その純白はアザレアの色

その純白はアザレアの色

メインログ|雑談ログ

■Preplay

GM:それでは第七支部セッションを始めさせていただきます。
GM:まずは自己紹介から。PC1、雨堂さんお願いいたします。
雨堂聖理キャラシート (PC1:馴染)
雨堂聖理:はい! 雨堂聖理です。N市第七管区で一人暮らししている女子高生です。
雨堂聖理:UGNにはイリーガル協力してます。本当はエージェントになりたかったんだけど、学校に通えって言われた……
雨堂聖理:第一印象はちょっとクールで、仲良くなれば普通の女の子っぽい女の子です。その一方で、行動が極端というか、躊躇がないことがたまにあったりもします。
GM:(ロビンマスク……)
雨堂聖理:何せ他人を助けるのが第一義です。そのためなら何でもする。命令違反も、命令を受けた時から違反してやるぞ~って思っているのではなく、こうしなきゃ! って体が勝手に動いた結果命令違反になっちゃうだけなんですね。
雨堂聖理:過去にも色々ありましたが、今では健やかに女子高生兼イリーガルをやっています。なお、ワークスは別に暗殺者の家系とかそういうのではなく、暗殺者みたいな生活を何年かしてた結果です。家族は普通でした!
GM:どう考えても不穏なんだよなあ
雨堂聖理:性能はどちらかというとクライマックス寄りの白兵/射撃スイッチ型です。ザコがたくさんいる時は範囲白兵、普通に戦う時は射撃が基本です。
雨堂聖理:白兵射撃兼用武器のナイフは大事な相棒なので学校に行く時も肌身離しません。普通の女子高生なので……
GM:怖すぎる……
雨堂聖理:あ、本人に財力はないけど強い武器は欲しいので、調達に強い人がいたらタカるかも。
雨堂聖理:こんなところかな……よろしくお願いします! みんなの平和を守るためがんばります!
GM:頑張って!ぜひとも余計なことに首を突っ込んでもらうぜ!
・PC1用ハンドアウト
ロイス:藤江祐介 推奨感情P:尽力/N:猜疑心
あなたは、N市第七区画に住むイリーガルである。
任務を与えられることもなく、レネゲイドとは無縁のはずの日常を過ごす中で、
やはりあなたは、市内の大学院生、藤江祐介の人探しの依頼に首を突っ込んでしまう。
彼の恋人である泉透乃は、一週間ほど前から忽然と行方をくらませ、
しかも、その痕跡が最初から存在しなかったかのような不整合があるのだという。
話が真実だとすれば、思い当たる可能性はある。UGNの記憶処理、あるいはFHの拉致作戦。
折しもUGN第七支部では、区画内で発生した奇怪な消失事件を追っているのだという。
第七支部長とは極めて険悪な関係であるが、僅かでも情報を得ることは可能だろうか。
GM:親の顔より見た集団行方不明事件
雨堂聖理:集団、行方不明になりがち
GM:とにかく支部長から邪険にされると思いますが
GM:頑張ってね
雨堂聖理:支部長の命令をちゃんと聞いて好感度を上げられるようにがんばります!
GM:(聞いてくれなさそう……)
雨堂聖理:従順な女は好きだ……俺のものになれ(顎クイ)みたいなスチル、ゲットしていく
GM:それでは支部長命令を聞かなさそうなヤツその2、ノーヴェ君お願いします
クオンタム:オッス!
一咲九狼キャラシート (PC2:クオンタム)
一咲九狼:元FH所属、戦闘用アンドロイドのノーヴェ君です。
一咲九狼:とにかくケンカが大好き!まどころっこしい作戦が嫌い!
一咲九狼:そういうことでFHを抜け、UGN所属になり、戦うか寝るか入院するかの生活を送っております。
GM:危険な生活サイクル
一咲九狼:シンドロームはハヌマーン/ブラックドッグ。とにかく近づいてカラテをするだけ!
一咲九狼:強いヤツが大好きなので、ケンカの腕前を見せたり好戦的なところを見せてくれればすぐ懐くと思います。
一咲九狼:そして休日に「ちょっとケンカしようぜ!」と私闘を申し込んできたりすると思います。
GM:それは好都合!今回の敵もとんでもなく好戦的なヤローです
一咲九狼:やったぜ!とにかく強いやつと戦いてえ!
一咲九狼:あ、年齢は1歳5ヶ月です。あかちゃんだぞ。
一咲九狼:よろしくね!
GM:しょーがねーだろ赤ちゃんなんだから
GM:そんな赤ちゃんのハンドアウトはこちら。
・PC2用ハンドアウト
ロイス:“グワイヒア” 推奨感情P:有為/N:敵愾心
あなたは、N市UGN第七支部に所属する機械化兵のエージェントである。
常のような戦闘任務として、あなたは“グワイヒア”というFHエージェントと対峙する。
彼女は“崩落戦”の折にツイーザーセルに製造された機械化兵の生き残りであり、
極めて凶暴かつ敵対的なオーヴァードであると、幾度かの交戦で、あなたは理解している。
激戦の末に勝利をもぎ取るも、撤退する“グワイヒア”は奇妙な言葉を残す。
「お前達はおしまいだ」「“アザレア”が帰ってきた」――
“アザレア”。“崩落戦”においてUGN側に甚大な被害を齎した、正体不明の生ける悪夢。
その活動はこの4年間確認されず、当時の混乱の最中で、死亡したと見做されていた。
一咲九狼:ウェイウェイ!
GM:ところで、ノーヴェ君ですが、第七支部への配属は一年かそこらくらいなので
GM:“アザレア”が具体的にどんなヤツなのかは知らない状態でオープニング始めていただくことになります。
GM:とにかく強くてヤバそうなやつということくらいしかわからない!
一咲九狼:了解です!こちらもその想定だったのでまったく構いません。
一咲九狼:強いやつならそれでいい!
一咲九狼:あと
一咲九狼:これはさっき設定相談のときに言えばよかったんですけど
GM:はいはい
一咲九狼:製造時点ではノーヴェってコードネームしかなかったので、一咲の名前を誰かから貰ったことにするか
一咲九狼:現状ではノーヴェで通してるか、どっちかにしたいんですよね。これ、シナリオ的にどっちがいいとかはありますか?
GM:どちらでも構いません!支部長からの呼び名はノーヴェになると思いますが
GM:なので名付け親が必要なら他の誰かを見繕ってもらえばそれでOK
一咲九狼:りょ! じゃあそのあたりはこちらで決めます。ありがとう!
GM:それでは続いてPC3、ガネシュさんのご紹介。
ガネシュ・カルキキャラシート (PC3:ファサズ)
ガネシュ・カルキ:はい!初めまして、ガネシュでス
ガネシュ・カルキ:ネパール生まれの山育ち、慎ましくも平穏に生きていたところをFHの悪行により覚醒。以後UGN入りしたエージェントでございます!
GM:ワールドワイドな悪行、FH許せないぜ
ガネシュ・カルキ:ある時は星辰館大学のふわふわ留学生、ある時は誇り高きグルカの戦士、そしてある時は第七支部長の忠実な部下!
ガネシュ・カルキ:それがわたしなネパール人エージェントでございます。成田支部長には多大な恩がある。どれだけ働いても返しきれないぜ!
GM:性格最悪の嫌味暴力眼鏡なのに……
ガネシュ・カルキ:シンドロームはエグザイル/モルフェウス+オルクス。ノーヴェくんに続いて近付いてカラテすることが得意です!!
ガネシュ・カルキ:でも間隙の魔術師で、仲間の支援もちょっとできるぞ
GM:カラテ野郎がよく集う支部だ
ガネシュ・カルキ:「ワタシにとっては絶望の淵に会った時、手を差し伸べてくれタお方……確カに非常に誤解されやすい方ですが、使命感で持って戦ってイルと
ガネシュ・カルキ:信じていルのでス……」
GM:本当かな~~?
ガネシュ・カルキ:>彼なりの使命感
ガネシュ・カルキ:ほ、本当だといいな!こんな感じです!
GM:ガネシュさんのハンドアウトはこちらです。
・PC3用ハンドアウト
ロイス:成田晴史 推奨感情P:感謝/N:食傷
あなたは、N市UGN第七支部に所属するネパール人のエージェントである。
工業区が密集する第七区画においては、区画内の事業者の監査が重要な業務の一環である。
その日、第七支部長である成田晴史とあなたが立ち入り検査を行なった工場は、
以前あなたが確認した時とはまったく異なる、不可解な状況にあった。
従業員の大半が理由不明の消失を遂げ、肉と骨で構築された異常な製品が出荷される。
成田はこれをR案件であると判断し、あなたに事件の捜査を任命した。
消えた従業員の行方も、異常現象の目的も、製品の出荷先も、全てが不明。
現象の手がかりを示している単語は、僅かに一つ。“浮動工廠”。
GM:いきなりグロい話になるぞ!
ガネシュ・カルキ:何と凄惨な……許し難い!
GM:また、ガネシュさんは第七支部の中では支部長からの信任が厚い方なので
GM:ある程度独断行動が許されています。
ガネシュ・カルキ:おおー
GM:自分勝手なキッズどもを抑えつつ捜査を進めつつ……頑張ってほしい!
ガネシュ・カルキ:支部長から信頼されてイル……これは応えねばなりませン!!
ガネシュ・カルキ:頑張ります!
GM:それでは最後、PC4の遠里さんの登場だ。
遠里 悠キャラシート (PC4:ぽぽ)
遠里 悠:あら、こんにちは。遠里悠よ
遠里 悠:よろしくネ
GM:あっオカマだ!
遠里 悠:心は乙女なの
遠里 悠:元々はレネゲイドビーイングの相棒とコンビを組んでいたエージェントでしたが
遠里 悠:崩落戦で死亡、その際に相棒がいのちを捨てて蘇生してくれました
遠里 悠:なので厳密には人間ではなくレネゲイドビーイング化しています
GM:重い過去を持ってるやつだ
遠里 悠:基本的には戦闘は専門ではなく 情報処理や会計処理のスペシャリスト
遠里 悠:PC型の従者を用いたマルチタスクで実務をこなします
GM:有能で優しいオカマが嫌いな人はいない
遠里 悠:11支部は歓楽街ですので夜のお店も経営しています
遠里 悠:また相棒だったレネゲイドビーイングから記憶処理能力を受け継いだので事件の事後処理なども行いますが
遠里 悠:非道な記憶操作は嫌っている
GM:だが今回はどうなるかなフフフ……
遠里 悠:コワイ
遠里 悠:基本は明るいオカマなので誰にでも気安く声をかけていきたい所存
遠里 悠:宜しくお願いするわネ
GM:遠里さんのハンドアウトはこちら~~
・PC4用ハンドアウト
ロイス:嶋倉則夫 推奨感情P:任意/N:不安
あなたは、N市UGN第十一支部を率いる支部長である。
第十三支部における“ローディーズ・ドア”の一件以来、N市各区画に散ったと思われる
“无号計画”関係者の捜索は、N市内の全区画において高い優先順位に置かれている。
管轄する第十一区画内において、あなたは関係者の一人、嶋倉技術少尉を発見。
捕縛、または尋問を試みようとするが、嶋倉は直後に死亡してしまう。
彼の最後の言葉の真意も不明である――「きみたちへの協力の準備を進めている」。
数少ない遺留品から、あなたは彼が“格子状心臓”と呼ぶ存在を探していたこと、
そしてその捜索の足取りが、同じ市内の第七区画にまで辿り着いていたことを知る。
GM:“ローディーズ・ドア”は第十三支部セッションにおいて言及された事件ですが
GM:過去ログ読まなくてもわかるように、これはオープニングでもちょっと説明入れます
遠里 悠:はーい
GM:とにかく、UGNでもFHでもないやべー旧軍関係者がN市に散ってしまい、
GM:こいつらは何をしでかすかわからない!ということくらいを抑えておいてください。
遠里 悠:OK

■トレーラー

レネゲイドの起源を解析し再現することを目論んだ旧日本陸軍の研究、“无号計画”。
表の世界に露見する水際で、その影響の一端を食い止めることには成功したものの、
彼らが追い求めた“神”の正体と行方も、杳として知れないままである。
再来の“アザレア”。実在しない“浮動工廠”。死者が蘇り、人が消失していく。
新たなる“神”が到来するその時に、彼らは何を選ぶべきだったのか。

――昨日と同じ今日。今日と同じ明日。
“彼ら”の世界では、全てが変わらずに進んでいく。
それはありふれた、小さな、別れの物語。

ダブルクロス3rd『その純白はアザレアの色』
ダブルクロス――それは裏切りを意味する言葉。

■Opening/01

GM:それでは始めましょう。最初のオープニングはPC1、雨堂さんから。
GM:侵蝕率を上昇させてください。
雨堂聖理:31+1d10
DoubleCross : (31+1D10) → 31+4[4] → 35

GM:雨堂さんのオープニングは、日中外を歩いているシチュエーションであれば、ある程度自由に設定できます。
GM:友人と遊びに出ていても、一人で散歩していてもいい
GM:どういたしますか?
雨堂聖理:藤江さんと知り合いの方が良いなら、住んでるアパートのお隣同士でーとかでも良いかと思ってたんですが
雨堂聖理:特になさげなら普通に一人で学校の帰りか買い物に行く所かってとこですね
GM:分かりました。ではそのどちらかということにしましょう。

N市 第七区画

GM:大N市において、雨堂聖理が暮らす近辺は、表立ってそう呼ばれることはないが
GM:非日常の世界――UGNにおいては『第七区画』の番号で呼ばれているという。
GM:海に近いこの区画は、物資のコンテナを積んだトラックなどが日常的に行き来し
GM:企業の工場が集う代わり、第十一区画のように利用できる店舗などは少ない、あまり人気のない区画であった。
GM:当然、通学に行くにも買い物に向かうにも、それなりの距離を移動することになる。
GM:天気は淀んでいる。曇りだ。
雨堂聖理:自転車を漕ぎ漕ぎ、自分のアパートを目指しています。学校帰りだ。
雨堂聖理:湿った空気にも上り坂にも負けず、無造作に伸ばした髪が風でなびく。
GM:ちょうど工場のシフトの時間のようで、通り道の工場からぞろぞろと従業員が出てくる様子が見える。
藤江祐介:「すみません、あの、この人を!」
藤江祐介:「あの、この近くに住んでいたので、何か目撃情報などがありましたら……!」
GM:その従業員達に、一人の青年が必死に呼びかけながらビラを配っている。
雨堂聖理:声を聞くと減速し、
雨堂聖理:本人を視認したら、すぐ近くでブレーキを止め、自転車を降りる。
藤江祐介:「ぐえっ」
藤江祐介:従業員の一人にぶつかり、ビラの束を取り落としそうになる……!
雨堂聖理:とんとん、と無駄ない踏み込みでそれをキャッチする
藤江祐介:「あっ、す」
藤江祐介:「すみません」
雨堂聖理:「大丈夫ですか?」 それからビラを数枚取って、お返し
藤江祐介:厚い眼鏡をかけた、ナヨナヨとした男だ。ひどく恐縮しながらビラの束を受け取る。
雨堂聖理:「皆さん、急いでますから。声掛けは大変ですね」 それからビラに目を落とす
GM:女性の顔写真がある。容姿の情報の他、行方不明になった日時と服装、連絡先などが書かれている。
藤江祐介:「あの、その人」
藤江祐介:「……見たことありませんか?」
雨堂聖理:「見たことは、ないかな。ごめんなさい」 答えつつ、藤江さんを見る
雨堂聖理:「お知り合いですか?」
藤江祐介:「はい。なんというか……彼女……はは、なんか、こんな表現、恥ずかしいですけど」
藤江祐介:「……大事な人なので」
雨堂聖理:「なるほど」 頷く 「……貼り紙はしました? 多分、この辺りなら」
雨堂聖理:「その方が効果的じゃないかな。あんまり飾りっ気ない場所だし」
藤江祐介:「一応、これからするつもりで……いや、ありがとうございます。何から何まで」
藤江祐介:「僕は、この近く……恭英大学に通ってる、藤江といいます」
藤江祐介:「何かあったら連絡していただければ。警察にも言ったんですけど、全然、手がかりがなくて」
雨堂聖理:「雨堂です。私もこの辺りに住んでて。力になりますよ」
雨堂聖理:「大事な人なんですもんね」 じっとポスターの写真を見る。きっちり覚えようとしているのだ
藤江祐介:「彼女の住んでたアパートも、ここから近くて。大家さんにも聞いたんですが……」
藤江祐介:消沈した表情になる。
雨堂聖理:「……どうかしたんですか? 大家さんなら力になってくれそうですけど」
藤江祐介:「いえ……こういうこと言うと、僕の頭が変になったって思われそうで」
藤江祐介:「見かけたら連絡してくれれば十分ですので」
雨堂聖理:こくりと首を傾げる 「変になった? ……」
藤江祐介:「あの」話すかどうかを、かなり迷っているようだ。
雨堂聖理:「……常識じゃ考えられないことが起きてる、とか?」 探るように問う
藤江祐介:「……っ、そうです」
藤江祐介:「最初から、そんな女の人は住んでいなかったって」
藤江祐介:「おかしいですよね?何度も彼女の家には行ったことありますし」
雨堂聖理:「……」 耳の後ろの辺りを掻く。なるほど非常識なことではあるが、心当たりがあるレベルの非常識さだ
藤江祐介:「大学の友達だって、泉さんのこと覚えてるんですよ」
藤江祐介:「なのに、一番知っていたはずの大家さんだけが……わけがわからない……」
雨堂聖理:「大学の友達は……覚えてる。ううん、彼氏さんも覚えてるんだから……」
雨堂聖理:「UGNにしては杜撰……?」 聞こえるか聞こえない程度の独り言
藤江祐介:「あ、泉さんっていうのは……」
藤江祐介:「泉透乃って、その、行方不明になった彼女のことで」
藤江祐介:「とにかく、この住所に住んでいたことは確かなんです。だから絶対、見ていた人がいたはずなんですよ」
雨堂聖理:「泉透乃さん……分かりました」
藤江祐介:「ありがとうございます。親切ですね……。その、高校の学生さんですか?」
雨堂聖理:「はい。高校生です。星辰館の……さっきも言ったけど、この辺りに住んでて」
雨堂聖理:「だから、この辺りで人がいなくなったなんて聞いたら、放って置けません」 自分の胸に手を当てる
藤江祐介:「はは。……親切なんですね」力なく笑う。
藤江祐介:「……僕が高校生の頃は、とても君みたいにしっかりしてませんでしたよ」
雨堂聖理:「任せてください。あたしの方でも探してみます。力にならせてください」 というか、最初からそのつもりで数枚ビラを取っておいたのだ
藤江祐介:「どうか、お願いします」深く頭を下げる。
雨堂聖理:そう言われると、少し困った表情をする。が、頭を下げる彼には気付かれないだろう
雨堂聖理:「とりあえずあとでこの連絡先に連絡入れるので、そしたら藤江さんも、なにかわかったことがあったらあたしに教えてください」
藤江祐介:「さ、さすがにそんなことまでは……いや、」
藤江祐介:反射的に後ずさろうとしたが、それを踏みとどまる。
藤江祐介:「……いや。本当に。どんな情報でも、欲しいんです。お願いします」
雨堂聖理:「はい。手がかりはお互いに多い方が良いです。……それに、もしかしたら急いだ方が良いことかもしれないですから」
藤江祐介:「名前を聞いても大丈夫ですか?連絡用の名前なんかでも構いませんので」
雨堂聖理:「雨堂聖理です。音だと分かりづらいかな、こういう字で……」 学生証を見せつつ
藤江祐介:「はい、きよりさん。はい」
雨堂聖理:辺りに気を配る。人目のつかない所を探して。工場の近くだし難しくもないか
藤江祐介:「余計なお世話かもしれませんけど、きよりさんも、気をつけてくださいね」
藤江祐介:「若い女性が行方不明になっているので……」
藤江祐介:「もしかしたら、親御さんなどに伝えてもらって、そうして探してもらった方がいいかも」
雨堂聖理:うっすらとした笑みで 「……そうですね。泉さんのご両親とか、思い切って相談した方が良いかもしれません」
藤江祐介:「え、あ、はい」
雨堂聖理:「あ、でも連絡難しいのかな……ご両親さんには挨拶とかしてなかったんですか?」
藤江祐介:「はは。情けない話ですけど……もちろん、そうするつもりではいたんですけど」
雨堂聖理:「なら、学校に問い合わせるとかは? もしかしたら……あ、でも、話が大きくなりすぎるかな……」
藤江祐介:「大家さんの手元にも、連絡先などは残っていませんでしたし」
藤江祐介:「どうでしょう……できることは、とにかく試してみます」
藤江祐介:「きよりさんみたいな人もいると分かりましたから」
藤江祐介:「無駄ではない、と……思うので」
雨堂聖理:「え。あたしなんて普通ですよ。普通の高校生ですってば」 少し照れる
雨堂聖理:「……それじゃ、あたし行きますね。知り合いを当たってみます」 と、自転車に跨って
藤江祐介:「あ、はい。気をつけて」
藤江祐介:また、深く頭を下げる。眼鏡がずり落ちそうだ。
雨堂聖理:「藤江さんも、頑張ってください! 後で連絡しますから!」先程見つけた、人目につかなさそうな方角へすいーっと走っていこう
GM:工場から出てくる従業員も、かなりまばらになった。
GM:そもそも、そうでなくとも工業区には、人目につかない物陰はいくらでもあるのだが。
雨堂聖理:……自分の部屋に帰ったら見ようと思っていた話題のドラマのこととか、学校の課題のこととか
雨堂聖理:そんなことはもう頭の中から吹っ飛んで、意識の片隅にも残っていない。
雨堂聖理:今、雨堂聖理の右脳と左脳を動かしているのは、いかに……泉透乃。瞼の裏に焼き付けたその女性を、一秒でも早く見つけるか。それだけだ。
雨堂聖理:ということで、多分誰にも見られてないだろうなーってなったら《ディメンションゲート》開きます。第七支部内の適当な会議室へ自転車で直行だ
GM:いきなり!!
雨堂聖理:支部長室に直行しないだけ分別があるぞ

GM:では強烈なダイレクトアタックをかましたところでオープニングを切ります。ロイス等ありますか
雨堂聖理:推奨通りに行きましょう。藤江祐介 ○尽力/気の毒
GM:そう、気の毒な男!
GM:調達はまだ待ってもらおう。それでは次のOPに参ります。
雨堂聖理:救けねば……

■Opening/02

GM:PC番号順で、PC2!ノーヴェくんの登場だ。
ノーヴェ:の!
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:0->1)
ノーヴェ:あっ
GM:一般人!
ノーヴェ:初期値が41なので、42ですね。非オーヴァードのクズになっちゃう
ノーヴェ:修正しました!
GM:ではさっそくグワイヒアと戦闘してもらいます。希望戦闘シチュエーションなら大体OK
ノーヴェ:シチュエーションはどこでもいいですが、
ノーヴェ:グワイヒアから必殺の一撃をもらって相手が一瞬だけ油断したところを、お前が死ね!と肉斬骨断したいです。
GM:じゃあ走行中のトラック上とかで戦ってもらいましょうか
ノーヴェ:やったー!ハイスピードバトルが嫌いなダブルクロス者はいない!

N市 第七区画 搬入用車道

GM:エンジン音。
GM:工場の大敷地内を走行し続ける大型トラックが存在する。運転席は無人だ――FHの技術による自動車両であった。
GM:だが、荷台に並ぶコンテナ上で対峙する二名の人影がある。
GM:周囲には強烈なワーディングが展開されており、常人はその戦闘を目視することはできない。彼らはオーヴァードだ。
ノーヴェ:「はははははァーッハァーッ!」 哄笑する。
ノーヴェ:「テメーとやりあうといつもこうだな!」「戦うシチュエーションが!常におもしれェ!」
ノーヴェ:不安定な足場をまったく気にしていない。
“グワイヒア”:「ウッ」
“グワイヒア”:「ゼェ――よッ!!クソ野郎が!!!」
“グワイヒア”:ノーヴェが相対する敵は、素体こそ小柄な少女のようだが
“グワイヒア”:両肘から先が、大型の機械爪である。金属骨格と刃で構成されたような翼を展開しており、
“グワイヒア”:素体の体格以上に巨大に見える。FHエージェントの機械化兵、“グワイヒア”!
“グワイヒア”:「邪魔しやがって、いつも、いつも、おれをバカにしてんのか!?」
“グワイヒア”:「笑ってんじゃねぇ――ぞ!!」
ノーヴェ:「バカにする? とんでもねえ。心底驚いてるぜ」
ノーヴェ:「機械化兵の体格はそのままスペックの差だ。中に詰め込めるパワーの差だ!」
ノーヴェ:「そのちんまいカラダでよく頑張るもんだとなァ!」 回し蹴りを放ち、翼を狙う。
“グワイヒア”:「とっとと死ね!!!」格闘の間合いよりも、手前!
“グワイヒア”:肘から先が射出され、ジェット噴射でノーヴェに襲いかかる!!
“グワイヒア”:「クロォォーッバレット!!」
ノーヴェ:「必殺技名つけてンじゃねェ!」
“グワイヒア”:何度も見た技だが、自在飛行する機械腕はそれなりに厄介な攻撃ではある!
ノーヴェ:「何度も何度も何度も何度も何度も!」
ノーヴェ:「何度も見てんだよォその技!当たるかッ!ボケッ!」
“グワイヒア”:ガギン!!!!
“グワイヒア”:左横薙ぎ!質量と刃でノーヴェの肉体を引き裂こうとする!
ノーヴェ:「それもなァ~! ロケットパンチが回避されたら、必ず二歩ステップして左横薙ぎ!」
ノーヴェ:「パターンなんだよテメェ!必殺技でも編み出してこい!」
ノーヴェ:踵落としで強引に刃を撃ち落とし、その反動で上に飛び上がる。
“グワイヒア”:「喋るんじゃねえ~~!!!」
“グワイヒア”:ギュン!!
“グワイヒア”:背後に回り込んだ飛行機械腕が、唐竹割り!
“グワイヒア”:「バラバラ!!」
“グワイヒア”:「バラバラにして!スクラップ処理してやるァ――ッ!!」
ノーヴェ:「くはははッ!ハハハハーッハァーッ!」
ノーヴェ:「バラバラがお好みかよ?いいぜいいぜェ~……」「乗ってやる」
ノーヴェ:回避しない。凄まじい勢いの唐竹割りを、あえてそのまま受ける。
GM:ゴバギャア!!
GM:頭部を破壊されこそしなかったが、肩から胴体にかけて
GM:クローが深く食い込む!
“グワイヒア”:「ちくしょう」
ノーヴェ:……唐竹割りを受ける代わり、足場を確保した。コンテナを蹴る。「ガフッ……ただしなァ」
ノーヴェ:その勢いのまま、"グワイヒア"に飛ぶ。 「テメーもだ!"グワイヒア"!」
“グワイヒア”:「おれのクローバレットが!!」
ノーヴェ:「テメェェェェも!死ね!!」
“グワイヒア”:「ナメんじゃねえノーヴェ!!!」
“グワイヒア”:もう片方の機械爪を呼び戻そうとする……!
ノーヴェ:「あと、必殺技名つけてんじゃねェ!」
ノーヴェ:何度も見た動きだ。機械爪がグワイヒアの手元に戻るまで、1.2秒!
ノーヴェ:こっちの蹴りのほうが、コンマ速い……! 「死ね!」
ノーヴェ:頭部に蹴りを叩き込んで、トラックから叩き落とします。
“グワイヒア”:「ゴボーッ!!?」
“グワイヒア”:目玉が裏返り、そのまま墜落!ノーヴェに食い込んでいた機械腕も滑り落ち、後方へと取り残されていく。
ノーヴェ:「チッ……!」 結局こっちも転げ落ちます。唐竹割りのダメージが大きすぎた。
GM:ドシャア!
ノーヴェ:「何がクローバレットだ……ナメてんのかあのクソ……」
“グワイヒア”:「くそ……」多大な損傷を負ったグワイヒアがもがいているのが見える。ノーヴェの兵装の射程外だ。
“グワイヒア”:向こうもそれは同様であろうが。
“グワイヒア”:「調子乗ってんじゃねえぞ……テメー、テメーらは」
ノーヴェ:「まだやるか?えェ?死ぬまでよォ~」
“グワイヒア”:「どっちみち、おしまいだ……!」
ノーヴェ:「こっちはまだまだ……あ、やべえなこれ……」「……あ?」
“グワイヒア”:「“アザレア”が来る!!あの“アザレア”がよ!!」
“グワイヒア”:「クッ……クヒヒッ、信じられるかァ~!?帰ってきたんだよ!!」
“グワイヒア”:「おれは、見たぜ!!!」
ノーヴェ:「……はァん?」
ノーヴェ:名前だけは聞いたことがある。恐ろしく強いと……名前だけは。
“グワイヒア”:「“アザレア”……“アザレア”が帰ってきたら、おれもこんなクソ雑魚セルの使い走りなんて一生しねェー……」
“グワイヒア”:「一切合切ブッ壊してやる」
GM:“グワイヒア”の欠点は、出現時には強力なワーディングを常時展開してしまうため
GM:必ずその所在を捕捉され、被害を広げる前にこうして制圧されてしまうことだ。
GM:今回の戦闘でも最初から彼女の役割は陽動であり、大七支部もそれが分かっていてノーヴェを単独でぶつけていた。
ノーヴェ:「"アザレア"は死んだんだろうが?四年前に」
ノーヴェ:「生きてるってのか?マジに?」
“グワイヒア”:「生きてるぜ……おれと“アザレア”の間柄だ、間違いねェんだ」
“グワイヒア”:「本当だ!マジに、ハッタリとかじゃねえぞ!」
ノーヴェ:「へェ!"アザレア"ちゃん……くん?とナカヨシか」
ノーヴェ:「なら伝えとけよ"グワイヒア"!使い走りついでによォ~」
ノーヴェ:「"アザレア"!テメーは」「俺が!ブッ倒してやる!」
ノーヴェ:「ってな!」
“グワイヒア”:「へ、へへ!」笑う。
“グワイヒア”:「テメーが?“アザレア”を?」
“グワイヒア”:「クッソ面白ェ冗談だぜ……!今のうち自殺しておいたほうがマシだぞ、テメェー」
“グワイヒア”:「ハーッ、くそ……指の同期がきかねえ」
ノーヴェ:「ほざきやがれ!テメーこそよォー、"アザレア"がいるからお役御免ですサヨウナラ、って言われないようにしとけ!」
ノーヴェ:こちらも"グワイヒア"と同様、フラフラだ。背中と左腕の感覚がない。
“グワイヒア”:「ほざいてろ。今のうちにな……!」
“グワイヒア”:「おしまいだよ、テメーらは!」
“グワイヒア”:――バシュ!
“グワイヒア”:翼の機構から圧縮空気を噴射。
“グワイヒア”:搬入路を滑走路のようにして一気に飛び立ちます。
ノーヴェ:「ハ」
ノーヴェ:「おしまい、な……」 "グワイヒア"が消えるまで待ってから、ようやく片膝をつく。
ノーヴェ:「よく聞く言葉だぜ」
ノーヴェ:「この街じゃあ、よ」

GM:オープニングを切ります。ロイス取得が可能。
ノーヴェ:グワイヒアちゃんにとろうっと。これは取らないとウソ!
ノーヴェ:-好敵手/"グワイヒア"/○好意/敵愾心/ロイス
ノーヴェ:以上です。またあそぼうねグワイヒア!
GM:好意になってる!

■Opening/03

GM:ではPC3、ガネシュさんのオープニングに入っていきます。登場侵蝕をドーゾ。
ガネシュ・カルキ:はいー!
ガネシュ・カルキ:30+1d10
DoubleCross : (30+1D10) → 30+7[7] → 37

ガネシュ・カルキ:7!
GM:ガネシュさんはOPの選択余地は全然ありません。
GM:支部長の成田さんと共に、とある工場の立ち入り検査をするところからの開始となります。
ガネシュ・カルキ:選択の余地がない……まるで人生ですね……(上手いこと言ってやったぜなウザッ面)
GM:うざ!
ガネシュ・カルキ:了解です!

N市 第七区画 金属加工工場

GM:第七区画の工業区に多数存在する工場は、当然のように全てがUGNの厳重な監視下にある。
GM:FHの研究セルの研究成果である兵器、あるいはアーティファクトを原動力とした製品などが、実際に『製造』されるとすれば
GM:既に存在する工業施設を流用して『生産』することが最も合理的であるからだ。
GM:だが、その監視努力にも関わらず、登記上にない工場が現れ、あるいは存在していたはずの工場が忽然と消える。
GM:一説には崩落戦当時のレネゲイド影響が残っているのだとも言われる。そのため書面上のみではなく、定期的に立ち入りを行い、自らの眼で確かめる必要がある。
工員:「あのー、消防関係の検査ということでしたら、二ヶ月前にそちらで見てもらったばかりなのでは……」
成田晴史:「ああ、すみませんね。ちょっと年度が変わって、今年から新しい方法でやることになったもので」
成田晴史:「前回で基準を満たしているので問題ないと思いますけど、大丈夫でしょうかね」
成田晴史:有無を言わさぬ語調だ。第七支部長の成田晴史は、常のようなスーツ姿ではなく、検査に合わせた作業服姿だ。
ガネシュ・カルキ:「すみませン。急にお手間を掛けさせてしまッテ」
ガネシュ・カルキ:成田支部長の脇で、こちらは対照的ににこやかに、腰を低く頭を下げている
ガネシュ・カルキ:「さしたる手間ではないと思いまス。前回で問題なければ、此度もすぐ済みますのデ……」
工員:「はあ、分かりました……ではこちらが作業記録となっていまして……」
GM:工員はガネシュに記録を手渡し、一方で成田は工場の構造や製造機械に変化がないかどうかを厳しい目で見ていく。
成田晴史:「ガネシュ。機械の更新記録はあるか」
ガネシュ・カルキ:「……ハイ」記録をチェックし、目で追っていく
GM:この二ヶ月、更新記録と思しきものはない。
GM:ガネシュも第七支部の中では最もこの任務に携わっているので、ある程度の工場の立地や設備などは頭に入っている。
GM:この工場も、二ヶ月前に監査した際には何の変哲もない、ネジやバネなどを作る工場であった。
ガネシュ・カルキ:「問題ありませン。特にこの二か月、機器について大きな記録は更新されておりませン」
成田晴史:「だそうですが」傍らの工作機械に手を置く。
成田晴史:「こちら、前回と違いますよね」
工員:「え……ああ、それはその、部品の故障で、新型にしたもので」
ガネシュ・カルキ:「……ええ。記録に問題がないだけに、不可解ダ」
工員:「いや、すいません。ちょっと事務所の方に控えがあったんだったかな……」やや焦った様子で、自分自身も記録をめくっている。
成田晴史:「はぁー……」
成田晴史:「……ガネシュ。人が少ない」
ガネシュ・カルキ:「?」と疑問の表情。実際の現場機器だけが、書類の記録と違っている。何もなければ、何もないでいいのだが……
成田晴史:「人。作業員だよ」
成田晴史:「なんで四人しかいないんだ」
GM:応対に当たっている工員が一人。
GM:加工作業を行なっている工員が、手前に二人。奥に一人。
ガネシュ・カルキ:「……ハイ」口調はそのまま、表情からは徐々にゆるみが消えつつ、工場を見渡す
工員:「え、何か……変ですかね……」本気で気付いていないような表情。
ガネシュ・カルキ:「静カすぎますね。ワタシも早々経験がある方ではないデスが……本来、この時間帯の工業部品工場としても、あまりに音が少ない」
GM:ガネシュの位置から見えるダンボールがある。
GM:出荷される製品が詰められ、一時的に積まれ、保管されているものだ。
GM:濡れている。何らかの浸出液がダンボールから床に広がっているのがわかった。
工員:「けれど、いつもこんなものですし。ええと、法令上は問題ない?ですよね?」
ガネシュ・カルキ:「……失礼。あのダンボールは何カの出荷品デ?」尋ねる
工員:「はい」
成田晴史:「出荷先」
成田晴史:バチッ
成田晴史:ダンボールの方へと歩き出しながら、既に手袋をつけている。
成田晴史:「出荷先を聞け」
ガネシュ・カルキ:「……支部長」目で合図、言葉少なに、こちらもダンボールに近づこうとして……やめる
ガネシュ・カルキ:支部長が向かったからだ。ならば自分は、こちらで確認を取る。役割分担だ
工員:「あの。どうかしましたか?」
ガネシュ・カルキ:「アのダンボールについて、詳しくお聞かせくださイ。……何も問題がなければいいのでス。あのダンボールに起きているノガ、ただの液漏れならバ」
ガネシュ・カルキ:「ただのオイル漏れのような、チェック不良ならそれでいいのでス。……あのダンボール、どちらへの出荷品ですカ?中に何ガ?」
工員:「まさか。液漏れなんてするようなものじゃありませんよ。大腿筋のネジなので」
ガネシュ・カルキ:「……大腿筋?」
ガネシュ・カルキ:すぐさま振り返る。叫ぶ
ガネシュ・カルキ:「支部長!!」
成田晴史:ダンボールを開いている。「ガネシュ~~」
成田晴史:「なんだこいつは!」
GM:バシャ!!!
GM:成田が蹴り倒したダンボールの中からは、赤と白の入り混じった肉片が散乱する!
GM:確かに『部品』であろう……生体組織の、という点を付け加えればだが。
成田晴史:「捕獲だ!クソッ、何が目的だ!!」
工員:「え、えへ、えへ、どうしましたか」
ガネシュ・カルキ:すぐさま支部長の元へ駆け寄る。自分のエフェクトなら、工員に動きがあればすぐさまそちらへ移動が可能だ。ダンボールの元へ向かう
工員:「それは、出荷先は、そりゃ、わかってますよ」
工員:突然身を屈めて、痙攣を始める。
成田晴史:「こっちに来るな!工員の奴を捕えろ!」
工員:「“浮動工廠”……」バリッ
ガネシュ・カルキ:「ハ!」
ガネシュ・カルキ:工員が動き、支部長の檄が飛ぶとほぼ同時
ガネシュ・カルキ:その場から消え、工員を背後から組み伏せ――られない!
工員:ハバババザザザザザザ!!!
工員:無数の羽音と共に、工員の肉体が弾け飛ぶ。
工員:奥にいた三人も同時に。
工員:黒く煙のような大群が窓へと飛んでいく――蝿だ。
ガネシュ・カルキ:「……ナンてことダ!」
ガネシュ・カルキ:大量の蝿が、腕からすり抜け工場の外へと飛び向かう!
GM:ただの逃走であれば対応可能だっただろうが、恐らくはガネシュが動いたところで手遅れだっただろう。既に体内にいたのだ。
成田晴史:「クソッタレが!!!」その場の機材を蹴り飛ばす!
成田晴史:「ふざけてやがる……最後、何て言ってた」
ガネシュ・カルキ:「フドーコウショウ……おそらく、“浮動工廠”かト」
ガネシュ・カルキ:「……申しわけありませン」支部長の指示は行員の最後の言葉だ。まずはそれを伝える
ガネシュ・カルキ:そして、自分は支部長の指示を全うできなかった。不可抗力な面はあったとはいえ、詫びるほかない
成田晴史:「フドウコウショウ。心当たりがないな。……貴様はどうだガネシュ」
ガネシュ・カルキ:「……いえ、ワタシも。これがオーヴァード……FH絡みとは限りませんが、何かの陰謀であるなら、符牒の一種デハ?」
成田晴史:「場所か計画のコードネームってところか……チッ」
成田晴史:「この後の検査が控えている。貴様は支部に戻れ」
成田晴史:「どっちみち他のところにコイツの影響が蔓延していないか調べる必要がある」
ガネシュ・カルキ:「かしこまりまシタ。では検査ハンのテハイを出しておきまス。……調査を始めるなら、一応、他の支部への報告モ」
成田晴史:「いらん!まだ何が起こっているのかも分かっていないだろうが!」
成田晴史:「何を調査するのか分からないけれどお願いします、とでも言うつもりか!?」
成田晴史:「調査は貴様がやれ!“浮動工廠”だ!」
GM:第七支部長、成田晴史は他の支部との連携を極度に嫌っている。支部長同士のホットラインにも全くと言っていいほど応答しない。
ガネシュ・カルキ:「……その通りでス。単純に起こったコトの報告は密にした方がよいかと思いましたガ、差し出たマネをするところでシタ」
成田晴史:「この区画で起こっていることだ。解決できなきゃあ第七の意味がないんだよ……!」
成田晴史:工場を漁りながら、苛立っている。
ガネシュ・カルキ:支部長のそういう気質は知っているが、半分くらいは「プライドを傷つけてしまった……!」という自責の念で謝っているぞ!(笑)
ガネシュ・カルキ:「かしこまりまシタ。デハ、この件はワタシが追わせて頂きマス。かならずヤ、第七支部のコケンに掛けテ」
GM:肉や骨で造られた意味不明な製品が、既にいくつも製造されている。出荷数に至っては想像もできない。
GM:ともあれ、ガネシュに調査が一任されたということは、
GM:一度は支部に帰還し、調査の手配を進める必要がある。
ガネシュ・カルキ:「では、ワタシはいったん戻りマス。……こちらはお任せいたしますネ」そして、工場を後にする!

GM:オープニングを終了します。ロイス獲得が可能。
ガネシュ・カルキ:ロイスだ!
ガネシュ・カルキ:成田支部長だぜ~~~!
ガネシュ・カルキ:勿論指示に従うぜ!成田晴史P:〇感謝/N:食傷だ! 本当はP:〇感謝/N:感謝にしたい所だが……
ガネシュ・カルキ:支部長にも困ったものだと思ってる所が、このネパール人にも有るのだ……!!
GM:支部長が好きすぎる……こんなに困った人なのに……
GM:ありがたみを噛み締めつつ次のOPにいきましょう。

■Opening/04

GM:PC4、遠里さんの登場だ
遠里 悠:1d10+44
DoubleCross : (1D10+44) → 2[2]+44 → 46

GM:遠里さんも、嶋倉のアジトを突き止めるというシチュエーションで固定ですが
GM:嶋倉がどこに隠れていたか、あるいはどういう形で追い詰めたのかなどは自由に設定できます。
GM:ご希望はありますか?
遠里 悠:そうですね 今は営業していないクラブの事務所とかに潜んでいてる所に踏み込んでいく感じでどうでしょうか
GM:そうしましょう!十一区画は歓楽街なのだ。

N市 第十一区画 事務所跡

GM:かつて……戦時中、このN市を拠点として、秘密裏に進められていた計画があった。
GM:オーヴァードの起源を、人間を遡った先史生物、さらには生物以前の『無機物』に存在するという仮説を立て
GM:起源のオーヴァード――“神”の再現及び運用を試みた、旧陸軍の『无号計画』。
GM:その計画に携わった数名の研究者と、研究成果である“神”が、未だこのN市に隠れ潜んでいるという。
GM:――そして第十一支部長、遠里悠は、誰よりも先にその一端へと辿り着いた。即ち、脱走研究者の一人へと。
嶋倉則夫:「……誰かが来るとは、予想していたよ」
嶋倉則夫:営業終了したクラブの事務所内。やや肥満体の男が、モニタの光に照らされている。
遠里 悠:静かに事務所の扉が開く
嶋倉則夫:「だけど、君たちでよかった。――UGNだね」
嶋倉則夫:嶋倉則夫技術少尉。記録が正しければ100歳近い年齢であるはずだ。
遠里 悠:「あら、待っていてくれたなんて嬉しいわ」
遠里 悠:大柄な男、ではあるが顔には女物のメイクが施されている
遠里 悠:「でも、残念だけど。このお店は営業時間外なの」
嶋倉則夫:「それは……本当に申し訳ない」
嶋倉則夫:「だけど、ぼく……いや、ぼく達は、今の時代に適応する身分などなくてね……」
嶋倉則夫:「何もかも変わりすぎてしまった。本当に」
遠里 悠:「そう?人の営みなんて本質は変わらないと思うわよ」
嶋倉則夫:「ぼくを……どうする」
嶋倉則夫:大粒の汗が浮かんでいる。緊張や恐怖のためではない。……ように思える。
遠里 悠:「私達を待っていてくれたというのなら手荒なことはしたくないわ。話を聞かせてくれるなら、美味しいお酒でもご馳走するけど」
嶋倉則夫:「それは……ハァ、残念だ……」
嶋倉則夫:「あまり、こちらに思考を残していられなくて……」
遠里 悠:「体調が悪いのなら医者を呼びましょうか?それとも…今言っておかなくてはいけない事がある?」
嶋倉則夫:「こんな、簡単な応対しか……」椅子に座ったまま、蹲る。
嶋倉則夫:「……協力する……」
嶋倉則夫:「世界の安定……きみたちUGNに協力する準備を……」
嶋倉則夫:「進めている……まだ、残された手段はある……」
嶋倉則夫:「…………」
遠里 悠:手を差し伸べる
遠里 悠:「ゆっくりで、いいわ。無理はしないで」
嶋倉則夫:その手が取られることはない。頭を沈めたまま、起き上がらない。
遠里 悠:「…!」
遠里 悠:体に触れて生体反応を見る
嶋倉則夫:死亡している。
嶋倉則夫:しかも、不可解なことがある。
嶋倉則夫:嶋倉則夫の外見年齢は、どう高く見積もっても四十代よりは下だ。
嶋倉則夫:替え玉であったのだろうか?確かに、ここに本人がいるという確信があったからこそ、支部長である遠里が接触したのだが――
遠里 悠:手の中に小型の端末が出現する
遠里 悠:事前に入手した嶋倉のデータを確認し死体のデータと照合する
GM:一致している。とはいえ、戦時中当時のDNAデータなどが残っているはずもない人物なので
GM:あくまで、遠里が入手している限りのデータと一致している、というだけだ。
GM:実際のところ、確実な保証があるわけではないのかもしれない。
GM:モニタはまだ点灯している。彼は最後まで何らかの作業を行なっていた。
遠里 悠:「本人である可能性は高いのよね。少なくとも、違うと言うデータは無い」
遠里 悠:モニタを覗き込む
GM:常人ではこれだけで作業の流れを理解することはできないだろうが、
GM:何らかの追跡記録を消去している最中であったことが見て分かる。
GM:“格子状心臓”というキーワードが各所に見られる。嶋倉則夫は何かを探していた。
GM:それは確かだ。
遠里 悠:支部に連絡を入れる
遠里 悠:「ごめんね、開店前の時間なのに。例の件で処理班をだしてくれる?死体が一つ。目撃者はいないから情報処理は軽くていいわ」
遠里 悠:「それと、“格子状心臓”というワードの情報をあたってくれる?」
遠里 悠:連絡を終えて死体となった嶋倉を事務所のソファに寝かせる様に横たえる
遠里 悠:「何を探していたの?何十年もかけて叶えたかった事は何?」
遠里 悠:「貴方の人生がどんなに恐ろしさで満ちていたとしても死後は安らかである事を願うわ」
遠里 悠:処理班の到着を待ってこの場を去ります

GM:オープニング終了。ロイスのみ獲得可能です。
遠里 悠:嶋倉則夫 哀悼○/隔意
遠里 悠:以上で
GM:本日はここまで。お疲れ様でした。次回は明日21:30より。

■Middle/01

GM:皆さんお揃いですので、合流シーンを始めていきましょう。
GM:全員登場です。侵蝕ダイスをどうぞ。
GM:それとキャラデータは決まったかな?初期侵蝕変わった人がいましたらここで申告してくださいね。
ノーヴェ:かわってないです!
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:42->45)
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:35->37)
雨堂聖理:変わりなし!
雨堂聖理:なし!
ガネシュ・カルキ:こちらは初期30だったのが、バックスタブ分の計算を忘れていたので初期34です。そして前回7上ったので今41!そして振る!
遠里 悠:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 5[5]+46 → 51

ガネシュ・カルキ:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 10[10]+41 → 51

ガネシュ・カルキ:ぐえー

N市 第七支部

GM:“グワイヒア”との激戦を終えたノーヴェは、他の支部員よりも一足早く支部へと帰還していた。
GM:第七支部の造りは、工業区内に存在するだけあって、通常の工場事務所と大きな違いはない。有事に備えた防衛機能が付加されている程度だ。
ノーヴェ:「クソが……あのガキ、めちゃくちゃ深く抉りやがって……」 医療スタッフなどがいなければ、
ノーヴェ:棚に置いてある応急手当キットを勝手に取り出し、自前で手当をしてます。
ノーヴェ:"グワイヒア"との戦いで何度も何度も負傷して帰ってくるので、半ば自分専用の医療品置き場になりつつある。
C・エイス:「お手伝いいたしましょうか?」
C・エイス:執事服姿の長身の女性が、音もなく背後に立っている。
C・エイス:支部長補佐。C・エイスという名だ。
ノーヴェ:「お」 さして驚きもしない。
ノーヴェ:「ボスが帰ってこねえうちに頼むわ。またあいつにやられた」
C・エイス:「“グワイヒア”のお相手、ありがとうございました」
C・エイス:手際よくノーヴェの体の治療、あるいはメンテナンスを進めていく。
ノーヴェ:「タイマンで圧倒できりゃあよかったんだけどな。インチキだぜあいつの性能は」
ノーヴェ:「あれで使いっ走り? どんだけ層が厚いんだよあっちは」
ノーヴェ:生体部品が4、機械部品が6の人造人間だ。アンドロイドというかはサイボーグに近い。治療か修理かは意見が分かれるところだろう。
C・エイス:「本隊のブラバントセルは……ああ、弱敵でしたが。ノーヴェ様のおかげで恙無く討ち取ることができました」
ノーヴェ:「そらよかった。討ち取ってくんなきゃ、頑張ってタイマン張ってた意味がなくなる」
ノーヴェ:「支部長とガネシュは? 伝えたいことがある」
C・エイス:「ふ。予定時刻は過ぎていますけれど」片手でスケジュール帳を開く。
C・エイス:まっすぐに背筋を伸ばし、もう片手は腰の後ろだ。
C・エイス:「――帰還されてはいませんね。問題が発生したのでしょう」
ノーヴェ:「あっちもかよ……。"グワイヒア"の捨て台詞もウソじゃなかったかな」
ノーヴェ:非戦闘時のノーヴェは存外冷静だ。戦闘時は恐怖を感じず、非戦闘時はできるだけクレバーに振る舞う……そういう風に人格を設計されている。
ガネシュ・カルキ:ではその所で、帰ってきましょう。事務所の扉が開く
C・エイス:影のごとくドアの脇に移動し、上着を受け取る姿勢。
ガネシュ・カルキ:「ただ今戻りましタ。おや、ノーヴェ。お帰りなさイ。エイスさンも、お疲れさまでス」
ガネシュ・カルキ:エイスさんに軽く礼をして、上着を渡す。自分はそのまま事務机に移動して、情報収集班への通達を始めよう
ノーヴェ:「お疲れサン」 顔を向けずにひらひらと手を振る。
C・エイス:「お疲れ様でした」
ノーヴェ:「あ? ボスは一緒じゃねえのか」
ノーヴェ:「アレをやってきたんだろ。いつもの、地味な。工場の」
ガネシュ・カルキ:「ハイ。いつもノ検査確認でしたが……ヒトツ、よくないコトになりましタ。新しい、『仕事』になるやもしれまセン」
C・エイス:「ついにお亡くなりになりましたか?」
ノーヴェ:「ふはッ!」
ノーヴェ:「はははッ!いやあ~、そこまでダサいマネはしねェ~だろ!仮にも支部長がよォ~!」
ガネシュ・カルキ:「亡くなりませンよ。あの方の生命力は二人とも知ってイル筈です。支部長デスからね」いつもの二人の様子に苦笑しつつ、答える
C・エイス:「お互い」スケジュール帳を閉じる。「共有せねばならない情報がありそうですね」
C・エイス:「紅茶を淹れてまいります」
ノーヴェ:「賭けてもいいぜ、俺の用件のほうがぜッッたいに重要で重大だ……エイス! 俺、カモミールな」
ノーヴェ:「ハチミツもセットにしてくれ。甘いのがほしい」
ガネシュ・カルキ:「助かりまス、エイスさン。冷蔵庫におカシが入っていますので」給湯室に向かうエイスに声をかけつつ
ガネシュ・カルキ:「……ノーヴェの方も、いつものグワイヒアとの戦闘任務かと思ったいまシタが……何らカの進展があっタようですネ」
ノーヴェ:「ありまシタよ」おどけてマネする。「ガネシュはここに来てどんくらいだっけ。俺より長かったか?俺と同じくらいだったか?」
ガネシュ・カルキ:必要事項をまとめ終え、一旦の出力と、通達を出す。そのままノーヴェに向かい
ガネシュ・カルキ:「ワタシはこちらの大学生でもありまスからネ。もう2年近くになりまスか。新参の部類ではありますが……ノーヴェよりは長いでスね」
ノーヴェ:「あとで詳しく話すけどよォ~。"アザレア"だとさ」
遠里 悠:コンコン とノックする音 開いたドアを軽く叩く男?が立っている
ノーヴェ:「……」 そっちに目をやる。
遠里 悠:「ハァイ、お話し中にお邪魔だったかしら?」
ノーヴェ:「あっ」
ノーヴェ:「オカマだ。十一の」
GM:第十一支部長!ノーヴェですら知っている顔だ。
遠里 悠:「あら、可愛い子に名前を知られているなんて嬉しいわ」
ノーヴェ:「か、かわいい……!?」 こういう手合いは苦手!
ガネシュ・カルキ:「遠里支部長。いらっしゃいまセ!めずらしいでスね。このような時間に。お一人でスか?」
遠里 悠:「あらー、ガネシュちゃん。お久しぶりネ」
遠里 悠:「成田ちゃんに会いに来たんだけれど、お留守?」
ノーヴェ:「ボスは留守だぜ。死んでなければ、じきに戻ってくる」
ガネシュ・カルキ:「支部長は……エエ、今区内の工場に。少し、よからヌことが起きまして。一旦現場の指揮を執っていルところです」
ノーヴェ:「支部長ってのも大変だな。きらめく繁華街から、こんなカビくせェ工場に出張ってこねーといけねえんだから」
遠里 悠:「ええ、ちょっと急用でね。うちの子たちはお店が忙しいから」
遠里 悠:「まあ、成田ちゃんに限って死ぬ事は無いでしょ。死ぬとしたら過労くらいじゃないかしら」
遠里 悠:「そう、そちらも大変なのね。とりあえず待たせてもらうわ。これ、お土産ね」
遠里 悠:有名店のケーキをガネシュ君に渡す
ノーヴェ:「ケーキじゃん!」
ガネシュ・カルキ:「言えていまス。……おお、ありがとうございまス。これは皆も喜びまスよ」遠里支部長の軽口に慣れた様子で応え
ノーヴェ:「おいガネシュ食おうぜ!他のやつが戻って来る前によォ~!」
ノーヴェ:「俺はカラダ張ったし、最低でも二つは食べる権利がある!そうだよな?」
遠里 悠:「良いわね、いっぱい食べる男の子」
ガネシュ・カルキ:「ダメでス。みんなの分ケーキなので、皆デ分けなくてハ。ノーヴェの分もあるんだから、それで我慢しなさイ」
ノーヴェ:「マジメめ……」
ガネシュ・カルキ:「どうしてもというのなら、後でワタシの分を半分あげまスから」
ノーヴェ:「それならよし!」
ノーヴェ:「……しかし帰ってこねェなうちのボスはよ。"ベリッシマ"も急用なんだろ?」
ノーヴェ:ケーキを貰ったので、礼を示すためにオカマ呼びからコードネーム呼びにした。
ガネシュ・カルキ:「ウムウム」機嫌よさげなノーヴェにこちらも頷きつつ「……そうでスね。支部長でなくとも、出来れば他の誰かが帰って来てくれれバ、こちらも今後の調査ガ……」
ノーヴェ:「マジで死んだのか?次の支部長総選挙するか?」
成田晴史:「貴様から殺してやろうか」帰ってきている!
ノーヴェ:「当然俺が次の……チッ!」
成田晴史:外回り用の作業着から、スーツに着替えている。苛立ったように、ノーヴェと遠里を見る。
遠里 悠:「ハァイ。来ちゃった」
ガネシュ・カルキ:「支部長!お帰りなさいまセ。調査につきましてハ、各所通達を出しておきましタ。そして、お客さまでス。ご覧の通りかと思いまスが……」
成田晴史:「遠里ィ。来るなら来るって連絡しろ」
成田晴史:「私も暇じゃあないんだ。特に今はな」
遠里 悠:「だって成田ちゃん、アポ取ろうとすると忙しいって断る事あるじゃない」
成田晴史:「当たり前だバカ。ベラベラ長話されると業務の邪魔なんだよ」
ノーヴェ:「コミュ障なんだよ。情報共有は業務の基本だってのによォ~」
ガネシュ・カルキ:「支部長に直接ご用というコトで、用件は聞きませんでシタが」
遠里 悠:「ま、本当に急用なの連絡するより直接話した方が良い系統の案件」
遠里 悠:支部長が会談するという事自体が他人に警戒されるかもしれないという事を暗に仄めかす
成田晴史:「あァ!?」座ったばかりの椅子から立ち上がり、ノーヴェを睨む。
成田晴史:「ブン殴るぞ!」グシャーッ!!
成田晴史:既に殴っている!完全に顔面だ。
ノーヴェ:「グワーッ!」
ノーヴェ:ソファから一回転して猫のように着地します。「テメェこのクソ!殺すぞ!」 みぞおちに手刀!
成田晴史:「ゴボーッ!!」
ガネシュ・カルキ:「緊急のゴ用事ですカ?」
ガネシュ・カルキ:席を外した方が?という表に出さない質問でもある!
遠里 悠:「だから内緒の方が良いでしょ?」
遠里 悠:ニコニコしながら殴り合いを見ている
成田晴史:「ノーヴェコラァ――ッ!!!」遠里の話を全然聞いていない!殴り合いをはじめた。
ノーヴェ:「クソ支部長がよぉお~!」 ガッ!ベキ!
ガネシュ・カルキ:いつものことなので、微笑ましく思いこそすれ、こちらも特に慌てることはない!(笑)
遠里 悠:「まあ、待ちましょう」
遠里 悠:「元気良さそうで良いわね」
成田晴史:「今日こそ殴り殺されたいらしいなァ――ッ!!」ベギャッ!ゴスッ
ノーヴェ:「決めたぜ!決まった!」「テメーはここで俺にブチ殺され、俺が次の支部長だ!」
雨堂聖理:では、そんな感じでじゃれ合いが始まった頃、
雨堂聖理:殴り合う二人の横側に、人ひとりくらいのサイズの青黒い円の魔眼、演出《ディメンションゲート》が開く
ガネシュ・カルキ:「まア、本当にまずくなりそうでしたラ(そこまで行くこともそうあることでもないのだが)ワタシかエイスさんが止めますかラ」
遠里 悠:「あら?」ゲートを見る
ガネシュ・カルキ:「オヤ」
雨堂聖理:そして間髪入れず姿を現す、自転車の女子高生 「……うわっ、人!」
雨堂聖理:慌ててブレーキをかけても間に合わず、ちょうど出てきた先にいた支部長へ横合いから衝突!
成田晴史:「死ねコラ!!テメーは任務中の事故扱いで」グシャーッ!!
成田晴史:「ギャアーッ!!」完全に事故!
ノーヴェ:「あっ」
ガネシュ・カルキ:「アッ」
ノーヴェ:「……なに?お前……」
雨堂聖理:「ご、ごめんなさい! まさかこんな所にこんなに人がいると思わなくて……あ、支部長」 またゲートを開き、自転車をぽいっとそこへ放り捨てる
雨堂聖理:彼女の住むアパートの前に突然自転車が降ってくる怪現象が発生するが、気のせいで済むだろう。それより!
雨堂聖理:「事件なんですよ、事件! 大事件です! ちょっと話聞いてください!」

