カシオペイアは世界の果てまでだって行ける

カシオペイアは世界の果てまでだって行ける

■Opening/01

椋本絹:椋本絹の侵蝕率を+10(1d10->10)した (侵蝕率:36->46)
屋敷十四朗:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 1[1]+31 → 32

某県山中

GM:今、目の前には川が広がっている。
GM:空気は澄み、水も透き通っている。
GM:ここは有権者が保有する別荘の近くにある川である。
GM:保養するには十分過ぎる環境だ、つまりここに別荘を持てる人間はここをそのようにしている。
GM:椋本絹は友人である門脇夏海とともにここに訪れている。
門脇夏海:「えへへ、絹ちゃん。ここって本当に綺麗だね」
椋本絹:「ふふふふっ」パシャ
椋本絹:裸足で川に踏み入って、感触を楽しんでいる。
門脇夏海:「招待してくれて本当にありがとう」
椋本絹:「どういたしまして。わたしも、夏海と来られて、よかったわ」
屋敷十四朗:川から少し離れた木陰。木に寄りかかってそれを眺めてます。
GM:無論、ここには少女達だけではない。それを護衛するものがいる。
GM:屋敷十四朗――この男が椋本絹らの護衛だ。
屋敷十四朗:彼女たちの平穏を害さず、しかし何かあればすぐに駆けつけて身を守る。そういう依頼を受けている。
屋敷十四朗:(さっき勉強教えてる時もそうだったが。ああしてると本当に普通のお嬢様にしか見えんな、絹ちゃん)
屋敷十四朗:(……リキシレか。大変なのかね、あの子も)
椋本絹:「もう、アユが川を下る季節なのね」
門脇夏海:「そうだね、ちょうどいい時に間にあったのかも」
門脇夏海:「今よりも冷たくなっちゃうと川遊びなんて難しくなっちゃうから」 川のみずをぱちゃぱちゃとやっている
椋本絹:「……」岩が濡れていないかどうか気にしながら、腰を下ろす。
椋本絹:「いつもの暮らしも素敵だけれど、ここも……ほんとうに、いい場所だわ」
椋本絹:「……大好きなの。昔から」目を閉じる。
門脇夏海:「そうなんだ、えへへ」 なぜか嬉しそうに笑う
屋敷十四朗:「……平和だなァ。なによりなにより」 二人を微笑ましく眺める。
屋敷十四朗:「こりゃ、今回はマジに家庭教師するだけで終わりそうかな。いいことだ」
椋本絹:「十四朗?」遠くに呼びかける。
屋敷十四朗:「――はいはい!なんでしょうか、椋本お嬢様!」
屋敷十四朗:表向きモードの営業スマイル!
屋敷十四朗:すぐに駆け寄ってきます。
椋本絹:「あなたも、遠慮したりする必要はないのよ」
屋敷十四朗:「へっ」
門脇夏海:「そうそう、屋敷さんも一緒に遊ぼうよ!」
椋本絹:「景色を見に行ったり、明日には釣りをしたりしましょう」
門脇夏海:「一人より二人、二人より三人の方が楽しいし!」
屋敷十四朗:「おやおや。可愛いお嬢さん二人に誘われるなんて、嬉しい限りだなぁ」
セカンド・ビハインド:「ええ、とても羨ましい限りで御座いますね」 川辺でピクニックシートを広げている
セカンド・ビハインド:「よろしければ皆様、ランチなどはいかがでございましょう。このセカンド腕によりをかけてお作りいたしました」
椋本絹:「ええ!ありがとう、セカンド!」
セカンド・ビハインド:ランチバックを広げるサンドイッチとかスコーンとか入っている、紅茶もある
椋本絹:「一緒に食べましょう、夏海。十四朗」
門脇夏海:「うん!」
屋敷十四朗:「こりゃありがたい。朝食べたっきりですからね」
屋敷十四朗:言いつつ、二人に足を拭く用のタオルをちゃんと手渡している。雑用も兼ねる!
椋本絹:「ありがとう」微笑みを向けて、川岸のサンダルを履いてトコトコと向かう。
GM:では、キミたちがセカンドの待つ場所まで行こうとしたその時!
GM:<知覚>難易度8をお願いします。
椋本絹:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 4[3,4] → 4

椋本絹:ぼんやり
屋敷十四朗:知覚!
屋敷十四朗:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 9[1,4,5,7,9] → 9

GM:では屋敷さんは気付いた。
GM:自分達の影が蠢き、槍のように影の持ち主を貫こうとしているのを。
屋敷十四朗:「――ッおいおい!」
GM:屋敷さんは夏海ちゃんを抱えて飛び去っても良い、セカンドは勿論絹ちゃんをカバーする。
椋本絹:「~♪」上機嫌のまま気づかない。
屋敷十四朗:依頼人は門脇夏海の父親。当然、夏海ちゃんを抱えて木陰まで跳びます!
セカンド・ビハインド:「……お嬢様!!」 絹ちゃんを影からカバーする!
GM:ド ズ ッ !
屋敷十四朗:「危ねえ!影だ!絹ちゃん!」
屋敷十四朗:警告しながら自分は夏海を抱えて飛ぶ!
椋本絹:「!」咄嗟に振り返り、長い髪が翻る。
GM:セカンドは絹ちゃんの影に貫かれ、
セカンド・ビハインド:「……こ、これは……私をおいて、お逃げください」 そのまま倒れる。
椋本絹:「セカンド!……っ、どうして……」自分の影を恐れる。
GM:絹ちゃんがセカンドの体を見るなら分かる、《リザレクト》が機能していない。
GM:そして傷が治らないばかりか傷口から変色が始まっている。
椋本絹:「セカンド!セカンド!」
椋本絹:近づいて手当をしようと一歩踏み出すものの、
椋本絹:(……セカンドに、わたしの影を……触らせたら)
“影喰い”:「……チッ!」
“影喰い”:茂みの中から一人の男が現れる。
屋敷十四朗:「――絹ちゃんこっちだ!木陰に入って自分の影を消せ!」
椋本絹:「十四朗……!」
椋本絹:大きな目をゴシゴシと拭い、屋敷さんのいる木陰へ。
屋敷十四朗:(おいおいやべェーぞ。夏海ちゃんは一般人で……絹ちゃんは?戦えるのか?子供二人を守りながら逃げろって?)
“影喰い”:「ったく、今ので終われば楽だったんだけどなァ」
屋敷十四朗:「残念だったよな。任務失敗って事で、おとなしく帰っちゃくれんかね?」
屋敷十四朗:警戒しながら男に問いかける。
門脇夏海:「や、屋敷さん。セカンドさんは一体どうしちゃったの?」 怯えながら聞く
屋敷十四朗:「……ああ、なに、心配はありませんよ。軽い日射病とかそういう……」
椋本絹:「……」男をじっと見つめる。
椋本絹:「……。わたし」俯いていた顔を上げる。
椋本絹:「椋本絹よ。あなたの名前を聞きたいわ」
屋敷十四朗:「……」 男を見る。
“影喰い”:「ハァー……」 溜息
“影喰い”:「名前ねぇ、“影喰い”ってのがこの業界の通名だ」
椋本絹:「影……」
屋敷十四朗:「……“影喰い”」
椋本絹:(この人が、きっと影を動かしたんだわ)
“影喰い”:「ま、そいつはどうでもいい。そこのアンタ! 男のほうだ」
屋敷十四朗:「あん?なんだい」
屋敷十四朗:「デートのお誘いならお断りだぜ。明日はお嬢様二人と遊ぶ約束がある」
“影喰い”:「んなわけねぇだろ、カスが」
“影喰い”:「そこのガキ二人を俺たちに渡してくんねぇか? 金ならまぁ、ある程度払う」
屋敷十四朗:夏海ちゃんをそっと降ろす。後ろにかばう。
“影喰い”:「アンタ、雇われならそれで十分だろ? 無駄なリスクは避けるべし」
“影喰い”:「この業界のセオリーだ、金ももらえるし万々歳だろ?」
門脇夏海:「屋敷……さん」 屋敷さんを見上げる、怯えた表情だ
屋敷十四朗:「……理由を聞きてえな。身代金誘拐するなら、この二人はちょいとリスクが高過ぎると思うぜ」
“影喰い”:「いいや、リスクとしてはちょうどいいだろ?」
屋敷十四朗:「うん?」
“影喰い”:「ソイツらはなにもそういう専門的な事業の会社じゃあない」
“影喰い”:「金でケリがつくなら十分だ、それでおわりに出来る程度しか請求するつもりもない」
屋敷十四朗:「なるほどなァ」
“影喰い”:「何も会社自体を潰そうってわけじゃない、ごく普通のおねだりってワケさぁ」
屋敷十四朗:「お嬢様二人をまんまと渡して自分だけ生きて帰りました、か」
屋敷十四朗:「はっきり言うぜ、答えはNOだ。信用を失ったフリーランスなんざ、裏じゃ生きてらんねえよ」
“影喰い”:「へぇ……」 《ワーディング》を張る。
門脇夏海:夏海は当然意識を失う。
屋敷十四朗:「チッ……!そうなるよな……!」 夏海ちゃんを抱きとめる。
椋本絹:「……」木陰から足を踏み出す。
屋敷十四朗:絹ちゃんの方を見ます。
椋本絹:ワーディングで意識を失っていない。
屋敷十四朗:「……!」
“影喰い”:「そこのガキとアンタがオーヴァード。なるほどね」 《ワーディング》を切る
屋敷十四朗:(椋本絹。リキシレ令嬢。やっぱりか……)
椋本絹:「影喰い。わたしの方からも、おねがいがあるわ」
椋本絹:「セカンドを助けてあげて」
“影喰い”:「信用を失うのが怖いってんならアンタは仲間にしてやってもいいぜ……って、アァ?」
屋敷十四朗:「お、おいおい?」
“影喰い”:「セカンド……倒れてるコイツか」 歩いて行って、セカンドに近づく
“影喰い”:「どうなんだ、お嬢ちゃん?」
椋本絹:「セカンドの……傷が、治らないの」
椋本絹:「わたしの大事なお友達なの。お願い……」
“影喰い”:「ハハッ!傷が治らないねぇ!」
“影喰い”:「だったら尚更だ、治す訳にはいかねぇよ!」
“影喰い”:「ここで、一人……だ!」 自分の影を動かしセカンドに向かって突き刺そうとする!
椋本絹:ガ チ ン !
椋本絹:時間を停滞させるワーディングを展開する。
屋敷十四朗:「絹ちゃんよせ!セカンドは諦め――」
屋敷十四朗:「――――」
椋本絹:「誰も……死なせないで」
椋本絹:カチッ
椋本絹:軽い、歯車のような音と共に、屋敷さんの時間のみが元に戻る。
椋本絹:「おねがい。十四朗――」
屋敷十四朗:「――ろ」
屋敷十四朗:「……!」
屋敷十四朗:僅かな時間思案する。おそらくこの空間も長く持たない。
椋本絹:自分は夏海の両脇を後ろから抱えて、一生懸命その場から逃がす。
椋本絹:「……っ、くう……」
椋本絹:小学生女子の腕力!いくら自分だけに時間遅延のアドバンテージがあるとはいえ、遅い!
屋敷十四朗:「……わかった、任せろ。セカンドは俺だ」
屋敷十四朗:急いでセカンドに駆け寄り、背負いあげる……前に
屋敷十四朗:勢いをのせて“影喰い”を蹴っ飛ばす!川のほうへ!
“影喰い”:止まった時間の中、屋敷を睨み。
“影喰い”:そのまま蹴っ飛ばされる!
屋敷十四朗:(……) 睨んだのに気づく。止まっていない?考えている暇はない。
GM: バ シ ャ ア ア ン ! !
椋本絹:時間軸を減速された影喰いも、この一連の流れを、すべて矛盾なく見ることができている。
椋本絹:相手に能力を知らせてしまった。だが、夏海とセカンドがいる今、逃げる以外の選択肢はない……!
屋敷十四朗:「くっそ、おもてェーよ!」 セカンドを背負う!
椋本絹:「……っは……うう……」
椋本絹:ズル ズル
屋敷十四朗:「頑張れ絹ちゃん!切り抜けるぞ!」
GM:ここで屋敷さんか絹ちゃん、どちらが気づいても良い。ここで“影喰い”を仕留められるのならばここで終わることが出来るかもしれない。
GM:後、もう一撃。“影喰い”に攻撃し、致命傷を与えられるのならば……
屋敷十四朗:(――夏海ちゃんは絹ちゃんが確保してる。セカンドを地面にほっぽりだして、ヤツを殺るか?)
屋敷十四朗:「……」
屋敷十四朗:「誰も死なせないで、か……」
屋敷十四朗:屋敷は安全を優先!セカンドをかついで逃げたい!
GM:ではキミたちは無事にここから脱出出来ます、何もなければシーン終了です。

屋敷十四朗:こっちはOKです。
椋本絹:OKです。
GM:ロイスなどはありますか?
椋本絹:従者/セカンド・ビハインド/信頼/恐怖:○/ロイス
屋敷十四朗:そうですね、お嬢様二人に取ろうかな。
屋敷十四朗
-リキシレ令嬢/椋本絹/庇護○/警戒/ロイス
-護衛対象/門脇夏海/庇護○/不安/ロイス

屋敷十四朗:以上で!
GM:では改めてシーン終了!

■Masterscene/01

某県山中

GM:先程の椋本絹らにあった襲撃。その場所に一人の男が佇んでいる。
GM:“影喰い”ずぶ濡れになった顔は怒りで歪んでいる。
“影喰い”:「……ったく、糞が!あのガキッ!」
“影喰い”:「クソッタレ!……ぶっ殺せねぇのが更にムカつくぜぇ……」
“影喰い”:「あの野郎……絶対に殺す」
???:「カカッ! これば随分、苛立っておりますなぁ」
???:「“影喰い”殿?」 ローブに身を包んだ男が鬼の肩に乗って現れる
“影喰い”:「うるせぇな……テメェが来てたら終わってたんだよ!“道満”!」
“道満”:「おやおや……これは奇な事を……」
“道満”:「“影喰い”殿が先走らなければこんなことにはならなかったでしょうに……カカッ!」 小馬鹿に嘲笑う
“道満”:「えぇ……なんで御座いましたかな? 我々を出しぬいて独り占めでもする気でございましたか?」
“道満”:「これには”レイジ”殿はご立腹で御座いましたがね……カカカッ!」
“影喰い”:「うるせぇな……だけど一人潰した、オーヴァードだ」
“影喰い”:「そういうことで俺はしばらく隠れさせて貰うぜ、チッ!」
“道満”:「これはこれは……残念で御座いますなぁ……ッ!」
“道満”:「カカカカカカッ!」
“道満”:「さてさて……ゆるりとお二人を探させてもらいましょう……」 鬼とともに森の中へと消えていく。

■Preplay

GM:ということでOPも終わったので自己紹介をお願いします!
GM:PC1は絹ちゃんなので絹ちゃんからよろしくお願いします!
椋本絹キャラシート(PC1:珪素)
椋本絹:くらもときぬです!!!
椋本絹:11さいです!!!
屋敷十四朗:元気!
椋本絹:レネゲイド関連企業、リキシレ・メディック筆頭株主の令嬢。
椋本絹:よってレネゲイドを知悉している椋本家がどこかから買い受けてきた養子であり
椋本絹:生まれつき高いレネゲイド適性を持ちます。
椋本絹:これによって家柄に付随しない、容姿・戦闘能力などの性能を全てカバーした人工完全お嬢様です。
椋本絹:性格もとっても偉そう!色んな相手を下の名前で呼びます。
GM:人工完全お嬢様は凄い言霊ですね……w
椋本絹:戦闘能力はイニシアチブコントロール特化。《停滞空間》やDロイス「触媒」などの活用により
椋本絹:「殺られる前に殺れ」という戦闘スタイルでチームの残りの人達(1人)をサポートします。
椋本絹:以上です。よろしくね!
GM:チーム……悲しい言葉……
GM:ありがとうございました!
GM:では次は屋敷さんキミがPC2だ!
屋敷十四朗キャラシート(PC2:クオンタム)
屋敷十四朗:はい、屋敷です。26歳(三流)弁護士!
屋敷十四朗:実際は表社会と裏社会両方へのコネクションを持ち、便利屋として幅広く仕事をこなしています。
屋敷十四朗:仕事モードではあたりさわりのない丁寧語ですが、素は何かしらにつけて軽口を叩く優男です。
屋敷十四朗:今回はかわいいお嬢様二人に家庭教師をするはずだったのですが、こんなことに……
屋敷十四朗:シンドロームはブラムス/エンハイ/ハヌマーンのトライ白兵型。
GM:何故なんだ……己には難しいことは分からない……
屋敷十四朗:なぜだろう・・・
屋敷十四朗:《戦いの予感》で行動値を上げた後、《破壊の血》で作った高威力の血槍で《一閃》するランサーです。
椋本絹:ランサーニキ!
屋敷十四朗:「殺られる前に殺れ」という戦闘スタイルでお嬢様を守っていきたいです。よろしくお願いします!
屋敷十四朗:1回だけだけど獅子奮迅もあるよ!よろしく!
GM:本当に守れるのか……守れなかったら屋敷さんの人生を破壊するしかない……
屋敷十四朗:殺される……!

■Middle/01

GM:全員登場です。
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:32->37)
椋本絹:椋本絹の侵蝕率を+3(1d10->3)した (侵蝕率:46->49)
GM:別荘へと戻り、対策を練るシーンです。

椋本家別荘

GM:ここは有権者の所有する別荘であり、その存在は秘匿されている。
GM:よって隠れ家としてならばここは十分に機能する。
GM:そしてこの場所は別荘を守るように森は天然の要塞と化している。
GM:襲撃者が“影喰い”のみならばここで助けがくるまでやり過ごすことも考えられるのだが……
椋本絹:「……」セカンドの横たわるベッドの隣に座り、長い睫毛を伏せている。
屋敷十四朗:その向かい。窓の外と室内両方を見渡せる位置で警戒している。
椋本絹:「……。セカンド……」
椋本絹:大好きな場所と、幸せな時間。つい先程までそうだったのだ。
屋敷十四朗:もし携帯が通じるならば、依頼人……夏海ちゃんの父親に連絡を取ります。
屋敷十四朗:愛娘の危機とあれば何かしらの救援や情報をよこしてくれるかもしれない。
GM:では屋敷さんは携帯を使用としたが使えません。
GM:ジャミングが働いているようです。
屋敷十四朗:「……おいおい、電波妨害かよ」
屋敷十四朗:「手が込んでる。単独犯じゃねえのか……?」
GM:これは“影喰い”の能力かもしれないし、奴に仲間がいるかもしれない。
屋敷十四朗:「ダメだ絹ちゃん。外との連絡が取れん」
椋本絹:「……そう」小さく頷く。
門脇夏海:「……ぐすっ」 この状況が怖くて涙ぐんでいる
椋本絹:「……」
椋本絹:静かに立ち上がり、夏海ちゃんの隣まで歩く。
椋本絹:「夏海」
門脇夏海:「な、何? 絹ちゃん」
門脇夏海:「わたし、なにがなんだかわからないよ……」
椋本絹:背中から抱きしめます。
椋本絹:「平気よ、夏海。わたしが約束するわ」
門脇夏海:「あ……」
椋本絹:「十四朗は、一生懸命、夏海のことを守ってくれたわ。わたしは見ていたもの」
椋本絹:「……だから夏海も、十四朗のことを信じてあげて」
門脇夏海:「……うん、ごめんね。絹ちゃん」
門脇夏海:「絹ちゃんも怖いのに……私」
椋本絹:「謝ることなんてないわ。……怖いのは、当たり前のことだもの」
屋敷十四朗:「そうだな。こんな状況、怖くないほうがおかしいさ」
屋敷十四朗:「泣きたきゃいっぱい泣け。ちゃんと俺が守ってやるからよ」
門脇夏海:「ありがとう。絹ちゃん、屋敷さん……信じるよ、わたし」
椋本絹:「――十四朗。夏海を、安心させてあげて」
屋敷十四朗:「え?あ、おう」 同じように背中から抱きしめろという意味かと思って一瞬動揺する。
椋本絹:「たとえこのまま夜が来ても、温かい家で眠ることと同じように、何の心配もなく」
椋本絹:「……そのためなら、わたしもきっと、力を尽くすことができるわ」
椋本絹:屋敷さんの方に顔を向ける。悲しみの欠片もない、負い目のない微笑みだ。
椋本絹:「おねがいね」
屋敷十四朗:「……尽力はする。ただ」
屋敷十四朗:「暴力を振りかざして襲ってくる相手だ。安心して眠るには、こっちも暴力が必要かもしれん」
屋敷十四朗:「誰も死なせないにはな……出来るかい、絹ちゃん」
椋本絹:「……」
椋本絹:三度、深呼吸をする。
椋本絹:「……セカンドと一緒に、いろんな出来事を見たわ」
椋本絹:「話して、互いの心を知っても……みんなと仲良くできるわけじゃない」
屋敷十四朗:「……」
椋本絹:「……。そうするしかない時が来るなら、わたしも、きっと戦うわ」
椋本絹:「けれど十四朗」
屋敷十四朗:「ん」
椋本絹:ゆっくりと、屋敷さんの正面まで歩いて
椋本絹:その目をじっと見上げます。
椋本絹:「……わたしがそうすべき『時』を決めるのは」
椋本絹:「わたしよ」薄く微笑む。
屋敷十四朗:じっと絹ちゃんに目を合わせ、
屋敷十四朗:目をそらして苦笑する。
椋本絹:「それでも、構わないかしら」
屋敷十四朗:「かなわねえな。俺なんかより余程しっかりしてやがる」
屋敷十四朗:「もちろんだ。絹ちゃん。」
椋本絹:「……いつだってわたしは、セカンドに助けられてきたわ」
椋本絹:「自分で戦うことはできないから」
椋本絹:「だから今は、十四朗。あなたの力に頼って……セカンドを助けてあげたい」
屋敷十四朗:「……自分に出来る事と出来ないことを」
屋敷十四朗:「しっかり把握してるってのは、それはとっても良い事さ」
屋敷十四朗:「今は俺が夏海ちゃんと絹ちゃんのナイトだ。ご命令とあらば、セカンドも守りましょう」
椋本絹:「……ん」目を細めて、照れたような、嬉しそうな笑みを浮かべる。
屋敷十四朗:「……あ!!!!」
屋敷十四朗:「ああ、その、ええと」
屋敷十四朗:「失礼しました……先ほどからなんかこう、その、俺、私の素というか」
屋敷十四朗:「無礼な口を」
椋本絹:「……そんなこと、ふふ」
椋本絹:「気にする必要はないわ。それが、十四朗の本当の言葉づかいなのね」
屋敷十四朗:「はい……」
屋敷十四朗:「……よろしければ、本当の言葉遣いでも?疲れるもので」
屋敷十四朗:絹ちゃんと夏海ちゃんにお伺いを立てる。
門脇夏海:「うん、わたしはいいよ。そっちのほうが安心できる」 とやり取りをみて少しだけ明るくなる
椋本絹:「夏海が許すなら、わたしも、そのほうが嬉しいわ」
屋敷十四朗:「ふう」
屋敷十四朗:「ありがたい。じゃ、ご厚意に甘えさせて貰おう」
屋敷十四朗:「よろしくな、お姫様がた」
門脇夏海:「うん、改めてよろしくね。屋敷さん」
椋本絹:「ええ。よろしくね、十四朗!」
門脇夏海:「絹ちゃん、屋敷さん。もしわたしにできることがあったら言ってね」 今回は別荘内の物資で調達します、何か用事で別荘から離れた時夏海ちゃんが代わりにとってきてくれる演出です
椋本絹:おお……!
屋敷十四朗:えらい!
門脇夏海:「わたしも……できることはしたいもの」
屋敷十四朗:「出来たお嬢様だ。将来いい嫁さんになる……」
椋本絹:では絹ちゃんは、別荘の中をトコトコと探して、周辺地図などがあれば取り出してきたいです。
GM:では、絹ちゃんが周辺地図を取ってきたところで
セカンド・ビハインド:「……お、お嬢様」
椋本絹:「セカンド!」
屋敷十四朗:「……!」
椋本絹:走り寄って、手を包み込むように握ります。
セカンド・ビハインド:セカンドが意識を取り戻します。もちろん傷は塞がっていない。
椋本絹:「目が覚めたのね。わたしを守ってくれて、ありがとう」
屋敷十四朗:「あまり無理して喋るなよ。傷がそのままだ、あんた」
セカンド・ビハインド:「お嬢様……私を置いて行かれなかったのですね」
椋本絹:「……」少し寂しそうに笑う。
椋本絹:「どうして、そんな心配をしたの?」
セカンド・ビハインド:「お嬢様に万が一の事があれば……このセカンド……」
セカンド・ビハインド:「一生の不覚で御座いますから……」
椋本絹:「……違うわ。セカンド。わたしに、セカンドの力が必要なのは」
椋本絹:「わたし自身が、納得できることを、成すためよ」
椋本絹:「……もしもわたしが傷ついたとしても。セカンド。あなたを助けることができて、よかったわ」
椋本絹:黒い瞳にセカンドを映す。
椋本絹:「わたしを助けてくれたあなたを、助けられたのだから」
セカンド・ビハインド:「ふふっ、左様でございますか……」 笑って返す
セカンド・ビハインド:「しかし……このセカンド、この状況ではお嬢様を直接助けることは難しそうでございます」
椋本絹:「……ええ」
セカンド・ビハインド:「なので……私の知識をもってお助けしましょう」
セカンド・ビハインド:「私……お嬢様に内緒にしていましたが……」
セカンド・ビハインド:「こういった知識に関しては少々、長けておりまして……」
セカンド・ビハインド:「お嬢様が見、お聞きしたことを教えてくだされば……なにかわかるやも知れません」
椋本絹:「……無理にならない限度を、自分でわかっているわよね。セカンド」頭を撫でます。
椋本絹:「なら、きっと、あなたのできる限りで、助けをもらうわ」
椋本絹:「……いつもと同じように。ありがとう」
セカンド・ビハインド:「もったいなき、お言葉……」
屋敷十四朗:「……電波妨害はいろいろなやり方があるとして、やっぱ敵の能力だな。探りたいのは」
椋本絹:地図を眺める。「……セカンドをつれて、山をおりられれば、それが一番だわ」
椋本絹:「もしも影喰い達にあわずに、降りられるのなら。……誰も傷つかなくていいもの」
屋敷十四朗:「一番いいのはセカンドの旦那が敵の弱点を知ってて、指パッチン一つで弱点をつかれた敵が爆発して、俺達が無事に下山出来る事なんだが」
屋敷十四朗:地図をのぞきこむ。
GM:ちょうど四方は森に囲まれていて、西側に先程居た川が流れている。
GM:降りるにしても迎撃するにしても周辺を調べる必要があります、大体大雑把に分けると東西南北の四方面。
椋本絹:遊んでいる時に調べてればよかったぜ!
椋本絹:プロのUGNエージェントならその程度は抜け目なくやっていたものを
椋本絹:「十四朗は、相手を待ったほうがいいと思う?」
屋敷十四朗:「いいや、相手も全部で何人居るかわからない」
屋敷十四朗:「待つのは悪手……だろうな。山を降りるにしてもケンカするにしてもだ」
屋敷十四朗:「少し危険だが、探りに出るか……」
椋本絹:「……そうね」夏海とセカンドを気にしている。
屋敷十四朗:西で襲われたのだから西にはあまり行きたくないなあ!

