって言ってるんだよ!言われたことないか?それとも、そう言ってきた奴は殺して、ムカついたこともないか?」
夏木宗次:「何が『どうして?どうして?』だ!バカ!そうやって上から目線で……きみ、自分で言うとおりだな!」
夏木宗次:「何も考えてないだろ!他のヤツの言う通りに殺すだけの、殺人屋だ!」
シエル・ル・ノワール:「えへへ、そうかもしんないね」
夏木宗次:「そうだ!こうやって直球で肯定されたことないよな!バカだ君!バーカ!!」
シエル・ル・ノワール:「バカでも私、絵本描くよ。だって描きたいからっ」 バッグから自分の絵本を出す
夏木宗次:「……」動きを止める。
夏木宗次:「……絵本」
夏木宗次:「……なんだよ、本当に描いてたのかよ。それ」
シエル・ル・ノワール:「描くと楽しいんだよね~、私がここに居た!って気分になるんだ」
夏木宗次:「ただ、バカみたいなキャラ付けだと思ってた。『普通の高校生』みたいな……カヴァーだって」
シエル・ル・ノワール:「え~、楽しいからやるんだよ。キミもそうなんじゃないの?」
シエル・ル・ノワール:「辛くても楽しかったことはあるんじゃない?ホントにつらかったらやめるし」
夏木宗次:「……楽しかったこと?」
夏木宗次:「こんなことで頑張っても、こうやってのたうち回って」
夏木宗次:「苦しいだけだろ。……わかってるんだよ、自分でも。こんな欲望を抱えて、楽しいことなんて」
夏木宗次:(……違う)
シエル・ル・ノワール:「……ホントに?」
夏木宗次:シエルから目を背ける。
夏木宗次:(あった。楽しいことが。この事件でも……)
夏木宗次:(……それは、事件を解決して……影で金を回すとか……そっちじゃあ、ない)
夏木宗次:円城の走っていった方向を見る。他の友達を助けに向かう道。
夏木宗次:「……“クセジュ”」
シエル・ル・ノワール:「なぁに?」
夏木宗次:「この事件で、どこの誰を殺ることになるか」
夏木宗次:携帯電話を取り出す。
夏木宗次:「……君、知っているのか」
シエル・ル・ノワール:「『わったしは、なーにを知っている?』」
シエル・ル・ノワール:「……ふふっ、知ってるよ!」
シエル・ル・ノワール:「でぇ……それを聞いてどうしたいのかな?」
夏木宗次:「君は間違っている、って言いたかったのさ」
夏木宗次:「君が殺す相手を知っているのは、君じゃなくて」
夏木宗次:口座に金額を振り込む!5億!
夏木宗次:「――ぼくだ。『王様の耳はロバの耳』」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ!あははは!」
夏木宗次:「君が助けるんだ。ザジと……皆を」
夏木宗次:自分は踵を返し、逆方向へと駆け出す。釣屋敷の去っていった方向に。
シエル・ル・ノワール:「ふふっ!ちゃんとしたいことわかってるじゃない」
シエル・ル・ノワール:「じゃあ、私も行こうかな!」
夏木宗次:(……。おかげ様でな)
夏木宗次:(クセジュ)そのまま退場!
シエル・ル・ノワール:「『わったしは、なーにを知っている?』」 そのまま歩き出す。
GM:では、最後に購入とロイスの取得を行ってこのシーンは終了とします。
夏木宗次:傭兵/クセジュ/有為:○/死ぬほど怖い/ロイス に変更。
円城 鋼:の前に、応急手当キットを自分に使う…!
円城 鋼:2d10+6
DoubleCross : (2D10+6) → 15[5,10]+6 → 21
円城 鋼:21まで回復。
夏木宗次:フランシスちゃんの医療トランクもありますね。まだフランシスちゃんサイドも全回復はしてないですけど。
フランシス・ガーランド:自分も、医療トランクを。
フランシス・ガーランド:2d10+28
DoubleCross : (2D10+28) → 12[5,7]+28 → 40
フランシス・ガーランド:上限の35まで回復しました。
円城 鋼:うす、まずはフランシスを回復してもらってから、ということで。自分はカバー役ですが、単体で耐えるならフランシスの方が上ですし。
円城 鋼:そして購入計画の発動。自分はシエル用のシューターズジャケットを狙います。
夏木宗次:ありがたい!
夏木宗次:あ、シエルさんはスニーキングスーツなので
シエル・ル・ノワール:いや!シューターズジャケットは私ではない!夏木くんよ!
夏木宗次:実はこれ、私用なんですね。私も射撃型なので、渡してもらえると助かります
円城 鋼:おっと、そうか。隠密特化でしたねシエル。
円城 鋼:では、改めて。
フランシス・ガーランド:すいません、120%まで上げないと本来の力を出せないのですが、出したら出したで帰還が危ういのでw
円城 鋼:3dx>=13
DoubleCross : (3R10[10]>=13) → 9[1,5,9] → 9 → 失敗
円城 鋼:まず自前の財産点3を突っ込む。これで12
夏木宗次:4点使用!財産65→61
夏木宗次:あ、そのほうがいいですね。
円城 鋼:です、1点だけ頂きます。
夏木宗次:ではフローズンリリーは1消費で、残り64点で。
シエル・ル・ノワール:2dx+11>=35 アンチマテリアルライフル!
DoubleCross : (2R10+11[10]>=35) → 3[2,3]+11 → 14 → 失敗
フランシス・ガーランド:こちらも購入計画通り、きぐるみかな。
夏木宗次:21点!安いものさ!
シエル・ル・ノワール:ふふっ!金が振り込まれる!風が……来る!
夏木宗次:財産64→43
円城 鋼:黄金の風…!
フランシス・ガーランド:コネ:手配師を利用。キリタニコネクションの効果で+3。
シエル・ル・ノワール:ジャラジャラ~!(トレード)
夏木宗次:パシン
フランシス・ガーランド:8dx10+3>=14
DoubleCross : (8R10+3[10]>=14) → 9[3,3,4,4,5,6,7,9]+3 → 12 → 失敗
夏木宗次:2点振り込みます。残り41点
フランシス・ガーランド:ヒャッハー!
夏木宗次:私はリアクティブコート。フランシス用です。
フランシス・ガーランド:そしてアームズスーツを円城君へパス!
夏木宗次:4dx+11>=36
DoubleCross : (4R10+11[10]>=36) → 9[3,5,6,9]+11 → 20 → 失敗
夏木宗次:16点使用。残り25点。
夏木宗次:フランシスちゃんは着ぐるみとリアクティブコートを身につけると良い
フランシス・ガーランド:あと医療用トランクも円城君へパス!
夏木宗次:私は、シューターズジャケットとアンチマテリアルライフルを受け取り、AMRを最後のケースへと入れます。
円城 鋼:サンクス、次のシーンで使わせてもらいます…!
夏木宗次:アームドスーツも装備してねー!
夏木宗次:これで完全装備!もはや敵はないのではないか?
円城 鋼:みんなフルアーマー化しとる…!
フランシス・ガーランド:そしてリアクティブコートと戦闘用きぐるみ相当の強化外套(魔女っぽい)の装備を宣言!
フランシス・ガーランド:装甲値は18!さらに効果使用で3d10軽減できる!
GM:やばいぜ
GM:では、他にやることがなければこのシーンはこれで終了とします
シエル・ル・ノワール:OKです!
夏木宗次:大丈夫です!
円城 鋼:イエッサー!
GM:では、シーン終了です!
フランシス・ガーランド:OKです
【Middle/06】
GM:ダブルクロスthe 3rd Edtion武器マン!前回までの3つの出来事!
GM:1つ、16歳の少年少女たちがマクドナルドで歓談した!
GM:2つ、夏木が釣屋敷サウダーデに酷いことをした!
GM:3つ、蛇神ザジがなんか大変そうで暗殺が依頼!
GM:そんな感じでセッションの続きを始めていきたいと思います
GM:よろしくお願いします
GM:シーンは前回の続きから
GM:蛇神ザジのいる郊外の放棄された工事現場へと向かったPCたちのシーンです
GM:シーンプレイヤーはフランシス
GM:鋼くんも登場するのであればしてください
フランシス・ガーランド:では、登場します。
フランシス・ガーランド:1d10+88
DoubleCross : (1D10+88) → 2[2]+88 → 90
GM:シエルはシーンの途中からの登場になります
GM:夏木くんは釣屋敷さんの方に向かったのでこのシーンは登場不可。
円城 鋼:あ、では様子を見て、ということで。まずはフランシスに任せます。
GM:了解です。
GM:では、フランシスは工事が途中で中断され、機材や重機などが放棄された区域へとやってきます
フランシス・ガーランド:話をしている皆を置いて、一人で駆けつけた感じですね。
GM:キミはそこで辛うじて屋根と柱だけが残っているような小屋の軒先で、先程から降り始めた雨をしのいでいるザジを見つける
フランシス・ガーランド:「……はぁっ、はあっ……どこ、だっ」
フランシス・ガーランド:柱の隙間から、ザジの姿を見つける。
フランシス・ガーランド:「……」
フランシス・ガーランド:「……すぅ」深呼吸。
フランシス・ガーランド:「コホン。 ……おい、ザジ。探したぞ」
蛇神ザジ:「あー、よお。来たんだな、フランシス」
GM:ザジは屈託なく笑う。その息遣いはどこか荒い。
フランシス・ガーランド:「……大丈夫か?怪我は?」
蛇神ザジ:「怪我じゃねえんだよ。どうも体の調子がおかしいっつうか、エフェクトをめちゃくちゃに使いまくったあとみてえな感じなんだ」
蛇神ザジ:「俺の体もおかしくなっちまったかな。きしし」
フランシス・ガーランド:「……理由は概ね掴んでいる。お前な。無計画に武器をレネゲイドビーイングに変化させてまわっただろう?」
蛇神ザジ:「ああ。まあ、考えなしだったのは認める」
フランシス・ガーランド:「それでガタが来ているんだ。そのまま続けていると……遅かれ早かれ、“堕ちる”ぞ」
フランシス・ガーランド:「これ以上、馬鹿な真似は止せ。」 「頼むから」
蛇神ザジ:「やめろよ。そういう顔されるとよ」
フランシス・ガーランド:帽子で、目線を隠す。 顔は、取り繕っていたものの今にも泣きそうに崩れていた。
蛇神ザジ:「なあ、一つだけ聞いていいか、フランシス」
蛇神ザジ:「俺はさ、助けてって声が聞こえた気がしたんだ。それで、あの頃の俺と同じなんだって思って、救ってやらなきゃって」
蛇神ザジ:「俺は……俺のしたことは何もかも意味のないことだったか」
蛇神ザジ:「他人に迷惑をかけるだけで、助けた本人にすら……」
GM:そこでザジは激しく咳き込む。
フランシス・ガーランド:「……おい、大丈夫か!」
フランシス・ガーランド:外套を外し、ザジにかけてやります。
フランシス・ガーランド:もちろん、第三の腕は丸見えになる。が、気にしない。彼がそれを見ても、化け物と恐れないことを私は知っている。
蛇神ザジ:「あー、平気だ。まだ保つ」笑って素直に外套を受け取る。
フランシス・ガーランド:「……さっきの、迷惑をかけた、に関してだけどな」
蛇神ザジ:「ああ」
フランシス・ガーランド:「確かに、混乱が起こった。それによって、酷い迷惑を被ったヤツもいた」
蛇神ザジ:「……やっぱりか」
フランシス・ガーランド:「……けどな、喜んでるヤツも、いたよ」
フランシス・ガーランド:「その剣は、持ち主にべったりだった。人の形を持ったことで感謝の言葉を告げられることを喜んでいるようだった」
フランシス・ガーランド:「お前のしたことは、確かに阿呆の行いだったけれど」
フランシス・ガーランド:「けど、意味はあったんだ。安心しろ」
蛇神ザジ:「……そう、か。俺は何かを残すこともできたんだな。じゃあ、悪くねえ」
蛇神ザジ:「ああ、悪くねえ」
GM:蛇神ザジは安心したように言う。
フランシス・ガーランド:「……今にも死にそうな言い方をするんじゃないよ、阿呆」
フランシス・ガーランド:「こんな所で死ぬなよ。お前に手を引いてもらうことを待っているヤツは、武器たち以外にもまだいるんだ」
蛇神ザジ:「ああ、死ぬもんかよ。折角の自由だぜ。それに久しぶりにお前にも会えたんだ。誰が死ぬもんか」
蛇神ザジ:「けどよ、これだけは言わせてくれよ」
蛇神ザジ:「ありがとうな、フランシス」
フランシス・ガーランド:「……止せ、恥ずかしいから」
GM:薄緑色の肌の少年は満面の笑みを浮かべる。
蛇神ザジ:「きしし、何も恥ずかしがることはねえだろ。礼だよ、礼」
フランシス・ガーランド:「礼を言わなきゃいけないのは……こっちだというのに……」(ボソボソ)
フランシス・ガーランド:「あぁ、もう!とにかく、お前はじっとそこで待っていろ!」
蛇神ザジ:「……ああ、分かったよ。お前の言うこと聞くよ」
GM:では、そこで視点が切り替わる。
フランシス・ガーランド:「礼は後で聞いてやる!私は、私の友人の善意を悪用しやがったクソ野郎を絶対に許しはしないからな!」
GM:遠くからそんなあなたたちのことを見る人影!
極剣一郎:「さあ、殺せ」
極剣一郎:男の口元は邪悪に釣り上がる。
極剣一郎:「殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ!」
極剣一郎:「それで私の計画は最終段階へと移行する……!」
GM:ここでシエルも登場してください。
シエル・ル・ノワール:シエル・ル・ノワールの侵蝕率を+6(1d10->6)した (侵蝕率:79->85)
シエル・ル・ノワール:極さんと一緒にいる感じなんでしょうか?
GM:いや、彼は離れた位置からフランシスとザジのことを監視しています。
GM:距離にして200メートルというところかな。
シエル・ル・ノワール:了解です!
GM:現場に来た瞬間、キミの携帯端末に短いメールが届く。
極剣一郎:『任務の実行を』
シエル・ル・ノワール:「ふふっ!」
シエル・ル・ノワール:「オッケー!いまからやっちゃうよ」
GM:蛇神ザジは侵蝕率はちょうど100%。攻撃を受けても、彼はリザレクトはできません。
GM:極剣一郎は「Eロイス究極存在」のために隠密状態でなければダメージを与えることができず、さらに装甲値ガード値を抜く必要があります。
GM:攻撃対象は自由に選択してください。
シエル・ル・ノワール:「ふっしぎだな、ふっしぎだな」
シエル・ル・ノワール:「あっの子はわったしにちょうだいばかり、あっの子はわったしになにくれる?」
シエル・ル・ノワール:「くっれなきゃやらない、あっげなきゃやらない」
シエル・ル・ノワール:ザジの方を見てケースを取り出す。
シエル・ル・ノワール:「ふっしぎだな、ふっしぎだな」
極剣一郎:「さあ、殺せ……!」
シエル・ル・ノワール:「あっの子はわたしにちがうといった、わったしはちがう?」
シエル・ル・ノワール:「ちっがうのはあの子、わったしがあったり」
シエル・ル・ノワール:「だってわたしは知ってる、なーにを?」
シエル・ル・ノワール:「それはいなくなるひと、さぁ、だーれがわるい?」
シエル・ル・ノワール:「わったしは知っている、犯人を」
シエル・ル・ノワール:「そぉれはだーれ?」
シエル・ル・ノワール:マイナー:陽炎の衣
シエル・ル・ノワール:85→88
シエル・ル・ノワール:ケースを開く。
シエル・ル・ノワール:メジャー:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》
シエル・ル・ノワール:開いたケースには一枚の鏡、そこに写っているのは……
シエル・ル・ノワール:「やっぱり、あっなた」
シエル・ル・ノワール:「“マスターアームズ”」
シエル・ル・ノワール:「極剣一郎っ!」
シエル・ル・ノワール:殺すのはテメェだ!!極剣一郎! ということで対象は極剣一郎だ!
GM:了解です!
GM:一応、命中とダメージを!
シエル・ル・ノワール:事前にヘヴィマシンガンを装備するぜ!
シエル・ル・ノワール:11dx8+6
DoubleCross : (11R10+6[8]) → 10[1,2,2,2,3,5,6,6,6,10,10]+10[8,10]+4[1,4]+6 → 30
GM:マスターアームズの武器が自動的に展開する!