GM:10分後。第七支部に集った面々は、各々の状況を共有したところだった。
C・エイス:「成田支部長については」
C・エイス:「大変、残念でしたね」
C・エイス:コトリ……
C・エイス:テーブルの上に自作した成田の遺影を静かに置く。
ノーヴェ:「惜しい人物を亡くしたな。残念すぎる」
ノーヴェ:さして残念でもなさそうに、フォークを使って丁寧にケーキを食べている。
遠里 悠:「ふふ、まさかあんな事になるなんて、ね」
ガネシュ・カルキ:「……痛ましい事件でしタ……」目を伏せ
雨堂聖理:「支部長……」 申し訳無さそうな顔で、なんとなく遺影に手を合わせる
C・エイス:「整理いたしますと、ノーヴェ様は“アザレア”の活動再開」
C・エイス:「カルキ様は区画内の工場に及んだ異常な認識汚染」
C・エイス:「遠里支部長は、例の――“无号計画”の捜査協力の打診」
C・エイス:「雨堂様は……」
C・エイス:「行方不明事件?でしょうか」
雨堂聖理:「人がいなくなったの!」
雨堂聖理:「女の人! 何の前触れも手がかりもなくて……悲しんでる人がいる」
雨堂聖理:「大事件です!」
C・エイス:「ふ。それはそれは」口の端で微笑むが、常に相手を見下したような色合いがある。
ノーヴェ:じろりと雨堂を見る。「死ッッッぬほどどうでもいいわ!」
ノーヴェ:「俺らの話聞いてたのか? 警察にやらせろ警察に!」
ノーヴェ:「忙しいんだよUGNはよォ~!」
雨堂聖理:「何でよ!? どうでも良くないでしょ全然!」
ノーヴェ:「"アザレアがトップクラスに大事件なんだよ!
ガネシュ・カルキ:「それハ……確かに事件かもしれませンが」「警察の案件なのでハ?ノーヴェの言うことに便乗するワケでもありませンが……」
ノーヴェ:「"アザレア"がトップクラスに大事件なんだよ!ベリッシマの話が二番目で、工場のやつがその次!」「オメーのは優先度が一番下だ!」
ノーヴェ:ナチュラルに自分の報告こそが一番重要だという方向に持っていこうとしている!
雨堂聖理:「聞いたことないもんそんなの! 売出し中のバンド!?」
遠里 悠:「あら、そうかしら?私はそういうちょっとした事を気にする気持ち大切だと思うわ」
ノーヴェ:「本気かよ"ベリッシマ"? 行方不明事件(笑)だぞ?」
ノーヴェ:「市役所にやらせろよ」 警察からどんどんグレードダウンしている。
遠里 悠:「事件の大きさではね。でも日常の些細な出来事に気付けるかどうかって大事じゃない?」
遠里 悠:「工場でもそうだったんでしょ?ガネシュちゃん」
ガネシュ・カルキ:「エエ、そうでスね。工場では……確かにフトした違和感から事件が明るみになりましタ」
ガネシュ・カルキ:「そういう意味でハ、常に周囲に気を配るのは大事でスが……」遠里支部長の問に答えつつ。ここで判定になるワケですな!
GM:手がかりがなさすぎるので、ちょっと判定を入れましょうか。
ノーヴェ:わーい判定!
ガネシュ・カルキ:判定!
GM:遠里さんは【社会】で難易度11の判定にチャレンジしてみてください。
遠里 悠:先に従者を作成してもいいですか?
GM:もちろんOK!
GM:戦闘中ではないので、従者作成は情報判定と別の手番で行えるとしましょう。
遠里 悠:では《赤色の従者》&《血の絆》×3 浸蝕24上昇して75
従者A:9dx>=11
DoubleCross : (9R10[10]>=11) → 10[1,1,4,5,7,7,8,8,10]+7[7] → 17 → 成功

GM:圧倒的成功。R案件の情報処理面に携わってきた経験から、遠里さんはある程度の予感を得ています。
GM:このタイミングで、4件もの異なる超常的事件が重なっている。何らかの関連性が互いにあるのではないか。
GM:雨堂が言っていた行方不明者、泉透乃の住居も、ガネシュの検査した工場とは地理的に近い。
GM:両者は同じ消失事件だ。認識改変らしき影響も共通して見られる。
遠里 悠:手の中に出現した端末を軽く操作する
遠里 悠:位置関係を把握
ガネシュ・カルキ:「……支部長?」端末を操作する遠里支部長の様子に
遠里 悠:「だって、聖理ちゃんが話を聞いた場所。工場の近くでしょう?」
雨堂聖理:「うん。あとその人の住所もこの辺りだって話だから、工場には近いと思う」
遠里 悠:「アザレアの事、工場での出来事、消えた人間、“无号計画”」
遠里 悠:「集まりすぎてるって思わない?」
ガネシュ・カルキ:「偶然ではナイと。何らかの繋がリがあるかもしれない、というコトですカ?」
ノーヴェ:「まァなあ」
雨堂聖理:「それもそうかもしれないし、そもそも、"アザレア"っていうのもにんしきおせん? も、なん……なんごう計画も、そりゃ大事なんだろうけど……」
雨堂聖理:「……でも"まだ何も起きてない"とか、"何が起きてるか分からない"でしょ? あたしの話は、もう実際に人がいなくなってる!」
遠里 悠:「そう、どれかは関係していないかもしれない。偶然として放っておくにはね」
遠里 悠:「それと」
雨堂聖理:「藤江さん、すごく悲しそうだった……早く何とかしてあげなきゃ」
遠里 悠:雨堂さんの発言に頷く
遠里 悠:「聖理ちゃんの言ってる事ってとても大切よ?街を守るって気持ち」
遠里 悠:「其処に住む人の悲しみに共感できる子って、私は好きだわ」
雨堂聖理:「ハルカさん……!」 賛同者を得られてうれしく、跳ねるように身体を揺らす
ノーヴェ:「こ……これだから女はよォ~~」「感情論で物事を進めやがる」
ノーヴェ:「俺は知らねェぞ。"ベリッシマ"へのケーキの礼として、手伝うことは手伝うが」
ノーヴェ:「片手間の片手間に小指一本貸す程度だからな」
ガネシュ・カルキ:こちらの事件も、人はいなくなっている。少なくとも、あの大腿骨に分解された人間は。とは一瞬思ったが、口には出さなかった
ガネシュ・カルキ:聖理の真っ直ぐな様子に、口を挟むのを憚られたのだ。行方不明事件だって、無事解決できるならそれに越したことはない
雨堂聖理:「手伝ってくれるのね、ありがと! この人だからね」 藤江さん手製のビラをノーヴェくんに手渡す
成田晴史:「――勝手に!」ダン!!
成田晴史:壁を殴りつつ現れる。
成田晴史:「進めてるんじゃあ、ねェ~~ぞ、話を!」
ガネシュ・カルキ:「……わかりましタ。ワタシは手伝えませンが、上手くいくことヲ……」そこで支部長が現れる!
成田晴史:「おいコラ、ガネシュ!!」
成田晴史:「なァァんでまだつまみ出してねーんだ!『これ』を!!」雨堂を指差す!
ノーヴェ:「そォだよ!言ってやれよ支部長こいつらによォー!」 こういう時だけ支部長につく!
ガネシュ・カルキ:「支部長!」
ガネシュ・カルキ:「お早いカイフク、何よりでス」本心からの言葉!しかし!
雨堂聖理:「あ、支部長」 差された指を無視して目の前にビラを突き出す 「これ、支部の入り口に貼っておいてください」
成田晴史:「知るか!」バリーッ!!
雨堂聖理:「あーっ!」
成田晴史:「警察にやらせろ!こんなもんは!!」
ノーヴェ:「そら見ろ!」 ソファにふんぞり返っている。
ノーヴェ:「ウチは警察や探偵事務所じゃねェーんだよ!」
雨堂聖理:「ひどい! だいたい、さっきから警察にやらせろ市役所にやらせろって言いますけど」
雨堂聖理:「警察も市役所も探偵もUGNもみんなで協力したら一番早く解決するに決まってるじゃないですか! そんな簡単なことも分かんないんですか!?」
雨堂聖理:「アタマ良さそうなのに!」
雨堂聖理:「ノーヴェさんはあんまりアタマ良くなさそうだけど」
ノーヴェ:「あァア!?」 ガタン!
ノーヴェ:「やンのかテメッコラー!」
成田晴史:「優先順位があるんだよ!貴様の国では肉屋が海にまで出て魚を釣ってんのか!?」
ガネシュ・カルキ:「カノジョはウチ(第七支部)のイリーガルでス!緊急の案件かと思い、話を聞いていましタ!」えらい剣幕の支部長に、聖理ちゃんを気遣った弁明を返す!
成田晴史:「ノーヴェ!!貴様もだよ!!」
成田晴史:「“グワイヒア”を捕獲しに行け!チンタラしてるな!」
雨堂聖理:「あーっ怒った! ノーヴェさん! 女は感情論で物事進めるって言ったくせに怒った!」
雨堂聖理:「ノーヴェさんの感情的! 女!」
ノーヴェ:「こ……殺す……!テメエ!女ァ!」
ガネシュ・カルキ:「確かニ我々の要件とはかかわりは薄そうでしたガ、話はまとまる所でしたのデ!これよりそれぞれ調査ニ……!」
成田晴史:バギャーッ!!!
成田晴史:立ち上がろうとしたノーヴェを殴ってソファに沈める!!
ノーヴェ:「"グワイヒア"の前にテメーから」
ノーヴェ:「グボーッ!」
ガネシュ・カルキ:「アアッ」そしてまたも暴力事件!
成田晴史:「いいかコラ。復唱だ。“アザレア”が出てる。なるほど本当なら大した事件だ」
成田晴史:「“グワイヒア”のバカが、本当の話をしてるんならな。確認する方法は何だ?」
成田晴史:「奴の言葉に踊らされて捜査人員を無駄に割くのがそうか?」
成田晴史:「違うだろ。貴様が“グワイヒア”を直接ブッ壊して連れてくりゃいいんだよ」
ノーヴェ:「むぐッ……」
ノーヴェ:確かにそうなのだ。"グワイヒア"をシメるのがどう考えても一番早い。
雨堂聖理:「そうだそうだー」 小声
成田晴史:「ガネシュ!工場の件は後回しにしろ。――まずは“无号計画”だ。遠里に同行しろ」
ガネシュ・カルキ:「――かしこまりまシタ」慌てた様子を切り替え、頷く。どのみち調査班に指示は出したので、情報が集まるまで間があるのだ
ガネシュ・カルキ:あと出来ることと言えば自分が直接、現場周辺を足で調べることくらいである。それならば、そこを取り急ぎ別件に当たるのも、選択肢ではある
成田晴史:「あとこの馬鹿が余計なことしないよう、貴様がきっちりシメろ」雨堂の椅子を蹴る。
雨堂聖理:「きゃっ!」 椅子を蹴られてびっくりした後、支部長をジト目で見る
雨堂聖理:「泉さんはー?」
成田晴史:「工場関係の捜査は、私が直接やりゃあいい。なんか文句あるか貴様ら」
遠里 悠:「ないわね。良い采配だと思うわ。流石は成田ちゃん」
遠里 悠:「アリガト」
ガネシュ・カルキ:「ありまセン」「むしろワタシが向かうより、地の利と勝手を知っていル支部長が行く方が効率的かもしれませン」
ガネシュ・カルキ:「さすがでス」
ノーヴェ:「……"グワイヒア"を確実に殺りてェ。手がもうひとり欲しい」
ノーヴェ:「今すぐじゃなくていい。戦闘員がいたらこっちに回せ」
雨堂聖理:「行方不明で、記憶操作みたいなことされてるっぽさまである、行方不明の泉透乃さんはー」 このへんまではハンドアウトに書いてあるので共有済みという認識
雨堂聖理:「いずみさんーー」 イスをガタガタさせる
成田晴史:「うるせェェ~~~」心底苛ついている表情。
成田晴史:「誰でもいいからこいつを海まで捨ててこいよ」
ノーヴェ:ガッ!ガッ!
ノーヴェ:すごく嫌そうな顔をしながら、雨堂のイスを小刻みに蹴り飛ばしてます。
雨堂聖理:「ゲートで戻ってくるもん。海の幸も工場廃棄物も支部まで直送してやるんだから」
雨堂聖理:ノーヴェくんの椅子を蹴り返しながら
成田晴史:「いいか!指示は出したからな。ノーヴェは“グワイヒア”。ガネシュは“无号”だ。しくじったら承知しねーぞ」
ガネシュ・カルキ:「……ハイ!」まっすぐ、力強く頷く
ガネシュ・カルキ:『自分でやれ』支部長が己でやれと言った。自分のことを信頼して、任せてくれたのだ。力が湧いてくる!
成田晴史:「ノーヴェも貴様、甘えたこと抜かしてるんじゃねェぞ」
成田晴史:「“グワイヒア”は貴様がやれ」
成田晴史:「手が足りねえなら」ガネシュを見るが
成田晴史:「……知ったことか。戦力を借りたきゃ自分でやるんだな」
ノーヴェ:「ケッ!わかってるよ、万が一億が一を考えただけだッての!」
ノーヴェ:「"ノーヴェ"の名は……試作9号の名は伊達じゃねェことを見せてやる」
ノーヴェ:「ヤツの首を持ってきてやるよ!超特急でな!」
成田晴史:「あーちょうどいいや。行きがけにこいつを捨てていけノーヴェ」
ノーヴェ:「ア?」
成田晴史:「私が帰ってきてまだ『これ』がいたらブン殴るからな」いつも殴っているのだが。
雨堂聖理:「むっ」
雨堂聖理:ノーヴェくんを見上げる
ノーヴェ:「は?俺が?」
ノーヴェ:雨堂さんを見る。「あァァア!? 俺かよ!?」
成田晴史:ダン!
成田晴史:扉を乱暴に閉めて退室していく。
ノーヴェ:「おい待て成……テメェーッ!」
雨堂聖理:「……あっ、支部長! 泉さんのこと! ねえ!」
雨堂聖理:「もーー……!」
ノーヴェ:「なんだこれ……? 厄日か?」「こいつが疫病神か?」
ノーヴェ:完全にふてくされた顔で、ガネシュさんのケーキの半分を無許可で食べてます。
ガネシュ・カルキ:「あ、支部長!情報収集のシンチョクは、クラウドでスマホに送らせまス!マメにチェックをお願いしまス――!」
ガネシュ・カルキ:退出する支部長の背に声を投げる。支部長は電子機器の扱いは苦手だ!!心配ではあるが……支部長を信じるしかない!
雨堂聖理:溜息 「まあいいや。ビラは支部に置いとけるし……あっ、こっちから藤江さんに連絡入れとかなきゃ」
雨堂聖理:「いろんな人に協力してくれるように頼んでます、っと……」 スマホをいじり始める
遠里 悠:「良いんじゃない?」
遠里 悠:「聖理ちゃんはお手伝いしてくれる人が欲しいんでしょう?」
遠里 悠:「ノーヴェちゃんは戦力が欲しい」
遠里 悠:「世の中って大変ね、タダじゃあ手に入らない」
ノーヴェ:「 ド 素人以外のな。感情論を原動力とするクソ女でなければ、なおよかった」
ノーヴェ:「テメー雨堂、このクソ……戦力としては役に立てよテメェー……」
遠里 悠:「ちょうど良いじゃない、私は二人は手伝うわよ?」
雨堂聖理:「……じぶんだってチョー怒ってたくせに」 ボソリ
ノーヴェ:「コラァ女ァ!」
雨堂聖理:「ほらまた怒った! あ、ありがとうハルカさん! あたしもそっちのこと……えっと」
雨堂聖理:「認識おせんと、なん号計画のことは、気をつけてみるから!」
遠里 悠:「ふふ、良い子ね」ナデナデ
雨堂聖理:「へへへ」
ガネシュ・カルキ:「ノーヴェ、相手は支部長ではナイのでス。あまり気軽に怒鳴ってはいけませンよ」
ノーヴェ:「ぬッ、ぐくッ……!」 支部の良心ガネシュに言われると言葉に詰まる!
遠里 悠:「ノーヴェちゃん、私が手を貸すのではご不満?」
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:「いや。噂だけだが、アンタの腕前はよく知ってる」
ノーヴェ:「歓楽街のフィクサーはダテじゃねえはずだ。頼らせてもらうぜ、マダム・ベリッシマ」
ノーヴェ:「うちのボスと、あんたの意見に従おう」
遠里 悠:「じゃ、代わりに聖理ちゃんのお手伝いもしてくれるわね、交換としてお得よコレ」
ノーヴェ:「……………………わかった……………………」
ノーヴェ:めちゃくちゃ嫌そうな顔!
ガネシュ・カルキ:「では、遠里支部長。无号計画につきましては、ワタシが同行するコトとなりましタ。ワタシのチカラ、好きに使ってくださいマセ」
遠里 悠:「ガネシュちゃん、頼りになるわあ」
遠里 悠:「ふふ、じゃあよろしくね」
遠里 悠:ノーヴェ君の頭もナデナデ
ノーヴェ:「おいやめろ!撫でんな!」「犬か!」
ガネシュ・カルキ:「雨堂さんも、乗りかかっタ船……というのですカ?手伝えることがありましたラ、申しつけくだサイ。ここはキョウリョク・カンケイですね」
雨堂聖理:「うん。とりあえずこの顔と、泉透乃さんって名前だけ覚えてもらって、もし分かったことがあれば教えてください」 ビラを差し出す
ノーヴェ:「オメー何枚刷ってんだよそのビラをよォ~~」
雨堂聖理:「刷ったのは藤江さんだよ。あたしがこれだけ持ってきても全然残るくらいたくさん、一人で配る気だったんだから」
雨堂聖理:「だから協力するの」
ガネシュ・カルキ:「あまり嫌そうナ顏をしないデ。グワイヒアのことも、何かありましたら手を貸しましょウ。元気を出してくだサイ!」
ガネシュ・カルキ:押されるノーヴェを見て、少しだけ微笑ましそうな様子で
雨堂聖理:「あたしもノーヴェの……売出し中のバンド……ちゃんと協力するからね。そっちも顔くらいは覚えてよね?」
ノーヴェ:「テメェーやっぱハナシ聞いてねえだろ女!バンドじゃねェエェーよ!」
ノーヴェ:「クソッ……成田ァー!!」
ノーヴェ:「死ね!」

GM:シーン終了!ロイス獲得と調達も可能。
ノーヴェ:女に取ろう!
GM:女!
ガネシュ・カルキ:女!
雨堂聖理:やーい女
雨堂聖理:乱暴者/ノーヴェ/強そう/○感情的/ロイス
ノーヴェ:-同行者/雨堂聖理/興味/○脅威/ロイス
ノーヴェ:あまりにも厄介すぎる……なんだこいつは……
ガネシュ・カルキ:ノーヴェくんに取りましょう!同行者 ノーヴェ 〇感服/食傷 で!その力に感心しつつも、困った人ですね……とかも思っている!
ガネシュ・カルキ:あと「アッ、ワタシのケーキ……」とか半分食べられたケーキを見て、思ってもいる!(笑)
遠里 悠:協力者/ガネシュ・カルキ/信頼○/不安/ロイス
ノーヴェ:調達はどうしようかな。これ以上行動値が下がると戦闘移動10mを切ってしまうので、アームドスーツはやめよう。
ノーヴェ:ボディアーマー。
遠里 悠:ガネシュ君にとります
ノーヴェ:1dx+2=>12
DoubleCross : (1R10+2[10]>=12) → 10[10]+10[10]+2[2]+2 → 24 → 成功

遠里 悠:スゲェー
ノーヴェ:うわっめちゃくちゃ買えた! 装備します。
ノーヴェ:支部なので、いつも使ってるボディアーマーみたいなのがあったのかもしれない。
ガネシュ・カルキ:スゴイ回ったー
ガネシュ・カルキ:ワタシもボディアーマーを狙う!
ガネシュ・カルキ:2dx+1=>12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 4[4,4]+1 → 5 → 失敗

ガネシュ・カルキ:ダメ!次の機会!
ノーヴェ:これ、ガネシュさんがノーヴェの分のボディアーマーとかを用意してたら自分のぶんが足りなくなっちゃったんだろうな
ガネシュ・カルキ:そうかもwww>足りなくなっちゃった
遠里 悠:ボルトアクションライフル
従者A:9dx>=15
DoubleCross : (9R10[10]>=15) → 10[1,1,2,3,5,6,7,8,10]+7[7] → 17 → 成功

従者B:9dx>=15
DoubleCross : (9R10[10]>=15) → 10[1,3,4,5,6,7,8,9,10]+6[6] → 16 → 成功

従者C:9dx>=15
DoubleCross : (9R10[10]>=15) → 10[2,3,3,4,8,9,9,10,10]+8[5,8] → 18 → 成功

ノーヴェ:ヤベェー
GM:つ、強い
雨堂聖理:軍隊か?
ガネシュ・カルキ:し、しかし遠里支部長スゴイな……!!
遠里 悠:オマケ
遠里 悠:ボディアーマー
遠里 悠:1dx>=12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 3[3] → 3 → 失敗

遠里 悠:こっちは無理
GM:本体はダイス減っちゃうからね
雨堂聖理:これは応急手当キットだな。逆にね
雨堂聖理:2dx+2=>8
DoubleCross : (2R10+2[10]>=8) → 7[7,7]+2 → 9 → 成功

雨堂聖理:当然みたいな手付きで支部からかっぱらう
ガネシュ・カルキ:アッ、せめて帳簿にはツケテ行ってくだサイ!
雨堂聖理:お願いしますエイスさん!
C・エイス:まったく仕方ないですね
遠里 悠:端末に購入データを記録
GM:では次のシーンに行きます。今回は情報項目がとっても多い!

■Middle/02

■“无号計画” 〈情報:軍事〉難易度7
■“アーティファクト” 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
├■“扉”のアーティファクト 〈情報:軍事〉難易度9
└■“心臓”のアーティファクト 〈情報:UGN〉難易度12
■“アザレア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度12
■“グワイヒア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
GM:何しろ他のセッションともいろいろリンクしているのでね。
ガネシュ・カルキ:ウォーッ情報!お、多ッ!
GM:これは第1段階の情報なので、開けていけばもっと出てきます。
ノーヴェ:調査ジョートー!俺たちゃムテキのUGN様だぜ!
雨堂聖理:エイエイエイエイ! こんなのにビビると思ってんのかよォ~!
雨堂聖理:頼みます先生!
GM:本当にそう思うのならば、出ろ!そして情報判定に挑め!
ノーヴェ:とりあえず出ようっと。
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:45->55)
ガネシュ・カルキ:出ますぞ!
ガネシュ・カルキ:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 7[7]+51 → 58

雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:37->40)
遠里 悠:出ない理由は無い
遠里 悠:1d10+75
DoubleCross : (1D10+75) → 6[6]+75 → 81

遠里 悠:ボーナスゲット
GM:従者、重すぎる
ノーヴェ:悠ちゃんがもうヤバい!
雨堂聖理:あたしの倍
ガネシュ・カルキ:ヒエエ……
遠里 悠:序盤からダイスボーナスを得るのもミドルの強さに繋がるんで
遠里 悠:全然OK
ノーヴェ:さて、どれに挑んだものかな。行きたい情報がある人います?
ノーヴェ:ノーヴェは社会クソザコなので、抜きやすそうなグワイヒアに行きたいです。8なら流石に行けるだろう……。
遠里 悠:高難度が出たら対応できるように 他の人のを見た後に開けていきます
ノーヴェ:この支部長超助かる!
雨堂聖理:社会クソザコのノーヴェくんの結果を見よう。積極的に開けたいやつもないし
ノーヴェ:お前も準ザコだろ女ァ!
ノーヴェ:じゃあ"グワイヒア"に行きます。コネUGN幹部を使って、技能UGN振り。
ノーヴェ:3dx+2=>8
DoubleCross : (3R10+2[10]>=8) → 10[3,8,10]+5[5]+2 → 17 → 成功

ノーヴェ:アザレア行けただろ!
GM:めっちゃ知っとるやん
ノーヴェ:殴り愛宇宙してたので死ぬほど知ってました。腐れ縁。
雨堂聖理:“无号計画”いこっと。UGNのコネすらないからね
雨堂聖理:2dx>=7
DoubleCross : (2R10[10]>=7) → 9[5,9] → 9 → 成功

GM:一般人の雨堂ちゃんには厳しすぎる第1段階
雨堂聖理:読み方もばっちり!
ガネシュ・カルキ:成功した。すごいぜ
ノーヴェ:あっそうか、雨堂さんは技能もコネも裏社会だけなんだ。
ガネシュ・カルキ:ではワタシは次に目がありそうなアーティファクトについてで。UGNで9ならいけるだろう!
ノーヴェ:がんばえー!
ガネシュ・カルキ:コネを使って2個プラス!
ガネシュ・カルキ:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 10[6,8,9,10]+3[3]+1 → 14 → 成功

遠里 悠:良いですねー
ノーヴェ:第七の良心……
ガネシュ・カルキ:やったッ!も、もうちょと高い所イケたな!
遠里 悠:先に次の出現項目みてから動いても良いですか? それともここで判定した方が良い?
遠里 悠:ルール的に
GM:いや、そうだった。さっきの情報項目図で大体分かると思うんですけど
GM:“アーティファクト”を開いてもらったことで、“扉のアーティファクト”と“心臓のアーティファクト”が開放という形になりますね
雨堂聖理:なるほどね
GM:“无号計画”と“グワイヒア”については、ぶっちゃけUGNでも特に隠されている情報ではないので派生情報はなし。
GM:なので新しい情報項目は現時点ではないです。どうしますか?
GM:いや、待った。第二層は出してもいいかもな。
ノーヴェ:おお
遠里 悠:やった
GM:“心臓のアーティファクト”を開放すれば、第二段階の情報を先取りできるとしましょう。
GM:こっちも判定はもちろん必要ですが。
ノーヴェ:悠ちゃんがんばって!
遠里 悠:心臓を開けてみましょう
従者A:10dx>=12
DoubleCross : (10R10[10]>=12) → 10[1,2,4,5,7,8,9,9,10,10]+6[5,6] → 16 → 成功

雨堂聖理:第一の情報!
ガネシュ・カルキ:危なげない!
GM:とんでもないダイス量
遠里 悠:もうボーナス+2個あるからね
GM:では派生項目を出しましょうか。
済“无号計画” 〈情報:軍事〉難易度7
済“アーティファクト” 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
├■“扉”のアーティファクト 〈情報:軍事〉難易度9
└済“心臓”のアーティファクト 〈情報:UGN〉難易度12
 └■“グリッターイズゴールド” 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度10
■“アザレア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度12
済“グワイヒア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
ノーヴェ:ばんばん抜いちゃおうぜ!
遠里 悠:OK
雨堂聖理:タノンマス!
従者B:アザレア 行ってみよう
ガネシュ・カルキ:頼もしい~
従者B:10dx>=12
DoubleCross : (10R10[10]>=12) → 8[1,2,2,3,4,6,6,7,7,8] → 8 → 失敗

従者B:おっと
従者B:ダメ
雨堂聖理:充電コードが抜けてた!
ノーヴェ:もっかいもっかい!
遠里 悠:ふむ
遠里 悠:マイナーで《オリジン:サイバー》
遠里 悠:本体がやる 浸蝕+2
GM:おやまあ!
遠里 悠:2dx+11>=12
DoubleCross : (2R10+11[10]>=12) → 1[1,1]+11 → 12 → ファンブル

遠里 悠:バカなw
GM:ああ~~ッ
ノーヴェ:おぼぼぼ
GM:1/100!
GM:これは運が悪い
ガネシュ・カルキ:何ィ~~ッ!
遠里 悠:まあ仕方ないよね
雨堂聖理:従者使いならでは……
従者C:アザレア
従者C:10dx>=12
DoubleCross : (10R10[10]>=12) → 10[1,1,2,4,4,5,8,8,9,10]+7[7] → 17 → 成功

GM:これで全員の手番が終わったぞ。ちょっと待っててくださいね
遠里 悠:まあ オリジンサイバーの良い所はシーン継続なので普通に購入判定が+されるところ
GM:強ェ~~ッ
ノーヴェ:一人だけ社会性が高すぎる
GM:では、まずは“无号計画”について。
GM:“无号計画”については、UGNがその収容に携わっていながら、つい最近まで、N市の各UGN支部にも知らされていない秘匿事項でしたが
GM:つい先日の事件を機に、一般エージェントクラスまで周知されています。遠里支部長はもちろんのこと、ガネシュさんも概要を知っていることでしょう。
雨堂聖理:へぇー(イリーガルだし初耳)
ノーヴェ:俺も知ってる!
GM:“无号計画”の発端は戦時中にまで遡り、当時の陸軍による、レネゲイド起源――“神”の解析と軍事利用の研究がその目的。
GM:彼らはこのN市地下に巨大な研究施設と思しきものを構築し、その実験と研究を継続していました。
GM:その収容違反を阻止する特殊任務を担っていたのが、第十三支部。及びその支部長である辰巳十三。
GM:結論から言えば、N市に度重なって発生した大規模事件により、この収容は破られてしまい、
GM:計画に関与する研究者、及び彼らが“神”と呼ぶ正体不明の存在が、このN市に解き放たれている状況にあります。
GM:“神”が何者であるのか、何をするのかというのは現在、全く予測不可能。
雨堂聖理:大変じゃない!
GM:ただし、UGNが捕獲に成功した計画関係者の一人、大都技術大尉は、「取り返しが付かない」という悲観的な見解を示している。
GM:取り返しが付かないことが起こる、のではなく、発生している、のだ。
GM:そして雨堂さんが判定に成功したので、上記の情報は、イリーガルである雨堂さんも知ってしまってOK。
GM:本当は教えちゃダメなことのような気もするが……
GM:だが遠里さんが気を使って遠ざけようとしても、どちらにせよ知ってしまったことであろう。
雨堂聖理:知ってしまった!
雨堂聖理:でも、全く予測不可能なことは対応が難しいからな……そういうことがあったんだなあと思いながら、泉さんのビラを貼るのに良い場所がないか気を配っている
GM:次はこれに関連して、“アーティファクト”について。
GM:前述の“无号計画”において行われていた具体的な研究は、レネゲイド起源の解析。
GM:旧陸軍は最初のオーヴァードを、“無機物”であると定義していたようだ。
GM:レネゲイド影響を周囲にもたらす、無機物、あるいは器物。その人工的な再現と兵器化が“无号計画”の到達点の一つと言っていいだろう。
GM:――別の言い方をすれば、それは積み重ねた歴史や、逸話が存在しないというだけの
GM:UGNやFHの言う“遺産”の量産ということでもある。それが“アーティファクト”。
GM:とりあえずここまでですね。情報収集演出とかしたい方はどうぞ。会話も今のうちにどんどんせよ
ノーヴェ:グワイヒアとアザレアに関しては、シーン中になんか情報が分かる感じですか?
GM:そうですね。アーティファクトとグワイヒアアザレアはちょっと話が飛ぶので
GM:まずはアーティファクト関連をまとめようかなと思ったのだ
ノーヴェ:ほいほい! じゃあ、グワイヒアについて新情報が出るまでは当たり障りのない感じでいこうっと。
遠里 悠:OK
ノーヴェ:どっかで合流したいですね。海近くの工場地帯ってことを考えると、ファミレスって感じでもないしなあ
ノーヴェ:かといって支部の休憩室にもう一度雨堂さんをつれこむと、お父さんに怒られそうだし
GM:雨堂さんが寄っても問題なさそうなところか。
GM:公園にしましょう
ノーヴェ:そうしよそうしよ!

N市 第七区画 共同公園

C・エイス:「雨堂様」
雨堂聖理:掲示板にビラを貼っている 「なに?」
C・エイス:「“无号計画”の概要は、以上のようになります。ご希望に沿えましたでしょうか」球状ジャングルジムの上に立っている。
GM:工業地区内の公園なので、人の気配は極端に少ない。日当たりも悪く、海風で遊具も錆が浮いている。
雨堂聖理:「あ、うん……それで全部なんだ。ありがと……」 曖昧に頷く
C・エイス:「面白いお話ではありませんでしたかね」
雨堂聖理:「……とにかく、間違いなく大変だけど、よくわかんない……みたいな……」
雨堂聖理:「うーん。面白い話じゃないっていうよりは……面白がるのも悪いような」
C・エイス:「ふ」
雨堂聖理:「あのね、本当に全然よくわかんないけど、大変っていうことは伝わるし……あれ、笑われた?」
C・エイス:「ええ。笑いましたが」
C・エイス:口の端だけで笑う。常に冷淡で、熱を感じさせない。
雨堂聖理:「あはは、笑われた」 こちらも笑みを浮かべ
雨堂聖理:「……ユニセフ募金、ってあるでしょ」
C・エイス:「存じております」
雨堂聖理:「それと同じ感じ。大変なのは伝わるし……でもよくわかんなくて」
雨堂聖理:「だけど、完全に他人事とか、本の中のお話みたいに扱うのは、悪いかなあ、みたいな……」
C・エイス:「目前の事件には必死になる割には」
C・エイス:「見えていなければそうなってしまうものなのですね。参考になります」
雨堂聖理:「そりゃそうだよ。今のあたし的には、やっぱりこっち!」 エイスさんにビラを何枚か渡す。コンビニコピーで倍にしたので、画質は粗くなっている
C・エイス:「もう頂いておりますよ。何枚も」クールな表情のままだが、困る
雨堂聖理:「貼る場所、探して? 増やしちゃったから。UGNならそういうの、結構融通利くんじゃないかな」
ノーヴェ:「なァにがユニセフだ。一般人なのかプロなのかわからねえな、お前は」
ノーヴェ:ビラの束を持って現れます。じゃんけんで負けたため、公園の逆サイドにある掲示板にビラを貼りにいっていた。
C・エイス:「おっと」トン
C・エイス:直立不動のままジャングルジムから飛び降りている。
ノーヴェ:「ダメだな。こういう時に限って"グワイヒア"の足取りすらわからねェ」
雨堂聖理:「あっ、お疲れ様ノーヴェ! 貼ってきてくれてありがとう!」
ノーヴェ:「るせェよ!余計な仕事増やしやがって!」
遠里 悠:「あら、私達が最後?ごめんね、遅れちゃって」
雨堂聖理:「ハルカさん! 大丈夫大丈夫。ビラ貼ってたから」
ノーヴェ:「エイスもあんまり甘やかすなよこの女。絶ッッ対調子に乗るぞ」
C・エイス:「それはそれで、わたくしが面白いので」
ノーヴェ:そうエイスに言いながら、悠さんにも軽く会釈する。
ノーヴェ:「どうだベリッシマ。そっちはなんか分かったか?」
遠里 悠:「一応、色々な身元不明情報は当たってみたけれど。まだ結果はでていないわね」
遠里 悠:すぅ、と空中に手を差し伸べると幾つかの画面が立ち上がる
雨堂聖理:「そっか……ありがとう。引き続きお願いします。 ……これは?」 画面を覗き込もう
ガネシュ・カルキ:「ワタシたちが当たった情報、トなるとこちらになりまスね。……いや、さすが第十一支部長のテナミ。感服しましタ」
GM:じゃあここで、遠里さんが開いた“心臓のアーティファクト”の情報を開示。
GM:“无号計画”の産物である“アーティファクト”。そして嶋倉が口にした“格子状心臓”というキーワード。
GM:“アーティファクト”の製造元こそ異なりますが、まさしく“心臓のアーティファクト”と呼ぶべきものが
GM:つい最近、複数の事件において確認されていました。
GM:第六支部、“アケローン”というオーヴァードによる大量拉致事件
GM:第三支部、“エルドラード”セルによる第三区画への大規模侵攻
GM:製造元はツイーザーセル。“エンプティ・ハート”という名の人工コア。
GM:これは複数のオーヴァードのレネゲイド出力を統合・制御し、一人では賄えない莫大なレネゲイド能力を運用する兵器です。
GM:第三支部防衛戦でこれを使用した“ガブリエラ”の前身は、まさしく“无号計画”の生体兵器でもあった。
GM:関連性はかなり強い……嶋倉が今の時代に探して辿り着こうとする対象としては、この程度しか手がかりがないようにも思える。
GM:もちろん“エンプティ・ハート”の現物はその二例の他には確認できてはいません。
GM:三機目以降が製造されているのか、あるいはそれに相当する別の“心臓”があるかも現時点では不明。
GM:以上です。
ノーヴェ:「面倒な話になってきやがった。ロクなことしねえな、旧陸軍ってのはよ」
C・エイス:「どうでしょう。あるいは平和的な利用もできたかもしれませんよ」
ノーヴェ:「あン?」
ノーヴェ:「平和ァ?」
ガネシュ・カルキ:「平和、デスか……」
ノーヴェ:「まあ確かにな。俺が平和を守るエージェントやってるのも、兵器は使い方次第っていういい見本だ」
ガネシュ・カルキ:「道具はあくまで道具、使い手次第ということでスか。ふむ……」
ガネシュ・カルキ:「ああいや、ノーヴェを道具などのようニ思ったことはありまセン。それはモチロン」
雨堂聖理:そもそも“エンプティ・ハート”についても理解があやふやなので話についていけていない。とりあえず神妙にうーんという顔をしている
ノーヴェ:「雨堂!お前絶対に話ついていけてねェだろ!」
遠里 悠:「そうね、でも聖理ちゃんみたいな子なら平和な使い方も思いつくんじゃないかしらね」
雨堂聖理:「え、あたし? えーっとみんなの力を合わせて……」
ノーヴェ:「いやもういい。お前はビラのことだけ考えてろ……」
雨堂聖理:「……みんな幸せな世界をそのまま引き寄せる……??」 首を90度以上ひねっている
C・エイス:「素敵なことをお考えになりますね」
ガネシュ・カルキ:「……フム。神などとオオギョウな話であれバ、それも可能かもしれませんネ」
雨堂聖理:「それができるんならそれが一番っていうか……でも兵器だったんだよね。核みたいな」
ノーヴェ:「核より始末が悪いかもな。持ち運びも容易で、量産が効き、"遺産"や強力なジャームと同等の力を発揮する……アーティファクトはそういうもんだ」
雨堂聖理:「で、最近それがこのN市で使われてたから、その人がそれを探り当ててやってきて……協力できる、って言ったんだっけ」
ガネシュ・カルキ:「まアそのことについては、シュクダイですね。キヨリにとってもワタシたちにとってモ」「そして、ハイ。そうです」
ガネシュ・カルキ:「そこまで理解できれバ上出来でスよ。エラいです」
雨堂聖理:「でそれを作ったのが无号計画で……いや、直接作ったんじゃなくってアーティファクトで……??」
雨堂聖理:また頭上に ? をいっぱい浮かべるモードになる
ガネシュ・カルキ:「そして、心臓のアーティファクトに類すべきモノが、最近の大N市でも、複数確認されていル……」
C・エイス:「――協力する、という言葉は信用してもよろしいのですか?」姿勢をまっすぐ伸ばしたまま、遠里支部長を見る。
C・エイス:「无号計画の関係者はそもそも頭が……失礼。非常に独特な考えの方が多い、と聞き及んでおります」
GM:正気で神の研究などはできない。危険な計画であった。
ノーヴェ:「イカれてるって言っちまえよエイス。研究成果からしてロクでもねえ連中だ」
ノーヴェ:「そんなイカれた連中の生き残りが、UGNに協力? 胡散臭すぎる」
ノーヴェ:「ベリッシマが出会った嶋倉則夫……マジに本人だったのか?騙されてないか?」
ガネシュ・カルキ:「……ワタシは、その嶋倉サンという方とは面識がありませンが、遠里支部長が信用したというのナラ信じてもよいかト思いましタ」
遠里 悠:「その意見はナイスね、ノーヴェちゃん。確かに、疑ってかかるべき事案ではあるわ」
遠里 悠:「でもガネシュちゃんの言うようにイカれた成果が出回っていると言う事実」
遠里 悠:「少なくとも、死を前にした人間の言葉を私は無視できないと思っているわ」
ガネシュ・カルキ:「“信用”という言葉は少し重かッたかもしれませンが、凡そそのようナ意味合いでス」>死を前にした人間の言葉を私は無視できない
ノーヴェ:「信用ねえ」
ノーヴェ:「繁華街の顔役だからな。見る目は確かだよなァ……」
ガネシュ・カルキ:「ワタシには判断できる材料がありませンから。そこは、問題がなかったのでスよね?」
C・エイス:「実際、“協力する”と言って我々と同行したり、探るというのであればともかく」
C・エイス:「死の間際にそのようなことを言う、というのは不可解に思えます」
C・エイス:「こちらを騙そうとしているとしても、効果が薄すぎる」
ノーヴェ:「エイス。地下の巨大な研究施設、ってのは残ってんのかね? なんか知ってるか?」
ノーヴェ:「"无号計画"を探るにせよアーティファクトについて調べるにせよ、施設跡が多少でも残ってるなら、そっちを洗うのが手っ取り早そうに見える」
C・エイス:「恐らくは、第十三支部が再度封鎖を試みているでしょう。直接立ち入るのは難しいかもしれませんね」
C・エイス:「さらなる収容違反の危険がございますから。遠里支部長の見解は如何ですか?」
ノーヴェ:「参ったな。一番わかりやすい調査経路が死んでんのか」 丸めたビラで肩を軽く叩く。扱いが雑!
ガネシュ・カルキ:「遠里支部長、第三、第六、そして第十三支部に、一連の事件についての資料を頼めませんカ?"无号計画"や格子状心臓に迫るにハ、スコシでも情報が欲しイ」
ガネシュ・カルキ:↑こちらデータ処理的には、次の判定とかで色々調べて探ろう!程度の意味ですね!
GM:遠里が掴んでいる経路はある。死の直前まで嶋倉が操作していた端末だ。
GM:彼は最後にデータを消去しようとしていたようだが、それでもあらゆる記録媒体は
GM:完全に全ての痕跡を消去することはできない。少なくとも嶋倉個人が『外』に出てからの動向はある程度追えるはずだ。
GM:無論、遠里の特化した情報収集能力が前提ではあるが。
遠里 悠:「そうね、必要であれば協力はしてもらっても良いと思うわ。でも、この地区の管轄は成田ちゃんだからね、それを決めるのは私じゃないの」
ガネシュ・カルキ:「……そうでスね。それは確かニ。ワタシたち第七の一件でしタ。差し出タ真似をして申し訳ありませン」
C・エイス:「各支部の資料提供についてはわたくしからもいくつか打診しております。もう少し範囲を広げてみましょう」
遠里 悠:「まずは出来る事をやるべきね、その算段が無いわけじゃないわ」
ノーヴェ:「算段がないわけじゃない、か。頼りなく聞こえるが、おたくが言うと説得力があるな。ベリッシマ」
ノーヴェ:「手伝えるところは手伝う。その調子で"グワイヒア"と"アザレア"についても算段をつけてくれるとありがてェ」
遠里 悠:「ふふ、アリガト。私の能力はこういう時の為にあるのよ」
雨堂聖理:「……はっ! そうそう、できることからできることから!」 ハルカさんの言葉で、知恵熱からどうにか戻ってこれた
ノーヴェ:「おめーぜってェ話聞いてなかったろ!」
ノーヴェ:「わかったフリはやめろ!あとで余計に恥かくのはオメーだぞ女!」
雨堂聖理:「き、聞いてたよ! ……あんまり覚えてないけど……」
ノーヴェ:「覚えてねェーじゃねェか!」
雨堂聖理:「むっ! ……大体ノーヴェはなんでちゃんと頭良い風に話せるのよ」
雨堂聖理:「そういうキャラじゃないでしょ!」 ギャーギャー
C・エイス:「やれやれ」
ガネシュ・カルキ:「キヨリ、無理しなくてもよいのデスよ……」

N市 第七支部

GM:外での捜査を一通り終え、ノーヴェ達は第七支部へと帰還した。
ノーヴェ:「……いねえな。よし。今のうちだ」 支部長がいないか中を確認していた。
GM:“アザレア”の新情報が少なかったとしても、最低限、今支部に残っている記録は確認できるはずだ。
GM:成田がいれば間違いなく殴られていただろうが……まだ工場の件から戻っていないことを確認した!
ノーヴェ:「ベリッシマはともかく、雨堂は成田の気配を感じたらゲートで逃げろよな」
ノーヴェ:「半殺しにされてゴミ捨て場に放り出されたいなら別だけどよォ~」 むしろそうなってほしい!この女から開放されたい!
ガネシュ・カルキ:「キケンを感じたら、ワタシが表に出て時間を稼ぎまショウ。後片づけハ……これもワタシの役目になりそうデスね……」
ノーヴェ:「マジで頼んだぞガネシュ。俺は一切知らん顔をさせてもらう」
ガネシュ・カルキ:「むしろコレでノーヴェが出て来るト話がややこしくなりそうですからネ。そちらの方が助かりまスよ」
雨堂聖理:「うーん、さすがにこれはそうさせてもらおうかなぁ。悪いもんね」 口ではそう言いつつ、まったく躊躇なく書類を漁っている!
ノーヴェ:「どういう育ち方してきたんだよこのガキ……!」
ノーヴェ:「親の顔を拝んでみてェ」 自分の報告書なども混ざった"グワイヒア"との交戦資料などを漁っている。
GM:危険な女!分かったことが(あるいはノーヴェが再確認できたことが)いくつかありました。
GM:まずは、“グワイヒア”から。
GM:“グワイヒア”は、崩落戦当時に生産されたツイーザーセルの機械化兵。
GM:そのツイーザーも、崩落戦が起こった四年前に大打撃を受け、“グワイヒア”は一種のはぐれエージェントとして
GM:多くのFHセルを転々としている。傭兵戦力に近い扱いであることをノーヴェは知っている。
GM:だが、故にというべきか、強力な個人戦力の割には捨て駒や陽動といった扱いに甘んじ続けている。
GM:彼女は満足な偽装処理も施されていない、一見しただけで分かる異形の機械化兵であり、衆目の前に出現する際には必ずワーディングを展開しなければならない。
GM:故に、もたらした戦果や被害も、活動期間の長さの割に多くはない。
GM:UGN側は常に初動の時点で“グワイヒア”の出現を察知でき、ノーヴェがそうしたように、同等の個人戦力を投入するだけで抑え込むことができるためだ。
GM:逆に、UGN側も本気で彼女を破壊する作戦をこれまで立ててはいない。正面から完全撃破を狙う場合は損害が大きくなることが予想され、
GM:そこまでのコストを投入せずとも、現状で十分に被害をコントロールできる“敵”であるためであろう。
遠里 悠:(あの戦いに居たのね)
ガネシュ・カルキ:「崩落戦……この街に限って言えバ、ワタシやノーヴェよりも古参でしたカ……」
ノーヴェ:既知の内容だ。失っても惜しくない戦力として前線に投入されているのも納得する。
ノーヴェ:「哀れなもんだ。俺がやらなくてもそのうちどこかで死ぬだろうな、あいつ」
ノーヴェ:「UGNからもFHからも重要視されない、捨て駒傭兵の捨て台詞……おいおい」
ノーヴェ:「"アザレア"関連も全部アイツの妄想じゃねえのか?」
ノーヴェ:「マジで今回はビラ配りで終わるかな……」 さらに資料をめくる。
GM:今回もまた、ノーヴェおよびエイスの作戦により、所属していたブラバントセルが壊滅。
GM:そうなれば、彼女自身はどうするだろうか?“アザレア”出現を信じているのならば、次のセルではなく、“アザレア”を探すかもしれない。
GM:彼女も崩落戦の時点では、その暴力の強大さを恐れられていた頃があった。司令塔である“アザレア”の指揮下で動いていた時期だ。
GM:グワイヒアについては以上。
ノーヴェ:つまり支部長の言う通り……! アザレアについて知りたければ、グワイヒアをシメてくるのが早い!
ガネシュ・カルキ:「戦い方や、力の使い方以前の問題ダ……オーヴァードであル以上、ワタシたちも一歩間違えばこうなっていた可能性はアルが……」
ガネシュ・カルキ:「しかし"アザレア"の再来についてハ、俄然疑わしくなりましたネ……やはりノーヴェの言う通り、彼女に直接尋ねルしかないカ……?」
ノーヴェ:「せめて"アザレア"に関する情報がもーちょいあればいいんだけどなあ」
ノーヴェ:「ベリッシマ、ガネシュ。それから……一応……まったく何も期待してねえけど……雨堂」
ノーヴェ:「"アザレア"について、なんか知ってたりはしないのか?」
ノーヴェ:「"アザレア"。そういうコードネームのエージェントとか、新装開店した店とか」
雨堂聖理:「売出し中のバンドとか?」
ノーヴェ:「テメェーはいいかげんバンドから離れろ!」
雨堂聖理:「自分だって新装開店したお店とか言ってて!」
ノーヴェ:雨堂とは言い争いだけに留めています。相手は支部長ではないのだ……!気軽にブン殴るわけにはいかない。
遠里 悠:「やってみましょう」
GM:一方で――“アザレア”。
GM:雨堂が手にした資料に、当時の写真データが印刷されているのが分かります。
GM:当時の支部と思しき施設の壁に、升目のような等間隔で、何かがピンで打ち付けられている。
GM:偏執的に解体された人体の部位だ。“アザレア”の被害状況の写真……
雨堂聖理:これは雨堂じゃなくてハルカさんですね?
GM:そうですね!
GM:そうでした。遠里さんが判定成功したやつだったのだ
ノーヴェ:たよれる悠ちゃん!
ガネシュ・カルキ:すごいぜ悠ちゃん!
GM:崩落戦当時、悪夢的な被害をもたらした敵であったことは分かっているが
GM:それが単純な破壊能力ゆえに恐れられているのではないことが、現場写真からも分かる。
GM:その明確すぎる悪意と残虐性が“アザレア”の悪名を残したのだ。
GM:外見情報は不明。人前に現れる際には、常に黒い影のような偽装を纏っていた。
GM:真の危険性は、偽装することそのものではなく
GM:偽装を行っている以上、『誰が』“アザレア”だったのか、交戦していたUGN側も最後まで分からなかったということ。
GM:隣人、あるいは一般人と思い込んでいた存在が突如“アザレア”としての正体を表し、歴戦のエージェントを殺害したという事件は幾度も発生している。
ノーヴェ:ウゲーッ怖すぎる
遠里 悠:暗殺チームに居そうなエグイ能力
GM:姿のみではなく、部分的な記憶処理が可能であった、という推測もなされている。襲われた者も、自分を襲った隣人が誰だったのかを覚えていないのだ。
GM:さらに不穏な憶測もある。
GM:“アザレア”は“スリーパー”であった、というのだ。
GM:“スリーパー”とは、かつてFHが実験を行っていた“スリーパー計画”の被験体を指す。
GM:一般人とオーヴァードとを識別する最終手段――ワーディングの影響を、意識的に受けることができるのではないか、と。
GM:完全に裏切りに特化した存在であると見て間違いはない。UGN側から線を辿ることはまず不可能だろう。
GM:以上です。
ガネシュ・カルキ:「不気味な相手でスね……」
遠里 悠:「そうね、幾度もの戦闘を経て正体不明。しかも相当な技量を持つエージェントに対して自分の正体を隠すとなると」
遠里 悠:当時の写真や情報をもとに考察されるデータを表示していく
遠里 悠:「特化した能力を持つ特異体である可能性が高いわね」
雨堂聖理:「……実際、そうなんだよね。オーヴァードって、普通の人間に対しては圧倒的に有利だから」
雨堂聖理:「普通の人間だと思っている相手にはどうしたって油断しちゃう。一般人のフリして、脅威……同じオーヴァードだと思われない内に戦えれば、ずっと強い相手だって倒せるんだよね」
ノーヴェ:「つまり、あれだな。俺やガネシュ、雨堂が――」「"アザレア"として襲いかかってくるかもしれないわけだ」
ノーヴェ:「あるいは、そんじょそこらの一般通行人がな……気をつけろよ人助けバカ」
ノーヴェ:人助けバカ、は雨堂に言っている。
雨堂聖理:「そんなこと怖がってたら、誰も助けられないよ。気をつけはするけど!」
ノーヴェ:「人助けはお前の必須栄養素か? マジで苦労するぞその体質」
雨堂聖理:「そうは言うけど、ケンカとか戦いとかばっかりする人の方がフツーに苦労するし危険じゃない? 違うの?」
ガネシュ・カルキ:「可能性は否定できませンね。恐ろしい相手ダ。敵陣に疑心による二次被害ももたらしていたカ……」
雨堂聖理:「……そうだね。『敵が誰だか分からない』っていうのは、集団の動きを萎縮させるよ。そういうことも狙ってたんだと思う」
雨堂聖理:「『オーヴァードであることを知られない』ことは、強い。……それが"アザレア"かぁ」
遠里 悠:「良い理解ね。裏切りと言うカードを使わなくても見せるだけで良い。"アザレア"の恐ろしさの本質だわ」
ノーヴェ:「だがいなくなった」
GM:その活動は、崩落戦の混乱の中である時を境に途絶えた。
GM:“アザレア”が脅威であり続けるためには、活動し続けることが必要だったはずだ――あえて残虐性の高い手口を選んでいたのも、敵の萎縮という目的があったことは想像に難くない。
GM:今や“アザレア”の名自体を知らないオーヴァードも多い。そのような状況で活動を再開するだろうか。
GM:“崩落戦”当時に存在した組織はほぼ壊滅している。先日第三支部に撃退された“エルドラード”もそうだ。
GM:当時は、各々のFHセルには明確な作戦目標があった。“アザレア”や“グワイヒア”もそうした作戦に従っていたはずだが……
GM:今は、当時のままのものは何も残っていない。
ノーヴェ:「四年前にな。たぶん他の支部にあたっても"アザレア"の名前を覚えてるやつは少ないだろ」
ノーヴェ:「だからこそ、ほぼ死んだ判定が出てたんだがなァ」
ノーヴェ:「やれやれだな。まさか市内の全住人をぶん殴って"あなたはアザレアですか?"って聞くわけにもいかねェし」
雨堂聖理:「……でも、そう言ってるのは結局、ノーヴェとケンカしてるひと……“グワイヒア”だけ」
ノーヴェ:「……ただの妄言かもなあ」 だいぶ自信がなくなってきた。
ガネシュ・カルキ:「これは"アザレア"の復活が前提でスが、今更戻って来たのなラ、やはりその『目的』がキーになるでしょうガ」
ガネシュ・カルキ:「厳しい所でスね。その証言も確信性が疑わしいグワイヒアの証言しかない……」
ノーヴェ:「いいよ、"アザレア"については一旦ほっとこうぜ。いずれ"グワイヒア"の足取りもわかるだろ」
ノーヴェ:「そんときにアイツをブチ殺して聞き出せばいい」
ノーヴェ:「さきにベリッシマのタスクをやっちまおうぜ。"无号計画"だろ?」
雨堂聖理:「はい! "ノーヴェ"に賛成かなー。今はやっぱり」
ガネシュ・カルキ:「……ええ」今はそうするしかないだろう。"アザレア"の復活が事実なら捨て置けないが、現状では手がかりが少なすぎる
ガネシュ・カルキ:この胸騒ぎが、杞憂であってくれればいいのだが。“アザレア”の被害状況の写真。解体された人体の写真を目に留めつつ思う
ノーヴェ:「……あと、まあ、人探しな」 嫌そうに付け足す。
雨堂聖理:「……! そうだよ! 人探し! 泉さん!」
雨堂聖理:ノーヴェが自分から言い出してくれたのでとても嬉しそうにする
遠里 悠:「ふふ、そうね」
ノーヴェ:「おまえ今、"无号計画"のこと完全に忘れてただろ……」
ノーヴェ:無理やりお風呂に入れられた犬のようにげんなりしてます。
雨堂聖理:乱暴/ノーヴェ/強そう/○感情的/ロイス → 乱暴/ノーヴェ/○意外と頭が良い/感情的/ロイス ロイスも変えちゃう
GM:乱暴ではあるんだ
雨堂聖理:だって支部長とケンカするし……

GM:では、ちょうどいいところなのでシーンもここで終了。本日はここまでです。
GM:ロイスも書き換えたり取ったりしていいぞ!
ノーヴェ:意外とをつけるな女ァ!
雨堂聖理:感情的!
GM:調達もどんどんしてOK。《オリジン:サイバー》の持続も忘れずに。
ノーヴェ:め、めちゃくちゃ迷うな……!もう2枠しかロイス枠が残っていないとは思えない
雨堂聖理:ロイスは書き換えだけにしておこう。調達はー
ガネシュ・カルキ:今回は遠里さんに取ろう!情報戦でとても頼りになるし、まとめ役としても力がある!さすが支部長だぜ!
ガネシュ・カルキ:同行者 遠里悠 〇尊敬/劣等感 で!もっと学ぼう、ガンバってこの支部長たちのちからになりタイ!
ノーヴェ:そうですね、こっちも悠ちゃんに取ろうかな。このティのお母さん!
ノーヴェ:ティ?
ノーヴェ:パーティ
ノーヴェ:-十一支部長/遠里 悠/○信頼/食傷/ロイス
遠里 悠:協力者/雨堂聖理/良い子○/危うさ
ノーヴェ:とりあえず購入しておこうっと。強化素材。
ノーヴェ:アームブレードを強化したい……。
ノーヴェ:あ、待てよ。先に確実なものから狙っていこう。
ノーヴェ:HP38に装甲もあれば、一発くらいは耐えられるだろうしなぁ。応急手当キット。
ノーヴェ:1dx+2=>8
DoubleCross : (1R10+2[10]>=8) → 7[7]+2 → 9 → 成功