GM:とりあえずこのシーンででる要素としてはここまでとなります。詳しく調べるのは次の情報収集シーン!
GM:この後何もなければシーンを終了しますね、ロイス調達は可能です。
屋敷十四朗:はいさ!
屋敷十四朗:新規ロイスは無しで、絹ちゃんへのN感情を警戒から畏怖に変更します。
GM:了解です
屋敷十四朗:調達は応急手当キットを買っておきます。血が足りないと困る!
屋敷十四朗:1dx+3=>8
DoubleCross : (1R10+3[10]>=8) → 7[7]+3 → 10 → 成功

屋敷十四朗:よしよし。
椋本絹:調達はアルティメイド服
椋本絹:2dx+2>=20
DoubleCross : (2R10+2[10]>=20) → 10[5,10]+2[2]+2 → 14 → 失敗

椋本絹:惜しい……
GM:ではシーンを終了します!

■Middle/02

GM:シーンプレイヤーは屋敷さん、登場は自由です。
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+5(1d10->5)した(侵蝕率:37->42)
椋本絹:椋本絹の侵蝕率を+4(1d10->4)した (侵蝕率:49->53)
■情報項目
▼東方面の調査 <知覚>難易度7
▼西方面の調査 <知覚>難易度5
▼南方面の調査 <知覚>難易度8
▼北方面の調査 <知覚>難易度9
GM:今のところはこんな感じです!
屋敷十四朗:ち、知覚
屋敷十四朗:ちなみに、地図上だと最寄りの町はどっち方向でしょうか?
椋本絹:知覚もそんな得意じゃないけど屋敷さんが得意だぜ!
屋敷十四朗:任せてほしい!
GM:地図上だと東方面ですね、そっちから山を降りる
屋敷十四朗:ふむふむ。絹ちゃんが降りたがっているので、もしよければ東を調べたいですね。絹ちゃんはどうでしょう?
椋本絹:私も東を探してほしーい
椋本絹:絹ちゃんは幼女なのでかんたんな西判定にチャレンジします。
椋本絹:幼女なので!
屋敷十四朗:わーい!じゃあ知覚で振ります。東方面の調査。
屋敷十四朗:二回w
屋敷十四朗:5dx=>7
DoubleCross : (5R10[10]>=7) → 10[3,4,6,9,10]+4[4] → 14 → 成功

屋敷十四朗:よしよし。
椋本絹:2dx+1>=5
DoubleCross : (2R10+1[10]>=5) → 5[3,5]+1 → 6 → 成功

椋本絹:幼女でも探せる!西方面
GM:では屋敷さんの方から演出していきましょう。

某県山中、東方面

GM:屋敷さんは息を潜めて東方面を探索しています。
屋敷十四朗:(下山ルートはこっちのはずだが、な) 見つからないように警戒しながら探索。
屋敷十四朗:(電波妨害までしてくるような周到さだ。待ち伏せなり罠なりがあってもおかしくねえ……か)
GM:通常のルートを使えば降りることは難しくない……だが、“影喰い”もそれは承知しているだろう。
GM:屋敷さんが息を潜めていると、ルートの先から一人の人間が登ってきます。
屋敷十四朗:(――!) 隠れて様子を伺いたい!
GM:この季節にしても異常な着こなし、重苦しいコートを来た人型。
“ペイントレード”:「………………」 のそのそと歩いてくる。
“ペイントレード”:その足取りは重く、スピードは遅い。
屋敷十四朗:「……」
屋敷十四朗:これで最低でも二人。もし電波妨害が“影喰い”と別口の能力者なら、三人以上……
“ペイントレード”:「寒い…………な」
GM:屋敷さんにはその呟きが聞こえた、その次の瞬間。
GM:一気にこの場が極低温の環境に置かれる!
GM:屋敷さんは5点のHPダメージを喰らいます。
屋敷十四朗:痛い!HPは24→19に!
屋敷十四朗:「――ッ」 さすがに無様に声を上げたりはしない。押し殺す。
屋敷十四朗:(サラマンダーか?クソッ、テメエだけコート着こみやがって!)
GM:あまりの温度差に屋敷さんの肉体が悲鳴を上げる。
GM:もし、オーヴァードではない人間がこの環境に置かれたら無力化することは容易く理解できる。
屋敷十四朗:(……夏海ちゃんを連れて下山している最中に、これをやられたら)
屋敷十四朗:(やべえな。子供なんかあっという間に凍死一直線だぞ……)
屋敷十四朗:辛抱強くコートの男の方を伺う。動きの癖、能力の持続時間。少しでも情報を取る。
GM:屋敷さんはここで奴の進行速度の遅さを利用して、なにか罠を仕掛けることが出来る。<調達>難易度8です
屋敷十四朗:やってやる!
屋敷十四朗:1dx+3=>8
DoubleCross : (1R10+3[10]>=8) → 10[10]+9[9]+3 → 22 → 成功

GM:これに成功すれば、他にも情報を手に入れることが可能です。
GM:すごいw
椋本絹:トラッパー!
屋敷十四朗:めちゃくちゃ頑張ったw
GM:クレイモア地雷とか仕掛けてもいいですよw
屋敷十四朗:なら、敵の射程距離や攻撃範囲を把握するために
屋敷十四朗:あ、いや、やめておこう。崖上に爆弾をしかけていた事にしようと思ったんですが
屋敷十四朗:自分たちも下山できなくなりそうなので、クレイモア地雷にしますw
屋敷十四朗:スイッチ一つでベアリングの面制圧。トロいこの男ならひとたまりもない、はず。
“ペイントレード”:「……寒い」 のろのろとした動きで歩いてくる。
GM:そして有効射程内に入る。
屋敷十四朗:(まさか家庭教師しにきてこんなの使うとは思わなかったが)
屋敷十四朗:(悪く思うな、コート男さんよ!) スイッチを押す。起爆。
GM: ド ン ッ ! !
GM:地雷が起動し、ベアリング弾がコートの男に向かって殺到する……!
GM:だが……
“ペイントレード”:「あ……あぁ?」
GM:その全てが男の周囲で振り続ける雪によって制止され、
GM:ベアリング弾を発射した、クレイモア本体までもが凍りつかされる!
屋敷十四朗:(……おいおいおい)
屋敷十四朗:(どういう防御力だよ!ふざけやがって!)
屋敷十四朗:持ち込んだ罠はそう多くない。この不意打ちが精一杯だ。
GM:情報は以上です、後は撤退しても良い。
屋敷十四朗:(こういう時バロールシンドロームならな。ちょいと自宅に戻って武器を取って……いや、そのまま逃げりゃいいのか)
屋敷十四朗:退きます。相手がトラップに気を取られている今のうちに姿を消す。
GM:では次は絹ちゃんの方を演出しましょう。

某県山中、西方面

GM:絹ちゃんは先程の争いが会った場所の知覚まで来ています。
GM:森の中を歩いているのは巨大な鬼、それとその肩にのるローブを被った人間。
椋本絹:「……」
椋本絹:木の影などにコソコソと隠れながら、様子を覗き込んでいます。
椋本絹:橘さん状態
GM:そして周囲には機械兵器と思わしき物体が進んできています。
椋本絹:(鬼だわ……)唾を呑み込む。
椋本絹:(影喰いの……お友達かしら)口に手を当てて、息遣いが漏れないようにする。
“道満”:「これは……邪魔ですなぁ」 手元のリモコンを弄って、破壊兵器に道中にある障害物を破壊させる。
椋本絹:じっと様子を見つめている。
椋本絹:鬼と機械兵器。不釣り合いに見えるものの、子供ならではの素直さで、
椋本絹:この両者をコントロールしているのがローブの人物であると把握する。
GM:障害物があれば、連れている破壊兵器群によって排除させる。
GM:ローブの男、それに鬼はこの作業を一切行わない。
椋本絹:物陰で、唇に人差し指を当てる。
椋本絹:(……鬼にはお願いできない理由が、あるのかしら)
GM:そしてローブ姿の男が絹ちゃんの居る、ある程度の位置まで近づくと絹ちゃんはとてつもない脱力感に襲われます!
椋本絹:「!」
椋本絹:「……ぁ」膝が震え、
椋本絹:ドザッ!
椋本絹:その場に倒れる。「くぁ……っ……、……」
椋本絹:(……服に……土が……)
椋本絹:「……ぁぁ」
GM:絹ちゃんは気力を振り絞れば立ち上がり、ここから逃げることは可能です。
GM:ですが、なにか難しい行為を行おうとすれば成功することは難しいでしょう。
椋本絹:か細く、息をつきながら
椋本絹:這うようにして脱力領域圏内から離れたいです。
GM:ではそのまま離れることは可能です、情報としては以上となります。
GM:ここでの情報は脱力感、鬼、連れている機動兵器の三つ。
GM:この環境下の中、機動兵器は活動を自由に行えていました。
椋本絹:危険過ぎる……修正が必要だ

椋本絹:とにかく屋敷さんと合流して情報を共有しよう!
屋敷十四朗:したいぜ!
GM:それなら一旦シーンを切りましょう、調達は可能です。
椋本絹:メイド一筋11年!
椋本絹:2dx+2>=20
DoubleCross : (2R10+2[10]>=20) → 10[7,10]+5[5]+2 → 17 → 失敗

屋敷十四朗:おっ
椋本絹:やったー!財産ポイント3を使用して購入。
椋本絹:メイド絹チャン!誕生!
屋敷十四朗:メイドお嬢様だー!
屋敷十四朗:こちらはもう1個応急キット。
屋敷十四朗:1dx+3=>8
DoubleCross : (1R10+3[10]>=8) → 5[5]+3 → 8 → 成功

屋敷十四朗:ギリギリですがゲット!
GM:二人が外に出ている間、夏海ちゃんが見つけて置きましたw
屋敷十四朗:なんていい子なんだ、夏海ちゃん・・・・
椋本絹:泥に汚れた服で戻ってきたので、着替えましょう。
GM:情報共有する場合はその都度シーンを作ります、このまま他の方面を捜索してもいい……

■Middle/03

椋本絹:侵蝕も高くないので次も登場します。
椋本絹:椋本絹の侵蝕率を+10(1d10->10)した (侵蝕率:53->63)
屋敷十四朗:おっと、じゃあ僕も登場ダイスを振ってしまいます。
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+10(1d10->10)した(侵蝕率:42->52)
GM:情報を共有してもいいし、続けて捜索しても構いません。
GM:先程も言ったように共有する場合はその都度シーンを作成します、
GM:共有シーンでは捜索は出来ません、代わりにセカンドに知恵を借りることが可能。別の形での情報収集ですね。
椋本絹:どうしましょうか?
椋本絹:でも一度戻っておきたいなあ。服も汚れちゃったし
屋敷十四朗:なら戻りましょうか。お着替えだ!
GM:では着替えの演出やってから情報収集しましょうかw

某県山中、椋本家別荘

椋本絹:「……はぁ……う」
椋本絹:ペシャ
椋本絹:泥混じりの土に汚れた服で、別荘にふらふらと戻ってきます。
屋敷十四朗:いくつかの箇所を凍傷で赤く腫らして部屋に戻ってきます。
門脇夏海:「や、屋敷さん、絹ちゃん!」 パタパタと近づく
屋敷十四朗:「ああクソ、酷い目に……っておいおい!」
屋敷十四朗:「絹ちゃんどうした!」
屋敷十四朗:夏海ちゃんと一緒に駆け寄る!
椋本絹:「夏海。十四朗」やや弱く微笑む。
椋本絹:「平気よ。見つかったり、しなかったわ」
椋本絹:「……けれど、ごめんなさい。こんな、みっともない姿で」
門脇夏海:「そんなことないよ……!」
門脇夏海:「その、絹ちゃんのサイズにあうか分かんないけど。……これ!」
屋敷十四朗:「夏海ちゃん、そりゃあ」
屋敷十四朗:「そりゃあ……」
門脇夏海:「ごめんね……その……」
椋本絹:「……」パチパチとまばたきをする。
椋本絹:「ありがとう。夏海。素敵なお洋服だわ!」
椋本絹:「シャワー室の前に置いてもらえるかしら?髪にも、泥がついてしまったから……」
屋敷十四朗:「え、シャワー浴びるのか?この状況で?」
門脇夏海:「屋敷さんはこれ! 手当しないと……」
屋敷十四朗:「すまん夏海ちゃん。こりゃ助かる」
門脇夏海:「絹ちゃんがシャワー浴びてるうちに、その……」
屋敷十四朗:「血が足りんと戦えんもんでな。マジでありがたい」
椋本絹:「十四朗は、平気?……すごく腫れてるわ」
椋本絹:屋敷さんの肌に手をかざすものの
椋本絹:夏海ちゃんの手当に任せる。手も泥で汚れているのだ。
門脇夏海:「うん、じゃあ絹ちゃん。また後で」
椋本絹:「……あのね、夏海。十四朗。影喰いの仲間を見たわ」
門脇夏海:「え……」
椋本絹:「ローブで顔は見えなかったけれど……大きな鬼の肩に乗っていて」
屋敷十四朗:「……奇遇だな。こっちも見た。コートを着たずんぐりむっくりだ」
椋本絹:「キカイの兵隊を、たくさん連れていたわ。それに……」自分の身体を見下ろす。
椋本絹:「……近くに寄ると、体から力が抜き取られるような、感じがしたわ」
椋本絹:「もし、見つけたら……近づかないように、どうか気をつけて」
屋敷十四朗:「近寄っただけでか。面倒だな」
椋本絹:こくりと頷く。
椋本絹:「十四朗。コートの人のようすは、どうだったの?」
屋敷十四朗:「サラマンダー……ああ、わかるか?要は広域凍結だ」
屋敷十四朗:「近寄っただけで凍傷を起こすレベルの」
屋敷十四朗:赤く腫れた自分の腕を見せる。
門脇夏海:「……っ」 顔を背ける
椋本絹:「……大変だったわね。十四朗」
椋本絹:「わたしより、ずっと辛くて、痛いのに、……頑張ったわ」
屋敷十四朗:「なに、絹ちゃん程じゃないさ。どろんこにもなってないしな」 へらっと笑う。
屋敷十四朗:「……しかし“影喰い”とあわせて三人。よくもまあゾロゾロと引き連れてきたもんだ」
GM:以下の情報が情報収集に追加されます。
▼コートの男 <情報:裏社会> 難易度7
▼ローブ姿の男 <情報:裏社会> 難易度10
椋本絹:「3人に一度に来られていたら、あぶないところだったのね……」
屋敷十四朗:「……絹ちゃん」
門脇夏海:「……わ、わたし。信じてるから」 二人の手を握ります
門脇夏海:「だから、無茶……しないで」
椋本絹:「夏海」困ったように笑う。
椋本絹:「……夏海の手が、汚れてしまうわ」
門脇夏海:「わたしはいいよ……でも、」
門脇夏海:「絹ちゃんがいやなら」 と絹ちゃんの目を見て言います
椋本絹:「……あのね、夏海。十四朗……」
屋敷十四朗:「ん……」
椋本絹:「お母さまにもらった服を、汚したままなのが……」目を逸らす。
椋本絹:「はずかしい……」
椋本絹:「と、とっても……はずかしくて」
門脇夏海:「ご、ごめんね……! 気が利かなくって!」 慌てる!
屋敷十四朗:「……恥ずかしがるのそこかよ!」 脱力する
椋本絹:「シャワー、浴びてもいいかしら」
門脇夏海:「う、うん。それじゃあ、またね!」
屋敷十四朗:(やっぱお嬢様なんだなあ)
屋敷十四朗:「おう。行って来い行って来い」
椋本絹:「ごめんなさいね。こんな時に」
椋本絹:微笑みを返して、シャワールームに篭もります。

椋本絹:「……」シャワーを浴び、髪の先で水滴を滴らせながら、俯く。
椋本絹:(――本当に、守り切れるかしら)
椋本絹:(セカンドに頼れないままで。十四朗に、無理をさせないで)
椋本絹:不安な表情を見せたくはなかった。
椋本絹:(わたしの力で……どれだけのことを、やれるのかしら……)
椋本絹:アルティメイド服に着替え、情報収集に臨みます。

屋敷十四朗:セカンドの旦那の知恵を借りる時が来た……
椋本絹:コネ:要人への貸し の1回めで
椋本絹:難易度10を探ろうかしら。ダイスボーナスもついてるし
椋本絹:あ、でも屋敷さんも要人への貸しがある上に
椋本絹:裏社会技能1あるのか。ダイス数では劣るけど、クリティカル必須じゃない分こっちのが可能性高いのかな
屋敷十四朗:そうなのです!情報収集チームもあるし財産もあるので、多分10は抜けるかな。
屋敷十四朗:もしよければこっちが難易度10のローブ男に挑戦してみます。
椋本絹:いいですね……!じゃあ屋敷さんにこっちはお任せしましょう。
椋本絹:絹ちゃんはコート男だ!
椋本絹:6dx>=7 ▼コートの男を「要人への貸し」一回目で判定
DoubleCross : (6R10[10]>=7) → 10[3,3,3,5,7,10]+10[10]+4[4] → 24 → 成功

椋本絹:やはりソラリスは最強だったか
屋敷十四朗:コネ:要人への貸し、ふたつのうち一つ目を使ってダイス+3。あと情報収集チームも使って達成値を+2します。
屋敷十四朗:4dx+3=>10 ローブ姿の男 <情報:裏社会> 難易度10
DoubleCross : (4R10+3[10]>=10) → 5[1,1,5,5]+3 → 8 → 失敗

屋敷十四朗:所詮非ソラリスではこんなもの!
椋本絹:非ソラリスのクズの末路
GM:あ、コネは一つの判定に一つしか使えません!
GM:しかも失敗してる!
屋敷十四朗:あっそうか!情報収集チームもコネだ!
屋敷十四朗:じゃあ情報収集チームを抜きます。達成値6・・・
屋敷十四朗:もし財産が使えるようでしたら、4使って成功させたいです。
椋本絹:ふとっぱら!
GM:……いいでしょう、次回は許しませんぞ!ふんす!
屋敷十四朗:すんません!
屋敷十四朗:これで財産は4→0に。
GM:ではまずはコート姿の男から行きましょう。
GM:絹ちゃんが伝えるロールしてもいいし面倒なら伝えたことにしても良い。
椋本絹:セカンドに伝えればいいんですね。
GM:そういうことです!