GM:ガードを宣言!
シエル・ル・ノワール:4d10+2d10+33
DoubleCross : (4D10+2D10+33) → 21[4,9,6,2]+8[2,6]+33 → 62
GM:そのダメージは、余裕でガード値と装甲値を貫く!
GM:「Eロイス:究極存在」の効果は消滅!
シエル・ル・ノワール:マスターアームズのいる場所が爆発するぞ!
GM:男の周囲に展開した無数の刀剣が力なく地面に落ちる!
シエル・ル・ノワール:「やっぱり、あっなた」
GM:体は潰れ、口から血が溢れる。
極剣一郎:「……何だ、これは?」
GM:何が起きたのか理解できないという男の表情は次第に怒りに変わる。
極剣一郎:「シエル・ル・ノワールーッ!契約と違うぞッ!!」
シエル・ル・ノワール:マスターアームズに電話をかけます
GM:すぐに応答する。
極剣一郎:「ふざけるな、シエル・ル・ノワール!何をしている!」
シエル・ル・ノワール:「えへへ!契約通り殺すね!」
シエル・ル・ノワール:「ふっしぎだな、ふっしぎだな」
極剣一郎:「ハ?契約通りだと……?」
シエル・ル・ノワール:「なーにが、ふしぎ?」
シエル・ル・ノワール:「それはねぇ……」
シエル・ル・ノワール:「自分を殺してほしいからだって!」
シエル・ル・ノワール:「依頼通り、この事件の犯人!“マスターアームズ”極剣一郎」を殺してあげる!」
シエル・ル・ノワール:「そんなに死にたいのなら首でもくくればいいのにね!ふふっ!」
極剣一郎:「そんな……そんなバカなことがあるか!金だって払ったんだぞ!私は!ふざけるな!!」
GM:工事現場に男の怒声が響く。
シエル・ル・ノワール:「だからぁ……確認したでしょ?『この事件の犯人を殺せばいいの?』って!」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ、あははは!」
極剣一郎:「嫌だ……!やめろ!このままでは私の計画は……!そんなことは絶対に許されない!」
GM:男の怒声は離れた位置にいたフランシスとザジにも聞こえていた。
蛇神ザジ:「……何だ、ありゃあ?」
シエル・ル・ノワール:88→92
フランシス・ガーランド:察し、立ち上がる。
フランシス・ガーランド:「……ありがとう、シエル」
フランシス・ガーランド:「ザジ、少し行ってくる」
フランシス・ガーランド:「あとは私に任せて、お前はここで待っていろ」
蛇神ザジ:「ああ。よくわかんねえが任せたぜ」
GM:フランシスがシエルのもとに向かうと、血だらけの極剣一郎が立ち上がろうとするところであった。
極剣一郎:「こんなところで殺されてたまるものか!私は神にも等しい力を手に入れるのだ!」
フランシス・ガーランド:「……こいつが、極剣一郎」
シエル・ル・ノワール:「おっかしいね、自分で頼んだのにねぇ」
フランシス・ガーランド:「それでも、選んだのはお前だよシエル ……ありがとう」
シエル・ル・ノワール:「かんけーないよ、わたしはわたしのお使いするだけだからね」
シエル・ル・ノワール:「それでだれかがありがとうっていうなら、貰えるものは貰っておくけどね!」
極剣一郎:「この場から脱すれば、私が作り上げた武器の軍団がある。なんとしてもここから逃げねば……!」
GM:血走った目で男は言う。
極剣一郎:「そのためには……。そうだ、やつを……!」
GM:極剣一郎は《堕ちる絶望》を使用!蛇神ザジに衝動判定が発生する!
GM:さらに判定のダイスに対して《盲目の羊》を使用。判定は自動失敗となる。
GM:侵蝕率が上昇し、蛇神ザジは暴走する!
GM:影の蛇が荒れ狂い、周囲のものを暴れ壊しているのがキミたちには見える!
極剣一郎:「ハハハ!そいつの相手でもしているがいい!私の計画は絶対に狂わんぞ!」
フランシス・ガーランド:「ザジ! ……お前が、なにかしたのか」
フランシス・ガーランド:「ああ、待ってろって言ったのに……!あの阿呆!」
極剣一郎:「フン、実験の失敗作にはお似合いの末路だ!マスターエージェントであるこの私に利用してもらえてやつも幸せだろう!」
フランシス・ガーランド:「どこまでも糞野郎だなお前は!死ね!」
フランシス・ガーランド:そう言いながら、ザジに走り寄りたいです!
GM:マスターアームズはシーンから退場!
GM:あとには暴走するザジだけが残される!
GM:蛇のような瞳の少年は手当たり次第に辺りを破壊している!
シエル・ル・ノワール:逃げたマスターアームズを追いかけたいです!
シエル・ル・ノワール:追い詰めて!殺す!
GM:了解です!
GM:と思ったけど、暴走した蛇神ザジが妨害してくるので、今シーンから退場するのは難しいな。
シエル・ル・ノワール:おっすおっす
フランシス・ガーランド:「ザジ……!」駆け寄り、彼の暴走を止めようとするが、影の蛇に殴り飛ばされる。
フランシス・ガーランド:「ーーーッ!!」
フランシス・ガーランド:「聞こえてないのかよ!止まれよ、やめろよっ!」
フランシス・ガーランド:「私に、お前を殴らせんなよ……っ!」
GM:蛇の鳴き声のような悲鳴だけが辺りに響く!
シエル・ル・ノワール:「むぅ……。よし、ここでもう一つのお使いもやっちゃおう!」
GM:ちなみにフランシスさん。
フランシス・ガーランド:はい。
GM:蛇神ザジのロイスはどうなっていますでしょうか。
フランシス・ガーランド:アダ友/“オフューカス”蛇神ザジ(へびがみ・ざじ) ○懐旧/不安/ロイス
フランシス・ガーランド:ロイスのままになっております。
GM:では、〈意志〉で難易度11の判定を行っても構いません。
フランシス・ガーランド:了解です。
GM:成功すれば、彼の暴走を止めることができる。
フランシス・ガーランド:責任重大だ!
フランシス・ガーランド:3DX10
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[4,10,10]+9[3,9] → 19
GM:成功!
フランシス・ガーランド:成功しました!
GM:あなたは蛇神ザジの叫びの中にかすかに助けを求める声を聞き取ることができる。
フランシス・ガーランド:荒れ狂う影の蛇を、“トト”がいなし、一歩ずつ近寄る。
フランシス・ガーランド:「……お前が、この手を引いて、私を自由にしてくれた」
フランシス・ガーランド:一歩。
フランシス・ガーランド:「だから私は、この手を、嫌いにならなくてすんだんだ」
フランシス・ガーランド:一歩。
蛇神ザジ:「ァ……」
フランシス・ガーランド:「お前は……友達なんだ」
GM:蛇のような瞳がキミを見る。
フランシス・ガーランド:ザジの目の前にたどり着き
フランシス・ガーランド:両腕で、抱きしめます。
フランシス・ガーランド:「……お前だけは、この腕で、傷つけたくない」
GM:荒れ狂っていた蛇の影は静かに収まっていく。
蛇神ザジ:「……フランシス」
フランシス・ガーランド:「……ずっと、言いたかった」
フランシス・ガーランド:「私こそ、ありがとう……自由に、してくれて」
フランシス・ガーランド:ぎゅっ。
蛇神ザジ:「救われたのは俺の方だったんだよ。あれは何もない空っぽの俺がした、始めてのことだった。お前が俺の手を取ってくれた時に俺は救われたんだ」
蛇神ザジ:「俺さあ、今でもずっとお前の手を引いていたつもりだったけど、違ったんだなぁ」
GM:ザジはキミを抱きしめ返そうとして、そのまま意識を失う。
GM:これで彼がこのシナリオでジャーム化することはない。
フランシス・ガーランド:「……ザジ」
シエル・ル・ノワール:邪魔する奴がいなくなったようなので今度こそ殺しに向かうぞ!
GM:では、キミたちが殺しに向かったところでこのシーンは一度終了する!
フランシス・ガーランド:「……行こう。あれを放っておく訳にはいかない」
シエル・ル・ノワール:既にいなくなってる。
GM:ハヤイ。
フランシス・ガーランド:プロだ……
GM:フランシスがシエルを追っていったところでシーンは終了します。
【Middle/06】
GM:次のシーン、シーンプレイヤーは夏木くんだ!
夏木宗次:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 4[4]+83 → 87
GM:釣屋敷サウダーデは1人で街を歩いている。
釣屋敷サウダーデ:「これからどこに行こうかしら。……行くあてなんてないわよね」
釣屋敷サウダーデ:「お腹空いた……。でもお金もないし……」
GM:通行人と肩がぶつかる。
GM:「どこ見て歩いてんだ!」
釣屋敷サウダーデ:「ごめん、なさい」
GM:ふらふらとした足取りで歩いていた釣屋敷サウダーデはやがてうずくまるようにして道端の階段にしゃがみ込む。
釣屋敷サウダーデ:「夏木くん……」
釣屋敷サウダーデ:「お金、誰かからもらおう。何か売れるものとか……」
夏木宗次:階段の上、街灯の光に影が差し掛かる。
夏木宗次:「……本当は……」
夏木宗次:「……マクドナルドだって、あんまり行かないんだ。高いからさ」
釣屋敷サウダーデ:「夏木くん……?」
夏木宗次:ハンバーガーを、うずくまる釣屋敷の横に置く。
夏木宗次:「……。でも、お金がなくてももらえるものはあるだろ」
夏木宗次:「ぼくにくれた弁当の分とか」
釣屋敷サウダーデ:「今更、何のつもりよ。またお金のない惨めな女の姿でも見たくなったのかしら」
夏木宗次:「……っ、そ、」
夏木宗次:「そうだよ。わからないかな!」
夏木宗次:「ぼくがわざわざ……こんな、戻ってきて、カッコ悪い……こんな話、してるのはさ」胸元を抑える。
夏木宗次:「庶民に億万長者自慢をして優越感に浸りたいからさ……!そうだろう、釣屋敷!」
GM:険しい顔をしながらキミの話を聞く釣屋敷サウダーデが、キミを見た一瞬だけ嬉しそうな顔をしていた。そのことにキミは気付いていてもいいし、気付かなくてもいい。
釣屋敷サウダーデ:「お説教のつもり?私が嫌な女だったってことは十分によく分かったわ」
夏木宗次:「……そういうことじゃない……上手く、口にできないけど」
夏木宗次:「君に起こってることは、他人ごとじゃないんだ。全部。……くそっ、そんなこと言ったら、ぼくだって嫌な奴だよ!」
夏木宗次:「……正体を正直に言ったら、みんな離れていくか、友達じゃなくなる……!だからさ」
夏木宗次:「ぼくだって、もしかしたら……期待してたんだよ。100ecuと夏木宗次が同じ人間でも」
夏木宗次:「受け入れてくれる奴が……この世にいるかもしれないって」
釣屋敷サウダーデ:「……なんとなく、夏木くんにも事情があるんだろうなってことは分かっていたわ」
釣屋敷サウダーデ:「それでも裏切られたっていう気持ちの方が大きくて」
夏木宗次:「……分かってるよ。こんなこと、図々しい願望だ」
夏木宗次:「だから、本当に……弁当の分を、返しに来ただけ、だからさ」
夏木宗次:階段に置かれたハンバーガーの包みを、名残惜しげに見る。
釣屋敷サウダーデ:「これ、食べてもいいのかしら」
夏木宗次:「うん」
釣屋敷サウダーデ:「そう。それじゃあ」
GM:釣屋敷サウダーデはおずおずとハンバーガーの包装を開ける。
GM:そして不器用そうな感じにハンバーガーを半分にちぎってあなたに差し出す。
夏木宗次:「……いや」
夏木宗次:「なんでだよ、ぼくに」更に弱々しいツッコミ。
釣屋敷サウダーデ:「あの時のお弁当だって半分こしたじゃない。そうしなきゃ不公平でしょう」
夏木宗次:「……。そうだったね」受け取る。
夏木宗次:「……」無言で食べる。
夏木宗次:(これを食べ終わったら、今度こそ……お別れだろうな)一口ずつ。遅い。
夏木宗次:(……何も考えずに飛び出したけど、ぼくは、やっぱり……凄い奴らみたいな事はできない)
釣屋敷サウダーデ:「……2人で食べるとすぐになくなっちゃうわね」
GM:小さく、一口ずつ食べている。
夏木宗次:「……そうかな。君は、もう食べ終わった?」
GM:無言で首を振る。
夏木宗次:(――仲直りできる気になってただけだ。ぼくはFHで……一緒にいると、釣屋敷だって危険だ。それに……)
釣屋敷サウダーデ:「夏木くんがどういう気持ちだったのかは分からないけれど」
夏木宗次:(たぶん釣屋敷も、ぼくに幻滅したんだろう)釣屋敷の表情には気づいていなかった。
釣屋敷サウダーデ:「夏木くんが一緒にお弁当を食べようって言ってくれた時、私すごく嬉しかった」
夏木宗次:「……。ぼくみたいな、冴えない奴と一緒の弁当だぜ」
釣屋敷サウダーデ:「冴えない奴じゃないわ。夏木宗次くん、でしょう」
釣屋敷サウダーデ:「それに、寝るところもない私と一晩一緒にいてくれるって言ってくれた時。あの時も嬉しかった」
夏木宗次:「……。それだって、下心からの行動だったかもしれないじゃないか」掌で目元を押さえ、俯く。
釣屋敷サウダーデ:「下心だって何だって構わないわ。私はあなたと一緒にいられて嬉しかったの。それが事実だもの」
釣屋敷サウダーデ:「夏木宗次だとか100ecuだとか関係なく、あなたと一緒にいられることが私は嬉しいと思ったの」
夏木宗次:「そ……そうかい……。じゃあ、そんな気持ちを踏みにじって、本当に悪かったよ」
夏木宗次:「はは……じゃあ、ぼく、行くから」ヨロヨロと立ち上がる。
夏木宗次:ハンバーガーは半分も減っていない。
夏木宗次:数歩歩いて、止まる。
夏木宗次:「……釣屋敷」
釣屋敷サウダーデ:「ええ」
夏木宗次:ゴギャッ!!
夏木宗次:思い切り、自分の頬をブン殴る。
釣屋敷サウダーデ:「!?」
夏木宗次:「……ッ!!本当は!!!」釣屋敷に背を向けたまま叫ぶ。
夏木宗次:「ぼくだって、楽しかったんだ!!」
夏木宗次:「あの時……君が破産して、みんなが教室から出ていった時――」
GM:彼女は目を見張ってキミの背中を見ている。
夏木宗次:「君は、誰でも良かったと思ってたかもしれない……けれど!ぼくを……選んでくれたと思いたかった!他の誰でもなく、ぼくを!」
夏木宗次:「だから、もしそうだとしたら……ぼくだって、釣屋敷のことが特別だった!!」
夏木宗次:「……こんな、憎まれ口なんかじゃなくて」
夏木宗次:「本当はお礼を言いたかった。ずっと。……ありがとう、釣屋敷……」
夏木宗次:「……釣屋敷サウダーデ。はは」袖で目元を拭う。「何だよ。ちくしょう、この名前」
GM:キミは背中に暖かい感触を感じる。釣屋敷サウダーデが背中からキミに抱きついている。
釣屋敷サウダーデ:「ありがとうはこっちの台詞よ」
夏木宗次:「釣……」
釣屋敷サウダーデ:「でも、私があなたを選んだだなんて勘違いしてもらっちゃ困るわ。初めに会った時はあなたのことなんてどーでもいいと思ってたもの!」
釣屋敷サウダーデ:「……夏木くんが私の特別になったのはその後よ」
釣屋敷サウダーデ:「だから、もう一度チャンスをもらえないかしら。そうしたら次はきっと心から夏木くんのことを選ぶわ」
夏木宗次:「ぼくこそ……ほ、本当は」
夏木宗次:「嫌わないでくれよ……!酷いことばかり、言うかもだけどさ」
夏木宗次:「今のは……本当の……」
夏木宗次:唇を噛む。「マジなんだよ……」
夏木宗次:「……きっと、君を助けられる。金があっても、持ってる奴がぼくだと、世の中……できないことばかりだけどさ」
夏木宗次:「でも、自分を信じたいんだ。汚い金の力だったとしてもさ、もしかしたら、この力でヒーローになれて」
夏木宗次:「君みたいな奴から、褒めてもらえるかもしれないって……」
釣屋敷サウダーデ:「夏木くん」
釣屋敷サウダーデ:「……私だって一円もお金を持ってないし、性格は悪いし、世間の常識なんてこれっぽっちも知らないし、いいところなんて一つもないわ」
釣屋敷サウダーデ:「あ、夏木くん曰く顔はいいらしいけれど」
夏木宗次:「……お、おっぱいだって大きいぞ!」
夏木宗次:「当たってる」
釣屋敷サウダーデ:「今、言わなくてもいいじゃない。ちょっと、こっちまで恥ずかしくなってきたわ」
夏木宗次:「ご、ごめん……!ぼくも、は、恥ずかしくて」
釣屋敷サウダーデ:「あ、これ抱きしめ方を変えた方がいいのかしら。なるべく当たらない感じで……」
GM:釣屋敷サウダーデはもぞもぞと動く。
夏木宗次:「う、うわあ」ますます感触がヤバイ!