ノーヴェ:よし!一個獲得。
ノーヴェ:こんなところかなー。強化素材は次以降に狙おうっと。
ノーヴェ:以上です。
遠里 悠:ボディーアーマー 本体でチャレンジ
遠里 悠:2dx+10>=12
DoubleCross : (2R10+10[10]>=12) → 7[5,7]+10 → 17 → 成功

雨堂聖理:槍にしよう
雨堂聖理:2dx+2=>11
DoubleCross : (2R10+2[10]>=11) → 5[2,5]+2 → 7 → 失敗

雨堂聖理:残念。以上!
従者A:ボルトアクションライフル
従者A:10dx>=15
DoubleCross : (10R10[10]>=15) → 10[2,3,3,4,4,7,8,9,10,10]+7[5,7] → 17 → 成功

遠里 悠:何か欲しい武器ありますか?
ノーヴェ:ボルトアクションライフルがマスプロダクションされてる
ノーヴェ:雨堂ちゃん、なんか武器が必要なのかな。いまナイフしか持ってなさそうだし
GM:強い武器が調達できる人がいる時に武器が思いつかないと実際損なので
GM:次回までに見繕っておくといいぞ
ノーヴェ:そうだぞ!おねだりしろ!
ガネシュ・カルキ:ボディアーマーチャレンジしてみます!どうかな!
ガネシュ・カルキ:2dx+1>=12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 10[9,10]+10[10]+8[8]+1 → 29 → 成功

遠里 悠:つよw
GM:め、めっちゃ高い
GM:UGN超絶ボディアーマーを手に入れました。
ガネシュ・カルキ:ウワッ、成功!や、やったぜ!
ノーヴェ:なんだこのネパール人は……。ノーヴェはアームブレードがあるので、雨堂ちゃんになんか買ってあげてください。
GM:光る!鳴る!
ノーヴェ:DXボディアーマー バンダイから新登場
雨堂聖理:あっ……おねだりして良いなら……
GM:雨堂ちゃんのおねだり!?
雨堂聖理:あたしね……ヒートウィップが欲しいなぁ……
GM:へへ……GMのおじさんが買ってあげようか……
雨堂聖理:射程が10mあって……装甲値が無視できるの……
ノーヴェ:パパ活!
雨堂聖理:使ったら壊れちゃうけど、どうせ《獅子奮迅》なんて何度もは使わないし……
雨堂聖理:ダメ……?
従者B:雨堂チャンの頼みなら 従者オジサンが挑戦してあげようかナ
ノーヴェ:難易度17はキツそうw
GM:従者おじさん!おのれ、GMおじさんよりも社会性の高いおじさん……!
従者B:10dx>=17
DoubleCross : (10R10[10]>=17) → 10[1,2,4,4,6,7,7,7,8,10]+7[7] → 17 → 成功

ノーヴェ:ゲエエーッ
ノーヴェ:従者おじさん、あまりにも優秀すぎる
雨堂聖理:やったぁ~! ありがとう、従者おじさん!
GM:^^
従者B:ホッホッホ
ガネシュ・カルキ:つよい~~~
雨堂聖理:お礼に、ロック解除用の認証指紋登録してあげるね……♡
従者C:まだワシがいるゾイ
GM:す、すごい
GM:社会判定がまったく途切れない
ノーヴェ:お、おじさん……誕生日プレゼントに強化素材くれない?ダメ?
ノーヴェ:僕、このアームブレードをアームブレード+1にして敵を惨殺したいんだ
GM:すげー物騒なパパ活
従者C:強化素材
従者C:10dx>=15
DoubleCross : (10R10[10]>=15) → 10[2,4,5,7,7,8,9,10,10,10]+9[6,9,9] → 19 → 成功

従者C:ホッホッホ
ノーヴェ:強すぎw
GM:富豪おじさんじゃん……
GM:とにかく無敵の第十一支部長!彼を止める情報判定は現れるのか……!
GM:脅威が迫る!次回は明日(というか今日)21:30更新!
遠里 悠:お疲れさまでしたー
ノーヴェ:はーい!おつかれさま!
ノーヴェ:ぽぽさん、強化素材はもらっていいですよねこれw
遠里 悠:どうぞーw
ガネシュ・カルキ:はい、お疲れ様でした!
雨堂聖理:お疲れ様でした!
GM:お疲れ様でしたー
ノーヴェ:もらいます! アームブレードの攻撃力が10になりました。
雨堂聖理:今度は射撃武器おねだりしちゃおっ……♡

■Middle/03

GM:次のシーンに移行するに当り、第二層の情報をまずは出していきます。
済“无号計画” 〈情報:軍事〉難易度7
 └■嶋倉則夫 〈知識:医学〉〈情報:軍事〉難易度9
済“アーティファクト” 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
├■“扉”のアーティファクト 〈情報:軍事〉難易度9
│└■N市の地下空間 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度13
└済“心臓”のアーティファクト 〈情報:UGN〉難易度12
 ├■“ツイーザー”と“エルドラード” 〈情報:FH〉難易度13
 └■“グリッターイズゴールド” 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度10
済“アザレア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度12
済“グワイヒア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
ノーヴェ:地下空間についても情報がある!やった
GM:これを踏まえて登場するかどうかを決めてね!
GM:もちろん他の人の判定結果を見てからでも无問題
ガネシュ・カルキ:さすが、2層ともなるとどれも難易度が高い……!
ノーヴェ:技能2あるし、UGN10くらいなら抜けそうかなー。出ようっと。
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:55->59)
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:40->49)
雨堂聖理:侵蝕低いし出るのは確定
ガネシュ・カルキ:よし、出よう!
ガネシュ・カルキ:1d10+58
DoubleCross : (1D10+58) → 9[9]+58 → 67

遠里 悠:まあ 出ておこうかね
遠里 悠:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 6[6]+83 → 89

GM:遠里さん、命知らずのオカマ!
雨堂聖理:はっハルカさん!
ノーヴェ:悠ちゃんの良心がもう残り少ない!
雨堂聖理:あ、知識:医学がある。ここなら多少はマシなはずだ……嶋倉則夫行きます!
雨堂聖理:あ、でも待った。すみませんGM。<知識:医学>で情報収集したとして、財産点使えます?
GM:財産点は使えることにしましょう。
GM:今回は社会が強いセッション!
GM:必然的に社会によって上昇する財産の力も強いというわけだ
GM:ソラリスを崇めよ
雨堂聖理:ありがてえ!
ノーヴェ:UGNがあるのでグリッターイズゴールドを抜こうかなと思いますが
ノーヴェ:もしガネシュさんや悠ちゃんが自分で抜きたいなら、他のところに当たります。どうします?
遠里 悠:私は残ったトコやるから大丈夫よ
ノーヴェ:頼れるオカマ……
ノーヴェ:じゃあグリッターイズゴールドいきます。コネUGN幹部を使って、UGNで判定。
ノーヴェ:3dx+2=>10
DoubleCross : (3R10+2[10]>=10) → 8[1,5,8]+2 → 10 → 成功

ノーヴェ:俺が一流エージェントだ!
ノーヴェ:見たか女!見たか成田!俺の知力!
雨堂聖理:嶋倉則夫!
雨堂聖理:お前を医学的に……丸裸にする!
雨堂聖理:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[6,8,10]+3[3] → 13

雨堂聖理:ひん剥いた!
GM:すごーい!でも獲得演出難しいな雨堂さんの場合w
雨堂聖理:まあそこは内容次第ということで……思いつかなかったらふんわりゲットしたことにしよう
ノーヴェ:毎回エイスさんからふんわりと情報をもらう雨堂チャン
ガネシュ・カルキ:そうですね、こちらも能力的には社会弱者なので、ノーヴェくんと二人がかりでUGNを狙うのがいいかと思います。なので!
ガネシュ・カルキ:二人で順々に難易度の低い情報を狙っていくという寸法よ!ワタシは空いてる方を振る!扉のアーティファクトだ!
ガネシュ・カルキ:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 6[1,3,6] → 6

ガネシュ・カルキ:フッ……ダメ!すみません!!
従者A:地下空間
従者A:10dx>=13
DoubleCross : (10R10[10]>=13) → 8[3,3,3,4,5,5,5,5,6,8] → 8 → 失敗

従者A:残念
従者B:地下空間
GM:あ、お待ち下さい
GM:情報収集チャートで地下空間は
GM:“扉”のアーティファクトの下位になっていますので
遠里 悠:あ。先に扉が必要でしたか
遠里 悠:なるほど
GM:そうそう、そういうことです!
GM:まあまだ手番は余っているので、全然チャレンジはしていただいて結構!
遠里 悠:まあ今のは8だったのでどのみち失敗で
GM:そういうことですね
GM:Aは行動終了状態から
ガネシュ・カルキ:あ
ガネシュ・カルキ:そういうことか!
従者B:“ツイーザー”と“エルドラード”いってみましょう
GM:OK!
従者B:10dx>=13
DoubleCross : (10R10[10]>=13) → 10[2,2,2,2,3,4,4,5,6,10]+8[8] → 18 → 成功

GM:やっぱり強ェなァ……長飛丸よう……
ガネシュ・カルキ:さすが悠ちゃんの三連従者、つよい
ノーヴェ:これであと一体残ってるんだよな
ノーヴェ:社会強者にもほどがある
GM:この時点で出ている派生情報をまず出してみましょうか?
済“无号計画” 〈情報:軍事〉難易度7
 └済 嶋倉則夫 〈知識:医学〉〈情報:軍事〉難易度9
済“アーティファクト” 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
├■“扉”のアーティファクト 〈情報:軍事〉難易度9
│└■N市の地下空間 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度13
└済“心臓”のアーティファクト 〈情報:UGN〉難易度12
 ├済“ツイーザー”と“エルドラード” 〈情報:FH〉難易度13
 │└■“格子状心臓” 〈知識:レネゲイド〉難易度8
 └済“グリッターイズゴールド” 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度10
  └■賢者の石適合者 〈情報:UGN〉難易度13
済“アザレア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度12
済“グワイヒア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
GM:ツイーザーとエルドラード、グリッターイズゴールドを開けたことで派生項目が出現
ノーヴェ:ウワッ賢者の石だ
ノーヴェ:チャンピオンじゃねーかッッ
ガネシュ・カルキ:賢者の石だーっ!
遠里 悠:扉は本体がチャレンジしてみます
遠里 悠:2dx>=9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 6[4,6] → 6 → 失敗

遠里 悠:ダメだったか
従者C:賢者の石適合者
従者C:10dx>=13
DoubleCross : (10R10[10]>=13) → 10[1,2,2,3,4,4,7,8,9,10]+9[9] → 19 → 成功

ノーヴェ:強すぎるw
GM:無敵すぎる~~
GM:しかも、この項目は当たり!新たな項目が出るやつだからな
済“无号計画” 〈情報:軍事〉難易度7
 └済 嶋倉則夫 〈知識:医学〉〈情報:軍事〉難易度9
済“アーティファクト” 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
├■“扉”のアーティファクト 〈情報:軍事〉難易度9
│└■N市の地下空間 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度13
└済“心臓”のアーティファクト 〈情報:UGN〉難易度12
 ├済“ツイーザー”と“エルドラード” 〈情報:FH〉難易度13
 │└■“格子状心臓” 〈知識:レネゲイド〉難易度8
 └済“グリッターイズゴールド” 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度10
  └済 賢者の石適合者 〈情報:UGN〉難易度13
   └■嶋倉の追跡記録 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度12
済“アザレア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度12
済“グワイヒア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
GM:これが現在の情報収集状況です。
ノーヴェ:お、オカマがいてよかった・・・
ノーヴェ:いなかったら情報収集だけで侵蝕100になっていたかもしれない
GM:みんなオカマに感謝しろよッ!
ガネシュ・カルキ:悠ちゃんには頭が上がらない……!!靴をなめなければ……
雨堂聖理:ハルカさん……えへへ……あたしマシンガンがほしいなぁ……
GM:では、嶋倉則夫の情報が上がってくるということで、せっかくなので第十一区画に遠征してもらおうかな
ノーヴェ:繁華街!
GM:遠里支部長の管轄下なので部下の描写とかしたかったら自由に指定してもらえば私がロールするぞ
GM:嶋倉の死体の医学的な解剖結果が出た、ということになります。
遠里 悠:バーテンダーのおじさま的な部下が情報をあげてくれるとうれしい
GM:いいですね~!
GM:じゃあ、受け渡し場所もバーにしましょう。雨堂さんやノーヴェくんを存分に大人の雰囲気でもてなしてくれ!

N市 第十一区画 バー

GM:四人の捜査は夜にまで及んだ。複数人で手分けをして情報を集めていることで
GM:手がかりのないレネゲイド事件の進行にしては、かなり早いスピードで周辺情報を獲得できている。
GM:遠里が最初に予感したように、これらの情報が互いに関連することはあるのかまでは、まだ不明だが――
GM:そしてこの時間帯は、遠里の管轄する第十一区画がもっとも活発に動き始める時間である。
GM:もちろん、如何わしい店や客層の悪い店などもこの近辺には多いが
GM:遠里が選んだバーは静かで上品な雰囲気の、マスターが一人で経営しているバーである。
GM:入店すると、ちょうどカウンター席が四つ空いている。気を使って席を取っておいてくれたのだろう。
遠里 悠:「さっすがマスター、気が利いてるわね」
マスター:「はっはっは、お安い御用ですよ」
マスター:「普段からそこまで混む店ではないですからね。お恥ずかしい話ですが」
遠里 悠:「でも私、この雰囲気が好きよ」
雨堂聖理:ハルカさんに続きながら、物珍しそうに店内をきょろきょろしている
遠里 悠:「さ、皆も座って」
ノーヴェ:「おッ」無遠慮にズカズカと真ん中寄りの席に腰掛けます。「ソルティドッグ。氷少なめ、ウォッカ多めで」
ノーヴェ:「いいね。バーが受け渡し場? 第七とは大違いだぜ」
マスター:「それはありがとうございます。そちらの方はソルティ・ドッグですね」
ガネシュ・カルキ:「こんばんハ。お世話になりまス」にこやかに入店。手には資料を詰めたカバン。先程まで情報収集とまとめの出力に当たっていたのだ
マスター:「学生さんにはノンアルコールのカクテルもご用意できますが」雨堂さんを見る。
雨堂聖理:「普通にやってるバーに入るのは初めてだなぁ……あ。あたしそれでお願いします。ごめんなさい、制服なんかで来ちゃって」
マスター:「いえいえ。よくあることです」
マスター:「遠里さんのお連れということなら、詮索はしませんよ」
マスター:「はっはっは」
雨堂聖理:(同じくらいの歳のエージェントがいるのかな……?) 家出少女とかそういう方向は思いつかない
ガネシュ・カルキ:「ワタシもウーロン茶か何かがあれバそれで。一応仕事中なものデ。スミマセン」ぺこり
遠里 悠:「マスターはお酒に合うスイーツが得意なの、勿論飲めない子にもね」
ガネシュ・カルキ:「なれテらっしゃいまスね。ワタシは正直制服姿に驚いてしまいましタよ。キヨリは度胸がありまスね」
雨堂聖理:「うーん、制服は度胸のいる服じゃないし……そもそも服、あんまりもってないからなー」
ノーヴェ:「いい加減着替えろよてめーよォ~。制服だと目立つんだよ!」
ノーヴェ:「探せばこの店にもなんか服あるだろ。」そこの隅っことか使えよ」 大して物陰になってない、ジュークボックスの脇を指差す。
雨堂聖理:「うわっ、金銭感覚もデリカシーもない! ……っていうかノーヴェはお酒だいじょうぶなの。それで成人済み? それとも不良?」
遠里 悠:「良いのよ、ノーヴェちゃん。この街の夜はなんでもアリ。むしろ制服姿とか珍しくないわよ?」
ガネシュ・カルキ:「オオ。歓楽街のオクが深い……」>なんでもアリ
ノーヴェ:「そらすげェな。制服姿の子供なんて即補導されるもんだと思ってたが」
遠里 悠:「まあ、着てる子の年齢はちょっとナイショって感じだけどね」
ノーヴェ:「……ベリッシマ。和やかなトークも結構なんだが、情報の受け渡しってマジにここでいいのか?」
ノーヴェ:「休憩ついでに飲みに来たってわけじゃないんだよな?」 店内を見回してます。
遠里 悠:「勿論よ、ね?マスター」
マスター:「私はただの窓口ですけれどね。遠里さん、ご注文は?」
遠里 悠:「そうね、“メニュー”を頂けるかしら?」
ガネシュ・カルキ:(なるほど、こういった店を幾つも取りまとめた上でのコネクションも、遠里支部長の武器の一つなのか。勉強になる……)
マスター:「――まず、医療班から検体の件で、報告が入っています」
マスター:「死因は衰弱死……ですが、食事前によろしいですか?」
マスター:自分自身のこめかみを、指でとんと叩く。
マスター:「脳の奥から脊髄に繋がる部分……脳幹に、ごく小さな」
マスター:「“食い荒らされたような跡”があったとのことです」
遠里 悠:「なるほど、それは例えば」
遠里 悠:「虫喰いのような大きさって事かしら?」
マスター:「そうです。医療班の表現を借りるなら、失礼」
マスター:「――蝿か、蛆に食われたようであると」
遠里 悠:ガネシュ君の方を見る
ガネシュ・カルキ:「ハエ……!」
ノーヴェ:『ヤダ~死体の話とかきもち悪い~とか言い出す前に外出ておけよ』 話のジャマをしないよう、そう書いた紙を雨堂さんの前に滑らせる。
雨堂聖理:「はえー」 ちょっと高めのカウンターに腕で枕をして、ぶら下がるみたいな恰好で話を聞いている。足もぶらぶらしてる
雨堂聖理:紙は読まずに手を拭いて丸める
ノーヴェ:「このガキ……!」
ガネシュ・カルキ:必然、最近で蝿を見かけた記憶を思い出します。工場で人が蝿の大軍と化した……
GM:あの工員も、体内から食い破られていた。
雨堂聖理:「?」
ガネシュ・カルキ:「ハエやそういったムシについてなら、エエ。覚えがありまス」
ノーヴェ:「工場の一件、まさにそうだったんだよな?ガネシュ」
ノーヴェ:「人間が……体内から出てきたんだっけか?それとも全身が蝿になったんだったか?」
ガネシュ・カルキ:「ヒトが……工員が、体内から大量のハエに食い破られた……」
ガネシュ・カルキ:「そうでス。体内から、出てキた」
ノーヴェ:「成田は、工員の言動もおかしかったと言っていた。操られていたように見えたとも」
遠里 悠:「“浮動工廠”だったかしら?」
GM:あの後、現場から残留した蝿が回収されたという報告はない。
GM:当然、自然に発生した蝿ではありえないことだ。何者かの――恐らくはレネゲイド能力の関わる蝿であることは間違いない。
ノーヴェ:「ハエやウジを脳幹に潜り込ませて、人を操る? もしそうならクソみてーな能力だな」
雨堂聖理:「でも、寄生虫ってそんな感じじゃない? 生物の教科書にのってた気がする」
ノーヴェ:「あー。ロイコクロリディウムとか?」
雨堂聖理:「え、名前までは覚えてないよ……気持ち悪いし……」
GM:寄生バエ、と俗称されるハエは実在します。
GM:これは他の昆虫に卵を産み付け、体内から肉を捕食しつつ成長するという、捕食寄生型の昆虫。
ノーヴェ:こわい!
ガネシュ・カルキ:ひええ!
ガネシュ・カルキ:「タイミングが良すぎまスね。工場の現象と、嶋倉サンの死因……浮動工廠……疑惑の段階でスが、関係があるのカ……?」
マスター:「“浮動工廠”という言葉については、すみません。まだ全く、報告は上がってきてはいません」
マスター:「遠里さんからも頼まれてはいるのですが」
雨堂聖理:「でも……んー……なんかおかしいような……?」 腕を伸ばし
遠里 悠:「何か気になるの?」
雨堂聖理:「んー……だって、工場の人たちはハエに操られてた……確定じゃなくて、っぽいんでしょ?」
ガネシュ・カルキ:「そうでス。工員のカタの死因も、(遺体は、調査が難しそうでスが……)ハエとは限らなイ。ダカラ、疑惑の段階なのデスが……」
雨堂聖理:「で、嶋倉さんにもハエがついてたっぽい。ってことは、操られてた……っぽいかもしれなくって」
雨堂聖理:「で、UGNに協力するって言ってたんだよね?」
雨堂聖理:「……つまり、その工場でやってたことが、UGNに協力する、的なことだったの?」
ノーヴェ:「それはねェーだろ。人の死体をバラして部品にしろなんてオーダーを出す組織はUGNじゃねェ」
ノーヴェ:「そういうのはFHのやり口だ」
雨堂聖理:「だね。そういうのはFHがやる」
ガネシュ・カルキ:「FHの……」
遠里 悠:「寄生には段階があるんじゃないかしら、なんて私は思うんだけれど」
遠里 悠:「一度潜り込まれると、殺すだけなら簡単。操るとなると蠅の量が必要とか。もしくは体の方の抵抗が強ければ」
遠里 悠:「操られるまでに時間がかかるとかね」
雨堂聖理:「そっかそっか。オーヴァードには効かないエフェクトとかあるもんね。そういうのかも」
マスター:「……お役に立てる情報かどうかはわかりませんが」
マスター:「その、FHのセルの動きについて。遠里さんに頼まれた件の補足的なものですが」
マスター:「それも、支部員から上がってきています」
マスター:「“エンプティ・ハート”の件です」
雨堂聖理:「アーティファクト」
マスター:「ええ」
ガネシュ・カルキ:「……UGNへの協力を進めていた嶋倉サンは、工場を操っていたモノの襲撃を受け、命を落とした……?」
ガネシュ・カルキ:と、ここまで考えたところでマスターの次の報告。エンプティハートだ
マスター:「もっとも“エンプティ・ハート”は、第十三支部の件で散逸したアーティファクトではありません。元々ツイーザー製の兵器です」
マスター:「ただ……ツイーザーと、先日第三支部を襲ったエルドラード……」
マスター:「この二つのセルは、“崩落戦”当時からこのN市に根を張っていたセルでもあります」
ノーヴェ:「そォだな。かなりの古株らしい」
マスター:「関係としては、研究セルと、それに出資する企業セル。だからどちらも“エンプティ・ハート”を運用できた。この見解は、遠里さんも同じですよね」
マスター:「ただ、研究セルであるツイーザーがこのN市を選んで拠点を築いていた、というのは……」
マスター:「……理由があるのではないか、と」
GM:世に存在するあらゆる研究には、当然、“先行研究”が存在している。
雨堂聖理:「あの……あの……」
雨堂聖理:「……第十三支部だっけ?」
マスター:「……」
GM:UGNですら、装備やレネゲイド解析の面において、部分的にFHの研究の後追いをしている現状がある。
GM:だが、彼らとは全く別のアプローチによる研究と、その成果。例えば“遺産”の量産化など――
GM:崩落戦当時。またはその以前から。このN市に、既にそれが存在していたとしたら。
ガネシュ・カルキ:「アーティファクト……」
ガネシュ・カルキ:「“无号計画”カ……」
ノーヴェ:「なるほどなァ」
マスター:「どうでしょう、遠里さん?“エンプティ・ハート”にプロトタイプが存在する、という話は」
マスター:「信憑性があるものなのでしょうか?」
遠里 悠:「ありえない話じゃないわね。むしろ」
遠里 悠:「あって然るべき、よ」
ノーヴェ:「旧陸軍ってのはマジでロクなことしねェな。迷惑ばっかかけやがる」
マスター:「もちろん、“エンプティ・ハート”それ自体は機械的に組み上げられた装置です」
マスター:「FHの技術水準でなければ調達できない部品も多いと聞いています。つまり……」
マスター:「これにプロトタイプがあるとすれば、全く別の形であるのではないかと思います」
ガネシュ・カルキ:「先日の十三支部の件でアーティファクトが散逸する以前にモ」
ガネシュ・カルキ:「“无号計画”による研究成果の一つとしテこの街にプロトタイプのエンプティ・ハートが存在シ」
ガネシュ・カルキ:「ツィーザーセルらがそれらのデータ、ヘタをすれば現物を入手してN市にネを張ったとすれば、辻褄は合いまス……!」
ノーヴェ:「めちゃくちゃデカかったり、人間と一体化していたり……目に見えない代物だったりするかもな」
雨堂聖理:なんだかむずかしい話だなぁ、と思いながら、照明を受けてキラキラ光るカクテルグラスを見上げている
ノーヴェ:「大丈夫か雨堂。話がわからないなら寝てくれて全く構わないんだぞ」
ノーヴェ:「そしてビラ配りに戻ってもまったく構わねェんだぞ」
雨堂聖理:「……格子状、とかー?」
ノーヴェ:「……」
雨堂聖理:「何よ。大丈夫ですー。あたしこれで睡眠時間は短いの」
雨堂聖理:「ビラ配りだって戻るとかないし! 今も継続中!」
雨堂聖理:「あっ、マスターさん。ビラなんだけど、ちょっと置いてもらって良いですか? 行方不明で……」
マスター:「はっはっは、もちろん構いませんよ」にこやかなおじさんだ。
ノーヴェ:ビラを絶対忘れない女!
雨堂聖理:「ありがとうございます! ちょっと遠いけど、でももしかしたらこういう所にいるかもだし……!」
GM:ではそこで、ガネシュさんの携帯に着信があります。
GM:発信者はC・エイス。第七支部に残り、ガネシュさんの頼んだ
GM:N市各支部からの資料収集を担当していたのだ。
ガネシュ・カルキ:ハイ。と返事し会釈。携帯を取りましょう
ノーヴェ:「ん。ガネシュ、鳴ってるぞ」
ノーヴェ:「成田なら雨堂はちゃんと海に捨てたって言っておいてくれ」
雨堂聖理:「捨てられてないし! 捨てられたら支部長の部屋、海水ビチャビチャおさかなピチピチにするんだから!」
ガネシュ・カルキ:ノーヴェくんの発言には「またもう……」と苦笑気味にして(笑)
ノーヴェ:「絶対にやめろ!俺が八つ当たりされんだよあのカスによォ~!」
C・エイス:[カルキ様。エイスでございます。お時間はよろしいですか?]
ガネシュ・カルキ:「エイスさン。ありがとうございまス。直接電話ということハ……何かありましたカ?」
ガネシュ・カルキ:時間は大丈夫ですよ、的な返事!
C・エイス:[ええ。“无号計画”というより、“格子状心臓”の件……ですが]
C・エイス:[“エンプティ・ハート”とは全く異なるケースなのですが、興味深い事例を発見いたしまして]
ガネシュ・カルキ:「……ハイ」ちょうどよかった。ここからさらに調査を進めるには、新たな情報が欲しかったところだ
C・エイス:[市内で発生した事件です。どうもゼノスが関わっているようで、正確なところを特定するのには多少手間取りましたが]
C・エイス:[――“グリッターイズゴールド”という名のオーヴァードがいます]
ガネシュ・カルキ:「……ゼノス?」予想外、新たな要素だ!
C・エイス:[“崩落戦”の折に覚醒したオーヴァードです。当時、心臓を失う重傷を負った際]
C・エイス:[その代替として、“賢者の石”を埋め込まれて蘇生した、と]
雨堂聖理:「ぜのす?」 知らない!
ノーヴェ:「プロなのか素人なのかマジでわかんねえなお前は!」
雨堂聖理:「イリーガルだもん。エージェント、なりたかったけどダメって言われたし……」
遠里 悠:「あとで、解りやすい資料を貸してあげる」
ガネシュ・カルキ:「……ハイ」嫌な予感がする。心臓、賢者の石
C・エイス:[ふ。いかがでしょう?カルキ様]
C・エイス:[この話が仮に真実だとすれば、わたくしとしては、二つ。疑問が浮かびます]
ガネシュ・カルキ:「そうでスね。“エンプティ・ハート”とは事情が違うかもしれませンが」
ガネシュ・カルキ:「レネゲイドの結晶を体内に埋め込んで蘇生が可能ナラ――」
ガネシュ・カルキ:「その賢者の石はどこから来たのカ、そして蘇生した“グリッターイズゴールド”は今どこに消えたのカ、ですか?」
ガネシュ・カルキ:賢者の石、が誰しも適合できるものではない、ということは知っている。“グリッターイズゴールド”は適合者だったのだろうが……。
C・エイス:[“グリッターイズゴールド”の所在に関してですが、詳細不明ながら、現在も市内で活動しているようです]
C・エイス:[もう一点、“賢者の石”がどこから来たのか。これはわたくしも同じく疑問に思っております]
C・エイス:[何故、都合よく、このN市に、致命傷に間に合うような状況で……]
C・エイス:[……“賢者の石”が存在していたのか?]
C・エイス:[そしてもう一つ]
C・エイス:[“賢者の石”を心臓の代替として用いることができると]
C・エイス:[何故、その者は『知っていた』のか?]
ガネシュ・カルキ:「――!」
ノーヴェ:「……」《蝙蝠の耳》。一時的に聴覚を強化して通話内容をずっと聞いている。
ノーヴェ:ガネシュさんがスピーカーモードにしているかもしれないけど……
ガネシュ・カルキ:情報は共有しましょう!後で説明しようかと思ったけど、その方が話が早いのでスピーカーモードにしておきましょう(笑)
GM:“崩落戦”の当時から、このN市には“賢者の石”が存在していた。UGNとFHのパワーバランスをも左右しかねないとされる結晶体が。
GM:それが、適合者とはいえ、偶然死にかけた者に投与できるほど、ありふれていた。
GM:そして、それを“心臓”として運用できることを知っている者がいた。四年前。あるいはもっと旧くから。
ガネシュ・カルキ:「それは……確かにその通りでスね。既にそのようなノウハウがこの街に存在していタ……」
C・エイス:[カルキ様にとっては、興味深い事例でございましたか?」
ガネシュ・カルキ:「……賢者の石が、目的を持って量産されていタ……?」
C・エイス:[もちろん、多少愉快な雑談程度にしか役に立たないことかもしれませんが]
C・エイス:[お楽しみいただけたなら幸いでございます]
C・エイス:[それでは次の資料に当たらなければいけませんので、失礼いたします]
ガネシュ・カルキ:「イエ、ありがとうございまス。大変参考になる情報でしタ。このお礼は、イツカ必ず」
雨堂聖理:「あ、待ってエイスさん!」
C・エイス:[雨堂様]
C・エイス:[いかがなされました?]
雨堂聖理:「泉さんの情報、何か来たりした?」
C・エイス:[――いいえ。残念ながら]
C・エイス:全く手を付けていない可能性がある。UGNとしても優先順位が非常に低い情報なのだ。
雨堂聖理:「うーん、そっか……引き止めてごめんね。ありがとう!」
C・エイス:通話はそのまま切れる。
ガネシュ・カルキ:「フゥ……さすがエイスさんダ。頼りになル」
雨堂聖理:「……つまり」
雨堂聖理:「なんか……アーティファクトが大変で……特にエンプティ・ハートっていうのがすごくて……」
雨堂聖理:「それがツイーザーセルで……すごく古いはなしで……无号計画にも関わりがあるかもしれない……的な……」
遠里 悠:「とても解りやすい理解よ、聖理ちゃん」
ガネシュ・カルキ:「キヨリ、無理はしないデ。でも大体あってまス。それで大丈夫」
雨堂聖理:「へへへ。合ってるよね? 良かった」 水準が低い!
ノーヴェ:「お母さんかよ、お前たちは」
遠里 悠:「んふ、じゃあもっと理解しているノーヴェちゃんは花マルね」
ガネシュ・カルキ:「こういうのは、イタズラに詰め込んでも上手く行きませンからね……」
ノーヴェ:ソルティドッグを煽る。「賢者の石といい、"无号計画"がだいたい根っこにあるのは間違いねェわけだ」
ノーヴェ:「FHのクソどもが、"无号計画"の研究成果を悪用しまくって俺たちにケンカを売ってきてるってこともな」
雨堂聖理:「……何だか思ったより色々あるんだね、ここも。UGN、ちゃんとしてるのに」
ノーヴェ:「やっぱ地下空間を当たりてェな。ベリッシマのツテでなんとかならねえのか?」
GM:賢者の石の話題が出ているので、判定に成功している遠里さんは
GM:現在N市内で確認されている適合者の数を把握しているということにできます。
ノーヴェ:すげェ!
ガネシュ・カルキ:すごいぜ!
遠里 悠:やったね
GM:FHマスターエージェント、“マスターエロス”。及び、疵無き石より発生したレネゲイドビーイング、“ノスタルジアL&R”。
雨堂聖理:マスターエロス
ガネシュ・カルキ:マスターエロスです
ノーヴェ:高校生はかかわっちゃダメ!
GM:FHによって人工的に製造された、賢者の石適合部隊、“マギステル”の所属者、“マギステル13”及び“マギステル14”。
GM:――何よりも、“賢者の石”そのものが意思を持って活動を開始し、第四支部により鎮圧されたとされる、“RB-W”
GM:“RB-W"の一件では、本部エージェント“ハイウェイ・スター”が動き、自らこれを回収しようとしていた。
GM:“ハイウェイ・スター”の行動が独断であったとしても、曲がりなりにもUGN本部の行動だ。
GM:尋常ではない案件であろうということは、以前より危惧されていた。
ガネシュ・カルキ:やっぱり現在でも相当多いな賢者の石適合者……!
ノーヴェ:バーゲンセールでもあったのかな
GM:だが、“崩落戦”の当時から、恐らくは“无号計画”の産物として“賢者の石”がこのN市に存在したと推測できる材料があるのならば、
GM:もはや、ほとんど疑いはない。
GM:“賢者の石”は同じ“賢者の石”を……あるいは適合者を引き寄せる。
GM:重力がそうであるように、その“賢者の石”が巨大であるほどに、強大な引力となるだろう。
GM:――このN市には、既にそれが『ある』。どこにあるのか、どうやって辿り着くのかまでは今もって不明だが。
GM:UGN本部が警戒を示すレベルの、巨大な“賢者の石”、あるいはその鉱床が、実在するのだ。
雨堂聖理:ピッケルは携帯するようにしなきゃな
GM:高く売れそう
ノーヴェ:マインN市クラフト!
遠里 悠:アラブの賢者石王
ガネシュ・カルキ:グレートピッケル!グレートピッケル!

ノーヴェ:「そもそもの話」
ノーヴェ:「"賢者の石"の適合者ってのはンなに多いのか?」
ノーヴェ:「一人二人いるかどうかってもんだと思ってたんだが」 そっち方面の資料にはあまり目を通していなかった。
遠里 悠:「そうね、この街だけで言うなら。その数は異常ね」
雨堂聖理:「本当は多くないけど、N市だけで見ると多いんだ」
遠里 悠:「まるで何かに引き寄せられるように集まっているって感じるわ」
ガネシュ・カルキ:「報告にあるだけでも、その数は相当でス」
遠里 悠:空中にデータを表示していく
遠里 悠:指先を軽く動かすだけで表示される画像が移り変わる
ノーヴェ:「"賢者の石"は本来なら激レアモンだ。道端に転がってるような代物じゃねえ」
ノーヴェ:「“无号計画”の産物か、副産物か……どっちにせよ、計画で作られた“賢者の石"が、他の石と適合者をどんどん呼び集めてンだろうな」
ガネシュ・カルキ:「ハイ。皆さん今の電話ハ聞いておりましたよネ?」
ガネシュ・カルキ:「“无号計画”で量産、研究されていたモノは、アーティファクトだけでなく賢者の石も含まれていた可能性がオオキイ」
ノーヴェ:「マジでロクな事しねェーなァ旧陸軍!」 これで三回目くらいの台詞を吐く。
雨堂聖理:「んむんむ」 カクテルに浮かんでいたチェリーを食べている
ガネシュ・カルキ:「いや、それどころかモトから大量の賢者の石……鉱床とでも呼べるソレが眠ってイタ可能性すらあル」
遠里 悠:「神様に手を伸ばそうって言うんだもの、やれることは何でもやってみるって感じね」
ノーヴェ:「ふざけてるな。一歩間違えればここが賢者の石鉱山になってたかもしれねェのか」
遠里 悠:「その場所としてこの土地が選ばれた理由が、それなのかもしれないわね」
GM:そもそも、異常なまでにオーヴァード覚醒者が多い市でもあるのだ。
GM:『感染源』は本当にUGNが知る二十年前のレネゲイド散布のみであるのかも怪しい。
雨堂聖理:ごくん。種をグラスに戻し 「じゃあやっぱノーヴェが言ってたみたいに、无号計画とか賢者の石に関わってそうな地下を」
雨堂聖理:「調べたら、また別のことが……嶋倉さんとか、ハエとか……そういうことが分かるかもってことかな」
雨堂聖理:「泉さんのことはわかんなそうだけど……」
ノーヴェ:「エラいぞ。雨堂にしてはきれいに纏めたな」
ノーヴェ:「俺はその方針を推す。ただでさえ、地下を調べるのは時間がかかりそうだ……早めに動いた方がいい」
GM:どんどん話が大きくなっていく。泉透乃に関する情報などが出てくるかどうか、
GM:そもそも関係があるのかどうか、怪しくなってきた。
ノーヴェ:「あと、泉とかいうヤツの事は完全に後回しでいい」
雨堂聖理:「よくない!」
雨堂聖理:「どっちもやる! その調べるのもやるし……ビラも配る」
ノーヴェ:「いいんだよ!もはや全く完全に関係ねェーだろそいつは!」
雨堂聖理:「関係あるとかないとかじゃなくて、悲しんでる人がいるんだからやるの! 関係あるとかないとかが関係ないよ!」
ノーヴェ:「"グワイヒア"と"アザレア"すらもうどうでもよくなりつつあるんだ! 警察か市役所にでもやらせとけ」
遠里 悠:「ダメよ、ノーヴェちゃん。女の子との約束を守らないとモテないわよ?」
ノーヴェ:「べ、ベリッシマ……お前クソッ……」
雨堂聖理:「だから警察も市役所も探偵も散歩中のイヌもみんなで探すのが一番でしょって! もー……」
ガネシュ・カルキ:「その通りでス。嶋倉サンの持ち掛けてきた“无号計画”絡みの“協力”。やはり嶋倉サンの真意や、足取りを追うのが早道ソウですネ」
遠里 悠:「それに、事件の大きさを言い出すんだったら、規模が大きくなった時点でエージェントの管轄を離れてもおかしくはないの」
遠里 悠:「それも嫌でしょう?」
雨堂聖理:「そうよ。ノーヴェちゃん。そんなことになったらまた支部長になんか言われるわよ。嫌でしょ~?」 ハルカさんの口調を真似る
ガネシュ・カルキ:「大丈夫でス、キヨリ。キヨリの協力も助かってますシ、ありがたいでス。これが片付いたラ、ワタシも泉さんの捜索に手を貸しまスよ」
雨堂聖理:「うん、お願いします。片付いたらも嬉しいんですけど、ほんのちょっと、指の先の先だけでも気を配ってくれれば……」
ノーヴェ:「こいつの親の顔を拝んでみてェマジで」
ノーヴェ:グラスの底に残った氷をガリガリかじりながらゲンナリしています。
ガネシュ・カルキ:「ム。失礼。そうでスね。泉サンの顔はビラで頭に入っていまス。今は捜索とハ別件調査中でスが、忘れずにいておきまスよ」力強く!
ノーヴェ:「あァ、マスター。一応聞いとく」
マスター:「なんでしょう」
雨堂聖理:「ノーヴェちゃんは親の顔を気にするわねぇ」 マネ継続中
ノーヴェ:「……」 無視! 「"グワイヒア"と"アザレア"について、なんか手がかりはないか」
ノーヴェ:「俺の仕事はそっちだ。"アザレア"が帰ってきた――グワイヒアのアホはそう言っていた」
マスター:「“グワイヒア”についての情報はいくらでもあるのですが、第七支部さんほどではないでしょうね」苦笑する。
ノーヴェ:頷く。多分グワイヒアのことに一番くわしいのは、一番交戦経験のある自分だろう。
マスター:「“アザレア”については、申し訳ありませんが、まったく」
マスター:「帰ってきたというのが、ただの噂だけであればいいと願っていますよ」
ノーヴェ:「俺もそう思いつつあるよ。今回は"无号計画"とビラ配りで精一杯だ……サンキュー」
マスター:「いえいえ。こちらこそ、ありがとうございました」頭を下げる。
マスター:「遠里さんも、ぜひまたお越しください」
ガネシュ・カルキ:……“アザレア”については、ここまで調べてきた中で、自分も多少気にかかってる点がある。
ガネシュ・カルキ:工場で目にした、解体された人間。認識そのものが改変されたかのような、工員の様子。……符合しないでもない。
雨堂聖理:「ごちそうさま、マスター。お酒飲めるようになったらまた来るね」
遠里 悠:「アリガト、マスター。また近いうちに」
遠里 悠:軽く投げキッス
マスター:「お待ちしています」遠里だけでなく、雨堂にも礼を返す。
ガネシュ・カルキ:だが、今の段階では憶測に過ぎない。確信を持って追うには、手がかりが少なすぎる。そしてその方の情報は、未だ杳として知れない……!
ガネシュ・カルキ:……データ処理的には、まだそこら辺は探れない状態だから、現時点ではやはりわからないぜ!みたいな感じですね!(笑)
ノーヴェ:じゃあ、店を出る直前
ノーヴェ:雨堂さんの制服の首根っこをつまんで店内に引き止めます。「おい雨堂」
雨堂聖理:「ぐえ」
雨堂聖理:「……何」 振り返り睨む
ノーヴェ:「お前はなんか呪いにでもかかってンのか?」
雨堂聖理:「身に覚えはないけど……なんで?」
ノーヴェ:「支部に資料を探しに行った時、お前言ってたろ」
ノーヴェ:「"そんな事を怖がってたら誰も助けられない"」
ノーヴェ:「"ケンカとか戦いとかばっかりする人の方がフツーに苦労するし危険じゃない"? 言ってたよな?」
雨堂聖理:「"アザレア"の話の時だっけ? 確かにそんなこと話した気はする……よく覚えてるね」
ノーヴェ:「ケンカや戦いは、負けりゃあ死ぬだけだろ。人助けはちげェ」
ノーヴェ:「心の傷じゃ人間は死ねない」
ノーヴェ:「自分を犠牲にして人助けに励んだのに、善意を完全否定されるばかりか――心に一生残る傷を受けて再起不能になったエージェントなんざ、何人もいる」
雨堂聖理:「……かもね」
ノーヴェ:「お前もそうなるつもりか? 人助け人助けって、おめーは一生その"誰かを助けなきゃ"って呪いを背負って生きてくのか?」
ノーヴェ:「やめとけよ。まだガキだろ。生き方を考え直せ」
ノーヴェ:口は悪いが、普通に心配している。再起不能どころか、"人助け"の呪いに囚われてFHに渡ったりジャーム化したりするエージェントも見てきた。
雨堂聖理:「…………」 ノーヴェの顔を覗き込み
雨堂聖理:「もしや心配してくれてるの?」
ノーヴェ:「あァ!?」
雨堂聖理:「えぇ!? なんで怒るのそれで!」
ノーヴェ:「心配なんかじゃねェーよ!あまりに理想論ばっか言うからウザかっただけだ!」
ノーヴェ:「この人助けバカめ!」
雨堂聖理:「な、なんて言いよう! いいじゃない理想論も人助けも! あたしがするべきだって思ってるからしてるの!」
雨堂聖理:「……するべきっていうか、したいからっていうか」
ノーヴェ:「だから、めちゃくちゃしんどい目に遭っても構わねえってか?」
ノーヴェ:「誰かに騙されても? 自分の大事なモンを失ったりしてもか?」
雨堂聖理:「構わなくはないけど……」
雨堂聖理:「…………」 少し目をそらして
ノーヴェ:「世の中は善人ばっかじゃねェ。人助けばっかしてりゃァ、いつか絶対にそんな日は来ちまうぞ」
雨堂聖理:「……そんなの。もう来たし」
ノーヴェ:「ア?」
雨堂聖理:「……大事な」「大事なものをなくすとかは、もうしたから……助けたいって思ったものを助けるために」
ノーヴェ:「……救いようがねェ~~」「それでまだ人助け人助け言ってんのか……!」
雨堂聖理:少しだけ目尻をこすり
雨堂聖理:「そうだよ。だからそういう心配はいらない。あたしは助けたいから助ける」
ノーヴェ:「ちょっとお前の事を尊敬したな、今……ただの人助けバカじゃねえ。人助けバカチャンピオンか」
雨堂聖理:「言ってろ!」 ばし、とノーヴェくんの胸板を叩く
ノーヴェ:受け止めます。肉体8!頑丈! 「わかったよ。ならせいぜい」
ノーヴェ:「悔いの残らねえようにやれよ」 雨堂さんの頭をわしゃわしゃしたあと、扉を開けてバーの外に出ていきます。
ノーヴェ:「手助けくらいはしてやらァ」
雨堂聖理:「あっわっ」 頭を撫でられちょっとひるみ 「……なんだよ」
雨堂聖理:「そうだ、手助けしろ! 尊敬もしろよ! バカ!」
雨堂聖理:それを追おうとするが、少しだけ立ち止まり
雨堂聖理:「……あと……」
雨堂聖理:「あんまり親の顔とか……言わないでほしい……」 誰にも聞こえない声で漏らし、また目をこすって、駆け出す

GM:シーン終了です。ロイス、購入が可能。
ノーヴェ:-同行者/雨堂聖理/興味/○脅威/ロイス これをP反転します。感情は興味/脅威のままでいいかなー。
ノーヴェ:グワイヒアには好意で取ってるのにな……なんだこいつ……。
雨堂聖理:お前あいつのことスキなんだろー!
ノーヴェ:はァァ!?ちげーし!全然好きじゃねーしあんなロボコップ!
雨堂聖理:やーいやーいロボカップルー!
“グワイヒア”:(ロボコップってなんだよ……?)
ノーヴェ:ロイスは……残り一枠か。ガネシュさんにめちゃくちゃ取りたいけど、まだまだ話に一波乱ありそうだしなあ
ガネシュ・カルキ:ありがたい……!>めちゃくちゃ取りたい フフ、でもシナリオに応じて、盛り上がる、お好きな相手に取ってくだされい……!!
ノーヴェ:ロイスは取っておきます。購入はブルーゲイル。
ノーヴェ:1dx+2=>20
DoubleCross : (1R10+2[10]>=20) → 4[4]+2 → 6 → 失敗

ノーヴェ:まあ当然ダメ!
ノーヴェ:以上です。
遠里 悠:協力者/ノーヴェ/良い子○/不安/ロイス
ガネシュ・カルキ:こちらもロイスはあと一枠、現在は保留で。
ガネシュ・カルキ:購入は……そうね、誰か欲しいものがあれば、なけなしの社会でチャレンジしてみようと思います!
ガネシュ・カルキ:ボディアーマーは買えたからね、なければ応急手当なのだ
雨堂聖理:ロイスは保留。購入はうーん……
雨堂聖理:ショットガン(スラッグ)にしておこう。ヘヴィマシンガン、移動不能は普通にアレだ
雨堂聖理:2dx+2=>11
DoubleCross : (2R10+2[10]>=11) → 5[3,5]+2 → 7 → 失敗

雨堂聖理:財産点は保留で失敗。以上!
ノーヴェ:俺はブルーゲイルがほしい! でも手番が余ったらでいいです。
遠里 悠:うーん 生存性を高める試行を先に行っておきます
従者A:クリスタルシールド
GM:クックリスタル!
従者A:10dx>=25
DoubleCross : (10R10[10]>=25) → 10[1,1,2,2,2,3,5,8,9,10]+10[10]+4[4] → 24 → 失敗

GM:ウワッ
従者A:うー 惜しい
雨堂聖理:こわい
ガネシュ・カルキ:そ、それでも24
GM:従者はお金持ってないですからね
GM:バディムーヴとかがあると危なかった
雨堂聖理:なるほど従者調達は財産点使えないんだな
従者B:同じく
従者B:10dx>=25
DoubleCross : (10R10[10]>=25) → 10[3,3,5,6,7,7,8,9,9,10]+2[2] → 12 → 失敗

従者C:10dx>=25
DoubleCross : (10R10[10]>=25) → 9[1,1,2,2,4,6,7,7,8,9] → 9 → 失敗

ノーヴェ:従者おじさんの良心がもう残り少ない
遠里 悠:流石に ダメだったかな
GM:どんどん良心が減っていく
GM:パパ活のしすぎだ
従者C:オジサン可愛い子の為に買うときは張り切っちゃうんだゾ
雨堂聖理:(何も手に入れられなかったのか……シケたオカマだな……)
ガネシュ・カルキ:さすがに従者でも難しいのか……よし、ではこちらはブルゲを狙ってみましょう!高い目標値だが……挑戦だ!
ガネシュ・カルキ:3dx+1=>20
DoubleCross : (3R10+1[10]>=20) → 8[3,7,8]+1 → 9 → 失敗

ガネシュ・カルキ:はい失敗!20は……無理であった!
ノーヴェ:ガネシュゥ~!
GM:なんだ今回の購入判定は!
遠里 悠:照準器
遠里 悠:2dx>=15
DoubleCross : (2R10[10]>=15) → 8[5,8] → 8 → 失敗

遠里 悠:ダメ~
ノーヴェ:今回はもうだめだw
GM:大したことねえなあ~~!!噂に聞く獣の槍なんてなあ~~!!
GM:ほおら、こうやって一口でよお~~~~~!!
ガネシュ・カルキ:キヨリちゃんも掌返しがひどいw
雨堂聖理:何一つ手に入らなかった
雨堂聖理:みんな酔っ払っちゃったんだな
GM:バーにいてクリスタルシールドが手に入るかッ!
GM:ちゃんと武器屋に行け
ガネシュ・カルキ:こんなこと言ってるキヨリちゃん自身もスラッグ買うのに失敗してるからね。酔っ払い四人衆の一人だからね!
雨堂聖理:第十一地区だと武器屋、ギリギリありそう
GM:武器は装備しないと意味がないぜ

■Middle/04

GM:それでは次も情報収集シーン。情報を抜くまで終わらないぜ~~
GM:ここまでの情報地獄は珪素セッションでもそうはない!地獄の強行軍よ!
済“无号計画” 〈情報:軍事〉難易度7
 └済 嶋倉則夫 〈知識:医学〉〈情報:軍事〉難易度9
済“アーティファクト” 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
├■“扉”のアーティファクト 〈情報:軍事〉難易度9
│└■N市の地下空間 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度13
└済“心臓”のアーティファクト 〈情報:UGN〉難易度12
 ├済“ツイーザー”と“エルドラード” 〈情報:FH〉難易度13
 │└■“格子状心臓” 〈知識:レネゲイド〉難易度8
 └済“グリッターイズゴールド” 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度10
  └済 賢者の石適合者 〈情報:UGN〉難易度13
   └■嶋倉の追跡記録 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度12
済“アザレア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度12
済“グワイヒア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
ノーヴェ:しばし待て。すぐに抜く
ノーヴェ:マジでネストが深い!
雨堂聖理:即抜き
ノーヴェ:とはいえ、あと情報は4つか。2シーンもかければ十分終わる目はあるな……というわけで登場します。
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:59->66)
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:49->50)
雨堂聖理:どうも、真の安定体です
ガネシュ・カルキ:67+1d10
DoubleCross : (67+1D10) → 67+8[8] → 75

ガネシュ・カルキ:いちいち侵蝕値の出目が高いなこいつはよォ~~~!
ノーヴェ:安定体すげェ
ガネシュ・カルキ:ナチュラル安定体……
ノーヴェ:さて、どれにいこうかなー。もうUGNもないしなあ。
雨堂聖理:個人として目があるのは“格子状心臓”だなあ。判定ボーナスもまだつかないし
雨堂聖理:裏社会チャレンジもなくはない
ノーヴェ:あ、そうか。雨堂ちゃんは精神が高いのか
雨堂聖理:3だけどね……w 裏社会判定は4個振れる!
ノーヴェ:くそっ、白兵とか運転で判定できる項目があればよかったのに・・!
ノーヴェ:ガネシュさんも技能はUGNだけだし
雨堂聖理:最低限“扉”のアーティファクトはぜひ開けときたい感じはしますね
雨堂聖理:扉だけにね
ノーヴェ:ソロモン王がいれば一瞬で開けてくれたんだが
雨堂聖理:ハァッ! マダマダ!
ガネシュ・カルキ:キックだ!
ノーヴェ:じゃ、ノーヴェは扉にいってみようかな。きよちゃんは裏社会と心臓、好きな方にいくとよろしいぞ
ノーヴェ:扉のアーティファクト。情報軍事は技能もコネも持っていないので素振りします。
ノーヴェ:2dx=>9
DoubleCross : (2R10[10]>=9) → 10[6,10]+1[1] → 11 → 成功

ノーヴェ:これがカラテよ……
ガネシュ・カルキ:すごいぜ……
ノーヴェ:ガネシュ雨堂!あとは頼んだ!
雨堂聖理:蹴り開けたというわけだ……
GM:ノーヴェくん、地味にずっとミドル有能ですよね
GM:ダイス数少ないのに
ノーヴェ:なんなんでしょうねこいつ。"グワイヒア"と戦う関係で
ノーヴェ:色々なところに行って詳しくなってるのかなあ
雨堂聖理:さすが雨堂が○意外と頭が良い でロイスを結んだだけのことはあるぜ……
済“无号計画” 〈情報:軍事〉難易度7
 └済 嶋倉則夫 〈知識:医学〉〈情報:軍事〉難易度9
済“アーティファクト” 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
├済“扉”のアーティファクト 〈情報:軍事〉難易度9
│└■N市の地下空間 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度13
└済“心臓”のアーティファクト 〈情報:UGN〉難易度12
 ├済“ツイーザー”と“エルドラード” 〈情報:FH〉難易度13
 │└■“格子状心臓” 〈知識:レネゲイド〉難易度8
 └済“グリッターイズゴールド” 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度10
  └済 賢者の石適合者 〈情報:UGN〉難易度13
   └■嶋倉の追跡記録 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度12
済“アザレア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度12
済“グワイヒア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
GM:地下空間にもこれでアクセスできるようになりました。
GM:情報的にという意味でね
雨堂聖理:じゃ“格子状心臓”行っときますか!
ノーヴェ:どんどん行け!
雨堂聖理:3dx>=8
DoubleCross : (3R10[10]>=8) → 10[3,7,10]+4[4] → 14 → 成功

雨堂聖理:うーん、わかる!
GM:ワカってしまった
雨堂聖理:"分かる自分"を呼び寄せているのだな~
ガネシュ・カルキ:ありがたい!こっちは(も)侵蝕値のダイスボーナスが入るので、もう財産点使う勢いで素振りしよう。目標値が1低い、嶋倉の追跡記録!
ガネシュ・カルキ:3dx>=12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 9[4,8,9] → 9 → 失敗

ノーヴェ:財産……使っても1足りないのか!
ガネシュ・カルキ:財産点は……2!使っても1足りない!申し訳ない!!
GM:ぐへへ……ロイスを切れよお
雨堂聖理:あ、悪魔のささやき……
ガネシュ・カルキ:ハッ、こんな所に支部長のロイスが……?
GM:ニンゲンのロイスが一番うめえんだ……
ノーヴェ:騙されるなガネシュ!あとは従者おじさんに任せろ!
雨堂聖理:支部長のロイス、お腹にやさしくなさそう
ガネシュ・カルキ:ハッ、ワタシは何を……?
ガネシュ・カルキ:というワケで後は従者さまにお任せなのだ……社会弱者はしわしわで去るのだ……
GM:では、情報を開示していきますねw
GM:ノーヴェくんにも、エイスが調べた他支部の事件の情報が回ってきました。
GM:第十三支部の地下に直接向かいたいと主張していたので、その方法ですね。
ノーヴェ:エイスえらい!
GM:N市の地下では確かに旧陸軍の研究が行われ、広大な迷宮が広がっているということですが
GM:この出入りに用いられていたのが“扉”のアーティファクト。通称“ローディーズ・ドア”
ガネシュ・カルキ:早苗ちゃんが使っていた空間跳躍なアーティファクトだ
GM:旧陸軍が保有していたこのアーティファクトを通じて、彼らは地上と地下を行き来することができていたようです。
GM:こればかりは、さすがにノーヴェの権限で入手することは不可能。
雨堂聖理:やーいしたっぱ!
ノーヴェ:平の戦闘エージェントですからね。やってきて一年ちょいだし。
ノーヴェ:女ァ!
GM:億が一、第七支部長である成田の協力を取り付けることができたとして、彼が働きかけても使用許可が降りるかどうかは怪しい。
ガネシュ・カルキ:億が一
GM:やはり第十三支部のダンジョンに直接向かう形での捜査は難しい事が分かりました。
GM:そして次に、雨堂さんが判定成功した“格子状心臓”。
GM:これに関しては、特に深くまで理解していない雨堂さんですので、非常に簡単な気付きだけです。
GM:しかし、『格子状心臓』という用語は、これまでの話を踏まえれば
GM:非常に直接的に、ある種の形態を示唆している用語でもあります。
GM:――『結晶格子』。それが結晶体であれば、『格子状』という呼称の辻褄が合うだろう。
雨堂聖理:結晶格子!
済“无号計画” 〈情報:軍事〉難易度7
 └済 嶋倉則夫 〈知識:医学〉〈情報:軍事〉難易度9
済“アーティファクト” 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
├済“扉”のアーティファクト 〈情報:軍事〉難易度9
│└■N市の地下空間 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度13
└済“心臓”のアーティファクト 〈情報:UGN〉難易度12
 ├済“ツイーザー”と“エルドラード” 〈情報:FH〉難易度13
 │└済“格子状心臓” 〈知識:レネゲイド〉難易度8
 └済“グリッターイズゴールド” 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度10
  └済 賢者の石適合者 〈情報:UGN〉難易度13
   └■嶋倉の追跡記録 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度12
済“アザレア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度12
済“グワイヒア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
■“ストリゴイ” 〈交渉〉難易度12
ノーヴェ:増えた!
GM:現在の開示状況は以上。全然関係なさそうなやつが湧いて出てきました。
ノーヴェ:一番下にコードネームが並んでるのが好き
遠里 悠:良いですねー