椋本絹:「……」
椋本絹:真新しい服に着替えて、静かにセカンドの隣の椅子に腰を下ろす。
椋本絹:「起きているかしら。セカンド」体に障らないよう、小さく呼びかける。
セカンド・ビハインド:「……はい、起きております。……お嬢様」
セカンド・ビハインド:「この私……セカンドはお嬢様がお呼びすれば……火の中水の中……」
椋本絹:「ええ……嬉しいわ」素直に答える。
椋本絹:「辛くないなら、聞いて。……影喰いのほかにも、山の中を動き回っている人たちがいるわ」
セカンド・ビハインド:「……それはそれは……豪勢でございますね」
椋本絹:「……大きな鬼の肩に乗って、キカイの兵隊を連れてる、ローブの人と」
椋本絹:「コートを着込んで、まわりの気温を下げてしまう人」
屋敷十四朗:その横で話を聞いてます。セカンドとの意思疎通は絹ちゃんに任せる構え。
セカンド・ビハインド:「……コート……気温を下げる」
椋本絹:「十四朗の手は、まるで吹雪にさらされたように、腫れていたわ」
椋本絹:「……ここに近づけないように、工夫しないといけないと思うの」
セカンド・ビハインド:「そうでございますね……もし、その者がコントロール出来なければ……」
セカンド・ビハインド:「夏海お嬢様は耐えられないでしょう……私の知る人物であるなら……そうはなりませんが」
椋本絹:「……心当たりがあるのね」
セカンド・ビハインド:「私が知るところ……その者は“ペイントレード”という者でしょう」
セカンド・ビハインド:「おそらく……当初の目論見はお嬢様達を無力化し、護衛である屋敷様の戦力を落とすことだったのでしょう」
セカンド・ビハインド:「お嬢様がオーヴァードであったのは誤算の一つだったかと……」
屋敷十四朗:「嬉しい話だな。絹ちゃんの能力がすべて割れてたってわけじゃないか……」
椋本絹:「そうね。わたし、とても運がよかったのね……」
GM:サラマンダーのエネミーエフェクト《苛烈なる冷気》によるものです、非オーヴァードは自動的に戦闘不能になる。
椋本絹:なるほどマン
屋敷十四朗:HPダメージはそういうことか・・・!
セカンド・ビハインド:「“ペイントレード”自体は大した戦闘力を持っていません……それに動きが鈍く、逃げるのは容易いでしょう」
セカンド・ビハインド:「……ですが力の範囲は大きく、夏海様を連れて逃げるのは難しいでしょう。……それに」
セカンド・ビハインド:「防御に関してならば“ペイントレード”は目を見張る者が御座います……そして、能力下で彼に攻撃したものは攻撃を受けてしまいます」
椋本絹:「反撃されてしまうのね」
屋敷十四朗:「ペイン。トレード。なんとなく察しがつくな」
セカンド・ビハインド:「幸い……それは、常に反撃するという訳では御座いません。……なので、こちらから仕掛けるにある程度のイニシアチブは握れるかもしれません」
セカンド・ビハインド:「…………もし」
セカンド・ビハインド:「彼らが協力しているのならば……彼は早々に倒したほうが良いかもしれません」
屋敷十四朗:「まずはこいつから、か……」
椋本絹:「……どんな風に、関わるとしても」
椋本絹:「ペイントレードには止まってもらうわ。……ここに近づけたりしない。安心して。セカンド」
セカンド・ビハインド:「ふふっ……ご立派で御座います。……お嬢様」
椋本絹:「あなたと、十四朗と、夏海の働きが、立派だからよ」
椋本絹:ベッドに横たわるセカンドの頭を、
椋本絹:胸に抱きしめるようにして、撫でます。
椋本絹:「……みんなを不安にはさせないわ。やくそくよ」
屋敷十四朗:「俺はノコノコと凍傷貰いに行っただけだがな」 苦笑する。
セカンド・ビハインド:「……これは……光栄の至りですね」
セカンド・ビハインド:「少し、話しすぎましたね……水を」
GM:ここで屋敷さんが水をくださるといい感じに財産点の演出になるかなぁと思われますw
屋敷十四朗:「ローブの方はどうだい、セカンドの旦那。絹ちゃんが見た“鬼使い”の方は……」
屋敷十四朗:サイドテーブルにあった水を差し出します。雑用係、ぬかりはなし!
セカンド・ビハインド:「これは……屋敷様。……ありがとうございます」 水を頂く
屋敷十四朗:「幸い下には酒もあった。もし痛み止めが必要なら言ってくれよ、セカンドの旦那」
セカンド・ビハインド:「それは……ご遠慮しておきます」
セカンド・ビハインド:「……ローブの方はどのような感じで御座いましたか?」
椋本絹:「……ローブの人にも、近づくと……」
椋本絹:「……力を抜かれる、感じがしたわ。寒さとかじゃない……もっと、不思議な力だと思うの」
椋本絹:「鬼やキカイは平気なようすだったから、人間だけがそうなるのかもしれないけれど……」
屋敷十四朗:「そもそも鬼っていうのがな。なんつー時代錯誤だ」
セカンド・ビハインド:「鬼は……なにか、活動はなさっておりましたか?」
椋本絹:「……」唇に人差し指を当てて、じっと思案する。
椋本絹:「……いいえ。ローブの人を、肩に乗せてただけよ」
椋本絹:「何かを動かしたり……そういう仕事は、全部キカイがやっていたと思うわ……」
セカンド・ビハインド:「……そうでございますか」
屋敷十四朗:「……わざわざデカい鬼を連れてるのに?」
椋本絹:こくりと頷く。
セカンド・ビハインド:「だとしたら……鬼も、能力の影響下にあるのかもしれませんね」
椋本絹:パチパチとまばたきをする。その発想はなかった。
椋本絹:「そうかもしれないわ」
セカンド・ビハインド:「オーヴァードには……レネゲイドを活性化し、傷を塞ぐ能力の他にも……いくつかの共通した力が御座います」
セカンド・ビハインド:「たとえば……その力自体を沈静化させる力」
セカンド・ビハインド:「その人物は……おそらく“蘆屋道満”と名乗ってる男で御座いましょう……」
椋本絹:「たとえば……区別なく、みんなの力を……奪うような技を、知っているのね?」
セカンド・ビハインド:「はい、そのとおりですお嬢様。……あらゆる能力者を封じる力」
椋本絹:「……けれど、オーヴァードでなければ」
椋本絹:「動くことができるの?」
セカンド・ビハインド:「……その通りです」
セカンド・ビハインド:「彼は自身を“蘆屋道満”と自称する以上、異形を調伏させることに関しては自信を持っています」
屋敷十四朗:「それだと“影喰い”のやつもまとめて沈静化されるな。単独で襲ってきたのはそれがムカつくからか……」
椋本絹:「……わかったわ。ありがとう」
椋本絹:「十四朗。セカンド……」
屋敷十四朗:「どうした絹ちゃん」
椋本絹:「相手は“オーヴァードを動かさない”道満と、“オーヴァードでないものを動かさない”ペイントレードの組み合わせということなのね」
椋本絹:耳にかかる黒髪を、少し指で除ける。
椋本絹:「そして、誰も動かなくなったその時に」
椋本絹:「影喰いが、わたし達自身の影を使って、仕留めてしまう」
屋敷十四朗:「……話を総合すると、そうなるよな」
セカンド・ビハインド:「そういうことなのでしょうね……」
屋敷十四朗:「……そうだった。奴はほんのちょっと影を動かすだけで済むのか」
椋本絹:「……影喰いにも影響がないとは、思えないわ。十四朗の考えも、きっとあたっているのね……」
セカンド・ビハインド:「ですが……彼ら二人の能力は互いを殺しあう側面も持ちあわせております」
セカンド・ビハインド:「もし……何人か残して向かへ撃つのであれば……この二人にしても良いかもしれません」
椋本絹:「そうね。……セカンドと夏海が倒れてしまうのは、何より困るわ」
屋敷十四朗:「そうだな……」
セカンド・ビハインド:「そうでございますね……私の知る限りはこれで以上となります……」
屋敷十四朗:「もうちょい情報を集める。もし叩けるようなら、チームワークを発揮する前に叩く」
屋敷十四朗:「安全に下山するとしたら、そんなところか」
椋本絹:「……そうね」

GM:この二つの情報を抜いたことにより“蘆屋道満”と“ペイントレード”に襲撃をかけることが可能です。
GM:勿論、クライマックスでまとめて相手取っても構いませんぜ!
屋敷十四朗:やったー!
椋本絹:ブチ殺してやらぁぁぁ――ッ!!
椋本絹:何が話し合いだ!俺達の目的は殺戮のみよ!
屋敷十四朗:殺られる前に、殺る!チームワークなど発揮させぬわ!
椋本絹:血が見たい!臓物のシャワーで高笑いしてやるわ!
GM:ではなにも無ければシーンを終了します、調達とロイスは可能です!
屋敷十四朗:あ、じゃあセカンドさんに少しだけ

屋敷十四朗:「なあ、セカンドの旦那」
屋敷十四朗:「電波妨害に敵オーヴァードが三人。周到だよな……野良が行き当たりばったりでやりましたって感じじゃない」
屋敷十四朗:「……なんか黒幕がいたり、するもんかね。どう思う?」
セカンド・ビハインド:「……かもしれません。ですが」
セカンド・ビハインド:「……もし、絹お嬢様か夏海お嬢様。そのどちらか、あるいは両方に」
セカンド・ビハインド:「それだけの価値があるとしたら……」
屋敷十四朗:「……」 思い出す。影喰いは両方渡せと言っていた。
屋敷十四朗:「こういう襲撃計画をたてる奴が出てきてもおかしくはないか……」
セカンド・ビハインド:「……確かに状況は整っております……ここならば比較的容易く誘拐できるでしょう……」
セカンド・ビハインド:「山奥で……街から離れており、他の組織が介入が難しい……UGNもここへ駆けつける頃には逃げられるでしょう……」
セカンド・ビハインド:「……あまりに……この状況は出来過ぎております……そう、誘拐してくれと言わんばかりに」
屋敷十四朗:「……」
屋敷十四朗:(そうだ。出来過ぎてる)
屋敷十四朗:(絹ちゃん達が山奥の別荘に来るって情報を事前にキャッチ出来て)
屋敷十四朗:(能力の異なるオーヴァードを複数人雇って連携させる)
屋敷十四朗:(そんな事出来る奴が、)
屋敷十四朗:(…………)
屋敷十四朗:「二人の今後を考えると、一人くらい生け捕りにして口を割らせたいところだが」
屋敷十四朗:「まあ、状況が状況だからな……お姫様がたの帰還を最優先にする。期待はしないでくれ」
屋敷十四朗:「キツいところすまなかった。ありがとう」
セカンド・ビハインド:「……ええ、お嬢様をよろしく頼みます」 眠りにつく

椋本絹:それでは、セカンドとの会話を終えて、夏海ちゃんの居る隣室に向かいます。
GM:夏海ちゃんの部屋にはいることはできます、ノックしてもいいししなくても良い
椋本絹:4回ノックしますw
門脇夏海:「絹ちゃん……?」 それに応じてドアを開けます。
椋本絹:「夏海。……この、お洋服」
椋本絹:アルティメイド服の長いスカートで、くるりと一回転する。
門脇夏海:「あ、その!ごめんね……!それしか見つからなくって!」
椋本絹:「ありがとう。夏海が選んでくれて、わたしもうれしかったのよ」
門脇夏海:「え……そ、そうかな」
門脇夏海:「そうだと、すごくうれしい。絹ちゃん」 少し笑います
椋本絹:「……それと、ごめんなさい」
椋本絹:「夏海を、危ない目にあわせてしまったわ」
椋本絹:「……もっと早くに、謝らなければいけなかったのに」
門脇夏海:「そんなことないよ……」
門脇夏海:「わたしの方こそ……ごめんなさい」
門脇夏海:「……絹ちゃんを巻き込んじゃって」
椋本絹:「……?」
門脇夏海:「わたしのパパって大きな会社の人で」
門脇夏海:「こういうこと……いままでに何回かあって。だから……」
椋本絹:「それは……」
椋本絹:自分がまさに言い出そうとしたことだ。
椋本絹:(……夏海も、同じだったの?わたしと……同じ)
門脇夏海:「だから……その、いままでそういうこと言えなくて」
門脇夏海:「絹ちゃんとは……友達で居たかったから……だから」
門脇夏海:「本当に……ごめんなさい……」
椋本絹:「……いいえ。わたしも同じよ」自分の胸に手を当てて、微笑む。
椋本絹:「何度か、こんな出来事にあったことがあるわ」
椋本絹:「だから、これも、わたしのせいだと思って……夏海に、謝りたかったの」
門脇夏海:「……絹ちゃん」
椋本絹:「……夏海。わたしよりも先に謝ってくれたのね」
椋本絹:「とても勇敢なことだわ。……わたしだって、口にするのが辛いことだったのだもの」
門脇夏海:「そんなことないよ……わたしなんて。絹ちゃんのほうがすごいよ」
門脇夏海:「絹ちゃんはこんなときでも、がんばっていろんな事やってて……わたしなんて」
椋本絹:「夏海。……夏海」
椋本絹:両手をしっかりと握る。
門脇夏海:「き、絹ちゃん?」 握られます
椋本絹:大きな黒い目で見つめる。
椋本絹:「そんなことはないわ。わたしには、十四朗と同じような力があるから、動けているだけなの」
椋本絹:「それは、右利きと左利きや、運動と勉強のどちらが得意か……そういうことと同じ」
椋本絹:「夏海よりも心が強いからではないわ」
門脇夏海:「……」 黙って聞いています
椋本絹:「……いいえ。それどころか夏海――あなたは、本当に強いわ」
椋本絹:「こんなに心細くて、先のことが分からなくても、しっかりとわたし達を待っていてくれたもの」
椋本絹:「……わたしも十四朗も、それが何よりうれしくて、安心できたのよ」
門脇夏海:「そうだったら……うれしいな」
門脇夏海:「ねぇ、絹ちゃん」
門脇夏海:「これからも……友達でいてくれる?」
椋本絹:「……。わたしは……」
椋本絹:「身のまわりに、危ないことばかりで。友達と一緒にいるのが、こわかったわ」
椋本絹:目を閉じて、ゆっくりと言葉を紡ぐ。
椋本絹:「……巻き込んでしまうことが。守れないことが。恐れられることが」
椋本絹:「……でも、できるなら……オーヴァードではない、友達がほしかったのよ」
椋本絹:「よろこんで。夏海」
門脇夏海:「えへへ……わたしと一緒だ」
門脇夏海:「変かもしれないけど。……嬉しい」
門脇夏海:「これからもよろしくね、絹ちゃん」
椋本絹:「ええ。夏海……」
椋本絹:「ありがとう。秘密だけれど、わたし」
椋本絹:人差し指を立てる。
椋本絹:「寂しがり屋なの。これで、寂しくないわ」
椋本絹:ロイスを取得します。
椋本絹:友達/門脇夏海/友情:○/負い目/ロイス

GM:ではなにも無ければ調達してシーンを切りましょうか!
椋本絹:ボディアーマーでもおごってやろう
屋敷十四朗:へい!
椋本絹:3dx+2>=12
DoubleCross : (3R10+2[10]>=12) → 7[3,5,7]+2 → 9 → 失敗

椋本絹:チッ!失敗だ!
椋本絹:使えねーやつだぜ!
屋敷十四朗:お嬢様の手を煩わせるまでもありません・・・・この屋敷十四朗におまかせ
屋敷十四朗:1dx+3=>12
DoubleCross : (1R10+3[10]>=12) → 4[4]+3 → 7 → 失敗

屋敷十四朗:あっ、ボディアーマーでした。どのみち失敗!
GM:了解!ではシーンを終了します!

■Middle/04

GM:登場は自由です
椋本絹:屋敷さんと比べて10近い差があるけど
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:52->54)
GM:情報集をするなら
■情報項目
▼南方面の調査 <知覚>難易度8
▼北方面の調査 <知覚>難易度9
椋本絹:2人セッションだから出る他ないな
椋本絹:椋本絹の侵蝕率を+1(1d10->1)した (侵蝕率:63->64)
椋本絹:よし
屋敷十四朗:あ、よかった。控えめだ
GM:他には“ペイントレード”と“蘆屋道満”に襲撃をかけられます。
屋敷十四朗:これは収集するか襲撃するかって感じですよね。襲撃したら収集はできない。
GM:そうですね、襲撃したら情報収集は出来ません。
GM:逆に情報収集しても襲撃はかけられません。
椋本絹:ペイントレードをやりましょうか
椋本絹:早めに戦闘して侵蝕率確定しておけば、その後の計画を立てやすいし
椋本絹:ダイスボーナスもつく
屋敷十四朗:ならセカンド先生の必勝作戦に従い、ペイントレードをやりましょう!
椋本絹:逆に襲いましょう!
GM:了解です。

某県山中、東方面

GM:絹ちゃんと屋敷さんは、“ペイントレード”が向かってくるであろうルートは予めわかっています。
GM:なので待ち伏せは容易でしょう、二人が待ち構えているのならば道の先からコート姿の男がやってきます。
椋本絹:さっき屋敷さんが見た侵攻ルートのまま、ゆっくり近づいてきている感じですかね
GM:そういう感じです、ある程度整地された道を選んで進んできています。
GM:森の中をあえて避けています、移動の遅さゆえか襲撃を受けたくないかは分からない。
椋本絹:寒波領域に触れれば即座に戦闘不能だから、こちらの位置を掴まなくてもローラー作戦的にやってるんだな多分
屋敷十四朗:パックマンのおじゃまキャラみたいだ・・・
GM:そういうことですね、下手に森の中を進めば迷う可能性があるので、道なりに行けば大抵は潰せます。
椋本絹:もちろん好都合なので、屋敷さんと一緒に待ち受けるぜ!
屋敷十四朗:「絹ちゃん。戦う前に、これだけは言っておく」
椋本絹:「む」マフラーの奥で答える。
椋本絹:アルティメイド服の上に上着をたっぷり着て、両目以外は服に埋もれるようになっている。
屋敷十四朗:「俺は何かあった時……つまり今なんだが……夏海ちゃんを守るようにって仕事を受けてる」
椋本絹:「わかっているわ」
屋敷十四朗:「最善は尽くす。でももしもの時は、キミもセカンドの旦那もほっぽって彼女を守りに行くかもしれん」
椋本絹:「……そうするべきよ。十四朗。夏海はあなたを信じて、任せてくれているわ」
屋敷十四朗:「……怒らないんだな。薄情者とか思わないか」
椋本絹:「その信頼に答えて。……わたしからも、お願いするわ」
屋敷十四朗:「うん?」
椋本絹:「……もしもの時は」
椋本絹:「あなたが、言ったとおりにして。わたしが恐ろしさに負けて、泣いて、引き止めたとしても」
屋敷十四朗:「くっ、は」 思わず笑う。
椋本絹:「……わたしは子供で、セカンドも隣にいないから。……心が負けてしまうことだって、あるかもしれないの」
椋本絹:「その時は、今、あなたに答えたほうの言葉が、ほんとうだと思って」
屋敷十四朗:「くっそ。そんな事言われたら、置いてけねえじゃねえか」
屋敷十四朗:「……絹ちゃんは置いてかない。夏海ちゃんも守る。最大限努力しよう」
屋敷十四朗:「みんなで釣りもしたいしな」
椋本絹:まばたきをしない目で、じっと屋敷さんを見る。
椋本絹:「……がんばりましょう」
椋本絹:「十四朗」
屋敷十四朗:「ああ。……やるか」
GM:では、キミたちからみておおよそ30mほど先だろうか。人影が現れる。
GM:コートの男“ペイントレード”だ。
GM:“ペイントレード”が視界に現れたその瞬間、辺りは極寒の世界へと変貌する!
椋本絹:「――さ」
椋本絹:「む、……い……!」
屋敷十四朗:「そうなんだよ、さみいんだよ、クソ……!」
GM:絹ちゃんは1点、屋敷さんは2点のHPダメージを受けます。
椋本絹:HP28→27
屋敷十四朗:HPは19→17に。
“ペイントレード”:「…………寒い」
“ペイントレード”:「寒いんだ……だから」
“ペイントレード”:「……温もりを」
椋本絹:分厚く着込んだ服の上からでも、体温が奪われる!
椋本絹:「……っ、ペイン、トレード……」
GM:戦闘開始!

■第1ラウンド

・行動値
屋敷十四朗:12
椋本絹:7
"ペイントレード":4
■戦場
"ペイントレード"
30m
椋本絹+屋敷十四朗
GM:セットアップ!
屋敷十四朗:なし!
椋本絹:《原初の黄:先陣の火》!
“ペイントレード”:《氷の城塞》 ラウンド間ダメージ軽減します
椋本絹:良かった。サラマンダーだから《先陣の火》を持ってるかと思ったが
屋敷十四朗:防御のほうでよかった・・・!
椋本絹:これで完全に先手!よろしくディレイしてやるぜ
“ペイントレード”:“ペイントレード”は二人を確認するとより、雪を降らせる!
“ペイントレード”:進行スピードが遅いのはこういう理由だ!
椋本絹:ならば、視界を覆うカーテンのように降るはずの豪雪は……
椋本絹:ガ ゴ ン !
屋敷十四朗:「!」
“ペイントレード”:「…………?」
椋本絹:すべて、空中で静止する。澄んだ冷気と留まる雪粒だけが、両者の間に存在する。
椋本絹:「…………ペイントレード」
椋本絹:「レネゲイドの力が……苦しいのね……」
“ペイントレード”:「苦しい……?」
“ペイントレード”:「分からない……ただ、寒い」
“ペイントレード”:「…………この寒さを」
“ペイントレード”:「紛らわせたい…………」
屋敷十四朗:「既に堕ちてやがるな、これは」
“ペイントレード”:「……温もりが何だったのか」
“ペイントレード”:「…………知りたい」
椋本絹:「……」睫毛を伏せる。
椋本絹:「十四朗」
屋敷十四朗:「なんだ絹ちゃん。こいつに話は通じねえ……やるしかないぞ」
椋本絹:「……あなたには、迷惑をかけるわ」
椋本絹:64→66
屋敷十四朗:「……?」
GM:では行動値が22の絹ちゃんの手番です!
椋本絹:マイナーで戦闘移動。27m進みます。
椋本絹:屋敷の疑問には答えず、
椋本絹:停滞した雪の中を、ゆっくりと歩み始める。
椋本絹:……サク サク
椋本絹:サク。
■戦場
"ペイントレード"
3m
椋本絹
27m
屋敷十四朗
椋本絹:      サク。
“ペイントレード”:「…………誰にもこの寒さは取り除けなかった」
“ペイントレード”:「……だから、せめて」
椋本絹:「――それでも、ペイントレード」
椋本絹:「夏海やセカンドを、傷つけさせることはできない」
椋本絹:「それを許しても、誰も……あなたも、幸せにはなれないから」
“ペイントレード”:「…………そうか」
“ペイントレード”:「幸せになれない……そうかもしれない」
椋本絹:《コンセントレイト:バロール》《死神の瞳》。
椋本絹:7dx8+7
DoubleCross : (7R10+7[8]) → 10[1,4,4,7,7,8,8]+5[4,5]+7 → 22

“ペイントレード”:「………だが、少しだけ忘れられる。苦痛を」
“ペイントレード”:「…………薬があれば」
“ペイントレード”:《蒼き悪魔》のみでガードします、24点の反撃ダメージです
屋敷十四朗:うわーっ痛い
椋本絹:うむ、確かに《死神の瞳》も射撃攻撃だ!
椋本絹:HPは残り3点……私が受けられて良かった……!
椋本絹:そちらも、次のダメージに+3D10させていただきます。
椋本絹:66→71
GM:だからガード自体は出来ます、絹ちゃんと屋敷さんが二人で戦うべき敵でした。
GM:了解です。
椋本絹:「いっ……!っ、~~っ……」
椋本絹:目を固く瞑って、冷気の波動に耐える。
“ペイントレード”:レネゲイドの動きを感知し、発生した空間の温度を急激に下げる。
椋本絹:「痛、い……」
“ペイントレード”:“ペイントレード”に攻撃の意志はない、完全な自動防御。
椋本絹:「……」それでも、睫毛の隙間から
椋本絹:辛うじて、ペイントレードの姿を捕捉する。視点を外さず、少しずつ
椋本絹:歯車に、柔らかい異物を噛み込ませるように……際限なく、その動きを遅くする。
GM:次は屋敷さんの手番です!
椋本絹:「十四朗……!」相手を捉えたことを知らせるために、細く、名を呼ぶ。
屋敷十四朗:それを見ながら樹の枝を折り、尖った先端で自分の掌を浅く切り裂いている。
屋敷十四朗:滴る血は形を変え、光を乱反射する虹色の長槍に。
屋敷十四朗:「我が手に――」
屋敷十四朗:コンボ『我が手に開け虹の薔薇』。マイナーで《赫き剣》《破壊の血》。
屋敷十四朗:赫き剣でHPを5消費、破壊の血でもう2消費して攻撃力は13+12。HPは17→10に。
屋敷十四朗:メジャーでペイントレードに《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の舞踏》《光の指先》《一閃》だ!34mまで跳べる!
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+5した(侵蝕率:54->59)
屋敷十四朗:マイナーで5アップですが、ダイスボーナスには届かない……振ります。
■戦場
"ペイントレード"+屋敷十四朗
3m
椋本絹
屋敷十四朗:9dx8+4
DoubleCross : (9R10+4[8]) → 10[1,4,4,7,8,9,9,10,10]+10[2,3,5,8,10]+6[1,6]+4 → 30

“ペイントレード”:コイツはドッジせずにガード選択
GM:ダメージをどうぞ!
屋敷十四朗:死神の瞳のダイスは別個に振ったほうがいいでしょうか!
椋本絹:いや、一緒でいいでしょう
GM:まとめて振っていいですよ!
屋敷十四朗:了解です。
屋敷十四朗:3d10+4d10+25
DoubleCross : (3D10+4D10+25) → 20[8,10,2]+26[8,5,6,7]+25 → 71

椋本絹:つ、つえー
GM:で、でかい
“ペイントレード”:《氷雪の守護》 吹雪が辺りを包んで刺突を妨害する
“ペイントレード”:そしてこの男のDロイスは屍人軽減させてもらう!
屋敷十四朗:屍人ー!
“ペイントレード”:71-2d10-3d10
DoubleCross : (71-2D10-3D10) → 71-17[8,9]-17[8,5,4] → 37