釣屋敷サウダーデ:「ひょっとして逆効果ね!?どうしましょう、夏木くん!」
夏木宗次:「い、いいよ!そのままでいい……!その、だからさ。あはは」
夏木宗次:「……素直じゃないよな。ぼくたち、どっちもさ」
釣屋敷サウダーデ:「ええ。全然素直じゃないわ」
釣屋敷サウダーデ:「それで、話を続けてもいいかしら」
夏木宗次:無言で頷く。
釣屋敷サウダーデ:「ええっと、それじゃあ……顔と胸以外、何一ついいところのない私、釣屋敷サウダーデは……」
釣屋敷サウダーデ:「ああ、もう!この言い方やめましょう!」
釣屋敷サウダーデ:「私は、他の誰でもなくあなたに助けてほしいと思っています!」
夏木宗次:「……!」
釣屋敷サウダーデ:「どうしますか、夏木宗次くん」
夏木宗次:「……。そう、か。もしもぼくが……実は、正体を知られちゃいけないスーパーヒーローでさ」
釣屋敷サウダーデ:「ええ」
夏木宗次:「……お腹を空かせて困っている君を、人知れず……助けてあげたりしたら」
夏木宗次:「君は」
夏木宗次:「ぼくのこと、凄い奴だって褒めてくれるかな」
釣屋敷サウダーデ:「当たり前じゃない。だって」
釣屋敷サウダーデ:「こんないいところなんて1つもない私に手を差し伸べてくれるようなひねくれていてお人好しで素直じゃない人なんて世界中どこを探したって1人しかいないもの」
釣屋敷サウダーデ:「そんな捻くれ者の素直じゃないお人好しは、私が褒めてあげるしかないじゃない」
夏木宗次:「……ははっ」ため息のような笑いだが、本当に嬉しそうに笑う。
夏木宗次:「これから、そうしてくる。だから信じて……待っていてよ。釣屋敷」
釣屋敷サウダーデ:「ええ。信じてるわ」
夏木宗次:ならば、再び走っていきます。
GM:では、その時、街の人たちがざわつき出す。
GM:人混みが何かを避けるように割れていく。
GM:向こうからやってくるのは体から血を流した白衣の男だ。
夏木宗次:なんだと……!見覚えはありますか!
GM:事件の調査資料に目を通しているのならば知っている。
GM:彼がマスターアームズだ。
極剣一郎:「アジトに戻りさえすれば……!戦力は整う!計画を最終段階に……!」
GM:彼はふとキミたちの方を見る。
夏木宗次:(……!マスターアームズ)
夏木宗次:釣屋敷との間に入る形で立つ。
極剣一郎:「……キミは、釣屋敷コンツェルンの」
夏木宗次:「本当。おあつらえ向きだぜ……そういうのさ」
釣屋敷サウダーデ:「えっ、あなた誰……?」
GM:釣屋敷は怯えるようにキミの背中にしがみつく。
夏木宗次:「“クセジュ”に殺られてなくて良かったよ。ぼくの事は無視か?」
夏木宗次:だが、足元は恐怖に震えている!
夏木宗次:マスターエージェント!一介の非戦闘員と比べた時、その戦闘力は、天と地だ!
極剣一郎:「……そうか。覚えてすらいないのか、自分が踏みにじった人間を。お前の会社のせいで私は莫大な借金を!」
GM:《ワーディング》が展開される!
極剣一郎:「どけ、虫けらが!」
GM:マスターアームズはキミを払いのけ、釣屋敷に手を伸ばす!
夏木宗次:「ど……く、かよ!」オーヴァードであるにも関わらず気絶しかねない、ワーディング密度の差!
夏木宗次:「この……ッ!!」生身で殴りかかるぞ!
GM:無数の刀剣が展開し、キミの攻撃を阻もうとするが彼は既に無敵ではない!
夏木宗次:だが、こちらも本体能力は普通の高校生並なのだ!
GM:では、【肉体】で対決してもらいましょうか
夏木宗次:なんということだ……!(頭を抱える)
GM:まずはマスターアームズが判定して目標値を出しましょう
GM:12dx
DoubleCross : (12R10[10]) → 10[1,1,3,3,5,6,6,6,7,9,10,10]+7[4,7] → 17
夏木宗次:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[4,5,8] → 8
夏木宗次:なんということだ……金は使えないのか!
GM:使えるかw
GM:では、マスターアームズはキミの体を容易くはね除け、乱暴に釣屋敷の体をつかむ!
夏木宗次:「ちくしょう……!待てよ!」
夏木宗次:再び殴りかかるが、刀剣で拳が切り裂かれる!
極剣一郎:「この女を殺すことを私の人生のケジメとしよう。私が神にも等しい力を手に入れ新しい人生を歩む前の、そのケジメだ」
夏木宗次:「う、ぐぅあ……はぁ、はぁ……!」
釣屋敷サウダーデ:「夏木……くん……」
夏木宗次:「うああ―ッ!!」またも無駄に殴りかかり、防壁に切り裂かれ倒れる!
極剣一郎:「虫けらめ。貴様ではマスターエージェントに勝つことはできん」
夏木宗次:(分かってるだろ夏木。無理だよ。ぼくらは2人とも、悪党で……幸せなんて高望みだって。でも)
夏木宗次:「ヒーローだって言ったろ……くそ、夏木……!」血まみれで、ヨロヨロと近づく。
夏木宗次:「……こんな……程度、格好、つけられなくて……」自爆と分かっていても、さらに拳を振りかぶり
極剣一郎:「無様な小僧め。何がヒーローだ」
夏木宗次:「言え、てるよ。まったく――」
GM:宙を浮く刀剣が夏木くんの体を切り刻む!
夏木宗次:「ゴフッ……っか!でもな。……でも、マスターアームズ」
夏木宗次:「ぼくは、君のことを調べてるんだぜ。……君には実は、すごい弱点がさ、……あるんだよ」
夏木宗次:「この言葉を聞くと、死んじゃうって弱点」
極剣一郎:「この私に弱点だと?ハッ、何をバカなことを」
夏木宗次:「……ふ、はは!知りたいか?……知りたいよな……?かはっ、けほっ!」既に立っていられない!倒れる!
夏木宗次:「……」
夏木宗次:「――『王様の耳はロバの耳』」
シエル・ル・ノワール:シエル・ル・ノワールの侵蝕率を+2(1d10->2)した (侵蝕率:92->94)
シエル・ル・ノワール:マスターアームズを射撃したいです!
GM:では、シエルは感覚で判定を!難易度は先程と同じ17!
シエル・ル・ノワール:感覚か……陽炎の衣使います。これでダイスが増える
シエル・ル・ノワール:94→97
シエル・ル・ノワール:10dx=>17
DoubleCross : (10R10[10]>=17) → 9[1,1,3,4,5,8,8,9,9,9] → 9 → 失敗
シエル・ル・ノワール:マスターアームズのロイスを昇華します
GM:!?
シエル・ル・ノワール:1d10+9
DoubleCross : (1D10+9) → 3[3]+9 → 12
シエル・ル・ノワール:100ecuのロイスを昇華します
シエル・ル・ノワール:1d10+12>=17
DoubleCross : (1D10+12>=17) → 10[10]+12 → 22 → 成功
夏木宗次:や、やった……!すごい!あなたこそプロ!
シエル・ル・ノワール:マスターアームズの背中に無数の剣が生える。
極剣一郎:「……な……に?」
シエル・ル・ノワール:否、刺さったのだ。知覚不可の死角からの攻撃。
シエル・ル・ノワール:「あはっ!」
GM:口から夥しい量の血を吐く。
シエル・ル・ノワール:「だから……契約は果たすって言ったよね」
極剣一郎:「バカな!もう先程のジャームを片付けて来たというのか!?」
シエル・ル・ノワール:「だめだめ、片付けるとかそういうのじゃないんだってば」
GM:マスターアームズは抱えていた釣屋敷の体を落とし、その場から飛び退く。
シエル・ル・ノワール:「私はなにを知っている?――それは、貴方への近道!」
夏木宗次:「……“クセジュ”。来てくれると思ってた」血まみれの顔で、笑う。
夏木宗次:「クーデグラは……そういう、プロだからさ」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ!とーぜん!」
極剣一郎:「近道……だと……!」
シエル・ル・ノワール:「知っらない、見っつけられない、分っからない」
シエル・ル・ノワール:「分かんないものはどうしようもないから、わたしはだーれも見つけらんなかったよ!」
シエル・ル・ノワール:「放っておいても、あの子達が倒してくれるしね!」
シエル・ル・ノワール:「あ、そろそろかな!」
フランシス・ガーランド:出ましょう。
フランシス・ガーランド:1d10+90
DoubleCross : (1D10+90) → 6[6]+90 → 96
フランシス・ガーランド:「……既にキリタニに連絡済、じきにアジトも押さえられるだろう」携帯電話をしまいながら、登場。
フランシス・ガーランド:「詰んだよ、お前」
極剣一郎:「貴様、先程の小娘か……!あのジャームの仇討ちというわけか!」
フランシス・ガーランド:「ジャームなんかじゃあない。あいつをお前と一緒にするな……!」
フランシス・ガーランド:既に極剣一郎のワーディング下。人目を気にする必要も無い、高々と第三腕を掲げる。
フランシス・ガーランド:「お前は許さん。この私がぶちのめす。この腕で、だ!」
極剣一郎:「フン、たかだか三人程度でマスターエージェントに敵うとでも思っているのか!」
円城 鋼:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 7[7]+75 → 82
円城 鋼:「数を頼みにするのなら、当てが外れたな。隠し球はあるにせよ――大方は、潰させてもらった」
円城 鋼:“マスターアームズ”の足元に、炭化した武器の残骸が投げつけられる。
夏木宗次:「!円城クン……」
極剣一郎:「何ィ!?貴様は……!」
夏木宗次:「ふ、やっぱ君は、そういう奴だよな。本当……尊敬するぜ……」
円城 鋼:「先回りするのは骨が折れたけれど、逃げた先にご自慢の軍勢は、もういない。――お膳立てはしたぞ、夏木」
円城 鋼:赤熱した灰を、同じように赤熱した大剣で振り払い、夏木に微笑みかける。
極剣一郎:「バカな!バカなーッ!私の計画が!」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ご主人様、一つだけどうしても伺っておかねばならないことがあります」
GM:キミの手に握られていたゾディアックウェポンが人の姿に変る。
円城 鋼:問いかけに、ああ、と頷く。
ゾディアックウェポンぽい娘:「ヤツを倒せば今度こそ私はただの武器に戻ります。二度とこうして普通にお喋りしたり触れ合ったりすることはないでしょう」
ゾディアックウェポンぽい娘:「それでもご主人様はヤツと闘うのですね?」
ゾディアックウェポンぽい娘:「……いえ、ご主人様の答えは初めから分かっております。長い付き合いですもの」
円城 鋼:向けられる視線と言葉。それを、とても名残惜しいものだと思う心は、確かにある。けれど?
ゾディアックウェポンぽい娘:「ですので、これは最終確認というか、気持ちの整理というか」
ゾディアックウェポンぽい娘:「とにかくそういうやつです。ですので、ご主人様は何も心配する必要はございませんよ」
円城 鋼:「――ああ。今までも、そしてこれからも。形はどうあっても、君は俺の相棒で――」
GM:キミの隣で褐色肌の少女は胸を張って笑う。
円城 鋼:その手をもう一度、しっかりと握る。
円城 鋼:「俺には、君が必要だ。力を――貸してほしい」
円城 鋼:少女の視線を、正面から受け止めて、応える。
ゾディアックウェポンぽい娘:「……そのお言葉をこうして直接聞くことができただけで私は十分に幸せ者です」
ゾディアックウェポンぽい娘:「参りましょう、ご主人様!」
GM:少女はキミの手を強く握り返す!
フランシス・ガーランド:(……ザジ。お前のやったことは、決して無駄ではなかったよ)
GM:キミの手の中で少女は灼熱の剣へと姿を変える!
円城 鋼:「――お前にとって武器がどういう存在なのかは、あの軍勢の扱いを見ればよくわかる。だが?」
円城 鋼:手の中の重みを確かめながら、“マスターアームズ”を見る。
円城 鋼:「絆は、人と人だけが結ぶものじゃない。それをお前には――身を以って知ってもらう」
極剣一郎:「黙れ!武器とは力を得るための道具だ!貴様たちなど圧倒的な武力の前では何の価値もないということを思い知らせてやる!」
GM:極剣一郎の前に武器人間の兵士たちが現れる!
GM:シエルがマスターアームズを妨害する判定に成功したため、その数は半分になっています。
夏木宗次:なるほどなるほど
フランシス・ガーランド:なるほど、そういう影響が
GM:彼がアジトに辿りつけていれば、もっと敵戦力が増える予定でした。
円城 鋼:おお、ありがてえ…。
極剣一郎:「チッ、兵力はたったのこれだけか!ならば、直接私の手で切り刻むのみ!」
GM:マスターアームズの抱える無数の武器が宙を舞う!
GM:このままクライマックスに突入だ!
円城 鋼:いえっさー!
【Climax/01】
GM:クライマックスフェイズ!
GM:PCは全員登場!
シエル・ル・ノワール:シエル・ル・ノワールの侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:97->105)
フランシス・ガーランド:96+1d10
DoubleCross : (96+1D10) → 96+6[6] → 102
円城 鋼:1d10+82
DoubleCross : (1D10+82) → 2[2]+82 → 84
夏木宗次:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 10[10]+87 → 97
極剣一郎:「他者を寄せ付けぬ圧倒的な武力!それを有する者こそが富を!地位を!名誉を!全てを手にするのだ!」
GM:マスターアームズの操る武器はいずれも名のある名刀や大業物ばかりだ!
夏木宗次:「……マスターアームズ。君は物凄い奴だよ。……マスターの称号なんて、簡単にもらえるようなものじゃあない」
夏木宗次:「FHで一番の武器の使い手ってことは、ぼくが戦っても、絶対勝てないって意味だ……」
夏木宗次:「……でも、そういう奴だよ」
夏木宗次:「そういう奴をもしもぼくが倒しちまったりしたら、ぼくは本当に……コホッ、くそっ、喋ってる途中だ……」
フランシス・ガーランド:「確かに、腕は立つのかもな。しかしあれだけ発言が三下臭ければ、マスターなどという名もそう大したものでないように思えてしまうな」
フランシス・ガーランド:「こんなヤツに……全く、友人は選べというのだ、あの阿呆め」
夏木宗次:「……君みたいなのに勝ったら、凄いって、認めてもらえるよな。……本当、恨みもないし、釣屋敷やぼくは、殺されても仕方ない人間だけど」
夏木宗次:「それがFHだ。……ぼくの欲望のために、ここでブチ殺させてもらうぞ。マスターアームズ」
釣屋敷サウダーデ:「信じてるわ……夏木くん……」キミの背後で意識を失って倒れたままの釣屋敷がポツリとつぶやく。目元を涙がつたう。
円城 鋼:「…状況だけ見ればFHの内輪もめ、だな。本当なら、夏木やノワールを含めて、全員を相手にすべきなんだろうけど――」
円城 鋼:「今の俺は、友達の助っ人だ。それに?あれの在り方は、剣持つ者の一人として、見過ごせない」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ!あはははっ、もうすぐだから」
シエル・ル・ノワール:「もうすぐ、あなたの願いは叶うよっ!“マスターアームズ”!」
極剣一郎:「力の本質を理解できぬクズどもめ!ならば、私が真の武力というものを教えてやろう!」
GM:マスターアームズの周囲に展開する無数の名刀が尋常ではない殺気とともにキミたちに向けられる!