N市 第七支部 食堂

GM:第七支部の食堂は、食堂といっても、調理師によってランチなどが提供されているわけではない。
GM:綺麗に整えられた厨房に自由に出入りすることができ、自分自身で材料を用意して料理することができるのだ。
GM:これだけ設備が整っているのは、ガネシュ・カルキの存在が大きい。
GM:時刻は夜遅い。成田も既に帰宅をしたという話を聞いている。
GM:廊下は真っ暗で、普段は賑わう食堂も、端から二列分の照明しかついていない。
GM:だが若いノーヴェや雨堂は、バーで食べたデザートだけでは物足りないだろう……ということで、
GM:こうして夜食を振る舞ってもらっているのだった。
ノーヴェ:「成田が帰宅済みでよかったぜ」
ノーヴェ:「相変わらずこいつもついてきてるしよォ~」
雨堂聖理:「だってお腹空いたし……」
ノーヴェ:バーの一件もあって、雨堂への態度は(これまでと比べると)軟化してます。もう椅子を蹴ったりもしない。
ガネシュ・カルキ:「――ハイ!まずはダル(豆のスープ)でスが、出来ましたよ!あまり重たいモノからでも困ルでしょうシ、こちらからどうゾ!」
ガネシュ・カルキ:ダル。ネパールではポピュラーな、豆のスープだ。日本では味噌汁にあたる、代表的国民食の一種である
雨堂聖理:「ネパールのごはんも食べてみたかった……わー!」
雨堂聖理:「…………ちょっと地味。あ、でも良い匂いー」 食べる
ノーヴェ:「ありがてェ。バーじゃ乾き物程度しか食えなかったしな」
ノーヴェ:「ガネシュ、雨堂。食いながらでいいから聞け。エイスからさっき情報が入った」
雨堂聖理:「むぐむぐ」
ノーヴェ:「例のな、地下施設あるだろ。旧クソ陸軍の……あれへの出入りだが、ただの階段やらエレベーターやらで行ってたわけじゃないらしい」 ズズーッ
ノーヴェ:「“ローディーズ・ドア”。アーティファクトが施設への扉だ」
ノーヴェ:「今どこの誰が管理してんのか、それどころか現存してんのかすらわかんねェ。使用許可もぜってェ降りねえ」
雨堂聖理:「扉がアーティファクトで地下に行ける……?」
ノーヴェ:「行くのはムリだ。残念だけどな」
ガネシュ・カルキ:「一緒にアチャール(トマト、大根、マンゴー、レモンなどの漬物)と、ゴハン(インディカ米)もどうぞ」
ガネシュ・カルキ:「付け合せにいいですし、ダルはゴハンにかけて食べるのもまたオツです」
雨堂聖理:「あっ、ありがとう! 体に良さそう……遅い時間だからちょうど良いか」
ノーヴェ:「カレーはねーのかよカレーは。味噌汁と漬物とご飯って朝飯みたいになってンぞ」 言いながらガツガツ平らげている。
ノーヴェ:「雨堂。絶ッッ対ェムリだとは思うが」
ノーヴェ:「お前のゲート、行ったこともない地下深くに直接開けられたりはしないよな?」
雨堂聖理:「むぐ」 頷く
雨堂聖理:「基本的には行ったことある所だけ。……ものすごーくムリをすれば、もしかしたらできるかもしれないけど」 少し考えつつ
ノーヴェ:「やめやめろ!そういう事言うとお前ホントに死ぬ直前まで無理しそうだ!」
雨堂聖理:「そういうこと。あんまりしたくないでーす」
ノーヴェ:「やらなくていい。……自覚あんのかよ……」
ガネシュ・カルキ:「フフ。これは“流れ”をツクル、最初の軽めの料理でス。作り置きですが、勿論カレーもありまスよ!」
雨堂聖理:「あっカレー! カレー食べたい! ネパールのカレー!」
ガネシュ・カルキ:小さめの器に盛られた、ネパール式のチキンとトマトのカレー『ククラコ・マスゥ』だ!作り置きにスーパーのガラムマサラをかけたものだが
ガネシュ・カルキ:味に支障はない!
ノーヴェ:「地下空間に行く正規の手段についてはそんな感じだ。裏技があるかどうかは、ベリッシマの調査次第だな」
ノーヴェ:「食ってばっかいンじゃねえ!お前らもなんか分かった事ねェーのかよォ!」
ノーヴェ:自分はちゃんと仕事をしたので、堂々とごはんのおかわりをよそっています。
雨堂聖理:「まあ、行けなかったら行けなかったで、別に関係することを調べる方法はありそうだし……支部長の部屋漁るとか……」
雨堂聖理:「あっ、もう帰ったんなら漁り放題なのでは!?」
ノーヴェ:「それはマジでやめろ! 俺とガネシュの仕事を更に一個増やすつもりか」
ノーヴェ:「エイスに依頼したほうがずっとずっと確実だ……あ、美味いなこれ」
雨堂聖理:「ん。まあ漁ったばっかりだしね。もしかしたら気付かれて警戒されてて……ワナとか張られてるかも」
雨堂聖理:「わー、赤! 辛いのかな。……あっ、辛いけど味は意外と優しい……おいしー。ぽかぽかする」
ガネシュ・カルキ:「今回はコムギは勿論、バターも入っていない、スープカレーに近いモノでス。この時間にはイイでショウ」
ガネシュ・カルキ:ピリピリ辛く、ややショウガの酸味もある。スパイスの風味とトマト・チキンの旨みがベースの、さっぱりとした味わいだ
雨堂聖理:「だねー。サラサラ食べられる。美味し美味し」
ノーヴェ:「太るもんは太るぞ。雨堂、遠慮なく残せ。俺が全部食う」
雨堂聖理:「うわ食い意地! 大丈夫ですー! あたしそういうのちゃんとコントロールできますから!」
ノーヴェ:「はァアーン? そやって自信ありげな奴に限って意外とあっさりブクブク太ってくんだよ!」
ガネシュ・カルキ:「フフ、よかった……」美味そうに食べてくれる二人に、ガネシュも嬉しそう!
ノーヴェ:ごはんにスープカレーを浸していたが、やがてご飯ごとスープカレーに投入してがつがつ食べています。
ノーヴェ:「で……むぐ……分かった事、マジでねえのかよ。ガネシュはメシ作ってたからいいけど」
雨堂聖理:「うわーそれが女子に言うこと!? そっちこそデブデブになれ! 支部長にデブって言われちゃえ!」
ノーヴェ:「雨堂お前はなにか情報……お前ェ!」
ノーヴェ:「なんか掴んでねェ~のかよ!」
雨堂聖理:「もぐもぐもぐ……んえ、ないよ。あたしそういう、オーヴァード方向の繋がりとか全然ないし……」
雨堂聖理:「泉さんのことも、まだなんにもだし。心配だな……」 もぐもぐ
ノーヴェ:「行方不明事件なあ。さすがに関係あるとは思えねえけどなあ」
ノーヴェ:「ここまで来たからには手助けはしてやるけどよォー」
雨堂聖理:「だからー、関係あるとかないとか関係なくて、助ける必要がある人がいるんだから助けるの」
雨堂聖理:「大きな事件も小さな事件もどっちもやってるだけ。あ、ガネシュさんおかわりくーださい!」
ガネシュ・カルキ:「ハイハイ、こちらをどうぞ!(おかわり!)フフ、結局たくさん食べていまスが……まあイイでしょう。運動も忘れてはいけませンよ」
ノーヴェ:「はい、はい。そうですね。困っている人がいたらみんなで助ければすぐ解決するんだよな」 雨堂イズムが今日一日で耳にこびりついた。
ノーヴェ:「えらいねー聖理ちゃんは。……ガネシュ、そっちはどうだ? 嶋倉の足取りはなんか掴めたか」
ノーヴェ:「ベリッシマですら手こずってる案件だ。さすがにそう簡単には無理だと思うが」
雨堂聖理:「分かってきたじゃん」 背中をぺしぺし叩く
ノーヴェ:「厭味だよバカ!」
ノーヴェ:言いながら、雨堂さんの漬物を一切れさっと摘んで食べている。
雨堂聖理:「あーー! ノーヴェ!」
ガネシュ・カルキ:にこやかにおさんどん!まあキヨリちゃんも、成長期だしね!
雨堂聖理:「このやろう! ガネシュさん、ノーヴェがひどい!」
ノーヴェ:「無視しろガネシュ! それより嶋倉だ!」
ガネシュ・カルキ:「……スミマセン、しかし嶋倉サンの方でスが」
ガネシュ・カルキ:「難航しておりまス。足どり自体は追えていますが、確信とナルと途端にボケてしまう。……これはむしろ嶋倉サンの偽装のレベルの高さによルものか」
雨堂聖理:「むむー……」
GM:遠里が第十一支部に戻っているというのも大きいだろう。データのコピーは当然受け渡されているものの、
GM:現状、全貌を最も把握しているのはやはり遠里であり、一朝一夕ではその情報能力に追いつくことは流石のガネシュでも難しい。
ノーヴェ:「話が本当なら、戦時中からずっと潜んでた技術者ってことになるしな。偽装やらそういうのは大の得意なんだろうよ」
ガネシュ・カルキ:「それだけ、慎重に守ルべき情報ということだったのカ……スミマセン、こちらの調査自体ハ、遠里支部長と共有しておりまス」
ノーヴェ:「仕方ねえさ。ベリッシマなら流石になんか掴んでるだろ……適材適所といこうぜ」
ガネシュ・カルキ:「エエ。引き続きワタシも追いまスが、遠里支部長がヨリ強固な情報を手にしていル可能性も、信じておりまス」
雨堂聖理:食べつつ、ちょっとこぼれたカレーを指先につけて、何気なくノーヴェの上着で拭く
ノーヴェ:「得意なことをすればいい。料理とかテメェエー!」
ノーヴェ:戦闘要員なので接触はすぐ分かる!
雨堂聖理:「だってさっきあたしの取ったじゃん!」
ノーヴェ:「ティッシュがあるだろうが!さもなくばテメーの制服で拭け!」
ノーヴェ:「おいガネシュ、こいつの料理下げろ!昨日誰かが残してた牛丼の残りでも食わせとけ!」
雨堂聖理:「せ……制服で拭くなんて信じられない! 女子高生の制服は命なんだよ……!?」
雨堂聖理:「学校では遊ぶときも勉強するときもこれしか着られないのにそれを汚せとか! ちょっと考えてよ!」
雨堂聖理:「ガネシュさんノーヴェが~~」
ノーヴェ:「無視しろガネシュ!」
ノーヴェ:「制服のことを考える暇があったら事件のヒントでも考えろよテメーマジでよォオ~~」
雨堂聖理:「ガネシュさん~~~」
ガネシュ・カルキ:「ハイハイキヨリ、人の服で拭いてはいけませんよ。女子高生の制服程ではありませンが、ヒトの服も大事でス」
ガネシュ・カルキ:そこらのナプキンでゴシゴシ指を拭いてやりつつ。無視しろとノーヴェは言うが、ついつい世話を焼いてしまう
ノーヴェ:「ただでさえアーティファクトだの格子状心臓だの賢者の石だの“无号計画”だのでこんがらがってるってのに……!」
雨堂聖理:「なんだよー。ヒントなんて言ったって、あたしホントにレネゲイドのこととか全然分かんないし……」 ぶーたれてテーブルに顔を乗せる
雨堂聖理:「学校の勉強でレネゲイドのこととかやんないもん……」
雨堂聖理:「格子状心臓とかさぁ……」
雨堂聖理:「…………」
雨堂聖理:「格子……形状……」 手を拭かれつつ、空いている手でスマホを取り出す
ガネシュ・カルキ:「? どうしましタ?キヨリ」
ノーヴェ:「ほっとけ。どうせまた行方不明事件のチェックだろ」
ノーヴェ:「もうYahoo知恵袋にでも書いてろよ」 市役所から更にグレードダウンした。
雨堂聖理:ぽちぽちスマホを操作して開くのは、何らかの学習用アプリのようだ
雨堂聖理:その中でも化学科目のコンテンツを開き、熱心にスクロールする
ノーヴェ:「……」 今日一日隣で見てきて、明らかに行方不明事件のチェックとは操作が違うので
ノーヴェ:ちょっとだけ興味深げに聖理ちゃんの方を見てます。カレーを食べながら。
ノーヴェ:「おい?」
ガネシュ・カルキ:確かに様子が違う。これはどうしたことか。もう一度声を掛けようとしたとき
雨堂聖理:「……『結晶格子』」
雨堂聖理:「化学の授業で習った……あの、物質の分子構造でね。簡単に言うと、ものすごくかっちりしてるやつなんだけど……」
雨堂聖理:「これ、どんなものかっていうと、金属とか……鉱物とかなんだよね」
ノーヴェ:「ほォー」
雨堂聖理:顔を上げて 「……賢者の石って、石だよね。鉱物だよね?」
ノーヴェ:「だよな、ガネシュ? もちろん形状は様々らしいが」
ノーヴェ:「材質的には、石。鉱物。俺はそう認識してる」
ガネシュ・カルキ:「ハイ。高濃度のレネゲイドの結晶。それが鉱物に融合していル。オーヴァードの世界では一般的にそう研究されていマス」
雨堂聖理:「レネゲイドの! 結晶が! 鉱物!」
ガネシュ・カルキ:「なので、オオヨソ石。もしくはそれに準じるモノ。それガ……鉱物……結晶……ア!」
雨堂聖理:身体を起こし
雨堂聖理:「もしかしてそれじゃん!? その、なんだっけ。エンプティ・ハートっていうアーティファクトと同じくらいすごくて……」
雨堂聖理:「賢者の石を心臓代わりにしたっていう話もあったし」
雨堂聖理:「賢者の石そのものか……それを元にして作ったアーティファクト……的な!」
ガネシュ・カルキ:「『結晶格子』!そういうコトでスか!」
ノーヴェ:「ッはぁ~」
ノーヴェ:「なるほど。なるほどな……」 思っていた以上に筋の通っている仮説だったため唸っている。
ガネシュ・カルキ:「そうデス!それが心臓の役割を果たせるのであれバ、『“格子状”心臓』という名前も辻褄が合ウ!」
GM:――決定的な証拠があるわけではない。だが、要素要素は綺麗に繋がっている。
GM:“エンプティ・ハート”には、ツイーザーがその原理を参照したプロトタイプが存在した可能性がある。
GM:ツイーザーがN市に駐留していた理由は、一説には“无号計画”の研究を用いるためであった。
GM:“賢者の石”は“崩落戦”当時よりこのN市に存在した。そして、それを心臓に代用する技術も。
GM:嶋倉則夫が探していた存在は、“格子状心臓”。それは“エンプティ・ハート”のプロトタイプであり――
GM:ある種の形態や機能を付加された、“賢者の石”だ。
GM:そして、彼はそれを捜索していた最中に死亡した。恐らくは……
GM:第七区画に存在する、その“格子状心臓”を。
ノーヴェ:「やはり、嶋倉の足取りを掴む必要がある」
ノーヴェ:「ベリッシマと合流するしかねえな。メシ食ったら出よう」
GM:深夜だが、ノーヴェの体力は無尽蔵だ!
ノーヴェ:「さすがにアイツなら何かしらの情報を掴んでるだろ……あるいは、それ以上の情報を」
ノーヴェ:機械化兵の利点だ。タフで、睡眠も大して必要としない。
雨堂聖理:「え、待って待って。さすがにあたしそろそろ眠くなるよ。ご飯も食べたし……」 眠そうな様子はないが、自分の身体サイクルを把握している
雨堂聖理:「ハルカさんだって寝る必要はあるでしょ! ガネシュさんも!」
ガネシュ・カルキ:「確証はありまセンが、いいセン行っていル説だと思いまスよキヨリ。少なくとも取っ掛かりにハ十分すぎる程でス。エライでスよ」
雨堂聖理:「へへへ、ありがと。学校に行ってないノーヴェとは違うんだから」
ノーヴェ:「行ってなくても知識はあるからいいンだよ!」
雨堂聖理:「でもさっきの話思いついたのはあたしじゃん!」
ノーヴェ:「人格形成時にデータもインストールされてんだからよォオ~」
雨堂聖理:「学校にも行かな……え、人格? インストール? 何?」
ガネシュ・カルキ:「エエ、出ましょウ。ワタシも体力的にハ大丈夫。遠里支部長も、夜の仕事がカバーなら平気でショウ。……ア、そうかシカシ……」
ガネシュ・カルキ:キヨリちゃんを見る。イリーガルの、しかも未成年を連れ回すのは連れ回すのは気が引けるぜ!
ノーヴェ:「まァいい。戦闘になった時、寝不足で戦えませんとか言われても困るしな……」
ノーヴェ:「寝坊すンなよ雨堂。明日の学校はサボれ。朝から動くぞ」
雨堂聖理:「そうそう。別に無理しても良いけど、そういうのって絶対あとで辛くなるし……回復にも時間かかるんだから」
ガネシュ・カルキ:「ワカリマシタ。ならばワタシとノーヴェで、遠里支部長と先に合流しまショウ。キヨリは一旦休んで、」
ガネシュ・カルキ:「無理がないと判断したら追いついてくれテいいでスよ。勿論、学校を優先するのモいいでショウ」
雨堂聖理:「んー……ちょっとだけ行っちゃダメ? 学校」
ノーヴェ:「行ってどうすん……わかった」
ノーヴェ:「ビラ置いてくるつもりだなお前」
雨堂聖理:「…………」 目を丸くして 「……そ、そうですけど」
ガネシュ・カルキ:「……ア」そうか、ビラ!キヨリの気質を見誤っていた自分を、一瞬だけ恥じる!
雨堂聖理:「学校、街中から人来るんだから……当然じゃん!」
ノーヴェ:「あー、そうだな。はい、はい」
ノーヴェ:「ビラ置いてこい。高校生なら噂に通じてるやつもいるし、公園の掲示板なんかに貼るより効果的だろ」
雨堂聖理:「……そうする……」 なんだか毒気を抜かれた様子だ
ノーヴェ:やさしい……わけではない。
ノーヴェ:雨堂がうるさいので、行方不明事件をさっさと片付けたいだけだ!
ガネシュ・カルキ:「……そうでスね。構わないでショウ。元ヨリそちらの捜索にも協力する約束でスし、むしろ手伝えテない分、思い切りマイテきてくれてイイくらいでス」
ノーヴェ:「んじゃ今日はここで区切りだ。おい雨堂、使った皿くらいは自分で洗えよ!」
ノーヴェ:「放置してると成田がうるせェーんだよ」 自分のぶんを洗っている。
ガネシュ・カルキ:さすがにゲンナリしてしまっているノーヴェを見て、フフッと笑みを漏らす。お疲れ様なのだ(そう思っているぜ!)
雨堂聖理:「えー……うわ、ノーヴェ洗ってる」
雨堂聖理:「あたしのもやってよ」
ノーヴェ:「5秒前の俺の発言聞いてたかお前?」
雨堂聖理:「一枚も二枚も変わんないじゃん~……」
GM:ではそこで、ガネシュさんの携帯が鳴ります。
ガネシュ・カルキ:「エエ。ノーヴェのいい所でス。キヨリも……」自分で洗うノーヴェを嬉しそうに見守る。そこで「おっと」電話だ!
GM:発信者は成田晴史。
ガネシュ・カルキ:「ハイ。ガネシュでス。お疲れ様でス、支部長」とる
成田晴史:[ああガネシュ。夜遅くに悪いな]
成田晴史:[寝るところだったか?]
ガネシュ・カルキ:「イイエ、こちらも調べモノが長引いていたところだったノデ。大丈夫デス、お気になさらズ」
ガネシュ・カルキ:「それより、このお時間に連絡……進展でスか?」
成田晴史:[“浮動工廠”の件を当たっていた。あまり良くはないな]
成田晴史:[例の工場と同じ“感染”が起こっていた工場が他に二例]
成田晴史:[全部、あのクソッタレの肉の部品を作らされていた]
成田晴史:[行方不明の工員が材料だ。多分な]
成田晴史:[……他から持ってきた人間も混入しているかもしれない]
ガネシュ・カルキ:「二件……ナント……!!」
ガネシュ・カルキ:「痛ましいコトでス。事件は思ったヨリ広く、深刻そうでスね……」
成田晴史:[出荷の足取りも追跡した。港湾部に設置されている監視カメラはおおよそ全部洗っている]
成田晴史:[……が]電話口の向こうからは海風の音がする。
成田晴史:[途中でどうしても消える。何か空間系の異常が関わっているはずだ]
ガネシュ・カルキ:「消えル……」
ガネシュ・カルキ:頭をよぎる、今日の調査の結果たち
成田晴史:[人手がいる。遠里には悪いが、貴様は“无号”の方から手を引かせる]
ガネシュ・カルキ:「支部長、送っておりマス今日の調査の進捗についてハご覧になっていまスか?」「もしかしたら、この件、無関係ではないのカモ……!」
成田晴史:[明日から“こっち”の捜査に入れ。ガネシュ]
ガネシュ・カルキ:「! そ、それハ……」
成田晴史:[いいな!]調査進捗を踏まえた上での命令なのかも分からない!
成田晴史:通話は切れます。
ガネシュ・カルキ:「アッ!支部長!支部長!?」切れてしまった
ガネシュ・カルキ:「クッ……」携帯を見て、しばし考える
ガネシュ・カルキ:若干の間、考えた後に
ガネシュ・カルキ:「……スミマセン。ノーヴェ、キヨリ」
雨堂聖理:「え?」 ノーヴェの上着に洗剤の泡をつけていた
ガネシュ・カルキ:「命令がありまシタ、任務変更でス。ワタシは明日ヨリ、支部長の件に当たらねばならナイ」
ノーヴェ:「雨堂テメェー!また俺の……あ?」
ノーヴェ:「は?」
雨堂聖理:「え……」

GM:シーン終了です。ロイス、購入のみ可能。
ノーヴェ:あとは悠ちゃんさえ消せば……俺は聖理ちゃんと二人霧!
ガネシュ・カルキ:陰謀!!
ノーヴェ:購入しようっと。ブルーゲイル。
ノーヴェ:2dx+2=>20
DoubleCross : (2R10+2[10]>=20) → 9[1,9]+2 → 11 → 失敗

ノーヴェ:さすがにダイス2個では限度があるな……w 以上です。
雨堂聖理:止める人がいなくなるからいっぱい上着よごすね、ノーヴェちゃん♡
ノーヴェ:やめやめろ!
ガネシュ・カルキ:魔性!!
雨堂聖理:ロイスは保留のー、購入はー
雨堂聖理:ショットガン(スラッグ)!
雨堂聖理:2dx+2=>11
DoubleCross : (2R10+2[10]>=11) → 10[5,10]+10[10]+8[8]+2 → 30 → 成功

GM:すごっ!!
雨堂聖理:これでたくさん遊ぼうね、ノーヴェちゃん♡
GM:君、パパ活する必要なかったじゃん
ノーヴェ:ブルゲ買えてるじゃねーか!
ノーヴェ:親の顔を拝みたい
GM:お前は最初から社会強者だったんだな 俺を騙していたんだな
雨堂聖理:パパにはおくすりおねがいしよっと
GM:ヤバすぎJK
雨堂聖理:ともあれ以上!
ガネシュ・カルキ:ワタシはキヨリに取りましょう。世話を焼いたり、意外なひらめきに感嘆したり、色んな面が見れたぞ
ガネシュ・カルキ:同行者 雨堂聖理 〇庇護/不安 だ!
ガネシュ・カルキ:スラッグを買えてよかったぜ!ならばワタシはブルゲ!
ガネシュ・カルキ:3dx+1=>20
DoubleCross : (3R10+1[10]>=20) → 10[5,7,10]+7[7]+1 → 18 → 失敗

ノーヴェ:うわっ惜しい
ガネシュ・カルキ:あ、いや財産点2でイケるか?むむむ……!?
ノーヴェ:たぶん悠ちゃんがいれば情報も抜けるだろうけど、財産使うかはお任せするぜ!
ノーヴェ:ブルゲがあると大変うれしいけど……!
ガネシュ・カルキ:……よし、ここまで迫れるの機会は今後なさそうな気がするし、買おう!財産点を使う!2!ブルゲ!
GM:おくすりを買ってくれる外国人のパパ!
ガネシュ・カルキ:そして渡す。これが欲しいんだね?ノーヴェちゃん♡
雨堂聖理:落ち着きあるハンサム系アダルトダンディが……ヤンチャ系ギザ歯少年に……おくすりを!?
GM:これはすごいぜ
GM:では、本日はここまで。遅くまでお疲れ様でした。
GM:築地だぜ!
ガネシュ・カルキ:あ、築地越えてる!お疲れ様です!
ノーヴェ:あっブルーゲイルもらえてる!ありがとう!

■Middle/05

GM:次のシーンの登場キャラクターを決めてもらいます。
済“无号計画” 〈情報:軍事〉難易度7
 └済 嶋倉則夫 〈知識:医学〉〈情報:軍事〉難易度9
済“アーティファクト” 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
├済“扉”のアーティファクト 〈情報:軍事〉難易度9
│└■N市の地下空間 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度13
└済“心臓”のアーティファクト 〈情報:UGN〉難易度12
 ├済“ツイーザー”と“エルドラード” 〈情報:FH〉難易度13
 │└済“格子状心臓” 〈知識:レネゲイド〉難易度8
 └済“グリッターイズゴールド” 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度10
  └済 賢者の石適合者 〈情報:UGN〉難易度13
   └■嶋倉の追跡記録 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度12
済“アザレア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度12
済“グワイヒア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
■“ストリゴイ” 〈交渉〉難易度12
GM:“ノインテーター”は粉みじんになって死んだ……
GM:また、ガネシュさんはこのシーン強制登場です。シーンプレイヤーですね。
GM:その他、今回出てきた項目はクリアするとクリア者のイベントが挿入されるものがあります。
ノーヴェ:クリアもの!
ガネシュ・カルキ:ノインテーターーーッ!!(「ストリゴイのやつに頭が悪いってバカにされるのもいいかもな……!」)
ガネシュ・カルキ:りょ!>シーン
GM:クリア者(もの)
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:50->58)
GM:登場に躊躇がない!
ガネシュ・カルキ:75+1d10
DoubleCross : (75+1D10) → 75+4[4] → 79

ノーヴェ:残り情報は3個かー。1回くらい休んでもいいけど、どうしようかな。
ノーヴェ:悠ちゃんはどうします?
雨堂聖理:われこそは侵蝕率に余裕はあるので出るガール
遠里 悠:んー どうしよう
遠里 悠:二人の判定を見てからでれるならでようかな
GM:ではひとまず、ガネシュさんの単独登場から。

N市 第七区画 港湾部

GM:“无号計画”と“格子状心臓”の追跡を進め、遠里、ノーヴェ、そして雨堂の協力もあり
GM:朧げながらも確かな糸口を掴みつつあったその矢先、
GM:ガネシュは捜査チームの配置換えを任命された。支部長である成田が進めている、“浮動工廠”の捜査である。
GM:早朝。企業の倉庫が整然と並ぶ殺風景な港湾部に、成田とガネシュはいる。
GM:海は凪いでいるが、いつも灰色だ。
成田晴史:「ガネシュ。おい」
ガネシュ・カルキ:港湾部にやってきているぜ!
ガネシュ・カルキ:「――ハイ」
ガネシュ・カルキ:いつものように支部長の隣に控えている。調査任務特有の緊張感。気は抜けない
ガネシュ・カルキ:(「ノーヴェとキヨリには申し訳ナイことをしてしまっタ……しかし今ハこちらの任務……ヤルと決めたからにハ、全力を尽くさねバ……」)
成田晴史:「私をナメてんのか」
ガネシュ・カルキ:「……ハイ?」
ガネシュ・カルキ:「い、イエそのようなことは」
成田晴史:「あれだよ。あいつ」
成田晴史:「あれ。雨堂だ」
ガネシュ・カルキ:「……エッ」
成田晴史:「バレないとでも思ってんのか。関わるのをやめさせろ」
成田晴史:「――って言ったよな?」
ガネシュ・カルキ:「……さすがハ支部長デス。確かにキヨリには手伝ってもらっておりまス」
ガネシュ・カルキ:「ある程度ナシ崩し的な形とはイエ、関わっタ以上無下に帰ス訳にもいかズ」
ガネシュ・カルキ:「シカシ、キヨリは役に立ってくれていまス」
成田晴史:「役に立つ立たないの話じゃねぇーだろ」
成田晴史:「支部長がそう指示してんだから、やれ」
成田晴史:「ノーヴェの野郎も海に沈めろ。私の指示を無視しやがって」
ガネシュ・カルキ:「今回の調査デモ、進展にキヨする情報をもたらしてくれたのハ少なくありませン。……だからとイッテ、ハイ、」
成田晴史:「それとも」ギロリと、肩越しに振り向く。
成田晴史:「絆されでもしたのか?あれに」
ガネシュ・カルキ:「支部長の指示を無得にしたノはワタシの落ち度デスが」
ガネシュ・カルキ:「……ワタシは、支部の皆サンは皆目的ヲ同じとスル仲間と思っておりマス。そういう意味では、ホダされたというのも否定はできまセン」
ガネシュ・カルキ:「タダ、キヨリをヒイキしたり、過度に肩入れするヨウなイミで扱ったつもりはありまセン」
成田晴史:「いつも言ってるよな?」
成田晴史:「自己犠牲と正義感は、精神異常だ」
成田晴史:「そしてUGNは精神病棟でもこころの相談センターでもない」
ガネシュ・カルキ:「……ハイ」問いかけには本心で答えているが、心の底から、叱責を受け入れている。自分が甘かったのか。支部長には申し訳が立たない――
成田晴史:「雨堂は」
成田晴史:「奴は自分が満足したいだけだ。そういう奴をチームに勘定すれば、いざって時に間違いなく軋みが出る」
成田晴史:「私はなぁ……どこかの支部のクソみたいに、実は雨堂が心配だからぁ~とか」
成田晴史:「ぜ~~んぜん思ってねえんだよ。積極的に殴り殺したいくらいだ」
ガネシュ・カルキ:「カノジョが、能力が高いにも関わらズ、エージェント足りえナイのもそこでスね。……存じておりまス」
成田晴史:「……今、あいつは何してる。遠里の指揮下にいる感じか?」
ガネシュ・カルキ:「今の時間ハ、一旦家に戻ッテ、休息を取ったころでス。そろそろ学校に向かう時間かト」
成田晴史:「学校行ってんのかあいつは」苦笑する。
ガネシュ・カルキ:「タダ……ハイ、学校の出用事を済ませたラ、また遠里支部長に合流スルつもりではあるようデス」ここは正直に答える
成田晴史:「……まあいい。言ったように、今、優先は“无号計画”の方じゃない」
成田晴史:「“浮動工廠”の被害は相当だ。“无号”は市全体じゃあでかい案件だろうが、こっちを片付けないと現実に死人が出る」
成田晴史:「別に支部長どもに媚びを売って手柄が欲しいわけでもないんだからな。お前はどうだガネシュ」
ガネシュ・カルキ:「――ハイ」任務の話だ。自分の反省点は多々あるが、切り替える
ガネシュ・カルキ:「ワタシは――ワタシは、UGNは大恩ある組織でスし、この街も住んで二年テイドですが、スキです」
成田晴史:「そうか。そりゃ良かったな」特に良くは思ってなさそうな表情
ガネシュ・カルキ:「そしてUGNは街のタメ、第七支部にワタシを配属してくだサッタ。この第七支部担当区域がキキなら、それは心から早急に対処すべキと」
ガネシュ・カルキ:「思っておりまス」
ガネシュ・カルキ:「それが、ヒいてはこの大Nシすべての為になる仕事でス」
ガネシュ・カルキ:確固たる決意を持って、対処に当たります、当たりましょうと言っている。士気は高い!
成田晴史:「いつものクソ真面目はいいんだよ。時間がかかるだろが」
成田晴史:歩き出す。
ガネシュ・カルキ:「……スミマセン、その通りでス」
ガネシュ・カルキ:後について歩き出す
成田晴史:「オルクスが入ってたよな。貴様」
ガネシュ・カルキ:「ハイ」
成田晴史:「空間異常があると思うか?」
成田晴史:「今、私達が歩いている、ここだ」
GM:特に察知できる異常は感じられない。普通の港のように思える。
ガネシュ・カルキ:「特にはありまセン。静かなモノです」
成田晴史:「――だろうな。バロールやオルクスの連中を何人か連れてきて調べさせたが」
成田晴史:「そいつらも同じ意見だ。だが、この港湾部」
成田晴史:「“浮動工廠”のコンテナを運び込んでいる車両が、ちょうど……あそこだな。あの角を曲がった時点で」
成田晴史:「消えている」
成田晴史:「曲がり角の前後に監視カメラをつけているポイントだが、『曲がった先』のカメラにはもう映っていない」
ガネシュ・カルキ:「アシ取りが追えない、消えていル……」異常な事態だ
成田晴史:「映像解析できるブラックドッグも、実際にモノや空間が消えてちゃあお手上げだ」
ガネシュ・カルキ:「ワタシたちの感知をかいくぐる能力者、もしくは装置の関知があル……やもしれませンね」
成田晴史:「一連の記録を貴様に引き継ぐ。やれるな」
成田晴史:有無を言わさぬ指令だ。
ガネシュ・カルキ:「ハイ、必ずや」即答。些かの揺らぎもない
成田晴史:「よし。現場検証の際は空間異常に落ち込まないように、複数人の目が互いに届くようにしろ」
成田晴史:「私は消えた工員どもの後始末をやる。終わり次第こっちの捜査にまた着手する」
ガネシュ・カルキ:「了解デス。調査班に指示をだしマス。この区域が手掛かりなのハ間違いないでしょウ。徹底的に洗いマス」
成田晴史:「支部に戻るなら、三番アカウントに進捗のデータは入れてる。まずはそっちを確かめておけ」
ガネシュ・カルキ:「ハイ。助かりまス」ちゃんと電子機器とネットを扱えていた!よかった!!
成田晴史:キーボードをよく壊す男なのだ!
ガネシュ・カルキ:暴力!
成田晴史:何もなければ、成田はそれで立ち去ります。
ガネシュ・カルキ:「……今回の件、進捗を見られているナラ、伝わっているかと思いまスが」
ガネシュ・カルキ:「遠里支部長のモトに現れた嶋倉サン、そちらの件との関与も、可能性がありマス」
ガネシュ・カルキ:「支部長ならば心配ないとは思いまスが、一応、留意されておいてくだサイ」
ガネシュ・カルキ:心配はなくなったが、伝えておこう。伝達的には以上っす!
成田晴史:「ああ」短く答える。

GM:では、ここであらためて判定チャンス。
GM:途中登場もこの結果を見てからで大丈夫ですよ。
GM:あと、捜査チームから外されたガネシュさんも判定自体は可能。
済“无号計画” 〈情報:軍事〉難易度7
 └済 嶋倉則夫 〈知識:医学〉〈情報:軍事〉難易度9
済“アーティファクト” 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉難易度9
├済“扉”のアーティファクト 〈情報:軍事〉難易度9
│└■N市の地下空間 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度13
└済“心臓”のアーティファクト 〈情報:UGN〉難易度12
 ├済“ツイーザー”と“エルドラード” 〈情報:FH〉難易度13
 │└済“格子状心臓” 〈知識:レネゲイド〉難易度8
 └済“グリッターイズゴールド” 〈情報:UGN〉〈情報:噂話〉難易度10
  └済 賢者の石適合者 〈情報:UGN〉難易度13
   └■嶋倉の追跡記録 〈情報:噂話〉〈情報:裏社会〉難易度12
済“アザレア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度12
済“グワイヒア” 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉難易度8
■“ストリゴイ” 〈交渉〉難易度12
雨堂聖理:作業の片手でこっそり調べてくれているのだな
GM:いい人だぜ……
雨堂聖理:よし、ここはN市の地下空間突っ込んでみるか……目はある!
雨堂聖理:いざとなったらハルカさんも来てくれるのでジェネシフトはなし。コネ:情報屋
雨堂聖理:4dx+1=>13
DoubleCross : (4R10+1[10]>=13) → 9[1,7,9,9]+1 → 10 → 失敗

雨堂聖理:想定内。財産点3点支払って成功!
GM:ヒエーッ
雨堂聖理:……あれ?
ガネシュ・カルキ:すごいぜ!
雨堂聖理:ちょっと確認します
ノーヴェ:高校生なのにお金ある
ノーヴェ:おお?
GM:こういう事件以外に使うことないんだろうなあ
雨堂聖理:いや、大丈夫です。成功!
GM:ファッションは制服だけだし
遠里 悠:無駄遣いしない子
GM:タピオカドリンクも飲まなさそう
雨堂聖理:し、私服も持ってるしタピオカドリンクは……あれ、まだ飲んでなかったな……
ノーヴェ:ガネシュさんもいこう!
GM:いこういこう!
ガネシュ・カルキ:よし、ではこちらは嶋倉の追跡記録で。難易度的にはストリゴイの方でも一緒だから、情報の方だぜ!
GM:ガネガネ!
ガネシュ・カルキ:ガネガネーッ!(遠里支部長なら、交渉技能も持ってるだろうしな!的な顔!)
ガネシュ・カルキ:3dx=>12
DoubleCross : (3R10[10]>=12) → 8[2,4,8] → 8 → 失敗

ガネシュ・カルキ:ダメダメーッ!
雨堂聖理:ガネ……
GM:アヤヤ~~ッ……
ガネシュ・カルキ:ガネ……ゴメン……
GM:他にチャレンジャーはいますか
遠里 悠:でばんということね
ノーヴェ:悠チャン!
GM:オカマッ
ガネシュ・カルキ:ガネガネーッ!(湧き立つ観客席)
遠里 悠:1d10+89
DoubleCross : (1D10+89) → 5[5]+89 → 94

雨堂聖理:ヒェ……
ノーヴェ:ならば僕はこのシーン休もうかな。新しい情報にもよるけど……
ガネシュ・カルキ:高い……
GM:スゴイ侵蝕率だけど
GM:従者で24、途中でオリジンサイバーを2回くらい使った侵蝕ではあるから
GM:差し引いて考えるとノーヴェくんと同じくらいの出目ではあるんだな
GM:ミドルで働いている分当然高くなっているというだけで
ノーヴェ:24がやばいんだなあ
遠里 悠:取り立てて高い登場浸蝕の出目はでてないですからね
GM:まあ今回はもちろんEロイスはあるので
GM:そんなに切り詰めて考えなくても大丈夫だと思うなあ
GM:多分……
遠里 悠:それも込みでまあ何とかなるんじゃないかと
遠里 悠:なので登場手番は無駄にしないようにしよう
遠里 悠:従者一回は普通に振ってダメならサイバーは惜しまない
従者A:嶋倉の追跡記録
従者A:10dx>=12
DoubleCross : (10R10[10]>=12) → 9[1,2,3,4,6,6,6,6,8,9] → 9 → 失敗

GM:アヤーッ!?
従者B:《オリジン:サイバー》
従者B:10dx+10>=12
DoubleCross : (10R10+10[10]>=12) → 10[1,1,2,4,4,5,6,9,9,10]+8[8]+10 → 28 → 成功

GM:アヤッター!
ガネシュ・カルキ:28!すごいぜ
GM:アヤ!アヤ!
雨堂聖理:パナいぜ
遠里 悠:“ストリゴイ”
ノーヴェ:完全に知ってる!
遠里 悠:《オリジン:サイバー》 悠本体で
遠里 悠:2dx+10>=12
DoubleCross : (2R10+10[10]>=12) → 6[5,6]+10 → 16 → 成功

GM:アヤーッ!アヤーッ!
遠里 悠:浸蝕は99
ガネシュ・カルキ:ヒエ~~~ッ
GM:やっぱり1/100はそうそう起こらないですね
雨堂聖理:とんでもないやっちゃあ……!
遠里 悠:追加で何かあっても従者Cが残ってるので
遠里 悠:安心
GM:完璧すぎる
GM:それでは情報獲得演出ですが
GM:実は判定に成功したキャラはスイッチしたほうがお話的にはスムーズなので
GM:雨堂さんが追跡記録、遠里さんが地下空間について分かったことにしましょう
遠里 悠:OKです
雨堂聖理:そうしよう!
GM:シーンとしては学校終わった後で雨堂さんが遠里さんのところに来る感じでいいですか?
雨堂聖理:終わったというか、ビラだけ置いて
雨堂聖理:校舎裏からゲート直行というか、そんな感じのつもりです
GM:ふ、不良!
GM:そうやって隣の席のメガネ男子の情緒をメチャクチャにするんじゃあない
雨堂聖理:あたしなんにもしてないよ!
GM:せっかくですし、このシーンも第十一支部の描写にしてみようかな
GM:どうでしょう悠さん
遠里 悠:はい
遠里 悠:いいですよ
GM:ヤッタネ!
GM:ロケーションや内装の描写はおまかせします。GMも楽できるし

N市 第十一支部

遠里 悠:歓楽街のメインストリートからは
遠里 悠:少し外れた場所にその店はある
遠里 悠:店名の”ベッラ・ディ・ノッテ”はオシロイバナという意味を持つ
遠里 悠:派手すぎない外見の店舗では幾人かのオカマ達が楽し気に客と談笑していた
遠里 悠:店の奥では遠里悠が端末を操作している
:「今日もマダムは忙しそうだねえ」
オカマ:「しょうがないじゃな~い。マダムはアタシたちとちがって色々やることがあるのよう」
オカマ:「それともアタシが相手じゃ不満なのォ?」
:「いやいや、そんな事は無いさ」
:酒を飲む
雨堂聖理:では、来客を告げるベルの音が鳴る
オカマ:「あらぁ?イラッシャ~イ」
オカマ:野太い声で出迎える
雨堂聖理:「……こ、こんにちはー……」 恐る恐るといった様子。制服のうえに薄手のパーカーを羽織っている
:「おやおや、随分若いお客さんだね」
オカマ:「キャー、カワイイ」
雨堂聖理:「あはは……」 リアクションの取り方が分からず軽く会釈しつつ
雨堂聖理:「あの、"ベッラ・ディ・ノッテ"ってここ、ですよね? ハルカさんいますか?」
オカマ:「あら?マダムに御用?」
オカマ:「マダム!可愛いお客さんが来てるわよォ!」
雨堂聖理:「はい。ちょっと約束が……」 慎重に辺りを探りつつだが、店の中には入っていく
遠里 悠:顔を上げる
遠里 悠:「あらあら~?聖理ちゃんじゃない、一人?」
雨堂聖理:「あ、ハルカさん! そうなんです。えっと……」 他のオカマとお客さんを見る
雨堂聖理:「お話は奥の方が良いのかな」
オカマ:「ああ、そちらの方ね!マダム、お店は任せといて!」
遠里 悠:「アリガト、じゃあ任せるわね」
遠里 悠:「事務所の方に行きましょうか」
遠里 悠:「来てくれて嬉しいわ。場所、解りにくくなかった?」
遠里 悠:と奥へと案内する
雨堂聖理:段取りの良さに、おー、と漏らしつつ
雨堂聖理:ハルカさんについていく 「あはは……ちょっと迷いました。でも、街の雰囲気は昨日で何となく掴んでたから……どんな道がありそうなのかとか」
遠里 悠:「そう、偉いわァ。この地区は入り組んでいるでしょ?未だに迷っちゃう子もいるんだから」
遠里 悠:事務所は小奇麗な装飾で彩られている
遠里 悠:「さ、座って」
雨堂聖理:「はい。あ、でもこのお店の場所聞いたら、親切に教えてくれる人もいましたよ」
雨堂聖理:部屋を見回しながら、クッションの置いてある椅子に座る
GM:それでは、情報を開示していきましょう。まずは遠里さんの方。地下空間について。
GM:これは、昨日からの一日のうちに遠里さんが辿り着いた情報という扱いです。
GM:第十三支部の地下迷宮から“无号計画”の関係者が出入りを可能としていた“扉”のアーティファクト――“ローディーズ・ドア”ですが
GM:“扉”というだけあって、これ自体が何らかの空間を作り出す類のアーティファクトではない。
GM:つまり、第十三支部に地下が存在しているのならば、そこには物理的な出入りも不可能ではない……はずであるが。
GM:そもそも、奇妙な点がある。
GM:それだけ巨大な地下構造を、戦時中の時点から旧陸軍が構築していたとして
GM:N市がこれだけ発展するまでの間、誰にも発覚せずにいることなどできただろうか?
GM:かつてこの市に、地下深くまで掘り進めるような鉱山が存在したという記録もない。
GM:どこかの時点で『作り上げられた』ものであることは間違いないのだ。
GM:さらに、遠里の視点から見て引っかかりのある事件としては、“エンプティ・ハート”の一件で調べた
GM:“アケローン”の潜伏地点が挙げられる。
GM:彼は市内に存在する、輪移湖という湖沼の『地下』に拠点を構え、拉致を繰り返しており
GM:そのような地下構造が存在することを、UGN側は事件が起こり、捜査によって発覚するまで
GM:感知できてはいなかった。
GM:――どこか、本能的に、これ以上考えを進めるのは危険である、という予感がある。
GM:“賢者の石”の一件についてもそうだ。“无号計画”について調べれば調べるほどに、このN市の根本に恐ろしいものが潜んでいるかのような。
GM:以上です。もちろんこれは、雨堂さんに伝えても伝えなくても構いません。
遠里 悠:「ゴメンね。ちょっと一人で調べものしてて顔出せなかったの」
遠里 悠:「ノーヴェちゃんが気にしてた事を調べておこうかと思ってね、調べてはいたんだけど」
雨堂聖理:「ノーヴェが気にしてた……地下空間だっけ?」
遠里 悠:「そう」
遠里 悠:「でもね、どうも色々とチグハグなのよね。昔から鉱床として存在していた空間ってわけじゃなさそうね」
雨堂聖理:「ふんふん」
遠里 悠:「いつの間にか出来ていたって感じ」
雨堂聖理:「いつの間に……それこそ、エフェクトでとか?」
雨堂聖理:「あたしのディメンジョンゲートでも、多分やろうと思えば、地中の土をごそっとやることはできると思うし……あ、でも地下空間って言うんだから、もっともっと大きいのかな……」
遠里 悠:「良い線言ってるわ聖理ちゃん。そもそも出入りするのにも特殊な手段が必要なのも」
遠里 悠:「特異性って感じ、正直言ってこの情報ルートをこれ以上掘り下げるのは」
遠里 悠:「結構ヤバいって思える。地雷を踏み抜くかもしれないし、トンでも無いものを掘り出しかねないわ」
遠里 悠:「時間をかけてゆっくり行きたいところね」
雨堂聖理:目を丸くする。ハルカさんの口からそんな言葉が出てくるとは思わなかった
GM:情報収集特化の支部長。すなわち、市内のオーヴァードで最も情報の取扱いに精通しているはずの者だ。
GM:その遠里の力をもってして、不明。そして、危険を覚える類の情報。
雨堂聖理:それだけに、真に迫っている。きっと本当にそうなのだろう。今回の件で知った、数々の非常識な事件の裏に、何か一つの渦巻く原動力があって、それが大なり小なり影響しているのだとしたら
雨堂聖理:確かにそれは、恐ろしく常識の枠を踏み越えた何かなのかもしれない。
雨堂聖理:「……そうなんだね。わかった。ハルカさんがそうだって言うなら」
雨堂聖理:「ノーヴェには気の毒だけど、もうちょっと待ってもらう感じですね」
遠里 悠:「あら?心配してくれるのォ?嬉しいわ」ニコリと笑う
雨堂聖理:「心配はします! だってハルカさん、支部長なんでしょ?」
遠里 悠:「そうね。でも事態は進行しているから、ゆっくりできないでしょ?アプローチを変えた方が良いかもって事」
遠里 悠:「勿論、聖理ちゃんの人探しの事も忘れてないわよ」
雨堂聖理:「そっか……アプローチを変える……そしたらまた別のことが分かるかもしれないから」
GM:ではこの辺りで、雨堂さんには遠里さんからこれまでの捜査進捗を渡してもらう形がいいかな。
GM:具体的には、嶋倉則夫の追跡記録ということ。彼が死亡した際、端末に残っていたデータの復元です。
雨堂聖理:「あっ、それでね。嶋倉さんのデータのことなんだけど、前ちょっと話した、そういうの得意な知り合いにね」
遠里 悠:「あら?あらあら!助かるわ」
雨堂聖理:「頼んでみました。そしたらやっぱりできるって。……やっぱあの人、電気のオーヴァードなのかな」
雨堂聖理:これ、記録はもう手元にある感じですか?
GM:いえ、復元自体ではなく
GM:復元したデータを見れば、雨堂さんにだけ分かります。
雨堂聖理:なるほどなるほど
GM:昨日協力した他の三人では気が付かなかったことだろう。恐らく、遠里悠ですら。
GM:嶋倉は“格子状心臓”を追跡していた……その途中、『可能性なし』として却下された案件の中に
GM:一つ、雨堂に心当たりのある名前があった。
GM:恭英大学。佐久間研究室。
GM:……取るに足らない所属学生の名前の羅列の一人として、藤江祐介の名がある。
雨堂聖理:じゃあこれは、雨堂が何らかのコネで復元屋さんに復元を頼んだデータを、ハルカさんに頼んで閲覧して
雨堂聖理:その結果気付いたという感じにしましょうか
GM:そういうことにしましょう。
雨堂聖理:「……ん? ハルカさん、今の止めて」 スクロールで画面をざらざら見ていた所で
雨堂聖理:後ろから覗き込んでいた雨堂がストップをかける
遠里 悠:「ん?何か変な所あったかしら」
遠里 悠:指先をスライドさせて空中に映し出される画面を戻す
雨堂聖理:指差すのは『恭英大学』の文字だ
遠里 悠:「特におかしくはなさそうだけど」
雨堂聖理:それから指をスライドして、研究室、所属者の名前へ移る
雨堂聖理:「藤江さん……」
雨堂聖理:「この人。泉さんのことを探してて、ビラ配ってた人です」
GM:研究室のページを検索すれば顔写真もある。間違いない。
遠里 悠:「意外な所に繋がったわね」
雨堂聖理:「……う、ん。いえ、でもたまたま……たまたまだと思う。思いますけど……」
GM:そもそもこの追跡記録は、“格子状心臓”を『発見した』記録ではない。
GM:調査の結果『存在しなかった』記録だ。つまり、嶋倉が無関係だと判断した記録ではあるのだが……
GM:それでも、偶然にしてはひどく低い確率だ。
雨堂聖理:それに、『候補に挙がった』だけの事由があるのかもしれない。
雨堂聖理:直前に聞いた、ハルカさんの話はまだ耳の浅い部分に残っている。何か、大きな不明の渦があって、それが様々な所に影響を与えているのだとしたら。
雨堂聖理:「……根拠とか、そういうの何もない。分からないんですけど」
遠里 悠:笑みを浮かべて聖理ちゃんの言葉を聞いている その眼差しは真剣だ
雨堂聖理:「……引っかかる」 耳の裏辺りを掻く 「気になる……気になる。何もないのかもしれないけど、でも」
雨堂聖理:首を振る 「……ううん。気になるんなら、行こう」
遠里 悠:「そうね、もし関係なかったのなら。それはそれで良い事だもの」
雨堂聖理:「ハルカさん。あたし、ちょっと行ってきます。恭英大学。っていうか、藤江さんに会いに」
遠里 悠:「ええ、自分で確かめたいと思ったのなら、動くべきだわ」
雨堂聖理:「考えてみれば、泉さん探しの状態とか全然聞いてなかったし……」
遠里 悠:「ただし、危ないなって思ったら連絡する事。私じゃなくても良いわ。ノーヴェちゃんでもガネシュちゃんでもね」
遠里 悠:「助けが必要なら言ってね。私、応援してるから」
雨堂聖理:椅子から立ち 「はい。そういうのはちょっと慣れてるから大丈夫です。でもありがとうハルカさん!」
雨堂聖理:「何かあったらまたすぐ伝えるから!」
遠里 悠:「成田ちゃんは、ガネシュちゃん経由で伝えたほうが良いかもね」
遠里 悠:「聖理ちゃんの言葉を上手く纏めてくれるから」
雨堂聖理:「あはは。支部長は連絡するだけで怒られそうだから、ガネシュさんにしますね」
遠里 悠:「いってらっしゃい」
雨堂聖理:「あ……」 「……いってきます!」