椋本絹:ひょえー
屋敷十四朗:めっちゃ減った!
GM:なんだこれ……
GM:ここから《氷の城塞》分差し引いて……生き残った!
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+8した(侵蝕率:59->67)
屋敷十四朗:「――咲」
屋敷十四朗:「け!」
屋敷十四朗:距離を詰め、血槍による刺突!
椋本絹:横を通り過ぎた風圧で、黒髪が靡く。
椋本絹:椋本絹自身は、見据えたまま微動だにしない。
屋敷十四朗:時間がかかれば絹ちゃんも危うい。迷わず心臓を貫くコース、だが……!
GM:ズ ブ リ !
GM:刺突は確かに必殺の手応えはあった……だが
“ペイントレード”:「…………」 その刺突を呆然と見ている
屋敷十四朗:「……んだこりゃあ……!」
“ペイントレード”:「…………なんだ、これ」 痛みを感じていないようだ
屋敷十四朗:槍を引き抜いて距離を取る。
“ペイントレード”:あまりの極限環境下に居るあまり、その体は殆ど壊死している。
屋敷十四朗:「参ったね。もうちょっとゾンビ映画を見て勉強しておくべきだったかな……」
“ペイントレード”:レネゲイドウィルスが生かそうとしないかぎりその体は朽ちるだろう。
“ペイントレード”:しかし、それゆえに急所は急所足り得ない。
椋本絹:「……っは、く、ふー……」
椋本絹:マフラーの奥で、白い息を吐く。
“ペイントレード”:「……キミも、邪魔をするのか?」
屋敷十四朗:「わかってるじゃねえか。邪魔しに来た」
“ペイントレード”:「そこの少女と……もう一人を渡してくれないか……」
“ペイントレード”:「……私は、この寒さを紛らわせたいだけなんだ」
“ペイントレード”:「…………あの薬があれば」
“ペイントレード”:「…………少しだけ忘れられる」
屋敷十四朗:「出来るならそうしたいんだけどな……こっちにも色々事情がある」
“ペイントレード”:「それは……残念だ」
屋敷十四朗:「アンタこそ、ここを去って温泉にでも行きなよ。いいところを紹介する」
椋本絹:「……」
屋敷十四朗:(――薬?)
椋本絹:「……誰の、くすりが……」
GM:ペイントレードの手番。
“ペイントレード”:行動放棄します。コイツは自分からは何もしない。
椋本絹:くっ、なかなかに危険なやつだ……!
GM:何もなければ次のラウンドに行きますが……
椋本絹:クリンナップで使えるものはありません。《時間凍結》もほぼ意味がないはず……というか使えない。
屋敷十四朗:こちらも同じく。次ラウンドのセットアップもなしです。
椋本絹:こちらも、セットアップはなし。
GM:クリンナップ直前にイニシアチブは発生するのでなにか……そう触媒を使うのなら……
屋敷十四朗:やさしさ……!
椋本絹:いやあ、どうしようかなあこれ……!
椋本絹:迷うんですよね。クライマックスに取っておくべきなのかどうか
屋敷十四朗:迷いますねーこれは!
屋敷十四朗:これで触媒貰って倒せれば、屋敷はHP10を残せるので結構楽ではあるんですが

■第2ラウンド

GM:では第二ラウンドに入ります!
GM:セットアップはペイントレードのみですね。
“ペイントレード”:《氷の城塞》
屋敷十四朗:おす!こちらは無しです。
椋本絹:ありません。
“ペイントレード”:再び雪が辺りを包み込む。
GM:ではまずは屋敷さんの手番です
屋敷十四朗:ここは待機しましょうか。
椋本絹:お願いします。
GM:では絹ちゃんの手番となります!
椋本絹:マイナーでペイントレードにエンゲージします。
椋本絹:「……」
椋本絹:ザク ザクッ
椋本絹:……ザクッ
椋本絹:「う、あ……」
■戦場
"ペイントレード"+屋敷十四朗+椋本絹
“ペイントレード”:「……寒いんだ」
椋本絹:「……ふ……ぅ……」
椋本絹:凍えるような寒さ。そして恐ろしさに体が震える。
“ペイントレード”:「………キミにも分かるだろう、この寒さが」
椋本絹:「……ええ……」
椋本絹:「今、近くに……きて……ずっと、よく……わかる……」
椋本絹:《コンセントレイト:バロール》《死神の瞳》。
椋本絹:7dx8+7
DoubleCross : (7R10+7[8]) → 10[1,2,3,5,6,9,9]+10[1,9]+4[4]+7 → 31

“ペイントレード”:ガード 《蒼き悪魔》のみ反撃24点です
椋本絹:ペイントレードの手を取ります。
“ペイントレード”:では絹ちゃんのその手が凍りついていく
椋本絹:触れている自分自身ごと、時間軸の陥穽にペイントレードを落としこむ。
“ペイントレード”:「……キミは、ついてきてくれるだけでいいんだ」
“ペイントレード”:「…………触れなくても良い」
椋本絹:「……ペイントレード……ねえ……」
“ペイントレード”:「なんだい……」
椋本絹:「……暖かさを……」
椋本絹:「わたしにも……わけて、あげられたら……」
椋本絹:戦うことはできないが、倒さなければならない。
椋本絹:何もできないが、何かをしなければならないと思った。
椋本絹:「……」じっと、近くから目を覗き込む。
椋本絹:それだけだ。時間を止める。
“ペイントレード”:コートについたフードに隠れてその顔は隠れて見えない
GM:ペイントレードの手番。
椋本絹:《リザレクト》。
椋本絹:椋本絹の侵蝕率を+1(1d10->1)した (侵蝕率:71->72)
椋本絹:72→77
“ペイントレード”:行動放棄、そのまま動かない。
“ペイントレード”:動きが止まっているのか、動かないだけなのか。判別はつかない。
GM:では待機した屋敷さんの手番です。
屋敷十四朗:(さっきの俺の一撃)
屋敷十四朗:(いつもよりも――遥かに技のキレが良かった)
屋敷十四朗:(あれが絹ちゃんの能力なら、次も彼女が作った隙を突く……実際そうするけどよ……)
屋敷十四朗:「……大の男が、格好悪いんだよ!クソ!」
屋敷十四朗:「妙なヤツ連れ込みやがって!」
屋敷十四朗:ロイスを取得します。
屋敷十四朗:あいつが全部悪い/“影喰い”/興味/○憤懣/ロイス
GM:どうぞ!
屋敷十四朗:メジャー!《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の舞踏》《光の指先》!
屋敷十四朗:10dx8+4
DoubleCross : (10R10+4[8]) → 10[1,4,4,4,4,4,6,6,6,8]+1[1]+4 → 15

屋敷十四朗:うげえ
“ペイントレード”:ドッジはしません!ガード。
屋敷十四朗:ダメージを出します。死神の瞳で3dプラスされて・・・
屋敷十四朗:3d10+2d10+25
DoubleCross : (3D10+2D10+25) → 17[8,4,5]+17[10,7]+25 → 59

“ペイントレード”:《氷雪の守護》
“ペイントレード”:59-2d10-3d10
DoubleCross : (59-2D10-3D10) → 59-17[10,7]-18[10,2,6] → 24

屋敷十四朗:怒りの咆哮と共に跳んで再度の刺突。
屋敷十四朗:心臓を二度、穿つ!
“ペイントレード”: ゴ ウ ッ !
“ペイントレード”:その刺突を吹雪が阻害する!
屋敷十四朗:「いい加減」
屋敷十四朗:「墓に、帰りやがれ!」
GM:吹雪により、突いた先は先は見えない。
GM:…………吹雪が止む
屋敷十四朗:「……」
“ペイントレード”:「…………」
“ペイントレード”:「……ああ」
“ペイントレード”:「…………温かい」
椋本絹:ペイントレードの手を握ったまま、両膝を突く。
屋敷十四朗:「……そりゃあ、よかったな」
“ペイントレード”:椋本絹の手を握ったまま絶命します。槍は心臓に届いた。
椋本絹:そのままこちらも倒れる。
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+6した(侵蝕率:67->73)
GM:残りHPは8点、氷の城塞で15点軽減でした。1点オーバー。
屋敷十四朗:ギ、ギリギリ・・・!

椋本絹:「ハーッ……ァ、ハーッ……ーッ……!」
屋敷十四朗:「……! おい!」 絹ちゃんを助け起こします。
椋本絹:地面に倒れて、凍えて震える。
椋本絹:「ハーッ、ハーッ……!」屋敷さんにしがみつきます。
屋敷十四朗:「大丈夫か。寒かったよな。もう大丈夫だ」
屋敷十四朗:背中を撫でる。しがみつかれた腕や手のすさまじい冷たさにゾッとする。
椋本絹:「……ッ、ハーッ……う、うん……うん……」
椋本絹:一人では動けないほど凍えている。
屋敷十四朗:「絹ちゃん、まだ終わりじゃない。あと二人だ」
椋本絹:ガタガタと震え続けている。
屋敷十四朗:「“セカンドと” “夏海ちゃんを” 死なせない為には、俺らが頑張るしかねえ」
椋本絹:「うん……」
屋敷十四朗:あえて名前を強調する。この娘は多分、こう言った方が効く。
屋敷十四朗:「……いけるか?休むか?」
椋本絹:屋敷に抱きついて、震えながら
椋本絹:首筋にポタポタと雫が落ちる。
椋本絹:「…………っ、……」
屋敷十四朗:「う、おっ」
椋本絹:「……ごめ、ごめんなさい……」屋敷の見えない肩越しに、大粒の涙を零している。
屋敷十四朗:「……おう、おう」
屋敷十四朗:「そうだよな。まだ11歳だもんな」
屋敷十四朗:「怖いよな。悪かった」
椋本絹:「……悲しくて」
屋敷十四朗:「……」
屋敷十四朗:「……なんだって?」
椋本絹:「……寒くて。…もう少し、このまま……」
椋本絹:「歩けるようになるまで……ごめんなさい……」
屋敷十四朗:(この期に及んで悲しめる余裕があるたあ、なあ)
屋敷十四朗:「大したもんだよ、つくづく……」 落ち着くまで背中を撫で続け、体温を分ける。
椋本絹:敵/ペイントレード/同情/悲哀:○/ロイス

GM:どうぞどうぞ!
GM:特に何もなければ調達してシーン終了となります!
椋本絹:く、くれ~っ!
椋本絹:俺様に応急手当キットを、よこせーっ!
椋本絹:3dx+2>=8
DoubleCross : (3R10+2[10]>=8) → 6[1,2,6]+2 → 8 → 成功

椋本絹:ウガガーッ!
椋本絹:応急手当キットを、キメる!
GM:どうぞどうぞ!
椋本絹:1+2d10
DoubleCross : (1+2D10) → 1+4[3,1] → 5

GM:ひどいw
椋本絹:た、足りねぇ~~!
屋敷十四朗:ひどいww
椋本絹:時間凍結にはまだ血が足りねえんだ~~!
屋敷十四朗:応急手当キットを調達します。
屋敷十四朗:2dx+3=>8
DoubleCross : (2R10+3[10]>=8) → 7[4,7]+3 → 10 → 成功

椋本絹:ウガァーッ!
屋敷十四朗:絹ちゃんに渡す!
椋本絹:クレーッ!
屋敷十四朗:そして自分でも1個使います。
屋敷十四朗:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 11[3,8]+10 → 21

椋本絹:ハァハァ……こいつをキメねえと落ち着けねえぜ……
椋本絹:5+2d10
DoubleCross : (5+2D10) → 5+6[5,1] → 11

椋本絹:た、足りねぇ~~!
屋敷十四朗:wwwww
GM:www
GM:ではシーン終了です!
椋本絹:4d10が10点ってどーいうことだ!
椋本絹:チクショー!!

■Middle/05

GM:登場は自由です。ですが情報収集するなら
■情報項目
▼南方面の調査 <知覚>難易度8
▼北方面の調査 <知覚>難易度9
GM:それと“蘆屋道満”に襲撃をかけられます。
屋敷十四朗:よし、出ましょう。
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:73->77)
椋本絹:出る!
椋本絹:いや待った
椋本絹:知覚なら出ない方がいいのか
椋本絹:屋敷さんにひとまず任せていいでしょうか。
屋敷十四朗:こっちはいいですよ!絹ちゃんが出ないならどちらかの調査かな。
椋本絹:そうですね。で、今温存した私が
椋本絹:ここで開いた情報項目を別荘で開けるのはどうでしょう
GM:いいですよ!どの道侵蝕的には変わらないので。
GM:“蘆屋道満”をブッ殺しても良いんですよ~~!!
屋敷十四朗:タイマンはいやだー!
GM:ではまずは屋敷さんの行動からどうぞ。
屋敷十四朗:ではどうしようかな。どっちを調べるか・・・
屋敷十四朗:少しでも開けられそうな方からいきましょう。南方面の調査をやります。
屋敷十四朗:6dx=>8
DoubleCross : (6R10[10]>=8) → 7[1,2,2,3,6,7] → 7 → 失敗

屋敷十四朗:バ、バカ!
GM:うーん、仕方ないですねぇ……
GM:特に何もなければ調達してシーンを切りましょうか!
屋敷十四朗:絹ちゃんと別れて少しでも情報を集めようと単独行動した。が。
屋敷十四朗:……思った以上に疲弊している。ここは屋敷に戻ります。
屋敷十四朗:調達します。応急手当キット!
屋敷十四朗:2dx+3=>8
DoubleCross : (2R10+3[10]>=8) → 4[1,4]+3 → 7 → 失敗

屋敷十四朗:バカ!
GM:www
椋本絹:無駄骨w
屋敷十四朗:何やってるんだろうこいつw
椋本絹:つ、疲れてるから!一戦交えたあとで疲れてるから!

■Middle/06

GM:登場は自由です!
■情報項目
▼南方面の調査 <知覚>難易度8
▼北方面の調査 <知覚>難易度9
それと“蘆屋道満”に襲撃をかけられます!
屋敷十四朗:出るとしましょう
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+7(1d10->7)した(侵蝕率:77->84)
屋敷十四朗:ギョエーッ高め
椋本絹:次は私が代わるからね!
屋敷十四朗:絹ちゃんが出るなら道満をブン殴りに行くところではありますが
屋敷十四朗:出ないなら、再度知覚にチャレンジしましょうかね!
椋本絹:道満はまとめてやったほうがいいんですよね
椋本絹:《カームダウン》が味方にもかかるので
屋敷十四朗:あー
椋本絹:ペイントレードは夏海ちゃんが戦闘不能になっちゃうので
椋本絹:とにかく先に倒すしかなかった……!
屋敷十四朗:となると、実質的に最優先すべきなのはやはり知覚ですねw
GM:戦闘不能になればカバー殺しをさせることが出来たものを……
椋本絹:あと一回、チャレンジしてほしい……!
屋敷十四朗:お任せくださいお嬢様!南方面の調査を知覚で振ります。
屋敷十四朗:7dx=>8
DoubleCross : (7R10[10]>=8) → 9[1,6,7,7,9,9,9] → 9 → 成功

椋本絹:やった……!
屋敷十四朗:北にすりゃよかったな・・・!でも成功!

某県山中、南方面

GM:屋敷さんは南方面を調べておりますと、あるところから頭痛がしてきます。
GM:特にダメージを負うレベルではないが、とにかく不快だ。
屋敷十四朗:「脱力……とはまた違うな」 額を軽く押さえる。
屋敷十四朗:「ジャミング……頭痛……」
GM:感覚的にその発信源が分かります、向かうのならば出来る。
屋敷十四朗:「……まさかもう一人居るのか?勘弁してくれよ」
屋敷十四朗:向かいます。多少危険でも、ここは敵の総数を把握しておきたい……!
屋敷十四朗:なるべく息を殺して。気付かれないように。
GM:では、屋敷さんはそちらの方へと向かうと。ある場所がポッカリと森が切り取られているのが分かる。
GM:その中心に金髪の一人の女性がすわっている。
GM:近くには何やら大きな杖が刺さっている。
“レイジバースト”:「…………ああ、くそ!」
“レイジバースト”:「あの馬鹿! 通じなくなったわね!」
“レイジバースト”:「全く……ホント使えないわね」
“レイジバースト”:「“影喰い”は勝手に仕掛けるし、“ペイントレード”は死んじゃったし!」
“レイジバースト”:「……ああ、全く。ついてない!」
GM:屋敷さんが周囲を観察するならわかるが、女性の周りには木が焼き切られたあとがある。
屋敷十四朗:ちなみに、女性はかわいいですか?
GM:そうですね、可愛い方ですね。年齢は19歳くらい。
屋敷十四朗:(……参ったな。明らかに敵だ)
屋敷十四朗:(しかも別嬪さんじゃねえか。とことんやりにくい日だな今日は)
“レイジバースト”:「……クソッ!ホンットに頼むわよ」
“レイジバースト”:ガン!と杖を殴りつける
GM:すると屋敷さんの頭痛が強くなる。
屋敷十四朗:「――ッ」 
屋敷十四朗:声をなんとか抑える。単独行動だ、気づかれるわけにはいかない……!
“レイジバースト”:「ホンットにもう勝手な事しないでよ!“道満”!“影喰い”!」
“レイジバースト”:「うるっさいわね“道満”!自分は関係ない、じゃないわ!」
“レイジバースト”:「念の為に言ってんのよ!」
屋敷十四朗:(叫ぶな叫ぶな!頭痛に響くんだよ嬢ちゃん!)
屋敷十四朗:我慢しながら盗み聞きしてます。
GM:屋敷さんは気づいても良い、この女性は何らかの方法で“通信”を行っている。
屋敷十四朗:(――電波妨害。そしてこのやりとり)
GM:まだ、調べていない場所はあるが……彼女が通信を握っている可能性はあるだろう。
GM:少なくとも、“蘆屋道満”や“ペイントレード”にその能力はなかった。
屋敷十四朗:(焼き切られた木……能力を持ってるとしたら、こいつか……)
屋敷十四朗:手を二、三回握って開く。戦える事は、戦える。
GM:情報は以上です。
▼金髪の女<情報:裏社会> 難易度8
 が情報収集項目に追加されます。
屋敷十四朗:ひょう!
椋本絹:こいつは……アタシが殺る……!
屋敷十四朗:攻撃しようと思えば攻撃できそうですが、ここはその場を離れます。
屋敷十四朗:もし自分がやられたら。絹ちゃんは護衛を失い、敵がもう一人居る事を知らない事になる。
屋敷十四朗:(それは絶対にマズい。よな……)
屋敷十四朗:頭痛に滲む頭を抑えながら屋敷を目指す。
GM:では絹ちゃんが登場するならこのまま共有してセカンドに聞きに行くことが可能です。
椋本絹:それはお得!
椋本絹:じゃあ屋敷さんに屋敷に戻ってもらって(令嬢ジョーク)
椋本絹:私は登場したいと思います
椋本絹:椋本絹の侵蝕率を+6(1d10->6)した (侵蝕率:77->83)

山中、椋本家別荘

GM:屋敷さんは別荘へと戻ってきた、今見たことを伝えるために。
GM:先程の探索で見た金髪の女性のことをセカンドは知っているのかどうかが鍵だ。
屋敷十四朗:「ハァーッ」 外傷は無い。ですが、あからさまに疲弊してます。
椋本絹:「……十四朗」
椋本絹:お湯に浸したタオルを身体に巻いて、ストーブの前に座り込んでいます。
屋敷十四朗:「――もう一人だ、絹ちゃん」
屋敷十四朗:「もう一人、通信を抑えてる奴がいる。女だな……金髪の。知ってるか?」
屋敷十四朗:ストーブの前に座り込みます。一度無駄骨を踏んでいるので、疲れた!
椋本絹:まばたきをせず、じっと見る。
椋本絹:「……セカンドに、きいてみるわ」
屋敷十四朗:「頼むよ。俺は、ちと休みたい……」
椋本絹:「……ええ。ありがとう」
椋本絹:「体も、あたたまったわ。少しなら……動けるもの……」
椋本絹:だが本当にそうかどうかは判定次第だ。
椋本絹:「要人への貸し」の2個めを使い、▼金髪の女を判定。
屋敷十四朗:が、がんばれお嬢様・・・!
椋本絹:7dx>=8
DoubleCross : (7R10[10]>=8) → 10[1,1,3,6,6,7,10]+2[2] → 12 → 成功

屋敷十四朗:やるう!
GM:成功してしまった……
椋本絹:では、オーヴァードならではの回復力で深刻な凍傷からも復帰した。
椋本絹:肉体の時間が巻き戻るようにリザレクトするのだ。
椋本絹:「……動ける」
椋本絹:更衣室に戻り、取っておいたアルティメイド服を着て、セカンドのところに向かいます。
屋敷十四朗:「無理すんなよ。本当にさ」
屋敷十四朗:「女の子で、子供なんだ。弱音吐いたって誰も怒らねえよ」
椋本絹:なら、その言葉に立ち止まります。
椋本絹:「……心配してくれて、ありがとう。十四朗」
椋本絹:屈んで、その手に触れる。
椋本絹:「不安で、しかたがないわ」
椋本絹:「ため込んでいたら、押しつぶされてしまいそう――」
屋敷十四朗:「そりゃ、まあ、そうだろうな……」
椋本絹:「十四朗。わたしがそういう気持ちだって、知っていてくれる?」
屋敷十四朗:「もちろんだ。なにせ」
屋敷十四朗:俺もさっきから不安で仕方ないからな、という言葉を飲み込む。
椋本絹:「……」微笑む。
屋敷十四朗:「――女の子の気持ちをわかってやるのがモテる秘訣だって、おじいちゃんから教わったからな」
椋本絹:「十四朗に、甘えて」
椋本絹:「……弱音を吐いてしまったわ。」
屋敷十四朗:「いくらでも吐きゃあいいさ。この騒動が終わったらな」
椋本絹:「ええ。……それまでは、力になってね」
椋本絹:「わたしと――なにより、夏海のために」
屋敷十四朗:「……おう。」 そっぽを向く。 
屋敷十四朗:いつの間にか、護衛対象の夏海ちゃんよりもこの子の方を優先しようと思っていた自分に気づく。
椋本絹:そのまま、セカンドの寝室に向かいました。
セカンド・ビハインド:「お、お嬢様……」 セカンドが寝込んだままで出迎えます
椋本絹:「……セカンド。平気?」
椋本絹:「傷」
椋本絹:「……辛いわよね。元に戻らないのだもの……」
セカンド・ビハインド:「平気でございます……このセカンド……」
セカンド・ビハインド:「殺しても死なないと評判ですから……」 先程よりも具合が悪い!
椋本絹:「……わたしも、そう信じてるわ」ぐっと下唇を噛む。
椋本絹:「信じている人が、一人でもいるなら。セカンド」
椋本絹:「その信頼を裏切ってはいけないわ」
椋本絹:「死なないで」
セカンド・ビハインド:「大丈夫……で、御座いますよ」
セカンド・ビハインド:「さて……御用がお有りなのでしょう?」
椋本絹:「……」
椋本絹:「……お見通しね。セカンド」
椋本絹:セカンドの辛そうな様子を間近に見て、
椋本絹:これ以上話させずに、その場を去ろうと思っていたところだった。
セカンド・ビハインド:「どうぞ……お話しください……」
椋本絹:「……ペイントレードを、倒したわ」
椋本絹:「もう冷気の心配はないの。……けれど」
セカンド・ビハインド:「それはそれは……とても辛かったでしょう」
椋本絹:「……」俯いたまま、首を振る。
セカンド・ビハインド:「……おや、このセカンドまたもやお嬢様を」
セカンド・ビハインド:「……誤解してしまいましたか?」
椋本絹:微笑む。「そうかも、しれないわね」
椋本絹:今のセカンドの前では、弱音を吐くことはできない。
椋本絹:自分自身が動けない状況では、誰かの不安は容易く伝染するのだから。
椋本絹:「……敵が、もうひとりいるわ。セカンド」
椋本絹:「金髪の女の人で……通信を、乱しているらしいの」
椋本絹:行間でその他の特徴を聞いたことにしてもいいでしょうか?
GM:あ、OKです!
GM:金髪の女が通信妨害していると言われてもそれだけでは分かんないですしねw
椋本絹:「……杖を、地面に刺して」
椋本絹:「その人が話すたび、頭が傷むらしいわ。……十四朗に、そう聞いたの」
セカンド・ビハインド:「……杖……通信妨害……成る程」
セカンド・ビハインド:「その女性に関して……私は知識を持ちあわせておりませんが……」
セカンド・ビハインド:「その女性が持つ、杖には……心当たりが御座います」
椋本絹:「杖に?」
セカンド・ビハインド:「はい……お嬢様は……EXレネゲイドというものを聞いた覚えはございますか?」
セカンド・ビハインド:「モノや動物に感染し……レネゲイドの力を発揮する存在。……その杖はそういったモノの一つです」
椋本絹:「……杖自身が、通信を乱す力をもっているのね」
セカンド・ビハインド:「はい、その杖は……所有者であるその女性にも力を与えているでしょう」
セカンド・ビハインド:「名を確か……“怒りの炎”。天の怒りを模した力を持つ杖」
椋本絹:「その人は……自分でも、戦うことがあるのかしら」
椋本絹:「杖の力に頼るのなら」
椋本絹:「その人自身の力は、関係ないはずだわ。そうよね、セカンド」
セカンド・ビハインド:「そうですね……ですが、杖を持っている以上戦う力は持っているでしょう」
セカンド・ビハインド:「……しかし、かの杖の力はあまりに強大とのことです」
椋本絹:じっとセカンドを見て、話の続きを促す。
セカンド・ビハインド:「とにかく力は強く……威力もあるのですが……それはひどく不安定です」
セカンド・ビハインド:「一度は確実な能力を発揮出来るでしょうが……その後は威力か……精度」
セカンド・ビハインド:「そのどちらかが一発目よりも劣ります……」
椋本絹:「……生き物ではないから」口に手を当てて、天井を見つめるようにする。
椋本絹:「力をため込む仕組みが、なかったのね」
セカンド・ビハインド:「……その辺りは所有者の練度で解消する設計であったのやもしれません」
椋本絹:「……続けて」
セカンド・ビハインド:「……それに」
セカンド・ビハインド:「……女性が通信を担っているというのなら」
セカンド・ビハインド:「彼女をを倒す……あるいは退けることで」
セカンド・ビハインド:「相手の連携を崩すことが……出来るかもしれません」
GM:具体的に言えば“レイジバースト”を倒すことでクライマックスに登場する敵が遅れます。
GM:その間にこの事件のボスを倒すことができれば、そのまま倒さずにすみます。
椋本絹:お、面白い……!だがボスは誰なんだろうな……!
椋本絹:もう一つの知覚判定をクリアする他ないか
GM:これらの能力はブラックドッグの《通信支配》でジャミングを起こし、“レイジバースト”の《タッピング&オンエア》で彼らは連絡を取り合っています。
椋本絹:便利だなあ
GM:それにボスを倒す以外に《通信支配》を解除することで外に助けを求められる事自体が、大きく不利なのでボスを倒すとさっさと引き上げようとするわけです。
屋敷十四朗:敵もクレバーだ!
椋本絹:「……今、わたし達を追っている人は」
椋本絹:「みんな、バラバラに動いているわ……」
セカンド・ビハインド:「……そのようですね」
椋本絹:「……だれに従っているのかしら」
椋本絹:黒一色の瞳で、呟く。
椋本絹:上に立つ者。仮に、“その場にいない誰か”の指揮下で動いているのだとしても、
椋本絹:“現場指揮官”がいるはずだ。必ず。
椋本絹:そこを崩されれば、逃げなければならないと思わせる誰かが。
椋本絹:「……バラバラだから、そこが分からないのね……」
椋本絹:自分に言い聞かせるように。
椋本絹:「ありがとう。セカンド。やるべきことを、考えなければいけないわ」
セカンド・ビハインド:「……ふふっ、こちらこそお嬢様の」
セカンド・ビハインド:「役に立てたようで……」
椋本絹:「ええ。ええ。とっても、いい仕事だったわ」
椋本絹:額を、セカンドの額につける。
椋本絹:「素敵な執事よ。セカンド」
椋本絹:「……きっと、あなたを助けさせて」
セカンド・ビハインド:「……もったいなき、お言葉」 そのまま眠ります。
椋本絹:頷いて、部屋を立ち去ります。