GM:その鋭い殺意はキミたちの体内のレネゲイドウイルスまでも貫くほど!
GM:衝動判定を!
GM:〈意志〉で難易度は9です!
シエル・ル・ノワール:5dx>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 10[3,4,5,9,10]+3[3] → 13 → 成功
シエル・ル・ノワール:105+2d10
DoubleCross : (105+2D10) → 105+15[8,7] → 120
夏木宗次:2dx+1>=9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 9[8,9]+1 → 10 → 成功
夏木宗次:97+2d10
DoubleCross : (97+2D10) → 97+17[10,7] → 114
フランシス・ガーランド:4dx10>=9
DoubleCross : (4R10[10]>=9) → 10[1,2,5,10]+2[2] → 12 → 成功
フランシス・ガーランド:2d10+102
DoubleCross : (2D10+102) → 6[5,1]+102 → 108
円城 鋼:4dx+3>=9
DoubleCross : (4R10+3[10]>=9) → 9[2,4,5,9]+3 → 12 → 成功
円城 鋼:成功の
円城 鋼:2d10+84
DoubleCross : (2D10+84) → 15[7,8]+84 → 99
円城 鋼:ゥボァー!?
GM:全員成功か!なんたる意志の強さ!
GM:では、このまま戦闘を開始しましょう!
GM:敵はマスターアームズ極剣一郎と離れて同エンゲージに武器マンのトループが2つ!
GM:エンゲージの距離はそれぞれ5メートルずつです
GM:行動値はマスターアームズが10で、武器マンのトループが9
GM:説明はこんなところですかね
アームズ
5m
武器マン1 武器マン2
5m
夏木 円城 フラン シエル
GM:そういえば釣屋敷がさらわれていれば、マスターアームズが彼女に危害をくわえるので戦闘にかかったラウンド数によっては彼女は死亡する予定でしたが、それもなくなってしまいました
GM:GMはとても残念です
夏木宗次:やめてくれーッ!(高橋邦子)
GM:そんなわけで戦闘開始だ!
GM:まずはセットアップから!
シエル・ル・ノワール:なし
円城 鋼:セットアップは無し。
フランシス・ガーランド:どうしよう……使うか!
GM:マスターアームズと武器マントループもなし。
夏木宗次:ございませんドスエ
フランシス・ガーランド:ブラックアビスを使用!
フランシス・ガーランド:このターンの判定にダイス+2、侵蝕率+10
フランシス・ガーランド:118に。
GM:くっ強いぜ
GM:ではラウンド進行開始だ
GM:1ラウンド目
GM:最初の行動は16のシエルからです。行動値16もあんの!?
シエル・ル・ノワール:ピュアエンハイですからね!(二回目
シエル・ル・ノワール:ウェポンケーズを使ってオートでフラググレネードを装備
シエル・ル・ノワール:マイナー:陽炎の衣 120→123
GM:あ、フラググレネードって嫌な予感がします
シエル・ル・ノワール:メジャー:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》 対象は武器マンのエンゲージ
シエル・ル・ノワール:「ハンプティ・ダンプティが塀に座った」
シエル・ル・ノワール:「ハンプティ・ダンプティが落っこちた」
シエル・ル・ノワール:「王様の馬と家来の全部がかかっても」
シエル・ル・ノワール:「ハンプティを元に戻せなかった」
シエル・ル・ノワール:12dx7+6
DoubleCross : (12R10+6[7]) → 10[1,2,3,3,3,6,7,7,7,8,9,10]+10[3,5,5,7,7,8]+10[4,5,9]+6[6]+6 → 42
GM:だが、こいつらのデータはミドルのやつらよりも強いのだ!ドッジを宣言!
GM:一体目!
GM:11dx
DoubleCross : (11R10[10]) → 10[4,4,4,5,6,6,7,8,10,10,10]+9[4,9,9] → 19
GM:失敗!
GM:二体目!
GM:11dx
DoubleCross : (11R10[10]) → 10[1,2,3,6,6,6,8,8,9,10,10]+10[1,10]+3[3] → 23
GM:ダメだー!二体とも命中!
シエル・ル・ノワール:ケースには触れてすらいない。
シエル・ル・ノワール:武器マンの目の前にいきなり手榴弾が現れる。
シエル・ル・ノワール:DRいきます。
GM:どうぞ!
シエル・ル・ノワール:5d10+2d10+18+3+5
DoubleCross : (5D10+2D10+18+3+5) → 28[6,3,10,1,8]+14[8,6]+18+3+5 → 68
シエル・ル・ノワール:装甲有効です。
GM:あ、ダメだこれ。
シエル・ル・ノワール:それと先程のマスターアームズの攻撃の攻撃力が3多かったです、申し訳ありませんでした。
GM:3くらいそんな関係ないよ!
シエル・ル・ノワール:123→127
GM:そして武器マン(イノセントブレード)と武器マン(伝説の白鞘)は戦闘不能!
GM:バカな……。まだ何もしてないぞ
シエル・ル・ノワール:「ふふっ、まるでハンプティみたいだね!“マスターアームズ”!」
イノセントブレード:「例えこの道が誤った道だとしてもキミだけはこの手で」
伝説の白鞘:「なんやワレェ!やるんかいコ」
シエル・ル・ノワール:手榴弾が爆発して消滅!
GM:瞬間、二体とも跡形なく消し飛ぶ!
アームズ
5m
円城 フラン シエル
5m
夏木
極剣一郎:「バカな……!私の武器軍団が一瞬で全滅だと……?」
極剣一郎:「許さん!許さんぞ、シエル・ル・ノワール!」
GM:さあ、次は行動値10のマスターアームズの行動だ!
円城 鋼:来るがいい…!
GM:マイナーで《インフィニティウェポン》+《猛毒の雫》を使用!邪悪めいて無数の武器が展開する!
GM:メジャーで《コンセントレイト:ソラリス》+《アドレナリン》+《カスタマイズ》+《ギガノトランス》+《カスタマイズ》を使用!
GM:対象は四人全員!
GM:命中判定いきます
GM:20dx7+6
DoubleCross : (20R10+6[7]) → 10[1,1,1,1,1,1,2,2,3,4,5,6,6,6,7,8,8,9,10,10]+10[1,4,5,5,8,10]+10[7,8]+4[2,4]+6 → 40
夏木宗次:おのれーッ!来い!
GM:達成値は40!
フランシス・ガーランド:ガード値ない!ドッジするしかないぜ!
シエル・ル・ノワール:4dx+1>=40 ドッジ
DoubleCross : (4R10+1[10]>=40) → 10[8,9,9,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗
夏木宗次:5dx 信じてるぞ夏木くん!
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[1,3,3,7,10]+2[2] → 12
夏木宗次:ギェーッ!
シエル・ル・ノワール:カバーおくれやす!
フランシス・ガーランド:肉体7、DB3、ブラックアビスの効果で+2か
フランシス・ガーランド:12dx10
DoubleCross : (12R10[10]) → 10[1,1,2,3,3,3,4,5,6,6,10,10]+9[3,9] → 19
フランシス・ガーランド:頑張ったが、だめだ!
円城 鋼:ふ、む。食らうと邪毒か。面倒な。
円城 鋼:まずシエルをカバー。フランシスに《砂塵の城壁》。
円城 鋼:この場合、《砂塵の城壁》のバックファイアでHP減少→攻撃のダメージ、という順番の処理になりますでしょうか。
フランシス・ガーランド:メインプロセスの終了時、なのでバックファイアダメージ受けるのは攻撃ダメージ適用後、最後だと思いますよー
GM:効果の処理的にそうなりそうですね。
GM:そしてコンボ表記の2つ目の《カスタマイズ》は《クリスタライズ》の誤りでした
円城 鋼:というわけで、シエルのダメージはゼロに。フランシスのダメージはこちらで引き受けましょう。耐えてくれ、夏木…!
GM:では、問題なければダメージをいきましょう
GM:マスターエージェント専用エンブレム「最強の一振り」の効果もあるためさらに攻撃力は+5点だ!
夏木宗次:つよい
フランシス・ガーランド:一振り……?
GM:5d10+20
DoubleCross : (5D10+20) → 28[7,3,8,7,3]+20 → 48
円城 鋼:一振りとは一体。
GM:48点、装甲無視!
GM:さらにダメージを喰らうと邪毒3レベルだ!
夏木宗次:装甲無視ならなおさら耐えられないので、私はやられますねw
円城 鋼:「……!」
円城 鋼:巨大化した刃が迫る中、ゾディアックウェポンを振るう。攻撃を迎撃するには早すぎて、大量の灰を撒き散らすだけの行動は、しかし。
円城 鋼:フランシスとシエルの前に、赤熱した灰の防壁を出現させた。
極剣一郎:「フハハハハ!これが!圧倒的な力の差というものだ!」
シエル・ル・ノワール:「サンキュー!」 ロイスを取得します-/円城鋼/感謝:○/無関心/ロイス
フランシス・ガーランド:遅くなりましたが、《デモンズウェブ》。対象は夏木君。
フランシス・ガーランド:48-4d10
DoubleCross : (48-4D10) → 48-12[4,3,3,2] → 36
フランシス・ガーランド:全然ダメだった!ごめんよ!
GM:残念!
GM:では、2人はダメージの処理を!
夏木宗次:敵/マスターアームズ/羨望/脅威:○/タイタス を取得、復活!
円城 鋼:「刃を振るうことが“力”だと言うなら?それは、俺には通じない」
円城 鋼:灰の壁に打ち込まれた攻撃は、打撃に対してあるべき手応えを返さない。
円城 鋼:さらりと崩れ去るそれは、与えられたエネルギーの全てを熱に変えて、鋼の身体へと送るのみ。
フランシス・ガーランド:夏木くんへの攻撃に反応し、“トト”が伸びる。が、攻撃の一部を跳ね返したに過ぎない。
フランシス・ガーランド:「ちいっ、円城のように上手くはやれんか……!」
夏木宗次:“トト”の力で減衰した威力でなお、ぶっ倒れる!本当に貧弱!
夏木宗次:「……ッくそ!」口の端から血を拭う!オーヴァード再生能力も、生命を繋ぎ止める最低限しか機能しないレベル。
夏木宗次:「ガーランド、君もしかして今、ぼくのこと……足手まといだと思っただろ!」
夏木宗次:「せっかく守ってもらったのに、こんなザマだもんな……でも、見てろよ……!」
フランシス・ガーランド:「……その意気だ。足手まといでないことを証明して見せろよ」
フランシス・ガーランド:「少なくとも、私は足手まといを助けたつもりはないのだからな。期待してるよ」
GM:では、次は行動値8の鋼くんの番です
フランシス・ガーランド:多分行動値修正で5になってますね
円城 鋼:です、防具で下がります。修正し忘れてたな。
円城 鋼:おっと、ダメージ食らったのでリザレクトを宣言。
円城 鋼:1d10+99
DoubleCross : (1D10+99) → 4[4]+99 → 103
GM:ああ、なるほど。下がっているのか。
円城 鋼:というわけで、夏木くんが先になりますね。
GM:では、先に夏木くんの行動です。
夏木宗次:「……円城クン、……君もだぞ」
夏木宗次:「信じらんないよな、ぼく……。バカな事をしたよ。君や釣屋敷の前で、よりによって、あんな……自分の正体を晒すなんてさ」
夏木宗次:「何の得にもならない。また無駄に自分を追い詰めて、苦しむだけだって分かってたのに」
円城 鋼:「そうだな。君はとても迂闊なことをした。でも――」
円城 鋼:「誓うよ。君が何かに一生懸命である限り――俺は君を、決して笑わない」
夏木宗次:「だから!!!」携帯電話を開く。
夏木宗次:「そういうところだよ!君の!……あの時、君、ぼくを褒めようとしただろう!」
夏木宗次:「釣屋敷を大事に思ってるから、凄いって?そんな程度のこと……君らのほうが、ずっと当たり前に……!」
円城 鋼:――彼は、夏木は既に答えに辿り着いている。なら、自分がこれ以上、何か言う必要はない。
円城 鋼:そう感じ取って、ただ前を向く。
夏木宗次:「『君の心が何よりの力だぜ』とか……!そういう『頑張ったで賞』みたいなのはいらないんだよ!ぼくは!」
夏木宗次:「――ぼくは、“100ecu”だぜ!舐めるなよ!君の敵の、FHエージェントだ!!」
夏木宗次:「もっと……『敵に回したら俺はブッ殺される』くらいの……!そういう危機感で、君に認めて欲しかったんだ!!」
夏木宗次:エンゲージから5m下がる!
アームズ
5m
円城 フラン シエル
5m
夏木
夏木宗次:《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《クリスタライズ》!武器はアンチマテリアルライフル!
夏木宗次:マスターアームズを撃つぞ!
GM:命中判定をどうぞ!
夏木宗次:13dx7 ガード不可
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,1,2,6,6,6,6,8,8,8,9,10,10]+10[1,4,5,5,5,10]+10[8]+3[3] → 33
GM:では、ドッジするしかあるまい!
GM:14dx+3
DoubleCross : (14R10+3[10]) → 10[1,1,3,4,4,4,5,5,5,7,8,8,9,10]+3[3]+3 → 16
GM:回避失敗!
GM:ダメージを!
夏木宗次:4d10+32 装甲無視
DoubleCross : (4D10+32) → 23[2,2,9,10]+32 → 55
GM:いいダメージだ!だが、まだ半分以上HPはある!
夏木宗次:「ぼくは……“100ecu”だ。11月13日――『悪意の3時間』、察知して売り抜けられた個人投資家は、ぼくだけだ!」
夏木宗次:「クローズアップ現代!たった2分だけだけど、ニュースにも出た!ぼくは……誰よりも……!」
夏木宗次:マスターアームズの頭上に、夜よりも濃く、影が落ちる!
極剣一郎:「あれは……!?」
夏木宗次:「――喰らえ」
夏木宗次:精密誘導爆弾!どこの所属の飛行物体なのか?調達するのにどれだけの金額が必要なのか?
夏木宗次:……その現象からは、この場にいる者には理解できない!あらゆる形に変化する事こそが、金の力の本質だ!
極剣一郎:「避けきれん……!」
夏木宗次:マスターアームズを巻き込み、爆光が市街を照らす!夏木自身も余波を受け、もんどり打って倒れる。
夏木宗次:114→122
GM:マスターアームズは爆発にもろに巻き込まれ、半身を焼かれる!
夏木宗次:「ざまあみろ、くそっ……この程度じゃ、死なないだろうけど」
夏木宗次:「こいつが……ぼくの力だ……!」
極剣一郎:「マスターエージェントであるこの私があのような小僧に!なんたる屈辱だ……!」
極剣一郎:「許さん!原型も残らんほどに切り刻んでやるぞ、小僧!」焼け焦げた顔でマスターアームズは叫ぶ!
GM:今回は前回中断した、ラウンド進行の途中からになります
円城 鋼:あい、さ。夏木くんの攻撃が終わったところ、でしたね。
GM:ラウンド進行、次の行動は行動値1の鋼くんの番です
円城 鋼:うす。待機で。
GM:了解です。
GM:では、最後に行動値0のフランシスの行動になります。
フランシス・ガーランド:はいな。
フランシス・ガーランド:マイナー、なし。
フランシス・ガーランド:すいません、嘘です。
GM:はいw
フランシス・ガーランド:マイナーで《破壊の爪》。
フランシス・ガーランド:“トト”が一回り膨れ上がり、手のひらが硬く結ばれ、拳となる。
フランシス・ガーランド:侵蝕率+3
フランシス・ガーランド:そしてメジャー。《コンセントレイト:エグザイル》《伸縮腕》《ジャイアントグロウズ》
フランシス・ガーランド:ダイス7、侵蝕値ボーナスで+3、さらにブラックアビスで+2
フランシス・ガーランド:12dx7+3
DoubleCross : (12R10+3[7]) → 10[1,2,3,3,3,4,5,7,7,8,8,9]+10[5,5,7,8,9]+4[1,1,4]+3 → 27
GM:マスターアームズはインフィニティウェポンを使用してガード!