GM:雨堂が事務所を飛び出していった、その30分ほど後。
オカマ:「マダム!お客さんよォ!」
オカマ:「マダムをご指名ですって!」
遠里 悠:「今日はお店の対応は受けてないんだけどね」
遠里 悠:と事務所の扉を開けて店へ
オカマ:「アタシもそう言ったんだけどォ」
遠里 悠:「ごめんなさい、今日はちょっと忙しくて…」
遠里 悠:と来訪した人物を見る
GM:店内のソファに、長身の男が足を組んで座り込んでいる。
GM:黒コートにストライプ模様の長いソックスを履いた、奇矯な雰囲気の男だ。
???:「なァ。ブラム=ストーカーってよォ」
???:大きく広げた雑誌で顔を隠したまま口を開く。
???:「すげェーセンス悪いネーミングだと思わねえかィ」
遠里 悠:「そうかしら」
遠里 悠:背筋を伸ばして堂々と客の前に立つ
???:「たかだか100年前の小説家の名前つけてンじゃねッての」
???:「ブラム=ストーカーさんに失礼だろォよ~~。俺らみたいな『元ネタ』見て書いたわけじゃあねんだぜ?『吸血鬼ドラキュラ』はよ」
???:「あ、その点さらに最悪なのはソラリスだよな」
???:「明らかに映画オタクが趣味持ち込んでンじゃねーか。1972年の奴だぜ」
???:「まさか原作小説読んでつけたわけじゃねえだろうしなあ」
???:雑誌を下げる。黒髪の、目の赤い男だ。
遠里 悠:「分類が成されたのがその時ってだけ、名前の付け方は好きよ。私はね」
???:「よう、アンタの噂は聞いてるぜィ。“マダム・ベリッシマ”」
遠里 悠:「あら、光栄ね。でも、ご指名いただけるならもうちょっと愛想よくしてくれないと」
???:「そいつァ失敬。こちとら育ちが悪くてね」
???:テーブルの上に肘を乗せる。「何しろ所属上はFHだ」
遠里 悠:「育ちの悪さは気にしないわ、でも自分の所属を貶しても良い事ないわよ?」
遠里 悠:「それと、私の事を知ってくれているんだったら」
遠里 悠:「私も貴方の事を知りたいわ」
“ストリゴイ”:「“ストリゴイ”。コードネームで失礼だが、コイツで頼む」
“ストリゴイ”:「身長は182cm。体重は72だったけな。年齢は……あー……」
“ストリゴイ”:「覚えてねェ。マジで覚えてないんだ。悪い」
遠里 悠:「良いわよ、年齢がどうとかいう業界じゃないし」
遠里 悠:「“ストリゴイ”、ルーマニアの吸血鬼だったかしら」
遠里 悠:「良い名前ね」
“ストリゴイ”:「ボトルの注文がいるなら、頼んでもいいぜィ。ドンペリ、クリュッグ、クロ・デ・ゴワセ」
“ストリゴイ”:「本題の前に段取りがいるなら、俺ァ惜しまねェ」
遠里 悠:「じゃあ、今日のおススメ見繕ってくれる?」>店のオカマに
遠里 悠:「ま、段取りは特に必要ないわ」
遠里 悠:「注文してくれると嬉しいってだけ。それで、お話はなに?」
“ストリゴイ”:「“荒天龍”」
“ストリゴイ”:「知らねェとは言わせねえぜ?ついこの間、こっちにも来ていたはずだ」
GM第三支部を襲撃し、一方面を僅か一人の兵力で壊滅させた、掛け値なしの“怪物的”オーヴァード。
GM:拳の道を極めすぎた故に神仙の領域に達し、他者を『物語』として消費する以外の娯楽を世界に見いだせなくなった超人だ。
“ストリゴイ”:「殺れたか?あの野郎を」
“ストリゴイ”:すぐに掌を突き出す。「いーや、答えは分かってる。念の為だぜィ?念の為」
GM:第三支部の戦力は彼を撃退したものの、ほぼ自発的な撤退でしかなかった。N市内の戦力に彼に対抗できる存在があるかどうかすら怪しい。
遠里 悠:「死んだと思う?」
“ストリゴイ”:「いやあ~~、俺の立場としちゃ、あまり言いたかないが……無理だねェ」
“ストリゴイ”:「やっぱ無理だったか?第三のが、上手ェ具合に自爆して始末してたとかは?」
遠里 悠:「答えを知ってる相手に答えを教えるほどやさしいオカマじゃないのよ、私」
“ストリゴイ”:「そいつァ失敬。こう見えて甘やかされて育ったもんでね」
遠里 悠:「勿論、愛想のいい可愛い子なら話は別だけど。今は暇って訳でもないしね」
“ストリゴイ”:「取引がしてェ。ってかそうでもなきゃ、FHがわざわざ支部長クラスの前に首晒さねえよ」
遠里 悠:「度胸があるって事は認めてあげる。でも取引するかは内容によるわね」
“ストリゴイ”:「だから先に質問しといたンだ。その内容が有効かどうか」
“ストリゴイ”:「アンタじゃなくていい。ってかUGNでもFHでも、N市の誰でもいい」
“ストリゴイ”:「“荒天龍”を殺れるか?」
“ストリゴイ”:身を乗り出し、真剣に遠里の目を見る。
遠里 悠:「あらやだ、嫌いじゃないわよ。そういう熱い視線もね」
“ストリゴイ”:「そいつはどうも。レディ……レディ?」
“ストリゴイ”:「レディに褒められンのは久しぶりだぜ」
遠里 悠:「そうね、誰でも構わないって条件が付くなら」
遠里 悠:「”殺せない相手は居ない”とは思ってるわ。ただその条件を満たすためのリスク、リソースさえ考えなければって所かしら」
“ストリゴイ”:「アンタらが黙ってても……“荒天龍”はまたこの市に来る。物語があるからな」
“ストリゴイ”:「“マダム・ベリッシマ”。アンタの情報力でよ。いずれ、奴を待ち構えて殺す算段をつけてほしい」
“ストリゴイ”:「第三の時ァ守りに手一杯だったろうが……アンタらが本気になりゃ、やれねェことはないはずだ」
遠里 悠:「それは貴方たちのお願いとは関係ない事になる。私がそれをする必要があるなら」
遠里 悠:「頼まれなくてもやるわ」
“ストリゴイ”:「ヘッ、なるほどね。だが、野郎の想定の上を行くのはコトだぜ?」
遠里 悠:「そうね、でも」
遠里 悠:「さっきも言ったリスクやリソースの一部を貴方たちが負担するというのなら」
遠里 悠:「それは”取引”になるわね」
“ストリゴイ”:「――つまりそこで、俺の取引材料が活きるってワケだ」
“ストリゴイ”:「情報もリソースのうちだろ?」
遠里 悠:「ええ、勿論よ」
“ストリゴイ”:「あー。じゃあこういうのは知ってるか?このN市には旧陸軍の地下施設がある」
“ストリゴイ”:「そこで連中は戦時中からの実験を進めていたって与太話よ。へ。“无号計画”って言ってな……」
“ストリゴイ”:ドヤ顔!
遠里 悠:「ふふ、貴方の事。ちょっと可愛いって思えてきたわ」
“ストリゴイ”:「え!?ンだよその目は!」
“ストリゴイ”:「その優しい目はよ!」
遠里 悠:「勿論知ってる、今の話だけでは取引材料にはならないかなって思えるくらいにはね」
“ストリゴイ”:「じゃああれだ。あっちだ。この市のどこかに莫大な“賢者の石”のカタマリがあるってェ話」
“ストリゴイ”:「UGNにとっちゃ本部クラスの最重要事項だろ。どうよ」
遠里 悠:「んん~。残念」
“ストリゴイ”:「マジかよ」
“ストリゴイ”:「や……ここまでのは、元々提供する予定の話だったんだ。これは、マジだ」
“ストリゴイ”:「だがここから先ッてなると、ヤバイぜ」
遠里 悠:「聞かせてちょうだい」
“ストリゴイ”:「……その前に。なんでFHの俺が同じFHの“荒天龍”を始末してェのか」
“ストリゴイ”:「そこは聞いたりしねェのか?客の事情に踏み込まないのがここのルールてわけかィ?」
遠里 悠:「良いオカマってのはね、お客の話したい事を良く聞く事なのよ」
遠里 悠:「貴方が話してくれるなら喜んで聞くわ」
“ストリゴイ”:「へへ!じゃあ俺の需要と一致してるってワケだ。頼むよ」
“ストリゴイ”:「俺ァ“本棚”でね」
“ストリゴイ”:「例えば、“本棚”の気持ちになって考えてみてほしいんだが」
“ストリゴイ”:「もしもそいつの主人が最悪で、気まぐれで、いつでも別の本棚を用意できるような野郎だとすりゃ」
“ストリゴイ”:「アンタが“本棚”だとしたらどうする」
遠里 悠:「さあ、どうかしらね。待つタイプの女ってのも嫌いじゃないけど」
遠里 悠:「もし、自分で動けるならより美しく使いやすい本棚になってみるもの良いかもしれないわね」
“ストリゴイ”:「そういうこったなァ。必死で……持ち主の野郎が好きそうな本、手に入れにくいような本を」
“ストリゴイ”:「自分から集めてくるようになる」
“ストリゴイ”:「『おっ、面白い本が入ってるぞ』『じゃあ今日のところは壊すのはやめとこうかな』……ッてな希望があるって信じてな」
遠里 悠:「例えとして、答えにくいわ。本棚って。とは思っちゃうけど」
“ストリゴイ”:「そいつが俺よ」
“ストリゴイ”:「“荒天龍”は生の人間の物語にしか興味がねェ。野郎が第六感で“見える”範囲はとんでもねェが――」
“ストリゴイ”:「その外の、野郎が興味を示すような物語を、必死にかき集めている連中もいる」
“ストリゴイ”:「どうして、何の得があって?……ッてのも、答えたとおりよ」
“ストリゴイ”:「『気まぐれにブチ壊されないため』だ」
遠里 悠:「大変ねえ」
“ストリゴイ”:「大変なのよォ」
“ストリゴイ”:酒を呷る。
遠里 悠:「でも、そこから離れて別の持ち主を探すってわけにもいかないのね」
“ストリゴイ”:「“荒天龍”から逃げられる気はしねェからな。UGNに寝返って保護を頼ったような奴も知ってるが」
“ストリゴイ”:「翌日にはさっぱり消えてた。死体も残らねェ」
“ストリゴイ”:グラスでテーブルを叩く。「だから。曖昧な口約束で。先の可能性に賭けるしかねェの」
遠里 悠:「私達としては、この街に“荒天龍”が興味を持った以上対処せざるを得ない」
遠里 悠:「そこに相乗りしたいというならある程度融通は利かせられるとは思うわ」
遠里 悠:「それまで、貴方が生き延びるのは自分でやらなければならないし、UGNの優先度的には市民やUGNの仲間って事になるけど」
“ストリゴイ”:「そりゃ良かった。希望が持てる」
“ストリゴイ”:「“荒天龍”をブチ殺せるものがあるとすりゃ、そいつは“可能性”だ」
“ストリゴイ”:「野郎は自分がまだ知らない、珍しい物語を読みたがる」
“ストリゴイ”:「それは裏を返せば、何もかも知って、何もかも知覚できる“荒天龍”の裏をかく可能性って話にもなる」
“ストリゴイ”:「だから――いいか。こっからが本題だ。こいつァ“荒天龍”が知りようがない、切り札になる可能性の話だ」
“ストリゴイ”:長く息を吐く。
“ストリゴイ”:天井の、きらびやかな照明を見る。
“ストリゴイ”:「世界が重なっている」
遠里 悠:「世界が?」
“ストリゴイ”:「その様子じゃ、さすがに気付いてなかったかィ」
“ストリゴイ”:「そうか。あんたほどの腕前でも、そうか……」深刻な顔で、一人頷く。
“ストリゴイ”:「…………妙だと思ったことは?」
“ストリゴイ”:「毎日のようにレネゲイドに関わる事件が起こってる。大量殺人、大量失踪。第三支部の件に至っては、まるっきり戦争よ」
“ストリゴイ”:「その被害を、アンタらは記憶処理で補完している……まあ百歩譲って、そこまではいい」
“ストリゴイ”:「物理的に、可能だと思うか?」
“ストリゴイ”:「何十人、何百人と人間が『消え続ける』日常を、変わらないままで運営し続けることが?」
遠里 悠:「この街が特異な事は認めるわ。私は出来る範囲でそれを行うだけ」
遠里 悠:「でも、それじゃ成り立たない。成り立つはずがないって言うのね」
“ストリゴイ”:「『おかしい』と思うこと自体がハードルなんだ。アンタほどの奴でも」
“ストリゴイ”:「“神”の話。知ってるな。もう前置きはしねェぜ」
遠里 悠:「構わないわ」
遠里 悠:「続けて」
“ストリゴイ”:「旧陸軍の地下迷宮。本当に『地下』にあるのか?」
“ストリゴイ”:「輪移湖にも野良オーヴァードの野郎が仕掛けを作ってたよな。こいつも『地下』だ」
遠里 悠:「入口はある、そこまでは問題ないわね」
遠里 悠:「でも繋がっている先が地下とは限らない。ええ、気付けたはずなのよね。それこそ私でなくたって」
“ストリゴイ”:「インリークォのバカどもに至っては、そこで地下闘技場なんて開いてやがったなあ~~」
“ストリゴイ”:「旧陸軍の“神”は、なんもかもをぶっ壊すかもしれないぜィ。――だがそれ以前に何をする?」
“ストリゴイ”:「世界が壊れるのは『結果』か?」
“ストリゴイ”:「……違う。新しい世界を『作っちまう』から、壊れるんだ」
“ストリゴイ”:「エグザイル。ありゃいいセンスのネーミングだ。俺ァそう思ってる」
“ストリゴイ”:「元が日本神話だ。常世からの追放者ってな」
遠里 悠:「新しい世界に生まれる為に、必要ない世界は壊すっていうの?」
“ストリゴイ”:「どうだかな。壊そうとすらしてないのかもしれねェぜ」
“ストリゴイ”:「世界は重なっている。『向こう側』の世界にも住人がいて、その入口はあちこちにある」
“ストリゴイ”:「『向こう側』の連中は、自分が『向こう側』のやつだと自覚もねェし、こっち側の奴も、無意識のうちにそいつらの存在を受容しちまってる」
“ストリゴイ”:「重なっているわけだからな」
“ストリゴイ”:「そして、こっち側がごっそりと欠けるたび――そいつらが『穴』を埋めているとしたら、どうよ」
遠里 悠:「世界に欠けた部分が別の世界で埋められているっていうのね。信じがたい話だけど」
遠里 悠:(私の能力は領域を通して限定的に世界法則にアクセス事が出来る)
遠里 悠:(だから、これは理解できる話。私とは比べ物にならない規模だけど)
“ストリゴイ”:「でも、知っちまえば思うだろ?『なんで疑問に思わなかったんだ?』ってよ」
“ストリゴイ”:「そういうゲーム、やったことあるなあ~~。真実を知っちまうと、逆に『正気』がなくなっちまう。真実なのにな」
“ストリゴイ”:「そういうのに触れすぎて、『向こう側』に溶けちまった野郎すらいたくらいだ」
遠里 悠:「話は解るわ、そして迂闊に他人に共有できないって事もね」
“ストリゴイ”:「断言するが、他の支部長連中でも気付いちゃいない話だ。当然、“荒天龍”もなァ」
“ストリゴイ”:「俺ァ、血を啜って死人の記憶を辿れる。どんな理解不能な死に様でも」
“ストリゴイ”:「死の記憶が多すぎるから」こめかみを叩く。「正気を失ったりもしねェ。くくくくくくく」
遠里 悠:(この子にとって恐れるべきは他にあるからって事なのね)
遠里 悠:(恐怖に飲まれないのは他にも恐怖があるから)
遠里 悠:「その情報を上手く使いこなせと?」
“ストリゴイ”:「おうよ。知っていなきゃあ『気付けない』世界。“荒天龍”の不意を打つにはこれ以上ない武器だと思わねえかィ?」
遠里 悠:「はあ~…」こめかみを押さえる
遠里 悠:「とんでもない物をブン投げてくるわね」
“ストリゴイ”:「仕方ねェだろうよォ。軍の研究も“賢者の石”も大した情報じゃねえってンだから」
“ストリゴイ”:「これくらいの爆弾がなきゃ取引できねえだろがィ」
遠里 悠:「悩みの種が無限に発芽してお花畑にでもなりそう」
遠里 悠:「ええ、知ってしまった以上使わせてもらうわ」
GM:――このN市に点在する地下施設は、本当の意味での『地下』ではない。
GM:『常世』とでも呼ぶべき、“神”の創造したもう一つの世界だ。それが偶然に繋がったいくつかの空間のことを、
GM:UGNでは『地下』だと認識していたに過ぎない。無意識下で『向こう側』を受容しているから、不自然に思うこともなかった。
GM:“ローディーズ・ドア”は世界を行き来するアーティファクトだ。『現世』と、『常世』。
“ストリゴイ”:「……じゃ、酒も楽しんだし、俺ァ次に行かせてもらうよ」
“ストリゴイ”:「“荒天龍”、殺ってくれよ。じゃなきゃ“本棚”が眠れねェ」
遠里 悠:「期待しないでって言いたいところだけど、そうもいかないわね」
遠里 悠:「私ってデキる女だから」
“ストリゴイ”:「いいレディと知り合えて光栄だよ」
遠里 悠:「私のコードネームの意味ってわかる?吸血鬼さん」
“ストリゴイ”:「そいつを踏まえた挨拶のつもりだったがねィ」
遠里 悠:「なら良いわ、美しい女は期待に応えるものなのよ」
“ストリゴイ”:「いいね。“マダム・ベリッシマ”。また贔屓にさせてもらうぜ」
“ストリゴイ”:黒い霧と化して消失する。
遠里 悠:“ストリゴイ”が消えたのを見届ける
遠里 悠:「やれやれ、忙しくなりそう」
遠里 悠:支部のエージェントやチルドレンに連絡を入れる
遠里 悠:今知った事実は伏せるが
遠里 悠:任務が増えるかもしれない事
遠里 悠:遠里が不在になる事も増えるかもしれない事
遠里 悠:「ま、うちの子たちなら大丈夫よね」
遠里 悠:不在時の支部方針などを手早く纏める作業に入る
遠里 悠:それを終えたら直ぐに動かなければならない

N市 第七区画 恭英大学

GM:藤江祐介が在籍しているという、恭英大学の佐久間研究室は
GM:理学部棟に存在する、地質学関係の研究室であるという。
GM:歓楽街の第十一支部から出発した雨堂は、大学構内へと辿り着いていた。
雨堂聖理:目立たない程度に辺りをちらちら見ながら、大学構内を進みます
GM:制服でもなければ、特に気に留められることもありませんね。
雨堂聖理:仕込みはバッチリということさ! 年齢も近いしね
GM:周囲の学生はほとんど私服で、雨堂は彼らよりも少し幼い程度の外見でしかない。
GM:やがて、理学部棟の二階に到着する。ウェブサイトで確認した情報からすれば、ここで間違いないはずだ。
雨堂聖理:(……そういうものだって聞いたことはあったけど、本当に簡単に来れるんだな)
雨堂聖理:(高校じゃこうはいかない)
GM:入り口のマグネットが、『藤江 在室』の位置にある。
雨堂聖理:ノックします 「こんにちはー」
藤江祐介:「はーい」覇気のない声とともに扉を開く。
藤江祐介:「えっ」
藤江祐介:「あ、えっと、君」
藤江祐介:「この前の?」
雨堂聖理:「えへへ……雨堂です。ごめんなさい、いきなり押しかけちゃって」
雨堂聖理:「はい。良くなかったですか?」
藤江祐介:「あ、いや、そんなことはないけど」後ろを見る。他の学生に見られることを気にしているのかもしれない。
藤江祐介:「談話室の方に行ってもいいですか?」
雨堂聖理:「大丈夫です! そんなのもあるんですね」
藤江祐介:「はい。まあ。……その、ありがとうございます」
藤江祐介:頭を下げて、階段近くの談話室の方へと向かう。
藤江祐介:部屋というわけでもない、テーブルとソファ、そして簡単な仕切りがある程度のスペースだ。
藤江祐介:「……やっぱり、探してくれていたんですか?泉さんのこと」
雨堂聖理:「え? 探してますよ! ビラ、いろんな人に渡したし……」 後をふんふんついていき
雨堂聖理:「学校にも置いてきました。結構大きな所だから、さすがに何か来ると思います」
藤江祐介:「そうだといいんですけれど」力なく笑う。
雨堂聖理:「……あ、でもイタズラとか来たらごめんなさいです。そればっかりは、あたしじゃどうにも」
藤江祐介:「……あの」
藤江祐介:「僕のやってることって、迷惑になってないですかね」
雨堂聖理:「迷惑?」
藤江祐介:「その……雨堂さんもそうなんですけど」
藤江祐介:「例えば泉さんが、その……僕のこととか、今の生活が嫌になったとかで……」
藤江祐介:「普通に、夜逃げっていうか……それで親元に帰ったってことも、あるのかなって」
雨堂聖理:「なるほど……それだったらたしかに、大家さんも知らないフリをしたりするかも……」
藤江祐介:「そうだとしたら僕、未練を捨てられてない、キモい男みたいな」
雨堂聖理:「……泉さんは、藤江さんにさよなら言ったんですか?」
藤江祐介:「いいえ」
藤江祐介:「全然、本当に……」ソファに座ったまま、俯く。
雨堂聖理:「じゃあ、キモいも何もないじゃないですか」 手を合わせる
雨堂聖理:「お別れしていないのに、いきなり相手に会えなくなって、それを心配して会おうとしてるのに、キモいだなんて」
藤江祐介:「この食堂おいしいねとか。そんなくらいの会話ですよ。最後にしたのなんて」
雨堂聖理:「全然そんな感じはなかったんでしょ? それなら!」
雨堂聖理:「……藤江さんがしようとしてることは、多分正しいことです。いや、うーん……藤江さんがあたしにひどい隠し事してるんなら話は別ですけど」
雨堂聖理:「聞いてる限りでは? 普通じゃないですか! あたしだって……」
雨堂聖理:「知ってる人がいなくなったら、何をしたって探しに行きます」
雨堂聖理:少し視線を落とし 「……お別れするなら、ちゃんとさよならを言えなきゃダメですよ」
藤江祐介:「僕……」
藤江祐介:「僕、本当に、何をしたってってくらい、してるでしょうかね……」
雨堂聖理:「ビラ作って配って、貼り紙もしたんでしょ?」
雨堂聖理:「あたしにも依頼してくれましたし」
藤江祐介:「な、なんか……はは。あまり、悲しくないんですよ」
雨堂聖理:「悲しくない?」
藤江祐介:「泉さんみたいな……すごく綺麗な、世界も違うような人が、僕と付き合ってくれて」
藤江祐介:「今まで一緒にいてくれたことのほうが」
藤江祐介:「なんか、夢だったみたいで」
雨堂聖理:「……あたし、男の人と付き合ったこととかないから、分かんないですけど」
雨堂聖理:「恋愛って案外そういうものじゃないですか? あ、えーとマンガとかの話なんですけど……特徴のない私にこんな素敵な恋人が! みたいな感じで……」
雨堂聖理:「でも、その素敵な恋人も、主人公の気付いてない、主人公の魅力に惹かれてたりするわけで……」
藤江祐介:「そうです、それ。本当に、そういう」
藤江祐介:「僕、なんというか……本当に、何もなかったんですよ」
雨堂聖理:「泉さんも、藤江さんの気付かない、藤江さんの良い所がスキだったりしたんですよ!」
藤江祐介:「泉さんといると、幸せで……」
藤江祐介:「いや、そうじゃないかな……」
藤江祐介:「幸せで居ることを許してくれる人が、いるってことが」
藤江祐介:「……気持ち悪いですね、やっぱり……こんなんですよ、僕」
雨堂聖理:「……そうですかね? 幸せでいることを、許してくれる人がいる」
雨堂聖理:「あの、あたしホントに男の人と付き合ったことないんで、分かんないですけど……」
雨堂聖理:「……自分がいることで、好きな人に幸せって感じてもらえたら、多分……」
雨堂聖理:「それが一番幸せなんじゃないかな……」
雨堂聖理:「……」 言ってから、恥ずかしくなって目をそらす。少し頬が赤い
藤江祐介:「…………結婚したいって思ってたんです」
藤江祐介:「彼女って言いましたけど」
雨堂聖理:「結婚!」
藤江祐介:「こういう事言うと、結婚詐欺なんじゃないかって言われると思って……はは」
雨堂聖理:「そうだ、親御さんとも会いに行くみたいなこと言ってましたもんね」
藤江祐介:「お金を取られたりとか、そんなことも全然なかったので」
藤江祐介:「それは本当に、ないんじゃないかって思いますけど」
雨堂聖理:「なら詐欺じゃない!」
藤江祐介:「……はは。ありがとうございます」
雨堂聖理:「…………」 それから、少し沈黙が流れる
雨堂聖理:なんだかこうして、泉さんにまつわる雑談を続けていると、それじゃあ引き続き探しますね! と椅子を立ってしまいそうだが。
雨堂聖理:それだけのために来たのではない。
雨堂聖理:「……研究室、って、なんか大学ーって感じですけど」
雨堂聖理:「泉さんもそこにいたんでしたっけ」
藤江祐介:「そうです。同じ大学で、彼女は文学部なんですけど」
雨堂聖理:「ふんふん。ちなみに、どんなこと研究してるんでしたっけ。地層……?」
藤江祐介:「一応、そうです。本当は鉱物学をやりたかったんですけど、僕」
雨堂聖理:「鉱物学」 ぴくりと眉が動く
藤江祐介:「それはないらしくて、でも地層も結構、面白いですから」頭を掻く。
雨堂聖理:「地層って……うーん。この辺りの土を掘り返したり……?」
雨堂聖理:教科書で習いはしたが、研究をするとなるとあまりイメージがつかない。これは調査等関係ない本心だ
藤江祐介:「他の研究室では分かんないですけど」
藤江祐介:「うちはやったことあります。何回か」
雨堂聖理:「へー。じゃあ、何か見つけたりすることもあるんですか?」
雨堂聖理:「珍しい石とか……地下の国……宝物……的な……?」
藤江祐介:「あ、実はそうなんです!僕、まさに石が趣味で……って、そもそも分かります?石が趣味っていうの」
雨堂聖理:「石が趣味……?」 分からない顔
藤江祐介:「特に結晶の構造とかを見るのが好きなんです。凄いのがあるんですよ」
雨堂聖理:「すごい結晶」 内心、心臓が跳ねる気分だ。急に来た
藤江祐介:「六方晶系なんですけど、ふね型配座って分かります?ロンズデーライトに近い構造って言えばいいのかな……」
藤江祐介:「すごく面白い石で、えーと……」微妙な顔になる。
藤江祐介:「女の子だと、やっぱピンと来ないですよね。こういうの」
雨堂聖理:「……」 口が半分くらい開いている
雨堂聖理:「き、綺麗な石とかだったら気になりますけど……」
雨堂聖理:「あ、実際に見れたりするんですか? それって」
藤江祐介:「あ、はい。研究室に戻れば」
雨堂聖理:「……折角だし、見せてもらって良いですか? ううん、ピンとは来ないんですけど……」
雨堂聖理:「……純粋に気になります」
藤江祐介:「すみません。泉さんはこういう話、辛抱強く聞いてくれたんですよ」
藤江祐介:「自分でも、困らせちゃってるんだろうなって、分かってはいたんですけど」
藤江祐介:立ち上がる。
藤江祐介:「じゃあ、見せます」
雨堂聖理:「へー……」
雨堂聖理:(そういう話を聞いていた、か……)
GM:廊下を立ち戻って、研究室前に向かう。
GM:雨堂を残し、藤江は中に入っていったが、しばらくして戻ってきた。
藤江祐介:「……あの、雨堂さん」
雨堂聖理:「はい」
藤江祐介:「すみません。ないですね……」申し訳なさそうな顔だ。
雨堂聖理:「ない……」
藤江祐介:「どこかで家に持って帰っちゃったかな」
雨堂聖理:「……いつ頃からないかって、分かったりしますか?」
藤江祐介:「いや、僕も引き出しにしまったままだったので、正確には……」
藤江祐介:「ここ最近は特に、泉さんのことでかかりきりでしたし」
藤江祐介:「あの、ごめんなさい」
藤江祐介:「でも、見た目はこう、結晶質石灰岩っていうのかな……白くてつやがある感じの」
藤江祐介:「あんまり、一目で珍しいってものではないかも」
雨堂聖理:「引き出し……ってことは」
雨堂聖理:「誰にでも持ち出せたり……?」
藤江祐介:「盗まれたかも、ってことですか?」
雨堂聖理:「……え、あ、はい! そうですね。なくなったっていうなら」
雨堂聖理:「そういうこともあるんじゃないかって。研究の何かが盗まれたーとか、あるじゃないですか……」
雨堂聖理:「……マンガで」 何か取り繕うように、少し早口になっている
藤江祐介:「まあ、でも、そうはいっても、石ですし」
藤江祐介:腕を組んで首をひねる。
藤江祐介:「そりゃ僕はすごく面白いって思ってましたけど、盗みますかね……わざわざ」
藤江祐介:「いや、石がつまらないってわけじゃなくて、こう、世間一般の価値の問題なんですけど」
藤江祐介:「実際盗まれたとしたら、残念なのは……本当ですし」
雨堂聖理:「あはは、ですよね……ごめんなさい、勘ぐっちゃって」
雨堂聖理:少し、気まずい沈黙が流れたが 「……それじゃ」
雨堂聖理:「あの、あたし。そろそろ帰りますね。なんだかごめんなさい、変なこと言って」
藤江祐介:「いえ!こちらこそ、せっかく来てもらったのに面白い話の一つもできなくて」
藤江祐介:「えっと、研究室のお菓子とか、どうですか……?教授がこの前岡山土産で持ってきたやつがあって」
藤江祐介:「何かお礼させてください」
雨堂聖理:「いえ、面白……うーん」 曖昧に笑い 「でも話せて良かったです」
雨堂聖理:「……いえ。お礼なんて。多分、全然」 かぶりを振る
雨堂聖理:「あたしはいいです。それじゃ!」 振り切るようにその場を後にする
藤江祐介:「あ、あの!」
藤江祐介:「ありがとうございます!」
藤江祐介:ほとんど言葉が出てこないようだったが、それでも叫ぶ。
雨堂聖理:特に何も返さず、小走りでその場を後にする。

GM:シーン終了です。ここで登場したキャラは全員ロイスと購入が可能。
雨堂聖理:まずロイス変更 助けてあげたい人/藤江祐介/○尽力/気の毒/ロイス → 助けてあげたい人/藤江祐介/尽力/○気の毒/ロイス
雨堂聖理:で、新規ロイスに頼れる大人/遠里悠/○信頼/なぜオネエ/ロイス
ガネシュ・カルキ:ロイスは埋まっているのでなし、購入は……
ガネシュ・カルキ:キヨリちゃんが欲しいものがなければ、応急手当いこうかな
雨堂聖理:え~~♡
雨堂聖理:あたしねぇ……ブルーゲイルがほしいなあ……♡
雨堂聖理:どうしても無理なら、uGNボディアーマーでもいいけど……♡
ガネシュ・カルキ:ブルーゲイルかぁ~~~!よーしおじさん狙っちゃうぞー!
ガネシュ・カルキ:あ、ボディアーマーでもいいのか。ごめん、ブルゲは完全に無理目のダメ元になるから、手堅くボディアーマーの方狙ってみますわ……w
遠里 悠:ww
ガネシュ・カルキ:いくぞーっ
ガネシュ・カルキ:3dx+1=>12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 7[1,5,7]+1 → 8 → 失敗

雨堂聖理:(ケッ……)
ガネシュ・カルキ:ゴメンナサイ……所詮ワタシは木っ端アジア人なのでス……
雨堂聖理:ううん、気にしないで♡ またおねがいね♡
遠里 悠:しょうがないわね
雨堂聖理:UGNボディアーマー狙いまーす
雨堂聖理:2dx+2=>12
DoubleCross : (2R10+2[10]>=12) → 10[2,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

雨堂聖理:装備
遠里 悠:普通に買えとるw
GM:パパ活…必要なし
ガネシュ・カルキ:ブルゲも買える達成値ww
ノーヴェ:なんて女だ
GM:頂点は常に一人
従者B:クリスタルシールド
従者B:10dx+10>=25
DoubleCross : (10R10+10[10]>=25) → 10[1,2,3,5,5,6,7,8,9,10]+1[1]+10 → 21 → 失敗

従者B:くっ
雨堂聖理:オカマ……!
遠里 悠:サイバー持ちがやられたか
GM:サイバー持ちほどの強者が
遠里 悠:ダメ元でいくか
従者A:10dx>=25
DoubleCross : (10R10[10]>=25) → 10[2,2,2,3,4,4,6,7,8,10]+9[9] → 19 → 失敗

GM:それでもクリティカルはしている……!
従者C:10dx>=25
DoubleCross : (10R10[10]>=25) → 10[1,2,2,3,4,5,6,7,8,10]+6[6] → 16 → 失敗

雨堂聖理:つらいでオカマ……
遠里 悠:やはり二回回すのは大変だな
ガネシュ・カルキ:普通に高い数値連発してるのに、それでもクリスタルシールドには届かない……
遠里 悠:本体サイバーも期待値は似たようなものか
遠里 悠:2dx+10>=25
DoubleCross : (2R10+10[10]>=25) → 6[5,6]+10 → 16 → 失敗

遠里 悠:ダメ 残念
遠里 悠:まあこの辺は持てたら良いかなくらいなので
雨堂聖理:届かないとは……!
遠里 悠:OK
GM:では、ここで休憩を入れましょう。21:00から再開。
GM:シーンプレイヤーはノーヴェくんですが、他の人が来ても大丈夫です
雨堂聖理:はーい
ガネシュ・カルキ:ウィーッス。21:00了解です!

■Middle/06

GM:ではシーンプレイヤーはノーヴェくん。
GM:ミドル情報は、主に遠里支部長がめちゃくちゃ頑張ったおかげで突破したので
GM:ここから先はそんなに情報判定はないでしょう。出てきたい人だけ出てください。
雨堂聖理:でたーい。だけどシーンによるかな
ガネシュ・カルキ:ワタシは侵蝕値、けっこう高いので、ここは様子を見ておこうかな……!
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:66->76)
ノーヴェ:こうなると思っていたぜ!
ガネシュ・カルキ:ノーヴェくんも70組の仲間入りだぜ!
GM:雨堂ちゃんもまあ出て構わないかな
GM:ノーヴェくんがついにあやつと遭遇します。
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:58->59)
雨堂聖理:平常心ガール
GM:なんだこのガール
GM:パパ活はするわ安定体だわ
GM:悪いやつだぜ
ノーヴェ:やっぱりアザレアじゃない?
雨堂聖理:変貌しないよ~

N市 第七区画 港湾部

GM:現在、ノーヴェは港湾部近辺の警邏にあたっている。第七支部の支部員も何名かが配置され
GM:“浮動工廠”に関わる空間異常の発生兆候がないか、注意深く監視を続けている。
GM:ここでのノーヴェの役割は、仮に、“浮動工廠”に何かが搬入される動き、あるいは逆に搬出される動きがあった場合
GM:それを捕縛する直接的な戦力だ。
GM:この日の朝、前日の雨堂との同行の件で成田にしこたま殴られ
GM:この警備任務に無理やり配置されたのだ。
ノーヴェ:理不尽!
ノーヴェ:「あの野郎ォ~~」 まだ微妙に痛む首をさすっている。
ノーヴェ:「ぜってー殺す。この仕事が終わったら決闘状を叩きつけてブチのめして下剋上してやる」
支部員:「ハハ。その様子じゃ随分やられたなノーヴェ」
ノーヴェ:「勘違いすんなよ!一方的な折檻じゃねェ、双方向の殴り合いだ!」
支部員:「そりゃまあ、そうなるだろうけどよ」
支部員:「よくやるよホント、お前も支部長も」
ノーヴェ:「俺も成田の腹にブチこんでやった。あいつ今日のメシはろくに食えいててて」
支部員:「あれだけやったら最低でも三日は入院だぜ」
支部員:「なんで立って仕事できるんだよ」
ノーヴェ:「機械化兵だからだろ? FHお手製のな」 肩をすくめる。
ノーヴェ:「安心するぜ。こうやって内輪でモメていられるうちは、まだ余裕があるってことだ」
支部員:「まあな。でも支部長は生身だぞ……」
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:「……なんで仕事できんだよあいつ……」
ノーヴェ:「まァ、あのクソのことはいい。監視だろ、仕事は」
ノーヴェ:「これ以上の増援も来るわけがねえ。気が抜けねえぞ」
支部員:「この支部にしちゃ楽な任務だよなあ。生身で監視するだけでいいってのは」
支部員:「事務仕事してるガネシュさんの方がよっぽど大変だぞ」
ノーヴェ:「ガネシュはどうかな。あいつ、事務仕事みたいなちまちましたデスクワーク大好きだろ」
支部員:「そりゃそっか。俺やノーヴェとは違うよな」
ノーヴェ:「俺は"ベリッシマ"に同情するね。今頃あの人助けバカにまとわりつかれてるはずだ」
支部員:「人助けバカ~?」
ノーヴェ:「ほら、高校生の。雨堂。雨堂聖理」
支部員:「あああの。制服の可愛い子か」
ノーヴェ:「なんなんだよあいつは。厄介事の化身か? もう二度と会いたくねェ」
ノーヴェ:「かわいいィ~!?」
ノーヴェ:「クソだぜあれは!」
支部員:「可愛い子はちょっとわがままなくらいがイイんだよ!だからよお」
雨堂聖理:ではそんな話をしていると、遠くの方からチャリチャリと自転車をこぐ音が聞こえてくる
ノーヴェ:「いや待て。……待て、待て、待て!」 《蝙蝠の耳》。その音をキャッチしている。
ノーヴェ:「ちょっと待て!」
ノーヴェ:「あのバカ来やがった!」
雨堂聖理:それなら息遣いなんかも雨堂だと分かるでしょうね
雨堂聖理:近くの角から出てくる 「……あ、いた!」
支部員:「ほんとだ」
雨堂聖理:そのままチャリチャリ寄ってくる 「ノーヴェ! と、支部の人! お疲れ様です」 キキーッ
支部員:「俺は支部の人かよ」支部の人・・・
ノーヴェ:「ご苦労さん。帰れ」
ノーヴェ:腕組みしたまま言い放つ。
雨堂聖理:「ひどい! はるばる来たのに!」
雨堂聖理:「スマホも充電切れちゃったし……」
ノーヴェ:「なにしに来たんだよテメーは!」
ノーヴェ:「渋野!増援が来るなんて話、ひとっことも聞いてねェーよな?」
渋野:「あっ名前が渋野になった」
渋野:「全然聞いてないな」
雨堂聖理:「えーっと……どこから話したら良いのかなー。学校にビラ置いて、ハルカさんの所行って、そのあと大学行って、こっちに来たんだけど」
渋野:「行動力の化身」
ノーヴェ:「素直に授業受けてろよ……高校生だろテメェはよォ~~」
雨堂聖理:「うーんうーん……つまりね……」 あれこれ言葉を繋げようとして、頭がこんがらがってしまい
雨堂聖理:結局、それだけを言う 「泉さんの正体が"アザレア"かもしれない!」
ノーヴェ:「はァア!?」
雨堂聖理:「……そうじゃないかもしれない」 ぼそり
ノーヴェ:「帰れこのバカ!」
雨堂聖理:「でもノーヴェ気にしてたでしょ、"アザレア"! だから一応話しに来たし……」
雨堂聖理:「なんか他に情報ないかなって。あとほら、支部長の言ってたハエのこととかさ……」
雨堂聖理:「そういうのちゃんと分かれば、分かる気がするから……」
ノーヴェ:「あァ……それでわざわざ? マジで律儀なやつだな」
ノーヴェ:「泉の正体が"アザレア"。そう思った根拠は、当然あるんだろうな」
ノーヴェ:「"かもしれない"だけで言えば、市内の人間ぜんぶが"アザレア"の可能性がある。俺やお前ですらそうだ」
雨堂聖理:「渋野さんも」
渋野:「俺!?俺は違うよ!」
雨堂聖理:「あたしも違うよ」
ノーヴェ:「わかってンだよォ~~ンなことはよォ~!俺もちげェ!」
雨堂聖理:「え、でも可能性あるって……まあいいや」
雨堂聖理:ということで、雨堂がこの憶測い至った経緯を話す。
ノーヴェ:「こ、これだよ……渋野お前、これでもこいつの事かわいいって思うのか……」
ノーヴェ:頭を抑えながら話を聞く。
GM:経緯を話すよりも先にイベントを起こしましょう。
雨堂聖理:ウェイ
ノーヴェ:ウェイウェイ!
GM:前触れなく、三人は同時に強烈な空気の変化を感じる。
GM:ワーディングだ。近い!同じ港湾部だ。
雨堂聖理:「いい、順番に話すよ。まずその"グワイヒア"っていうのが……えっ可愛いって言われた?」
ノーヴェ:「――待て。後にしろ」
ノーヴェ:「近い。UGNじゃないな?」
渋野:「敵襲か?だいぶ出力が強いぞ、これは」
雨堂聖理:「……ん」 異常を察するとすぐ武器を抜き、辺りを警戒する
ノーヴェ:《蝙蝠の耳》。近くで交戦音がしないか確認している。強力なワーディングを否応なく発生させてしまう相手には、覚えがある。
渋野:「頼んだノーヴェ!」戦闘エージェントではないので一目散に逃げる段取りだ!
GM:周囲の第七支部員も一斉に撤収、あるいは離れての観測に体勢を切り替えていく!
ノーヴェ:「あァ、行け。連絡するまで安全圏で待機」
ノーヴェ:「30分経っても連絡がなかったら、成田へ伝えろ」
ノーヴェ:それだけ撤退する支部員へ伝え、コンテナの影へ目をやる。
GM:非戦闘エージェントを積載したトラックが走り去っていく。そして、ノーヴェの視線の先、コンテナの影から。
???:――カラン!
???:缶詰が投げられ、ぐるぐると回って地面で止まる。
???:ガシャ、ガシャ!
“グワイヒア”:「ハーッ、ちくしょう」
“グワイヒア”:「クソ缶詰!このクソッタレ!」
“グワイヒア”:グシャア――ッ!!!
“グワイヒア”:巨大な機械爪で缶詰を叩き潰す!バラバラになり、中身の汁が飛び散る。
雨堂聖理:派手な動きがあると、むしろ陽動を想定して周囲を警戒する。幸い今は一人ではない
“グワイヒア”:「よーし、ハァ、ハァ」
“グワイヒア”:地面に飛び散った鯖の煮物か何かを口で直接ガツガツと食べている。
“グワイヒア”:「……」
ノーヴェ:「"グワイヒア"だ。気を抜くなよ雨堂」
ノーヴェ:「アホに見えるが、単純に手強い。正面には絶対に立つな」
雨堂聖理:「……わかった。あたしは脇から」
“グワイヒア”:「……おい。おい。オイオイオイオイオイ」
“グワイヒア”:「ノーヴェじゃねえかァ!なんだァ!?ヘヘ!」
“グワイヒア”:「わざわざブッ壊されに来たのかよ!?」
ノーヴェ:「くふッ。くハハハハッ」
ノーヴェ:「そりゃこっちの台詞だ!ウチの仕事をジャマしやがって!」
“グワイヒア”:「仕事だぁ~~~~~~あ!?」
“グワイヒア”:「ガラクタ野郎。テメーに溶鉱炉に突っ込んでリサイクルされる以外の仕事があんのか!?」
ノーヴェ:「あンだよ、捨て駒にされるしか脳のねえテメェーと違ってなァ!」
ノーヴェ:「どうしてくれんだ?成田にまたクソ説教される」
ノーヴェ:「テメーの首を取っていく以外、選択肢がなくなったじゃねえか!」
ノーヴェ:ガゴン!
ノーヴェ:コンテナを踏み抜き、中にあった適当な積荷を音速で投げつける!
ノーヴェ:「スクラップにされに来たのはテメーだ!"グワイヒア"!」
“グワイヒア”:「選択肢が!!!」
ノーヴェ:「死ね!」
“グワイヒア”:一瞬で地面から消える!翼の機構で空中へと脱出したのだ。
“グワイヒア”:「どォ――した!!!」
ノーヴェ:一瞬前まで"グワイヒア"がいた場所を殴りつける。地面がクレーター状に陥没!
“グワイヒア”:――ガギギギギギンッ!!!
“グワイヒア”:空中にある間に、積荷がバラバラの鉄片に寸断される!射出された機械腕だ!
雨堂聖理:「あれが……!」
ノーヴェ:「ずッッッッとテメーを探してたんだぜェ~"グワイヒア"!テメーが全然見つからねえおかげで!」
ノーヴェ:「人助けバカにまとわりつかれるわ、ビラ配りはやらされるわ、成田には殴られるわ!」
“グワイヒア”:「ンなもん、心配しなくていいんだよ!!」
“グワイヒア”:「これから死ぬテメーはよ!!!」
“グワイヒア”:空中から降り注ぐ、寸断された積荷の散弾!
ノーヴェ:「おめーが死ねッッッ!クソポンコツブリキロボがァ!」
“グワイヒア”:ノーヴェの戦闘演算ならば分かる。これは目眩ましだ。さらに本命、地を這う軌道で機械腕が迫ってきている――
ノーヴェ:腕をクロスし、散弾に突っ込む形で跳ぶ。そのために防弾装備も持ってきたのだ!
“グワイヒア”:ノーヴェの身体能力であれば、ただの跳躍でも一瞬なら飛行高度に迫ることもできる。肉薄!
ノーヴェ:腕のブレードを展開。"グワイヒア"を足場にさらに跳び、片翼の先端を斬り飛ばす。とにかく飛行能力を奪いたい!
ノーヴェ:「ヒラッヒラヒラヒラ!とうとう真正面からやり合うのが怖くなったかァ?あア!?」
“グワイヒア”:「かかったな」
“グワイヒア”:「クロスシザー……!」ガシャン!!!!
ノーヴェ:「!」
“グワイヒア”:骨組みめいた機械翼が、バネ仕掛けのトラップの如く変形!ノーヴェの腕を逆に切断にかかる。
ノーヴェ:「技名を!つけてンじゃねェ!」
雨堂聖理:そこで、ヒュン、という風切りの音。
雨堂聖理:機械翼の、それも大きくは動かせなさそうな付け根部分に、ヒートウィップが絡みつく。
“グワイヒア”:「うお」完全に予想外の攻撃!
ノーヴェ:「クソ……なんてダセェ戦い方だ。絶対ェやりたくなかった」
ノーヴェ:両手両足をつかって機械翼をロックしている。空中で拮抗状態を作った。
“グワイヒア”:空中でバランスを崩す――上に、機械翼そのものを変形させている最中だった。
“グワイヒア”:そのまま墜落します。
ノーヴェ:「雨堂を頼った上……こ」
ノーヴェ:「こいつと一緒に……落ちるとかよォー!」
GM:グシャーッ!!
雨堂聖理:(……そこだ)
雨堂聖理:墜落しても尚、歯と左手でヒートウィップを手繰り、動きを抑え込む。その上で右手のショットガンの引き金を引く。
雨堂聖理:反動も計算に入れた上で、連射だ。墜落で土煙が舞うが、大したことはない。ノーヴェには誤射しないよう、方角レベルで立ち回っている。
“グワイヒア”:「ぐう!」「げはっ!」
“グワイヒア”:「テメェー!!」積層装甲の欠片が次々と散る!
ノーヴェ:「スクラップにされんのはテメーだっツったろ!」
ノーヴェ:踵落としを頚椎付近に叩き込む。
雨堂聖理:激高したような声を上げたなら、ヒートウィップを両手に持ち替え、手元のスイッチをオン。
雨堂聖理:赤熱する武器が機械翼を締め付ける。溶断……!
“グワイヒア”:バキン!!!
“グワイヒア”:「……クソッ!!」
“グワイヒア”:翼が切断されたのは初めてだ。拘束からはじき出された形で距離を取り、両機械腕を再び装着する。
雨堂聖理:ヒュン、と風切り音が遠ざかる。ヒートウィップを無駄なく回収しつつ、やはりショットガンを構え追撃に備える。
“グワイヒア”:「何者だ、テメェー……」両爪を地面に食い込ませ、警戒の姿勢。
ノーヴェ:「何者だよ、お前」 同じことを雨堂に聞いている。
ノーヴェ:「ド素人かと思えば、今の動きはどう考えても素人じゃねえ」
ノーヴェ:「アホのガキを装った達人か?」
ノーヴェ:雨堂と挟み撃ちにするように、"グワイヒア"の側面にゆっくりと回り込む。
雨堂聖理:「……あたしはあたしです。そりゃ確かに、素人でもなければアホのガキでもないけど……」
雨堂聖理:「ちょっと戦い慣れてるくらいで、そんなに目の色変えないでほしいな」 こちらもショットガンを構えて、ノーヴェと線対称のポジションを維持するように動く
ノーヴェ:「わかった。やるぞ"アーク"」
ノーヴェ:「二人がかりだ。こいつを潰す」
“グワイヒア”:「……なんで」
“グワイヒア”:「わざわざこんなところにいやがる?」
ノーヴェ:「"アザレア"の重要参考人だ。ぜってェ逃すな」
雨堂聖理:「わかってる」
雨堂聖理:「……でも普通に呼んで欲しいなぁ」 タンタン、と靴を鳴らす
“グワイヒア”:「“アザレア”?」
“グワイヒア”:「おい」
ノーヴェ:「聞いてどうする? これからブチ殺されるテメーがよォ~」
“グワイヒア”:「“アザレア”から逃げようとしてんのか?尚更なんでいやがるんだよ」
雨堂聖理:「逃げるの?」
ノーヴェ:「言ったろうがオモシロ変形野郎!"アザレア"は俺がブチ殺すってよォ!」
“グワイヒア”:当然、包囲される状況にも慣れきっている。今は機械腕を飛ばすことはなく、雨堂とノーヴェにそれぞれ向けている。防御体勢だ。
“グワイヒア”:「へ、へへへへへへ!」
“グワイヒア”:「嘘だろ!へへへへへ!」
“グワイヒア”:「まさかテメーら、自分から“アザレア”を探してやがんのか!?」
“グワイヒア”:「見つけたところでテメーら、ブッ殺されるだけなのによォ~~!!」
ノーヴェ:「おとなしく"アザレア"に関する情報を全部吐け。居場所からカレーの好みまで全部な」
ノーヴェ:「そうすりゃ、完全スクラップから……ハードオフ行きくらいにする温情はかけてやらんでもねェ」
“グワイヒア”:「ヒャハハハハハ!ほ、本当に探してんのか!?」
“グワイヒア”:「なあ、なんか……」
“グワイヒア”:「なんか、分かってることあんのかよ!」
雨堂聖理:「……格子状心臓」
“グワイヒア”:「コウシジョウシンゾウ~~!?」
“グワイヒア”:「知ってるぞ!心臓ってのは……あれだ、人間の内臓の一種だろ!」
ノーヴェ:「"无号計画"」
“グワイヒア”:「計画……も、知ってるぜ!」
“グワイヒア”:「作戦を立てることだ!」
ノーヴェ:「……便利だなこいつ。少なくともこの二つは"アザレア"に関係ねーわけか」
“グワイヒア”:「まさか“アザレア”……心臓で、計画を立ててんのか!」
雨堂聖理:「……いや、これ」
“グワイヒア”:「さすがだぜ……!人間の内臓、ブチまけてえよなァー!」
雨堂聖理:「ホントに何も知らないんじゃない……?」
ノーヴェ:ビキビキと青筋が立つ。「テメェ~~!"グワイヒア"~~!」
ノーヴェ:「一瞬でも!テメーの言うことを信じた俺がバカだったぜ!」
“グワイヒア”:「あァ!?なんだよ」
雨堂聖理:「あたしはほとんど"アザレア"について想像できてるけど」
雨堂聖理:「この子はダメだ。ただ騒いでるだけじゃん」
“グワイヒア”:「おれは“アザレア”を見た!この港でな!」
雨堂聖理:「妄想だよ。……それとも根拠あるのかな?」 その口調は冷たく聞こえる
“グワイヒア”:「テメーらがわざわざここに来やがるから」
“グワイヒア”:「自殺しに来たんだと思ったぜ!違うのかよ!」
ノーヴェ:「はァあ!?」
雨堂聖理:「見間違えじゃないの? 揺れてる煙の影をそう思っただけとかさ……」
ノーヴェ:「いねーよそんなヤツはッ!来たのはチャリでのこのこ現れたこのアホと」
ノーヴェ:「缶詰とのんきに格闘してたテメーだけだ!ボゲッ!」
“グワイヒア”:「このおれが!“アザレア”の顔を見間違えるわけがねえ~~!!」
“グワイヒア”:「テメーら……テメーら、知ってんだろ!!」
“グワイヒア”:「“アザレア”を探してんだろうが!」
雨堂聖理:「…………」
雨堂聖理:ショットガンを向けたまま、後ろ手でリュックの中に手を突っ込む
雨堂聖理:「これ?」
ノーヴェ:「おい?」
雨堂聖理:突き出すのは、今までさんざん配って、貼ってきたビラだ
“グワイヒア”:「おお……!」駆け寄って、ビラの写真を見る。
“グワイヒア”:行方不明の女子大生――泉透乃の写真を。
“グワイヒア”:「これだよ!写真まで持ってんじゃねーか!」
ノーヴェ:「雨堂ォ!行方不明事件は関係ねーって」
“グワイヒア”:「“アザレア”!」
ノーヴェ:「何度……」
ノーヴェ:「………………」
雨堂聖理:ビラをそのまま渡してあげる
“グワイヒア”:「へへ、やっぱり生きてやがったんだ……!」無事な方の翼で、クリップのように挟む。
“グワイヒア”:「そうだよな……あの人より強くて悪い奴はいねェ~~」
ノーヴェ:「おい。"アザレア"はどこにいる」
ノーヴェ:「どこ行ったオイ!"グワイヒア"!」
“グワイヒア”:「どこって、ああ!?」
“グワイヒア”:「言っただろうが!この港にいるんだよ!」
“グワイヒア”:「どこかに隠れてるんだろ!」
雨堂聖理:「見かけただけ?」
“グワイヒア”:「ああ。声をかけようとしたら、どこかに見えなくなっちまった」
“グワイヒア”:「やっぱりスゲェーよ、“アザレア”は!」
“グワイヒア”:「つまり……アレだ、計画ってやつだよ!」
“グワイヒア”:「隠れて……見えねーところから、テメーらUGNを騙してよォ~~!」
“グワイヒア”:「もうめちゃくちゃにブッ殺しまくるんだよ!!“崩落戦”の時みたいに!!!」
ノーヴェ:「そうかよ!」 瞬間、"グワイヒア"に躍りかかります。本気で始末する気だ。
ノーヴェ:「"アーク"!こいつを殺るぞ!頭さえ残ってりゃいい!」
ノーヴェ:「情報源として支部につれて帰ったあと、この港を洗う!」
雨堂聖理:「分かった」 躊躇なく、至近距離からショットガンを撃ち込む
“グワイヒア”:――ギン!!!
“グワイヒア”:両腕をクロスする形でノーヴェの一撃を防ぐ。ショットガンは胴体を直撃した。
“グワイヒア”:……が、ダメージは最小だ。もっとも装甲の厚い部位で受けたのだ。
“グワイヒア”:「オイ!いいじゃねーか!!」
“グワイヒア”:「協力してやるぜェ~~!?“アザレア”を探すんだろ!!」
“グワイヒア”:「ヘ、ヘヘヘ!!」
ノーヴェ:右腕に内蔵したブレードを展開してます。機械化兵!
“グワイヒア”:フラッシュのように、翼に並んだ銃口が閃く!ノーヴェの攻撃の出掛かりを撃ち落とす形だ。
雨堂聖理:「……けど、名前で呼んで……」
雨堂聖理:「よ!」 さらに胴体へ連射。ただし使っているのは右手だけだ。照準はブレるが……
ノーヴェ:「ああ協力しろ!余計な事できねーよう、首だけになってなァ~!」 雨堂の言葉まで聞いていない!
ノーヴェ:「クソが!」 後退しつつ回し受けで急所への被弾を避ける。
“グワイヒア”:「面白ェじゃねーか……へ、へへ!生きる気力がよォ~~!!」
“グワイヒア”:「底なしにわいてくるぜッ!!!レネゲイドは精神の力だッ!!」
“グワイヒア”:「“アザレア”さえいりゃあ、おれは全力だ!!」
雨堂聖理:ノーヴェが後退し、弾が切れた所でショットガンを捨て、左手で用意していたヒートウィップを放つ。狙いはさっきまで攻撃していた胴体
ノーヴェ:「いま全力で死ね!」 踏み込みからの掌打、回し蹴り、手刀。
“グワイヒア”:――ギュイン!
“グワイヒア”:“グワイヒア”の両腕が半回転し、推進部を見せる。
ノーヴェ:「雨堂伏せろ!」
“グワイヒア”:ゴ   ッ
雨堂聖理:「え……っ!」
“グワイヒア”:逆噴射によって超高速で地面を滑った!炎で前方を薙ぎ払うと同時に、高速で離脱している。
ノーヴェ:自分は言いながら既に伏せている。高速離脱を可能にする推進力は、過去に何度も目撃していた。
ノーヴェ:直撃すれば火だるまだ。「あのクソガキがァ~……!」
“グワイヒア”:「……ジョルトフレア」
雨堂聖理:ヒートウィップが絡みかけていたが、当然止められる勢いではない。直撃こそしなかったが、離脱の勢いに身体を引っ張られ地面を転がる
雨堂聖理:「がはっ! この……!」
“グワイヒア”:「テメーらが探してくれるなら好都合だぜ……“アザレア”が出てきてよォ~~」
“グワイヒア”:「テメーらUGNを皆殺しにして!」
“グワイヒア”:「そこでおれが現れ、さらに皆殺しにすりゃあいいってわけだ!!」
GM:遠くから車両の走行音が聞こえてくる。増援が到着しつつある。
GM:第七支部は現在“グワイヒア”を撃退する方針ではなく、破壊と捕獲を行おうとしている。
雨堂聖理:「っふうぅ……じゃあ何……」
ノーヴェ:「オイ……"アザレア"は一体なんなんだ?テメーの言ってる通り、ただの闇討ち大好き人殺しマニアか?」
ノーヴェ:「"アザレア"の目的を答えろコラァーッ!」
“グワイヒア”:「ああ!?“ただの”ってなんだ?」
“グワイヒア”:「とんでもねェー闇討ち大好き人殺しマニアだよ!!」
雨堂聖理:「そう……結局"アザレア"の今のこと……目的も、何をしてるかも」
雨堂聖理:「分かってない……ただの"アザレア"大好きな女の子ってこと……だね?」 膝立で起き上がりつつ、懐に手を入れる
“グワイヒア”:「ああ……?なんだテメー」
“グワイヒア”:「大好きだったら悪いのかよ!ああ!?」
ノーヴェ:「逆ギレかよ」 会話が続く以上、積極的に攻撃しようとしない。増援の到着を待って一気に潰すつもりだ。
雨堂聖理:ふ、と息を漏らす 「別に。ただ、うん……そうだなー」
雨堂聖理:「罪な人って、そういう人のことを言うんだろうなあ」
“グワイヒア”:「罪!へへ!知ってるぜ!」
“グワイヒア”:「悪ってことだろうが!!!」
雨堂聖理:藤江祐介も、"グワイヒア"も。自分に気持ちを向ける存在のことなんて、何も頓着しないのだろう。
雨堂聖理:それは単に、人の感情を踏み躙る悪だという以前に、そういうものなのだろうと、なんとなく予想できる。
雨堂聖理:そうでなければ……寄せられる想いを軽視するようなものでなければ……雨堂はこのビラを手にすることもなかっただろう。
ノーヴェ:「テメーの国語の試験してるわけじゃあねーぞ"グワイヒア"」
ノーヴェ:一歩前に出る。「いいか。UGNはクソどもを倒し、この街の治安を守る」
ノーヴェ:「最後通牒だ。さっさと全武装パージして知ってる事をすべて話せ」
“グワイヒア”:「なんだァ……!?テメー」
“グワイヒア”:「テメーらが知ってることさえ話すんなら」
“グワイヒア”:「協力してやるって言ってんだろうが!歩み寄ってるってことだろうが!?ああ!?」
ノーヴェ:「俺がキレる前によォ~~」 ビキビキと額に青筋が立っている。
“グワイヒア”:「それをテメー、そういう言い方ってことはよォー!!」
“グワイヒア”:「ズタズタにバラされてえっていう意思表明だろうがァ~~~!!」
ノーヴェ:「バラされんのはテメーだって言ってンだろうがッ!」 キレた!殴りかかる!
“グワイヒア”:大きく背中を逸らし、両腕を広げる!
“グワイヒア”:“グワイヒア”に戦術不利という概念はない!増援が現れようと、構わず戦闘を継続するつもりだ――
“グワイヒア”:「ノーヴェ!てめ」
GM: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/______
GM:バチッ
GM
GM:消えた。
ノーヴェ:「――――――。」
GM:ノーヴェの眼前にいたはずの“グワイヒア”が、唐突に消失している。
雨堂聖理:バロールシンドローム知覚てきな何かで感じられますかね?
GM:現在の雨堂では、何も感じられません。
ノーヴェ:周囲を警戒する。視覚、嗅覚、《蝙蝠の耳》での聴音索敵をすべて行っている。
雨堂聖理:じゃあ警戒はノーヴェにまかせて、ヒートウィップとショットガンを回収しよう。ショットガンにはちゃんと弾を装填する
GM:ただ、何かが唐突に切り替わったような感覚。これまでの世界とは地続きだが、
GM:突然パズルのピースが組み変わったような。
ノーヴェ:「雨堂」 武器を回収している雨堂の背中をカバーしている。
ノーヴェ:「なにか妙だ。わかんねェが」
ノーヴェ:「なにもわからねえが、なにか妙だってことは分かる」
雨堂聖理:「……分かってる」
ノーヴェ:「お前、こういう直感的な問題は得意だろ。なんだ?この状況は」
雨堂聖理:「そんなことで頼りにされても……」 ちょっと苦笑
ノーヴェ:雨堂さんと背中合わせになったまま周囲を警戒している。さっき聞こえた音の近さなら、増援ももうすぐ来るはずだが……。
雨堂聖理:ただ、その実……確かに違いはするが、この現象と自分の能力は、似通っているようにも感じる
GM:車両の音は変わらず近づいている。つまり、自分たちだけが移動させられたというわけではないのだ。
雨堂聖理:(選び取られた……)
雨堂聖理:「……ん」 武器をしっかり回収し 「合流しよう。何が起こったかは分からないけど……」
ノーヴェ:「"グワイヒア"の能力じゃねえ。あいつはこんな力を持っていない……持っていたら絶対ェ、いのいちばんに、自慢げに披露してくる」
雨堂聖理:「分からないなりに、ちゃんと相談しなきゃ。"グワイヒア"がいなくなったことは間違いなさそうだし」
ノーヴェ:「チッ!しまらねえ終わり方だ!」
GM:第七支部の車両が、二人の目の前で停止する。
GM:“グワイヒア”を撃破するとなれば、ノーヴェの他にも直接戦闘に長けたオーヴァードが派遣されるのが道理だ。
成田晴史:「おい、貴様ら」
GM:すなわち、第七支部長が。
成田晴史:「状況を説明しろ」
成田晴史:「あと、死ね」
ノーヴェ:「ゲェーッ」
雨堂聖理:「ひどい!」

GM:ロイス獲得、購入が可能。
ノーヴェ:-好敵手/"グワイヒア"/○好意/敵愾心/ロイス → -好敵手/"グワイヒア"/好意/○死ね/ロイス
ノーヴェ:お前のせいでなあ~!俺はなあ!
GM:グワイヒアがいるだけで、敵から殴られ、味方から殴られる!
ノーヴェ:隣のこいつもいるし……
ノーヴェ:購入はどうしようかな。もうブルーゲイルもあるしなあ。
雨堂聖理:ロイスは特になーし。購入は
雨堂聖理:薬屋さんにいこう。ブルーゲイル!
雨堂聖理:2dx+2=>20
DoubleCross : (2R10+2[10]>=20) → 4[3,4]+2 → 6 → 失敗

雨堂聖理:オリゴ糖タブレット買ってきたよ~
雨堂聖理:頭が良くなる!
ノーヴェ:ヨーグレットにしろ!
雨堂聖理:以上です
ノーヴェ:しかしミドル戦闘に備えて応急手当キットって感じでもなくなってきたな・・w
GM:ミドル戦闘はありますよ~
ノーヴェ:あっあるんだ!
GM:次のシーンがそれだ。
ノーヴェ:じゃあ一緒に薬屋さんにいこうっと。応急手当キット。
ノーヴェ:2dx+2=>8
DoubleCross : (2R10+2[10]>=8) → 6[4,6]+2 → 8 → 成功

ノーヴェ:あぶないあぶない。なんとか買えました。
ノーヴェ:以上です。

■Middle/07

GM:そして次なるシーンは、真相開示パート。
GM:窮地に陥った雨堂ちゃんとノーヴェに、探偵役の遠里支部長が真相を教えてやるというわけだ
GM:ガネシュさんは成田支部長と同行して現場までやってきている。戦闘エージェントですからね。
ノーヴェ:暴力探偵!
雨堂聖理:ハルカさん~!
ガネシュ・カルキ:イェーッ
ノーヴェ:あっ悠ちゃんか。暴力じゃない!
遠里 悠:ほいさ
GM:全員登場やで~
ノーヴェ:オカマ探偵の真相を聞こう。登場します。
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+8(1d10->8)した(侵蝕率:76->84)
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:59->65)
ガネシュ・カルキ:1d10+79
DoubleCross : (1D10+79) → 2[2]+79 → 81

遠里 悠:1d10+99
DoubleCross : (1D10+99) → 9[9]+99 → 108

遠里 悠:おっとアガルわね
ノーヴェ:108匹悠ちゃん
雨堂聖理:オカマ~!
GM:アゲアゲ!
ガネシュ・カルキ:だってシャンク……悠ちゃん……!!侵蝕率が!!