GM:それと東方面を空けたことで可能になったことがあります。セカンドを見捨てれば、この場は脱出できます。
GM:勿論、セカンドは死にますが。
椋本絹:そんな見捨ては許せない
椋本絹:絹ちゃんは見捨てない!故に中の人の私も見捨てないぞ、セカンド!
GM:お嬢様!ついていきますぞ~~!!
屋敷十四朗:主の誇りだ!
GM:では何もなければ調達とロイスなどをどうぞ!
屋敷十四朗:応急手当キットを調達します。ふたりとも行動値は高いし、もうやられる前に全力戦闘するしかない・・・
屋敷十四朗:3dx+3=>8
DoubleCross : (3R10+3[10]>=8) → 5[2,3,5]+3 → 8 → 成功

椋本絹:ゲッゲッゲッ
屋敷十四朗:絹様!お使い下さい!
屋敷十四朗:譲渡!
椋本絹:くれーっ!キメさせてくれ~~ッ!
椋本絹:ハーッ、ハーッ……
椋本絹:この一発が……俺の最後の希望だぜ~~ッ
椋本絹:11+2d10
DoubleCross : (11+2D10) → 11+10[7,3] → 21

GM:www
屋敷十四朗:や、やった!
椋本絹:ゲッゲッゲーッ!
椋本絹:20越え~~ッ!ヒヒーッ!!
椋本絹:これが美しい主従の力だぜェ~~!なぁセカンドッッッ!!
GM:おのれ~~~!!この忠臣がいない隙に~~~!!
屋敷十四朗:お嬢様、もう一個使います?僕も最大HPが24なのでほぼ全快ではあるのですが
屋敷十四朗:ブラムスとしては少しでもHPは確保しておきたい・・・!
椋本絹:私もぶっちゃけ時間凍結のHPだけ確保できてればいいので
椋本絹:屋敷さんがキメていただいていいですよ
屋敷十四朗:了解です。もはやこうなれば情報を抜いてボスを叩くかどうかというところでしょうから、使ってしまいます。
屋敷十四朗:21+2d10
DoubleCross : (21+2D10) → 21+16[6,10] → 37

椋本絹:グレート!
屋敷十四朗:ムダに出目がいいなお前!全快して24です。
屋敷十四朗:こちらは以上!
椋本絹:セカンドのロイス感情は……変えないで大丈夫かな。
椋本絹:今回の恐怖は、失うかもしれない恐怖なのだ。
GM:お好きなように……このセカンドありのままをうけとめますとも……

■Middle/07

GM:登場は自由です。
■情報項目
▼北方面の調査 <知覚>難易度9
GM:それと“蘆屋道満”“レイジバースト”を襲撃できます。
屋敷十四朗:とりあえず出ます!
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+3(1d10->3)した(侵蝕率:84->87)
屋敷十四朗:よ、よしよし。
屋敷十四朗:知覚で北の調査を行いたいと思います。
GM:どうぞどうぞ
屋敷十四朗:7dx=>9
DoubleCross : (7R10[10]>=9) → 10[2,4,5,7,7,7,10]+10[10]+7[7] → 27 → 成功

屋敷十四朗:がんばった!
椋本絹:屋敷のアニキはスゲェーッやッ!
GM:爆発してしまいましたね……

某県山中、北方面

GM:屋敷さんは北方面の調査をしています。が……
GM:ここはひどく、足場が悪い。先へ進むのも難しい。
屋敷十四朗:屋敷を立つ前に聞いた絹ちゃんの推測。もし現場指揮官がいるのなら。現地に来ているのなら。
屋敷十四朗:それは調査していない残りの箇所……北方面しかない、が。
GM:そして何より暗い。……森が生い茂り、日はまだ沈んでいないがさながら夜の闇のようである。
屋敷十四朗:「最悪だな、こりゃあ」
屋敷十四朗:「いるのか?こんなところに……」
屋敷十四朗:それでも見つかりにくいのはありがたい。闇に紛れながら進んでいきます。
屋敷十四朗:(暗視が効く能力者だったらおしまいだな。頼むぜ神様)
GM:では、ある地点まで進むと。屋敷さんは嫌な予感を感じます。
GM:その先は闇の様な黒……“影”で覆われた領域。
屋敷十四朗:「……っと」 立ち止まって身を沈めます。
GM:少なくともこの先を進めばなにかが居るだろう。
GM:その予感はある、だが入れば後戻りは出来ない。
屋敷十四朗:「……」 影を見る。
屋敷十四朗:己の能力。光を乱反射する血槍。
GM:メタ的にいうとこの先へと進めばクライマックスに入ります。
屋敷十四朗:(似たもの同士かな。さて、どうする)
屋敷十四朗:それはやばい!
GM:勿論、屋敷さんは“レイジバースト”の情報も掴んでいるので
GM:ここへ入ったら残りのメンバーも連携して駆けつけてくるでしょう。
GM:残るは“影喰い”“蘆屋道満”“レイジバースト”……それに居るかもしれない指揮官
屋敷十四朗:(……) しばし思案します。
屋敷十四朗:あからさまに怪しい。敵のエフェクトによる物である事はほぼ間違いない。
屋敷十四朗:セカンドの旦那の言う事が正しいなら、“レイジバースト”を倒さない限り敵は連携を取ってくる。
屋敷十四朗:単身突っ込んだとして……仲間を呼ばれたら最悪、1vs4になる。
屋敷十四朗:そして、“レイジバースト”の居場所は掴んでいる……
屋敷十四朗:ここは引きたいと思います。
屋敷十四朗:屋敷にこの情報を持ち帰り、レイジバーストを襲撃するか。闇に突っ込むか。それ以外のサイコーな手を考えるか、絹ちゃんと思案する……!
GM:では引いてこの先への情報を持ち帰ることが出来ます。
GM:そして最後の情報項目
▼“影喰い”の能力 <知識:レネゲイド> 難易度9
GM:が追加されます、セカンドの病状が進行して追加されます。
屋敷十四朗:病状が!
GM:特に何もなければこのまま調達してシーンを終了します。
屋敷十四朗:調達します!応急手当キット。
屋敷十四朗:3dx+3=>8
DoubleCross : (3R10+3[10]>=8) → 10[3,9,10]+7[7]+3 → 20 → 成功

椋本絹:つ、つよい
屋敷十四朗:夏海ちゃんが頑張ってくれた・・・
GM:医療トランクを買えましたね……w
椋本絹:アアーッ!
GM:ではシーン終了!

■Middle/08

GM:登場は自由です。
■情報項目
▼“影喰い”の能力 <知識:レネゲイド> 難易度9
GM:の他に“レイジバースト”“蘆屋道満”への襲撃
GM:クライマックスに突入の選択があります。
屋敷十四朗:もし絹ちゃんが情報収集するなら、僕は一度だけ休もうかな・・・
屋敷十四朗:襲撃するなら当然出ます。アタッカー!
椋本絹:今かなり迷ってるので、見学室で相談してからにしますw
椋本絹:最後の一回、情報収集します……!
椋本絹:椋本絹の侵蝕率を+7(1d10->7)した (侵蝕率:83->90)
椋本絹:高い!
GM:さあ……どうぞ判定を!
屋敷十四朗:た、たのむ……お嬢様……!
椋本絹:8dx>=9
DoubleCross : (8R10[10]>=9) → 10[1,3,4,6,6,7,8,10]+7[7] → 17 → 成功

椋本絹:お嬢様は……
椋本絹:頭がいい!!
屋敷十四朗:やったぜ~~~!
GM:す、すごい……これがお嬢様……

某県山中、椋本家別荘

GM:絹ちゃんはセカンドの容体を診ています。
GM:傷口は変色し、更にそこから変色は広がり続ける。
椋本絹:「セカンド……!セカンド!」
椋本絹:何もできずとも、名前を呼び続ける。
セカンド・ビハインド:「……お、お嬢様」
GM:もし、絹ちゃんが変色した体を触るのなら分かることがある。
椋本絹:「どうして……リザレクトがあるのに……!」
セカンド・ビハインド:「…………お、お嬢様は」
セカンド・ビハインド:「……私と」
セカンド・ビハインド:「……お嬢様が」
セカンド・ビハインド:「…………どういった能力なのか」
セカンド・ビハインド:「…………共通したそれが」
セカンド・ビハインド:「…………お分かりですか?」
椋本絹:「……知っているわ」
椋本絹:「わたし達は、お互いのことを知っているでしょう?」
椋本絹:手を握る。
GM:変色をし始めている手はひどく冷たい。
椋本絹:「力を分け、与えること」
セカンド・ビハインド:「…………そうでございますね」
椋本絹:「自分自身が無力だとしても、他のだれかのための触媒であること」
椋本絹:「……お父様はそう仰っていたわ」
セカンド・ビハインド:「……しかし、それ以外に」
セカンド・ビハインド:「………奪い、自分のものとする力が」
セカンド・ビハインド:「あるとしたら……?」
椋本絹:「……逆の力?」
GM:ウロボロスシンドロームのことです、絹ちゃんは知っていていいし知らないことにしてもいい。
セカンド・ビハインド:「…………ウロボロス、レネゲイドの特性を模倣し……奪う力」
椋本絹:「……」
椋本絹:勿論、知っている。
椋本絹:自分自身の力だ。
椋本絹:“時間が進む”という、この世の法則を、喰う。
セカンド・ビハインド:「……………あの、影は……生命を……」
椋本絹:「……傷を治す」
椋本絹:「それに必要な生命力すら、食べてしまうのね」
椋本絹:材料がないものを、作りなおすことはできない。
椋本絹:オーヴァードはレネゲイドの力を材料にしている。それでも『無』から作ることはできない。
GM:生命を喰らうための力、《能力強奪》で《リザレクト》を奪い。さらに《治らずの病》を感染させます。
GM:これはEロイス【予告された終焉】の効果です。護衛二人を抹殺する能力。
GM:つまり本セッションではEロイスは二つとなります。
椋本絹:クソーッ!
椋本絹:叩き殺すしか……ねぇ……!!
GM:オーヴァードでなくても《治らずの病》で病気にさせる。
GM:その際に
GM:オーヴァードとして覚醒することもある。
椋本絹:そうだとしても《リザレクト》を奪うというわけか……!
GM:そういうことです、オーヴァードは自身のエフェクトを任意で解除できるので
GM:確保目標の二人に当たったとしても、自分で解除すればいいわけです。
GM:勿論、これは現時点の情報による推測の一つとなります。
GM:少なくとも分かるのは、“影喰い”がウロボロスとソラリスのクロスブリード
GM:更に言えば《リザレクト》は当てにすること出来ない。
椋本絹:(――食べてしまったものは)
椋本絹:自分の胸に手を当てる。
椋本絹:(返すことができる。誰かの時間を、いつまでも遅らせておくことはできない)
椋本絹:(……セカンドの、命も)
椋本絹:「……」
椋本絹:セカンドの手から、指を離します。
椋本絹:「……きっと、返してもらうわ」
セカンド・ビハインド:「…………」
椋本絹:「セカンド」頭を撫でる。
セカンド・ビハインド:「…………ふふっ」
セカンド・ビハインド:「それでこそ……」
セカンド・ビハインド:「…………私のお嬢様……です」
椋本絹:「……そうよ。そう」
椋本絹:自分に言い聞かせるように呟いて、決戦に赴く。
椋本絹:(わたしは)
椋本絹:(――セカンドの主)

GM:では何もなければ調達してシーンを終了します。
椋本絹:応急手当はもはや無用!
椋本絹:UGNボディアーマーで少しでも屋敷さんの生存を重点したい
椋本絹:4dx+2>=12
DoubleCross : (4R10+2[10]>=12) → 7[2,4,4,7]+2 → 9 → 失敗

椋本絹:無理でしたー。
椋本絹:以上です。
GM:では次のシーンの方針はどうしますか?
GM:襲撃かクライマックスか。
椋本絹:クライマックスに決まっとろうが~~!なあ屋敷の兄者!
屋敷十四朗:そうよ!俺たち二人の暴力で叩きのめしてくれるぜ!
椋本絹:セカンド若頭の落とし前、つけちゃるけえのう!
GM:了解ですw

■Climax/01

GM:全員登場です。
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:87->88)
屋敷十四朗:運が良い!
椋本絹:椋本絹の侵蝕率を+9(1d10->9)した (侵蝕率:90->99)
椋本絹:ほわあ……
GM:ひえ~~!!
屋敷十四朗:お嬢様ああ!
GM:生き残ってくれ……!

某県山中、北方面

GM:先程、屋敷が見つけたあの地点の前に二人はいる。
GM:この先に、おそらく今回の首謀者が居るはずだ。
屋敷十四朗:「なるべくなら強行軍は避けたかったんだが、これ以上はな」
屋敷十四朗:「絹ちゃん。怖いか」
椋本絹:「……だれかが、怖いと思う心に」
椋本絹:「してあげられることは、すくないわ」
屋敷十四朗:「ごもっともだ」
椋本絹:「……恐れは、自分の内から出る心だから。本当にそれを消してあげられるのは」
椋本絹:「……自分ひとりだけ」
屋敷十四朗:「頭を撫でるか、“大丈夫さ。きっと生きて帰れる”みたいな気休めしか言えないな」
屋敷十四朗:「……」
椋本絹:「十四朗」
椋本絹:手を握る。微笑みを向ける。
椋本絹:誰かが怖いと思う心に対して、してあげれることはとても少ない。
椋本絹:「こわくなんてないわ」
屋敷十四朗:「自分が、そう言ってるか」
椋本絹:照れたように笑う。
屋敷十四朗:「俺も怖くない。お姫様の前で怖がるナイトなんて居ないしな……」
屋敷十四朗:「……行くか。釣りの約束を忘れるなよ、絹ちゃん」
屋敷十四朗:「水遊びもだ」
椋本絹:「きっとよ」
屋敷十四朗:戦闘を切って闇の中に足を踏み入れます。五感を研ぎ澄ます。
椋本絹:その隣に立つ。
GM:では闇の向こうに屋敷さんは人影を見つける。
GM:最初に会った“影喰い”だ。
屋敷十四朗:「よう。お元気そうで」
“影喰い”:「……チッ!」
椋本絹:「……こんにちは」
“影喰い”:「あ~あ、来ちまったか」
屋敷十四朗:「かくれんぼもいい加減疲れたんでな。白黒付けに来た」
椋本絹:真剣な面持ちで、屋敷より一歩先に踏み出す。
椋本絹:「セカンドにかけた技を、解いて」
“影喰い”:「ははっ!」
椋本絹:「あなたのお話を聞いてあげたいけれど、その時間がないわ」
屋敷十四朗:それを止める事はもうしない。この娘の自我は強固だ。
椋本絹:「……」
椋本絹:「時間が」
“影喰い”:「いいぜ、お嬢ちゃんが素直にお友達と一緒に来てくれるなら」
“影喰い”:「それなら、やってもいい」
“影喰い”:「勿論、そこの兄さんもだんまりを決めてくれなきゃあな」
屋敷十四朗:「それはない」
椋本絹:「そうね」
屋敷十四朗:「言ったろう。お嬢様がたとデートの約束がある」
“影喰い”:「おっと……だ、そうで」
椋本絹:「……十四朗には、夏海を守る務めがあるわ」
椋本絹:「わたしも、わたし一人の命ではないの」
“影喰い”:「じゃあ……しょうがねぇなぁ」
“影喰い”:「残念、あの変な野郎もここでおしまいだ」
椋本絹:「――影喰い」
椋本絹:「わたし、ペイントレードにも出会ったわ」
椋本絹:「……」
“影喰い”:「へぇ……お嬢ちゃんがぶっ殺したのか」
椋本絹:全ての動きに重圧がかかるような、灰色のワーディングが広がる。
椋本絹:「とても、悲しかったのよ。」
椋本絹:それ以上会話を続けはしない。
椋本絹:そして、これはまだ、時間軸を捻じ曲げるワーディングですらない。
椋本絹:ギアの、一段階目に過ぎない。
“影喰い”:「へぇ、それで?」
屋敷十四朗:「笑えるだろ“影喰い”。あの怪物クンと戦ったうえで“悲しい”ってさ」
屋敷十四朗:「いまどき珍しすぎる。純粋培養のお嬢様だよ」
“影喰い”:「かもな、だが。ぶっ殺した」
屋敷十四朗:「そうだ。こいつはぶっ殺したあとに泣いてた」
“影喰い”:「そこのお嬢ちゃんが直接手を下したわけじゃあないかも知れない」
“影喰い”:「だが、ソイツは殺せる。そういう精神を持つガキだ」
“影喰い”:「ハハッ! 成る程成る程!」
“影喰い”:「確かに――“特別製”だ!」
屋敷十四朗:「――だからこそ」
屋敷十四朗:「そういうとんでもないお嬢様だからこそ、ちょっと頑張ってみようかなってな……そういう事だ」
“影喰い”:「あ、そう。なら……」
“影喰い”:「アンタには何言っても無駄だな、殺す」
“影喰い”:「“レイジ”!!“道満”!!」 叫ぶ
GM:するとチュイン! 空からレーザーが降り注ぎ、闇の中に穴を作る
“レイジバースト”:「ったく……ホンット、段取りが狂っちゃったじゃないの」
“レイジバースト”:空から杖を持った金髪の女性が降り立つ。
屋敷十四朗:「こっちもさ。今頃は別荘でバームクーヘンでも食いながら一休みしてるはずだった」
“レイジバースト”:「もう、アンタとの相性が悪いのは解ってるけど」
“レイジバースト”:「アンタのせいだからね、文句言ったら殺すわよ」
屋敷十四朗:「今からでもどうだいお嬢さん?人さらいなんか諦めて俺とお茶でも?」
“レイジバースト”:「ソイツは魅力的な提案ね。だけど、ま」
“レイジバースト”:「仕事だから、アンタもフリーランスでしょ? なら、分かるんじゃない」
屋敷十四朗:「“信用を失ったフリーランスは”?」
“レイジバースト”:「“食ってけない”」
屋敷十四朗:「ハッ」
屋敷十四朗:思わず破顔する。
屋敷十四朗:「マジでさ……ナンパとかそういうの抜きに」
屋敷十四朗:「別の形で出会いたかったぜ、お嬢さん」
“レイジバースト”:「ま、お互いやるべきことはやらなきゃいけないワケ。全く気が進まないけど」
屋敷十四朗:「ああ、そうだな。気が進まねえや」
屋敷十四朗:ロイスを取ります。 同業者/“レイジバースト”/親近感/○隔意/ロイス
“レイジバースト”:「私はアンタのこと今あったばかりだからね、一応褒め言葉として受け取っておくわ」
“レイジバースト”:杖を構える
GM:そしてキミ達の背後からは何かがこちらへ迫ってくる音が聞こえる。
“蘆屋道満”:「カカカカカッ!!これはこれは!」
椋本絹:長い黒髪が流れるように、肩越しに振り返る。
“蘆屋道満”:「我はなんとか間に合ったようで御座いますなぁ!!」 鬼の肩にのるローブを纏った男
“蘆屋道満”:全身がローブに覆われてその姿はちらりとも見えない。
“蘆屋道満”:「いやはや、“影喰い”殿が粗相をした時はこの我」
“蘆屋道満”:「実に焦ってしまいましたが、いやはや!帳尻があったようで!」
屋敷十四朗:「遅刻してくれても全然よかったんだがな」 振り向きます。挟み撃ち。
“蘆屋道満”:「セイメイの術程では御座いませんが!」
“蘆屋道満”:「いやいや、全く。そちらの要望にお答えスことが出来ずに誠に申し訳ない!」
“蘆屋道満”:「しかして、この状況も世の理の一つ。どうかご容赦を!」 リモコンで機動兵器を連れてくる。
GM:これでキミ達は完全に包囲される。
“影喰い”:「さて……そろそろかくれんぼはおしまいだ」
“影喰い”:「お嬢ちゃんを捕まえて……もう一人の場所も吐かせる」
“影喰い”:「これで、ジ・エンドだ」
GM:森の影が一斉に蠢く、それに応じて敵の全てが臨戦態勢を既にとっている。
GM:この危機的状態がキミ達のレネゲイドを活性化させる!衝動判定だ、難易度は9!
椋本絹:8dx+1>=9
DoubleCross : (8R10+1[10]>=9) → 9[1,2,3,3,3,4,6,9]+1 → 10 → 成功

椋本絹:99+2d10
DoubleCross : (99+2D10) → 99+7[5,2] → 106

屋敷十四朗:4dx+1=>9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 9[3,4,7,9]+1 → 10 → 成功

屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+8(2d10->6,2)した(侵蝕率:88->96)
屋敷十四朗:「さて?それはどうかな」
屋敷十四朗:「このお嬢様はなかなかどうして手強いぜ。俺もな」