フランシス・ガーランド:ガード値・装甲ともに有効です。では、ダメージを出します。
GM:お願いします。
フランシス・ガーランド:5d10+10
DoubleCross : (5D10+10) → 25[3,4,2,7,9]+10 → 35
フランシス・ガーランド:「私はドロシー。旅の友は無く、魔法の靴も無く」
フランシス・ガーランド:「この世界には、エメラルドの都も、魔法使いも無く」
フランシス・ガーランド:「ならば私は、どこに帰ればいい?私はどうすればいい?」
フランシス・ガーランド:「――私自身が、魔法使いになるしかない」
フランシス・ガーランド:「知恵と、心と、勇気は。初めからここにあるのだから」
フランシス・ガーランド:呟き、念じる。背中より伸びたる第三の腕が伸び、極剣一郎を正面から殴りつける。
GM:マスターアームズは宙に浮かんだ無数の剣を使いキミの攻撃を阻もうとする!
フランシス・ガーランド:そのまま、無数の剣で傷つきながら、愚直なまでにその拳は真っ直ぐ進む。
フランシス・ガーランド:どれだけダメージが軽減されたかは分からない。が、その拳は確かに、極剣一郎に届いた。
フランシス・ガーランド:「ここに、勇気はあるのだから……!」
GM:真正面から殴り飛ばされた極剣一郎は血を吐く!
極剣一郎:「バカな!そのようなもので、私の剣を……!」
フランシス・ガーランド:「この愚かなまでの真っ直ぐさは、友人から学んだものだ。貴様には理解できないものだろう」
フランシス・ガーランド:「故に、効く。」
極剣一郎:「理解などできるものか!私がどれだけ剣に時間と金をかけたと思っている!それこそが至高の力なのだ!」
フランシス・ガーランド:「元より理解など求めていない。死ね。死んで償え。私は貴様を許さん」
フランシス・ガーランド:侵蝕値+9、ターンエンドでございます。
極剣一郎:「クソ……!旧計画の出来損ないの分際で……!」
GM:では、最後に改めて待機した鋼くんの番です。
円城 鋼:「金、か。…ああ、確かに。金も立派な力のひとつだ。だけど?」
円城 鋼:「どのような力であれ。それを以って他者を侮辱することは、許されない」
円城 鋼:赤熱する大剣を振るい、灰を巻き上げながら、“マスターアームズ”を睨む。
夏木宗次:(ちくしょう、耳が痛いよな)血まみれで倒れたまま、弱く笑う。
円城 鋼:その言葉は、一体誰に向けたものなのか。口にした当人も、よくわかっていないのか?。
円城 鋼:(といったところで待機のまま行動放棄でございます)
GM:了解です。
GM:これでこのラウンドは全員行動終了。
夏木宗次:(……どうして、ガーランドも。“クセジュ”も……円城クンも、こんなに強くて、自分を信じられるんだろうな)
夏木宗次:(マスターエージェントと戦うなんて……そんな相手、もう……ぼくの人生で最後の戦いだと、思っていたのに)
夏木宗次:(こいつらはそう思っていない。)
GM:クリンナッププロセスです。
GM:マスターアームズの攻撃で邪毒を受けた人はダメージが発生する。邪毒3LVなので9点のダメージ!
夏木宗次:ギャアーッ!!
夏木宗次:アッ生きてる!3点残った!
夏木宗次:俺は生きてるぞーー!!
円城 鋼:“マスターアームズ”に[脅威/侮蔑●]でロイスを取得、タイタス化。これを昇華して…ええと、HPは4か。
円城 鋼:ん、邪毒を消しておきましょう。
フランシス・ガーランド:庇ってもらったので邪毒なし!
極剣一郎:「フハハハハ!お前たちも私と同じ苦しみを味わうがいい!長年の借金生活によるあの地獄のような苦しみをな!」
夏木宗次:「ぐうっ、痛ッつ……!」全身に食い込んだ刃の破片が、さらに体を苛む。
シエル・ル・ノワール:カバーしてもらったのでなし
夏木宗次:「破片になっても武器は武器ってことかよ……!……どうする……夏木……」
極剣一郎:「その苦しみの中で私の大いなる計画の邪魔をしたことを悔いるがいい!」
GM:鋼くんはどうします?
円城 鋼:あい、上記のとおり、邪毒を消しておきます。HP4のまま。
GM:了解です。
GM:マスターアームズの周囲に新たな刀剣群が展開し始める。
夏木宗次:「マジ、か……!」
夏木宗次:「今壊したので全部じゃないのかよ!」
フランシス・ガーランド:「まだまだ奴も粘る気満々という事だ、夏木。諦めて歯を食いしばれ」
GM:まずセットアップからです。
シエル・ル・ノワール:なし
円城 鋼:ありません。
夏木宗次:なし
GM:ここからは2ラウンド目に入ります。
フランシス・ガーランド:ありません!
GM:マスターアームズも何もなしです。
GM:では、2ラウンド目!
GM:最初は行動値16のシエルの番です。
シエル・ル・ノワール:了解!
GM:全く困った行動値です。
シエル・ル・ノワール:「ふふっ!見える、見えるよぉ」 ケースを持っている
シエル・ル・ノワール:「貴方の少し先が見えるよぉ」
シエル・ル・ノワール:マイナー:《陽炎の衣》
シエル・ル・ノワール:127→130 ダイスボーナスでダイスが増える!
シエル・ル・ノワール:メジャー:セレリティ 二回行動発生
GM:に、二回攻撃!?
シエル・ル・ノワール:「まず、その手足がザックザク」
シエル・ル・ノワール:メジャー:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》 対象はマスターアームズ
極剣一郎:「これは……何かマズい!」
シエル・ル・ノワール:あ、イニシアチブでフラググレネードをステて、オートでヘヴィマシンガンを装備します
GM:了解です。
シエル・ル・ノワール:13dx7+6 一回目
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[1,1,2,2,3,4,4,4,6,7,8,10,10]+10[5,8,8,10]+10[6,8,10]+10[5,7]+10[9]+5[5]+6 → 61
夏木宗次:つ、つよい
GM:ドッジ!
GM:12dx+3
DoubleCross : (12R10+3[10]) → 9[2,3,3,3,3,3,3,5,5,6,9,9]+3 → 12
GM:無理です!
シエル・ル・ノワール:ダメージいきます
シエル・ル・ノワール:7d10+2d10+18+3+12 装甲ガード有効
DoubleCross : (7D10+2D10+18+3+12) → 44[10,5,1,10,7,3,8]+5[2,3]+18+3+12 → 82
シエル・ル・ノワール:マスターアームズの手足を槍のような長物が貫通し動きを縫い止める
GM:ダメージがおかしい
シエル・ル・ノワール:「あはっ!これで見たとおり!」 ケースの中がかいま見える。
シエル・ル・ノワール:ケースの中には鏡、マスターアームズのその姿が写っている。
シエル・ル・ノワール:復活はありますか?
GM:戦闘不能で倒れ、《魂の錬成》を使用!
GM:戦闘不能状態から復活します!
GM:自分の手足に突き刺さった槍を能力でコントロールし、それを使って操り人形のように自分の体を動かす!
シエル・ル・ノワール:「だよね、だよね!ふふっ、それも知ってたよ!」
シエル・ル・ノワール:「もうすぐだよっ!もうすぐ願いは叶えてあげる!」
シエル・ル・ノワール:ということで二回目のメジャーいきます。
極剣一郎:「死なぬ!私は死なぬぞ!槍が!剣が!斧が!この手にある限り私は不死身だ!」
GM:では、そこで
GM:《盲目の羊》を使用して判定のダイスを-5個。せめてもの抵抗だ!
シエル・ル・ノワール:いえ、それは無駄です
シエル・ル・ノワール:なぜなら隠密状態なのでオートの対象になりません。
GM:あっ
円城 鋼:隠密…つよい…。
フランシス・ガーランド:可愛そうに……
シエル・ル・ノワール:そう……《時の棺》などという妨害すらもこいつには効かないのだ……
極剣一郎:「シエル・ル・ノワールーッ!お前の暗殺道具も既にこの私のコントロール下にある!」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ、だーめ」
GM:マスターアームズは攻撃の飛んできた方向へと手を伸ばす。が
シエル・ル・ノワール:「この子は私の声しか聞かないもの。ふふっ!」
GM:既にそこにシエルの姿はない!
極剣一郎:「何ィ……!?」
シエル・ル・ノワール:で二回目のメジャーいきますね。
GM:来い!
シエル・ル・ノワール:メジャー:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《見えざる死神》 二回目
シエル・ル・ノワール:13dx7+6
DoubleCross : (13R10+6[7]) → 10[1,2,3,3,3,4,4,7,7,8,9,9,10]+10[2,3,6,7,7,8]+10[6,7,10]+10[3,10]+1[1]+6 → 47
GM:ドッジ!
GM:12dx+3
DoubleCross : (12R10+3[10]) → 10[2,2,2,2,3,3,4,5,8,10,10,10]+8[2,5,8]+3 → 21
GM:命中です!ダメージを!
シエル・ル・ノワール:5d10+2d10+18+3+12 装甲有効!
DoubleCross : (5D10+2D10+18+3+12) → 26[6,3,7,1,9]+9[8,1]+18+3+12 → 68
シエル・ル・ノワール:130→135→139→143
GM:そのダメージは確実に戦闘不能だ。
シエル・ル・ノワール:マスターアームズの心臓めがけて杭が飛来する!
シエル・ル・ノワール:「ふふっ!裸の王様、これは愚か者には見えません!」
シエル・ル・ノワール:「なーにが飛んできたっ、どうやって死んだ?」
シエル・ル・ノワール:「わっからっない、わっからっない。王様にはわっからっない」
GM:心臓をぶち破られ、マスターアームズは夥しい量の血液を吐いて倒れる。
フランシス・ガーランド:「……とんでもないな、コレは。さっきのミサイルよりよっぽど殺気が高い」
夏木宗次:「……はは、マジかよ……」同じく倒れ伏す自分と、目線の高さが合う。
夏木宗次:「最強の……武器使い……。マスターエージェントがこんなところで……」
GM:では、その瞬間、確かに倒れたはずのマスターアームズの姿が夏木くんの視界から消える。
夏木宗次:「こんな……」
GM:最後の復活エフェクトを使用。《アクアウィターエ》で戦闘不能状態から復活だ。
夏木宗次:「――!!」背筋に怖気!今倒れたはずの相手は、どこに現れたのか!
シエル・ル・ノワール:「ふふっ……だよねぇ。それで終わっちゃったりしないよねぇ」
GM:シエル、キミの首にマスターアームズの武骨な手が巻き付く!
極剣一郎:「…………とらえたぞ」
夏木宗次:「クセジュ!!」
円城 鋼:「何っ…」
GM:その姿は自身の体にエフェクトを行使しすぎた影響で既に剣の化け物のように成り果てている!
シエル・ル・ノワール:「あははっ、とっても似合うよ。その格好!」
極剣一郎:「…………生かしてはおかん。お前だけは」
フランシス・ガーランド:「……人を出来損ない呼ばわりしておいて、己の末路がその姿とは」
シエル・ル・ノワール:「うん、そっちの方がよっぽど“らしい”!」
GM:マスターアームズが言葉を発する度にザリザリと金属のこすれ合う音がする。
GM:マスターアームズの体を突き破り、生み出されたデタラメな形状の剣がシエルへと向けられる。
フランシス・ガーランド:「心だけでなく姿までも堕ちたか、“マスターアームズ”。いっそ哀れだな」
夏木宗次:「そんなこと……、言ってる場合かよ、ガーランド!!」
夏木宗次:「死ぬぞ!クセジュが!!」
GM:というわけでマスターアームズの行動だ!
フランシス・ガーランド:「なんだ、まだ信用しきれていないのか?」
夏木宗次:「何を……何をだよ!」
夏木宗次:「けはっ!」血を咳き込む。
フランシス・ガーランド:「そこにいるだろう、頼りになる盾が」
夏木宗次:(観察していて分かる。クセジュの武器は、ここまで全部……相手を殺す用の奴だ)
夏木宗次:(たぶん、そういう殺し屋なんだ……!トランクの中に、盾なんて――)
GM:マイナーアクションで戦闘移動、エンゲージに入ります!
夏木宗次:あ、エンゲージは3人のエンゲージですよね?
夏木宗次:夏木くんは確か5m下がってたので
GM:鋼くん、フランシス、シエルのエンゲージですね
夏木宗次:やったぜ。
円城 鋼:イェア…!
フランシス・ガーランド:遠くで一人倒れてる夏木君w
アームズ
円城 フラン シエル
5m
夏木
GM:そしてメジャーアクションで《コンセントレイト:ソラリス》+《アドレナリン》+《カスタマイズ》+《ギガンティックモード》+《クリスタライズ》を使用。
GM:範囲選択で対象は三人!
GM:マスターアームズの腕が変質した巨大な剣は、それが向けられたシエルもろとも周囲のものを全て巻き込んで破壊する!
GM:命中判定いきます
GM:20dx7+6
DoubleCross : (20R10+6[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,4,5,5,5,6,6,6,7,8,9,9,9,9,10]+10[3,3,5,6,8,9,10]+10[2,7,9]+10[3,10]+1[1]+6 → 47
フランシス・ガーランド:ガード!
GM:命中の達成値が47です。
シエル・ル・ノワール:5dx+1 ドッジ
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[2,3,5,5,9]+1 → 10
GM:ダメージいきます。
GM:5d10+20
DoubleCross : (5D10+20) → 34[5,5,10,8,6]+20 → 54
フランシス・ガーランド:《異形の捕食者》!
GM:54点、装甲無視!
フランシス・ガーランド:あ、その前にリアクティブコートの適用が先かな。多分
フランシス・ガーランド:まず、リアクティブコートの効果を使用。ダメージを3d10軽減します。。
フランシス・ガーランド:54-3d10
DoubleCross : (54-3D10) → 54-11[2,3,6] → 43
円城 鋼:元より長大な刃を持つゾディアックウェポン。鋼が生み出す灰を取り込んだそれが、盾のように聳え立ち?
フランシス・ガーランド:次に、《異形の捕食者》を使用。
フランシス・ガーランド:43-5d10
DoubleCross : (43-5D10) → 43-24[2,9,6,6,1] → 19
フランシス・ガーランド:意外と減らないな……!だが、生存!
GM:い、生き残った……!?
フランシス・ガーランド:そしてシーン間攻撃力が24増加。侵蝕率+6。
シエル・ル・ノワール:「ふふっ、でもだーめ」
シエル・ル・ノワール:「届かないよ」
極剣一郎:「…………この間合いで届かぬものか」
円城 鋼:自分はリアクションせず、シエルをカバーリング。
GM:マスターアームズのデタラメな質量の剣がシエルに向かって振り下ろされる!
円城 鋼:シエルの言葉のとおり。巨大な剣は、シエルに届くことはない。
円城 鋼:「――そうだ。俺がいる限り、お前の切っ先は、届かない」
GM:だが、マスターアームズの剣の衝撃は全て目の前に立つ少年によって阻まれる!
円城 鋼:切っ先の鋭さと、そこに込められた運動エネルギー。それら全てを己が身に熱として取り込み、体中から煙を燻らせながら、不適に笑う。
夏木宗次:「……く、そ……。嘘だろ……」
夏木宗次:「そこまで、カッコいいかよ……円城クン……」
夏木宗次:「そんなこと、当然みたいに……」顔を手で覆う。(UGNの敵まで……守るのか……!)
GM:攻撃の余波によって大気が震え、地面がひび割れる!
円城 鋼:夏木に対して、何か応えを返す素振りを見せるが。焼け続ける口腔は、明確な言葉を作れない。
円城 鋼:そして、衝撃をも剣で受け止めた、その結果として。鋼の身体が、炎上し――
円城 鋼:その炎を取り込んで、不死鳥の如く、立ち上がる。
円城 鋼:フランシスのロイスをタイタス化、昇華。HP17で復活します。
夏木宗次:「12人の……。ゾディアックの、一人……」
円城 鋼:剣に刻まれた射手座の紋章が、主に代わり、誇らしげに輝く。
フランシス・ガーランド:余波だけで軽く人を吹き飛ばす剣圧。しかし魔女は耐えることが出来る。“トト”が、彼女を守る。
フランシス・ガーランド:掌に広げた第三腕が彼女の正面に広がり、盾となり、剣圧を殺す。
フランシス・ガーランド:「……命の危機に瀕し、“トト”が目覚めるぞ。さあ、覚悟しろよ“マスターアームズ”」
フランシス・ガーランド:「心優しき者が、牙を剥くぞ」
極剣一郎:「…………何だ、貴様らは」
フランシス・ガーランド:オートアクションで、戦闘用きぐるみを脱ぎます。外套を取り去り、彼女もまたその腕を誇らしげに掲げる。
極剣一郎:「…………シエル・ル・ノワールはなぜ死んでいない」
GM:巨大な剣と化していたマスターアームズの腕は攻撃の反動で崩壊していく。
GM:マスターアームズは鋼の持つ剣と、フランシスの腕に視線をやる。
GM:そして、自らの腕を見る。
極剣一郎:「…………なぜ私の体は朽ちていく」
極剣一郎:「なぜ」
極剣一郎:「アアアアアアアアアアアアッ!!!」
GM:マスターアームズの体はさらなる変質を始め、その肉体を内側から突き破って次々と禍々しい形状の剣が現れる!