N市 第七区画 港湾部

成田晴史:「ノーヴェ~~~ッ」
成田晴史:「死ねェ~~~~!!!」
成田晴史:ネックハンギングツリー!ノーヴェ絶体絶命!
GM:“グワイヒア”を取り逃し雨堂がこの場にいるとあっては
GM:もはやガネシュでも制止は不可能だ……!
ガネシュ・カルキ:「支部長!それはサスガに死んでしまいまス!せめて言い分ヲ聞いテ!」説得!だが耳には届かない!
ノーヴェ:「げァ~ッ!」 サイバネ体術でなんとか抜け出し、
ノーヴェ:ネックハンギングツリー返し! 「説明は!しただろうがァ~!」
成田晴史:「グオオオ~~~ッ!!」
ノーヴェ:「こいつはチャリで勝手に来たし!」
ノーヴェ:「"グワイヒア"は消えたんだよ!目の前で!」
ノーヴェ:「報告くらい聞いとけ!いや聞かなくていいから死ね!」
雨堂聖理:「そ、そうなんですよ! ホントに目の前でパッて!」
雨堂聖理:「あのままやってたらあたしとノーヴェで……ノーヴェ! 支部長が!」
ノーヴェ:「死ねェ~~ッ!」 ギチギチギチ!
成田晴史:「ンな説明をッ!!」ミシミシミシ
ノーヴェ:「あがッ!うごごーッ!」
成田晴史:肘の関節部に指を食い込ませ、強引にアクチュエーターを緩ませる!
雨堂聖理:「死にそ……死なな……ええと……」
成田晴史:「信じるわけが!!!」
成田晴史:「ねーだろ!!!!」バギャーッ!!!
成田晴史:顔面ストレート!!
成田晴史:「目の前で消えたァ!?言い訳が小学生かッ!!」
ノーヴェ:吹っ飛んで背後のコンテナに激突し、「ふふ……フフフ……!」
成田晴史:「笑ってんじゃねーッ!!」本気で助走し、腹部にサッカーボールキックを叩き込みに行く。
ノーヴェ:「そうなんだよな……俺も雨堂が同じこと言ってたら"小学生か"って言うよ……」
雨堂聖理:「あたしの扱い!」
ノーヴェ:「言うんだけどよォ~~」
ノーヴェ:「消えたんだから仕方ねーーーーだろォ~がッッ!」
ノーヴェ:カウンター逆立ち蹴り!逆に成田の顔面をシュートする!
成田晴史:「ウオーッ!!」港湾部に飛び散る血飛沫!!
ノーヴェ:「雨堂ォァー!テメーも見たよなあ!」
ノーヴェ:「なんだありゃあ!」
ノーヴェ:「説明しろガネシュ!」 無茶振り!
GM:その場にいなかったのに!
ガネシュ・カルキ:「見てタあなた達に判らないモノを、ワタシが説明できるワケがありませンよ!!」
雨堂聖理:「だからさっきから見たって言ってるじゃん! 突然消えて……何かは分かんないけど」
遠里 悠:エンジン音が聞こえる
成田晴史:バギャス!メシャーッ!
成田晴史:殴り合っている。
ガネシュ・カルキ:「クッ、駄目ダ、最早ジンジョウなテでは止まらなイ……!キヨリ!覚悟しテ!ワタシたちがナントカ直接止めるしかナイ!」
遠里 悠:白いスポーツカーが殴り合いの傍で急停止
ノーヴェ:スポーツカーには目もくれないで殴り合ってます。
雨堂聖理:「あ……」
雨堂聖理:「ゲート開けて海に放り込む……っていうのは実行5秒前でしたけど」
ガネシュ・カルキ:そんな所にお洒落なスポーツカー!
遠里 悠:バタン、急いで飛び出しドアを閉める音
雨堂聖理:「必要ないかも?」 その車の写真を事務所の中で見た!
遠里 悠:「ちょっとちょっと、何やってんの?」
成田晴史:「ああ!?」
雨堂聖理:「ハルカさん!」
ノーヴェ:「うるせェェェ~!」
成田晴史:「遠里か!?」ノーヴェの胸ぐらを掴んだまま、血まみれの顔を向ける。
ガネシュ・カルキ:「……エエ!」嬉しそう!
遠里 悠:「あー、もう。相変わらずね」
ノーヴェ:「なんの用だよベリッシマ!こっちは忙しいンだ!」
遠里 悠:「ちょっと落ち着きなさいな。゛情報”があるのよ」
成田晴史:「ああ忙しいぜ!使えねえゴミを処刑するのがなあ~~!!」
ノーヴェ:「主にこのカスをブチ殺すのがよォ~!」
遠里 悠:「まさか、11支部長が苦労して掴んだ情報を聞かずに殴り合いがしたいっていうなら勝手にしておけばいいけど」
ノーヴェ:「…………」
遠里 悠:「あーあ、急いできたのにね」
成田晴史:「……ペッ!」血を地面に吐く。
成田晴史:「そこまで言うからには、使える情報なんだろうなコラ」
成田晴史:遠里悠が『そこまで』言うことは滅多にないと知っている。
成田晴史:「支部を越えて直接来るほどか」
ノーヴェ:「よっぽど」 手を離す。
ノーヴェ:「重要な情報か……"マダム・ベリッシマ"」
遠里 悠:「私が緊急時に成田ちゃんに使えない情報を渡したことある?」
遠里 悠:「そ、重要な情報ね。あんまり多くの人間には公開したくないかなってくらいにはね」
成田晴史:「おい」ガネシュを振り返る。
成田晴史:「そいつを海に捨てろ。すぐそばだろ」
雨堂聖理:「ちょ、ちょっと待って。あたし?」 自分を指差し
遠里 悠:「あら、せっかちね。でもダメー」
成田晴史:「他に誰がいるんだよ」
雨堂聖理:「そう言われるとそうですけど!」
ガネシュ・カルキ:「……さすがにジョシで、未成年でス。海には捨てられまセン」
ガネシュ・カルキ:腹を決めた様子で、いう。こんな形とはいえ支部長に逆らうのは、ガネシュなりに決意がいるのだ
遠里 悠:「私の情報は確かに重要だけど、補足も必要なの。たとえば、そこの可愛い女の子とかね」
雨堂聖理:「……それもあたし?」
ノーヴェ:「雨堂は」
ノーヴェ:「驚くべきことに、核心に近いところまで迫ってた。捨てるなら事件が終わった後だ」
成田晴史:「……」驚いたようにノーヴェを見る。
成田晴史:「貴様」
成田晴史:「いや、いい。話は何だ、遠里」
ガネシュ・カルキ:「……ノーヴェや遠里支部長の言う通りでス。聞かせてあげテくだサイ、支部長。ケジメが必要なラ、後でワタシをお殴りヲ」
雨堂聖理:目をぱちぱちしてノーヴェと支部長を見ている。ハルカさんやガネシュさんならともかく、彼に庇われるとは思わなかった
ノーヴェ:雨堂の安全がひとまず確保されたので、腕組みしてコンテナにもたれかかってます。
遠里 悠:「そうね、このN市の地下にあるという空間の話」
遠里 悠:「本当はもっとちゃんとした所で落ち着いて話すべきなんだけど、緊急だから仕方ないわね」
遠里 悠:「周囲の警戒はよろしくね」
遠里 悠:データを表示します
ノーヴェ:「地下。“ローディーズ・ドア”でしか入れないやつだな」
遠里 悠:「“ローディーズ・ドア”がタダのドアじゃないってのは解るわよね?」
成田晴史:「“アーティファクト”だ。確か軍がアメリカかどこかから盗んだ“遺産”って話だろう」
遠里 悠:「そう一級の‟アーティファクト”」
遠里 悠:「じゃあ、そのドアでたどり着く場所がタダの地下ではないと言うお話よ」
成田晴史:「……どういうことだ」
ノーヴェ:「……その名の通り、あっちとこっちを繋ぐ扉。バロールのゲートの豪華版みたいなもんだと思ってたが」
ノーヴェ:「どういうことだ?"ただの地下じゃない"?」
ノーヴェ:質問がかぶったので眉をしかめてます。
ガネシュ・カルキ:「ドコか、特殊な場所に通じていルというコトでスか?」
遠里 悠:“ストリゴイ”の事はひとまず伏せて得た情報を開示します
遠里 悠:「そもそも、世界が違うって事。この世ならざる常世ね」
雨堂聖理:「とこよ」
成田晴史:「実際、“13番”の野郎はあの世とこの世の境目にいるみたいな奴だが」
成田晴史:「文字通りって意味か?別世界?」
遠里 悠:「そうね、私もこれを知るまでは気付けなかったんだけど」
成田晴史:「ンなバカげたこと、どこの誰ができる?バロールかオルクスのジャームか?」
遠里 悠:「言われてみると、そう思える事態に遭遇した事ってない?」
遠里 悠:「成田ちゃんレベルなら、違和感あるんじゃない。何か」
成田晴史:「……」
成田晴史:「……工場」
ノーヴェ:「工場?」
成田晴史:ぼそりと呟く。
成田晴史:「登記にない工場が、潰しても潰しても出てきやがる」
成田晴史:「逆に、昨日まであったはずの工場が道ごと消える」
ガネシュ・カルキ:「!」
成田晴史:「私もガネシュも、何度も見てきている。そういうのはな」
ガネシュ・カルキ:「確かニ……ヒユ的な意味でも、直接、物理的なイミでも……!依然調査ガ必要な、何らかの目くらましカと思っていまシタが……!」
ガネシュ・カルキ:「この世ならざル常世、別の世界に雲隠れしてイタということでスか……!?」
遠里 悠:「仮にも地区統括の支部長の目をそう何度も掻い潜れるかしら。これは別に贔屓でも自信過剰でもないわ」
遠里 悠:「単純にあり得ないのよ」
遠里 悠:ぽん、と手を合わせる
遠里 悠:「貴方たちも何か気になる事はあるんじゃない?」>ガネシュ、ノーヴェ、雨堂に対して
GM:――隠れようと思って隠れられる者は、恐らくは多くはないのだろう。
GM:今のところ、その事例はインリークォセルの闘技場や、“アケローン”の事件に留まっている。
GM:だが、世界の重なりを既に知覚して、利用する術を知っている者なら。
成田晴史:「“无号計画”……」
ガネシュ・カルキ:(「“浮動工廠”の、曲がり角に消えタ車両……!」)悠ちゃんの問いかけに、思い当たるものがあった顏!
雨堂聖理:「……さっきの"グワイヒア"だって」
ノーヴェ:「音もなく消えたな。隙間に飲み込まれたように、一瞬で」
ノーヴェ:「あのアホが"あっち"と"こっち"を自由に行き来できるタマとは思えない。たまたま裂け目に落ちたのか、向こう側から引っ張られたのかは知らんが……」
雨堂聖理:「……どっちかっていうと、向こう側から引っ張られたって感じだと思う。あたしとノーヴェは、結局無事だったし……」
雨堂聖理:(でも、その引っ張るっていうのがどうやって……ってことになるんだけど。トラック……"グワイヒア"……)
雨堂聖理:(……機械……?)
ノーヴェ:「別世界があるという話は、そう馬鹿げたものでもない。理解できる」
成田晴史:「ここだ。やはり、ここに“重なり”がある」
成田晴史:「そういうことだな。遠里」
遠里 悠:「そうね、そう推察できる事実が重なりすぎたわね」
成田晴史:「そしてそいつは……『知らなければ』認識できない現象だ。“アケローン”が向こう側から干渉してきたから、輪移湖では拠点が分かった」
成田晴史:「おい。あれだ。あれ……雨堂」
成田晴史:「ゲート開け」
雨堂聖理:「……はっ!?」
雨堂聖理:「げ。ゲートですか。どこに?」
成田晴史:「『ここ』にだ」
雨堂聖理:「『ここ』」
ノーヴェ:「やれ雨堂。ヤバそうなら構わねえ、すぐ閉じろよ」 いつの間にか隣に立っている。
雨堂聖理:……違う場所を繋げる力で、同じ場所につなげた時に、どうなるのか。
雨堂聖理:どこでもドアの表と裏のようになるか。……本当に?
雨堂聖理:《ディメンジョンゲート》使います。開く先はここ。
雨堂聖理:侵蝕率も増やしとこ。
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+2した(侵蝕率:65->67)
ノーヴェ:そして、開いたゲートを注視する。
雨堂聖理:雨堂にとって、最も使い慣れたエフェクトであり、最も信頼を寄せているエフェクトであると言っても過言ではない。展開はすぐだ。
GM:ゲートの向こうは、何も変わらない。同じ空間が広がっているように見える。

N市 ???? 港湾部

成田晴史:「行き来しているはずだ……雨堂だけじゃあない」
成田晴史:「無自覚に、互いに、このN市に住んでいる連中は、誰でも」
成田晴史:「『行ったことがある』」
ノーヴェ:「別世界に? 一度の矛盾も起こさずに、か?」
ガネシュ・カルキ:ノーヴェの動きを確認して、自分も移動する。成田支部長の力なら、異常があっても対処可能だろう。遠里支部長のカバーに入れる位置へ
成田晴史:「矛盾を矛盾として脳が理解しない。平面上のGPSに『高さ』の変化が映らないように」
成田晴史:「そういうことでいいんだな。遠里」
遠里 悠:「そうね。解りやすく言うなら、別世界と言うよりはもう一つある同じ世界って感じだし」
ノーヴェ:「……なるほど。だから生えてくる工場も、こっち側のものとなんら変わらない。見分けもつかんか」
遠里 悠:「違いを認識できないから違和感にも気付けないわね。決定的な矛盾にでも出会わない限りは」
遠里 悠:「高難度の間違い探しよ」
遠里 悠:「探す気が無ければ違いなんて見つけられないわ」
ガネシュ・カルキ:「この街に、そんなモノが潜んでいたとハ……!」
GM:そして、移動した全員は目撃する。
GM:遠く、コンテナが立ち並ぶ世界の向こうに
GM:凄まじく巨大な、タンカーのような影がある。
“グワイヒア”:「ハハハハハ――ッ!!!」ドガガガガ!!ガガガガガガ!!
GM:巨大な船と戦闘しているのは、“グワイヒア”だ。
GM:彼女は先にこの空間に巻き込まれていた。
ノーヴェ:「いやがった。仮説が当たったな」
ノーヴェ:「だが、なんだありゃ? タンカー?」
雨堂聖理:「……え、戦ってるの? え?」
ガネシュ・カルキ:「カノジョがここにいたとして、大人しくしてるとは思いませンでしたが……」「思ったトオリというのもナンですね、ウウーン……」
嶋倉則夫:「……少し早かったが」
嶋倉則夫:「自力で気付いてくれたか」
ノーヴェ:「!」
嶋倉則夫:ゆらりと、倉庫の中から少年のような姿が現れる。
ノーヴェ:「誰だテメェ!」
ガネシュ・カルキ:声に鋭い動きで反応する
雨堂聖理:反射的にショットガンを向ける
嶋倉則夫:「UGN……」遠里に目を向ける。
遠里 悠:「その、喋り方」
嶋倉則夫:「君とは出会ったことがある。“无号計画”の嶋倉だ」
遠里 悠:「まさかって感じ、若作りだとは思ってたけれど。随分と可愛い姿ね」
ガネシュ・カルキ:「ナニモノでスか」「……!」
ガネシュ・カルキ:「ナンですって」資料とあまりに違う姿だ
ノーヴェ:「おいおいおい。報告書にあった嶋倉はオッサンだったぞ」
嶋倉則夫:「ああ、これは……確かに、多少は人体の機能から逸脱しては、いるが」
嶋倉則夫:ごきりと首を曲げる。
遠里 悠:「あの時の姿だって実年齢とは逸脱していたわけだし」
嶋倉則夫:「――本質的には同様の働きではあるんだ。研究を継続するためには……」
嶋倉則夫:「ぼくたちは自分自身に、ある程度、必要な処置を施している。多かれ少なかれ」
嶋倉則夫:「誰もが成塚のように不老不死の体ではないわけだからね」
遠里 悠:「本当に嫌になっちゃう、そんなに安易にアンチエイジングしちゃって」
遠里 悠:「で、たどり着いたご褒美は何かあるのかしら?協力してほしいって話は継続中ならだけど」
ノーヴェ:「オメーの目的はなんなんだよ。嶋倉」
ノーヴェ:「UGNに協力すると言って死んだかと思えば、まるでこっちでずっと待ってたような口ぶりだ」
嶋倉則夫:「死んだ?」
嶋倉則夫:「ああ、それは……その機能しかなかったなら、そう見えたかもしれない。申し訳ない」
嶋倉則夫:――バシュ!!
嶋倉則夫:頭部の中から、大量の蝿の大群が湧く。
ノーヴェ:「あァ……?」  「!」
雨堂聖理:「ひゃい!」 後ずさる
嶋倉則夫:「し、神経は、網のように、構造を」
嶋倉則夫:「構造を……形成し、して。それが、思考になる」
嶋倉則夫:「し、思考の、ぶ、分割、統合。……投与」
ガネシュ・カルキ:「! コレハ……!」あの日工場で目撃した、蝿の大群が思い起こされる
雨堂聖理:「……や、やっぱり虫はこの人なんだ。嶋倉さん……」
嶋倉則夫:ドサッ
嶋倉則夫:少年の肉体はその場に崩れ落ちる。
ノーヴェ:「おい!?」
嶋倉則夫:「……つまり、ぼくが死んだというわけではない。『こちら』で研究を継続していた……と」
嶋倉則夫:次の肉体。工員の影が新たに出現する。
遠里 悠:「若返りの研究ってわけでも無さそうよね」
嶋倉則夫:「だが、完成まできみたちをこちらに招き入れるつもりはなかった。きみたちが戻っていけなくなる危険性があった……」
嶋倉則夫:「ぼくが能動的にこちらに入れたのは、『敵』だけだよ」
嶋倉則夫:“グワイヒア”を振り返る。
嶋倉則夫:「戦闘行動を認識したので、こちらが引き受させてもらった。もうすぐ始末できる」
ガネシュ・カルキ:「ムシの大群で思考のネットワークを形成していたのカ。そして、その工員……ナルほど」
ガネシュ・カルキ:あの時工場で目撃したことについての疑問点が、繋がった
成田晴史:「“浮動工廠”」
成田晴史:「“浮動工廠”ってのは何だ。工員どもをどうした」
成田晴史:「部品は何に使った」
ガネシュ・カルキ:「しかし、ハイ。その通りデス。元々工場にいた人々は、どうされたのでスか」
ノーヴェ:「おいガネシュ……ベリッシマ!説明しろよ!」
ノーヴェ:「なんだこのハエ野郎は~~! マジで信じんのか?」
嶋倉則夫:「“浮動工廠”は、君たちに今見えている、あれだ。“无号計画”でも“葦船”という兵器が設計されていた……」
嶋倉則夫:「現世と常世を行き来する兵器。“ローディーズ・ドア”を量産化した……船だ」
嶋倉則夫:「その船上の工廠で、兵器を製造している……」
雨堂聖理:「船……!」
嶋倉則夫:「“神”に対抗する兵器を、今」
ガネシュ・カルキ:「ノーヴェ、ワタシと支部長は、工場でこのヨウな形で飛散する蝿の大群を目撃シタ」
ガネシュ・カルキ:「報告にアッタ嶋倉サンも、脳幹に蝿の痕跡がアッタ。事実と今目撃してるコトを併せて考えれバ、その能力に疑いはありまセン」
成田晴史:「ああ。つまりハッキリしていることがある」
成田晴史:「こいつは人殺しのクソ野郎だってことだ」
雨堂聖理:「……」 成田さんの言葉に小さく頷く
ガネシュ・カルキ:「そのトオリ。残念ながラ」まとう緊張感が針のように鋭くなる
ノーヴェ:「で、その神殺し兵器の材料は人間か? ずいぶん面白い兵器だな、おい」
遠里 悠:「神様を殺す兵器を作りたかった、最初はそれだけなのかもしれないわ。でも、目的の為に何かを見失ってしまった人を」
遠里 悠:「私達UGNはジャームと呼ぶ」
遠里 悠:「弁解の余地はあるかしら?」
嶋倉則夫:「弁解?ジャームという意味が理解できない」
嶋倉則夫:「何か……ぼくの手法に問題があったのなら謝ろう。しかし目的は当然、一致するはずだ」
嶋倉則夫:「“神”は解き放たれてしまった。何もせずにいていいはずがない」
嶋倉則夫:「この市には幸い、少なくない人口がいる。全ての資源を注ぎ込み、“神”の指先の一本にでも損傷を与えられたなら……」
嶋倉則夫:「……島一つ程度は、人類の生息圏をこの世界に残すことができるかもしれない」
雨堂聖理:「……勝手にそんなこと言って!」
雨堂聖理:「しょ、正直……違う世界とか、神とか、すごいなーって感じで……全然わかってないけど」
雨堂聖理:「……でもそれが、人の命を勝手に取って良い理由になるわけないじゃない」
雨堂聖理:「どんなに理由があっても、勝手に人の命を取ったりしないでよ。その人にだって絶対、家族がいて友達がいて……」
雨堂聖理:「その人がいなくなって欲しくなかった人がいるはずなんだよ」
雨堂聖理:「だからそのさ、神? っていうのがすごく危険なら、UGNとちゃんと話して……そういうことの必要ない方法を考えるのじゃ、ダメなのかな……?」
嶋倉則夫:「話す。確かに、これからはそうする必要があるかもしれない」
嶋倉則夫:「だが、ぼくの計画は目処が立っている。“格子状心臓”はすでに手に入れた」
ノーヴェ:「ねェよ」
ノーヴェ:機械化兵のスピード! いつの間にか嶋倉の後ろに立ち、
ノーヴェ:大上段回し蹴り。首から上を蹴り飛ばす。
ノーヴェ:ガネシュの方へサッカーボールのように。「ガネシュ!」
嶋倉則夫:「入手にやや手間取ったが――」ボシュ!!
嶋倉則夫:一撃で首は千切れ飛び、反対側の建物にまで飛ぶ。
ガネシュ・カルキ:「エエ」それだけ、応える
ノーヴェ:蹴りの勢いのままもう一回転。ブレードを展開し、残った胴体もなます切りにしている。
ガネシュ・カルキ:腰のホルダーに、グルカナイフを収める。その動きだけだった。既に小脳、間脳、中脳、脳幹。頭部の部位は全て寸断、破壊されている
ガネシュ・カルキ:そのまま、脳としての機能を全て失った頭部は、反対側の壁へ激突した
GM:刹那の連撃。今回は脳内の蝿の一匹すら逃してはいない。
ノーヴェ:「"これから"とかはねェんだよ」
ノーヴェ:「ただの一つも例外はねェ。道を外れたジャームは、駆除だ」
雨堂聖理:「の、ノーヴェ……!」
成田晴史:「“工廠”に踏み込むぞ」二人の殺戮劇を見ることもない。当然のことだからだ。
成田晴史:「私が先行して外の火器を制圧する」
雨堂聖理:「……い」
成田晴史:「中に押し入って、嶋倉の本体を殺れ。奴の言う“兵器”に接触すりゃあ自分から出てくる」先に駆け出していく。
ガネシュ・カルキ:「ハイ」支部長の指示に従い、工場へ向かう。(「……スミマセン、キヨリへのフォローはお願いします、遠里支部長……」)
雨堂聖理:「今格子状心臓って言った……格子状心臓って言ったのに!」
遠里 悠:「聖理ちゃん!」
遠里 悠:肩を掴む
雨堂聖理:「人の話を聞かないでこんな……ハルカさん?」
雨堂聖理:「……本体」
遠里 悠:「間違えてはダメよ」
遠里 悠:「心配する相手を間違えちゃダメ」
雨堂聖理:「……心配する相手……」
遠里 悠:「今は急がないともっと人が死ぬわ」
遠里 悠:「成田ちゃんはそれを解ってる、ノーヴェちゃんもガネシュちゃんもね」
雨堂聖理:「…………」
遠里 悠:「話せる相手と話が通じない相手がいる」
雨堂聖理:「……はい。ご、ごめんなさい。ちょっと動揺しちゃって」
遠里 悠:「いいのよ、その気持ち。大事よ」
雨堂聖理:「大丈夫です、分かってる……分かってます。あの人は助けを求めてきたけど……敵」
遠里 悠:「できれば、人であった時にお話ししたかったわ、私も」
ノーヴェ:「いいよベリッシマ。好きなだけ騒がせておけ」
ノーヴェ:「さっきの戦いで分かった。そいつが冷静に行動してると、凄まじく気持ち悪ィ」
ノーヴェ:「そうやって騒いでてくれたほうが落ち着く」
雨堂聖理:「なにノーヴェそれ!」
ノーヴェ:「気持ちわりィーんだよ!雨堂のくせにプロの殺し屋みてーなムーブしてんじゃねェ!」
GM:――カッ!
GM:空で、ひときわ巨大な爆炎が広がる。
GM:小さな影が吹き飛ばされて、落ちてくる。
“グワイヒア”:ガシャ!
“グワイヒア”:「へへ!ちくしょうが~~!図体だけでよ!」
雨堂聖理:「わっ、"グワイヒア"まで……!」
ノーヴェ:「お前はビラ配ってろ。あとは俺たちでやる」 "グワイヒア"の方を向く。
雨堂聖理:「……何それ。ここまで来てハブるのアリ?」
“グワイヒア”:「全然効いてねーよ!!ガラクタ野郎が!!」遠くの“浮動工廠”に向かって吠えている。
ガネシュ・カルキ:「フゥ。アナタもタフですねェ」いつもと変わらないグワイヒアの様子に思わず吹き出しそうになるが、抑えた
“グワイヒア”:「あ?ノーヴェ、オイ」
“グワイヒア”:「逃げたんじゃねーのかよ!!」
ノーヴェ:「逃げたのはテメェェーだろうがボケッ!」
ノーヴェ:「あの船に用がある。ジャマすんなよ"グワイヒア"……ジャマしたら殺す」
“グワイヒア”:「それとも、おれに“アザレア”の居場所吐く気になったのかよ!?」
“グワイヒア”:「“アザレア”!」
“グワイヒア”:「どこだよ!なあ!」
ノーヴェ:「うるせぇエ~~~ッ!今はテメーと遊んでる暇はねーんだよ!」
“グワイヒア”:「“マナスヴィン”!テメーは知ってんだろ!?」
“グワイヒア”:「頭いいからな!知ってんだぞ、テメーが頭いいの!!」
“グワイヒア”:ガネシュの方に詰め寄る。
ノーヴェ:「ただのアホだ!無視しろガネシュ!」
ノーヴェ:「無視でいい無視!」
ノーヴェ:「暴れさせておけばデコイくらいにはなる!」
ガネシュ・カルキ:「グワイヒア。今回ばかりは黙って大人しくシテしてくだサイ。アナタに構っている余裕はナイ」
ガネシュ・カルキ:「ワタシを評価してくれているようデスが、買い被りデスよ。“アザレア”の行方は、ワタシも知りまセン」
GM:三人が会話をしている間、
GM:雨堂が見つけたものがあります。“浮動工廠”へと続く方向ではない……入り組んだ倉庫の、影。
GM:地面に横たわっているものがある。
ガネシュ・カルキ:それだけ言って、ノーヴェと工廠へ向かおうとする。そこへ!
雨堂聖理:(『……"格子状心臓"はすでに手に入れた』『入手にやや手間取ったが』)
雨堂聖理:(港湾部で姿を消した"アザレア"。姿を消した泉透乃。消えた格子の白い結晶)
雨堂聖理:静かに歩み寄り、それを確かめる。
泉透乃:泉透乃だ。
泉透乃:死んでいる。腹を食い破られ、リザレクトすらもはや働いていない。
雨堂聖理:顔をしかめる。それがもはや、無辜の個人でないことは頭では理解しているが、それでもこの無残な死に様は。
雨堂聖理:そして何より、彼が探してやまなかった写真の女性の亡骸であるという事実が。
GM:嶋倉技術少尉は、“格子状心臓”を探していた。それは、藤江祐介の所有していた石であった。
GM:偶然に手に入れてしまえるほどに、この市において、ありふれた。
GM:嶋倉は一度は藤江の付近にまで追跡の手を伸ばしていた。だが、それは……引き出しにしまわれていただけの石は
GM:何故か、『可能性なし』として記録されていた。
雨堂聖理:(……それは)
雨堂聖理:("アザレア"が使うための、最後の抵抗だった? それとも……)
雨堂聖理:「……」 しばらく死体を見下ろしていたが、傍らに屈み込む
雨堂聖理:何か身につけてるアクセサリーを一つ拝借しましょう。後で必要になる
泉透乃:左手の指に指輪があります。
泉透乃:それは、宝飾店で購入できるような美しい宝石ではなく
泉透乃:白い、ただの石を綺麗に磨いて、石としてはめ込んだような。
雨堂聖理:ならそれだ。それ以外にない。抜いて、自分のハンカチで包んで、ポケットに入れます
GM:この場に残る四人も、雨堂が途中で足を止めていることに気付く。
遠里 悠:「大丈夫?」
雨堂聖理:「……大丈夫です。いや、大丈夫じゃないかもしれないけど……」
“グワイヒア”:「おいテメー!」
“グワイヒア”:「テメーは持ってたよな!“アザレア”の写真をよ!!」
“グワイヒア”:「知ってんだろうが!!」
雨堂聖理:「え。うん……まだあるよ」 原本よりだいぶ画素が荒い
ノーヴェ:「無視しろ雨堂!そいつにエサをやるな!」
“グワイヒア”:「おい、なんだそいつ!」雨堂の後ろを見咎める。
雨堂聖理:「あー」
雨堂聖理:「……」 ちょっと悩む。確かに相手はFH。ほとんど殺す気で戦った相手でもある。気の毒な気分ではあるが……
雨堂聖理:多分その悩んでいるうちに自分で確認しちゃうようなヤツだろう
“グワイヒア”:「……………」
“グワイヒア”:「……エホッ!」咳き込む。
“グワイヒア”:「な、何」
“グワイヒア”:「え?なんだ。なんでだよ」
ノーヴェ:「"行方不明の泉さん"か」 雨堂の近くまで歩いてきた。
雨堂聖理:「そういうこと。うん……結果が結果だから」
“グワイヒア”:「だ、だ、騙してんのか、テメー!!そんな、そんな手を、おれが食うかよォー!!!」雨堂に向かって叫ぶ。
雨堂聖理:「死体だけでも残ってたって、喜ぶべきなのかもしれないけど」
“グワイヒア”:「騙してんだよなァ!?」
“グワイヒア”:「誤魔化したって分かるんだよ!!!」
雨堂聖理:「……落ち着いて、"グワイヒア"。あたしにそんな能力ないし……」
ノーヴェ:「お前いま一瞬悩んだだろ。このアホのことを気遣って……」 雨堂に呆れた目を向けている。
雨堂聖理:話しつつ、相手の激高を肌で感じる。先程の戦闘時、感情の昂揚と共に出力が上がったのを見ている
“グワイヒア”:「ノ、ノーヴェ」動転して、ノーヴェにすら話しかける。
“グワイヒア”:「なんでだ。なんで死んでる」
ノーヴェ:「こういうやつだ。もし次があったら、気遣いなんぞするなよ」
“グワイヒア”:「“アザレア”だぞ。無敵なんだ」
ノーヴェ:「なら、無敵じゃなかったんだろ」
雨堂聖理:「分かってるけど……」 "グワイヒア"は敵でありFHであり、しかし同時に"アザレア"を探し、再会を願っていた
雨堂聖理:その願いが叶わなくなるという事実を伝えるのは、躊躇われた。それはきっと、泉透乃を求めていた藤江祐介を間近で見ていたことにも影響している。
ノーヴェ:「戦場にいりゃあ、いつかは死ぬ。そのいつかが今だったンだろ」
“グワイヒア”:「そんな、そんなわけねェェ……」
ガネシュ・カルキ:「…………」沈痛な面持ち。泉さんであることは察した。“アザレア”の疑いがあることも知っている。だが、掛ける言葉がない。痛ましい
“グワイヒア”:「理由、し、知ってんのか。テメーよォーッ!!」雨堂に噛みつかんばかりの勢いだ。
ノーヴェ:「雨堂!おまえ、泉を探してあっちこっち行ってたんだろ!このアホを納得させてやれよ!」
ノーヴェ:本来なら蹴りの一発でも叩き込んで、さっさと工廠へ向かうところだが
ノーヴェ:これからの行動を考えると、グワイヒアをパニくったまま放置したくない!
雨堂聖理:「……そんなの」 視線を落とす。理由。納得のいく理由。納得? 求めていた、大切なものを永遠に失う理由に、納得できることなんてあるのか?
雨堂聖理:……ない。それは、雨堂もよく知っている。「…………」
“グワイヒア”:「だ、黙ってんじゃねえよ……」
雨堂聖理:顔を上げ、"グワイヒア"を見る 「……仇を討ちたいっていうなら」
“グワイヒア”:「殺すぞ。本当に、殺すぞ」
ガネシュ・カルキ:キヨリに声を掛けて工廠へ向かおうとするが、こちらもノーヴェの様子を察して言葉を引っ込める。
ガネシュ・カルキ:そう、グワイヒアの動きが予測不能のまま放っておきたくはない!キヨリちゃんだけに遺体とグワイヒア両方任せるわけにもいかない!
雨堂聖理:「戦う相手はいる。さっきまであなたが戦っていた相手。あたしたちがこれから倒す敵でもある」
“グワイヒア”:「違う。おれ、おれは、“アザレア”がいない、生きていないのに」
“グワイヒア”:「どうやって戦えっていうんだ。おれは、だって」
“グワイヒア”:「“アザレア”がいなくなってから、ゴミみたいな兵器だったんだ!!」
“グワイヒア”:「ふざけんな。四年も、四年も……四年も!!」
“グワイヒア”:憎悪の叫びを、今はノーヴェでも雨堂でもなく、
“グワイヒア”:“アザレア”の死体へと向けている。
雨堂聖理:「"アザレア"はもういない! そっちが自分をそうだって言うなら、"グワイヒア"、そう、もうずっとゴミみたいな兵器になるの」
“グワイヒア”:「あ、あんたは、最強だったはずだろォォ!!?」
“グワイヒア”:「強くて!悪くて!おれと違って、綺麗で……!!!」
雨堂聖理:「大切なものも拠り所も無くして、どうしようもないって言うなら、本当にずっとそのまま!」
“グワイヒア”:――グシャア!!!
“グワイヒア”:恐るべき速力で射出された機械爪が、雨堂を吹き飛ばす!
“グワイヒア”:「うるせェ――んだよ!!!!」
雨堂聖理:予期していた。吹き飛ばされながらも受け身を取る。
“グワイヒア”:「うるせええええええんだよ!!!どうしようもなかったら、ああ!?どうするってんだよ!?」
“グワイヒア”:「テメェーらがおれをブッ壊すってのか!?」
“グワイヒア”:「死ぬほど笑えるぜ!!!!」
雨堂聖理:「……怒った」
“グワイヒア”:全身のフィンが展開し、さらに赤熱化していく。
ノーヴェ:ふっとばされた先に待機してます。受け身をとった雨堂をキャッチし、勢いを殺す。
“グワイヒア”:「どいつも」
“グワイヒア”:「こいつも」
“グワイヒア”:「勝手に幸せになりやがって!!!!」
ノーヴェ:「おい雨堂……まさかお前」
ノーヴェ:「あいつも助けたいとか言い出さないよな」
雨堂聖理:ちらっとノーヴェを見て 「……最初からそのつもりだけど?」
雨堂聖理:「あたしもオーヴァードになった時、ものすごく……怒った。それで、最初の一歩を進めた」
雨堂聖理:「そこから先が、嫌になるくらい長かったけど。……でも。どうしようもなくて、何もかも行き詰まっちゃった時」
雨堂聖理:「それは前進する力になってくれる」
雨堂聖理:「……かもね」
ノーヴェ:「この人助けチャンピオン様はよぉ~~」
ノーヴェ:「……まあいい。俺もこいつとは長い付き合いだし、放っておくのもな」
ノーヴェ:「悔いの残らねえようにやれ」 バーの時と同じように、雨堂さんの頭をわしゃわしゃする。
ノーヴェ:「手助けくらいはしてやる」
遠里 悠:「あら、優しいじゃない」
遠里 悠:「良いわよ、そういうの」
ノーヴェ:「あんたとの約束だからな。今後十一支部長の協力が取り付けられないのも、困る」
ガネシュ・カルキ:「遠里支部長は初めて見まスか?ノーヴェは普段からこれくらいは優しいでスよ」すっと脇に立ち
遠里 悠:「ふふ、ガネシュちゃんがいうならそうなんでしょうね。貴方たちホントの家族みたいだわ」
雨堂聖理:「本当はストレートに協力できればよかったんだけどね!」 頭を撫でられ、首を振りつつショットガンを構える
ノーヴェ:「優しくねェ~~~よ!ただの気まぐれだ!」
ノーヴェ:「……気が変わる前にやる!」
“グワイヒア”:「死ね!!」
“グワイヒア”:「全員死ね!!!全員!!!」
“グワイヒア”:「テメーらも!“アザレア”も!!何もかも、嫌いだ!!!ブチ殺してやる!!!」

GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:というところで本日は終了。明日に続きましょう。
雨堂聖理:ウス! お疲れ様です!
遠里 悠:はい、お疲れ様です
ガネシュ・カルキ:お疲れ様です!

■第1ラウンド

 グワイヒア[11]

    5m

雨堂[9] ノーヴェ[6]
ガネシュ[7] 遠里[8]
従者A[24] 従者B[24]
従者C[24] 従者D[24]
GM:あまりにも多勢に無勢感
遠里 悠:従者はCまでの3です~
GM:ほんとだ
GM:何故か増えた従者D
GM:見えないところでノインテーターくんと相打ちになったんだろうな
ノーヴェ:従者増殖バグ
ガネシュ・カルキ:ノインテーターッ!!
雨堂聖理:ノインテーターくん……
 グワイヒア[11]

    5m

雨堂[9] ノーヴェ[6]
ガネシュ[7] 遠里[8]
従者A[24] 従者B[24]
   従者C[24]
GM:ということでラウンド1。従者のみんなからセットアップをどうぞ。
遠里 悠:あ 遠里の持物のナックルダスター3個を従者にそれぞれわたしていたことにしていて良いでしょうか
GM:しょうがないなあのび太くんは
GM:良いとしましょう
遠里 悠:ありがとうどらえもーん
遠里 悠:セットアップは従者それぞれありません
“グワイヒア”:グワイヒアもセットアップは何もなし。
GM:雨堂、遠里(本体)、ガネシュ、ノーヴェの順で宣言をどうぞ。
雨堂聖理:ない!
遠里 悠:ありません
ガネシュ・カルキ:ないっす!
ノーヴェ:なしです。
GM:セットアップゼロパーティー
GM:では最初の手番は従者3体。どうしますか
ノーヴェ:寂しいセットアップ……
従者A:マイナーで右方向に20mほど移動し
従者A:主動作で射撃 使用武器はボルトアクションライフル
GM:おお、攻撃を
従者A:対象は当然グワイヒア
従者A:11dx
DoubleCross : (11R10[10]) → 8[1,1,2,4,5,5,5,6,6,7,8] → 8

従者A:寂しい達成値ですが こんなものでしょう
GM:移動にマイナー使ってるから達成値+効果はなしか
 グワイヒア[11]

    5m

雨堂[9] ノーヴェ[6]
ガネシュ[7] 遠里[8]  10m  従者A[24]
従者B[24] 従者C[24]
“グワイヒア”:リアクションは不能。暴走状態です。
ガネシュ・カルキ:グワイヒアチャン……
遠里 悠:力の法則を使用します
遠里 悠:ダメージに+5D10
遠里 悠:浸蝕+4で112
雨堂聖理:オカマ……!
従者A:6d10+8
DoubleCross : (6D10+8) → 28[1,6,5,7,2,7]+8 → 36

ガネシュ・カルキ:いきなり力の法則だーっ!1ラウンド1回なんだよね法則。つよい……
“グワイヒア”:《拒絶領域》でダメージは-15されます。さらに装甲で軽減!
“グワイヒア”:0にはできなかったがだいぶ減衰
従者B:続けて従者Bが左に20m移動し主動作で射撃
           グワイヒア[11]

              5m

          雨堂[9] ノーヴェ[6]
従者B[24]  20m  ガネシュ[7] 遠里[8]  10m  従者A[24]
             従者C[24]
従者B:11dx
DoubleCross : (11R10[10]) → 10[1,2,2,3,5,6,7,7,7,9,10]+4[4] → 14

“グワイヒア”:暴走なのでそのままダメージを出して結構
従者B:2d10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 15[8,7]+8 → 23

“グワイヒア”:それは完全に弾く!ダメージは0です。
雨堂聖理:かたい
ガネシュ・カルキ:装甲、結構厚いな……!
従者C:従者Cは待機します
GM:攻撃演出などどうぞ。
遠里 悠:素早く電子端末を操作すると
遠里 悠:空間にザリザリ電子ノイズが走る
遠里 悠:空間の歪がグワイヒアを取り囲むように移動する
“グワイヒア”:「アアアアアアアアアッ!!!!」
“グワイヒア”:「クロォォォ――ッバレット!!!!」
“グワイヒア”:両腕の機械腕を高速射出!攻撃行動に移ろうとするが……!
遠里 悠:遠里悠の能力は領域にアクセスして
遠里 悠:その情報を読み取ったり書き換える事が出来る
遠里 悠:「戦いは得意じゃないんだけど、一応は支部長だしね」
遠里 悠:購入の履歴さえあれば領域内に武器のデータさえ転送できる
遠里 悠:空間の歪から銃弾がグワイヒアを狙って発射される
“グワイヒア”:「ギィィィグッ!!!」ギャリリリリリリリ!!!
“グワイヒア”:排気熱に溶解しながらも、弾丸が“グワイヒア”の装甲に食い込んでいく。
“グワイヒア”:「クソ、クソが!!!」
遠里 悠:攻撃中もキーボードを操作し領域データを書き換えていく
“グワイヒア”:「クソッタレがよォォォォ!!!」
遠里 悠:「そのダメージも上乗せさせてもらうわ」
遠里 悠:銃弾が爆発し装甲を抉る
“グワイヒア”:ドバン!!!
“グワイヒア”:肩部で爆発!小柄な体は回転しながら倒れる。
遠里 悠:「さ、続けましょう。暴れん坊さんが早く落ち着けるようにね」
           グワイヒア[11]

              5m

          雨堂[9] ノーヴェ[6]
従者B[24]  20m  ガネシュ[7] 遠里[8]  10m  従者A[24]
             従者C[24]
“グワイヒア”:手番はグワイヒア。
“グワイヒア”:マイナーはなし。
“グワイヒア”:《コンセントレイト:ブラックドッグ》《アームズリンク》《瞬速の刃》《クレイジードライブ》。
“グワイヒア”:PC4人+従者のエンゲージを狙います……インプラントミサイルで!!
雨堂聖理:ヒャー
ガネシュ・カルキ:ミサイルだー
“グワイヒア”:16dx7+2
DoubleCross : (16R10+2[7]) → 10[1,1,1,1,2,3,4,6,6,7,7,7,8,8,10,10]+10[1,3,4,5,5,6,10]+4[4]+2 → 26

ノーヴェ:クレイジー!
雨堂聖理:ドッジしていくしかない
雨堂聖理:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 9[4,9] → 9

雨堂聖理:ウーン、あと3倍……
ノーヴェ:うーむ、装甲もあるしなー。ガードします。
遠里 悠:難しいけどドッジしてみよう
遠里 悠:1dx+1>=26
DoubleCross : (1R10+1[10]>=26) → 10[10]+10[10]+9[9]+1 → 30 → 成功

遠里 悠:ははッ
ノーヴェ:www
雨堂聖理:えっ
遠里 悠:おかしいわw
GM:ええええ!?
ガネシュ・カルキ:ええーっ
GM:これが第十一支部長……!!
ノーヴェ:これが購入履歴の力
遠里 悠:これならガード用に残した従者も攻撃させておけばよかったw
雨堂聖理:領域の……攻撃情報を……書き換えたァーッ!?
GM:従者チャンはどうしますか?
遠里 悠:ドッジするしかないですねw結果はカバーした時と変わらないかもw
従者C:11dx>=26
DoubleCross : (11R10[10]>=26) → 10[2,2,4,4,4,5,5,7,8,9,10]+7[7] → 17 → 失敗

ノーヴェ:従者もよければいいんだぜ!
従者C:ダメーw
GM:従者も随分出目がいいが
GM:もうめちゃくちゃカッコいい演出で回避してOK
ガネシュ・カルキ:従者ーッ
雨堂聖理:ちなみにそういうガネシュさんは……
GM:ハッ
GM:そういえば振ってないですね
ガネシュ・カルキ:避けて行こう。クレイジードライブ入ってるならガードしてもまずいかもだ……!
ガネシュ・カルキ:ごめんね!
ガネシュ・カルキ:5dx>=26
DoubleCross : (5R10[10]>=26) → 9[6,7,7,9,9] → 9 → 失敗

ガネシュ・カルキ:ダメだず!
“グワイヒア”:3d10+28 装甲、ガード有効
DoubleCross : (3D10+28) → 16[10,2,4]+28 → 44

雨堂聖理:で、そのダメージは当然死にます!
ノーヴェ:ボディアーマーとアームブレードのガード値で11軽減。
ガネシュ・カルキ:グワーッ!死!
ノーヴェ:33ダメージくらって、HP5残ってます。
雨堂聖理:タフネス!
ガネシュ・カルキ:実験体で肉体を伸ばしてるノーヴェくんはそこが強い
ノーヴェ:お前たちとは筋肉が違うのだ!
“グワイヒア”:「死ィィィ、いィィッ、ねェェェェ!!!!」
“グワイヒア”:――ガギン!!
“グワイヒア”:目視不可能な速度で機械爪が飛来!全員を巻き込むように斬撃する。
“グワイヒア”:ガギン!!!
“グワイヒア”:畳み掛けるようにもう一方の機械腕が。
“グワイヒア”:ガギン!!ガギン!!!
“グワイヒア”:止まらない!!
“グワイヒア”:ガ!!!ガガガガガガガガガガ!!
“グワイヒア”:「死ね!!!!死ね!!!!」
“グワイヒア”:「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!!」
ガネシュ・カルキ:姿勢を低く、体勢を半身に。躱しきれない。一度は死の淵をくぐる必要があるか。ナイフを握る利き手を庇う。ここだけ無事であればいい
ガネシュ・カルキ:リザレクトーっ
ガネシュ・カルキ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

雨堂聖理:一撃を避け、ニ撃目を受け、全てを凌ぐのは不可能と悟る。せめて攻撃を受けながら、嵐のような連撃の外へ
雨堂聖理:1d10 リザレクト
DoubleCross : (1D10) → 5

雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+5した(侵蝕率:67->72)
雨堂聖理:(どんなに早くても、攻撃は二方向からしか来ない……!) 身を低く、目で片方の腕を、耳で片方の腕を捕捉しながら傷を再生させていく
遠里 悠:「ダメージをデコイに誘導、遮断させてもらうわ」
遠里 悠:遠里の周囲の爆風が手元の端末に吸い込まれていく
遠里 悠:端末がクラッシュ
ノーヴェ:何度も見た攻撃だ。当たってもいい箇所を犠牲に、致命傷だけは避けるように動く。
ノーヴェ:「調子」
ノーヴェ:「こいてンじゃねーぞクソグワイヒアァ!」
遠里 悠:「相当に頭に血が上ってるわね」
“グワイヒア”:「ああ、ああああッ……!」ガギン!ギン!!
“グワイヒア”:両腕が再び接続される。
“グワイヒア”:「“アザレア”、くそォァァ~~ッ!!!!」
GM:手番は行動値9!雨堂ちゃん!
雨堂聖理:ちょっと待機させてください……! 侵蝕率が低くてマトモに打点が出ない
雨堂聖理:二人の攻撃の様子を見て決めます
GM:ジェネシフトしちゃえばいいのに
ノーヴェ:ジェネジェネ~
雨堂聖理:そこも含めてですね
ガネシュ・カルキ:安定体の思わぬ弊害……!
GM:では手番は超絶回避の遠里支部長
ノーヴェ:いけ悠ちゃん!今のあなたなら指先ひとつでグワイヒアを爆発四散させられる!
遠里 悠:力の法則使っちゃったので本体では打点だせないかなーw
GM:《拒絶領域》を忘れずに!常時15点減衰だぞ
遠里 悠:と言う事でマイナーで後方へ10m移動 エンゲージを切ります
遠里 悠:メジャーで隠密を行います
           グワイヒア[11]

              5m

          雨堂[9] ノーヴェ[6]
従者B[24]  20m    ガネシュ[7]    10m  従者A[24]

              10m

            (隠)遠里[8]
遠里 悠:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[3,4,10]+2[2] → 12

遠里 悠:達成値+12
GM:やるなあ
ガネシュ・カルキ:おおー
遠里 悠:まあ あんまり意味ないんですけどね
遠里 悠:領域を書き換えテクスチャを展開
遠里 悠:以上です
GM:手番はガネシュさん!行動値7!
ガネシュ・カルキ:了解!
ノーヴェ:二人とも攻撃しないままガネシュさんの手番になってしまったw
遠里 悠:私は攻撃したわようw
GM:攻撃しても無駄なら攻撃しないほうがマシ!
GM:侵蝕率がリソースだからな
ガネシュ・カルキ:w なのでここは移動して攻撃しましょう!マイナーで戦闘移動、《縮地》。エンゲージ
            ガネシュ[7]
           グワイヒア[11]

              5m

従者B[24]  20m  雨堂[9] ノーヴェ[6]  10m  従者A[24]

              10m

            (隠)遠里[8]
ガネシュ・カルキ:そしてメジャーで攻撃。《コンセントレイト》《貪欲なる拳》《ぺネトレイト》。《バックスタブ》の効果も入っている!
GM:くっ装甲無視……!
ガネシュ・カルキ:振るよ!
ガネシュ・カルキ:10dx+4
DoubleCross : (10R10+4[10]) → 9[1,1,2,4,6,6,6,8,8,9]+4 → 13

ガネシュ・カルキ:ごめんなさいまちがいました!
ガネシュ・カルキ:10dx8+4
DoubleCross : (10R10+4[8]) → 10[1,1,4,4,6,7,7,8,9,10]+10[6,8,10]+10[3,10]+10[10]+10[8]+6[6]+4 → 60

雨堂聖理:ヒョエ……
GM:めちゃくちゃ強くない!?
ガネシュ・カルキ:ヒャアア……
ノーヴェ:ガネシュの良心の在庫が切れちまった……もう誰にも止められねえ
“グワイヒア”:暴走状態なので何もできない。ダメージをください。
ガネシュ・カルキ:はい!
ガネシュ・カルキ:7d10+31
DoubleCross : (7D10+31) → 38[6,9,7,4,3,2,7]+31 → 69

遠里 悠:強いぜ
“グワイヒア”:クソ強い!装甲も通用しない……!!
ガネシュ・カルキ:装甲無視!
“グワイヒア”:タフネス自慢のグワイヒアちゃんだが、これは相当やられた!もはや息も絶え絶え……!
GM:攻撃演出をどうぞ。
ガネシュ・カルキ:暴走状態のグワイヒアとはいえ、その攻撃は無尽蔵ではない。刃の嵐を躱す、受ける、耐える。そして
“グワイヒア”:「シャアアアアアアァ――アアアアアアアッ!!!!」
“グワイヒア”:ガガガガガガガガガガガ!!!!!
GM:嵐!止まることのない連撃の中で、ガネシュはその一瞬を見出している。
ガネシュ・カルキ:攻撃の僅かな、一瞬の緩み。その瞬間に、ガネシュの姿はその場から消えている。同時にグワイヒアの死角へと“飛んで”いた
“グワイヒア”:「――ッ、“マナ」
“グワイヒア”:グワイヒアも知っている!これが“マナスヴィン”の攻撃動作の予兆だと!
“グワイヒア”:「スヴィ」
ガネシュ・カルキ:低い姿勢からグワイヒアの膝の裏を蹴りつける。姿勢が崩れる。そのまま自分の背中と肘をぶつけるようにしてクローアームをカチ上げる
ガネシュ・カルキ:射線が天へ向いた。そしてがら空きに伸びきったアームの接合点を――
ガネシュ・カルキ:一断。クローアームが根元から斬り飛ばされた
“グワイヒア”:「テメェ――ッ!!!!」反応すらできない。切断面が火花を吹き出す。
ガネシュ・カルキ:ガネシュの瞳にはただ鋭い光だけがある。その表情からは――何も読めない
ガネシュ・カルキ:以上です!
“グワイヒア”:「おれを、テメーら、テメーら、皆して、クソが!!!」
“グワイヒア”:「おれのことを、バカにしやがってッ!!!」
ガネシュ・カルキ:「違いまス」
ガネシュ・カルキ:「今のあなたヲ、この盤面から除かなけれバならナイ。侮るもナニもありまセン」
“グワイヒア”:「それが!!!ムカつくんだよ!!!」
ガネシュ・カルキ:「――」何も、答えない
ガネシュ・カルキ:さあノーヴェ、キヨリ、やっておしまいになって!
“グワイヒア”:「ゴミ扱いしやがって、テメー、テメーらまで!!!」
“グワイヒア”:「おれが邪魔物だってのか!!!」
“グワイヒア”:「“アザレア”まで、おれをよオオオオオオオ!!!!」
“グワイヒア”:残された片翼が大きく展開する!射出機構だ……!
GM:手番は行動値6!ノーヴェくんです。
ノーヴェ:ウェイ!
ノーヴェ:-好敵手/"グワイヒア"/○好意/死ね/ロイス ロイス感情をP反転。
ノーヴェ:マイナーで戦闘移動します。"グワイヒア"のエンゲージへ。
ノーヴェ:ガネシュの攻撃とほぼタイミングを同じくして、こちらも斬撃の嵐の中へ飛び込んでいた。
         ガネシュ[7] 
        グワイヒア[11]
         ノーヴェ[6]

           5m

従者B[24]  20m  雨堂[9]  10m  従者A[24]
           
           10m

        (隠)遠里[8]
ノーヴェ:『零式・共鳴崩撃』。《コンセントレイト:ハヌマーン》《鉄風乱舞》《バリアクラッカー》。
ノーヴェ:グワイヒアを狙うぞ!
ノーヴェ:10dx7+6
DoubleCross : (10R10+6[7]) → 10[2,3,4,5,7,7,8,8,9,10]+10[1,4,4,5,8,9]+10[6,7]+1[1]+6 → 37

“グワイヒア”:リアクションできねえ!
ノーヴェ:なら死ね!
ノーヴェ:4d10+20 装甲ガード無視。武器はアームブレードです。
DoubleCross : (4D10+20) → 22[7,7,1,7]+20 → 42