■第1ラウンド

・行動値
"レイジバースト":14
機動兵器*2:13
屋敷十四朗:12
"影喰い":9
鬼:9
"芦屋道満":8
椋本絹:7
■戦場
“蘆屋道満”+鬼+機動兵器*2
10m
屋敷十四朗+椋本絹
10m
“レイジバースト”+“影喰い”
GM:ではセットアップです。
GM:順番にやっていきましょう。
GM:レイジバーストと機動兵器はありません。
GM:屋敷さんはどうします?
屋敷十四朗:《戦いの予感》。行動値を+10して22に。
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+2した(侵蝕率:96->98)
GM:で、影喰いもありません。
“蘆屋道満”:「カカッ!!」
“蘆屋道満”:「皆々様は妖魔-ジャーム-なるものをご存知で?」
“蘆屋道満”:「妖魔たるもの、我々の異能を超える力を持っているものも御座います」
“蘆屋道満”:「いやはや、これも天晴。常理なれば不可なることも可能とする」
“蘆屋道満”:「しかして、我は見ましたぞ!その秘奥を!」
:《カームダウン》 この場に居るオーヴァード全てににあらゆる判定のダイスペナルティ-8
“蘆屋道満”:《ルーラー》 絹ちゃんと屋敷さんにダイスペナルティ-6
屋敷十四朗:-14だと・・・!
GM:都合ダイスペナルティ-14個を喰らえ!
椋本絹:やはりこいつから倒さないと駄目か!
椋本絹:《ルーラー》は3回使えるから次以降のラウンドでも撃ってくる!
屋敷十四朗:絶対ヤバイ!最初に殺す・・・!
GM:そして絹ちゃんの処理になりますね、アクマしておきます!
椋本絹:「……十四朗」
椋本絹:敵の言葉に返すことはない。けれど、横に立つ屋敷に呼びかける。
椋本絹:普段よりも、どこかしら掠れた声だ。
屋敷十四朗:「なんだ。怖いか」
椋本絹:「……わたしには、セカンドが……必要だったわ」
椋本絹:「わたしは、怖がりで、子供で……」
椋本絹:「何かを変えようと思っても、わたし自身には、その力がないのだから」
椋本絹:「……怖いわ」
椋本絹:ゆっくりと、噛みしめるように呟く。
屋敷十四朗:「それはそうだ。子供がホイホイ何かを変えられたら、俺も怖い」
椋本絹:「怖い」
椋本絹:「――」
屋敷十四朗:「それでいいんだ。絹ちゃん」
椋本絹:「…… 何かを変えてしまって、罪を背負うことが、怖い」
椋本絹:「ごめんなさい。十四朗」
屋敷十四朗:「……怖さを感じるのは悪い事じゃねえ」
屋敷十四朗:「何の怖さも感じずにホイホイ物を変える奴がいたら、多分、それが悪って呼ばれる奴だからな……」
屋敷十四朗:「お前のその感情は、絶対間違ってない。」
椋本絹:「……それなら」指で、片目を押さえている。
椋本絹:「お願いを、してもいい?」
屋敷十四朗:「結婚の約束なら5年は待ってもらうぞ。なんだ?」
椋本絹:“敵”を見る。
椋本絹:「罪を背負って。」
椋本絹:「今だけは、あなたが背負う者(ビハインド)でいて」
椋本絹:―― ガ
椋本絹:        シ  ャ ン !!
屋敷十四朗:「――引き受けた」
屋敷十四朗:「今だけは」
屋敷十四朗:「俺がお前の<ビハインド>だ」
椋本絹:《原初の黄:先陣の火》。
椋本絹:椋本絹以外の全てが、停滞する。空気中の塵や、空気そのものまでも。
椋本絹:ギアの二段階目が落ちる。
椋本絹:友達/屋敷十四朗/信頼:○/罪悪/ロイス
椋本絹:行動値+20 侵蝕率106→108
GM:ではまず行動値27の絹ちゃんのイニシアチブになります。
椋本絹:……では
椋本絹:イニシアチブで《時間凍結》。絶対先手!
GM:どうぞ!
椋本絹:106→111
椋本絹:HP21→1
椋本絹:……コツ。
椋本絹:その場を離れて、歩き出す。
椋本絹:「――もっと、時間があったなら」
椋本絹:「誰もの考えを聞けて、何もかもがうまくいく終わりを、考えられるだけの時間があったなら」
椋本絹:コツ、コツ、コツ。
椋本絹:「……誰よりも、長い時間が見える」
椋本絹:「この力があっても、まだ」
椋本絹:コツン。コツン。コツン。
椋本絹:ゆっくりと歩く。
椋本絹:“影喰い”の横をすれ違いざまに、言葉を続ける。
椋本絹:「まだ、時間が足りない」
椋本絹:「時が追いつくまでに……」
椋本絹:黒髪を流して、振り返る。
椋本絹:いつもの、花のような微笑みではない。
椋本絹:ただ真剣に、黒い瞳で戦場を映し出している。
椋本絹:「……だれだって、いつか選ばないといけない」
椋本絹:マイナーで戦闘移動。32m移動し、影喰いの22m後方に。
■戦場
“蘆屋道満”+鬼+機動兵器*2
10m
屋敷十四朗
10m
“レイジバースト”+“影喰い”
22m
椋本絹
椋本絹:(……そうするしかなかったなんて)
椋本絹:ペイントレードのことを思う。
椋本絹:(誰にも、言ってしまうことはできないんだわ)
椋本絹:ペイントレードのタイタスを昇華し、ダイスペナルティを解除します。
椋本絹:《コンセントレイト:バロール》《死神の瞳》。《停滞空間》はどのみち意味が無いので抜きます。
GM:了解です!
椋本絹:《因果歪曲》も加える!狙うのは道満+鬼+機動兵器2機!
椋本絹:9dx7+7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[1,4,4,5,5,6,6,9,9]+10[2,8]+10[10]+10[8]+10[8]+5[5]+7 → 62

屋敷十四朗:すげえ!
椋本絹:リアクションを……見せろ!
“蘆屋道満”:道満はダイスペナルティがキツイので避けられない
:鬼も同様に動けない
機動兵器:しかし、機動兵器は動ける
椋本絹:オーヴァードじゃないからねw
機動兵器:5dx+4 ドッジ! #1
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 10[1,1,5,7,10]+9[9]+4 → 23

機動兵器:5dx+4 ドッジ! #2
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 5[1,2,5,5,5]+4 → 9

GM:くっ!1は根性見せたな……!
GM:甘んじて全員《死神の瞳》を受け入れます。
椋本絹:――z ガ  ギ ギャリ !!
椋本絹:空気に響く音ではない。だが、当人達にしか感じられぬ
椋本絹:時間の軋む、奇怪な振動が
椋本絹:椋本絹の視線の先に立つものを襲う。
椋本絹:三段階目のギアが落ちる。
椋本絹:111→119
GM:ではそのまま絹ちゃんの手番です!
椋本絹:全員のダメージを+4D10……!
椋本絹:待機!します!
GM:了解!屋敷さんの手番です!
屋敷十四朗:コンボ『我が手に開け虹の薔薇』。
屋敷十四朗:マイナーで《赫き剣》《破壊の血》。HPを8+2消費します。
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+5した(侵蝕率:98->103)
屋敷十四朗:これで侵蝕が100を超えるので、攻撃力は攻撃力18+15の33!
屋敷十四朗:「――さて」 指先を噛み破る。
屋敷十四朗:滴る血が長槍になる。光を乱反射する、虹の血槍。
屋敷十四朗:ころころと姿を変えるそれは自分に良く似る。強固な自我を持つ椋本絹とはどこまでも正反対。
屋敷十四朗:どうにも自分が情けなく、苦笑いする。
屋敷十四朗:「それでも」
屋敷十四朗:「大人の意地を見せんとな。お姫様に」
屋敷十四朗:あいつが全部悪い/“影喰い”/興味/○憤懣/ロイス これをタイタス昇華してダイスペナルティを解除します。
屋敷十四朗:そして『咲き乱れよ紅の薔薇』。メジャーで《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の舞踏》《光の指先》《一閃》《獅子奮迅》。
屋敷十四朗:道満さんのエンゲージ4体を狙う!
■戦場
“蘆屋道満”+鬼+機動兵器*2+屋敷十四朗
20m
“レイジバースト”+“影喰い”
22m
椋本絹
GM:どうぞどうぞ!
屋敷十四朗:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[2,3,3,3,3,3,5,6,6,7,7,10,10]+10[1,1,7,10]+10[1,7]+2[2]+4 → 36

屋敷十四朗:そこそこ・・・!
椋本絹:悪くない……!
“蘆屋道満”:道満は振れないので避けられない
:鬼も同様
機動兵器:しかし、コイツは振れる(二回目
椋本絹:ww
屋敷十四朗:オーヴァードじゃないですからねw
機動兵器:5dx+4>=36 #1
DoubleCross : (5R10+4[10]>=36) → 6[1,1,1,2,6]+4 → 10 → 失敗

機動兵器:5dx+4>=36 #2
DoubleCross : (5R10+4[10]>=36) → 6[1,1,3,6,6]+4 → 10 → 失敗

椋本絹:死にさらせ!ダメージは+4D10だ!
GM:だめなので
“蘆屋道満”:「カカッ!これはこれは!」
“蘆屋道満”:「実に危険でございますなぁ!」 リモコンを操作する
機動兵器:機動兵器がそれぞれ道満と鬼をカバーします。
屋敷十四朗:ですよねえ!
屋敷十四朗:「小細工か」
屋敷十四朗:「構わねえ!」
屋敷十四朗:4d10+4d10+33
DoubleCross : (4D10+4D10+33) → 20[1,5,8,6]+22[7,4,8,3]+33 → 75

“蘆屋道満”:「いやはや!我は小細工で今まで生き延びておりますゆえ!」
“蘆屋道満”:「カカカカカカッ!なるほど、これはひとたまりもない!」
機動兵器:かばった機動兵器は破壊される、装甲値10もあったのに!
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+12した(侵蝕率:103->115)
屋敷十四朗:「“裂け”――虹薔薇<イリデセンス>!」
屋敷十四朗:すれ違いざまに槍を振り回し、衝撃だけで機動兵器を叩き落としている。
GM: ド ォ ン !
GM:叩き落とされた機動兵器は全て爆散する。
■戦場
“蘆屋道満”+鬼+屋敷十四朗
20m
“レイジバースト”+“影喰い”
22m
椋本絹
“蘆屋道満”:「いやいや……これは見事!」
屋敷十四朗:「親玉は落ちねえ、か……!そうだよな。知ってたよ!」
屋敷十四朗:「絹ちゃん!」
GM:では何もなければレイジバーストの手番となります。
椋本絹:……それは、全て事前に、示し合わせていたことだった。
椋本絹:もしも屋敷が、最初の一撃で、払い切れなかった時――
椋本絹:「触媒」。
“影喰い”:「チッ……あの糞が!」
“レイジバースト”:「思ったより……こいつは速い、ね」
“レイジバースト”:「それとも……」
椋本絹:ガ チ リ……
椋本絹:別次元の何かが、重苦しく停止する。
椋本絹:同時に、屋敷十四朗が動く。加速したわけではなく……ただ、“本来の時間”で。
椋本絹:これが、最大の段階。
椋本絹:時のロー・ギア。
GM:では屋敷さんの手番です……!
屋敷十四朗:180度ターン。停滞空間の中で“道満”に向き直る。
屋敷十四朗:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の舞踏》《光の指先》《獅子奮迅》。道満と鬼を殴ります。範囲攻撃!
屋敷十四朗:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[3,6,6,6,6,7,7,7,8,8,9,10,10]+10[2,5,6,7,7,7,10,10]+10[3,6,7,9,10]+5[2,4,5]+4 → 39

屋敷十四朗:1足りない!
“蘆屋道満”:道満は動けない
:鬼も回避は不可能
GM:だが……
GM:通常の理の外の事象を曲げるのならばそれは理外の技
“蘆屋道満”:道満は既に印を組んでいる……!
:行動放棄カバー、道満を守ります。
椋本絹:お、終わった……
屋敷十四朗:く・・・!
屋敷十四朗:4d10+33
DoubleCross : (4D10+33) → 27[5,5,10,7]+33 → 60

GM:鬼は当然耐えられない。
椋本絹:あ、一応死神の瞳は
椋本絹:ダメージ受けるまで常に有効です
屋敷十四朗:そうか。さっき鬼はダメージを受けてなかった。
椋本絹:カバーされても、次の直撃では効果が乗るのです
屋敷十四朗:鬼は死んだとして、道満さんにはまだ残っている・・・
■戦場
“蘆屋道満”+屋敷十四朗
20m
“レイジバースト”+“影喰い”
22m
椋本絹
:鬼はバラバラと
:停止した時間の中、札へと戻る。
屋敷十四朗:「……やるな。陰陽師殿」
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+10した(侵蝕率:115->125)
“蘆屋道満”:「……いやはや、まさかここまで切り込まれるとは」
“蘆屋道満”:「この道満、ひやりとしましたぞ!」
“蘆屋道満”:「まるでセイメイと相対したかのような!」
屋敷十四朗:「そうだろう。ご自慢の使い魔もお帰りになったしな」
屋敷十四朗:「ここらでアンタも休憩したらどうだい?こんな辛気臭いところは出ていってさ」
屋敷十四朗:「いい温泉を紹介する」
屋敷十四朗:冷や汗が垂れる。
“蘆屋道満”:「それはそれは……結構なことでございましょう」
“蘆屋道満”:「しかして、我が秘術破れるともこの道満。未だに死中に活ありと見ましたゆえ」
屋敷十四朗:(敵があと三人)
屋敷十四朗:(全員が無傷)(攻撃が来る)(絹ちゃんはあとどれくらい動ける)
屋敷十四朗:(…………)
屋敷十四朗:(ミスったのか?判断を……)
GM:ではレイジの手番となります。
“レイジバースト”:「…………“道満”!ちょっと術を早くなんとしなさい!」
“レイジバースト”:今は行動できないので待機
GM:そして影喰いも同様
椋本絹:でも、くそっ……
椋本絹:カームダウンしてくれる鬼は死んでしまったんだよ!
椋本絹:どうせなら道満がカバーしてくれれば良かったのに!
“影喰い”:「…………糞!」
“影喰い”:「いい加減にしろ!“道満”!」
“影喰い”:「自慢の術か何か知らねぇが……解け!」
“影喰い”:ということで待機。
“蘆屋道満”:「…………我の術はそう容易く解けませぬゆえ」
“蘆屋道満”:「少しばかり、負担を軽くしましょう」
“蘆屋道満”:人型の札を二人に投げる。
“蘆屋道満”:《アドヴァイス》《戦場の魔術師》
屋敷十四朗:や、やめろー!
椋本絹:外道すぎる!
GM:で、待機していた影喰いの行動となります。
“影喰い”:「糞!それでいいんだよ!」
“影喰い”:マイナーなし
“影喰い”:メジャー:《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:砂の刃》《幻想の色彩》《封印の楔》《アシッドボール》 対象は……
“影喰い”:1d2
DoubleCross : (1D2) → 2

“影喰い”:屋敷さんを狙います。
屋敷十四朗:おのれーっ、きなさい!
“影喰い”:8dx7+4
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[2,2,4,4,4,6,6,7]+4[4]+4 → 18

椋本絹:クソー!普通にダイス多いじゃねーかクソッタレー!
GM:アドヴァイスで6つ増えてこれですからね!
椋本絹:それでも2個振れるんじゃねーか!
屋敷十四朗:封印の楔か・・・何を封印してくるかわからないけど、どのみちドッジしか選択肢はない。
GM:封印対象は《リザレクト》です、これはシナリオ中そういう設定です。
屋敷十四朗:よ、よかった。じゃあ事実上封印は無しだ!朗報!
屋敷十四朗:……感覚ドッジします。《光の舞踏》。
椋本絹:いえ、屋敷さん
GM:いえ、光の舞踏では無理です
椋本絹:光の舞踏だけでドッジはできないのでは!
屋敷十四朗:あ、白兵か・・・!
椋本絹:さらに白兵でドッジするエフェクトがないと駄目なんだ!
屋敷十四朗:ゲットダウンも切り払いも何も無い!
屋敷十四朗:素ドッジします。
椋本絹:でも喜べ!将来的に屋敷さんは《切り払い》が取れる……!
屋敷十四朗:4dx=>18
DoubleCross : (4R10[10]>=18) → 10[4,7,7,10]+5[5] → 15 → 失敗

椋本絹:これを生き残ったらの話だがな!
屋敷十四朗:生きるんだよォーっ!
屋敷十四朗:ダメ!
GM:2d10+6 装甲値-5、ガード-5
DoubleCross : (2D10+6) → 15[8,7]+6 → 21

屋敷十四朗:装甲は無し。武器作成でHPが減ってるので現HPは14。落ちる!
屋敷十四朗:レイジバーストのロイスをタイタス昇華して復活します。
屋敷十四朗:「おいおい、お前が来るのかよ」
屋敷十四朗:「お嬢ちゃんの方に、してくれよな……!」
“影喰い”:影が蠢き屋敷さんを貫く!
屋敷十四朗:「ッ――!」
“影喰い”:「……テメェがさっさとソイツを置いてけばこんな面倒な事にならなかったんだがな!」
GM:そしてレイジバーストの行動。
屋敷十四朗:「反省してる。次からは気をつけるよ」
屋敷十四朗:「脱出経路を確保してから……ゲホッ。家庭教師をやる」
“影喰い”:「“レイジ”!」
“レイジバースト”:「ああ……はいはい、やるわよ。うるさいわね」
“レイジバースト”:マイナーなし
“レイジバースト”:メジャー:《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《破壊の光》《空断つ光》《雷の槍》
“レイジバースト”:シーン攻撃!対象はPC二人だ!
椋本絹:《時の棺》。
屋敷十四朗:・・・絹様!!
GM:では判定は失敗する。
椋本絹:シナリオ一回なら……安心したよ。次からは単体攻撃か!
椋本絹:119→129
“レイジバースト”:杖を振り、稲妻と雷が辺りに広がろうとする。
“レイジバースト”:「全く……これ、凄いキツイんだけど……!」
屋敷十四朗:「や、べえな……!」
椋本絹:レイジバーストは、その背後から、視線を感じる。
“レイジバースト”:「……なにッ!?」
椋本絹:杖から稲光が広がる、その“速度”が。
椋本絹:稲光の速度――というものを、尋常ならば、目視できるものではないが。
椋本絹:ゆっくりと、空気を這うように、光が伸びていく様が、誰の目にも見える。
椋本絹:雷速すらも遅れている。
椋本絹:「……」
椋本絹:闇に沈む丘の上にただ立って、見ているだけだ。
“レイジバースト”:「く……これは……ッ!」
“レイジバースト”:「無理!!」
“レイジバースト”:雷光が消える、引き伸ばされた時間の中。力を維持できない
椋本絹:生まれつき、時間を引き止める権利を持って生まれてきた。
椋本絹:それが何に由来することなのか、誰も知らない。
椋本絹:「――止まって」
椋本絹:本人すらも。
GM:では最後、絹ちゃんの手番です。
椋本絹:マイナーで移動します。レイジバースト+影喰いのエンゲージ。
GM:了解です
■戦場
"蘆屋道満"+屋敷十四朗
20m
"レイジバースト"+"影喰い"+椋本絹
椋本絹:「……十四朗。耐えて……」
椋本絹:「わたしも、まだ、あなたの働きを……見ることができるわ」
椋本絹:椋本絹の場合、“気づかないうちに近くにいた”ということはない。
椋本絹:ゆっくりと歩み、手の届く距離にまで。
椋本絹:全てが見えている。自分は動けないまま。
椋本絹:影喰いの瞳を、下から覗き込むように
椋本絹:黒一色の瞳で見つめる。
椋本絹:《コンセントレイト:バロール》《死神の瞳》。
椋本絹:9dx7+7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[1,1,1,3,4,5,5,6,7]+6[6]+7 → 23

椋本絹:129→134
“影喰い”:影喰いは当然振れません。
“影喰い”:先程の道満の術を喰らい、得意の攻撃を渋る以上は
“影喰い”:それ以外の事も全く使えない!
“影喰い”:ということでガードしますが、命中。
“影喰い”:DR増加を受けます。
“影喰い”:「クッ……この、ガキ!」
椋本絹:「……もう一度、言うわ」
椋本絹:「私のお願いをきいて」
椋本絹:「セカンドを助けてあげて」
“影喰い”:「……テメェが俺のいうことを聞いたらなッ!」
屋敷十四朗:(この期に及んで)
屋敷十四朗:「……旦那の心配か。ハハハッ」
屋敷十四朗:「イカす嬢ちゃんだよな……!」
GM:ではラウンド終了です。

■第2ラウンド

■戦場
"蘆屋道満+屋敷十四朗
20m
"レイジバースト"+"影喰い"+椋本絹
GM:セットアップ
屋敷十四朗:無し!
椋本絹:ありません。
“蘆屋道満”:道満のみが《ルーラー》 二人にダイスペナルティを6与えます
椋本絹:屋敷さん、ダイス数は大丈夫かしら
屋敷十四朗:いけないことはないですね。エフェクト込で振れるのが7個。
椋本絹:それなら悪くない……!
GM:では行動値14のレイジバーストからの行動になります……!
“レイジバースト”:「……これは、参ったね」
“レイジバースト”:杖に寄りかかっている、酷く疲弊しているようだ。
屋敷十四朗:「おーい。お嬢ちゃん」 声をかけます。
屋敷十四朗:「お互い、随分とさ……疲弊したと思わないか。退かないか?」
屋敷十四朗:「“もしかして”?UGNかどっかが異変に感づいて、近づいてきてる……かもな」
“レイジバースト”:「はぁ……だからさ」
“レイジバースト”:「最後まで……出来る限り、仕事をした」
“レイジバースト”:「そういうプライドがないとこんなクソみたいなことやらないでしょうが!」
屋敷十四朗:「ハッ、ハハハハ」
屋敷十四朗:「違いない!」
“レイジバースト”:choice[精度,威力]
DoubleCross : (CHOICE[精度,威力]) → 精度

椋本絹:なんだそのダイスは!?
屋敷十四朗:精度重視か・・・!
“レイジバースト”:マイナーなし
“レイジバースト”:メジャー:《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》《光の手》《スターダストレイン》《雷の槍》 対象は屋敷!
屋敷十四朗:スターダストレイン!?
“レイジバースト”:8dx7+4
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[3,5,7,7,8,9,9,10]+10[1,1,2,6,7,8]+6[2,6]+4 → 30

椋本絹:ヤバイ
屋敷十四朗:・・・だめだ!ルーラーのせいでドッジができない!
GM:ではダメージ行きます。
“レイジバースト”:4d10+8 諸々有効です!
DoubleCross : (4D10+8) → 18[6,3,4,5]+8 → 26

屋敷十四朗:死ぬ!
屋敷十四朗:-リキシレ令嬢/椋本絹/庇護○/畏怖/ロイス
屋敷十四朗:これをSロイス指定してタイタス昇華。バステ消去・HP全快で完全復活したいです。
GM:了解です、どうぞ!
“レイジバースト”:もう一度、杖を振るう。
“レイジバースト”:だが、先程よりも集められた力は極めて小さい。
“レイジバースト”:かろうじて“レイジバースト”が二発目を精度を保った状態で放たれる一撃。
“レイジバースト”:“レイジバースト”に被害が及ばぬよう、“レイジバースト”の周囲以外を雷光が照らす!
屋敷十四朗:「絹ちゃん!」 叫ぶ。離れた場所にいる彼女に聞こえるように。
屋敷十四朗:「俺を、見ろ!」
椋本絹:その言葉に答えるように、屋敷に眼差しを向ける。
椋本絹:「――十四朗」
屋敷十四朗:その眼差しの中で雷光に打たれる。
屋敷十四朗:が。
椋本絹:唇が動く。
椋本絹:(わたしを)
椋本絹:(まもって)
屋敷十四朗:倒れない。
屋敷十四朗:――結局のところ、最後に頼るのは己の中のつまらない意地なのだ。
屋敷十四朗:か弱い女の子が。世間知らずの、11歳のご令嬢が。
屋敷十四朗:『背負ってくれ』と言った。
屋敷十四朗:今もこちらを見ている。
屋敷十四朗:なら男の恥だ。倒れるのは。
“レイジバースト”:「……ハハッ、これでもダメか」
屋敷十四朗:「ビハインドが」
屋敷十四朗:「先に倒れちゃあ、しまらねえよな。」
屋敷十四朗:「お姫様」
“レイジバースト”:「アンタ……名前は?」
屋敷十四朗:「……そっちも教えてくれるかい?お嬢さん」
屋敷十四朗:「“三月兎”の屋敷十四朗。ヤシキ弁護士事務所をやってる」
屋敷十四朗:「稼ぎは、まあ、悪くないと思うぜ。この仕事の報酬もあるしな」
“レイジバースト”:「……“レイジバースト”エマ・ニコルズだ」
GM:では屋敷さんの手番です。
屋敷十四朗:「――サンキュー。覚えておく」
屋敷十四朗:同エンゲージの暗黒陰陽師さんを攻撃します。マイナーは無し。
屋敷十四朗:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の舞踏》《光の指先》。デバフは消えているので、フルに振ります。道満さんを攻撃!
屋敷十四朗:13dx7+4
DoubleCross : (13R10+4[7]) → 10[1,1,3,4,5,5,5,6,8,9,9,10,10]+5[1,2,4,4,5]+4 → 19

屋敷十四朗:お前ーー!ここでなー!
椋本絹:うちどめ・・・か・・・
“蘆屋道満”:ドッジします、今度は振れるので
“蘆屋道満”:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[1,6,8,10]+7[7] → 17