夏木宗次:「完ッ全に……ジャームじゃねーか……!」
GM:今までの攻撃すらもしのぐ圧倒的な物量と破壊力!
夏木宗次:街灯に掴まりながら、辛うじて立ち上がっている。
GM:地面をえぐり、木々を薙ぎ払う!
夏木宗次:(……日常の世界だけじゃない)
夏木宗次:(レネゲイドや……エージェントが動いてる、“100ecu”の非日常の世界でも)
夏木宗次:(右を見ても左を見ても、敵いっこない、凄い奴らばかりだ――)
GM:次にマスターアームズの攻撃が繰り出されれば、キミたちは確実に命を落とす。そう感じさせるほどの威容!
GM:データ的に死ななかったとしてもそう感じてしまうほどの恐ろしさだ!
夏木宗次:(こんな奴らの……こんな、心の強さも、力の強さも持った奴らの中に放り込まれても)
夏木宗次:(……それでもまだ)後ろを見る。ワーディングに倒れた釣屋敷サウダーデを。
夏木宗次:(――栄光がほしい。他でもないぼくに注目して、褒めてもらいたい)
GM:周りのものを、自らの肉体すらも破壊しながらマスターアームズは次々と体の内側から剣を生み出し、破壊行為を繰り返す!
夏木宗次:おぼつかない手で、携帯を取り出す。今の一撃には運良く巻き込まれなかったものの、
夏木宗次:非戦闘型エージェントである夏木は、フランシスに軽減してもらってなお、一撃を受けただけで、ほぼ行動不能なのだ。
シエル・ル・ノワール:「ふふっ……“ナツキクン”」
シエル・ル・ノワール:「彼を倒せば、キミの願いは少し叶えられるかもねっ」
シエル・ル・ノワール:ここで夏木宗次にロイスをとります。感情は好奇心:○/無関心
極剣一郎:「アアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」金属がこすれ合うような、雄叫びとも悲鳴ともつかない声!
夏木宗次:(PMCや警備会社をこの場に呼んだところで、展開の時間もない。クセジュみたいな、タイミングのいい殺し屋もいない)
夏木宗次:(爆撃は手の内が割れている。上方への警戒。あんな不意打ちじゃない限りこいつは対応してくる)
夏木宗次:(……次、次の一撃。次。今すぐやれる手だ)
夏木宗次:「金……金で、名誉を買えるって思ってる奴らがいる」
夏木宗次:「嘘っぱちだ」
夏木宗次:「……自分は、そいつを金で買ったことを知ってるんだ。何の意味もないだろ……」
夏木宗次:「……金さえ積めば、自分じゃなくてもいい名誉なんだからさ」
夏木宗次:「ははっ、何言ってんだって話だよな……。こんな時に、ぼく……」
夏木宗次:行動しても構いませんか!
GM:イエス!次は夏木くんの行動です!
夏木宗次:ウェポンケースから、アンチマテリアルライフルを装備!
夏木宗次:先と同じコンボで撃ちます!《コンセントレイト:モルフェウス》《カスタマイズ》《クリスタライズ》!
夏木宗次:13dx7 ガード不可
DoubleCross : (13R10[7]) → 10[1,2,2,2,3,4,5,6,8,8,9,10,10]+10[2,4,7,8,10]+10[4,5,7]+5[5] → 35
GM:ならばドッジ!
GM:12dx+3
DoubleCross : (12R10+3[10]) → 10[1,3,4,4,4,6,6,7,7,7,7,10]+3[3]+3 → 16
GM:回避失敗!
GM:ダメージを!
夏木宗次:4d10+32 装甲無視
DoubleCross : (4D10+32) → 14[9,2,1,2]+32 → 46
夏木宗次:携帯を通じ、メッセージを送信している。
夏木宗次:――ゴ ウ ! ! !
夏木宗次:再び、上空に爆音!航空機が、マスターアームズの頭上を……過ぎる!爆撃の予兆!
GM:異形と化したマスターアームズは上空の航空機を見る。
夏木宗次:ダ ン !!
夏木宗次:その瞬間、胸に弾痕が穿たれる!
夏木宗次:「……」
夏木宗次:「上を警戒する」街灯に寄りかかったまま、荒く息を吐く。手にはハンドガン。
夏木宗次:特注品でもなく、高額でもない、まったくありふれた武器。
夏木宗次:ダン! ダン! ダン!
GM:マスターアームズは直前に振り払った腕を下ろし、キミを見る。
GM:上空では撃墜された航空機が爆発する。
夏木宗次:「……上に防御を集中させる。驚いたか?」
夏木宗次:「無人戦闘機だよ。何の装備もない」
夏木宗次:「こんなちっぽけなぼくの、ブラフに引っかかって」
夏木宗次:「……驚いたか?マスターエージェント……!!」
GM:マスターアームズは自分の胸を見る。そこに穿たれた弾痕を。
極剣一郎:「…………これは」
夏木宗次:「……そうだよ」
夏木宗次:「ぼくがやらなきゃ、褒めてもらえないだろ……」
極剣一郎:「私は、死ぬのか。こんな何の変哲もない、ただの銃弾で。この私が」
夏木宗次:ダン!
夏木宗次:ダン!ガチン、ガチン、ガチン!
夏木宗次:「……そう、さ。マスターアームズ」
夏木宗次:「誰かが宝くじに当たる時っていうのはな」
夏木宗次:「他の、どこかの誰かが、“大ハズレ”を引くときさ……!」
GM:マスターアームズの体を覆っていた金属が、周囲で暴れ回っていた刀剣が、粉々に砕け散る!
GM:マスターアームズは戦闘不能!
夏木宗次:122→130
GM:マスターアームズはこれ以上立ち上がることはない。
GM:あとはとどめを刺すことを宣言して彼に一点でもダメージを与えるとマスターアームズは死亡します。
極剣一郎:「富も名誉も金も、全てが手に入る。私は神にも等しい力を……」
フランシス・ガーランド:では、マスターアームズの傍らまでいきます。
フランシス・ガーランド:「何故、己の体が朽ちるのか、と言ったな」
フランシス・ガーランド:「簡単な話だ」
フランシス・ガーランド:バキリ。“マスターアームズ”の変質した腕を踏みます。
フランシス・ガーランド:「こんな腕では、誰もお前の手を握ってはくれないから、だ」
フランシス・ガーランド:「……人は一人では、前に進むことは出来ない。停滞の先にあるものは、朽ちるのみだ」
フランシス・ガーランド:“マスターアームズ”にロイスをとります。
フランシス・ガーランド:敵/“マスターアームズ”/憤怒/○憐憫/ロイス
フランシス・ガーランド:そして、マスターアームズに攻撃。エフェクトなしで、素殴りで。
フランシス・ガーランド:10dx7+3
DoubleCross : (10R10+3[7]) → 10[1,1,3,4,5,5,7,8,9,9]+5[3,3,4,5]+3 → 18
フランシス・ガーランド:あ、間違えた。
フランシス・ガーランド:クリティカルしてないので12ですね。
GM:戦闘不能なのでリアクションはない。
GM:ダメージをお願いします。
フランシス・ガーランド:2d10+10+24
DoubleCross : (2D10+10+24) → 8[3,5]+10+24 → 42
フランシス・ガーランド:止めを刺します。
極剣一郎:「……ああ、そうか。私は神になんてなりたかったんじゃなかったんだ。私はただ」
フランシス・ガーランド:“トト”が、マスターアームズの頭を潰す。
GM:マスターアームズ、極剣一郎は死亡。
GM:あとには頭部を失ったボロボロの白衣姿の死体だけが残った。
フランシス・ガーランド:「……気づくのが遅すぎるんだ、どいつもこいつも」 外套を拾い、肩掛けに着る。帽子を目深に被り直す。
フランシス・ガーランド:「……フン」
GM:戦闘終了!
GM:クライマックスフェイズはこれで終わりです。ここからはお待ちかねのバックトラックになります。
夏木宗次:うおおん
円城 鋼:ヒャッハァ!
フランシス・ガーランド:やったぜ。
【Backtrack】
GM:まず、今回のEロイスは「究極存在」と「愚者の契約」の2つです。
GM:Eロイス分の2d10を下げるかどうかまず決めてください。
GM:そしてタイタスになっていないロイスの数だけ侵蝕率を引き下げるんじゃ。
円城 鋼:Eロイス分は無しで大丈夫です。
シエル・ル・ノワール:143-2d10 Eロイス分
DoubleCross : (143-2D10) → 143-11[6,5] → 132
シエル・ル・ノワール:132-8d10 二倍振り
DoubleCross : (132-8D10) → 132-44[3,1,10,5,4,6,10,5] → 88
シエル・ル・ノワール:帰還成功
フランシス・ガーランド:138-2d10 Eロイス分
DoubleCross : (138-2D10) → 138-5[1,4] → 133
フランシス・ガーランド:うーん、コレはいかん、2倍振り。残りロイスは12
フランシス・ガーランド:あ、ちょっと待ってください。メモリーあった!
フランシス・ガーランド:まずメモリーを使う。133-10=123
フランシス・ガーランド:123-6d10
DoubleCross : (123-6D10) → 123-47[9,7,7,9,8,7] → 76
夏木宗次:130-2d10 Eロイス
DoubleCross : (130-2D10) → 130-12[4,8] → 118
夏木宗次:よし、これなら一倍でOKだ
フランシス・ガーランド:これなら……ワンチャンある!1倍振り!
夏木宗次:118-5d10 一倍振り
DoubleCross : (118-5D10) → 118-32[10,7,10,1,4] → 86
夏木宗次:やったぜ。5点だ!
フランシス・ガーランド:やったぜ。5点です。
GM:やりおるわ……。
円城 鋼:103-5d10
DoubleCross : (103-5D10) → 103-23[9,2,1,2,9] → 80
円城 鋼:うし、いい感じに。
GM:おめでとうございます。全員無事に帰還できたようですね。
GM:では、エンディングフェイズに入っていきましょう。
【Ending/01】
GM:まずはシエルのエンディングからです。
シエル・ル・ノワール:おす
GM:何かやりたいことはありますかね?
シエル・ル・ノワール:特にないですね……
シエル・ル・ノワール:シナリオロイスはもういないし……かなしみ
GM:よく考えたらシナリオロイスの相手も爆発四散してしまったんですよね……
夏木宗次:じゃあ私と会話しますか?
GM:じゃあ、あれだ。夏木くんと依頼完了後の会話をする感じでどうでしょう?
シエル・ル・ノワール:じゃあ、それでおねがいします。
GM:了解です。
GM:場所は……戦闘直後の方がいいですかね?それともある程度時間を置きましょうか?
夏木宗次:時間置いたほうがいいですね。戦闘直後は夏木くんぶっ倒れてるはずなので。
シエル・ル・ノワール:時間置いた感じで
GM:ああ、確かに。
GM:では、マスターアームズとの戦闘からしばらく経ち。
夏木宗次:また夜の広場辺りがいいですかね。街中な感じ。
GM:なら、そうしましょう。
GM:UGNの工作活動のおかげか、あんな戦闘があったなど嘘のように街は再び以前の活気を取り戻しています。
夏木宗次:では、噴水の縁辺りに腰掛けて、シエルに話しかける。
夏木宗次:「……“クセジュ”。君たちみたいな商売を雇ってる側のぼくが、言える立場じゃないんだけどさ」
夏木宗次:「たまに分からなくなるよ。……あんな、当然みたいに命を賭けて……なんで、金だけでそんなことができるのかってさ」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ、お金だけで?ちがーうよっ!」
シエル・ル・ノワール:「あの時も言ったように……つまんなかったらやめてるよ」
夏木宗次:「……」目を逸らし、街の明かりを見る。
夏木宗次:「殺しが楽しいのか?……これ、釣屋敷にも聞いたことだけどさ」
夏木宗次:「“罪悪感”とか……そういうの、考えたことない?」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ」「そういうの考えたことはあるけど……でもね、あるじゃない」
シエル・ル・ノワール:「どうしても欲しいものって」
シエル・ル・ノワール:「キミもそうだったんじゃない?ふふっ!」
夏木宗次:「……いや。やっぱり違うよ。」自分の手を見る。
夏木宗次:「君みたいな凄い奴って、何を目的にして生きてるんだろうな……。そういう立派な目標は、ぼくには何もないからさ」
夏木宗次:「受け取った金を何に使ってるんだ?……世界平和のためとか?ははっ……」
シエル・ル・ノワール:「せいかいっ!」
シエル・ル・ノワール:「ということで、これあげる!」 絵本を渡す!
夏木宗次:受け取って、表紙を見る。
夏木宗次:「……」
シエル・ル・ノワール:題名は『かねもちおうじとぶきとおひめさま』自費出版の絵本、内容は今回の事件をモチーフにしているぞ。
シエル・ル・ノワール:「ふふっ、ちょうどいい題材があったからね。描いたんだ~」
シエル・ル・ノワール:「なんだっけ……『誰にも知られずに褒められたい』だっけ?ちょうどいいでしょ!」
夏木宗次:「……ふ、はは……。ははは、何だよ……」
夏木宗次:「ははははははっ………」
シエル・ル・ノワール:「ふふっ!貰ってくれるかな?」
夏木宗次:「殺し屋のくせに……、そういうこと、するなよ」
夏木宗次:「ぼくら、悪党じゃないか」滲んだ涙を拭う。
シエル・ル・ノワール:「悪い人がいい事しちゃいけないなんて誰か決めたんだろうね、わたしは知らないよ」
シエル・ル・ノワール:「キミはそう決めちゃってるのかな?」
夏木宗次:「……やっぱり、君は嫌いだ。ぼくより力があって、認められていて……自分で自分の価値を決められる奴だ」
夏木宗次:「でもさ……。君や円城クンみたいな……そういう、生まれながらのヒーローみたいな奴は」
夏木宗次:「ぼくの敵だけど……憧れでもあるんだ」
夏木宗次:「……ありがとう、クセジュ。死ぬなよ」
シエル・ル・ノワール:「えへへ、照れちゃうね!ありがと!」
シエル・ル・ノワール:「キミもおひめさまと幸せにね!」 と言って駆け出そうとする。
シエル・ル・ノワール:そして立ち止まって振り返る。
シエル・ル・ノワール:「そうそう、わたしが殺すのはねぇ……ふふっ」
シエル・ル・ノワール:「こどもたちが私の絵本を読んでいい大人になる。でも今いる悪い大人はどうする?」
シエル・ル・ノワール:「そういう時は……殺しちゃえば、世界はよくなるかもね!」
シエル・ル・ノワール:「だからキミも……」
シエル・ル・ノワール:「悪い大人になっちゃ、駄目だよ?」 そのまま雑踏に紛れて姿を消す。
夏木宗次:こちらも、背を向けて去る。
夏木宗次:「……バカ」
夏木宗次:「クセジュ。やっぱり君は、掛け値なしの、本物の大バカだよ」
夏木宗次:一人呟く。「……いい大人とか、悪い大人とか」
夏木宗次:「そういうことを、自分で決められるような奴は――きっと、そうに決まってるんだ」
夏木宗次:星のない夜空を見る。息をひとつ吐くと、都市に帰っていく。
GM:では、シエルさんのエンディングはこれで終了です。
【Ending/02】
GM:次はフランシスのエンディングです。
フランシス・ガーランド:はいなー
GM:ザジと会話をするようなシーンを想定しているんですが、それでよろしいでしょうか?
フランシス・ガーランド:問題ないです。
フランシス・ガーランド:シチュエーションはどうしますか?