“グワイヒア”:-15しても……無理!
“グワイヒア”:HPは残り10。《メタルフュージョン》を最初に使っとけばよかったな……
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+9した(侵蝕率:84->93)
“グワイヒア”:撃破されます。復活エフェクトはなし。
“グワイヒア”:ノーヴェくん&雨堂さんと交戦してボロボロだったしね。
雨堂聖理:かわいそう
ノーヴェ:「――ハァーッ」 息を吐き、両手をゆるく構え
ノーヴェ:上段受け。アームを弾き飛ばす。一歩前へ。
ノーヴェ:踵落とし。次のアームの軌道を逸らす。二歩前へ。
ノーヴェ:回し受け。ダッキング。ステップ、スウェーバック、ステップ。      「届いた」
“グワイヒア”:「ノーヴェェェェェッ!!!!」
“グワイヒア”:ガギン!!!
“グワイヒア”:機械翼が即座に反応!異常な折れ線を描くように変形し、ノーヴェを再び切断にかかる!!!
ノーヴェ:「終わりだよ!"グワイヒア"!」 裏拳で内部に高速振動波を送り込み、
ノーヴェ:振動波が"グワイヒア"の腹部に収束した瞬間、同じ箇所を左の掌底で狙う……!
“グワイヒア”:「グ」
ノーヴェ:内外同時爆破! 「死ィィィイッ、ねェ!」
“グワイヒア”:「ウァアアアアアア――ッ!!!」ド    ン!!
“グワイヒア”:                     ――ゴ ッ ! !   バギン!ガギャバガガガガガガガガガガガガガガ!!!!
GM:爆裂を伴う掌打に吹き飛ばされ、小さな体がいくつものコンテナを貫通する。
ノーヴェ:「ゴミじゃねェーだろ」
ノーヴェ:「めちゃくちゃおもしれーよお前は。生きてりゃ、またかかってこい」 遠くに吹っ飛んだグワイヒアを見て言う。
GM:オーバーヒートを厭わぬ全開の出力で暴走した“グワイヒア”であったが、
GM:勝負は一瞬。
GM:遠里がその挙動を即座に解析し、ガネシュの光の如き斬撃が攻撃の要を切り落とし、
GM:そしてノーヴェが相手の防御能力を上回る破壊力で仕留めた。
GM:戦闘終了。
ノーヴェ:特に遠里とガネシュを称賛したりはしない。UGNとして当然のコンビネーションだ。
ガネシュ・カルキ:(「見る度に感じるが、寒気のする威力だ。味方であってくれて頼もしいよ、ノーヴェ」)
ガネシュ・カルキ:(「そして遠里支部長。やはり恐ろしいお方……」)
ガネシュ・カルキ:ノーヴェ同様、当選の仕事として口には出さないが、常に感嘆しているのだ!
雨堂聖理:警戒の構えを解く。動かなかった 「ノーヴェ!」
ノーヴェ:「雨堂ォ~」
ノーヴェ:「おめー、さっきのあの気持ち悪い残虐超人っぷりはどうした」
雨堂聖理:「あれはやり過ぎじゃ……残虐超人!?」
雨堂聖理:「そ、そんな言われることなくない!?」
ノーヴェ:「どう見ても残虐超人か、さもなくばSMクラブの女王様だっただろ。ムチとショットガンで」
ノーヴェ:「オメーなら俺とガネシュが動く前に一発入れられたはずだ」
雨堂聖理:「な、何クラブとかは分かんないし、そりゃ入れられたけど」
ノーヴェ:「まさか舐めプしてんじゃねーだろうな」
雨堂聖理:「そんなことない! 戦いになったらそんなこと絶対しないよ」
ノーヴェ:ビキビキきてます。雨堂に手加減されて手柄を譲られたと思っている!
雨堂聖理:「動かなかったのは、多分さっきより防御が固くなってて、あたしが急いで攻撃しても有効だったか分からないからっていうのと……」
雨堂聖理:「……もしあの"グワイヒア"がまた空を飛ぼうとした時、落ちたりしたら大変だから。そのフォローをするためで」
ノーヴェ:「……お、おお……」
雨堂聖理:「だからノーヴェ、あんなに吹っ飛ばすのはやりすぎ! あんな……死んじゃうかもじゃん!」
遠里 悠:「はいはい、ストップ!ストップよ!」
ノーヴェ:「悪い雨堂。すまん。俺の勘違いだった。ごめん」
ノーヴェ:「そのプロっぽい言動、やっぱめっちゃ気持ち悪いわ……ビラ配りしててくれ」
ノーヴェ:「そう、それくらい素人っぽい発言がちょうどいい!それを維持してくれ!」
ガネシュ・カルキ:「か、考えていまスねキヨリ……」ビックリだ!
雨堂聖理:「なに怒ったと思ったらこんどはいきなり気持ち悪いとか素人っぽいとか!」
遠里 悠:「お互い反省会したり褒めあうはとっても良い事よ」
遠里 悠:「歩きながら行きましょう」
遠里 悠:「成田ちゃんを待たせてるの忘れないでね」
雨堂聖理:「……はーい」 ハルカさんに言われれば大人しく従う
ノーヴェ:「だいぶ時間食っちまったしな」 歩きだす。
ガネシュ・カルキ:「そうでスね、行きまショウ。――早くしなければ、ワタシたち全員がドヤされてしまいまス」ガネシュなりの、ネパールジョークだ!
遠里 悠:「でも、お互いに言いたい事を言い合えるのって素敵だわ」
ノーヴェ:「俺は誰に対しても言いたいこと言うぞ。というかこのメンバーは全員そうだろ」
GM:“浮動工廠”は近い。砲撃はしばらく止まっていたが
GM:一分ほど前から再び始まっているようだ。成田の攻撃行動に反応しているということだろう。
雨堂聖理:普通に歩き出しかけ、もう一度“グワイヒア”の吹っ飛ばされた方角を振り返る。
GM:グワイヒアは、視線の先にはいない。海にまで吹き飛ばされて落ちたように思える。
雨堂聖理:「……~~」
ノーヴェ:「助けにいこう、なんて思うなよ」 振り向かずに言う。
ノーヴェ:「そういうの、本気で怒るからな。あいつ」
雨堂聖理:すぐに追いつき、ノーヴェの脛を一発蹴る。
雨堂聖理:「バカ!」
ノーヴェ:「一人にしてやれよ。得意だろ、そういう気遣……おごッ」
ノーヴェ:「何すんだおい!」
雨堂聖理:「助けに行かないつもりなら、なおさらあそこまでやらないでよ!」
ノーヴェ:「知るかボケ!知るかボケ!」
ノーヴェ:「手加減して勝てる相手じゃねェーんでーすー!」
ノーヴェ:「そんなのもわかんねーのか人助け大好きの聖理ちゃんはよォ~!」
雨堂聖理:「ホント……この……バカ! 筋肉バカ!」
雨堂聖理:「なら地面狙いなよ! 地面狙え! 地面ー!」
ガネシュ・カルキ:(「……よかった。感謝しまスよ、ノーヴェ」)キヨリの様子は気にかけているが何も言えない
ガネシュ・カルキ:この場にいる戦士の一人として、キヨリにもグワイヒアにも、自分が掛けられる言葉はない。そう思っている。それだけ
ガネシュ・カルキ:――『「俺は誰に対しても言いたいこと言うぞ。』
ガネシュ・カルキ:(「君がいてくれて、本当に良かったよ、ノーヴェ」)
ガネシュ・カルキ:二人の様子を目尻に捉えつつ、支部長の元へ向かう!
遠里 悠:(ふふ、やっぱり良いチームだわ、この子たち)
遠里 悠:歩みを進めます

■Climax/01

GM:クライマックスです。全員登場。
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:93->99)
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:72->82)
雨堂聖理:あっ上昇志向
ガネシュ・カルキ:1d10+92
DoubleCross : (1D10+92) → 10[10]+92 → 102

遠里 悠:112+1d10
DoubleCross : (112+1D10) → 112+4[4] → 116

N市 ???? 港湾部

GM:四人は埠頭へと到着する。“浮動工廠”の砲台が再び連続して火を吹き、
GM:空中で爆発する光とともに、黒スーツの男が倉庫の屋根から降りる。
成田晴史:「遅い!!」
ガネシュ・カルキ:「スミマセン!!」即、謝る!
成田晴史:「ガネシュ貴様!!遊ばせてるんじゃあねェぞ、このクソどもを!!」
ノーヴェ:「しかたねェーだろ!"グワイヒア"を潰してたんだよ!」
ノーヴェ:事実遅かったので、気まずそうに目線をそらしている。
ガネシュ・カルキ:「申しわけありまセン!支部長に負担を押し付けてしまッタ分の業務は、必ず果たしまス!」
ノーヴェ:あーっすみません!応急手当キットを使わせてくださいGM!
GM:いいでしょう、使いな!
ノーヴェ:わーい。ありがとうやさしいGM
ノーヴェ:ソラリスを愛する人は心も美しいなあ
ノーヴェ:4d10+5
DoubleCross : (4D10+5) → 19[6,2,9,2]+5 → 24

ガネシュ・カルキ:ソラリスを愛する人は、心清き人……
雨堂聖理:あたしの分も……使いな!
ノーヴェ:ありがとうキヨちゃん!
ノーヴェ:2d10+24
DoubleCross : (2D10+24) → 12[8,4]+24 → 36

ノーヴェ:最大HPが38なので、ほぼ全快しました。
ガネシュ・カルキ:やったぜ
GM:すごーい!
遠里 悠:HPが高い
成田晴史:「死ね!!!!」ノーヴェの顔面を殴る!!
ノーヴェ:「グワーッ!!」 転倒!
ノーヴェ:「なにすンだテメー成田こらァーッ!」 起き上がり即回し蹴り!
成田晴史:クロスするように回し蹴りがぶつかる!
成田晴史:「黙れェ~~~ッ!!こいつは正当な制裁だァ……!!」
ノーヴェ:「前か? 工廠の前にテメーから潰すか?」 ギチギチギチ!
成田晴史:「ガネシュ!!」拮抗しつつ指示を下す。
ガネシュ・カルキ:「支部長ーッ!?」ケンカはいつものこととは言え、この場でも始まる制裁にビックリだ!だが!
成田晴史:「観察した限り“浮動工廠”に航行能力はねえ!埠頭から直接乗り込め!」
ガネシュ・カルキ:「――ハイ!」即、返事!
ガネシュ・カルキ:「かしこまりまシタ!行ってまいりまス!」
成田晴史:「貴様の!!」バチン!!
成田晴史:裏拳で、背後から撃ち込まれた砲撃を打ち落とす!
成田晴史:「相手をしてる暇ァ、ねーんだよ!!」
成田晴史:「大人しく殴られて、行け!」
ノーヴェ:「前半いらねえ!」
ノーヴェ:「最後の"行け"だけでいいだろボケ!」
ノーヴェ:拮抗状態を崩し、
ノーヴェ:成田さんの蹴りに乗っかるようにして工廠の方へ跳ぶ。「行くッての!」
成田晴史:ギャン!!
成田晴史:弧を描くような上段回し蹴りで、ノーヴェを空中へと弾き上げた。
雨堂聖理:二人のやり合いよりも、工廠からの砲撃を警戒していたが、横から蹴りで射出されるノーヴェを見てさすがに驚く
成田晴史:「雨堂ォァ!!」
成田晴史:「貴様も死ね!!」
雨堂聖理:「あっ」 「なん……なんでそんないきなり!」
成田晴史:「ここで貴様が死んだ方が都合がいい!“浮動工廠”まで行け!」
雨堂聖理:「ホント……ホントひどい! 別に言われなくても行きますし……」
雨堂聖理:「死にませんけど、絶対! ……絶対に生きて帰りますからね! 残念ですけどー!」
成田晴史:「どっちみち――」ドカカッ!!
成田晴史:骨組みめいた自律兵器を乱打で撃ち落とす。
成田晴史:「ここに残ってても死ぬだろうがな!!目の届かないところで死ね!!」
雨堂聖理:「ふん! そんなの言われなくたって!」
雨堂聖理:「成田さんの方が年上だし……女性の方が寿命長いんですから!」
雨堂聖理:ノーヴェはもう発っているのだ。捨て台詞をそれだけ残し、走って工廠を目指す
遠里 悠:「成田ちゃん…こっち一人で大丈夫?」
成田晴史:「ああ!?」
成田晴史:「貴様に何かできるってのか!?」
遠里 悠:「ま、そうね。ちょっと心配しただけ」
成田晴史:「とっとと行け!」
成田晴史:「的が多いと」ドガッ!!
成田晴史:「落とすのが面倒くさいんだよ!!」
遠里 悠:「ふふ、確かに。邪魔になる女って格好悪いわね」
遠里 悠:「じゃあ、頑張ってね」
ガネシュ・カルキ:こちらは既にノーヴェが発射され、キヨリが駆け出した時点で共に発っている
ガネシュ・カルキ:支部長のことは振りかえらない。この程度でどうこうなるような人ではないからだ
遠里 悠:軽く投げキスをして先行した皆の後を追う

N市 ???? “浮動工廠”

GM:巨大なタンカー、あるいは軍船めいた巨大船。“浮動工廠”。
GM:埠頭に横付けされ、タラップも展開されたままだった。
GM:そもそも攻撃に備えていたわけではないのだろう。UGNは嶋倉にとっては“味方”だからだ。
ノーヴェ:真っ先に甲板に上がってます。不意打ちがあるとしたら、攻撃を受けるのも機械化兵の役目だからだ。
GM:広大な船だ。しかし彼らは目的とする“兵器”の在り処を、すぐにでも探し当てる必要がある。
GM:〈知覚〉で難易度9の判定を行ってください。
ノーヴェ:ち!
雨堂聖理:5dx=>9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 5[1,2,4,5,5] → 5 → 失敗

雨堂聖理:こ、ここに来て!?
ガネシュ・カルキ:6dx>=9
DoubleCross : (6R10[10]>=9) → 8[2,3,5,5,7,8] → 8 → 失敗

ノーヴェ:《蝙蝠の耳》でなんかボーナスはついたりしないでしょうか。音の反響の微妙な違いを探りたい!
従者A:11dx>=9
DoubleCross : (11R10[10]>=9) → 10[1,1,2,2,2,2,3,5,6,7,10]+8[8] → 18 → 成功

GM:つきます。達成値+2!
ノーヴェ:従者おじさん!
GM:もう意味はないと思いますが…
ノーヴェ:4dx+2=>9
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 8[2,3,3,8]+2 → 10 → 成功

GM:それでは、ノーヴェくんの聴覚情報を元に、遠里さんの端末が瞬時に解析を完了します。
ノーヴェ:「だいたいの方角は絞り込んだ――わかるか"ベリッシマ"?」
遠里 悠:「ええ、解析は完了よ。良い耳してるわノーヴェちゃん」
遠里 悠:目的地までの最短ルートを表示
ノーヴェ:「機械だからな」 肩をすくめる。
GM:鉄と静寂に満ちた“浮動工廠”の奥深くに、呼吸音があることが分かる。
GM:深く、周期がひどく長い。少なくとも、人間ではない。
雨堂聖理:「機械……」 ありふれたその単語を咀嚼する
GM:最短ルートを進行。四人は突入を果たす。
GM:すぐに、その存在を確認することができる。
???:格納庫を埋め尽くしているからだ。
ガネシュ・カルキ:「……ありがたイ!」一気にその場に辿り着き――
ガネシュ・カルキ:「……コレハ」
???:「スゥーッ、ゥ――――――――――――――――――――――――」
???:「ゥ――――――――――」
???:人体の『部品』によって組まれ、腱と肉が編み込まれた
???:巨大な骨細工のような怪物だ。
ノーヴェ:「これがあいつの言ってた"兵器"か? 神殺し用の?」
ノーヴェ:「最高の美的センスだな」
雨堂聖理:「……な……にが、どうなって、これ……」 視覚情報を飲み込みきれず、銃を構えながら辺りを見回すしかない
ガネシュ・カルキ:「コレが、消えタ街の人々で造られテいるのカ……?」
嶋倉則夫:「近づいてはいけない」
嶋倉則夫:「それは既に生命を開始している。“格子状心臓”を組み込んだことで、ようやく組織が統合した」
ノーヴェ:「ハエ野郎~~」
嶋倉則夫:機材の隙間から声が聞こえる。蝿が、格納庫内に張り巡らされた横隔膜のような器官を振動させてそう言わせていることが分かる。
嶋倉則夫:「生命がある以上――危機を感じれば防衛反応を行うようになっている」
ノーヴェ:「ンなこたあどうでもいい――んだよッ!ボゲッ!」
ノーヴェ:「テメー……これ作るのに何人使った?10人?50人?もっとだよな?」
ノーヴェ:「UGNをナメやがって」
ノーヴェ:人々が死んだ事よりも、UGNの目を盗んで人を部品化された方にキレている。
嶋倉則夫:「それは、申し訳ない」
嶋倉則夫:「だが」
嶋倉則夫:「……だが、恐ろしいんだ」
嶋倉則夫:「ぼくたちが見た“神”は、狂気そのものだ」
嶋倉則夫:「“无号計画”は確かにあれを作り出した。ぼくたちが、自らの手で、作ったものだ。……だが」
嶋倉則夫:「本当は誰も、そんなことを望んでいなかった。恐れていたのは、ぼくや大都大尉だけではなかったはずだ」
遠里 悠:「怖かったのね、貴方」
嶋倉則夫:「聞いてもらいたい。これは、仮説だ」
嶋倉則夫:「“神”は何もかもを作り出す。もう一つの世界すら、こうして作り出してしまった。あれは『壊す』神ではない。『作る』神だ」
嶋倉則夫:「……ならば」
嶋倉則夫:「全能の“神”がこの世界に実在するのだとすれば。それは自分自身の体を他の何者かに『作らせる』ことすらできるのだろうか?」
ノーヴェ:「……」
遠里 悠:「かも、しれないわね」
ノーヴェ:FHに造られた機械化兵としては興味を惹かれる話だ。口を挟まずに聞いている。
嶋倉則夫:「人間を、機械のように構築する」部屋の奥で、骨細工の存在が蠢く。
嶋倉則夫:「あるいは……」蝿の瞳が、ノーヴェを見たように思える。
嶋倉則夫:「機械を人間のように構築する」
嶋倉則夫:「ぼくたちはどれだけ繰り返している?」
嶋倉則夫:「なんのために」
嶋倉則夫:「『意味などない』と、そう答えてくれる者がいることを願っている」
ノーヴェ:「それらすべてが」
ノーヴェ:「神の受肉のためのトライ&エラーだと?」
ノーヴェ:「そういう仮説か?おたくが言ってるのは……」
嶋倉則夫:「仮に、そうだとすれば……」
???:「――――ァ」
???:「ナアアアア――――――――ァ――――ァァァ」
嶋倉則夫:「覚醒した」
雨堂聖理:「えっ何……何!」
遠里 悠:「これが動くと、もっと人が死ぬのね?」
嶋倉則夫:「肯定だ。現世の生産施設で『製造させる』試みには限界がある」
嶋倉則夫:「どこかの時点で、自分自身が自らの生産を実行する機能を与える必要があった」
嶋倉則夫:「そうでなければ、到底市の人間の全てを組み込むことはできない」
ガネシュ・カルキ:「ヒトを、ヒトでないモノとするコトで神に対抗スる。そうとでもアナタは言いたいつもりでスか」
ガネシュ・カルキ:フゥと一息つき、嶋倉を睨みつける
???:「アアァッ、グゥゥ、ウウウウウウウウ、エッ」
嶋倉則夫:「逃走を勧める」
ノーヴェ:「テメーが逃走しろ嶋倉!ブチ殺されたくなけりゃあなあ!」
嶋倉則夫:「百十号。完成進捗の一割二分に満たない、覚醒直後の状態だとしても」
嶋倉則夫:「きみたち全てを蹂躙してあまりあるだろう」
遠里 悠:「だったら、ここで止めるわ」
遠里 悠:「そうでしょう?ガネシュちゃん、ノーヴェちゃん、聖理ちゃん」
遠里 悠:「負けるつもり、ある?」
ノーヴェ:「ねェよベリッシマ!まずこのクソ骨人形を潰す」
ノーヴェ:「然る後に嶋倉とこの工廠も潰す!」
雨堂聖理:「あのほんと、ごめんなさい、あたし全然、世界がとか神がとか、ホント分かってないんですけど……でも……」
雨堂聖理:「『市の人間の全てを組み込む』だけは分かりました。……だから十分です。全部やります」
ガネシュ・カルキ:「エエ。こんなモノを認めルわけにはいかナイ。こんなモノが、神へ対抗する手段であってイイはずがない」
ガネシュ・カルキ:「ダカラ、負けるツモリもありまセン。当然のコトでス」
ノーヴェ:「ナメやがって。俺は成田の事が大嫌いだが、ひとつだけあいつと共通してることがある……」
ノーヴェ:「UGNをナメたやつは殺す」
ノーヴェ:「今すぐ死ね!クソ人形!」

■第1ラウンド

  百十号[6]
   嶋倉[5]

    10m

 雨堂[9] ノーヴェ[6]
 ガネシュ[7] 遠里[8]
 従者A[24] 従者B[24]
GM:クライマックス戦闘を開始します。
ノーヴェ:あっ嶋倉さんもちゃんといる!
百十号:「アアアアア――――――――ァァァ」
百十号:「――――――――――――――――――――――――――――――――――――――」
百十号:船そのものを揺らすかのような咆哮が発せられる。覚醒した。
百十号:衝動判定です。難易度は9。
雨堂聖理:5dx=>9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 10[1,6,9,9,10]+3[3] → 13 → 成功

雨堂聖理:2d10
DoubleCross : (2D10) → 14[7,7] → 14

雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+14した(侵蝕率:82->96)
遠里 悠:ヒューマンズネイバーの効果でダイス+1個
ノーヴェ:4dx+2=>9 思い出の一品も乗ってます。
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 10[5,7,9,10]+1[1]+2 → 13 → 成功

ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+8(2d10->4,4)した(侵蝕率:99->107)
ガネシュ・カルキ:思い出の一品で達成値+1
ガネシュ・カルキ:4dx+2=>9
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 4[1,2,2,4]+2 → 6 → 失敗

遠里 悠:思い出の逸品で+1
遠里 悠:3dx+2>=9
DoubleCross : (3R10+2[10]>=9) → 7[2,5,7]+2 → 9 → 成功

ガネシュ・カルキ:グゥーッ
ノーヴェ:侵蝕率もあげなきゃ!
ガネシュ・カルキ:あ、そうでした!すみませぬ!
ガネシュ・カルキ:2d10
DoubleCross : (2D10) → 14[9,5] → 14

遠里 悠:2d10+116
DoubleCross : (2D10+116) → 14[4,10]+116 → 130

GM:アヤヤーッ!?
ノーヴェ:は、悠チャン……
ガネシュ・カルキ:支部長ーっ!
雨堂聖理:ヤベェー
GM:まずはEロイスについて説明しましょう。
百十号:百十号は"飢えの淵"を三つセットしており、この三つの枠全てで犠牲となった人達の肉体を取り込んでいるという処理になっています。
百十号:そして残る一つのEロイスは"餓鬼の晩餐"です。
ノーヴェ:ヒエーッ
百十号:これは発動した"飢えの淵"一つにつきHPが+50されるEロイスなので……
百十号:びっくりしちゃうHPだアヤ!
ガネシュ・カルキ:あわわ……
ノーヴェ:最低でも200近いHPがあるわけね……!
雨堂聖理:アヤヤ……
遠里 悠:つよい
GM:それではラウンドを開始していきましょう。セットアップ。
GM:従者フレンズからどうぞ。
従者A:なし
従者B:なし
GM:続いて雨堂、遠里(本体)、ガネシュ、ノーヴェの順。
雨堂聖理:ありません!
遠里 悠:なし
ガネシュ・カルキ:なし!
ノーヴェ:これブルーゲイルどうしようかな。行動値は同じだから、使わなくてもいいか……?
GM:セットアップかんたんマンどもめ……
ノーヴェ:加速装置とかしてきたらイヤだけど、そうされるとブルーゲイルの+5程度では届かなそうか。
ノーヴェ:なしにしよう。なしです。
百十号:ならばとくと見るがいい《ヒュドラの怒り》!!これが神殺しの力よ!!
ノーヴェ:またリア不マン!
百十号:セットアップエフェクトが、““ある””という圧倒的な力の差
百十号:暴走チャンです。
ガネシュ・カルキ:ウワーッ
ノーヴェ:下賤なセットアップ無し民とは格が違う
嶋倉則夫:嶋倉はまったくありませんが
嶋倉則夫:Eロイスを使用します。"暴食の胃袋"。
雨堂聖理:食べ食べマンめ!
雨堂聖理:にんげんイーター
ノーヴェ:どくろイーター!
嶋倉則夫:嶋倉則夫を対象とする攻撃ダイスに常時-2個、さらにクリンナップごとに全員に1D10ダメージ。
嶋倉則夫:にんげんはごはん
遠里 悠:ごはんたべるまん
百十号:バチン!バチン!……バヂ!!!
百十号:庫内の壁面に癒着していた膜や腱を引きちぎりながら活動を開始する。
百十号:「ンンンム、ウウウウウウゥゥゥ……」
ノーヴェ:軽く首を動かし、飛んできた肉片を避ける。「きたねーな」
ノーヴェ:「もうちょっとかっこよく作れよ。ガンダムとかパシフィックリムを見習え」
嶋倉則夫:「ぼくはこのまま百十号の材料になるだろうが」
嶋倉則夫:「きみたちは間に合うかもしれない。まだ動きは遅い」
雨堂聖理:「……っ、そういう風に気を使えるなら、やっぱりどうして……!」
GM:従者の手番です。
遠里 悠:あ、従者の衝動判定がまだだったか
遠里 悠:先にやっときます
従者A:13dx>=9
DoubleCross : (13R10[10]>=9) → 10[1,1,2,2,3,4,6,6,7,7,9,10,10]+9[1,9] → 19 → 成功

従者B:13dx>=9
DoubleCross : (13R10[10]>=9) → 10[1,3,3,3,3,4,6,6,8,8,9,9,10]+2[2] → 12 → 成功

GM:暴走はなし!
遠里 悠:従者の浸蝕の管理は行わないので衝動判定での浸蝕上昇はありません
GM:分かってらあ!
遠里 悠:イニシアチブで行動してこないとなると
遠里 悠:ばらけるのもありか
従者A:右に20m移動して射撃
 百十号[6]
  嶋倉[5]

  10m

雨堂[9] ノーヴェ[6]
ガネシュ[7] 遠里[8]  20m  従者A[24]
  従者B[24]
ノーヴェ:「価値観の相違、ってのがこれほど似合う相手もねーな」 雨堂の言葉に対して。
ノーヴェ:「狂人だよ。まっとうな人間の価値観が通じる相手じゃねえ」
ノーヴェ:「喋る犬みたいなもんだと思え、雨堂」
雨堂聖理:「分かってる……分かってる!」
ガネシュ・カルキ:「イヌの方がずっとヨイかもしれまセンね。少なくとも、彼ラはヒトとトモダチになれル」
従者A:12dx
DoubleCross : (12R10[10]) → 9[3,3,4,4,4,5,5,6,7,7,9,9] → 9

GM:対象は?
従者A:あ対象はダイス減ってないから
GM:なるほど
GM:百十号ですね
従者A:百十号の方ですね
百十号:例によって暴走しているのでそのままダメージを受けます。
百十号:こんなヤバそうな兵器が暴走しないはずがない
遠里 悠:力の法則
ノーヴェ:説得力しかないw
遠里 悠:ダメージ+5D10
従者A:6d10+8
DoubleCross : (6D10+8) → 30[8,8,2,1,1,10]+8 → 38

百十号:グワーッ
百十号:もろに喰らうが、全然平気
従者B:左に10m移動して射撃
             百十号[6]
             嶋倉[5]

              10m

           雨堂[9] ノーヴェ[6]
従者B[24]  10m  ガネシュ[7] 遠里[8]  20m  従者A[24]
従者B:対象は嶋倉
嶋倉則夫:ムッ
従者B:10dx
DoubleCross : (10R10[10]) → 9[1,2,3,3,3,5,6,7,9,9] → 9

嶋倉則夫:こいつはちゃんと回避できるぞ
ノーヴェ:はわわ
嶋倉則夫:8dx+2>=9
DoubleCross : (8R10+2[10]>=9) → 9[2,3,6,6,7,7,8,9]+2 → 11 → 成功

雨堂聖理:動けるマッドサイエンティスト
嶋倉則夫:ヤッタネ
ガネシュ・カルキ:避けた—っ
遠里 悠:端末を領域に接続
遠里 悠:情報を更新しボルトアクションライフルの射撃データを挿入し攻撃
遠里 悠:「相手の動きを見て、回避や防御のイメージを掴んで対策を立てる!」
遠里 悠:「良いわね?」
遠里 悠:手元のコンソールを素早く操作し牽制の攻撃を行い
遠里 悠:相手の出方を見る
遠里 悠:勿論当たればダメージを増加させる手筈も行う
遠里 悠:百十号に当たった弾丸は爆発して肉を抉った
嶋倉則夫:「攻撃は勧めない――」蝿の大群の隙間を銃弾が縫う。
嶋倉則夫:「百十号をさらに刺激してしまうし、損傷の回復にもさらなる資源が必要になる」
遠里 悠:「残念だけど、私たちはこの街を守るのがお仕事なのよ」
百十号:一方、百十号の巨体には容易に着弾する。
百十号:「ホ、ホ、フ、ホホッホホホホホッ、ホホホ!」
百十号:悲鳴か笑い声のような異様な発声とともに、体を震わせる。
百十号:「家」
百十号:「指」
百十号:「欠片」
百十号:「土」
百十号:「ク、ク、ココッ、コォ――――――――」
遠里 悠:「どんな無茶でも、やらなくちゃいけないのよ」
嶋倉則夫:「そうだ。どんなに困難なことでも……」
嶋倉則夫:「……世界を守るためだ……」蝿の群れは再び機材の闇に溶ける。
GM:手番は雨堂さん。
雨堂聖理:マイナーでジェネシフト。ハンパになっても嫌だし2d振るぞ……
雨堂聖理:2d10
DoubleCross : (2D10) → 7[4,3] → 7

雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+7した(侵蝕率:96->103)
ノーヴェ:いい出目!
GM:ナイスジェネシフト
ガネシュ・カルキ:100突破した!いいぞ
遠里 悠:丁度いい出目
ガネシュ・カルキ:そう、加えてそんなに高すぎない!
雨堂聖理:メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《黒の咆哮》+《音速攻撃》+《獅子奮迅》+《マシラのごとく》。使用武器はヒートウィップなので射程は10m
GM:ヒエーッ
雨堂聖理:対象は百十号と嶋倉さんの両方だ……そして
雨堂聖理:Dロイス守護天使も使用。エフェクトの効果により命中判定ダイスが+5+2-2-5され、更に嶋倉さんを攻撃対象に含んでいるので-2個喰らいますが、これらのマイナスを全て踏み倒し、さらに+5!
GM:オアーーッ(オアーッ オアーッ)
雨堂聖理:あとすみません、ヒートウィップの効果、これ白兵攻撃の命中判定の直前なんですが、これも使って大丈夫……? 守護天使とバッティングしますかね?
GM:いいとしましょう。多分Dロイスだからいいんじゃないかな……?
雨堂聖理:やった、じゃあさらに装甲値無視!
雨堂聖理:16dx7-5
DoubleCross : (16R10-5[7]) → 10[1,1,2,2,2,3,3,5,6,7,7,8,8,8,8,9]+10[1,3,3,6,6,9,10]+10[4,7]+1[1]-5 → 26

嶋倉則夫:なんだあ~~?そのへなちょこの達成地はよう……
雨堂聖理:も、もうちょっと頑張って欲しかったなぁ! とはいえ補正もない。このままです
嶋倉則夫:おれは長飛丸の雷だって、き、効かねえんだぜええええ!
嶋倉則夫:8dx+2>=26
DoubleCross : (8R10+2[10]>=26) → 10[1,1,2,4,6,6,10,10]+3[2,3]+2 → 15 → 失敗

雨堂聖理:こわいわ!
嶋倉則夫:オアア――ッ(オアーッ オアーッ)
嶋倉則夫:だが《自動触手》!
嶋倉則夫:HPダメージは12受けてもらいます。
雨堂聖理:ヒャーッ!
嶋倉則夫:あ、でもこれガードしないとダメなんだった
嶋倉則夫:せっかくの触手チャンスだったのに……ダイスも振ったので引っ込めましょう。
雨堂聖理:あっラッキー
嶋倉則夫:次はグチャヌチャにしてやるからな
雨堂聖理:次はねえよ!
雨堂聖理:3d10+66
DoubleCross : (3D10+66) → 18[7,5,6]+66 → 84

雨堂聖理:装甲無視!
GM:ギャアアア――ッ!!
ガネシュ・カルキ:ぎ、ぎえええ~~~獣の槍ィィィーーー!!?
嶋倉則夫:嶋倉は一撃で弾け飛びます!暴食の胃袋も解除!
百十号:百十号は防御はガバガバなのでもう100点以上食らっているが以前元気はつらつだぞ
嶋倉則夫:だが嶋倉は《魔獣の証》で復活。こいつも不死者には変わりないのだ。
雨堂聖理:……戦ってきたのだ。FHとは。悪意を帯びて悪意の刃を向けてくる者とは。敵とは。
雨堂聖理:だから、目の前の狂気じみた威容、あるいは、彼のように救いをもたらそうとするものへの攻撃は、慣れていない。
雨堂聖理:(――慣れていなかろうと)
雨堂聖理:『市の人間の全てを組み込む』。"アザレア"の死体。藤江さんの哀しみ。すべて一つ線に繋がり、それで十分だ。雨堂は己のレネゲイドウィルスを励起させる。
雨堂聖理:――一線を、越える。
雨堂聖理:ハルカさんの従者が攻撃していた瞬間には、ヒートウィップを振るっていた。強引に伸ばしてのギリギリの射程だが、攻撃には十分。そして、通電。使えば機能を停止するであろう、一度限りの機能。
百十号:敵意に反応する。鎌じみた形状の骨が反応し、斬撃しようとした。
雨堂聖理:レネゲイドウィルスを擁していようと、その材質が材質であれば、熱にて斬撃することはそう困難ではない。加えて。
雨堂聖理:雨堂の魔眼は既に視認している。百十号。嶋倉則夫。あるいはその両者が存在する空間を。
雨堂聖理:……十分に赤熱しているヒートウィップの根本を、魔眼で強引に断ち切る。
雨堂聖理:鞭は当然、制御を失う。赤熱した武器の身を魔眼により制御し、猛回転させる。二人の敵を切り刻む。
百十号:ギラッ
百十号:輝きが、雨堂の眼前を通り過ぎた。雨堂が敵意を向けたのは、自らの手元。
GM:ならばその後に起こる出来事は『偶然』の結果だ――
雨堂聖理:……あまりにアトランダムで確実性のない動きに見えただろう。対応も容易な、稚拙な攻撃に見えただろう。
雨堂聖理:だが、雨堂の魔眼は見ている。雨堂が睨んだその空間内の全要素の揺らぎにより、『その可能性』が0%でなければ……
百十号:「!?コッ、ウッ!!!ェェエエエエエアアアアアッ」
嶋倉則夫:「きみ――」バヂヂヂュア!!!
GM:百十号の肉体にまとわりついたヒートウィップの表面積全てが、莫大な熱で肉を焼く。
GM:そして、軌道上に存在していた嶋倉則夫の群体を熱気の余波で焼き、破裂させた。
雨堂聖理:引き寄せられる。望む結果を。あるいは、望む結果の先へ、睨んだ空間を送り込める――運命の暗い海を密航する。それこそが『因果夜船』。
百十号:「ア、ウ、ウ」頭部と呼べるものが存在するのかどうかも分からないが、胴体から複数生えている器官から、体液のようなものがボタボタと垂れ流される。
百十号:「嬉しさ。硝子。櫛」
雨堂聖理:「…………」
雨堂聖理:「……まだ動く。キツいな……今のはかなり本気だったんだけど」
百十号:「カ、ウッ、工、工具。構築。設計。修、復――」
百十号:「グウウウウルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル」
百十号:獣のような唸りを発する。
雨堂聖理:「殺しきれる行き先がなかった」 使い物にならなくなったヒートウィップを放り捨て、ショットガンを両手で構える 「……でも、まだある。まだいけるよ」
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+20した(侵蝕率:103->123)
GM:手番は遠里支部長だ!
遠里 悠:マイナーで後方10mに移動し
遠里 悠:メジャーで射撃 ボルトアクションライフル
遠里 悠:対象は百十号
            百十号[6]
            嶋倉[5]

             10m

          雨堂[9] ノーヴェ[6]
従者B[24]  10m    ガネシュ[7]     20m  従者A[24]

              10m

             遠里[8]
遠里 悠:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 6[2,2,4,6]+1 → 7

百十号:もちろんリアクションは不能。
遠里 悠:1d10+8
DoubleCross : (1D10+8) → 9[9]+8 → 17

百十号:かすり傷!
遠里 悠:「少しずつでも削っていくわ」
遠里 悠:領域データに干渉して空間の歪から弾丸を射出
百十号:――ヂッ!
百十号:触覚のような器官を吹き飛ばした。
百十号:「ィィィ――――ィ、ィキィ」
遠里 悠:「ホント、気休め程度で悪いけど。やらないよりはマシよね」
百十号:だが、この巨大な体躯の中のごく一部を削ったというだけだ。確実に攻撃は通っているが……
百十号:先程の雨堂の一撃は確実な損傷を与えていたが、この格納庫を埋め尽くす肉と骨の構造物のどこまでが“百十号”なのかすら分からないのだ。
GM:手番はガネシュさん。
ガネシュ・カルキ:はいな!マイナーで戦闘移動、エンゲージしていきましょう
ガネシュ・カルキ:《縮地》。移動、エンゲージ
         ガネシュ[7]
         百十号[6]
          嶋倉[5]
 
           10m

          雨堂[9]
従者B[24] 10m  ノーヴェ[6]  20m 従者A[24]

           10m

          遠里[8]
ガネシュ・カルキ:そしてメジャーアクションで百十号を攻撃。とにかくこのでかいのを削ろう!
ガネシュ・カルキ:コンボ“阿修羅の腕を断つ ”。組み合わせはさっきと同じ《コンセントレイト》《貪欲なる拳》《ぺネトレイト》&《バックスタブ》!振るよ!
ガネシュ・カルキ:12dx7+4
DoubleCross : (12R10+4[7]) → 10[3,3,5,6,6,6,8,8,9,9,10,10]+10[2,2,2,2,5,7]+10[8]+10[9]+5[5]+4 → 49

百十号:あまりにもノーガード……!ダメージをお願いします。
ガネシュ・カルキ:侵蝕率は10増加。ううーん、あと1あれば!ダメージだぜ
ガネシュ・カルキ:5d10+31
DoubleCross : (5D10+31) → 21[5,1,7,5,3]+31 → 52

ガネシュ・カルキ:装甲無視!
百十号:52!でもガネシュさんは一発型ではなく安定してこの火力が出るのか。
ガネシュ・カルキ:ウッス!
ノーヴェ:しかも常に装甲無視……!
遠里 悠:強い
百十号:まだ生存しています。HPがとにかくバカげたやつ
ガネシュ・カルキ:怪鳥の如き勢いで床を蹴る。百十号への到達と同時、肉の骨組みの支柱が裂断、弾け飛んだ!
百十号:「キ」反応しようとした。
百十号:腰と思しき部位が回転し、ガネシュを目視している。だがそれよりも先に
ガネシュ・カルキ:「ひとツ」「ふたツ」「みっツ」「よっツ」「いつツ」「むっツ」
百十号:格納庫に根を張るその土台が切断されている
ガネシュ・カルキ:既に10近い柱が切断されている。滅茶苦茶な姿勢とスピードだ。ガネシュのエグザイルの側面だ
百十号:「グイイイイリィィィィギアアアアアアアアアア!!!」
百十号:ドバシャ!!!
百十号:構造物から切り離され、大量の骨腕で床を削りながらもがく!
ガネシュ・カルキ:およそあらゆる姿勢から全力のパワーとスピードが出せる。エグザイルの軟体の力をフルに生かした能力で、とにかく百十号を削る!
嶋倉則夫:「――信じられない」
嶋倉則夫:「再生速度よりも早く、全て切断したのか……供給部を」
ガネシュ・カルキ:(「だがまだだ――まだ足りない!!」)
ガネシュ・カルキ:膨大な生命力の百十号には、これでも遥か及ばない!
ガネシュ・カルキ:(「頼むぞ……ノーヴェ、キヨリ!」)
百十号:「ゴボッ、ゴハッ。翼。鍋。黒い……黒い壁」
百十号:「は、破壊が」
百十号:「ゴッ、ヂグッ」
GM:ノーヴェの手番!
ノーヴェ:ロイスを取ります。
ノーヴェ:-敵/嶋倉則夫/敬意/○殺意/ロイス
GM:殺意!
ノーヴェ:マイナーで戦闘移動して嶋倉さんたちのエンゲージに入る!
GM:こんなに人類のことを考えてくれているのに
ガネシュ・カルキ:戦闘移動なら!
ガネシュ・カルキ:ここで《間隙の魔術師》をノーヴェくんに使いたい。《縮地》と《バックスタブ》の効果が得られます
ノーヴェ:うわっなんだこの人!
ノーヴェ:サポートまでできるのか!
GM:万能すぎる~~
ガネシュ・カルキ:好きな所に移動できて、白兵攻撃が+20!
遠里 悠:恐ろしい火力支援
         ガネシュ[7]
         百十号[6]
          嶋倉[5]
         ノーヴェ[6]

           10m

従者B[24] 10m  雨堂[9]  20m 従者A[24]

           10m

          遠里[8]
ノーヴェ:ジャリッ
ノーヴェ:「敬意を表する」   「お前の"信念"にだ。嶋倉則夫」
ノーヴェ:「世界を守るという点において、俺たちとお前には何の違いもない」
ノーヴェ:ゆらりと自然体で距離を詰めていく。
嶋倉則夫:「それはよかった」
嶋倉則夫:「きみは……ぼくの危惧に対して、理解から遠いと思っていた」
ノーヴェ:「そうでもねえ。俺の根っこはマジメな優等生だぜ」
ノーヴェ:「色々あったんだろうなァ。ここまでの計画を動かすには……」「人間の精神すら捨て去ってでも、成し遂げたかったんだろうな」
嶋倉則夫:「……」
嶋倉則夫:嶋倉の肉体は、今や蝿の群体だ。人間であったころの精神を、真に移植できていたと言えるだろうか?
ノーヴェ:「だからこそ、お前はここで死ね」
ノーヴェ:「他の甘ちゃんが、万が一にもお前に絆される前にな。お前が犯した失敗は」
ノーヴェ:「俺たち<第七支部>に計画を嗅ぎつけられた事だ」 地面を蹴る。10mの距離を一瞬で詰めた。
嶋倉則夫:「!」
ノーヴェ:『八卦煉獄衝』。《コンセントレイト:ハヌマーン》《電光石火》《鉄風乱舞》《マシラのごとく》《バリアクラッカー》《獅子奮迅》。
ノーヴェ:マシラでダイスが5個減りますが、電光石火の増加分で相殺します。対象は嶋倉と百十号!
GM:うおおお
ノーヴェ:11dx7+6
DoubleCross : (11R10+6[7]) → 10[1,4,5,6,6,6,7,8,8,9,9]+10[2,3,5,5,10]+6[6]+6 → 32

ノーヴェ:ひくっ!
嶋倉則夫:暴食の胃袋も……もう発動していない!
嶋倉則夫:だが回避はできる!いや、回避か?
嶋倉則夫:……違う!《自動触手》だぜ!!
雨堂聖理:ノーヴェー!
ノーヴェ:お前!!
雨堂聖理:あたしの代わりに……!
ノーヴェ:触手する相手が!違うだろ!!
嶋倉則夫:この触手は、おれが雨堂ちゃんをメチャメチャにするはずだった触手だァー!
ノーヴェ:JOJOォーー!
嶋倉則夫:ガード値自体は全然ない!ダメージをどうぞ
雨堂聖理:おっとそれなら
雨堂聖理:《暴食の魔王》!ダメージを+6Dせよ!
GM:アヤヤーッ!?
ノーヴェ:なんだそれは!
雨堂聖理:アージエフェクトだよッ!
ノーヴェ:ダメージを出します。ガネシュパワーと雨堂パワーが乗っているので、
ノーヴェ:4d10+6d10+61+20 装甲ガードが無視。
DoubleCross : (4D10+6D10+61+20) → 25[6,7,3,9]+31[1,8,7,10,1,4]+61+20 → 137

GM:し、死ィ~~!?
ノーヴェ:二人とも死ね!
百十号:ここまでの威力は想定外!一気に半殺し以下の有様に……!
嶋倉則夫:嶋倉もこれはどう考えても消し飛ぶので、《透過》。こいつは120%エフェクトで耐えるタイプ。
嶋倉則夫:「百十号!」
ノーヴェ:「――――八卦」
ノーヴェ:ガッ!ガガガガガガッ!
ノーヴェ:天井と壁を蹴って縦横無尽に飛び回りながら、百十号の全身に強烈な打撃を加える。
ノーヴェ:掌底、ストレート、裏拳、手刀。それら全てに、先程"グワイヒア"の装甲すら破壊した振動波……指向性高周波が乗っている!
ノーヴェ:FH起源の格闘術と、機械化兵の身体能力の合わせ技。どんなものも体内から破壊するサイバネ浸透勁!
百十号:ギラッ
百十号:同時八方!カゴで取り囲むかのような軌道で
百十号:ノーヴェに骨の鋏脚が突き刺さろうとする……
ノーヴェ:「煉獄」「――無駄だ。一手遅い」
ノーヴェ:「もう徹った」
百十号:バチン!
百十号:鋏脚の一本がノーヴェの肌を撃った。
百十号:全く、肌すら裂けていない。
百十号:バチン、バチン、バチン!
百十号:二本目。三本目。四本目がノーヴェに命中する――そして。
百十号:――ビシャビシャビシャ!!!
百十号:全てが、根本から千切れて脱落した。既に終わっている。
ノーヴェ:「畜生きたねェ!」
百十号:「グギッ、ギッ、ギィィィ、ア、血、家族、道……道を、戻る。アアアアアアアアアァァァッ!!!!」
嶋倉則夫:「……とんでもないことを」
嶋倉則夫:《自動触手》で12点受けてもらいます。これは死ぬかなァー?
ノーヴェ:ううっ12点!
ノーヴェ:雨堂や悠ちゃんなら死んでただろうが……俺の肉体は8!
嶋倉則夫:なにっ
ノーヴェ:36-1d10 まず電光石火のダメージを受け、
DoubleCross : (36-1D10) → 36-3[3] → 33

ノーヴェ:12点くらいます。21点残りました。
GM:そんな~~
GM:(ハッ……あの時の応急手当キット……)
GM:(この男……どれだけ先まで読んでいたというのだ……)
雨堂聖理:……ショットガンを構えたまま、その交戦を『視』ていた。ノーヴェ、百十号、嶋倉則夫。その交戦を。
雨堂聖理:そして、有り得る限り最善の結果を、因果律越しに選び取った。この戦闘を終わらせ、百十号と嶋倉則夫を終わらせる後押し――『終局旅程』。
ノーヴェ:そもそも昨日に続き、今朝から成田と戦い、"グワイヒア"と戦い、成田と殴り合ったあと、もう一度グワイヒアと戦っているのだ。
ノーヴェ:機械化兵といえど、普通に体力を消耗している。
嶋倉則夫:「……こ、これは、ぼくにとっても、自動的な機能だ――」
嶋倉則夫:「自分に危害を加えるものに、自動で反撃を行う……そうでなければ、脆弱な虫の……肉体だから」
嶋倉則夫:ノーヴェの装甲に、幾つかの噛み傷が存在しているが――
嶋倉則夫:浅い。
ノーヴェ:「なァにが脆弱だ。……雨堂!お前、なんかやったな?」
ノーヴェ:「もっかいだ!もっかいやれ!」
ノーヴェ:「こいつらは絶対ェ、ここで殺る!」
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+21した(侵蝕率:107->128)
嶋倉則夫:「“无号”。げ、現代の……技術水準は、これか」
嶋倉則夫:ボタボタボタボタッ!
嶋倉則夫:辛うじて残っていた群体が一斉に落ちる。ノーヴェの全力攻撃の振動余波だけで、死んだ。
雨堂聖理:「……え!? 分かるの!? 今の分かる……!?」
雨堂聖理:実のところ、『有り得る範囲でもっとも都合の良い結果』を実現しているので、戦闘慣れしていれば『不自然なくらいに上手くいった』ことは分かる可能性があるにはあるのだが、雨堂が他人から指摘されたのは初めてだった。
ノーヴェ:「予測より7発多く入った。7発だぞ。ありえねえ」
ノーヴェ:「ガネシュのサポートじゃねえ。ベリッシマも違う。ならお前だろ」
雨堂聖理:「……そうなんだ。まあ、言われなくてもやるけどね……もちろん!」
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+5した(侵蝕率:123->128)
嶋倉則夫:「い、いいや……この時点で、もはや」残った群体を辛うじてかき集めている。
嶋倉則夫:「きみたちには、何もない。今までの動きが」
嶋倉則夫:「――予前機動なのだ。“百十号”にとっては」
百十号:百十号の手番。
百十号:《コンセントレイト:エグザイル》《命の剣》《伸縮腕》《怒涛の大蛇》。まずはこっち。
百十号:対象はPC全員。
ノーヴェ:にょろにょろ
百十号:24dx7+10
DoubleCross : (24R10+10[7]) → 10[1,2,3,3,3,3,3,3,4,5,5,5,6,6,6,7,7,7,8,9,10,10,10,10]+10[1,2,2,4,4,5,5,6,9]+3[3]+10 → 33

百十号:ニョロ!
雨堂聖理:じゅっ従者!
ガネシュ・カルキ:ギャワーッ
遠里 悠:仕方ないネ
ノーヴェ:命の剣が入ってる時点でガードしても死にそうだなあw
ノーヴェ:ドッジしようっと。
雨堂聖理:ドッジ
ガネシュ・カルキ:ドッジを狙うしかない!
百十号:あ、すみません!マイナーアクション忘れてました。
百十号:いいですか今から
ノーヴェ:おやりなさい!
雨堂聖理:しょうがないなぁ
百十号:ありがとうございます。
ノーヴェ:百十号がすごく礼儀正しくなったように見える
百十号:ではマイナーアクション。
百十号:《骨の剣》《形状変化:速》。
百十号:行動値は+21されます。
ガネシュ・カルキ:21!!!!!
ノーヴェ:めっちゃ速い!
雨堂聖理:エグザイルの最強エフェクトじゃないですか~
遠里 悠:速くなったけど従者はもういないしな
ノーヴェ:11dx+1=>33 あらためてドッジ。
DoubleCross : (11R10+1[10]>=33) → 8[2,2,3,3,4,4,5,6,7,8,8]+1 → 9 → 失敗

雨堂聖理:4dx=>33
DoubleCross : (4R10[10]>=33) → 10[3,8,10,10]+9[5,9] → 19 → 失敗

雨堂聖理:頑張りを見せるなよ
従者A:12dx>=33
DoubleCross : (12R10[10]>=33) → 9[3,3,3,3,4,4,6,6,7,7,8,9] → 9 → 失敗

従者B:12dx>=33
DoubleCross : (12R10[10]>=33) → 8[2,3,3,4,4,4,6,7,7,7,8,8] → 8 → 失敗

ガネシュ・カルキ:よし避ける!
ガネシュ・カルキ:7dx=>33
DoubleCross : (7R10[10]>=33) → 8[4,5,8,8,8,8,8] → 8 → 失敗

遠里 悠:2dx+1>=33
DoubleCross : (2R10+1[10]>=33) → 5[3,5]+1 → 6 → 失敗

遠里 悠:奇跡は二度は無い
百十号:「き、機。ランプ。回転。腱。神経――」
百十号:「駆、動」
百十号:ズ  ギャドギャドギャドギャドギャド!!!
百十号:格納庫の天井を貫き、骨の槍のようなオブジェクトが無数に降り注ぐ!
ガネシュ・カルキ:「!」
ガネシュ・カルキ:「ッ、みんな――!!」「避、け」仲間に警告を発しようとするがそれでも尚、遅すぎる速度と威力だった。躱し、弾けたのは最初の二撃のみ
ノーヴェ:「ベリッシマ!雨堂!」身体能力の低い二人を気にかけつつ防御。
ノーヴェ:「自分でなんとかしろ!」
百十号:落下ではない。肉体の延長としてこれを操っている。ガネシュの速度でもなお、追いつけない密度と速さだった。
雨堂聖理:ほとんど倒れるように姿勢を低くする。高密度の槍衾となれば、まともな防御などできない。急所を手で押さえ、武器を身体で庇う。
遠里 悠:(これはムリねえ)
遠里 悠:少し避けようとするが無駄な行動と見極めそのまま攻撃を受ける
百十号:「ガチッ、ガチッ、ゆ、ゆゆ、ゆうう」ガネシュに切り飛ばされた上半身のまま、もがく。
百十号:目に見えない微細な神経繊維が、天井の穴にまで通っていることが分かる。
百十号:「優先順位」
百十号:「一.“神”ヲ探索シ排除スルコト。二.機能ノ完成及ビ修復ニ要スル資源ヲ回収スルコト。三.自身ノ防衛ヲ遂行スルコト」
百十号:――バキン!!!
百十号:獣のような、目視不可能な速度で壁面へと移る。
嶋倉則夫:「“百十号”……駄目だ」
嶋倉則夫:「その損傷状態で稼働してはならない……栄養が尽きてしまう」
嶋倉則夫:「供給部だけでも、ぼくが……」
嶋倉則夫:嶋倉の手番。
嶋倉則夫:こいつはメジャーで攻撃したりはしません。
ノーヴェ:先生ダメージをください!
雨堂聖理:そう、ピンピンしているのだ
百十号:忘れてたw
百十号:なぜかミスが多いな百十号の手番
ノーヴェ:まだねぼけてるのかな、百十号
遠里 悠:ダメージしょぼくて従者が生き残ったりしないかなー
百十号:4d10+47
DoubleCross : (4D10+47) → 15[6,3,4,2]+47 → 62

雨堂聖理:この不完全品め!
ノーヴェ:めちゃくちゃ死ぬw
遠里 悠:ギャース
ガネシュ・カルキ:そういうこともあるのだぜ、ダイッジョブぜ!
百十号:《命の剣》のパワーだぜ
ガネシュ・カルキ:62!!
ノーヴェ:ガードしなくてよかった。こんなのHP全快でも耐えられるわけがない。
ノーヴェ:嶋倉さんのロイスを昇華して復活。
従者A:クラッシュ!
従者B:クラッシュ!
ガネシュ・カルキ:死!
雨堂聖理:死んだ死んだ。家族のロイスをタイタスに変えて昇華復活。今必要なものは懐旧ではない。
ノーヴェ:か、家族ーー!?
遠里 悠:死亡 嶋倉のロイスをタイタス昇華して復活
ガネシュ・カルキ:支部長のロイスをタイタスに変えて昇華、復活。任されたのだ、ワタシは支部長に――!!
  ガネシュ[7]
  百十号[6]
   嶋倉[5]
  ノーヴェ[6]

    10m

   雨堂[9]
    10m

   遠里[8]
遠里 悠:「ホント、心配してくれてアリガト。まだ生きてるわよ」
遠里 悠:瓦礫の下からゆっくりと這い出す
嶋倉則夫:じゃあ改めて嶋倉さんの手番。ご迷惑をおかけしました。
嶋倉則夫:マイナーはなし。《カンビュセスの籤》を百十号に使うだけ。
嶋倉則夫:3D10+5
DoubleCross : (3D10+5) → 17[7,6,4]+5 → 22

百十号:やったね回復
嶋倉則夫:格納庫に張り巡らされた生体の、神経の中に蝿が潜り込んでいく。思考の『投与』。
嶋倉則夫:ガネシュが切断した供給管が自ら動き、辛うじて百十号に癒着する。
GM:第1ラウンドはこれで終了。
GM:クリンナップですが、暴食の胃袋は解除済みなのでダメージはなし。

■第2ラウンド

GM:第2ラウンドに参ります。
  ガネシュ[7]
  百十号[6]
   嶋倉[5]
  ノーヴェ[6]

    10m

   雨堂[9]
    10m

   遠里[8]
百十号:セットアップはなし。
雨堂聖理:ないぞ!
ノーヴェ:なし!ブルーゲイルを使ったところで追いつける行動値ではないのだ。
遠里 悠:ナイヨー
ガネシュ・カルキ:ないです!
百十号:あ、違う!《ヒュドラの怒り》だw
ノーヴェ:ねぼけてる!
百十号:これがないと全然計算狂うから使います!また暴走
雨堂聖理:しょうがないなぁ百十号くんは
百十号:百十号、バグが多いボス
ガネシュ・カルキ:起きたばかりだからね……
雨堂聖理:演出処理で色々圧迫してるんでしょうね……
嶋倉則夫:嶋倉は本当にセットアップなし。
ノーヴェ:「間に合う……」「と!」 肩に刺さった骨槍を引き抜く。
ノーヴェ:「思ってンのか?そののんびりした回復で」
ノーヴェ:「再生できねえくらいにすり潰してやる!」
百十号:「敵種一。敵種二」天井近くに張り付いたまま、ノーヴェとガネシュを、別々の眼球が見定める。
遠里 悠:「動き出すととんでもないわね」
ガネシュ・カルキ:肉と骨の残骸の中から立ち上がり、天井の百十号を睨みつける
百十号:「――突」
百十号:「裂」
百十号:《コンセントレイト:エグザイル》《命の剣》《流刑者の大鎌》。対象はPC4人。
百十号:《伸縮腕》も入れないとだめだ。視界化。
雨堂聖理:ヒ~
百十号:《流刑者の大鎌》のおかげで、さっきよりさらにダメージ増大!いくぞ!
百十号:24dx7+10
DoubleCross : (24R10+10[7]) → 10[1,2,3,3,3,3,4,4,5,5,5,6,6,6,6,6,6,7,8,9,9,9,10,10]+10[1,3,4,4,5,6,7]+10[7]+10[8]+5[5]+10 → 55

雨堂聖理:どうしようもないわ! 一応ドッジ
雨堂聖理:4dx+1=>55
DoubleCross : (4R10+1[10]>=55) → 8[2,3,4,8]+1 → 9 → 失敗

遠里 悠:2dx+1>=55
DoubleCross : (2R10+1[10]>=55) → 8[8,8]+1 → 9 → 失敗

遠里 悠:ムリね
ノーヴェ:ダイスが多いし技能もたけえ!
ノーヴェ:11dx+1=>55
DoubleCross : (11R10+1[10]>=55) → 9[1,3,3,5,5,5,6,7,8,9,9]+1 → 10 → 失敗

ノーヴェ:全然ダメ。
ノーヴェ:あっドッジです。
ガネシュ・カルキ:避けてみる、うおお!
ガネシュ・カルキ:7dx=>33
DoubleCross : (7R10[10]>=33) → 9[2,4,4,5,6,8,9] → 9 → 失敗

百十号:6d10+47
DoubleCross : (6D10+47) → 23[1,10,1,7,3,1]+47 → 70

百十号:あ、違う。さらに+2D10。
百十号:70+2d10
DoubleCross : (70+2D10) → 70+10[4,6] → 80

ガネシュ・カルキ:アバ—ッ!
雨堂聖理:死~ん ハルカさんのロイスをタイタスにして復活
ノーヴェ:むちゃんこ高い……!ううーん
ガネシュ・カルキ:闘志衰えぬガネシュに、だが骨の雨が降り注ぐ!今度は口を開く猶予もない!
遠里 悠:再びの攻撃もなすすべもなく受ける
ガネシュ・カルキ:ごめん、悠ちゃん。ロイスをタイタス昇華で復活!
ノーヴェ:お、お前ら!
ノーヴェ:グワイヒアのロイスは切れない……!悠ちゃんのロイスを切ろう。
遠里 悠:ノーヴェ君のロイスをタイタス昇華して復活
百十号:ゴシャ!!!
百十号:隕石墜落のような音とともに、骨で形成された巨大槌が床に突き刺さる。
百十号:「回」
百十号:射出しているのは、天井の百十号だ。周囲の生体組織を――
百十号:ガン!!バギ!!
百十号:ドガッ!!ゴシャア!!
百十号:次々と引きずり込み、射出装置として肉弾を撃ち込み続けている。
百十号:「回。回。回。回。回」
百十号:ゴッ
百十号: ドガカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカカ!!!
雨堂聖理:「うっく……!」 先ほどの骨の槍の残骸で幾分か防ぐが、到底捌ききれない。ただ停止せずに済んでいるだけだ
雨堂聖理:被弾部、それも攻撃行動の弊害になる部位に意識を集中させ、急速に再生させる。攻撃せずして勝つことはできない……!
ノーヴェ:「ちィイッ」 格納庫中を駆け回って回避するも、限界がある。
ノーヴェ:「"ベリッシマ"!」
ノーヴェ:「なんとかしろ!手品は得意だろ!」
遠里 悠:「頼られるのってとっても嬉しいけど。手品の種の仕込みがまだなのよね」
遠里 悠:「ま、次に…ぐッ!…期待して頂戴…ね」
ガネシュ・カルキ:「ぐ、ウ、ぐ……ッ!!」体内臓器を変形、移動。とにかく被害を最小限に抑える。だが……微々たるものだ!
ガネシュ・カルキ:(「耐えろ、今は防御に集中しろ……手が緩むときが、必ずある筈だ!」)
遠里 悠:「今から仕込みは…させてもらう…から」
百十号:機動力も、攻撃の回転も、桁違いに速い。だが、恐らく、多くの人体を取り込むほどに、さらに際限なく強大化していくだろう。
GM:手番は雨堂ちゃん。百十号のHPはまだまだすごいぞ!
雨堂聖理:マイナーで装備変更、ナイフとショットガンになります。で、メジャーで攻撃。《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》+《黒の咆哮》
雨堂聖理:守護天使使用で判定ダイスペナルティを踏み倒し更に+5
雨堂聖理:対象は百十号!
GM:つ、強いよ守護天使!
雨堂聖理:16dx7+1
DoubleCross : (16R10+1[7]) → 10[1,2,3,4,4,5,5,6,6,6,7,8,9,10,10,10]+10[2,4,5,6,7,10]+10[2,10]+10[7]+10[7]+5[5]+1 → 56