椋本絹:うわあああああ
屋敷十四朗:うおおおお
椋本絹:危ねえ――ッ!!
屋敷十四朗:暗黒妖精の手とかがなければダメージを出します・・・!
GM:ありません、ダメージをどうぞ!
屋敷十四朗:死神の瞳ものっている!死んでくれー!
屋敷十四朗:4d10+2d10+33
DoubleCross : (4D10+2D10+33) → 12[2,3,1,6]+15[5,10]+33 → 60

“蘆屋道満”:「ムム!……これはッ!」 またもや印を組もうとする
“蘆屋道満”:だが、間に合わない。
屋敷十四朗:道満の足を踏みつけ、
屋敷十四朗:下から、上へ。突き上げるように。
屋敷十四朗:狙いは一点――
屋敷十四朗:「心臓」
屋敷十四朗:「もらうぞ!陰陽師殿!」
“蘆屋道満”:「これはこれは……流石に御座います!」
“蘆屋道満”:そのまま心臓を貫かれ、
“蘆屋道満”: パ ァ ン ッ !
屋敷十四朗:「――――」
“蘆屋道満”:体が弾ける、呪符で構成されたその体が崩れる。
“蘆屋道満”:『………これはこれは』
“蘆屋道満”:『実に天晴!この蘆屋道満、感服いたしましたぞ!』
“蘆屋道満”:声が中空から響く
“蘆屋道満”:『もし、また会う時が御座いましたらならば』
“蘆屋道満”:『その時はよろしく頼みましょうぞ!』
“蘆屋道満”:『カカカカカカカカッ!』
屋敷十四朗:「……やれやれ」
“蘆屋道満”:《イモータルライフ》《瞬間退場》
“蘆屋道満”:芦屋道満の気配が消える。
屋敷十四朗:「次はかわいい女の子になって会いにきてくれ。ローブのへんちくりんじゃなくてな……」
椋本絹:散った呪符を、視界の端に収めたまま動かない。
椋本絹:椋本絹は最初から、この存在を焦点に時を動かしていた。
椋本絹:相手が生きた存在ではないから、そうできたのかもしれない。
屋敷十四朗:(あと二人)
屋敷十四朗:嘆息する。ずっと昔に出たマラソン大会を思い出す。
屋敷十四朗:体力は限界。追い抜くべき相手がまだ残っていて、しかも女の子が応援に来ている。
屋敷十四朗:(やれるか。やるか。)
屋敷十四朗:「頑張れよ俺。意地を見せてみろ――」
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+6した(侵蝕率:125->131)
■戦場
屋敷十四朗
20m
"レイジバースト"+"影喰い"+椋本絹
“影喰い”:「“道満”ーーーーッ!!」
GM:では、“影喰い”の手番。
“影喰い”:「……あの、野郎。“道満”の術の中で動きやがった」
“影喰い”:「……なら、確実に仕留められる方をッ!」
屋敷十四朗:「――やっべ」
屋敷十四朗:「絹ちゃん!!」
“影喰い”:ということで絹ちゃんを狙います
“影喰い”:メジャー:《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:砂の刃》《幻想の色彩》《封印の楔》《アシッドボール》
“影喰い”:10dx8+4
DoubleCross : (10R10+4[8]) → 10[1,3,3,3,5,5,6,7,10,10]+10[3,10]+10[8]+10[9]+3[3]+4 → 47

椋本絹:回避はできません。そのまま受けます。
“影喰い”:うーん、回る時は回るC値8
“影喰い”:5d10+6 装甲値-5、ガード-5
DoubleCross : (5D10+6) → 25[8,3,10,2,2]+6 → 31

椋本絹:「影喰い」
椋本絹:攻撃を受ける寸前、
椋本絹:かすかに……ごくかすかに微笑む。
椋本絹:そのまま、無防備に一撃を受ける。
“影喰い”:椋本絹の影を動かそうとし
“影喰い”:「…………こ、このガキ!」 その表情を見る
“影喰い”:「いい加減……倒れろ!」
“影喰い”:椋本絹の影が椋本絹を貫く
椋本絹:「……っ、は」
椋本絹:「……あなた……。あなたにとっては」
椋本絹:「……たいした物事では、ないのかもしれないわね」
椋本絹:「たったひとつの命にくらべれば、わたしと、わたしの友達を、ここで売り渡して」
椋本絹:「……従者のひとりと、すこしばかりのお金をを失う“だけ”のこと……」
椋本絹:「……何も、迷う必要のないことなのかもしれないわ……」
椋本絹:胸元を貫いた、自分の影を虚ろに見る。
椋本絹:自分自身の影。誰かに背負ってもらう罪。
椋本絹:「…………ねえ。影、喰い」
椋本絹:体を起こし、立つ。
椋本絹:背筋は、地面とまっすぐに。顎を引きすぎず。視線を前に。誰にも恥ずかしくないように。
椋本絹:「見ているのよ」
椋本絹:「……お父さまと、お母さまが」一歩を踏み出す。
“影喰い”:「……それが!どうしたァ!!」
椋本絹:「……わたしを産んだ、天国のお父さまと、お母さまも」
椋本絹:「わたしの友達も。十四朗も」
椋本絹:「あなたも」
椋本絹:「――セカンドも。そして何より、わたし自身が、わたしを」
椋本絹:従者/セカンド・ビハインド/信頼/恐怖:○/ロイス の感情をポジティブに。
椋本絹:Sロイスに指定します。
GM:了解です
椋本絹:「……その誰もに、恥じることのない」
椋本絹:「そうでありたいと願うきもちが、わたしだから」
“影喰い”:「このガキ――まさか」
“影喰い”:「壊れてる、のか」
椋本絹:――主として、相応しくない行いを見せれば、裏切る執事。
椋本絹:その何が枷だというのだろう。何が恐ろしいというのだろう。
椋本絹:取り返しのつかない間違いを、犯してしまったなら。
椋本絹:それまでの自分の誇りが消えて、壊れてしまうのは、当たり前のことだ。
椋本絹:誰であろうと。
屋敷十四朗:堂々と立つ小さな令嬢の背中を見る。 「クッソ」
屋敷十四朗:「かっこいいよな、本当に。セカンドの旦那よ」
屋敷十四朗:「……いい主持ちやがって。」
椋本絹:セカンドのSロイスを昇華して、HPを全快。《ルーラー》のバステも解除します。
GM:了解です。
椋本絹:私の手番!行動します。
GM:はい、お願いします!
椋本絹:《コンセントレイト:バロール》《停滞空間》。
椋本絹:対象はレイジバースト。
椋本絹:9dx7+7
DoubleCross : (9R10+7[7]) → 10[2,5,6,6,7,7,8,9,9]+10[5,8,9,9,10]+10[1,4,8,10]+10[6,9]+6[6]+7 → 53

屋敷十四朗:すげえ
“レイジバースト”:避けられる気はしないが……やるか!
“レイジバースト”:4dx+1>=53
DoubleCross : (4R10+1[10]>=53) → 8[2,4,6,8]+1 → 9 → 失敗

“レイジバースト”:あ、ダイスもう一個あったので降り足します
“レイジバースト”:1dx+1
DoubleCross : (1R10+1[10]) → 4[4]+1 → 5

“レイジバースト”:ダメ……全然!ダメ!
椋本絹:ガ コ ン !
椋本絹:「……は、進んでゆける」
椋本絹:「たとえ……たとえ」
椋本絹:黒く深い闇で、レイジバーストを映し出す。
椋本絹:「世界中の時間が止まってしまっても」
椋本絹:「カシオペイアは世界の果てまでだって行ける」
“レイジバースト”:「こ――――」 驚愕に顔が染まり
“レイジバースト”:その動きが停止する。
椋本絹:“レイジバースト”を停止させる。
椋本絹:なぜなら、その間に……
椋本絹:カシオペイアが、動くのだから。
椋本絹:134→141
GM:ではラウンド終了です!

■第3ラウンド

■戦場
屋敷十四朗
20m
"レイジバースト"+"影喰い"+椋本絹
GM:3R目、セットアップはないので
GM:屋敷さんの手番となります!
屋敷十四朗:おす!
屋敷十四朗:コンボ『咲き乱れよ紅の薔薇』。
屋敷十四朗:《コンセントレイト:エンジェルハィロゥ》《光の舞踏》《光の指先》《一閃》で全力移動して影喰いを殴ります!
■戦場
屋敷十四朗+"レイジバースト"+"影喰い"+椋本絹
屋敷十四朗:130を超えたのでダイスが1増えて
屋敷十四朗:14dx7+4
DoubleCross : (14R10+4[7]) → 10[1,1,1,2,3,4,6,7,7,8,9,9,9,10]+10[1,2,4,5,9,9,9]+10[6,7,9]+3[2,3]+4 → 37

椋本絹:そ、そこそこ!!
“影喰い”:4dx ドッジします
DoubleCross : (4R10[10]) → 9[1,3,6,9] → 9

GM:駄目だ、命中した!DRをどうぞ!
屋敷十四朗:「ネックレスだの指輪だの、女の子には色々プレゼントしてきたが」
屋敷十四朗:「こいつだけは男に送ると決めてる」
屋敷十四朗:地面を蹴る。槍をくるくると回せば光の乱反射。
屋敷十四朗:虹の薔薇が、血の華を咲かせる。
“影喰い”:「テ……」
屋敷十四朗:「――受け取れ影喰い」
“影喰い”:「テメェーーーッ!!」
椋本絹:避けることを許さない。
椋本絹:レネゲイド能力でも、物理的な拘束ですらない。
椋本絹:2つの黒い瞳が、すぐ下から
椋本絹:――影喰いを、“見ている”。
屋敷十四朗:4d10+33
DoubleCross : (4D10+33) → 13[1,1,8,3]+33 → 46

屋敷十四朗:「血の――薔薇だ!」
GM:その槍は確かに薔薇を咲かせた。
“影喰い”:「ば、馬鹿な。」
“影喰い”:「う、嘘だろ」
“影喰い”:「こんなところで」
“影喰い”:「おれ、が」
屋敷十四朗:「最後はだいたいそう言うよな。多分、俺もそう言うと思う」
“影喰い”:ゴボッと吐血する。
椋本絹:「……」
椋本絹:コツン。
椋本絹:靴音が響き、そして
椋本絹:“影喰い”の耳元で囁く。
椋本絹:「さようなら」
“影喰い”:生命を奪うレネゲイド、それは自身も例外ではない。
“影喰い”:自らを復活する手段を持ち合わせていない。戦闘不能。死亡します。
屋敷十四朗:「……同業者同士、もうちょい違う出会い方をしたかったぜ。“影喰い”さん」
屋敷十四朗:「あばよ」
屋敷十四朗:槍を引き抜く。
屋敷十四朗:「……さて」
屋敷十四朗:「どうする。レイジ――」
屋敷十四朗:「エマのお嬢さん」
屋敷十四朗:屋敷十四朗の侵蝕率を+8した(侵蝕率:131->139)
“レイジバースト”:では“レイジバースト”はその様子を見て、
“レイジバースト”:「……私は最善を尽くした」
“レイジバースト”:「それでもダメだった、なら……」
“レイジバースト”:「今回はそういう役回りだったってことだね」 両手を上げる
“レイジバースト”:「降参だ。ナイト様」
屋敷十四朗:「そりゃ、なによりだ」
椋本絹:「……」
椋本絹:「十四朗。ありがとう」
椋本絹:背を向けたまま礼を述べる。
椋本絹:髪が風にさらさらと揺れる。
屋敷十四朗:懐から手帳を出して、半分にへし折れた鉛筆でなにごとかサラサラと書きます。
屋敷十四朗:メモを破り取って絹ちゃんに渡す。
椋本絹:受け取ります。
屋敷十四朗:「……」
屋敷十四朗:「……ああ、俺の事務所の連絡先だ。忘れないうちにな」
椋本絹:「……ありがとう」
椋本絹:「背負ってくれて」
屋敷十四朗:「あのなあ。絹ちゃん、お前、軽すぎるんだよ」
屋敷十四朗:「お前なんかいくらでも背負ってやるよ」
屋敷十四朗:「明日でも、明後日でも、いくらでもな!」
椋本絹:「……ふふ」
椋本絹:「ふふふふふふ」
椋本絹:「そうね」
椋本絹:涙を流しながら笑う。
椋本絹:灰色のワーディングが解ける。
椋本絹:ゆっくりと、雪が舞い落ちてくる。涙のように、ずっとずっと留まっていた雪が。
GM:では何もなければバックトラックと行きましょう……!

■Backtrack

GM:今回使用したEロイスは二つ、【予告された終焉】が二つです。
GM:振りたい方はどうぞ
屋敷十四朗:ふ、ふります!
屋敷十四朗:139-2d10
DoubleCross : (139-2D10) → 139-12[5,7] → 127

椋本絹:141-2d10
DoubleCross : (141-2D10) → 141-7[1,6] → 134

椋本絹:ひ、低い……!
屋敷十四朗:yabee
屋敷十四朗:残りロイスは3個。2倍振りします。
屋敷十四朗:127-6d10
DoubleCross : (127-6D10) → 127-27[4,7,1,7,3,5] → 100

屋敷十四朗:うおおおおあっぶねええええ!
屋敷十四朗:追加振り!
屋敷十四朗:100-3d10
DoubleCross : (100-3D10) → 100-11[1,9,1] → 89

椋本絹:だが……!だがロイスは4個残ってるんだクソッタレー!!
椋本絹:お母さま!おじさま!夏海!そして屋敷さん!
椋本絹:私に力を~ッ!2倍振り!!
椋本絹:134-8d10
DoubleCross : (134-8D10) → 134-52[5,4,10,10,2,9,4,8] → 82

屋敷十四朗:やったァァァァァ!
椋本絹:ッシャオラアアアア
屋敷十四朗:勝ったぞォッ!
屋敷十四朗:0点!
椋本絹:名誉の0点だ!
椋本絹:わたしは3点!
GM:いつもの4点にこれはシナリオ経験点10点以外にありえない。
GM:Dロイスは
“ペイントレード”:屍人
“芦屋道満”:古代種
“レイジバースト”:亜純血
GM:以上の三つです。
椋本絹:どいつもこいつも我々を苦しめやがって!
屋敷十四朗:道満さんやばかった・・・・
椋本絹:道満さんが一番恐ろしかった
GM:10+4+3+2=19……これに侵蝕経験点を足したものになります
椋本絹:22点
屋敷十四朗:19点ですね
GM:C((22+19)/3)
DoubleCross : 計算結果 → 13

■経験点
珪素さん:22点
クオンタムさん:19点
GMオツカレー:13
GM:以上なります!
椋本絹:ウワーッ!ありがとうございます!
屋敷十四朗:ラジャーッ!いただきます!

■Ending/01

GM:僅か一日にも見たぬ時間、しかしそれはあまりにも長すぎる戦いだった。
GM:ようやくそれが終わり、平穏な時間を二人は取り戻した。
GM:戦いを終え、別荘へと戻ってきた二人を夏海が出迎える
門脇夏海:「絹ちゃん! 屋敷さん!」
屋敷十四朗:「よう、夏海ちゃん」 あちこちボロボロで、ジャケットの裾が焼け焦げたりひどい状態。
椋本絹:屋敷さんの背に負われて、帰還する。
屋敷十四朗:「いい子でお留守番してたか?」
門脇夏海:「う、うん。待ってたよ」
門脇夏海:「絹ちゃんは……?」 屋敷さんの背を見る
屋敷十四朗:くるりと背を向けます。
屋敷十四朗:「ついたぞ絹ちゃん。スイート・ホームだ」
椋本絹:「……よく、待っていてくれたわね」憔悴した様子で、夏海に手を伸ばす。
椋本絹:「偉いわ。夏海」
門脇夏海:「よ、よかった……絹ちゃん……っ」 手を握ります
門脇夏海:「わたし、ずっとしんじてたから」
門脇夏海:「……ぜったい、戻ってくるって」
椋本絹:弱々しくも穏やかに笑って、手を握り返す。
椋本絹:「――ほんとうに、良かった」
椋本絹:「わたし……夏海を裏切らずに、いられたのね」
屋敷十四朗:小さく笑いながらお嬢様がたの光景を見守る。川遊びの時と同じ。
門脇夏海:「……うん、絹ちゃん。約束まもってくれたもの」
門脇夏海:「友達になってくれるって、一緒にいてくれるって」
椋本絹:「ええ」
椋本絹:「夏海。十四朗をほめてあげて」
屋敷十四朗:「褒めっ……」
椋本絹:「……あなたのために、決して負けずに、頑張り続けてくれたわ」
椋本絹:「この目で、しっかりと、見たの」
椋本絹:「あなたを守る努めを、十四朗は最後まで果たしたのよ」
屋敷十四朗:「やめろやめろ。褒められ慣れてないんだ……」
屋敷十四朗:「照れる」
門脇夏海:「……うん、分かってる。でもね、絹ちゃん」
門脇夏海:「わたし、屋敷さんにいいたい言葉はそうじゃないの」
門脇夏海:「屋敷さん……」 屋敷さんの目を見る
屋敷十四朗:「……ん」
屋敷十四朗:(お叱りの言葉かな。まあ、さんざん怖い思いさせたしな)
門脇夏海:「わたしの友達を守ってくれてありがとう」
屋敷十四朗:「――あん?」
椋本絹:「!」
門脇夏海:「ほんとうに、ありがとう」
門脇夏海:涙が溢れる。
屋敷十四朗:「お安い御用だ。言ったろう」
屋敷十四朗:「二人のナイトだってな」
門脇夏海:「うん……屋敷さんは本当に騎士-ナイト-みたい」 涙を拭いながら
椋本絹:「夏海……」
屋敷十四朗:絹ちゃんの背中をぽんと押します。夏海ちゃんの方へ。
椋本絹:「……ぁっ」よろよろと夏海に触れる。
屋敷十四朗:「友達同士ってのはな。こういう時」
屋敷十四朗:「抱き合って、わんわん泣いて喜んでいいんだぜ」
門脇夏海:「絹ちゃん、わたしね」
門脇夏海:「絹ちゃんが言ったように、出来ること、やれることだからってことは分かってる」
門脇夏海:「わたしにはない力を屋敷さん……絹ちゃんもそういうのを持ってて」
門脇夏海:「だから、あの人たちのところへ行ったんだってこと」
門脇夏海:「でも……でもね……」
門脇夏海:「友達が傷ついてるのを見るの、やっぱりいやだよ」
椋本絹:「……そうね」夏海を抱きしめて、背中を撫でる。
椋本絹:「わたしも、同じ気持ちだったわ。夏海」
椋本絹:「夏海は、今日……待ちつづける人の辛さに……ずっと、耐えぬけたのよ」
椋本絹:「とても……とっても、偉いわ」
門脇夏海:「絹ちゃん……わたし」 何かを言おうとして言葉に詰まる
椋本絹:夏海の頭の後ろで、長い睫毛でまばたきをする。
椋本絹:夏海にも、背を向けている屋敷にも、瞳を見せないように。
門脇夏海:「…………ありがとう、絹ちゃん。わたしを、守ってくれて」 言葉に詰まりながら言う
門脇夏海:「お疲れさま……ほんとうに。お疲れさま……」 絹ちゃんをそっと抱きしめる
椋本絹:「……うぐ、……」
椋本絹:「……っ。ええ。夏海。帰ってきたわ」
椋本絹:「……………」
門脇夏海:「おかえりなさい、絹ちゃん」 そのまま絹ちゃんの顔をみていないように
屋敷十四朗:じゃあ、そんなところで
屋敷十四朗:二人の肩をがしっと抱きます。
屋敷十四朗:「ところで、お姫様がた」
屋敷十四朗:「もう一個約束残ってるの忘れてないよな?」
椋本絹:「……十四朗?」ごしごしと目を拭う。
屋敷十四朗:「それを励みに頑張ったんだ。頼むぜ」
屋敷十四朗:「みんなで釣りして、川遊びの続きだ」
椋本絹:「……!」
椋本絹:「そうね。……ええ、みんなで……!」
屋敷十四朗:「……わたくしめも、混ぜて頂けますか?おふた方」 おどけて礼をする。
椋本絹:「ぐすっ、……もちろんよ。十四朗」
門脇夏海:「うん……もちろんだよ。屋敷さん」 くしゃくしゃの顔で笑う
屋敷十四朗:「よし!そうと決まれば、ほれ!」
屋敷十四朗:「まずシャワー浴びて着替えんとな。ボロボロだ」
屋敷十四朗:「たっぷり付き合ってもらうから覚悟しろ。夏海ちゃん、絹ちゃん!」
椋本絹:いつも落ち着いて、穏やかな気持ちで。
椋本絹:けれど今は、その言葉が嬉しい。……嬉しい。

後日、別荘にて

GM:別荘の前に車が止まっている。
GM:門脇夏海を送るための車だ、予め決まっていたことである。
屋敷十四朗:「忘れもんないか。大丈夫か、夏海ちゃん」
屋敷十四朗:来た時とはあまりに違う態度。運転手が不審がっているかもしれないが、気にせず声をかけます。
門脇夏海:「うん、屋敷さん。大丈夫」
門脇夏海:「本当は絹ちゃん達といっしょに帰りたかったけど。お父さん心配させちゃいけないから」
屋敷十四朗:「そうだな。ま、友達同士ならいつでも会えるさ」
門脇夏海:「うん……そうだねっ」 嬉しそうに笑う
GM:運転手が夏海を招き入れる。
GM:夏海もそれに従う、屋敷さんは万が一に備えて最後に乗り込む必要がある。
屋敷十四朗:戦闘時と同様に五感を研ぎ澄まし、最後の索敵を行う。
屋敷十四朗:すべてが終わって油断したところを突かれる。よくある話……
屋敷十四朗:「……大丈夫そうか。ふう」
椋本絹:そこで丘の上から駆け寄っていきます。
椋本絹:「十四朗!」
屋敷十四朗:「!」
椋本絹:「……ごめんなさい、最後まで」恥ずかしそうに笑う。
屋敷十四朗:「転んで服を汚さんか、ヒヤヒヤしたぞ……ん?」
椋本絹:「……」
椋本絹:「また、会えるかしら?」
屋敷十四朗:「……そうだな」
屋敷十四朗:頑丈な名刺ケースの中から名刺を差し出します。
屋敷十四朗:「いつでも連絡しろ。今回みたいに家庭教師が必要な時とか、護衛が必要な時とか」
屋敷十四朗:「夜眠れない時……美味いラーメン屋を知りたい時……なんでもいい」
屋敷十四朗:「飛んで行ってやる。俺が生きてりゃな」
椋本絹:「……?でも」
椋本絹:屋敷の行動に、少しだけ首を傾げる。
椋本絹:「ええ。……とても、嬉しいわ。十四朗」
屋敷十四朗:あえてそれに気づかないフリをします。
椋本絹:「……」
椋本絹:まばたきをしない目で、じっと見つめる。
椋本絹:「……もうひとつだけ」
屋敷十四朗:「……」 それを静かに見つめ返している。
椋本絹:「わがままなお願いを、してもいいかしら」
屋敷十四朗:「わがままは聞き慣れてる。可愛い女の子のは、特にな……なんだ?」
椋本絹:その目の前まで、静かに歩いて、
椋本絹:背伸びをします。
椋本絹:「――わたしは、あなたの主ではないけれど」
椋本絹:「もっとたくさん、お礼を言わせて」
椋本絹:頭を撫でます。
屋敷十四朗:絹ちゃんに合わせて中腰になっていた。絹ちゃんを見上げる。
椋本絹:「……たった一人で、たくさんの、恐ろしい人達に囲まれていても」
椋本絹:「最後まで逃げずに、わたしを守ってくれたわ」
椋本絹:「ずっと、わたしと夏海の心を気づかって、言葉をかけてくれたわ」
椋本絹:「十四朗。あなたはとても、素敵な人よ」
屋敷十四朗:「……まいったな」
屋敷十四朗:「言ったろう。褒められ慣れてないんだ」
屋敷十四朗:「だから、その、気の利いた台詞が出てこないんだが……」
屋敷十四朗:「キミと出会えてよかった。ありがとう、絹ちゃん。」
屋敷十四朗:絹ちゃんに深く一礼して
屋敷十四朗:「じゃあな」
屋敷十四朗:車に乗り込みます。
椋本絹:「誇りを!」
椋本絹:その後姿に向かって。
椋本絹:「あなたの行いを、誇って生きて!十四朗!」
屋敷十四朗:振り向かず。何も言わず。
屋敷十四朗:「……」 ただ、黙って右手を上げる。しっかりと。
GM:――車が発進する。
GM:僅かな時間、交差した二人の運命はまた別の道を歩み始める。
椋本絹:遠ざかるそのシルエットを瞳に映しながら、紙片を取り出す。
椋本絹:名刺を渡されるずっと前、あの熾烈な戦いの直後に受け取った、
椋本絹:『事務所の連絡先』のメモを。
屋敷十四朗:『もし、俺の様子がおかしくなったら』
屋敷十四朗:『姿が見えなくなったら』
屋敷十四朗:『すぐににげろ』
屋敷十四朗:荒い筆跡で殴り書きされている。
椋本絹:「――」
椋本絹:彼は一人で、限界まで戦い続けていた。
椋本絹:あの時、ジャーム化してしまったとしても、おかしくなかったほどに。
椋本絹:「……」
椋本絹:涙の雫が、メモに落ちて滲む。
椋本絹:「……ばかね」普段なら、決して口にしない言葉。
椋本絹:「ばかね……十四朗……」
椋本絹:「……………ありがとう……」
GM:だが、もしもまた道が交差するのなら――