GM:では、ザジが入院している病院にフランシスがお見舞いに行く感じでどうですかね?
フランシス・ガーランド:おお、聞かれたら指定するつもりだった通りですw
GM:では、それでいきましょう。
GM:事件が終わったあとに蛇神ザジはさっさと立ち去ろうとしたのですが、キミの手でUGNの病院へとぶちこまれることになりました。
フランシス・ガーランド:勿論ぶち込みます。
GM:ジャーム化は免れたとはいえ、彼の体は一日や二日で治癒するものではなかったため、キミの判断は正しかったといえよう。
GM:病院のベッドの上では体中に包帯を巻いた薄緑色の肌の少年が不貞腐れたような顔をしていた。
フランシス・ガーランド:では、定番のリンゴを持ってお邪魔するとしましょう。
フランシス・ガーランド:「入るぞ……ふむ、起きていたか」
フランシス・ガーランド:右腕にはバスケット。中には林檎とナイフ。
蛇神ザジ:「起きててもやることねーけどな。退屈だなぁ、病院ってのは!」
フランシス・ガーランド:「退屈、実に結構。少しは大人しくしていたようでなによりだ」
蛇神ザジ:「はー、自由が欲しいよ、自由。研究所にいた頃を思い出すぜ」
蛇神ザジ:おいおいと泣き真似をする。
フランシス・ガーランド:「なんだ、研究所に戻りたいのか?モルモットにしてくれる施設を探すならキリタニに掛け合ってやるぞ」
蛇神ザジ:「あのリヴァなんとかのオッサンはやめろ!」
蛇神ザジ:「なんであんなリヴァなんとかのオッサンと仲が良いんだ、フランシスは!信じられねー!」
フランシス・ガーランド:「私たちのような生き残りはレアだからな。引く手数多だろうな」
蛇神ザジ:「そりゃあ大人しくもするぜ。……フランシスのあんな悲しそうな顔、もう見たくねえからよ」
フランシス・ガーランド:「五月蝿い五月蝿い黙れ黙れ。私だってあんな顔見せたくないわ!」
フランシス・ガーランド:顔を赤くして怒りながら、“トト”だけは寸分の狂い無く林檎の皮を剥く。
蛇神ザジ:「お、何そのリンゴ!喰っていいの?」
蛇神ザジ:「いや、でもどうせならハンバーガーとかフライドチキンとかが食いてえな。病院のメシって病人が喰うようなものばっかなんだぜ。知ってたか、フランシス!」
フランシス・ガーランド:「お見舞いだ、好きなだけ食え……と、お前とはぐれた後の話は、まだしていなかったな」
フランシス・ガーランド:「ハンバーガーを食う約束は、退院まで待ってやる。さっさと体内のレネゲイドを落ち着かせろ」
蛇神ザジ:「あー、なんつーかよ、フランシスって良い奴なんだな。いや、昔からいいやつだったけど、しみじみ分かったつーか」
蛇神ザジ:「俺が今こうしてピンピンしてるのもフランシスのおかげなわけだし、あー、上手く言えねえな」
フランシス・ガーランド:「……なんだかんだで、私の周りにはお人よしが多くてな」
フランシス・ガーランド:「お前もそうだし、今回の事件で行動を共にした、円城は勿論……なんだかんだで一般人を見殺しにしなかった、夏木。シエルもそうだった」
フランシス・ガーランド:「あれらが私を裏切らない限り、もう一度だけ人を……信じても良いかな、と。そう思ってしまうのさ」
蛇神ザジ:「あー、あいつらか。そうか。フランシスにも友達できたんだなぁ」
フランシス・ガーランド:「友人……そうだな。この腕を見て、あれらは化け物と罵らなかった」
フランシス・ガーランド:“トト”がちっちっち、と指を振る。
フランシス・ガーランド:「至極細かいことだが、私としてはそれが嬉しくてね。少しばかりは心も許してしまおうというものだ」
蛇神ザジ:「あー、じゃあ、俺のことも何も言わねえかな。今度病院連れて来いよ。話してみてえな」
GM:薄緑色の肌の少年はきししと笑う。
フランシス・ガーランド:「はは、円城はいずれ紹介しよう。だが、その前にキリタニだな。お前にも言うことがあるそうだ」
蛇神ザジ:「だからリヴァなんとかのオッサンは要らねえって!」
フランシス・ガーランド:「そう邪険にするな、UGN日本支部の長の迫真の謝罪などそうそう見れるものじゃないぞ」
蛇神ザジ:「ゲーッ、見たくねえ」
蛇神ザジ:「あー、でも、よくわかんねえけど、良かったよ。フランシスがすげえ嬉しそうでさ」
フランシス・ガーランド:「楽しそう……楽しそう、か」
フランシス・ガーランド:「そうだな。今の私は確かに、自由を謳歌してる。 ……楽しい、な」
蛇神ザジ:「そりゃあいい。折角の自由だ。楽しまなくちゃ損だぜ」
蛇神ザジ:「あー、そうだ。フランシス」
フランシス・ガーランド:「どうした?」片づけを始めかけていたが、振り返る。
蛇神ザジ:「自由ついでにだな、ちょっと抱きしめてもいい?」薄緑色の肌の少年は顔を赤くして言う。
蛇神ザジ:「暴走してる時の記憶だからよくわかんねえんだけど、フランシスのことを抱きしめてやらなきゃって気持ちがあってさ」
蛇神ザジ:「何だろう、これ?」
フランシス・ガーランド:「……あ?」きょとん
フランシス・ガーランド:「――――っ!!」顔が真っ赤になる。林檎のように。
蛇神ザジ:「お……お?」
フランシス・ガーランド:「ば、馬鹿野郎!お、お前、何を言って、」
フランシス・ガーランド:「……」すー、はー
蛇神ザジ:「悪い!気を悪くしたか!」
フランシス・ガーランド:寝ているザジの枕元へ立ち、肩を両腕で抱きしめます。
フランシス・ガーランド:「……」 「……嫌では、ない」 「でも、されるのは、ちょっと嫌、かもしれない」
蛇神ザジ:「お、おう」
フランシス・ガーランド:バッと飛び離れます。
GM:薄緑色の肌の少年は真っ赤な顔でどこか遠くを見ている。
フランシス・ガーランド:「あー、あー!悔しかったらさっさと退院しろバーカ!」
フランシス・ガーランド:「じゃあな!!」
フランシス・ガーランド:バタン。
フランシス・ガーランド:扉の向こうからバタバタと走る音と、転ぶ音が聞こえる。
GM:遠くなっていく足音を聞きながらザジは言う。
蛇神ザジ:「ああ。ありがとうな、フランシス」
GM:ザジはしばらく自分の肩を見つめていた。
GM:よし、ではシーン終了!
フランシス・ガーランド:はいなー。ありがとうございましたー!
【Ending/03】
GM:次は鋼くんのエンディングです!
GM:何かやりたいことはありますかね?
GM:特になければゾディアックウェポンぽい娘がキミに最後のお別れを言うようなシーンを想定しています
円城 鋼:そうですねえ。であれば、戦闘直後、後始末の連絡をUGNにした直後、あたりでどうでしょう。
円城 鋼:その後、報告書書いてる描写をちょっとさせてもらえれば、と。
GM:それで構いませんよ。
GM:では、マスターアームズとの戦いの後。
GM:UGNへの連絡を終えたキミに少女が話しかけてくる。
ゾディアックウェポンぽい娘:「これで、全て終わりましたね」
円城 鋼:「うん。…これで、終わりだ。もう少しすれば、処理チームが来て、全ての痕跡を消し去ってしまう」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ええ。何もかもなかったことになります。それでいいのです」
ゾディアックウェポンぽい娘:褐色肌の少女はどこか寂しげだ。
円城 鋼:それでいい、という言葉に素直に頷くことは、できない。
円城 鋼:「…夏木、そしてきっとノワールも、本当は俺たちとは相容れない存在だ。彼らは、何よりも“自分が何をしたいか”を第一に考え、動いている」
円城 鋼:本来ありえなかったはずの共闘を、思い出すように、ゆっくりと話す。
ゾディアックウェポンぽい娘:「自分が何をしたいか……いわゆる欲望というやつでございますね」
円城 鋼:ああ、と応えて、続ける。
円城 鋼:「自分の欲望なんて、考えたことがなかった。俺達には、何をすべきか、しかなかったんだ」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ご主人様……?」
GM:少女は訝しげにキミを見る。
円城 鋼:「――けれど、それは俺の思い込みだった。欲望を――自分の望みを持つことは、決して悪なんかじゃない」
円城 鋼:傍らの少女と、正面から向き合って。視線を交わらせて。
円城 鋼:「君と――ずっと俺と共にいて、俺を支えてくれる存在とこうして言葉を交わす。誰かの陰謀によって叶えられたことだとしても」
円城 鋼:「それは、きっと俺が望んでいたことなんだ」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ご主人様も歳相応にやりたいことをするというのは私も賛成です。遊んだり、美味しいものを食べたり、それから大切な人を作ったり」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ご主人様ならきっといつかそういう人に巡り合えます」
ゾディアックウェポンぽい娘:「……それが、私でないのは少しだけ残念ですけど」
円城 鋼:自分に向けられる、少し悲しそうな微笑み。胸を刺されるような感触は、今の自分にはよくわからないけれど。
円城 鋼:「――ありがとう。君と一緒なら、きっと俺は――自分の希望(のぞみ)をいつか、見つけられる」
円城 鋼:少女に向かって、手を差し出す。
ゾディアックウェポンぽい娘:「ええ。私はいつだってすぐそばでご主人様のことを応援しております」
ゾディアックウェポンぽい娘:そっとその手を握る。
円城 鋼:「…時間、かな」
円城 鋼:彼女が握り返してくる感触は、酷く弱弱しいものに感じる。
ゾディアックウェポンぽい娘:「ええ、もう間もなくです。マスターアームズが滅びたことで各地で起きていた事件は沈静化に向かうでしょう」
ゾディアックウェポンぽい娘:「私がこうしてお話ししていられるのも、あとわずか」
ゾディアックウェポンぽい娘:「うーん、何か今のうちに言っておかないといけないことを探さねば……!」
円城 鋼:「そう、か。…ああ、なら、もう一度きちんと言わないと」
ゾディアックウェポンぽい娘:「あ、ご主人様、毎日とは申しません。週に一度、いえせめて月に一度くらいはパーッと遊んだり、羽根を伸ばしたりなさってくださいね!」
ゾディアックウェポンぽい娘:「あと、冷蔵庫の中に晩ご飯の作り置きがありますので、帰ったら温めて食べてください!」
円城 鋼:慌ててそんなことを口走る彼女の様子に、口元を綻ばせながら。
円城 鋼:「――ありがとう、君に会えて、本当によかった。…それと」
円城 鋼:「また、いつか、どこかで」
円城 鋼:きっと叶うことのない、最初の望みを告げる。
ゾディアックウェポンぽい娘:その言葉を聞いて、少女も嬉しそうな笑みを浮かべる。
ゾディアックウェポンぽい娘:「ええ、いつかまた未来でお会いしましょう」
ゾディアックウェポンぽい娘:「ですので、さよならは言わなくてもよろしいですね」
円城 鋼:「ああ。だから、その代わりに――これからも、よろしく」
円城 鋼:そして、握る手に力を込める。
ゾディアックウェポンぽい娘:「これからもよろしくお願いいたします。私は……」
ゾディアックウェポンぽい娘:弱々しかった手の感触が一度強く握り返す。
ゾディアックウェポンぽい娘:「ご主人様の剣で良かった」
GM:キミの手には一振りの剣が握られている。
円城 鋼:名残惜しそうに、けれどどこか晴れ晴れとした顔をして、手の中の感触を確かめる。
円城 鋼:そして、街の一角…夏木たちが去って行った方向を見つめた後。
円城 鋼:ビルとビルの隙間に溶け込むように、姿を消した。
円城 鋼:
円城 鋼:
円城 鋼:――FHエージェント“マスターアームズ”との交戦報告 提出者:円城 鋼
円城 鋼:市街地にて突発的に交戦状態に陥るも、イリーガルエージェント“ウィケッド”フランシス・ガーランド、並びに匿名のオーヴァード2名の協力によりこれを殲滅。
円城 鋼:なお、2名のオーヴァードは言動からFH関係者と思われるが、現場から逃走。追跡を試みるも、その正体、行方ともに不明である。今後は――
円城 鋼:「…ふう」
円城 鋼:そこまでパソコンに打ち込んで、一息。傍らの壁には、ゾディアックウェポンが立てかけられている。
円城 鋼:以前と違うのは、ゾディアックウェポンと、そして鋼の胸に、弓矢を模したアクセサリーが輝いていること。
円城 鋼:夏木曰く――融点が極端に高い特殊合金で、同じ重さの純金以上の値段ということだが、自分にはピンと来ない。
円城 鋼:――彼女が身につけていた装飾品。記憶の中のそれに似せて作ってもらったのは、きっと。
円城 鋼:「…また、いつか」
円城 鋼:芽生えた望みを、決して忘れないための――。
円城 鋼:(こちら、以上で。)
GM:シーン終了!
【Ending/04】
GM:では、最後に夏木くんのエンディングになります。
GM:さて、何かやりたいことはありますでしょうか
夏木宗次:釣屋敷ちゃんとのエンドにしたい……むしろGMの側で、どういうムーブしたいとかありますか!?
夏木宗次:どんな状況にも対応してみせる……やってやるぞ……!
GM:ふむ、そうですね。
GM:想定していたシチュエーションは学校の屋上なんですが、今とっさに思いついたのは釣屋敷が夏木くんの家に押しかけてくるパターンです
夏木宗次:家に!
夏木宗次:いや、ちょっと待って下さい……!それは早い!
GM:では、事件が一段落した後。
GM:いつものように学校に通ったり、株式市場に目を光らせたりするいつもの日常がキミのもとに戻ってきていた。
GM:教室で騒がしくしているのは学校一のお嬢様とその取り巻きグループだ。
夏木宗次:ある意味で、穏やかな暮らし。机の下に隠して、携帯を操作したりしている。
夏木宗次:(……50円か。一丁の豆腐でどれくらい持つか、まずそれが問題だ)
取り巻き娘:「さすがですわ、釣屋敷様!」「失いかけた資産をご自身の手であっという間に回復さなるなんて!」
釣屋敷サウダーデ:「……当然よ。私を誰だと思ってるのかしら」
夏木宗次:(カモを呼びこむ……。ここはまだ新興企業だ。うまい餌の布石はもう打っている。まずはここで2000万買って、)
取り巻き娘:「さすがですわ、釣屋敷様!」「スゴイスギル!」
夏木宗次:(……肉なしでも麻婆豆腐は作れる)
夏木宗次:(数値に感情はない。でも値上がりの気配は確かにある。ぼくならそれを……)
夏木宗次:「……うるさいな」取り巻き達のグループに聞こえないよう、小さく呟く。
釣屋敷サウダーデ:「釣屋敷コンツェルンの次期党首にして、自らも暗黒ビジネスに手を染める天才ですもの。でも、そうね。これからはさらにリスクの分散も視野に入れて……」
夏木宗次:「……。そうだな。でも」
取り巻き娘:「さすがですわ、釣屋敷様!」「お金が欲しい!」
夏木宗次:(良かったじゃないか、釣屋敷。ぼくも君も、お互い平穏ってやつを取り戻したよな……)
釣屋敷サウダーデ:「……そう、ね」
夏木宗次:(寂しくないだろ、これで)
夏木宗次:「はは」
GM:不意に少女の視線が揺らぎ、一瞬だけキミの方に向けられた。そんな気がした。
夏木宗次:(――そもそも、ぼくはFHのエージェントじゃないか。分かってるんだって。夏木)
夏木宗次:(誰かに褒められたり。何かの物語のヒーローになったり――)
夏木宗次:(……気になる女の子と、仲良くなれるかも、なんて)
夏木宗次:(似合わない。……おこがまし、過ぎだろ)
夏木宗次:「…………」
釣屋敷サウダーデ:「…………」
夏木宗次:「ふー」深くため息をつく。
夏木宗次:……パチン
夏木宗次:株式市場を眺めていた携帯電話を閉じて、立ち上がる。
夏木宗次:「釣屋敷」ズカズカと、取り巻きに囲まれた釣屋敷さんの方へと向かう。
夏木宗次:クラスの目立たない奴が、突然、人気グループをかき分けて、中心人物に声をかけた。
夏木宗次:そんな状況だ!