百十号:嶋倉さんには攻撃しない……?
雨堂聖理:できない! 獅子奮迅が乗っていないので……
百十号:おのれ~~触手チャンス!
雨堂聖理:あっホントだ。ごめんw
百十号:暴走でリアクション不可!
雨堂聖理:6d10+17
DoubleCross : (6D10+17) → 24[9,1,4,2,6,2]+17 → 41

雨堂聖理:諸々有効!
百十号:なかなかの攻撃力……というか普通はこれが常識的なPCの火力だよな
百十号:もう攻撃はバリバリ通っているのだが健在!三倍"餓鬼の晩餐"はすごいアヤ!
雨堂聖理:肉の弾丸の砲撃の最中にあっても、骨の槍を掴んで立ち、ショットガンを構える。
百十号:「回。回」
百十号:ゴッ!!
百十号:――ドギャ!!!バド!!ズゴゴゴゴゴゴン!!
百十号:現代兵器以上の威力で次々と降り注ぐ砲撃の中では、反撃の機会すらない。
雨堂聖理:狙うはその忌まわしい砲撃が止む瞬間だ。魔眼をショットガンの銃口に。そして引き金を引く。
雨堂聖理:(砲撃止まれ……そこ!)
百十号:止む瞬間はある。恐ろしく高速に繰り返される、弾丸と弾丸の装填の間。
百十号:だが、それは僅かな……ほんの僅かな時間でしかない。
雨堂聖理:百十号の周囲を視る。その装填の僅かな合間が、空間内に満ちる偶発的要素により最大化した因果を、選び取る。
百十号:一瞬。本来ならありえない挙動だ。
百十号:相手に反撃を許さず、一方的に射殺するための砲撃戦術だった。
雨堂聖理:そこに突き刺さる、魔眼により加速した針弾。本当に、針の穴に糸を通すような攻撃。だが確かに……通る!
百十号:「回――」
雨堂聖理:単純だが強力、つまり攻撃のため開いた口へ向けた内部攻撃。その成功に反し、その背筋には冷や汗が流れる (……意味分かんないな)
百十号:「――」
雨堂聖理:(選べる運命が、不確定要素が少なすぎる。これが……この人の造り出した、神……に、抵抗するための力……)
百十号:ベチャ!!
百十号:質量もない、百十号や第七支部の破壊の嵐に比べれば無にも等しい、小さな針弾が
百十号:無限に続くと思えた連射形態を停止させた。運動神経に予期せぬ損傷を受け、張り付いていた天井から墜落する。
雨堂聖理:(でも、通せるんだな。……弱点があって、そこに届く可能性がある限り!)
雨堂聖理:また異なる反撃を予期し、砲弾と骨槍を壁にしてショットガンに次弾を装填する
GM:遠里さんの手番です。
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+9した(侵蝕率:128->137)
遠里 悠:ここは待機します
遠里 悠:まだやれることがある
GM:確かにそうかもしれない!アタッカーの踏ん張りどころ!
GM:ガネシュさんの手番!
ガネシュ・カルキ:ウオーッ
ガネシュ・カルキ:マイナー……で、やれることは特になし。そしてここでこいつの弱点が出てきてしまう……!!
ガネシュ・カルキ:メジャーで攻撃します。コンセントレイト》《貪欲なる拳》《ぺネトレイト》。移動が出来ないと……バックスタブが乗らない!
GM:同エンゲージでバックスタブできるかどうか問題ですね
ガネシュ・カルキ:そうなんす!
GM:これ、結構難しいんだよな……
雨堂聖理:移動エフェクト持てジュ・カルキ
ノーヴェ:この問題は本当に裁定次第って感じですよね
GM:今回の卓では一応、できないとしておきましょう
ノーヴェ:ゴールデンルール!
GM:実際《バックスタブ》のために射程白兵武器取る人もいるので
GM:そういう人が損をしないために
GM:こういう、一体の硬いボスを相手にする時は非常に不利ですけどね……!
ガネシュ・カルキ:ですよねん。この辺りは裁定次第……!了解です!実際その通りだと思う!>そういう人が損をしないために
ガネシュ・カルキ:では改めて振ります。最終火力が減るだけで達成期待値は変わらないぜ。標的は百十号!
ガネシュ・カルキ:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[1,3,4,5,5,6,6,7,7,7,8,8,10]+10[1,6,6,6,8,9]+1[1,1]+4 → 25

百十号:ヒヒーッ!なんだその達成値は~~
百十号:そんなものカンタンに回避……か、かいひ……
ガネシュ・カルキ:低い!!グオオ~~~
百十号:回避できねええええ~~っ!!獣の槍ぃぃぃ~~~っ!!
ガネシュ・カルキ:獣の槍!!ではダメージを出す……!!
ガネシュ・カルキ:3d10+11
DoubleCross : (3D10+11) → 15[4,4,7]+11 → 26

百十号:26点!へなちょこめ!
ガネシュ・カルキ:クソーッ!装甲無視!
百十号:もう最大HPの1/4くらいだがまだまだ並のボス以上のHPが残っておるぞ
ノーヴェ:た、タフい!
ガネシュ・カルキ:つよい……!!
百十号:砲撃の攻勢が途切れた。この場の誰かが、『何か』をしたのだ。
百十号:床に墜落した状態で……次なる機動に移るまでに、僅かに、間がある。
百十号:……超高速の白兵型エージェントにとっては、その時間がある。
ガネシュ・カルキ:満身創痍で、大地を蹴る。しかし
ガネシュ・カルキ:(「死角が……ない!」)天井から、壁から、周囲の床から、何よりその墜落した百十号から
ガネシュ・カルキ:無数の目が開いてこちらを見た。「まずイ……だが!」
ガネシュ・カルキ:止まるわけにはいかない。キヨリが開いてくれた活路だ。無駄にするわけには……!!
百十号:神経繊維のような触手が鋭く射出される。だが、間に合う。
ガネシュ・カルキ:接触、一閃。最も手薄な『眼』に深く深くグルカナイフを突き立てる。捻り抉り込む!
百十号:「ギッ、イイィィィィ!!!」
百十号:「優先。優先順位。優先」
百十号:バタバタともがき、逃れていく。
ガネシュ・カルキ:「手応えがうすイ!だが!」放すな、絶対に!「ノーヴェ!」
ノーヴェ:「任せろ」
GM:ノーヴェくんの手番!
ガネシュ・カルキ:お願い、やってくだせえノーヴェくん!!
ノーヴェ:マイナーはなし。
ノーヴェ:『零式・獅吼崩撃』。《コンセントレイト:ハヌマーン》《鉄風乱舞》《バリアクラッカー》《獅子奮迅》!
ノーヴェ:対象は当然、百十号と嶋倉さんの二人です。獅子奮迅もバリクラもこれが回数が切れる!
GM:大盤振る舞い!
ノーヴェ:11dx7+6
DoubleCross : (11R10+6[7]) → 10[1,2,3,4,4,6,7,7,8,9,10]+10[1,4,5,6,9]+4[4]+6 → 30

ノーヴェ:ま、まあこんなもんか……
百十号:どっちにしろ暴走なのだなあ
遠里 悠:《力の法則》 ダメージ+5D10 浸蝕+4で138
嶋倉則夫:そして嶋倉さんは……死ね!《自動触手》チャンスだ!!
嶋倉則夫:ガード。
雨堂聖理:《暴食の魔王》! ダメージ+6D10せよ!
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+5した(侵蝕率:137->142)
GM:えええ~~!!嘘!!
ノーヴェ:すごい飛んできたw
GM:これで百十号は生存確定だな~~って思ってたのに!!
ノーヴェ:11個もダメージダイスが増える!
ノーヴェ:4d10+11d10+21 範囲攻撃です。装甲とガードを無視。
DoubleCross : (4D10+11D10+21) → 29[1,8,10,10]+57[1,5,8,6,9,8,4,6,1,1,8]+21 → 107

百十号:うおおおあああ
ノーヴェ:ノーヴェ単体なら50ダメージだったので、倍以上になってる!
ガネシュ・カルキ:キヨリちゃんの暴食の魔王と悠ちゃんの力の法則だぜやったー!107点!!
百十号:やばい!本当に瀕死!!バケモノみたいなHPがあったはずなのに!
百十号:もうこれはヤバヤバのヤバだよ~~
雨堂聖理:生きてんのか……!
ガネシュ・カルキ:でも生きてんのかよ……!
遠里 悠:えーマジか
GM:残念ながら生きてはいる!でも容赦なくHP増強してましたからねこいつ
嶋倉則夫:そして嶋倉さんはこれで完全死亡。もう復活エフェクトもないです。
ノーヴェ:「叩っ斬る」 腕部ブレードを展開。
ノーヴェ:「"ベリッシマ"、雨堂!」
ノーヴェ:「合わせろ!」
遠里 悠:「はいはい、手品の種は容易してるわよ」
雨堂聖理:「な、なんで当然みたいにあたしの力のこと……もう!」 その動きを視認する
ノーヴェ:「頼れるヤツを頼るのは当然だろうが!」
遠里 悠:「百十号のデータ解析完了、崩壊促進。いけるわ!」
雨堂聖理:とはいえ、ノーヴェの動きは洗練されつつも動きが大きい。つまり空間が乱され、不確定要素も多く……より良い結果を導き出せる!
雨堂聖理:ハルカさんの介入もあり、その効果は最大限だ。雨堂以外に認識できない選択ではあるのだが。
ノーヴェ:高速で駆け抜けざまに斬り、更に背後から斬る。ガネシュ・カルキが得意とするマニューバをパクった。
百十号:ザ    ン!
百十号:ガネシュが封じた眼球の死角から
百十号:今度こそ、完全に斬撃を入れる!頭骨の一つがスライスされ、胴の深くまで切断傷が達する。
ノーヴェ:ノーヴェの侵蝕率を+13した(侵蝕率:128->141)
ノーヴェ:「おいおい。おいおいおい」
ノーヴェ:「"片方"だけかよ。殺れたのは」
ノーヴェ:「タフだな……」 ブレードを振り、こびりついた体液を払う。
百十号:「ガリ、ガリガリガリリギッ」
百十号:「敵種一」
ガネシュ・カルキ:「まったク……やってくれまスね」自分の動きを真似た一撃。だが余りに鮮やかなその閃きに、むしろ称賛の声が漏れてしまう
雨堂聖理:「……手抜いたりはしてないからね、言っとくけど」 少なくとも、今の攻撃で百十号を討ち取れる選択肢は存在していなかった。あまりにも脅威的な耐久
百十号:「……“神”。“神”ノ撃墜…………」
遠里 悠:「ホント、神様を相手にするっていうのは伊達じゃないわ。ノーヴェちゃんも言ったように本当に世界を救おうとしてたのよ」
嶋倉則夫:「……」嶋倉の声はもう聞こえなくなっている。
嶋倉則夫:百十号の器官を修復するために潜り込んだ。その百十号の肉体ごとバラバラに寸断されているのだ。
嶋倉則夫:意識ももはや溶解してしまったことだろう。全ては呆気なく終わった。
百十号:百十号以外は。
百十号:残った肉体組織を継ぎ合わせ、再び立ち上がろうとしている。
百十号:肉と臓器を保持できていない。ただの骨細工のようでもある。
  ガネシュ[7]
  百十号[6]
  ノーヴェ[6]

    10m

   雨堂[9]
    10m

   遠里[8]
GM:手番は待機中の遠里支部長。
遠里 悠:従者はもう一個作れて それで次の攻撃を避ける壁にしようとも思ったけど
遠里 悠:ここは攻撃します
GM:うおお、だが結構ギリギリだぞ!
GM:削れるか、削れないか!
GM:これはギャンブルなHPだ
遠里 悠:マイナーでボルトアクションライフルを起動 達成値+5
ノーヴェ:いけー!
雨堂聖理:我々のロイスがかかッてるんですよ!
遠里 悠:従者はもういない つまりダイスペナルティが無い
GM:他のアタッカーなら間違いなく殺されるHPだが……遠里さんはどうかな!
遠里 悠:7dx+6
DoubleCross : (7R10+6[10]) → 9[2,3,3,7,8,9,9]+6 → 15

GM:クリティカルしてない!アヤーッ!
遠里 悠:周りはしなかった
百十号:回避もできないのでそのまま受ける。あとはダイス目!
遠里 悠:2d10+8
DoubleCross : (2D10+8) → 8[2,6]+8 → 16

百十号:ああ~~!
百十号:残念!
百十号:ちょっと足りませんね
ガネシュ・カルキ:グヌーッ
雨堂聖理:残る……!
百十号:それでも、もう本当にマジマジの瀕死なので
遠里 悠:ダメージバースト手段があればなあー
GM:では演出どうぞ
遠里 悠:手にライフルを持つ
遠里 悠:「ホント、攻撃は苦手なのよね」
遠里 悠:狙いを定めて撃つ、ただそれだけだ
百十号:パン!!
百十号:残る頭部が仰け反る。ごく普通の、人間を倒すための弾丸だ。
遠里 悠:「これでやっつけられたら格好良かったんだけど、。ふふ、こっちに気を引くくらいは出来たかしら?」
百十号:だが、もはや百十号の構成要素はその人間に近づいている。部品を切り落とされすぎた。
百十号:「ギリッ、リ」
百十号:「敵種三」遠里を認識する。
GM:ラウンド終了。

■第3ラウンド

  ガネシュ[7]
  百十号[6]
  ノーヴェ[6]

    10m

   雨堂[9]
    10m

   遠里[8]
GM:次のラウンド。セットアップです。
百十号:《ヒュドラの怒り》。ルーチンは変わりません。
雨堂聖理:ない!
遠里 悠:なし
百十号:回避できるようになれば相当肉体が高いんですがねこいつ
雨堂聖理:やめようね!
ガネシュ・カルキ:ないです!
ノーヴェ:なし!
百十号:ウオーッ殺す
百十号:choice[雨堂,ノーヴェ,ガネシュ,遠里]
DoubleCross : (CHOICE[雨堂,ノーヴェ,ガネシュ,遠里]) → 雨堂

百十号:雨堂死ね!
雨堂聖理:ヒエーッ!
百十号:《コンセントレイト:エグザイル》《命の剣》《伸縮腕》!
百十号:24dx7+10
DoubleCross : (24R10+10[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,3,3,4,4,4,5,5,5,6,7,7,8,9,9,9,10,10,10]+10[2,3,5,5,6,6,7,9,10]+10[5,5,9]+10[9]+6[6]+10 → 56

雨堂聖理:なさけ容赦なし号か!
雨堂聖理:5dx=>56
DoubleCross : (5R10[10]>=56) → 9[1,2,5,8,9] → 9 → 失敗

百十号:「ギシャッ、ガ」
百十号:「裂――」
百十号:6d10+47
DoubleCross : (6D10+47) → 17[1,1,2,8,1,4]+47 → 64

雨堂聖理:無理! "アザレア"のロイスを取って復活します。シーンのシメにとっておくつもりだったんだけどなあ!
百十号:恐らくは偶然……雨堂の方向に向かったのだろうが、攻撃が弾けて飛ぶ。
百十号:背骨を異常に伸長したような触手が切断にかかる。
雨堂聖理:先ほどからほぼ武器を構えて立っているだけだ。回避などしようもない。
雨堂聖理:(……でも、攻撃できなくなるのはダメ……!)
百十号:バチン!!
百十号:袈裟懸けのように雨堂を引き裂く!
雨堂聖理:ナイフで受け、軌道をわずかに逸らす。身をよじり、骨槍をショットガンの銃身で引き寄せて、攻撃の勢いを殺す
雨堂聖理:それでも、防ぎきれるものではない。鮮血が散る
百十号:これも、先程のような攻撃行動ですらない。
百十号:誤動作だ。
雨堂聖理:……そして同時に。その触手を、受けてナイフを弾き飛ばされ、空いた左手で掴んでいる。
百十号:「ウ、ウ、ウウッ、月。空気。本」
百十号:元は人間だったのかもしれないが、一つの目的のための兵器に過ぎない。
雨堂聖理:執念。身体を支え、的の動きを抑え、その兵器を撃ち果たすための。
雨堂聖理:「かふ……っ!」 軋るほどに葉を噛み締め、立ち続ける
雨堂聖理:「連れていく……!」
GM:手番は雨堂さん。
雨堂聖理:《コンセントレイト:バロール》+《瞬速の刃》だけだ。でも守護天使は乗せる。行くぞ!
雨堂聖理:あ、武器はショットガンで対象は百十号です。
ガネシュ・カルキ:キヨリちゃん……!!
百十号:来いーーッ!
雨堂聖理:17dx7+1
DoubleCross : (17R10+1[7]) → 10[1,2,3,4,4,4,6,6,6,7,8,9,9,9,9,10,10]+10[1,1,3,3,4,5,6,10]+10[10]+3[3]+1 → 34

ノーヴェ:がんばった!
百十号:暴走!ダメージくださいな
雨堂聖理:4d10+5
DoubleCross : (4D10+5) → 28[9,8,9,2]+5 → 33

雨堂聖理:4d平均7だオラッ! ありがたく倒れろ!
百十号:残りHPは4。死にます。
ノーヴェ:4……!
百十号:復活エフェクトもなし。代わりに《生命増強》がレベル10あったからね
ノーヴェ:雨堂の消耗が激しいのはわかっているが、特に撤退を勧めたりはしない。
ノーヴェ:自分で判断して動く女だと思っているからだ。他人に行動を強制されて従うような女でもない。
ノーヴェ:きっと悔いの残らないようにやるはずだ。
ノーヴェ:「行け雨堂!」
ノーヴェ:「終わらせろ!」
雨堂聖理:「言……ッなくても」
雨堂聖理:掴んだ触手は張っていた。伸び切っていた。つまり直線ということであり、その先に百十号がいるということだ。
雨堂聖理:「あたしはそうしてきたし……そうする!」
雨堂聖理:だから素直に、まっすぐにショットガンを持つ腕を伸ばした。そして引き金を引く。運命を選択する余力はない。そうすれば本当に最後の運命を超える未来が見えた。
百十号:「人」
百十号:「……街」
百十号:   ガン !!!
雨堂聖理:だからそれは、ただ高速の針弾。量産兵器による、汎用な一撃。
百十号:最後の思考中枢を吹き飛ばした。
百十号:張り詰めていた骨の触手が、力なくたわんでいく。
百十号:接合が崩れる。無数に組み上げられた人体の中から
百十号:何の変哲もない、白い石がカラカラと脱落する。
百十号:“百十号”は停止した。
雨堂聖理:雨堂聖理の侵蝕率を+5した(侵蝕率:142->147)

■Backtrack

GM:バックトラックに入ります。
ノーヴェ:ば!
雨堂聖理:にーんげんっていいなー
GM:今回はEロイスのみ。
【百十号】
"飢えの淵"
"飢えの淵"
"飢えの淵"
"餓鬼の晩餐"

【嶋倉則夫】
"暴食の胃袋"
GM:5個振れますね!振りたい人はどうぞ。
遠里 悠:振りまーす
ガネシュ・カルキ:振るー!
ノーヴェ:もちろん振る!死んじゃう!
雨堂聖理:振る振る!(寝る子を起こすとこうなるんだよーッ!)
遠里 悠:138-5d10
DoubleCross : (138-5D10) → 138-18[9,1,4,3,1] → 120

遠里 悠:あまり減らんかったなー
ノーヴェ:141-5d10
DoubleCross : (141-5D10) → 141-32[2,8,6,10,6] → 109

ノーヴェ:ホッ
ガネシュ・カルキ:139-5d10
DoubleCross : (139-5D10) → 139-25[1,6,3,9,6] → 114

雨堂聖理:147-5d10
DoubleCross : (147-5D10) → 147-29[10,5,2,6,6] → 118

GM:まだまだピンチの人が多い
遠里 悠:これは2倍が安全だなー
ノーヴェ:残りロイスは4個。これなら1倍でもいけるかなー。
ノーヴェ:1倍振り。
ノーヴェ:109-4d10
DoubleCross : (109-4D10) → 109-21[2,6,3,10] → 88

ノーヴェ:もどり!5点です。
雨堂聖理:残ロイスは3個ゆえな。倍振り!
雨堂聖理:118-6d10
DoubleCross : (118-6D10) → 118-21[5,4,1,1,5,5] → 97

雨堂聖理:あっぶね
ノーヴェ:あぶねえw
GM:ヒエーッ
遠里 悠:4個だから安全策の二倍で
遠里 悠:120-8d10
DoubleCross : (120-8D10) → 120-54[7,8,7,10,4,10,5,3] → 66

ノーヴェ:こっちはスゲー戻ってる!
遠里 悠:1倍でも良かったな
遠里 悠:帰るのが大事
ガネシュ・カルキ:こっちは4個!んーんーんー……今回の判定は出目がダメなのがやたら多かったから倍振りで!なんかこわいから!
GM:倍振り、まあそんなに損じゃないですしね
ガネシュ・カルキ:114-8d10
DoubleCross : (114-8D10) → 114-61[6,8,9,10,10,10,1,7] → 53

ガネシュ・カルキ:こんな時ばかり!!10が三つも!!!
GM:すごーい!
GM:侵蝕が減るのが得意なフレンズ
ガネシュ・カルキ:すごいでショウ!!腐腐腐腐腐!!帰れただけ良しとしよう、ウン……!!
GM:経験点はもうシナリオ10点いつもの5点Eロイス5点で
GM:きりよく20点にしましょうか。これに侵蝕経験点を足してね
ノーヴェ:シナリオ10点!アヤッター!
ノーヴェ:情報項目めちゃくちゃ多かったですしねw
ノーヴェ:ノーヴェは20+5で25点です。
雨堂聖理:23点!
ガネシュ・カルキ:うおおシナリオ10点すごい!20に侵蝕4点で24点です!
雨堂聖理:あっ24点か。適当こきました
GM:いや、倍振りは3点のはずですから
GM:雨堂さんガネシュさんは23点でいいんですよ
GM:1点は気合でおぎなえ
雨堂聖理:記憶の正しさ! 23点!
遠里 悠:こちらも23点
ガネシュ・カルキ:あ、しまったそうだ倍振り3点か。こっちが間違ってましたゴメン!23点です!
【経験点】
馴染:23点
クオンタム:25点
ファサズ:23点
ぽぽ:23点
GM(珪素):31点
GM:以上!全員帰還できてよかったね!
雨堂聖理:よかったよかった
ノーヴェ:これで死んだら
ノーヴェ:成田支部長にノーヴェ討伐作戦を実施されるところだった
ノーヴェ:生きて帰ってこれてよかった・・
GM:すでに実施されてそうな気が……
ガネシュ・カルキ:ノーヴェ……残念でス……

■Ending/01

N市 第七区画 社宅団地

GM:嶋倉則夫の目論んだ対神兵器製造による被害拡大は、その発生から程なくして食い止めることができた。
GM:だが、少なからぬ犠牲は既に出てしまった。
GM:工場の従業員の多くは嶋倉の思考による寄生と殺害を受け、あるいは百十号の材料に加工されてしまっている。
GM:“ストリゴイ”の言葉が確かならば、彼らに代わり社会を運営する『何者か』が現れるのだろうか。
GM:誰も……遠里も、それどころか当人すらも、知らない間に。
GM:それはまるで街自体が一つの生命体として、自らの機能を生かし続けているかのようだ。
GM:遠里は社宅団地の一角へと足を運んでいる。
GM:全てが終わった後、完全な記憶処理を担うことのできるエージェントは希少だ。このようにして、他の区画の処理に当たる必要もある。
遠里 悠:黒いビジネススーツを身に纏い 完全に男の姿をしている
遠里 悠:傍らには支部のエージェントが秘書風の姿で付き添う
遠里 悠:本社の幹部という肩書の名刺を持って夫を失った家族の元へ向かっている
遠里 悠:チャイムを鳴らす
女性:「……はい」三十代半ばほどの女性が出てくる。
女性:「どちら様でしょうか」
遠里 悠:「私、本社人事担当の来島と申します」
遠里 悠:深々と頭を下げる
女性:「ああ……」
遠里 悠:「先日の工場の事故の件でご報告に」
女性:「どうも、その節は」出会い頭に怒りをぶつける者もいるが
女性:このように、気力を使い果たしてしまっている者もいる。多くの者を見てきた。
女性:「主人は……その」
女性:「本当に帰ってこないのでしょうか?」
遠里 悠:「はい、大きな火災でした。港湾地区の爆発事故のニュースはご覧になられたと思いますが」
遠里 悠:「その後の延焼で…」
女性:「ええ。本当に」
女性:「分かってはいるんです。ですけど」
女性:「指の先とか。み、身につけていたものとかでも」
女性:「息子が……」
女性:「腕時計を贈ったんです。先月」
秘書風の女:ジッと女性を見つめている
秘書風の女:「これが、現場から見つかりました」
女性:「あ……」
秘書風の女:手に持った箱の中で物質が構成されていく
秘書風の女:焼け焦げたけして高くはないが仕事で使いやすそうな
秘書風の女:アウトドア使用の腕時計
秘書風の女:仕様
遠里 悠:「少し、お話をさせてもらってもよろしいですか?」
女性:「はい……」
遠里 悠:「私は人事担当でしたので。その、何度か。あの工場へ伺ったことがあるのです」
遠里 悠:「村山君はとても真面目な技術者でした」
遠里 悠:情報収集は万全だ、彼の人柄もすべて集めている
遠里 悠:それが遠里のやるべき力の使い方
女性:「そうです。とても真面目で、ど、どうして」
女性:「こんなことにならないと、いけなかったのか」
遠里 悠:「事故の起こる数日前にも会いました。その少し前が誕生日…だったんですよね。ええ、とても嬉しそうに話していたことを」
遠里 悠:「覚えています」
女性:「……」
遠里 悠:「彼はとても家族を愛していた。そういう印象を持ちました」
女性:「分かっています。分かっています!」
遠里 悠:女性の心に美しい思い出が満ちていく
女性:「でも、もう、今、そんなこと……」
遠里 悠:Dロイスの力が発現されていく
遠里 悠:想いでは嘘偽りの無いもの
女性:「そんなことを言われても、辛くなるだけ……!」
遠里 悠:「こんな事を言う資格はないのかもしれません」
遠里 悠:「ですが、人事の人間として人を見る目はあるつもりです」
遠里 悠:本当なら時間をかけて悲しみは癒す物だと思う
遠里 悠:だが、目の前の女性はその時間に耐えられないだろう
遠里 悠:「村山君は奥さんの笑顔が好きだと、そう言っていました」
遠里 悠:だから悲しいと言う気持ちを
遠里 悠:消すのではなく和らげる
遠里 悠:気持ちの整理がつく程度に
女性:「……」目を閉じる。
遠里 悠:「奥さんの誕生日、来月でしたよね」
秘書風の女:「店に注文された履歴があったそうです」
秘書風の女:「奥様と息子さん宛に」
遠里 悠:アクセサリーと父親とお揃いの腕時計
遠里 悠:「私達も精いっぱいの支援をさせていただくつもりです」
女性:「ううう」
女性:「うううう……私は、私達は、あの人がいてくれたら……」
遠里 悠:「ですから、今は幸せな思い出を胸に、少しだけ眠って。起きたら」
遠里 悠:「少し気持ちが楽になると…思います」
女性:「うううう……」
女性:泣き続けている。
女性:つい先程までは、こうして泣くことすらできていなかった。
遠里 悠:今夜は泣き疲れて眠るのだろう
遠里 悠:でも、明日からは
遠里 悠:悲しみを胸に前向きに生きていける
遠里 悠:そんな記憶を、彼女に
遠里 悠:(私の事は顔も思い出せなくなる、その方が良いわ)
遠里 悠:「では、労災や保険の処理はこちらで行います」
GM:――この日に知らされたことは、彼女が自分自身で知ったことになる。
GM:工場の事故という悲しみに結び付けられた記憶ではなく、
GM:多くの思い出の中の、最後の記憶として。
遠里 悠:歩きながら秘書風の女性に声をかける
遠里 悠:「スェーミちゃん、これから忙しくなるわ」
遠里 悠:「无号計画の調査。進めるわよ」
GM:遠里悠。
GM:N市の歓楽街の夜を担う、美しき“マダム・ベリッシマ”であり
GM:第十一番目の支部を預かり、唯一情報統括を専門とする支部長であり。
GM:そして……悲劇の記憶を消し去る、“怪人”である。

■Ending/02

GM:次のエンディングはガネシュさんです。

N市 第七支部

GM:“浮動工廠”での壮絶な戦闘は決着した。
GM:百十号を撃破した四人もまた満身創痍ではあったが、彼らが脱出する頃には
GM:船の砲台はほぼ破壊され尽くしており、無事にこちら側の世界へと帰還することができた。
GM:とはいえ、向こう側とこちら側を真に隔てている条件は何か。
GM:“ローディーズ・ドア”や“葦船”に相当する何かがまだこのN市に存在しているのか……といったことは
GM:不明なままだ。
GM:ガネシュと、支部長の成田は、工場事務所の一階ロビーで、エイスの淹れたコーヒーを飲んでいる。
成田晴史:「……結局、“浮動工廠”をどうやって回収するかだな」全身ギプスまみれだ。
成田晴史:「向こう側の行き来のスイッチになる代物が、向こう側にあるままでブッ壊れた以上、残骸の解析もできん」
ガネシュ・カルキ:「……そうでスね。今回ハ、脱出だけデ手一杯だッタ」
ガネシュ・カルキ:顏に絆創膏、服の下には色々包帯。体の内部も傷がひどい。こちらも傷が癒えきっていない
成田晴史:「今回はどうにかなったが」
成田晴史:「もう奴には関わるなよ。ガネシュ」
成田晴史:「殴るぞ」
ガネシュ・カルキ:「ワレら第七の面々カラ、早急に適しタ能力を持つ者ヲ洗う必要がありまスね。バロールなど空間操作ヲ得意とシた……」
ガネシュ・カルキ:「……ハ?」と聞いてすぐ思い当たる。奴と言えば……彼女だ
成田晴史:「バロールだあ~~~~!?」青筋が浮かんでいる。
ガネシュ・カルキ:しまった!!思わぬ所で地雷を踏んでしまった!!
ガネシュ・カルキ:「す、スミマセン支部長!イエ、エージェントやチルドレンでス!外部のモノなど、トテモトテモ!!」
成田晴史:「クソが……どうにか始末できねえのか、あれは!」
成田晴史:椅子に大きく背中を預けようとしたが、ギプスのせいでできない。
成田晴史:「奴も……“无号計画”も。“賢者の石”も」
成田晴史:「いいや。支部長どもだってそうだ」
成田晴史:「過去やら、因縁やら、悲劇やら償いやら」
成田晴史:「クソども。何もかも、クソだ」
ガネシュ・カルキ:「……ソウ、でスね」
ガネシュ・カルキ:支部長の言うことも、分からなくもないのだ。この街に住む者は皆、大なり小なり過去に囚われている
ガネシュ・カルキ:自分だってそういう面がないとは言えない。そして、そうした囚われている者たちは……いつかそれに足元を掬われる日が来る
ガネシュ・カルキ:過去が今を生きている人間を縛るのは、とてもかなしい
成田晴史:「引きずられるなよ」
成田晴史:「奴らは、ゾンビだ」
ガネシュ・カルキ:「……肝に命じマス」
成田晴史:「生きている……私や、ガネシュみたいに、この市で、生きている人間が」
成田晴史:「引きずり込まれてたまるか」
成田晴史:成田晴史の中には常に、怒りと苛立ちがある。それをぶつけるかのように戦っている。
ガネシュ・カルキ:「――そうでスね」
ガネシュ・カルキ:だが、こうも思う。過去に引きずられる人間を、引っ張っていくのも、また同じく今を生きている人間だけではなかろうか
ガネシュ・カルキ:自分はこの街が好きだ。出来ることなら、目の前にそんな住人が現れれば、何とかして引っ張っていきたいと思う
ガネシュ・カルキ:それが支部長の言う「引きずられる」危険があったとしても
ガネシュ・カルキ:「支部長は――」
ガネシュ・カルキ:そして、だからこそ思うのだ
ガネシュ・カルキ:支部長のこの確たる怒りが、自分は眩しい
ガネシュ・カルキ:弱さを捨てきれない自分には、あの日この怒りのまま自分を救ってくれたこの人が、どうしようもなく輝いて見える
ガネシュ・カルキ:「支部長は――いえ、何でもありませン。ハイ、そうでスね。負けるわけにはいきまセン」
ガネシュ・カルキ:「ハイ。ワタシも、そう言ッタ何やラ色々複雑な事情でせっかくのこの市を脅かすヤカラは、腹が立ちまス」
成田晴史:「まずはFHだ。この区画を脅かす連中は全員潰す」
成田晴史:「次に“无号計画”。生き残りのダニどもは見つけ次第潰す」
成田晴史:「“賢者の石”やら“神”やら、クソくだらない誇大妄想は、その後だ」
成田晴史:「いいな。ガネシュ」
ガネシュ・カルキ:「エエ。倒しマス。ミンナ」何だかんだ言って、自分もこのギラギラした支部が合っているのだと思う
ガネシュ・カルキ:「ハイ!」力強く頷く

■Ending/03

N市 第七地区 市街

GM:ほとんどが工業区である第七地区の中にあって、学校や商店などが集まる市街区は、その外れ
GM:他の地区と隣接するように存在している。
GM:工場や従業員や学生の多くが生活に利用しているのも、この市街だ。
ノーヴェ:ズゾゾゾーッ
ノーヴェ:タピオカドリンクを飲みながら、喫茶店の店外席に座ってます。
ノーヴェ:人を探している。おそらく、毎日このあたりを通っているはずだ。
雨堂聖理:チャリチャリチャリチャリ……
雨堂聖理:喧騒に紛れて、自転車を漕ぐ音が聞こえてくる。人通りが多いためか、ゆっくりとした運転だ
ノーヴェ:「雨堂!」
ノーヴェ:人通りが多くても普通に大声を出す男!
雨堂聖理:「え?」 ブレーキをかける
雨堂聖理:「……ノーヴェ? 何何こんな所で」
雨堂聖理:「あんまり大声で呼ばないでよ」 言いつつ、そこまで気にしてない風で近づいてくる
雨堂聖理:自転車を降りて
ノーヴェ:「よう」 手をひらひら振る。「なにも何故もねえ。お前を探してた」
ノーヴェ:「オチや伏線が投げっぱなしの映画とか、小説とか、ムカつくだろ」
ノーヴェ:「気になる事は確かめたい。そんだけだ」
雨堂聖理:「なんで……え」 ちょっと嫌そうな顔 「もしかして支部長に何か……? あたし今は何もしてないよ」
ノーヴェ:「成田は関係ねーよ。好きなもん奢ってやるからちょっと付き合え!」
雨堂聖理:「んー、そう言われても……え、奢ってくれるの! やった!」
雨堂聖理:金欠女子高生なのでモノには容易く釣られる!
ノーヴェ:聖理ちゃんは好きなの頼んでいいよ!
ノーヴェ:店外席のあるスタバ的なところじゃないかな、多分……。
雨堂聖理:抹茶練乳タピオカドリンクLサイズ黒蜜・きなこかけ!
GM:スタバ的なところになった!
GM:スターダストバスターバックス
雨堂聖理:「ふーむ、これが流行りのタピオカ……」 堪能している
ノーヴェ:「カロリー……」 少し呆れている。
雨堂聖理:「や……やめなさいよノーヴェ!」
雨堂聖理:「人が食べてるときにそんなこと言う!?」 怒り!
ノーヴェ:「カロリー気にすンならもう少しヘルシーな飲み物にしろ!」
雨堂聖理:「だって飲みたかった……高いもの頼めるチャンスだし」
雨堂聖理:「最近ちょっと太った気がするから……」 しょべっとした表情でズルズルタピオカをすすっている
ノーヴェ:「はぁ。そうしてるとマジで普通の女子高生だな」
ノーヴェ:「ショットガンをオモチャみたいに扱ってた女とは思えねえ」
雨堂聖理:「それはそれでしょ。UGNエージェントしながら高校生してる人だっていっぱいいるって言うじゃない」
ノーヴェ:「まあな。精神年齢がおかしい学生エージェントなんぞ腐るほどいる」
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:「"因果夜船 (シンギュラルアーク)"」
ノーヴェ:不意に口にする。
雨堂聖理:「……あによ」 ズルゴク。不機嫌そう
ノーヴェ:「お前が自転車で支部にやってきた直後、すぐにコードネーム含むデータをチェックした。経歴もな」
ノーヴェ:「いいコードネームじゃねえか。なんで嫌がる?」
雨堂聖理:「……まず慣れてないし。それになんかそれ、あたしの能力のこと呼ばれてるみたいだから」
雨堂聖理:「なんか嫌。あたしを呼ぶならあたしを呼んで欲しい」
ノーヴェ:他のやつは知らないが、ノーヴェが本気で仕事をする時はコードネーム呼びをする。イリーガルは特にだ。正体バレを避けるに越したことはない。
ノーヴェ:逆に、ガネシュや成田は本名で呼ぶ。敵の目を惹くことも戦闘員の仕事だと理解している。
ノーヴェ:「なんだそりゃあ。お前の能力、完璧に理解できてるわけじゃねえが」
ノーヴェ:「ありゃあいい能力だろ。百十号との戦闘を考慮すると……現象の捻じ曲げとか、可能性の引き寄せとか、そんなところか?」
ノーヴェ:「イヤなのか?」
ノーヴェ:「オーヴァードとしての自分が?」
雨堂聖理:ずる。タピオカドリンクの動きが止まり、ストローから唇を離す。溜息
雨堂聖理:「……イヤじゃない。この力……運命を選び取る、とか言われるけど、これのおかげで助けられる人がいることはよく知ってる。だけど……」
雨堂聖理:「だけどイヤ。これは『間に合わなかった』力でもあるから」
ノーヴェ:「"大事なものをなくすとかは、もうしたから"か」
ノーヴェ:雨堂が一人暮らしをしていることまでは調べた。出身地が大N市ではない、遠くの北国であることも。
雨堂聖理:「……経歴見たなら知ってるでしょ。あ、それともできるだけ隠してって言ったから隠れてるのかな……まあノーヴェならいいか」
ノーヴェ:「これでも気を遣ってンだよ。経歴見ました全部知ってます、なんてデリカシーに欠けるだろ」
ノーヴェ:「根は真面目なんだぜ、俺は」
雨堂聖理:「……?」
雨堂聖理:「デリカシー? マジメ……?」
雨堂聖理:目を見開いてノーヴェくんを凝視する
ノーヴェ:「なんだァその顔!?」
雨堂聖理:「きよりちゃんの驚き顔ですが……」
ノーヴェ:「今回の事件、知的なところもちゃんと見せてただろ!」
ノーヴェ:「記憶能力が三歳児かお前!」
雨堂聖理:「まあ、うん。それはね」 少し笑う 「分かってるよ、もう。そんな感情的にならないで」
雨堂聖理:「女ァー」 言い方を真似る
ノーヴェ:「このガキ」
ノーヴェ:「……経歴を見ても、わからんこともある」
ノーヴェ:「なんでエージェントになれなかった?」
ノーヴェ:タピオカドリンクを飲む。
ノーヴェ:「俺もガネシュも戦闘員だ。"ベリッシマ"は、このカオス極まるN市で支部長をやってる」
ノーヴェ:「そんな連中と肩を並べて戦えるやつが本気で目指して、エージェントになれないわけがない」
ノーヴェ:「純粋に、ずっと気になってた。なんでだよ?」
雨堂聖理:またストローを咥えて 「あたしもそこは不服なんですけど。でも理由は聞いてる」
雨堂聖理:「このままだとすぐジャームになるからって。だからちゃんと日常生活を送りなさいって言われた」
ノーヴェ:「あー」
雨堂聖理:「毎朝起きて、学校に行って、友達と喋って、面倒な勉強をして。そういうのをちゃんと続けられたらって……」
ノーヴェ:「あーーー」
ノーヴェ:「あーーーー……」 すごく腑に落ちた顔。
雨堂聖理:「……何その分かる分かるみたいな反応!?」
雨堂聖理:「あたし不服だって言ったじゃん!」
ノーヴェ:「悪い悪い。いや、誰に言われたか知らんけど」
ノーヴェ:「見る目があるなそいつ。その通りだと思った」
雨堂聖理:「ひっどい。人を怪物予備軍みたいに言って」
ノーヴェ:「お前、何かあったら……"助けるべき対象"がヤバかったら」
ノーヴェ:「自分より他人を優先するだろ」
雨堂聖理:「…………」 ズルルルル。しばし沈黙
ノーヴェ:「死なないまでも、"まああたしがちょっとケガしてあの人が助かるならいいかな"みたいに考えてるだろ」
雨堂聖理:「……でもそれノーヴェは考えないの?」結局否定はできず、矛先をそらす
ノーヴェ:「考える。エージェントだからな」
ノーヴェ:「だが、最後の最後で二択になったら、迷わずに自分を優先する」
ノーヴェ:「迷わずにだ。俺には帰る場所があるし、ここでの生活が楽しいからな」
ノーヴェ:「生還するところまでがエージェントの仕事だ」
雨堂聖理:「……別に、あたしだってそりゃあ」
雨堂聖理:「自分の身はある程度可愛いと言いますか……」
雨堂聖理:明らかに口ごもり、俯く。なんとなく表情も沈んでいるように見える
ノーヴェ:「推薦する」
ノーヴェ:「お前をだ」
雨堂聖理:顔を上げる 「何に?」
ノーヴェ:「正規エージェントにだ。人材は正しく使われてこそ意味を成す」
ノーヴェ:「成田のクソに、"シンギュラルアーク"雨堂聖理をきちんと正規エージェントとして登用するよう、推薦する」
ノーヴェ:「今じゃないけどな」
雨堂聖理:「ほんと!」
雨堂聖理:「じゃあいつ! どうすれば良い? お金?」
ノーヴェ:「カネでエージェントの座が買えると思ってンのかバカ雨堂!」
雨堂聖理:「じゃあ何……訓練? ノーヴェを倒せたらとか?」
ノーヴェ:「普通に生活してろよ。普通にガッコ行って、友達がいるなら友達と話して、勉強して」
ノーヴェ:「ときどき人探しのビラ配って……ときどきイリーガルとして押しかけてこい。成田に殴られないくらいの手助けはしてやる」
ノーヴェ:「イリーガルとして実績を積み重ねれば。普通の女子高生として、日常を手に入れたならば」
ノーヴェ:「誰かがお前を推薦するくらいのことは、許されるだろ」
雨堂聖理:「……」 タピオカをすする動きが止まる。飲み尽くしたのだ
雨堂聖理:「……なんか、それって」
ノーヴェ:「んあ?」
雨堂聖理:「普通ぅー……」 やや不満げ!
ノーヴェ:「普通でいいんだよ!普通ってのは最大の贅沢だぞお前!」
ノーヴェ:「そういう生活を送れなかったやつのぶんまで、"普通"を謳歌しろ」
ノーヴェ:こちらもタピオカを飲み干す。
雨堂聖理:「それは分かってるけどなぁ」 カップのフタを外して中身を覗き込んでいる
雨堂聖理:「……送れなかったやつのぶんまで」
雨堂聖理:その言葉には、少し考える。当て所なく、太いストローでカップの中身をかきまぜ
ノーヴェ:言葉には出さないが、行方不明だった彼女のことを考えている。泉透乃。
雨堂聖理:「……別に、言われなくてもちゃんとするつもりだったけど」
雨堂聖理:ぱっと笑う 「まあいいや。普通の女子高生はちゃんとするよ。UGNも手伝うから」
雨堂聖理:「ちゃんと見てろよ」 軽くノーヴェの胸板を小突く
ノーヴェ:「えらいぞ。その調子でがんばれよキヨリちゃん」
ノーヴェ:「俺がちゃんと推薦するまで死ぬなよ」
雨堂聖理:「はーぁ! 何キヨリちゃんて!」 さっき小突いた胸板を手で叩き
雨堂聖理:「そっちこそあたしがリア充になるまで死ぬなよ!」

N市 第七地区 港湾部

GM:市街から第七支部への帰路。
GM:ノーヴェは異常の気配を認識する。ワーディングだ。
ノーヴェ:「…………」
ノーヴェ:ワーディングの発生源が遠ければ即そっちに走ります。接近してくるようなら、この場で索敵!
GM:発生源は近いが、留まっている。離れるでもなく、近づくでもない。
???:ガラン!ガシャ!
GM:路地の中から、ドラム缶や資材が転がされる音がある。
ノーヴェ:「死ぬわけはねえと思ってた」
ノーヴェ:「頑丈だからな、機械化兵は……それが持ち味だ」
ノーヴェ:「雨堂のやつは、そこを分かってないから"手加減しろ"みたいな事を言ってたが」
ノーヴェ:油断なく歩いていって、路地を覗き込む。
ノーヴェ:「よう。"グワイヒア"」
“グワイヒア”:「ハーッ、ハーッ……!」ガシャ!
“グワイヒア”:這うような姿勢でコンテナを破壊し、食料をあさっている。
GM:“浮動工廠”の空間からノーヴェ達が脱出できたのは、戦闘状態の中で雨堂がゲートを開いたためではない。
GM:世界の接続が解除されたために、自然にこちら側の世界へと押し戻されたのだ。
GM:ならば、あの空間で同じくこちら側の存在だったグワイヒアも……また、戻っている。
“グワイヒア”:「ノーヴェェェ……!!!」
ノーヴェ:「よせよ。今日はもうタピオカで腹がパンパンだし、お開きだ」
ノーヴェ:「"ブラバント"セルも潰れた。お前の方もやる意味ねえだろ」
ノーヴェ:「ボロボロだし」
“グワイヒア”:「ど、ど……同情でも、カハッ!」ガラン!
“グワイヒア”:「してるつもりかよ!!ノォオオオーヴェ!!ああ!?」
“グワイヒア”:「テメーらだって、おれのことが邪魔なんだろうが!!」
“グワイヒア”:機械翼は片方が雨堂に溶断され、片側の腕も接続部がガネシュに破壊されている。
ノーヴェ:「邪魔ではあったな。傭兵として襲いかかってくるんだから」
ノーヴェ:「"アザレア"は死んだぞ」
“グワイヒア”:「知ってんだよォォォォ!!!」
“グワイヒア”:「おれが知らねーとでも思ってんのか!?この目で見たおれが!!」
“グワイヒア”:「お、おれが……チクショウ!!!」
ノーヴェ:「正式に身元の確認も取れた。"ベリッシマ"が過去の記録との照合も進めてる……泉は"アザレア"だった」
ノーヴェ:ニッと挑発的に笑う。
“グワイヒア”:「ハーッ、ハーッ……」
ノーヴェ:「"アザレア"がいなけりゃあゴミだったんだよな?」
ノーヴェ:「"グワイヒア"よォ~~」
ノーヴェ:「テメーは永遠にゴミのままだぜ!ここで俺が始末する価値もねーーくらいになァ!」
ノーヴェ:「"アザレア"はもういねえェーんだからよ!」
“グワイヒア”:「アアアアアアアアッ!!!」
ノーヴェ:「ははははッ!くはははははッ!」
“グワイヒア”:「じゃあ何だよ!?ここでおれにブチ殺されるテメーは!!」
“グワイヒア”:ズギャッ!!!
“グワイヒア”:残る片側の機械腕を直線射出!
“グワイヒア”:「ゴミ以下の以下か!!!?」
ノーヴェ:「はァーッハッハッハァー!!」
ノーヴェ:ブレードを展開。路地を複雑に蹴り、立体機動で戦闘を開始する。
ノーヴェ:「これから!そのゴミ以下の以下にやられるんだぜテメーは!」
ノーヴェ:「かかってこいよ"グワイヒア"!ずっと思ってた!」
ノーヴェ:「"アザレア"を失って泣きわめいてるテメーはクソみてーだってな!」
ノーヴェ:「そうやって……いつもみてえに!喚き散らしながら!」「かかってこい!」
“グワイヒア”:「知っ、た!!事!!!かああああああああ!!!」
“グワイヒア”:ガン!
ノーヴェ:「あと、死ね!」
“グワイヒア”:  ガガゴガガギン!!
“グワイヒア”:一つだけの機械翼を突き立て、路地の壁面を、蜘蛛めいて登る!
“グワイヒア”:回転しながら体ごと飛び込み、刃に巻き込もうとする。ほとんど特攻だ。
ノーヴェ:「ははははッ!クハハハハハハッ!」
ノーヴェ:当然、捨て鉢の特攻になど付き合う気などない! そもそも"グワイヒア"と一対一で戦うのは一苦労なのだ。
“グワイヒア”:「知るか!!!“アザレア”なんかもう知るか!!!」
“グワイヒア”:「UGNも!!FHも!!!なんもかもクソだ!!」
“グワイヒア”:「ゴミども!!!ゴミども!!!!」
“グワイヒア”:「ブッ!!!壊してやる!!!!」
ノーヴェ:グワイヒアの特攻に合わせて、懐から取り出した何かを放り投げています。
ノーヴェ:接近戦を好むノーヴェなら普段は絶対に使わないもの。
ノーヴェ:フラッシュグレネード。
ノーヴェ:閃光と爆音にまぎれて、捨て台詞を残して逃走します。
“グワイヒア”:――グシャ!!!
“グワイヒア”:フラッシュグレネードの光と音であらぬ方向に飛び込み、墜落した。
ノーヴェ:「ははははッ!そうだそうだ!その調子だぜ"グワイヒア"!」
ノーヴェ:「次会う時までに!本調子に戻しておけ!」
ノーヴェ:「ブッ壊しがいがあるようになァ!!」
ノーヴェ:「くははははッ!はーッはっはァー!」
“グワイヒア”:「グッ、う、うう……うぐっ」
“グワイヒア”:「ちくしょォォォ……!!!」
“グワイヒア”:「許せねえ……全員、全部……」
“グワイヒア”:ズルッ ズルッ
“グワイヒア”:体を引きずるように、暗い路地の奥へと歩いていく。
“グワイヒア”:「て、手加減、しやがって」
“グワイヒア”:「許せねえ……おれを同情する奴は……全員許せねえ……!」
“グワイヒア”:「全員、ブッ壊してやる…………」
GM:“浮動工廠”を巡る戦闘は終わった。だがそれは決して、ノーヴェの戦いの終わりを意味しない。
GM:彼は兵器であるから。
GM:そして彼以外の者にとっても――このN市での戦いは、まだ、終わることはない。

■Ending/04

N市 第七区画 恭英大学

GM:雨堂聖理は、あの日と同じようにこの大学を訪れている。
GM:多くの学生がここで日常を営んでいる――その内の何人が
GM:レネゲイドの関わる非日常の悲劇を知っているだろう。
GM:それはまだ限られた数であるのかもしれないし、あるいは……雨堂達の想像する以上に、多いのかもしれない。
雨堂聖理:あの日と同じく、制服のうえに薄手のパーカーを羽織った出で立ち。学校帰りだ。
雨堂聖理:同じ道のりを進み、同じ研究室を目指す。違うのは、その右ポケットに重い荷物が入っていること。
GM:会うべき相手は、ちょうど研究室から出てきたところだった。
藤江祐介:「あ」
藤江祐介:「雨堂さん」
雨堂聖理:「あ……」 頭を下げる 「こんにちは」
藤江祐介:「すみません、何度も来てもらって」
藤江祐介:「大変ですよね。僕が頼んでおいて、なんですけど……」
雨堂聖理:「いえ、そんな。一度……一度受けた話ですから。ハンパはしません」 前髪をいじる
雨堂聖理:「それに、その今日は……報告を」
藤江祐介:「……はい」
雨堂聖理:なるだけ平静を装ってはいるが、命の賭かっている場でもなし、格別に演技上手という訳ではない。
雨堂聖理:そう何度も顔を合わせた仲でなくとも、あるいはその少し重い雰囲気には、気づけたかもしれない。
雨堂聖理:談話室への道を先導する。
藤江祐介:何も言わずに後に続く。
雨堂聖理:ソファに座り、なんとなく膝を揃えてもぞつく。やはり落ち着かない。
雨堂聖理:「……ええと」
雨堂聖理:「その、いきなりこんなこと言ってごめんなさいなんですけど、あんまり色々説明はできないっていうか……」
藤江祐介:「あ、大丈夫です。落ち着いて」
雨堂聖理:「そういう約束なのでっていうか……はい、ごめんなさい」 困った笑み
藤江祐介:「あの……やっぱり、捜索をやめたいとか、そういうことなら……」
藤江祐介:「僕も全然、無理強いできる立場じゃないっていうか」
藤江祐介:「雨堂さんにも生活はありますし……」
藤江祐介:「……それは、いいんです。あれから手がかりも全然ないですし」
雨堂聖理:「あたしが宥められちゃった……いえ」
雨堂聖理:そっと、右ポケットからハンカチの包みを取り出す。
藤江祐介:「……」
雨堂聖理:テーブルの上に乗せ、それを開く。
雨堂聖理:中身は指輪だ。銀色の指輪。そう高価なものでもないだろうが
雨堂聖理:この世界に一つだけのものだ。
藤江祐介:「それ」
藤江祐介:「それは」
藤江祐介:震える手で指輪を取る。
藤江祐介:「ああ……」
雨堂聖理:「…………」 黙っている
雨堂聖理:遺品を遺族へ返す、ということも、実は初めてではないのだが。やはりこういう時、何を喋って良いのか。
雨堂聖理:わからない。その痛みが、一つ二つの言葉で拭い去れるものではないことを、雨堂聖理は身をもって知ってもいる。
GM:泉透乃――“アザレア”が最後の足取りの真実は、誰にも分からない。
GM:嶋倉はあと少しで、藤江の持つ“格子状心臓”に辿り着くところだった。あるいは、藤江の身に危険が迫っていたのかもしれない。
GM:あるいはFHエージェントとしての“アザレア”は、最初からその任務のために、“格子状心臓”を欲していたのかもしれない。
GM:いずれにせよ、彼女は藤江に知らせることなく、それを持ち出した。
GM:そして誰にも知られない世界で、死んだ。
藤江祐介:「彼女は」
藤江祐介:「泉さんは、死んだんですか」
雨堂聖理:「……そう、です。あんまり、説明はできないんですけど」
雨堂聖理:「間違いありません。泉さんは、死んで……亡くなって。せめてその指輪だけは、何とか」
藤江祐介:「いえ、そう……そう。ですか」
藤江祐介:「……………………あの、ははは」
藤江祐介:「本当、不細工な指輪ですよね」
雨堂聖理:やはり、息が詰まる思いだ。上手く喋ったりできない。こういう時、どうするのだろう。ハルカさんなら、ガネシュさんなら、ノーヴェなら……
藤江祐介:「本当は、もっとちゃんとしたお店の石をはめてもらって、僕も、そうするのがいいって言ったんですけど」
雨堂聖理:「そんなことないです。ううん、あたし、綺麗とか不細工とか分かんないけど……」
雨堂聖理:「……泉さんがそれが良いって言ったんでしょ?」
藤江祐介:「……」
藤江祐介:「……そうです。二人の思い出の石がいいって」
藤江祐介:「それで、僕が削って、それで」
藤江祐介:「白い――」
藤江祐介:指輪にはめられた白い石を、蛍光灯の光に透かすように見る。
藤江祐介:「白い色だから、いいんだって」
雨堂聖理:「……思い出の石、ですか」
GM:赤く残酷な殺戮だけを繰り返してきた、裏切りのための工作員。
GM:それが“アザレア”だった。四年前、消息が途絶えるまで、誰もが彼女を恐れていた。
藤江祐介:「僕、全然、大したことないんですよ」
藤江祐介:「あんな綺麗な人に、僕なんかで釣り合うわけがないって、ずっと……」
雨堂聖理:「……でも、もしそうでも」
雨堂聖理:「泉さんはきっと、藤江さんと一緒で幸せだったんだと思いますよ」
藤江祐介:「……そうでしょうか」
雨堂聖理:「不格好だけど思い出の指輪を最後まで着けて……」
雨堂聖理:「……何があっても、それだけは離さなかったんだから」
雨堂聖理:――ここに来る途中、ふとした興味で、アザレアとは何だろうと、スマートフォンで検索をした。
雨堂聖理:それが恐ろしい意味を帯びた単語とか、邪悪な悪魔の名前などではなく、有り触れた花の名前であると知った。ラテン語の『乾燥』を語源とする、可憐な花。
雨堂聖理:その花言葉は『節制』。だが、白色のものは特に……『愛される幸福』を示すものだという。
藤江祐介:「幸せだった」
藤江祐介:白い石を見ながら。
藤江祐介:「僕の方が、ずっと。幸せだったんです」
雨堂聖理:「……」 そんな藤江さんを、見るしかできない
雨堂聖理:"アザレア"として在った彼女が、己のために格子状心臓を奪ったのか。泉透乃になった彼女が、愛する人を守ろうとしたのか。なるほど真実は分からないだろう。
雨堂聖理:だが、何より"白"を求めた彼女は、きっと『愛される幸福』に満ちていたはずで……などと夢想するのは、ロマンティシズムが過ぎるだろうか?
雨堂聖理:(……でも、そうだと良い。そうだって信じて、あたしはこれを渡したんだから)
藤江祐介:「……泉さん」
藤江祐介:「愛していました」
藤江祐介:「ありがとう」

『その純白はアザレアの色』 終