■Ending/02

某市、街道

GM:平日の昼下がり、道行く人はまばらだ。
屋敷十四朗:道端のベンチに腰掛けてスマートフォンを耳に当てている。
屋敷十四朗:通話先は、今回のクライアント。
屋敷十四朗:――門脇夏海の父親。
屋敷十四朗:「……そういうことでして」
屋敷十四朗:「先程、夏海お嬢様はSPの方に引き渡しを」
門脇秋生:『そうか……よくやってくれた。屋敷くん』
GM:父親である、その男の名は門脇秋生。
GM:世界的大企業グループ“ガーデン”日本支部の幹部役員の一人。
GM:門脇夏海という少女はそういった階級世界の人間だった。
門脇秋生:『君の報告を読ませて貰った』
屋敷十四朗:「ええ」
屋敷十四朗:「今回の襲撃、明らかに“仕組まれている”……」
門脇秋生:『襲撃者はオーヴァード四人、その全てがその筋の者であり』
門脇秋生:『状況から言って、確実に狙いに来たものと思われる……確かにそうだ』
屋敷十四朗:「こちらでも出来る範囲で調査を進めます。何か分かったら報告を」
門脇秋生:『……しかし』
屋敷十四朗:「……は」
門脇秋生:『ああ、可能ならばそうして欲しい。その分の報酬は払おう』
門脇秋生:『いや、ここまで状況を揃えた上で……駒を用意し』
門脇秋生:『万全を基した構えなのだったのだろう。だが、敵の一人が先走って瓦解するのは……』
門脇秋生:『あまりにも……都合が良すぎるとは思わないか?』
屋敷十四朗:「……」 思い出す。
屋敷十四朗:誘拐してくれと言わんばかりの状況。能力が異なり、連携可能な手練れのオーヴァード。
屋敷十四朗:そこまで予想し、手配出来るような奴が
屋敷十四朗:……影喰いの独断専行を予想できないわけ、あるだろうか?
屋敷十四朗:「……ええ。私も、門脇様と同じ思いです」
屋敷十四朗:「都合が、よすぎる。あまりにも」
門脇秋生:『……君の意見を聞きたいのだが』
門脇秋生:『君は、あの場を仕切っていた指揮官は誰だったと思う?』
屋敷十四朗:「…………」
屋敷十四朗:とある人物の名が口から出かかる。
屋敷十四朗:あの場の四人とも“指揮官”とは違った。雇われだったはず。
屋敷十四朗:あの時、あの山に居たオーヴァードは――
屋敷十四朗:「……申し訳ない。私にはなんとも」
屋敷十四朗:「ただ、一人心当たりがあります。同業者で……そういった事情にかなり詳しい」
屋敷十四朗:「それに話を聞いてみるつもりではあります」
門脇秋生:『……この件は私から追加依頼とさせてもらう。今回の報酬は勿論、払わせてもらう。その上で報酬を増額しよう』
屋敷十四朗:「承知いたしました。夏海お嬢様にもよろしくお伝え下さい」
屋敷十四朗:「私程度でよければ――いつでもお力になると」
門脇秋生:『ああ、そう言っておこう』『それと屋敷くん』
屋敷十四朗:「は」
門脇秋生:『きみがよければの話になるが……私の部下になるつもりはないか?』
屋敷十四朗:「……!」
門脇秋生:『部下というのは言い方が悪いな……専属としたい』
門脇秋生:『きみの今回の働きはあまりに素晴らしいものだった』
屋敷十四朗:たっぷり数秒は考えこんだのち、口を開く。
屋敷十四朗:「……光栄です門脇様。私のような若輩者に」
屋敷十四朗:「ですが、申し訳ありません」
屋敷十四朗:「今の地位もなかなかに気に入っております。色々な物を見聞きし、己の糧と出来る」
屋敷十四朗:「いましばらくは……このままで居させて頂きたく」
門脇秋生:『無理強いはするつもりはない……が、すまないな。気を使わせてしまったようだ』
門脇秋生:『だが、これだけは覚えていて欲しい』
門脇秋生:『きみにその気があるのなら、私はきみをいつでも歓迎する』
屋敷十四朗:「……恐れいります」
屋敷十四朗:「また、いつでも、なんなりと。ご用命下さい」
屋敷十四朗:あちらが切るのを待ってから、こちらも通話を切ります。
屋敷十四朗:「――クッソ!なんで蹴ったんだ俺?そんなにバカだったか?」
屋敷十四朗:「“ガーデン”の専属だぞ……もったいなかったかな……」
屋敷十四朗:ベンチで頭を抱えている。不審者!
GM:ではそこで屋敷さんの携帯が鳴ります。
屋敷十四朗:「……」 番号を見ます。知っている番号でしょうか?
GM:いえ、非通知です。
GM:番号も知りません。
屋敷十四朗:「――ハロー?」 出ます。
“レイジバースト”:『ハロー、色男』
屋敷十四朗:「なんだ、エマのお嬢ちゃんか。まさかそっちからかけてくれるとは」
“レイジバースト”:『明らかに不審者だったからね、何事かと思って』
屋敷十四朗:「……」
屋敷十四朗:「……ちなみに、今どこにいる?」
“レイジバースト”:『アンタから見て50m先、右の方』
屋敷十四朗:通話状態のまま、そちらに視線を向けます。
“レイジバースト”:そこには屋敷さんをみて笑った金髪の女性がいます、携帯は持っていない。
屋敷十四朗:通話状態を維持したまま、ゆっくりと歩いていきます。手を振りながら話す。
“レイジバースト”:布で包装した長物を持っているのが目立っている。
屋敷十四朗:「とりあえず」
屋敷十四朗:「お前さんと話がしたかったんだ。二つほどな」
屋敷十四朗:「お前さんと俺の人生に関わる重要な話と、どうでもいい話。どっちからするのがいいかね?」
“レイジバースト”:「ま、どちらでもいいけど……ここでする話なの?」
屋敷十四朗:「なんなら、ベッドでするかい。俺はそれでも構わないが……」
屋敷十四朗:「……冗談だ」 周囲を伺う。小声になる。
屋敷十四朗:「――興味本位のダメ元で聞くんだが」
屋敷十四朗:「どこのどなた様だったんだ?」
屋敷十四朗:「今回の。お前らの雇い主」
屋敷十四朗:「“影喰い”の奴はただの身代金誘拐ですって言ってたがな。腑に落ちんよ……」
“レイジバースト”:「ま、そりゃあそうだね」
“レイジバースト”:「でも依頼人、ね。私はてっきり」
“レイジバースト”:「あそこにいた――“六人目”のことかと思ったけど」
GM:あの死闘の場にいたのは――
GM:椋本絹、屋敷十四朗、“芦屋道満”、“レイジバースト”、“影喰い”
GM:その五人の筈だ。
屋敷十四朗:「当然、そっちも気になってるさ。俺なりに頑張って目星はつけたが」
屋敷十四朗:「……臆病なんでな。怖くて名前も口に出来ん」
“レイジバースト”:「似たようなもんか、依頼人も六人目も」
屋敷十四朗:「そうだな。で、どうなんだ?」
“レイジバースト”:「正直に言うと私にも依頼人は分からない、直接会ったことはないから」
“レイジバースト”:「“影喰い”が仲介役だったのよ、そうじゃなきゃアイツが独断で襲った時ぶちのめしてるわ」
屋敷十四朗:「……アレが、ね」
屋敷十四朗:最初に襲ってきたのも、“影喰い”だった。
屋敷十四朗:「そして、その“影喰い”は死んだか」
GM:そう、“影喰い”が独断で行動したのにもかかわらず。他の三人はそれを責めども、それ以上はしなかった。
“レイジバースト”:「そういうこと、だから依頼人に関しては私は知らない。仕事も失敗したし、報酬は前金のみってワケ」
屋敷十四朗:「オーケイ。十分すぎる情報だ」 いつの間にかレイジの前にやってきています。通話を切る。
“レイジバースト”:「それでも十分すぎる額だったわ。……そう、依頼を実行するだけで十分な程にね」
“レイジバースト”:「あたしの依頼内容はアンタみたいな護衛を排除すること、道満もペインも似たような依頼だったんじゃない?」
“レイジバースト”:「つまり――はじめからあのお嬢さんたちは私たちにとってはどうでも良かったのよね」
屋敷十四朗:「そうだろうな。護衛さえいなけりゃ、あのお嬢様は丸裸も同然だ」
屋敷十四朗:「やれやれだ。よってたかって俺を苛めやがって」
“レイジバースト”:「好きでやったんでしょう? 自業自得じゃない」
屋敷十四朗:タバコに火をつけようとして、やめる。
屋敷十四朗:「違いない。――それで、本題に入ろう」
“レイジバースト”:「で、“六人目”については聞くの?」
屋敷十四朗:「ん」
屋敷十四朗:「今の情報がすべてじゃないのか?六人目については」
“レイジバースト”:「似たようなものとは言ったけど、同一だなんて一言も言ってないわよ」
屋敷十四朗:「お前は、何も知らない。仲介役は死んだ。すべては闇の中に……そういう話だと思っていた」
屋敷十四朗:「……なら聞こう。“六人目”は?」
屋敷十四朗:あの場に居たはずの、六人目のオーヴァード。
“レイジバースト”:「まぁ、本当に“六人目”があの場にいた確証はないわ。ただの推測でしかない」
屋敷十四朗:「そうだな。俺やお前の勝手な思い込みかもしれない……」
“レイジバースト”:「ヤシキ、アンタ“影喰い”の能力は知ってるわよね」
屋敷十四朗:「知っている」
屋敷十四朗:「詳細に教わったからな。ある人物から」
“レイジバースト”:「アイツは影を操り、そこから致死性のウィルスを送り込む能力。この致死性のウィルスって表現はどうかと思うけど」
屋敷十四朗:「オーヴァード固有の超再生。それを打ち消すんだったな。確か」
“レイジバースト”:「でも、アンタはあの森を通って来たのよね。まだ日もあるのに夜のように暗いあの森」
屋敷十四朗:「ああ。足場は悪いし、最悪だった」
“レイジバースト”:「あそこはね、本当ならばそれほど暗い場所じゃあないの」
屋敷十四朗:「……」
屋敷十四朗:「……何だって?」
“レイジバースト”:「あの森の闇は“影喰い”が生み出したものじゃないってこと」
“レイジバースト”:「もちろん、私もUGNのシンドローム分析的には可能かも知れないけど。私じゃない」
屋敷十四朗:「………………」
屋敷十四朗:「わかってると思うが、俺でもないぞ」
“レイジバースト”:「“道満”と“ペイントレード”にも出来ないわ」
屋敷十四朗:嫌な汗が背筋を伝うのを感じる。
屋敷十四朗:あの時、“レイジバースト”や“道満”、“影喰い”に囲まれていた時よりもずっと嫌な感覚。
屋敷十四朗:「誰だったんだろうな」 それだけを絞り出す。
屋敷十四朗:「本当に」
“レイジバースト”:「分からないわ、でもね一つだけ言えることは」
“レイジバースト”:「誰かが“影喰い”が潜んでいた森を作り出し」
“レイジバースト”:「そして、おそらくは“影喰い”に指示を出した人間があそこにいたのよ」
“レイジバースト”:「そうでなきゃ、あそこまで詰めた作戦を“出来そう”だからって台無しにしないわ」
屋敷十四朗:「そいつはさ。エマちゃんよ」
屋敷十四朗:「こうなる事まで読んでいたのかね。紙一重で俺と絹ちゃんが勝利するってことを……」
屋敷十四朗:「俺には、分からん」
“レイジバースト”:「私の答えはこれしかないわ。アンタ達が助かる見込みはなかった、そう断言するわ」
“レイジバースト”:「これは私のプライドだもの」
屋敷十四朗:「同感だよ。今回は本当に肝が冷えた」
屋敷十四朗:「二度はごめん被りたい」
“レイジバースト”:「それに、ヤシキ。アンタ……覚えてる?」
屋敷十四朗:「何をだ?」
“レイジバースト”:「“影喰い”の最期の言葉よ」
屋敷十四朗:「……」
“レイジバースト”:「『馬鹿な、嘘だろ』」
“レイジバースト”:「『こんなところで』」
“レイジバースト”:「……なにが、なんでしょうね?」
屋敷十四朗:ありがちな言葉ではある。だが“影喰い”もあれだけの手練れだ。
屋敷十四朗:自分が死ぬ可能性は常に頭の片隅に置いてあったはず。
屋敷十四朗:それが……まるで、最後の最後まで、自分が死ぬわけ無いと……
屋敷十四朗:……あらかじめ誰かに約束されていたような。
屋敷十四朗:「……よくある話さ。自分が死ぬわけ無いと思ってる奴ほど独断専行して、死ぬ」
屋敷十四朗:「それだけの話。そういう事にしておこう」
屋敷十四朗:「まだ死にたくないしな」
“レイジバースト”:「同感」 笑って返す
屋敷十四朗:「さて。じゃ、前置きも終わったし」
屋敷十四朗:「今度こそ本題に入りたい。俺とお前の」
屋敷十四朗:「……人生に関わる。そういう話だ」
屋敷十四朗:「お前さ」
屋敷十四朗:「イタリア料理好きか?」
“レイジバースト”:「……はぁ、嫌いじゃあないわよ」 溜息
屋敷十四朗:「なら良かった。いい店を知ってる」
屋敷十四朗:「店主がソムリエの資格も持っててな。肉も魚も、ワインとの相性がまた良いんだ」
屋敷十四朗:「暇なら付き合えよ。勘定は俺持ちだ」
“レイジバースト”:「ぶっ殺すわよ」
“レイジバースト”:「でも、ま、いいでしょ」
“レイジバースト”:「付き合ったげるわ、いい男を無碍にするほど自分を買い被り過ぎてもないわ」
屋敷十四朗:「はン」
屋敷十四朗:「こっちもさ。いい女をむざむざ見逃すほど、年食っちゃいない」
屋敷十四朗:「行こうぜ。予約は取ってある」
“レイジバースト”:「……はぁ、本当にバカね」
屋敷十四朗:仕事は終わり、昼下がりの街道を歩いて行く。
屋敷十四朗:(――絹ちゃん。夏海ちゃん)
屋敷十四朗:(ま、元気でな)

■Ending/03

某県、椋本家別荘

GM:別荘の中は綺麗に片付けられている。
GM:夏海と屋敷が別荘を発ってから一日が経過している。
椋本絹:小さな体に対してやや大きなトランクを引いて、
椋本絹:玄関からの日差しに目を細めます。
椋本絹:「セカンド!」
椋本絹:振り返って、花のように笑う。
セカンド・ビハインド:「はっ!何でしょうか、絹お嬢様!」
椋本絹:「よかった。元気になってくれて……!」
セカンド・ビハインド:「このセカンド、お嬢様に助けられてより一層その忠誠を示さなければならないと感じており」
セカンド・ビハインド:「なんでも仰ってください!このセカンド、たいていのことならばなんとかしましょう!」
椋本絹:「ふふふふっ」
セカンド・ビハインド:「お嬢様のおかげで御座います……あの不埒者共を退治してくださっておかげでこのとおり!」
椋本絹:楽しげに笑う。大好きな場所と、幸せな時間。
椋本絹:「ふふっ……」
椋本絹:「……」
椋本絹:一瞬。僅かに、憂いの影が差す。
椋本絹:……同じではない。
椋本絹:この景色も、気持ちも。
椋本絹:「……」
椋本絹:視線を落として、小さな手を開く。
椋本絹:(……ペイントレード。影喰い)
椋本絹:2人の命を奪った罪が、交じる景色だ。
セカンド・ビハインド:「お嬢様、如何なされましたか? なにか気分がすぐれないのですか?」
椋本絹:「……セカンド。」
セカンド・ビハインド:「は、何で御座いましょう」
椋本絹:「セカンドは、どういうふうに決めているの?」
セカンド・ビハインド:「どういう風……とは、なんの事についてでしょうか。このセカンド、今回お嬢様の事を不理解が多かったゆえ」
セカンド・ビハインド:「恥ずかしながら……お嬢様の言葉の意図をお教えいただけないでしょうか?」
椋本絹:「……あなたの主が」
椋本絹:「正しいかどうかということを」
セカンド・ビハインド:「……ふむ、難しい事をお聞きになられるのですね。お嬢様」
セカンド・ビハインド:「このセカンド。主を正しいかどうかなど見たことは御座いません」
セカンド・ビハインド:「この私にとって主は常に正しいのです――ですが」
セカンド・ビハインド:「ですが、このセカンド。今までいろんな主に仕えておりました」
椋本絹:「……」振り返った横顔のまま、セカンドを見つめている。
セカンド・ビハインド:「主の事を全て肯定するのであれば、主替えなどありえない事」
セカンド・ビハインド:「お嬢様は、私がなぜ渡り歩いてきたのか……をお尋ねになりたい。と思ってよろしいでしょうか?」
椋本絹:「セカンド。」
椋本絹:「わたしが尋ねたいのは、あなたの過去ではないのよ。」
セカンド・ビハインド:「申し訳ありません……このセカンド、あまりにも愚かで御座います」
椋本絹:「あなた自身の心を、知りたいと思うの」
椋本絹:「なぜそう思うようになったか、ではなく。――なにを思うのかを」
セカンド・ビハインド:「かしこまりました……で、あるのあらば。私は答えましょう」
セカンド・ビハインド:「絹お嬢様、貴女は正しい。この私が仕えるべき御方です」
セカンド・ビハインド:「これより先――お嬢様が全てを敵に回したとしてもこのセカンド」
セカンド・ビハインド:「お嬢様に忠誠を誓っております。――これはこのセカンドの偽らざる本心で御座います」
セカンド・ビハインド:「おそらく……いえ、貴女こそが。私……いえ、我々を統べるに相応しい」
セカンド・ビハインド:「“ロード”」
椋本絹:「……」
椋本絹:過去を語らせることはしない。けれどいつもと違う思いを、その響きに感じる。
椋本絹:「……セカンド。わたしは」
椋本絹:「わたしは、誰も敵に回したくはないわ」
セカンド・ビハインド:「ならば、私もそう致しましょう」
椋本絹:「……ほんとうに、そう思うの」
椋本絹:「壊れてるって、言われたわ。……それが」
椋本絹:少しだけ震える指を、握りこんで止める。
椋本絹:「……それが……怖いの」
セカンド・ビハインド:「私は――」
セカンド・ビハインド:「その心こそ、尊いものだと感じました」 その手を取る
セカンド・ビハインド:「誰もがはじめは抱き、忘れゆく思い」
椋本絹:「わたしが正しいと思っていることは、ほんとうに正しいことなのかしら?」
椋本絹:「わたしが、気づかないうちに……それが、怖くて……」
椋本絹:「いつか歪んで、壊れた道筋になってしまわないかしら――」
セカンド・ビハインド:「……お嬢様」
セカンド・ビハインド:「貴方がそれを恐れるのならば」
セカンド・ビハインド:「この私にそう命じてください」
セカンド・ビハインド:「このセカンド、“サーヴァント”にして“主殺し”を為す者」
セカンド・ビハインド:「ただ、一言。“殺せ”と命ずれば、その時にこそその命」
セカンド・ビハインド:「……必ずや果たしましょう」 手を強く握る
椋本絹:「セカンド」手を握り返したまま、その瞳を深く、覗きこむ。
椋本絹:「あなたは、何を正しいと思うの?」
椋本絹:「もしもそれが、私の思う正しさと違うときには――」
椋本絹:「わたしとあなたの、どちらが本当に正しいのかしら?」
セカンド・ビハインド:「本当の正しさなどありません」
椋本絹:「……そうね」悲しそうに笑って、目尻を拭く。
椋本絹:「わかっていたことだったのに」
セカンド・ビハインド:「ですが、それがもし。本当にあるのであれば見つけたい」
セカンド・ビハインド:「そう、私は……今になって気付きました」
セカンド・ビハインド:「真に正しい物があるのならば……それが見たいだけなのでしょう」
椋本絹:(……真に、正しいもの)
椋本絹:――いつも、心を導く光がある。
椋本絹:その願いが間違ったものだと、思いたくない。だからこそ。
椋本絹:「セカンド。もしも……もしも、わたしが道を間違ったのなら」
椋本絹:「わたしを、どうか裏切って」
椋本絹:「……けれど、いつも考えていて。セカンド」
椋本絹:「あなたが思う間違いも、もしかしたら、間違いなのかもしれないことを……」
椋本絹:「あなた自身の心が、考えていて」
セカンド・ビハインド:「……畏まりました、お嬢様」
セカンド・ビハインド:「お嬢様……この私、分不相応にもお嬢様にお願い申し上げたいことが御座います」
椋本絹:「……聞かせて。セカンド」
セカンド・ビハインド:「私に……貴女を裏切らせないで下さい」
セカンド・ビハインド:「私は……主を……」 言葉が止まる
セカンド・ビハインド:「…………もう、裏切りたくない」
椋本絹:「え……」
椋本絹:「……」周囲の物音が、とても静かに感じる。
椋本絹:動きを止めたまま、じっとセカンドを見つめている。
セカンド・ビハインド:「ずっと……私は、“それ”が正しいと思っておりました」
セカンド・ビハインド:「――主を殺せ、主の命こそは絶対」
セカンド・ビハインド:「だから、今まで――行うことが出来ました」
セカンド・ビハインド:「ですが、真実。……私は本当は従いたくなかった」
セカンド・ビハインド:「敬愛する主への想いと殺さねばならぬ使命……考えることをやめた。ソレを」
セカンド・ビハインド:「お嬢様、私は……私の主を失いたくございません」
椋本絹:「――つらい思いを、してきたのね。セカンド」
椋本絹:「セカンド。……セカンド」
椋本絹:セカンドに近づき、背伸びをする。
椋本絹:「……大丈夫よ。セカンド」
椋本絹:頭を撫でる。
セカンド・ビハインド:「……申し訳ございません、お嬢様。私などにこのようなことを」
椋本絹:「あなたが裏切ることのない主に」
椋本絹:「きっとなるわ。……セカンド」

椋本絹:一人、無人の家を発つ、僅かな時間。
椋本絹:トランクを引いて車に乗る前に、ふと思い立ったように、
椋本絹:玄関の姿見の前で、立ち止まる。
椋本絹:「……」
椋本絹:まっすぐに鏡に向かって、一度両目を閉じる。
椋本絹:顔を上げて、見る。鏡の中にいる、自分の姿を。
椋本絹:(がんばったわね)
椋本絹:(……タイを、綺麗にむすべたわね)
椋本絹:山から吹き抜ける風が、黒髪をさらさらと揺らす。
椋本絹:(……朝の6時に、しっかりとおきられたわね)
椋本絹:(しっかりと、お母さまの言いつけどおりに、まっすぐ立てているわね――)
椋本絹:(スプーンを、しっかり持てていたわね)
椋本絹:(誰もみていなくても、きれいにお掃除ができたわね)
椋本絹:……いつも、見ている。
椋本絹:お父さまも、お母さまも。
椋本絹:天国にいる、お父さまも、お母さまも。
椋本絹:(髪をしっかりと、手入れしているわね)
椋本絹:誰かが、きっと見ている。……だから。
椋本絹:きっと、いつだって、良いことをすれば褒めてくれる。
椋本絹:(……信じてくれる友達のために……ねぇ)
椋本絹:それだけで、心が暖かくなる。
椋本絹:口元が、微笑む。
椋本絹:(……がんばったわよね)
椋本絹:そのまま、玄関を立ち去る。
椋本絹:「……行きましょう、セカンド!」
椋本絹:――いつも、心を導く光がある。
椋本絹:その願いだけが。

『カシオペイアは世界の果てまでだって行ける』 了