取り巻き娘:「何あなた?」「釣屋敷様に向かって馴れ馴れしいんじゃないかしら」
GM:取り巻き娘たちの敵意!
GM:一方、釣屋敷はキミを見て驚いたような顔をしている。
夏木宗次:その周囲の反応に、気圧されそうになる。
夏木宗次:(本当、カッコ悪いよ、ぼく)
夏木宗次:(こういうちょっとした、一歩でさえ……、嫌われたくないのか)
夏木宗次:なので、無言で釣屋敷の手を引く!グループの輪の外へ!
取り巻き娘:「ちょっとあなた何なのよ!」「命が惜しくないんですの!?」
夏木宗次:「う、それは」(……うるさい、んだよ!もう!)
GM:取り巻き娘たちはキミの邪魔をしようとする。
GM:が、
釣屋敷サウダーデ:「どこか、行って」取り巻きたちに向かって言う。
取り巻き娘:「釣屋敷様?」「ワッザ?」
夏木宗次:「こっち、来い!!」釣屋敷に叫ぶ!
釣屋敷サウダーデ:「どこか行きなさい!邪魔なのよ、あなたたち!」
GM:少女は大声で叫ぶ!
夏木宗次:なら、それと同時に手を引いて駆け出す!廊下の外へ!
GM:教室が静まり返る。
GM:取り巻き娘や他の生徒たちはただポカンとしたままキミたちを見送る
GM:釣屋敷はキミに手を引かれ、うつむきながら
GM:キミの後ろを歩いている。
夏木宗次:「くそっ、くそっ……、何も今じゃなくても、いいじゃないかよ!!」
夏木宗次:小さく自分を責めつつ、階段を登っていく。
GM:彼女は今は何も言わない。
GM:息遣いと柔らかい手の感触だけが伝わってくる。
夏木宗次:この時間、絶対に誰もいない……屋上へと。
GM:屋上のドアが開く。
GM:キミの予想通り、他には誰も生徒はいない。
夏木宗次:強引に引いていた手を、そこで離す。
夏木宗次:「……っ、はぁ、はぁ」汗の浮かんだ額で、初めて釣屋敷を振り返る。
GM:勢いづいて二、三歩歩き、立ち止まってキミを見る。
夏木宗次:オーヴァードであるにもかかわらず、息が切れている。経済操作ができて、不死身であることの他は、まったくの、普通の人間なのだ。
夏木宗次:「……バ」
GM:釣屋敷も乱れた息を整えながら、金色の長髪をかきあげる。
夏木宗次:「バカなことしたって思ってるだろ、ぼくを」自嘲めいて、息をつきながら笑う。
釣屋敷サウダーデ:「思ってるわ。夏木くんってクラスではもっと目立たないように、波風が立たないようにしてる系の男子だったんじゃなかったかしら?」
夏木宗次:「そうさ。感情に任せて動いたりすると、いつも、こういう風に……」
夏木宗次:「……カッコ悪い姿にしかならないからさ。だから、そうしてる」
夏木宗次:「ぼくだけじゃない。みんな……多分、もっと賢くやっている」
釣屋敷サウダーデ:「そうね。もっとずっと賢いやり方はいくらでもあるわ。例えば、あの取り巻きの子たちみたいな」
夏木宗次:「……」
夏木宗次:「……あの子たちのこと、嫌いか?」
釣屋敷サウダーデ:「大っ嫌い!反吐が出るわ!私がまたお金持ちになった途端よりを戻そうとすり寄ってきて!本当に困ってる時には手を差し伸べもしなかった癖に!」
夏木宗次:憂鬱に、遠くに目をやる。
釣屋敷サウダーデ:「結局、あの子たちが見ていたのは私じゃなくて私の持っていたお金だったってことなのよね」
夏木宗次:「嫌わないでやってくれよ」
釣屋敷サウダーデ:「……なぜ?」
夏木宗次:「……その、普通のことなんだ。誰だって、お金が絡めば変わる」
夏木宗次:「金は怖い。元の性格とは関係ないんだ……信じられないほどさ、マジだよ」
夏木宗次:「…………釣屋敷だって、そうだった」
夏木宗次:「金がなくなったら、持っていた時とは別人みたいに見えた」
釣屋敷サウダーデ:「……そうね」
夏木宗次:「だから……こういう、劣等感だらけの自分だけど、それでも、プライドみたいなのがあるのかな」
夏木宗次:「変えられるのが怖いから、だから……いつも『持ってないこと』にしている」
夏木宗次:「……くそっ!こういう話じゃないよな、いつも……ぼくは!」
釣屋敷サウダーデ:「知ってる?私、一人になった時、お金がなくて心細くて持ってるものなんでもいいから売れないかなんて考えて。笑っちゃうわよね。そんなの、買う人なんているわけないのに」
釣屋敷サウダーデ:「……そうじゃないわね。私、お礼が……いいえ」
釣屋敷サウダーデ:「夏木くん。夏木宗次くん。私、あなたのことを褒めたいのだけど、構わないかしら」
夏木宗次:「……っ」また、眼差しにたじろぐ。
夏木宗次:(この目だ。最初の時も、ぼくは……)
夏木宗次:「は……はっ!まったく、ふざけてるよ!さっきまで取り巻きに囲まれてヘラヘラしてたくせにさ……!」
夏木宗次:「自分から来るんじゃなきゃ、お礼じゃないだろ……ちょ、調子のいいことばっかり……」
夏木宗次:「……っ」口を押さえる。「ああ!もう!」
夏木宗次:「でも、これは!!」
釣屋敷サウダーデ:「だから!お礼じゃないって言ってるじゃない!私はあなたを褒めたいって言ってるの!そういうことなのよ!」
夏木宗次:「お礼じゃなくて、褒めるんだったら!別にいいよな!」
釣屋敷サウダーデ:「いいわよね!」
釣屋敷サウダーデ:「……それで、褒めるのってどうすればいいのかしら。私、褒められるのには慣れていても、褒めるのには慣れていないの」
夏木宗次:「……いいや」
夏木宗次:「それで、いいんだ。まさかさ……事件が終わったあとも、釣屋敷とこうして話せるなんて、思ってなかった。ぼくは」
釣屋敷サウダーデ:「ダメよ。それじゃ私が納得いかないわ」
夏木宗次:「……全然分かってなかったんだな。今まで、誰にも隠してたから」
夏木宗次:「言葉で褒めてくれなくても、知っている奴がいるってだけで、報われる気持ちに……なることがあるかもしれないって」
釣屋敷サウダーデ:「……最近の私ね、ちょっと変なのよ」
釣屋敷サウダーデ:「普通に生活していて何かいいことがあっただけで、夏木くんが私の知らないところで助けてくれたのかな、なんていつの間にか考えてるの」
夏木宗次:「……」
釣屋敷サウダーデ:「だから、責任を取って私に褒められてもいいんじゃないかしら」
釣屋敷サウダーデ:「も、もちろん夏木くんが褒められたくないって言うのなら話は別だけれど」
夏木宗次:「……は、恥ずかしいんだよ」
夏木宗次:「だから、人知れず……褒められたいって、そう言ってるのにさ」
夏木宗次:「釣屋敷は……そんな事、平気で言うから」
夏木宗次:「……」
夏木宗次:「……じゃ、じゃあ」
夏木宗次:「クラスで目立たない、波風もできないような、こんなぼくだけどさ」
夏木宗次:「……本当は、この街の誰よりも、金を持ってて。そういう金を作れる……そんな能力と努力があったやつだって言われたら、信じるか?釣屋敷」
釣屋敷サウダーデ:「そんなの、信じるも何もないわ」
釣屋敷サウダーデ:「だって、私は……私だけは知っているんだもの」
夏木宗次:「じゃあ、そいつが……自分だけの、ちっぽけなプライドを持ってる奴で」
夏木宗次:「そういうのを守るために、無駄かもしれないけど……いつものたうち回って、苦しんで、努力してるってことも……信じてくれるか」
釣屋敷サウダーデ:「それも知っているわ。世界中で私だけかもしれないけれど、確かに知っている」
夏木宗次:「それなら……高望みかもしれないけど、さ」
釣屋敷サウダーデ:「ええ」
夏木宗次:絞りだすように呻く。
夏木宗次:「そいつが、もしかしたら……時には、いいこともするやつで」
夏木宗次:「決して、悪いことばっかり……してるわけじゃないんだって……」
夏木宗次:「世界の誰かのヒーローに、憧れていた……そういうものに」
夏木宗次:「なれる時が、あるかもしれないって」
夏木宗次:「……。信じて……くれるか」
釣屋敷サウダーデ:「信じるわ」
釣屋敷サウダーデ:「だって、世界で私だけはそのヒーローの正体を知っているんだもの」
釣屋敷サウダーデ:「そんなの、信じるに決まってるじゃない」
釣屋敷サウダーデ:「ね、そうでしょ。夏木くん」
夏木宗次:「なら」
夏木宗次:「も、もし……も、そんな奴が。自分勝手で、我儘で」
夏木宗次:「欲深いやつだって……つ、釣屋敷。知ってると、思うけど」
夏木宗次:「そいつが…………」
夏木宗次:「釣屋敷のことを、あい……っ、好きだった、としたら!」
夏木宗次:「それでも……信じてるって、言ってくれよ!」
釣屋敷サウダーデ:「信じているわ。だって」
釣屋敷サウダーデ:「私も、夏木くんと同じくらい……ううん、それ以上ね」
釣屋敷サウダーデ:「夏木くんより遥かにずっと夏木くんのことが大好きなんだもの」
釣屋敷サウダーデ:「だから、信じているわ」
夏木宗次:「なんで……君はさ、そういう、恥ずかしいことを」
夏木宗次:「恥ずかしげもなく言えるのかな、は、はは……」
夏木宗次:「だから、君と話してると、疲れるんだよ。……」
釣屋敷サウダーデ:「帝王学を学んでいるからかしら……?」
釣屋敷サウダーデ:「あ、でも先に恥ずかしいことを言ったのは夏木くんよ!私じゃないわ!」
夏木宗次:「ぼくも、おかしいんだよ!君に会ってから、バカなことばかりする……!」
夏木宗次:「君がそうやって、人の目とかも気にしないで――」
夏木宗次:「重圧もプライドも考えないで、好き勝手に行動してるから……だから」
夏木宗次:「釣屋敷だったらこういう時、どうするんだろうって!……そ、そうか、はは……」
夏木宗次:「……だから、ぼくは」
夏木宗次:マスターアームズとの戦いを。恐ろしいクセジュや、不倶戴天の敵との共闘を思い出す。
夏木宗次:「…………あんなことができたんだ」
釣屋敷サウダーデ:「夏木くん?結局、夏木くんを褒めるのに私はどうすればいいのか聞いていないのだけれど」
夏木宗次:「そっちこそ。まだ分からないのかよ」
夏木宗次:「いつも褒められてるくせに。褒め方はわかってる……はずだろ」
釣屋敷サウダーデ:「どういうこと?だって、夏木くん、お金はあげても喜ばないだろうし、他に私ができることなんて……」
夏木宗次:強く、正面から抱きしめる。
夏木宗次:「……釣屋敷。本当にありがとう」
夏木宗次:「ぼくの近くにいた、本当にすごい奴は、君だった」
釣屋敷サウダーデ:「……っ」
釣屋敷サウダーデ:「わ、私、全然すごくなんかないわよ」
釣屋敷サウダーデ:「だって、性格は悪いし、あくどい商売ばかりやってるし、破産した時なんて本当にみっともなくて……夏木くんだって知っているでしょう?」
夏木宗次:離さない!強く、耳元で言う!
夏木宗次:「もう一度言うぞ!君みたいに、自分に自信があって、堂々としていて!」
夏木宗次:「誰が相手でも怖気づかない……そんな奴はいない!」
夏木宗次:「だから、ぼくも、こんなバカだ!!」
釣屋敷サウダーデ:「あ……あ……」赤面している。
夏木宗次:「……褒めるっていうのは、だから……できるだろ!これで!」
夏木宗次:「君みたいな奴と話ができて……自分を分かってもらえて、ぼくは……」
夏木宗次:「まったく幸せものだよな!くそったれ!!」
釣屋敷サウダーデ:「……夏木くん。夏木くんは私が困っている時にはいつだって手を差し伸べてくれる優しい人で」
釣屋敷サウダーデ:「私が知らないような色んなことを知っていて、教えてくれるし」
釣屋敷サウダーデ:「それからすごく勇気のある人で」
釣屋敷サウダーデ:「なんて言えばいいのかしら。……私のヒーローみたいな人」
釣屋敷サウダーデ:「だから夏木くんはすごいわ。誰よりもすごいし、格好良い」
GM:釣屋敷はキミに強く抱きつく。
夏木宗次:「……っ!!」
釣屋敷サウダーデ:「それから、私の大好きな人」
釣屋敷サウダーデ:「あ、夏木くんの格好良いところ、全部挙げていったら学校が終わってしまう気がするけれど、どうしましょう?」
GM:釣屋敷はキミの腕の中で顔を上げてキミを見る。
夏木宗次:「……いいよ。……お願いだ」
夏木宗次:「日が暮れてもいい。ぼくは……本当に、世間に顔向けもできない悪党で」
夏木宗次:「だから、ぼくを弁護してくれる奴がいるとしたら……釣屋敷、君だけ、だから」
釣屋敷サウダーデ:「じゃあ、このまま続けるわね」
夏木宗次:「だから、ぼくも大好きだ。ずっと……釣屋敷」
夏木宗次:そのまま、目を閉じる。
夏木宗次:FHエージェントとして初めて、心から安心した表情で。
釣屋敷サウダーデ:「私だって、どうしようもないくらい性格が悪くてあくどい商売のばかりやっていて、そんな私のことを助けてくれる人なんて、夏木くんだけだから」
釣屋敷サウダーデ:「夏木くんの格好良いところは……」
釣屋敷サウダーデ:優しい声音で、少女の言葉は続く。
釣屋敷サウダーデ:誰もいない屋上で、2人はずっとそうして互いの暖かさを感じながら穏やかな時間を過ごした。
釣屋敷サウダーデ:シーン終了。
ダブルクロス The 3rd Edition 『武器マン』
GM:これにて全行程終了となります。
GM:お疲れ様でした!
シエル・ル・ノワール:お疲れ様でした!
円城 鋼:お疲れ様でしたー!
夏木宗次:お疲れ様でした!
GM:最後にズバーンと経験点の配布をしてセッションを終了するぜ!
GM:我が経験点配布の速さの前にひれ伏すがいい!
夏木宗次:アイエエエエ……
GM:・セッションに最後まで参加した
GM:1点です!
GM:・シナリオの目的を達成した
GM:まずシナリオをクリアしたことで5点、Eロイスが前に言った通り2つなので2点。合計で7点です!
GM:・最終侵蝕率による経験点
GM:シエルさんが3点で、他の3人が5点だったと記憶しています
GM:・よいロールプレイをした
GM:とても良かったです。1点!
GM:・他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
GM:これも1点!
GM:・セッションの進行を助けた
GM:助かりました!1点です!
GM:・場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った
GM:皆様、スケジュール調整などにご協力頂きありがとうございました。1点です
GM:さて、合計は何点になるのだろう
GM:シエルさんが15点で、他の3人が17点ですかね。
GM:問題なければ受領して、キャラクターの成長などにお使いくださいませ。
フランシス・ガーランド:頂きますー。
夏木宗次:感謝の極み
シエル・ル・ノワール:はーい!ありがとうございます!
シエル・ル・ノワール:楽しかったです!
GM:というわけでこれでセッションは全て終了となります。
GM:PCがみんなすごく、楽しいセッションでした。ありがとうございました。
フランシス・ガーランド:いやー、楽しかった!
フランシス・ガーランド:ありがとうございました!
GM:長くなってしまい大変申し訳ないです。お疲れ様でありました。
夏木宗次:めちゃめちゃ楽しかった……!ここ2週間、武器マンのエンディングを楽しみに生きてきたようなものです!
夏木宗次:ありがとうございました!
円城 鋼:っと、反応なくてすみません…!ロールも助ける言動も、お三方に他薦をもちろん…!
円城 鋼:珪素さんも見学窓で言っておられましたけど、UGNとFHの呉越同舟シナリオとして、凄く自然な流れで共闘できましたねー…。
GM:PCたちの動き方の巧みさのおかげですね。とても良かったです。